本発明の一実施形態について説明する。
(スロットマシンの全体構成)
図1は、本実施形態に係る操作ユニットを備えるスロットマシン1の構成を示す斜視図である。なお、本実施形態では、操作ユニットを備える遊技機の一例としてスロットマシンについて説明するが、本発明の操作ユニットの適用対象はこれに限るものではなく、例えばパチンコ機や各種ゲーム機等の他の形態の遊技機に適用することもできる。
図1に示したように、スロットマシン(遊技機)1は、リール表示領域11、紙幣投入口14、チケット払出口15、および操作ユニット17などを備えている。
リール表示領域11は、複数のリールを表示する領域である。これらリールは遊技者の操作によって回転することができ、停止したときのリールに示されているシンボルにより役が決定し、役に応じて賞が付与されるようになっている。なお、図1の(a)に示されるように、複数のリール12そのものがリール表示領域11に配置されているものであってもよく、または、図1の(b)に示されるように、リールに相当する画像を画面に表示する液晶表示装置13がリール表示領域11に設置されているものであってよい。
紙幣投入口14は、遊技者が遊技を行うために投入する紙幣を受け付ける。チケット払出口15は、遊技終了時に精算チケットを出力する。
操作ユニット17は、遊技者からの操作を受け付けるものである。本実施形態では、操作ユニット17は、例えば、遊技者がスロットゲームをプレイするときのベット数の設定指示、賞の付与対象となるラインの設定指示、リールの回転開始指示、係員の呼び出し指示、精算指示などの各種の操作指示を受け付ける。また、スロットゲームとは異なるボーナスゲームやチャレンジゲームなどのミニゲーム(例えば、ルーレットゲームなど)がスロットマシン1で実施される場合、操作ユニット17は、当該ミニゲームに対する操作指示を受け付けてもよい。さらに、図1の(b)に示されるようにリール表示領域11が液晶表示装置13で構成され、液晶表示装置13に各種の情報を表示可能である場合、操作ユニット17は、各種情報の表示操作を受け付けてもよい。
本実施形態では、操作ユニット17は、遊技者が回転操作により指示入力を行う回転操作機能(ダイヤル操作機能)と、遊技者が押込操作により指示入力を行う押込操作機能(ボタン操作機能)と、遊技者に対して各種の情報(例えば、操作を促す情報)を表示する表示機能と、タッチパネルに対するタッチ操作機能とを備えている。
なお、スロットマシン1の各部の動作は、スロットマシン1に備えられる制御部(図1では図示せず)によって制御される。上記制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等からなり、スロットマシン1に備えられる各種センサの検出結果、操作ユニット17に対する遊技者からの操作指示、およびROM等の記憶手段(図示せず)に格納されたプログラムや各種データなどに基づいて当該スロットマシン1の各部の動作を制御する。
例えば、上記制御部は、操作ユニット17から当該操作ユニット17に対する遊技者からの操作(回転操作、押込操作およびタッチ操作)に応じた信号を受け取り、当該信号に応じて各部の動作を制御する。
(操作ユニットの概略構成)
図2は操作ユニット17の斜視図、図3は操作ユニット17の分解斜視図である。
図2および図3に示すように、操作ユニット17は、操作部20と、フレーム部30と、下カバー部40と、表示装置50とを備えている。
操作部20は、略円柱形状を有している。フレーム部30および下カバー部40は、操作部20がなす略円柱形状の軸Xに沿って操作部20を上下から挟み込み、複数のビス61により固定されることで、操作部20を支持する。ただし、フレーム部30および下カバー部40は、軸Xを回転軸として操作部20を回転可能に支持するとともに、下カバー部40側に軸Xに沿って押込可能に操作部20を支持する。
表示装置50は、略矩形状を有している。フレーム部30は、下カバー部40がフレーム部30と表示装置50との間になるようにして、表示装置50に複数のビス62により取り付けられる。このとき、フレーム部30は、支持している操作部20の軸Xが表示装置50の画面の法線方向と一致し、かつ、操作部20が表示装置50の画面中央に位置するように、表示装置50に取り付けられる。これにより、操作部20は、表示装置50の画面の法線方向を回転軸として回転可能であり、かつ、表示装置50の画面に向かって押込可能となる。
以下、操作部20、フレーム部30、下カバー部40および表示装置50の詳細な構成について説明する。
(操作部の構成)
図4は、操作部20の分解斜視図である。図4に示されるように、操作部20は、レンズ21と、本体部22と、ベアリング23と、ベアリング固定部24と、ケース25とから構成されている。
本体部22は、中空の円筒形状を有しており、第1円筒部22aと第1円筒部22aよりも径の小さい第2円筒部22bとが軸Xの方向に繋ぎ合わされている。また、第1円筒部22aの下端(第2円筒部22b側の端部)にはフランジ部22dが形成される。第2円筒部22bの外周面には、周方向に沿って形成された複数の係合穴22eが形成されている。係合穴22eは、フランジ部22dとの距離がベアリング23の高さと略同じになるように形成されている。
