JP5642891B2 - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は撮像レンズ、特に電子カメラ等の撮像装置に好適な小型のレンズに関するものである。また本発明は、そのような撮像レンズを備えた撮像装置に関するものである。
近年、例えばAPSフォーマットやフォーサーズフォーマット等に準拠する大型の撮像素子を搭載したデジタルカメラが市場に多く供給されている。最近では、デジタル一眼レフカメラに限らず、上記の大型の撮像素子を用いつつ、レフレックスファインダーを持たないレンズ交換式のデジタルカメラや、コンパクトカメラも提供されている。これらのカメラの利点は、高画質でありながら、システム全体が小型で携帯性に優れている点にある。そして、カメラの小型化に伴って、レンズ系の小型化かつ薄型化の要求が非常に高まっている。
このような大型の撮像素子に対応しつつも、レンズ枚数が少なくかつ小型の撮像レンズとして、例えば、特許文献1〜4に記載されたものが提案されている。特許文献1〜4に記載された撮像レンズにおいては、共通して最も物体側に負レンズが配置されており、いわゆるレトロフォーカスタイプ、あるいはこれに準ずるようなパワー配置を有するレンズ構成となっている。
特開2009−237542号公報 特開2009−258157号公報 特開2010−186011号公報 特開2011−59288号公報
カメラ、特に一眼レフカメラの交換レンズとして用いられる撮像レンズにおいては、レンズ系と撮像素子との間に各種光学素子を挿入するため、あるいはレフレックスファインダー用の光路長を確保するために、長いバックフォーカスが必要な場合がある。このような場合、レトロフォーカスタイプのパワー配置が適している。
一方、上述したAPSフォーマット等の大型の撮像素子を用いた撮像装置においても、レフレックスファインダーを持たないレンズ交換式のカメラ、あるいはレンズ一体型のコンパクトカメラ等、その構成によっては、一眼レフカメラ用の交換レンズほどの長いバックフォーカスを必要としない場合がある。
ここで、特許文献1〜4に記載の撮像レンズは、共通して、最も物体側に負レンズが配置され、絞りから像面側には、負レンズ、正レンズおよび正レンズが配置された構成となっている。このようなタイプの撮像レンズにおいては、長いバックフォーカスおよび光学性能の双方を確保するために、光学全長が必然的に長くなってしまう。
特許文献1〜4に記載された撮像レンズを、上述したAPSフォーマット等の大型の撮像素子を用いた撮像装置に対して適用した場合、高い光学性能を確保することができる。しかしながら、システム全体が小型で携帯性に優れた撮像装置に応じて、撮像レンズも小型化することが望まれている。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、大型の撮像素子に対応できる光学性能を確保しつつ、撮像素子への入射角を抑え、さらには小型に形成可能な薄型かつ低コストの撮像レンズ、およびこの撮像レンズを適用した撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像レンズは、
物体側から順に、第1レンズ群、絞り、および第2レンズ群から構成され、
前記第1レンズ群は、最も物体側に配置された負レンズと、該負レンズよりも像側に配置された正レンズとを含む3枚以下のレンズから構成され、
前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負レンズ、および該負レンズに接合された正レンズを有し、
前記第2レンズ群は、正レンズおよび負レンズの2枚のレンズが接合された接合レンズと、該接合レンズよりも像側に配置された、正の屈折力を有する単レンズとを含む5枚以下のレンズから構成され、
下記条件式(1)〜(4)を満足することを特徴とするものである。
NdfL>1.65 … (1)
20<νdfL<40 … (2)
4<νd2p−νd2n<25 … (3)
NdrL>1.7 …(4)
ただし、
NdfL:前記第1レンズ群の前記最も物体側に配置された負レンズのd線に対する屈折率
νdfL:前記第1レンズ群の前記最も物体側に配置された負レンズのd線に対するアッベ数
νd2p:前記第2レンズ群の前記接合レンズを構成する正レンズのd線に対するアッベ数
νd2n:前記第2レンズ群の前記接合レンズを構成する負レンズのd線に対するアッベ数
NdrL:前記第2レンズ群を構成する前記単レンズのd線に対する屈折率
なお、第2レンズ群の接合レンズにおける正レンズおよび負レンズは、いずれが物体側にあってもよいものである。
また、本発明の撮像レンズは、第1レンズ群と第2レンズ群とからなるものであるが、2つのレンズ群以外に,実質的にパワーを持たないレンズ、絞りやカバーガラス等のレンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手ぶれ補正機構等の機構部分等を持つものも含むものであってもよい。
また、本発明においては、凸面、凹面、平面、両凹、メニスカス、両凸、平凸および平凹等といったレンズの面形状、正および負といったレンズの屈折力の符号は、非球面が含まれているものについては特に断りのない限り近軸領域で考えるものとする。また、本発明においては、曲率半径の符号は、面形状が物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負とすることにする。
