JP3499547B2 - 遊技機用スイッチ装置 - Google Patents

遊技機用スイッチ装置

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JP3499547B2 JP2001386289A JP2001386289A JP3499547B2 JP 3499547 B2 JP3499547 B2 JP 3499547B2 JP 2001386289 A JP2001386289 A JP 2001386289A JP 2001386289 A JP2001386289 A JP 2001386289A JP 3499547 B2 JP3499547 B2 JP 3499547B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシーン
等の遊技機に適用される遊技機用スイッチ装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】例えば、遊技機としてのスロットマシー
ンは、一般的に3個のリールを内部に備えており、各リ
ールの外周には種類が異なる複数の絵柄が配列された絵
柄列が設けられている。さらに、スロットマシーンには
スタートレバー(スイッチ装置)が設けられており、遊
技者がスロットマシーンにメダルを投入した後にこのス
タートレバーを操作することで、各リールが回転されて
絵柄列の移動が開始し、これにより、スロットマシーン
に設けられた表示窓から各リールの複数の絵柄が順次表
示される。また、絵柄列の移動が開始した際には、入賞
が成立する前提条件となる所謂フラグ成立の成否が抽選
(当り抽選)されて決定される。 【0003】さらに、スロットマシーンには上記3個の
リールのそれぞれに対応して3個のストップボタンが設
けられており、遊技者が各ストップボタンをそれぞれ操
作することで、各リールがそれぞれ回転を停止して絵柄
列の移動が停止される。 【0004】このようなスロットマシーンでは、上記フ
ラグが成立した状態で遊技者が全てのストップボタンを
操作して絵柄列の移動が停止した際に、表示窓から表示
される各絵柄列の絵柄が特定の組み合わせに揃うことで
入賞が成立して、所定枚のメダルが払い出される構成と
なっている。 【0005】ところで、前述の如き装置の前面パネルに
取り付けられるスタートレバー(スイッチ装置)は、ゲ
ームの開始(進行)の都度に頻繁に操作され遊技者によ
っては乱暴に操作される場合もあることから、耐久性を
確保し信頼性を向上させる必要がある。このため、特に
遊技機の装置奥側へ向かう衝撃力が加わっても破損しな
いように工夫されたスイッチ装置が提案されている(一
例として、特開2000−296197号公報)。 【0006】前記公報に示されたスイッチ装置では、操
作シャフト(レバー)を支持するスイッチ本体がケース
に対し移動可能に収容されており、しかも、操作シャフ
トは圧縮コイルバネの復帰力(付勢力)によって中立位
置で保持される(所謂、芯出しされる)構成となってい
る。これにより、操作シャフトを上下に自在に操作でき
る(スイッチとして機能する)と共に、装置奥側へ向か
う衝撃力が加わった場合には操作シャフトがスイッチ本
体と共にケースに対し相対移動して、各部が破損しない
ようになっている。 【0007】しかしながら、上記公報に示されたスイッ
チ装置では、塵や埃等の異物の影響を受け易く、耐久性
が悪い欠点があった。 【0008】すなわち、上記公報に示されたスイッチ装
置では、操作シャフトの周囲にブッシュが摺動可能に嵌
め込まれ、しかも、操作シャフトを中立位置で保持する
(芯出しする)ための圧縮コイルバネは、一端が操作シ
ャフト先端に取り付けられ他端が前記ブッシュのフラン
ジと常に押圧状態で係合した構成となっており、通常
(操作シャフトの非操作時)は、操作シャフトに圧縮コ
イルバネの付勢力がブッシュを介して作用することで中
立位置で保持され(芯出しされ)、一方、操作シャフト
を操作すると、ブッシュが操作シャフトの周囲を摺動し
て圧縮コイルバネを押し縮める、という複雑な構造とな
っていたため、耐久性が悪く、特に、ブッシュの摺動部
分に異物が溜まり易いという欠点があった。換言すれ
ば、操作シャフトの周囲を軸線方向に摺動するブッシュ
が不可欠な構成であったため、経年によって塵や埃等の
異物が付着した場合には、操作シャフトの戻り性(中立
