JP6110034B2 - 構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つ増幅器 - Google Patents

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Description

[0001] 本開示は一般に電子機器、より詳細には増幅器に関する。
[0002] 無線通信システム(wireless communication system)における無線デバイス(例えば、セルラフォンまたはスマートフォン)は、双方向通信のためのデータを送信および受信し得る。無線デバイスはデータ送信のための送信機およびデータ受信のための受信機を含み得る。データ送信に関し、送信機はデータで局部発振器(LO)信号を変調して変調された信号を取得し、変調された信号を増幅して適切な送信パワーレベルを有する出力無線周波数(RF)信号を取得し、出力RF信号をアンテナを介して基地局へ送信し得る。データ受信に関し、受信機は受信されたRF信号をアンテナを介して取得し、受信されたRF信号を増幅および処理して基地局によって送られたデータを回復する。
[0003] 無線デバイスは、異なる目的のために異なるタイプの増幅器を含み得る。例えば、無線デバイスは、受信機における低ノイズ増幅器(LNA)、送信機における電力増幅器(PA)、受信機および/または送信機における可変利得増幅器(VGA)を含み得る。増幅器は、利得、直線性などに関係した様々な要求を満たすことを必要とし得る。
図1は、無線システムと通信する無線デバイスを示す。 図2は、図1における無線デバイスのブロック図を示す。 図3は、固定のソースディジェネレーションインダクタを持つLNAを示す。 図4は、構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つLNAを示す。 図5Aは、正のカップリング係数を有する相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つ増幅器を示す。 図5Bは、負のカップリング係数を有する相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つ増幅器を示す。 図6は、ほとんど相互結合を持たない2つのソースディジェネレーションインダクタを示す。 図7は、正および負のカップリング係数をそれぞれ持つ相互結合ソースディジェネレーションインダクタを示す。 図8は、キャリアアグリゲーションをサポートする受信機の一部を示す。 図9Aは、複数の出力および構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つLNAを示す。 図9Bは、複数の出力および構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つLNAを示す。 図9Cは、複数の出力および構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つLNAを示す。 図9Dは、複数の出力および構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つLNAを示す。 図10は、増幅を行うための処理を示す。
[0014] 以下に述べられる詳細な説明は、本開示の例証的な設計の説明として意図されるものであり、本開示が実施されることができる唯一の設計を表すよう意図されるものではない。「例示的な(exemplary)」という用語は、ここで「例、実例、または例示を提供する」という意味で使用される。「例証的」として本明細書において説明される任意の設計は、別の設計に対して好ましいまたは有利であるとして必ずしも解釈されるべきではない。詳細な説明は、本開示の例証的な設計の完全な理解を提供することを目的とした特定の詳細を含む。本明細書において説明される例証的な設計がこれらの特定の詳細なしに実施されうることが、当業者にとって明らかとなるであろう。いくつかの実例において、知られている構造およびデバイスは、本明細書において提示されている例証的な設計の新規性を曖昧にすることを避けるためにブロック図形式で示される。
[0015] 構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つ増幅器が本明細書に開示される。このような増幅器は、増幅器のための異なるソースディジェネレーションインダクタンスを得るように構成され得る複数の相互結合インダクタを含む。構成可能なソースディジェネレーションインダクタンスが増幅器の性能を向上し別の利点を提供し得る。構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つ増幅器は、無線通信デバイスのような様々な電子機器のために使用され得る。
[0016] 図1は、無線通信システム120および122と通信する無線デバイス110を示す。各無線システムは、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、符号分割多元接続(CDMA)システム、グローバル移動体通信(GSM(登録商標))システム、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)システム、または他の何らかの無線システムであり得る。CDMAシステムは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、CDMA 1X、時分割同期CDMA(TD−SCDMA)、またはCDMAの何らかの他のバージョンを実装し得る。簡潔さのために、図1は、2つの基地局130および132と1つのシステムコントローラ140を含む無線システム120、並びに1つの基地局134を含む無線システム122を示す。一般に、無線システムは、任意の数の基地局および任意のセットのネットワークエンティティを含み得る。基地局がまた、ノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、などと呼ばれ得る。
