JP2883852B2 - 遊技機の表示装置 - Google Patents

遊技機の表示装置

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JP2883852B2
JP2883852B2 JP8140924A JP14092496A JP2883852B2 JP 2883852 B2 JP2883852 B2 JP 2883852B2 JP 8140924 A JP8140924 A JP 8140924A JP 14092496 A JP14092496 A JP 14092496A JP 2883852 B2 JP2883852 B2 JP 2883852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に使用され
る表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技台等の遊技機100
として、図27(a)、及び(b)に示すような表示装
置101を備えたものが普及している。表示装置101
は同図(b)に示すように、外周面に複数の画像102
aが形成された偏平円筒状のドラム102が複数個同軸
に配置された構造を有しており、同図(a)に示すスタ
ートチャッカ103に玉が入賞するとそれらドラム10
2が図示しないモータによりそれぞれ独立に回転させら
れ、所定時間経過後に回転が停止して、表示窓105に
所定の組み合わせの画像102aを表示する。遊技機1
00には、玉の入賞に対応して抽選を行う抽選手段が別
途設けられており、その抽選結果が当選の場合には、表
示装置101は、横方向あるいは対角線等の並び(ライ
ン)106上に、当選に対応する特定の画像102aの
組合せ(例えば777等)を表示するとともに、遊技機
100はポケット104を開く等の所定の当選動作を行
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記表示装
置101においては、ドラム102の回転方向や回転速
度が変化するようにその回転駆動を制御することによ
り、停止時の画像の組合せが遊技者に容易に見破られな
いようにして、遊技者の当選に対する期待感を持続させ
ることが行われている。しかしながら、画像はドラム1
02の側面に1列に並んで形成されている関係上、遊技
を続けているうちにドラム102の駆動パターンが比較
的容易に知れてしまい、上述のような期待感が次第に持
続できなくなってしまう欠点があった。
【0004】本発明の課題は、上述のドラム方式の表示
装置とは異なる機構を採用することにより、その駆動パ
ターンを見破られにくく、しかも遊技者に斬新な印象を
与えることができる表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために本発明の表示装置は、2以上の互い
に交差する回転軸線の周りにそれぞれ独立に回転可能に
支持され、かつその外側面を表示面として複数の画像が
形成された回転表示体と、各回転軸線に対応して設けら
れ、回転表示体をそれら回転軸線の周りでそれぞれ独立
に回転駆動する回転駆動部と、を備えたことを特徴とす
る。
【0006】上述の表示装置によれば、回転表示体は2
以上の互いに交差する軸線周りに回転駆動されることか
ら、従来のドラム式の表示装置のように1方向のみでな
く複数の方向に回転することが可能となり、より変化に
富んだ画像の表示態様を楽しむことができる。そして、
複数方向への回転を組み合せることにより、表示される
画像の動きをより複雑なものとすることができるので、
画像の表示パターンを遊技者に見破られにくくなる。
【0007】回転表示体は透光性の材料により中空に形
成することができ、その内側に発光部を設けることがで
きる。発光部を発光させることにより、回転表示体に形
成された画像が照らし出されるので、さらに斬新な表示
効果が達成される。この場合、発光部は位置固定に設け
ても、回転表示体とともに一体回転可能に設けてもいず
れでもよい。
【0008】回転表示体は、例えば第一及び第二の回転
駆動部により、互いに交差する第一及び第二の回転軸線
の周りでそれぞれ独立に回転駆動されるように構成する
ことができる。その場合、第一の回転駆動部は回転表示
体の内側に収容されたものとして構成することができ
る。そして、第一の回転駆動部はさらに具体的に、回転
表示体の内部を貫通して設けられ、第一の回転軸線を形
成する固定軸と、回転表示体の内部においてその固定軸
と一体に設けられたステータ部と、回転表示体の内部に
おいてこれと一体的に、かつステータ部の外側に設けら
れて、そのステータ部の周りで回転することにより、回
転表示体を固定軸の周りで回転させるロータ部とを備え
たモータ(以下、アウターロータ型モータという)とす
ることができる。こうすれば、表示装置をコンパクトに
構成することができる。
【0009】上述のようなアウターロータ型モータを使
用する場合、以下に説明するような態様が可能である。
まず、回転表示体を、ロータ部に対して着脱可能に設け
ることができる。これにより、例えば表示体を、形成さ
れた画像パターンや寸法の異なるものに容易に交換する
ことができるようになり、表示装置の汎用性が向上す
る。
【0010】具体的には、ロータ部を、固定軸を貫通さ
せる貫通孔を有してステータ部を外側から覆うものとし
て構成し、これを、該貫通孔に装着されたベアリングを
介して固定軸により回転可能に支持させる。そして、回
転表示体には、該固定軸の両端部に対応してそれぞれこ
れを貫通させる貫通孔を形成する。この場合、回転表示
体は、固定軸の軸線を含む面により分割して形成された
2つのプラスチック部材とすることができる。これらプ
ラスチック部材は、それぞれその分割側の開口縁部にお
いて、固定軸を挟む形で互いに嵌合・一体化されるとと
もに、両プラスチック部材側に形成された表示体側係合
部と、ロータ部側に形成されたロータ側係合部との係合
又は離脱により、ロータ部に対して着脱される。これに