また、本発明による撮像レンズにおいては、下記条件式(1−1)、(2−1)および(3−1)の少なくとも1つを満足することが好ましい。
NdfL>1.66 … (1−1)
23<νdfL<38 … (2−1)
6<νd2p−νd2n<24 … (3−1)
また、本発明による撮像レンズにおいては、前記第1レンズ群は、正の屈折力を有することが好ましい。
また、本発明による撮像レンズにおいては、下記条件式(5)を満足することが好ましい。
−0.05<Nd2p−Nd2n<0.20 … (5)
ただし、
Nd2p:前記第2レンズ群の前記接合レンズを構成する正レンズのd線に対する屈折率
Nd2n:前記第2レンズ群の前記接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率
この場合、下記条件式(5−1)を満足することがより好ましい。
−0.03<Nd2p−Nd2n<0.18 … (5−1)
また、本発明による撮像レンズにおいては、下記条件式(6)を満足することが好ましい。
0.05<f/f2c<0.90 … (6)
ただし、
f2c:前記第2レンズ群の接合レンズの焦点距離
f:全系の焦点距離
この場合、下記条件式(6−1)を満足することがより好ましい。
0.08<f/f2c<0.85 … (6−1)
また、本発明による撮像レンズにおいては、下記条件式(7)を満足することが好ましい。
0<f/f2<0.6 … (7)
ただし、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
f:全系の焦点距離
この場合、下記条件式(7−1)を満足することがより好ましい。
0.02<f/f2<0.58 … (7−1)
また、本発明による撮像レンズにおいては、下記条件式(8)を満足することが好ましい。
2.2<TL/Y<3.2 … (8)
ただし、
TL:全系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離(バックフォーカス分は空気換算長)
Y:最大像高
この場合、下記条件式(8−1)を満足することがより好ましい。
2.3<TL/Y<3.1 … (8−1)
なお、最大像高Yは、レンズの設計仕様、および搭載される装置の仕様等によって決めることができる。
また、本発明による撮像レンズにおいては、前記第2レンズ群は、少なくとも1面が非球面の非球面レンズを少なくとも1枚有することが好ましい。
この場合、前記第2レンズ群の最も像側には、正の屈折力を有し、両面ともに球面形状である単レンズが配置され、該正の屈折力を有する単レンズよりも物体側に前記非球面レンズが配置されていることが好ましい。
また、この場合、全系における前記非球面レンズ以外のレンズは、球面レンズであることが好ましい。
また、本発明による撮像レンズにおいては、前記第2レンズ群は、最も像側に配置された正の屈折力を有する単レンズ、該単レンズよりも物体側に配置された2枚接合レンズ、および1枚の単レンズの4枚のレンズから構成されることが好ましい。
本発明による撮像装置は、上述した本発明による撮像レンズを備えたことを特徴とするものである。
本発明の撮像レンズは、第1レンズ群を少なくとも1枚の負レンズと1枚の正レンズとから構成することにより、第1レンズ群で発生する球面収差、像面湾曲、および色収差等の諸収差をバランスよく補正することができる。また、第2レンズ群に接合レンズを設けることにより、色収差を良好に補正することができる。また、接合レンズよりも像面側に正の屈折力を有する単レンズを配置することにより、バックフォーカスを長くし過ぎずに、周辺光線の射出角度を抑えることができる。
また、条件式(1)〜(4)を満足することにより、小型化を達成できるとともに、諸収差を良好に補正して、結像領域周辺部まで良好な像を得ることができる高い光学性能を有する撮像レンズを実現することができる。
本発明による撮像装置は、本発明の撮像レンズを備えているため、小型で安価に構成でき、諸収差が補正された解像度の高い良好な像を得ることができる。
本発明の実施例1に係る撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例2に係る撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例3に係る撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例4に係る撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例5に係る撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例6に係る撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例7に係る撮像レンズのレンズ構成を示す断面図 (A)〜(D)は本発明の実施例1に係る撮像レンズの各収差図 (A)〜(D)は本発明の実施例2に係る撮像レンズの各収差図 (A)〜(D)は本発明の実施例3に係る撮像レンズの各収差図 (A)〜(D)は本発明の実施例4に係る撮像レンズの各収差図 (A)〜(D)は本発明の実施例5に係る撮像レンズの各収差図 (A)〜(D)は本発明の実施例6に係る撮像レンズの各収差図 (A)〜(D)は本発明の実施例7に係る撮像レンズの各収差図 本発明の一実施形態に係る撮像装置の概略構成図 本発明の別の実施形態に係る撮像装置の概略構成図 本発明の別の実施形態に係る撮像装置の概略構成図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る撮像レンズの構成例を示す断面図であり、後述する実施例1の撮像レンズに対応している。また図2〜図7は、本発明の実施形態に係る別の構成例を示す断面図であり、それぞれ後述する実施例2〜7の撮像レンズに対応している。図1〜図7に示す例の基本的な構成は互いに略同様であり、図示方法も同様であるので、ここでは主に図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る撮像レンズについて説明する。
