JP2006006403A - 回胴式遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技毎にBETボタンの押下操作を繰り返し行わなくても、当りラインを有効化することができる回胴式遊技機を実現する。また、遊技毎にスタートレバーの傾倒操作を繰り返し行わなくても、遊技を開始することができる回胴式遊技機を実現する。
【解決手段】 メダルMの挿入方向と反対側の端部が段部61に嵌り込んだ状態になると、BETボタン51が押圧操作された状態になる。BETボタン51はコイルバネ54で上方へ付勢されているため上方に戻ろうとするが、メダルMは各メダル保持部59の端部59cにより上方への動きが拘束され、段部61の右端部61bによりメダルMの水平方向への動きが拘束されるため、BETボタン51は押圧された状態で保持される。したがって、遊技毎にBETボタン51の押圧操作を繰り返し行わなくても、当りラインを有効化することができる。
【選択図】 図9

Description

この発明は、レバー操作によって回転を開始する複数の回転ドラムを備え、ボタン操作によって回転を停止した各回転ドラムの周面に表示された図柄が所定の図柄に揃った場合に賞としてのメダルが払出される回胴式遊技機に関する。
図18は、従来の回胴式遊技機80の斜視説明図である。従来の回胴式遊技機80の内部には、外周面に複数の図柄が表示された3つの回転ドラム81a、81b、81cが同軸上に横方向に所定の間隔で配置されている。また、回胴式遊技機80の正面には、各回転ドラムの図柄を視認するための3つの表示窓82a、82b、82cが横並びに配置されている。各表示窓は、回転が停止した各回転ドラムの図柄を3図柄ずつ視認できる大きさに形成されており、各表示窓の周囲には、5本の当りラインが表示されている。
所望の当りラインを有効化するには、BETボタン83を押圧操作する。BETボタン83を押圧操作する回数に応じて、メダルが賭けられ、有効化された当りラインの数が増大する。
遊技者がスタートレバー84を手前に傾倒操作すると、各回転ドラムが回転を開始する。そして、停止ボタン86a、86b、86cを左から順に押圧操作すると、左の回転ドラムから順に回転が停止する。このとき、有効化されたいずれかの当りライン上に所定の図柄が揃うと、所定枚数のメダルが賞として払出口から払出される。
特開2003−199873号公報(図1)
遊技者は1回の遊技が終了し、新たな遊技を開始する場合には、再びBETボタン83を押圧操作することにより、所定の枚数のメダルを賭けた後に、スタートレバー84を傾倒操作する必要がある。つまり、遊技者は遊技を繰り返して行う場合には、BETボタン83の押下操作やスタートレバー84の傾倒操作を、遊技毎に繰り返して行わなければならない。
遊技毎にBETボタン83の押下操作を繰り返すことは、遊技者にとっては面倒かつ負担であり、疲労の蓄積により長時間の遊技が困難になるという問題があった。
また、遊技毎にスタートレバー84の傾倒操作を繰り返すことは、遊技者にとっては面倒かつ負担であり、疲労の蓄積により長時間の遊技が困難になるという問題があった。
そこで、この発明は、遊技毎にBETボタンの押下操作を繰り返し行わなくても、当りラインを有効化することができる回胴式遊技機を実現することを目的とする。
また、この発明は、遊技毎にスタートレバーの傾倒操作を繰り返し行わなくても、遊技を開始することができる回胴式遊技機を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、同軸上に横方向に所定の間隔で並べられており、外周面に複数の図柄が表示された複数の回転ドラム(12a、13a、14a)と、メダル(M)を払出す払出手段と、前記払出手段により払出される予定のメダル数を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に1以上のメダル数が記憶されていることを条件に、前記複数の回転ドラムの回転を開始させるために操作する開始操作部材(25)と、前記開始操作部材の操作により回転した前記複数の回転ドラムの回転を停止させるために操作する停止操作部材(22、23、24)と、回転する前記複数の回転ドラムの各外周面を遊技者に表示するとともに、複数の当りライン(15、16、16、17、17)が設定された表示部(15a、16a、17a)と、前記複数の当りラインのうち有効化する当りラインの数を押圧操作により設定するものであり、弾性部材(54)によって押圧前の状態に戻るように付勢された設定部材(51)とを備えており、前記払出手段は、前記停止操作部材の操作により前記複数の回転ドラムが回転を停止した際に、前記表示部(15a、16a、17a)に表示されている各回転ドラムの外周面に表示されている図柄が、有効化された当りライン上にて所定の図柄に揃った場合に所定数のメダルを払出し、前記設定部材を押圧操作することにより、前記記憶手段に記憶されているメダル数の範囲内で前記有効化する当りラインの数を設定可能な回胴式遊技機(10)において、前記メダルを保持するとともに、その保持されたメダルが、押圧操作された状態の前記設定部材に接触することにより、前記設定部材を押圧操作された状態に固定する固定手段(20)が備えられた、という技術的手段を採用する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の回胴式遊技機において、前記固定手段には、前記設定部材の側面から、押圧方向と交差する方向に形成されており、前記メダルの端部を挿入可能な凹部(52)と、押圧操作された状態の前記設定部材の前記凹部に挿入された前記メダルが前記凹部から離脱しないように保持する保持部材(59)とが備えられており、前記凹部に収容された前記メダルの端部により、前記押圧操作された状態の前記設定部材の押圧前の状態への戻りが阻止される、という技術的手段を採用する。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の回胴式遊技機において、前記凹部の下面には、前記メダルの挿入方向から見て上り勾配に形成された傾斜面(52a)が形成されており、前記メダルの挿入側の端部を前記傾斜面に当接させながら前記凹部の奥方へ進めると、前記設定部材が押圧方向へ移動する、という技術的手段を採用する。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の回胴式遊技機において、前記保持部材には、前記メダルの下面に接触するとともに、そのメダルを前記凹部へ滑らせるための滑面(58)と、この滑面の前記メダルの挿入方向に形成されており、前記滑面上を滑って前記凹部の奥方向へ挿入された前記メダルの挿入方向側の端部と反対側の端部が嵌まり込む段部(61)とが備えられており、前記メダルの挿入方向側の端部と反対側の端部が前記段部に嵌り込んだ状態になると、前記設定部材が押圧操作された状態になる、という技術的手段を採用する。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の回胴式遊技機において、前記メダルが前記凹部に挿入されており、前記設定部材が押圧操作された状態に固定されている状態で前記設定部材をさらに押圧したときに前記凹部の開口部の上端と前記メダルの上面とが当接する位置は、前記凹部に収容された前記メダルの下面と前記挿入方向側の前記滑面の角部とが当接する位置よりも前記挿入方向側にずれており、前記押圧操作された状態に固定されている前記設定部材をさらに押圧すると、前記メダルの反対側の端部が前記段部61に嵌り込んだ状態から解除され、前記設定部材の押圧を解除すると、前記設定部材は前記弾性部材の弾性力によって押圧前の状態に復帰し、前記凹部に挿入されていた前記メダルの挿入方向側の端部は、前記傾斜面に沿って挿入方向と逆の方向へ移動して前記凹部から離脱する、という技術的手段を採用する。
