JP5418884B2 - 撮像光学系、カメラ装置および携帯情報端末装置 - Google Patents

撮像光学系、カメラ装置および携帯情報端末装置 Download PDF

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Description

本発明は、いわゆる銀塩カメラを含む各種のカメラに撮像光学系として用いられる単焦点の撮像レンズの改良に係り、特に、ディジタルカメラおよびビデオカメラ等のカメラに好適な撮像光学系並びにそのような撮像光学系を有するカメラ装置および携帯情報端末装置に関するものである。
近年、ディジタルカメラの市場は、非常に大きなものとなっており、ユーザのディジタルカメラに対する要望も多岐にわたっている。その中で、高性能な単焦点レンズを搭載した小型で高画質のコンパクトカメラというカテゴリがユーザから一定の支持を得ており、期待も大きい。ユーザからの要望としては、高性能であることに加え、Fナンバーが小さい、つまり、大口径であることに対するウエイトが高い。
ここで、高性能化という面では、少なくとも、1,000万〜2,000万画素の撮像素子に対応した解像力を有することに加え、絞り開放からコマフレアが少なく高コントラストで画角の周辺部まで点像の崩れがないこと、色収差が少なく輝度差の大きな部分にも不要な色付きを生じないこと、歪曲収差が少なく直線を直線として描写可能なこと等が必要である。
さらに、大口径化という面では、ズームレンズを搭載した一般のコンパクトカメラと差別化する必要性から、少なくともF2.4以下が必要であり、F2.0以下を望む声も少なくない。
また、撮影レンズの画角については、ある程度の広角を望むユーザが多く、撮像光学系の半画角は38度以上であることが望ましい。半画角38度は、35mm銀塩カメラ(いわゆるライカ版)換算の焦点距離で28mmに相当する。
ディジタルカメラ用の撮像光学系には多くの種類が考えられるが、広角単焦点レンズの代表的な構成としては、物体側に負の屈折力のレンズ群、像側に正の屈折力のレンズ群を配設した、いわゆるレトロフォーカスタイプが挙げられる。これは、各画素ごとに色フィルタやマイクロレンズを有するエリアセンサの特性から、射出瞳位置を像面から遠ざけ、周辺光束がセンサに対し垂直に近い角度で入射するようにしたいという要求の存在が、レトロフォーカスタイプが採用される主な理由である。しかしながら、レトロフォーカスタイプは、その屈折力配置の非対称性が大きく、コマ収差や歪曲収差、倍率色収差等の補正が不完全になりがちである。
そのようなレトロフォーカスタイプの撮像光学系の従来例の中で、比較的大口径、かつ、38度前後の半画角を有するものとして、特許文献1(特開平06−308385号公報)や、特許文献2(特開平09−218350号公報)や特許文献3(特開2006−349920号公報)等に開示のものがある。
しかしながら、特許文献1に開示された撮像光学系は、F1.4と大口径ではあるものの、非点収差や像面湾曲が大きく、絞り開放付近では周辺部まで十分な性能を有しているとは言えない。また、特許文献2に開示された撮像光学系は、F2.8と大口径化の面でも見劣りする上、非点収差や像面湾曲、倍率色収差が大きく、これも周辺部まで十分な性能を有しているとは到底言えない。また、両者とも歪曲収差が絶対値で2%を超えており、この点でも不満が残る。
また、特許文献3に開示された撮像光学系は、非点収差や像面湾曲、歪曲収差は良好に補正されているが、明細書中に図示されていないコマ収差の色差が大きい。また、Fナンバーの小さな実施例は、小型化の点で不十分である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本願発明の目的は、画角が76度程度以上の広角で、かつ、Fナンバーが2.0程度以下と大口径でありながら比較的小型であり、各種収差を十分に低減し、特に、軸上色収差と倍率色収差の双方をより有効に低減させ得ると共に収差補正に対する自由度を向上させ得る撮像光学系を提供することにある。
請求項に記載の発明の目的は、広角且つ大口径を実現し得る撮像光学系を提供することにある。
請求項に記載の発明の目的は、製造誤差が実質的に低減され、安定した性能が得やすくなると共に、実際にレンズを保持する鏡胴の部品点数の削減が可能な撮像光学系を提供することにある。
請求項に記載の発明の目的は、軸上色収差の補正および収差補正に対する自由度を向上させ得る撮像光学系を提供することにある。
請求項に記載の発明の目的は、収差補正を良好にし、小型化を図りつつ、製造誤差を低減して安定した状態を得やすくする撮像光学系を提供することにある。
請求項に記載の発明の目的は、撮像光学系全体を移動させてフォーカシングする方式に比べて、移動部分の重量が小さくでき、フォーカシングの高速化や省電力化に有利であり、延いては、本発明の撮像光学系をカメラ装置に組み込む際、不使用時に各レンズ群の間隔やバックフォーカス部分を短縮し、コンパクトに収納する機構を有する場合には、第2レンズ群に関する収納のための機構をフォーカシング機構と共通化でき、都合の良いカメラ装置を提供することにある。
請求項に記載の発明の目的は、画角76°以上の広画角であり、Fナンバーが2.0程度以下の大口径で、且つ小型でありながら高画質での撮影が可能なカメラ装置を提供することにある。
請求項に記載の発明の目的は、画角76°以上の広画角であり、Fナンバーが2.0程度以下と大口径でありながら、小型であり、各収差を十分に低減して、高画質の撮影が可能なディジタルカメラ装置を提供することにある。
請求項に記載の発明の目的は、画角76°以上の広画角であり、Fナンバーが2.0程度以下と大口径でありながら、小型であり、各収差を十分に低減して、撮影が可能な高画質の携帯情報端末装置を提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係る撮像光学系は、上述した目的を達成するために、開口絞りを挟んで物体側に位置する第1レンズ群と、像側に位置する第2レンズ群とから構成される撮像光学系において、前記第1レンズ群を物体側から順に、前記第1レンズ群の中で最も広い空気間隔を境として、2枚の負レンズから構成される前側第1レンズ群と、1枚の正レンズから構成される後側第1レンズ群とから構成し、前記第2レンズ群を物体側から順に、第1正レンズ、第1負レンズからなる全体として正の接合レンズと、第2負レンズ、第2正レンズからなる全体として正の接合レンズとを連続して配設した前側第2レンズ群と、少なくとも1枚のレンズからなる後側第2レンズ群とから構成し
以下の条件式を満足することを特徴としている。
|f22/f21|< 0.5 (1)
但し、f21は、前記前側第2レンズ群内の前記第1正レンズと第1負レンズの合成焦点距離、f22は、前記前側第2レンズ群内の前記第2負レンズと前記第2正レンズからなる全体として正の屈折力を有する接合レンズの焦点距離を表す。
請求項に記載した本発明に係る結像光学系は、請求項1に記載の撮像光学系において、
前記撮像光学系の全系の焦点距離をfとし、前記前側第2レンズ群の焦点距離f2として、
条件式:
0.2 < f/f2 < 0.5 (2)