より、回転表示体のロータ部への着脱を極めて容易に行
うことができる。
【0011】次に、固定軸は中空に形成することができ
る。この場合、前述の発光部は該固定軸上に固定するこ
とができ、そのリード部を、該固定軸の内側を通すこと
ができる。また、ステータ部へ給電するためのリード部
も該固定軸内を通すことができる。これにより、発光部
やステータ部からのリード部をコンパクトにまとめるこ
とができ、もつれ等も生じにくくなる。
【0012】また、ロータ部の第一の回転軸線方向にお
ける少なくとも一方の端面に、該ロータ部と一体回転可
能な1又は複数の被検出部を形成することができ、固定
軸上に設けられた検出手段による該被検出部の検出に基
づいて、ロータ部と一体回転する回転表示体の回転位置
を検出するように構成することができる。
【0013】一方、第一の回転駆動部は、第一の回転軸
線の一方の端部側において、回転表示体に対し外側から
連結されてこれをその回転軸線の周りで回転させるモー
タとすることもできる。
【0014】次に、第二の回転軸線周りに回転表示体を
回転させる機構としては、下記のようなものを例示する
ことができる。すなわち、第一の回転軸線の少なくとも
一方の端部側において、回転表示体の第一の回転軸線の
周りでの回転を許容した状態で、その回転表示体を支持
する表示体支持部を設ける。そして、第二の回転駆動部
は、第二の回転軸線の周りにおいて、上記表示体支持部
を回転表示体と一体的に回転させるモータを含むものと
して構成することができる。
【0015】この場合、第二の回転駆動部を形成するモ
ータのモータ軸を、表示体支持部が結合されているのと
は反対側において、モータ本体を貫通するように延びる
ものとし、その末端部に該モータ軸と一体回転可能に被
検出部を設けることができる。そして、そのモータ軸の
末端部に近接して、その限界回転位置に対応する位置に
上記被検出部を検出するための検出手段を設けることが
できる。こうすれば、回転表示体の第二の回転軸線周り
の回転限界を容易に検出することができる。
【0016】なお、上記第一及び第二の回転駆動部を構
成するモータとして、例えばステッピングモータ、サー
ボモータ等を使用することができる。
【0017】回転表示体は、具体的には球状に形成する
ことができる。この場合、第一及び第二の回転軸線は、
その球状の回転表示体のほぼ中心付近で互いにほぼ直交
するものとすることができる。
【0018】また、回転表示体が球状に形成される場
合、その画像の配置態様としては次のようなものを採用
することができる。すなわち、第一及び第二の回転軸線
のいずれか一方とそれぞれ直交し、かつその回転軸線に
沿って所定の間隔で配列する複数の平面と、回転表示体
の表面との交線に沿って複数の円周経路を設定し、その
円周経路に沿って複数の画像を所定の間隔で配列する。
一方、これとは別の態様として、下記のように画像を配
置することもできる。すなわち、第一及び第二の回転軸
線のいずれか一方を含み、かつその回転軸線の周りに所
定の角度間隔で配列する複数の平面と、回転表示体の表
面との交線に沿って設定された複数の円周経路上に、複
数の画像を所定の間隔で配列する。
【0019】一方、回転表示体に形成された複数の画像
のうち、その一部のものを除いて他のものを遮蔽する画
像遮蔽部を形成することができる。
【0020】上述のような回転表示装置を複数組用意し
てこれを予め定められた配置関係で組合せることによ
り、各回転表示体に形成された画像を各種組合せで表示
する表示装置を構成することができる。その具体的な配
置例として、例えば複数の回転表示体を互いに隣接して
配置する態様を例示することができる。
【0021】一方、1ないし複数の上記回転表示体と、
ドラム式表示体とを組合せた表示装置を構成することも
できる。ドラム式表示体は具体的には、直径が軸方向長
さよりも大きく形成された偏平円筒状の本体部を有し、
その本体部の外周面に沿って複数の画像が所定の間隔で
形成されるとともに、自身の中心線を回転軸線としてド
ラム式表示体駆動部により回転駆動されるものとするこ
とができる。その具体的な配置態様としては、回転表示
体の両側に上記ドラム式表示体をそれぞれ配置した構成
を例示することができる。この場合、ドラム式表示体の
回転軸線の向きが、回転表示体の第一の回転軸線の向き
とほぼ一致するように配置することができる。さらに、
回転表示体の第一の回転軸線方向における両側部が、そ
れぞれ対応する側のドラム式表示体の内側に入り込むよ
うに配置することができ、これにより表示装置全体をコ
ンパクトに構成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示すいくつかの実施例を参照しつつ説明する。 図
1は、本発明の表示装置の一例を示す斜視図である。表
示装置4は、球状の回転表示体52と、その両側にこれ
と隣接して配置されたドラム式表示体51及び53とを
備える。ここで、回転表示体52の両側部は、それぞれ
各ドラム式表示体51及び53の内側に入り込むように
配置されている。
【0023】図2は、回転表示体52をその駆動部とと
もに示す断面図であり、中空球状の回転表示体52に対
し、その中心付近を貫通するように固定軸54がほぼ水
平に配置されており、その両端部が回転表示体52の外
側に突出している。その固定軸54の両端部には、ベア
リング等で構成された回転支持部54aが設けられてお
り、回転表示体52はこの回転支持部54aにおいて固
定軸54の周りで回転可能に支持されている。
【0024】回転表示体52の内部において固定軸54
の中間にはこれと一体的にステータヨーク55aが設け
られ、そのステータヨーク55aにステータコイル55
bが形成されてステータ部55を構成している。一方、
回転表示体52の内面には、ステータヨーク55aに対
向する位置にこれと一体的に永久磁石等で構成されたロ
ータ部56が配置されている。そしてこのロータ部56
がステータ部55の周りで回転することにより、回転表
