JP2006337793A - ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 レンズ系全体の小型化を図りつつ、メガピクセル以上の撮像素子にも対応可能な、良好なる光学性能を有するズームレンズ及びそれを用いた撮像装置を得ること。
【解決手段】 物体側から像側へ順に、負のパワーを有する第1レンズ群L1と、正のパワーを有する第2レンズ群L2と、負のパワーを有する第3レンズ群L3より成り、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、広角端でのバックフォーカスをBFとするとき、0mm<BF<5.0mmなる条件を満足すること。
【選択図】 図1
【解決手段】 物体側から像側へ順に、負のパワーを有する第1レンズ群L1と、正のパワーを有する第2レンズ群L2と、負のパワーを有する第3レンズ群L3より成り、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、広角端でのバックフォーカスをBFとするとき、0mm<BF<5.0mmなる条件を満足すること。
【選択図】 図1
Description
本発明はズームレンズに関し、特に小型の撮像装置(例えばデジタルスチルカメラや携帯電話やPDA等)に用いられる超小型で高性能なズームレンズに関するものである。
近年、携帯電話やPDA等の携帯端末に単焦点のレンズとCCDやCMOSといった撮像素子と組み合わせた撮像モジュールを搭載した機器が多々登場してきている。これらの機器では携帯に支障がでないように薄型化が進んでおり、これに伴い撮像モジュールも薄型化が進んでいる。
撮像モジュール、特に携帯電話用の撮像モジュールでは薄型化が容易な比較的構成レンズ枚数の少ない単焦点レンズの搭載が非常に多くなっている。
一方で、高画質化が進み1〜3メガピクセルの撮像素子を搭載した携帯電話も登場している。また一方で撮影レンズとしてズームレンズへのニーズが高まっている。このような小型の機器の対応したズームレンズとしては、物体側に負の屈折力のレンズ群を配置した負レンズ群先行型(ネガティブリード型)のズームレンズ系が提案されている(特許文献1)。
特許文献1では、物体側から像側へ順に、負、正、正の屈折力のレンズ群より成る3群構成で第1,第2レンズ群の間隔が減少し、第2,第3レンズ群の間隔が増加するように第1、第2レンズ群を移動させた全系として3枚のレンズより成るズームレンズが開示されている。
このようにレンズ枚数を少なくし、レンズ系全体の小型化を達成している。さらに第3レンズ群をズーミングの際に固定とした、正の屈折力で構成することで、射出瞳を長くしつつ、レンズ系全体の小型化を図っている。
特許文献1のズームレンズでは、撮像素子への光線の入射角度が垂直入射から大きくずれて入射すると撮像素子の表面から受光部までの構造物によりケラレが発生するので、このときのケラレを防いでいる。
ところで、近年は撮像素子の改良も進み、撮像素子の表面にオンチップレンズを偏心させて配置したり、撮像素子内部に層内レンズを設けたりして入射角度が比較的大きくても前述のケラレが発生しにくい構造のものが提案されている。このように射出瞳の比較的短いズームタイプとして、物体側から像側へ順に、負、正、負の屈折力のレンズ群より成る3群ズームレンズが提案されている(特許文献2〜4)。
特許文献2では各レンズ群の間隔を変化させて全系の焦点距離を変化させる全体として5枚のレンズから成るズームレンズが開示されている。
また特許文献3では、各レンズ群の間隔をそれぞれ変化させて焦点距離を変化させるズームレンズにおいて第1レンズ群を1枚の負レンズから構成し、第2レンズ群を物体側の面が凸でメニスカス形状の正レンズから構成し、第3レンズ群を物体側の面が凸でメニスカス形状の負レンズから構成されるズームレンズを開示している。
特許文献4では全体として3枚から6枚のレンズから成るズームレンズを開示している。
特開2003−177314号公報
特開平4−163512号公報
特開平5−323190号公報
米国特許5268792号
特許文献1で開示されているズームレンズの各実施例は前述のメガピクセル以上のセンサーへの対応は光学性能上困難である。
特許文献1のズームレンズにおいては、更に構成レンズ枚数を増やすことで光学性能を向上させることができる。
しかしながら、射出瞳を長くするとレンズ系の有効径が全体としてセンサーサイズに近くなり、その結果としてレンズ系の厚みをより厚くする必要が生じ、ひいてはレンズ全長が長くなってくる。
特許文献2では負、正、負の屈折力のレンズ群より成る3群ズームとしては構成レンズ枚数は少ないが、このズームレンズは第3レンズ群の屈折力(パワー)が弱く、第3レンズ群の負レンズによる小型化への寄与が必ずしも十分でない。
また特許文献3のズームレンズでも第3レンズ群の屈折力(パワー)が非常に弱く、前述したものと同様の問題がある。また、各レンズ群が単レンズの構成のため、非常に敏感度も高い。
特許文献4のズームレンズはビューファインダーカメラ用として広角端でのバックフォーカスの短いが、望遠端での第1面から撮像素子(センサー)面までの距離が非常に長く、インナーフォーカスを行うような撮像モジュールの小型化への寄与が必ずしも十分でない。
一般に、ズームレンズを構成する各レンズ群のレンズ枚数が多いと、各レンズ群の光軸上の長さが長くなり、また各レンズ群のズーミング及びフォーカシングにおける移動量が大きいとレンズ全長が長くなり、レンズ系全体の小型化が難しくなる。
本発明はレンズ系全体の小型化を図りつつ、メガピクセル以上の撮像素子にも対応可能な、良好なる光学性能を有するズームレンズ及びそれを用いた撮像装置の提供を目的とする。
請求項1の発明のズームレンズは
物体側から像側へ順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群より成り、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、
広角端でのバックフォーカスをBFとするとき、
0mm<BF<5.0mm
なる条件を満足することを特徴としている。
