JP6115174B2 - 電解二酸化マンガン及びその製造方法並びにその用途 - Google Patents
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Description
(1)40重量%KOH水溶液中で水銀/酸化水銀参照電極を基準として測定したときの電位が250mVを超え、310mV未満であり、かつ細孔直径が2nm以上50nm以下の細孔の容積が0.0055cm3/g以下であることを特徴とする電解二酸化マンガン。
(2)細孔直径が2nm以上200nm以下を有する細孔の容積が0.0555cm3/g以下であることを特徴とする上記(1)に記載の電解二酸化マンガン。
(3)BET比表面積が12m2/g以上、36m2/g未満であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の電解二酸化マンガン。
(4)嵩密度が少なくとも1.5g/cm3であることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の電解二酸化マンガン。
(5)見掛粒子密度が少なくとも3.4g/cm3であることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の電解二酸化マンガン。
(6)CuKα線を光源とするXRD測定パターンにおいて、2θが22±1°付近である(110)面の回折線の半価全幅が1.6°以上、2.6°以下であることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の電解二酸化マンガン。
(7)硫酸−硫酸マンガン混合溶液中にマンガン酸化物を懸濁させる電解二酸化マンガンの製造方法において、マンガン酸化物粒子を連続的に硫酸−硫酸マンガン混合溶液に混合し、硫酸−硫酸マンガン混合溶液中のマンガン酸化物粒子の濃度が2.5mg/L以上、50mg/L以下とし、硫酸−硫酸マンガン混合溶液中の硫酸濃度が25g/L以上であり、55g/L以下とし、かつ電解電流密度が0.5A/dm2以上、1.0A/dm2以下として電解することを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の電解二酸化マンガンの製造方法。
(8)電解電流密度が0.55A/dm2以上、0.88A/dm2以下であることを特徴とする上記(7)に記載の電解二酸化マンガンの製造方法。
(9)マンガン酸化物粒子の濃度が3mg/Lを超え、30mg/L以下であることを特徴とする上記(7)又は(8)に記載の電解二酸化マンガンの製造方法。
(10)電解開始時の硫酸濃度よりも、電解終了時の硫酸濃度を高くすることを特徴とする上記(7)乃至(9)のいずれかに記載の電解二酸化マンガンの製造方法。
(11)上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の電解二酸化マンガンを含むことを特徴とする正極活物質。
電解二酸化マンガンの電位は、40重量%KOH水溶液中で次のように測定した。
二次細孔、メソポア及びサブメソ細孔の細孔容積、見掛粒子密度および嵩密度は水銀圧入法(商品名:ポアサイザー9510,マイクロメリティクス社製)により求めた。
電解二酸化マンガンのFWHMを、一般的なX線回折装置(マックサイエンス社製MXP−3)を使用して測定した。線源にはCuKα線(λ=1.5405Å)を用い、測定モードはステップスキャン、スキャン条件は毎秒0.04°、計測時間は3秒間、および測定範囲は2θとして5°から80°の範囲で測定した。
FWHMと同様にして得られたXRD図において、2θが22±1°付近の回折線を(110)面に対応するピークとし、37±1°付近の回折線を(021)面に対応するピークとした。(110)面のピーク強度を(021)面のピーク強度で除することにより(110)/(021)ピーク強度比を求めた。
電解二酸化マンガンのBET比表面積はBET1点法の窒素吸着により測定した。測定装置にはガス吸着式比表面積測定装置(フローソーブIII,島津社製)を用いた。測定に先立ち、150℃で40分間加熱することで測定試料を脱気処理した。
電解二酸化マンガン4.29g、グラファイト0.365g及び、水酸化カリウムを40重量%含有する水酸化カリウム水溶液0.345gを混合して混合粉末を得た。当該混合粉末を2トンの成形圧でリング状に成形し、これを正極合剤とした。得られた正極合剤の質量と寸法から、正極合剤の成形密度を測定した。なお、各実施例において正極合剤の成形密度は、比較例1の正極合剤の成形密度を100%とした場合の相対値で示した。
上記と同様な方法で正極合剤を2個作製した。当該正極合剤2個を正極とし、亜鉛を含む負極材を負極として単三型のアルカリマンガン電池を作製した。作製したアルカリマンガン電池は、常温で24時間静置した後、ミドルレート放電特性を測定した。
電解二酸化マンガン0.5gを純水50mL中に投入し、10秒間超音波照射を行い調製した分散スラリーを測定装置(マイクロトラックHRA,HONEWELL社製)に所定量投入し、レーザー回折法で粒度分布の測定を行なった。得られた粒度分布データから、マンガン酸化物粒子の粒子径の分布及び平均粒子径を求めた。測定に際し、純水の屈折率を1.33、二酸化マンガンの屈折率を2.20とした。
市販の電解二酸化マンガン(商品名:HH−S、東ソー社製)をジェットミルで粉砕し、平均粒子径(体積平均粒子径)が0.63μmの電解二酸化マンガン粒子を製造した。得られた電解二酸化マンガン粒子をマンガン酸化物粒子とした。当該マンガン酸化物粒子の粒子径分布を図2に示した。このマンガン酸化物粒子を30g/Lの濃度となるように水に分散させてスラリー液とした。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が5mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解液中の硫酸濃度が33.2g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.59A/dm2としたこと、及び、電解期間を15日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、2.58Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が7.7mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、及び、電解液中の硫酸濃度が34.3g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は2.66Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が6.9mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解液中の硫酸濃度が32.8g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.62A/dm2としたこと、及び、電解期間を15日