請求項6に記載の発明では、請求項1に記載の回胴式遊技機において、前記固定手段には、前記設定手段の側方に設けられており、前記メダルを略水平姿勢で保持するとともに、その保持された前記メダルの一部が、前記押圧操作された状態の前記設定部材に当接することにより、前記設定部材を押圧操作された状態に固定する部材が備えられた、という技術的手段を採用する。
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の回胴式遊技機において、前記設定部材が前記固定手段により押圧操作された状態に固定されている場合に、前記有効化された当りラインの数が、最大になる、という技術的手段を採用する。
請求項8に記載の発明では、同軸上に横方向に所定の間隔で並べられており、外周面に複数の図柄が表示された複数の回転ドラムと、メダルを払出す払出手段と、前記払出手段により払出される予定のメダル数を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に1以上のメダル数が記憶されていることを条件に、前記複数の回転ドラムの回転を開始させるために操作する開始操作部材と、前記開始操作部材の操作により回転した前記複数の回転ドラムの回転を停止させるために操作する停止操作部材と、回転する前記複数の回転ドラムの各外周面を遊技者に表示するとともに、複数の当りラインが設定された表示部と、前記複数の当りラインのうち有効化する当りラインの数を押圧操作により設定するものであり、弾性部材によって押圧前の状態に戻るように付勢された設定部材とを備えており、前記払出手段は、前記停止操作部材の操作により前記複数の回転ドラムが回転を停止した際に、前記表示部に表示されている各回転ドラムの外周面に表示されている図柄が、有効化された当りライン上にて所定の図柄に揃った場合に所定数のメダルを払出し、前記設定部材を押圧操作することにより、前記記憶手段に記憶されているメダル数の範囲内で前記有効化する当りラインの数を設定可能な回胴式遊技機において、前記メダルを保持するとともに、その保持されたメダルが、傾倒操作された状態の前記開始操作部材に接触することにより、前記開始操作部材を前記傾倒操作された状態に固定する固定手段(71)が備えられた、という技術的手段を採用する。
請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の回胴式遊技機において、前記開始操作部材には、レバー(25)と、このレバーの傾倒操作の支点として前記レバーに挿通された軸部材(72b)と、前記レバーの基部および前記軸部材を含む部分を収容しており、前記レバーを所定個所に取り付けるための取付部材(72)と、この取付部材の表面から、この取付部材に収容されている前記レバーの前記軸部材よりも先端側に向けて貫通形成されているとともに、前記メダルを端部から挿入可能であり、かつ、挿入された前記メダルを挿入状態に保持可能な凹部(72e)とが備えられており、前記取付部材に収容されている前記レバーが傾倒操作された状態のときに、前記メダルの端部を前記凹部へ挿入することにより、その挿入されたメダルの端部により前記レバーの傾倒操作前の状態への戻りが阻止される、という技術的手段を採用する。
請求項10に記載の発明では、請求項9に記載の回胴式遊技機において、前記レバーには、傾倒操作された状態のときに前記凹部から挿入された前記メダルの端部が挿入可能な凹部(25e)が形成されている、という技術的手段を採用する。
なお、上記括弧内の符号は、後述の実施形態において使用する符号に対応するものである。
(請求項1に記載の発明の効果)
有効化する当りラインの数を設定する設定部材が、メダルと接触することにより、固定手段によって押圧操作された状態に固定されるので、遊技が終了する度に次の遊技において有効化する当りラインの数が自動的に設定される。そのため、遊技者の疲労が軽減されて長時間の遊技が可能になる。
従って、遊技毎に設定部材の押圧操作を繰り返し行わなくても、当りラインを有効化することができる回胴式遊技機が実現できる。
(請求項2に記載の発明の効果)
設定部材に形成された凹部は、側面から押圧方向と交差する方向に形成されており、メダルの端部を挿入可能である。設定部材が押圧操作された状態でメダルの端部をその凹部に挿入するだけの簡単な作業を1回行うだけで、メダルが凹部から離脱しないように保持することができ、設定部材は押圧操作された状態に固定される。設定部材は押圧操作された状態なので、遊技が終了する度に次の遊技において有効化する当りラインの数が自動的に設定される。そのため、遊技の度にいちいち設定部材を押圧操作しなくても有効化する当りラインの数が設定されることになり、遊技者の疲労が軽減されて長時間の遊技が可能になる。
(請求項3に記載の発明の効果)
設定部材に設けられた凹部にメダルを挿入し、奥方へ進めると、設定部材が押圧方向へ移動するため、遊技者は設定部材自体を押圧操作する必要がなく、メダルを移動させるだけでよいので、遊技者の負担がより一層軽減される。
(請求項4に記載の発明の効果)
設定部材が押圧操作された状態のとき、メダルは滑面に形成された段部に嵌り込んだ状態であるため、メダルが弾性部材により付勢された設定部材によって押し戻されて押圧操作された状態が解除されることがない。つまり、繰り返して遊技を行っている内に、メダルがはずれてしまい設定部材を再度押圧操作する、ということがないため、遊技者は、遊技を中断されるおそれがなく、安心して遊技を楽しむことができる。
(請求項5に記載の発明の効果)
押圧操作された状態に固定されている設定部材をさらに押圧するという、簡単な操作で押圧操作された状態が解除されるため、遊技者の負担を小さくすることができる。
また、メダルは挿入方向と逆の方向へ付勢されて設定部材の凹部より離脱するため、傾斜面に留まることもなく、容易に回収できる。
(請求項6記載の発明の効果)
設定部材が、固定手段によって保持されたメダルが接触することにより、押圧操作された状態に固定されるので、遊技が終了する度に次の遊技において有効化する当りラインの数が自動的に設定される。そのため、遊技の度にいちいち設定部材を押圧操作しなくても有効化する当りラインの数が設定されることになり、遊技者の疲労が軽減されて長時間の遊技が可能になる。
(請求項7記載の発明の効果)
設定部材が、固定手段により押圧操作された状態に固定されている場合に、有効化される当りラインの数が最大になるため、設定部材を何度も押圧操作して有効化される当りラインの数を最大に設定する手間を省くことができる。
特に、有効化される当りラインの数を最大にした状態で毎回遊技を行う遊技者を、設定部材を押圧操作する煩わしさから解放することができる。
(請求項8記載の発明の効果)
回転ドラムの回転を開始させる開始操作部材が、メダルと接触することにより、固定手段によって傾倒操作された状態に固定されるので、遊技が終了する毎に、開始操作部材を傾倒操作しなくても自動的に次の遊技を開始させることができる。そのため、遊技者の疲労が軽減されて長時間の遊技が可能になる。
従って、遊技毎に開始操作部材の傾倒操作を繰り返し行わなくても、遊技を開始することができる回胴式遊技機が実現できる。
(請求項9記載の発明の効果)
レバーが傾倒操作された状態のときに、メダルの端部を凹部へ挿入するだけの簡単な作業を1回行うだけで、レバーの傾倒操作前の状態への戻りが阻止されるため、レバーが傾倒操作された状態に固定されるので、遊技の度にいちいち開始操作部材を傾倒操作しなくても遊技を繰り返し行うことができる。従って、遊技者の疲労が軽減されて長時間の遊技が可能になる。
(請求項10記載の発明の効果)
レバーには傾倒操作された状態のときにメダルの端部が挿入可能な凹部が形成されているので、その凹部にメダルの端部を挿入することにより、レバーの傾倒操作された状態を安定して維持できる。