[0017] 無線デバイス110はまた、ユーザ機器(UE)、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局、などと呼ばれ得る。無線デバイス110は、セルラ電話、スマートフォン、タブレット、無線モデム、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、スマートブック、ネットブック、コードレス電話、無線ローカルループ(WLL)局、Bluetooth(登録商標)デバイス、などであり得る。無線デバイス110は、無線システム120および/または122と通信し得る。無線デバイス110はまた、放送局からの信号、1つまたは複数のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)における衛星(例えば、衛星150)からの信号、などを受信し得る。無線デバイス110は、LTE、WCDMA、CDMA 1X、TD−SCDMA、GSM、802.11、などのような無線通信のための1つまたは複数の無線技術(radio technologies)をサポートし得る。
[0018] 図2は、図1における無線デバイス110の例示的な設計のブロック図を示す。この例示的な設計では、無線デバイス110が、一次アンテナ210に結合されたトランシーバ220、二次アンテナ212に結合されたトランシーバ222、およびデータプロセッサ/コントローラ280を含む。トランシーバ220は、アンテナインターフェース回路224、K個のLNA230a乃至230k、受信回路240、送信回路250、およびK個の電力増幅器(PA)260a乃至260kを含み、ここでKは任意の整数値であり得る。トランシーバ222は、アンテナインターフェース回路226、M個のLNA232a乃至232m、受信回路242、送信回路252、およびM個のPA262a乃至262mを含み、ここでMは任意の整数値であり得る。トランシーバ220および222は、複数の周波数帯域、キャリアアグリゲーション、複数の無線技術、複数の無線システム、受信ダイバーシチ、送信ダイバーシチ、複数の送信アンテナから複数の受信アンテナへの多入力多出力(MIMO)送信、など、またはこれらの任意の組合せをサポートし得る。
[0019] データ受信に関し、アンテナ210は、基地局および/または他の送信機局からの信号を受信し、受信されたRF信号をアンテナインターフェース回路224へ供給する。インターフェース回路224は1つまたは複数の入力RF信号を1つまたは複数の選択されたLNA230へ供給する。アンテナインターフェース回路224は、スイッチ、デュプレクサ、ダイプレクサ、送信フィルタ、受信フィルタ、整合回路、方向性結合器、などを含み得る。各選択されたLNA230はその入力RF信号を増幅し、1つまたは複数の増幅されたRF信号を受信回路240へ供給する。受信回路240は、各増幅されたRF信号をRFからベースバンドへダウンコンバートし、ダウンコンバートされた信号をフィルタリングして増幅し、入力ベースバンド信号をデータプロセッサ280へ供給する。受信回路240は、ミキサ、フィルタ、増幅器、整合回路、発振器、LO発生器、位相ロックループ(PLL)、などを含み得る。
[0020] データ送信に関し、データプロセッサ280は、送信されるべきデータを処理(例えば、符号化および変調)し、1つまたは複数の出力ベースバンド信号を送信回路250へ供給する。送信回路250は各出力ベースバンド信号を増幅し、フィルタリングし、ベースバンドからRFへアップコンバートし、結果の変調された信号を選択されたPA260へ供給する。送信回路250は、増幅器、フィルタ、ミキサ、整合回路、発振器、LO発生器、PLL、などを含み得る。各選択されたPA260は、この変調された信号を増幅し、適切な送信電力レベルを有する出力RF信号を提供する。各選択されたPA260からの出力RF信号は、アンテナインターフェース回路224を通じてルーティングされ、アンテナ210を介して送信される。
[0021] トランシーバ222内のLNA232、受信回路242、送信回路252、およびPA262は、LNA230、受信回路240、送信回路250、およびPA260と同様の形式で動作し得る。トランシーバ220および222は図2に示されない他の回路を含み得る。トランシーバ220および222の全てまたは一部は、1つまたは複数のアナログ集積回路(IC)、RFのIC(RFIC)、混合信号IC、など上に実装され得る。例えば、LNA230および受信回路240は、RFIC、などであり得る1つのモジュール上に実装され得る。トランシーバ220および222における回路はまた、他の形式で実装され得る。