を満足することを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る結像光学系は、請求項1または2に記載の撮像光学系において、前記前側第2レンズ群内の前記第1正レンズと前記第1負レンズが接合されていることを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る結像光学系は、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系において、前記前側第2レンズ群内の前記第1負レンズが、像側に凸のメニスカスレンズであることを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る結像光学系は、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系において、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、撮像光学系の全系の焦点距離fとして、
条件式:
|f1|/f > 8.0 (3)
を満足することを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る結像光学系は、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系において、前記第2レンズ群の全体または一部を移動させて、無限遠から近距離へのフォーカシングを行うことを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係るカメラ装置は、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系を有することを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係るカメラ装置は、請求項に記載のカメラ装置において、撮影画像をディジタル情報とする機能を有することを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る携帯情報端末装置は、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、開口絞りを挟んで物体側に位置する第1レンズ群と、像側に位置する第2レンズ群とから構成される撮像光学系において、前記第1レンズ群を物体側から順に、前記第1レンズ群の中で最も広い空気間隔を境として、2枚の負レンズから構成される前側第1レンズ群と、1枚の正レンズから構成される後側第1レンズ群とから構成し、前記第2レンズ群を物体側から順に、第1正レンズ、第1負レンズからなる全体として正の接合レンズと、第2負レンズ、第2正レンズからなる全体として正の接合レンズとを連続して配設した前側第2レンズ群と、少なくとも1枚のレンズからなる後側第2レンズ群とから構成し
前記前側第2レンズ群内の前記第1正レンズと第1負レンズの合成焦点距離をf21とし、前記前側第2レンズ群内の前記第2負レンズと前記第2正レンズからなる全体として正の屈折力を有する接合レンズの焦点距離をf22として、
以下の条件式:
|f22/f21|< 0.5 (1)
を満足することにより、高性能且つ画角76°以上の広画角でありながら、小型でFナンバー2.0程度以下の大口径で、特に、軸上色収差と倍率色収差の双方をより有効に低減させ得ると共に収差補正に対する自由度を向上させ得る撮像光学系を提供することができる。
求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の撮像光学系において、
前記撮像光学系の全系の焦点距離をfとし、前記前側第2レンズ群の焦点距離f2として、
条件式:
0.2 < f/f2 < 0.5 (2)
を満足することにより、
広角且つ大口径を実現し得る撮像光学系を提供することができる。
請求項に記載した発明によれば、請求項1または2に記載の撮像光学系において、前記前側第2レンズ群内の前記第1正レンズと前記第1負レンズが接合されていることにより、製造誤差が実質的に低減され、安定した性能が得やすくなると共に、実際にレンズを保持する鏡胴の部品点数の削減が可能な撮像光学系を提供することができる。
請求項に記載した発明によれば、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系において、前記前側第2レンズ群内の前記第1負レンズが、像側に凸のメニスカスレンズであることより、軸上色収差の補正および収差補正に対する自由度を向上させ得る撮像光学系を提供することができる。
請求項に記載した発明によれば、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系において、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、撮像光学系の全系の焦点距離fとして、
条件式:
|f1|/f > 8.0 (3)
を満足することにより、収差補正を良好にし、小型化を図りつつ、製造誤差を低減して安定した状態を得やすくする撮像光学系を提供することができる。
請求項に記載した本発明によれば、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系において、前記第2レンズ群の全体または一部を移動させて、無限遠から近距離へのフォーカシングを行うことにより、撮像光学系全体を移動させてフォーカシングする方式に比べて、移動部分の重量が小さくでき、フォーカシングの高速化や省電力化に有利であり、延いては、本発明の撮像光学系をカメラ装置に組み込む際、不使用時に各レンズ群の間隔やバックフォーカス部分を短縮し、コンパクトに収納する機構を有する場合には、第2レンズ群に関する収納のための機構をフォーカシング機構と共通化でき、都合の良いカメラ装置を提供することができる。
請求項に記載した本発明によれば、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系を有することにより、
画角76°以上の広画角であり、Fナンバーが2.0程度以下の大口径で、且つ小型でありながら高画質での撮影が可能なカメラ装置を提供することができる。
請求項に記載した本発明によれば、請求項に記載のカメラ装置において、撮影画像をディジタル情報とする機能を有することにより、画角76°以上の広画角であり、Fナンバーが2.0程度以下と大口径でありながら、小型であり、各収差を十分に低減して、高画質のディジタルカメラ装置を提供することができる。
請求項に記載した本発明によれば、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系を有することにより、画角76°以上の広画角であり、Fナンバーが2.0程度以下と大口径でありながら、小型であり、各収差を十分に低減して、高画質の携帯情報端末装置を提供することができる。