示体52は固定軸54の周りで回転することとなる。こ
の固定軸54が第一の回転軸線Hを形成し、上記ステー
タ部55及びロータ部56により構成されるモータ57
が第一の回転駆動部を構成している。ここで、上記モー
タ57は、例えばステッピングモータないしサーボモー
タ等で構成される。なお、固定軸54は中空に構成され
ており、ステータコイル55bのリード部55cがその
内側を通されている。
【0025】一方、固定軸54の両端部は、回転支持部
54aの外側において、回転表示体52の下側面に倣う
形状に形成された表示体支持部58により非回転に支持
されており、その表示体支持部58の中間部には回転軸
59の一端が結合されている。この回転軸59は、第一
の回転軸線Hとほぼ直交する第二の回転軸線Vを形成す
る。そして、その回転軸59の他端側には第二の回転駆
動部としてのモータ60が接続されており、表示体支持
部58を回転表示体52と一体的に第二の回転軸線Vの
周りで回転させるようになっている。
【0026】次に、図3に示すようにドラム式表示体5
1及び53は、直径が軸方向長さよりも大きく形成され
た円筒状の本体部51a及び53aをそれぞれ有し、図
1に示すように、それら本体部51a及び53aの外周
面に沿って複数の画像61及び63が所定の間隔で形成
されている。そして、図3に示すように、これらドラム
式表示体51及び53は、それぞれ自身の中心線を回転
軸線として、ドラム式表示体駆動部としてのモータ64
及び65によりそれぞれ回転駆動される。ここで、それ
らドラム式表示体51及び53は、その回転軸線の向き
が、回転表示体52を回転させる第一の回転軸線Hの向
きとほぼ一致するように配置されている。なお、上記各
モータ57,60及びモータ64,65は、その少なく
とも1つを正逆両方向に回転可能に構成することができ
る。
【0027】次に、図4(a)〜(c)に示すように、
回転表示体52の表面には複数の画像62a〜62cが
形成されている。それら画像62a〜62cの配置態様
であるが、まず画像62aは、図4(a)に示すよう
に、第一の回転軸線Hとそれぞれ直交し、かつ第二の回
転軸線Vを含む平面P1と回転表示体52の表面との交
線に沿って形成された円周経路上に所定の間隔で配置さ
れている。一方、画像62b及び62cは、やはり第一
の回転軸線Hとそれぞれ直交し、かつ平面P1からの距
離がほぼ等しい2つの平面P2及びP3と回転表示体52
の表面との交線に沿って形成された2つの円周経路上
に、それぞれ所定の間隔で配置されている。ここで、図
4(b)及び(c)に示すように、画像62b及び62
cは、第一の回転軸線Hの周りでほぼ45°ずれた角度
関係で配置されている。
【0028】次に、回転表示体52及びドラム式表示体
51及び53の前面側は、例えば図13に示すように遊
技機1の遊技盤2aに覆われている。そして、図1に示
すように、その遊技盤2aには各表示体51〜53に対
応する窓部88a〜88cが形成され、各表示体51〜
53は、それぞれ複数の画像61、62a〜62c、6
3のうちの1つを選択的にそれら窓部88a〜88cに
表示するようになっている。すなわち、遊技盤2aが画
像遮蔽部を構成している。ここで、これら窓部88a〜
88cは、互いに隣接して横方向一列に配置されて当選
ラインを形成しており、それら窓部88a〜88cに揃
う画像61、62a〜62c、63の組合せに応じて当
選ないしはずれが認識されることとなる。なお、回転表
示体52に対応する窓部88bは、表示体52の動きを
見やすくして遊技者が後述するその各種動作パターンを
楽しむことができるよう、上下方向の寸法が幅方向より
も大きく形成されている。
【0029】以下、上記表示装置4の作動について説明
する。まず、図5(a)に示すように、第一の回転軸線
Hが遊技盤2aとほぼ平行な基準位置Kにある場合に
は、回転表示体52がその第一の回転軸線Hの周りで回
転することにより、同図(b)に示すように、画像62
aが窓部88bに対し順次上側から現れて下側へ去って
ゆくように表示される。一方、図6(a)に示すよう
に、第二の回転軸線Vの周りで第一の回転軸線Hを、上
側から見て基準位置Kから反時計方向に所定の角度θだ
け回転させることにより同図(b)に示すように、画像
62bが窓部88bに対し順次左上方から現れて中央部
を通り、さらに左下方へ去ってゆくように表示させるこ
とができる。また、図示はしていないが、これとは逆
に、第一の回転軸線Hを時計方向に所定の角度θだけ回
転させることにより、画像62cが窓部88bに対し順
次右上方から現れて中央部を通り、さらに右下方へ去っ
てゆくように表示させることができる。
【0030】さらに、これら第一及び第二の回転軸線H
及びVの周りでの回転を組み合せることにより、次のよ
うな表示を行わせることも可能である。すなわち、図7
(a)に示すように、回転表示体52を第二の回転軸線
Vの周りで回転させて図6(b)に示す状態とし、さら
に第一の回転軸線Hの周りで回転表示体52を回転させ
て窓部88bに画像62bを順次表示させる。そして画
像62bのうちのいずれかのものが窓部88bに位置合
わせされるよう、回転表示体52の第一の回転軸線Hの
周りでの回転を停止させる一方、図7(b)に示すよう
これとほぼ同時に第一の回転軸線Vの周りにおいて、回
転表示体52を上側から見て時計方向に所定の角度回転
させることにより、図7(c)に示すように、画像62
bと横方向に隣接する画像62aを窓部88bに表示さ
せることができる。このように、回転表示体52の第一
及び第二の回転軸線H及びVの周りの回転を順次切り換
えることにより、窓部88bへの画像の表示を、画像6
2a〜62cの各列にまたがって不規則に変化させるこ
とができ、遊技者に画像の変化の順序を見破られにくく
することができる。
【0031】さらに、第一及び第二の回転軸線H及びV
の周りの回転を同時に行うことにより、窓部88bへの
画像の表示順序及び移動方向をさらに複雑に変化させる