位置への復帰性)が著しく低下して、遊技性を損ねてい
た。またさらに、上記ブッシュの摺動によって、当該ブ
ッシュや操作シャフトが偏摩耗し易いという問題もあっ
た。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、塵や埃の影響を受け難く、耐久性及び信頼性が向
上し、かつこれを簡単な構造により実現できる遊技機用
スイッチ装置を得ることが目的である。 【0010】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の遊
技機用スイッチ装置は、遊技機の前面パネルに取り付け
られるゲームを開始するための遊技機用スイッチ装置で
あって、前記前面パネルに固定される本体ケースと、前
記本体ケース内に前記前面パネルに対して軸線直交向き
に挿入状態で配置され、球面座を有した前記本体ケース
の軸受部によって軸線が全周方向に傾斜変位可能に軸線
方向中間部にて支持され、先端部が前記前面パネルから
外部に露出して設けられた操作シャフトと、前記操作シ
ャフトの他端部外周に固定された永久磁石と、前記本体
ケース内において前記永久磁石に対向してリング状に設
けられ、前記永久磁石と同磁極または逆磁極にそれぞれ
個別に通電制御されることで、前記操作シャフトを所定
の位置で保持すると共に遊技状態の違いを報知するた
に前記操作シャフトを動作させる複数の電磁石と、前
記操作シャフトの他端部に対応して配置され、前記操作
シャフトの変位を検出する検出部と、を備えたことを特
徴としている。 【0011】請求項1記載の遊技機用スイッチ装置で
は、操作シャフトには永久磁石が固定されており、しか
も、この永久磁石に対向して複数の電磁石がリング状に
設けられている。 【0012】このため、例えば、永久磁石と同じ磁極と
なるように電磁石を制御すれば、永久磁石と電磁石との
磁力による反発力が作用し合い、本体ケース内に挿入状
態で配置された操作シャフトが所定位置(中立位置)で
保持される。これにより、通常(操作シャフトの非操作
時)は前記互いに同磁極となるようにすれば、操作シャ
フトは永久磁石と電磁石との磁力による反発力によって
中立位置で保持され(芯出しされ)、操作シャフトを全
周囲(全方向)に自在に操作可能である。操作シャフト
を操作すると、永久磁石と電磁石との磁力による反発力
に抗して操作シャフトが変位し、この操作シャフトの変
位が検出部によって検出される。 【0013】したがって、例えば、このスイッチ装置を
遊技機としてのスロットマシーンのスタートスイッチ
(スタートレバー)として適用すれば、遊技者がスロッ
トマシーンにメダルを投入した後にこのスイッチ装置を
操作することで、各リールを回転させて絵柄列の移動を
開始させて、ゲームを開始することができる。 【0014】また一方、例えば、永久磁石と異なる磁極
となるように電磁石を制御すれば、永久磁石と電磁石と
の磁力による吸引力が作用し合い、本体ケース内に挿入
状態で配置された操作シャフトが所定の電磁石の側に吸
引されて保持される。しかも、この操作シャフトの変位
が検出部によって検出される。 【0015】したがって、例えば、このスイッチ装置を
遊技機としてのスロットマシーンのスタートスイッチ
(スタートレバー)として適用した場合に、「当り抽
選」(所定の役の当選または落選)の結果(所謂フラグ
成立の成否)を操作シャフトの変位(傾倒保持)によっ
て遊技者に報知(フラグ告知)したり、操作シャフトを
特定の方向に傾倒保持することで遊技状態の違い(例え
ば、当選した役が「大当り」か「小当り」か)を報知し
たり、あるいは、操作シャフトを動作させることで従来
には無い新たな演出を行ったりすることが可能になる。 【0016】またここで、請求項1記載の遊技機用スイ
ッチ装置では、操作シャフトを永久磁石と電磁石との磁
力による反発力によって中立位置で保持する(芯出しす
る)構成であるため、換言すれば、従来のスイッチ装置
の如く操作シャフトの周囲にブッシュを摺動可能に嵌め
込んだ複雑な構成ではないため、大幅に耐久性が向上す
る。特に、ブッシュ等の部材の摺動部分がないため、当
該部位に塵や埃等の異物が溜まることが本来的にない。
換言すれば、操作シャフトの周囲を軸線方向に摺動する
ブッシュ等の特別な部材が不要であるため、経年によっ
て塵や埃等の異物が付着すること自体を防止でき、結果
的に操作シャフトの戻り性(中立位置への復帰性)が低
下することがない。このため、前述の如くこのスイッチ