本発明にかかる撮像光学系の実施例1の断面構成を示す光学配置図である。 本発明にかかる撮像光学系の実施例2の断面構成を示す光学配置図である。 本発明にかかる撮像光学系の実施例3の断面構成を示す光学配置図である。 本発明にかかる撮像光学系の実施例4の断面構成を示す光学配置図である。 本発明にかかる撮像光学系の実施例5の断面構成を示す光学配置図である。 実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物体における収差曲線図である。 実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物体における収差曲線図である。 実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物体における収差曲線図である。 実施例4にかかる撮像光学系の無限遠物体における収差曲線図である。 実施例5にかかる撮像光学系の無限遠物体における収差曲線図である。
球面収差の破線は正弦条件を、非点収差の図中の実線はサジタルを、破線はメリディオナルをそれぞれ表す。細線はd線であり、太線はg線に対する収差曲線図である。
物体、すなわち被写体側である前面側から見たカメラの外観を示す斜視図であり、このうち(a)は、鏡胴が沈胴した状態を示し、(b)は、鏡胴が繰り出された状態を示す。 撮影者側である背面側から見たカメラ装置の外観を示す斜視図である。 カメラ装置の機能構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る実施の形態および実施例に基づき、図面を参照して本発明の撮像光学系、カメラ装置および携帯情報端末装置を詳細に説明する。具体的な実施の形態および実施例について説明する前に、先ず、本発明の原理的な構成を説明する。
本発明のような、レトロフォーカスタイプの撮像光学系は、一般に、物体側に負の屈折力、像側に正の屈折力を配設したものであり、その非対称性から、歪曲収差や倍率色収差等が発生しやすく、それら収差の低減が大きな課題となる。また、大口径化に伴ってはコマ収差やコマ収差の色差を補正することが困難となり、さらに課題は積み上がってしまう。本発明は、以下の構成を採ることによって、これら収差補正上の課題が解決できることを見出したものである。
すなわち、本発明においては、
開口絞りを挟んで物体側に位置する第1レンズ群と、像側に位置する第2レンズ群とから構成される撮像光学系において、前記第1レンズ群を物体側から順に、前記第1レンズ群の中で最も広い空気間隔を境として、2枚の負レンズから構成される前側第1レンズ群と、1枚の正レンズから構成される後側第1レンズ群とから構成し、前記第2レンズ群を物体側から順に、第1正レンズ、第1負レンズからなる全体として正の接合レンズと、第2負レンズ、第2正レンズからなる全体として正の接合レンズとを連続して配設した前側第2レンズ群と、少なくとも1枚のレンズからなる後側第2レンズ群とから構成した撮像光学系としている。
まず、本発明の撮像光学系において、第1レンズ群は、いわば第2レンズ群に付加したワイドコンバータのような役割を果たしていると考えることができる。ここで、第1レンズ群は、物体側から負の屈折力(前側第1レンズ群)、正の屈折力(後側第1レンズ群)が物体側から順に配設されるように構成し、その間隔を比較的大きく取ることによって十分な画角の確保と球面収差を始めとする各種収差の補正を両立させている。ここで、後側第1レンズ群は前側第2レンズ群と開口絞りを挟んで対峙することになり、双方が持つ正の屈折力のバランスによってコマ収差をコントロールするという側面も持っている。本発明を最も特徴付けているのは、前側第2レンズ群の役割と構成である。本発明の撮像光学系において、前側第2レンズ群は主要な結像作用を担っており、収差補正上も最も重要なレンズ群であると言える。ここで、前側第2レンズ群は、その屈折力配置として、正、負、正の、いわゆるトリプレットタイプを基本としているが、中央の負の屈折力を2つに分割し、最後の正レンズを第2負レンズと第2正レンズからなる接合レンズをもって4枚構成とし、テッサータイプとして構成した。開口絞りが前側第2レンズ群の物体側に配設されることから、第1正レンズと第1負レンズのペアと、第2負レンズと第2正レンズのペアとでは軸外光線の高さが異なり、これを利用して軸上色収差と倍率色収差の双方を有効に低減させることが可能となっている。さらに、開口絞りが前側第2レンズ群の物体側に配設されることから、前側第2レンズ群内において、通常のテッサータイプのように第1負レンズの前後の正のパワーバランスが直接的に歪曲収差に影響しなくなり、コマ収差の補正や偏心感度の低減のための自由度を増している。
後側第2レンズ群には、収差のバランス取りと射出瞳距離のコントロールの役目を持たせている。正の屈折力を持たせれば、射出瞳距離の確保に効果があることは言うまでもないが、射出瞳距離が短くて良い場合には、負の屈折力を持たせてレンズ全長の短縮に寄与させることも可能である。
本発明の撮像光学系の構成によれば、以上説明したように収差補正上の大きな効果を得ることが可能であり、半画角が38度程度の広角、Fナンバーが2.0程度以下の大口径という厳しい条件の下でも非常に高い像性能を達成することが可能となる。
より高性能にするためには、以下の条件式(1)を満足すればよい(以上、請求項に対応する)。
|f22/f21| < 0.5 (1)
但し、f21は、前側第2レンズ群内の第1正レンズと第1負レンズの合成焦点距離を、f22は、前側第2レンズ群内の第2負レンズと第2正レンズからなる全体として正の接合レンズの焦点距離を表す。
前側第2レンズ群内において、第2負レンズと第2正レンズからなる全体として正の接合レンズの焦点距離を、第1正レンズと第1負レンズの合成焦点距離よりも小さくすることで、軸外光線が第2負レンズと第2正レンズからなる全体として正の接合レンズの方でより高く通し、軸上色収差と倍率色収差の双方をより有効に低減させることが可能となり、収差補正に対する自由度が向上する。前側第2レンズ群内における第1正レンズと第1負レンズの合成焦点距離が正の場合この条件式(1)の上限値を超えると、第1正レンズと第1負レンズのペアと、第2負レンズと第2正レンズのペアとでは軸外光線の高さの差が小さくなって軸上色収差と倍率色収差の双方を有効に低減させることが困難になり、収差補正の自由度が低下して色収差の補正が不十分となる恐れがある。前側第2レンズ群内における第1正レンズと第1負レンズの合成焦点距離が負の場合、この条件式(1)の上限値を超えると、第2負レンズと第2正レンズからなる全体として正の接合レンズにおける軸外光線が高くなりすぎて前記全体として正の接合レンズが過大となる。また、第1正レンズと第1負レンズのペアと、第2正レンズと第2負レンズのペア間における諸収差のやり取りが過大となり、レンズの偏心や空気間隔に対する要求精度が高くなりすぎてしまう。
なお、さらに良好な性能にするためには、以下の条件式(1)′を満足することが望ましい。
|f22/f21| < 0.25 (1)′
さらに高性能にするためには、以下の条件式(2)を満足することが望ましい(請求項に対応する)。
0.2 < f/f2 < 0.5 (2)
