JP5204907B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来より複雑な動作を可動装飾体に行わせて、趣向性の高い演出を行うことが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】本発明のパチンコ遊技機10では、遊技状態に応じて回転ベース49が第1回転軸J1回りを回転すると、第1と第2の可動装飾体51,52が回転ベース49と共に第1回転軸J1回りに回転しながらその回転ベース49に対しても回転して、複数の第1表示面51A〜51Dと複数の第2表示面52A〜52Dとの組み合わせパターンが変化する。このように、本発明のパチンコ遊技機10によれば、第1と第2の可動装飾体51,52による従来より複雑な動作によって、従来より趣向性の高い演出を行うことが可能になる。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技状態に応じて可動装飾体を回転駆動し、その可動装飾体の外面に備えた複数の表示面の向きを変更して装飾を変化させることが可能な遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、扁平円柱形の可動装飾体を、その中心軸と直交する回転軸回りに回転させて、表示面としての可動装飾体の一端面、他端面及び周面の向きを変更して、装飾を変化させる遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−268127号公報(図5,図6参照)
しかしながら、上記した従来の遊技機の構成では、単に可動装飾体を一定の回転軸回りに回転駆動するだけであったので、可動装飾体の動作が単調で、趣向性が低かった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より複雑な動作を可動装飾体に行わせて、趣向性の高い演出を行うことが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、支持ベースに設けた第1回転軸を中心に回転可能に支持ベースに取り付けられて、遊技状態に応じて回転する回転ベースと、第1回転軸と交差する方向に並んだ状態で回転ベースにそれぞれ回転可能に取り付けられて、遊技状態に応じて回転ベースと共に第1回転軸回りを回転しながらその回転ベースに対しても回転する第1可動装飾体及び第2可動装飾体と、第1可動装飾体の外面に設けられて、回転ベースに対する回転方向に並べられた複数の第1表示面と、第2可動装飾体の外面に設けられて、回転ベースに対する回転方向に並べられた複数の第2表示面とを備えて、第1可動装飾体及び第2可動装飾体が回転ベースに対してそれぞれの回転することで、互いに並んで表示される第1表示面と第2表示面との組み合わせパターンが変化すると共に、回転ベースの回転によって第1可動装飾体及び第2可動装飾体の並び方向が、第1方向と第2方向を含む複数方向に変化し、第1方向に並んで遊技者が視認可能となる第1表示面と第2表示面との組み合わせパターンと、第2方向に並んで遊技者が視認可能となる第1表示面と第2表示面との組み合わせパターンとが異なるように設定したところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、第1可動装飾体及び第2可動装飾体は、第1回転軸を間に挟んで配置されたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、支持ベースに固定されて、第1回転軸を中心軸とした第1リンクと、第1可動装飾体及び第2可動装飾体に固定されて第2回転軸を中心軸とし、それぞれ第1リンクに連結した1対の第2リンクと、支持ベースに対して回転ベースを回転駆動すると共に、回転ベースを回転駆動することで第1可動装飾体及び第2可動装飾体を回転ベースに対して回転させる第1駆動源とを備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の遊技機において、第1回転軸の軸方向を変更するように支持ベースの姿勢を第1姿勢と第2姿勢とに変更する支持ベース駆動機構を備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の遊技機において、支持ベースの第2姿勢で遊技者と対向する第1表示面と第2表示面との組み合わせパターンを、遊技状況を意味又は示唆する組み合わせパターンとする一方、支持ベースの第1姿勢で遊技者と対向する第1表示面と第2表示面との組み合わせパターンを、遊技状況を意味しない又は示唆しない組み合わせパターンとしたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の遊技機において、第1可動装飾体及び第2可動装飾体は、支持ベースの第1姿勢では、回転駆動されず、第2姿勢で回転ベースと共に第1可動装飾体及び第2可動装飾体が回転駆動されるように構成したところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項4乃至6の何れか1の請求項に記載の遊技機において、支持ベース駆動機構には、動力源である第2駆動源と、第2駆動源から動力を受けて、互いに異なる速度で同じ方向、同じ向きに移動する第1移動部材及び第2移動部材と、第1移動部材及び第2移動部材の何れか一方に設けられて、支持ベースを回動可能に支持する回動支持部と、第1移動部材及び第2移動部材の何れか他方と、支持ベースのうち回動支持部から離れた部位とに両端部を回動可能に連結された姿勢変更リンクとが備えられたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れか1の請求項に記載の遊技機において、第1可動装飾体及び第2可動装飾体は、回転ベースに対する回転中心と直交する断面形状が正多角形をなし、それら正多角形の各辺毎に第1表示面又は第2表示面を有した多面体であるところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項3に記載の遊技機において、第1リンクは、第1傘歯車であり、第1リンクは、第1傘歯車に噛合した1対の第2傘歯車であるところに特徴を有する。
