JP5974101B2 - 広角レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、広角レンズおよび撮像装置に関し、より詳しくは、デジタルカメラ等に好適に使用可能な広角レンズ、および該広角レンズを備えた撮像装置に関するものである。
従来、一眼レフカメラ用の広角レンズでは、バックフォーカスを十分に確保する必要があるため、レトロフォーカス型のレンズ系が多用されていた。レトロフォーカス型のレンズ系は、物体側から順に、負のレンズ群、正のレンズ群を配置し、絞りに対して非対称な構成を有し、一般にバックフォーカスが長い。一方、近年では撮像レンズとその像面との間にミラーが配置されていない、いわゆるミラーレスカメラが小型・軽量という長所から人気を博すようになっており、これに伴い、このような小型のカメラ用のレンズ系の開発が進められている。ミラーレスカメラ用の広角レンズでは、長いバックフォーカスは必要とされないが、良好な像を得るために像面へ入射する光線の角度を比較的小さくすることが必要とされるため、負先行のレンズタイプが採用されることが多い。従来知られている負先行のレンズ系としては、例えば下記特許文献1、2に記載のものを挙げることができる。
特開2004−219610号公報 特開2011−209377号公報
近年要望されている、カメラの小型化、特に光軸方向の厚みの薄型化に対応するためにはレンズ系の全長を短縮することが望まれる。また、近年広く普及しているデジタルカメラに対応するためには良好な倍率色収差の補正が要求され、最近では撮像素子の高画素化とともにその要求レベルが高いものとなってきている。しかしながら、従来の一眼レフカメラ用のレトロフォーカス型の広角レンズ系は、バックフォーカスが長いためレンズ系が大型化しやすく、絞りに対する対称性が低いため倍率色収差を良好に補正することが困難であった。特許文献1に記載されたレンズ系は、バックフォーカスが長いためレンズ系が大型化しやすい。また、特許文献2に記載されたレンズ系は、倍率色収差の補正が十分とは言えない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型の撮像装置に好適で、倍率色収差が良好に補正されて優れた光学性能を有する広角レンズ、および該広角レンズを備えた撮像装置を提供することにある。
本発明の第1の広角レンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群とから実質的に構成され、第1レンズ群が、2枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを含み、第1レンズ群を構成するレンズが、全て負レンズであり、第2レンズ群が、両凸形状の正レンズおよび物体側に凹面を向けた負レンズを物体側からこの順に接合した接合レンズから構成され、第3レンズ群が、物体側から順に、接合レンズと、正レンズと、非球面レンズと、像側に凹面を向けた負レンズおよび両凸形状の正レンズを物体側からこの順に接合した接合レンズとから構成されることを特徴とするものである。
本発明の第2の広角レンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群とから実質的に構成され、第1レンズ群が、2枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを含み、第2レンズ群が、両凸形状の正レンズおよび物体側に凹面を向けた負レンズを物体側からこの順に接合した接合レンズから構成され、第3レンズ群が、物体側から順に、接合レンズと、正レンズと、非球面レンズと、像側に凹面を向けた負レンズおよび両凸形状の正レンズを物体側からこの順に接合した接合レンズとから構成され、下記条件式(2)を満足することを特徴とするものである。
0.4<Y/f3<0.9 … (2)
ただし、
Y:最大像高
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
とする。
本発明の第1、第2の広角レンズの第1レンズ群は、少なくとも1面の非球面を含むことが好ましい。また、本発明の第2の広角レンズにおいては、第1レンズ群を構成するレンズが、全て負レンズであることが好ましい。さらに、本発明の第1、第2の広角レンズにおいては、第1レンズ群が、2枚または3枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズのみから構成されていることが好ましい。
本発明の第1、第2の広角レンズにおいては、下記条件式(1)を満足することが好ましく、下記条件式(1’)を満足することがより好ましい。
1.3<f3/f<2 … (1)
1.5<f3/f<1.8 … (1’)
ただし、
f3:第3レンズ群の焦点距離
f:全系の焦点距離
とする。
