JP6111798B2 - 結像レンズおよび撮像システム - Google Patents

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Description

この発明は、結像レンズおよび撮像システムに関する。
撮像システムとしては、従来から被写体を撮影する撮影カメラが広く知られている。
近来、被写体を撮影し、撮影画像に対して画像処理を行う撮像システムが種々実用化されつつある。
例えば、有限距離の被検物を被写体として、高精細に検査するための撮像システムが知られている。
上記各種の撮像システムに用いられ、被写体の撮影を行う結像レンズとして、明るく、コンパクトなものが求められている。
特許文献1には、レンズ7枚で構成され、Fナンバが1.5より小さい明るくコンパクトな結像レンズが開示されている。
特許文献1の結像レンズは、フォーカシングの方式がインナフォーカスであり、レンズ系内部のレンズを変位させてフォーカシングを行う。
インナフォーカス方式には、方式に特有の利点があることは勿論であるが、フォーカシングのための機構は複雑となり易い。
また、特許文献1記載の結像レンズは、歪曲収差がやや大きい。
この発明は、明るく、コンパクトで、歪曲収差を初めとする諸収差が良好に補正された結像レンズの実現を課題とする。
この発明の結像レンズは、物体側から像側へ向かって順次、正の屈折力の第1レンズ群、開口絞り、正の屈折力の第2レンズ群を配してなり、第1レンズ群は、物体側から像側へ向かって順次、正レンズL11、物体側が凸面である負メニスカスレンズL12を配してなり、第2レンズ群は、物体側から像側へ向かって順次、物体側が凹面である負レンズL21、像側が凸面である正レンズL22および正レンズL23、物体側が凸面である負メニスカスレンズL24と、物体側が凸面である正レンズL25を配してなり、第2レンズ群の正レンズL23の焦点距離:f23、全系の焦点距離:fが、条件:
(6) 1.3<f23/f<1.7
を満足し、且つ、無限遠物体から有限距離物体へのフォーカシングを、全体繰出しにより行うことを特徴とする。
この発明の結像レンズは、上記の如く第1レンズ群が2枚のレンズにより構成され、第2レンズ群が5枚のレンズで構成される。
従って、全系はレンズ7枚で構成され、コンパクトである。
また、フォーカシングを「全体繰出し」により行うので、フォーカシングの機構が簡素ですむ。
また、全体繰出しに依るフォーカシングと上記レンズ構成とにより、歪曲収差を初めとする諸収差の良好な補正が可能である。
実施例1の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例2の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例3の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例4の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例1の結像レンズの収差曲線図である。 実施例2の結像レンズの収差曲線図である。 実施例3の結像レンズの収差曲線図である。 実施例4の結像レンズの収差曲線図である。 撮像システムであるカメラ装置の外観図である。 カメラ装置のシステム構造例を示すブロック図である。
以下、実施の形態を説明する。
図1〜図4に、この発明の結像レンズの実施の形態を4例示す。これら4例の結像レンズは、後述する具体的な実施例1〜4に上記順序で対応している。
繁雑を避けるため、これら4図において符号を共通化する。
図1〜図4において、図の左方は物体側、右方は像側である。
結像レンズは、物体側から像側へ向かって順次、正の屈折力の第1レンズ群I、開口絞りS、正の屈折力の第2レンズ群IIを配してなる。
絞りSの物体側に配される第1レンズ群Iは、物体側から像側へ向かって順次、正レンズL11、物体側が凸面である負メニスカスレンズL12を配してなる。
第2レンズ群IIは、物体側から像側へ向かって順次、負レンズL21、正レンズL22、正レンズL23、負メニスカスレンズL24、正レンズL25を配してなる。
負レンズL21は「物体側が凹面」である。
正レンズL22と正レンズL23とは「像側が凸面」である。
負メニスカスレンズL24は「物体側が凸面」である。
正レンズL25は「物体側が凸面」である。
付言すると、上記各レンズにおいてL11、L12、L21〜L25は「レンズの名称の一部」としてレンズを指称するものである。
