JP6022429B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
例えばパチンコ機等の遊技機では、遊技者の遊技への関与意識を高めて興趣を増大させるため、発射ハンドル等とは別にボタン操作式の演出操作手段を設け、図柄変動中等の操作可能期間中に遊技者がその演出操作手段を操作することにより所定の演出を行う、いわゆるボタン操作演出の機能を搭載したものが多くなっている。
このようなボタン操作演出等に使用される演出操作手段は、押圧部を有する可動体と、可動体を待機位置と押圧位置との間で押圧方向に移動自在に支持する支持体と、可動体の押圧を検知する検知手段とを備え、遊技者が可動体を押圧したときに、検知手段がその押圧を検知してボタン演出信号を送信するようになっている。
この種の演出操作手段は、可動体の内周壁とその外周の支持体の外周壁との間に案内手段を設けて、この案内手段により可動体を支持体に対して押圧方向に移動自在に支持しているが、内周壁と外周壁との略全周で一つの案内手段を構成したもの(特許文献1)と、内周壁と外周壁との周方向の複数箇所に案内手段を配置したもの(特許文献2)とがある。
特開2013−56225 号公報 特開2011−78490 号公報
従来の演出操作手段では、何れの案内形態を採用した場合にも、案内部、被案内部の摺動面間の間隔を小さくすれば、可動体のグラツキを小さく抑えることができる。しかし、前者の案内手段と後者の案内手段とで程度の差はあるものの、摺動面間の間隔が小さくなれば摩擦抵抗が大きくなるため、その摩擦抵抗に抗して可動体を押圧する必要があり、大きな押圧力を要するという問題がある。
一方、案内手段の摺動面間の間隔を大にすれば、摺動面の摩擦抵抗が小さくなり可動体を軽く押圧できるが、可動体のグラツキが大になり、押圧部の押圧中心から外れた位置を押圧したときに、可動体が大きく傾斜して案内手段の案内部と被案内部との間で拗れが生じる等、スムーズに操作しづらくなるという問題がある。
また摺動面間の間隔を大にしながら、案内手段自体で可動体のグラツキを阻止する場合には、案内手段の許容範囲内で可動体が押圧方向に大きく傾いた後に、案内手段の案内方向の一端側では案内部の角部が被案内部の摺動面に、他端側では被案内部の角部が案内部の摺動面に夫々当接して、その傾きで可動体のグラツキを阻止することになる。そのため可動体が傾く都度、案内手段の案内部、被案内部の当接箇所に過大な負荷が加わることとなり、長期間の継続的な使用によって案内手段自体が損傷するなどの問題もある。
更に案内手段の長さを長くすれば、案内手段の摺動面間の間隔を大きくしながらも、案内手段の一部の案内部、被案内部の当接箇所での過大な負荷の発生を防止することができ、案内手段により可動体のグラツキを抑えることが可能である。しかし、この場合には、案内手段の長さが長くなるため、演出操作手段全体が大型化する問題がある。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、押圧方向の寸法の小型化を図りながら、押圧部を押圧したときの可動体のグラツキを小さくでき、軽い押圧力でスムーズに操作できる操作手段を備えた遊技機の提供を目的とする。
本発明は、押圧部を有する可動体と、該可動体を待機位置と押圧位置との間で押圧方向に移動自在に支持する支持体と、前記押圧位置で前記可動体の押圧方向への移動を規制する規制手段と、前記可動体を前記待機位置に付勢する付勢手段と、前記可動体の押圧を検知する検知手段と、を含む操作手段を備えた遊技機において、前記可動体を前記押圧方向に案内する案内手段と、該案内手段に前記可動体の傾きによる過大な荷重が加わらないように前記可動体の傾きを所定角度内に牽制する牽制手段とを備え、前記牽制手段は、前記可動体が前記待機位置から前記押圧位置へと移動する場合において、該押圧位置で前記規制手段による移動規制を受けるより前に前記可動体の傾きを前記所定角度内に牽制する位置に配置したものである。
本発明によれば、押圧方向の寸法の小型化を図りながら、押圧部を押圧したときの可動体のグラツキを小さくでき、軽い押圧力でスムーズに操作できる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の全体正面図である。 同前面板側の平面図である。 同第1演出操作手段の側面断面図である。 同第1演出操作手段の正面断面図である。 同第1演出操作手段の平面断面図である。 同第1演出操作手段の可動体の分解斜視図である。 同第1演出操作手段の支持体の一部破断斜視図である。 同第1演出操作手段の動作説明図である。 同演出表示の説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す第1演出操作手段の正面断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す第1演出操作手段の可動体の斜視図である。 同第1演出操作手段の平面断面図である。 本発明の第4の実施形態を示す第1演出操作手段の可動体の斜視図である。 同第1演出操作手段の平面断面図である。 本発明の第5の実施形態を示す第1演出操作手段の平面断面図である。 本発明の第6の実施形態を示す第1演出操作手段の平面断面図である。 同第1演出操作手段の側面断面図である。 