[請求項1,2,3,8,9の発明]
請求項1の遊技機では、遊技状態に応じて回転ベースが第1回転軸回りを回転すると、第1可動装飾体及び第2可動装飾体が回転ベースと共に第1回転軸回りに回転しながらその回転ベースに対しても回転して、第1可動装飾体の複数の第1表示面と第2可動装飾体の複数の第2表示面との組み合わせパターンが変化する。このように、本発明の遊技機によれば、従来より複雑な動作を第1と第2の可動装飾体に行わせて、従来より趣向性の高い演出を行うことが可能になる。
また、請求項2の発明のように、第1可動装飾体及び第2可動装飾体が第1回転軸を間に挟んで配置された構成すれば、コンパクトなスペース内で第1可動装飾体及び第2可動装飾体を回転することができる。
さらに、請求項3の構成によれば、第1駆動源のみで、第1可動装飾体及び第2可動装飾体を回転ベースと共に第1回転軸回りを回転駆動しながらその回転ベースに対しても回転駆動することができ、第1駆動源の有効利用が図られる。その場合、請求項9の発明のように、支持ベースに固定された第1リンクとして第1傘歯車を備えると共に、第1可動装飾体及び第2可動装飾体に固定された1対の第2リンクとして第1傘歯車に噛合した1対の第2傘歯車を備えれば、第1駆動源の動力を確実に第1可動装飾体及び第2可動装飾体に伝達することができる。
また、第1可動装飾体及び第2可動装飾体が円筒形状をなして、その外周面を複数の第1表示面又は第2表示面に区画した構成にしてもよいし、請求項8の構成のように、第1可動装飾体及び第2可動装飾体を、回転ベースに対する回転中心と直交する断面形状が正多角形をなし、それら正多角形の各辺毎に第1表示面又は第2表示面を有した多面体にしてもよい。請求項8の構成によれば、第1可動装飾体及び第2可動装飾体の間における第1と第2の表示面を対応が明確になる。
[請求項4の発明]
請求項4の遊技機では、第1回転軸の軸方向を変更するように支持ベースの姿勢が第1姿勢と第2姿勢とに変化するので、第1可動装飾体及び第2可動装飾体の動作が更に複雑になり、演出の趣向性が更に向上する。
[請求項5の発明]
請求項5の遊技機では、支持ベースの第2姿勢で遊技者と対向する第1表示面と第2表示面との組み合わせパターンを、遊技状況を意味又は示唆する組み合わせパターンとする一方、支持ベースの第1姿勢で遊技者と対向する第1表示面と第2表示面との組み合わせパターンを、遊技状況を意味しない又は示唆しない組み合わせパターンとしたので、支持ベースが第1姿勢から第2姿勢に変化する際に、遊技者に期待感を抱かせて趣向性を高めることができる。
[請求項6の発明]
請求項6の遊技機では、第1可動装飾体及び第2可動装飾体は、支持ベースの第1姿勢では回転駆動されず、支持ベースが第2姿勢に変化すると回転駆動されるので、第1姿勢から第2姿勢に変化したときに遊技者に期待感を抱かせることができる。
[請求項7の発明]
請求項7の構成によれば、支持ベースを移動しながら第1姿勢から第2姿勢に変化することができ、第1可動装飾体及び第2可動装飾体の動作が複雑になって演出の趣向性が更に向上する。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 そのパチンコ遊技機における遊技板の正面図 可動役物及び支持ケースの斜視図 可動役物及び支持ケースの斜視図 可動ベースが第1位置及び第1姿勢の可動役物の斜視図 可動ベースの分解斜視図 可動ベースの分解斜視図 可動ベース、第1及び第2の可動装飾体の斜視図 第1及び第2の可動装飾体の斜視図 可動ベースが第2位置及び第2姿勢で回転原点位置の可動役物の斜視図 可動ベースが回転原点位置から90度回転した状態の可動役物の斜視図 可動ベースが第1位置及び第1姿勢の可動役物の後面図 可動ベースが第2位置及び第2姿勢で回転原点位置の可動役物の後面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図13に基づいて説明する。図1には、本発明の遊技機とてのパチンコ遊技機10を前面から見た状態が示されている。パチンコ遊技機10の前面にはガラス窓11が備えられ、そのガラス窓11を通して内部の遊技板20における遊技領域Rを視認することができる。
図2に示すように、遊技領域Rは、遊技板20の前面から起立したガイドレール21Aによって全体を包囲され、遊技板20の前面のうち四隅のコーナー部及び4辺の外縁部の一部を除いた略全体を占めている。また、遊技板20に向かって右側に位置した部分には、ガイドレール21Aに内側から対向した補助ガイドレール21Bが備えられ、パチンコ遊技機10の前面右下の操作ハンドル12(図1参照)を操作すると、遊技球が順次、補助ガイドレール21Bとガイドレール21Aとの間を通過して遊技領域Rの上部に打ち込まれる。
遊技板20には、遊技領域Rの略中央に表示窓21が貫通形成されていて、その表示窓21の奥側は液晶表示画面23になっている。また、表示窓21には、前方から装飾枠22が嵌め込まれ、その装飾枠22の上辺部分と両方の側辺分部は、共に遊技板20の前面から突出している。これにより、遊技領域Rの上部に打ち込まれた遊技領域Rは、装飾枠22の上部から表示窓21に進入せずに、遊技領域Rのうち装飾枠22より右側部分か左側部分の何れかを流下する。
装飾枠22の下辺部分は、遊技球が転動可能なステージ22Sになっていて、装飾枠22のうち向かって左側の側辺部分には、遊技球を受け入れてステージ22Sに案内するための遊技球導入口22Dが備えられている。そして、装飾枠22の左側を流下する遊技球の一部が遊技球導入口22Dからステージ22Sに案内されてステージ22Sを転動して、ステージ22Sの前縁部から装飾枠22外に落下する。また、ステージ22Sの後縁部からは、透明な板状のカバー壁突22Tが突出している。