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、2.7Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が6.9mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解前期の電解液中の硫酸濃度が32g/L、電解後期の電解液中の硫酸濃度が35g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.62A/dm2としたこと、及び、電解期間を電解前期として10日間、電解後期として5日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、2.7Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が6.6mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解電流密度を0.62A/dm2としたこと、及び、電解期間を12日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、2.6Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が6.6mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解前期の電解液中の硫酸濃度が33g/L、電解後期の電解液中の硫酸濃度が35g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.62A/dm2としたこと、及び、電解期間を電解前期として7日間、電解後期として5日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、2.6Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が24mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解液中の硫酸濃度が35g/Lとなるようにマンガンイオン濃度43g/Lの補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、及び、電解電流密度を0.75A/dm2としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、2.2Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が18mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解液中の硫酸濃度が35g/Lとなるようにマンガンイオン濃度43g/Lの補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、及び、電解電流密度を0.86A/dm2としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、2.31Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が6.4mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解電流密度を0.61A/dm2としたこと、及び、電解期間を15日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、2.67Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が20mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解液中の硫酸濃度が42g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.88A/dm2としたこと、及び、電解期間を1日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、1.98Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が20mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解液中の硫酸濃度が28g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.88A/dm2としたこと、及び、電解期間を1日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、1.95Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が20mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解前期の電解液中の硫酸濃度が25g/L、電解後期の電解液中の硫酸濃度が40g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.88A/dm2としたこと、及び、電解期間を電解前期として1日間、電解後期として2日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、1.90Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が20mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解前期の電解液中の硫酸濃度が30g/L、電解後期の電解液中の硫酸濃度が45g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.5A/dm2としたこと、及び、電解期間を電解前期として1日間、電解後期として2日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、1.71Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が20mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解前期の電解液中の硫酸濃度が30g/L、電解後期の電解液中の硫酸濃度が45g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を1.0A/dm2としたこと、及び、電解期間を電解前期として1日間、電解後期として2日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、1.98Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が50mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解前期の電解液中の硫酸濃度が30g/L、電解後期の電解液中の硫酸濃度が45g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.88A/dm2としたこと、及び、電解期間を電解前期として1日間、電解後期として2日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本実施例の電解終了時の電解電圧は、1.91Vであった。
