JP5492013B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、例えば冷蔵庫の扉の開閉に使用されるべく冷蔵庫の扉などに取り付けられるスイッチ装置に関する。
冷蔵庫の扉の開閉を円滑に行うために、冷蔵庫の扉にスイッチ装置を設け、このスイッチ装置の表面の操作ボタンを指先などで軽く押すだけで冷蔵庫の扉が簡単に開くようにしたものが知られている。
このような従来のスイッチ装置は、例えば操作ボタンのボタン幅が狭い等、小型のものが多く、そのため、操作ボタンを押す際の操作性が十分であるとは言えず、特に冷蔵庫に収容する被冷蔵物を持っていて両手が塞がっているような場合の操作性の改善が望まれている。
具体的には、スイッチ装置の操作ボタン幅を広くする等により操作ボタン全体を大きくすることで、操作性の改善を図ることも検討されている。
特開2002−93281号公報
上述したように、操作ボタンの幅を広くし、全体としてスイッチ装置を大きくすると、この幅広で大きなスイッチ装置の操作ボタン表面を指などで押す際に、操作ボタン表面の上下左右のいずれかの側の片隅に偏ることが想定される。このように偏った場合、この操作ボタンの押された片隅側が押し込まれる一方、当該片隅側に対向する側の操作ボタン表面が浮き上がり気味になる可能性がある。この浮き上がりは、操作ボタン表面とスイッチ装置周囲のパネルとの間に隙間が生じせしめる恐れもあり、好ましいものではない。
また、従来の、この種のスイッチ装置には、操作ボタンが該操作ボタンの片側に設けられた回転軸などに軸支されて構成されているものもある。操作ボタンが小型のときには操作ボタン表面の押し位置はほぼ一定と見なせることから、常にスイッチ装置への押し込みも一定となり問題とはならなかった。一方、操作ボタンの幅を広くした場合には、この回転軸側でスイッチ操作、すなわち操作ボタンが押された際に、回転軸の存在により操作ボタンを押し込めずスイッチ装置が動作しない、無反応という問題が生じる可能性も否めない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、操作性に優れ、かつ適確に動作するスイッチ装置を提供することにある。
実施形態によれば、スイッチ装置は、板状の操作ボタンと、この操作ボタンに対向して配設されるベースと、前記操作ボタンとベースとの間に介装され、前記操作ボタン表面の押圧操作により開閉状態を切り替えるスイッチ手段と、前記ベースに相互に離間して立設される複数の柱状体と、前記操作ボタンに立設され前記柱状体と摺動自在に嵌合する受け部材と、操作ボタンとベースとの間に配設される圧縮コイルバネと、前記ベースに立設される周壁に、前記操作ボタンの押圧操作でベースに近接するように変位する操作ボタンの変位を所定の位置で停止させるストッパとを有する。
本発明の一実施形態に係わるスイッチ装置およびこのスイッチ装置を取り付ける冷蔵庫の扉を示す部分分解斜視図である。 図1に示すスイッチ装置の構造を示す分解斜視図である。 図2に示すスイッチ装置の要部を拡大して示す分解斜視図である。 図2および図3に示すスイッチ装置において圧縮コイルばねを横断するように横幅方向に切断した断面図である。 図2および図3に示すスイッチ装置において鉤部材を横断するように横幅方向に切断した断面図である。 図4に示すスイッチ装置において横幅方向の左隅を押圧されて傾斜した状態を示す断面図である。 図5に示すスイッチ装置において横幅方向の左隅を押圧されて傾斜した状態を示す断面図である。 図2および図3に示すスイッチ装置の中央を長手方向に沿って縦断する断面図である。 図8に示すスイッチ装置において長手方向の上隅を押圧されて傾斜した状態を示す断面図である。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための形態(以下、実施形態と称する)を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わるスイッチ装置およびこのスイッチ装置を取り付ける冷蔵庫の扉を示す部分分解斜視図である。図1に示すスイッチ装置100は、冷蔵庫の扉200の表面に形成された孔200aにぴったりと埋め込まれて取り付けられるようになっている。なお、スイッチ装置100を冷蔵庫の扉200の孔200aに嵌め込んだ場合にスイッチ装置100が所定の位置に適確に固定されるように冷蔵庫の扉200の孔200aの内部にストッパ201が設けられている。