図1では左側を物体側、右側を像側として、無限遠合焦状態での光学系配置を示している。これは、後述する図2〜図7においても同様である。
本実施形態の撮像レンズは、レンズ群として物体側から順に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とから構成されている。なお、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間には、開口絞りStが配置されている。
第1レンズ群G1は、最も物体側に配置された負レンズと、負レンズよりも像側に配置された正レンズとを含む3枚以下のレンズから構成されている。本実施形態では、第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負レンズである第1−1レンズL11、および第1−1レンズL11に接合された正レンズである第1−2レンズL12の2枚のレンズから構成されている。
なお、後述する実施例2〜4,6,7においても、第1レンズ群G1は同様の構成とされる。一方、実施例5では、第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負レンズである第1−1レンズL11、第1−1レンズL11に接合された正レンズである第1−2レンズL12、および負レンズである第1−3レンズL13の3枚のレンズから構成されている。
第2レンズ群G2は、正レンズおよび負レンズの2枚のレンズが接合された接合レンズと、接合レンズよりも像側に配置された、正の屈折力を有する単レンズとを含む5枚以下のレンズから構成されている。本実施形態においては、第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凹形状を有する第2−1レンズL21、第2−1レンズL21に接合された両凸形状を有する第2−2レンズL22、像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負レンズである2−3レンズL23、および両凸形状を有する第2−4レンズL24の4枚のレンズから構成されている。
なお、後述する実施例2においても、第2レンズ群G2は同様の構成とされる。一方、実施例3においては、第2−3レンズL23の物体側の面が非球面とされている。また、実施例4,7においては、第2レンズ群G2は、物体側から順に、像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する正レンズである第2−1レンズL21、両凹形状を有する第2−2レンズL22、第2−2レンズL22に接合された両凸形状を有する第2−3レンズL23、負の屈折力を有し、像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する第2−4レンズL24、および両凸形状を有する第2−5レンズL25の5枚のレンズから構成されている。
また、実施例5,6においては、第2レンズ群G2は、物体側から順に、像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する、物体側および像側の面が非球面とされた正レンズである第2−1レンズL21、両凸形状を有する第2−2レンズL22、第2−2レンズL22に接合された両凹形状を有する第2−3レンズL23、および物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する正レンズである第2−4レンズL24の4枚のレンズから構成されている。
また、図1に示す開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。またここに示すSimは結像面であり、後述するようにこの位置に、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等からなる撮像素子が配置される。
また、図1には、第2レンズ群G2と結像面Simとの間に、平行平板状の光学部材PPが配置された例を示している。撮像レンズを撮像装置に適用する際には、レンズを装着する撮像装置側の構成に応じて、光学系と結像面Simの間にカバーガラス、赤外線カットフィルタやローパスフィルタ等の各種フィルタ等を配置することが多い。上記光学部材PPは、それらを想定したものである。
なお、本実施形態の撮像レンズにおいて、フォーカシングは、光学系全体を光軸Zに沿って移動させることにより行われる。
本実施形態の撮像レンズは、第1レンズ群G1を少なくとも1枚の負レンズである第1−1レンズL11と、1枚の正レンズである第1−2レンズL12とで構成しているため、第1レンズ群G1で発生する球面収差、像面湾曲および色収差等の諸収差をバランスよく補正することができる。また、第1−1レンズL11と第1−2レンズL12とを接合して接合レンズとしているため、良好な色消しを実現することができる。
