JPH07246272A - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞装置

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JPH07246272A
JPH07246272A JP6679194A JP6679194A JPH07246272A JP H07246272 A JPH07246272 A JP H07246272A JP 6679194 A JP6679194 A JP 6679194A JP 6679194 A JP6679194 A JP 6679194A JP H07246272 A JPH07246272 A JP H07246272A
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JP
Japan
Prior art keywords
stages
geneva gear
arc
drive crank
pachinko machine
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Application number
JP6679194A
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English (en)
Inventor
Fujio Suzuki
富士夫 鈴木
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MAKI KENKYU KAIHATSU KK
Original Assignee
MAKI KENKYU KAIHATSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲーム内容の変化を多様化すると共に、ゲー
ム内容の変化が遊技客側から見て一目瞭然で分かり易い
ものにする。 【構成】 3つの円形のステージ18,19,20を支
持する支持フレーム21を、入賞装置の外ケースに対し
て、駆動軸22を介して回転可能に取り付ける。各ステ
ージ18,19,20は、それぞれ異なる形態の入賞領
域を構成し、特定入賞領域の数(大当たり確率)が異な
っている。そして、下部のモータの回転力をゼネバ歯車
機構を介して支持フレーム21に伝達することで、3つ
のステージ18,19,20を駆動軸22を中心にして
一体的に回転させる。更に、上部のモータにより回転さ
れる駆動軸22の回転力を交差軸フェースギヤやゼネバ
歯車機構等を介して各ステージ18,19,20に伝達
することで、各ステージ18,19,20を軸25,2
6,27を中心にして自転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1台のパチンコ機でも
って、実質的に複数種類の入賞装置(役物)を使ったゲ
ームを楽しむことができるようにしたパチンコ機の入賞
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ機の入賞装置は、パ
チンコゲームの面白味を高める重要な要素になってお
り、斬新で飽きにくい形態のもの(例えばゲーム内容の
変化の多いもの)が遊技客に好まれる傾向がある。この
観点から、従来より、ゲーム内容に変化をもたせるため
に、入賞装置内に設けられた特定入賞領域(いわゆるV
ゾーン)への入賞確率(大当たり確率)を変化させるよ
うにしたものがあるが、従来のものは、これを実現する
ために、入賞装置内に設けた可動物の移動量や移動スピ
ード等を変化させるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、入賞装置内の可動物の移動量や移動スピー
ド等が変化するだけであるから、ゲーム内容の変化が制
限されてしまい、ゲーム内容の多様化の要求に十分に応
えることができない。しかも、可動物の移動量や移動ス
ピード等の変化は、遊技客側から見て、よく見分けが付
かないことがあり、遊技客に不信感を抱かせるおそれが
ある。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、従ってその目的は、ゲーム内容の多様化の要
求に十分に応えることができると共に、ゲーム内容の変
化が遊技客側から見て一目瞭然で分かり易く、遊技客が
安心してゲーム内容の変化を視覚的に楽しむことができ