物体側から像側へ順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群より成り、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、
広角端でのバックフォーカスをBFとするとき、
0mm<BF<5.0mm
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項2の発明のズームレンズは
物体側から像側へ順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群より成り、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、
広角端でのバックフォーカスをBF、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
0.1<BF/fw<1.0
なる条件を満足することを特徴としている。
物体側から像側へ順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群より成り、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、
広角端でのバックフォーカスをBF、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
0.1<BF/fw<1.0
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、
広角端において第1レンズ面から像面までの長さをLw、望遠端において第1レンズ面から像面までの長さをLtとするとき、
0.95<Lw/Lt<1.4
なる条件を満足することを特徴としている。
広角端において第1レンズ面から像面までの長さをLw、望遠端において第1レンズ面から像面までの長さをLtとするとき、
0.95<Lw/Lt<1.4
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項4の発明は請求項1、2又は3の発明において、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端での全系の焦点距離をfwとするとき、
−3.0 < f1/fw <−1.4
1.70<|f1|/f2< 2.3
なる条件を満足することを特徴としている。
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端での全系の焦点距離をfwとするとき、
−3.0 < f1/fw <−1.4
1.70<|f1|/f2< 2.3
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項5の発明は請求項1乃至4のいずれか1項の発明において、
全系におけるレンズ枚数が7枚以下であることを特徴としている。
全系におけるレンズ枚数が7枚以下であることを特徴としている。
請求項6の発明は請求項1乃至5のいずれか1項の発明において、
前記第1レンズ群は、物体側より像側へ順に負のパワーを有する第1レンズと、物体側の面が凸状のメニスカス形状の正のパワーを有する第2レンズとから成ることを特徴としている。
前記第1レンズ群は、物体側より像側へ順に負のパワーを有する第1レンズと、物体側の面が凸状のメニスカス形状の正のパワーを有する第2レンズとから成ることを特徴としている。
請求項7の発明は請求項1乃至6のいずれか1項の発明において、
広角端から望遠端へのズーミング時において、第1レンズ群は、像側に凸状の軌跡を描くように移動し、第2レンズ群、第3レンズ群は、像側から物体側へ移動することを特徴としている。
広角端から望遠端へのズーミング時において、第1レンズ群は、像側に凸状の軌跡を描くように移動し、第2レンズ群、第3レンズ群は、像側から物体側へ移動することを特徴としている。
請求項8の発明は請求項1乃至7のいずれか1項の発明において、
広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第2レンズ群と一体的に移動する開口絞りを有することを特徴としている。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第2レンズ群と一体的に移動する開口絞りを有することを特徴としている。
請求項9の発明は請求項1乃至8のいずれか1項の発明において、
前記各レンズ群は少なくとも1面の非球面を有していることを特徴としている。
前記各レンズ群は少なくとも1面の非球面を有していることを特徴としている。
請求項10の発明の撮像装置は
請求項1乃至9の何れか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有し、該撮像素子の有効対角線長をYとするとき、
0.1<BF/Y<0.5
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項1乃至9の何れか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有し、該撮像素子の有効対角線長をYとするとき、
0.1<BF/Y<0.5
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば負、正、負の3群からなるズームレンズにおいて、構成レンズ枚数が少なくても、バックフォーカス、各レンズ群の屈折力を適切に設定することにより、レンズ系全体の小型化を図りつつ、メガピクセル以上の撮像素子にも対応可能な、良好なる光学性能を有するズームレンズ及びそれを用いた撮像装置を達成することができる。
以下、本発明のズームレンズ及びそれを用いた撮像装置の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図2、図3はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、望遠端における収差図である。
