JPH08191934A - 回転式表示装置 - Google Patents

回転式表示装置

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JPH08191934A
JPH08191934A JP7006654A JP665495A JPH08191934A JP H08191934 A JPH08191934 A JP H08191934A JP 7006654 A JP7006654 A JP 7006654A JP 665495 A JP665495 A JP 665495A JP H08191934 A JPH08191934 A JP H08191934A
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rotary
gear
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転体の動作を種々に変化可能とし、回転体
の表示態様のバリエーションを豊富にし、しかも小形化
可能にした回転式表示装置を得る。 【構成】 複数の図柄、又は見る角度により変わる形状
等の複数の表示態様を回転体56に構成し、回転体56
を駆動源110により、動力伝達機構90、106、1
08、112を介してY軸の回りに回動可能とするとと
もに、駆動源98により、動力伝達機構96、100を
介して、Y軸と異る方向に設定されたX軸の回りに回動
可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体を回動後停止さ
せ、そのときの回転体上の所定位置における表示態様を
表示する回転式表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転式表示装置は、図41に示
すようなパチンコ機、図42に示すようなスロットマシ
ン、又は占い用装置、その他の種々の機器に利用され
る。例えばパチンコ機では、遊技盤10の中央に表示装
置本体12を設け、始動口14にパチンコ球が入賞する
と、表示装置本体12に設けられた3個の回転ドラム1
6、18、20が回動した後で停止する。回転ドラム1
6、18、20の停止位置で表示される図柄(この場合
には数字)が、横、又は斜め一列に同じ図柄がそろった
場合には当りとして、賞球を払い出すようにされてい
る。また、スロットマシンでも同様に、3個の回転ドラ
ム22、24、26をスタートボタン28の操作で回転
させ、各回転ドラムに対応した停止ボタン30、32、
34を各々操作したときのタイミングに合わせて停止さ
せる。そして、このときの回転ドラム22、24、26
の停止位置で表示される図柄が、横、又は斜め一列に同
じ図柄がそろった場合には当りとして、コイン等を払い
出すようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような表示装置
は、各回転ドラム16、18、20、22、24、26
を一個のモータによって回動停止動作を行なわせてい
る。このように、各回転ドラム16、18、20、2
2、24、26を一個の軸の回りに回動する場合には、
各回転ドラム16、18、20、22、24、26は、
上下、左右といった一つの方向に回動動作する以外に動
作の余地がない。このため、各回転ドラム16、18、
20、22、24、26の回転開始から停止までの動作
パターンにバリエーションを設けようとしても、各回転
ドラム16、18、20、22、24、26の回転速度
を変動し、又は、回転停止動作を組み合わせる以外に方
法がなく、動作が画一的になってしまう。
【0004】また、各回転ドラム16、18、20、2
2、24、26が一個の軸の回りに回動するものである
ため、各回転ドラム16、18、20、22、24、2
6上に表示された各図柄は、各回転ドラム16、18、
20、22、24、26の回動停止により、正面から見
ると上下、又は左右等の一方向に動き、停止するだけで
ある。
【0005】このため、1個の回転ドラム16、18、
20、22、24、26の外周面に表示された複数の図
柄の数だけしか表示態様のバリエーションを設けられな
い。よって、各回転ドラム16、18、20、22、2
4、26の表示図柄の数を増加するためには、それだけ
各回転ドラム16、18、20、22、24、26を大
形化するか、又は各図柄を小形化せねばならない。例え
ば、3列に並べられた回転ドラム16、18、20、2
2、24、26の図柄の組み合わせでゲームを構成しよ
うとした場合、横一列に同じ図柄が並ぶ確率を225分
の1に設定しようとすると、各回転ドラム16、18、
20、22、24、26にそれぞれ15種類の図柄を表
示せねばならない。このような場合、各図柄を小形化す
ることには図柄を視認する上で限度があるので、回転ド
ラムを大形化せねばならず、表示装置が大形化してしま
う。よって、表示態様としての図柄が当り状態となる確
率をより低くし、若しくは図柄が当り状態となるときの
バリエーションを多くするためには、表示装置を大形化
せねばならなくなる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、回転体の回転
開始から停止までに種々の動作パターンを設定でき、回
転体の表示態様のバリエーションを多くしても、小形化
可能にした回転式表示装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、複数の図柄、見る角度により異なる形状を有す
る立体、又は造形物等により複数の表示態様を構成した
回転体と、回転体とを第1の回転軸回りに軸支し、第1
の回転軸と異る方向に設定された第2の回転軸の回りに
軸支された保持フレームと、保持フレームを回転制御す
るよう動力伝達機構を介して接続された第1の回転駆動
源と、第1の回転軸を回転制御するよう動力伝達機構を
介して接続された第2の回転駆動源と、を有することを
特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る発明は、複数の図
柄、見る角度により異る形状を有する立体、又は造形物
により複数の表示態様を構成した回転体と、回転体をこ
の回転体の一側部から第1の回転軸の回りを回動自由と
なるよう軸支する支持側部材と、第1の回転軸と異る方
向に設定された第2の回転軸の回りを回動自由となるよ
う軸支され、この第2の回転軸から偏心した位置に支持
側部材を立設したベース部材と、ベース部材を動力伝達
機構を介して回動制御する第1の回転駆動源と、回転体
の第1の回転軸を中心とする伝動部材に、ベース部材の
偏心位置に軸支された伝動部材を連動した機構を有する
動力伝達機構を介して回転制御する第2の回転駆動源
と、を有することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る発明は、複数の図
柄、見る角度により異る形状を有する立体、又は造形物
により複数の表示態様を構成した回転体と、回転体を第
1の回転軸上を回動自由となるよう軸支する軸棒と、軸
棒を支持するとともに、第1の回転軸と異る方向に設定
された第2の回転軸の回りを回動自由となるよう軸支さ
れたホールドベースと、ホールドベースを回転制御する
よう動力伝達機構を介して接続された第1の回転駆動源
と、回転体の第1の回転軸を中心とする伝動部材に、ホ
ールドベースの偏心位置に軸支された伝動部材を連動し
た機構を有する動力伝達機構を介して回転制御する第2
の回転駆動源と、を有することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る発明は、複数の図
柄、見る角度により異る形状を有する立体、又は造形物
により複数の表示態様を構成した回転体と、回転体に設
けた回転シャフトと、回転体を第2の回転軸の回りに回
動自由にするよう、回転シャフトを軸支する保持プレー
トと、保持プレートと一体的に設けられ、第1の回転軸
と異る方向に設定された第2の回転軸の回りを回動自由
に軸支された台座と、台座付保持プレートを回転制御す
るよう動力伝達機構を介して接続された第1の回転駆動
源と、第1の回転軸を中心として回転体と一体に回動す
るよう設けられた伝動部材に、X軸を軸芯とする回転主
軸に設けられた伝動部材を連動した機構部分を有する動
力伝達機構を介して回転制御する第2の回転駆動源と、
を有することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係る発明は、複数の図
柄、見る角度により異る形状を有する立体、又は造形物
により複数の表示態様を構成した回転体と、回転体と一
体に設けられた第1の回転軸上の軸棒と、軸棒を軸支
し、第1の回転軸と異る方向に設定された第2の回転軸
の回りを回動自由に軸支された保持フレームと、保持フ
レームを回転制御する単一の駆動源と、軸棒に固着され
た転動部材と、転動部材の第2の回転軸回りの回動軌跡
に対応して配置された固定部材と、を有することを特徴
とする。
【0012】本発明の請求項6に係る発明は、回転体の
第2の回転軸回りの回動に同期して回動し、回転体の第
1の回転軸回りの回転方向を表示する目印部材を設けた
ことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項7に係る発明は、回転体と
その駆動機構、及び駆動源を収容したハウジング内に、
駆動源等を制御する制御部を一体的に内蔵したことを特
徴とする。
【0014】本発明の請求項8に係る発明は、回転体
は、中空半球状の一対の殻体と、各殻体の内面中央から
放射線方向に立設された軸筒部と、対をなす殻体を球状
に組み合わせたとき、筒部の両自由端部を結合する嵌合
軸凹凸部と、殻体の開口部分を結合する嵌合凹凸部と、
殻体の開口部分に設けられ、一対の殻体の開口部が所定
の相対的位置に合ったとき係合するようにした位置合せ
凹凸部と、を有することを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の請求項1に係る発明では、第1の回転
駆動源を駆動して保持フレームを回転することにより、
回転体を第2の回転軸の回りに回転させる。また、第2
の回転駆動源を駆動して、回転体を第1の回転軸の回り
に回転させる。このように、回転体を第1、第2の回転
軸の回りに同時に回転させることにより、回転体の動作
