JP6548590B2 - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ、および/またはビデオカメラ等に好適な撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置に関するものである。
従来、上記分野のカメラに使用可能な撮像レンズとして、例えば下記特許文献1および特許文献2に記載のものが提案されている。特許文献1には、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有し、開口絞りの物体側直前に接合レンズを配置したレンズ系が記載されている。
特許文献2には、物体側のレンズ群を移動させて合焦を行うフロントフォーカス方式の撮像レンズが記載されている。特許文献2の実施例4〜5の撮像レンズは、合焦の際に、最も像側のレンズ群を固定し、それより物体側のレンズ群を移動群として一体的に移動させて合焦を行っている。特許文献2の実施例1〜3の撮像レンズは、合焦の際の移動群は実施例1〜3のものと同じであるが、その移動群をさらに2つの群に分け、これら2つの群の相互間隔が変化するように移動させるフローティングシステムを採っている。
特開2013−019994号公報 特開2013−218015号公報
昨今では撮像レンズのさらなる小型化が望まれており、特に、イメージサイズに対してレンズ全長が短い撮像レンズが望まれている。しかしながら、特許文献1に記載のレンズ系は、レンズ全長が十分短いとは言えない。特許文献2の実施例1〜5のレンズ系も、無限遠物体に合焦している状態でのイメージサイズに対するレンズ全長の比が大きく、小型化という昨今の要望を十分満たしていない。また、特許文献2の実施例1〜3のレンズ系は、フローティングシステムを採用しているため、レンズ群を移動させるための機構が複雑になり、レンズ鏡筒の大型化や製造コスト高につながってしまう。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、小型で、良好な光学性能を有し、装置構成の簡易化が可能なフロントフォーカス方式の撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の撮像レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とから実質的になり、第1レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、第1レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、第1レンズ群の像側から2番目のレンズは像側に凹面を向けた正レンズであり、第2レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、第2レンズ群の最も物体側には物体側に凹面を向けたメニスカスレンズが配置され、第3レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群と絞りと第2レンズ群とが一体的に物体側へ移動し、第3レンズ群は像面に対して固定されており、下記条件式(1)を満足することを特徴とする。
1.01<R1Yr/R1Zf (1)
ただし、
R1Yr:第1レンズ群の像側から2番目のレンズの像側の面の曲率半径
R1Zf:第1レンズ群の最も像側のレンズの物体側の面の曲率半径
本発明の第2の撮像レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とから実質的になり、第1レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、第1レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、第2レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、第2レンズ群の最も物体側には物体側に凹面を向けたメニスカスレンズが配置され、第3レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群と絞りと第2レンズ群とが一体的に物体側へ移動し、第3レンズ群は像面に対して固定されており、下記条件式(1−1)を満足することを特徴とする。
1.05<R1Yr/R1Zf<1.7 (1−1)
ただし、
R1Yr:第1レンズ群の像側から2番目のレンズの像側の面の曲率半径
R1Zf:第1レンズ群の最も像側のレンズの物体側の面の曲率半径
以下では、本発明の第1および第2の撮像レンズを総括して本発明の撮像レンズと称する。
本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズ群の最も像側のレンズは、像側に凹面を向けた負レンズであることが好ましい。
本発明の第2の撮像レンズにおいては、第1レンズ群の像側から2番目のレンズは、像側に凹面を向けた正レンズであることが好ましい。
本発明の撮像レンズにおいては、第2レンズ群の物体側から2番目のレンズは、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズであることが好ましい。
本発明の撮像レンズにおいては、第3レンズ群は3枚のレンズから実質的になるように構成してもよい。
本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズ群は、物体側から順に、2枚の正レンズと、1枚の負レンズとから実質的になるように構成してもよい。
本発明の撮像レンズにおいては、下記条件式(2)〜(7)、(2−1)〜(7−1)のうちの少なくとも1つを満足することが好ましい。
|f/f3|<0.45 (2)
20<ν1Y−ν1Z (3)
0.4<f/f2<1.5 (4)
0.2<f/f1<1 (5)
−0.5<R21f/f2<−0.1 (6)
0.2<Bf/f<0.6 (7
f/f3|<0.35 (2−1)
28<ν1Y−ν1Z<42 (3−1)
0.5<f/f2<1.2 (4−1)
0.3<f/f1<0.7 (5−1)
−0.4<R21f/f2<−0.15 (6−1)
0.3<Bf/f<0.6 (7−1)
ただし、
f:無限遠物体に合焦した状態の全系の焦点距離
f3:第3レンズ群の焦点距離
ν1Y:第1レンズ群の像側から2番目のレンズのd線基準のアッベ数
ν1Z:第1レンズ群の最も像側のレンズのd線基準のアッベ数
f2:第2レンズ群の焦点距離
f1:第1レンズ群の焦点距離