[0022] データプロセッサ/コントローラ280は、無線デバイス110のための様々な機能を行い得る。例えば、データプロセッサ280は、受信機240および242を介して受信されているデータおよび送信機250および252を介して送信されているデータのための処理を行い得る。コントローラ280は、トランシーバ220および222内の様々な回路の動作を制御し得る。メモリ282は、データプロセッサ/コントローラ280のためのプログラムコードおよびデータを記憶し得る。データプロセッサ/コントローラ280は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)および/または他のIC上に実装され得る。
[0023] 図2は、2つのアンテナ210および212に結合された2つのトランシーバ220および222を持つ無線デバイス110の例示的な設計を示す。一般に、無線デバイスは、任意の数のトランシーバおよび任意の数のアンテナを含み得る。各トランシーバは、任意の数の周波数帯域、キャリアアグリゲーションのための任意の数のキャリア、任意の数の無線システム、任意の数の無線技術、などをサポートするために任意の数のLNAおよび任意の数のPAを含み得る。
[0024] 図2におけるLNA230および232は、様々な回路設計でおよび様々なタイプのトランジスタで実現され得る。Nチャネル金属酸化膜半導体(NMOS: N-channel metal oxide semiconductor)トランジスタで実現されるLNAのいくつかの典型的な設計が以下に説明される。
[0025] 図3は、固定のソースディジェネレーションインダクタを持つLNA330の概略図を示す。LNA330は、ソースディジェネレーションインダクタ2332、利得トランジスタ334、およびカスコードトランジスタ336を含む。入力整合回路312は、入力RF信号(RFin)を受け取る一端と、利得トランジスタ334のゲートに結合される他端とを有する。利得トランジスタ334は、インダクタ332の一端に結合された自身のソースと、カスコードトランジスタ336のソースに結合された自身のドレインとを有する。インダクタ332の他端は、回路グラウンド(circuit ground)に結合される。カスコードトランジスタ336は、制御信号(Vb)を受け取る自身のゲートと、負荷回路380に結合された自身のドレインとを有する。利得トランジスタ334およびカスコードトランジスタ336は、図3に示されるようにNMOSトランジスタで、あるいは他の種類のトランジスタで実現され得る。
[0026] LNA330内では、利得トランジスタ334がRFin信号を増幅して増幅信号を提供する。カスコードトランジスタ336はこの増幅信号を緩衝(buffer)し、出力RF信号(RFout)を負荷回路380へ供給する。ソースディジェネレーションインダクタ332はいくつかの機能を行う。第1に、インダクタ332は、LNA330が良好なダイナミックレンジ(例えば、低ノイズ指数)を得て、低電力消費で受信機のための高い感度を達成することを可能にする。第2に、インダクタ332はLNA330の入力整合を助ける。
[0027] LNAは良好な性能(例えば、高いダイナミックレンジ、良好な直線性、および良好な入力整合)を得るために選択されるインダクタンスを有する固定のソースディジェネレーションインダクタを含み得る。このLNAは構成可能な利得および/または他の構成可能な特性を有し得る。固定のソースディジェネレーションインダクタは、このLNAの種々の可能な設定のために良好な性能を提供できないことがあり得る。
[0028] 本明細書の態様では、増幅器が複数の相互結合インダクタで実現されるプログラマブルソースディジェネレーションインダクタを含む。相互結合インダクタは増幅器のための異なるソースディジェネレーションインダクタンスを得るように構成され得る。増幅器は複数の動作モードをサポートし得る。増幅器は、増幅器のための良好な性能を得るために各動作モード毎の適切なソースディジェネレーションインダクタンスで構成され得る。
[0029] 図4は、構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つLNA430の例示的な設計の概略図を示す。LNA430は図2におけるLNA230および232のいずれかのために使用され得る。図4に示される例示的な設計において、LNA430はプログラマブルインダクタ432、利得トランジスタ434、およびカスコードトランジスタ436を含む。入力整合回路412は、RF信号(RFin)を受け取る一端と、利得トランジスタ434のゲートに結合された他端とを有する。入力整合回路412は入力整合回路412の入力および出力間に結合されたインダクタおよび/または(ii)他の回路コンポーネントを備え得る。利得トランジスタ434は、インダクタ432の一端に結合された自身のソースと、カスコードトランジスタ436のソースに結合された自身のドレインとを有する。インダクタ432はさらに回路グラウンドに結合される。カスコードドンジスタ436は、制御信号(Vb)を受け取る自身のゲートと、負荷回路480に結合された自身のドレインとを有する。利得トランジスタ434およびカスコードトランジスタ436は、図4に示されるようにNMOSトランジスタで、あるいは他のタイプのトランジスタで実現され得る。
[0030] 図4に示される例示的な設計では、負荷回路480が一次コイル484および二次コイル486を備えるトランジスタ482を含む。一次コイル484はカスコードトランジスタ436のドレインおよび電源(VDD)間に結合される。二次コイル486は差動RF信号をダウンコンバータ(図4に示されない)へ供給する。