但し、fは、撮像光学系の全系の焦点距離、f2は、前側第2レンズ群の焦点距離である。この条件式(2)の下限値を超えると、全系の中における前側第2レンズ群の結像作用の影響が小さくなりすぎて、前記した前側第2レンズ群を含む撮像光学系の構成における効果が小さくなり、広角且つ大口径という厳しい条件の下で高い性能を保つことが困難になる恐れがある。また、この条件式(2)の上限値を超えると、撮像光学系の全系の中における前側第2レンズ群の結像作用の影響が大きくなりすぎて、前側第2レンズ群内において、球面収差を始めとする諸収差のやり取りが過大となり、レンズの偏心や空気間隔に対する要求精度が高くなりすぎてしまう。
さらに高性能にするためには、前側第2レンズ群内の第1正レンズと第1負レンズが接合されている構成とすればよい(請求項に対応する)。
前側第2レンズ群内の各レンズ面においては、最終的な収差量を低減するために、各収差が大きくやり取りされており、製造誤差感度が高くなりがちである。第1正レンズと第1負レンズ、第2負レンズと第2正レンズをそれぞれ接合することによって、実質的な製造誤差感度が低減され、安定した性能が得やすくなる。また、実際にレンズを保持する鏡筒の部品削減にもつながる。
さらに高性能にするためには、前側第2レンズ群内の第1負レンズが、像側に凸のメニスカスレンズであればよい(請求項に対応する)。
前側第2レンズ群内の第1負レンズの物体側面および像側面における軸外主光線の入射角・出射角を小さく抑えることで、前記した前側第2レンズ群内の第1正レンズと第1負レンズのペアによる軸上色収差の補正の役割をより高めることが可能となる。一方、倍率の色収差は、主に第2負レンズと第2正レンズのペアで補正して行うことで軸上色収差補正と倍率色収差補正の役割を分担して行うことが可能となり、収差補正に対する自由度が向上する。
さらに高性能にするためには、以下の条件式を満足すると良い(請求項に対応する)。
|f1|/f > 8.0 (3)
但し、f1は、第1レンズ群の焦点距離、fは、撮像光学系の全系の焦点距離である。第1レンズ群が正の場合にこの条件式(3)の下限値を超えると、前側第2レンズ群の結像作用が比較的弱くなって全体の光学系の中で担う収差補正の役割が小さくなり、軸上色収差と倍率色収差の双方を有効に低減させることが困難となってしまう恐れがある。第1レンズ群が負の場合にこの条件式(3)の下限値を超えると、前側第2レンズ群を通る軸上マージナル光が高くなりすぎ、前側第2レンズ群の有効径が過大となってコンパクトな撮像光学系を構成することが困難となる。また、絞りの口径が過大となる。また、第2レンズ群の屈折力を比較的強くしなければならず、像面の曲がりが大きくなったり、負の歪曲収差が大きく発生しやすくなったりして好ましくない。加えて、第1レンズ群のパワーの正負に拘わらずこの条件式(3)の下限値を超えると、第1レンズ群内における球面収差をはじめとする諸収差のやり取りが過大となり、レンズ間の偏心や空気間隔に対する要求精度が高くなりすぎてしまう。
なお、さらに良好な収差補正を行うためには、以下の条件式(3)′を満足することが望ましい。
f1/f > 8.0 (3)′
第1レンズ群のパワーが負であると、第2レンズ群の屈折力を比較的強くしなければならず、像面の曲がりが大きくなったり、負の歪曲収差が大きく発生しやすくなったりするためである。
さらにフォーカス時の性能を高く保つためには、第2レンズ群の全体または一部を移動させて無限遠から近距離へのフォーカシングを行う構成とすればよい(請求項に対応する)。
このようなフォーカシング方式によれば、撮像光学系全体を移動させてフォーカシングする方式に比べて、移動部分の重量が小さくでき、フォーカシングの高速化や省電力化に有利である。また、本発明の撮像光学系をカメラに組み込む際、不使用時に各レンズ群の間隔やバックフォーカス部分を短縮し、コンパクトに収納する機構を有する場合には、第2レンズ群に関する収納のための機構をフォーカシング機構と共通化でき、都合が良い。第1レンズ群の焦点距離が比較的長いため、第1レンズ群と第2レンズ群間の空気間隔が変化しても、第2レンズ群の最も物体側の面を通る軸上マージナル光の高さ変化が少なく、性能の劣化が起こりにくい。
次に、上述した本発明の実施の形態に基づく、具体的な実施例について、詳細に説明する。
以下に述べる実施例1〜実施例5は、本発明に係る撮像光学系の実施の形態でもあり、具体的数値例による具体的構成の実施例をも示すものである。
実施例1〜実施例5に示されるような撮像光学系を用いた本発明に係るカメラ装置および携帯情報端末装置の実施の形態については、図11〜図13を用いて後述する。
以下に、本発明の撮像光学系の具体的な数値実施例を示す。なお、全ての実施例において最大像高は、4.80mmである。
各実施例において、後側第2レンズ群2Rの像面側に配設される平行平板MFは、光学ローパスフィルタ・赤外カットフィルタ等の各種フィルタや、CCDセンサ等の受光素子のカバーガラス(シールガラス)を想定したものである。
各実施例の収差は、高いレベルで補正されており、球面収差、軸上色収差は問題にならないほど小さい。非点収差、像面湾曲、倍率色収差も十分に小さく、コマ収差やその色差の乱れも最周辺部まで良く抑えられている他、歪曲収差も絶対値で2.0%以下となっている。本発明のように撮像光学系を構成することにより、画角が76°程度と広角で、かつ、Fナンバーが2.0程度以下と大口径でありながら、非常に良好な像性能を確保し得ることは、実施例より明らかである。
本実施例における記号の意味は、以下の通りである。
f :撮像レンズ全系の焦点距離
Fno :Fナンバー
ω :半画角
Y′:最大像高
R :曲率半径
D :面間隔
:屈折率
ν :アッベ数
K :非球面の円錐定数
:2次の非球面係数
:4次の非球面係数
:6次の非球面係数
:8次の非球面係数
10:10次の非球面係数
ただし、近軸曲率半径の逆数(近軸曲率)をC、光軸からの高さをHとするとき、面頂点から光軸方向の変位量をX、非球面係数をA2iとして、非球面は、以下の式(4)で定義される。
Figure 0005418884
図1は、本発明の実施例(数値実施例)1に係る撮像光学系の構成を示しており、光軸に沿った縦断面を模式的に示している。
図1に示す光学系は、物体側から像面に向かって順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスタイプの負レンズからなる第1レンズE1、非球面を形成した強い凹面を像面側に向けた負メニスカスタイプの負レンズからなる第2レンズE2、両凸タイプの正レンズである第3レンズE3、開口絞りFA、両凸タイプの正レンズである第4レンズE4と負メニスカスタイプの負レンズである第5レンズE5とを密接して貼り合わせてなる接合レンズ、負メニスカスタイプの負レンズである第6レンズE6と両凸タイプの正レンズである第7レンズE7とを密接して貼り合わせてなる接合レンズ、物体側に非球面を形成した正メニスカスタイプの正レンズである第8レンズE8を配置した構成となっている。
第1レンズE1〜第3レンズE3が第1レンズ群G1を構成し、第4レンズE4〜第8レンズE8が第2レンズ群G2を構成する。