R21f:第2レンズ群の最も物体側のレンズの物体側の面の曲率半径
Bf:最も像側のレンズの像側の面から像面までの空気換算長
R1Yr:第1レンズ群の像側から2番目のレンズの像側の面の曲率半径
R1Zf:第1レンズ群の最も像側のレンズの物体側の面の曲率半径
本発明の撮像装置は、本発明の撮像レンズを備えたものである。
なお、上記の「〜から実質的になり」および「〜から実質的になる」とは、構成要素として挙げたもの以外に、実質的にパワーを有さないレンズ、絞りおよび/またはカバーガラス等のレンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、および/または手振れ補正機構等の機構部分等を含んでもよいことを意図するものである。
なお、上記の「正の屈折力を有する〜レンズ群」とはレンズ群全体として正の屈折力を有することを意味する。レンズ群の屈折力の符号、レンズの屈折力の符号、レンズの面形状、およびレンズの面の曲率半径は、非球面が含まれているものは近軸領域で考えることとする。曲率半径の符号は、物体側に凸を向けた面形状のものを正とし、像側に凸を向けた面形状のものを負とする。また、上記条件式は全て断りがない限り、d線(波長587.6nm)に関するものである。
本発明によれば、物体側から順に、正の第1レンズ群、絞り、正の第2レンズ群、および第3レンズ群から実質的になるレンズ系において、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に第1レンズ群から第2レンズ群までは一体的に物体側へ移動し第3レンズ群は固定されているようにし、各レンズ群の構成を好適に設定し、さらに所定の条件式を満足するようにしているため、小型で、良好な光学性能を有し、装置構成の簡易化が可能なフロントフォーカス方式の撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供することができる。
本発明の実施例1の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例2の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例3の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例4の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例5の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例6の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例7の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例8の撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例1の撮像レンズの各収差図であり、左から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、および倍率色収差図である。 本発明の実施例2の撮像レンズの各収差図であり、左から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、および倍率色収差図である。 本発明の実施例3の撮像レンズの各収差図であり、左から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、および倍率色収差図である。 本発明の実施例4の撮像レンズの各収差図であり、左から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、および倍率色収差図である。 本発明の実施例5の撮像レンズの各収差図であり、左から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、および倍率色収差図である。 本発明の実施例6の撮像レンズの各収差図であり、左から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、および倍率色収差図である。 本発明の実施例7の撮像レンズの各収差図であり、左から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、および倍率色収差図である。 本発明の実施例8の撮像レンズの各収差図であり、左から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、および倍率色収差図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の正面側の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の背面側の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る撮像レンズの構成を示す断面図であり、後述の実施例1に対応している。図1では、無限遠物体に合焦している状態を示し、左側が物体側、右側が像側である。
この撮像レンズは、光軸Zに沿って物体側から像側へ向かって順に、全体として正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りStと、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、全体として正または負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから実質的になる。なお、図1に示す開口絞りStは必ずしも大きさおよび/または形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
図1に示す例では、第1レンズ群G1は物体側から順にレンズL11〜L13の3枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は物体側から順にレンズL21〜L24の4枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は物体側から順にレンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。しかし、各レンズ群は図1に示す例と異なる枚数のレンズで構成することも可能である。