図4は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図5、図6はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、望遠端における収差図である。
図7は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図8、図9はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、望遠端における収差図である。
図10は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図11、図12はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、望遠端における収差図である。
各実施例のズームレンズは、撮像装置(光学機器)に用いられる撮影レンズ系であり、レンズ断面図において、左方が物体側で、右方が像側である。
レンズ断面図においてL1は負の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は正の屈折力の第2レンズ群、L3は負の屈折力の第3レンズ群である。
SPは開口絞りである。Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する感光面が置かれる。
収差図において、d,gは各々d線及びg線、ΔM、ΔSはメリディオナル像面、サジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群(第2レンズ群L2)が機構上、光軸上移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例では物体側から像側へ順に、負のパワーを有する第1レンズ群L1と、正のパワーを有する第2レンズ群L2と、負のパワーを有する第3レンズ群L3の3つのレンズ群を有することを基本構成としている。
このようにレンズ群を3群有することで、メガピクセル以上の撮像素子(センサー)への対応ができる良好なる収差補正を行っている。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1が像側に凸の軌跡を描くように移動し、絞りSPと第2レンズ群L2とが相対間隔を保った状態で物体側に一体に移動し、第3レンズ群L3も物体側に移動している。
また第3レンズ群L3を負のパワーにすることにより、第3レンズ群L3に入射した光束を跳ね上げることができ、これにより第1、第2レンズ群の小型化を図っている。
更に本実施例では第1レンズ群L1を物体側より像側へ順に負のパワーを有する第1レンズと、物体側の面が凸状のメニスカス形状の正のパワーを有する第2レンズの2枚のレンズのみで構成することで、レンズ群内における偏芯で発生する収差を相対的に打ち消しあい、レンズ群内の敏感度の低減を図り、さらには少ないレンズ枚数(全体として7枚以下)で全系の小型化を図っている。
本実施例では広角端でのバックフォーカスをBF、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
0mm<BF<5.0mm ‥‥(1)
0.1<BF/fw<1.0 ‥‥(2)
なる条件を満たしている。
0mm<BF<5.0mm ‥‥(1)
0.1<BF/fw<1.0 ‥‥(2)
なる条件を満たしている。
次に各条件式の技術的内容を説明する。
条件式(1)はバックフォーカスに関するものである。一般にCCDやCMOS等の撮像素子ではレンズ最終面から撮像素子面までの間にローパスフィルター、赤外カットフィルター、撮像素子のカバーガラス等が存在し、撮像素子直前にこれらの部材が入るスペースを確保する必要があった。しかしながら、近年では撮像素子の改良も進み、石英ガラスなどで作られていたローパスフィルターや赤外カットフィルターの機能を撮像素子のカバーガラスへの蒸着やフィルムタイプのものを使用することによって、これらの部材が入るスペースを狭くすることが可能となってきている。よって条件式(1)の上限値を超えてバックフォーカスが長くなると、小型化が困難になるので良くない。尚、条件式(1)の下限値はバックフォーカスがなるべく短い方が良い為のものである。
条件式(2)はバックフォーカスの長さに対する広角端における全系の焦点距離fwの比に関するものである。条件式(2)の上限値と下限値の技術的意味は条件式(1)と同じである。
即ち、更に好ましくは条件式(1)、(2)の数値範囲を
0.9mm<BF<1.5mm ‥‥(1a)
0.1<BF/fw<0.3 ‥‥(2a)
とするのが良い。
0.9mm<BF<1.5mm ‥‥(1a)
0.1<BF/fw<0.3 ‥‥(2a)
とするのが良い。
以上のように各実施例では、条件式(1)又は/及び(2)を満足することによって、レンズ系全体を小型化し、高い光学性能を維持しつつレンズの構成枚数を減らした簡易な構成のズームレンズを得ている。
更に広角端において第1レンズ面から像面までの長さをLw、望遠端において第1レンズ面から像面までの長さをLt、第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端での全系の焦点距離をfwとするとき、
0.95< Lw/Lt < 1.4 ‥‥(3)
−3.0 < f1/fw <−1.4 ‥‥(4)
1.70<|f1|/f2< 2.3 ‥‥(5)
なる条件を満たしている。
0.95< Lw/Lt < 1.4 ‥‥(3)
−3.0 < f1/fw <−1.4 ‥‥(4)
1.70<|f1|/f2< 2.3 ‥‥(5)
なる条件を満たしている。
条件式(3)は広角端と望遠端における光学全長を規定する為のものである。即ち、広角端から望遠端への変倍に伴う各群の移動量を適切に設定し、小型化を図る為の条件式である。条件式(3)の上限値を超えてしまうと広角端での光学全長が大きくなりすぎて、小型化が困難になるので良くない。また条件式(3)の下限値を超えてしまうと所定の変倍比(2〜3倍程度)を得るのが難しくなってくるので良くない。
