JP6320904B2 - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像レンズおよび撮像装置に関し、特に、デジタルカメラ等に好適な撮像レンズ、およびこのような撮像レンズを備えた撮像装置に関するものである。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置に用いられる撮像レンズに対して広角化の要望が高まっている。広角に構成可能なレンズ系としては、下記特許文献1、2に記載されたような、最も物体側に負レンズ群を配置し、この負レンズ群の像側に正レンズ群を配置したネガティブリード型のレンズ系が知られている。また、下記特許文献3では写真レンズ用途の広角レンズ系が提案されており、下記特許文献4ではデジタルカメラに使用可能なレンズ系が提案されている。下記特許文献3には、物体側から順に、負レンズ群、開口絞りを含む正レンズ群、負レンズ群から構成され、一部のレンズ群を移動させて合焦を行うレンズ系が記載されている。下記特許文献4には、物体側から順に、負レンズ群、正レンズ群、明るさ絞り、正レンズ群、フォーカシングレンズ群から構成されたレンズ系が記載されている。
特開昭61−279815号公報 特開2010−113248号公報 特開平8−313803号公報 特開2013−130820号公報
ところで、デジタルカメラ等においては、広角であることに加え、照度の低い条件下でも良好な撮影が可能なように小さなFナンバーを有し、高性能であることも望まれている。さらに、使用者の使い勝手の面から、より早くより軽快に合焦できることも要望されており、このため、合焦の際に移動するフォーカシングレンズ群の軽量化が望まれることになる。撮像装置の市場では年々開発競争の激化が進んでおり、上記要望全てを兼ね備えた撮像レンズが要望されている。
しかしながら、特許文献1に記載のレンズ系は、近年の要望に対してFナンバーが十分に小さいとは言えない。また、特許文献1にはフォーカシングレンズ群の軽量化を考慮した記載はない。特許文献2に記載のレンズ系は、近年の要望に応えるためにはさらなる広角化が望まれる。特許文献3に記載のレンズ系は、近年の広角化の要望に十分に応えられるものとは言い難い。また、特許文献3にはインナーフォーカス方式のレンズ系が記載されているが、いずれもフォーカシングレンズ群が複数枚のレンズからなるものであり、フォーカシングレンズ群の軽量化に関しても改善の余地がある。特許文献4に記載のレンズ系は、広角化の点で不十分である。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、広角で、Fナンバーが小さく、フォーカシングレンズ群の軽量化が図られ、良好な光学性能を有する撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の撮像レンズは、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群とから実質的に構成され、第1レンズ群は2枚以上の負レンズのみから実質的に構成され、第2レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、第2レンズ群は2枚の正レンズを有し、第3レンズ群は3枚の正レンズを有し、第3レンズ群の最も物体側には物体側に凹面を向けた負レンズが配置され、第4レンズ群は1枚の負レンズのみから実質的に構成され、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に第4レンズ群が物体側から像側へ移動し、合焦の際には第4レンズ群のみが移動し、下記条件式(1)を満足するものである。
−90<νdG2P1−νdG2P2<−15 (1)
ただし、
νdG2P1:前記第2レンズ群の最も物体側の正レンズのd線基準のアッベ数
νdG2P2:前記第2レンズ群の物体側から2番目の正レンズのd線基準のアッベ数
本発明の第2の撮像レンズは、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群とから実質的に構成され、第1レンズ群は2枚以上の負レンズのみから実質的に構成され、第2レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、第3レンズ群は3枚の正レンズを有し、第3レンズ群の最も物体側には物体側に凹面を向けた負レンズが配置され、第4レンズ群は1枚の負レンズのみから実質的に構成され、第4レンズ群の負レンズは像側に凹面を向けたメニスカスレンズであり、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に第4レンズ群が物体側から像側へ移動し、合焦の際には第4レンズ群のみが移動するものである。
本発明の第1および第2の撮像レンズにおいては、第1レンズ群の最も物体側のレンズが物体側に凸面を向けたメニスカスレンズであることが好ましい。
本発明の第3の撮像レンズは、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群とから実質的に構成され、第1レンズ群は2枚以上の負レンズのみから実質的に構成され、第2レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、第2レンズ群が有する正レンズは2枚のみであり、第3レンズ群の最も物体側には物体側に凹面を向けた負レンズが配置され、第4レンズ群は1枚の負レンズのみから実質的に構成され、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に第4レンズ群が物体側から像側へ移動し、合焦の際には第4レンズ群のみが移動し、下記条件式(1)を満足するものである。