ことができる。例えば、第二の回転軸線Vの周りでの回
転表示体52の回転を正逆両方向へ小刻みに切り換える
とともに、その状態で回転表示体52を第一の回転軸線
Hの周りにおいて一定方向に連続的に回転させることが
できる。この場合、例えば第二の回転軸線Vの周りでの
正逆両方向への回転の振幅が小さい場合には、図8に示
すように、画像が左右に振動しながら上側から表れて下
側へ去ってゆくように表示が行われ、回転の振幅が大き
い場合には、画像62a〜62cの各列の間にまたがっ
た複雑な表示が行われることとなる。
【0032】上述のような回転表示体52の駆動は、モ
ータ57及び60(図2)の回転・停止及び回転方向の
切り換えを適宜行うことにより実現することができる。
そして、そのようなモータ57及び60の制御は、図1
4に示すように、それらがモータ駆動回路41を介して
つながれた制御部としてのコンピュータ10によって行
われることとなる。
【0033】以下、本発明の表示装置のいくつかの変形
例について説明する。まず、図9に示す表示装置151
においては、回転表示体52は中空球状に形成され、そ
の内側に第一の回転駆動部としてのモータ71が回転表
示体52の内側面から離間した状態で配置されている。
モータの回転軸71aは、回転表示体52の内側に結合
された仕切板52bと連結される一方、モータ71の本
体はモータ支持枠72によって支持されており、その後
方側には表示体支持部58が連結されている。表示体支
持部58は、回転表示体52を貫通してその外側へ延
び、そこから回転表示体52の外面に沿ってその下側に
回り込むとともに、その末端部に回転軸59及び第二の
回転駆動部としてのモータ60が接続されている。これ
らモータ71及び60により、回転表示体52は第一及
び第二の回転軸線H及びVの周りでそれぞれ独立に回転
されることとなる。
【0034】一方、図10に示す表示装置151は、第
一の回転駆動部が回転表示体52の外側に設けられた例
を示している。すなわち、第一の回転軸線Hに沿って回
転表示体52の側方両側に回転軸73がこれと一体的に
設けられ、これら各回転軸73が表示体支持部58によ
り回転可能に支持されるとともに、その一方の回転軸7
3に対し歯車手段74を介して第一の回転駆動部として
のモータ71が接続されている。
【0035】さらに、図11は、回転表示体52に対す
る画像の形成態様の変形例を示すものである。すなわ
ち、第二の回転軸線Vを含み、かつその回転軸線Vの周
りに所定の角度間隔で配列する複数の平面、例えば互い
に直交する2つの平面P10及びP11と、回転表示体52
の表面との交線に沿って設定された2つの円周経路上
に、複数の画像62d及び62eがそれぞれ所定の間隔
で配列されている
【0036】また、図1の表示装置4においては回転表
示体52がドラム式表示体51及び53と組み合されて
いるが、図12に示す表示装置161のように、複数の
回転表示体52同士を互いに組み合せることも可能であ
る。なお、図11及び12の実施態様においては、窓部
88bが、画像62dのうちの1つ分のみを表示できる
大きさで形成されている。
【0037】次に、本発明の表示装置を組み込んだ遊技
機の例と、その作動について説明する。図13は、遊技
機の一例を模式的に示す図である。遊技機1は、その遊
技盤2a上の所定の位置に、スタートチャッカ3及び本
発明の表示装置4(例えば図1〜3に示すもの)が設け
られており、スタートチャッカ3に玉が入賞すると、回
転表示体52及びドラム式表示体51及び53(以下、
これらを総称する場合には表示体51〜53という)が
回転を開始するようになっている。
【0038】図14は、遊技機1の作動制御システムの
構成例を示すブロック図である。この作動制御システム
は、CPU11、RAM12、ROM13、クロック回
路15等を含むコンピュータ10を備えている。ここ
で、表示装置4の各モータないしモータ57、60、6
4及び65は、それぞれモータ駆動回路41を介して、
上記コンピュータ10のCPU11に接続されている。
さらに、各表示体51〜53の、各モータ57、60、
64及び65による回転角度を検出して、各画像61、
62a〜62c及び63を窓部88a〜88c(図1)
にそれぞれ位置合わせするための回転センサ44もCP
U11に接続されている。
【0039】また、乱数発生回路26がコンピュータ1
0に接続されている。さらに、スタートチャッカ3内に
設けられたスタート入賞センサ16がスイッチ検出回路
17及び入賞カウント回路部18を介して、当選音楽等
を出力するためのスピーカ20がスピーカ駆動回路21
を介して、イルミネーション用のランプ22がランプ駆
動回路23を介して、そして、遊技盤2aに設けられた
ポケット6(図13)を開閉するためのソレノイド24
がソレノイド駆動回路25を介して、それぞれコンピュ
ータ10に接続されている。ここで、スタート入賞セン
サ16及びスイッチ検出回路17が入賞検出手段を形成
している。さらに、コンピュータ10は、ROM13に
記憶された当選判定プログラム13a及び遊技機制御プ
ログラム13cとともに当選判定手段を形成する。
【0040】図15に示すように、乱数発生回路26
は、例えばカウンタ28と乱数読出レジスタ27とを備
える。カウンタ28は例えばリングカウンタとして構成
され、所定のクロックを受けてN個の数値を計数し続け
ている。カウンタ28は、スイッチ検出回路17からス
タート入賞信号を受け、その時点での計数値を読出レジ
スタ27に書き出す。スタートチャッカ3(図13等)
にはランダムな時間間隔で玉が入るので、レジスタ27
に書き出される計数値もランダムとなる。読出レジスタ
27は、複数の計数値を入力された順に記憶するように
なっており、その先頭のものからCPU11により順次
読み出されて、当選判定用の乱数値として使用される。
そして、1個の計数値が読み出されると、以下に記憶さ
れた計数値はシフトして次の読出しまで待機する。
【0041】一方、入賞カウント回路部18は、図15