本発明の第1の広角レンズにおいては、下記条件式(2)を満足することが好ましく、本発明の第1、第2の広角レンズにおいては、下記条件式(2’)を満足することがより好ましい。
0.4<Y/f3<0.9 … (2)
0.5<Y/f3<0.8 … (2’)
ただし、
Y:最大像高
f3:第3レンズ群の焦点距離
とする。
本発明の第1、第2の広角レンズにおいては、下記条件式(3)を満足することが好ましい。
0.8<BF/f<1.3 … (3)
ただし、
BF:空気換算距離でのバックフォーカス
f:全系の焦点距離
とする。例えば、最も像側のレンズと像面との間にフィルタやカバーガラス等の屈折力を持たない部材が挿入されているときは、この部材の厚みを空気換算してBFを算出するものとする。
本発明の第1、第2の広角レンズにおいては、第3レンズ群内の最も像側の接合レンズが正レンズを含み、下記条件式(4)を満足することが好ましい。
75<ν3p … (4)
ただし、
ν3p:第3レンズ群内の最も像側の接合レンズに含まれる最も像側の正レンズのd線に対するアッベ数
とする。
3レンズ群を上記のように構成した場合は、第3レンズ群の上記非球面レンズが正レンズであることが好ましい。
本発明の第1、第2の広角レンズにおいては、無限遠物体から至近距離物体へのフォーカスは、第3レンズ群のみを物体側に移動させて行うように構成されていることが好ましい。フォーカスをこのように行う場合は、下記条件式(5)を満足することが好ましい。
−0.3<f/f12<0.5 … (5)
ただし、
f:全系の焦点距離
f12:第1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距離
とする。
本発明の第1、第2の広角レンズにおいては、全画角が80度以上であることが好ましい。
本発明の撮像装置は、本発明の第1および第2の少なくとも一方の広角レンズを備えたことを特徴とするものである。
なお、上記の「〜とから実質的に構成され」の「実質的に」とは、挙げた構成要素以外に、実質的にパワーを有さないレンズ、絞りやカバーガラスやフィルタ等のレンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手ぶれ補正機構等の機構部分、等を含んでもよいことを意図するものである。
なお、上記の本発明の第1、第2の広角レンズにおける屈折力の符号、レンズの面形状は、非球面が含まれているものについては近軸領域で考えることとする。
なお、条件式(2)に係る最大像高は、例えば、広角レンズの仕様や、広角レンズが搭載される撮像装置の仕様により求めることができる。
本発明によれば、負先行のレンズタイプにおいて、第1レンズ群が有する構成を好適に設定し、絞りの物体側の第2レンズ群と像側の第3レンズ群にそれぞれ1組の接合レンズと2組の接合レンズを配置し、第3レンズ群が非球面レンズを含むように構成しているため、小型の撮像装置に好適に使用可能で、倍率色収差が良好に補正されて優れた光学性能を有する広角レンズ、および該広角レンズを備えた撮像装置を提供することができる。
本発明の実施例1の広角レンズの構成を示す断面図 本発明の実施例2の広角レンズの構成を示す断面図 本発明の実施例3の広角レンズの構成を示す断面図 本発明の実施例4の広角レンズの構成を示す断面図 図5(A)〜図5(D)は本発明の実施例1の広角レンズの各収差図 図6(A)〜図6(D)は本発明の実施例2の広角レンズの各収差図 図7(A)〜図7(D)は本発明の実施例3の広角レンズの各収差図 図8(A)〜図8(D)は本発明の実施例4の広角レンズの各収差図 本発明の実施形態にかかる撮像装置の前側の斜視図 本発明の実施形態にかかる撮像装置の背面側の斜視図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1〜図4は、本発明の実施形態にかかる広角レンズの構成を示す断面図であり、それぞれ後述の実施例1〜4に対応している。図1〜図4においては、左側が物体側、右側が像側であり、無限遠の距離にある物体からの軸上光束2、最大像高の光束3も合わせて示している。図1〜図4に示す例の基本構成や図示方法は同じため、以下では主に、図1に示す構成例を代表的に参照しながら説明する。
本発明の実施形態にかかる広角レンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから実質的に構成される。なお、図1〜図4に示す開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
この広角レンズが撮像装置に搭載される際には、撮像素子を保護するためのカバーガラスや、撮像装置の仕様に応じたローパスフィルタや赤外線カットフィルタ等の各種フィルタを適宜備えるように撮像装置を構成することが考えられるため、図1ではこれらを想定した平行平板状の光学部材PPを最も像側のレンズ面と像面Simとの間に配置した例を示している。しかし、光学部材PPの位置は図1に示すものに限定されないし、光学部材PPを省略した構成も可能である。