同可動体の破断斜視図である。 本発明の第7の実施形態を示す第1演出操作手段の平面断面図である。 同第1演出操作手段の側面断面図である。 本発明の第8の実施形態を示す第1演出操作手段の正面断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1〜図9は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示する。パチンコ機1は図1に示すように矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に配置され且つ左右一側のヒンジ3により開閉自在に枢着された前枠4とを備えている。前枠4の前側には、ガラス扉5と前面板6とが上下に配置され、ヒンジ3と同じ側のヒンジ7により前枠4に開閉自在に枢支されている。
前面板6の前側には、図2にも示すように、払い出し手段(図示省略)から払い出された遊技球を貯留して発射手段(図示省略)に供給する供給皿8と、この供給皿8の遊技球が満杯のときに余剰球を受ける余剰受け皿9とが上下に配置され、発射手段を作動させるための発射ハンドル10が余剰受け皿9の側方に配置されている。
供給皿8はこれを前側から覆う供給皿カバー11を有し、この供給皿カバー11の前縁側に第1演出操作手段(第1操作手段)12と第2演出操作手段(第2操作手段)13とが装着されている。第1演出操作手段12は供給皿カバー11の前縁部の左右一端側に上向きに配置され、第2演出操作手段13は供給皿カバー11の前縁部の左右中央側に前上向きに配置されている。
前枠4には、ガラス扉5の後側に対応して遊技盤17が着脱自在に装着されている。遊技盤17の前面側には、発射手段から発射された遊技球を遊技領域19へと案内するガイドレール18が環状に装着され、また遊技領域19にセンターケース20、普通図柄始動手段21、特別図柄始動手段22、大入賞手段23、普通入賞手段24等の各種の遊技部品が配置されている。
センターケース20は遊技領域19の上部に配置されている。センターケース20には表示窓20aに対応して液晶式等の画像表示手段28が配置され、また表示窓20aの外周側の前面に普通図柄表示手段29、特別図柄表示手段30、普通保留個数表示手段31、可動演出体32等が設けられている。画像表示手段28は演出図柄表示手段33、特別保留個数表示手段34、予告演出画像表示手段35、報知画像表示手段36等を構成している。
普通図柄始動手段21は遊技球の検知を条件に普通図柄表示手段29の普通図柄の変動を開始させるためのもので、遊技球が通過可能な通過ゲート等により構成され、ガイドレール18とセンターケース20との間に配置されている。
特別図柄始動手段22は遊技球の検知を条件に特別図柄表示手段30の特別図柄の変動を開始させるためのもので、非開閉型の上特別始動口22aと開閉型の下特別始動口22bとを備え、センターケース20の下側に配置されている。
下特別始動口22bは左右一対の開閉部材等の開閉手段22cを備え、普通図柄表示手段29の変動後の普通図柄が特定態様となって特定利益状態が発生したときに、開閉手段22cが所定時間及び/又は所定回数だけ開閉するように構成されている。
大入賞手段23は大入賞口23aを開閉するための開閉板23bを備えた開閉式であって、特別図柄始動手段22の下側に配置されており、特別図柄表示手段30の変動後の特別図柄が特別態様となって特別利益状態が発生したときに、開閉板23bが所定の開放パターンに従って前側に開放して、上方から落下した遊技球を開閉板23bを経て大入賞口23aへと入賞させるようになっている。
普通図柄表示手段29は普通図柄を変動表示するためのもので、例えば「○」「×」の2種類の普通図柄に対応する2個の発光体(例えばLED)により構成されており、普通図柄始動手段21が遊技球を検知することを条件に各発光体が所定時間交互に点滅して、普通図柄始動手段21の遊技球の検知時に取得された特定遊技判定乱数値が予め定められた特定遊技判定値と一致する場合には「○」側の発光体が発光する特定態様を停止表示し、それ以外の場合には「×」側の発光体が発光する非特定態様を停止表示するようになっている。
特別図柄表示手段30は1個又は複数個、例えば1個の特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段22が遊技球を検知すること、即ち上下2つの特別始動口22a,22bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄が所定時間変動して、特別始動口22a,22bへの入賞時に取得された特別遊技判定乱数値が予め定められた特別遊技判定値と一致する場合には所定の特別態様を停止表示し、それ以外の場合には非特別態様を停止表示するようになっている。
なお、特別図柄には特別態様及び非特別態様が夫々1種類又は複数種類ずつ設けられている。また各態様には0〜9までの何れかの数字図柄等を割り当ててもよいし、遊技者がその特別図柄の種類を容易に区別できないように、任意の線や点の組み合わせのようなそれ自体としては特別な意味を持たない図柄を割り当ててもよい。