−90<νdG2P1−νdG2P2<−15 (1)
ただし、
νdG2P1:第2レンズ群の最も物体側の正レンズのd線基準のアッベ数
νdG2P2:第2レンズ群の物体側から2番目の正レンズのd線基準のアッベ数
本発明の第1〜第3の撮像レンズにおいては、下記条件式(2)〜(7)、(1−1)〜(7−1)のいずれか1つまたは任意の組合せを満足することが好ましい。
−1<f/f1<−0.6 (2)
0.4<f/f2<0.8 (3)
0.4<f/f3<0.8 (4)
−0.4<f/f4<−0.1 (5)
0.4<f・tanω/RL<1.5 (6)
0.6<DG12/f<1.8 (7)
−80<νdG2P1−νdG2P2<−20 (1−1)
−0.95<f/f1<−0.65 (2−1)
0.55<f/f2<0.75 (3−1)
0.55<f/f3<0.75 (4−1)
−0.3<f/f4<−0.15 (5−1)
0.7<f・tanω/RL<1.1 (6−1)
0.7<DG12/f<1.5 (7−1)
ただし、
f:全系の焦点距離
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
f3:第3レンズ群の焦点距離
f4:第4レンズ群の焦点距離
ω:半画角
RL:最も像側のレンズ面の近軸曲率半径
DG12:第1レンズ群と第2レンズ群の光軸上の間隔
νdG2P1:第2レンズ群の最も物体側の正レンズのd線基準のアッベ数
νdG2P2:第2レンズ群の物体側から2番目の正レンズのd線基準のアッベ数
本発明の撮像装置は、本発明の撮像レンズを備えたことを特徴とするものである。
なお、上記の「〜レンズ群」とは、必ずしも複数のレンズから構成されるものだけでなく、1枚のレンズのみで構成されるものも含むものとする。
なお、上記の「〜から実質的に構成され」の「実質的に」は、構成要素として挙げたもの以外に、実質的にパワーを有さないレンズ、絞りやカバーガラス等レンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、手ぶれ補正機構等の機構部分、等が含まれていてもよいことを意図するものである。
なお、上記の本発明の撮像レンズにおける屈折力の符号、レンズの面形状は、非球面が含まれているものについては近軸領域で考えることとする。
なお、上記の本発明の撮像レンズにおけるレンズの枚数は、構成要素となるレンズの枚数である。例えば、材質の異なる複数の単レンズが接合された接合レンズにおけるレンズの枚数は、この接合レンズを構成する単レンズの枚数で表すことにする。ただし、本発明においては、複合非球面レンズ(球面レンズと、その球面レンズの面上に重ねられた非球面形状の膜とから構成されるレンズ)は、接合レンズとは見なさず、1枚のレンズとして扱うものとする。
本発明の撮像レンズによれば、物体側から順に、負、正、開口絞り、正、負のパワー配列となるようにレンズ群を配置し、各レンズ群の構成を好適に設定し、フォーカシングレンズ群を1枚のレンズで構成しているため、小さなFナンバー、広角化、フォーカシングレンズ群の軽量化、良好な光学性能を実現することができる。
本発明の撮像装置は、上記記載の本発明の撮像レンズを備えたものであるため、広い画角を有し、低照度の条件下でも良好な撮影が可能であり、高速での合焦が可能であり、良好な画像を取得することができる。
本発明の実施例1の撮像レンズの構成と光路を示す断面図である 本発明の実施例2の撮像レンズの構成と光路を示す断面図である 本発明の実施例3の撮像レンズの構成と光路を示す断面図である 本発明の実施例4の撮像レンズの構成と光路を示す断面図である 本発明の実施例5の撮像レンズの構成と光路を示す断面図である 本発明の実施例6の撮像レンズの構成と光路を示す断面図である 本発明の実施例1の撮像レンズの各収差図であり、紙面左側から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図である 本発明の実施例2の撮像レンズの各収差図であり、紙面左側から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図である 本発明の実施例3の撮像レンズの各収差図であり、紙面左側から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図である 本発明の実施例4の撮像レンズの各収差図であり、紙面左側から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図である 本発明の実施例5の撮像レンズの各収差図であり、紙面左側から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図である 本発明の実施例6の撮像レンズの各収差図であり、紙面左側から順に、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図である 本発明の一実施形態にかかる撮像装置の前側の斜視図 本発明の一実施形態にかかる撮像装置の背面側の斜視図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1〜図6は、本発明の実施形態にかかる撮像レンズの構成を示す断面図であり、それぞれ後述の実施例1〜6に対応している。図1〜図6に示す例の基本構成や図示方法は同様であるため、ここでは主に図1を参照し、必要に応じて他の図を参照しながら、本発明の実施形態にかかる撮像レンズについて説明する。