また、図1では、広角レンズが撮像装置に適用される場合を考慮して、広角レンズの像面Simに配置された撮像素子5も図示している。なお、図1では、撮像素子5を簡略的に示しているが、実際には撮像素子5の撮像面が像面Simの位置に一致するように配置される。撮像素子5は、広角レンズにより形成される光学像を撮像して電気信号に変換するものであり、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を用いることができる。
図1に示す例の各レンズ群を構成するレンズの構成は以下のようになっている。すなわち、第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状のレンズL11と、近軸領域で物体側に凸面を向けた負メニスカス形状のレンズL12とからなる。第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸形状のレンズL21と、物体側に凹面を向けた負のレンズL22とからなる。第3レンズ群G3は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負のレンズL31と、物体側に凸面を向けた正のレンズL32と、両凸形状のL33と、近軸領域で像側に凸面を向けた正メニスカス形状のレンズL34と、両凹形状のレンズL35と、両凸形状のレンズL36とからなる。レンズL21とレンズL22は接合され、レンズL31とレンズL32は接合され、レンズL35とレンズL36は接合されている。レンズL12とレンズL34はそれぞれ両面が非球面である。
本発明の実施形態にかかる広角レンズは、広角と良好な光学性能を維持しながら、倍率色収差を良好に補正し、従来の一眼レフカメラ用のレトロフォーカスタイプの広角レンズよりもバックフォーカスの短縮を図るように考案されたものである。
本実施形態にかかる広角レンズは、第1レンズ群G1が2枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを含み、第2レンズ群G2が1組の接合レンズを含み、第3レンズ群G3が2組の接合レンズと少なくとも1面の非球面を含むように構成されている。なお、ここでいう第2レンズ群G2が含む1組の接合レンズおよび第3レンズ群G3が含む2組の接合レンズはそれぞれ、正レンズと負レンズが接合された構成を有するものである。
第1レンズ群G1が2枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを含むことで広角化に有利となる。また、第3レンズ群G3が少なくとも1面の非球面を有することで、像面湾曲の良好な補正に有利となる。
倍率色収差の良好な補正のためには、できるだけ開口絞りStから遠く像面Simに近い位置に正レンズと負レンズを含む接合レンズを配置することが有効である。また、良好な光学性能を実現するためには、倍率色収差だけでなく軸上色収差も良好に補正する必要がある。第3レンズ群G3が2組の接合レンズを含むことで、一方の接合レンズを開口絞りStから遠い位置に配置して倍率色収差の補正に有利なものとし、他方の接合レンズを開口絞りStの近傍に配置して軸上色収差の補正に有利なものとすることができる。
また、開口絞りStより物体側の第2レンズ群G2の接合レンズと、開口絞りStより像側の第3レンズ群G3の2組の接合レンズとの計3組の接合レンズを有することで、倍率色収差と軸上色収差のバランスを良好に保持することができる。
さらにまた、広角を維持しつつ、バックフォーカスの短縮を図るために、本実施形態にかかる広角レンズでは、負先行のレンズタイプを採用しながら、従来の一眼レフカメラ用のレトロフォーカスタイプのレンズ系よりも対称性を向上させた光学系を構成するようにしている。すなわち、第3レンズ群G3が2組の接合レンズを含むことで、そのうちの1組の接合レンズを開口絞りStの近くに配置することが可能となり、この第3レンズ群G3の接合レンズと、第2レンズ群G2の接合レンズとで、開口絞りStに対して物体側と像側に関する対称性を高めることができ、バックフォーカスの短縮に貢献することができる。
本実施形態にかかる広角レンズの各レンズ群はさらに以下に述べる構成を有することが好ましい。第1レンズ群G1は少なくとも1面の非球面を有することが好ましく、このようにした場合は、ディストーションを良好に補正することができる。
第1レンズ群G1を構成するレンズは全て負レンズであることが好ましく、このようにした場合は、広角化に有利となる。
第1レンズ群G1は、図1や図4に示す例のように、2枚または3枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズのみから構成されることが好ましく、このようにした場合は、小型化を図りながらディストーションや非点収差を良好に補正することができる。第1レンズ群G1を1枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズのみで構成した場合は、ディストーションや非点収差を良好に抑えることが困難になる。第1レンズ群G1を4枚以上のレンズで構成した場合は、レンズ系が大型化してしまう。