このように冷蔵庫の扉200の孔200aに埋め込まれたスイッチ装置100は、その表面の操作ボタン1を指などで押圧操作すると、表面およびその裏の関連部分が凹むように動作して、内部に設けられたスイッチ手段が動作し、このスイッチ手段の動作で例えば電磁ソレノイドや押出し棒などが動作し、この動作により冷蔵庫の扉が開くようになっている。
なお、スイッチ装置100は、ほぼ楕円形の細長い形に形成され、その長手方向、図1で上下方向の長さが例えば80mm以上であり、この長手方向に直行する横手方向の幅が例えば30mm以上であるというように大きめのものであって、スイッチ装置100の表面を指などで押圧操作する場合の操作性を向上している。
図2は、図1に示すスイッチ装置100の構造を示す分解斜視図である。このスイッチ装置100は、上述したように、指などで表面を押圧操作される平板状の操作ボタン1と、この操作ボタン1の裏面に嵌め込み形式で取り付けられる受板3と、この受板3の裏側に設けられる電気基板5と、外周に沿って立ち上がった側壁である周壁77で全体が囲まれて、全体として深めのトレイのように形成され、この周壁77で囲まれたトレイ状部の中に操作ボタン1の取り付けられた受板3が全体的に嵌め込まれるとともに、このトレイ状部の中の底部寄りに前記電気基板5が取り付けられているベ−ス7とを有する。
電気基板5には、スイッチ手段51が上下に2個取り付けられている。電気基板5は、ねじ53によりベ−ス7の底部に設けられた突出孔71に取り付けられるとともに、この突出孔71の左右両側においてベース7の底部から延出するように設けられている一対の鉤部材72で両側から支持されている。
スイッチ手段51は、矩形の本体の上に円形短柱状の操作部51aを有し、この操作部51aが押圧されると、スイッチ手段51が動作するようになっている。なお、スイッチ手段51の操作部51aへの押圧は、後述するように、受板3の裏面が操作部51aに当接して行われる。
ベ−ス7は、その底部の4隅寄りの部分にそれぞれ柱状体としての円筒部材73a、73b、73c、73dが矩形状に取り付けられている。この4個の円筒部材73a−73dは、その先端部の開口部が受板3に向かい、基端部がベ−ス7の底部に台座などを介して取り付けられ、この円筒部材73a−73dの各々の中に圧縮コイルばね75が挿入されている。
また、ベース7は、周壁77で囲まれた深めのトレイ状部の中に各種部材を収容しているが、この周壁77の内側には6個のストッパ79a、79b、79c、79d、79e、79fが取り付けられている。
この6個のストッパ79a−79fのうち、2個のストッパ79a、79bは、長手側ストッパであり、ベース7の長手方向の上下の周壁77の内側に取り付けられ(なお、上側のストッパ79bは周壁77の影で見えない)、また2個のストッパ79c、79dは、横手側ストッパであり、ベース7の横幅方向の左側の周壁77の内側に取り付けられ、更に2個のストッパ79e、79fは、横手側ストッパであり、ベース7の横幅方向の右側の周壁77の内側に取り付けられているが、この2個のストッパ79e、79fも図2では周壁77の影になって見えない。
ベース7の前記突出孔71の近傍の左右両側には、4個の鉤部材81a、81b、81c、81dが設けられている。この4個の鉤部材81a−81dは、それぞれの先端部が周壁77の方を向いて鉤型に曲がって鉤型部を形成しているとともに、この鉤型部の形成された先端部が受板3の裏面に向かって伸びている。そして、受板3をベース7の周壁77で囲まれた深めのトレイ状部の中に嵌合させた場合には、この4個の鉤部材81a−81dの先端部の鉤型部は、受板3の中央から少し離れた上下位置で横幅方向の左右両端に形成された4個の矩形の貫通孔31a、31b、31c、31dをそれぞれ貫通し、この矩形の貫通孔31a―31dの一辺の下端部に形成されている鉤型部に係合するようになっている。
図3は、この4個の貫通孔のうちの下側の2個の貫通孔31c、31dとこの貫通孔31c、31dを貫通する鉤部材81c、81dが良く分かるように拡大して示している分解斜視図であるが、同図に示すように、矩形の貫通孔31c、31dの一辺の下端部は、直角に折曲されて、鉤型部311、312が形成されている。そして、この鉤型部311、312には、ベース7に設けられた鉤部材81c、81dの先端の鉤型部811、812がそれぞれ係合するようになっている。