にバリエーションを設けることができる。また、回転体
を停止させたときも、第1の回転軸回りの表示態様と、
第2の回転軸回りの表示態様とを複合させて、多種の表
示態様を表示できる。
【0016】本発明の請求項2に係る発明では、第1の
回転駆動源を駆動することにより、動力伝達機構を介し
てベース部材、及びこれと一体の支持側部材を回動し、
支持側部材に装着した回転体を第2の回転軸の回りに回
動させる。
【0017】また、第2の回転駆動源を駆動することに
より伝動部材を有する動力伝達機構を介して回転体を第
1の回転軸の回りに回動させる。
【0018】このように、ベース部材に立設した支持側
部材で回転体を支持するので、回転体の支持構造を強固
にできる。また支持側部材で回転体を一側部から支持
し、しかもベース部材に軸支した伝動部材を介して回転
体を回動するので、回転体の両横部に支持構造と動力伝
達手段を設けたものに比べ、構造を簡素にし、しかも小
形化を図ることができる。また、回転体を横長に形成
し、表示部の面積を大きくしても、表示装置全体の縦方
向の長さを延長せずに構成できる。
【0019】本発明の請求項3に係る発明では、第1の
回転駆動源を駆動し、動力伝達機構を介してホールドベ
ースと回転体とを第2の回転軸の回りに回動する。ま
た、回転駆動源を駆動しホールドベースに軸支した伝動
部材を介して回転体を第1の回転軸の回りに回動する。
【0020】このように、ホールドベースに軸支した伝
動部材を介して回転体を第1の回転軸の回りに回動する
ように構成したので、回転体の外周部全体にわたって動
力伝達のための機構を設けるのに比べ、動力伝達機構を
小形化し、表示装置全体を小形化できる。
【0021】本発明の請求項4に係る発明では、第1の
回転駆動源を駆動し、動力伝達機構を介して台座付保持
プレートと一体的に回転体を第2の回転軸の回りに回動
する。
【0022】また、回転駆動源を駆動し、第2の回転軸
を軸芯とする回転主軸に設けた伝動部材を介して回転体
を第1の回転軸回りに回動する。
【0023】このように第2の回転軸を軸芯とする回転
主軸の伝動部材を用いた場合には、第1の回転軸と第2
の回転軸との交点近くで回転体の中心部近くに、回転体
を軸支する保持プレートの軸支部と、回転体を回動する
伝動部材を配置するので、回転体の外部に支持構造物
や、動力伝達機構を設けずに構成でき、表示装置全体を
小形化することができる。
【0024】本発明の請求項5に係る発明では、単一の
駆動源を駆動することにより、保持フレームと一体的に
回転体を第2の回転軸回りに回動させる。この動作に伴
って、固定部材上を転動部材が転動し、この転動部材の
転動回転動作により回転体が第1の回転軸回りに回動さ
れる。
【0025】このように駆動源を単一することにより、
駆動源の数を減じ、構造を簡素化し、表示装置全体を小
形化できる。
【0026】本発明の請求項6に係る発明では、目印部
材が常に回転体の第1の回転軸回りの回動方向を指示す
る。これにより、回転体の回動方向の微小な変化、及び
回動方向の変遷を目視で認識可能とする。
【0027】本発明の請求項7に係る発明では、制御対
象となる駆動源等と、制御部とが接近しているので、配
線を引き回す距離を短くでき、その短くした分だけ雑音
が入るのを防止できる。また、中央制御部と別体の制御
部を設ける場合には、メモリの量を増加し、処理能力を
高めることができる。
【0028】本発明の請求項8に係る発明では、回転体
を中空構造にしても、一対の殻体の接合部が、凹凸嵌め
合いで補強されて正確に結合される。また、一対の殻体
に設けた軸筒部が結合されて、その内部から軸棒を通す
部分の構造上の補強をする。
【0029】また、位置合せ凹凸部の係合により、一対
の殻体が相対的に位置がずれることなく結合されるの
で、各殻体の表面所定位置に各半分の図柄を表示し、一
対の殻体を合わせて回転体としたとき、その合わさった
図柄がずれることなく合わさって一つの図柄を表示する
ようにできる。
【0030】
【実施例】
(第1実施例の構成)以下、本発明の回転式表示装置の
第1実施例を図1乃至図9によって説明する。
【0031】本第1実施例の全体を図1、図2及び図7
に示すように、本第1実施例では箱状のハウジング50
内に機構支持板52と回路支持板54とが互に略平行に
設けられている。機構支持板52には回転体56の駆動
機構部が設けられ、回路支持板54には表示制御回路部
58が設けられている。また、ハウジング50の回転体
56が臨む開口部には、図示するように、回転体56の
球面の一部に沿うような球面窓部60Aを形成した透明
のカバー部材60が設置されている。
【0032】(回転体)回転体56は、図3、図4、図
5及び図7にも示すように、一対の半球形の殻体62、
64を、球形に組み合わせて構成される。各殻体62、
64には、その半球面中央部に、各殻体62、64の球
面の中心から放射線方向(球心方向)に向けて筒状の軸
筒部66がそれぞれ立設される。各軸筒部66の各殻体
62、64との結合部には、半球面外側に開放し、所定
の長さを有する細径の固定用穴部68が設けられる。さ
らに、各軸筒部66の固定用穴部68から各軸筒部66
の自由端面にかけて太径の通し穴70がそれぞれ穿設さ
れる。
【0033】また、一方の殻体62には、その円形開口
端部の内側面部を段付きの大径内周面にするよう環状に
切除して、嵌合凹部72が形成される。加えて、嵌合凹
部72の一部を小矩形状に残して、位置合わせ凸部80
が設けられる。さらに、一方の殻体62の軸筒部66の
自由端外周部に段付きの細径を形成するよう環状に切除
して、嵌合軸凸部74が形成される。
【0034】これとともに、他方の殻体64には、その
円形開口端部の外側面部を段付きの小径部にするよう環
状に切除して、嵌合凸部76が形成される。加えて、嵌
合凸部76の一部を小矩形状に切除して、位置合わせ凹
部82が設けられる。さらに、他方の殻体62の軸筒部
66の自由端内周部を段付きの大径内周面にするよう環
状に切除して嵌合軸凹部78が形成される。
【0035】上述のように形成された一対の殻体62、
64は、嵌合凹部72に嵌合凸部76が嵌合し、嵌合軸
凹部78に嵌合軸凸部74が嵌合して、球状に組み合わ
せられる。このように構成することにより、中空薄肉の
球体を、射出成形によって容易に製造可能となり、その
ための金型も容易に製作できる。この場合、殻体62、
殻体64は各々別々に射出成形で製作され、製作時の成
形型は軸筒部66の軸方向(矢印A方向)に型抜きされ
る。これにより中実球に形成した場合に比べ、大幅に軽
量化できる。また、一対の殻体62の軽量化のため全体
の肉厚を薄くし、変形し易く軟弱になった場合でも、組
み付けられた一対の殻体62の接合部で互いにずれない
ように正確に接合でき、接合部の嵌合構造により、接合
部の強度を高めることができる。
【0036】さらに、一対の殻体62、64は、位置合
せ凸部80に位置合せ凹部82が嵌合し、各殻体62、
64の開口外周面の位置が相互に一義的に対応して球状
に組み付けられる。よって、球状に組み付けられた一対
の殻体62、64の接合部に亘って、各図柄を表示する
場合に、各殻体62、64の外周面所定位置にあらかじ
め各図柄を分割された状態で表示しておき、一対の殻体
62、64を球状に組み合わせた場合でも、球面の接合
部上の図柄にずれを生じないようにできる。
【0037】また、一対の殻体62、64を球状の回転
体56に組み付けた状態では、一本の柱状に嵌合した軸
筒部66の各固定穴部68と通し穴70とが直線状に並
ぶことになる。図5に示される如くこのように直線状に
並んだ各固定穴部68と通し穴70に回転軸84を挿通
し、両端の固定穴部68でこの固定穴部68に圧入され
てきつく嵌まった回転軸84を保持する。なお、回転体
56は上述の構成に限られるものではなく、球体を3分
割以上に分割構成し、又は、立方体等の多面体を複数に
分割し、それらの内部を空洞にして軽量とし、この回転
体56を回動するときの負荷が小さくなるように構成し
ても良い。さらに、この分割した部分を接合するときに
は、接合部を相互に嵌合可能な段状形状にして正確に嵌
め合わせることが望ましい。
【0038】なお、本実施例の回転体56は、上述の構
成に限られるものではなく、正多面体、柱体、錐体、そ
の他の立体物、例えば、見る角度によって正面形状が異
るような立体物、又は乗り物、置き物、種々の造形物等
で異る表示態様を表示するよう構成しても良いことは勿
論である。
【0039】(図柄)上述の如く構成した回転体56の
外周表面部には、図9に示す如き、一連の図柄148、
150、152、154、156、158を表示する。
この図柄は、4個の当り図柄、148、152、15
4、158と、2個の外れ図柄150、156とで構成
される。これらの図柄148、150、152、15
4、156、158は、回転体56における、回転体5
6の中心を通りY軸(回転軸84)に直交する平面と、
回転体56の外周面との交わる部所である一対の殻体6
2、64の接合周部Sに沿って一連の環状に配置され
る。さらに、各図柄148、150、152、154、
156、158は、回転体56の外周部を6分割した各
範囲内にそれぞれ表示される。なお、図9は回転体56
の外周へ曲面状に表示される図柄を説明の便宜上、平面
上に表示してある。
【0040】(駆動機構)図1、及び図7に示すよう
に、回転体56に挿通された回転軸84の一対の殻体6
2、64から延出された両端部は、それぞれ保持フレー
ム86の軸受部88に回動自由に挿通され軸支される。
さらに、回転軸84の各軸受部88から延出した両端部
には、それぞれ回転体固定歯車90を固着し、この回転
体固定歯車90と回転軸84と、一対の殻体62、64
とが軸受部88に軸支されてY軸回りに一体的に回動す
るようにする。
【0041】保持フレーム86は、半球殻形状をしてお
り、その半球面中央に穿設した円形開口から一体的に円
筒状軸部92が形成される。円筒状軸部92は、機構支
持板52に立設した円筒状の旋回軸94の外周に嵌めら
れて軸支される。また、円筒状軸部92の自由端部に
は、軸直角横方向に延びるフランジ状の旋回被動歯車9
6が一体に形成される。
【0042】この旋回被動歯車96は、機構支持板52
に設けたステッピングモータである旋回駆動源98の駆
動歯車100に噛合される。これにより、旋回駆動源9
8を駆動して、駆動歯車100から旋回被動歯車96に