に示すように、入賞カウントレジスタ29とOR回路3
0を備える。入賞カウントレジスタ29は、スイッチ検
出回路17からスタート入賞信号が出力されるとこれを
カウントする。連続して玉がスタートチャッカ3に入っ
た場合には順次カウントアップされるが、そのカウント
数は所定の値でフルとなり、そのフル状態においては、
スタート入賞信号を受けてもそれ以上のカウントアップ
は行われないようになっている。OR回路30は、入賞
カウントレジスタ29に1つでもスタート入賞信号がカ
ウントされていればCPU11に「H」の出力を行い、
全くスタート入賞信号がカウントされていない場合に限
って「L」の出力を行う。また、入賞カウントレジスタ
29のカウント数は、CPU11からの信号を受けて1
ずつデクリメントするようになっている。
【0042】図14に戻って、ROM13には、次のよ
うなプログラム及びデータが格納されている。 当選判定プログラム13a:入賞カウントレジスタ2
9に入賞信号がカウントされていれば、当選及びはずれ
の判定を行う。 当選番号テーブル13b:1ないしそれ以上の当選番
号を含む。 遊技機制御プログラム13c:入賞カウントレジスタ
29に入賞信号がカウントされていれば、モータ駆動回
路41に信号を送って各表示体51〜53の回転を開始
させ、上記当選及びはずれの判定結果に基づいて画像の
組み合わせを決定し、窓部88a〜88c(図1)に所
定の画像が位置合わせされるように、表示体51〜53
の駆動を制御するとともに、当選の有無に基づいて遊技
機1に所定の動作を行わせる。 当選画像組合せテーブル13e:当選時に窓部88a
〜88cに表示させるべき画像の組合せデータを含む。 はずれ画像組合せテーブル13f:はずれ時に窓部8
8a〜88cに表示させるべき画像の組合せデータを含
む。
【0043】以下、当選判定プログラム13aによる処
理の流れを、図16のフローチャートを用いて説明す
る。まず、ステップS1(以下、単にS1等と記す)におい
て、入賞カウントレジスタ29(図15)が入賞信号を
カウントしているかどうかを確認し、YesであればS2に
おいて乱数発生回路26の読出レジスタ27から計数値
(乱数)を読み出す。次に、S3で当選番号テーブル13
bから当選番号を読み出し、S4において上記乱数との比
較を行い、両者が一致していれば当選の判定結果を、一
致していなければはずれの判定結果をそれぞれ出力する
(S5、S6)。この判定結果は、RAM12内に設けられ
た判定メモリ12a(図14)に順次送られて記憶され
るが(S9)、もし判定メモリ12aに空き領域がない場
合には、すでに記憶されている判定結果がシフトして強
制的に空き領域が形成され、そこに次の判定結果が格納
される(S7、S8)。判定メモリ12aに記憶された判定
結果は、後述の遊技機制御プログラム13cからの要請
に基づいて先頭のものから順次読み出され、読み出しが
あった場合には判定メモリ12aのシフトを行う(S1
0、S11)。そして、S12において入賞カウントレジスタ
29のカウント数が1だけデクリメントされ、S1に戻っ
て以下同じ処理を繰り返す。なお、S13において終了信
号が検出されれば処理を終了する。
【0044】次に、遊技機制御プログラム13cによる
処理の流れを、図17〜図20に示すフローチャートを
用いて説明する。まず、図17のステップS21におい
て、入賞カウントレジスタ29の読み込みを行い、S22
においてもしレジスタ29に入賞信号がカウントされて
いれば、各モータ駆動回路41(図14)に信号を送っ
て表示体51〜53の回転を開始し、所定時間その回転
を継続させる(S23)。このとき、回転表示体52は、
第一の回転軸線Hの周りでのみ比較的高速で回転して、
例えば画像62aのみを移動・変化させるように制御さ
れる。次に、S24において判定メモリ12aに記憶され
ている判定結果の1つを読出し、S25においてその判定
結果が当選であるか否かを判断する。ここで、読み込ん
だ判定結果が当選であるか、あるいははずれであるかに
よって、以下の処理の流れは異なるものとなるので、そ
れらを場合に分けて説明する。
【0045】まず、判定結果が当選の場合であるが、S2
7において揃えるべき画像の組合せを当選画像組合せテ
ーブル13eから読み出す。そして、図18のS28にお
いて、ドラム式回転表示体51及び53の画像が揃うよ
うに、それらを順次停止させる(このように、画像が2
つ揃った状態のことを、以下リーチ状態と称する)。図
7(a)に、そのときの表示装置4の状態を示してい
る。
【0046】リーチ状態が形成されると、S29において
スピーカ駆動回路21(図14)に信号が送られて、ス
ピーカ20からリーチ状態となったことを知らせる音楽
ないし効果音が送出される。このとき、回転表示体52
はリーチ状態モードで駆動される(S30)。このリーチ
状態モードにおいては、回転表示体52はその回転速度
を低下させるとともに、例えば図7(a)〜(c)に示
すように、窓部88bへの画像の表示が画像62a〜6
2cの各列にまたがって不規則に変化するようにその駆
動が制御される。これにより、画像の変化の順序が見破
られにくくなるとともに、当選に対する期待感が盛り上
げられる。そして、この状態で所定時間経過後に回転表
示体52の回転を停止させ、窓部88a〜88cに所定
の画像が揃った状態を作り出すとともに(S31)、S32に
おいて、図13に示す遊技機1に所定の当選動作を行わ
せる。例えば、ポケット開信号をソレノイド駆動回路2
5に出力し、ソレノイド24(図14)を作動させてポ
ケット6を所定回数だけ開くとともに、イルミネーショ
ン用のランプ22を点灯させ、スピーカ20から当選音
楽を送出して当選を祝福する。上記当選動作が終了する
と、図17のS21に戻って処理を繰り返す。
【0047】次に、判定結果がはずれの場合であるが、
まず図17のS34において、はずれ画像組合せテーブル
13f内に格納されているはずれ画像の組合せのうちの
1つを読み込む。ここで、読み込んだはずれ画像の組合