条件式(4)は第1レンズ群の負のパワーを適切に設定し、諸収差を良好に補正する為のものである。条件式(4)の上限値を超えて第1レンズ群のパワーが強くなりすぎると、全変倍範囲にわたり諸収差をバランスよく補正することが難しくなるので良くない。また条件式(4)下限値を超えて第1レンズ群のパワーが弱くなりすぎると、広角端において軸上色収差を良好に補正するのが難しくなってくるので良くない。
条件式(5)は各レンズ群のパワー配置を規定する為のものである。変倍時に移動する第2レンズ群のパワーを強くすることにより、第1、第2レンズ群間の移動距離を短くすることができ小型化を達成することが可能となる。
つまり条件式(5)の下限値を超えてしまうと、所定の変倍比を得るのに第1レンズ群と第2レンズ群との間隔を大きくしなければならず、広角端でのレンズ全長が大きくなるという問題が生じるので良くない。逆に条件式(5)上限値を超えてしまうと、望遠側でのテレ比が大きくなり、望遠端でのレンズ全長が大きくなるという問題が生じるので良くない。
更に好ましくは条件式(3),(4),(5)の数値範囲を
0.98< Lw/Lt < 1.35 ‥‥(3a)
−2.5 < f1/fw <−1.5 ‥‥(4a)
1.71<|f1|/f2< 2.10 ‥‥(5a)
とするのが良い。
0.98< Lw/Lt < 1.35 ‥‥(3a)
−2.5 < f1/fw <−1.5 ‥‥(4a)
1.71<|f1|/f2< 2.10 ‥‥(5a)
とするのが良い。
各実施例は、これによってレンズ系全体を小型化し、高い光学性能を有し、かつレンズの構成枚数を減らした簡易な構成のズームレンズ及びそれを有する光学機器の達成を容易にしている。
各実施例のズームレンズは、第2レンズ群L2の移動により主な変倍を行い、第1レンズ群L1の像側に凸の軌跡を描く移動によって変倍に伴う像点の移動を補正している。また絞りSPを第2レンズ群L2の最も物体側に置き、広角側での入射瞳と第1レンズ群L1との距離を縮めることで第1レンズ群L1を構成するレンズの外径の増大を抑えると共に、第2レンズ群L2の物体側に配置した絞りSPを挟んで第1レンズ群L1と第3レンズ群L3とで軸外の諸収差を打ち消すことで構成レンズ枚数を増やさずに良好なる光学性能を得ている。
各実施例のズームレンズは、上記の如く第1レンズ群L1が1枚の負レンズと1枚の正レンズを有している。そしてレンズ系全体としてレンズ構成枚数が7枚以下で構成している。
次に各実施例のズームレンズの特徴について順次説明する。
まず各実施例1〜4における負、正、負の3つのレンズ群を有するズームレンズのレンズ構成の特徴について説明する。
図1の実施例1においては全体として5枚のレンズより成っている。
負の屈折力の第1レンズ群L1を物体側から像側へ順に、像側の面が凹でメニスカス形状の負レンズ、物体側の面が凸でメニスカス形状の正レンズの2枚のレンズで構成している。
正の屈折力の第2レンズ群L2を物体側から像側へ順に、両レンズ面が凸形状の正レンズ、両レンズ面が凹形状の負レンズで構成し、正レンズと負レンズを接合レンズとしている。
また負の屈折力の第3レンズ群L3を物体側の面が凹でメニスカス形状の負レンズで構成している。
図4の実施例2においては全体として5枚のレンズより成っている。
負の屈折力の第1レンズ群L1を物体側から像側へ順に、像側の面が凹でメニスカス形状の負レンズ、物体側の面が凸でメニスカス形状の正レンズの2枚のレンズで構成している。
正の屈折力の第2レンズ群L2を物体側から像側へ順に、両レンズ面が凸形状の正レンズ、両レンズ面が凹形状の負レンズの2枚のレンズで構成している。
また負の屈折力の第3レンズ群L3を物体側の面が凹でメニスカス形状の負レンズで構成している。
図7の実施例3においては全体として5枚のレンズより成っている。
負の屈折力の第1レンズ群L1を物体側から像側へ順に、像側の面が凹でメニスカス形状の負レンズ、物体側の面が凸でメニスカス形状の正レンズの2枚のレンズで構成している。
正の屈折力の第2レンズ群L2を物体側から像側へ順に、両レンズ面が凸形状の正レンズ、両レンズ面が凹形状の負レンズで構成し、正レンズと負レンズを接合レンズとしている。
また負の屈折力の第3レンズ群L3を物体側の面が凹でメニスカス形状の負レンズで構成している。
図10の実施例4においては全体として7枚のレンズより成っている。
負の屈折力の第1レンズ群L1を物体側から像側へ順に、像側の面が凹でメニスカス形状の負レンズ、物体側の面が凸でメニスカス形状の正レンズの2枚のレンズで構成している。
正の屈折力の第2レンズ群L2を物体側から像側へ順に、両レンズ面が凸形状の正レンズ、両レンズ面が凹形状の負レンズ、両レンズ面が凸形状の正レンズの3枚のレンズで構成し、物体側に近い正レンズと負レンズを接合レンズとしている。
また負の屈折力の第3レンズ群L3を物体側の面が凹でメニスカス形状の負レンズ2枚で構成し、両レンズを接合レンズとしている。
以上のように各レンズ群を所望の屈折力配置と収差補正とを両立するレンズ構成とすることにより、良好なる光学性能を保ちつつ、レンズ系をコンパクトにしている。
第1レンズ群L1は、軸外主光線を絞りSP中心に瞳結像させる役割を持っており、特に広角側においては軸外主光線の屈折量が大きいために軸外諸収差、特に非点収差と歪曲収差が発生し易い。そこで実施例1〜4では第1レンズ群L1を通常の広角型のレンズ系と同様、最も物体側のレンズ有効径の増大が抑えられる負レンズと正レンズで構成している。
そして負レンズの像側のレンズ面を非球面とすることにより、非点収差と歪曲収差をバランス良く補正すると共に、2枚と言う少ない枚数で第1レンズ群L1を構成し、レンズ全体のコンパクトにしている。
次に第2レンズ群L2は、最も物体側に両レンズ面が凸形状の正レンズを有し、第1レンズ群L1を射出した軸外主光線の屈折角を少なくし、軸外諸収差の発生が少ない形状としている。また正レンズは、最も軸上光線の通る高さが高く、主に球面収差、コマ収差の補正に関与している。また実施例1〜4においては、正レンズの物体側のレンズ面を非球面とするのが良い。これによれば球面収差、コマ収差を良好に補正するのが容易となる。