第1レンズ群G1の中で、最も広い空気間隔を境として、負の屈折力を有する物体側に位置する第1レンズE1と第2レンズE2とをもって、前側第1レンズ群1Fを構成し、正の屈折力を有する像側に位置する第3レンズE3をもって後側第1レンズ群1Rを構成する。
また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、第1正レンズとしての第4レンズE4、第1負レンズとしての第5レンズE5、第2負レンズとしての第6レンズE6、第2正レンズとしての第7レンズE7をもって、前側第2レンズ群2Fを構成し、第8レンズE8をもって、後側第2レンズ群2Rを構成する。上記撮像光学系L1においては、第2レンズ群G2の全体または一部を移動させて有限距離物体(無限遠から近距離の物体)へのフォーカシングを行う。
例えば、ディジタルスティルカメラのように、CCD撮像素子等の固体撮像素子を用いるタイプのカメラの撮像光学系では、第8レンズE8の最終面と像面FSとの間に、ローパスフィルタ、赤外カットフィルタおよびCCD撮像素子の受光面を保護するためのカバーガラス類の少なくともいずれか(以下、「光学フィルタMF」と総称する)を構成する。
また、図6は、図1に示す本発明に係る数値実施例1による撮像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差特性を示す収差曲線図である。
この実施例1においては、焦点距離f=5.88mm、Fno=1.95としている。各光学面の特性は、表1の通りである。
Figure 0005418884
表1において面番号にアスタリスク「*」を付した第4面および第14面の各光学面が非球面であり、各非球面の式におけるパラメータは、表2の通りである。
Figure 0005418884
また、この実施例1における先に述べた条件式(1)、(2)、(3)に係る各数値は、以下の表3の通りとなる。
Figure 0005418884
したがって、この実施例1における先に述べた本発明の各条件式(1)、(2)、(3)に係る数値は、いずれも各条件式の範囲内である。
図6は、上述した実施例1に係る図1に示した本発明の撮像光学系L1の各収差球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差特性を示す収差曲線図である。
各収差曲線中、球面収差における破線は正弦条件をあらわし、非点収差における実線はサジタル、破線はメリディオナルをあらわしている。
図6のうち、太線は、g線に対する収差曲線図、また、細線は、d線に対する収差曲線図である。
上述した本発明の実施例1に係る図1に示した構成の撮像光学系L1によれば、図6に示すように、収差は高いレベルで補正されており、球面収差、軸上色収差は問題にならないほど小さい。非点収差、像面湾曲、倍率色収差も十分に小さく、コマ収差やその色差の乱れも最周辺部まで良く抑えられている他、歪曲収差も絶対値で2.0%以下となっている。本発明に係る実施例1のように撮像光学系L1を構成することにより、半画角が39度程度と広角で、かつ、Fナンバーが1.95程度以下と大口径でありながら、非常に良好な像性能を確保し得ることが明らかである。
図2は、本発明の実施例(数値実施例)2に係る撮像光学系の構成を示しており、光軸に沿った縦断面を模式的に示している。
図2に示す光学系は、物体側から像面に向かって順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスタイプの負レンズからなる第1レンズE1、非球面を形成した強い凹面を像面側に向けた負メニスカスタイプの負レンズからなる第2レンズE2、両凸タイプの正レンズである第3レンズE3、開口絞りFA、両凸タイプの正レンズである第4レンズE4と負メニスカスタイプの負レンズである第5レンズE5とを密接して貼り合わせてなる接合レンズ、負メニスカスタイプの負レンズである第6レンズE6と両凸タイプの正レンズである第7レンズE7とを密接して貼り合わせてなる接合レンズ、物体側に非球面を形成した両凸タイプの正レンズである第8レンズE8を配置した構成となっている。
第1レンズE1〜第3レンズE3が第1レンズ群G1を構成し、第4レンズE4〜第8レンズE8が第2レンズ群G2を構成する。
第1レンズ群G1の中で、最も広い空気間隔を境として、負の屈折力を有する物体側に位置する第1レンズE1と第2レンズE2とをもって、前側第1レンズ群1Fを構成し、正の屈折力を有する像側に位置する第3レンズE3をもって後側第1レンズ群1Rを構成する。
また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、第1正レンズとしての第4レンズE4、第1負レンズとしての第5レンズE5、第2負レンズとしての第6レンズE6、第2正レンズとしての第7レンズE7をもって、前側第2レンズ群2Fを構成し、第8レンズE8をもって、後側第2レンズ群2Rを構成する。上記撮像光学系L2においては、第2レンズ群G2の全体または一部を移動させて有限距離物体(無限遠から近距離の物体)へのフォーカシングを行う。
例えば、ディジタルスティルカメラのように、CCD撮像素子等の固体撮像素子を用いるタイプのカメラの撮像光学系では、第8レンズE8の最終面と像面FSとの間に、ローパスフィルタ、赤外カットフィルタおよびCCD撮像素子の受光面を保護するためのカバーガラス類の少なくともいずれか(以下、「光学フィルタMF」と総称する)を構成する。
また、図7は、図2に示す本発明に係る数値実施例2による撮像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差特性を示す収差曲線図である。
この実施例1においては、焦点距離f=5.95mm、Fno=1.95としている。各光学面の特性は、表4の通りである。
Figure 0005418884
表4において面番号にアスタリスク「*」を付した第4面および第14面の各光学面が非球面であり、各非球面の式におけるパラメータは、表5の通りである。
Figure 0005418884
また、この実施例2における先に述べた条件式(1)、(2)、(3)に係る各数値は、以下の表6の通りとなる。
Figure 0005418884
したがって、この実施例2における先に述べた本発明の各条件式(1)、(2)、(3)に係る数値は、いずれも各条件式の範囲内である。
図7は、上述した実施例2に係る図2に示した本発明の撮像光学系L2の各収差球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差特性を示す収差曲線図である。
各収差曲線中、球面収差における破線は正弦条件をあらわし、非点収差における実線はサジタル、破線はメリディオナルをあらわしている。
図7のうち、太線は、g線に対する収差曲線図、また、細線は、d線に対する収差曲線図である。