レンズ21は、本体部22の上方に位置している第1円筒部22aの上開放端を閉じるカバーであり、透明な素材で形成されている。
ベアリング23は、本体部22の第2円筒部22bの外径よりもわずかに大きい内径を有している。ベアリング23の内側に第2円筒部22bが挿入される。
ケース25は、ベアリング23の外径よりもわずかに大きい内径を有する円筒状であり、その上端において内側に突起している複数の上突起部25aと、その内周面において内側に突起している複数の下突起部25bと、その下端において外側に突起している複数の外側突起部25cと、軸Xと平行な複数の溝部25dとを有している。なお、外側突起部25cの下面には、下方に突出した凸部25eが形成されている。
上突起部25aと下突起部25bとの軸X方向の距離は、ベアリング23の高さと略同一であり、ベアリング23は、上突起部25aと下突起部25bとの間に嵌め込まれる。これにより、ケース25はベアリング23を支持することができる。
ベアリング固定部24は、本体部22とベアリング23との軸Xに沿った相対位置関係を一定にするための部材である。すなわち、ベアリング固定部24は、ベアリング23から本体部22が抜けることを防止する。ベアリング固定部24は、ベース部24aと、第1壁部24bと、操作検知用部材24cとを備えている。
ベース部24aは、上下面が平面であるリング形状であり、その内径が本体部22の第2円筒部22bの外径よりもわずかに大きくなるように形成されている。そして、第1壁部24bは、ベース部24aの上面の内周側の端部において、周方向に一様に立設されている。第1壁部24bは、その上端において、内側に突出した複数の係合爪24dを有している。
操作検知用部材24cは、本体部22に対する回転操作および押込操作を検知するために用いられる部材であり、所定半径Rのリング状である。操作検知用部材24cは、第2壁部24eおよび複数の突出部24fからなる。第2壁部24eは、ベース部24aの下面の外周側の端部において、周方向に一様に垂設されている。複数の突出部24fは、第2壁部24eの下面において下方に突出するように、周方向に沿って一定間隔で形成されている。
本体部22の第2円筒部22bは、ベアリング23の上面がフランジ部22dに接触するまで、ベアリング23の内側に挿入される。この状態でさらに、べアリング固定部24の内側に第2円筒部22bを挿入し、ベアリング固定部24の係合爪24dを第2円筒部22bの係合穴22eに嵌め込む。これにより、ベアリング23と本体部22との軸Xに沿った方向(上下方向)の相対位置関係を一定にすることができる。
上記の構成により、本体部22は、レンズ21およびベアリング固定部24と一体となり、ベアリング23を介してケース25に対して回転可能となる。ただし、本体部22は、ベアリング固定部24によりベアリング23と上下方向に固定されている。そのため、本体部22がその軸Xの方向に沿って下方に押し込まれると、本体部22とともにベアリング23およびケース25も下方に押し込まれる。
また、本体部22の上開放端が透明のレンズ21で覆われるため、操作部20を上方から見たとき、レンズ21を通じて本体部22の下方を視認することができる。
(フレーム部の構成)
図5は、フレーム部30の構成を示す斜視図である。図5に示されるように、フレーム部30は、リング状の上カバー部33と、上カバー部33の周囲に配置され、上カバー部33の外周の一部と連接する仕切り部32と、仕切り部32の周囲に配置され、仕切り部32の外周と連接する矩形板状の土台部31とから構成される。
上カバー部33は、操作部20を上方から支持するための部材であり、円筒部33aと、板状のリング部33bとを有する。
円筒部33aの内径は、操作部20のケース25の外径(外側突起部25cを除く)よりもわずかに大きくなるように設計されている。円筒部33aの内周面には、その軸方向に沿った複数のリブ33cが形成されている。リブ33cは、円筒部33aの内側に操作部20を挿入したときに、ケース25の溝部25dと対向する位置に形成されている。そのため、円筒部33aの内側に操作部20を挿入すると、ケース25の溝部25dにリブ33cが軸方向のみに沿ってスライド可能に係合する。そのため、ケース25は、円筒部33aに対して回転できなくなる。また、操作部20は、円筒部33aに対して、軸Xの方向にスライド可能となる。
リング部33bの外径は円筒部33aの外径と略同じであり、リング部33bの外周と円筒部33aの上端とが連接されている。リング部33bの内径は、操作部20が備える本体部22の第1円筒部22aの外径よりもわずかに大きくなるように設計されている。そのため、リング部33bの内周で囲まれた開口部33dの下方から第1円筒部22aを挿入すると、第1円筒部22aに形成されたフランジ部22dがリング部33bに当接する。すなわち、リング部33bは、操作部20の上方向へのスライドを規制する機能を有する。