るパチンコ機の入賞装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパチンコ機の入賞装置は、異なる形態の入
賞領域を構成する複数のステージを備え、これら複数の
ステージを駆動手段により一体的に回転又は往復運動さ
せることにより、いずれか1つのステージを遊技盤面に
選択的に出現させるように構成したものである(請求項
1)。
【0006】この場合、前記駆動手段をモータにより構
成し、このモータと前記複数のステージを支持する支持
フレームとの間をゼネバ歯車機構で連結し、このゼネバ
歯車機構の駆動クランクに、外周形状が当該駆動クラン
クの同心円の一部分となるように形成された円弧状位置
決め凸部を設けると共に、従動ゼネバ歯車の外周領域の
複数箇所に、前記円弧状位置決め凸部と噛み合う円弧状
凹部を設け、これら円弧状位置決め凸部と円弧状凹部と
の噛合により前記いずれか1つのステージを前記遊技盤
面に正確に出現させた位置で位置決め保持するように構
成しても良い(請求項2)。
【0007】更には、前記各ステージをそれぞれ自転さ
せるように構成しても良い(請求項3)。
【0008】
【作用】従来の入賞装置は、入賞領域を構成するステー
ジは固定されていたが、上述した本発明のものは、異な
る形態のステージを複数備え、これら複数のステージを
駆動手段により一体的に回転又は往復運動させることに
より、いずれか1つのステージを遊技盤面に選択的に出
現させる。これにより、遊技客は、1台のパチンコ機で
もって、実質的に複数種類の入賞装置を使ったゲームを
楽しむことができる。
【0009】この場合、モータ等の駆動手段から各ステ
ージへ動力を伝達する手段として、各種の歯車機構やベ
ルト伝達機構等の種々の動力伝達機構が考えられるが、
例えば、後述する実施例のようにゼネバ歯車機構を用い
ても良い。このゼネバ歯車機構は、モータにより駆動ク
ランクを回転させ、この駆動クランクによって従動ゼネ
バ歯車を回転させて複数のステージを一体的に回転させ
るものである。このゼネバ歯車機構の駆動クランクに、
図12に示すように、外周形状が当該駆動クランクの同
心円の一部分となるように形成された円弧状位置決め凸
部を設けると共に、従動ゼネバ歯車の外周領域の複数箇
所に、前記円弧状位置決め凸部と噛み合う円弧状凹部を
設けた構成とすれば、円弧状位置決め凸部と円弧状凹部
との噛合により、いずれか1つのステージを遊技盤面に
正確に出現させた位置で位置決め保持することができ
る。
【0010】つまり、円弧状位置決め凸部と円弧状凹部
とが噛み合っている状態では、たとえ従動ゼネバ歯車に
回転方向の外力が加えられたとしても、この従動ゼネバ
歯車から駆動クランクの円弧状位置決め凸部に加えられ
る力Fの方向が駆動クランクの回転中心を向いているた
め、駆動クランクは全く回転せず、従動ゼネバ歯車がロ
ックされた状態に維持される。これにより、外部からの
振動やパチンコ球の衝撃等によりステージが勝手にずれ
動いてしまうことを防止できる。
【0011】更に、駆動クランクの円弧状位置決め凸部
は、回転停止動作の際に、従動ゼネバ歯車の停止位置
(ひいてはステージの停止位置)を一定位置に位置決め
する役割も果たす。つまり、何等かの原因で、駆動クラ
ンクの停止タイミングが多少ずれたとしても、駆動クラ
ンクの円弧状位置決め凸部の大部分が従動ゼネバ歯車の
円弧状凹部に噛み合った状態は維持される。この状態で
は、駆動クランクの円弧状位置決め凸部が少しぐらい回
転しても、その円弧状位置決め凸部の外周部分の回転軌
跡が従動ゼネバ歯車の円弧状凹部の内周形状と一致する
ため、円弧状位置決め凸部が停止状態の従動ゼネバ歯車
の円弧状凹部の内周面に沿って摺動するだけである。従
って、円弧状位置決め凸部が従動ゼネバ歯車の円弧状凹
部に噛み合った状態では、従動ゼネバ歯車の停止位置
(ひいてはステージの停止位置)が一定位置に位置決め
されてロックされた状態となる。
【0012】この場合、各ステージをそれぞれ自転させ
るように構成すれば、変化態様が更に多様化され、ゲー
ムの面白味が一層高まる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず、パチンコ機の遊技盤面(図示せず)の中
央に配置される入賞装置全体の概略構成を図1乃至図4
を引用して説明する。ここで、図1は正面図、図2は右
側面図、図3は背面図、図4は上面図である。
【0014】入賞装置の外ケース11の上端中央部に入