また、メダルの端部を凹部に挿入する行為と、レバーが固定される現象とが対応しているので、遊技者は、メダルの端部を凹部へ挿入すればレバーをしっかり固定できたと判断しやすく、安心感が得られる。
[全体の主要構成]
まず、この実施形態の回胴式遊技機の主要構成について図1ないし図3を参照して説明する。図1は、その回胴式遊技機の外観を示す平面説明図であり、図2は、図1に示す回胴式遊技機に設けられた3つの回転ドラムに表示されている図柄を示す説明図である。図3は、当り図柄の組合せと、払出されるメダルの枚数(以下、配当枚数という)との対応関係を示す説明図である。
回胴式遊技機10には、ハウジング28が備えられており、そのハウジング28の前面には、前面パネル11が設けられている。その前面パネル11には、表示窓12、13、14が所定間隔を置いて横方向に配置されている。各表示窓は、それぞれ縦長の長方形に形成されており、表示窓12の内側には回転ドラム12aが、表示窓13の内側には回転ドラム13aが、表示窓14の内側には回転ドラム14aがそれぞれ設けられている。図2に示すように、回転ドラム12aの外周面には左図柄列が、回転ドラム13aの外周面には中図柄列が、回転ドラム14aの外周面には右図柄列がそれぞれ表示されている。各図柄列は、それぞれ複数の図柄を縦に配列して構成されており、この実施形態では、ベルマーク、カエル、チェリー、魚、ヤドカリおよび数字の7などの計21の図柄を配列して構成されている。各回転ドラムが上下方向に回転すると、各回転ドラムの外周面に表示された各図柄は、図2において矢印F1で示す方向に移動する。つまり、図1において上から下に向かって移動する。また、各回転ドラムは、円筒形状に形成されており、その内側には、照明用のランプが設けられている。そして、そのランプからの光を回転ドラムの裏面に照射することにより、回転ドラムに表示されている図柄が浮かび上がるようになっている。
表示窓14の右下角部の近傍には、メダルを投入するためのメダル投入口18が設けられており、表示窓12の左角部の近傍には、スタートレバーユニット71が設けられている。スタートレバーユニット71には上下方向に操作可能なスタートレバー25が備えられており、メダル投入口18にメダルが投入されている、または、後述する貯留メダル枚数が1以上記憶されていることを条件に、スタートレバー25を上方または下方に倒すと、総ての回転ドラムが上下方向に回転を開始する。
各表示窓の下方には、停止ボタン22、23、24が所定間隔を置いて横方向に配置されている。停止ボタン22を押すと、回転ドラム12aの回転が停止し、停止ボタン23を押すと、回転ドラム13aの回転が停止し、停止ボタン24を押すと、回転ドラム14aの回転が停止する。各停止ボタンの表面は透光性の材料により形成されており、その内側には、停止ボタンの操作状態により点灯、点滅、消灯するLEDが設けられている。
各表示窓12〜14には、それらの略中央において当りライン15が水平方向に描かれており、その当りライン15の上下には、当りライン15と所定間隔を置いて当りライン15と平行な当りライン16、16が描かれている。また、当りライン15の中点を通る斜めの当りライン17、17が描かれている。当りライン15の左端には、当りライン15が有効であることを表示するための有効ライン表示部15aが設けられており、当りライン16、16の左端には、当りライン16、16が有効であることを表示するための有効ライン表示部16aがそれぞれ設けられている。また、当りライン17、17の左端には、当りライン17が有効であることを表示するための有効ライン表示部17aがそれぞれ設けられている。
メダルを1枚投入すると、有効ライン表示部15aが点灯し、当りライン15が有効となり、その当りライン15に対応する個所に所定の図柄が揃うと当りとなる。また、メダルを2枚投入すると、有効ライン表示部15a、16a、16aが点灯し、当りライン15に加えて当りライン16、16も有効となり、それら当りラインの少なくとも1つに対応する個所に所定の図柄が揃うと当りとなる。さらに、メダルを3枚投入すると、有効ライン表示部15a、16a、16a、17a、17aが点灯し、当りライン15、16、16に加えて当りライン17、17も有効となり、それら当りラインの少なくとも1つに対応する個所に所定の図柄が揃うと当りとなる。
また、当りとなった場合の図柄の種類により配当枚数が異なり、たとえば、図3に示すように、ベルマークが3つ揃った場合は、配当枚数は13枚であり、チェリーが1つ停止した場合は、配当枚数は1枚である。配当されるべきメダルは、実際には現物としては払出さないで、回胴式遊技機10に貯留され、その貯留されたメダルの枚数が記憶される。なお、数字の7が3つ揃った場合は、配当枚数は15枚であるが、この場合は、大当りが発生する。この大当りが発生すると、それ以降、所定回数、当り図柄が揃い易い遊技状態に変化する。さらに、下方の有効ライン表示部17aの下には、遊技者に停止ボタンを押す順序を指示するための両矢印形状の停止順序表示部11aが設けられている。たとえば、停止順序表示部11aは、通常は、右向きの矢印の部分を赤色に点灯し、大当りが発生したときは、左向きの矢印の部分を緑色に点灯する。
メダル投入口18の左側には、払出さないで回胴式遊技機10に貯留され、記憶されているメダルの枚数を数字で表示するための貯留メダル枚数表示部19が設けられている。ハウジング28の下方には、メダルが払出されるメダル払出口29が設けられており、その払出し方向には、払出されたメダルを貯留するメダル受け皿26が設けられている。この実施形態では、貯留メダル枚数表示部19は、7セグメントのLEDを2つ横方向に配置して構成されており、最大99枚まで表示可能となっている。貯留されているメダルは、スタートレバー25の左側に設けられている貯留メダル払出ボタン21を押すことにより、メダル払出口29から払出すことができる。
スタートレバー25の右斜め上方向には、有効化する当りラインの数を押圧操作により設定するBETボタン51が備えられたBETボタンユニット20が設けられている。BETボタン51の押圧操作の回数に応じて、有効化する当りラインの数が増大する。ここで、貯留メダル枚数が1以上記憶されている場合は、その記憶されているメダル枚数を、メダル投入口18からメダルを投入する代わりに用いることができ、BETボタン51の押圧操作の回数に応じてメダルを賭けることができる。
また、メダル受け皿26の左側には、灰皿27が設けられている。
[BETボタンユニット20の構成]
次に、BETボタンユニット20の構成について図4ないし図7を参照して説明する。図4は、BETボタンユニット20の分解説明図であり、図5は、BETボタンユニット20の斜視説明図である。図6(A)は、メダルMをメダル挿入口57に挿入した状態の平面説明図、図6(B)は、図6(A)のA−A矢視断面説明図である。図7は、図6(B)の滑面58およびメダル保持部59近傍の拡大図である。
図4に示すように、BETボタンユニット20は、BETボタン51、押圧部材53、コイルバネ54、カバー部材55およびベース部材70から構成されている。
BETボタン51、押圧部材53およびコイルバネ54は、カバー部材55のボタン穴56に収容されており、カバー部材55はベース部材70に取付けられている(図6(B))。