即ち、例えば、正レンズL11は、第1レンズ群Iにおいて物体側から1番目のレンズの名称である。
同様に、正レンズL23は、第2レンズ群IIにおいて物体側から3番目のレンズの名称である。
但し、図1〜図4においては、L11、L12、L21〜L25は、符号としても用いられている。
図1〜図4において、結像レンズの像側における符号Fは、透明平行平板を示す。
この透明平行平板Fは、光学ローパスフィルタ・赤外カットフィルタ等の各種フィルタや、CCDセンサ等の受光素子のカバーガラス(シールガラス)を想定したものである。
即ち、これら各種フィルタやカバーガラス等を、これらに光学的に等価な透明平行平板Fとして表している。
前述の如く、この発明は「明るく、コンパクトで、歪曲収差を初めとする諸収差が良好に補正された結像レンズ」の実現を課題とする。
一般に、明るい結像レンズは、大口径になるほど球面収差やコマ収差の補正が難しい。
この発明では、主に、上記正レンズL11、負メニスカスレンズL12、負レンズL21、正レンズL22、正レンズL23により「球面収差やコマ収差」を補正している。
そして、正レンズL23に続けて、負メニスカスレンズL24、正レンズL25を配することにより、歪曲収差を良好に補正し、像側のテレセントリック性も実現している。
後述する実施例1〜4では、歪曲収差は「1%以下」に抑えられている。
この発明の結像レンズは「無限遠物体から有限距離物体へのフォーカシングを、全体繰出し」により行うので、像側におけるテレセントリック性が確保される必要がある。
上記実施の形態に対応する、後述の実施例1ないし実施例4の結像レンズでも「像側のテレセントリック性」が十分に確保されている。
フォーカシングを全体繰出しにより行うので、第1、第2レンズ群の全7枚のレンズ間各が固定である。
従って、負メニスカスレンズL24、正レンズL25を、歪曲収差の補正と、像側のテレセントリック性の確保に用いることができる。
図1〜図4に示す実施の形態では、第2レンズ群IIの負レンズL21と正レンズL22が接合されている。
この発明の結像レンズでは、負レンズL21の物体側レンズ面と正レンズL22の像側レンズ面は「球面収差・コマ収差の大きなやりとり」をしている。
従って、これら負レンズL21と正レンズL22を整合することにより「製造誤差による球面収差」の十分な補正が可能になる。
また、上記の如く、負レンズL21と正レンズL22は、球面収差・コマ収差の大きなやりとりをしているので、これら2枚のレンズが偏心すると、性能への影響が極めて大きい。
負レンズL21と正レンズL22を接合することにより「負レンズL21の物体側レンズ面と正レンズL22の像側レンズ面の偏心」を小さくできる。
このように、第2レンズ群IIの「負レンズL21と正レンズL22は、互いに接合」することが好ましい。
この発明の結像レンズは、上記の如き構成において、以下の条件(6)を満足する。
(6) 1.3<f23/f<1.7
より好ましくは、さらに以下の条件(1)〜(5)、(7)および(8)の1以上を満足することが好ましい。
(1) 0.25 <Da/D2< 0.45
(2) −0.35<(R211−R222)/(R211+R222)<−0.15
(3) −0.7<f21/f<0.4
(4) 0.7<f22/f<1.0
(5) 1.0<(R231−R232)/(R231+R232)<3.0
7) −2.5<f24/f<1.5
(8) 0.9<f25/f<1.4 。
これらの条件におけるパラメータ中の各記号は以下のとおりである。
「Da」は、第2レンズ群における、負レンズL21の物体側レンズ面と正レンズL22の像側レンズ面との光軸上での間隔である。
「D2」は、「負レンズL21の物体側レンズ面と正レンズL25の像側レンズ面の光軸上の距離」である。
「R2111」は、負レンズL21の物体側レンズ面の曲率半径、「R222」は、正レンズL22の像側レンズ面の曲率半径である。
上述の如く、これらの2面は「球面収差・コマ収差の大きなやりとり」をしている。
「f21」は、負レンズL21の焦点距離であり、「f22」は、正レンズL22の焦点距離である。また「f」は全系の焦点距離である。
「R231」は、正レンズL23の物体側レンズ面の曲率半径であり、「R232」は、正レンズL23の像側レンズ面の曲率半径である。
「f23」は、第2レンズ群のレンズL23の焦点距離である。
「f24」は、負レンズL24の焦点距離、「f25」は、正レンズL25の焦点距離である。
条件(1)は、結像レンズの小型化と高性能を両立させるのに有効な条件である。