また実施例1〜3では、正レンズの像面側に負レンズを配置し、正レンズのみでは補正できない軸上色収差及び倍率色収差の補正を行っている。更に実施例4では、レンズ枚数を増やし、収差補正を効果的に行っている。
次に第3レンズ群L3は、物体側の面が凹でメニスカス形状の負レンズより構成している。この第3レンズ群L3はバックフォーカスを短くする為に光線を跳ね上げているため、このときの軸外ハロやコマ収差の発生を補正するために1面を非球面形状としている。
尚、第1レンズ群の物体側にパワーの弱い光学部材やコンバーターレンズ等を配置しても良い。
次に本発明のズームレンズを用いた撮像装置について説明する。
撮像装置は実施例1〜4のいずれかのズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有し、該撮像素子の有効対角線長をYとするとき、
0.1<BF/Y<0.5 ‥‥(6)
なる条件を満足している。
0.1<BF/Y<0.5 ‥‥(6)
なる条件を満足している。
条件式(6)は撮像素子の大きさに対するバックフォーカスの比に関するものである。前記に述べたとおり、近年では部材の入るスペースを狭くすることが可能であるが、撮像素子が大きくなるにつれて強度などの問題により前記部材を厚くなる傾向もある。よって条件式(6)の下限値を超えると撮像素子の強度などの問題が発生し、逆に条件式(6)の上限値を超えるとバックフォーカスが長くなり、小型化が困難になるので良くない。
ここでYは撮像素子のサイズを示しているが、より具体的にYの値は3.0mmから4.2mm程度、更にBFは1.0mm〜1.5mm程度にすることが好ましい。これより大きなYをとる場合、レンズ性能を確保するためには5枚程度の構成ではメガピクセル以上の高画質に要求される性能を確保するのが困難になってくるためである。
即ち、条件式(6)の数値範囲を
0.24<BF/Y<0.5 ‥‥(6a)
とするのが良い。
0.24<BF/Y<0.5 ‥‥(6a)
とするのが良い。
以下に実施例1〜4に各々対応する数値実施例1〜4を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示し、Riは各面の曲率半径、Diは第i面と第i+1面との間の部材肉厚又は空気間隔、Niとνiはそれぞれd線を基準とした屈折率、アッベ数を示す。非球面形状は光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位を面頂点に基準にしてXとするとき、
で表される。但し、Rは近軸曲率半径、B、C、D、Eは各々4次、6次、8次、10次の非球面係数である。また「e−X」の表示は「×10-X」を意味している。fは焦点距離、FNoはFナンバー、ωは半画角を示す。また前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。
本実施例においては第1レンズ群L1を移動させてフォーカスを行うようにしている。尚その他のレンズ群もしくはレンズ全体を動かしてフォーカスを行ってもよい。
[数値実施例1]
f=5.97〜 11.78 Fno= 3.40 〜 5.30 2ω=63.5゜ 〜 32.9゜
R 1 = 14.351 D 1 = 0.80 N 1 = 1.859600 ν 1 = 40.4
R 2 = 3.793 D 2 = 1.06
R 3 = 3.918 D 3 = 0.78 N 2 = 1.784723 ν 2 = 25.7
R 4 = 5.348 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = 0.15
R 6 = 2.542 D 6 = 2.38 N 3 = 1.554920 ν 3 = 62.5
R 7 = -7.371 D 7 = 0.99 N 4 = 1.832220 ν 4 = 24.1
R 8 = 462.472 D 8 = 可変
R 9 = -3.026 D 9 = 1.03 N 5 = 1.487490 ν 5 = 70.2
R10 = -6.247 D10 = 可変
R11 = ∞ D11 = 0.70 N 6 = 1.516330 ν 6 = 64.1
R12 = ∞
\焦点距離 5.97 9.16 11.78
可変間隔\
D 4 4.55 1.88 0.94
D 8 3.99 3.23 2.49
D10 0.09 2.64 5.19
非球面係数
R2 k=-5.97478e-01 B=1.07038e-03 C=2.82289e-04 D=-4.03453e-05 E=3.69419e-06
R6 k=-9.41601e-02 B=-1.81437e-03 C=7.76219e-04 D=-4.30147e-04 E=8.10240e-05
R8 k=-2.16053e+04 B=9.76227e-03 C=2.06084e-03 D=-7.83418e-05 E=2.19550e-04
R9 k=-9.69457e-01 B=-5.21811e-03 C=-6.64046e-05 D=5.98543e-05 E=3.34911e-06
[数値実施例2]
f=5.96〜 11.80 Fno= 3.50 〜 5.39 2ω=62.3゜ 〜 32.6゜
R 1 = 30.481 D 1 = 0.79 N 1 = 1.859600 ν 1 = 40.4
R 2 = 3.995 D 2 = 1.30
R 3 = 5.092 D 3 = 0.90 N 2 = 1.805181 ν 2 = 25.4
R 4 = 8.359 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = 0.15
R 6 = 2.608 D 6 = 1.83 N 3 = 1.554920 ν 3 = 62.5
R 7 = -7.651 D 7 = 0.25
R 8 = -8.772 D 8 = 0.99 N 4 = 1.832220 ν 4 = 24.1
R 9 = 28.943 D 9 = 可変
R10 = -3.224 D10 = 0.70 N 5 = 1.487490 ν 5 = 70.2
