JP2003126420A - 可動体付き可変表示装置 - Google Patents
可動体付き可変表示装置Info
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- JP2003126420A JP2003126420A JP2001326749A JP2001326749A JP2003126420A JP 2003126420 A JP2003126420 A JP 2003126420A JP 2001326749 A JP2001326749 A JP 2001326749A JP 2001326749 A JP2001326749 A JP 2001326749A JP 2003126420 A JP2003126420 A JP 2003126420A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可動体の動きに変化を与えて遊技に面白みを
持たせることができるようにし、また、そのための機構
も安いコストで製作でき故障も少ないという可動体付き
可変表示装置を提供する。 【解決手段】 画像の表示可能な表示部10と、前側か
ら視認できる位置に設けられ前記画像の内容と関連付け
て動く可動体24と、前記可動体24に動きの変化を与
える中間停止機構26及び前記可動体24を作動させる
駆動手段32と、から構成され、中間停止機構26を設
けることにより、可動体24に単純な動きとは異なり変
化のある動作が加えられ、これにより遊技の面白みを引
き出させることができ、また、駆動源としてモータを使
用することがなく、製作コストも安価になる。
持たせることができるようにし、また、そのための機構
も安いコストで製作でき故障も少ないという可動体付き
可変表示装置を提供する。 【解決手段】 画像の表示可能な表示部10と、前側か
ら視認できる位置に設けられ前記画像の内容と関連付け
て動く可動体24と、前記可動体24に動きの変化を与
える中間停止機構26及び前記可動体24を作動させる
駆動手段32と、から構成され、中間停止機構26を設
けることにより、可動体24に単純な動きとは異なり変
化のある動作が加えられ、これにより遊技の面白みを引
き出させることができ、また、駆動源としてモータを使
用することがなく、製作コストも安価になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面に取り付
けられ、画像の表示可能な表示部と前側から視認できる
位置に設けられ前記画像の内容と関連付けて動く可動体
とを備えた可動体付き可変表示装置に関するものであ
る。
けられ、画像の表示可能な表示部と前側から視認できる
位置に設けられ前記画像の内容と関連付けて動く可動体
とを備えた可動体付き可変表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般の可変表示装置にあっては、始動入
賞口等にパチンコ球が入賞することにより、表示部の画
像、すなわち数字、図柄等の複数の表示図柄、が変動
し、一定時間経過後には停止する。その結果、その表示
図柄があらかじめ決められた特定の表示図柄(例えば
「777」)に揃ったとき、遊技者に有利となる特別遊技
状態、所謂大当たり状態となるようになっている。
賞口等にパチンコ球が入賞することにより、表示部の画
像、すなわち数字、図柄等の複数の表示図柄、が変動
し、一定時間経過後には停止する。その結果、その表示
図柄があらかじめ決められた特定の表示図柄(例えば
「777」)に揃ったとき、遊技者に有利となる特別遊技
状態、所謂大当たり状態となるようになっている。
【0003】ところが、このような表示図柄の変動・停
止の動作のみでは、表示方法が単調で見慣れてしまうこ
ともあって、遊技者は表示図柄が変動しても表示部を見
ることに飽きてしまうといった課題があり、この課題を
解決すべく可変表示装置の所定位置に可動体を設け、こ
の可動体が画像に合わせて動くようにしたものが有る。
例えば、自動車のスピードメータをモチーフとしてこの
針を回転させるようにしている。このスピードメータ
は、針が渦巻きばねによって常に一方向に付勢され、ま
た、針を回転させる駆動源としてはモータが使用され
る。そして、前記モータの駆動力をクラッチ機構を介し
て針の回転軸に伝達して針を回転させるようにし、ま
た、クラッチ機構を解くことによって針を元の位置に戻
すようにしている。或は、駆動源としてソレノイドが使