普通保留個数表示手段31は特定遊技判定乱数値の記憶個数を表示するためのもので、普通図柄表示手段29の下側に配置されている。そして、この普通保留個数表示手段31は普通図柄表示手段29の変動表示中又は特定利益状態中に普通図柄始動手段21が遊技球を検知したときに、その検知時に取得した特定遊技判定乱数値が所定個数(例えば4個)を限度として記憶されるため、それと同数の発光体の発光により特定遊技判定乱数値の記憶個数を表示して遊技者に報知するようになっている。
演出図柄表示手段33は特別図柄表示手段30による特別図柄の変動表示と並行して変動する演出図柄33a〜33c等を表示するためのもので、各種の背景画像と共に1個又は複数個、例えば左右方向に3個の演出図柄33a〜33cを変動表示可能であり、特別図柄始動手段22の特別始動口22a,22bの何れかに遊技球が入賞することを条件に、特別図柄の変動開始と同期して所定の変動パターンに従って演出図柄33a〜33cの変動を開始し、特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように各演出図柄33a〜33cを左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。
なお、演出図柄33a〜33cには「0」〜「9」の10種類の数字図柄が用いられており、演出図柄33a〜33cの変動後の演出態様には、「6・6・6」「7・7・7」等のように各演出図柄33a〜33cが全て同じに揃う特別演出態様と、少なくとも1つの演出図柄33a〜33cが異なる非特別演出態様とがある。また、特別演出態様は特別図柄表示手段30の変動後の特別態様に、非特別演出態様は特別図柄表示手段30の変動後の非特別態様に夫々対応する。演出図柄表示手段33は特別図柄の変動内容とは直接関係のない演出を行う場合があってもよい。
特別保留個数表示手段34は特別遊技判定乱数値の記憶個数を表示するためのもので、演出図柄表示手段33の側方に上下方向に配置されている。そして、この特別保留個数表示手段34は、特別図柄の変動表示中又は特別利益状態中に特別始動口22a,22bに遊技球が入賞したときに、その入賞時に取得した特別遊技判定乱数値が所定数(例えば各4個)を限度として記憶されるため、それと同数の発光部の発光によりその記憶個数(以下、特別保留個数という)を表示して遊技者に報知するようになっている。
予告演出画像表示手段35は演出図柄表示手段33の演出図柄33a〜33cの変動中に所定の予告演出表示を行うもので、演出図柄表示手段33の下側等の所定位置に設けられており、所定の予告演出が選択された場合に、その予告演出に対応する演出画像を表示するように構成されている。
そして、この予告演出画像表示手段35は、例えば複数種類の予告演出の内の第1ボタン操作演出が選択された場合には、その第1ボタン操作演出中の操作可能期間内に遊技者が第1演出操作手段12を所定回数操作することにより、その第1演出操作手段12に対応する予告演出画像を表示するように構成されている。
報知画像表示手段36は第1ボタン操作演出及び第2ボタン操作演出における操作可能期間中に遊技者にボタン操作を促すための報知を行うもので、演出図柄表示手段33の下側等の所定位置に設けられている。そして、この報知画像表示手段36は、第1ボタン操作演出の操作可能期間中には、例えば「チャンスボタンを連打しろ!」等の文言と押しボタンが押されるアニメーション画像とからなる第1操作誘導画像を表示し、第2ボタン操作演出の操作可能期間中には、例えば「パトランプボタンを押せ!」等の文言とドーム型の押しボタンが押されるアニメーション画像とからなる第2操作誘導画像とを夫々表示するように構成されている。
第1ボタン操作演出に使用する第1演出操作手段12は、左右方向に長い楕円形状の可動体40を有する押しボタン式であり、複数種類の予告演出の内、その第1ボタン操作演出中の操作可能期間内に第1演出操作手段12を所定回数有効に操作したときに、予告演出画像表示手段35に所定の予告演出画像を表示する第1予告演出処理が実行されるようになっている。
第1演出操作手段12は供給皿カバー11の前縁部に沿って左右方向に長い楕円形状であって、図3〜図8に示すように、左右方向に長い楕円形状の押圧部41を有する可動体40と、供給皿カバー11に固定され且つ可動体40支持する支持体42と、待機位置Aと押圧位置Bとの間で可動体40を支持体42に対して押圧方向に移動自在に案内する案内手段43と、可動体40を待機位置Aに付勢する戻しバネ(付勢手段)44と、可動体40の押圧を検知する検知手段46と、可動体40と支持体42とを離脱不能に結合する係合手段47と、可動体40を押圧位置Bに規制する規制手段48と、可動体40の傾きを所定角度内に牽制する牽制手段49とを備え、押圧部41が前斜め上向きに若干突出した状態で供給皿カバー11上に配置されている。
可動体40は押圧部41の他に、この押圧部41の下側に左右方向に長い楕円筒状に形成された内周壁51を略同心状に備え、第1可動部材52と第2可動部材53とを上下に結合して構成され、その第2可動部材53が案内手段43を介して待機位置Aと押圧位置Bとの間で移動自在に支持体42に支持されている。
第1可動部材52は光透過性を有する合成樹脂製であり、上側に押圧部41を有し、この押圧部41の下面側に凹部54が形成されている。第2可動部材53は遮光性を有する合成樹脂製であって、上側が第1可動部材52の凹部54に下側から嵌合する頂壁部55と、この頂壁部55から押圧方向に沿って下側に延びる内周壁51とを一体的に備えている。