仕切り部32は、上カバー部33を支持するとともに、上カバー部33と土台部31との間の領域を複数の領域に仕切るように、上カバー部33および土台部31に連接している。本実施形態では、仕切り部32は、上カバー部33と土台部31との間の領域を4つの開口領域(第1開口領域32a、第2開口領域32b、第3開口領域32c、第4開口領域32d)に仕切っている。これらの開口領域32a〜32dは、後述するように、遊技者がフレーム部30の下方に設置される表示装置50にタッチするために使用される。そのため、開口領域32a〜32dは、遊技者の指が挿入可能な形状となるように設計されている。ただし、本実施形態の仕切り部32は、指を通して下方の表示装置50にタッチする際の操作性が複数の開口領域32a〜32dで異なるように仕切っている。具体的には、図5に示されるように、仕切り部32は、第3開口領域32cおよび第4開口領域32dのサイズを第1開口領域32aおよび第2開口領域32bのサイズよりも小さくしている。これにより、表示装置50をタッチ操作するときの操作性は、第3開口領域32cおよび第4開口領域32dに比べて第1開口領域32aおよび第2開口領域32bの方が良くなっている。
(下カバー部の構成)
図6は、下カバー部40の分解斜視図である。図6に示されるように、下カバー部40は、カバー本体部41と、プリント基板(PCB:printed circuit board)42と、複数のスプリング43と、ゴムリング44とを備えている。
カバー本体部41は、フレーム部30が備える上カバー部33と上カバー部33を支持する仕切り部32の一部分とに重なり合うような形状を有しており、略円筒形状の側壁部41aと、側壁部41aの下端と連接しているリング状の第1底部41bと、第1底部41bと連接しているリング状の第2底部41cとを備えている。
側壁部41aは、上カバー部33の円筒部33aと同じ径であり、仕切り部32の一部分と重なる部分に外側に突起した突起部41dを有している。側壁部41aの一部には、光を透過する光透過領域41eが周方向に沿って形成されている。
リング状の第1底部41bの内径は、操作部20が備える本体部22の第2円筒部22bの外径よりもわずかに大きい。そして、リング状の第2底部41cの外周が第1底部41bの内周に連接している。ただし、第2底部41cは、第1底部41bより低い位置になるように、第1底部41bとの間で段差を形成している。第2底部41cの内径は、操作部20の第2円筒部22bの下端の内径と略同じである。これにより、操作部20を上方から見たとき、操作部20の下方に表示されている表示装置50の画面をレンズ21を介して視認することができる。
プリント基板42は、第1底部41bと略同程度の内径および外径を有するリング形状である。プリント基板42には、周方向に沿って一定間隔に並べられた複数の発光部42dが搭載されている。発光部42dは、例えばLED(発光ダイオード)であり、単色のみを発光するものであっても、多色を発光可能なものであってもよい。
また、プリント基板42には、周方向に沿って所定間隔に配置された、物体の有無を検出する3つのセンサ(第1センサ42a、第2センサ42b、第3センサ42c)が搭載されている。なお、第1センサ42a、第2センサ42bおよび第3センサ42cは、発光部と受光部とを備え、発光部と受光部との間に形成された空間(物体検出空間)への物体の出入りを検知するフォトインタラプタである。第1センサ42a、第2センサ42bおよび第3センサ42cは、プリント基板42がなすリング状の中心点を中心とした所定半径の円周上に配置される。この所定半径は、操作部20が備える操作検知用部材24cの円筒形状の半径Rと同一になるように設計されている。第1センサ42a、第2センサ42bおよび第3センサ42cと操作検知用部材24cとの相対位置関係に基づいて、操作部20に対する押下操作および回転操作を検知することができる。この検知処理の詳細については後述する。
プリント基板42は、第1底部41bの上面にビス45により固定される。このとき、プリント基板42上の複数の発光部42dがカバー本体部41の光透過領域41eに対向する。これにより、発光部42dから発せられた光が下カバー部40の外部に出射する。
複数のスプリング43は、操作部20とカバー本体部41との間に挿入される部材である。スプリング43の下端の内側には、第1底部41bに形成された凸部41fが差し込まれる。また、スプリング43の上端の内側には、操作部20が備えるケース25に形成された外側突起部25cの下面に形成された凸部25eが差し込まれる。これにより、操作部20と下カバー部40との相対位置関係が決定されるとともに、操作部20に対してスプリング43の付勢力が加わる。
ゴムリング44は、カバー本体部41の第2底部41cの下面に配置され、下カバー部40が表示装置50の画面に衝撃を加えるのを防ぐ。