R11 = -5.899 D11 = 可変
R12 = ∞ D12 = 0.70 N 6 = 1.516330 ν 6 = 64.1
R13 = ∞
\焦点距離 5.96 9.13 11.80
可変間隔\
D 4 3.98 1.21 0.37
D 9 4.82 4.95 4.07
D11 0.10 1.68 4.26
非球面係数
R2 k=-1.12491e+00 B=1.47192e-03 C=2.90843e-04 D=-4.23126e-05 E=3.31383e-06
R6 k=-2.06277e-02 B=-2.61862e-03 C=6.97498e-04 D=-4.38298e-04 E=6.48994e-05
R9 k=-1.21862e+02 B=1.11281e-02 C=1.24154e-03 D=3.52253e-04 E=6.77005e-05
R10 k=-1.03845e+00 B=-5.34782e-03 C=1.25406e-04 D=-1.14308e-04 E=1.48795e-05
[数値実施例3]
f=6.05〜 16.94 Fno= 3.21 〜 5.62 2ω=63.8゜ 〜 23.3゜
R 1 = 24.494 D 1 = 0.80 N 1 = 1.859600 ν 1 = 40.4
R 2 = 5.173 D 2 = 1.32
R 3 = 6.063 D 3 = 1.50 N 2 = 1.784723 ν 2 = 25.7
R 4 = 9.688 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = 0.15
R 6 = 3.472 D 6 = 2.79 N 3 = 1.554920 ν 3 = 62.5
R 7 = -8.275 D 7 = 1.56 N 4 = 1.832220 ν 4 = 24.1
R 8 = -54.634 D 8 = 可変
R 9 = -2.658 D 9 = 1.08 N 5 = 1.487490 ν 5 = 70.2
R10 = -4.804 D10 = 可変
R11 = ∞ D11 = 0.70 N 6 = 1.516330 ν 6 = 64.1
R12 = ∞
\焦点距離 6.05 11.53 16.94
可変間隔\
D 4 10.20 2.87 0.23
D 8 5.18 4.81 4.63
D10 0.09 3.31 6.34
非球面係数
R2 k=-1.84788e+00 B=1.57097e-03 C=8.04030e-06 D=-1.61600e-07 E=2.59294e-08
R6 k=4.45994e-01 B=-2.26100e-03 C=6.15586e-06 D=-5.47637e-05 E=1.88697e-06
R8 k=9.06042e+02 B=3.58058e-03 C=8.85598e-04 D=-2.46784e-04 E=7.20910e-05
R9 k=-1.22759e+00 B=-6.27957e-03 C=-4.73980e-04 D=7.90828e-05 E=-1.06042e-05
[数値実施例4]
f=6.55〜 24.35 Fno= 2.84 〜 5.60 2ω=58.9゜ 〜 16.4゜
R 1 = 28.671 D 1 = 1.01 N 1 = 1.882997 ν 1 = 40.8
R 2 = 5.798 D 2 = 1.56
R 3 = 8.152 D 3 = 1.37 N 2 = 1.805181 ν 2 = 25.4
R 4 = 16.205 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = 0.07
R 6 = 6.964 D 6 = 1.40 N 3 = 1.802380 ν 3 = 40.6
R 7 = -220.651 D 7 = 1.75 N 4 = 1.846660 ν 4 = 23.9
R 8 = 8.411 D 8 = 0.22
R 9 = 8.389 D 9 = 1.34 N 5 = 1.487490 ν 5 = 70.2
R10 = -7.786 D10 = 可変
R11 = -3.527 D11 = 3.14 N 6 = 1.683780 ν 6 = 31.1
R12 = -3.487 D12 = 0.43 N 7 = 1.834807 ν 7 = 42.7
R13 = -7.863 D13 = 可変
R14 = ∞ D19 = 0.50 N 8 = 1.516330 ν 8 = 64.1
R15 = ∞
\焦点距離 6.55 15.47 24.35
可変間隔\
D 4 18.55 4.39 0.75
D10 5.71 6.15 6.32
D13 0.73 4.85 9.24
非球面係数
R2 k=-4.53838e+00 B=2.64105e-03 C=-8.33390e-05 D=2.52207e-06 E=-3.06565e-08
R6 k=-1.58788e+00 B=-8.64381e-05 C=-6.81367e-06 D=-1.67383e-06 E=7.22881e-08
R10 k=5.40262e-01 B=-8.57393e-05 C=-2.77688e-05 D=1.91665e-06 E=-3.96030e-08
R11 k=-6.92776e-01 B=-1.82654e-03 C=1.92093e-05 D=-8.42971e-05 E=1.37257e-05
[数値実施例1]
f=5.97〜 11.78 Fno= 3.40 〜 5.30 2ω=63.5゜ 〜 32.9゜
R 1 = 14.351 D 1 = 0.80 N 1 = 1.859600 ν 1 = 40.4
R 2 = 3.793 D 2 = 1.06
R 3 = 3.918 D 3 = 0.78 N 2 = 1.784723 ν 2 = 25.7
R 4 = 5.348 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = 0.15
R 6 = 2.542 D 6 = 2.38 N 3 = 1.554920 ν 3 = 62.5