負荷回路480はまた、他の形式で実現され得る。別の例示的な設計では、負荷回路がインダクタおよび、ことによってVDD電源およびカスコードトランジスタのドレイン間に結合されるキャパシタを含み得る。また別の例示的な設計では、負荷回路が、VDD電源に結合された自身のソースと、カスコードトランジスタ(例えばカスコードトランジスタ436)のドレインに結合された自身のドレインとを有するPチャネル金属酸化物半導体(PMOS)トランジスタを含み得る。PMOSトランジスタはカスコードトランジスタに能動負荷を与え得る。
[0031] 図4に示される例示的な設計では、プログラマブルインダクタ432が、並列に結合された2つの構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタ442および444を含む。インダクタ442は、利得トランジスタ434のソースに結合された一端と、回路グラウンドに結合された他端とを有する。インダクタ444は、利得トランジスタ434のソースに結合された一端と、トランジスタ446のドレインに結合された他端とを有する。トランジスタ446は回路グラウンドに結合された自身のソースと、モード制御信号(Mode)を受け取る自身のゲートとを有する。インダクタ444およびトランジスタ446は直列に結合され、この直列の組合せはインダクタ442と並列に結合される。トランジスタ446は、(i)インダクタ444をインダクタ442と並列に結合させるために閉じられ、(ii)インダクタ442との並列な組合せからインダクタ444を切り離すために開かれるスイッチとして動作する。インダクタ442はL1のインダクタンスを有し、インダクタ444はL2のインダクタンスを有する。
[0032] LNA430は、プログラマブルインダクタ432の異なる構成に関連付けされ得る複数の動作モードをサポートし得る。第1のモードでは、トランジスタ446がオフされ、インダクタ442だけが利得トランジスタ434のソースおよび回路グラウンド間に結合される。第1のモードにおいて、ソースディジェネレーションインダクタンスは、
Figure 0006110034
として表現でき、ここでLoffは、オフされたトランジスタ446を伴うソースディジェネレーションインダクタンスである。
[0033] 第2のモードでは、トランジスタ446がオンされ、インダクタ442および444の両方が利得トランジスタ434のソースおよび回路グラウンド間に結合される。インダクタ442および444は相互に結合される。相互結合の量はカップリング係数Kによって定量化され得る。第1のモードにおいて、ソースディジェネレーションインダクタンスは、
Figure 0006110034
として表現でき、ここでLonは、オンされたトランジスタ446を伴うソースディジェネレーションインダクタンスであって、Mは相互結合によるインダクタ442および444の相互インダクタンスである。
[0034]
相互結合のないインダクタ442および444の並列な組合せのインダクタンスは、
Figure 0006110034
として与えられる。式(2)に示されるように、Lonインダクタンスは (i)相互インダクタンスMを加えたL1インダクタンスと、(ii)相互インダクタンスMを加えたL2インダクタンスとの並列な組合せに等しい。
[0035] カップリング係数Kは正の符号(K>0)または負の符号(K<0)を有する。カップリング係数の符号はインダクタ442および444を実現するために用いられる導体の向き、および/またはレイアウトに依存し得る。正のカップリング係数(K>0)については、相互結合がゼロよりも大きく(M>0)、LonインダクタンスがLparallelインダクタンスよりも大きい(Lon>Lparallel)。逆に、負のカップリング係数(K<0)については、相互結合がゼロよりも小さく(M<0)、LonインダクタンスがLparallelインダクタンスよりも小さい(Lon<Lparallel)。正のカップリング係数は、(i)所与のL2インダクタンスのためのLonインダクタンスを増大させる、または(ii)所望のLonインダクタンスのためのインダクタ444(すなわち、L2)のサイズを低減することに使用され得る。負のカップリング係数は、所与のL2インダクタンスのためにLonインダクタンスを低減することに使用され得る。
[0036] 図5Aは、正のカップリング係数を有する相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つ増幅器530aの例示的設計を示す。増幅器530aは、利得トランジスタ534、カスコードトランジスタ536、およびソースディジェネレーションのためのプログラマブルインダクタ532aを含む。図5Aに示される例示的な設計では、プログラマブルインダクタ532aが2つの構成可能な相互結合インダクタ542および544を含む。インダクタ542は利得トランジスタ534のソースおよびノードA間に結合される。インダクタ544はスイッチ546と直列に結合され、この直列の組合せが利得トランジスタ534のソースおよびノードA間に結合される。インダクタ542および544は正のカップリング係数(+K、すなわちK>0)を有する。図5Aは、ノードAと回路グラウンドとの間の直接接続(例えば、無視できるほどの寄生インダクタンス)を前提としている。