この第2可動部材53は頂壁部55の外周の複数の係合爪56が第1可動部材52の下側の係合部57に係合することにより、第1可動部材52に着脱自在に固定されている。可動体40は第1可動部材52と第2可動部材53とを一体に構成してもよい。
押圧部41と頂壁部55との間には、図3、図4及び図6に示すように、光透過性又は半透過性を有する装飾シート58と、この装飾シート58の下側で光を乱反射させる乱反射板59とが上下に介在されている。頂壁部55には下向きに突出する遮光部60が略中央に設けられ、その左右両側に光透過孔62が形成されている。
遮光部60は検知手段46の検知用であって、上端の取り付け部63が第2可動部材53の頂壁部55の下側に接着等により固定されている。なお、遮光部60は第2可動部材53に一体に形成してもよい。
支持体42は可動体40を囲繞する左右方向に長い楕円筒状の外周壁64と、外周壁64の上端から外向きに張り出す鍔部65と、外周壁64の下端を閉塞する底壁66とを一体的に備えている。この支持体42は外周壁64が供給皿カバー11の開口部67に上側から挿脱自在に挿入され、供給皿カバー11の開口部67の外周に当接する鍔部65と、外周壁64に形成され且つ供給皿カバー11の開口部67の外周に下側から係合する係合爪68とにより、供給皿カバー11に着脱自在に装着されている。
外周壁64は第1可動部材52の押圧部41の外周側に対応する大径の第1周壁部70と、第2可動部材53の内周壁51の外周側に対応する小径の第2周壁部71とを有し、その第1周壁部70と第2周壁部71とが段差部72を介して上下に一体的に設けられている。
可動体40の内周壁51と支持体42の外周壁64との間には、図3〜図8に示すように、その周方向の略全周に規制手段48が設けられると共に、押圧部41の押圧中心Oを通る略直交方向の内、押圧中心Oに近い短手方向の両側に一対の案内手段43が設けられ、押圧中心Oから遠い長手方向の両側に牽制手段49と係合手段47とが設けられている。従って、案内手段43、牽制手段49及び係合手段47は、押圧部41の押圧中心O廻りに略点対称位置に配置されており、また案内手段43と牽制手段49は異なる位置に別々に配置されている。
規制手段48は支持体42の外周壁64の段差部72の上面側に周方向に形成された規制部74と、可動体40の頂壁部55の下面側の外周に周方向に形成され且つ可動体40が押圧位置Bまで移動したときに規制部74に上側から当接する被規制部75とを備えている。なお、規制部74、被規制部75は周方向の略全周に設ける他、その一方又は両方を周方向の一部に部分的に設けてもよい。また規制手段48は可動体40の下端側に設けてもよい。
案内手段43は外周壁64の下側で第2周壁部71から外側に凸状に突出する案内部76と、内周壁51から外側に凸状に突出し且つ案内部76内に摺動自在に嵌合する被案内部77とを有し、案内部76と被案内部77との上下方向の相対摺動により、可動体40を支持体42に対して押圧方向に移動自在に案内するようになっている。
案内部76は支持体42の規制部74よりも下側で第2周壁部71の内周に、被案内部77は被規制部75の下側で内周壁51の外周に夫々上下方向に設けられている。案内部76と被案内部77との相対案内長さは可動体40の移動距離よりも長くなっており、また案内部76と被案内部77との周方向の案内幅は案内長さよりも大である。なお、案内部76と被案内部77との相対案内長さは可動体40の移動距離と略同等でもよいし、両者の案内幅は案内長さよりも小でもよい。
牽制手段49は支持体42の段差部72の上側で第1周壁部70の内周に形成された牽制部78と、牽制部78に対応して可動体40に設けられ且つ押圧部41の中心から長手方向の一方側に偏位する位置を押圧したときに、牽制部78に上側から当接して可動体40を所定角度内に牽制する被牽制部79とを備えている。
牽制部78は第1周壁部70の内周に沿って平面視円弧状に形成されると共に、上外側から下内側へと傾斜する立面視傾斜状に形成されている。被牽制部79は可動体40の頂壁部55と内周壁51との外周側隅部に牽制部78に対応して立面視傾斜状で且つ平面視円弧状に形成されている。
従って、牽制部78と被牽制部79は所定の隙間を置いて上下に対向する傾斜面を有し、押圧部41の押圧に際して可動体40が所定角度だけ傾いたときに、牽制部78と被牽制部79との傾斜面が当接して案内手段43に過大な荷重が加わらないように可動体40の傾きを所定角度内に牽制し、また押圧部41を更にそれ以上押圧したときに両者の相対摺動によって可動体40を押圧中心O側に案内するように構成されている。なお、牽制部78と被牽制部79との傾斜面により案内面が構成されている。
外周壁64の段差部72には、可動体40の被牽制部79に対応して外側へと凹入する切り欠き部80が規制部74の上下両側に跨がって形成されており、押圧部41を押圧したときに牽制手段49の被牽制部79が切り欠き部80に入って規制部74と干渉しないようになっている。