特に第1レンズ群G1を、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負レンズ、およびこの負レンズに接合された正レンズから構成しているため、第1レンズ群G1で発生する球面収差、像面湾曲、および色収差等の諸収差をバランスよく補正することができる。
また、第2レンズ群G2に接合レンズを設けているため、色収差を良好に補正することができる。また、接合レンズよりも像面側に正の屈折力を有する単レンズを配置することにより、バックフォーカスを長くし過ぎずに、周辺光線の射出角度を抑えることができる。
また、本実施形態の撮像レンズは、上記構成を有するとともに、下記条件式(1)〜(4)を満足している。
NdfL>1.65 … (1)
20<νdfL<40 … (2)
4<νd2p−νd2n<25 … (3)
NdrL>1.7 …(4)
ただし、
NdfL:第1レンズ群G1の最も物体側に配置された負レンズのd線に対する屈折率
νdfL:第1レンズ群G1の最も物体側に配置された負レンズのd線に対するアッベ数
νd2p:第2レンズ群G2の接合レンズを構成する正レンズのd線に対するアッベ数
νd2n:第2レンズ群G2の接合レンズを構成する負レンズのd線に対するアッベ数
NdrL:第2レンズ群G2を構成する単レンズのd線に対する屈折率
なお、図1において、第1レンズ群G1の最も物体側に配置された負レンズは、第1−1レンズL11に対応し、第2レンズ群G2の接合レンズを構成する正レンズは、第2−2レンズL22に対応し、第2レンズ群G2の接合レンズを構成する負レンズは、第2−1レンズL21に対応し、第2レンズ群G2を構成する単レンズは、第2−4レンズL24に対応する。
また、これらの条件式(1)〜(4)が規定する範囲内で、特に下記条件式(1−1)、(2−1)および(3−1)の少なくとも1つを満足している。
NdfL>1.66 … (1−1)
23<νdfL<38 … (2−1)
6<νd2p−νd2n<24 … (3−1)
ここで、条件式(1)〜(4)が規定する条件、つまり文字式の部分の具体的な値については、表11において実施例毎にまとめて記載してある。これは後述する条件式(5)〜(8)に関しても同様である。
以上のように条件式(1)〜(4)を全て満足することにより、本実施形態の撮像レンズは以下の効果を奏する。すなわち、条件式(1)は、第1レンズ群G1の最も物体側に配置された負レンズ(図1における第1−1レンズL11)の屈折率を規定しており、下限値を下回ると、非点収差およびコマ収差を補正することが困難となり、好ましくない。
条件式(2)は、第1レンズ群G1の最も物体側に配置された負レンズのアッベ数を規定しており、条件式(2)の範囲を外れると、色収差、特に軸上色収差の補正が困難となり、好ましくない。
条件式(3)は、第2レンズ群G2に配置された接合レンズを構成する正レンズと負レンズ(図1における第2−2レンズL22と第2−1レンズL21)とのアッベ数差を規定しており、条件式の範囲を外れると、軸上色収差および倍率色収差をともにバランスよく補正することが困難となり、好ましくない。
条件式(4)は、第2レンズ群G2に配置され、接合レンズよりも像面側に配置された少なくとも1枚の正の屈折力を有する単レンズ(図1における第2−4レンズL24)の屈折率を規定しており、下限値を下回ると、ペッツバール和のコントロールが困難となり、像面湾曲の補正が困難となる。
そして本実施形態の撮像レンズにおいては、条件式(1)〜(4)が規定する範囲内で特に条件式(1−1)〜(3−1)も全て満足することで、上述の効果がより顕著なものとなる。なお、条件式(1−1)〜(3−1)を全て満足する必要はなく、そのうち1つでも満足していれば、上記効果がより高いものとなる。
また、本実施形態の撮像レンズにおいては、第1レンズ群G1は、正の屈折力を有するものとなっており、これにより、レンズ系を小型化することができる。
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(5)を満足しており、さらには、条件式(5)が規定する範囲内で特に下記条件式(5−1)を満足している。
−0.05<Nd2p−Nd2n<0.20 … (5)
−0.03<Nd2p−Nd2n<0.18 … (5−1)
ただし、
Nd2p:第2レンズ群G2の接合レンズを構成する正レンズのd線に対する屈折率
Nd2n:第2レンズ群G2の接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率
条件式(5)は、第2レンズ群G2に配置された接合レンズを構成する正レンズと負レンズとの屈折率差を規定しており、条件式の範囲を外れると、球面収差および倍率色収差の補正が困難となり、好ましくない。
そして本実施形態の撮像レンズにおいては、条件式(5)が規定する範囲内で特に条件式(5−1)も満足することで、上述の効果がより顕著なものとなる。
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(6)を満足しており、さらには、条件式(6)が規定する範囲内で特に下記条件式(6−1)を満足している。
0.05<f/f2c<0.90 … (6)