[0037] 表1は、種々の可能な正のカップリング係数についてのインダクタンスを示す。表1のコラム2は、インダクタ542および544間に無相互結合(K=0)を持つ第1の場合について、インダクタ542のL1インダクタンス、インダクタ544のL2インダクタンス、相互インダクタンスM、インダクタ532aのLonおよびLoffインダクタンス、並びにLon対Loffの比を示す。コラム3は、インダクタ542および544間に0.3という正のカップリング係数を持つ第2の場合について、L1、L2、M、LonおよびLoffインダクタンス、並びにLoff/Lon比を一覧表示する。コラム4は、インダクタ542および544間に0.6という正のカップリング係数を持つ第3の場合について、L1、L2、M、LonおよびLoffインダクタンス、並びにLoff/Lon比を一覧表示する。
[0038] 表1に示されるように、3つの場合の全てについて、1.5ナノヘンリー(nH)の同じLoffインダクタンスおよび0.75nHの同じLonインダクタンスが得られ得る。しかしながら、0.75nHのLonインダクタンスは、(i)無相互結合を持つインダクタ544に関する1.5nHの公称(nominal)L2インダクタンス、(ii)0.3のカップリング係数を持つインダクタ544に関する0.9nHのより小さなL2インダクタンス、または(iii)0.6のカップリング係数を持つインダクタ544に関する0.6nHのさらにより小さなL2インダクタンスと共に得られ得る。正のカップリング係数は、このため所与のLonインダクタンスのためのインダクタ544のサイズを低減することに使用され得る。
Figure 0006110034
[0039] 図5Bは、負のカップリング係数を有する相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つ増幅器530bの例示的な設計を示す。増幅器530bは利得トランジスタ534、カスコードトランジスタ536、およびソースディジェネレーションのためのプログラマブルインダクタ532bを含む。図5Bに示される例示的な設計では、プログラマブルインダクタ532bが2つの構成可能な相互結合インダクタ552および554を含む。インダクタ552は利得トランジスタ534のソースおよびノードB間に結合される。インダクタ554はスイッチ556と直列に結合され、この直列の組合せは利得トランジスタ534のソースおよびノードB間に結合される。インダクタ552および554は負のカップリング係数(−K、すなわちK<0)を有する。寄生容量558がノードBおよび回路グラウンド間に結合される。インダクタ558はインダクタ552および554の端から回路グラウンドへの経路配線(routing trace)によるものであり得る。この経路配線は比較的長いことがあり、インダクタ558に関するLgndの無視できないインダクタンスをもたらすことがある。
[0040] スイッチ556が開かれたとき、ソースディジェネレーションインダクタンスが、
Figure 0006110034
のように表現され得る。式(4)に示されるように、規制インダクタ558はソースディジェネレーションインダクタンスを有効に増大する。
[0041] スイッチ556が閉じられたとき、ソースディジェネレーションインダクタンスが、
Figure 0006110034
のように表現され得る。式(5)における相互インダクタンスMは、式(3)に示されるように決定される。
[0042] 表2は、種々の可能な負のカップリング係数についてのインダクタンスを示す。表2のコラム2は、インダクタ552および554間に無相互結合(K=0)を持つ第1の場合について、インダクタ552のL1インダクタンス、インダクタ554のL2インダクタンス、相互インダクタンスM、LonおよびLoffインダクタンス、並びにLdegen_onおよびLdegen_offインダクタンスを示す。コラム3は、インダクタ552および554間に−0.3という負のカップリング係数を持つ第2の場合について、L1、L2、M、Lon、Loff、Ldegen_on、およびLdegen_offインダクタンスを一覧表示する。コラム4は、インダクタ552および554間に−0.6という負のカップリング係数を持つ第3の場合について、L1、L2、M、Lon、Loff、Ldegen_on、およびLdegen_offインダクタンスを一覧表示する。
[0043] 表2に示されるように、累進的にさらなる負の相互インダクタンスMが、累進的なさらなるカップリング係数と共に得られ得る。これは、累進的な更なる負のカップリング係数のために累進的にさらなる負の結合インダクタンスをもたらすことになる。負のカップリング係数は、所望のLdegen_onインダクタンスがLgndインダクタンスの存在するときに得られ得るように、Lgndインダクタンスを考慮または補償するためのLonインダクタンスを低減することに使用され得る。
Figure 0006110034
[0044] LNAのためのソースディジェネレーションインダクタは様々な形式で実現され得る。複数のインダクタは、所望のLonおよびLoffソースディジェネレーションインダクタンスを得るために選択されることのできる特定のカップリング係数を有し得る。カップリング係数の大きさ(magnitude)および符号(sign)はインダクタのレイアウトおよび向きに依存し得る。
[0045] 図6は、ほとんど相互結合を持たない2つのソースディジェネレーションインダクタ642および644の例示的な設計を示す。インダクタ642は導体652で実現され、インダクタ644は導体654で実現される。導体652および654は同一の金属層上に並んで形成され、一緒にして利得トランジスタ(図6に示されない)のソースに結合された一端を有する。導体652の他端は回路グラウンドに結合される。導体654の他端は、スイッチとして動作するトランジスタ646に結合される。図6における例示的な設計は、インダクタ642および644を実現するために2倍の回路面接を利用する。