係合手段47は被牽制部79の下側に下向きに形成された係合突起81と、係合突起81に対応して第2周壁部71に形成され且つ係合突起81が上下動自在に挿入された長孔状の係合部82とを有し、押圧部41が待機位置Aにあるときに係合突起81が係合部82の上端に係合して、可動体40を支持体42に離脱不能に結合するようになっている。係合突起81は第2周壁部71の下端側から上側へと形成された一対のスリット83により内周壁51から分離されており、内外方向に弾性変形可能である。
支持体42の底壁66は中央側が上側へと突出する台部84を有し、この台部84の上側に戻しバネ44が配置され、台部84の下側に検知手段46、発光体85を有する基板86がネジ等で着脱自在に装着されている。なお、台部84には検知手段46に対応する開口部87と、発光体85に対応する開口部88とが形成されている。
検知手段46は透過型フォトセンサ等により構成されており、上向きに開放するコ字状の本体部89と、この本体部89に相対向して設けられた発光部90a及び受光部90bとを有し、可動体40を押圧して遮光部60が発光部90aと受光部90bとの間に進入して両者間を遮光したときに、受光部90bが可動体40の操作を検知するように開口部87内に配置されている。
発光体85は開口部88、光透過孔62を経て乱反射板59に下側から光を照射して押圧部41の略全体を発光させるためのものである。戻しバネ44はコイルバネにより構成され、第2可動部材53側のバネ受け部91と、支持体42の台部84側のバネ受け部92との間に介在されている。
第2演出操作手段13はドーム型の押圧部93を有する押しボタン式であって、複数種類の予告演出の内の第2ボタン操作演出中における操作可能期間内に、この押圧部93を1回操作することを条件に、押圧部93の内側の回転灯(図示省略)を作動させる第2予告演出処理が実行されるようになっている。
このパチンコ機において、特別図柄等の変動中に実行されるボタン操作演出には、第1ボタン操作演出と第2ボタン操作演出との二種類があり、演出図柄33a〜33cの変動中の予告演出抽選処理で何れに当選するかによって各ボタン操作演出が実行される。第1ボタン操作演出では、第1演出操作手段12の操作により予告演出画像表示手段35が所定の予告演出画像を表示し、第2ボタン操作演出では、第2演出操作手段13の操作により回転灯が作動する。
第1ボタン操作演出に当選した場合には、演出図柄33a〜33cの変動開始と同時又はその後の所定のタイミングで第1ボタン操作演出の操作可能期間となり、予告演出画像表示手段35にボタン未操作時画像、例えば回転する的とそれに狙いを定めた弓矢の画像が表示される(図9(a))と共に、報知画像表示手段36に「チャンスボタンを連打しろ!」等の文言と楕円形の押しボタンが押されるアニメーション画像とによる第1操作誘導画像が表示される(図9(b))。
そして、第1操作可能期間中に遊技者が第1演出操作手段12を操作すると、検知手段46がその操作を検知して操作信号を出力する。この第1操作可能期間中の第1演出操作手段12の操作回数が所定回数になれば、予告演出画像表示手段35にボタン操作時画像、例えば図9(c)に示すように射られた矢が回転中の的に命中し、その後に的が停止してその命中した箇所(例えば特別遊技信頼度を示す数字)が視認可能となる画像が表示される。
第1演出操作手段12は第1ボタン操作演出の際に使用する。通常、可動体40は戻しバネ44の付勢により待機位置Aにあり、遮光部60が検知手段46から離れている。このため検知手段46は非検知状態にある。
そこで、遊技者が可動体40を戻しバネ44に抗して下方へと押圧すると、可動体40が支持体42内で下方へと下降し、操作限界の押圧位置Bまで達したときに被規制部75が規制部74に当接して停止する。一方、可動体40の下降に伴って遮光部60が下降して、可動体40が押圧位置Bに達する手前側で検知手段46の発光部90aと受光部90bとの間に進入して、発光部90aから受光部90bへの光を遮光するため、検知手段46が可動体40の操作を検知してその操作信号を出力する。そして、検知手段46が可動体40の操作を検知すると、発光体85が発光して乱反射板59、光透過孔62等を介して可動体40の押圧部41に光を照射するため、乱反射板59での光の乱反射により押圧部41の略全面が発光する。
可動体40の押圧力を解除すれば、戻しバネ44により可動体40が上昇し待機位置Aへと戻る。そして、可動体40の上昇と一体的に遮光部60が上昇して、検知手段46の発光部90aと受光部90bとの間から外れたときに、受光部90bが発光部90aからの光を受光し、第1演出操作手段12が待機状態に戻る。
可動体40を押圧操作する際には、通常は押圧部41の押圧中心O又はその近傍を下方へと押圧するが、遊技中の遊技者は第1操作可能期間中の限られた時間内に可動体40を押圧する必要があり、押圧部41の押圧中心Oを確認しないままで左右何れか一方、例えば図8(a)に示すように右に大きく離れた位置をX矢示方向に押圧することがある。しかし、第1演出操作手段12はこのときにもスムーズに作動して検知手段46から操作信号を出力することができる。
即ち、押圧部41をX矢示方向に押圧すると、可動体40は図8(b)に示すように左側の係合手段47を支点にして右側に傾き、右側の牽制手段49の可動体40側の被牽制部79が支持体42側の牽制部78と当接する。そのため可動体40は右側の牽制手段49により所定角度内の傾きに抑えられることとなり、可動体40と一体的に各案内手段43の被案内部77が案内部76内で傾斜しても、案内部76と被案内部77との角部と摺動面とが近接するか、又は軽く当接する程度であり、案内部76と被案内部77との間に過大な負荷がかかるようことはない。