遊技領域Rには、一般入賞口24A,24B、始動入賞口24C、開閉式の大入賞口25等が分散配置されている。上記した一般入賞口24A,24B及び始動入賞口24Cは、遊技板20の前面から突出した部材の上面に常時開口しており、遊技球が丁度1つ入球可能な大きさで上方に開口している。また、大入賞口25は、遊技板20の前面から突出した部材のうち水平方向に延びかつ僅かに傾斜した上面に開口していて、複数の遊技球が一度に入球可能な大きさになっている。また、大入賞口25は、通常は、遊技板20から前方に突出した図示しない開閉扉にて閉塞され、その開閉扉の上面が遊技球の転動可能な通路になっている。そして、遊技が後述する大当り状態になると、開閉扉が遊技板20の前面より後側に後退して大入賞口25が開放し、複数の遊技球が大入賞口25に入球可能になる。
上記した一般入賞口24A,24B、始動入賞口24C及び大入賞口25の何れかに遊技球が入球すると、所定複数の遊技球が賞球としてパチンコ遊技機10の前面の上皿13(図1参照)に払い出される。また、始動入賞口24Cに遊技球が入球すると、当否判定が行われ、その当否判定結果が液晶表示画面23に表示される。具体的には、液晶表示画面23には、3つの左、中、右の特別図柄23A,23B,23Cが横並びに表示されている。これら各特別図柄23A,23B,23Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄23A,23B,23Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、始動入賞口24Cに遊技球が入賞すると、当否判定が行われ、これら3つの特別図柄23A,23B,23Cが、上下方向にスクロール表示され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順で各特別図柄23A,23B,23Cが停止表示される。このとき、遊技の当否判定の結果が「大当り」であれば、例えば、全ての特別図柄23A,23B,23Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になる。また、各特別図柄23A,23B,23Cを、変動表示後、左、右、中の順で各特別図柄23A,23B,23Cを停止する際に、左、右の各特別図柄23A,23Cが同じ図柄になって先に停止した状態で、中央の特別図柄23Bが変動表示されたリーチ状態になる場合がある。
上記液晶表示画面23は、遊技板20の後面より更に後方に離間していて、その液晶表示画面23と遊技板20の後面との間に、本発明に係る第1可動装飾体51と第2可動装飾体52を有した可動役物40が収納されている。具体的には、遊技板20の後面には、図3に示した支持ケース30が取り付けられている。支持ケース30は、遊技板20の後面と平行に対向した略四角形の主板部30Aの外縁全体から側壁30Bを前方に張り出した構造をなしている。そして、側壁30Bの前端の一部から側方に張り出された取り付け壁30Cを遊技板20の後面に重ねた状態で、取り付け壁30Cに備えた複数の取り付け孔30Dに挿通した螺子にて遊技板20に固定されている。
主板部30Aには、その主板部30A全体の上下方向における上側の略2/3の範囲に略円形のケース窓31が貫通形成されている。また、主板部30Aの後面には、ケース窓31を囲むように図示しない矩形の枠形突壁が形成され、その枠形突壁内に透明な樹脂シート32が敷設されている。そして、樹脂シート32に重ねて図示しない液晶モジュールが枠形突壁内に収容された状態に固定され、その液晶モジュールの前面が上記液晶表示画面23になっている。
可動役物40は、主板部30Aの前面における下部中央に配置され、本発明に係る支持ベース41を、支持ケース30に組み付けられた1対の支持ベース駆動機構70,70にて支持した構造になっている。図5に示すように、支持ベース41は、左右方向に延びた帯形の支持ベース本体42の中間部をクランク状に屈曲させて中央陥没部42Aとし、その中央陥没部42Aの両側の段差上面42B,42Bに1対の装飾ブロック43,43を取り付けた構造になっている。
図6に示すように、支持ベース本体42は、その下面全体を構成する蓋体42Fと、それ以外の筐体部42Kとに分解可能になっている。また、筐体部42Kにおける前記中央陥没部42Aの中央には、円形の中央孔42Dが貫通形成され、中央陥没部42Aにおける段差上面42B,42Bとの間の段差面42C,42Cは、中央孔42Dと同心の円弧面になっている。蓋体42Fのうち前記中央孔42Dと対向する位置には、中央孔42Dと同心のギヤ支持筒42Jが突出形成されている。そして、そのギヤ支持筒42Jに、回転出力ギヤ44Aが回転可能に支持され、その回転出力ギヤ44Aの一端面が中央孔42Dを通して支持ベース本体42の上方に臨んでいる。また、回転出力ギヤ44Aは、下面側にドーナッツ状の円板44Tを一体形成して備え、その円板44Tの外縁部が歯面より側方に張り出している。そして、その円板44Tの外縁部に、中央孔42Dの開口縁から垂下された突壁42Tが突き合わされて、回転出力ギヤ44Aの軸方向の移動が規制されている。
支持ベース本体42のうち一方の段差上面42Bには、第1モータ45(本発明の「第1駆動源」に相当する)のステータ45Sが固定され、その第1モータ45の回転出力軸45Jが、図7に示すように、支持ベース本体42の壁部を貫通して支持ベース本体42内に突入している。また、第1モータ45の回転出力軸45Jには入力ギヤ44Dが一体回転可能に取り付けられ、その入力ギヤ44Dが、中継ギヤ44B,44Cを介して回転出力ギヤ44Aに連結されている。これにより、第1モータ45の動力を受けて回転出力ギヤ44Aが回転駆動される。
支持ベース本体42のうち他方の段差上面42Bの下方には、原点検出センサ44Gが収容されている。また、回転出力ギヤ44Aと原点検出センサ44Gとの間には、回転位置検出用ギヤ44Fが配置されて中継44Eを介して回転出力ギヤ44Aに連結されると共に、回転位置検出用ギヤ44Fの一部が原点検出センサ44Gが有する1対の対向突部44S,44Sの間に受容されている。回転位置検出用ギヤ44Fは、回転出力ギヤ44Aと同じピッチ円を有し、回転位置検出用ギヤ44Fの一部には、光挿通孔44Hが貫通形成されていて、光挿通孔44Hが1対の対向突部44S,44Sの間に位置したときにのみ、対向突部44S,44Sの間で光信号を送受光することが可能になっている。