本実施形態にかかる撮像レンズ1は、固定焦点光学系であり、物体側から順に、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、開口絞りStと、第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4とから実質的に構成される。なお、図1に示す開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。また、図1では、左側が物体側、右側が像側であり、無限遠の距離にある物体からの軸上光束2、最大画角の光束3も合わせて示している。
図1に示す例では、第1レンズ群G1は物体側から順にレンズL11、L12の2枚のレンズからなり、第2レンズ群G2は物体側から順にレンズL21、L22の2枚のレンズからなり、第3レンズ群G3は物体側から順にレンズL31〜L34の4枚のレンズからなり、第4レンズ群G4はレンズL41の1枚のレンズのみからなる。
この撮像レンズ1は、デジタルカメラ等の撮像装置に搭載可能である。撮像装置においては、撮像レンズ1の像面Simに、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子5の撮像面が位置するように配置される。図1では撮像素子5を簡略的に示している。また、撮像素子5の撮像面を保護するカバーガラスや、撮像装置の仕様に応じたローパスフィルタや赤外線カットフィルタ等の各種フィルタを備えることが好ましいため、図1では、これらを想定した平行平板状の光学部材PPをレンズ系と像面Simとの間に配置した例を示している。しかし、本発明においては光学部材PPを省略した構成も可能である。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有する。これにより、第1レンズ群G1の像側に配置される後続レンズ群への周辺画角の光線の入射角を減じることができ、広角化に有利となる。また、第1レンズ群G1は、2枚以上の負レンズのみから実質的に構成される。このように2枚以上の負レンズに屈折力を分散させることにより、歪曲収差の発生量を小さくできる。
第1レンズ群G1は、2枚もしくは3枚の負レンズのみからなることが好ましく、このようにした場合は歪曲収差の発生量を抑えつつ、第1レンズ群G1の重量が増大するのを防ぐことができる。また、第1レンズ群G1の最も物体側のレンズ面は凸面であることが好ましく、すなわち、第1レンズ群G1の最も物体側のレンズは物体側に凸面を向けたメニスカスレンズであることが好ましく、このようにした場合は歪曲収差の発生量を抑えることができ、広角化に有利となる。
例えば、図1に示す例の第1レンズ群G1は、2枚の物体側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズL11、L12からなる。図2に示す例の第1レンズ群G1は、3枚の物体側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズL11〜L13からなる。
第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有する。これにより、歪曲収差、倍率色収差の良好な補正に有利となる。また、第2レンズ群G2の最も物体側には正レンズが配置される。これにより、歪曲収差、倍率色収差の良好な補正にさらに有利となる。なお、以下に述べる理由から、第2レンズ群G2が有する正レンズは2枚のみであることが好ましい。負レンズ群である第1レンズ群G1で発生した歪曲収差を開口絞りStより物体側で補正しようとすると、正レンズ群である第2レンズ群G2で行うことになる。第2レンズ群G2に含まれるレンズ枚数によらず第2レンズ群G2の正の屈折力の大きさを一定とした場合、第2レンズ群G2の正レンズの枚数を3枚以上とすると、各正レンズに正の屈折力が分散され各正レンズの曲率半径の絶対値が大きくなりやすく、周辺画角において歪曲収差の補正能力が低くなってしまう。したがって、第2レンズ群G2が有する正レンズは2枚のみとすることが好ましい。
例えば、図1に示す例の第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状のレンズL21、両凸形状のレンズL22からなる。図2に示す例の第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状のレンズL21、両凸形状のレンズL22、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状のレンズL23からなり、レンズL22とレンズL23は接合されている。図3に示す例の第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状のレンズL21、両凸形状のレンズL22、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状のレンズL23からなり、全て接合されていない単レンズである。
第3レンズ群G3は、全体として正の屈折力を有する。これにより、第2レンズ群G2と合わせて全系の正の屈折力を構成することができる。第3レンズ群G3の最も物体側には物体側に凹面を向けた負レンズが配置される。これにより、球面収差、軸上色収差を良好に補正することができる。なお、以下に述べる理由から、第3レンズ群G3は3枚の正レンズを有することが好ましい。広角化のために最も物体側に負レンズ群を配置すると、第3レンズ群G3に入射する軸上マージナル光線の高さが高くなるが、第3レンズ群G3が3枚の正レンズを有することで、球面収差の発生量を抑え、広角化と大口径比を両立することができる。