第2レンズ群G2の最も物体側のレンズ成分は正の屈折力を有することが好ましく、このようにした場合は、物体側から進行して負の第1レンズ群G1を透過して発散傾向にある光束に対して、第2レンズ群G2の最も物体側の正のレンズ成分により収束作用を与えることができ、光線高を抑制することができるので収差の発生量を抑制することができる。なお、「レンズ成分」とは、光軸上での空気接触面が物体側の面と像側の面の2つのみのレンズであり、1つのレンズ成分とは1つの単レンズあるいは1組の接合レンズを意味する。すなわち、第2レンズ群G2の最も物体側には正の屈折力を有する単レンズか、正の屈折力を有する接合レンズが配置されることが好ましい。
図1に示す例では、第2レンズ群G2の最も物体側に、正レンズと負レンズを接合した接合レンズが配置されている。第2レンズ群G2の最も物体側に配置される接合レンズを構成するレンズの配列順は、物体側から順に、正レンズ、負レンズとしてもよく、あるいは、その正負の順番を逆にしたものでもよい。
図1に示す例では、第2レンズ群G2は、両凸形状の正レンズおよび物体側に凹面を向けた負レンズを接合した1組の接合レンズのみから構成されている。このようにした場合は、レンズ枚数を極力抑えてレンズ系の大型化を抑制しながら、倍率色収差を良好に補正することが容易になる。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、1組の接合レンズと、非球面レンズと、1組の接合レンズとを含み、第3レンズ群G3内の最も像側の接合レンズが、像側に凹面を向けた負レンズおよび両凸形状の正レンズを物体側からこの順に接合したものとすることが好ましい。第3レンズ群G3において、非球面レンズの物体側と像側それぞれに接合レンズを配置することで、倍率色収差と軸上色収差を良好に補正することができる。第3レンズ群G3内の最も像側の接合レンズを負レンズおよび正レンズを物体側からこの順に接合したものとすることで、倍率色収差を良好に補正することができる。またこの接合レンズの接合面を像側に凹面を向けた形状とすることで、この接合レンズを構成する正レンズの屈折力を強くすることができ、倍率色収差をより良好に補正することができる。
図1に示す例の第3レンズ群G3では、レンズL31、レンズL32が接合されて接合レンズを構成し、レンズL33が正レンズであり、レンズL34が非球面レンズであり、レンズL35とレンズL36が接合されて接合レンズを構成している。図1に示すように、第3レンズ群G3は、物体側から順に、接合レンズと、正レンズと、非球面レンズと、像側に凹面を向けた負レンズおよび両凸形状の正レンズを物体側からこの順に接合した接合レンズとから構成されることが以下に述べる事情から好ましい。
倍率色収差を良好に補正するためには第3レンズ群G3の最も像側に負のレンズL35と正のレンズL36からなる接合レンズを配置することが好ましい。非球面レンズであるレンズL34は、開口絞りStからより離れた位置、より像側に配置するほど軸外収差の補正に有効であるので、第3レンズ群G3の中で像側から2番目に配置することが好ましい。この非球面レンズにより非点収差、像面湾曲を良好に補正することができる。軸上色収差を良好に補正するためには第3レンズ群G3の最も物体側に負のレンズL31と正のレンズL32からなる接合レンズを配置することが好ましい。正のレンズL33は、第3レンズ群G3内の物体側の接合レンズを構成する正のレンズL32と正の屈折力を分担し、球面収差を良好に補正することができる。正の屈折力を分担するためには、レンズL33は両凸レンズであることが好ましい。
第3レンズ群G3が上記構成の6枚のレンズからなる場合、第3レンズ群G3が有する非球面レンズは少なくとも近軸領域で正の屈折力を有することが好ましい。第3レンズ群G3のこの非球面レンズを正レンズとすることで、非点収差、像面湾曲をより良好に補正することができる。
なお、従来の一眼レフカメラ用のレトロフォーカスタイプの広角レンズでは、全系の最も像側に正の単レンズが配置された構成が多く、そのような構成では物体側のレンズ群に倍率色収差の補正の負担が大きくかかることになる。これに対して、図1に示す本実施形態の第3レンズ群G3の最も像側に接合レンズを配置した構成では、物体側のレンズ群の負担を大きくすることなく倍率色収差の良好な補正が可能となる。
また、上記の従来の全系の最も像側に正の単レンズが配置された構成に比べて、図1に示す本実施形態の第3レンズ群G3の最も像側に接合レンズを配置した構成では、この接合レンズを1つのレンズ成分としてみたとき、全系の最も像側に配置されるレンズ成分の正の屈折力を弱めることができ、あるいは全系の最も像側に負の屈折力を有するレンズ成分を配置することが可能となり、従来の一眼レフカメラ用のレトロフォーカスタイプの広角レンズに比べてレンズ系の対称性を高めることができるので、バックフォーカスの短縮に寄与することができる。