この係合状態は、図5に更に明確に示されている。図5は、図2および図3において鉤部材81c、81dを横断するようにスイッチ装置100を横幅方向に切断した断面図であるが、同図に示すように、ベース7の周壁77で囲まれた深めのトレイ状部の中には、平板状の操作ボタン1を嵌め込み式で取り付けられた受板3が全体的に嵌め込まれ、操作ボタン1の表面はベース7の周壁77の上端の外方向に延出した鍔部7aの表面と同じ面になっている。この状態において、ベース7の底部に基端部が取り付けられた鉤部材81c、81dの先端の鉤型部811、812は、受板3の裏側に取り付けられた貫通孔31c、31dの鉤型部311、312に係合している。
更に、図2において点線で示すように、受板3の裏面の4隅寄りの部分にそれぞれ受け部材としての棒状部材33a、33b、33c、33dがベース7の前記円筒部材73a、73b、73c、73dのそれぞれの位置に対応して取り付けられている。この4個の棒状部材33a−33dの自由端部である先端は、ベース7の円筒部材73a―73dに挿入された圧縮コイルばね75の中に、すなわち圧縮コイルばね75の中空部に挿入されるようになっている。なお、棒状部材33a−33dが取り付けられている受板3の表面は、僅かに凹んだ矩形の凹部35a、35b、35c、35dが形成されているが、この凹部35a−35dは操作ボタン1を受板3に嵌め込む場合のガイド穴である。
上述した受板3の棒状部材33a−33dと圧縮コイルばね75およびベース7の円筒部材73a―73dとの関係は、図4によく分かるように図示されている。図4は、図2および図3において円筒部材73c、73dおよび圧縮コイルばね75を横断するようにベース7を横幅方向に切断した断面図である。
図4に示すように、ベース7に形成された円筒部材73c、73d内には圧縮コイルばね75が挿入され、この圧縮コイルばね75の中に棒状部材33c、33dが挿入されている。圧縮コイルばね75は、円筒部材73c、73dの底部と棒状部材33c、33dが取り付けられている受板3の裏面との間に圧縮状態で取り付けられ、圧縮コイルばね75の伸長力により受板3、ひいては操作ボタン1をベース7から引き離すように、すなわち図4において受板3および操作ボタン1を上方に押圧するように付勢している。
また、図4に示すように、スイッチ手段51の操作部51aは、受板3の裏面に当接しているが、上述したように、圧縮コイルばね75の圧縮力により受板3が上方に押圧されている状態では、スイッチ手段51の操作部51aは受板3の裏面で押圧されないため、スイッチ手段51は、その開閉状態を切り替えることはない。
図2に戻って、受板3の中央寄りの部分であって、前記2個のスイッチ手段51に対応する位置には、2個の比較的大きな矩形の孔37が形成され、この孔37の中のほぼ中央には、スイッチ手段51の操作部51aに当接する矩形の板39が両端を板ばね41で支持されて設けられている。
すなわち、スイッチ手段51の操作部51aは、受板3の裏面で直接押圧されるのでなく、板ばね41で両端を支持された矩形の板39の裏面で弾力性を持って押圧されるようになっていて、スイッチ手段51の操作部51aが受板3の裏面で直接強く押圧されないようになっている。そして、仮に受板3が強く押圧されたとしても、スイッチ手段51の操作部51aは、板ばね41で支持された矩形の板39の裏面で押圧されることで、受板3の強い押圧力がスイッチ手段51の操作部51aに直接かからず、これによりスイッチ手段51が破損されないように防止されている。なお、矩形の板39の裏面は、受板3の裏面とほぼ同一レベルの平面にある。
上述したスイッチ手段51の破損の防止は、スイッチ装置100の操作ボタン1を例えば指の代わりに肘などで殴打するように強く押圧した場合にも有効である。すなわち、本実施形態のようにスイッチ装置100の操作ボタン1を押圧操作するだけで、扉200が簡単に開く冷蔵庫は、例えば両手に食材を持っていた場合でも、指の代わりに肘を操作ボタン1に当てるだけで、簡単に開き、便利であるが、この肘による押圧操作がうまく手加減できず、殴打のように強く押圧されても、上述したように板ばね41で支持された矩形の板39でスイッチ手段51を押圧するように構成することにより、スイッチ手段51の破損が防止されるのである。