用され、プランジャーの直線運動をギアを介して回転運
動に変えて針を回転させるようにし、ソレノイドのON
・OFF動作により針がスタート位置と所定の回転位置
との間を往復動するようにしたものが有る。
止の動作のみでは、表示方法が単調で見慣れてしまうこ
ともあって、遊技者は表示図柄が変動しても表示部を見
ることに飽きてしまうといった課題があり、この課題を
解決すべく可変表示装置の所定位置に可動体を設け、こ
の可動体が画像に合わせて動くようにしたものが有る。
例えば、自動車のスピードメータをモチーフとしてこの
針を回転させるようにしている。このスピードメータ
は、針が渦巻きばねによって常に一方向に付勢され、ま
た、針を回転させる駆動源としてはモータが使用され
る。そして、前記モータの駆動力をクラッチ機構を介し
て針の回転軸に伝達して針を回転させるようにし、ま
た、クラッチ機構を解くことによって針を元の位置に戻
すようにしている。或は、駆動源としてソレノイドが使
用され、プランジャーの直線運動をギアを介して回転運
動に変えて針を回転させるようにし、ソレノイドのON
・OFF動作により針がスタート位置と所定の回転位置
との間を往復動するようにしたものが有る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな可変入賞装置は、画像の変化だけではなくこれに可
動体の動きも加わるので、遊技者は画像と可動体とが動
く状態を見て楽しみながら遊技することができるもの
の、前記可動体は常に始端から終端まで一定の速度の往
復運動または回転運動といった変化のない単調な動きを
するに過ぎず、面白みに欠け、遊技者を満足させるまで
には至ってない。しかも、前記モータを使用する可変表
示装置にあっては、モータが高価なため勢い可変表示装
置の制作費が高くなるという課題が有る。
うな可変入賞装置は、画像の変化だけではなくこれに可
動体の動きも加わるので、遊技者は画像と可動体とが動
く状態を見て楽しみながら遊技することができるもの
の、前記可動体は常に始端から終端まで一定の速度の往
復運動または回転運動といった変化のない単調な動きを
するに過ぎず、面白みに欠け、遊技者を満足させるまで
には至ってない。しかも、前記モータを使用する可変表
示装置にあっては、モータが高価なため勢い可変表示装
置の制作費が高くなるという課題が有る。
【0005】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たもので、可動体の動きに変化を与えて遊技に面白みを
持たせ遊技者が満足できるようにし、また、そのための
機構も安いコストで製作でき故障も少ないという可動体
付き可変表示装置を提供することを目的とするものであ
る。
たもので、可動体の動きに変化を与えて遊技に面白みを
持たせ遊技者が満足できるようにし、また、そのための
機構も安いコストで製作でき故障も少ないという可動体
付き可変表示装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】かかる目的を達成するため、本発明に係る
可動体付き可変表示装置は画像の表示可能な表示部と、
前側から視認できる位置に設けられ前記画像の内容と関
連付けて動く可動体と、前記可動体の動きに変化を与え
るための中間停止機構及び前記可動体を作動させる駆動
手段と、から構成される。このように中間停止機構を設
けることにより、可動体に単純な動きとは異なり変化の
ある動作が加えられ、これにより遊技の面白みを引き出
させることができる。また、駆動源としてモータを使用
することがなく、これにより製作コストが安価になる。
可動体付き可変表示装置は画像の表示可能な表示部と、
前側から視認できる位置に設けられ前記画像の内容と関
連付けて動く可動体と、前記可動体の動きに変化を与え
るための中間停止機構及び前記可動体を作動させる駆動
手段と、から構成される。このように中間停止機構を設
けることにより、可動体に単純な動きとは異なり変化の
ある動作が加えられ、これにより遊技の面白みを引き出
させることができる。また、駆動源としてモータを使用
することがなく、これにより製作コストが安価になる。
【0007】前記中間停止機構は、例えば、長溝を有す
ると共にほぼ中央で揺動自在に軸支されかつ前記軸支部
から係合杆が延設された揺動部材と、前記長溝に嵌合さ
れかつ該長溝に沿って自重で移動できる重錘とからな
り、前記係合杆の先端部は、前記駆動手段であるソレノ