この撮像レンズを撮像装置に適用する際には、撮像装置の仕様に応じた各種フィルタおよび/または保護用のカバーガラスを備えることが好ましいため、図1では、これらを想定した平行平面板状の光学部材PPをレンズ系と像面Simとの間に配置した例を示している。しかし、光学部材PPの位置は図1に示すものに限定されないし、光学部材PPを省略した構成も可能である。
この撮像レンズは、フロントフォーカス方式のレンズ系である。フロントフォーカス方式のレンズ系は、光学系の光軸方向の長さを小型化しやすく、かつ機構的に比較的シンプルに構成可能であり、例えば、レンズ交換式のデジタルカメラ用のレンズ系として適用可能である。この撮像レンズは、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群G1と開口絞りStと第2レンズ群G2とが一体的に像側から物体側へ移動し、第3レンズ群G3は像面Simに対して固定されている。このように構成することで、レンズ径を小型化することができ、かつ、レンズ全長を好適に短縮することができ、また、フローティングシステムを用いたレンズ系と比べて、合焦の際のレンズ群を移動させるための機構等をシンプルにできるため、装置の簡易化を図ることができる。
第1レンズ群G1は3枚以上のレンズから実質的になり、第1レンズ群G1の最も物体側には正レンズが配置される。最も物体側のレンズを正レンズとすることで、レンズ全長を短縮することに有利となる。
この撮像レンズは、第1レンズ群G1のレンズに関して下記条件式(1)を満足するように構成される。
1.01<R1Yr/R1Zf (1)
ただし、
R1Yr:第1レンズ群の像側から2番目のレンズの像側の面の曲率半径
R1Zf:第1レンズ群の最も像側のレンズの物体側の面の曲率半径
条件式(1)は、第1レンズ群G1の最も像側のレンズと第1レンズ群G1の像側から2番目のレンズとの間に形成される空気レンズに関する式である。条件式(1)の下限以下とならないようにすることで、第1レンズ群G1の像側から1番目のレンズと2番目のレンズの間に、物体側の面の曲率半径の絶対値より像側の面の曲率半径の絶対値が小さいメニスカス形状の空気レンズを配置することになり、像面湾曲を好適に補正することができる。
さらに、下記条件式(1−1)満足することが好ましい。
1.05<R1Yr/R1Zf<1.7 (1−1)
条件式(1−1)の下限以下とならないようにすることで、条件式(1)に関する効果を高めることが可能となる。条件式(1−1)の上限以上とならないようにすることで、像面湾曲に加え、その他の諸収差、特に球面収差を同時に補正することが容易となる。
第1レンズ群G1の最も像側のレンズは、像側に凹面を向けた負レンズであることが好ましい。このようにした場合は、球面収差の発生を好適に補正すると同時に、非点収差と像面湾曲を好適に補正することができる。
第1レンズ群G1の像側から2番目のレンズは、像側に凹面を向けた正レンズであることが好ましい。このようにした場合は、非点収差、像面湾曲、および色収差を好適に補正することに有利となる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、2枚の正レンズと、1枚の負レンズとから実質的になるように構成してもよい。第1レンズ群G1に2枚の正レンズを用いることで、各正レンズの屈折力が強くなりすぎることがなく、球面収差の補正に有利になる。それに加えて負レンズを1枚用いることで、色収差を補正することができる。
例えば、第1レンズ群G1は、物体側から順に、2枚の像側に凹面を向けた正メニスカスレンズと、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズとからなるように構成することができる。第1レンズ群G1のレンズは全て接合されていない単レンズとすることができる。
開口絞りStは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間に配置される。このようにすることにより、第2レンズ群G2よりも像側に開口絞りStを配置する場合に比べて、開口絞りStに対する光学系の対称性が良くなり、諸収差を好適に補正できる。
第2レンズ群G2は3枚以上のレンズから実質的になり、第2レンズ群G2の最も物体側には物体側に凹面を向けたメニスカスレンズが配置される。第2レンズ群G2の最も物体側のレンズの形状をこのようにすることで、球面収差の発生を好適に補正すると同時に、非点収差と像面湾曲を好適に補正することができる。
第2レンズ群G2の物体側から2番目のレンズは、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズであることが好ましい。このようにした場合は、非点収差の発生を抑えることができ、画角を確保することができる。
第2レンズ群G2は3枚もしくは4枚のレンズから実質的になるように構成してもよく、このようにした場合は、良好な性能の実現とレンズ全長の短縮との両立に有利となる。
例えば、第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズおよび物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズが接合された接合レンズと、2枚の物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズとからなるように構成することができる。あるいは、第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、2枚の物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズとからなるように構成してもよい。
第3レンズ群G3は3枚以上のレンズから実質的になるように構成される。このようにすることで、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に、諸収差の変動を抑えることができる。第3レンズ群G3は3枚のレンズから実質的になるように構成してもよく、このようにした場合は、レンズ全長の短縮に有利となる。
例えば、第3レンズ群G3の最も物体側のレンズは像側に凸面を向けた正レンズとすることができ、第3レンズ群G3の物体側から2番目のレンズは物体側に凹面を向けた負レンズとすることができる。
また、この撮像レンズは下記条件式(2)〜(7)の少なくとも1つ、または任意の組合せを満足することが好ましい。
|f/f3|<0.45 (2)
20<ν1Y−ν1Z (3)
0.4<f/f2<1.5 (4)