装置を遊技機としてのスロットマシーンのスタートスイ
ッチ(スタートレバー)として適用すれば、当該遊技機
の遊技性を損ねることが無くなる。またさらに、上記ブ
ッシュ等の特別な部材が不要であるため、当該ブッシュ
等の部材によって操作シャフトが偏摩耗することもな
く、耐久性及び信頼性が向上する。 【0017】このように、請求項1記載の遊技機用スイ
ッチ装置では、塵や埃の影響を受け難く、耐久性及び信
頼性が向上し、かつこれを簡単な構造により実現するこ
とができる。 【0018】なお、請求項1記載の遊技機用スイッチ装
置において、操作シャフトの変位を検出する検出部とし
ては、例えば、発光部と受光部とを有し操作シャフト先
端部分の変位を光学的に検出する光センサを用いること
ができ、また、導電性(磁性)材料から成り操作シャフ
ト先端部分の変位に伴う磁界の変化を検出する磁気セン
サを用いることもできる。 【0019】また、請求項1記載の遊技機用スイッチ装
置は、前述した如く遊技機としてのスロットマシーンの
スタートスイッチ(スタートレバー)として適用すれば
好適であるが、これに限らず、他の遊技ボタン等に適用
してもよく、またスロットマシーン以外の他の遊技機に
適用することもできる。 【0020】 【発明の実施の形態】図4には、本発明の実施の形態に
係るスイッチ装置が適用されたスロットマシーン10の
全体構成が斜視図にて示されている。 【0021】スロットマシーン10では、本体12の内
部に、絵柄表示部を構成する円筒状のリール20が複数
(本実施の形態では3つ)設けられている。これらの各
リール20は、中心軸が同一線上に配置されてそれぞれ
本体12内部に回転可能に支持されている。各リール2
0の外周には、種類が異なる複数の絵柄(例えば「7」
や「BAR」等)が等間隔に配列された絵柄列が設けら
れている。これらの各リール20は、本体12の内部に
設けられたリールモータに接続されており、リールモー
タはCPU(共に図示省略)に接続されている。所定の
制御プログラムに基づいてリールモータが駆動制御さ
れ、リールモータが駆動されることで各リール20が高
速で回転されて絵柄列(絵柄)が移動される構成であ
る。 【0022】また、本体12の前面パネル14上部に
は、絵柄表示部を構成する表示窓22が設けられてい
る。表示窓22はリール20の絵柄列に対応しており、
絵柄列の連続する所定数(本実施の形態では3つ)の絵
柄をこの表示窓22から表示可能とされている。 【0023】また、本体12の前面パネル14には、メ
ダル投入口24及び複数のメダルベッドボタン26が設
けられると共に、スイッチ装置としてのスタートレバー
30が設けられている。ここで、遊技者がメダル投入口
24にメダルを投入しメダルベッドボタン26の操作に
よってメダルの投資枚数(例えば、本実施の形態では1
枚または3枚)を決定したことが検出された後にスター
トレバー30を傾倒操作すると、上記リールモータが駆
動されて各リール20の回転が開始される。これによ
り、絵柄列の移動が開始されて、表示窓22から各絵柄
列の複数の絵柄が順次表示される構成となっている。さ
らに、スタートレバー30が傾倒操作された時点で(絵
柄列の移動が開始された時点で)、入賞が成立する前提
条件となる所謂フラグ成立の成否(所定の役の当選また
は落選)の「当り抽選」を行うようになっている。 【0024】ここで、図1及び図2には、前記スイッチ
装置としてのスタートレバー30の構成が断面図にて示
されている。また、図3には、スタートレバー30の構
成が側面図にて示されている。 【0025】このスタートレバー30は、前面パネル1
4に固定される本体ケース32を備えており、さらに、
この本体ケース32内には操作シャフト34が設けられ
ている。操作シャフト34は、本体ケース32内に挿入
状態で配置されており、軸線方向中間部には球形の球状
部35が形成されている。この球状部35が、本体ケー
ス32の球面座を有した軸受部42及び同様の球面座を
有した支持板44によって支持されており、これにより
操作シャフト34は軸線が全周方向に傾斜変位可能とな
っている。また、操作シャフト34の先端部は前面パネ
ル14から外部に露出して設けられており、当該部位に
はノブ36が取り付けられている。 【0026】なお、球状部35は上記球面座を介在させ
ることにより、軸受部42及び支持板44によって操作
シャフト34の軸線が全方向に傾斜変位可能に支持され