上述したように、ベース7の周壁77の内側には、6個のストッパ79a、79b、79c、79d、79e、79fが取り付けられ、このうち、2個のストッパ79a、79bは、ベース7の長手方向の上下の周壁77の内側に取り付けられ、残りの4個のストッパ79c、79d、79e、79fは、ベース7の横幅方向の左右の周壁77の内側に取り付けられているが、2個のストッパ79a、79bは、ベース7の鍔部7aの表面から所定の深さの所に取り付けられ、4個のストッパ79c、79d、79e、79fは、ベース7の鍔部7aからストッパ79a、79bの深さよりも浅い所定の深さの所に取り付けられている。すなわち、ストッパ79a、79bの方が深い所に設けられ、ストッパ79c、79d、79e、79fの方が浅い所に設けられている。
6個のストッパ79a―79fは、操作ボタン1の押圧操作で受板3の裏面がベース7の底部に向かって近接するように変位する受板3、ひいては操作ボタン1の変位を所定の位置である当該ストッパ79a―79fの位置で停止させるためのものである。すなわち、操作ボタン1が指などで押圧操作され、これにより受板3がベース7の底部に向かって近接するように変位しても、この変位した受板3は、ストッパ79a―79fに当接して停止し、それ以上受板3がベース7の底部に向かって移動しないようにし、これによりベース7の底部に設けられているスイッチ手段51やその他の部材を受板3の裏面が必要以上に押圧して破壊しないようにするとともに、後述するように、操作ボタン1の表面の片隅を押圧された時に、操作ボタン1が必要以上に傾斜することを防止しているものである。
すなわち、操作ボタン1の片隅を押すと、この押された片隅側の操作ボタン1の表面が凹み、反対側の操作ボタン1の表面が浮き上がり、操作ボタン1の表面と冷蔵庫の扉200の表面との間に隙間ができ、この隙間が目立つということになるが、上述したように、ストッパ79a―79fを設けて、操作ボタン1の傾斜を防止することにより、隙間を少なくでき、隙間が目立つことがなくなる。
また更に、上述したように、上下方向のストッパ79a、79bの方が深い所に設けられ、左右方向のストッパ79c、79d、79e、79fの方が浅い所に設けられている理由は、スイッチ装置100は、縦長であり、上下方向の長さが左右方向の長さよりも長いため、後述する図9の矢印400で示すように操作ボタン1の上下方向の上隅を指などで押圧操作した場合の操作ボタン1の傾斜するストロークが大きくなるので、この大きなストロークでもスイッチ装置100を適確に動作させるためであり、また逆に後述する図6および図7の矢印300で示すように操作ボタン1の左右方向の片隅を指などで押圧操作した場合の操作ボタン1の傾斜するストロークは、上下方向の場合に比較して、小さくなり、この小さなストロークでもスイッチ装置100を適確に動作させるためである。
図8は、図2および図3に示すスイッチ装置100の中央を長手方向に沿って縦断する断面図である。同図においては、スイッチ装置100の中央に位置する場所に存在するスイッチ手段51、圧縮コイルばね75、電気基板5を固定しているねじ53などが図示されている。また、操作ボタン1の表面と同一平面になっているベース7の鍔部7aは、冷蔵庫の扉200の孔200aの外に出て、冷蔵庫の扉200の表面上にかぶさるようになっている。
なお、図8から分かるように、円筒部材73a―73dのうち、下側に位置する円筒部材73c、73dと上側に位置する円筒部材73a、73bとは、図8の上下方向において等しい位置にあるのでなく、下側に位置する円筒部材73c、73dは、ベース7の下端部に近づいた位置に設けられ、上側に位置する円筒部材73a、73bは、ベース7の上端部から離れた位置に設けられている。すなわち、下側に位置する円筒部材73c、73dとベース7の下端部との間の長さは、上側に位置する円筒部材73a、73bとベース7の上端部との間の長さよりも短くなっている。
上述した非対称の位置関係は、スイッチ装置100の操作ボタン1のほぼ真ん中を指などで押圧操作した場合に、その押圧力が2個のスイッチ手段51の片方に多くかかり、この押圧力が多くかかったスイッチ手段51を適確に動作させるものである。
次に、以上のように構成されるスイッチ装置100の作用を説明する。