[0046] 図7Aは、正のカップリング係数Kを持つ2つの相互結合ソースディジェネレーションインダクタ742および744の例示的な設計を示す。インダクタ742は導体752で実現され、導体744は導体754で実現される。導体754は導体752の内側に形成される。導体752および754は、正のKを得るために同一方向(図7Aにおいて時計回り)に形成される。導体752および754は同一金属層(例えば、図7Aに示すように)上、または異なる金属層上に形成され得る。
[0047] 図7Bは、負のカップリング係数Kを持つ2つの相互結合ソースディジェネレーションインダクタ742および744の例示的な設計を示す。インダクタ742は導体762で実現され、導体744は導体764で実現される。導体762および764は負のKを得るために反対方向に形成される。導体762および764は同一金属層(例えば、図7Bに示すように)上、または異なる金属層上に形成され得る。
[0048] 図7Aおよび図7Bは相互結合インダクタの例示的なレイアウトを示す。相互結合インダクタは他の形式で実現され得る。例えば、相互結合インダクタは異なる金属層上で実現され得る。
[0049] 無線デバイス110は複数の周波数帯域(または単に、「帯域」)上の動作をサポートする。各帯域は複数の周波数の範囲(range)をカバーし得る。例えば、LTEリリース11は、35の帯域を規定し、それらはLTE/UMTS帯域とも称され、公に入手可能な文書3GPP(登録商標) TS36.101に記載される。無線デバイス110は1つまたは複数のLTE/UMTS帯域、および/または他の帯域をサポートする。
[0050] 無線デバイス110は、複数のキャリア上の動作であるキャリアアグリゲーションをサポートし得る。キャリアアグリゲーションはまた、マルチキャリア動作と呼ばれ得る。キャリアは、通信のために使用された周波数の範囲を指し、ある特定の特性に関連付けられ得る。例えば、キャリアは、キャリア上における動作を記述するシステム情報および/または制御情報に関連付けられ得る。キャリアはまた、コンポーネントキャリア(CC)、周波数チャネル、セル、などと呼ばれ得る。帯域は、1つまたは複数のキャリアを含み得る。各キャリアは、LTEにおいて最大20MHzまでカバーし得る。無線デバイス110は、LTEリリース11において1つまたは2つの帯域内において最大5つまでのキャリアで構成され得る。
[0051] 無線デバイス110は複数の送信された信号を異なる周波数で同時に受信する。これら複数の送信された信号は、キャリアアグリゲーションのために異なる周波数にある複数のキャリア上で1つまたは複数の基地局によって送られ得る。これら複数の送信された信号はまた、多地点協調(CoMP:coordinated multi-point)送信、ハンドオーバ、などのために異なる基地局によって送られ得る。これら複数の送信された信号はまた、ボイス/データ、またはデータ/データ、または音声/音声、などのコンカレントサービスのための異なる無線システムにおける基地局によって送られ得る。例えば、無線デバイス110は、デュアルSIM/デュアルスタンバイ(DSDS:dual SIM/dual standby)および/またはデュアルSIM/デュアルアクティブ(DSDA:dual SIM/dual-active)をサポートし得、LTEシステムとGSMシステム、あるいはTD−SCDMAシステムとGSMシステム、あるいはCDMAシステムとGSMシステム、などの複数の無線システムと同時に通信することが可能であり得る。
[0052] 図8は、複数の帯域上のキャリアアグリゲーションをサポートする受信機820の一部の例示的な設計の概略図を示す。受信機820は複数(K個)のLNA830a乃至830kおよび複数(M個)の負荷回路880a乃至880mを含み、ここでKおよびMは各々ゼロよりも大きい任意の整数である。K個のLNA830a乃至830kはK個の帯域B乃至Bをそれぞれサポートし得、K個の帯域B乃至BについてそれぞれK個の入力RF信号RFin1乃至RFinKを受信し得る。各LNA830は特定の帯域について入力RF信号を受信し得、 M個までの負荷回路880a乃至880mに結合されたM個までの出力を持ち得る。各負荷回路880は各LNA830の一出力に結合された自身の入力および該当するダウンコンバータ(図8に示されない)に結合された自身の出力を有し得る。(M個の負荷回路880a乃至880mは、Mセットのキャリア(例えば、キャリアアグリゲーションのための)上で送られたダウンリンク信号を同時に受信するために使用され得るM個のダウンコンバータに結合され得る。
[0053]
一般に、任意の数のLNAが任意の数の帯域をサポートするために使用され得る。各LNAは1つまたは複数の帯域のための1つまたは複数の入力と、1つまたは複数の負荷回路に結合された1つまたは複数の出力とを含み得る。LNAは、(i)同一または異なる数の入力と、(ii)同一または異なる数の出力とを有し得る。LNAは任意の数の負荷回路に結合され得る。
[0054] 図9Aは、構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つ単入力多出力(SIMO)LNA930aの例示的な設計の概略図を示す。