賞口12が形成され、前面部に後述する円形のステージ
18,19,20のいずれか1つを出現させるための窓
部13が形成されている。この外ケース11の上部と下
部に、それぞれ取付ブラケット14,15を介して減速
機構付きサーボモータ等のモータ16,17が取り付け
られ、これら取付ブラケット14,15間に、3つのス
テージ18,19,20を支持する支持フレーム21が
上下方向に貫通する駆動軸22を介して回転可能に取り
付けられている。各ステージ18,19,20は、それ
ぞれ異なる形態の入賞領域を構成し、例えば特定入賞領
域(Vゾーン)23の個数が1個,2個,3個と異な
り、大当たり確率が異なるように構成されている。
【0015】次に、各ステージ18,19,20の取付
構造を図5乃至図8に基づいて説明する。支持フレーム
21内の中央部には、駆動軸22の周囲を取り囲むよう
に三角筒状フレーム24が立設され、この三角筒状フレ
ーム24の三面にそれぞれ軸25,26,27を介して
円板28とゼネバ歯車29,30が回転可能に支持され
ている。各ゼネバ歯車29,30には、図8に示すよう
に、外周部に等ピッチで多数の溝29b,30bが形成
されている。これら円板28とゼネバ歯車29,30の
表面には、図5に示すように、複数箇所(例えば中心部
とその周辺の3箇所)にボス部28a,29a,30a
が一体成形され、このボス部28a,29a,30aに
各ステージ18,19,20がねじ止め,接着等により
取り付けられている。尚、円板28やゼネバ歯車29,
30に対して各ステージ18,19,20を位置決めす
るために、各ステージ18,19,20のVゾーン形成
部18a,19a,20aの裏面に位置決め突起18
b,19b,20bが一体成形され、この位置決め突起
18b,19b,20bを円板28やゼネバ歯車29,
30に形成された位置決め孔32(図8参照)に嵌合す
ることにより位置決めするようになっている。
【0016】更に、各ステージ18,19,20には、
駆動軸22の回転力が交差軸フェースギア等を介して伝
達され、その駆動力によって各ステージ18,19,2
0が自転するようになっている。具体的には、図5(図
1のA−A断面図)に示すように、1つのステージ18
については、その軸25の内端に嵌着されたフェース歯
車33が、駆動軸22の中央に嵌着された小歯車34に
噛み合わされている。他の2つのステージ19,20に
ついては、図6(図1のB−B断面図)に示すように、
ゼネバ歯車29,30を駆動する円板状の駆動クランク
35,36を、軸37,38を介して三角筒状フレーム
24に回転可能に支持させると共に、各軸37,38の
内端にフェース歯車39,40を嵌着し、これら両フェ
ース歯車39,40を、図7に示すように駆動軸22の
上部に嵌着された小歯車41に噛み合わせている。上記
ゼネバ歯車29,30を駆動する駆動クランク35,3
6は、図8に示すように、例えば2本のピン35a,3
6aを有し、このピン35a,36aをゼネバ歯車2
9,30の溝29b,30bに噛み合わせることで、ゼ
ネバ歯車29,30を駆動するようになっている。
【0017】前述した駆動軸22の上部には、図7に示
すように、小歯車42が嵌着され、この小歯車42がモ
ータ16の回転軸16aに嵌着された小歯車43に噛み
合わされることで、モータ16の回転力が駆動軸22に
伝達され、更に、この駆動軸22の回転力が前述した交
差軸フェースギアを介して各ステージ18,19,20
に伝達されることで、各ステージ18,19,20が軸
25,26,27を中心にして自転するようになってい
る。
【0018】この実施例では、外ケース11の下部に取
付ブラケット15を介して取り付けられたモータ17
(駆動手段)の回転力を、図9乃至図12に示すゼネバ
歯車機構44を介して支持フレーム21に伝達すること
で、3つのステージ18,19,20を駆動軸22を中
心にして一体的に回転させるようになっている。以下、
このゼネバ歯車機構44の構成を図9乃至図12を引用
して詳細に説明する。
【0019】図9及び図10に示すように、支持フレー
ム21の下面には、従動ゼネバ歯車45が一体的に設け
られている。この従動ゼネバ歯車45には、合計6個
(一般的にはステージ数の整数倍)の溝46が等ピッチ
で形成されている。この従動ゼネバ歯車45を駆動する
円板状の駆動クランク47は、モータ17の回転軸17
aに嵌着され、その上面に例えば2個のピン48が12
0°の位置関係で一体成形されている。そして、図12