回転を伝達し、保持フレーム86及び回転体56を図1
のX軸回りに回動させるようにする。
【0043】なお、図1の構成では、X軸とY軸とが直
角に交差する構成であるが、X軸とY軸とは方向が異る
ように構成されていれば、互に直角以外の角度で交差し
たり、くい違い状態でも良い。
【0044】保持フレーム86の外側には、介在歯車1
02が装着される。介在歯車102は、半球殻形状をし
ており、その半球面中央の円形開口から一体に円筒状の
軸筒部104が形成される。軸筒部104は、円筒状軸
部92の外周に嵌められて軸支される。介在歯車102
の半球殻形の広口周端部には、歯車106を形成し、回
転体56の各回転体固定歯車90を噛合させる。
【0045】介在歯車102の軸筒部104の自由端部
には、直角横方向に延びるフランジ状の回転被動歯車1
08が同軸一体に形成される。この回転被動歯車108
は、機構支持板52に設けたステッピングモータである
回転駆動源110の駆動歯車112に噛合される。これ
により、回転駆動源110を駆動して、駆動歯車112
から回転被動歯車108に回転を伝達し、介在歯車10
2をX軸回りに回転する。そして介在歯車102の歯部
106に噛合する回転体固定歯車90が回動されて、回
転体固定歯車90と一体の回転軸84と回転体56が図
1のY軸回りに回動される。回転体56がX軸回りに回
転する場合には、回転体固定歯車90は回転軸84と共
に回転しながら歯部106とかみ合いながら歯部106
を移動(公転移動)する。
【0046】なお、本第1実施例では駆動源98、11
0の動力を伝達するための歯車機構を用いたが、ベル
ト、チェーン等の巻掛け伝動機構等の、種々の動力伝達
機構を用いても良い。
【0047】(回転位置検出)回転体56には、図6に
示すように、その中心を通りY軸に直交する平面(X軸
を含んでいる)と、回転体56の外周面との交わる所定
部位に検出素子114を設置する。すなわち、回転体5
6の所定部位に凹部116が形成され、この凹部116
内に磁石で構成した検出素子114が配置される。ま
た、図1及び図7にも示すように、旋回軸94の筒内に
回転位置検出センサ118が回転体56に隣接して配置
され、回転体56のY軸を中心とする回転によって検出
素子114が回転位置検出センサ118の直上に来たこ
とを検出するようにする。
【0048】なお、上述の回転体56の回転位置検出手
段として、非接触式の磁気検知手段を用いたものについ
て説明したが、その他の検知手段を用いることもでき
る。例えば、検出素子114として磁石の代わりに磁気
コーティングをして素子を構成し、又は磁気シール等を
貼着して素子を構成するようにしても良い。又は、非接
触式の光検知式検出手段を用いても良い。この場合に
は、検出素子114として穴又は光の反射材等を用い
る。さらに、検出素子114は回転体56上に一つ設け
るばかりでなく、回転体56上に描かれた各図柄等に対
応して、複数設けても良いことは勿論である。
【0049】本実施例のハウジング50内の所定部所に
は、図1に示すように保持フレーム86とX軸回りに一
体的に回動する回転体56の、X軸を中心とする回転位
置を磁気検出素子等を用いて検出する旋回位置検出セン
サ120が配置される。また、ハウジング50内の所定
部所には、ランプ122が配置される。
【0050】(外周表示手段)さらに図2に示される如
く、ハウジング50におけるカバー部材60の内側に、
球面窓部60Aの周囲を取り巻くように環状の表示灯基
板124が配置される。この表示灯基板124の中心角
15度づつに区切って24分割された部位には、それぞ
れLED等で構成した表示灯126を配置する。
【0051】(制御部)ハウジング50内の回路支持板
54上には、表示制御回路部58が設置されている。表
示制御回路部58は、図8に示すようにマイクロプロセ
ッシングユニット128を有し、接続配線130を介し
て別途設けられた主制御回路132から送られて来る制
御信号に従って具体的な制御動作を実行するように構成
されている。このため、マイクロプロセッシングユニッ
ト128には、ランダムアクセスメモリ(RAM)13
4と、基本的な制御動作プログラムが書き込まれたリー
ドオンリメモリ(ROM)136と、クロック138と
が接続されている。さらにマイクロプロセッシングユニ
ット128には、入出力制御システム140が接続され
ている。入出力制御システム140は、旋回駆動源9
8、回転駆動源110に接続され、センサーアンプ14
2を介して回転位置検出センサ118、及び旋回位置検
出センサ120が接続されている。また、マイクロプロ
セッシングユニット128には、ランプドライバ146
を介して、ランプ122と、表示灯126が接続されて
いる。
【0052】なお、本第1実施例では、表示制御回路部
58を用いて、旋回駆動源98、回転駆動源110、ラ
ンプ122、表示灯126等を動作制御している。しか
し、表示制御回路部58を用いることなく、主制御回路
132によって動作制御するように構成しても良い。
【0053】(第1実施例の作用、動作)次に、上述し
た本第1実施例の作用、及び動作を説明する。
【0054】本第1実施例では、図8に示す主制御回路
132からの単純な命令信号がマイクロプロセッシング
ユニット128に入力されると、リードオンリメモリ1
36のプログラムによって、複雑な動作制御、及び表示
制御を実行するようにされている。
【0055】次に、上述のようなマイクロプロセッシン
グユニット128により回転駆動源98を固定し、回転
駆動源110のみを駆動した場合について説明する。こ
の場合には、図1に示すように回転駆動源110が駆動
歯車112を回動し、これに噛合する介在歯車102を
X軸回りに回動する。これにより、介在歯車102の回
動によって、その歯部106に噛合する回転体固定歯車
90が回動され、これと一体の回転軸84、及び回転体
56がY軸を中心軸として回動される。
【0056】次に、回転駆動源110を停止し、旋回駆
動源98のみを駆動した場合について説明する。この場
合には、旋回駆動源98の回動力により駆動歯車100
を介して保持フレーム86をX軸回りに回動する。する
と、回転体56が回転軸84と共にX軸を中心軸として
回動されることになる。このとき、介在歯車102は停
止状態にあるので、保持フレーム86の回動に伴って、
回転体固定歯車90が歯部106上を転動されて、これ
と一体に回転体56がY軸を中心軸として一の方向に回
転されることになる。このため、回転体56は、X軸の
回りに旋回すると同時に、Y軸の回りに回転するという
複雑な動きをする。
【0057】次に、旋回駆動源98と、回転駆動源11
0とを同時に駆動した場合について説明する。まず、旋
回駆動源98と回転駆動源110とを駆動して、介在歯
車102が保持フレーム86と同速度(同角速度)で同
方向に回動された場合には、回転体56はY軸回りに回
転することなく、X軸回りに旋回する。
【0058】さらに、介在歯車102の回転が速くなり
保持フレーム86より速い速度で回転されると、回転体
56は前述とは逆の方向に回動される。
【0059】また、介在歯車102が、保持フレーム8
6と逆の方向に回転されると、回転体56は前述した一
の方向に、より速度を増して回動される。
【0060】表示制御回路部58では、上述したような
回転体56の種々の動作を組み合わせるように動作制御
し、回転体56に表示された図柄148、150、15
2、154、156、158が移動する方向を変え、表
示される方向を変えながら種々に移り変わるようにす
る。
【0061】次に、回転体56上に表示した図柄14
8、150、152、154、156、158のうちの
所要の図柄を所要の方向に向けて球面窓部60Aから表
示させるための制御動作について説明する。まず、パチ
ンコ機の始動口にパチンコ球が入賞したときのタイミン
グ等から、主制御回路132で、表示すべき図柄と、そ
の表示方向が決定され、その図柄と表示方向とを特定す
る指令信号が、表示制御回路部58に送られる。
【0062】すると、表示制御回路部58では、旋回位
置検出センサ120の検出信号によて、保持フレーム8
6の旋回位置を逐次検出しながら、旋回駆動源98を制
御して特定の図柄表示方向に対応した位置に保持フレー
ム86を停止させる。次に、回転位置検出センサ118
で回転体56の検出素子114が、この回転位置検出セ
ンサ118の直上に来たときを検出し、このときを原点
として、所要の図柄が原点に対し何度回動した位置にあ
るかを示す情報を基に回転駆動源110を制御し、回転
体56を所要角度回動して停止させ、表示された図柄が
傾斜する等した所要の図柄が球面窓部から表示されるよ
うにする。
【0063】次にランプ122と、表示灯126の制御
について説明する。ランプ122は、回転体56の回動
時等に点灯される。
【0064】また、表示灯126は、例えば、回転体5
6が停止されたときに図柄148、150、152、1
54、156、158が向いている図柄表示方向に対応
した直径方向に位置する2つの表示灯126だけを点灯
させ、図柄表示方向を明示するようにする。又は、あら
かじめ主制御回路132で決定された指令に基づき、回
転体56の回転時に特定の表示灯126を点灯させ、回
転体56が停止したときに図柄の表示方向がこの点灯し
ている表示灯126の向きと一致しているときに当りと
するように用いられる。
【0065】(第2実施例の構成)以下、本発明の第2
実施例を図10、乃至図16によって説明する。この第
2実施例は、前記第1実施例における回転体、その駆動
機構部分及び回転位置検出部分を変更したものであり、
図14のように3個の図柄表示装置が並んで設けられて
いる。
【0066】(回転体)本第2実施例では、図10、及
び図15に示すように、軸心がY軸とされた円筒状部材
の一方の端口に半球面状の側壁160を一体に形成して
回転体56が形成されている。回転体56の中空内部に
は、球面側壁160の内面所定位置に複数の支持用支柱
162がY軸と平行に立設されている。回転体56の軸
線上に当る球面側壁160の中央部には、透孔164が
設けられている。
【0067】この透孔164には、柱状の軸部材166
の先端部が嵌め込まれる。軸部材166の基端部にはフ
ランジ168と傘歯車186が一体に形成され、このフ
ランジ168に穿設された各透孔170にねじ172を