R 7 = -7.371 D 7 = 0.99 N 4 = 1.832220 ν 4 = 24.1
R 8 = 462.472 D 8 = 可変
R 9 = -3.026 D 9 = 1.03 N 5 = 1.487490 ν 5 = 70.2
R10 = -6.247 D10 = 可変
R11 = ∞ D11 = 0.70 N 6 = 1.516330 ν 6 = 64.1
R12 = ∞
\焦点距離 5.97 9.16 11.78
可変間隔\
D 4 4.55 1.88 0.94
D 8 3.99 3.23 2.49
D10 0.09 2.64 5.19
非球面係数
R2 k=-5.97478e-01 B=1.07038e-03 C=2.82289e-04 D=-4.03453e-05 E=3.69419e-06
R6 k=-9.41601e-02 B=-1.81437e-03 C=7.76219e-04 D=-4.30147e-04 E=8.10240e-05
R8 k=-2.16053e+04 B=9.76227e-03 C=2.06084e-03 D=-7.83418e-05 E=2.19550e-04
R9 k=-9.69457e-01 B=-5.21811e-03 C=-6.64046e-05 D=5.98543e-05 E=3.34911e-06
[数値実施例2]
f=5.96〜 11.80 Fno= 3.50 〜 5.39 2ω=62.3゜ 〜 32.6゜
R 1 = 30.481 D 1 = 0.79 N 1 = 1.859600 ν 1 = 40.4
R 2 = 3.995 D 2 = 1.30
R 3 = 5.092 D 3 = 0.90 N 2 = 1.805181 ν 2 = 25.4
R 4 = 8.359 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = 0.15
R 6 = 2.608 D 6 = 1.83 N 3 = 1.554920 ν 3 = 62.5
R 7 = -7.651 D 7 = 0.25
R 8 = -8.772 D 8 = 0.99 N 4 = 1.832220 ν 4 = 24.1
R 9 = 28.943 D 9 = 可変
R10 = -3.224 D10 = 0.70 N 5 = 1.487490 ν 5 = 70.2
R11 = -5.899 D11 = 可変
R12 = ∞ D12 = 0.70 N 6 = 1.516330 ν 6 = 64.1
R13 = ∞
\焦点距離 5.96 9.13 11.80
可変間隔\
D 4 3.98 1.21 0.37
D 9 4.82 4.95 4.07
D11 0.10 1.68 4.26
非球面係数
R2 k=-1.12491e+00 B=1.47192e-03 C=2.90843e-04 D=-4.23126e-05 E=3.31383e-06
R6 k=-2.06277e-02 B=-2.61862e-03 C=6.97498e-04 D=-4.38298e-04 E=6.48994e-05
R9 k=-1.21862e+02 B=1.11281e-02 C=1.24154e-03 D=3.52253e-04 E=6.77005e-05
R10 k=-1.03845e+00 B=-5.34782e-03 C=1.25406e-04 D=-1.14308e-04 E=1.48795e-05
[数値実施例3]
f=6.05〜 16.94 Fno= 3.21 〜 5.62 2ω=63.8゜ 〜 23.3゜
R 1 = 24.494 D 1 = 0.80 N 1 = 1.859600 ν 1 = 40.4
R 2 = 5.173 D 2 = 1.32
R 3 = 6.063 D 3 = 1.50 N 2 = 1.784723 ν 2 = 25.7
R 4 = 9.688 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = 0.15
R 6 = 3.472 D 6 = 2.79 N 3 = 1.554920 ν 3 = 62.5
R 7 = -8.275 D 7 = 1.56 N 4 = 1.832220 ν 4 = 24.1
R 8 = -54.634 D 8 = 可変
R 9 = -2.658 D 9 = 1.08 N 5 = 1.487490 ν 5 = 70.2
R10 = -4.804 D10 = 可変
R11 = ∞ D11 = 0.70 N 6 = 1.516330 ν 6 = 64.1
R12 = ∞
\焦点距離 6.05 11.53 16.94
可変間隔\
D 4 10.20 2.87 0.23
D 8 5.18 4.81 4.63
D10 0.09 3.31 6.34
非球面係数
R2 k=-1.84788e+00 B=1.57097e-03 C=8.04030e-06 D=-1.61600e-07 E=2.59294e-08
R6 k=4.45994e-01 B=-2.26100e-03 C=6.15586e-06 D=-5.47637e-05 E=1.88697e-06
R8 k=9.06042e+02 B=3.58058e-03 C=8.85598e-04 D=-2.46784e-04 E=7.20910e-05
R9 k=-1.22759e+00 B=-6.27957e-03 C=-4.73980e-04 D=7.90828e-05 E=-1.06042e-05
[数値実施例4]
f=6.55〜 24.35 Fno= 2.84 〜 5.60 2ω=58.9゜ 〜 16.4゜
R 1 = 28.671 D 1 = 1.01 N 1 = 1.882997 ν 1 = 40.8
R 2 = 5.798 D 2 = 1.56
R 3 = 8.152 D 3 = 1.37 N 2 = 1.805181 ν 2 = 25.4
R 4 = 16.205 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = 0.07
R 6 = 6.964 D 6 = 1.40 N 3 = 1.802380 ν 3 = 40.6