装飾ブロック43,43の支持ベース本体42の円弧状の段差面42C,42Cと略面一になって湾曲した円弧面43A,43Aを備えている。また、一方の装飾ブロック43は、第1モータ45を覆い隠すカバーにもなっている。
支持ベース本体42における長手方向の両端面からは、それぞれ後支軸部材46A及び前支軸部材46Bが突出している。後支軸部材46A及び前支軸部材46Bは、支持ベース本体42の長手方向に延び、支持ベース本体42の幅方向における一端側に後支軸部材46Aが配置される一方、支持ベース本体42の幅方向における他端側に前支軸部材46Bが配置されている。また、支持ベース本体42の両端面に後支軸部材46A,46A同士が同軸上に配置される一方、前支軸部材46B,46B同士が同軸上に配置されている。そして、後に詳説する支持ベース駆動機構70,70に後支軸部材46A及び前支軸部材46Bが支持され、装飾ブロック43,43が支持ベース本体42から上方に突出した第1姿勢(図5の状態)と、その第1姿勢から90度回動して、装飾ブロック43,43が支持ベース本体42から前側(遊技者側)に突出した第2姿勢(図10の状態)とに姿勢変更可能になっている。
図5に示すように、支持ベース41における装飾ブロック43,43の間には、回転ベース49が受容されている。図6に示すように、回転ベース49は、回転ベース本体47に1対の対向板壁48,48を組み付けてなる。回転ベース本体47は、全体が支持ベース本体42の中央陥没部42Aに重ねて配置される帯状をなしかつ、その長手方向の中間部が幅広になっている。また、図7に示すように、回転ベース本体47の下面中央には、円環状突壁47Tが突出形成され、円環状突壁47Tが支持ベース本体42の中央孔42D内に遊嵌された状態で回転出力ギヤ44Aが回転ベース本体47に螺子留めされている。これにより、第1モータ45の動力により回転ベース本体47が支持ベース41に対して回転駆動される。
図8に示すように、両対向板壁48,48は、上下方向に延びた略長方形の支持板48Kの外側に、上下方向に延びた長方形の装飾板48Hを重ねて固定した構造をなしている。また、これら両対向板壁48,48は、各下端部を回転ベース本体47の長手方向の端部にそれぞれ螺子止めされた状態で回転ベース本体47から起立し、互いに対向している。そして、これら対向板壁48,48の間に、本発明に係る第1可動装飾体51と第2可動装飾体52とが配置されている。
図9に示すように、第1と第2の可動装飾体51,52は、同じ大きさの立方体形状をなしている。また、第1と第2の可動装飾体51,52において互いに対向した各外面(以下、「ギヤ支持面61」という)には、それらの図心を中心とした円錐状のギヤ収容凹部62が陥没形成され、そのギヤ収容凹部62内に第2傘歯車60(本発明の「第2リンク」に相当する)がそれぞれ備えられている(図9には、第2可動装飾体52のギヤ収容凹部62、第2傘歯車60のみが示されている)。そして、第1可動装飾体51に備えた第2傘歯車(図示せず)が第1可動装飾体51と一体に回転し、第2可動装飾体52に備えた第2傘歯車60が第2可動装飾体52と一体に回転する。また、各第2傘歯車60の中心には、シャフト挿通孔63が貫通形成されている。
第1と第2の可動装飾体51,52における各ギヤ支持面61と反対側の面には、中央に円形の円盤支持孔65が貫通形成され、その円盤支持孔65内に支持円盤64が回転可能に組み付けられている(図9には、第1可動装飾体51の円盤支持孔65及び支持円盤64のみが示されている)。また、支持円盤64の中心には、上記したシャフト挿通孔63の同軸上にシャフト挿通孔66が貫通形成されている。
第1と第2の可動装飾体51,52の各シャフト挿通孔63,66には、共通の中心シャフト54が挿通され、その中心シャフト54の中間部にギヤ連結支持部材53が回転可能に挿通されて、第1と第2の可動装飾体51,52の間に配置されている。そして、図8に示すように、中心シャフト54の両端部が、第1と第2の可動装飾体51,52の各支持円盤64のシャフト挿通孔66から外側に突出し、それら中心シャフト54の両端寄り位置に形成された係止溝54M,54M(図9参照)にEリング55がそれぞれ係止している。
また、第1可動装飾体51の支持円盤64は、一方の対向板壁48に螺子止めされ、第2可動装飾体52の支持円盤64は、他方の対向板壁48に螺子止めされている。これにより、図5に示すように、第1と第2の可動装飾体51,52が、共通の回転軸である第2回転軸J2を中心に回転可能な状態で回転ベース49に支持され、その第2回転軸J2が、支持ベース41に対する回転ベース49の回転軸である第1回転軸J1と直交した配置になっている。
第1可動装飾体51の外面のうち第2回転軸J2を囲むように配置された4つの面は、本発明に係る第1表示面51A,51B,51C,51Dをなし、第2可動装飾体52の外面のうち回転軸J2を囲むように配置された4つの面は、本発明に係る第2表示面52A,52B,52C,52Dをなしている。そして、第1可動装飾体51の第1表示面51Aと、第2可動装飾体52の第2表示面52Aは、共に「?」(クウェッションマーク)という文字を、その文字の横方向が第2回転軸J2と平行になる向き(以下、「横向き」という)に表示した装飾になっている。また、第1可動装飾体51のうち「?」の第1表示面51Aと反対側の第1表示面51Cは、「城」という文字(図7、図11参照)を横向きにしかつ、「?」の第1表示面51Aと上下の向きを同じにして表示した装飾になっている。また、第1可動装飾体51のうち「?」及び「城」の第1表示面51A,51Cの間の一方の第1表示面51Bは、「天」という文字(図5参照)を、その文字の横方向が第2回転軸J2と直交する向き(以下、「縦向き」という)にして表示した装飾になっている。さらに、第1可動装飾体51のうち「天」の第1表示面51Bと反対側の第1表示面51Dは、「望」という文字(図11、図12参照)を縦向きにしかつ、「天」の第1表示面51Bと上下の向きを逆にして表示した装飾になっている。