通し、支持用支柱162の螺子穴に螺挿して、回転体5
6と軸部材166とを一体に締結する。
【0068】軸部材166には、その長手方向の軸線に
沿って挿通穴174が穿設されている。この挿通穴17
4の両出口端部にはそれぞれ軸受176が設置される。
さらに、挿通穴174に挿通した軸棒178に挿通穴1
74の両端の軸受176を装着し、軸受176を介して
軸部材166、及び回転体56を軸棒178へ回動自在
に軸支する。
【0069】軸棒178の一端延出部180は、支持側
部材182に穿設した挿通孔184に嵌挿され、ナット
188を延出部180の螺子部に螺合締結する。支持側
部材182は、その挿通孔184より上の部分が球面状
に形成され、その下部には図16にも示すような2本の
足部200、200が突設される。
【0070】(駆動機構)上述のように構成された回転
体56部分は、図16に示す如くその足部200を、駆
動機構におけるベース部材であるベース歯車202の平
面部所定位置に固着される。図10、及び図15に示す
ように、ベース歯車202はその外周部に歯を形成した
平歯車として構成され、その平面部における中心から偏
心した位置に、支持筒部204が設けられている。
【0071】支持筒部204の筒穴の両端部にはそれぞ
れ軸受206、206が設置され、この支持筒部204
の筒穴に挿通した小軸棒208が、これら軸受206、
206に軸支されるようにする。
【0072】小軸棒208の図15で上側に当る部分に
は、伝動部材である傘歯車部材210をねじ212で締
結し、図10に示すように傘歯車部材210と、軸部材
166の伝動部材である傘歯車186とを直交して噛合
させる。また、小軸棒208の図15で下側に当る部分
には、小平歯車であるインナー歯車214が嵌められ、
ねじ216で固定される。
【0073】ベース歯車202の中央部には、筒状の支
枠部218が一体に突設される。この支枠部218に
は、軸棒220が固着されている。支枠部218には、
2個の軸受222及び座用リング224を介して、サー
ド歯車226が軸支される。
【0074】サード歯車226は、同軸上に、小平歯車
部228と、大平歯車部230とが一体に形成され、そ
の小平歯車部228は、インナー歯車214に噛合され
る。
【0075】ベース歯車202の軸棒220の自由端ね
じ部は、回転支持部材232の透孔234に挿通されナ
ット236で締結される。回転支持部材232は、ケー
ス238の底面に、軸受240を介して回動自由に軸支
される。
【0076】ケース238の一部には、図14に示され
る3個のうち最も右側にある回転式表示装置部分に破線
で示すように動力伝達機構に接続される旋回モータ24
2と回転モータ244とが配置される。
【0077】旋回モータ242は、図11、及び図14
の3個のうちの中央部にある回転式表示装置部分に示す
ように、その出力軸に設けたモータ歯車246がシャフ
ト250に軸支されたセカンド歯車248を介してベー
ス歯車202に噛合連動される。
【0078】また、図10、及び図14の中央部にある
回転式表示装置部分に示すように、回転モータ244の
長く延出した出力軸の先端部に設けたモータ歯車252
がシャフト254に軸支されたセカンド歯車256を介
してサード歯車226に噛合連動される。
【0079】なお、本実施例では、回転体56を回動す
るため傘歯車186、傘歯車部材210等を用いたが、
これらを摩擦伝動部材で構成しても良いことは勿論であ
る。
【0080】(回転位置検出)上述した駆動機構部のベ
ース歯車202とサード歯車226とに連動して回転位
置検出手段が設置される。図12に示すようにベース歯
車202には、第1旋回センサ歯車258を介して減速
するように第2旋回センサ歯車260を噛合連動する。
また、サード歯車226には、第1回転センサ歯車26
2を介して減速するように第2回転センサ歯車264を
噛合連動する。
【0081】そして、図13に向って右側、また図14
の中央に当る回転式表示装置部分に示すように、第2旋
回センサ歯車260には、旋回位置センサ266が設け
られ、第2回転センサ歯車264には回転位置センサ2
68が設けられる。
【0082】このように、本第2実施例では、回転体5
6の横位置に旋回モータ242、回転モータ244、旋
回位置センサ266、及び回転位置センサ268を設け
たので、回転式表示装置全体としての高さ寸法を低減で
きる。また、図13、及び図14に示すように、本第2
実施例における回転式表示装置を3個並べて配置し、こ
れら3個の図柄表示装置を総合的に動作制御するように
構成することもできる。
【0083】(第2実施例の作用、動作)次に、本第2
実施例の作用、及び動作を説明する。まず、旋回モータ
242を回動制御すると、その駆動力がモータ歯車24
6からセカンド歯車248を介してベース歯車202に
伝達される。するとベース歯車202と一体に回転体5
6部分と、小軸棒208及びインナー歯車214等の部
分がX軸を中心に旋回される。このため、インナー歯車
214が、静止しているサード歯車226の小平歯車部
228に噛合しながら転動することになる。この動作に
よって、インナー歯車214と一体の小軸棒208、及
び傘歯車部材210と、これに噛合する傘歯車186を
介して回転体56がY軸を中心に回転される。さらに、
回転体56の旋回位置は、ベース歯車202に、第1旋
回センサ歯車258を介して連動する第2旋回センサ歯
車260の回動位置を旋回位置センサ266で検出する
ことにより特定できる。
【0084】また、回転モータ244を回動制御する
と、その駆動力がモータ歯車252からセカンド歯車2
56を介してサード歯車226に伝達される。さらにサ
ード歯車226の小平歯車部228からインナー歯車2
14、小軸棒208、傘歯車部材210、及び傘歯車1
86を通じて伝達され、回転体56がY軸を中心に回動
される。さらに、回転体56の回転位置は、サード歯車
226の大平歯車部230に、第1回転センサ歯車26
2を介して連動する第2回転センサ歯車260の回動位
置を回転位置センサ268で検出することにより特定で
きる。
【0085】そして、旋回モータ242、及び回転モー
タ244を共に動作制御して、回転体56に種々の旋
回、回転動作が組み合わさった複雑な動作を行なわせる
ことができる。
【0086】なお、本第2実施例における以上説明した
以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1実施例と
同等であるので、その説明を省略する。
【0087】(第3実施例の構成)次に、本発明の第3
実施例を図17乃至図19によって説明する。本第3実
施例は、回転体56のX軸方向後方に旋回モータ、回転
モータ、旋回位置センサ、及び回転位置センサが配置さ
れるように構成したものである。なお、本第3実施例に
おける、前述した第2実施例に対応する部分には同一符
号を付すこととし、説明の便に供する。
【0088】(駆動機構)回転体56は、軸棒178に
よって、Y軸回りに回動自由に軸支される。軸棒178
の回転体56から延出した部分は、支持側部材182に
取り付けられる。
【0089】支持側部材182は、ベース歯車202に
固定される。ベース歯車202の支持筒部204に軸支
した小軸棒208の図17で上端に固着した傘歯車部材
210を回転体56側の傘歯車186に噛合させるとと
もに、小軸棒208の図17で下端側に記載された部分
には、インナー歯車214が固着される。
【0090】ベース歯車202の中央部に設けた長尺の
軸棒270は、ケース272の軸筒部274に軸支され
る。
【0091】軸棒270の中間部には、サード歯車22
6が軸支される。このサード歯車226の小平歯車部2
28には、インナー歯車214が噛合され、その大平歯
車部230には、ケース272の後ろ側に設けた回転モ
ータ244のモータ歯車252が噛合される。
【0092】また、ベース歯車202にはケース272
の後ろ側に設けた旋回モータ242のモータ歯車246
が噛合される。
【0093】(回転位置検出)上述のベース歯車202
の軸棒270の自由端部には、円板状のセンサ板276
が取り付けられ、このセンサ板276の回転位置を検出
するための旋回位置センサ266が配置される。
【0094】また、サード歯車226の側面には、軸棒
270と同軸に円筒状のセンサ体278が設けられる。
このセンサ体278の軸棒270を軸とした回動位置を
検出するために、回転位置センサ268が配置される。
【0095】このように本第3実施例では、回転体56
の後方位置に重なるように、旋回モータ242、回転モ
ータ244、旋回位置センサ266、及び回転位置セン
サ268を設けたので、回転式表示装置全体としての横
幅寸法を低減できる。また、図18、及び図19に示す
ように、本第3実施例における回転式表示装置を3個並
べて一体的に配置構成し、これら3個の表示装置を総合
的に動作制御するように構成することもできる。このよ
うに3個並べて構成したものは、図18に示す如く、例
えばパチンコ機の遊技盤10の所定部所に穿設した開口
部280に取り付けられる。このとき、遊技盤10の表
面と、回転体56をカバーするカバー部材60の表面と
が略面一となるようにされる。
【0096】(第3実施例の作用、動作)次に、本第3
実施例の作用、及び動作を説明する。まず、回転モータ
244を回動制御すると、その駆動力がモータ歯車25
2からサード歯車226、インナー歯車214、小軸棒
208、傘歯車部材210、及び傘歯車186を通じて
伝達され、回転体56がY軸を中心い回動される。さら
に、回転体56の回転位置は、サード歯車226と一体
に回動するセンサ体278の回動位置を回転位置センサ
268で検出することにより特定できる。
【0097】また、旋回モータ242を回動制御する
と、その駆動力がモータ歯車246からベース歯車20
2に伝達され、ベース歯車202と一体に回転体56部
分と、小軸棒208及びインナー歯車214等の部分が
X軸を中心に旋回される。このため、インナー歯車21
4が静止しているサード歯車226の小平歯車部228
に噛合しながら転動することになる。この動作に従っ
て、インナー歯車214の回動が小軸棒208、及び傘
歯車部材210と、これに噛合する傘歯車186を介し
て回転体56に伝達され、回転体56がY軸を中心に回
転される。さらに、回転体56の旋回位置は、ベース歯