0.2<f/f1<1 (5)
−0.5<R21f/f2<−0.1 (6)
0.2<Bf/f<0.6 (7)
ただし、
f:無限遠物体に合焦した状態の全系の焦点距離
f3:第3レンズ群の焦点距離
ν1Y:第1レンズ群の像側から2番目のレンズのd線基準のアッベ数
ν1Z:第1レンズ群の最も像側のレンズのd線基準のアッベ数
f2:第2レンズ群の焦点距離
f1:第1レンズ群の焦点距離
R21f:第2レンズ群の最も物体側のレンズの物体側の面の曲率半径
Bf:最も像側のレンズの像側の面から像面までの空気換算長
条件式(2)を満足することで、ペッツバール和を抑えることができ、像面湾曲が増大するのを防ぐことができる。また、条件式(2)を満足することで、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に、諸収差の変動を抑えることができる。条件式(2)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(2−1)を満足することがより好ましい。
|f/f3|<0.35 (2−1)
条件式(3)を満足することで、色収差を好適に補正することに有利となる。さらに、下記条件式(3−1)を満足することがより好ましい。
28<ν1Y−ν1Z<42 (3−1)
条件式(3−1)の下限以下とならないようにすることで、条件式(3)に関する効果を高めることが可能となる。条件式(3−1)の上限以上とならないようにすることで、色収差の補正が過剰となるのを防ぐことが可能となる。
条件式(4)の下限以下とならないようにすることで、第2レンズ群G2の正の屈折力を確保でき、レンズ全長を抑えることができる。条件式(4)の上限以上とならないようにすることで、第2レンズ群G2の正の屈折力が強くなりすぎるのを防ぐことができ、球面収差および/または非点収差を抑えることが容易となる。条件式(4)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(4−1)を満足することがより好ましい。
0.5<f/f2<1.2 (4−1)
条件式(5)の下限以下とならないようにすることで、第1レンズ群G1の正の屈折力を確保でき、レンズ全長を抑えることができる。条件式(5)の上限以上とならないようにすることで、第1レンズ群G1の正の屈折力が強くなりすぎるのを防ぐことができ、球面収差および/または非点収差を抑えることが容易となる。条件式(5)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(5−1)を満足することがより好ましい。
0.3<f/f1<0.7 (5−1)
条件式(6)の下限以下とならないようにすることで、球面収差が補正過剰となるのを防ぐことができる。条件式(6)の上限以上とならないようにすることで、球面収差が補正不足となるのを防ぐことができる。条件式(6)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(6−1)を満足することがより好ましい。
−0.4<R21f/f2<−0.15 (6−1)
条件式(7)のBfは空気換算距離でのバックフォーカスに相当するものである。条件式(7)の下限以下とならないようにすることで、カメラの交換レンズに必要なバックフォーカスを得ることが容易となる。条件式(7)の上限以上とならないようにすることで、レンズ全長の増大を抑制することができる。条件式(7)の上限に関する効果を得ながら、条件式(7)の下限に関する効果をより高めるためには、下記条件式(7−1)を満足することがより好ましい。
0.3<Bf/f<0.6 (7−1)
条件式に関する構成も含め、以上述べた好ましい構成および/または可能な構成は、任意の組合せが可能であり、要求される仕様に応じて適宜選択的に採用されることが好ましい。上記構成を適宜採用することにより、フローティングシステムを用いずに、小型で、良好な光学性能を有するフロントフォーカス方式の撮像レンズを実現することが可能である。なお、ここでいう「小型」とは、レンズ全長(最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、空気換算距離でのバックフォーカスとの和)をTLとし、最大像高をIHとしたとき、TL/IHが3.5未満となることを意味する。
次に、本発明の撮像レンズの数値実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1の撮像レンズの断面図は図1に示したものであり、その構成および図示方法は上述したとおりであるので、ここでは重複説明を一部省略する。実施例1の撮像レンズは群構成として、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなる3群構成を採っている。無限遠物体から至近距離物体へ合焦する際、第1レンズ群G1と開口絞りStと第2レンズ群G2とが一体的に物体側へ移動し、第3レンズ群G3は像面Simに対して固定されている。第1レンズ群G1は物体側から順にレンズL11〜L13の3枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は物体側から順にレンズL21〜L24の4枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は物体側から順にレンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。ここで述べた合焦の際の挙動は後述の実施例2〜8の撮像レンズについても同様である。
実施例1の撮像レンズの基本レンズデータを表1に、諸元を表2に示す。表1のSiの欄には最も物体側の構成要素の物体側の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するように構成要素の面に面番号を付した場合のi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示し、Riの欄にはi番目の面の曲率半径を示し、Diの欄にはi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示す。表1のNdjの欄には最も物体側の構成要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の構成要素のd線(波長587.6nm)に関する屈折率を示し、νdjの欄にはj番目の構成要素のd線基準のアッベ数を示す。