BETボタン51は、遊技者が有効化する当りラインの数を設定するために指で押すボタンであり、メダルM(図6)よりも厚く形成されている。この実施形態では、BETボタン51は、横断面が円形の円板状に形成されている。BETボタン51の側面(外周面)には、凹部52が形成されている。凹部52は、BETボタン51の側面から、BETボタン51の押圧方向(下方向)と交差する方向に向けて形成されており、略水平姿勢のメダルMの端部を挿入可能な大きさおよび形状に形成されている(図9(B))。図6(B)に示すように、凹部52は、BETボタン51の側面に開口部を有し、メダルMの挿入方向(BETボタン51の中心方向)に底部を有する横向きの凹形状に形成されている。凹部52の下面52aは、メダルMの挿入方向から見て上り勾配の傾斜面に形成されており、上面52bは、メダルMの挿入方向から見て水平の面に形成されている。つまり、凹部52の開口部から底部に進むにつれて上面52bと下面52aとの間隔が狭くなっている。
押圧部材53は、BETボタン51の底面に取付けられており、BETボタン51の押圧操作に伴って、ベース部材70の検出スイッチ70bを作動させるための部材である。押圧部材53は、取付部53aと、この取付部53aの中心において上方へ突出して設けられた雄ねじ部53bとを備える。BETボタン51の底面には、雌ねじが形成されたねじ孔51aが底面から上方に向けて形成されており(図6(B))、そのねじ孔51aに押圧部材53の雄ねじ部53bをねじ込むことによりBETボタン51の底面に押圧部材53が固定される。この実施形態では、取付部53aは円板状に形成されている。
取付部53aの側面(外周面)の下端からは、下方に向けて1対の留め部53c,53cと、突起部53dとが突出形成されている。留め部53c,53cは相対向して配置されており、各留め部53cの下端には、鉤状の鉤部がそれぞれ形成されている。各留め部53cは、カバー部材55に開口形成された留め穴56aにそれぞれ挿通され、各鉤部が留め穴56aから下方へ突出すると、各鉤部の先端がカバー部材55の底面に係止され、押圧部材53の抜け止めが図られる。突起部53dは、カバー部材55に開口形成されたスリット部56bに挿通可能な大きさおよび形状に形成されており、この実施形態では板状に形成されている。
コイルバネ54は、押圧されたBETボタン51を押圧前に状態に戻すためのバネである。コイルバネ54は、その内径が押圧部材53の外径よりも大きく、かつ、BETボタン51の底面の直径よりも小さくなるように形成されている。コイルバネ54は、その外周面をカバー部材55のボタン穴56の内壁面に対向させた状態でボタン穴56に収容されている。そのコイルバネ54の内部には、押圧部材53が収容されており、コイルバネ54の上端にBETボタン51の底面が当接している(図6(B))。
カバー部材55の上面から下面に向けて、横断面が円形で有底のボタン穴56が形成されており、そのボタン穴56の底面であって、押圧部材53の留め部53c,53cに対応する個所には、留め穴56a,56aが上下方向に貫通形成されている。また、ボタン穴56の底面であって、押圧部材53の突起部53dに対応する個所には、スリット部56bが上下方向に貫通形成されている。
図6(B)に示すように、ボタン穴56にはコイルバネ54が収容されており、そのコイルバネ54の内部には押圧部材53が収容されている。
ボタン穴56に隣接して、メダルを挿入するためのメダル挿入口57が設けられている。
ベース部材70は、上面が開放された箱状の部材であり、開口部の形状はカバー部材55の外形と同じ寸法の長方形形状である。開口部の短辺の中央部には外側を向いた鈎部を有する1組の留め具70a、70aが設けられており、各留め具70aをカバー部材55の留め穴55aと図示しない留め穴とに挿入することで、ベース部材70とカバー部材55と一体的に固定することができる。
押圧部材53と固定されたBETボタン51は、押圧部材53をコイルバネ54に挿通し、留め部53c、53cをカバー部材55の留め穴56a、56aにそれぞれ挿通すると、図6(B)に示すように、凹部52がメダル挿入口57に向いて開口した状態で、カバー部材55に取り付けられる。
BETボタン51は押圧操作により下降し、押圧を解除するとコイルバネ54の復元力により、押圧前の位置まで上昇する。つまり、BETボタン51は、ボタンを押したという操作感を生み出すために上下方向に所定のストローク長を有する。このため、BETボタン51と共に昇降する押圧部材にも同じストローク長が必要であるため、BETボタン51の昇降に伴って押圧部材53の各突起部53dは、カバー部材55の留め穴56aの内部をそれぞれ昇降し、突起部53dは、スリット部56bの内部を昇降する。突起部53dが、検出スイッチ70bのコの字型の検出部を通過すると、検出スイッチ70bが作動し、BETボタン51の押圧操作が検出される。また、コイルバネ54は、BETボタン51と同じストローク長で伸縮する。
各部材は、図5に示すように一体に組み立てられ、回胴式遊技機10の前面パネル11(図1)に埋め込まれる。BETボタン51の上面は、遊技者が指先で押圧しやすいようにカバー部材55の上面よりも上方にせり出している。
図4に示すように、メダル挿入口57の下部には、メダルを載置し、メダルの下面に接触するとともに、そのメダルを凹部52へ滑らせるための滑面58が設けられている。滑面58は、カバー部材55の長手方向に2列設けられている細長い面であり、BETボタン51側に向かって下り勾配の傾斜面に形成されている。2列の滑面58は、メダルを2列の滑面58に跨って載置できるように、メダル挿入口57の中心側の端部の間隔が、メダルMの直径より狭くなるように設けられている。
図7に示すように、滑面58のメダルの挿入方向には、滑面58上を滑って凹部52の奥方向へ挿入されたメダルが嵌まり込む段部61が形成されている。段部61はメダルMの直径よりわずかに大きい円弧を有した水平な面であり、段部61と滑面58の端部58aとの段差は、メダルの厚さの半分程度である。段部61のメダルの挿入方向側の端部には、面取り部61aが設けられている。
図4に示すように、カバー部材55の上面であって、メダル挿入口57と、ボタン穴56とが連通する部分、つまりメダル挿入口57から挿入したメダルMが通過する空間の上部には、メダル保持部59,59が設けられている。各メダル保持部59は、メダル挿入口57およびボタン穴56の各内周壁の切れ目の端部間にそれぞれ形成されており、先端を上記空間へそれぞれ突出させている。各先端は相対向しており、各先端間の間隔は、メダルMの直径よりも十分に小さくなっている。つまり、図8に示すように、BETボタン51の凹部52にメダルMが挿入された状態で、コイルバネ54の復元力によりBETボタン51が上昇しようとした場合でも、メダルMの上面は、メダル保持部59の下面に当接するため、メダルMが凹部52から離脱しない。
図7に示すように、メダル保持部59は、メダルを挿入しやすくするために面取りをした面取り部59aと、滑面58と平行な傾斜部59bとから構成されている。滑面58をBETボタン51側に延長した面と傾斜部59bとの間隔はメダルの厚さよりわずかに大きくなるように構成されている。段部61は凹部52の下面52aの端部52cと同じ高さになるように設けられている。
メダル保持部59の側面59dとボタン穴56の側面56cとは、同一面上であり、BETボタン51は両側面59d、56cに沿って上下に移動可能である。
また、図6(B)に示すように、メダル挿入口57の下方には、メダルMの取り出し時に指を挿入するための縦断面円弧状の凹部60が設けられている。
さらに、BETボタンユニット50の構成について図8ないし図11を参照して説明する。図8(A)は、メダルMの端部をBETボタンの凹部52に挿入するところを示す平面説明図、図8(B)は、図8(A)のA−A矢視断面説明図である。図9(A)は、BETボタン51がメダルMで押圧されたまま保持された状態の平面説明図、図9(B)は、図9(A)のA−A矢視断面説明図である。図10は、図9(B)における滑面58およびメダル保持部59近傍の拡大図である。図11は、BETボタン51の押圧を解除する方法を示す断面説明図である。
まず、図6(A)に示すように、メダルMをメダル挿入口57から挿入し、2列の滑面58に跨って載置する。