車202の軸棒270と一体に回動するセンサ板276
の回動位置を旋回位置センサ266で検知される。
【0098】このように回転モータ244、及び旋回モ
ータ242を共に動作制御して、回転体56に種々の旋
回、回転動作が組み合わさった複雑な動作を行なわせる
ことができる。
【0099】なお、本第3実施例における以上説明した
以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1、及び第
2実施例と同等であるので、その説明を省略する。
【0100】(第4実施例の構成)次に、本発明の第4
実施例を図20乃至図22によって説明する。本第4実
施例は、回転体56を略球形に構成し、これに伴って駆
動機構を改良したものである。
【0101】(回転体)回転体56は、半球形の第1半
球体56Aと第2半球体56Bと組み合わせ、その開口
結合部に球体ジョイント282を配置して、全体として
略球形になるように構成される。第1半球体56Aの半
球面中央部には軸穴部284を設け、この軸穴部284
の周囲から半球内側の直径方向に向けて、直径の4分の
1程度の長さの軸筒部286が立設される。
【0102】第2半球体56Bの半球面中央部には、半
球の内側にへこむ歯車収容部288を形成し、その歯車
収容部288の中央部には軸穴部290を設ける。軸穴
部290の周囲から半球内側の直径方向に向けて、直径
の4分の1程度の長さの軸筒部292が立設される。
【0103】球体ジョイント282は、上述した2つの
軸筒部286、292と同形の筒状に形成した連結軸筒
部294と、連結軸筒部294の中央部に軸線に対し放
射線方向に延びる円板状のフランジ部296とにより構
成される。
【0104】球体ジョイント282は、フランジ部29
6の外周部が第1半球体56Aと第2半球体56Bとの
開口結合周部に結合するように構成して、開口結合周部
分の構造上の強度を増すようにする。
【0105】また球体ジョイント282は、連結軸筒部
294の一端を軸筒部286に結合し、他端を軸筒部2
92に結合することにより、一連の筒体を構成し、第
1、第2半球体56A、56Bの軸穴部284、290
部分の構造上の強度を増す。また、各軸穴部284、2
90の開口部にそれぞれ軸受300を配置し、一連に結
合された軸筒部286、292、及び連結軸筒部294
の筒内に軸棒298を通し、その両端部を軸受300で
軸支する。
【0106】(駆動機構)回転体56は、ホールドベー
ス302に支持される。ホールドベース302は、図2
0及び図21に示すように深皿状に形成され、その外周
部には、2本の支柱304、304が立設される。2本
の支柱304、304の自由端部間には、固定部材30
6が架設され、この固定部材306に軸棒298の第1
半球体56A側延出部が固定支持される。
【0107】ホールドベース302の中央部には、図の
下方に向けて、軸棒220を突設し、この軸棒220を
ケース238の軸穴部308に通し、軸受によって軸支
することにより、ホールドベース302がケース238
に対し、回動自由に軸支される。
【0108】ホールドベース302における支柱304
を設置した位置と反対側の位置に支持筒部204が設け
られる。この支持筒部204には小軸棒208が通さ
れ、軸受206で軸支される。小軸棒208の図で上部
には、伝動部材である傘歯車部材210が固着される。
傘歯車部材210は、歯車収容部288に固着して設置
された伝動部材である傘歯車186に噛合される。
【0109】小軸棒208の図で下部には、動力伝達機
構を構成するためインナー歯車214が固着される。イ
ンナー歯車214は、ローリング歯車310の小歯車部
に噛合される。ローリング歯車310は、ホールドベー
ス302の図で下側に突設された軸棒312の下部に軸
受を介して軸支される。ローリング歯車310の大歯車
部は、サード歯車226の小平歯車部に噛合される。サ
ード歯車226は、ケース238の軸穴部308の外周
部に軸受を介して軸支される。これとともに、サード歯
車226の図で下側には、筒体の自由端周部にフランジ
を形成したロータ314を一体に取り付け、このロータ
314も軸穴部308の外周部に軸受を介して軸支され
る。サード歯車226の大平歯車部は回転モータ244
のモータ歯車252に噛合される。
【0110】ホールドベース302の下側外周部には、
動力伝達のため図20、及び図21に示すように、円板
状に突設されたホールドベース歯車316を設ける。ホ
ールドベース歯車316は、旋回モータ242のモータ
歯車246に噛合される。
【0111】(回転位置検出)図20、図21、及び図
22に示すように、ホールドベース302の軸棒220
の図で下端部にはセンサーロータ318を設ける。この
センサーロータ318には、フォトセンサーである旋回
位置センサ266を装着し、センサーロータ318の回
転位置を検出することにより、回転体56のX軸回りの
旋回位置を検出する。
【0112】また、ロータ314には、フォトセンサー
である回転位置センサ268を装着し、ロータ314の
Y軸回りの回転位置を検知するようにする。
【0113】(第4実施例の作用、動作)次に、本第4
実施例の作用、及び動作を説明する。まず、回転モータ
244を回動制御すると、その駆動力がモータ歯車25
2から、サード歯車226、ローリング歯車310、イ
ンナー歯車214、小軸棒208、傘歯車部材210、
及び傘歯車186を通じて伝達され、回転体56がY軸
を中心に回動される。さらに、回転体56の回転位置
は、サード歯車226と一体に回動するロータ314の
回動位置を回転位置センサ268で検出することにより
特定できる。
【0114】また、旋回モータ242を回動制御する
と、その駆動力がモータ歯車246からホールドベース
歯車316に伝達され、ホールドベース歯車316と一
体に回転体56がX軸回りに旋回される。この動作の
際、ホールドベース302の回動に伴って、ローリング
歯車310が、サード歯車226の回りを転動しながら
回転する。このためローリング歯車310の回動力がイ
ンナー歯車214、小軸棒208、傘歯車部材210、
及び傘歯車186に伝達され、回転体56がY軸の回り
に回動される。さらに、回転体56の旋回位置は、サー
ド歯車226と一体に回動するロータ314の回動位置
を回転位置センサ268で検出することにより特定でき
る。
【0115】このように、回転モータ244、及び旋回
モータ242を共に動作制御して、回転体56に種々の
旋回、回転動作が組み合わさった複雑な動作を行なわせ
ることができる。
【0116】また、本第4実施例では、回転体56を略
球形に構成し、インナー歯車214と一体の小軸棒20
8、及び傘歯車部材210といった小形の構成部材を用
いた駆動機構で回動できるものである。
【0117】なお、本第4実施例における以上説明した
以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1、第2及
び第3実施例と同等であるので、その説明を省略する。
【0118】(第5実施例)次に、本発明の第5実施例
を図23によって説明する。本第5実施例は、駆動機構
を改良したものである。
【0119】本第5実施例では、前述した図1、図3、
図4、図5、図6、及び図7に示す第1実施例の回転体
56を用いて構成する。
【0120】回転体56に固着された軸棒84の両端近
部は、それぞれ、保持フレーム86の軸受部88に軸支
される。保持フレーム86の中央部には、図示するよう
に軸部320を一体に突設する。軸部320には、動力
伝達のためモータである旋回駆動源98の駆動軸が固着
される。
【0121】さらに、回転体56の軸棒84の両端部に
は、動力伝達のためそれぞれ回転体固定歯車90を設け
る。なお、これら2つの回転体固定歯車90のうち、一
方を軸棒84に対し、回動自由に軸支させて構成しても
良い。回転体固定歯車90は、介在歯車102の歯車1
06に噛合される。介在歯車102は半球形状に構成さ
れ、その大きく開いた開口周部に歯車106が形成され
ている。
【0122】介在歯車102の中央部に設けられた軸筒
部104は、機構支持板52に筒状に一体に突設された
軸受筒部322に挿通し、軸支される。
【0123】介在歯車102の軸筒部104には、つば
状に突設され外周部に歯を形成した平歯車部324を設
ける。平歯車部324は、モータである回転駆動源11
0の駆動歯車112に噛合して構成される。
【0124】次に、上述のように構成した、本第5実施
例の作用、及び動作を説明する。まず回転駆動源110
を回動制御すると、その駆動力が駆動歯車112から保
持フレーム86を介し、回転体固定歯車90に伝達さ
れ、回転体固定歯車90と一体の回転体56をY軸の回
りに回動する。
【0125】また旋回駆動源98を回動制御すると、そ
の駆動軸と一体の保持フレーム86が直接回動され、回
転体56がX軸の回りに旋回される。
【0126】本第5実施例は、上述のように構成するこ
とにより、駆動機構を簡素に構成できる。なお、本第5
実施例における以上説明した以外の構成、作用、及び効
果は、前述した第1実施例と同等であるので、その説明
を省略する。
【0127】(第6実施例)次に、本発明の第6実施例
を図24によって説明する。本第6実施例は、駆動機構
を改良したものである。
【0128】本第6実施例では、前述した図1、図3、
図4、図5、図6、及び図7に示す第1実施例の回転体
56を用いて構成する。回転体56に固着された軸棒8
4の両端近部には、それぞれ、回転体固定歯車90を取
り付ける。この回転体固定歯車90は、少なくとも1つ
が軸棒84に固定されれば良く、他のものは軸支されて
いても良い。回転体固定歯車90は介在歯車102の歯
部106に噛合される。
【0129】介在歯車102は半球形状に構成され、そ
の大きく開いた開口周部に歯部106が形成され、回転
体56に隣接して配置される。介在歯車102の中央部
に設けられた軸棒部326には、モータである回転駆動
源110の駆動軸が固着される。
【0130】さらに、回転体56の軸棒84の両端部
は、それぞれ、保持フレーム86の軸受部88に軸支さ
れる。保持フレーム86の中央部に設けられた軸筒部3
28は、機構支持板52に筒状に一体に突設された軸受
筒部322に挿通し、軸支される。
【0131】保持フレーム86の軸筒部325には、つ
ば状に突設され、外周部に歯を形成いた平歯車部330