ここで、曲率半径の符号は、物体側に凸面を向けた面形状のものを正とし、像側に凸面を向けた面形状のものを負としている。表1には開口絞りStおよび光学部材PPも含めて示している。表1では、開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号と(St)という語句を記載している。Diの最下欄の値は表中の最も像側の面と像面Simとの間隔である。表1の値は無限遠物体に合焦した状態におけるものである。
表2に、全系の焦点距離f、空気換算距離でのバックフォーカスBf、FナンバーFNo.、および最大全画角2ωをd線基準で示す。2ωの欄の[°]は単位が度であることを意味する。
各表のデータにおいて、角度の単位としては度を用い、長さの単位としてはmmを用いているが、光学系は比例拡大または比例縮小しても使用可能なため他の適当な単位を用いることもできる。また、以下に示す各表では所定の桁でまるめた数値を記載している。
図9に実施例1の撮像レンズの無限遠物体に合焦した状態での各収差図を示す。図9では左から順に球面収差、非点収差、歪曲収差(ディストーション)、および倍率色収差(倍率の色収差)を示す。球面収差図では、d線(波長587.6nm)、C線(波長656.3nm)、およびF線(波長486.1nm)に関する収差をそれぞれ実線、長破線、および短破線で示す。非点収差図では、サジタル方向のd線に関する収差を実線で示し、タンジェンシャル方向のd線に関する収差を短破線で示す。歪曲収差図ではd線に関する収差を実線で示す。倍率色収差図では、C線、およびF線に関する収差をそれぞれ長破線、および短破線で示す。球面収差図のFNo.はFナンバーを意味し、その他の収差図のωは半画角を意味する。
上記の実施例1の説明で述べた各データの記号、意味、および記載方法は、特に断りがない限り以下の実施例のものについても同様であるため、以下では重複説明を省略する。また、以下の実施例の断面図の図示方法についても実施例1のものと同様であるため、以下ではこれらの図の図示方法に関する重複説明を省略する。
[実施例2]
実施例2の撮像レンズの断面図を図2に示す。実施例2の撮像レンズの群構成は実施例1のものと同様である。第1レンズ群G1は物体側から順にレンズL11〜L13の3枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は物体側から順にレンズL21〜L24の4枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は物体側から順にレンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。実施例2の撮像レンズの基本レンズデータを表3に、諸元を表4に、各収差図を図10に示す。
[実施例3]
実施例3の撮像レンズの断面図を図3に示す。実施例3の撮像レンズの群構成は実施例1のものと同様である。第1レンズ群G1は物体側から順にレンズL11〜L13の3枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は物体側から順にレンズL21〜L24の4枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は物体側から順にレンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。実施例3の撮像レンズの基本レンズデータを表5に、諸元を表6に、各収差図を図11に示す。
[実施例4]
実施例4の撮像レンズの断面図を図4に示す。実施例4の撮像レンズの群構成は実施例1のものと同様である。第1レンズ群G1は物体側から順にレンズL11〜L13の3枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は物体側から順にレンズL21〜L24の4枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は物体側から順にレンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。実施例4の撮像レンズの基本レンズデータを表7に、諸元を表8に、各収差図を図12に示す。
[実施例5]
実施例5の撮像レンズの断面図を図5に示す。実施例5の撮像レンズの群構成は実施例1のものと同様である。第1レンズ群G1は物体側から順にレンズL11〜L13の3枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は物体側から順にレンズL21〜L24の4枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は物体側から順にレンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。実施例5の撮像レンズの基本レンズデータを表9に、諸元を表10に、各収差図を図13に示す。
[実施例6]
実施例6の撮像レンズの断面図を図6に示す。実施例6の撮像レンズの群構成は、第3レンズ群G3が負の屈折力を有する点以外は実施例1のものと同様である。第1レンズ群G1は物体側から順にレンズL11〜L13の3枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は物体側から順にレンズL21〜L24の4枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は物体側から順にレンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。実施例6の撮像レンズの基本レンズデータを表11に、諸元を表12に、各収差図を図14に示す。
[実施例7]
実施例7の撮像レンズの断面図を図7に示す。実施例7の撮像レンズの群構成は実施例1のものと同様である。第1レンズ群G1は物体側から順にレンズL11〜L13の3枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は物体側から順にレンズL21〜L23の3枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は物体側から順にレンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。実施例7の撮像レンズの基本レンズデータを表13に、諸元を表14に、各収差図を図15に示す。
[実施例8]