次に、図8(A)に示すように、メダルMを保持部59、59の下部をくぐらせて挿入し、BETボタン51の方向に滑らせると、図8(B)に示すように、メダルMは滑面58とメダル保持部59の傾斜部59bとによって上下から案内され、滑面58の傾斜に沿って移動する。メダルMのBETボタン51側の端部は、始めに凹部52の端部52cと接触する。
さらに、メダルをBETボタン51の方向に滑らせると、メダルの端部は下面52aに当接しながら左方向に移動し、メダルMのBETボタン51側の端部が凹部52に挿入される。このとき、凹部52の下面52aはメダルMの挿入方向から見て上り勾配に形成されているため、メダルMの端部を下面52aに当接させながら凹部52の奥方へ進めると、下面52aが押し下げられ、BETボタン51が押圧方向へ移動する。
さらに、左方にメダルMを滑らせて、図9(A)に示すように、メダルMが凹部に半分近く挿入され、メダルMの挿入方向と反対側の端部が滑面58の端部58aに到達すると、メダルMは滑面58から離脱し、メダル保持部59の端部59cと段部61の左端部61cとを支点として図面上で時計方向へ回転し、図10に示すように、メダルMの挿入方向と反対側の端部が段部61に嵌り込んだ状態になり、水平に保持される。
図9(B)に示すように、メダルMの挿入方向と反対側の端部が段部61に嵌り込んだ状態になると、BETボタン51が押圧操作された状態になる。BETボタン51はコイルバネ54で上方へ付勢されているため、押圧状態を解除する方向(上方)に戻ろうとするが、図10に示すように、メダルMは、各メダル保持部59の端部59cにより上方への動きが拘束され、段部61の右端部61bによりメダルMの水平方向への動きが拘束されるため、BETボタン51は押圧された状態で保持される。
図9(B)に示すように、BETボタン51が押圧操作されると、押圧部材53に設けられた突起部53dにより検出スイッチ70bが作動し、有効化する当りラインの数が設定される。
本実施形態では、当りライン15、16、16、17、17(図1)が有効となり、有効化する当りラインの数は、回胴式遊技機10で設定可能な最大の数である5本となる。このとき、メダルの賭数も最大の数である3枚となる。
この回胴式遊技機10を制御するCPUは、BETボタン51が押圧操作されたときに検出スイッチ70bから出力されている検出信号を取込んでBETボタン51が押圧操作されたと判定し、有効化する当りラインを最大数設定する。また、このときCPUは、当りラインを有効化するために賭けたメダル数として、記憶している貯留メダル数から3枚分を減算する。CPUは、当りラインの設定および貯留メダル数の減算を終了すると、次の遊技が開始されるまで上記判定を中断する。そして、遊技が終了したときに上記判定を再開し、BETボタン51が押圧操作された状態が継続している場合は、取込んだ検出信号に基づいて、BETボタン51が押圧操作されていると判定し、当りラインの設定および貯留メダル数の減算を行う。
つまり、BETボタン51が押圧操作された状態が継続している間は、遊技を開始する毎に自動的に当りラインの設定および貯留メダル数の減算が行われる。
BETボタン51の押圧状態を解除するためには、図11に示すように、BETボタン51が押圧操作された状態に固定されている状態で、さらにBETボタン51を押圧すればよい。
このとき、上面52bの凹部52の開口部側の端部とメダルMの上面とが当接する位置は、凹部52に収容されたメダルMの下面と段部61の挿入方向側の左端部61cとが当接する位置よりも挿入方向側にずれている。
このため、BETボタン51を押圧すると、凹部52の上面52bの端部とメダルMの上面とが当接する部分と段部61の左端部61cとを支点として、メダルMの挿入方向側の端部が押し下げられる。そのため、メダルMの挿入方向と反対側の端部は上方に浮き上がり、段部61に嵌り込んだ状態から解除される。
BETボタン51の押圧を解除すると、BETボタン51はコイルバネ54で上方に付勢されているため、上昇して押圧前の状態に復帰する。凹部52の下面52aが上昇すると、メダルMの端部がメダルMの挿入方向と逆の方向に押し戻されるため、メダルMは滑面58とメダル保持部59の傾斜部59bとによって上下から案内され、滑面58の傾斜に沿って挿入方向と逆の方向へ移動し、凹部52から離脱する。
このとき、凹部60に指を入れてメダルを抜き取ることができる。
[発明を実施するための最良の形態による効果]
(1)以上のように、上記最良の形態の回胴式遊技機1を使用すれば、有効化する当りライン15、16、16、17、17の数を設定するBETボタン51が、BETボタンユニット20によって保持されたメダルMと接触することにより、押圧操作された状態に固定されるので、遊技が終了する度に次の遊技において有効化する当りライン15、16、16、17、17の数が自動的に設定される。そのため、遊技の度にいちいちBETボタン51を押圧操作しなくても有効化する当りライン15、16、16、17、17の数が設定されることになり、遊技者の疲労が軽減されて長時間の遊技が可能になる。
従って、遊技毎にBETボタン51の押圧操作を繰り返し行わなくても、当りラインを有効化することができる回胴式遊技機が実現できる。
(2)BETボタン51に形成された凹部52は、側面から押圧方向と交差する方向に形成されており、メダルMの端部を挿入可能であり、BETボタン51が押圧操作された状態でメダルMをその凹部52に挿入するだけの簡単な作業を1回行うだけで、メダルMが凹部52から離脱しないように保持することができるため、BETボタン51は押圧操作された状態に固定される。BETボタン51は押圧操作された状態なので、遊技が終了する度に次の遊技において有効化する当りライン15、16、16、17、17の数が自動的に設定される。そのため、遊技の度にいちいちBETボタン51を押圧操作しなくても有効化する当りライン15、16、16、17、17の数が設定されることになり、遊技者の疲労が軽減されて長時間の遊技が可能になる。
(3)BETボタン51に設けられた凹部52にメダルMを挿入し、メダルMの端部を凹部52の下面52aに当接させながら奥方へ進めると、BETボタン51が押圧方向へ移動するため、遊技者はBETボタン51自体を押圧操作する必要がなく、メダルMを移動させるだけでよいので、遊技者の負担がより一層軽減される。
(4)BETボタン51が押圧操作された状態のとき、メダルMは滑面58に形成された段部61に嵌り込んだ状態であるため、メダルMがコイルバネ54により付勢されたBETボタン51によって押し戻されて押圧操作された状態が解除されることがない。つまり、繰り返して遊技を行っている内に、メダルMがはずれてしまい、BETボタン51を再度押圧操作する、ということがないため、遊技者は、遊技を中断されるおそれがなく、安心して遊技を楽しむことができる。
(5)押圧操作された状態に固定されているBETボタン51をさらに押圧するという、簡単な操作で押圧操作された状態が解除されるため、遊技者の負担を小さくすることができる。
また、メダルMは挿入方向と逆の方向へ付勢されてBETボタン51の凹部52より離脱するため、凹部52に留まることもなく、容易に回収できる。
(6)BETボタン51が、BETボタンユニット20により押圧操作された状態に固定されている場合に、有効化される当りライン15、16、16、17、17の数が最大になるため、BETボタン51を何度も押圧操作して有効化される当りライン15、16、16、17、17の数を最大に設定する手間を省くことができる。
特に、有効化される当りライン15、16、16、17、17の数を最大にした状態で毎回遊技を行う遊技者を、BETボタン51を押圧操作する煩わしさから解放することができる。
[他の実施形態1]