上記事情から、第3レンズ群G3の最も像側に配置されるレンズL35、レンズL36からなるレンズ成分は、メニスカス形状であることが好ましい。以上の事情から、レンズL35は両凹レンズであることが好ましい。そして、小型化のためには、レンズL35の物体側に位置するレンズL34は近軸領域で像側に凸面を向けたメニスカスレンズであることが好ましい。
さらに、本実施形態の広角レンズは、下記条件式(1)を満足することが好ましい。
1.3<f3/f<2 … (1)
ただし、
f3:第3レンズ群の焦点距離
f:全系の焦点距離
とする。
条件式(1)の下限を満足しない場合、第3レンズ群G3の負荷が大きくなり第1レンズ群G1と第2レンズ群G2を合成した光学系の負荷が小さくなり、第3レンズ群G3に入射する光線と光軸Zとのなす角度が大きくなるため、第3レンズ群G3での収差補正が困難となり、特に倍率色収差が悪化する。条件式(1)の上限を満足しない場合、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2を合成した光学系の負荷が大きくなり、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2での収差補正が困難となり、特に像面湾曲が悪化する。また、条件式(1)の上限を満足しない場合、バックフォーカスが長くなりレンズ系の全長(最も物体側の面から像面Simまでの光軸上の距離)が長くなる。条件式(1)を満足することで、バックフォーカスを短縮し、像面湾曲と倍率色収差を良好に補正することができる。
上記事情から、バックフォーカスの短縮、像面湾曲と倍率色収差のより良好な補正のためには下記条件式(1’)を満足することがより好ましい。
1.5<f3/f<1.8 … (1’)
また、本実施形態の広角レンズは、下記条件式(2)を満足することが好ましい。
0.4<Y/f3<0.9 … (2)
ただし、
Y:最大像高
f3:第3レンズ群の焦点距離
とする。
条件式(2)の下限を満足しない場合、レンズ系の全長が長くなる。条件式(2)の上限を満足しない場合、像面Simに入射する光線の角度が大きくなる。条件式(2)を満足することで、レンズ系の全長の短縮と、像面Simに入射する光線の角度の抑制が容易になる。
上記事情から、レンズ系の全長の短縮と、像面Simに入射する光線の角度の抑制をより容易にするためには下記条件式(2’)を満足することがより好ましい。
0.5<Y/f3<0.8 … (2’)
また、本実施形態の広角レンズは、下記条件式(3)を満足することが好ましい。
0.8<BF/f<1.3 … (3)
ただし、
BF:バックフォーカス(空気換算距離)
f:全系の焦点距離
とする。
条件式(3)の下限を満足しない場合、広角レンズを撮像装置に搭載する際に像面近傍に配置される部材とレンズ系が干渉する虞がある。条件式(3)の上限を満足しない場合、開口絞りStの物体側と像側の非対称性が大きくなり、倍率色収差の補正が困難となる。条件式(3)を満足することで、部材配置の必要なスペースを確保しつつ、倍率色収差を良好に補正することができる。
また、本実施形態の広角レンズは、第3レンズ群G3内の最も像側の接合レンズが正レンズを含むように構成し、下記条件式(4)を満足することが好ましい。
75<ν3p … (4)
ただし、
ν3p:第3レンズ群内の最も像側の接合レンズに含まれる最も像側の正レンズのd線に対するアッベ数
とする。
条件式(4)を満足しない場合、倍率色収差の補正、特に高次の倍率色収差の補正が困難となる。条件式(4)を満足することで、倍率色収差をバランス良く補正することができる。
また、本実施形態の広角レンズは、無限遠物体から至近距離物体へのフォーカスは、第3レンズ群G3のみを物体側に移動させて行うことが好ましく、このようにした場合は、近距離物体にフォーカスするときの像面の倒れを抑制することができる。
上記のように第3レンズ群G3でフォーカスを行う場合、下記条件式(5)を満足することが好ましい。条件式(5)を満足することで、フォーカス時の球面収差の変動を抑制することが容易になる。
−0.3<f/f12<0.5 … (5)
ただし、
f:全系の焦点距離
f12:第1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距離
とする。
また、本実施形態の広角レンズは、広角化を実現するために全画角が80度以上であることが好ましい。
上述した好ましい構成は、任意の組合せが可能であり、広角レンズに要求される仕様に応じて適宜選択的に採用されることが好ましい。好ましい構成を適宜採用することで、より良好な光学性能やより高い仕様に対応可能な光学系を実現することができる。