イドのプランジャーに設けられる係合部にそのプランジ
ャーの進退方向へ所定の距離移動できるように嵌入さ
れ、また前記可動体は前記揺動部材にその揺動に伴い移
動するように接続されて構成される。そして、前記ソレ
ノイドを励磁させることにより、前記揺動部材が所定の
位置まで揺動すると共にこれに伴い前記可動体も移動し
て停止し、また、前記ソレノイドをさらに継続的に励磁
させることにより、前記重錘が長溝内を自重で他端部側
へ移動して前記揺動部材がさらに揺動し、これに伴い前
記可動体が再び移動するようになる。
ると共にほぼ中央で揺動自在に軸支されかつ前記軸支部
から係合杆が延設された揺動部材と、前記長溝に嵌合さ
れかつ該長溝に沿って自重で移動できる重錘とからな
り、前記係合杆の先端部は、前記駆動手段であるソレノ
イドのプランジャーに設けられる係合部にそのプランジ
ャーの進退方向へ所定の距離移動できるように嵌入さ
れ、また前記可動体は前記揺動部材にその揺動に伴い移
動するように接続されて構成される。そして、前記ソレ
ノイドを励磁させることにより、前記揺動部材が所定の
位置まで揺動すると共にこれに伴い前記可動体も移動し
て停止し、また、前記ソレノイドをさらに継続的に励磁
させることにより、前記重錘が長溝内を自重で他端部側
へ移動して前記揺動部材がさらに揺動し、これに伴い前
記可動体が再び移動するようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る可動体付き可
変表示装置(以下単に可変表示装置という。)の実施の
形態を図面と共に説明する。図1は本発明が適用される
パチンコ遊技機の正面図、図2は前側から見た可変表示
装置の斜視図、図3は後側から見た可変表示装置の斜視
図をそれぞれ示す。図中、Aはパチンコ遊技機であり、
縦長方形状の機枠1の前面に前面枠2が開閉自在に装着
される。前面枠2は額縁状に形成され、該前面枠2の裏
側にその開口に臨むようにして遊技盤3が配設される。
また、前面枠2の前面には、その上部一側にガラス扉枠
4が開閉自在に軸着され、下部一側に打球供給皿5を前
面に装着した前面板6が装着されている。前面枠2の下
部には、その前面に前記打球供給皿5から溢れるパチン
コ球を貯留する余剰球受皿7が装着されている。8は余
剰球受皿7の一側方に設けられる打球用操作ハンドルで
ある。
変表示装置(以下単に可変表示装置という。)の実施の
形態を図面と共に説明する。図1は本発明が適用される
パチンコ遊技機の正面図、図2は前側から見た可変表示
装置の斜視図、図3は後側から見た可変表示装置の斜視
図をそれぞれ示す。図中、Aはパチンコ遊技機であり、
縦長方形状の機枠1の前面に前面枠2が開閉自在に装着
される。前面枠2は額縁状に形成され、該前面枠2の裏
側にその開口に臨むようにして遊技盤3が配設される。
また、前面枠2の前面には、その上部一側にガラス扉枠
4が開閉自在に軸着され、下部一側に打球供給皿5を前
面に装着した前面板6が装着されている。前面枠2の下
部には、その前面に前記打球供給皿5から溢れるパチン
コ球を貯留する余剰球受皿7が装着されている。8は余
剰球受皿7の一側方に設けられる打球用操作ハンドルで
ある。
【0009】前記遊技盤3の前面にはガイドレール9が
円輪郭状に敷設されており、このガイドレール9に囲ま
れて遊技領域3aが形成される。遊技領域3aには、そ
の中央に画像となる数字、図柄等の複数の表示図柄を変
動させかつ一定時間経過後に停止させて表示する表示部
10を有した可変表示装置11が配置され、その下方に
パチンコ球が入賞することにより前記表示部の表示図柄
の変動を開始させる始動入賞孔12が装着されている。
更に、その下方には、前記表示部10の表示図柄があら
かじめ決められた特定図柄(例えば「777」)に揃った
所謂大当り状態になったとき、前面の開閉扉13を開放
させて一度に多くの入賞球を発生させる入賞装置14が
配置されている。この他に、一般入賞口15や風車16
等の盤面部品が装着されている。
円輪郭状に敷設されており、このガイドレール9に囲ま
れて遊技領域3aが形成される。遊技領域3aには、そ
の中央に画像となる数字、図柄等の複数の表示図柄を変
動させかつ一定時間経過後に停止させて表示する表示部
10を有した可変表示装置11が配置され、その下方に
パチンコ球が入賞することにより前記表示部の表示図柄
の変動を開始させる始動入賞孔12が装着されている。
更に、その下方には、前記表示部10の表示図柄があら