他の実施形態1について、図12および図13を参照して説明する。図12(A)は、BETボタンおよびメダル保持部の平面説明図、図12(B)は、図12(A)のA−A矢視断面説明図である。図13(A)は、BETボタンがメダルで押圧されたまま保持された状態の平面説明図、図13(B)は、図13(A)のA−A矢視断面説明図である。
なお、前述の最良の形態と同じ構造である部分については、その同じ部分の説明を省略し、同じ構造については同じ符号を用いるものとする。
図12(A)に示すように、BETボタン65の上面には、メダルを載置し、メダル保持部66に向かって滑らせるための面である滑部65aが設けられている。滑部65aは、この実施形態では半円形であり、BETボタン65の外周部に向かって緩やかな下り勾配で形成されている。
図12(B)に示すように、BETボタン65の側方で滑部65aの延長方向には、メダルの端部を挿入し、保持するためのメダル保持部66が設けられている。メダル保持部66にはメダルの端部を挿入するための凹部66aが形成されている。凹部66aの下面にはメダルの下面に接触するとともに、そのメダルの端部を開口部66aへ挿入させるためのガイド面67が、凹部66aの上面にはメダルの端部を開口部66aへ挿入した状態で保持するためのメダル保持面68が、それぞれ滑部65aと同じ下り勾配で形成されている。
BETボタン65を押圧していない状態では、滑部65aとメダル保持部材68の上面は同一面上であり、開口部66aはBETボタン65の側面に接しているため、凹部66aにメダルMの端部を挿入することはできない。
メダルMをBETボタン65の滑部65aに載置し、BETボタン65を押圧すると、図示しない検出スイッチが押圧される位置にて、ガイド面67とメダル保持面68とで形成される凹部66aがメダルMを挿入可能な状態に表出する。
図13(A)および図13(B)に示すように、BETボタン65を押圧しながらメダルMを滑部65aを滑らせると、メダルMはガイド面67に沿って滑り、メダルMの端部が凹部66aよりメダル保持部66に挿入される。このとき、メダルMは挿入された状態でBETボタン65の上面に被さるように略水平姿勢で保持される。
BETボタン65はコイルバネ54により上方に付勢されているため、元の状態に戻ろうとするが、メダル保持部66で保持されたメダルMの下面と当接するため、BETボタン65はメダル保持面68により上面から拘束され、押圧された状態で維持される。
前述した最良の形態と同様に、遊技を終了したときにBETボタン51が押圧操作された状態が継続している場合は、当りラインの設定および貯留メダル数の減算を行う。
BETボタン65の押圧状態を解除するためには、保持された状態からさらにBETボタン65を押圧し、メダルMをガイド面67に沿って滑らせてメダル保持部66より抜き取ればよい。
[他の実施形態1による効果]
(1)以上のように、他の実施形態1の回胴式遊技機10を使用すれば、BETボタン51が、メダル保持部66によって保持されたメダルが接触することにより、押圧操作された状態に固定されるので、遊技が終了する度に次の遊技において有効化する当りライン15、16、16、17、17の数が自動的に設定される。そのため、遊技の度にいちいちBETボタン51を押圧操作しなくても有効化する当りライン15、16、16、17、17の数が設定されることになり、遊技者の疲労が軽減されて長時間の遊技が可能になる。
[他の実施形態2]
(スタートレバーユニット71の構成)
次に、この発明の他の実施形態2について図14ないし図17を参照して説明する。図14は、スタートレバーユニット71の分解説明図である。図15は、スタートレバーユニット71の斜視説明図である。図16は、図15のA−A矢視断面説明図である。図17は、スタートレバー25がメダルMで傾倒されたまま保持された状態の断面説明図である。
図14に示すように、スタートレバーユニット71は、回転ドラム12a、13a、14aの回転を開始させるために傾倒操作するスタートレバー25と、スタートレバー25を所定個所に傾倒可能に取り付けるための取付部材72と、スタートレバー25の傾倒操作を検出するスイッチ部材73とから構成される。
スタートレバー25は、遊技者が操作する操作部25aと、操作部25aに取り付けられた軸部25bと、軸部先端に設けられた検出部25cとから構成される。軸部25bには、軸部25bを傾倒可能に取付部材72に取り付けるための軸穴25dと、軸穴25dと操作部25aとの間に設けられたメダルの端部を挿入可能な凹部25eと、凹部25eに隣接し、操作部25a側に設けられたメダルを案内するための凸部25fとが形成されている。
図16に示すように、凹部25eには、操作部25a側に前面壁25iと、検出スイッチ73b側に後面壁25hとが、上方に向かって検出スイッチ73b側に傾斜して設けてある。前面壁25iと後面壁25hとの間隔は、メダルの厚さよりわずかに広く設けられている。凹部25eから凸部25fにかけて設けられた上部前面壁25gは、前面壁25iの上端より操作部25a側に傾斜して設けてある。
取付部材72は、軸部25bを収容するベース部72aと、スタートレバー25の傾倒操作の支点として、スタートレバー25の軸穴25dに挿通されるネジ72bとから構成される。
ベース部72aは、円筒部72fと、円筒部72fの先端部の外周に設けられ、円筒部72fよりも直径が大きい円板部72gとから構成される。
円筒部72fの側面には、ネジ72bを軸穴25dに挿通し、固定するためのネジ穴72cが設けられている。スタートレバー25の軸部25bをベース部72aに挿通したのち、ネジ穴72cを通じて軸穴25dにネジ72bを挿通することにより、スタートレバー25を取付部材72に傾倒可能に取り付けることができる。円板部72gと反対側の側面には、ベース部72aを固定補助カバー体74(図15)に固定するためのネジ部72dが設けられている。
円板部72gの側面には、メダルを端部から挿入可能な大きさおよび形状を有する溝部72eが、円筒部72fにメダルの一部が露出するように貫通形成されており、挿入されたメダルを挿入状態に保持することができる。
スイッチ部材73は、円柱状の周面を有する周面部材73aと、この周面部材73aの上方の開口部に設けられた検出スイッチ73bと、検出スイッチ73bよりスタートレバー25側に設けられ、スタートレバー25を常に上方に付勢する板バネ73cとから構成されている。このとき、図16に示すように、板バネ73cの下面はスタートレバー25の検出部25cに接触し、スタートレバー25の傾倒操作を行ったときに、検出部25cが検出スイッチ73bのコの字型の検出部73eを通過できるように取り付けられる。
スタートレバー25を下方に押し下げると、スタートレバー25の検出部25cが板バネ73cを上方に押し上げながら、検出スイッチ73bの検出部73eを上方に通過し、スタートレバー25の傾倒操作が行われたことが検出される。
スイッチ部材73は、突起部73d、73dを取付部材72に設けられた図示しない凹部に嵌合し、取付部材72と固定される。
スタートレバー25と、取付部材72と、スイッチ部材73とは、図15に示すように、一体に組み立てられる。回胴式遊技機10の前面パネル11(図1)には内側面に雌ネジ部が設けられた円筒状の固定補助カバー体74が埋め込まれており、取付部材72のネジ部72dをねじ込むことでスタートレバーユニット71は回胴式遊技機10に取り付けられる。
図16に示すように、スタートレバーユニット71は、溝部72eの回胴式遊技機10側の内側面と前面パネル11が同一面上となるように、回胴式遊技機10に取り付けられている。上部前面壁25gは、メダルの挿入方向から見ると、前面パネル11側に傾いている。
メダルMを溝部72eに挿入すると、メダルMの端部が上部前面壁25gに当接する。メダルMを下方に押し込むと、メダルMの端部が上部前面壁25gに当接しながら滑るので、ネジ72bを支点とし、スタートレバー25が下方に傾倒される。