上記のような部材で構成される下カバー部40は、操作部20の第1円筒部22aがフレーム部30の上カバー部33の内側に挿入された状態で、フレーム部30にビス止めされる。これにより、フレーム部30と下カバー部40とで操作部20を挟み込み、操作部20を支持する。このとき、操作部20の本体部22に対して軸Xを中心とする回転力が加わると、本体部22がベアリング23を介して回転する。また、操作部20は、スプリング43によりフレーム部30側(上側)に付勢されるが、本体部22のフランジ部22dが上カバー部33に引っかかるために上側への移動が制限される。そして、操作部20に対して下カバー部40側(下側)へ押下力が加わると、スプリング43が縮み、操作部20は下カバー部40側にスライドすることができる。ただし、操作部20の第2円筒部22bの下開放端(下端)の内径と下カバー部40が備える第2底部41cの内径とが略同じであるため、操作部20の押下を続けると、操作部20の第2円筒部22bが第2底部41cに当接し、下方向への移動が制限される。
(表示装置の構成)
図7は、表示装置50の分解斜視図である。図7に示されるように、表示装置50は、タッチパネル51と、液晶制御用プリント基板54と、下ケース55とを備えている。
タッチパネル51は、液晶表示パネル52とタッチパッド53とからなり、表示機能および入力機能を有している。タッチパッド53は、タッチされた位置の座標を示す信号を出力する。
液晶制御用プリント基板54は、液晶表示パネル52を駆動するための駆動回路が搭載された基板である。この駆動回路は、外部から入力された画像データに基づいて、液晶表示パネル52の画面を切り替える。
下ケース55は、略矩形状を有しており、タッチパネル51および液晶制御用プリント基板54が各々ビス56およびビス57により固定される。
(押込操作および回転操作の検知方法)
次に、操作部20に対する回転操作および押込操作の検知方法について説明する。
図8は、押込操作が行われていないときの操作ユニット17の断面図である。図9は、押込操作が行われていないときの、操作部20が備える操作検知用部材24cと下カバー部40が備える第1〜第3センサ42a〜42cとの位置関係を示す斜視図である。
操作部20、フレーム部30および下カバー部40を一体に組み立てたとき、操作部20がなす略円筒形状の軸Xとプリント基板42がなすリング状の中心軸とが一致するようになっている。また、操作部20に備えられる操作検知用部材24cがなす略円筒形状の半径は、3つの第1〜第3センサ42a〜42cが配置される円の半径と同一である。そのため、上方から見たとき、操作検知用部材24cと第1〜第3センサ42a〜42cとは同一円周上に位置することとなる。
そして、図8に示されるように、操作部20に対する押込操作が行われていないとき、操作部20はスプリング43により上方向の力が加わる。ただし、操作部20の本体部22に形成されたフランジ部22dは、フレーム部30が有するリング部33bに接触するため、操作部20の上下方向の位置が決定される。このとき、図9に示されるように、操作検知用部材24cの突出部24fのみが、第1〜第3センサ42a〜42cの物体検出空間に出入り可能となっている。そのため、操作部20に対する回転操作が行われると、本体部22とともに操作検知用部材24cが回転するため、突出部24fが第1〜第3センサ42a〜42cの物体検出空間に出入りすることとなる。
ここで、図9に示されるように、第1〜第3センサ42a〜42cの間隔よりも、複数の突出部24fの間隔の方が短くなっている。そのため、操作検知用部材24cの回転位置によって、第1〜第3センサ42a〜42cの出力信号が異なることとなる。
図10は、第1〜第3センサ42a〜42cの出力信号の変化を示す図である。図10に示されるように、操作部20を時計回り(図9のCW方向)に回転させると、以下の順で、第1〜第3センサ42a〜42cが出力される信号が切り替わる。なお、オン信号は、物体検出空間に物体(ここでは突出部24f)が存在していることを示す信号であり、オフ信号は、物体検出空間に物体が存在していないことを示す信号である。
(1)第1センサ42aの出力信号がオフからオンに変化
→(2)第2センサ42bの出力信号がオフからオンに変化
→(3)第1センサ42aの出力信号がオンからオフに変化
→(4)第3センサ42cの出力信号がオフからオンに変化
→(5)第2センサ42bの出力信号がオンからオフに変化
→(6)第3センサ42cの出力信号がオンからオフに変化
→(1)第1センサ42aの出力信号がオフからオンに変化
→(2)・・・。
一方、図10に示されるように、操作部20を反時計回り(図9のCCW方向)に回転させると、以下の順で各センサから出力される信号が切り替わる。
(1’)第3センサ42cの出力信号がオフからオンに変化
→(2’)第2センサ42bの出力信号がオフからオンに変化
→(3’)第3センサ42cの出力信号がオンからオフに変化
→(4’)第1センサ42aの出力信号がオフからオンに変化
→(5’)第2センサ42bの出力信号がオンからオフに変化
→(6’)第1センサ42aの出力信号がオンからオフに変化
→(1’)第3センサ42cの出力信号がオフからオンに変化
→(2’)・・・。