一方、第2可動装飾体52のうち「?」の第2表示面52Aと反対側の第2表示面52Cは、「牙」という文字(図7参照)を横向きにしかつ、「?」の第2表示面52Aと上下の向きを同じにして表示した同じ装飾になっている。また、第2可動装飾体52のうち「?」及び「牙」の第2表示面52A,52Cの間の一方の第2表示面52Bは、「運」という文字(図10、図12参照)を縦向きにしかつ「天」の第1表示面51Bと上下の向きを同じにして表示した装飾になっている。さらに、第2可動装飾体52のうち「運」の第2表示面52Bと反対側の第2表示面52Dは、「希」という文字(図11参照)を縦向きにしかつ、「望」の第1表示面51Dと上下の向きを同じにして表示した装飾になっている。
図9に示すように、ギヤ連結支持部材53は、円筒状のスペーサスリーブ53Aを中心に備え、そのスペーサスリーブ53Aの内側に中心シャフト54が挿通されて、スペーサスリーブ53Aの両端面が第1と第2の可動装飾体51,52の各第2傘歯車60の端面に突き合わされている。また、スペーサスリーブ53Aの長手方向の中間部には、リング部53Hが備えられ、リング部53Hとスペーサスリーブ53Aとは、複数のスポーク部53Sによって連結されている。そのリング部53Hは、円の一部をカットして直線部53Bとした形状をなし、その直線部53Bとその両側のスポーク部53S,53Sに囲まれた部分がギヤ収容部53Cになっている。そして、このギヤ収容部53Cに第1傘歯車69(本発明の「第1リンク」に相当する)が収容されて、その第1傘歯車69と第1と第2の可動装飾体51,52の各第2傘歯車60とが互いに噛合している。
また、第1傘歯車69は、中心部に非円形のシャフト結合孔69Aを備え、ギヤ連結支持部材53の直線部53Bには、シャフト結合孔69Aと対向する位置に貫通孔53Dが貫通形成されている。そして、第1回転軸J1に沿って延びたギヤ固定シャフト50の先端部が、貫通孔53Dを通して第1傘歯車69のシャフト結合孔69Aに挿入されている。そのギヤ固定シャフト50の先端部は、シャフト結合孔69Aに対応した非円形の断面形状をなし、これにより、第1傘歯車69がギヤ固定シャフト50の先端に回転不能に結合されている。
また、ギヤ固定シャフト50の基端部には、非円形の断面形状をなした基端連結部50Bが備えられ、これに対応した断面形状を有するシャフト支持筒42Hが、前記した蓋体42Fにおけるギヤ支持筒42Jの内側に突出形成されている。そして、図6に示すように、回転ベース本体47の中央部分に貫通形成された貫通孔47Aを通してギヤ固定シャフト50の基端連結部50Bがシャフト支持筒42Hの内側に挿入されて、ギヤ固定シャフト50及び第1傘歯車69が支持ベース41に回転不能に固定されている。これにより、第1傘歯車69が支持ベース41に固定され、回転ベース49が支持ベース41に対して第1回転軸J1回りを回転すると、第1と第2の可動装飾体51,52の各第2傘歯車60が、第1傘歯車69の周りを公転しながら自転することになり、第1と第2の可動装飾体51,52が回転軸J2を中心に互い逆向きに回転する。
ここで、支持ベース41に対する回転ベース49の回転位置の1箇所は、回転原点位置に設定されている。その回転原点位置に回転ベース49が配置されると、回転ベース本体47の長手方向(即ち、第2回転軸J2の軸方向)と、支持ベース本体42の長手方向とが平行になる。このとき、図7に示すように、上記した回転位置検出用ギヤ44Fの光挿通孔44Hが原点検出センサ44Gにおける1対の対向突部44S,44Sの間に位置して、原点検出センサ44Gにより支持ベース41が回転原点位置に配置されていることを検出することができる。
回転ベース49が回転原点位置に配置されたときには、図5に示すように、第1と第2の可動装飾体51,52が水平方向(本発明の「第1方向」に相当する)に並んで、遊技者側から見て第1可動装飾体51の右側に第2可動装飾体52が位置すると共に、第1可動装飾体51の「城」の第1表示面51Cと第2可動装飾体52の「牙」の第2表示面52Cとが、回転ベース本体47と第1回転軸J1の軸方向で対向して平行になりかつ、第1可動装飾体51の「?」の第1表示面51Aと第2可動装飾体52の「?」の第2表示面52Aとが、横並びになって回転ベース本体47と反対側を向く。
その際、図10に示すように支持ベース41が第2姿勢になっていると、「?」の第1表示面51Aと「?」の第2表示面52Aとが前方(遊技者側)を向き、「天」の第1表示面51Bと「希」の第2表示面52Dとが隣り合わせになって下方を向き、第1可動装飾体51の「望」の第1表示面51Dと第2可動装飾体52の「運」の第2表示面52Bとが隣り合わせになって上方を向く。
支持ベース41が第2姿勢で、回転ベース49が遊技者側から見て支持ベース41に対して第1回転軸J1を中心に反時計回り方向に90度回転し、図11に示すように、第1と第2の可動装飾体51,52が上下方向(本発明の「第2方向」に相当する)に並ぶと、その間に第1と第2の可動装飾体51,52は、第2回転軸J2を中心として互いに逆向きに90度回転し、「希」の第2表示面52Dと「望」の第1表示面51Dとが上下方向に並んで、「希望」という文言が表示された状態になる。
その状態から更に回転ベース49が第1回転軸J1を中心に反時計回り方向に90度回転し、第1と第2の可動装飾体51,52が水平方向に並ぶと、その間に第1と第2の可動装飾体51,52も更に互いに逆向きに90度回転して、「牙」の第2表示面52Cと「城」の第1表示面51Cとが左右方向に並んで、「牙城」という文言(図示せず)が表示された状態になる。
その状態から更に回転ベース49が第1回転軸J1を中心に反時計回り方向に90度回転し、第1と第2の可動装飾体51,52が上下方向に並ぶと、その間に第1と第2の可動装飾体51,52も更に互いに逆向きに90度回転して、「天」の第1表示面51Bと「運」の第2表示面52Bとが上下方向に並んで、「天運」という文言(図示せず)が表示された状態になる。