(a)に示すように、駆動クランク47のピン48を従
動ゼネバ歯車45の溝46に噛み合わせることで、従動
ゼネバ歯車45を駆動するようになっている。
【0020】更に、この駆動クランク47の上面のう
ち、ピン48から120°離れた位置に、円弧状位置決
め凸部49が一体成形され、この円弧状位置決め凸部4
9の外周形状が駆動クランク47の同心円の一部分とな
るように形成されている。これに対応して、従動ゼネバ
歯車45の外周領域のうち各溝46間の部分には、上記
円弧状位置決め凸部49と噛み合う円弧状凹部50が形
成され[図12(b)参照]、これら円弧状位置決め凸
部49と円弧状凹部50との噛合により、いずれか1つ
のステージ18,19,20を遊技盤面に正確に出現さ
せた位置で位置決め保持するようになっている。
【0021】また、駆動クランク47の側方には、図1
1に示すように、当該駆動クランク47の回転位置を検
出するためのマイクロスイッチ51が設けられ、このマ
イクロスイッチ51のアクチュエータ52の先端が駆動
クランク47の外周に摺接している。そして、いずれか
1つのステージ18,19,20が遊技盤面に出現して
真正面を向いた状態になる毎に、マイクロスイッチ51
のアクチュエータ52の先端が駆動クランク47の外周
の1箇所に形成された凹部53に嵌まり込んで、マイク
ロスイッチ51がオフし、モータ17が停止してステー
ジ18,19,20の回転を停止させるように構成され
ている。つまり、駆動クランク47が1回転すると、従
動ゼネバ歯車45が3つのステージ18,19,20と
一体的に120°回転する構成になっている。
【0022】以上のように構成した入賞装置は、遊技
中、外ケース11の上部に設けられたモータ16を回転
させて駆動軸22を回転させ、この駆動軸22の回転力
を前述した交差軸フェースギアを介して各ステージ1
8,19,20に伝達し、各ステージ18,19,20
を軸25,26,27を中心にして自転させて、各ステ
ージ18,19,20の特定入賞領域23を回転させ
る。
【0023】この遊技中、例えば、一定時間ごとに、或
は、パチンコ球が所定の入賞口(図示せず)に入ったと
きに、外ケース11の下部に設けられたモータ17を起
動して、駆動クランク47を回転させる。これにより、
図12(a)に示すように、駆動クランク47のピン4
8を従動ゼネバ歯車45の溝46に噛み合わせて、従動
ゼネバ歯車45を回転させ、各ステージ18,19,2
0を駆動軸22を中心にして回転させる。これにより、
各ステージ18,19,20が120°回転すると、い
ずれか1つのステージ18,19,20が遊技盤面に出
現して真正面を向いた状態となり、この位置で、マイク
ロスイッチ51のアクチュエータ52の先端が駆動クラ
ンク47の外周の凹部53に嵌まり込んで、マイクロス
イッチ51がオフし、モータ17が停止してステージ1
8,19,20の回転を停止させる。
【0024】この停止位置では、図12(b)に示すよ
うに、駆動クランク47の円弧状位置決め凸部49が従
動ゼネバ歯車45の円弧状凹部50に噛み合った状態と
なる。この場合、駆動クランク47の円弧状位置決め凸
部49の外周形状が駆動クランク47の同心円の一部分
となるように形成されているため、この円弧状位置決め
凸部49と従動ゼネバ歯車45の円弧状凹部50とが噛
み合った状態では、たとえ従動ゼネバ歯車45に回転方
向の外力が加えられたとしても、この従動ゼネバ歯車4
5から駆動クランク47の円弧状位置決め凸部49に加
えられる力Fの方向が駆動クランク47の回転中心(回
転軸17a)を向いているため、駆動クランク47は全
く回転せず、従動ゼネバ歯車45がロックされた状態に
維持される。これにより、外部からの振動やパチンコ球
の衝撃等によりステージ18,19,20が勝手にずれ
動いてしまうことを防止できて、ステージ18,19,
20の停止状態を安定して保持できる。
【0025】更に、駆動クランク47の円弧状位置決め
凸部49は、回転停止動作の際に、従動ゼネバ歯車45
の停止位置(ひいてはステージ18,19,20の停止
位置)を一定位置に位置決めする役割も果たす。つま
り、何等かの原因で、モータ17の停止タイミングが多
少ずれたとしても、駆動クランク47の円弧状位置決め
凸部49の大部分が従動ゼネバ歯車45の円弧状凹部5
0に噛み合った状態に維持される。この状態では、駆動
クランク47の円弧状位置決め凸部49が少しぐらい回
転しても、その円弧状位置決め凸部49の外周部分の回