ているが、上記球面座の代わりに図示を省略した球面軸
受を設ければ、操作シャフト34の傾斜変位操作はさら
に円滑に実現される。 【0027】また、操作シャフト34の他端部(ノブ3
6と反対側端部)には、永久磁石38が固定されてい
る。 【0028】一方、操本体ケース32内には、操作シャ
フト34の永久磁石38に対向して、電磁石40A、4
0B、40C、40Dが設けられている。これらの電磁
石40A、40B、40C、40Dは、全体としてリン
グ状に構成されており、それぞれ個別に通電制御するこ
とにより、永久磁石38と同磁極または逆(反対)磁極
とすることができるようになっている。したがって、例
えば、電磁石40A、40B、40C、40Dを全て永
久磁石38と同磁極に通電制御すれば、永久磁石38と
電磁石40A、40B、40C、40Dとを常に磁力に
よって反発し合う状態とすることができる。これによ
り、永久磁石38と電磁石40A、40B、40C、4
0Dとの磁力による反発力が常に作用することで、操作
シャフト34を所定の中立位置で保持できる(芯出しさ
れる)構成となっている。 【0029】さらに、本体ケース32内には検出部48
が設けられている。検出部48は、本体ケース32内に
おいて操作シャフト34の先端部分に対応して配置され
ており、操作シャフト34の変位を検出することができ
るようになっている。この検出部48は前述したCPU
に接続されており、検出部48が操作シャフト34の変
位を検出することで、リールモータが駆動されると共
に、所謂フラグ成立の成否(所定の役の当選または落
選)の「当り抽選」が行われるようになっている。 【0030】なお、操作シャフト34の変位を検出する
検出部48としては、例えば、発光部と受光部とを有し
操作シャフト34先端部分の変位を光学的に検出する光
センサを用いることができ、また、導電性(磁性)材料
から成り操作シャフト34先端部分の変位に伴う磁界の
変化を検出する磁気センサを用いることもできる。 【0031】また一方、本体12の前面には、表示窓2
2の下方においてストップボタン50が複数(本実施の
形態では3つ)設けられており、各ストップボタン50
はCPUに接続されている。各ストップボタン50は複
数のリール20(絵柄列)のそれぞれに対応しており、
遊技者がストップボタン50を押圧操作することによ
り、対応するリール20の回転が停止して絵柄列の移動
が停止される。 【0032】本体12の前面下部には受皿52が設けら
れており、スロットマシーン10から払い出される所定
枚数のメダルがこの受皿52に収容される。 【0033】ここで、このスロットマシーン10では、
上記フラグが成立した状態(「当り抽選」が何れかの役
に当選した状態)で遊技者がそれぞれストップボタン5
0を所定のタイミングで押圧操作して全ての絵柄列の移
動を停止させることにより、各表示窓22から表示され
る各絵柄列の絵柄が特定の組み合わせ(例えば、「7」
−「7」−「7」が横または斜めに揃った組み合わせ)
に揃うことで、入賞が成立して、所定枚のメダルが受皿
52に払い出される構成である。 【0034】次に、本実施の形態の作用を説明する。 【0035】上記構成のスロットマシーン10では、遊
技者がメダル投入口24にメダルを投入しメダルベッド
ボタン26の操作によってメダルの投資枚数を決定した
ことが検出された後にスタートレバー30の操作シャフ
ト34を傾倒操作することで、「当り抽選」が行われ、
さらに「当り抽選」が何れかの役に当選したか否かが判
断される(入賞が成立する前提条件となる所謂フラグ成
立の成否が抽選決定される)。 【0036】「当り抽選」において何れの役にも当選し
なかった場合(何れのフラグも成立しなかった場合)に
は、全てのリール20が回転されて絵柄列の移動が開始
され、これにより、表示窓22に複数の絵柄が順次表示
される。さらに、遊技者が複数のストップボタン50の
それぞれを操作すると、当該ストップボタン50に対応
する絵柄列(絵柄)の移動が停止され、そのまま次ゲー
ムへと移行する。 【0037】一方、「当り抽選」において何らかの役に
当選した場合(何らかのフラグが成立した場合)には、
当選した役が「大当り」か「小当り」かが判断される。
ここで、「大当り」に当選していない場合(すなわち、
「小当り」に当選した場合)には、全てのリール20が
回転されて絵柄列の移動が開始され、これにより、表示