なお、第1と第2の可動装飾体51,52のうち、図8に示すように、ギヤ支持面61と反対側の面の四隅に締め付けられた螺子Nは、鉄製になっている。また、これに対向して、各対向板壁48の内面には、上記四隅の螺子Nに対向し得る4箇所に4つの磁石48Aが取り付けられている。そして、螺子Nと磁石48Aとの間に作用する磁力により、第1表示面51A,51B,51C,51Dの何れかと、第2表示面52A,52B,52C,52Dの何れかとが、回転ベース本体47と平行になった正規位置に第1と第2の可動装飾体51,52を位置合わせ可能になっている。
上記したように支持ベース41は、図5に示した支持ベース駆動機構70,70によって支持されて、上記した第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変更される。図13に示すように、支持ベース駆動機構70は、支持ケース30の主板部30A(図3参照)に固定されて上下方向に延びた固定レール71と、その固定レール71の前面側に直動可能に係合した第1可動レール72(本発明の「第1移動部材」に相当する)と、その第1可動レール72の前面側に直動可能に係合した第2可動レール73(本発明の「第2移動部材」に相当する)とを備えている。これら固定レール71と第1及び第2の可動レール72,73は、例えば、上下方向の長さが略同一になっていて、それら固定レール71と第1及び第2の可動レール72,73の上端面が上下方向において略同一の位置に配置された縮小状態(図5参照)と、図13に示すように、固定レール71の上端面が第1可動レール72の上下方向の中間に位置し、第1可動レール72の上端面が第2可動レール73の上下方向の中間に位置して、固定レール71と第1及び第2の可動レール72,73が上下方向にずれた拡張状態とに変化する。
図11に示すように、1対の支持ベース駆動機構70,70の下端部の間には、支持ケース30の主板部30Aに重ねて固定される1対のギヤボックス75X,75Xが備えられている。各ギヤボックス75Xの前面には、第2モータ75(本発明の「第2駆動源」に相当する)のステータ75Sが固定され、第2モータ75の回転出力軸75Jが図13に示すようにギヤボックス75X内に突入していて、その回転出力軸75Jに入力ギヤ75Aが一大回転可能に固定されている。また、第1可動レール72には、上下方向の延びた第1可動ラック72Gが固定され、第2可動レール73には、第2可動ラック73Gが固定されている。さらに、固定レール71と共に主板部30Aに固定されるレール台座プレート76には、固定ラック76Gが備えられている。そして、第1可動ラック72Gと入力ギヤ75Aとが中継ギヤ75Cを介してギヤ結合されている。これにより、1対の第2モータ75,75の動力を受けて支持ベース駆動機構70,70の第1可動レール72,72が上下に直線駆動される。
また、固定ラック76G及び第2可動ラック73Gは、第1可動ラック72Gのうち複数の歯を支持する基礎プレート部72Pを挟んで互いに対向しかつ、互いの対向面に複数の歯を備えている。さらに、基礎プレート部72Pの一部には、前後方向に貫通したピニオン収容部屋72Aが形成され、そのピニオン収容部屋72Aの内部に中継ピニオン77が基礎プレート部72Pに回転可能に支持され、その中継ピニオン77に固定ラック76G及び第2可動ラック73Gが噛合している。これにより、第1可動レール72が固定レール71に対して直動すると、その第1可動レール72の直動速度の2倍の速度で第1可動レール72の直動方向と同じ方向に第2可動レール73が直動する。
図10に示すように、第2可動レール73の上端部からは、回動支持部73Kが突出していて、その回動支持部73Kに支持ベース41の後支軸部材46Aが回転可能に連結されている。また、第1可動レール72の側面のうち上下方向の中間位置からは、下支軸部材72Sが突出していて、姿勢変更リンク74の両端部が下支軸部材72Sと支持ベース41の前支軸部材46Bとに回動可能に連結されている。なお、後支軸部材46A等は、それぞれEリング46Cによって回動支持部73K等に抜け止めされている。そして、上記した第1可動レール72と第2可動レール73とを直動速度の相違により、支持ベース駆動機構70の伸縮に伴って後支軸部材46Aと前支軸部材46Bと下支軸部材72Sとを直線で結んだ三角形が変形して支持ベース41が回動し、図5に示すように、装飾ブロック43,43が支持ベース本体42から上方に突出しかつ、第1回転軸J1が鉛直方向に延びた前記第1姿勢と、図10に示すように、装飾ブロック43,43が支持ベース本体42から前側(遊技者側)に突出しかつ第1回転軸J1が前後方向で水平になった前記第2姿勢とに支持ベース41が姿勢される。
また、支持ベース41は、第1姿勢では上下方向における比較的下方の第1位置に配置され、第2姿勢では上下方向における比較的上方の第2位置に配置される。即ち、支持ベース駆動機構70,70が作動すると、支持ベース41は、第1位置と第2位置との間で上下に移動しながら第1姿勢と第2姿勢との間で回動して姿勢変更されるようになっている。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、このパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。パチンコ遊技機10で遊技を行うには、操作ハンドル12(図1参照)を回動操作すればよい。すると、上皿13(図1参照)内の複数の遊技球が操作ハンドル12の回動角度に応じた強さで遊技領域Rに順次打ち込まれて流下する。また、パチンコ遊技機10は、通常は、大入賞口25が閉じた「通常遊技状態」になっていて、その際、可動役物40の支持ベース41は、図3に示すように第1位置に配置されて第1姿勢となっている。その可動役物40を遊技者側から見ると、図2に示すように、第1と第2の可動装飾体51,52の下側約半分が装飾枠22にカバー壁突22Tに隠れ、第1と第2の可動装飾体51,52の上側約半分がカバー壁突22Tから上方に突出した状態になっている。また、この状態では、第1と第2の可動装飾体51,52のうち「天」の第1表示面51Bと「希」の第2表示面52Dとが、カバー壁突22Tを挟んで遊技者側を向いているが、「天」と「希」の文字が互いに異なる側に横に倒れていて、「天」の第1表示面51Bと「希」の第2表示面52Dとの組み合わせパターンが意味をなさない表示になっている。