右側の牽制手段49の被牽制部79が牽制部78に当接した後、更に押圧部41をX矢示方向に押圧すると、被牽制部79が牽制部78の傾斜面に沿って中心側へと摺動するため、可動体40は図(c)に示すように中心側へと移動しながら下降する。そして、可動体40は下限の押圧位置Bに達すると、可動体40は図(d)に示すように右側の被規制部75が支持体42の規制部74に当接して規制される。一方、検知手段46は可動体40が押圧位置Bに達する前に被検知部を介して可動体40の操作を検知して操作信号を出力する。
このように案内手段43とは別に牽制手段49を設けて、この牽制手段49により可動体40の傾きを所定角度内に牽制するようにしているため、第1操作演出手段12全体の押圧方向の寸法の小型化を図りながら、押圧部41を押圧したときの可動体40のグラツキを小さくでき、軽い押圧力でスムーズに操作できる。
即ち、案内手段43とは別に設けた牽制手段49により可動体40の傾きを所定角度内に牽制するため、押圧部41を押圧したときの可動体40のグラツキを小さく抑えることができる。従って、案内手段43の案内部76と被案内部77との摺動面間の間隔を大きくすることが可能であり、案内手段43での摩擦抵抗を小さくできるため、可動体40の押圧部41を軽い押圧力でスムーズに操作できる。
また牽制手段49により可動体40の傾きを所定角度内に牽制するために、案内手段43の押圧方向の寸法を長くして可動体40の傾きを規制する必要もなく、第1演出操作手段12全体の寸法を小型化できる。
しかも、牽制手段49は可動体40の傾きを所定角度内に牽制し且つ可動体40を中心側に案内する機能を有し、その一対の牽制手段49が左右方向の両側にあるため、可動体40の押圧部41が左右方向に長い横長状であるにも拘わらず、押圧部41の押圧中心Oの他、押圧中心Oから左右方向に離れた位置を押圧することも可能であり、押圧部41を軽い押圧力で容易に操作することができる。
図10は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態では、可動体40を待機位置Aに付勢する戻しバネとして、押圧部41側が大径の円錐コイルバネ44aが使用されている。他の構成は各実施形態と同様である。
このような円錐コイルバネ44aでは、円筒コイル状のバネに比べて胴曲りが少ないので、押圧部41側が大径となるように組み込むことにより、押圧部41の押圧操作時の可動体40のグラツキを円錐コイルバネ44a自体によって小さく抑えることができる。また円錐コイルバネ44aは密着高さを小さく設定できるため、第1演出操作手段12の押圧方向の寸法を小さくすることもできる。
図11、図12は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態では、可動体40は上部側に楕円筒状の内周壁51を有し、被牽制部79よりも下側の被案内部77と係合突起81との間に切り欠き部97が設けられている。被案内部77の周方向の両側には、内側に屈曲する屈曲部77aが形成されている。他の構成は各実施形態と同様である。
このように内周壁51に切り欠き部97を設けてもよい。この場合には、可動体40側の重量を軽減できると共に、材料の無駄を極力防止できる。また被案内部77の周方向の両側に屈曲部77aを設けているため、被案内部77の両側に切り欠き部97があるにも拘わらず、被案内部77側の強度を十分に確保できる。
また被牽制部79は内周壁51に対応しているため、被牽制部79が牽制部78に当接して可動体40の傾きを牽制する場合にも、被牽制部79側に加わる負荷に対して十分に抗することができる。しかも、支持体42にはその全周に外周壁64があるため、可動体40側に切り欠き部97があっても、発光体85からの光の外部への拡散等を防止できると共に、支持体42により内部構造を確実に保護することが可能である。
図13、図14は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態では、案内手段43に対応して内周壁51に切り欠き部97が形成されている。案内手段43の被案内部77は、切り欠き部97の周方向の両側で内周壁51から内側にL字状等に屈曲して形成され、また案内部76は外周壁64の第2周壁部71から内側に突出する凸状に形成され、切り欠き部97の両側の被案内部77間に摺動自在に嵌合されている。案内部76の外側に係合爪68が設けられている。他の構成は各実施形態と同様である。
このような可動体40の場合には、内周壁51の短手方向の両側に切り欠き部97があり、その切り欠き部97の両側が被案内部77となっているため、第1の実施形態の被案内部77に比較して案内手段43間のスペースを十分に確保できる。従って、戻しバネ44に大径のバネ、例えば円錐コイルバネ等を使用することが可能である。
また切り欠き部97の両側で内周壁51を内側に屈曲させて被案内部77としているため、被案内部77の強度も十分に確保できる。しかも案内部76の外側に係合爪68を設けることによって、支持体42の短手方向の寸法を小型化できる。