実施例8の撮像レンズの断面図を図8に示す。実施例8の撮像レンズの群構成は実施例1のものと同様である。第1レンズ群G1は物体側から順にレンズL11〜L13の3枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は物体側から順にレンズL21〜L23の3枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は物体側から順にレンズL31〜L33の3枚のレンズからなる。実施例8の撮像レンズの基本レンズデータを表15に、諸元を表16に、各収差図を図16に示す。
表17に実施例1〜8の撮像レンズの条件式(1)〜(7)の対応値と、上述したTL/IHを示す。表17に示す値はd線を基準とするものである。
以上のデータからわかるように、実施例1〜8の撮像レンズは、TL/IHが2.85〜3.21の範囲にあり小型に構成され、各収差が良好に補正されて、高い光学性能が実現されている。
次に、本発明の実施形態に係る撮像装置について説明する。図17Aおよび図17Bに、本発明の一実施形態に係る撮像装置であるカメラ30の外観図を示す。図17Aはカメラ30を正面側から見た斜視図を示し、図17Bはカメラ30を背面側から見た斜視図を示す。カメラ30は、交換レンズ20が取り外し自在に装着される、レフレックスファインダーを持たない一眼形式のデジタルカメラである。交換レンズ20は、本発明の実施形態に係る撮像レンズ1を鏡筒内に収納したものである。
このカメラ30はカメラボディ31を備え、カメラボディ31の上面にはシャッターボタン32と電源ボタン33とが設けられている。またカメラボディ31の背面には、操作部34〜35と表示部36とが設けられている。表示部36は、撮像された画像および撮像される前の画角内にある画像を表示するためのものである。
カメラボディ31の前面中央部には、撮影対象からの光が入射する撮影開口が設けられ、その撮影開口に対応する位置にマウント37が設けられ、マウント37を介して交換レンズ20がカメラボディ31に装着されるようになっている。
カメラボディ31内には、交換レンズ20によって形成された被写体像に応じた撮像信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子(不図示)、その撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像を生成する信号処理回路(不図示)、およびその生成された画像を記録するための記録媒体(不図示)等が設けられている。このカメラ30では、シャッターボタン32を押すことにより静止画および/または動画の撮影が可能であり、この撮影で得られた画像データが上記記録媒体に記録される。
このようなカメラ30に用いられる交換レンズ20に、本発明の実施形態に係る撮像レンズ1を適用することにより、小型の構成、および良好な画像の取得が可能である。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、およびアッベ数等は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
また、撮像装置の実施形態では、レフレックスファインダーを持たない一眼形式のデジタルカメラに適用した例について図を示して説明したが、本発明はこの用途に限定されるものではなく、例えば、一眼レフ形式のカメラや、フィルムカメラ、および/またはビデオカメラ等に適用することも可能である。
1 撮像レンズ
20 交換レンズ
30 カメラ
31 カメラボディ
32 シャッターボタン
33 電源ボタン
34、35 操作部
36 表示部
37 マウント
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L11〜L13、L21〜L24、L31〜L33 レンズ
PP 光学部材
Sim 像面
St 開口絞り
Z 光軸

Claims (20)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とから実質的になり、
    前記第1レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、前記第1レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、前記第1レンズ群の像側から2番目のレンズは像側に凹面を向けた正レンズであり、
    前記第2レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、前記第2レンズ群の最も物体側には物体側に凹面を向けたメニスカスレンズが配置され、
    前記第3レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、
    無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に、前記第1レンズ群と前記絞りと前記第2レンズ群とが一体的に物体側へ移動し、前記第3レンズ群は像面に対して固定されており、
    下記条件式(1)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    1.01<R1Yr/R1Zf (1)
    ただし、
    R1Yr:前記第1レンズ群の像側から2番目のレンズの像側の面の曲率半径
    R1Zf:前記第1レンズ群の最も像側のレンズの物体側の面の曲率半径
  2. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とから実質的になり、
    前記第1レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、前記第1レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、
    前記第2レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、前記第2レンズ群の最も物体側には物体側に凹面を向けたメニスカスレンズが配置され、
    前記第3レンズ群は3枚以上のレンズから実質的になり、
    無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に、前記第1レンズ群と前記絞りと前記第2レンズ群とが一体的に物体側へ移動し、前記第3レンズ群は像面に対して固定されており、
    下記条件式(1−1)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    1.05<R1Yr/R1Zf<1.7 (1−1)