窓22に複数の絵柄が順次表示される。さらに、遊技者
が複数のストップボタン50のそれぞれを操作すること
で、ストップボタン50のそれぞれの操作タイミングが
適切か否かが判断される。ストップボタン50のそれぞ
れの操作タイミングが不適切であれば、前述と同様に当
該ストップボタン50に対応する絵柄列(絵柄)の移動
が停止され、そのまま次ゲームへと移行する。 【0038】一方、ストップボタン50のそれぞれの操
作タイミングが適切であれば、当該ストップボタン50
に対応する絵柄列(絵柄)の移動が「小当り」絵柄の状
態で停止され(表示窓22に表示される絵柄が特定の組
み合わせに揃うことで入賞が成立し)、さらに、小役処
理が行なわれた後に(所定枚のメダルが受皿52に払い
出された後に)、次ゲームへと移行する。 【0039】また一方、「当り抽選」において「大当
り」に当選した場合には、全てのリール20が回転され
て絵柄列の移動が開始され、これにより、表示窓22に
複数の絵柄が順次表示される。さらに、遊技者が複数の
ストップボタン50のそれぞれを操作することで、スト
ップボタン50のそれぞれの操作タイミングが適切か否
かが判断される。ストップボタン50のそれぞれの操作
タイミングが不適切であれば、当該ストップボタン50
に対応する絵柄列(絵柄)の移動が所謂「リーチ目」絵
柄の状態で停止され(表示窓22に表示される絵柄が特
定の組み合わせに揃うことで入賞が成立し)、さらに、
リーチ目処理が行なわれた後に(所定枚のメダルが受皿
52に払い出されると共に、前述したフラグ成立状態を
維持したままで)、次ゲームへと移行する。 【0040】一方、ストップボタン50のそれぞれの操
作タイミングが適切であれば、当該ストップボタン50
に対応する絵柄列(絵柄)の移動が「大当り」絵柄の状
態で停止され(表示窓22に表示される絵柄が特定の組
み合わせに揃うことで入賞が成立し)、さらに、大役処
理が行なわれた後に(所定枚のメダルが受皿52に払い
出された後に)、大当たりゲームへと移行する。 【0041】ここで、このスロットマシーン10に適用
されたスイッチ装置としてのスタートレバー30では、
操作シャフト34に永久磁石38が固定されており、し
かも、この永久磁石38と対向して設けられた電磁石4
0A、40B、40C、40Dを永久磁石38と同磁極
に通電制御している。このため、永久磁石38と電磁石
40A、40B、40C、40Dとの磁力による反発力
が常に作用し合い本体ケース32内に挿入状態で配置
された操作シャフト34が所定位置(中立位置)で保持
される。 【0042】これにより、通常(操作シャフト34の非
操作時)は、操作シャフト34は永久磁石38と電磁石
40A、40B、40C、40Dとの磁力による反発力
によって中立位置で保持され(芯出しされ)、操作シャ
フト34を全周囲(全方向)に自在に操作可能である。
操作シャフト34を操作すると、永久磁石38と電磁石
40A、40B、40C、40Dとの磁力による反発力
に抗して操作シャフト34が変位し、この操作シャフト
34の変位が検出部48によって検出されて、ゲームを
開始することができる。 【0043】このように、本実施の形態に係るスイッチ
装置としてのスタートレバー30では、操作シャフト3
4を永久磁石38と電磁石40A、40B、40C、4
0Dとの磁力による反発力によって中立位置で保持する
(芯出しする)構成であるため、換言すれば、従来のス
イッチ装置の如く操作シャフト34の周囲にブッシュを
摺動可能に嵌め込んだ複雑な構成ではないため、大幅に
耐久性が向上する。特に、ブッシュ等の部材の摺動部分
がないため、当該部位に塵や埃等の異物が溜まることが
本来的にない。換言すれば、操作シャフト34の周囲を
軸線方向に摺動するブッシュ等の特別な部材が不要であ
るため、経年によって塵や埃等の異物が付着すること自
体を防止でき、結果的に操作シャフト34の戻り性(中
立位置への復帰性)が低下することがない。このため、
スロットマシーン10のスタートスイッチとしての機能
を損なうことが無く、スロットマシーン10の遊技性を
損ねることが無くなる。またさらに、上記ブッシュ等の
特別な部材が不要であるため、当該ブッシュ等の部材に
よって操作シャフト34が偏摩耗することもなく、耐久
性及び信頼性が向上する。 【0044】このように、本実施の形態に係るスイッチ
装置としてのスタートレバー30では、塵や埃の影響を
受け難く、耐久性及び信頼性が向上し、かつこれを簡単