LNA930aは、図2におけるLNA230および232のいずれか、または図8におけるLNA830のいずれかのために使用され得る。図9Aに示される例示的な設計では、LNA930aがプログラマブルインダクタ932、利得トランジスタ934、および2つの利得トランジスタ936および938を含む。入力整合回路912は入力RF信号(RFin)を受け取る一端、および利得トランジスタ934のゲートに結合された他端を有する。利得トランジスタ934は、インダクタ932の一端に結合された自身のソースと、カスコードトランジスタ936および938のソースに結合された自身のドレインとを有する。カスコードトランジスタ936は、第1の制御信号(Ven1)を受け取る自身のゲートと、負荷回路980に結合された自身のドレインとを有する。カスコードトランジスタ938は、第2の制御信号(Ven2)を受け取る自身のゲートと、負荷回路990に結合された自身のドレインとを有する。利得トランジスタ934とカスコードトランジスタ936および938は、図9Aに示されるように、NMOSトランジスタで、または他のタイプのトランジスタで実現され得る。
[0055] 図9Aに示された例示的な設計では、プログラマブルインダクタ932が、並列に結合された2つの構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタ942および944を含む。インダクタ942は利得トランジスタ934のソースと回路グラウンドとの間に結合される。インダクタ944はトランジスタ946と直列に結合され、この直列の組合せは利得トランジスタ934のソースと回路グラウンドとの間に結合される。トランジスタ946は、閉じられたり 開かれたりし得るスイッチとして動作する。インダクタ942はL1のインダクタンスを有し、インダクタ944はL2のインダクタンスを有する。
[0056] 簡潔さのため、図9Aは、2つまでの出力RF信号を例えば、キャリアアグリゲーションのために同時に受信された2セットまでのキャリアのための2つまでの負荷回路980および990へ供給する2つのカスコードトランジスタ936および938を含むMIMO LNA930aを示す。一般に、SIMO LNAはN個までの出力RF信号を提供するためにN個の負荷回路に結合されたN個のカスコードトランジスタを含むことができ、ここでNは1より大きい任意の整数値である。
[0057] SIMO LNA930aは、任意の与えられた時点において単出力モードまたは多出力モードで動作し得る。単出力モードでは、LNA930aが少なくとも1つの送信された信号(例えば1セットのキャリア上の)を備える入力RF信号を受け取り、1つの出力RF信号を1つのカスコードトランジスタ936または938を介して1つのダウンコンバータ回路へ供給する。多出力モードでは、LNA930aが少なくとも2つの送信された信号(例えば、2セットのキャリア上の)を備える入力RF信号を受け取り、2つの出力RF信号を2つのカスコードトランジスタ936または938を介して2つのダウンコンバータ回路(例えば、1つの出力RF信号をキャリアのセット毎に)へ供給する。各ダウンコンバータはその出力RF信号を適切な周波数にある別個のLO信号でダウンコンバートする。
[0058] ある例示的な設計では、利得トランジスタが(i)単出力モードにおいてIb1(すなわち、Ibias=Ib1)の公称バイアス電流を適用されたり、多出力モードにおいてIb2(すなわち、Ibias=Ib2)のより高いバイアス電流を適用されたりでき、ここでIb2>Ib1である。公称バイアス電流は、単出力モードにあるLNA930aについて所望のダイナミックレンジを得るために選択され得る。より高いバイアス電流は、多出力モードにあるLNA930aについて所望のダイナミックレンジを得るために選択され得る。例えば、より高いバイアス電流は単出力モードにあるときのように多出力モードにあるLNA930aについて同様なダイナミックレンジを得るために選択されてよい。より高いバイアス電流は公称バイアス電流の2倍(例えば、Ib2=2*Ib1)であったり、何か他の整数または非整数倍の公称バイアス電流(例えば、Ib2=q*Ib1、ここでq>1)であったりしてよい。
[0059] 利得トランジスタ934のバイアス電流を増大させることは、多出力モードにおいてLNA930aの利得を低減することになる。さらに、このバイアス電流を増大させることは、多出力モードにおいてLNA930aの入力整合を劣化させ得る。単一の整合回路コンポーネント、例えばインダクタでLNA930aを入力整合させることは可能であり得ない。
[0060] 多出力モードにおけるLNAの利得、ダイナミックレンジ、および入力整合は、プログラマブルソースディジェネレーションインダクタを使用することによって保ち得る。LNAの利得は、所望のダイナミックレンジを維持するためのより高いバイアス電流の使用によって多出力モードにおいて低減される。ソースディジェネレーションインダクタはLNAの利得を増強するために多出力モードにおいて低減され得る。ソースディジェネレーションインダクタの低減はまた、多出力モードにおいてLNAの入力整合を改善し得る。