次に、本発明の広角レンズの数値実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1の広角レンズのレンズ断面図は図1に示したものである。その図示方法については上述したとおりであるので、ここでは重複説明を省略する。
実施例1の広角レンズの概略構成は以下のようになっている。すなわち、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなる。第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状のレンズL11と、近軸領域で物体側に凸面を向けた負メニスカス形状のレンズL12とからなる。第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸形状のレンズL21と、両凹形状のレンズL22とからなる。第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹形状のレンズL31と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状のレンズL32と、両凸形状のL33と、近軸領域で像側に凸面を向けた正メニスカス形状のレンズL34と、両凹形状のレンズL35と、両凸形状のレンズL36とからなる。レンズL21とレンズL22は接合され、レンズL31とレンズL32は接合され、レンズL35とレンズL36は接合されており、その他のレンズは接合されていない単レンズである。レンズL12とレンズL34はそれぞれ両面が非球面である。
実施例1の広角レンズの詳細構成として、表1に基本レンズデータ、表2に非球面係数を示す。表1の枠上に記載されているfは全系の焦点距離、BFはバックフォーカス(空気換算距離)、2ωは全画角、FNo.はFナンバーであり、いずれもd線に関するものである。
表1のSiの欄は最も物体側の構成要素の物体側の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示し、Riの欄はi番目の面の曲率半径を示し、Diの欄はi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示している。曲率半径の符号は、面形状が物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。
表1のNdjの欄は最も物体側の構成要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のd線(波長587.56nm)に対する屈折率を示し、νdjの欄はj番目の光学要素のd線に対するアッベ数を示している。なお、表1には開口絞りStと光学部材PPも含めて示しており、開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号と(St)という語句を記載している。
表1の面番号に*印が付いた面は非球面であり、表1の非球面の曲率半径の欄には近軸の曲率半径の数値を示している。表2にこれら非球面の非球面係数を示す。表2のSiの欄は非球面の面番号を示している。表2の非球面係数の数値の「E−n」(n:整数)は「×10−n」を意味する。非球面係数は、下式で表される非球面式における各係数K、Am(m=3、4、5、…20)の値である。
Zd=C・h/{1+(1−K・C・h1/2}+ΣAm・h
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からのレンズ面までの距離)
C:近軸曲率
K、Am:非球面係数(m=3、4、5、…20)
以下に示す各表では、角度の単位には度を用い、長さの単位にはmmを用いているが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても使用可能なため他の適当な単位を用いることも可能である。また、以下に示す各表では所定の桁でまるめた数値を記載している。
Figure 0005974101
Figure 0005974101
図5(A)〜図5(D)にそれぞれ、実施例1の広角レンズの球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、倍率色収差(倍率の色収差)の各収差図を示す。球面収差の図のFNo.はFナンバーを意味し、その他の収差図のωは半画角を意味する。各収差図には、d線(波長587.56nm)を基準波長とした収差を示すが、球面収差図には、C線(波長656.27nm)、g線(波長435.84nm)についての収差も示し、倍率色収差図ではC線、g線についての収差を示している。非点収差図ではサジタル方向については実線で、タンジェンシャル方向については点線で示している。図5(A)〜図5(D)は物体距離が無限遠のときのものである。