を設ける。平歯車部330は、モータである旋回駆動源
98の駆動歯車100に噛合して構成される。
【0132】次に、上述のように構成した本第6実施例
の作用、及び動作を説明する。まず、旋回駆動源98を
回動制御すると、駆動歯車100に噛合する平歯車部3
30が回動され、これと一体になって回転体56がX軸
の回りに回動する。
【0133】また、回転駆動源110を回動制御する
と、その駆動軸と一体の介在歯車102が回動され、介
在歯車102に噛合する回転体固定歯車90が回動され
ることにより、回転体56がY軸の回りに回動する。
【0134】本第6実施例は、上述のように構成するこ
とにより、駆動機構を簡素に構成できる。
【0135】なお、本第6実施例における以上説明した
以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1実施例と
同等であるので、その説明を省略する。
【0136】(第7実施例)次に、本発明の第7実施例
を図25によって説明する。本第7実施例は、駆動機構
を改良したものである。
【0137】本第7実施例では、前述した図1、図3、
図4、図5、図6及び図7に示す第1実施例の回転体5
6を用いて構成する。
【0138】回転体56に固着された軸棒84の両端近
部は、それぞれ、保持フレーム86の軸受部88に軸支
される。保持フレーム86の中央部には、図示するよう
に軸部320を一体に突設する。軸部320には、モー
タである旋回駆動源98の駆動軸が固着される。
【0139】さらに、回転体56の軸棒84の両端部に
は、それぞれ回転体固定歯車90を設ける。なお、これ
ら2つの回転体固定歯車90のうち、一方を軸棒84に
対し、回動自由に軸支させて構成しても良い。回転体固
定歯車90は、介在リング歯車332の歯部334に噛
合される。介在リング歯車332は、全体が環状に構成
され、その一方の側面部には、歯部334が設けられ、
その外周部には平歯車としての歯部336が設けられ、
図示しない軸支手段によって、X軸を中心に回動自在に
装着される。
【0140】介在リング歯車332の外周の歯部336
には、モータである回転駆動源110の延出された駆動
軸338に設けた駆動歯車340が噛合される。
【0141】次に、上述のように構成した、本第7実施
例の作用、及び動作を説明する。まず回転駆動源110
を回動制御すると、その駆動力が駆動軸338から駆動
歯車340を介し、介在リング歯車332に伝達され、
回転体固定歯車90と一体の回転体56をY軸の回りに
回動する。
【0142】また旋回駆動源98を回動制御すると、そ
の駆動軸と一体の保持フレーム86が直接回動され、回
転体56がX軸の回りに旋回される。
【0143】本第7実施例は、上述のように構成するこ
とにより、駆動機構を簡素に構成できる。
【0144】なお、本第7実施例における以上説明した
以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1実施例と
同等であるので、その説明を省略する。
【0145】(第8実施例)次に、本発明の第8実施例
を図26乃至図28によって説明する。本第8実施例
は、球形回転体の内部に、回転体駆動用の駆動機構の一
部を配置して構成したものである。
【0146】(回転体)本第8実施例では、図26、及
び図28に示すように、一対の半球形状の殻体62、6
4を保持プレート342を挟むように配置し球形状に組
み合わせて回転体56が構成される。保持プレート34
2は、円形平面骨組軽量化構造を成し、保持プレート3
42の中央部には、円筒状の支筒部344が一体に設け
られる。支筒部344は、保持プレート342の平面に
直交する方向に向けられ、保持プレート342の図2
6、及び図27で下側に延出する部分が所定長さになる
よう短く形成される。
【0147】支筒部344の中空内部には、回転シャフ
ト346が挿通され、軸受347を介してこの回転シャ
フト346が軸支される。なお、支軸部344で直接回
転シャフト346を軸支するように構成しても良い。
【0148】一対の殻体62、64には、それぞれ半球
形の中央部に軸固定部348を設ける。一対の殻体6
2、64は、それぞれ軸固定部に設けた透孔に回転シャ
フト346の端部を挿入固定して、保持プレート342
を挟むように、取り付けられる。
【0149】(駆動機構)動力伝達用の回転シャフト3
46における支筒部344の保持プレート342から短
く延出した端部から延びる部分には、伝動部材としての
被動傘歯車350が設置される。
【0150】被動傘歯車350は、伝動部材である駆動
傘歯車352に噛合される。駆動傘歯車352は、回転
主軸354の先端部に固定されている。
【0151】回転主軸354は、保持プレート342に
軸受356、358を介して軸支される。回転主軸35
4の基端部は、駆動側回転主軸360の先端部に接続さ
れ、両者が一体として回動されるようにする。
【0152】駆動側回転主軸360は、基端部側に設け
た筒支部362に軸受364を介して軸支される。回転
主軸360の基端部には、伝動歯車366を固着する。
伝動歯車366は図27に示すようにモータである回転
駆動源110の駆動歯車112に噛合される。
【0153】保持プレート342の基端部には、台座3
68を一体に形成し、この台座368には被動歯車37
0が締結される。伝動部材である被動歯車370には、
モータである旋回駆動源98の駆動歯車100が噛合さ
れて構成される。
【0154】次に、本第8実施例の作用、及び動作を説
明する。まず、回転駆動源110を回動制御すると、そ
の駆動力が駆動歯車112から伝動歯車366、回転主
軸354、360、及び駆動傘歯車352を介して被動
傘歯車350に伝えられ、被動傘歯車350と一体の回
転シャフト346、及び回転体56をY軸の回りに回動
する。
【0155】また、旋回駆動源98を回動制御すると、
その駆動力が駆動歯車100から、被動歯車370に伝
達され、被動歯車370と一体の保持プレート342、
そして回転体56をX軸の回りに回動する。なお、この
動作の際に、被動傘歯車350が駆動傘歯車352上を
転動することになるので、被動傘歯車350と一体の回
転シャフト346、及び回転体56がY軸の回りに回動
することになる。
【0156】本第8実施例は、上述のように構成するこ
とにより、回転体56の内部に被動傘歯車350、及び
駆動傘歯車352を納めたので、回転体56の外部に回
転体と共に回動する歯車等を設けたものに比べ、回転物
の通過する回転、旋回動作の為に用意する空間半径を小
さくできる。よって、表示装置全体を小形化可能であ
り、本第8実施例の表示装置を複数隣接配置する場合に
も、場所をとらないようにできる。
【0157】さらに、回転体56の後方に一連の回転主
軸354、360の周囲に関連して駆動機構が配置して
あるので、全体の構成を簡素化し、小形化を図ることが
できる。
【0158】なお、本第8実施例における以上説明した
以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1実施例と
同等であるので、その説明を省略する。
【0159】(第9実施例)次に、本発明の第9実施例
を図29及び図30によって説明する。本第9実施例
は、一つの駆動源で回転体をX軸をY軸の回りに回動で
きるように構成したものである。
【0160】本第9実施例では、前述した図1、図3、
図4、図5、図6、及び図7に示す第1実施例の回転体
56を用いて構成する。
【0161】(駆動機構)回転体56に固着された軸棒
84の両端近部は、それぞれ、保持フレーム86の軸受
部88に軸支される。保持フレーム86の中央部には、
図示するように筒軸部372を設け、この筒軸部372
を駆動源374の主軸376に固着する。
【0162】回転体56の軸棒84の両端部にはそれぞ
れ転動部材である回転体固定歯車90を固着する。な
お、この2つの回転体固定歯車90のうち1つを軸棒8
4に対し回動自由に軸支するように構成しても良い。
【0163】回転体56と共にX軸を中心に回動する転
動部材である回転体固定歯車90の回動軌跡に対応し
て、図示するようにハウジング50の側壁部から内側に
固定部材である固定歯車378が突設される。固定歯車
378は環状でその自由端周面には歯部380が設けら
れる。この固定歯車の歯部380には、回転体固定歯車
90が噛合され、回転体56の回動に伴って、回転体固
定歯車90が環状の歯部380上を転動し、これに伴っ
て、回転体56がY軸を中心に回動するように構成され
る。
【0164】(回転体位置検出)ハウジング50の駆動
源374を設置した側面部所定位置には、位置検出セン
サ382を設置する。位置検出センサ382に対応した
保持フレーム86の所定対応位置には被検出体384を
設置し、位置検出センサ382の直上を被検出体384
が通過したときを検出する。
【0165】この位置検出センサ382の出力信号は、
表示制御回路部に送られ、位置検出センサ382の直上
に被検出体384が位置したときを原点とし、駆動源3
74の回転角度をステップ数から算出する。そして、回
転体のX軸回りの回転数と、Y軸回りの回転数と、回転
体56が停止したときの方向状態を、回転体固定歯車9
0と、固定歯車378の歯部380とのギヤ比から算出
する。なお、駆動源374自体が原点検知機能を有する
場合も、上述と同様にギヤ比から回転体56の停止した
方向状態を算出できる。
【0166】次に、本第9実施例の作用、及び動作を説
明する。まず、駆動源374を回動制御することによ
り、その主軸376と一体に保持フレーム86がX軸の
回りに回動する。これと同時に回動体56のX軸回りの
回動に伴って、回転体固定歯車90が固定歯車378の
歯部380上を転動するので、回転体固定歯車90と一
体に回転体56がY軸の回りに回動する。
【0167】回転体56のX軸、及びY軸回りの回動動
作は、駆動源374の回転数並びに回転体固定歯車90
と固定歯車378の歯部380とのギヤ比により一義的
に定まるので、駆動源374の回転数(回転角度)か
ら、任意の位置に停止した回転体56の方向状態を検知
し、又は、回転体56を所望の方向状態にセットするこ
とができる。
【0168】本第9実施例では、上述のように構成する
ことにより、単一の駆動源によって、回転体をX軸とY
軸との異なる2軸方向に回転運動と旋回運動を同時に行