このように、回転方向によって第1〜第3センサ42a〜42cの出力信号のオン/オフの切り替わりの順番が異なる。そのため、第1〜第3センサ42a〜42cからの出力信号を監視することで、回転操作の有無とともに回転方向を認識することができる。また、第1〜第3センサ42a〜42cからの出力信号の切り替わりのタイミングの時間を確認することで、回転速度を算出することができる。例えば、時計回りの場合、第3センサ42cの出力信号がオフからオンになった時点から、第1センサ42aの出力信号がオフからオンになった時点までの時間を計測することで回転速度を算出できる。また、反時計回りの場合、第1センサ42aの出力信号がオフからオンになった時点から、第3センサ42cの出力信号がオフからオンになった時点までの時間を計測することで回転速度を算出できる。
次に、押込操作の検知方法について説明する。図11は、押込操作が行われているときの操作ユニット17の断面図である。図12は、押込操作が行われているときの、操作部20が備える操作検知用部材24cと下カバー部40が備える第1〜第3センサ42a〜42cとの位置関係を示す斜視図である。
図11に示されるように、操作部20に対する押込操作が行われるとき、操作部20は、上カバー部33のリブ33cと操作部の溝部25dとの係合状態を維持しながら、スプリング43による上方向の付勢力に反して下方にスライドする。ただし、操作部20の本体部22の下端が下カバー部40の第2底部41cに当接すると、操作部20はそれ以上下方にスライドできなくなる。このとき、図12に示されるように、操作検知用部材24cの第2壁部24eが第1〜第3センサ42a〜42cの物体検出空間まで下がるように、第2壁部24eの高さが設定されている。上述したように、第2壁部24eは、周方向に沿って一様に形成されている。そのため、第1〜第3センサ42a〜42cは、図13に示されるように、全てオン信号を出力する。よって、第1〜第3センサ42a〜42cの出力信号を確認することで押込操作が行われたことを認識することができる。
(操作ユニットに対する演出制御)
次に、本実施形態における操作ユニット17に対する演出制御について説明する。図14は、スロットマシン1における演出制御に関する内部構成を示すブロック図である。図14に示されるように、スロットマシン1は、制御部18を備えている。
制御部18は、第1センサ42a、第2センサ42b、第3センサ42c、タッチパッド53の出力信号を受け、当該出力信号に応じて、液晶表示パネル52に表示する画像を示す表示画面データを液晶制御用プリント基板54に出力する。これにより、液晶制御用プリント基板54に搭載された駆動回路は、制御部18から受けた表示画面データで示される画像を液晶表示パネル52に表示するように、液晶表示パネル52を駆動する。その結果、液晶表示パネル52の画面が切り替わる。これにより、遊技者からの操作やスロットマシン1の状態に応じた様々な画面を液晶表示パネル52に表示させることができ、演出効果を高めることができる。また、制御部20は、第1センサ42a、第2センサ42b、第3センサ42c、タッチパッド53の出力信号に応じて、操作部18が備える発光部42dの発光を制御してもよい。これにより、より一層演出効果を高めることができる。
具体的には、制御部18は、第1センサ42a、第2センサ42bおよび第3センサ42cの出力信号を監視しており、上述したように各出力信号のオン/オフの切り替わりに基づいて(図10および図13参照)、操作部20に対する回転操作の有無、回転方向、回転速度、および、操作部20に対する押込操作の有無を検知する。また、制御部18は、タッチパッド53からの出力信号に基づいてタッチパッド53上でタッチされた位置の座標(タッチ位置座標)を検知する。そして、制御部18は、検知した、回転操作の有無、回転方向、回転速度、押込操作の有無およびタッチパッド53上のタッチ位置座標の何れかに基づいて、表示装置50の液晶表示パネル52に表示される画面を切り替える。
また、制御部18は、回転操作の有無、回転方向、回転速度、押込操作の有無およびタッチパッド53上のタッチ位置座標の何れかに基づいて、発光部42dの発光色、点灯/点滅の切り替え、点滅の時間間隔などを制御する。例えば、制御部18は、回転速度が速いほど点滅の間隔を短くするように発光部42dの発光を制御してもよい。また、制御部18は、発光部42dが多色発光が可能な発光素子で構成されている場合、回転操作の有無、回転方向、回転速度、押込操作の有無に応じて発光部42dの発光色を変えてもよい。
図15は、スロットゲームを行うときに操作ユニット17に表示される画面例を示す図である。操作ユニット17の表示装置50は、第1開口領域32aの下方においてライン数を設定するためのボタン群(図15では「1」「3」「5」)、第2開口領域32bの下方においてベット数を設定するためのボタン群(図15では「1」「5」「10」)、第3開口領域32cの下方において係員を呼び出すためのサービスボタン、第4開口領域32dの下方において精算を行うためのコレクトボタンが表示されている。また、操作部20の下方には、リールの回転開始の指示入力(押込操作)を促す文字「SPIN」が表示されている。ここで、サービスボタンまたはコレクトボタンは、遊技者による操作性が相対的に低い第3開口領域32cおよび第4開口領域32dに表示されている。これは、サービスボタンまたはコレクトボタンを遊技者が誤ってタッチ操作してしまうことを防止するためである。