例えば、図1に示す例の第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹形状のレンズL31、両凸形状のレンズL32、2枚の正のレンズL33、L34からなり、レンズL31とレンズL32は接合されている。図2に示す例の第3レンズ群G3も、物体側から順に、両凹形状のレンズL31、両凸形状のレンズL32、2枚の正のレンズL33、L34からなるが、全て接合されていない単レンズである。
第4レンズ群G4は、全体として負の屈折力を有し、1枚の負レンズのみから実質的に構成される。また、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に第4レンズ群G4が物体側から像側へ移動し、上記合焦の際には第4レンズ群G4のみが移動するように構成されている。すなわち、合焦の際に移動するフォーカシングレンズ群として第4レンズ群G4は機能する。
フォーカシングレンズ群を1枚のレンズで構成することにより、フォーカシングレンズ群の軽量化を図ることができ、合焦速度の向上および合焦の際にフォーカシングレンズ群を駆動するアクチュエーターの小型化に寄与することができる。また、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に第4レンズ群G4が物体側から像側へ移動することにより、フォーカシングレンズ群を少ないレンズ枚数で構成しても物体距離の変化による収差変動を抑えやすくなる。第4レンズ群G4の負レンズは、像側に凹面を向けたメニスカスレンズであることが好ましく、このようにした場合は、物体距離の変化による球面収差の変動および非点収差の変動を抑えることができる。
以下に、本実施形態の撮像レンズ1がとり得る条件式に関する好ましい構成について述べる。撮像レンズ1は、第2レンズ群G2が2枚の正レンズを有する場合は、以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
−90<νdG2P1−νdG2P2<−15 (1)
ただし、
νdG2P1:第2レンズ群の最も物体側の正レンズのd線基準のアッベ数
νdG2P2:第2レンズ群の物体側から2番目の正レンズのd線基準のアッベ数
である。
条件式(1)の上限以上とならないようにすることで、第2レンズ群G2の最も物体側の正レンズであるレンズL21にはアッベ数の小さい材料を用い、第2レンズ群G2の物体側から2番目の正レンズであるレンズL22にはアッベ数の大きい材料を用いることができる。軸外主光線の高さが高いレンズL21にアッベ数の小さい材料を用いることで倍率色収差の補正に効果があるが、同時に軸上色収差にも影響を及ぼすことになる。しかし、レンズL21より開口絞りStに近いレンズL22にアッベ数の大きい材料を用いることで、レンズL21とレンズL22による総合的な軸上色収差への影響を小さくすることができ、結果として、倍率色収差も軸上色収差も良好に補正することが可能となる。条件式(1)の下限以下とならないようにすることで、倍率色収差が補正過剰になるのを防ぐことができる。
また、本実施形態の撮像レンズ1は、下記条件式(2)〜(7)のいずれか1つまたは任意の組合せを満足することが好ましい。
−1<f/f1<−0.6 (2)
0.4<f/f2<0.8 (3)
0.4<f/f3<0.8 (4)
−0.4<f/f4<−0.1 (5)
0.4<f・tanω/RL<1.5 (6)
0.6<DG12/f<1.8 (7)
ただし、
f:全系の焦点距離
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
f3:第3レンズ群の焦点距離
f4:第4レンズ群の焦点距離
ω:半画角
RL:最も像側のレンズ面の近軸曲率半径
DG12:第1レンズ群と第2レンズ群の光軸上の間隔
条件式(2)の上限以上とならないようにすることで、第1レンズ群G1の像側に配置される後続レンズ群への周辺画角の光線の入射角を減じることができ、広角化に有利となる。条件式(2)の下限以下とならないようにすることで、歪曲収差の発生量を抑えることができる。
条件式(3)の上限以上とならないようにすることで、球面収差の良好な補正に有利となる。条件式(3)の下限以下とならないようにすることで、歪曲収差の良好な補正に有利となる。
条件式(4)の上限以上とならないようにすることで、球面収差の良好な補正に有利となる。条件式(4)の下限以下とならないようにすることで、周辺画角の主光線が像面Simへ入射する入射角を減じることができ、撮像素子と組合わせて使用する際に有利となる。
条件式(5)の上限以上とならないようにすることで、合焦の際の第4レンズ群G4の移動量を小さくすることができる。条件式(5)の下限以下とならないようにすることで、物体距離が変化した際の球面収差の変動、歪曲収差の変動を抑えることができる。
条件式(6)の上限以上とならないようにすることで、非点収差の発生量を抑えることができる。条件式(6)の下限以下とならないようにすることで、物体距離が変化した際の球面収差の変動、歪曲収差の変動を抑えることができる。なお、半画角ωは、無限遠物体に合焦した状態における全画角の半値である。