上限値を超えると、負レンズL21の物体側レンズ面と正レンズL22の像側レンズ面の間隔が過大に大きくなる。
このため、結像レンズを小型化するのに、正レンズL23、負レンズL24、正レンズL25の配置の自由度が少なくなり、全体としての単色収差の十分な補正が困難になり易い。
下限値を超えると、負レンズL21の物体側レンズ面と正レンズL22の像側レンズ面の間隔が過剰に小さくなり、球面収差・コマ収差の十分な補正が困難になり易い。
条件(1)のパラメータ:Da/D2は、より好ましくは、以下の条件:
(1A) 0.30 <Da/D2< 0.40
を満足するのがよい。
条件(2)は、球面収差・コマ収差の補正に有効な条件である。
条件(2)の範囲外では、負レンズL21の物体側レンズ面と正レンズL22の像側レンズ面の「球面収差・コマ収差を補正するバランス」が崩れやすい。
このため、球面収差・コマ収差の良好な補正が困難となり易い。
条件(3)、(4)を満足すると、負レンズL21と正レンズL22のパワー配分が良好となり、これらレンズの「球面収差・コマ収差補正機能」が有効に発揮される。
条件(5)は、正レンズL23の両面の屈折力の適正な範囲である。
条件(5)を満足すると、正レンズL23の物体側レンズ面と像側レンズ面で収差補正機能を分担でき、結像レンズ全体として単色収差の良好な補正が容易になる。
なお、条件(5)のパラメータ:(R231−R232)/(R231+R232)は、より好ましくは、以下の条件を満足するのがよい。
(5A) 1.5<(R231−R232)/(R231+R232)<2.5
条件(6)は、レンズL23の適当なパワー範囲を示す。
上限値を超えると、正レンズL23の焦点距離が過大に大きくなり、コンパクト化のためにこれを補うために正レンズL22の焦点距離を小さくする必要が生じる。
このため、球面収差やコマ収差の十分な補正が困難になり易い。
下限値を超えると、正レンズL23の焦点距離が過小に小さくなり、正レンズL23で生じる収差が大きくなり易い。
このため、結像レンズ全体としての単色収差補正が困難になり易い。また、正レンズL23の偏心の影響が大きくなり、製造が困難になる。
条件(6)のパラメータ:f23/fは、より好ましくは、以下の条件を満足するのが良い。
(6A) 1.3<f23/f<1.7
条件(7)、(8)は、歪曲収差のより良好な補正を容易にし、像側のテレセントリック性の実現を容易にできる条件である。
前述の如く、この発明の結像レンズでは、上記レンズ構成において、負レンズL24と正レンズL25とにより、歪曲収差の補正と像側のテレセントリック性を実現している。
条件(7)、(8)を満足することにより、負レンズL24、正レンズL25の歪曲収差補正機能と像側のテレセントリック性の実現が容易になる。
結像レンズの具体的な実施例を示す前に、図9、図10を参照して「撮像システム(以下、「カメラ装置」と言う。)」の実施の1形態を説明する。
カメラ装置は、その撮影用光学系として、この発明の結像レンズを用いている。
図10に示すように、カメラ装置は、結像レンズ1と、「固体撮像素子」である受光素子(エリアセンサ)13を有する。
そして、結像レンズ1によって形成される撮影対象物の像を、受光素子13によって読み取るように構成されている。
結像レンズ1として、請求項1〜請求項7の任意の1に記載の結像レンズ、より具体的には、後述の実施例1〜4の何れかの結像レンズを用いる。
受光素子13からの出力は中央演算装置11の制御を受ける信号処理装置14によって処理され「デジタル情報」に変換される。
信号処理装置14によってデジタル化された画像情報は、中央演算装置11の制御を受ける画像処理装置12において所定の画像処理を受ける。
画像処理された画像情報は、半導体メモリ15に記録される。
液晶モニタ7には、撮影中の画像を表示することもできるし、半導体メモリ15に記録されている画像を表示することもできる。
液晶モニタ7に「撮影中の画像」を表示できるので、ファインダ2は省略することもできる。
半導体メモリ15に記録した画像は、通信カード等16を使用して外部へ送信することも可能である。
結像レンズ1は、カメラ装置の携帯時には、図9(A)に示すように沈胴状態にある。
ユーザが電源スイッチ6を操作して電源を入れると、図9(b)に示すように鏡胴が繰り出される。
このように「繰出された状態」において、結像レンズ1は無限遠物体に合焦している。
シャッタボタン4の「半押し」によりフォーカシングが実行される。