0.08<f/f2c<0.85 … (6−1)
ただし、
f2c:第2レンズ群G2の接合レンズの焦点距離
f:全系の焦点距離
条件式(6)は、第2レンズ群G2に配置された接合レンズの焦点距離と全系の焦点距離との関係を規定しており、上限値を上回ると、倍率色収差の補正が困難となり、好ましくない。逆に、下限値を下回ると、非点収差の補正が困難となり、好ましくない。
そして本実施形態の撮像レンズにおいては、条件式(6)が規定する範囲内で特に条件式(6−1)も満足することで、上述の効果がより顕著なものとなる。
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(7)を満足しており、さらには、条件式(7)が規定する範囲内で特に下記条件式(7−1)を満足している。
0<f/f2<0.6 … (7)
0.02<f/f2<0.58 … (7−1)
ただし、
f2:第2レンズ群G2の焦点距離
f:全系の焦点距離
条件式(7)は、第2レンズ群G2の焦点距離と全系の焦点距離との関係を規定しており、上限値を上回ると、収差補正、特に像面湾曲および歪曲収差の補正が困難となるため、好ましくない。逆に、下限値を下回ると、収差補正の点では有利になるが、レンズ全長が大きくなってしまうため、好ましくない。
そして本実施形態の撮像レンズにおいては、条件式(7)が規定する範囲内で特に条件式(7−1)も満足することで、上述の効果がより顕著なものとなる。
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(8)を満足しており、さらには、条件式(8)が規定する範囲内で特に下記条件式(8−1)を満足している。
2.2<TL/Y<3.2 … (8)
2.3<TL/Y<3.1 … (8−1)
ただし、
TL:全系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離(バックフォーカス分は空気換算長)
Y:最大像高
なお、最大像高Yは、レンズの設計仕様、および搭載される装置の仕様等によって決めることができる。
条件式(8)は、光学全長と最大像高との関係を示しており、上限値を上回ると、収差補正上は有利になるが、レンズ系全体が大きくなり、携帯性の面で好ましくない。逆に、下限値を下回ると、レンズ系全体での球面収差および像面湾曲の補正が困難となり、好ましくない。
そして本実施形態の撮像レンズにおいては、条件式(8)が規定する範囲内で特に条件式(8−1)も満足することで、上述の効果がより顕著なものとなる。
また、本実施形態の撮像レンズにおいては、第2レンズ群G2を、少なくとも1面が非球面の非球面レンズを少なくとも1枚有するものとすることにより、軸上および軸外の収差のバランスを良好に保つことができ、像面湾曲を良好に補正することができる。
この場合、第2レンズ群G2の最も像側に、正の屈折力を有し、両面ともに球面形状である単レンズを配置することにより、バックフォーカスを長くし過ぎずに、周辺光線の射出角度を抑えることができる。また、この正レンズを必要なバックフォーカスが確保可能な範囲で、像面により近づけることによって、小型化にはより有利なものとなる。
なお、より像面側に配置されるレンズに非球面を設けた方が、レンズ面を通過するそれぞれの像高に向かう光線同士が分離されているため、非球面の効果を利用し易い。しかしながら、本実施形態の撮像レンズと同タイプの撮像レンズでは、像面側に向かうにつれてレンズ径が急に大きくなるため、コストが高くなってしまうという問題がある。特に本実施形態の撮像レンズは、大型の撮像素子を想定したものであり、最終レンズの外径が非常に大きくなってしまう。本実施形態の撮像レンズは薄型化を優先しており、広画角や大口径等、収差補正が特別に難しい状態でなければ、絞りStに近い位置であっても、ある程度の収差補正能力を有しつつ、低コスト化も実現できる。このため、最終レンズよりも手前のレンズに非球面を設ける方が好ましい。
また、この場合、全系における非球面以外のレンズを球面レンズとすることにより、低コスト化を図ることができる。
また、第2レンズ群G2を、最も像側に配置された正の屈折力を有する単レンズ、単レンズよりも物体側に配置された2枚接合レンズ、および1枚の単レンズの4枚のレンズから構成することにより、最低限のレンズ枚数で撮像レンズを構成することができ、薄型化、低コスト化、軽量化を図ることができる。
次に、本発明の撮像レンズの実施例について、特に数値実施例を主に詳しく説明する。
<実施例1>
実施例1の撮像レンズのレンズ群の配置を図1に示す。なお、図1の構成におけるレンズ群および各レンズの詳細な説明は上述した通りであるので、以下では特に必要のない限り重複した説明は省略する。
表1に、実施例1の撮像レンズの基本レンズデータを示す。ここでは、光学部材PPも含めて示している。表1において、Siの欄には最も物体側にある構成要素の物体側の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するように構成要素に面番号を付したときのi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示す。Riの欄にはi番目の面の曲率半径を示し、Diの欄にはi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示している。また、Ndjの欄には最も物体側の構成要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の構成要素のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示し、νdjの欄にはj番目の構成要素のd線に対するアッベ数を示している。また、この基本レンズデータには、開口絞りStも含めて示しており、開口絞りStに相当する面の曲率半径の欄には、∞(絞り)と記載している。