転軌跡が従動ゼネバ歯車45の円弧状凹部50の内周形
状と一致するため、円弧状位置決め凸部49が停止状態
の従動ゼネバ歯車45の円弧状凹部50の内周面に沿っ
て摺動するだけである。従って、円弧状位置決め凸部4
9が従動ゼネバ歯車45の円弧状凹部50に噛み合った
状態では、従動ゼネバ歯車45の停止位置(ひいてはス
テージ18,19,20の停止位置)が一定位置に位置
決めされてロックされた状態となる。このため、駆動側
の停止タイミングのずれが全く問題なくなり、低コスト
で高精度な位置決め停止動作を実現することができる。
【0026】しかしながら、本発明は、ゼネバ歯車機構
44を用いた構成に限定されるものではなく、図13に
示すように、一対の平歯車54,55を用いて、モータ
17とステージ18,19,20の支持フレーム21と
を連結するようにしても良く、この場合でも本発明の所
期の目的を十分に達成できる。
【0027】但し、図13のように、平歯車54,55
を用いた場合、駆動側の平歯車54の停止位置がずれる
と、そのずれに応じて、従動側の平歯車55の停止位置
もずれてしまい、ステージ18,19,20の停止位置
がずれてしまう。また、従動側の平歯車55に回転方向
の外力が加わった場合、従動側の平歯車55の回転モー
メントの方向が駆動側の平歯車54の回転モーメントの
方向と一致するため、従動側の平歯車55が駆動側の平
歯車54を回転させながら回転してしまうおそれがあ
る。これに対処するには、駆動側の平歯車54を駆動す
るモータに制御電流を流して停止位置を補正するように
すれば良い。
【0028】その他、本発明は、ゼネバ歯車や平歯車以
外の他の歯車機構を用いたり、ベルト伝達機構等の他の
動力伝達機構を用いるようにしても良い。また、モータ
等の駆動手段とステージ18,19,20の支持フレー
ム21とを直結するようにしても良い。この場合でも、
駆動手段として、減速機構付きサーボモータやステッピ
ングモータを用いてその回転角を制御するように構成す
れば、上記実施例とほぼ同じ動作を実現することができ
る。
【0029】また、上記実施例では、各ステージ18,
19,20を軸25,26,27を中心にして自転させ
るように構成したので、役物としての動作の変化態様を
更に多様化することができて、ゲームの面白味を一層高
めることができる利点がある。しかしながら、本発明
は、各ステージ18,19,20が自転しない構成とし
ても良く、この場合でも本発明の所期の目的を十分に達
成できる。
【0030】また、ステージ18,19,20を一方向
に回転運動させるだけではなく、モータ17の正回転と
逆回転を交互に繰り返してステージ18,19,20を
往復運動させたり、或は、通常時はモータ17を正回転
させ、所定の条件下でこれを逆回転させてステージ1
8,19,20を一時的に往復運動させることで、ステ
ージ18,19,20の回転動作に変化をもたせるよう
にしても良い。
【0031】また、上記実施例では、駆動クランク47
の停止位置を検出する手段として、マイクロスイッチ5
1を用いたが、リードスイッチ,フォトセンサ,磁気セ
ンサ等の他の位置検出センサを用いるようにしても良
い。
【0032】その他、本発明は、ステージ18,19,
20の個数も3つに限定されず、2つ或は4つ以上であ
っても良く、また、ステージ18,19,20の形状や
支持構造を適宜変更したり、各ステージ18,19,2
0に可動翼片等の可動物を設ける構成としても良い等、
要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できること
は言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のパチンコ機の入賞装置によれば、異なる形態の複数の
ステージを駆動手段により一体的に回転又は往復運動さ
せることにより、いずれか1つのステージを遊技盤面に
選択的に出現させるようにしたので、遊技客は、1台の
パチンコ機でもって、実質的に複数種類の入賞装置を使
ったゲームを楽しむことができて、ゲーム内容の多様化
の要求に十分に応えることができる。しかも、ゲーム内
容の多様化をステージの回転又は往復運動により実現す
るため、ゲーム内容の変化が遊技客側から見て一目瞭然
で分かり易く、遊技客が安心してゲーム内容の変化を視
覚的に楽しむことができる。
【0034】また、複数のステージに駆動力を伝達する
手段としてゼネバ歯車機構を採用した場合、ゼネバ歯車