かじめ決められた特定図柄(例えば「777」)に揃った
所謂大当り状態になったとき、前面の開閉扉13を開放
させて一度に多くの入賞球を発生させる入賞装置14が
配置されている。この他に、一般入賞口15や風車16
等の盤面部品が装着されている。
【0010】次に、前記可変表示装置11について詳し
く説明する。この可変表示装置11は、図2、図3に示
すように遊技盤3の前面に取り付けられる取付板17を
有し、この取付板17の中央部に開口18が開設されて
いる。また、前記取付板17の裏側に表示器本体19が
取付けられると共に画像の表示可能な表示部10が前記
開口18に臨んで、その表示部10を前側から視認でき
るようになっている。前記開口18の上部に位置する取
付板17には、正面半円形状に成形されると共に前面外
周縁に装飾20が施された表示盤部21が設けられてい
る。この表示盤部21は、自動車のタコメータをモチー
フとしており、透明な半円形状の表示板22の表面には
その円弧状の外周縁に沿って目盛り23aと数字23b
が描かれている。そして、表示板22前面の中央下部に
回転数を指し示すため可動体としての針24が配設され
る。針24は、その下端部が後方へ伸びる筒状の支軸2
5の先端に固着されており、支軸25の回動に伴って下
端部の支軸25を中心とし、しかも表示板22の前面に
沿って、円弧を描くように回動する。
く説明する。この可変表示装置11は、図2、図3に示
すように遊技盤3の前面に取り付けられる取付板17を
有し、この取付板17の中央部に開口18が開設されて
いる。また、前記取付板17の裏側に表示器本体19が
取付けられると共に画像の表示可能な表示部10が前記
開口18に臨んで、その表示部10を前側から視認でき
るようになっている。前記開口18の上部に位置する取
付板17には、正面半円形状に成形されると共に前面外
周縁に装飾20が施された表示盤部21が設けられてい
る。この表示盤部21は、自動車のタコメータをモチー
フとしており、透明な半円形状の表示板22の表面には
その円弧状の外周縁に沿って目盛り23aと数字23b
が描かれている。そして、表示板22前面の中央下部に
回転数を指し示すため可動体としての針24が配設され
る。針24は、その下端部が後方へ伸びる筒状の支軸2
5の先端に固着されており、支軸25の回動に伴って下
端部の支軸25を中心とし、しかも表示板22の前面に
沿って、円弧を描くように回動する。
【0011】前記取付板17の裏側には、その上部に前
記可動体としての針24を回動させるための駆動手段及
び前記針24に動きの変化を与える中間停止機構26が
設けられる。すなわち、取付板17の裏側に表示器本体
19が取付けられる方形状の囲い枠27が設けられ、そ
の上方中央に収容室28が形成される。この収容室28
は、隔壁29により前側室28aと後側室28bとに分
割される。そして、図4に示すように前側室28aの隔
壁29の前面下部に前記筒状の支軸25内へ挿通される
軸杆30が突設される。これにより、支軸25が回動自
在に設けられることになる。また、支軸25の後端にこ
の軸中心線と直角をなす従動歯車31が設けられる。
記可動体としての針24を回動させるための駆動手段及
び前記針24に動きの変化を与える中間停止機構26が
設けられる。すなわち、取付板17の裏側に表示器本体
19が取付けられる方形状の囲い枠27が設けられ、そ
の上方中央に収容室28が形成される。この収容室28
は、隔壁29により前側室28aと後側室28bとに分
割される。そして、図4に示すように前側室28aの隔
壁29の前面下部に前記筒状の支軸25内へ挿通される
軸杆30が突設される。これにより、支軸25が回動自
在に設けられることになる。また、支軸25の後端にこ
の軸中心線と直角をなす従動歯車31が設けられる。
【0012】後側室28bには、隔壁29の後面一側に
駆動手段としてのソレノイド32がほぼ水平に配設され
る。また、ソレノイド32には、内側へ進退動するプラ
ンジャー33にコイルばね34が巻装されると共にその
先端に係合部35が設けられる。この係合部35は、後
記する係合杆41の先端部が嵌入されるものであり、上
面と前面が開放した箱枠状をなす。また、この係合部3
5の外側面には保持板36が突設され、この保持板36
が隔壁29の後面であって前記プランジャー33と平行
をなす横溝37内に摺動自在に介入しており、これによ
りプランジャー33の進退動作に伴い係合部35がぐら