表1の曲率半径Rおよび面間隔Dの値の単位はmmである。また表1中では、所定の桁でまるめた数値を記載している。そして曲率半径の符号は、面形状が物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。そして表1の下には、レンズ系全体の焦点距離f、およびFNo.を併せて示してある。
以上述べた表1の記載の仕方は、後述する表2,3,5,6,8,10においても同様である。
以下に記載する表では全て、上述したように長さの単位としてmmを用い、角度の単位として度(°)を用いているが、光学系は比例拡大または比例縮小して使用することが可能であるため、他の適当な単位を用いることもできる。
Figure 0005642891
ここで、実施例1の撮像レンズの無限遠合焦状態における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディストーション)、倍率色収差を、それぞれ図8の(A)〜(D)に示す。各収差はd線(波長587.6nm)を基準としたものであるが、球面収差図では波長460.0nmおよび615.0nmに関する収差も示し、特に倍率色収差図では波長460.0nmおよび615.0nmに関する収差を示す。非点収差図では、サジタル方向については実線で、タンジェンシャル方向については点線で示している。球面収差図のFNo.はF値を意味し、その他の収差図のωは半画角を意味する。以上述べた収差の表示方法は、後述する図9〜図14においても同様である。
<実施例2>
図2に、実施例2の撮像レンズにおけるレンズ群の配置を示す。表2に実施例2の撮像レンズの基本レンズデータを示す。図9の(A)〜(D)に、実施例2の撮像レンズの各収差図を示す。
Figure 0005642891
<実施例3>
図3に、実施例3の撮像レンズにおけるレンズ群の配置を示す。表3に実施例3の撮像レンズの基本レンズデータを示す。また表3のレンズデータでは、非球面の面番号に*印を付しており、非球面の曲率半径として近軸の曲率半径の数値を示している。
また表4に、実施例3の撮像レンズの非球面データを示す。ここでは、非球面の面番号と、その非球面に関する非球面係数を示す。ここで非球面係数の数値の「E−n」(n:整数)は、「×10-n」を意味する。なお非球面係数は、下記非球面式における各係数KA、Am(m=3、4、5、…10)の値である。
Zd=C・h2/{1+(1−KA・C2・h21/2}+ΣAm・hm
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からのレンズ面までの距離)
C:近軸曲率半径の逆数
KA、Am:非球面係数(m=3、4、5、…10)
以上述べた表4の記載の仕方は、後述する表7,9においても同様である。
また、図10の(A)〜(D)に、実施例3の撮像レンズの各収差図を示す。
Figure 0005642891
Figure 0005642891
<実施例4>
図4に、実施例4の撮像レンズにおけるレンズ群の配置を示す。実施例4の撮像レンズは、上述した実施例1の撮像レンズと略同様の構成とされているが、第2レンズ群G2が、物体側から順に、像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する正レンズである第2−1レンズL21、両凹形状を有する第2−2レンズL22、第2−2レンズL22に接合された両凸形状を有する第2−3レンズL23、負の屈折力を有し、像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する第2−4レンズL24、および両凸形状を有する第2−5レンズL25の5枚のレンズから構成されている点において相違している。なお、この実施例1に対する相違点は、実施例7においても同様であるため、実施例7の説明ではその点を繰り返し述べることはしない。表5に実施例4の撮像レンズの基本レンズデータを示す。図11の(A)〜(D)に、実施例4の撮像レンズの各収差図を示す。
Figure 0005642891
<実施例5>
図5に、実施例5の撮像レンズにおけるレンズ群の配置を示す。実施例5の撮像レンズは、上述した実施例1の撮像レンズと略同様の構成とされているが、第1レンズ群G1が、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負レンズである第1−1レンズL11、第1−1レンズL11に接合された正レンズである第1−2レンズL12、および負レンズである第1−3レンズL13の3枚のレンズから構成されている点において相違している。また、第2レンズ群G2が、物体側から順に、像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する、物体側および像側の面が非球面とされた正レンズである第2−1レンズL21、両凸形状を有する第2−2レンズL22、第2−2レンズL22に接合された両凹形状を有する第2−3レンズL23、および物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する正レンズである第2−4レンズL24から構成されている点において相違している。なお、これらの実施例1に対する相違点のうち、第2レンズ群G2についての相違点は、第2−1レンズL21が非球面レンズである点を除いて、実施例7においても同様であるため、実施例7の説明ではその点を繰り返し述べることはしない。