遊技を続けていると、遊技領域Rを流下する遊技球の一部が始動入賞口24Cに入球して当否判定が行われる。そして、その当否判定結果を報知するために、液晶表示画面23の特別図柄23A,23B,23Cが変動表示された後、順次停止し、それらの停止図柄がぞろ目であれば、当否判定結果が当りで大入賞口25が一定期間に亘って開放し、停止図柄がぞろ目でなければ、大入賞口25は閉塞した状態が保持される。また、当否判定結果を報知するまでの間に、左右の特別図柄23A,23Cが同じ図柄で停止し、中央の特別図柄23Bだけが変動表示されるリーチ状態になることがある。すると、可動役物40の支持ベース41が第1位置から第2位置へと上昇しつつ、前方に回動して第1姿勢から第2姿勢に変化し、第1と第2の可動装飾体51,52が、カバー壁突22Tより前方(遊技者側)に迫り出してから(図4、図10参照)、それら第1と第2の可動装飾体51,52との間で前後方向で水平になった第1回転軸J1を中心にして、支持ベース41に対して回転ベース49が回転する。このように、通常、第1位置に配置されていた支持ベース41が回転する際には、第2位置に移動するので、その第2位置への移動によって支持ベース41の回転が始まるという期待感を遊技者に抱かせることができる。また、支持ベース41が第1位置から第2位置に移動する過程で、第1と第2の可動装飾体51,52が遊技者側に迫り出すので、第1と第2の可動装飾体51,52による表示演出の臨場感が高まる。
そして、支持ベース41が回転すると、その回転ベース49と共に第1と第2の可動装飾体51,52も第1回転軸J1回りに回転して、遊技者から見た第1と第2の可動装飾体51,52の並び方向が変化する。このとき、第1と第2の可動装飾体51,52は、第2回転軸J2回りに互いに逆方向に回転し、第1可動装飾体51の複数の第1表示面51A〜51Dと第2可動装飾体52の複数の第2表示面52A〜52Dとの組み合わせパターンも変化する。即ち、第1と第2の可動装飾体51,52の並び方向の相違によって視認可能となる第1表示面51A〜51Dと第2表示面52A〜52Dとの組み合わせパターンが変化する。
回転ベース49及び第1と第2の可動装飾体51,52は、しばらく回転した後、所定の回転位置で停止し、例えば、図5に示すように、「?」の第1表示面51Aと「?」の第2表示面52Aとが水平方向に並んで「??」という表示になるか、又は、図11に示すように、「希」の第2表示面52Dと「望」の第1表示面51Dとが上下方向に並んで「希望」という表示になるか、又は、「牙」の第2表示面52Cと「城」の第1表示面51Cとが左右方向に並んで「牙城」という表示になるか、或いは、「天」の第1表示面51Bと「運」の第2表示面52Bとが上下方向に並んで「天運」という表示になり、当否判定後の遊技状態を意味するか示唆する表示になり、これにより、遊技者の気持ちを高めることができる。そして、それら「??」、「希望」、「牙城」又は「天運」という表示の相違により、液晶表示画面23に表示される特別図柄23A,23B,23C以外の演出画像も変化する。その後、支持ベース41が上記した回転原点位置に戻って、第1と第2の可動装飾体51,52による表示が、第1と第2の表示面51A,52Aによる「??」という表示になり、支持ベース41が第2姿勢から第1姿勢に戻りながら第2位置から第1位置に戻る。そして、特別図柄23A,23B,23Cによって当否判定結果が報知され、大当りであれば、その後の大当り遊技で遊技者は多くの賞球を取得することができるようになる。
このように本実施形態のパチンコ遊技機10では、遊技状態に応じて回転ベース49が第1回転軸J1回りを回転すると、第1と第2の可動装飾体51,52が回転ベース49と共に第1回転軸J1回りに回転しながらその回転ベース49に対しても回転して、複数の第1表示面51A〜51Dと複数の第2表示面52A〜52Dとの組み合わせパターンが変化する。即ち、第1と第2の可動装飾体51,52の動作が従来より複雑になり、従来より趣向性の高い演出を行うことが可能になる。また、支持ベース41が第1位置と第2位置との間で移動し、その移動に伴って第1回転軸J1の軸方向を変更するように支持ベース41の姿勢が第1姿勢と第2姿勢とに変化するので、動作がより複雑になり趣向性が向上する。しかも、第1と第2の可動装飾体51,52は、支持ベース41の第1姿勢では回転駆動されず、支持ベース41が第2姿勢に変化すると回転駆動されるので、第1姿勢から第2姿勢に変化したときに遊技者に期待感を抱かせることができる。また、第1と第2の可動装飾体51,52は、第1回転軸J1を間に挟んで配置されているので、コンパクトなスペース内で回転することができる。さらに、支持ベース41に固定した第2傘歯車60に、第1と第2の可動装飾体51,52に固定した第1傘歯車69,69を噛合させたことで、第1モータ45にて回転ベース49を回転駆動すると、それに伴って第1と第2の可動装飾体51,52が回転し、第1モータ45の有効利用が図られる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、第1と第2の可動装飾体51,52が、回転ベース49の回転中心である第1回転軸J1と直交した方向に並んでいたが、第1可動装飾体及び第2可動装飾体が第1回転軸と斜めに交差した方向に並んだ構成にしてもよい。
(2)前記実施形態では、第1と第2の可動装飾体51,52が、第1回転軸J1を間に挟んで対称に配置されていたが、第1可動装飾体及び第2可動装飾体が第1回転軸を間に挟まない配置にしてもよい。また、第1可動装飾体及び第2可動装飾体を、第1回転軸を間に挟んで非対称に配置してもよい。
(3)前記実施形態では、第1と第2の可動装飾体51,52が、共通の回転中心軸である第2回転軸J2回りに回転する構成であったが、第1可動装飾体及び第2可動装飾体が、互いに平行な別々の回転中心回りに回転する構成や、互いに非平行な別々の回転中心回りに回転する構成としてもよい。