無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは、結像レンズ1を物体側に全体繰出しして行われる。
シャッタボタン4をさらに押し込むと撮影がなされ、上述の処理が実行される。
半導体メモリ15に記録した画像を液晶モニタ7に表示したり、通信カード等16を使用して外部へ送信したりする際は、操作ボタン8を使用する。
なお、結像レンズ1が沈胴状態にあるとき、結像レンズの各レンズは必ずしも光軸上に並んでいなくても良い。
例えば、第1レンズ群Iが光軸上から退避し、第2レンズ群IIと並列に収納されるような機構とすれば、カメラ装置のさらなる薄型化を実現できる。
上に説明したカメラ装置における上記通信機能部を除いた部分を「独立したカメラ」として構成できることは言うまでもない。
上に説明したカメラ装置には、具体的な結像レンズとして、以下に挙げる実施例1〜4の任意のものを使用できる。
そして、200万〜500万画素クラスの固体撮像素子を使用した高画質で小型のカメラ装置や携帯可能な情報端末装置を、撮像システムもしくはその一部として実現できる。
以下、結像レンズの具体的な実施例を4例説明する。
実施例の具体的なデータにおいて、長さの次元を持つものの単位は、特に断らない限り「mm」である。
実施例1〜4において、最大像高は5.50mmである。
実施例1〜4のデータは「無限遠物体に合焦した状態」における値を示している。
実施例1〜4の結像レンズは何れも、像面から300mm程度の位置にある物体に「全体繰り出しによりフォーカシング」したときに性能が高くなるように設定されている。
従って、収差図は「像面から300mm程度の位置にある物体に合焦させたとき」の性能を示している。
実施例における各記号の意味は以下の通りである。
f:全系の焦点距離
F:Fナンバ
ω:半画角
R:曲率半径
D:面間隔
Nd:屈折率
νd:アッベ数 。
「実施例1」
実施例1は、図1にレンズ構成を示した結像レンズの具体例である。
f=16.0 F=1.43 ω=18.9度
実施例1の結像レンズのデータを表1に示す。
Figure 0006111798
「条件のパラメータの値」
条件のパラメータの値を表2に示す。
Figure 0006111798
「実施例2」
実施例2は、図2にレンズ構成を示した結像レンズの具体例である。
f=16.0 F=1.42 ω=18.8°
実施例2の結像レンズのデータを表3に示す。
Figure 0006111798
「条件のパラメータの値」
条件のパラメータの値を表4に示す。
Figure 0006111798
「実施例3」
実施例3は、図3にレンズ構成を示した結像レンズの具体例である。
f=16.0 F=1.43 ω=18.9°
実施例3の結像レンズのデータを表5に示す。
Figure 0006111798
「条件のパラメータの値」
条件のパラメータの値を表6に示す。
Figure 0006111798
「実施例4」
実施例4は、図4にレンズ構成を示した結像レンズの具体例である。
f=16.0 F=1.43 ω=18.9°
実施例4の結像レンズのデータを表7に示す。
Figure 0006111798
「条件のパラメータの値」
条件のパラメータの値を表8に示す。
Figure 0006111798
前述の如く、実施例1〜4に関して上に示したデータは「無限遠物体に合焦した状態」における値を示している。
無限遠物体から有限距離(像面から300mmの距離)へのフォーカシングは、結像レンズ全体を物体側に繰出して行う。
従って、第15面とフィルタFの物体側面である第16面との面間隔が変化する。
実施例1〜4についての、この繰出し量(面間隔)を以下に示す。
物体距離 無限大 像面から300mm
実施例1 9.740 10.700
実施例2 9.728 10.689
実施例3 9.750 10.174
実施例4 9.741 10.703 。
実施例1〜実施例4の結像レンズの収差曲線図を順次、図5〜図8に示す。
収差曲線図において、球面収差の破線は「正弦条件」を表し、非点収差の図中の実線は「サジタル」、破線は「メリディオナル」を表す。
「細い線」はd線、「太い線」はg線に対する収差曲線図である。
図5〜図8に示すように、各実施例とも諸収差は高いレベルで補正され、球面収差、軸上色収差は問題にならないほど小さい。
非点収差、像面湾曲、倍率色収差も十分に小さく、コマ収差やその色差の乱れも最周辺部まで良く抑えられている。
そして、歪曲収差は「絶対値で0.5%程度」と極めて良好に補正されている。
また、色差等は十分に低減され、200〜500万画素の受光素子に対応した解像力を有する。