上述した本発明の実施例2に係る図2に示した構成の撮像光学系L2によれば、図7に示すように、収差は高いレベルで補正されており、球面収差、軸上色収差は問題にならないほど小さい。非点収差、像面湾曲、倍率色収差も十分に小さく、コマ収差やその色差の乱れも最周辺部まで良く抑えられている他、歪曲収差も絶対値で2.0%以下となっている。本発明に係る実施例2のように撮像光学系L2を構成することにより、焦点距離が5.95で、かつ、Fナンバーが1.95程度以下と大口径でありながら、非常に良好な像性能を確保し得ることが明らかである。
図3は、本発明の実施例(数値実施例)3に係る撮像光学系の構成を示しており、光軸に沿った縦断面を模式的に示している。
図3に示す光学系は、物体側から像面に向かって順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスタイプの負レンズからなる第1レンズE1、非球面を形成した強い凹面を像面側に向けた負メニスカスタイプの負レンズからなる第2レンズE2、両凸タイプの正レンズである第3レンズE3、開口絞りFA、正メニスカスタイプの正レンズである第4レンズE4と負メニスカスタイプの負レンズである第5レンズE5とを密接して貼り合わせてなる接合レンズ、負メニスカスタイプの負レンズである第6レンズE6と正メニスカスタイプの正レンズである第7レンズE7とを密接して貼り合わせてなる接合レンズ、物体側に非球面を形成した両凸タイプの正レンズである第8レンズE8を配置した構成となっている。
第1レンズE1〜第3レンズE3が第1レンズ群G1を構成し、第4レンズE4〜第8レンズE8が第2レンズ群G2を構成する。
第1レンズ群G1の中で、最も広い空気間隔を境として、負の屈折力を有する物体側に位置する第1レンズE1と第2レンズE2とをもって、前側第1レンズ群1Fを構成し、正の屈折力を有する像側に位置する第3レンズE3をもって後側第1レンズ群1Rを構成する。
また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、第1正レンズとしての第4レンズE4、第1負レンズとしての第5レンズE5、第2負レンズとしての第6レンズE6、第2正レンズとしての第7レンズE7をもって、前側第2レンズ群2Fを構成し、第8レンズE8をもって、後側第2レンズ群2Rを構成する。上記撮像光学系L3においては、第2レンズ群G2の全体または一部を移動させて有限距離物体(無限遠から近距離の物体)へのフォーカシングを行う。
例えば、ディジタルスティルカメラのように、CCD撮像素子等の固体撮像素子を用いるタイプのカメラの撮像光学系では、第8レンズE8の最終面と像面FSとの間に、ローパスフィルタ、赤外カットフィルタおよびCCD撮像素子の受光面を保護するためのカバーガラス類の少なくともいずれか(以下、「光学フィルタMF」と総称する)を構成する。
また、図8は、図3に示す本発明に係る数値実施例3による撮像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差特性を示す収差曲線図である。
この実施例3においては、焦点距離f=5.95mm、Fno=1.95としている。各光学面の特性は、次の表7の通りである。
Figure 0005418884
表7において面番号にアスタリスク「*」を付した第4面および第14面の各光学面が非球面であり、各非球面の式におけるパラメータは、表8の通りである。
Figure 0005418884
また、この実施例3における先に述べた条件式(1)、(2)、(3)に係る各数値は、以下の表9の通りとなる。
Figure 0005418884
したがって、この実施例3における先に述べた本発明の各条件式(1)、(2)、(3)に係る数値は、いずれも各条件式の範囲内である。
図8は、上述した実施例3に係る図3に示した本発明の撮像光学系L3の各収差球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差特性を示す収差曲線図である。
各収差曲線中、球面収差における破線は正弦条件をあらわし、非点収差における実線はサジタル、破線はメリディオナルをあらわしている。
図8のうち、太線は、g線に対する収差曲線図、また、細線は、d線に対する収差曲線図である。
上述した本発明の実施例3に係る図3に示した構成の撮像光学系L3によれば、図8に示すように、収差は高いレベルで補正されており、球面収差、軸上色収差は問題にならないほど小さい。非点収差、像面湾曲、倍率色収差も十分に小さく、コマ収差やその色差の乱れも最周辺部まで良く抑えられている他、歪曲収差も絶対値で2.0%以下となっている。本発明に係る実施例3のように撮像光学系L3を構成することにより、半画角が39度程度と広角で、かつ、Fナンバーが1.95程度以下と大口径でありながら、非常に良好な像性能を確保し得ることが明らかである。
図4は、本発明の実施例(数値実施例)4に係る撮像光学系の構成を示しており、光軸に沿った縦断面を模式的に示している。
図4に示す光学系は、物体側から像面に向かって順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスタイプの負レンズからなる第1レンズE1、非球面を形成した強い凹面を像面側に向けた負メニスカスタイプの負レンズからなる第2レンズE2、両凸タイプの正レンズである第3レンズE3、開口絞りFA、正メニスカスタイプの正レンズである第4レンズE4と負メニスカスタイプの負レンズである第5レンズE5とを密接して貼り合わせてなる接合レンズ、負メニスカスタイプの負レンズである第6レンズE6と両凸タイプの正レンズである第7レンズE7とを密接して貼り合わせてなる接合レンズ、物体側および像面側に非球面を形成した正メニスカスタイプの正レンズである第8レンズE8を配置した構成となっている。
第1レンズE1〜第3レンズE3が第1レンズ群G1を構成し、第4レンズE4〜第8レンズE8が第2レンズ群G2を構成する。
第1レンズ群G1の中で、最も広い空気間隔を境として、負の屈折力を有する物体側に位置する第1レンズE1と第2レンズE2とをもって、前側第1レンズ群1Fを構成し、正の屈折力を有する像側に位置する第3レンズE3をもって後側第1レンズ群1Rを構成する。
また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、第1正レンズとしての第4レンズE4、第1負レンズとしての第5レンズE5、第2負レンズとしての第6レンズE6、第2正レンズとしての第7レンズE7をもって、前側第2レンズ群2Fを構成し、第8レンズE8をもって、後側第2レンズ群2Rを構成する。上記撮像光学系L4においては、第2レンズ群G2の全体または一部を移動させて有限距離物体(無限遠から近距離の物体)へのフォーカシングを行う。
例えば、ディジタルスティルカメラのように、CCD撮像素子等の固体撮像素子を用いるタイプのカメラの撮像光学系では、第8レンズE8の最終面と像面FSとの間に、ローパスフィルタ、赤外カットフィルタおよびCCD撮像素子の受光面を保護するためのカバーガラス類の少なくともいずれか(以下、「光学フィルタMF」と総称する)を構成する。
また、図9は、図4に示す本発明に係る数値実施例4による撮像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差特性を示す収差曲線図である。