メダルMをさらに下方に押し込むと、図17に示すように、凹部の後面壁25hと溝部72eの内側面とが同一面上となり、凹部25eの終端までメダルMの端部が挿入される。このとき、スタートレバー25の検出部25cは、検出スイッチ73bの検出部73eを上方に通過し、スタートレバー25の傾倒操作が行われたことが検出される。板バネ73cによりスタートレバー25の検出部25cが下方に押し下げられ、凹部25eは上方に向けて付勢されるが、メダルMの端部は凹部25eの終端まで挿入されているので、メダルMは挿入方向に移動するのではなく、端部が凹部25eに挿入されたままの姿勢で、ネジ72bを支点に回転しようとする。メダルMが回転しようとする方向には前面パネル11があるため、メダルMは前面パネル11に押し付けられ、拘束されるので、スタートレバー25は傾倒操作前の状態への戻りが阻止され、傾倒された状態で保持される。
この回胴式遊技機10を制御するCPUは、スタートレバー25が傾倒操作されたときに検出スイッチ73bから出力されている検出信号を取込んでスタートレバー25が傾倒操作されたと判定し、遊技を開始する。CPUは、遊技を開始すると、遊技が終了されるまで上記判定を中断する。そして、遊技が終了したときに上記判定を再開し、スタートレバー25が傾倒操作された状態が継続している場合は、取込んだ検出信号に基づいて、スタートレバー25が傾倒操作されていると判定し、当りラインの設定および貯留メダル数の減算の後に遊技を開始する。
スタートレバー25の傾倒状態を解除するためには、メダルMを上方に滑らせて端部を凹部25eから外し、溝部72eにおける拘束を解除すればよい。
[他の実施形態2による効果]
(1)以上のように、他の実施形態2の回胴式遊技機10を使用すれば、回転ドラム12a、13a、14aの回転を開始させるスタートレバー25が、スタートレバーユニット71で保持されたメダルMと接触することにより、傾倒操作された状態に固定されるので、遊技が終了する毎にスタートレバー25を傾倒操作しなくても、自動的に次の遊技を開始させることができる。そのため、遊技者の疲労が軽減されて長時間の遊技が可能になる。
従って、遊技毎にスタートレバー25の傾倒操作を繰り返し行わなくても、遊技を行うことができる回胴式遊技機が実現できる。
(2)スタートレバー25が傾倒操作された状態のときに、メダルMの端部を凹部25eへ挿入するだけの簡単な作業を1回行うだけで、スタートレバー25の傾倒操作前の状態への戻りが阻止されるため、スタートレバー25が傾倒操作された状態に固定されるので、遊技の度にいちいちスタートレバー25を傾倒操作しなくても遊技を繰り返し行うことができる。従って、遊技者の疲労が軽減されて長時間の遊技が可能になる。
(3)スタートレバー25には傾倒操作された状態のときにメダルMの端部が挿入可能な凹部25eが形成されているので、メダルMの端部を挿入する位置が定まり、安定する。その凹部25eにメダルMの端部を挿入することにより、スタートレバー25の傾倒操作された状態を安定して維持できる。
また、メダルMの端部を凹部25eに挿入する行為と、スタートレバー25が固定される現象とが対応しているので、遊技者は、メダルMの端部を凹部25eへ挿入すればスタートレバー25をしっかり固定できたと判断しやすく、安心感が得られる。
[その他の実施形態]
(1)前述した各実施形態では、回転ドラム12a、13a、14aを使用して移動する図柄を表示する画像表示装置を例に挙げて説明したが、液晶表示装置、CRT表示装置、ドットマトリクス、プラズマディスプレイなどを使用して移動する図柄を表示することもできる。この構成を使用した場合でも、前述した各実施形態の効果を奏することができる。
(2)本発明は、回転ドラム12a、13a、14aを停止させる停止ボタン22、23、24に適用することもできる。大当たりの場合に、この構成を使用すると、いちいち停止ボタン22、23、24を押圧操作しなくても停止操作ができるため、高揚した気分を維持したまま遊技に集中でき、遊技者の疲労も軽減される。
(3)BETボタン51およびBETボタン65は、横断面が円形の円板状に形成したものを例示したが、指で押圧可能で、メダルMの端部を挿入することが可能ならば、横断面が四角形や三角形などどのような形状に形成されてもよい。この構成を使用した場合でも、BETボタンの形状以外は、最良の形態、または、他の実施形態1の回胴式遊技機と同じであるため、前述した最良の形態の効果、または、他の実施形態1の効果を奏することができる。
(4)段部61のメダルの挿入方向側の端部に設けられている面取り部61aの形状は、角部を落とした形状を例示したが、曲率を有するR部としてもよく、または、段部61の端部にさらに段部を設けてもよい。この構成を使用した場合でも、面取り部61a壁の形状以外は、最良の形態の回胴式遊技機と同じであるため、前述した最良の形態の効果を奏することができる。
(5)本発明は、メダルの代わりに遊技球を使って遊技をする回胴式遊技機(パチロット)にも適用することができる。
[各請求項と実施形態との対応関係]
(請求項1)
スタートレバー25が開始操作部材に、停止ボタン22、23、24が停止操作部材に、有効ライン表示部15a、16a、17aが表示部に、コイルバネ54が弾性部材に、BETボタン51が設定部材に、BETボタンユニット20が固定手段にそれぞれ対応する。
(請求項2)
メダル保持部59が保持部材に対応する。
(請求項3)
下面52aが傾斜面に対応する。
(請求項8)
スタートレバーユニット71が固定手段に対応する。
(請求項9)
スタートレバー25がレバーに、ネジ72bが軸部材、溝部72eが凹部にそれぞれ対応する。
回胴式遊技機の外観を示す平面説明図である。 図1に示す回胴式遊技機に設けられた3つの回転ドラムに表示されている図柄を示す説明図である。 当り図柄の組合せと、払出されるメダルの枚数との対応関係を示す説明図である。 BETボタンユニット20の分解説明図である。 BETボタンユニット20の斜視説明図である。 図6(A)は、メダルMをメダル挿入口57に挿入した状態の平面説明図、図6(B)は、図6(A)のA−A矢視断面説明図である。 図6(B)の滑面58およびメダル保持部59近傍の断面拡大図である。 図8(A)は、メダルMの端部をBETボタンの凹部52に挿入するところを示す平面説明図、図8(B)は、図8(A)のA−A矢視断面説明図である。 図9(A)は、BETボタン51がメダルMで押圧されたまま保持された状態の平面説明図、図9(B)は、図9(A)のA−A矢視断面説明図である。 図10は、図9(B)における滑面58およびメダル保持部59近傍の拡大図である。 BETボタン51の押圧を解除する方法を示すA−A部の断面説明図である。 図12(A)は、BETボタンおよびメダル保持部の平面説明図、図12(B)は、図12(A)のA−A矢視断面説明図である。 図13(A)は、BETボタンがメダルで押圧されたまま保持された状態の平面説明図、図13(B)は、図13(A)のA−A矢視断面説明図である。 スタートレバーユニット71の分解説明図である。 スタートレバーユニット71の斜視説明図である。 図15のA−A矢視断面説明図である。 スタートレバー25がメダルMで傾倒されたまま保持された状態の断面説明図である。 従来の回胴式遊技機80の斜視説明図である。
符号の説明
10 回胴式遊技機
12a、13a、14a 回転ドラム
15、16、17 当りライン
15a、16a、17a 有効ライン表示部(表示部)
20 BETボタンユニット(固定手段)
22、23、24 停止ボタン(停止操作部材)
25 スタートレバー(開始操作部材、レバー)
25e 凹部
51 BETボタン(設定部材)
52 凹部
52a 下面(傾斜面)
54 コイルバネ(弾性部材)