制御部18は、これらタッチパネル51のボタンにタッチ操作が行われると表示装置50の画面を切り替える制御を行う。
例えば、遊技者によりライン数を設定するためのボタン群の何れかが押下されると、制御部18は、押下されたボタンの色を変更した画面に切り替える。同様に、遊技者によりベット数を設定するためのボタン群の何れかが押下されると、制御部18は、押下されたボタンの色を変更した画面に切り替える。
また、制御部18は、サービスボタンまたはコレクトボタンが押下されたとき、再確認の指示入力を促す画面をタッチパネル51に表示させる。例えば、「係員を呼び出してよいか?」という問合せとともに、「Yes」と「No」を示す2つのボタンをタッチパネル51に表示させる。
さらに、制御部18は、操作部20に対して押込操作が行われたことを検知すると、表示領域のリールの回転を開始させるとともに、回転中であることを示す演出画面を表示装置50に表示させる。
このように、本実施形態の操作ユニット17によれば、遊技者は、スロットゲームの設定および開始指示を操作ユニット17のみを見ながら操作することができるために、視線移動がほとんどない。また、遊技者は、片手のみを用いて簡便に操作することができる。
また、スロットマシンによっては、スロットゲームだけでなく各種のミニゲームや様々な情報表示を行う機種もある。この場合、遊技者は、例えばリール表示領域11に設置された液晶表示装置13を見ながら操作ユニット17を操作することで、ミニゲームを行ったり、液晶表示装置13に表示された各種情報を確認することができる。また、本実施形態のスロットマシン1は、操作ユニット17が表示装置50を備えているため、リール表示領域11を用いることなく、操作ユニット17のみでミニゲームを実行させることもできる。以下に具体例を示す。
図16は、操作ユニット17に表示される他の画面例を示す図である。図16の(a)〜(c)は、リール表示領域11の液晶表示装置13に表示されたカーソルやフォーカス枠などの移動対象物に対する移動指示の入力を促すときに操作ユニット17に表示される画面例を示している。
図16の(a)は、カーソルやフォーカス枠などの移動対象物に対する上下左右の移動指示の入力を促す画面例である。図示されるように、第1〜第4開口領域32a〜32dのそれぞれに対応する位置に上、下、左、右の移動指示の入力ボタンが表示されている。制御部18は、タッチパネル51に表示されているこれらの入力ボタンの何れかにタッチされたとき、タッチされた位置の移動指示に従ってリール表示領域11(液晶表示装置13)の表示を変更する。また、制御部18は、操作部20に押込操作が行われたことを検知すると、検知した時点で移動対象物により選択されている項目の実行を決定し、決定した項目に応じた画面を表示装置50に表示する。例えば、制御部18は、ミニゲームが選択された場合、表示装置50の画面をミニゲームの操作画面に切り替える。
図16の(b)および(c)は、カーソルやフォーカス枠などの移動対象物に対する回転移動指示の入力(回転操作)を促す画面例である。制御部18は、操作部20に対する回転操作を検知したとき、操作部20の回転速度に応じてリール表示領域11(液晶表示装置13)に表示している移動対象物の回転速度も変える。なお、図16の(c)の場合、制御部18は、操作部20の回転方向に応じてリール表示領域11(液晶表示装置13)に表示している移動対象物の回転方向も変える。また、制御部18は、操作部20に押込操作が行われたことを検知すると、検知した時点で移動対象物により選択されている項目の実行を決定し、表示装置50の画面を決定した項目に応じた画面に切り替えてもよい。
図16の(d)は、操作ユニット17の第1〜第4開口領域32a〜32dに選択項目を表示した画面例である。制御部18は、タッチパネル51へのタッチ操作を検知すると、タッチされた位置の選択項目の表示形式(例えば色)を他の選択項目と異ならせた画面に表示装置50の画面を切り替える。また、制御部18は、操作部20に押込操作が行われたことを検知すると、検知した時点で選択されていた項目の実行を決定し、表示装置50の画面を決定した項目に応じた画面に切り替える。
図16の(e)も、操作ユニット17の第1〜第4開口領域32a〜32dに多数の選択項目を表示した画面例である。制御部18は、タッチパネル51へのタッチ操作を検知すると、タッチされた位置の選択項目の実行を決定し、表示装置50の画面を決定した項目に応じた画面に切り替える。
図16の(f)は、操作部20への押込操作を繰り返し行うこと(連打)を促す画面例である。制御部18は、操作部20への押込操作を検知すると、検知した押込操作の回数に応じた画面に表示装置50の画面を切り替える。例えば、制御部18は、押込操作の回数が多いほど、「連打!」の文字の点滅回数を多くしたり、表示装置50の輝度を明るくするなどの演出制御を行う。
図16の(g)も操作部20への押込操作を行うことを促す画面である。図示されるように、表示装置50は、仕切り部32により複数の開口領域に仕切られているが、全領域を繋ぎ合わせて一つの画像となるような画面を表示してもよい。