せは、リーチ状態を形成した後にはずれ状態に至る場合
と、リーチ状態を形成せずにはずれ状態に至る場合の2
種類に分れ、S35においてそのいずれの場合に該当する
かを判断する。そして、リーチ状態を形成しない場合に
は、図19のS37に進み、各表示体51〜53を順次停
止させ、はずれ状態の画像の組み合わせを表示した後図
17のS21へ戻る。一方、リーチ状態を経由する場合に
は図20のS38に進む。そして、S38〜S41の各ステップ
における処理は、当選時のリーチ状態に対応する処理
(S28〜S31)とほぼ同様であるが、異なる点は、最後に
停止する回転表示体52により表示される画像が、すで
に停止しているドラム式表示体51及び53の2つの画
像と一致しない点である。画像が停止すると、S42にお
いてリーチ状態処理が解除され、図17のS21へ戻る。
【0048】図21は、図1の表示装置4における、回
転表示体52とその駆動部分の変形例を示すものであ
る。まず、回転表示体52は、透光性のプラスチックに
より中空に形成されている。また、モータ57のロータ
部56は、ステータ部55を外側から覆うやや偏平な中
空円柱状のカバー体56bを有し、その両端面の各中央
に形成された貫通孔56c,56cにおいて固定軸54
が挿通されるとともに、その貫通孔56c,56cに装
着されたベアリング56d,56dを介し該固定軸54
により回転可能に支持されている。そして、その内周面
には、ステータ55の外周面と対向するロータマグネッ
ト56aが固着されている。また、回転表示体2には、
固定軸54の両端部に対応してそれぞれこれを貫通させ
る貫通孔52cが形成されている。
【0049】図22に示すように、回転表示体52は、
固定軸54の軸線を含む面により分割して形成された2
つの半球状のプラスチック部材52a,52bにより構
成されている。これらプラスチック部材52a,52b
は、各々射出成形等により形成されるとともに、それぞ
れその分割側の開口縁部において、固定軸54を挟む形
で互いに嵌合・一体化される。具体的には図23に示す
ように、一方のプラスチック部材52aの開口内縁側に
円環状に形成されたリブ52dを、他方のプラスチック
部材52bの開口外縁側に形成されたリブ52eの内側
に嵌合させる構造が採用できる。そして、各プラスチッ
ク部材52a,52bには、表示体側係合部としての2
つのピン挿通孔52fがその頂部付近に並んで形成され
ている。また、ロータ部56のカバー体56bの外周面
には、固定軸54に関してほぼ対称な位置関係で、各2
本づつ計4本のロータ側係合部としての装着ピン56f
が、外側に突出する形で取り付けられている。そして、
装着ピン56fは、ピン挿通孔52fの内径よりも少し
大きな外径を有するように構成されており、それぞれピ
ン挿通孔52fに圧入されることで、プラスチック部材
52a,52bとカバー体56bとを着脱可能に結合す
るようになっている。
【0050】次に、図21に示すように、固定軸54上
には、ソケット90とこれに着脱される発光部としての
電球91とが、モータ57の両側に各一づつ計2組固定
されている。また、ソケット90を介して電球91に給
電するためのリード部90aが、該固定軸54の内側を
通されている。
【0051】上記構成においては、装着ピン56fをピ
ン挿通孔52fから抜き取ることによりプラスチック部
材52a,52bを取り外し、代わって別のプラスチッ
ク部材52a,52bを取り付けることで、回転表示体
52を例えば寸法の異なるもの、あるいは形成された画
像パターンの異なるものに容易に交換することができ
る。また、電球91を、リード部90a及びソケット9
0を介して図示しない電源により通電・点灯させること
で、透光性プラスチックで構成された回転表示体52の
外側に光が漏れ出すとともに、表面に形成された画像パ
ターンがこれに照り映えて、斬新な表示効果が醸し出さ
れる。なお、電球91に代えて、発光ダイオードを用い
てもよい。
【0052】また、図24(a)に示すように、固定軸
54の周方向に沿って2つの固定端子部92,92を設
け、その端子部92,92に外側から接触するとともに
該固定軸54周りに回転可能な可動端子部93,93を
設け、該可動端子部93,93に電球91(あるいは発
光ダイオード)を接続して、固定端子部92及びこれに
接続されたリード部90aを介してこれに通電するよう
にすれば、電球91をロータ部56(すなわち回転表示
体52)とともに一体的に回転させることができる。こ
の場合、図24(b)に示すように、電球91をロータ
部56のカバー体56b上に固定したり、あるいは図2
4(c)に示すように、回転表示体52の内面に固定す
ることができる。
【0053】次に、図25に示すように、ロータ部56
のカバー体56bの一方の端面に、被検出部としての金
属薄膜等の反射部材95を取り付けるとともに、固定軸
54上にこれに対応する検出手段としての光センサ98
を設けることができる。光センサ98は、例えば投光部
96と受光部97とによって構成することができる。そ
して、ロータ部56を回転させた場合、反射部材95で
反射された投光部96からの光を受光部97で受けるこ
とで、回転に伴う反射部材95の通過を検出することが
できる。モータ57がステッピングモータで構成されて
いる場合、反射部材95を検出した角度位置を基準位置
として、その後モータ57に投入されたパルス数を計測
することで、回転表示体52の固定軸54(すなわち、
第一の回転軸線H)周りの回転角度位置を検出すること
ができる。
【0054】なお、カバー体56bの端面において、被
検出部を無反射部、その他の面を反射部として、受光部
97が受ける反射光の途切れに基づき基準位置の通過を
検出してもよい。また、図25(c)に示すように、カ
バー体56bの端面から突出して設けられた検出部材9
9が、投光部96から受光部97へ向かう光を遮ること
に基づいて検出する方法、さらには近接スイッチあるい
はリミットスイッチを用いる方法など、各種公知の検出