条件式(7)の上限以上とならないようにすることで、第1レンズ群G1の最も物体側のレンズの有効径を抑えることができ、レンズ系の小型化に有利となる。条件式(7)の下限以下とならないようにすることで、第1レンズ群G1の屈折力を強くすることなく、周辺画角の光線の第2レンズ群G2への入射角を減じることができ、歪曲収差の良好な補正と広角化の両立に有利となる。
上述した条件式(1)〜(7)に関する効果をより顕著なものとするためには、条件式(1)〜(7)それぞれに代わり下記条件式(1−1)〜(7−1)それぞれを満足することがより好ましい。
−80<νdG2P1−νdG2P2<−20 (1−1)
−0.95<f/f1<−0.65 (2−1)
0.55<f/f2<0.75 (3−1)
0.55<f/f3<0.75 (4−1)
−0.3<f/f4<−0.15 (5−1)
0.7<f・tanω/RL<1.1 (6−1)
0.7<DG12/f<1.5 (7−1)
条件式に関する構成も含め上述した好ましい構成は、任意の組合せが可能であり、撮像レンズに要求される仕様に応じて適宜選択的に採用されることが好ましい。好ましい構成を適宜採用することで、より良好な光学性能やより高い仕様に対応可能な光学系を実現することができる。上記構成を適宜採用した好ましい構成例として以下に3つの態様の撮像レンズを挙げる。
第1の態様の撮像レンズは、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りと、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群G4とから実質的に構成され、第1レンズ群G1は2枚以上の負レンズのみから実質的に構成され、第2レンズ群G2の最も物体側には正レンズが配置され、第3レンズ群G3は3枚の正レンズを有し、第3レンズ群G3の最も物体側には物体側に凹面を向けた負レンズが配置され、第4レンズ群G4は1枚の負レンズのみから実質的に構成され、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に第4レンズ群G4が物体側から像側へ移動し、合焦の際には第4レンズ群G4のみが移動するものである。
第2の態様の撮像レンズは、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りと、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群G4とから実質的に構成され、第1レンズ群G1は2枚以上の負レンズのみから実質的に構成され、第1レンズ群G1の最も物体側のレンズ面は凸面であり、第2レンズ群G2の最も物体側には正レンズが配置され、第2レンズ群G2が有する正レンズは2枚のみであり、第3レンズ群G3の最も物体側には物体側に凹面を向けた負レンズが配置され、第4レンズ群G4は1枚の負レンズのみから実質的に構成され、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に第4レンズ群G4が物体側から像側へ移動し、合焦の際には第4レンズ群G4のみが移動するものである。
第3の態様の撮像レンズは、物体側から順に、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りと、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群G4とから実質的に構成され、第1レンズ群G1は2枚以上の負レンズのみから実質的に構成され、第2レンズ群G2の最も物体側には正レンズが配置され、第2レンズ群G2が有する正レンズは2枚のみであり、第3レンズ群G3の最も物体側には物体側に凹面を向けた負レンズが配置され、第4レンズ群G4は1枚の負レンズのみから実質的に構成され、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に第4レンズ群G4が物体側から像側へ移動し、合焦の際には第4レンズ群G4のみが移動し、上述した条件式(1)を満足するものである。
なお、上記第1〜第3の態様の撮像レンズにおいて、上述した好ましい構成を適宜選択的に有するようにしてもよい。また、図1に示す例では、レンズ系と像面Simとの間に光学部材PPを配置した例を示したが、各レンズの間に各種フィルタを配置してもよく、あるいは、いずれかのレンズのレンズ面に、各種フィルタと同様の作用を有するコートを施してもよい。
上述した本発明の実施形態は、例えば、全画角が80度より大きな撮像レンズに適用可能である。また、上述した本本発明の実施形態は、例えば、Fナンバーが1.9より小さな撮像レンズに適用可能である。
次に、本発明の撮像レンズの数値実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1の撮像レンズのレンズ断面図は図1に示したものであり、その図示方法は上述した通りであるので、ここでは重複説明を省略する。表1、表2、表3にそれぞれ実施例1の撮像レンズの基本レンズデータ、d線に関する諸元、非球面係数を示す。
表1において、Siの欄には最も物体側の構成要素の物体側の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するように構成要素に面番号を付したときのi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示す。Riの欄にはi番目の面の曲率半径を示し、Diの欄はi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示している。Ndjの欄には最も物体側の構成要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の構成要素のd線(波長587.56nm)に関する屈折率を示し、νdjの欄にはj番目の構成要素のd線基準でのアッベ数を示している。