    ただし、
    R1Yr:前記第1レンズ群の像側から2番目のレンズの像側の面の曲率半径
    R1Zf:前記第1レンズ群の最も像側のレンズの物体側の面の曲率半径
  3. 前記第1レンズ群の最も像側のレンズは、像側に凹面を向けた負レンズである請求項1または2記載の撮像レンズ。
  4. 前記第1レンズ群の像側から2番目のレンズは、像側に凹面を向けた正レンズである請求項記載の撮像レンズ。
  5. 前記第2レンズ群の物体側から2番目のレンズは、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズである請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
  6. 下記条件式(2)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    |f/f3|<0.45 (2)
    ただし、
    f:無限遠物体に合焦した状態の全系の焦点距離
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
  7. 前記第3レンズ群は3枚のレンズから実質的になる請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
  8. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、2枚の正レンズと、1枚の負レンズとから実質的になる請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
  9. 下記条件式(3)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    20<ν1Y−ν1Z (3)
    ただし、
    ν1Y:前記第1レンズ群の像側から2番目のレンズのd線基準のアッベ数
    ν1Z:前記第1レンズ群の最も像側のレンズのd線基準のアッベ数
  10. 下記条件式(4)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.4<f/f2<1.5 (4)
    ただし、
    f:無限遠物体に合焦した状態の全系の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  11. 下記条件式(5)を満足する請求項1から10のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.2<f/f1<1 (5)
    ただし、
    f:無限遠物体に合焦した状態の全系の焦点距離
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
  12. 下記条件式(6)を満足する請求項1から11のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −0.5<R21f/f2<−0.1 (6)
    ただし、
    R21f:前記第2レンズ群の最も物体側のレンズの物体側の面の曲率半径
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  13. 下記条件式(7)を満足する請求項1から12のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.2<Bf/f<0.6 (7)
    ただし、
    Bf:最も像側のレンズの像側の面から像面までの空気換算長
    f:無限遠物体に合焦した状態の全系の焦点距離
  14. 下記条件式(2−1)を満足する請求項1から13のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    |f/f3|<0.35 (2−1)
    ただし、
    f:無限遠物体に合焦した状態の全系の焦点距離
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
  15. 下記条件式(3−1)を満足する請求項1から14のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    28<ν1Y−ν1Z<42 (3−1)
    ただし、
    ν1Y:前記第1レンズ群の像側から2番目のレンズのd線基準のアッベ数
    ν1Z:前記第1レンズ群の最も像側のレンズのd線基準のアッベ数
  16. 下記条件式(4−1)を満足する請求項1から15のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.5<f/f2<1.2 (4−1)
    ただし、
    f:無限遠物体に合焦した状態の全系の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  17. 下記条件式(5−1)を満足する請求項1から16のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.3<f/f1<0.7 (5−1)
    ただし、
    f:無限遠物体に合焦した状態の全系の焦点距離
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
  18. 下記条件式(6−1)を満足する請求項1から17のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −0.4<R21f/f2<−0.15 (6−1)
    ただし、
    R21f:前記第2レンズ群の最も物体側のレンズの物体側の面の曲率半径
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  19. 下記条件式(7−1)を満足する請求項1から18のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.3<Bf/f<0.6 (7−1)
    ただし、
    Bf:最も像側のレンズの像側の面から像面までの空気換算長
    f:無限遠物体に合焦した状態の全系の焦点距離
  20. 請求項1から19のいずれか1項記載の撮像レンズを備えた撮像装置。
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