表6に実施例5の撮像レンズの基本レンズデータを示す。表7に、実施例5の撮像レンズの非球面データを示す。図12の(A)〜(D)に、実施例5の撮像レンズの各収差図を示す。
Figure 0005642891
Figure 0005642891
<実施例6>
図6に、実施例6の撮像レンズにおけるレンズ群の配置を示す。表8に実施例6の撮像レンズの基本レンズデータを示す。表9に、実施例6の撮像レンズの非球面データを示す。図13の(A)〜(D)に、実施例6の撮像レンズの各収差図を示す。
Figure 0005642891
Figure 0005642891
<実施例7>
図7に、実施例7の撮像レンズにおけるレンズ群の配置を示す。表10に実施例7の撮像レンズの基本レンズデータを示す。図14の(A)〜(D)に、実施例7の撮像レンズの各収差図を示す。
Figure 0005642891
また表11に、上述した条件式(1)〜(8)が規定する条件、すなわち文字式の部分の値を、実施例1〜7の各々について示す。この表11の値はd線に関するものである。表11に示すように、実施例1〜7の撮像レンズはいずれも条件式(1)〜(8)の全てを満たし、さらにはそれらの条件式が規定する範囲内のより好ましい範囲を示す条件式(1−1)〜(3−1)、(5−1)〜(8−1)も全て満たしている。これによって得られる効果は、先に詳しく説明した通りである。
Figure 0005642891
なお、図1には、レンズ系と結像面Simとの間に光学部材PPを配置した例を示したが、ローパスフィルタや特定の波長域をカットするような各種フィルタ等を配置する代わりに、各レンズの間にこれらの各種フィルタを配置してもよく、あるいは、いずれかのレンズのレンズ面に、各種フィルタと同様の作用を有するコートを施してもよい。
次に、本発明による撮像装置について説明する。図15に、本発明の一実施形態によるカメラの斜視形状を示す。ここに示すカメラ10は、コンパクトデジタルカメラであり、カメラボディ11の正面および内部には本発明の実施形態に係る小型の撮像レンズ12が設けられ、カメラボディ11の正面には被写体に閃光を発光するための閃光発光装置13が設けられ、カメラボディ11の上面にはシャッターボタン15と、電源ボタン16とが設けられ、カメラボディ11の内部には撮像素子17が設けられている。撮像素子17は、小型の撮像レンズ12により形成される光学像を撮像して電気信号に変換するものであり、例えば、CCDやCMOS等により構成される。
上述したように、本発明の実施形態に係る撮像レンズ12は十分な小型化が実現されているため、カメラ10は、沈胴式を採用しなくても携帯時と撮影時の両方においてコンパクトなカメラとすることができる。あるいは、沈胴式を採用した場合には、従来の沈胴式のカメラよりもさらに小型で携帯性の高いカメラとすることができる。また、本発明による撮像レンズ12が適用されたこのカメラ10は、高画質で撮影可能なものとなる。
次に、本発明による撮像装置の別の実施形態について、図16を参照して説明する。ここに斜視形状を示すカメラ30は、交換レンズ20が取り外し自在に装着される、いわゆるミラーレス一眼形式のデジタルスチルカメラであり、図16Aはこのカメラ30を前側から見た外観を示し、図16Bはこのカメラ30を背面側から見た外観を示している。
このカメラ30はカメラボディ31を備え、その上面にはシャッターボタン32と電源ボタン33とが設けられている。またカメラボディ31の背面には、操作部34および35と表示部36とが設けられている。表示部36は、撮像された画像や、撮像される前の画角内にある画像を表示するためのものである。
カメラボディ31の前面中央部には、撮影対象からの光が入射する撮影開口が設けられ、その撮影開口に対応する位置にマウント37が設けられ、このマウント37を介して交換レンズ20がカメラボディ31に装着されるようになっている。交換レンズ20は、本発明による撮像レンズを鏡筒内に収納したものである。
そしてカメラボディ31内には、交換レンズ20によって形成された被写体像を受け、それに応じた撮像信号を出力するCCD等の撮像素子(図示せず)、その撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像を生成する信号処理回路、およびその生成された画像を記録するための記録媒体等が設けられている。このカメラ30では、シャッターボタン32を押すことにより1フレーム分の静止画の撮影がなされ、この撮影で得られた画像データが上記記録媒体に記録される。
このようなミラーレス一眼カメラ30に用いられる交換レンズ20に、本発明による撮像レンズを適用することにより、このカメラ30はレンズ装着状態において十分小型で、また高画質で撮影可能なものとなる。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、非球面係数等の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。