図1に示すように、冷蔵庫の扉200の孔200aに嵌め込まれて取り付けられたスイッチ装置100の表面の操作ボタン1を指などで押圧操作すると、この操作ボタン1の裏面に嵌め込まれている受板3も同様に押圧され、この受板3はベース7との間に取り付けられた圧縮コイルばね75の伸長力に抗してベース7の周壁77で囲まれたトレイ状部の中をベース7の底部に向かって移動する。受板3がベース7の底部に向かって移動すると、受板3の裏面とほぼ同じレベルにあって板ばね41で支持されている矩形の板39の裏面がスイッチ手段51の操作部51aを押圧して、スイッチ手段51が動作する。そして、このスイッチ手段51の動作で例えば図示しない電磁ソレノイドや押出し棒などが動作し、この動作により冷蔵庫の扉が開くことになる。
上述したスイッチ装置100の動作において、操作ボタン1を指などで押圧操作する位置が平板状の操作ボタン1のほぼ中央である場合には、操作ボタン1とこの操作ボタン1に嵌め込まれて一体化された受板3は、ベース7の周壁77に沿ってほぼ平行移動しようとする摺動動作と、受板3の裏面の4隅寄りの部分にある4個の棒状部材33a−33dが圧縮コイルばね75を介してベース7の4個の円筒部材73a―73dに嵌合しながらほぼ平行に移動しようとする摺動動作とにより、ベース7に対してほぼ平行に移動し、操作ボタン1は大きく傾くことないため、操作ボタン1の表面と操作ボタン1を囲んでいる周囲のベース7の縁部との間に隙間ができることはないし、または仮に操作ボタン1の表面の周囲をベース7の縁部の代わりに冷蔵庫の扉200の表面が囲っていたとしても、操作ボタン1の表面と冷蔵庫の扉200の表面との間に隙間ができることもない。
これに対して、操作ボタン1を指などで押圧操作する位置が平板状の操作ボタン1の片隅、すなわち操作ボタン1の中央から離れた端っこである場合には、操作ボタン1は傾斜する可能性があり、これにより操作ボタン1の表面とベース7の縁部との間に隙間ができる可能性があるが、本実施形態では、このような隙間ができないようになっている。
この場合について更に詳しく説明する。まず、図6および図7に示すように、操作ボタン1の横幅方向の片隅を矢印300で示すように指などで押圧操作した場合には、操作ボタン1および受板3は、両図に示すように、左側が低くなって傾斜する。なお、図6は、操作ボタン1の横幅方向において受板3の棒状部材33c、33d、ベース7の円筒部材73c、73d、圧縮コイルばね75を横断する断面図であり、図7は、操作ボタン1の横幅方向において受板3の貫通孔31c、31d、鉤型部311、312、ベース7の鉤部材81c、81dを横断する断面図である。
図6および図7に示すように、操作ボタン1および受板3が傾斜すると、操作ボタン1の表面とベース7の縁部、すなわち鍔部7aとの間に矢印301で示すように隙間が大きく形成される可能性があるが、本実施形態では、両図に示すように、受板3の左端部がベース7の周壁77の内側のストッパ79dに当たるため、操作ボタン1および受板3の左側は、これ以上下がることがないし、また受板3の右側寄りにある貫通孔31dの鉤型部312がベース7の右側寄りにある鉤部材81dの鉤型部812に当たるため、操作ボタン1および受板3の右側は、これ以上上がることがない。すなわち、上述した操作ボタン1および受板3の傾斜は、ストッパ79dおよび鉤型部312、812により所定の角度以上大きくならないように抑制され、矢印301で示す隙間が大きくなることが防止されている。
次に、図9を参照して、操作ボタン1の長手方向の傾斜について説明する。図9は、スイッチ装置100の中央を長手方向に沿って縦断する断面図である。図9において、操作ボタン1の長手方向の上隅を矢印400で示すように指などで押圧操作した場合には、操作ボタン1および受板3は、同図に示すように、上側が凹み、下側が出っ張って傾斜する。
図9に示すように、操作ボタン1および受板3が傾斜すると、操作ボタン1の表面とベース7の縁部、すなわち鍔部7aとの間に矢印401で示すように隙間が大きく形成される可能性があるが、本実施形態では、同図に示すように、受板3の上端部がベース7の周壁77の内側の上側にあるストッパ79bに当たるため、操作ボタン1および受板3の上側は、これ以上凹むことがないし、また図示しないが、受板3の下側寄りにある貫通孔31c、31dの鉤型部311、312がベース7の下側寄りにある鉤部材81c、81dの鉤型部811、812に当たるため、操作ボタン1および受板3の下側は、これ以上出っ張ることがない。すなわち、上述した操作ボタン1および受板3の傾斜は、ストッパ79aおよび鉤型部311、312、811、812により所定の角度以上大きくならないように抑制され、矢印401で示す隙間が大きくなることが防止されている。