(4)前記実施形態では、第1と第2の可動装飾体51,52は、立方体であったが、第1可動装飾体及び第2可動装飾体における第2回転軸と直交する断面形状を、例えば、正五角形、正六角形、正八角形等の正多角形として、それら正多角形の各辺毎に第1表示面又は第2表示面を有した多面体にしてもよい。また、第1可動装飾体及び第2可動装飾体における第2回転軸と直交する断面形状を、例えば円形の円筒形状にして、その外周面を複数の第1表示面又は第2表示面に区画した構成にしてもよい。
(5)前記実施形態では、パチンコ遊技機10に本発明を適用した例を示したが、アレンジボール、スロットマシン等の遊技機に本発明を適用してもよい。
10 パチンコ遊技機(遊技機)
41 支持ベース
45 第1モータ(第1駆動源)
49 回転ベース
51 第1可動装飾体
51A,51B,51C,51D 第1表示面
52 第2可動装飾体
52A,52B,52C,52D 第2表示面
53 ギヤ連結支持部材
60 第2傘歯車(第2リンク)
69 第1傘歯車(第1リンク)
70 支持ベース駆動機構
72 第1可動レール(第1移動部材)
73 第2可動レール(第2移動部材)
75 第2モータ(第2駆動源)
J1 第1回転軸
J2 第2回転軸

Claims (9)

  1. 支持ベースに設けた第1回転軸を中心に回転可能に前記支持ベースに取り付けられて、遊技状態に応じて回転する回転ベースと、
    前記第1回転軸と交差する方向に並んだ状態で前記回転ベースにそれぞれ回転可能に取り付けられて、遊技状態に応じて前記回転ベースと共に前記第1回転軸回りを回転しながらその回転ベースに対しても回転する第1可動装飾体及び第2可動装飾体と、
    前記第1可動装飾体の外面に設けられて、前記回転ベースに対する回転方向に並べられた複数の第1表示面と、
    前記第2可動装飾体の外面に設けられて、前記回転ベースに対する回転方向に並べられた複数の第2表示面とを備えて、
    前記第1可動装飾体及び前記第2可動装飾体が前記回転ベースに対してそれぞれの回転することで、互いに並んで表示される前記第1表示面と前記第2表示面との組み合わせパターンが変化すると共に、前記回転ベースの回転によって前記第1可動装飾体及び前記第2可動装飾体の並び方向が、第1方向と第2方向を含む複数方向に変化し、前記第1方向に並んで遊技者が視認可能となる前記第1表示面と前記第2表示面との組み合わせパターンと、前記第2方向に並んで遊技者が視認可能となる前記第1表示面と前記第2表示面との組み合わせパターンとが異なるように設定したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1可動装飾体及び前記第2可動装飾体は、前記第1回転軸を間に挟んで配置されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記支持ベースに固定されて、前記第1回転軸を中心軸とした第1リンクと、
    前記第1可動装飾体及び前記第2可動装飾体に固定されて前記第2回転軸を中心軸とし、それぞれ第1リンクに連結した1対の第2リンクと、
    前記支持ベースに対して前記回転ベースを回転駆動すると共に、前記回転ベースを回転駆動することで前記前記第1可動装飾体及び前記第2可動装飾体を前記回転ベースに対して回転させる第1駆動源とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記第1回転軸の軸方向を変更するように前記支持ベースの姿勢を第1姿勢と第2姿勢とに変更する支持ベース駆動機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  5. 前記支持ベースの前記第2姿勢で遊技者と対向する前記第1表示面と前記第2表示面との組み合わせパターンを、遊技状況を意味又は示唆する組み合わせパターンとする一方、前記支持ベースの前記第1姿勢で遊技者と対向する前記第1表示面と前記第2表示面との組み合わせパターンを、遊技状況を意味しない又は示唆しない組み合わせパターンとしたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記第1可動装飾体及び前記第2可動装飾体は、前記支持ベースの前記第1姿勢では、回転駆動されず、前記第2姿勢で前記回転ベースと共に前記第1可動装飾体及び前記第2可動装飾体が回転駆動されるように構成したことを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技機。
  7. 前記支持ベース駆動機構には、
    動力源である第2駆動源と、
    前記第2駆動源から動力を受けて、互いに異なる速度で同じ方向、同じ向きに移動する第1移動部材及び第2移動部材と、
    前記第1移動部材及び前記第2移動部材の何れか一方に設けられて、前記支持ベースを回動可能に支持する回動支持部と、
    前記第1移動部材及び前記第2移動部材の何れか他方と、前記支持ベースのうち前記回動支持部から離れた部位とに両端部を回動可能に連結された姿勢変更リンクとが備えられたことを特徴とする請求項4乃至6の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  8. 前記第1可動装飾体及び前記第2可動装飾体は、前記回転ベースに対する回転中心と直交する断面形状が正多角形をなし、それら正多角形の各辺毎に前記第1表示面又は前記第2表示面を有した多面体であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  9. 前記第1リンクは、第1傘歯車であり、前記第1リンクは、前記第1傘歯車に噛合した1対の第2傘歯車であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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