上記の実施例1のものに関する図示方法、各表中の記号、意味、記載方法は、特に断りがない限り以下の実施例のものについても同様であるため、以下では重複説明を省略する。
[実施例2]
実施例2の広角レンズのレンズ断面図は図2に示したものである。実施例2の広角レンズの概略構成は、レンズL31が像側に凹面を向けた負メニスカス形状である点以外は、実施例1のものと同様である。表3、表4にそれぞれ実施例2の広角レンズの基本レンズデータ、非球面係数を示す。図6(A)〜図6(D)に実施例2の広角レンズの各収差図を示す。
Figure 0005974101
Figure 0005974101
[実施例3]
実施例3の広角レンズのレンズ断面図は図3に示したものである。実施例3の広角レンズの概略構成は、レンズL22が物体側に凹面を向けた負メニスカス形状である点、レンズL32が両凸形状である点以外は、実施例1のものと同様である。表5、表6にそれぞれ実施例3の広角レンズの基本レンズデータ、非球面係数を示す。図7(A)〜図7(D)に実施例3の広角レンズの各収差図を示す。
Figure 0005974101
Figure 0005974101
[実施例4]
実施例4の広角レンズのレンズ断面図は図4に示したものである。実施例4の広角レンズの概略構成は、第1レンズ群G1が3枚構成であり、第1レンズ群G1の最も像側に物体側に凸面を向けた負メニスカス形状のレンズL13が配設されている点、レンズL31が像側に凹面を向けた負メニスカス形状である点以外は、実施例1のものと同様である。表7、表8に実施例4の広角レンズの基本レンズデータ、非球面係数を示す。図8(A)〜図8(D)に実施例4の広角レンズの各収差図を示す。
Figure 0005974101
Figure 0005974101
表9に上記実施例1〜4の広角レンズの条件式(1)〜(5)の対応値と、条件式に関連する値を示す。表9のYは最大像高、f3は第3レンズ群G3の焦点距離、f12は第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の合成焦点距離である。表9に示す値はd線に関するものである。
Figure 0005974101
以上のデータからわかるように、実施例1〜4の広角レンズは、全系が10〜11枚のレンズからなり小型に構成され、Fナンバーが2.88であり、全画角が約85°〜99°と広い画角を達成しつつ、倍率色収差を含めた諸収差が良好に補正されて高い光学性能を有する。実施例1〜4の広角レンズは、従来多用されている一眼レフカメラ用のレトロフォーカス型の広角レンズよりもバックフォーカスが短縮されてレンズ系の全長が短い構成となっており、例えばミラーレスカメラに好適に使用可能である。
次に、図9A、図9Bを参照しながら本発明にかかる撮像装置の一実施形態について説明する。図9A、図9Bに斜視形状を示すカメラ30は、交換レンズ20が取り外し自在に装着される、いわゆるミラーレス一眼形式のデジタルカメラであり、図9Aはこのカメラ30を前側から見た外観を示し、図9Bはこのカメラ30を背面側から見た外観を示している。
このカメラ30はカメラボディ31を備え、その上面にはシャッターボタン32と電源ボタン33とが設けられている。またカメラボディ31の背面には、操作部34、35と表示部36とが設けられている。表示部36は、撮像された画像や、撮像される前の画角内にある画像を表示するためのものである。
カメラボディ31の前面中央部には、撮影対象からの光が入射する撮影開口が設けられ、その撮影開口に対応する位置にマウント37が設けられ、このマウント37を介して交換レンズ20がカメラボディ31に装着されるようになっている。交換レンズ20は、本発明の実施形態にかかる広角レンズ1を鏡筒内に収納したものである。
そしてカメラボディ31内には、交換レンズ20によって形成された被写体像を受け、それに応じた撮像信号を出力するCCD等の撮像素子(不図示)、その撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像を生成する信号処理回路、およびその生成された画像を記録するための記録媒体等が設けられている。このカメラ30では、シャッターボタン32を押すことにより1フレーム分の静止画の撮影がなされ、この撮影で得られた画像データが上記記録媒体に記録される。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、非球面係数等の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
また、撮像装置の実施形態では、ミラーレス一眼形式のデジタルカメラに適用した例について図を示して説明したが、本発明はこの用途に限定されるものではなく、例えば、一眼レフ形式のカメラや、フィルムカメラ、ビデオカメラ等に適用することも可能である。

Claims (14)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群とから実質的に構成され、