58 滑面
59 メダル保持部(保持部材)
61 段部
71 スタートレバーユニット(固定手段)
72 取付部材
72b 軸ネジ(軸部材)
72e 溝部(凹部)
M メダル

Claims (10)

  1. 同軸上に横方向に所定の間隔で並べられており、外周面に複数の図柄が表示された複数の回転ドラムと、
    メダルを払出す払出手段と、
    前記払出手段により払出される予定のメダル数を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に1以上のメダル数が記憶されていることを条件に、前記複数の回転ドラムの回転を開始させるために操作する開始操作部材と、
    前記開始操作部材の操作により回転した前記複数の回転ドラムの回転を停止させるために操作する停止操作部材と、
    回転する前記複数の回転ドラムの各外周面を遊技者に表示するとともに、複数の当りラインが設定された表示部と、
    前記複数の当りラインのうち有効化する当りラインの数を押圧操作により設定するものであり、弾性部材によって押圧前の状態に戻るように付勢された設定部材とを備えており、
    前記払出手段は、前記停止操作部材の操作により前記複数の回転ドラムが回転を停止した際に、前記表示部に表示されている各回転ドラムの外周面に表示されている図柄が、有効化された当りライン上にて所定の図柄に揃った場合に所定数のメダルを払出し、
    前記設定部材を押圧操作することにより、前記記憶手段に記憶されているメダル数の範囲内で前記有効化する当りラインの数を設定可能な回胴式遊技機において、
    前記メダルを保持するとともに、その保持されたメダルが、押圧操作された状態の前記設定部材に接触することにより、前記設定部材を押圧操作された状態に固定する固定手段が備えられたことを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 前記固定手段には、
    前記設定部材の側面から、押圧方向と交差する方向に形成されており、前記メダルの端部を挿入可能な凹部と、
    押圧操作された状態の前記設定部材の前記凹部に挿入された前記メダルが前記凹部から離脱しないように保持する保持部材とが備えられており、
    前記凹部に収容された前記メダルの端部により、前記押圧操作された状態の前記設定部材の押圧前の状態への戻りが阻止されることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  3. 前記凹部の下面には、
    前記メダルの挿入方向から見て上り勾配に形成された傾斜面が形成されており、
    前記メダルの挿入側の端部を前記傾斜面に当接させながら前記凹部の奥方へ進めると、前記設定部材が押圧方向へ移動することを特徴とする請求項2に記載の回胴式遊技機。
  4. 前記保持部材には、
    前記メダルの下面に接触するとともに、そのメダルを前記凹部へ滑らせるための滑面と、
    この滑面の前記メダルの挿入方向に形成されており、前記滑面上を滑って前記凹部の奥方向へ挿入された前記メダルの挿入方向側の端部と反対側の端部が嵌まり込む段部とが備えられており、
    前記メダルの挿入方向側の端部と反対側の端部が前記段部に嵌り込んだ状態になると、前記設定部材が押圧操作された状態になることを特徴とする請求項3に記載の回胴式遊技機。
  5. 前記メダルが前記凹部に挿入されており、前記設定部材が押圧操作された状態に固定されている状態で前記設定部材をさらに押圧したときに前記凹部の開口部の上端と前記メダルの上面とが当接する位置は、前記凹部に収容された前記メダルの下面と前記挿入方向側の前記滑面の角部とが当接する位置よりも前記挿入方向側にずれており、
    前記押圧操作された状態に固定されている前記設定部材をさらに押圧すると、前記メダルの反対側の端部が前記段部に嵌り込んだ状態から解除され、
    前記設定部材の押圧を解除すると、前記設定部材は前記弾性部材の弾性力によって押圧前の状態に復帰し、前記凹部に挿入されていた前記メダルの挿入方向側の端部は、前記傾斜面に沿って挿入方向と逆の方向へ移動して前記凹部から離脱することを特徴とする請求項4に記載の回胴式遊技機。
  6. 前記固定手段には、
    前記設定部材の側方に設けられており、前記メダルを略水平姿勢で保持するとともに、その保持された前記メダルの一部が、前記押圧操作された状態の前記設定部材に当接することにより、前記設定部材を押圧操作された状態に固定する部材が備えられたことを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  7. 前記設定部材が前記固定手段により押圧操作された状態に固定されている場合に、前記有効化された当りラインの数が、最大になることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の回胴式遊技機。
  8. 同軸上に横方向に所定の間隔で並べられており、外周面に複数の図柄が表示された複数の回転ドラムと、
    メダルを払出す払出手段と、
    前記払出手段により払出される予定のメダル数を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に1以上のメダル数が記憶されていることを条件に、前記複数の回転ドラムの回転を開始させるために操作する開始操作部材と、
    前記開始操作部材の操作により回転した前記複数の回転ドラムの回転を停止させるために操作する停止操作部材と、
    回転する前記複数の回転ドラムの各外周面を遊技者に表示するとともに、複数の当りラインが設定された表示部と、
    前記複数の当りラインのうち有効化する当りラインの数を押圧操作により設定するものであり、弾性部材によって押圧前の状態に戻るように付勢された設定部材とを備えており、
    前記払出手段は、前記停止操作部材の操作により前記複数の回転ドラムが回転を停止した際に、前記表示部に表示されている各回転ドラムの外周面に表示されている図柄が、有効化された当りライン上にて所定の図柄に揃った場合に所定数のメダルを払出し、
    前記設定部材を押圧操作することにより、前記記憶手段に記憶されているメダル数の範囲内で前記有効化する当りラインの数を設定可能な回胴式遊技機において、
    前記メダルを保持するとともに、その保持されたメダルが、傾倒操作された状態の前記開始操作部材に接触することにより、前記開始操作部材を前記傾倒操作された状態に固定する固定手段が備えられたことを特徴とする回胴式遊技機。
  9. 前記開始操作部材には、
    レバーと、
    このレバーの傾倒操作の支点として前記レバーに挿通された軸部材と、
    前記レバーの基部および前記軸部材を含む部分を収容しており、前記レバーを所定個所に取り付けるための取付部材と、
    この取付部材の表面から、この取付部材に収容されている前記レバーの前記軸部材よりも先端側に向けて貫通形成されているとともに、前記メダルを端部から挿入可能であり、かつ、挿入された前記メダルを挿入状態に保持可能な溝部とが備えられており、
    前記取付部材に収容されている前記レバーが傾倒操作された状態のときに、前記メダルの端部を前記溝部へ挿入することにより、その挿入されたメダルの端部により前記レバーの傾倒操作前の状態への戻りが阻止されることを特徴とする請求項8に記載の回胴式遊技機。
  10. 前記レバーには、
    傾倒操作された状態のときに前記溝部から挿入された前記メダルの端部が挿入可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の回胴式遊技機。
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