なお、表1には開口絞りStと光学部材PPも含めて示しており、開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号と(St)という語句を記載している。曲率半径の符号は、物体側に凸を向けた形状の場合を正とし、像側に凸を向けた形状の場合を負としている。Diの欄の最下欄の値は光学部材PPと像面Simとの面間隔である。
表2には、焦点距離f、バックフォーカスBf、FナンバーFNo.、全画角2ω(単位は度)を示す。諸元の表に示す値は、d線に関するものである。バックフォーカスは空気換算距離での値を示している。
表1の面番号に*印が付いた面は非球面であり、表1の非球面の曲率半径の欄には近軸の曲率半径の数値を示している。表3にこれら非球面の非球面係数を示す。表3の非球面係数の数値の「E−n」(n:整数)は「×10−n」を意味する。非球面係数は、下式で表される非球面式における各係数KA、Am(m=4、6、8、…20)の値である。
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からのレンズ面までの距離)
C:近軸曲率
KA、Am:非球面係数(m=4、6、8、…20)
以下に示す各表では、角度の単位には度を用い、長さの単位にはmmを用いているが、光学系は比例拡大または比例縮小しても使用可能なため他の適当な単位を用いることも可能である。また、以下に示す各表では所定の桁でまるめた数値を記載している。
図7に、物体距離が無限遠の場合の実施例1の撮像レンズの球面収差図、非点収差図、歪曲収差(ディストーション)図、倍率色収差(倍率の色収差)図を紙面左から順に示す。球面収差図では、d線(波長587.6nm)、C線(波長656.3nm)、F線(波長486.1nm)、g線(波長435.8nm)に関する収差をそれぞれ黒の実線、長破線、短破線、灰色の実線で示し、非点収差図では、サジタル方向、タンジェンシャル方向のd線に関する収差をそれぞれ実線、短破線で示し、歪曲収差図では、d線に関する収差を実線で示し、倍率色収差図では、C線、F線、g線に関する収差をそれぞれ長破線、短破線、灰色の実線で示す。球面収差の図のFNo.はFナンバーを意味し、その他の収差図のωは半画角を意味する。
上記の実施例1のデータに関する図示方法、各表中の記号、意味、記載方法は、特に断りがない限り以下の実施例のものについても同様である。
[実施例2]
実施例2の撮像レンズのレンズ断面図は図2に示したものである。表4、表5、表6にそれぞれ実施例2の撮像レンズの基本レンズデータ、d線に関する諸元、非球面係数を示す。図8に物体距離が無限遠の場合の実施例2の撮像レンズの球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図を紙面左から順に示す。
[実施例3]
実施例3の撮像レンズのレンズ断面図は図3に示したものである。表7、表8、表9にそれぞれ実施例3の撮像レンズの基本レンズデータ、d線に関する諸元、非球面係数を示す。図9に物体距離が無限遠の場合の実施例3の撮像レンズの球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図を紙面左から順に示す。
[実施例4]
実施例4の撮像レンズのレンズ断面図は図4に示したものである。表10、表11、表12に実施例4の撮像レンズの基本レンズデータ、d線に関する諸元、非球面係数を示す。図10に物体距離が無限遠の場合の実施例4の撮像レンズの球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図を紙面左から順に示す。
[実施例5]
実施例5の撮像レンズのレンズ断面図は図5に示したものである。表13、表14、表15に実施例5の撮像レンズの基本レンズデータ、d線に関する諸元、非球面係数を示す。図11に物体距離が無限遠の場合の実施例5の撮像レンズの球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図を紙面左から順に示す。
[実施例6]
実施例6の撮像レンズのレンズ断面図は図6に示したものである。表16、表17、表18に実施例6の撮像レンズの基本レンズデータ、d線に関する諸元、非球面係数を示す。図12に物体距離が無限遠の場合の実施例6の撮像レンズの球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図を紙面左から順に示す。
表19に上記実施例1〜6の撮像レンズの条件式(1)〜(7)の対応値と、全系の焦点距離f、第1レンズ群G1の焦点距離f1、第2レンズ群G2の焦点距離f2、第3レンズ群G3の焦点距離f3、第4レンズ群G4の焦点距離f4の値を示す。表19に示す値はd線に関するものである。
以上のデータからわかるように、実施例1〜6の撮像レンズは、Fナンバーが1.85であり小さなFナンバーを有し、全画角が約83度であり広角に構成され、フォーカシングレンズ群は1枚のレンズのみから構成されてフォーカシングレンズ群の軽量化が図られ、諸収差が良好に補正されて高い光学性能を有する。
次に、本発明の実施形態にかかる撮像装置について説明する。図13A、図13Bに、本発明の一実施形態にかかる撮像装置であるカメラ30の外観図を示す。図13Aは、カメラ30を前側から見た斜視図を示し、図13Bは、カメラ30を背面側から見た斜視図を示す。カメラ30は、交換レンズ20が取り外し自在に装着される、レフレックスファインダーを持たない一眼形式のデジタルカメラである。