R 7 = -220.651 D 7 = 1.75 N 4 = 1.846660 ν 4 = 23.9
R 8 = 8.411 D 8 = 0.22
R 9 = 8.389 D 9 = 1.34 N 5 = 1.487490 ν 5 = 70.2
R10 = -7.786 D10 = 可変
R11 = -3.527 D11 = 3.14 N 6 = 1.683780 ν 6 = 31.1
R12 = -3.487 D12 = 0.43 N 7 = 1.834807 ν 7 = 42.7
R13 = -7.863 D13 = 可変
R14 = ∞ D19 = 0.50 N 8 = 1.516330 ν 8 = 64.1
R15 = ∞
\焦点距離 6.55 15.47 24.35
可変間隔\
D 4 18.55 4.39 0.75
D10 5.71 6.15 6.32
D13 0.73 4.85 9.24
非球面係数
R2 k=-4.53838e+00 B=2.64105e-03 C=-8.33390e-05 D=2.52207e-06 E=-3.06565e-08
R6 k=-1.58788e+00 B=-8.64381e-05 C=-6.81367e-06 D=-1.67383e-06 E=7.22881e-08
R10 k=5.40262e-01 B=-8.57393e-05 C=-2.77688e-05 D=1.91665e-06 E=-3.96030e-08
R11 k=-6.92776e-01 B=-1.82654e-03 C=1.92093e-05 D=-8.42971e-05 E=1.37257e-05
図13は本発明の撮像装置の要部概略図である。
図13において1は携帯電話本体、2は本発明のズームレンズ4が取り付けられた撮像モジュールであり、ズームレンズと撮像素子5から構成されている。6は撮像モジュールにて撮影された画像データを記録する記録手段であり、7は撮影時及び再生時には撮影被写体の撮影像を表示するための液晶表示部である。
このように本発明のズームレンズを携帯電話等の機器に適用することにより、小型で、高画質の画像を提供できる携帯機器を実現している
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
SP 絞り
IP 像面
d d線
g g線
ΔS サジタル像面
ΔM メリディオナル像面
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
SP 絞り
IP 像面
d d線
g g線
ΔS サジタル像面
ΔM メリディオナル像面
Claims (10)
- 物体側から像側へ順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群より成り、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、
広角端でのバックフォーカスをBFとするとき、
0mm<BF<5.0mm
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 物体側から像側へ順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群より成り、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズームレンズにおいて、
広角端でのバックフォーカスをBF、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
0.1<BF/fw<1.0
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 広角端において第1レンズ面から像面までの長さをLw、望遠端において第1レンズ面から像面までの長さをLtとするとき、
0.95<Lw/Lt<1.4
なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。 - 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端での全系の焦点距離をfwとするとき、
−3.0 < f1/fw <−1.4
1.70<|f1|/f2< 2.3
なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のズームレンズ。 - 全系におけるレンズ枚数が7枚以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
- 前記第1レンズ群は、物体側より像側へ順に負のパワーを有する第1レンズと、物体側の面が凸状のメニスカス形状の正のパワーを有する第2レンズとから成ることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のズームレンズ。
- 広角端から望遠端へのズーミング時において、第1レンズ群は、像側に凸状の軌跡を描くように移動し、第2レンズ群、第3レンズ群は、像側から物体側へ移動することを特徴とする1乃至6の何れか1項に記載のズームレンズ。
- 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第2レンズ群と一体的に移動する開口絞りを有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のズームレンズ。
- 前記各レンズ群は少なくとも1面の非球面を有していることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載のズームレンズ。
- 請求項1乃至9の何れか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有し、該撮像素子の有効対角線長をYとするとき、
0.1<BF/Y<0.5
なる条件を満足することを特徴とする撮像装置。
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