そして、像側のテレセントリック性が良好に確保されており、受光素子への入射角が小さく、絞り開放から高コントラストで画角の周辺部まで点像の崩れがない。
そして「直線を直線として歪みなく描写可能」である。
これらの実施例から、この発明の結像レンズは、半画角が20度程度で、Fナンバが1.4程度と大口径でありながら、非常に良好な像性能を実現しうることが明らかである。
なお、この発明の結像レンズは、交換レンズとして各種の撮像システムに組み付け得るように構成できる。
特に実施例1〜4のものは「近距離撮影用の結像レンズ」として適している。
I 第1レンズ群
II 第2レンズ群
S 開口絞り
L11 第1レンズ群の正レンズL11
L12 第1レンズ群の負メニスカスレンズL12
L21 第2レンズ群の負レンズL21
L22 第2レンズ群の正レンズL22
L23 第2レンズ群の正レンズL23
L24 第2レンズ群の負メニスカスレンズL24
L25 第2レンズ群の正レンズL25
特開2012−220654号公報

Claims (8)

  1. 物体側から像側へ向かって順次、正の屈折力の第1レンズ群、開口絞り、正の屈折力の第2レンズ群を配してなり、
    第1レンズ群は、物体側から像側へ向かって順次、正レンズL11、物体側が凸面である負メニスカスレンズL12を配してなり、
    第2レンズ群は、物体側から像側へ向かって順次、物体側が凹面である負レンズL21、像側が凸面である正レンズL22および正レンズL23、物体側が凸面である負メニスカスレンズL24と、物体側が凸面である正レンズL25を配してなり、
    第2レンズ群の正レンズL23の焦点距離:f23、全系の焦点距離:fが、条件:
    (6) 1.3<f23/f<1.7
    を満足し、且つ、
    無限遠物体から有限距離物体へのフォーカシングを、全体繰出しにより行うことを特徴とする結像レンズ。
  2. 請求項1記載の結像レンズにおいて、
    第2レンズ群における負レンズL21と正レンズL22が接合されていることを特徴とする結像レンズ。
  3. 請求項1または2記載の結像レンズにおいて、
    第2レンズ群における、負レンズL21の物体側レンズ面と正レンズL22の像側レンズ面との光軸上での間隔:Da、
    第2レンズ群における、負レンズL21の物体側レンズ面と正レンズL25の像側レンズ面の光軸上の距離:D2が、条件:
    (1) 0.25 <Da/D2< 0.45
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  4. 請求項1〜3の任意の1に記載の結像レンズにおいて、
    第2レンズ群の、負レンズL21の物体側レンズ面の曲率半径:R211、正レンズL22の像側レンズ面の曲率半径:R222が、条件:
    (2) −0.35<(R211−R222)/(R211+R222)<−0.15
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  5. 請求項1〜4の任意の1に記載の結像レンズにおいて、
    第2レンズ群の、負レンズL21の焦点距離:f21、正レンズL22の焦点距離:f22、全系の焦点距離:fが、条件:
    (3) −0.7<f21/f<0.4
    (4) 0.7<f22/f<1.0
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  6. 請求項1〜5の任意の1に記載の結像レンズにおいて、
    第2レンズ群の正レンズL23の、物体側レンズ面の曲率半径:R231、像側レンズ面の曲率半径:R232が、条件:
    (5) 1.0<(R231−R232)/(R231+R232)<3.0
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  7. 請求項1〜6の任意の1に記載の結像レンズにおいて、 第2レンズ群の、負レンズL24の焦点距離:f24、正レンズL25の焦点距離:f25、全系の焦点距離:fが、条件:
    (7) −2.5<f24/f<−1.5
    (8) 0.9<f25/f<1.4
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  8. 請求項1〜7の任意の1に記載の結像レンズを、撮影用光学系として有することを特徴とする撮像システム。
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