電解液として硫酸−硫酸マンガン混合溶液を用い、当該電解液中の硫酸濃度が34g/Lとなるように、マンガンイオン濃度40g/Lの補給硫酸マンガン液を電解液中に添加しながら電解を行った。電解中の硫酸−硫酸マンガン混合溶液中のマンガン酸化物粒子の濃度は2.1mg/Lであった。
電解液中の硫酸濃度が25g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.2A/dm2としたこと、及び、電解期間を30日間としたこと以外は比較例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本比較例の電解終了時の電解電圧は、2.3Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が30mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解液中の硫酸濃度が25g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を1.5A/dm2としたこと、及び、電解期間を4日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本比較例の電解終了時の電解電圧は、3.48Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が20mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解液中の硫酸濃度が56g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.88A/dm2としたこと、及び、電解期間を1日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本比較例の電解終了時の電解電圧は、2.06Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が20mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解前期の電解液中の硫酸濃度が30g/L、電解後期の電解液中の硫酸濃度が45g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を1.1A/dm2としたこと、及び、電解期間を電解前期として1日間、電解後期として2日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本比較例の電解終了時の電解電圧は、3.14Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が20mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解前期の電解液中の硫酸濃度が30g/L、電解後期の電解液中の硫酸濃度が45g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.4A/dm2としたこと、及び、電解期間を電解前期として1日間、電解後期として2日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本比較例の電解終了時の電解電圧は、1.68Vであった。
電解液中のマンガン酸化物粒子の濃度が60mg/Lとなるようにスラリー液を電解液中に連続的に添加したこと、電解前期の電解液中の硫酸濃度が30g/L、電解後期の電解液中の硫酸濃度が45g/Lとなるように補給硫酸マンガン液を電解液中に添加したこと、電解電流密度を0.88A/dm2としたこと、及び、電解期間を電解前期として1日間、電解後期として2日間としたこと以外は実施例1と同様の方法で電解二酸化マンガンを製造した。本比較例の電解終了時の電解電圧は、1.86Vであった。
2:細孔(細孔直径が200nmを超える)
3:細孔(細孔直径が200nm以下)
4:水銀(Hg)
Claims (11)
- 40重量%KOH水溶液中で水銀/酸化水銀参照電極を基準として測定したときの電位が250mVを超え、310mV未満であり、かつ細孔直径が2nm以上50nm以下の細孔の容積が0.004cm 3 /g未満であることを特徴とする電解二酸化マンガン。
- 細孔直径が2nm以上200nm以下を有する細孔の容積が、0.0555cm3/g以下であることを特徴とする請求項1に記載の電解二酸化マンガン。
- BET比表面積が12m2/g以上、36m2/g未満であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電解二酸化マンガン。
- 嵩密度が少なくとも1.5g/cm3であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電解二酸化マンガン。
- 見掛粒子密度が少なくとも3.4g/cm3であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電解二酸化マンガン。
- CuKα線を光源とするXRD測定パターンにおいて、2θが22±1°付近である(110)面の回折線の半価全幅が1.6°以上、2.6°以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電解二酸化マンガン。
- 硫酸−硫酸マンガン混合溶液中にマンガン酸化物を懸濁させる電解二酸化マンガンの製造方法において、マンガン酸化物粒子を連続的に硫酸−硫酸マンガン混合溶液に混合し、硫酸−硫酸マンガン混合溶液中のマンガン酸化物粒子の濃度が2.5mg/L以上、50mg/L以下とし、硫酸−硫酸マンガン混合溶液中の硫酸濃度が25g/L以上、55g/L以下とし、かつ電解電流密度が0.5A/dm2以上、1.0A/dm2以下として電解することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電解二酸化マンガンの製造方法。
- 電解電流密度が0.55A/dm2以上、0.88A/dm2以下であることを特徴とする請求項7に記載の電解二酸化マンガンの製造方法。
- マンガン酸化物粒子の濃度が3mg/Lを超え、30mg/L以下であることを特徴とする請求項7又は8に記載の電解二酸化マンガンの製造方法。
- 電解開始時の硫酸濃度よりも、電解終了時の硫酸濃度を高くすることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の電解二酸化マンガンの製造方法。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の電解二酸化マンガンを含むことを特徴とする正極活物質。
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