な構造により実現することができる。 【0045】またさらに、本実施の形態に係るスイッチ
装置としてのスタートレバー30においては、前述の如
く電磁石40A、40B、40C、40Dを永久磁石3
8と同磁極に通電制御するに限らず、これらの電磁石4
0A、40B、40C、40Dを永久磁石38と異なる
磁極となるように通電制御すれば、永久磁石38と電磁
石40A、40B、40C、40Dとの磁力による吸引
力が作用し合い、操作シャフト34を所定の電磁石40
A、40B、40C、40Dの側に吸引して保持するこ
とができる。 【0046】したがって、例えば、電磁石40Aのみを
永久磁石38と異なる磁極とし他の電磁石40B、40
C、40Dを永久磁石38と同じ磁極とすれば、操作シ
ャフト34を電磁石40Aの側に強制的に傾倒保持する
ことができる。このため、例えば、このような電磁石4
0Aの側に操作シャフト34が傾倒保持されたことによ
って、「当り抽選」(所定の役の当選または落選)の結
果(所謂フラグ成立の成否)を遊技者に報知(フラグ告
知)するように構成することができる。また同様に、例
えば、操作シャフト34を特定の方向(電磁石40A、
40B、40C、40Dの何れかの方向)に傾倒保持す
ることで遊技状態の違い(例えば、当選した役が「大当
り」か「小当り」か)を報知したり、あるいは、操作シ
ャフト34を動作(例えば、振動や円運動)させること
で従来には無い新たな演出を行ったりすることが可能に
なる。 【0047】なお、前述した実施の形態においては、永
久磁石38の周囲に4個の電磁石40A、40B、40
C、40Dを対向して配置する構成としたが、電磁石の
配置箇所や配置個数はこれに限るものではない。 【0048】また、前述した実施の形態において説明し
た如く、スイッチ装置としてのスタートレバー30は、
遊技機としてのスロットマシーン10のスタートスイッ
チとして適用すれば好適であるが、これに限らず、他の
遊技ボタン等に適用してもよく、またスロットマシーン
以外の他の遊技機に適用することもできる。 【0049】 【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る遊技機用
スイッチ装置は、塵や埃の影響を受け難く、耐久性及び
信頼性が向上し、かつこれを簡単な構造により実現でき
るという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係るスタートレバーの構
成を示し、通常状態(非操作時)における断面図であ
る。 【図2】本発明の実施の形態に係るスタートレバーの構
成を示し、傾倒操作時における断面図である。 【図3】本発明の実施の形態に係るスタートレバーの構
成を示す側面図である。 【図4】本発明の実施の形態に係るスタートレバーが適
用されたスロットマシーンの構成を示す斜視図である。 【符号の説明】 10 スロットマシーン(遊技機) 14 前面パネル 30 スタートレバー(スイッチ装置) 32 本体ケース 34 操作シャフト 38 永久磁石 40A、40B、40C、40D 電磁石 48 検出部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 遊技機の前面パネルに取り付けられるゲ
    ームを開始するための遊技機用スイッチ装置であって、 前記前面パネルに固定される本体ケースと、 前記本体ケース内に前記前面パネルに対して軸線直交向
    きに挿入状態で配置され、球面座を有した前記本体ケー
    スの軸受部によって軸線が全周方向に傾斜変位可能に軸
    線方向中間部にて支持され、先端部が前記前面パネルか
    ら外部に露出して設けられた操作シャフトと、 前記操作シャフトの他端部外周に固定された永久磁石
    と、 前記本体ケース内において前記永久磁石に対向してリン
    グ状に設けられ、前記永久磁石と同磁極または逆磁極に
    それぞれ個別に通電制御されることで、前記操作シャフ
    トを所定の位置で保持すると共に遊技状態の違いを報
    知するために前記操作シャフトを動作させる複数の電磁
    石と、 前記操作シャフトの他端部に対応して配置され、前記操
    作シャフトの変位を検出する検出部と、 を備えたことを特徴とする遊技機用スイッチ装置。
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