つかないようにしている。
駆動手段としてのソレノイド32がほぼ水平に配設され
る。また、ソレノイド32には、内側へ進退動するプラ
ンジャー33にコイルばね34が巻装されると共にその
先端に係合部35が設けられる。この係合部35は、後
記する係合杆41の先端部が嵌入されるものであり、上
面と前面が開放した箱枠状をなす。また、この係合部3
5の外側面には保持板36が突設され、この保持板36
が隔壁29の後面であって前記プランジャー33と平行
をなす横溝37内に摺動自在に介入しており、これによ
りプランジャー33の進退動作に伴い係合部35がぐら
つかないようにしている。
【0013】前記中間停止機構26は、ソレノイド32
の上方に配設される。この中間停止機構26は、中空状
の長溝38を有すると共にほぼ中央で後記する駆動歯車
44から突出されかつ前記隔壁29に挿通された支軸3
9により揺動自在に軸支される揺動杆40と、前記軸支
部から下方へ延設される係合杆41と、からなる揺動部
材42及び前記長溝38に嵌合しかつ該長溝38に沿っ
て自重で摺動し得る重錘43から構成される。前記係合
杆41の先端部には、前記駆動手段であるソレノイド3
2のプランジャー33に設けられる係合部35に、その
プランジャー33の進退方向へ所定の距離移動できるよ
うにして嵌入する係合ピン41aが突設される。前記支
軸39の隔壁29から前方に突出する部位に、下部の外
周端に歯部を有するほぼ半円形状の駆動歯車44が取着
され、この駆動歯車44が前記従動歯車31に噛合して
いる。また、揺動部材42の前面に支軸39から同じ距
離を隔てて二本のガイドピン45が突設され、これらガ
イドピン45が隔壁29に前記支軸39を中心とする同
芯円状に開設された円弧溝46に嵌入している。そし
て、各ガイドピン45先端面の螺子孔47と駆動歯車4
4に開設された螺子挿通孔48を合致させ、これら螺子
挿通孔48を介して前記各螺子孔47に螺子49を螺締
めすることにより駆動歯車44が揺動部材42に一体に
組み付けられる。
の上方に配設される。この中間停止機構26は、中空状
の長溝38を有すると共にほぼ中央で後記する駆動歯車
44から突出されかつ前記隔壁29に挿通された支軸3
9により揺動自在に軸支される揺動杆40と、前記軸支
部から下方へ延設される係合杆41と、からなる揺動部
材42及び前記長溝38に嵌合しかつ該長溝38に沿っ
て自重で摺動し得る重錘43から構成される。前記係合
杆41の先端部には、前記駆動手段であるソレノイド3
2のプランジャー33に設けられる係合部35に、その
プランジャー33の進退方向へ所定の距離移動できるよ
うにして嵌入する係合ピン41aが突設される。前記支
軸39の隔壁29から前方に突出する部位に、下部の外
周端に歯部を有するほぼ半円形状の駆動歯車44が取着
され、この駆動歯車44が前記従動歯車31に噛合して
いる。また、揺動部材42の前面に支軸39から同じ距
離を隔てて二本のガイドピン45が突設され、これらガ
イドピン45が隔壁29に前記支軸39を中心とする同
芯円状に開設された円弧溝46に嵌入している。そし
て、各ガイドピン45先端面の螺子孔47と駆動歯車4
4に開設された螺子挿通孔48を合致させ、これら螺子
挿通孔48を介して前記各螺子孔47に螺子49を螺締
めすることにより駆動歯車44が揺動部材42に一体に
組み付けられる。
【0014】前記ソレノイド32が消磁しているとき
は、図5(イ)(ロ)に示すように係合杆41下端の係
合ピン41aが係合部35の後端側壁35aに当接し
て、揺動杆40が一側に下傾する位置で停止している。
このとき、重錘43は長溝38の一端部に位置してい
る。また、針24は、目盛り23aの数字「0」の位置を
示している。
は、図5(イ)(ロ)に示すように係合杆41下端の係
合ピン41aが係合部35の後端側壁35aに当接し
て、揺動杆40が一側に下傾する位置で停止している。
このとき、重錘43は長溝38の一端部に位置してい
る。また、針24は、目盛り23aの数字「0」の位置を
示している。
【0015】そして、ソレノイド32が励磁すると、プ
ランジャー33がコイルばね34の付勢に抗して後退す
ると共に図6(イ)(ロ)に示すように係合ピン41a
が先端側壁35bに当接してそのままその先端側壁35
aに押され、これに伴い係合杆41が反対側へ揺動する
と共に重錘43が一端部に位置したまま揺動杆40が他
側に下傾する。この際、前記重錘43が隔壁29の後面
に突設された阻止片50に当接しかつ係合ピン41aが