機構の駆動クランクに、外周形状が当該駆動クランクの
同心円の一部分となるように形成された円弧状位置決め
凸部を設けると共に、従動ゼネバ歯車の外周領域の複数
箇所に、前記円弧状位置決め凸部と噛み合う円弧状凹部
を設けた構成とすれば、円弧状位置決め凸部と円弧状凹
部との噛合により、いずれか1つのステージを遊技盤面
に正確に出現させた位置で位置決め保持することができ
て、外部からの振動やパチンコ球の衝撃等によりステー
ジが勝手にずれ動いてしまうことを防止でき、ステージ
の停止状態を安定して保持できると共に、駆動側の停止
タイミングのずれが全く問題なくなり、低コストで高精
度な位置決め停止動作を実現することができる。
【0035】更に、各ステージをそれぞれ自転させるよ
うに構成すれば、役物としての動作の変化幅を更に拡大
することができて、ゲームの面白味を一層高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す入賞装置の正面図
【図2】入賞装置の右側面図
【図3】入賞装置の背面図
【図4】入賞装置の上面図
【図5】図1のA−A線に沿って示す横断面図
【図6】図1のB−B線に沿って示す横断面図
【図7】駆動軸の上部の動力伝達手段を示す縦断面図
【図8】ステージを自転させるためのゼネバ歯車機構を
示す図
【図9】3つのステージを一体的に回転させるためのゼ
ネバ歯車機構周辺部分の縦断面図
【図10】3つのステージを一体的に回転させるための
ゼネバ歯車の下面図
【図11】3つのステージを一体的に回転させるための
ゼネバ歯車機構の駆動クランクの上面図
【図12】ゼネバ歯車機構の動作を説明する作用説明図
【図13】本発明の他の実施例を示す平歯車機構の平面
【符号の説明】
11…外ケース、12…入賞口、16…モータ、17…
モータ(駆動手段)、18,19及び20…ステージ、
21…支持フレーム、22…駆動軸、23…特定入賞領
域、28…円板、29及び30…ゼネバ歯車、35及び
36…駆動クランク、44…ゼネバ歯車機構、45…従
動ゼネバ歯車、46…溝、47…駆動クランク、48…
ピン、49…円弧状位置決め凸部、50…円弧状凹部、
51…マイクロスイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる形態の入賞領域を構成する複数の
    ステージを備え、これら複数のステージを駆動手段によ
    り一体的に回転又は往復運動させることにより、いずれ
    か1つのステージを遊技盤面に選択的に出現させるよう
    に構成したことを特徴とするパチンコ機の入賞装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段をモータにより構成し、こ
    のモータと前記複数のステージを支持する支持フレーム
    との間をゼネバ歯車機構で連結し、このゼネバ歯車機構
    の駆動クランクに、外周形状が当該駆動クランクの同心
    円の一部分となるように形成された円弧状位置決め凸部
    を設けると共に、従動ゼネバ歯車の外周領域の複数箇所
    に、前記円弧状位置決め凸部と噛み合う円弧状凹部を設
    け、これら円弧状位置決め凸部と円弧状凹部との噛合に
    より前記いずれか1つのステージを前記遊技盤面に正確
    に出現させた位置で位置決め保持するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の入賞装置。
  3. 【請求項3】 前記各ステージをそれぞれ自転させるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のパ
    チンコ機の入賞装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152144A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Newgin Corp 遊技機
JP2007289322A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2009045304A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Daito Giken:Kk 遊技台

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