手段を上記方式に代えて採用することができる。
【0055】一方、図26に示すように、第二の回転駆
動部としてのモータ60のモータ軸60aを、表示体支
持部58(図22)が結合されているのとは反対側にお
いて、モータ本体60bを貫通するように延ばし、その
末端部に該モータ軸60aと一体回転可能に被検出部8
2を設けることができる。具体的には、モータ軸60a
の末端に円板状の回転部材84がこれとほぼ直角に一体
化されており、その下面に板状の被検出部82が下向き
に突出する形で設けられている。回転部材84は、モー
タ60が固定されるベース板80の下面側に形成された
凹部81内に収容されており、該凹部81の外周に沿っ
てベース板80には、モータ軸60aの両回転方向にお
けるそれぞれの限界回転位置に対応して、回転部材84
を検出するための検出手段としての2つのリミットスイ
ッチ83(あるいは近接スイッチ)が設けられている。
そして、モータ軸60aの回転に伴い、被検出部82が
リミットスイッチ83を付勢することで、回転表示体5
2が第二の回転軸線V(図22)周りの回転の限界位置
に到達したことを検出することができる。
【0056】なお、以上説明した本発明の表示装置が適
用可能な遊技機はパチンコ遊技台に限らず、例えばスロ
ットマシン等、複数の画像の組み合わせに基づいて当選
の有無を表示する形式の各種遊技機に対し適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例としての表示装置を示す斜視図。
【図2】図1の表示装置の回転表示体及びその駆動機構
を示す正面断面図。
【図3】同じくドラム式表示体及びその駆動機構を示す
正面断面図。
【図4】回転表示体に対する画像の形成態様を示す正面
図、A矢視図及びB矢視図。
【図5】回転表示体の作用を説明する平面図及び正面
図。
【図6】同じく別の作用を説明する平面図及び正面図。
【図7】図1の表示装置の作用説明図。
【図8】同じく別の作用説明図。
【図9】本発明の表示装置の第一の変形例を示す側面断
面図。
【図10】同じく第二の変形例を示す正面図。
【図11】回転表示体に対する画像形成態様の変形例を
示す正面図及び平面図。
【図12】本発明の表示装置の第三の変形例を示す正面
図。
【図13】本発明の表示装置を使用した遊技機の一例を
示す正面模式図。
【図14】その遊技機の作動制御システムの構成例を示
すブロック図。
【図15】乱数発生回路部及び入賞カウント回路部の構
成を示すブロック図。
【図16】当選判定プログラムの流れを示すフローチャ
ート。
【図17】遊技機制御プログラムの流れを示すフローチ
ャート。
【図18】図17のAに続くフローチャート。
【図19】同じくBに続くフローチャート。
【図20】同じくCに続くフローチャート。
【図21】回転表示体及びその駆動機構の変形例を示す
正面断面図。
【図22】回転表示体の着脱方法を示す斜視図。
【図23】同じくその側面断面図。
【図24】発光部を回転表示体とともに回転可能に構成
した例を示す模式図。
【図25】回転表示体の、第一の回転軸線周りにおける
回転位置の検出機構の構成例を、その変形例とともに示
す説明図。
【図26】回転表示体の、第二の回転軸線周りにおける
限界回転位置の検出機構の構成例を示す説明図。
【図27】従来の表示装置の概念図。
【符号の説明】
1 遊技機 2a 遊技盤(画像遮蔽部) 4,151,161 表示装置 51,53 ドラム式表示体 52 回転表示体 52a,52b プラスチック部材 52f ピン挿通孔(表示体側係合部) 52c 貫通孔 54 固定軸 55 ステータ部 56 ロータ部 56f 装着ピン(ロータ側係合部) 56c 貫通孔 56d ベアリング 57 モータ(第一の回転駆動部) 58 表示体支持部 59 回転軸 60 モータ(第二の回転駆動部) H 第一の回転軸線 V 第二の回転軸線 61,62a〜62c,63 画像 64,65 モータ(ドラム式表示体駆動部) 82 被検出部 83 リミットスイッチ(検出手段) 91 電球(発光部) 90a リード部 95 反射部材(被検出部) 98 光センサ(検出手段)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上の互いに交差する回転軸線の周り
    にそれぞれ独立に回転可能に支持され、かつその外側面
    を表示面として複数の画像が形成された回転表示体と、 前記各回転軸線に対応して設けられ、前記回転表示体を
    それら回転軸線の周りでそれぞれ独立に回転駆動する回
    転駆動部と、 を備えたことを特徴とする遊技機の表示装置。
  2. 【請求項2】 前記回転表示体は透光性の材料により中
    空に形成され、その内側に発光部が設けられている請求
    項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記回転表示体は、第一及び第二の回転
    駆動部により、互いに交差する第一及び第二の回転軸線
    の周りでそれぞれ独立に回転駆動されるとともに、その
    第一の回転駆動部は前記回転表示体の内側に収容されて
    いる請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の回転駆動部は、 前記回転表示体の内部を貫通して設けられ、前記第一の
    回転軸線を形成する固定軸と、 前記回転表示体の内部においてその固定軸と一体に設け
    られたステータ部と、 前記回転表示体の内部においてこれと一体的に、かつ前
    記ステータ部の外側に設けられて、そのステータ部の周
    りで回転することにより、前記回転表示体を前記固定軸
    の周りで回転させるロータ部と、 を備えたモータとされている請求項3記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記回転表示体は、前記ロータ部に対し