この実施例4においては、焦点距離f=5.95mm、Fno=1.96としている。各光学面の特性は、表10の通りである。
Figure 0005418884
表10において面番号にアスタリスク「*」を付した第4面、第14面および第15面の各光学面が非球面であり、各非球面の式におけるパラメータは、下記の表11の通りである。
Figure 0005418884
また、この実施例4における先に述べた条件式(1)、(2)、(3)に係る各数値は、以下の表12の通りとなる。
Figure 0005418884
したがって、この実施例4における先に述べた本発明の各条件式(1)、(2)、(3)に係る数値は、いずれも各条件式の範囲内である。
図9は、上述した実施例4に係る図4に示した本発明の撮像光学系L4の球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差特性を示す収差曲線図である。
各収差曲線中、球面収差における破線は正弦条件をあらわし、非点収差における実線はサジタル、破線はメリディオナルをあらわしている。
図9のうち、太線は、g線に対する収差曲線図、また、細線は、d線に対する収差曲線図である。
上述した本発明の実施例4に係る図4に示した構成の撮像光学系L4によれば、図9に示すように、収差は高いレベルで補正されており、球面収差、軸上色収差は問題にならないほど小さい。非点収差、像面湾曲、倍率色収差も十分に小さく、コマ収差やその色差の乱れも最周辺部まで良く抑えられている他、歪曲収差も絶対値で2.0%以下となっている。本発明に係る実施例4のように撮像光学系L4を構成することにより、半画角が39度程度と広角で、かつ、Fナンバーが1.95程度以下と大口径でありながら、非常に良好な像性能を確保し得ることが明らかである。
図5は、本発明の実施例(数値実施例)5に係る撮像光学系の構成を示しており、光軸に沿った縦断面を模式的に示している。
図5に示す光学系は、物体側から像面に向かって順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスタイプの負レンズからなる第1レンズE1、非球面を形成した強い凹面を像面側に向けた負メニスカスタイプの負レンズからなる第2レンズE2、両凸タイプの正レンズである第3レンズE3、開口絞りFA、正メニスカスタイプの正レンズである第4レンズE4と負メニスカスタイプの負レンズである第5レンズE5とを密接して貼り合わせてなる接合レンズ、負メニスカスタイプの負レンズである第6レンズE6と両凸タイプの正レンズである第7レンズE7とを密接して貼り合わせてなる接合レンズ、物体側および像面側に非球面を形成した正メニスカスタイプの正レンズである第8レンズE8を配置した構成となっている。
第1レンズE1〜第3レンズE3が第1レンズ群G1を構成し、第4レンズE4〜第8レンズE8が第2レンズ群G2を構成する。
第1レンズ群G1の中で、最も広い空気間隔を境として、負の屈折力を有する物体側に位置する第1レンズE1と第2レンズE2とをもって、前側第1レンズ群1Fを構成し、正の屈折力を有する像側に位置する第3レンズE3をもって後側第1レンズ群1Rを構成する。
また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、第1正レンズとしての第4レンズE4、第1負レンズとしての第5レンズE5、第2負レンズとしての第6レンズE6、第2正レンズとしての第7レンズE7をもって、前側第2レンズ群2Fを構成し、第8レンズE8をもって、後側第2レンズ群2Rを構成する。上記撮像光学系L5においては、第2レンズ群G2の全体または一部を移動させて有限距離物体(無限遠から近距離の物体)へのフォーカシングを行う。
例えば、ディジタルスティルカメラのように、CCD撮像素子等の固体撮像素子を用いるタイプのカメラの撮像光学系では、第8レンズE8の最終面と像面FSとの間に、ローパスフィルタ、赤外カットフィルタおよびCCD撮像素子の受光面を保護するためのカバーガラス類の少なくともいずれか(以下、「光学フィルタMF」と総称する)を構成する。
また、図10は、図5に示す本発明に係る数値実施例5による撮像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差特性を示す収差曲線図である。
この実施例5においては、焦点距離f=5.95mm、Fno=2.00としている。各光学面の特性は、表13の通りである。
Figure 0005418884
表13において面番号にアスタリスク「*」を付した第4面、第14面および第15面の各光学面が非球面であり、各非球面の式におけるパラメータは、表14の通りである。
Figure 0005418884
また、この実施例5における先に述べた条件式(1)、(2)、(3)に係る各数値は、以下の表15の通りとなる。
Figure 0005418884
したがって、この実施例5における先に述べた本発明の各条件式(1)、(2)、(3)に係る数値は、いずれも各条件式の範囲内である。
図10は、上述した実施例5に係る図5に示した本発明の撮像光学系L5の球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差特性を示す収差曲線図である。
各収差曲線中、球面収差における破線は正弦条件をあらわし、非点収差における実線はサジタル、破線はメリディオナルをあらわしている。
図10のうち、太線は、g線に対する収差曲線図、また、細線は、d線に対する収差曲線図である。
上述した本発明の実施例5に係る図5に示した構成の撮像光学系L5によれば、図10に示すように、収差は高いレベルで補正されており、球面収差、軸上色収差は問題にならないほど小さい。非点収差、像面湾曲、倍率色収差も十分に小さく、コマ収差やその色差の乱れも最周辺部まで良く抑えられている他、歪曲収差も絶対値で2.0%以下となっている。本発明に係る実施例5のように撮像光学系L5を構成することにより、半画角が39度程度と広角で、かつ、Fナンバーが2.00程度以下と大口径でありながら、非常に良好な像性能を確保し得ることが明らかである。
次に、上述した数値実施例1〜数値実施例5に示されたような本発明に係る撮像光学系L1〜撮像光学系L5を撮影光学系として採用してカメラ装置を構成した本発明の第6の実施例(実施の形態)について図11〜図13を参照して説明する。図11は、物体、すなわち被写体側である前面側から見たカメラの外観を示す斜視図であり、このうち(a)は、鏡胴が沈胴した状態を示し、(b)は、鏡胴が繰り出された状態を示す。図12は、撮影者側である背面側から見たカメラ装置の外観を示す斜視図であり、図13は、カメラ装置の機能構成を示すブロック図である。なお、ここでは、カメラ装置について説明しているが、いわゆるPDA(personal data assistant)や携帯電話機等の携帯情報端末装置にカメラ機能を組み込んだものが、近年登場している。このような携帯情報端末装置も外観は若干異にするもののカメラ装置と実質的に全く同様の機能・構成を含んでおり、このような携帯情報端末装置に本発明に係る撮像光学系を採用してもよい。