Claims (16)

  1. 物体側から順に、第1レンズ群、絞り、および第2レンズ群から構成され、
    前記第1レンズ群は、最も物体側に配置された負レンズと、該負レンズよりも像側に配置された正レンズとを含む3枚以下のレンズから構成され、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負レンズ、および該負レンズに接合された正レンズを有し、
    前記第2レンズ群は、正レンズおよび負レンズの2枚のレンズが接合された接合レンズと、該接合レンズよりも像側に配置された、正の屈折力を有する単レンズとを含む5枚以下のレンズから構成され、
    下記条件式(1)〜(4)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    NdfL>1.65 … (1)
    20<νdfL<40 … (2)
    4<νd2p−νd2n<25 … (3)
    NdrL>1.7 …(4)
    ただし、
    NdfL:前記第1レンズ群の前記最も物体側に配置された負レンズのd線に対する屈折率
    νdfL:前記第1レンズ群の前記最も物体側に配置された負レンズのd線に対するアッベ数
    νd2p:前記第2レンズ群の前記接合レンズを構成する正レンズのd線に対するアッベ数
    νd2n:前記第2レンズ群の前記接合レンズを構成する負レンズのd線に対するアッベ数
    NdrL:前記第2レンズ群を構成する前記単レンズのd線に対する屈折率
  2. 下記条件式(1−1)、(2−1)および(3−1)の少なくとも1つを満足することを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
    NdfL>1.66 … (1−1)
    23<νdfL<38 … (2−1)
    6<νd2p−νd2n<24 … (3−1)
  3. 前記第1レンズ群は、正の屈折力を有することを特徴とする請求項1または2記載の撮像レンズ。
  4. 下記条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −0.05<Nd2p−Nd2n<0.20 … (5)
    ただし、
    Nd2p:前記第2レンズ群の前記接合レンズを構成する正レンズのd線に対する屈折率
    Nd2n:前記第2レンズ群の前記接合レンズを構成する負レンズのd線に対する屈折率
  5. 下記条件式(5−1)を満足することを特徴とする請求項4記載の撮像レンズ。
    −0.03<Nd2p−Nd2n<0.18 … (5−1)
  6. 下記条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.05<f/f2c<0.90 … (6)
    ただし、
    f2c:前記第2レンズ群の接合レンズの焦点距離
    f:全系の焦点距離
  7. 下記条件式(6−1)を満足することを特徴とする請求項6記載の撮像レンズ。
    0.08<f/f2c<0.85 … (6−1)
  8. 下記条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0<f/f2<0.6 … (7)
    ただし、
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
    f:全系の焦点距離
  9. 下記条件式(7−1)を満足することを特徴とする請求項8記載の撮像レンズ。
    0.02<f/f2<0.58 … (7−1)
  10. 下記条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    2.2<TL/Y<3.2 … (8)
    ただし、
    TL:全系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離(バックフォーカス分は空気換算長)
    Y:最大像高
  11. 下記条件式(8−1)を満足することを特徴とする請求項10記載の撮像レンズ。
    2.3<TL/Y<3.1 … (8−1)
  12. 前記第2レンズ群は、少なくとも1面が非球面の非球面レンズを少なくとも1枚有することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の撮像レンズ。
  13. 前記第2レンズ群の最も像側には、正の屈折力を有し、両面ともに球面形状である単レンズが配置され、該正の屈折力を有する単レンズよりも物体側に前記非球面レンズが配置されていることを特徴とする請求項12記載の撮像レンズ。
  14. 全系における前記非球面レンズ以外のレンズは、球面レンズであることを特徴とする請求項12または13記載の撮像レンズ。
  15. 前記第2レンズ群は、最も像側に配置された正の屈折力を有する単レンズ、該単レンズよりも物体側に配置された2枚接合レンズ、および1枚の単レンズの4枚のレンズから構成されることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項記載の撮像レンズ。
  16. 請求項1から15のいずれか1項記載の撮像レンズを備えたことを特徴とする撮像装置。
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