    て着脱可能に設けられている請求項4記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記ロータ部は、前記固定軸を貫通させ
    る貫通孔を有して前記ステータ部を外側から覆うように
    設けられ、該貫通孔に装着されたベアリングを介して前
    記固定軸により回転可能に支持されるとともに、 前記回転表示体には、該固定軸の両端部に対応してそれ
    ぞれこれを貫通させる貫通孔が形成されている請求項5
    記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記回転表示体は、前記固定軸の軸線を
    含む面により分割して形成された2つのプラスチック部
    材とされ、それぞれその分割側の開口縁部において、前
    記固定軸を挟む形で互いに嵌合・一体化されるととも
    に、両プラスチック部材側に形成された表示体側係合部
    と、前記ロータ部側に形成されたロータ側係合部との係
    合又は離脱により、前記ロータ部に対して着脱される請
    求項6記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記固定軸は中空に形成され、 前記発光部は前記固定軸上に固定されるとともにそのリ
    ード部が該固定軸の内側を通されている請求項4ないし
    7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 前記ロータ部の前記第一の回転軸線方向
    における少なくとも一方の端面に、該ロータ部と一体回
    転可能な1又は複数の被検出部が形成され、 前記固定軸上に設けられた検出手段による前記被検出部
    の検出に基づいて、前記ロータ部と一体回転する前記回
    転表示体の回転位置が検出されるようにした請求項6な
    いし8のいずれかに記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記回転表示体は、第一及び第二の回
    転駆動部により、互いに交差する第一及び第二の回転軸
    線の周りでそれぞれ独立に回転駆動されるとともに、そ
    の第一の回転駆動部は、前記第一の回転軸線の一方の端
    部側において、前記回転表示体に対し外側から連結され
    てこれを該回転軸線の周りで回転させるモータとされて
    いる請求項1又は2に記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記第一の回転軸線の少なくとも一方
    の端部側において、前記回転表示体の該第一の回転軸線
    の周りでの回転を許容した状態で、該回転表示体を支持
    する表示体支持部を備え、 前記第二の回転駆動部は、前記第二の回転軸線の周りに
    おいて、前記表示体支持部を前記回転表示体と一体的に
    回転させるモータを含むものとされている請求項3ない
    し10のいずれかに記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 前記第二の回転駆動部を形成する前記
    モータのモータ軸は、前記表示体支持部が結合されてい
    るのとは反対側において、モータ本体を貫通するように
    延びるととともに、その末端部に該モータ軸と一体回転
    可能に被検出部が設けられ、 該モータ軸の末端部に近接して、その限界回転位置に対
    応する位置に前記被検出部を検出するための検出手段が
    設けられている請求項11記載の表示装置。
  13. 【請求項13】 前記回転表示体は球状に形成され、前
    記第一及び第二の回転軸線は、その球状の回転表示体の
    ほぼ中心付近で互いにほぼ直交するものとされ、さら
    に、 前記第一及び第二の回転軸線のいずれか一方とそれぞれ
    直交し、かつその回転軸線に沿って所定の間隔で配列す
    る複数の平面と、前記回転表示体の表面との交線に沿っ
    て設定された複数の円周経路に沿って、それぞれ前記複
    数の画像が所定の間隔で配列されている請求項3ないし
    12のいずれかに記載の表示装置。
  14. 【請求項14】 前記回転表示体は球状に形成され、前
    記第一及び第二の回転軸線は、その球状の回転表示体の
    中心付近で互いにほぼ直交するものとされ、さらに、 前記第一及び第二の回転軸線のいずれか一方を含み、か
    つその回転軸線の周りに所定の角度間隔で配列する複数
    の平面と、前記回転表示体の表面との交線に沿って設定
    された複数の円周経路上に、それぞれ前記複数の画像が
    所定の間隔で配列されている請求項3ないし13のいず
    れかに記載の表示装置。
  15. 【請求項15】 前記回転表示体に形成された複数の画
    像のうち、その一部のものを除いて他のものを遮蔽する
    画像遮蔽部が形成されている請求項1ないし14のいず
    れかに記載の表示装置。
  16. 【請求項16】 前記回転表示体の両側にそれぞれ配置
    されるドラム式表示体であって、直径が軸方向長さより
    も大きく形成された偏平円筒状の本体部を有し、その本
    体部の外周面に沿って複数の画像が所定の間隔で形成さ
    れるとともに、自身の円筒中心線を回転軸線として、そ
    の回転軸線の向きが前記回転表示体の第一の回転軸線の
    向きとほぼ一致するように配置されるドラム式表示体
    と、 それらドラム式表示体を回転駆動するドラム式表示体駆
    動部と、 を備えた請求項3ないし15のいずれかに記載の表示装
    置。
  17. 【請求項17】 前記回転表示体の前記第一の回転軸線
    方向における両側部が、それぞれ対応する側の前記ドラ
    ム式表示体の内側に入り込むように配置されている請求
    項16記載の表示装置。
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