図15は本発明の第5の実施形態を例示する。この実施形態では、外周壁64を含む支持体42、内周壁51を含む可動体40が略真円状に構成され、その内周壁51と外周壁64との間に周方向に略等配に3個の案内手段43、牽制手段49が配置されている。案内手段43、牽制手段49の具体的構成等、他の構成は各実施形態と同様である。
このように外周壁64を含む支持体42、内周壁51を含む可動体40が略真円状の場合にも、押圧部41を押圧したときの可動体40の傾きを牽制手段49により所定角度内に牽制することができる。従って、可動体40の押圧部41の形状は、楕円形状、長円形状、長方形状等のように一方向に長いものに限らず、円形状、四角形状のように直交する二方向の長さが略同じ程度のものでもよい。
図16〜図18は本発明の第6の実施形態を例示する。この実施形態では、可動体40は左右方向に長い長円状又は楕円状の押圧部41を有し、その下側の中央部に略円筒状の内周壁51が設けられている。支持体42の外周壁64には、可動体40の押圧部41側を囲繞する第1周壁部70と、可動体40の内周壁51を囲繞する第2周壁部71とが段差部72を介して設けられている。
第1周壁部70は可動体40の押圧部41に対応して左右方向に長い長円筒状又は楕円筒状であり、第2周壁部71は内周壁51に対応して略円筒状である。なお、内周壁51、第2周壁部71は押圧部41に対応する長円状又は楕円状でもよい。
可動体40の内周壁51と支持体42の第2周壁部71との間には、周方向に略等間隔をおいて複数の案内手段43が設けられ、その案内手段43の一部に牽制手段49が設けられている。例えば、案内手段43は前後、左右の4箇所に設けられており、左右方向に長い押圧部41に対応して、その左右の案内手段43に牽制手段49が組み込まれている。
各案内手段43は第2周壁部71側の案内部76と、内周壁51側の被案内部77とを凹凸状に備え、その径方向及び周方向の相対向する摺動面の相対摺動により、可動体40を押圧方向に摺動自在に案内するようになっている。なお、各案内手段43の案内部76と被案内部77との径方向、周方向の隙間は略同じになっている。案内手段43は径方向の対向面で摺動自在に案内するようにしてもよい。
牽制手段49は案内部76の上端部に被案内部77側に突出する牽制部78が設けられ、この牽制部78に対応する被案内部77側の摺動面が被牽制部79となっている。牽制部78と被牽制部79との隙間は、案内部76と被案内部77との間隔よりも小さくなっており、可動体40が所定角度傾斜したときに牽制部78と被牽制部79とが当接して、可動体40を所定角度内に牽制するようになっている。
案内手段43の被案内部77には、被牽制部79よりも上側に切り欠き部、凹部等の干渉回避部99が設けられており、可動体42が待機位置Aから押圧方向に所定量(若干量)下降したときに、牽制部78が干渉回避部99に対応して被案内部77と干渉しないようになっている。従って、被牽制部79が牽制部78を通過した後は、案内手段43の案内部76と被案内部77との摺動面は牽制手段49に関係なく摺動自在に接触可能でる。なお、係合手段47、規制手段48等を含む他の構成は、各実施形態と同様である。
この実施形態の場合にも、可動体40は通常戻しバネ44の付勢により待機位置Aにある。そして、押圧部41の押圧中心O及びその周辺近傍を押圧すれば、可動体40が戻しバネ44に抗しながら案内手段43の案内により押圧位置Bへと摺動する。
また押圧部41の押圧中心O及びその周辺近傍から外れた位置、例えば図17の右側部分をX矢示方向に押圧すれば、可動体40は戻しバネ44に抗して二点鎖線に示すように傾斜する。しかし、右側の案内手段43には、案内部76の上端部にその摺動面よりも被案内部77側に突出する牽制部78があり、この牽制部78が被案内部77の被牽制部79に当接するため、可動体40の傾斜を所定角度内に牽制することができる。
可動体42が下降して牽制部78が被牽制部79を通過すれば、牽制部78が干渉回避部99に対応して被案内部77と干渉しなくなる。従って、その後は牽制手段49に関係なく案内手段43により可動体42を押圧位置Bへと案内することができる。
このように牽制手段49は案内手段43の一部に組み込むことが可能である。また案内手段43の案内部76に被案内部77へと突出する牽制部78を設けることにより、案内手段43の一部に牽制手段49を容易に組み込むことができる。
なお、この実施形態では、案内部76に凸状の牽制部78を設けているが、被案内部76の被牽制部79を凸状に設けることも可能である。また凸状の牽制部78又は被牽制部79は案内部76と被案内部77との相対案内範囲の上下両端部、例えば図17の場合には、案内部76の上端部と被案内部77の下端部との2箇所に設けてもよい。
図19、図20は本発明の第7の実施形態を例示する。この実施形態においても、左右両側の案内手段43に牽制手段49が組み込まれている。牽制手段49は案内手段43の案内部76と被案内部77との内、その案内部76側に形成された凹溝等の干渉回避部99と、この干渉回避部99内の上端部に設けられた牽制部78と、待機位置Aで牽制部78に対応し且つ牽制部78の下側では干渉回避部99内に収まる大きさの凸状の被牽制部79とを備えている。牽制手段49の被牽制部79と干渉回避部99は、案内手段43の摺動面同士が接触したときには互いに接触しないようになっている。他の構成は第1の実施形態を含む各実施形態と同様でる。