先端側壁35bに当接して、揺動杆40がその姿勢を保
持され、保持された後は前記阻止片50と重錘43との
間には僅かな隙間ができる。このとき、針24は90度
回転して目盛り23aの数字「4」を示す位置で停止して
いる。
ランジャー33がコイルばね34の付勢に抗して後退す
ると共に図6(イ)(ロ)に示すように係合ピン41a
が先端側壁35bに当接してそのままその先端側壁35
aに押され、これに伴い係合杆41が反対側へ揺動する
と共に重錘43が一端部に位置したまま揺動杆40が他
側に下傾する。この際、前記重錘43が隔壁29の後面
に突設された阻止片50に当接しかつ係合ピン41aが
先端側壁35bに当接して、揺動杆40がその姿勢を保
持され、保持された後は前記阻止片50と重錘43との
間には僅かな隙間ができる。このとき、針24は90度
回転して目盛り23aの数字「4」を示す位置で停止して
いる。
【0016】この際、前記ソレノイド32が短時間で消
磁すると、揺動杆40が他側に下傾するように揺動して
停止しても、重錘43が一端部に位置したままとなり、
この間にプランジャー33がコイルばね34の付勢によ
り進出して係合部35が元の位置に復帰すると共に係合
ピン41aが後端側壁35aに押されて揺動杆40が揺
動し、揺動杆40が元の一側へ下傾した位置に戻る。こ
れに伴い、針24も元の目盛り23aの数字「0」を示す
位置に回転して停止する。
磁すると、揺動杆40が他側に下傾するように揺動して
停止しても、重錘43が一端部に位置したままとなり、
この間にプランジャー33がコイルばね34の付勢によ
り進出して係合部35が元の位置に復帰すると共に係合
ピン41aが後端側壁35aに押されて揺動杆40が揺
動し、揺動杆40が元の一側へ下傾した位置に戻る。こ
れに伴い、針24も元の目盛り23aの数字「0」を示す
位置に回転して停止する。
【0017】一方、前記ソレノイド32が励磁したまま
で揺動杆40が他側に揺動し停止ている状態では、図7
(イ)(ロ)に示すように前記重錘43がその自重によ
り一端部側から徐々に長溝38に沿って他端側へ摺動
し、最終的に長溝38の他端部に達する。これにより、
重心の移動が行なわれ揺動杆40の他端側が重くなり、
係合ピン41aが先端側壁35bから離れ反対の後端側
壁35aに当接して停止する。これにより、図8(イ)
(ロ)に示すように前記揺動杆40がさらに同じ方向す
なわち他端側へ揺動する。これに伴い、90度回転して
停止していた前記針24が更に90度回転して停止し、
合計180度回転することとなる。
で揺動杆40が他側に揺動し停止ている状態では、図7
(イ)(ロ)に示すように前記重錘43がその自重によ
り一端部側から徐々に長溝38に沿って他端側へ摺動
し、最終的に長溝38の他端部に達する。これにより、
重心の移動が行なわれ揺動杆40の他端側が重くなり、
係合ピン41aが先端側壁35bから離れ反対の後端側
壁35aに当接して停止する。これにより、図8(イ)
(ロ)に示すように前記揺動杆40がさらに同じ方向す
なわち他端側へ揺動する。これに伴い、90度回転して
停止していた前記針24が更に90度回転して停止し、
合計180度回転することとなる。
【0018】よって、前記後端側壁35bと先端側壁3
5aとの間隔は揺動杆40が前記のように揺動できる寸
法に設定されている。ただ、針24は、90度回転する
まではソレノイド32により、また90度から180度
までは重錘43により回転することとなり、その回転速
度が必然的に異なってくる。これにより、針24すなわ
ち可動体の動きに変化が与えられることになる。
5aとの間隔は揺動杆40が前記のように揺動できる寸
法に設定されている。ただ、針24は、90度回転する
まではソレノイド32により、また90度から180度
までは重錘43により回転することとなり、その回転速
度が必然的に異なってくる。これにより、針24すなわ
ち可動体の動きに変化が与えられることになる。
【0019】本発明に係る可変表示装置11は上記構成
よりなり、表示盤部21がタコメータをモチーフとして
選択されている関係上、表示部10の画像の内容はそれ
に相応しいものとされる。そして、例えば、変動する表
示部10の画像に対し、常にはソレノイド32が励磁し
ても短時間で消磁させて針24が90度まで一定の速度
で回転すると共にその位置で停止し、すぐに始めの位置
に戻って停止するに止まらせる。そして、大当たり状態
になったときは、ソレノイド32を継続的に励磁させる