図16の(h)は、ミニゲーム(ルーレット)を実行する際の操作ユニット17の画面例である。図示されるように、操作部20の周囲にルーレットの文字盤を示す画像が表示されている。制御部18は、操作部20に対する回転操作を検知すると、その回転方向および回転速度に応じて、ルーレットの数字上のマーク(図では○)を回転表示させる。また、制御部18は、操作部20に対する押込操作を検知すると、マークの回転を停止させるように画面を切り替える。さらに、制御部18は、マークが重ねられている数字を操作部20の下方の領域に拡大表示させる。このように、スロットマシン1は、操作ユニット17に対して、ルーレットを用いた演出を行うことができる。そして、遊技者は、スロットマシン1のリール表示領域11を見ることなく、操作ユニット17だけを見ることでミニゲーム(ルーレットゲーム)を楽しむことができる。
(変形例)
(変形例1)
上記の説明では、表示装置50が表示機能と入力機能とを有するタッチパネル51を備えるものとした。しかしながら、表示装置50は、タッチパネル51の代わりに入力機能を有さない液晶表示パネル52のみを備え、タッチパッド53を備えていなくてもよい。すなわち、遊技者からの操作として回転操作および押込操作のみを受け付ける操作ユニットを備えた遊技機であってもよい。図17は、表示装置50がタッチパッド53を備えていない場合のスロットマシン1’の演出制御に関する内部構成を示すブロック図である。
図17に示されるように、スロットマシン1’は、図14に示すスロットマシン1と比較して、制御部18の代わりに制御部18’を備え、操作ユニット17の代わりにタッチパッド53を有さない操作ユニット17’を備える点で異なる。
図17に示す変形例の場合、制御部18’は、第1〜第3センサ42a〜42cの出力信号を基に検出された回転操作および押込操作に応じて、液晶表示パネル52に表示される画面を切り替える。
例えば、図16の(a)に示されるような画面の場合、制御部18’は、回転操作に応じて、第1〜第4開口領域32a〜32dに表示されている項目(ここでは「上」「下」「左」「右」)の何れか一つを選択候補として他の項目と表示形式(例えば色など)を異ならせる。そして、制御部18’は、押込操作を検知すると、選択候補として選択されていた項目が選択されたものとして決定し、決定した項目に応じた画像を液晶表示パネル52の画面に表示させればよい。図16の(d)(e)でも同様の処理を行えばよい。
このように、タッチ操作機能がなくても、遊技者は、操作ユニット17のみを操作するだけでよく、操作のために手や視線を移動させる範囲を小さくすることができ、操作性を向上させることができる。さらに、制御部18’は、回転操作および押込操作に応じて、液晶表示パネル52に表示される画面を切り替えるため、液晶表示パネル52への演出を多種多様に実施することができる。その結果、操作ユニット17’の演出効果を高めることができる。
(変形例2)
また、上記の説明では、操作ユニット17,17’は、外部の制御部18,18’からの指示を受けて、表示する画面を切り替えるものとした。しかしながら、表示装置50に表示される画面を制御する制御部を操作ユニットが備えていてもよい。これにより、操作ユニット単独でも、操作ユニットに表示する画面を制御することができ、演出効果を高めることができる。
図18は、遊技機の変形例を示すブロック図である。図18に示されるように、スロットマシン1”は、図14に示すスロットマシン1と比較して、操作ユニット17の代わりに操作ユニット17”を備え、制御部18の代わりに制御部18”を備える点で異なる。また、操作ユニット17”は、制御部19を備える点で操作ユニット17と異なる。
制御部19は、制御部18と同様に、第1センサ42a、第2センサ42b、第3センサ42c、タッチパッド53の出力信号を受け、当該出力信号に応じて、液晶表示パネル52に表示する画像を示す表示画面データを液晶制御用プリント基板54に出力する。すなわち、制御部19は、操作部20に対する回転操作、押込操作およびタッチパネル51に対するタッチ操作に応じて、液晶表示パネル52に表示する画面の切り替え制御を行う。また、制御部19は、第1センサ42a、第2センサ42b、第3センサ42c、タッチパッド53の出力信号に応じて、発光部42dの発光を制御する。
制御部18”は、第1センサ42a、第2センサ42b、第3センサ42c、タッチパッド53の出力信号を受け、当該出力信号に応じて、スロットマシン1”の中の操作ユニット17”以外の構成(例えば図1の(b)に示すリール表示領域11に設置された液晶表示装置13など)の動作を制御する。
本変形例の操作ユニット17”は、外部からの制御信号を受けることなく、表示装置50や発光部42dに対する演出効果を高めることができる。
なお、本変形例は、上記の変形例1に対しても適用可能である。この場合、制御部19は、操作部20に対する回転操作および押込操作に応じて、液晶表示パネル52に表示する画面の切り替え制御を行うとともに、発光部42dの発光を制御すればよい。
(変形例3)