また、上述したように、受板3の上端部がベース7の周壁77の内側の上側にあるストッパ79bに当たって、操作ボタン1および受板3の上側は、これ以上凹むことがないことに加えて、図9に示すように、2個のスイッチ手段51のうち、上側にあるスイッチ手段51は下側にあるスイッチ手段51よりも受板3の裏面、正確には矩形の板39の裏面で強く押圧されるため、上側のスイッチ手段51が破損する可能性があるが、受板3の上端部がストッパ79bに当たることにより、上側のスイッチ手段51が破損されることが防止される。
また更に、スイッチ手段51は、受板3の裏面で直接押圧されるのでなく、上述したように、板ばね41で支持された矩形の板39の裏面で押圧されるように構成されているため、板ばね41の弾力性によりスイッチ手段51に対する押圧力は緩和され、スイッチ手段51が破損されない。
上述した実施形態のスイッチ装置は、従来のように片側に配置された回転軸などで支持されていないので、スイッチ装置の操作ボタンが押し込めず、スイッチ装置が動作しない無反応という問題はない。
また、上記実施形態では、操作ボタン1と受板3が分離された別々の部材として説明したが、これに限定されるものでなく、一体化して1個の部材として構成してもよいものである。更に、上記実施形態では、棒状部材33a−33dが受板3に設けられ、円筒部材73a―73dがベース7に設けられているとして説明したが、これに限定されるものでなく、棒状部材33a−33dがベース7に設けられ、円筒部材73a―73dが受板3に設けられるなどのように逆にしてもよいものである。
更に、上記実施形態では、スイッチ手段51は、電気基板5に取り付けられてから、ベース7に取り付けられているが、スイッチ手段51をベース7に直接取り付けてもよいし、またスイッチ手段51の数も2個に限定されるものではない。
なお、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。
1 操作ボタン
3 受板
5 電気基板
7 ベース
7a 鍔部
51 スイッチ手段
51a 操作部
31a、31b、31c、31d 貫通孔
33a、33b、33c、33d 棒状部材
73a、73b、73c、73d 円筒部材
75 圧縮コイルばね
79a、79b、79c、70d、79e、79f ストッパ
81a、81b、81c、81d 鉤部材
311、312、811、812 鉤型部
100 スイッチ装置
200 冷蔵庫の扉

Claims (3)

  1. 板状の操作ボタンと、
    この操作ボタンに対向して配設されるベースと、
    前記操作ボタンとベースとの間に介装され、前記操作ボタン表面の押圧操作により開閉状態を切り替えるスイッチ手段と、
    前記ベースに相互に離間して立設される複数の柱状体と、
    前記操作ボタンに立設され前記柱状体と摺動自在に嵌合する受け部材と、
    操作ボタンとベースとの間に配設される圧縮コイルバネと
    前記ベースに立設される周壁に、前記操作ボタンの押圧操作でベースに近接するように変位する操作ボタンの変位を所定の位置で停止させるストッパと
    を有することを特徴とするスイッチ装置。
  2. 記ストッパは、前記操作ボタンの長手方向の両端の周壁に形成される長手側ストッパと、前記操作ボタンの長手方向に直交する幅の狭い横手方向の両端の周壁に形成される横手側ストッパで構成されると共に、この横手側ストッパで停止させられるときの操作ボタンの変位は、前記長手側ストッパで停止させられるときの操作ボタンの変位よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記スイッチ装置は、冷蔵庫の扉の開閉に使用されるべく冷蔵庫の扉に取り付けられることを特徴とする請求項1または2記載のスイッチ装置。
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