ようにして、90度まで所定の速度で回転した針24が
一旦停止した後再び異なった速度で回転して停止させる
ようにする。このように、ソレノイド32に中間停止機
構を加えることにより、所定の位置まで移動して停止し
た可動体を再び移動させて停止させることができること
となる。これにより可動体である針24の動きに変化が
与えられ、大当たりによる心の高まりと共に遊技の面白
みを引き出させることができる。
よりなり、表示盤部21がタコメータをモチーフとして
選択されている関係上、表示部10の画像の内容はそれ
に相応しいものとされる。そして、例えば、変動する表
示部10の画像に対し、常にはソレノイド32が励磁し
ても短時間で消磁させて針24が90度まで一定の速度
で回転すると共にその位置で停止し、すぐに始めの位置
に戻って停止するに止まらせる。そして、大当たり状態
になったときは、ソレノイド32を継続的に励磁させる
ようにして、90度まで所定の速度で回転した針24が
一旦停止した後再び異なった速度で回転して停止させる
ようにする。このように、ソレノイド32に中間停止機
構を加えることにより、所定の位置まで移動して停止し
た可動体を再び移動させて停止させることができること
となる。これにより可動体である針24の動きに変化が
与えられ、大当たりによる心の高まりと共に遊技の面白
みを引き出させることができる。
【0020】なお、本実施の形態に係る中間停止機構2
6は一例に過ぎず、他の構成であっても良く、また駆動
手段としてソレノイド32を使用したが、他に安価なも
のであれば良いこと勿論である。
6は一例に過ぎず、他の構成であっても良く、また駆動
手段としてソレノイド32を使用したが、他に安価なも
のであれば良いこと勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る可動
体付き可変表示装置は、画像の表示可能な表示部と、前
側から視認できる位置に設けられ前記画像の内容と関連
付けて動く可動体と、前記可動体に動きの変化を与える
中間停止機構及び前記可動体を作動させる駆動手段と、
から構成され、特に、簡単な構成からなる中間停止機構
を設けることにより、可動体に単純な動きとは異なり、
途中まで移動して停止した後、再び移動して停止すると
いう変化のある動作が加えられ、これにより遊技の面白
みを引き出させることができる。また、駆動源としてモ
ータを使用することがなく、製作コストが安価になると
いう効果がある。
体付き可変表示装置は、画像の表示可能な表示部と、前
側から視認できる位置に設けられ前記画像の内容と関連
付けて動く可動体と、前記可動体に動きの変化を与える
中間停止機構及び前記可動体を作動させる駆動手段と、
から構成され、特に、簡単な構成からなる中間停止機構
を設けることにより、可動体に単純な動きとは異なり、
途中まで移動して停止した後、再び移動して停止すると
いう変化のある動作が加えられ、これにより遊技の面白
みを引き出させることができる。また、駆動源としてモ
ータを使用することがなく、製作コストが安価になると
いう効果がある。
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。
【図2】前側から見た可動体付き可変表示装置の斜視
図。
図。
【図3】後側から見た可動体付き可変表示装置の斜視
図。
図。
【図4】要部の分解斜視図。
【図5】(イ)中間停止機構の裏面作用図。
(ロ)表示盤部の表面作用図。
【図6】(イ)中間停止機構の裏面作用図。
(ロ)表示盤部の表面作用図。
【図7】(イ)中間停止機構の裏面作用図。
(ロ)表示盤部の表面作用図。
【図8】(イ)中間停止機構の裏面作用図。
(ロ)表示盤部の表面作用図。
10 表示部
11 可動体付き可変表示装置
24 可動体(針)
26 中間停止機構
32 駆動手段(ソレノイド)
33 プランジャー
35 係合部
38 長溝
39 支軸
41 係合杆
42 揺動部材
43 重錘
Claims (2)
- 【請求項1】 画像の表示可能な表示部と、前側から視
認できる位置に設けられ前記画像の内容と関連付けて動
く可動体と、前記可動体の動きに変化を与えるための中
間停止機構及び前記可動体を作動させる駆動手段と、か
らなることを特徴とする可動体付き可変表示装置。 - 【請求項2】 前記中間停止機構は、長溝を有すると共
にほぼ中央で揺動自在に軸支されかつ前記軸支部から係
合杆が延設された揺動部材と、前記長溝に嵌合されかつ