上記の説明では、操作部20の本体部22は、表示装置50の画面の法線方向を回転軸とした回転操作を受け付けるものとした。しかしながら、操作部20の軸Xは、操作ユニット17が設置される場所と遊技者の操作性とを考慮し、表示装置50の画面の法線方向に対して所定角度(例えば5°や10°)だけ傾いていてもよい。
(変形例4)
上記の説明では、第1〜第3センサ42a〜42cの出力信号が操作部20に対する回転操作および押込操作の両操作に応じて変化するものとした。すなわち、第1〜第3センサ42a〜42cを、回転操作に応じて出力信号が変化する回転操作センサと、押込操作に応じて出力信号が変化する押込操作センサとの両方として兼用している。
しかしながら、回転操作に応じて出力信号が変化する回転操作センサと、押込操作に応じて出力信号が変化する押込操作センサとを別個に設けてもよい。
例えば、押下操作を行っても、図9に示されるように突出部24fのみが第1〜第3センサ42a〜42cの物体検出空間に出入り可能となるように、第2壁部24eの高さが低く設定されていてもよい。そして、操作部20に対する押込操作が行われたときにのみ互いに接触する電極が操作部20と下カバー部40とに設けられていてもよい。この場合、操作部20および下カバー部40に設けられた電極が押込操作に応じて出力信号が変化する押込操作センサとなり、第1〜第3センサ42a〜42cが回転操作に応じて出力信号が変化する回転操作センサとなる。
(その他の変形例)
操作ユニット17,17’,17”は、液晶表示パネル52の代わりに、プラズマディスプレィパネルや有機EL(electroluminescence)ディスプレィパネルなどの各種の表示パネルを備えていてもよい。
(まとめ)
以上のように、本実施形態の操作ユニット17,17’,17”は、液晶表示パネル(表示部)52と、液晶表示パネル52の画面上に設置される操作部20と、操作部20を回転可能に支持するとともに、液晶表示パネル52に向かって押込可能に操作部20を支持するフレーム部(支持部)30および下カバー部(支持部)40と、操作部20に対する回転操作および押込操作に応じた信号を出力する第1〜第3センサ(回転操作センサ,押込操作センサ)42a〜42cとを備える。そして、操作ユニット17,17’,17”では、第1〜第3センサ42a〜42cの出力信号を基に検出された回転操作および押込操作の何れかの操作に応じて、液晶表示パネル52に表示される画面が切り替わる。
なお、第1〜第3センサ42a〜42cは、回転操作に応じた信号を出力する回転操作センサとして用いられるとともに、押込操作に応じた信号を出力する押込操作センサとしても兼用される。
上記の構成により、操作ユニット17は、回転操作および押込操作により、様々な入力指示を受け付けることができる。また、操作ユニット17は、遊技者に対する操作を促す画面を液晶表示パネル52に表示することができる。その結果、遊技者が操作のために手や視線を移動させる範囲を小さくすることができ、操作性を向上させることができる。
また、液晶表示パネル52の画面が回転操作および押込操作の何れかの操作に応じて切り替わるため、表示装置50の演出を多種多様に実施することができる。その結果、操作ユニット17の演出効果を高めることができる。
また、操作ユニット17は、第1〜第3センサ42a〜42cの出力信号を基に検出された回転操作および押込操作の何れかの操作に応じて発光状態を変化させる発光部42dを備える。これにより、操作ユニット17の演出効果をより高めることができる。
また、操作部20は、上方から見たときに下方に位置するタッチパネル51の画面を視認可能である。これにより、操作部20の下方のタッチパネル51領域の画面についても演出用に用いることができる。例えば、押込操作により動作する項目を操作部20の下方に表示することで、遊技者に対して押込操作を促すことができる。
また、液晶表示パネル52は、第1〜第3センサ42a〜42cの出力信号を基に検出された操作部20の回転速度および回転方向の少なくとも一方に応じて、画面が切り替わる。もしくは、発光部42dは、当該回転速度および回転方向の少なくとも一方に応じて、発光状態を変化させる。これにより、演出効果をより一層高めることができる。
また、操作ユニット17は、液晶表示パネル52を含むタッチパネル(表示部)51を備えている。これにより、操作ユニット17は、タッチパネル51へのタッチ操作も受け付けることができる。
そして、液晶表示パネル52は、タッチパネル51へのタッチ操作に応じて、画面が切り替わる。さらに、発光部42dも、タッチパネル51へのタッチ操作に応じて、発光状態が変化する。これにより、操作ユニット17の演出効果をより高めることができる。
また、フレーム部30は、タッチパネル51上に設置されており、複数の開口領域32a〜32dを備える。そして、開口領域を通じてタッチパネル51にタッチ操作を行うときの操作性が異なるように、複数の開口領域の一部の形状が他の開口領域の形状と異なる。これにより、例えば、操作性が相対的に低い開口領域の下に、誤ってタッチ操作されることをなるべく避けたい項目を表示させることで、当該項目に対する誤操作を防止することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。