この場合には、押圧部41の押圧中心Oから外れた位置でX矢示方向に可動体40を押圧すると、可動体40が二点鎖線で示すように傾斜する。このとき牽制手段49の牽制部78と被牽制部79とが当接するため、牽制手段49により可動体40の傾きを所定角度内に牽制することができる。被牽制部79が牽制部78を通過した後は、案内手段43の案内部76と被案内部77との摺動面が接触して、可動体40を案内する。このとき被牽制部79は干渉回避部99内を下方へと移動するため、案内手段43の案内部76と被案内部77との接触を阻害するようなことはない。
このようにすれば、案内手段43と同じ側に牽制手段49を組み込むことも可能であり、また牽制手段49が可動体40の移動時に負荷となるようなこともない。
なお、牽制手段49は図19、図20とは逆に案内手段43の被案内部77側に、被牽制部79を有する干渉回避部99を設け、案内部76側に凸状の牽制部78を設けてもよい。
図21は本発明の第8の実施形態を例示する。図21(a)及び(b)は牽制部78、被牽制部79の内、その一方の立面視形状が傾斜状になっており、他方の立面視形状が突出円弧状になっている。また図21(c)は牽制部78及び被牽制部79が共に突出円弧状になっている。その他、牽制部78、被牽制部79の一方の立面視形状は、二以上の曲面又は傾斜面が連続する複合形状にしてもよい。
従って、牽制手段49の牽制部78、被牽制部79は、第1の実施形態のように立面視傾斜状に限定されるものではなく、この実施形態に示すように種々の形状に変更することができる。その場合には牽制手段49の牽制部78、被牽制部79は両者間の間隔を考慮しながら、案内手段43に過大な負荷が加わらないように適宜形状を決定すればよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、検知手段46は透過型フォトセンサ以外の非接触式スイッチの他、接触式スイッチ等、各種の検知スイッチ類を用いることが可能である。また被検知部は検知手段46により検知されるものであり、遮光部60の他、検知手段46の種類に応じて適宜変更すればよい。
操作手段12、13は可動体40を所定の押圧方向に操作する形式であればよく、あらゆる押圧方向についても同様に採用可能であり、例えば上向きに押圧するような操作手段でもよい。また可動体40は第2可動部材53を介して支持体42に待機位置Aと押圧位置Bとの間で移動可能に支持される構成であればよく、第2可動部材53の形状、構造等は支持体42の形状、構造との関係で適宜変更することが可能である。
可動体40を待機位置Aに付勢する付勢手段はコイルバネが一般的であるが、つるまきバネ、ゴムその他の弾性部材を使用してもよい。
案内手段43と牽制手段49は周方向の異なる位置に別々に設けることが望ましいが、案内手段43の一部に牽制手段49を組み込んでもよい。また案内手段43と牽制手段49とを別々に設けるに当たっては、案内手段43と牽制手段49とを略同じ側に配置することも可能である。例えば、一つの案内手段43を構成する案内部76及び被案内部77を周方向に所定の間隔を開けて両側に配置し、その両側の案内部76及び被案内部77間に、牽制手段49の牽制部78及び被牽制部79を配置してもよい。
更に内周壁51を有する可動体40、外周壁64を有する支持体42を例示しているが、内周壁51、外周壁64との一方を省略してもよい。その場合、案内手段43、牽制手段49は可動体40と支持体42との間に設ければよい。また可動体40に内周壁51を、支持体42に外周壁64を夫々設ける場合にも、必ずしも内周壁51、外周壁64を周方向の全周に連続状に設ける必要はなく、周方向の一部で途切れる形状でもよい。
また本発明は、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種弾球遊技機の他、スロットマシン等の弾球遊技機以外の遊技機においても同様に実施することが可能である。
12 第1操作演出手段
40 可動体
41 押圧部
42 支持体
43 案内手段
44 戻しバネ
46 検知手段
49 牽制手段
51 内周壁
64 外周壁
76 案内部
77 被案内部
78 牽制部
79 被牽制部
A 待機位置
B 押圧位置
O 押圧中心

Claims (1)

  1. 押圧部を有する可動体と、該可動体を待機位置と押圧位置との間で押圧方向に移動自在に支持する支持体と、前記押圧位置で前記可動体の押圧方向への移動を規制する規制手段と、前記可動体を前記待機位置に付勢する付勢手段と、前記可動体の押圧を検知する検知手段と、を含む操作手段を備えた遊技機において、
    前記可動体を前記押圧方向に案内する案内手段と、
    該案内手段に前記可動体の傾きによる過大な荷重が加わらないように前記可動体の傾きを所定角度内に牽制する牽制手段とを備え、
    前記牽制手段は、
    前記可動体が前記待機位置から前記押圧位置へと移動する場合において、該押圧位置で前記規制手段による移動規制を受けるより前に前記可動体の傾きを前記所定角度内に牽制する位置に配置した
    ことを特徴とする遊技機。
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