図11および図12に示すように、カメラ装置は、撮影レンズ101、シャッタボタン102、ファインダ104、ストロボ105、液晶モニタ106、操作ボタン107、電源スイッチ108、メモリカードスロット109および通信カードスロット110等を備えている。さらに、図13に示すように、カメラ装置は、受光素子201、信号処理装置202、画像処理装置203、中央演算装置(CPU)204、半導体メモリ205および通信カード等206も備えている。
カメラは、撮影レンズ101とCCD(電荷結合素子)撮像素子等のエリアセンサとしての受光素子201を有しており、撮像光学系である撮影レンズ101によって形成される撮影対象となる物体、つまり被写体、の像を受光素子201によって読み取るように構成されている。この撮影レンズ101としては、上述した実施例1〜5において説明したような本発明に係る(すなわち請求項1〜請求項で定義される)撮像光学系を用いる(請求項および請求項に対応する)。
受光素子201の出力は、中央演算装置204によって制御される信号処理装置202によって処理され、ディジタル画像情報に変換される。信号処理装置202によってディジタル化された画像情報は、やはり中央演算装置204によって制御される画像処理装置203において所定の画像処理が施された後、不揮発性メモリ等の半導体メモリ205に記録される。この場合、半導体メモリ205は、メモリカードスロット109に装填されたメモリカードでもよく、カメラ本体に内蔵された半導体メモリでもよい。液晶モニタ106には、撮影中の画像を表示することもできるし、半導体メモリ205に記録されている画像を表示することもできる。また、半導体メモリ205に記録した画像は、通信カードスロット110に装填した通信カード等206を介して外部へ送信することも可能である。
撮影レンズ101は、カメラの携帯時には図11の(a)に示すように沈胴状態にあってカメラのボディー内に埋没しており、ユーザが電源スイッチ108を操作して電源を投入すると、図11の(b)に示すように鏡胴が繰り出され、カメラのボディーから突出する構成とする。
多くの場合、シャッタボタン102の半押し操作により、フォーカシングがなされる。先に述べた実施例1〜5に示されたような撮像光学系L1〜L5におけるフォーカシングは、第2群レンズ群G2の全部または一部の移動によって行われるが、受光素子201の移動によって行うこともできる。シャッタボタン102をさらに押し込み全押し状態とすると撮影が行なわれ、その後に上述した通りの処理がなされる。
半導体メモリ205に記録した画像を液晶モニタ106に表示させたり、通信カード等206を介して外部へ送信させる際には、操作ボタン107を所定のごとく操作する。半導体メモリ205および通信カード等206は、メモリカードスロット109および通信カードスロット110等のような、それぞれ専用または汎用のスロットに装填して使用される。
上述した本発明によれば、半画角が38度程度と広角で、かつ、Fナンバーが2.0程度以下と大口径でありながら比較的小型であり、非点収差や像面湾曲、倍率色収差、コマ収差の色差、歪曲収差等を十分に低減して、高性能の撮像光学系をカメラ機能部の撮像光学系として使用した、小型で高画質のカメラ装置および携帯情報端末装置を提供ことができるため、ユーザは携帯性に優れたカメラ装置および携帯情報端末装置で高画質な画像を撮影し、その画像を外部へ送信したりすることができる。
1〜17 面番号
E1〜E8 第1レンズ〜第8レンズ
1F 前側第1レンズ群
1R 後側第1レンズ群
2F 前側第2レンズ群
2R 後側第2レンズ群
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
FA 開口絞り
MF 光学フィルタ
FS 像面
101 撮影レンズ
102 シャッタボタン
104 ファインダ
105 ストロボ
106 液晶モニタ
107 操作ボタン
108 電源スイッチ
109 メモリカードスロット
110 通信カードスロット
201 受光素子
202 信号処理装置
203 画像処理装置
204 中央演算装置
205 半導体メモリ
206 通信カード等
特開平06−308385号公報 特開平09−218350号公報 特開2006−349920号公報

Claims (9)

  1. 開口絞りを挟んで物体側に位置する第1レンズ群と、像側に位置する第2レンズ群とから構成される撮像光学系において、前記第1レンズ群を物体側から順に、前記第1レンズ群の中で最も広い空気間隔を境として、2枚の負レンズから構成される前側第1レンズ群と、1枚の正レンズから構成される後側第1レンズ群とから構成し、前記第2レンズ群を物体側から順に、第1正レンズ、第1負レンズからなる全体として正の接合レンズと、第2負レンズ、第2正レンズからなる全体として正の接合レンズとを連続して配設した前側第2レンズ群と、少なくとも1枚のレンズからなる後側第2レンズ群とから構成し
    以下の条件式を満足することを特徴とする撮像光学系。
    |f22/f21|< 0.5 (1)
    但し、f21は、前記前側第2レンズ群内の前記第1正レンズと第1負レンズの合成焦点距離、f22は、前記前側第2レンズ群内の前記第2負レンズと前記第2正レンズからなる全体として正の屈折力を有する接合レンズの焦点距離を表す。
  2. 請求項1に記載の撮像光学系において、以下の条件式を満足することを特徴とする撮像光学系。
    0.2 < f/f2 < 0.5 (2)
    但し、fは、前記撮像光学系の全系の焦点距離。
    f2は、前記前側第2レンズ群の焦点距離を表す。
  3. 請求項1または2に記載の撮像光学系において、前記前側第2レンズ群内の前記第1正レンズと前記第1負レンズが接合されていることを特徴とする撮像光学系。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系において、前記前側第2レンズ群内の前記第1負レンズが、像側に凸のメニスカスレンズであることを特徴とする撮像光学系。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系において、以下の条件式を満足することを特徴とする撮像光学系。
    |f1|/f > 8.0 (3)
    但し、f1は、前記第1レンズ群の焦点距離、fは、撮像光学系の全系の焦点距離を表す。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系において、前記第2レンズ群の全体または一部を移動させて、無限遠から近距離へのフォーカシングを行うことを特徴とする撮像光学系。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系を有するカメラ装置。
  8. 請求項に記載のカメラ装置において、撮影画像をデジタル情報とする機能を有することを特徴とするカメラ装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像光学系を有する携帯情報端末装置。
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