なわせることができる。よって、各軸に対応して2つの
駆動源を設けたものに比し、駆動源を1つ削減できるの
で、構造を簡素にし、廉価な製品を提供できる。
【0169】なお、本第9実施例における以上説明した
以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1実施例と
同等であるので、その説明を省略する。
【0170】(第10実施例)次に、本発明の第10実
施例を図31、及び図32によって説明する。本第10
実施例は、回転体56の外周部に、回転体56の旋回角
度位置(回転方向)を表示する外周表示手段を設けたも
のである。
【0171】図31に示すように、回転体56を回動す
るための駆動機構における保持フレーム86の軸受部8
8側には、表示周部386が一体に形成される。表示周
部386は、環状に形成され、その開口周端部は、ハウ
ジング50における回転体56を覗かせる円形開口窓部
388近傍に臨まされる。表示周部386における回転
体56の回転軸84と直交する直径方向、すなわち、回
転体56のY軸回りの回転方向には、図32にも示すよ
うに三角形状の目印部材である矢印部材390を設置す
る。
【0172】また、他の構成例として、図33に示すよ
うに、保持フレーム86にフランジ部分を有する環状の
平側面表示周部392が一体に形成された構成としても
良い。この場合には、図34に示すように平側面表示周
部392の外側周平面部の図31と図32と同様の所定
位置に矢印394を表示する。
【0173】またハウジング50の円形開口窓部388
の外側面周部には、図32及び図34に示すように、円
周を24ブロックに分割して、0〜23までの数字であ
る分割目盛を表示する。
【0174】次に、本第10実施例の作用及び動作を説
明する。本第10実施例では、回転体56がX軸の回り
に回動されると、回転体56の回転軸84を軸支する軸
受部88を有する保持フレーム86も一体となってX軸
の回りに回動する。
【0175】このため、矢印部材390、又は矢印39
4もX軸の回りに回動することになり、かつ矢印部材3
90、又は矢印394は、常に回転体56のY軸の回り
の回動方向を示すことになる。
【0176】そして、回転体56が停止したときに矢印
部材390、又は矢印394が指し示す円形開口窓部3
88の外側面周部に表示した数字が、回転体56の向い
た方向として特定される。なお、回転体56がX軸の回
りに回る旋回運動中では、回転体56のY軸の回りの回
動方向現在位置を表示することになる。
【0177】上述のように構成することにより、回転体
56のX軸回りの停止位置を細かく分割(例えば、36
分割等)設定した場合には、回転体56の旋回停止位置
を目視で判別することが困難であるが、矢印部材39
0、又は矢印394が指し示す分割目盛の数字を読め
ば、回転体56の回動方向を容易に判別できる。
【0178】さらに、回転体56が旋回運動中の旋回方
向を時々刻々知ることが容易になるので、回転体56に
表示された図柄が当りの状態で停止するか否かの予想を
付けることができるため、遊技者がゲームに興ずるよう
にできる。
【0179】なお、本第10実施例における以上説明し
た以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1実施例
と同等であるので、その説明を省略する。
【0180】(第11実施例)次に、本発明の第11実
施例を図35、乃至図38によって説明する。本第11
実施例は、回転体56の外周部に設ける外周表示手段と
しての外周回転表示機構を設けたものである。
【0181】図35に示すものでは、ハウジング50内
のカバー部材60の裏側で回転体56の回りに、外周回
転表示盤396が装着される。
【0182】外周回転表示盤396は、巾広環状で、そ
の外周部には平歯車の歯部398が形成され、図示しな
い軸受手段により、X軸を中心に回動自由に軸支され
る。図38に示すように外周回転表示盤396の外側平
面部は、24のブロックに分割され、各ブロックにはそ
れぞれ、図示するような4個の当り記号400、又は星
形の外れ記号402が表示される。
【0183】外周回転表示盤396の歯部398は、駆
動歯車404に噛合される。駆動歯車404はハウジン
グ50の図で右側側面に設けたモータである表示盤駆動
源406の長軸408の自由端部に固着される。
【0184】外周回転表示盤396のX軸回りの回動位
置は、表示盤駆動源406の回転数(回転角度)並びに
歯部398と駆動歯車404のギヤ比により一義的に定
まるので、制御回路部により外周回転表示盤396を所
要の回動位置に停止させ、又は任意の位置に停止した外
周回転表示盤396の回動位置が検出されるようにす
る。
【0185】なお、上述した図35に示す駆動機構の構
成は、前述した図23に示すものと同等であるので、同
一部材には同一符号を付すこととし、その説明を省略す
る。
【0186】また、本第11実施例を構成する場合に
は、図36、又は図37に例示するように構成しても良
い。図36に示すものでは、ハウジング50内のカバー
部材60の裏側に、X軸を中心に回動自由に装着された
外周回転表示盤396の外周部を斜状に切除して傘歯車
の歯部410が形成される。この歯部410には、駆動
傘歯車412が噛合される。駆動傘歯車412は、ハウ
ジング50の図で上側側面に設けたモータである表示盤
駆動源406の軸414に固着される。
【0187】なお、上述した図36に示す駆動機構の構
成は、前述した図24に示すものと同等である。さら
に、図36に示す外周回転表示盤396、駆動傘歯車4
12、表示盤駆動源406の構成は、図37に例示する
ように、図1に示す駆動機構等にも適用可能である。よ
って、図36、と図37に示す、図24、又は図1に対
応する各部材には、同一符号を付すこととし、その構成
の説明を省略する。
【0188】次に、本第11実施例の作用、及び動作を
説明する。表示盤駆動源406を回動制御して駆動軸4
08、414を回動する。すると、駆動軸408、41
4と一体の駆動歯車404、412に噛合して回動力が
伝達された外周回転表示盤396がX軸の回りに回動す
る。そして、表示盤駆動源406を所要の回転数(回転
角度)の位置で停止させることにより、外周回転表示盤
396を所望の回動位置に停止させることができる。こ
れにより、外周回転表示盤396上に表示された特定の
当り記号400を所望の回動位置にセットすることがで
きる。又は、任意の位置に外周回転表示盤396が停止
したとき、表示盤駆動源406の回転数(回転角度)を
検出して、外周回転表示盤396の回動位置を検知する
ことができる。これにより、外周回転表示盤396上に
表示された特定の当り記号400の位置を検出すること
ができる。
【0189】なお、本第11実施例における以上説明し
た以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1、第
5、第6実施例と同等であるので、その説明を省略す
る。
【0190】(第12実施例)次に、本発明の第12実
施例を図39、及び図40によって説明する。本第12
実施例は、制御回路部の構成の利用例を示すものであ
る。すなわち、本実施例は、3個の回転ドラムを用いた
表示装置に制御回路部を、表示装置内に一体的に組み付
けたものである。
【0191】表示装置は図39に示すように、矩形平板
状の表示灯基板416を有する。表示灯基板416の矩
形枠部には、多数の表示灯(LED)418を配置し、
これら表示灯418用のリード線420が引き出され
る。
【0192】表示灯基板416の後方には、表示回転機
構422が配置される。この表示回転機構422は3個
の回転ドラム424、424、424を有し、各回転ド
ラム424には、それぞれ、回転駆動モータ426が装
着され、2つのランプ428が配置される。さらに各回
転ドラム424に対応する位置にそれぞれセンサ430
が配置される。
【0193】各回転ドラム424は、モータ426で回
動され、その回転位置を各センサ430で検知し、各回
転ドラム424の外周に表示された複数の図柄のうち、
いずれの図柄が表示灯基板416の窓部に表示された状
態となるかを検出可能に構成される。また、各回転駆動
モータ426、ランプ428、センサ430からは、そ
れぞれコネクタ付リード線432が引き出されている。
【0194】表示回転機構422の後方には、中置端子
板432が配置される。中置端子板432には、リード
線420、各コネクタ付リード線432がそれぞれ接続
されるコネクタ434が設置されるとともに、制御リー
ド線436が引き出される。
【0195】中置端子板432の後方には、表示制御回
路部438を配置する。そして、表示制御回路部に設け
たコネクタ440に制御リード線436を接続して、表
示制御回路部438によって、表示回転機構422、表
示灯418を動作制御するように構成される。
【0196】表示制御回路部438は、図40に示すよ
うにマイクロプロセッシングユニット128を有し、接
続配線130を介して別途設けられた主制御回路132
から送られて来る制御信号に従って具体的な制御動作を
実行するように構成されている。このため、マイクロプ
ロセッシングユニット128には、ランダムアクセスメ
モリ(RAM)134と、基本的な制御動作プログラム
が書き込まれたリードオンリメモリ(ROM)136
と、クロック138とが接続されている。さらにマイク
ロプロセッシングユニット128には、入出力制御シス
テム140が接続されている。入出力制御システム14
0は、3個の回転駆動モータ426に接続され、センサ
ーアンプ142を介して3個のセンサ430、が接続さ
れている。また、マイクロプロセッシングユニット12
8には、ランプドライバ146を介して、ランプ428
と、表示灯418が接続されている。
【0197】なお、本実施例では、表示制御回路部43
8を用いて、3個の回転駆動モータ426ランプ42
8、表示灯418等を動作制御している。しかし、表示
制御回路部438を用いることなく、主制御回路132
によって動作制御するように構成しても良い。
【0198】次に、上述した本第12実施例の作用、及
び動作を説明する。本第12実施例では、図40に示す
主制御回路132からの単純な命令信号がマイクロプロ
セッシングユニット128に入力されると、リードオン