    前記第1レンズ群が、2枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを含み、前記第1レンズ群を構成するレンズが、全て負レンズであり、
    前記第2レンズ群が、両凸形状の正レンズおよび物体側に凹面を向けた負レンズを物体側からこの順に接合した接合レンズから構成され、
    前記第3レンズ群が、物体側から順に、接合レンズと、正レンズと、非球面レンズと、像側に凹面を向けた負レンズおよび両凸形状の正レンズを物体側からこの順に接合した接合レンズとから構成されることを特徴とする広角レンズ。
  2. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群とから実質的に構成され、
    前記第1レンズ群が、2枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを含み、
    前記第2レンズ群が、両凸形状の正レンズおよび物体側に凹面を向けた負レンズを物体側からこの順に接合した接合レンズから構成され、
    前記第3レンズ群が、物体側から順に、接合レンズと、正レンズと、非球面レンズと、像側に凹面を向けた負レンズおよび両凸形状の正レンズを物体側からこの順に接合した接合レンズとから構成され
    下記条件式(2)を満足することを特徴とする広角レンズ。
    0.4<Y/f3<0.9 … (2)
    ただし、
    Y:最大像高
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
    とする。
  3. 前記第1レンズ群が、少なくとも1面の非球面を含む請求項1または2記載の広角レンズ。
  4. 前記第1レンズ群が、2枚または3枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズのみから構成されている請求項1から3のいずれか1項記載の広角レンズ。
  5. 下記条件式(1)を満足する請求項1から4のいずれか1項記載の広角レンズ。
    1.3<f3/f<2 … (1)
    ただし、
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
    f:全系の焦点距離
    とする。
  6. 下記条件式(3)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の広角レンズ。
    0.8<BF/f<1.3 … (3)
    ただし、
    BF:空気換算距離でのバックフォーカス
    f:全系の焦点距離
    とする。
  7. 前記第3レンズ群内の最も像側の接合レンズが正レンズを含み、下記条件式(4)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の広角レンズ。
    75<ν3p … (4)
    ただし、
    ν3p:前記第3レンズ群内の最も像側の接合レンズに含まれる最も像側の正レンズのd線に対するアッベ数
    とする。
  8. 前記第3レンズ群の前記非球面レンズが正レンズである請求項1からのいずれか1項記載の広角レンズ。
  9. 無限遠物体から至近距離物体へのフォーカスは、前記第3レンズ群のみを物体側に移動させて行うように構成されている請求項1からのいずれか1項記載の広角レンズ。
  10. 下記条件式(5)を満足する請求項記載の広角レンズ。
    −0.3<f/f12<0.5 … (5)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f12:前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
    とする。
  11. 全画角が80度以上である請求項1から10のいずれか1項記載の広角レンズ。
  12. 下記条件式(1’)を満足する請求項1から11のいずれか1項記載の広角レンズ。
    1.5<f3/f<1.8 … (1’)
    ただし、
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
    f:全系の焦点距離
    とする。
  13. 下記条件式(2’)を満足する請求項1から12のいずれか1項記載の広角レンズ。
    0.5<Y/f3<0.8 … (2’)
    ただし、
    Y:最大像高
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
    とする。
  14. 請求項1から13のいずれか1項記載の広角レンズを備えたことを特徴とする撮像装置。
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