このカメラ30はカメラボディ31を備え、カメラボディ31の上面にはシャッターボタン32と電源ボタン33とが設けられている。またカメラボディ31の背面には、操作部34、35と表示部36とが設けられている。表示部36は、撮像された画像や、撮像される前の画角内にある画像を表示するためのものである。
カメラボディ31の前面中央部には、撮影対象からの光が入射する撮影開口が設けられ、その撮影開口に対応する位置にマウント37が設けられ、マウント37を介して交換レンズ20がカメラボディ31に装着されるようになっている。交換レンズ20は、本発明の実施形態にかかる撮像レンズ1を鏡筒内に収納したものである。
カメラボディ31内には、交換レンズ20によって形成された被写体像に応じた撮像信号を出力するCCD等の撮像素子(図示せず)、その撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像を生成する信号処理回路、およびその生成された画像を記録するための記録媒体等が設けられている。このカメラ30では、シャッターボタン32を押すことにより1フレーム分の静止画の撮影がなされ、この撮影で得られた画像データが上記記録媒体に記録される。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、非球面係数等は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
また、撮像装置の実施形態では、レフレックスファインダーを持たない一眼形式のデジタルカメラに適用した例について図を示して説明したが、本発明はこの用途に限定されるものではなく、例えば、一眼レフ形式のカメラや、フィルムカメラ、ビデオカメラ等に適用することも可能である。
1 撮像レンズ
2 軸上光束
3 最大画角の光束
5 撮像素子
30 カメラ
31 カメラボディ
32 シャッターボタン
33 電源ボタン
20 交換レンズ
34、35 操作部
36 表示部
37 マウント
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
L11〜L13、L21〜L23、L31〜L34、L41 レンズ
PP 光学部材
Sim 像面
St 開口絞り
Z 光軸

Claims (18)

  1. 物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群とから実質的に構成され、
    前記第1レンズ群は2枚以上の負レンズのみから実質的に構成され、
    前記第2レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、前記第2レンズ群は2枚の正レンズを有し、
    前記第3レンズ群は3枚の正レンズを有し、前記第3レンズ群の最も物体側には物体側に凹面を向けた負レンズが配置され、
    前記第4レンズ群は1枚の負レンズのみから実質的に構成され、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に前記第4レンズ群が物体側から像側へ移動し、
    前記合焦の際には前記第4レンズ群のみが移動し、
    下記条件式(1)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    −90<νdG2P1−νdG2P2<−15 (1)
    ただし、
    νdG2P1:前記第2レンズ群の最も物体側の正レンズのd線基準のアッベ数
    νdG2P2:前記第2レンズ群の物体側から2番目の正レンズのd線基準のアッベ数
  2. 物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群とから実質的に構成され、
    前記第1レンズ群は2枚以上の負レンズのみから実質的に構成され、
    前記第2レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、
    前記第3レンズ群は3枚の正レンズを有し、前記第3レンズ群の最も物体側には物体側に凹面を向けた負レンズが配置され、
    前記第4レンズ群は1枚の負レンズのみから実質的に構成され、前記第4レンズ群の前記負レンズは像側に凹面を向けたメニスカスレンズであり、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に前記第4レンズ群が物体側から像側へ移動し、
    前記合焦の際には前記第4レンズ群のみが移動することを特徴とする撮像レンズ。
  3. 前記第1レンズ群の最も物体側のレンズが物体側に凸面を向けたメニスカスレンズである請求項1または2記載の撮像レンズ。
  4. 物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群とから実質的に構成され、
    前記第1レンズ群は2枚以上の負レンズのみから実質的に構成され、
    前記第2レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、前記第2レンズ群が有する正レンズは2枚のみであり、
    前記第3レンズ群の最も物体側には物体側に凹面を向けた負レンズが配置され、