リメモリ136のプログラムによって、複雑な動作制
御、及び表示制御を実行するようにされている。すなわ
ち、マイクロプロセッシングユニット128の制御信号
によって、各駆動モータ426を回動し、各センサ43
0の位置検出信号によって、各回転ドラム424の外周
に表示された所要の図柄が表示灯基板416の窓部に表
示されるように制御する。また、マイクロプロセッシン
グユニット128の制御信号によって、各ランプ42
8、及び表示灯418を点灯、又は消灯動作される。
【0199】
【発明の効果】発明は上記の構成としたので、回転体の
回転開始から停止までに種々の動作パターンを設定で
き、回転体の表示態様のバリエーションを多くしても、
小形化を可能にした回転式表示装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る回転式表示装置にお
ける、図2のI−I線断面図である。
【図2】前記第1実施例における、回転式表示装置の正
面図である。
【図3】前記第1実施例における、回転体部分の分解斜
視図である。
【図4】前記第1実施例における、回転体部分の分解縦
断面図である。
【図5】前記第1実施例における、組み立てた回転体部
分の縦断面図である。
【図6】前記第1実施例における、回転体とその駆動機
構、及び回転位置検出部分を取り出して示す図2のI−
I線断面に対応する回転体が位置を横に変えたときの要
部縦断面図である。
【図7】前記第1実施例における、回転体、駆動機構、
及び回転位置検出部分を示す要部分解斜視図である。
【図8】前記第1実施例における、制御部の構成説明図
である。
【図9】前記第1実施例における、回転体表面に表示さ
れる図柄の展開図である。
【図10】本発明の第2実施例における、図14のX−
X線による断面図である。
【図11】前記第2実施例における、図14のXI−X
I線による断面図である。
【図12】前記第2実施例における、図14のXII−
XII線による断面図である。
【図13】前記第2実施例における、図14のXIII
−XIII線による3個組合せた状態の断面図である。
【図14】前記第2実施例における、3個組合せた状態
の底面図である。
【図15】前記第2実施例における、回転体と駆動機構
部分を示す分解縦断面図である。
【図16】前記第2実施例における、図10のXVI−
XVI線による断面図である。
【図17】本発明の第3実施例を示す図19のXVII
−XVII線による断面図である。
【図18】前記第3実施例における、図19のXVII
I−XVIII線による3個組合せた状態の断面図であ
る。
【図19】前記第3実施例における、3個組合せた状態
の底面図である。
【図20】本発明の第4実施例を示す図22のXX−X
X線による断面図である。
【図21】前記第4実施例における、回転体、駆動機
構、及び回転位置検出部分を取り出して示す部分断面正
面図である。
【図22】前記第4実施例における、底面図である。
【図23】本発明の第5実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【図24】本発明の第6実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【図25】本発明の第7実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【図26】本発明の第8実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【図27】前記第8実施例を示す要部横断面図である。
【図28】前記第8実施例を示す要部分解縦断面図であ
る。
【図29】本発明の第9実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【図30】前記第9実施例における、図29のXXX−
XXX線による断面図である。
【図31】本発明の第10実施例を示す要部縦断面図で
ある。
【図32】前記第10実施例における、要部正面図であ
る。
【図33】前記第10実施例における、他の構成例を示
す要部縦断面図である。
【図34】前記第10実施例における、他の構成例を示
す要部正面図である。
【図35】本発明の第11実施例を示す要部縦断面図で
ある。
【図36】前記第11実施例における、他の構成例を示
す要部縦断面図である。
【図37】前記第11実施例における、他の構成例を示
す要部縦断面図である。
【図38】前記第11実施例における、回転体と外周回
転表示盤396部分を示す正面図である。
【図39】本発明の第12実施例を示す要部の分解斜視
図である。
【図40】前記第12実施例における、制御回路部の構
成説明線図である。
【図41】従来の回転式表示装置を有するパチンコ機を
例示する全体正面図である。
【図42】従来の回転式表示装置を有するスロットマシ
ンを例示する全体正面図である。
【符号の説明】
56 回転体 84 回転軸 86 保持フレーム 90 回転体固定歯車 92 円筒状軸部 98 旋回駆動源 110 回転駆動源 X X軸(第2の回転軸) Y Y軸(第1の回転軸)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄、見る角度により異なる形状
    を有する立体、又は造形物等により複数の表示態様を構
    成した回転体と、 前記回転体を第1の回転軸回りに軸支し、前記第1の回
    転軸と異る方向に設定された第2の回転軸の回りに軸支
    された保持フレームと、 前記保持フレームを回転制御するよう動力伝達機構を介
    して接続された第1の回転駆動源と、 前記第1の回転軸を回転制御するよう動力伝達機構を介
    して接続された第2の回転駆動源と、 を有することを特徴とする回転式表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の図柄、見る角度により異る形状を
    有する立体、又は造形物により複数の表示態様を構成し
    た回転体と、 前記回転体を前記回転体の一側部から第1の回転軸の回
    りを回動自由となるよう軸支する支持側部材と、 前記第1の回転軸と異る方向に設定された第2の回転軸
    の回りを回動自由となるよう軸支され、この第2の回転
    軸から偏心した位置に前記支持側部材を立設したベース
    部材と、 前記ベース部材を動力伝達機構を介して回転制御する第
    1の回転駆動源と、 前記回転体の第1の回転軸を中心とする伝動部材に、前
    記ベース部材の偏心位置に軸支された伝動部材を連動し
    た機構を有する動力伝達機構を介して回動制御する第2
    の回転駆動源と、 を有することを特徴とする回転式表示装置。
  3. 【請求項3】 複数の図柄、見る角度により異る形状を
    有する立体、又は造形物により複数の表示態様を構成し
    た回転体と、 前記回転体を第1の回転軸上を回動自由となるよう軸支
    する軸棒と、 前記軸棒を支持するとともに、前記第1の回転軸と異る
    方向に設定された第2の回転軸の回りを回動自由となる
    よう軸支されたホールドベースと、 前記ホールドベースを回転制御するよう動力伝達機構を
    介して接続された第1の回転駆動源と、 前記回転体の第1の回転軸を中心とする伝動部材に、前
    記ホールドベースの偏心位置に軸支された伝動部材を連
    動した機構を有する動力伝達機構を介して回転制御する
    第2の回転駆動源と、 を有することを特徴とする回転式表示装置。
  4. 【請求項4】 複数の図柄、見る角度により異る形状を
    有する立体、又は造形物により複数の表示態様を構成し
    た回転体と、 前記回転体に設けた回転シャフトと、 前記回転体を第2の回転軸の回りに回動自由にするよ
    う、前記回転シャフトを軸支する保持プレートと、 前記保持プレートと一体的に設けられ、前記第1の回転
    軸と異る方向に設定された第2の回転軸の回りを回動自
    由に軸支された台座と、 前記台座付保持プレートを回転制御するよう動力伝達機
    構を介して接続された第1の回転駆動源と、 前記第1の回転軸を中心として前記回転体と一体に回動
    するよう設けられた伝動部材に、前記X軸を軸芯とする
    回転主軸に設けられた伝動部材を連動した機構部分を有
    する動力伝達機構を介して回転制御する第2の回転駆動
    源と、 を有することを特徴とする回転式表示装置。
  5. 【請求項5】 複数の図柄、見る角度により異る形状を
    有する立体、又は造形物により複数の表示態様を構成し
    た回転体と、 前記回転体と一体に設けられた第1の回転軸上の軸棒
    と、 前記軸棒を軸支し、前記第1の回転軸と異る方向に設定
    された第2の回転軸の回りを回動自由に軸支された保持
    フレームと、 前記保持フレームを回転制御する単一の駆動源と、 前記軸棒に固着された転動部材と、 前記転動部材の前記第2の回転軸回りの回動軌跡に対応
    して配置された固定部材と、 を有することを特徴とする回転式表示装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体の前記第2の回転軸回りの回
    動に同期して回動し、前記回転体の前記第1の回転軸回
    りの回転方向を表示する目印部材を設けたことを特徴と
    する請求項1、乃至請求項5記載の回転式表示装置。
  7. 【請求項7】 ドラム式等の回転体とその駆動機構、及
    び駆動源を収容したハウジング内に、前記駆動源等を制
    御する制御部を一体的に内蔵したことを特徴とする回転
    式表示装置。
  8. 【請求項8】 前記回転体は、中空半球状の一対の殻体
    と、 前記各殻体の内面中央から放射線方向に立設された軸筒
    部と、 前記対をなす殻体を球状に組み合わせたとき、前記筒部
    の両自由端部を結合する嵌合軸凹凸部と、前記殻体の開
    口部分を結合する嵌合凹凸部と、前記殻体の開口部分に
    設けられ、一対の前記殻体の開口部が所定の相対的位置
    に合ったとき係合するようにした位置合せ凹凸部と、 を有することを特徴とする請求項1、2、3、5、6、
    7記載の回転式表示装置。
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