該長溝に沿って自重で移動できる重錘とからなり、前記
係合杆の先端部は、前記駆動手段であるソレノイドのプ
ランジャーに設けられる係合部にそのプランジャーの進
退方向へ所定の距離移動できるように嵌入され、また前
記可動体は前記揺動部材にその揺動に伴い移動するよう
に接続されており、 前記ソレノイドを励磁させることにより、前記揺動部材
が所定の位置まで揺動すると共にこれに伴い前記可動体
も移動して停止し、また、前記ソレノイドをさらに継続
的に励磁させることにより、前記重錘が長溝内を自重で
他端部側へ移動して前記揺動部材がさらに揺動し、これ
に伴い前記可動体が再び移動するようにした請求項1記
載の可動体付き可変表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001326749A JP2003126420A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 可動体付き可変表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001326749A JP2003126420A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 可動体付き可変表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003126420A true JP2003126420A (ja) | 2003-05-07 |
Family
ID=19143083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001326749A Pending JP2003126420A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 可動体付き可変表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003126420A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289479A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2011050403A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Asama Seisakusho:Kk | 遊技機の可動装飾装置 |
JP2011055862A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2015217103A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2020146088A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | サミー株式会社 | 遊技機用演出装置 |
-
2001
- 2001-10-24 JP JP2001326749A patent/JP2003126420A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289479A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2011050403A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Asama Seisakusho:Kk | 遊技機の可動装飾装置 |
JP2011055862A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2015217103A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2020146088A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | サミー株式会社 | 遊技機用演出装置 |
JP7197791B2 (ja) | 2019-03-11 | 2022-12-28 | サミー株式会社 | 遊技機用演出装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050927 |