    前記第4レンズ群は1枚の負レンズのみから実質的に構成され、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に前記第4レンズ群が物体側から像側へ移動し、
    前記合焦の際には前記第4レンズ群のみが移動し、
    下記条件式(1)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    −90<νdG2P1−νdG2P2<−15 (1)
    ただし、
    νdG2P1:前記第2レンズ群の最も物体側の正レンズのd線基準のアッベ数
    νdG2P2:前記第2レンズ群の物体側から2番目の正レンズのd線基準のアッベ数
  5. 下記条件式(2)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −1<f/f1<−0.6 (2)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
  6. 下記条件式(3)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.4<f/f2<0.8 (3)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  7. 下記条件式(4)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.4<f/f3<0.8 (4)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
  8. 下記条件式(5)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −0.4<f/f4<−0.1 (5)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f4:前記第4レンズ群の焦点距離
  9. 下記条件式(6)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.4<f・tanω/RL<1.5 (6)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    ω:半画角
    RL:最も像側のレンズ面の近軸曲率半径
  10. 下記条件式(7)を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.6<DG12/f<1.8 (7)
    ただし、
    DG12:前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の光軸上の間隔
    f:全系の焦点距離
  11. 前記第1レンズ群は、2枚もしくは3枚の負レンズのみからなる請求項1から10のいずれか1項記載の撮像レンズ。
  12. 前記第2レンズ群は2枚の正レンズを有し、下記条件式(1−1)を満足する請求項1から11のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −80<νdG2P1−νdG2P2<−20 (1−1)
    ただし、
    νdG2P1:前記第2レンズ群の最も物体側の正レンズのd線基準のアッベ数
    νdG2P2:前記第2レンズ群の物体側から2番目の正レンズのd線基準のアッベ数
  13. 下記条件式(2−1)を満足する請求項1から12のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −0.95<f/f1<−0.65 (2−1)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
  14. 下記条件式(4−1)を満足する請求項1から13のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.55<f/f3<0.75 (4−1)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
  15. 下記条件式(5−1)を満足する請求項1から14のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −0.3<f/f4<−0.15 (5−1)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f4:前記第4レンズ群の焦点距離
  16. 下記条件式(6−1)を満足する請求項1から15のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.7<f・tanω/RL<1.1 (6−1)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    ω:半画角
    RL:最も像側のレンズ面の近軸曲率半径
  17. 下記条件式(7−1)を満足する請求項1から16のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.7<DG12/f<1.5 (7−1)
    ただし、
    DG12:前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の光軸上の間隔
    f:全系の焦点距離
  18. 請求項1から17のいずれか1項記載の撮像レンズを備えた撮像装置。
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