[0061] ある例示的な設計では、LNA930aが(i)単出力モードにおいてLoffの公称ソースディジェネレーションインダクタンス、あるいは(ii)多出力モードにおいてLonのより小さなソースディジェネレーションインダクタンスで動作でき、ここでLon<Loffである。単出力モードでは、トランジスタ946がMode信号上の低電圧によってオフされ得、インダクタ942だけが利得トランジスタ934のソースおよび回路グラウンド間に結合され得、インダクタ944が回路グラウンドから切り離され得、公称ソースディジェネレーションインダクタンスがインダクタ942だけから提供され得る。インダクタ942は単出力モードにおいてLoffの所望ソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように設計でき、ここでLoffは式(1)に示されるように与えられ得る。多出力モードでは、トランジスタ946がMode信号上の高電圧によってオンされ得、インダクタ942および944の両方が利得トランジスタ934のソースおよび回路グラウンド間に結合され得、より小さなソースディジェネレーションインダクタンスが相互結合インダクタ942および944の並列の組合せによって提供され得る。インダクタ942および944は多出力モードにおいてLonの所望ソースディジェネレーションインダクタンスを得るために適切なインダクタンスおよびカップリング係数で設計でき、ここでLonは式(2)に示されるように与えられ得る。
[0062] ある例示的な設計では、LNA930aが単出力モード、および/または多出力モードにおいて複数の利得設定をサポートし得る。例えば、高利得設定および低利得設定が多出力モードにおいてサポートされ得る。高利得設定は、トランジスタ946をオンすることによって得られ得るより小さなソースジェネレーションインダクタンスでより高い利得を得るために使用され得る。低利得設定は、トランジスタ946をオフすることによって得られ得るより大きなソースジェネレーションインダクタンスでより小さな利得を得るために使用され得る。異なる利得がまた、利得トランジスタ934のバイアス電流を変化させることによって各モードの各利得設定においてサポートされ得る。
[0063] 図9Bは構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つSIMO LNA930bの例示的な設計の概略図を示す。LNA930bは、図2におけるLNA230および232のいずれか、または図8におけるLNA830のいずれかのために使用され得る。LNA930bは図9AにおけるLNA930a内の全ての回路コンポーネントを含む。LNA930bは、さらに第2の利得トランジスタ954、第2のプログラマブルインダクタ952、カスコードトランジスタ956および958を含む。利得トランジスタ954は入力整合回路912の出力に結合された自身のゲートと、プログラマブルインダクタ952に結合された自身のソースと、カスコードトランジスタ956および958のソースに結合されたドレインとを有する。プログラマブルインダクタ952はさらに回路グラウンドに結合される。カスコードトランジスタ956は、第3の制御信号(Ven3)を受け取る自身のゲートと、負荷回路980に結合された自身のドレインを有する。カスコードトランジスタ958は、第4の制御信号(Ven4)を受け取る自身のゲートと、負荷回路990に結合された自身のドレインを有する。
[0064] 図9Bに示された例示的な設計では、プログラマブルインダクタ952が、並列に結合された2つの構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタ962および964を含む。インダクタ962は利得トランジスタ954のソースと回路グラウンドとの間に結合される。インダクタ964はトランジスタ966と直列に結合され、この直列の組合せは利得トランジスタ954のソースと回路グラウンドとの間に結合される。トランジスタ956は、閉じられたり 開かれたりし得るスイッチとして動作する。
[0065] 図9Bに示された例示的な設計では、各利得トランジスタが別個のプログラマブルインダクタに結合される。別の例示的な設計では、1つの利得トランジスタ(例えば、利得トランジスタ934)がプログラマブルインダクタに結合され得、別の利得トランジスタが固定インダクタに結合され得る。さらに別の例示的な設計では、1つの利得トランジスタ(例えば、利得トランジスタ934)がプログラマブルトランジスタに結合され得、別の利得トランジスタが回路グラウンドに直接結合され得る。
[0066] SIMO LNA930bは任意の与えられた時点において単出力モードまたは多出力モードで動作し得る。単出力モードの例示的な設計では、利得トランジスタ934および954の両方がイネーブルされ得、2つのカスコードトランジスタがイネーブルされ得る。カスコードトランジスタ936および956は負荷回路980について第1の出力RF信号(RFout1)を生成するためにイネーブルされ得、カスコードトランジスタ938および958はディスエーブルされ得る。代替的に、カスコードトランジスタ938および958は負荷回路990について第2の出力RF信号(RFout2)を生成するためにイネーブルされ得、カスコードトランジスタ936および956はディスエーブルされ得る。別の例示的な設計では、1つの利得トランジスタ934または954がイネーブルされ得、1つのカスコードトランジスタがイネーブルされ得る。両方の例示的な設計に関し、1つまたは両方のソースディジェネレーションインダクタが、単出力モードでLNA930bについて所望のダイナミックレンジ、利得、および入力整合を得るために選択され得る。
[0067] 多出力モードでは、利得トランジスタ934および954の両方がイネーブルされ得る。カスコードトランジスタ936および958は負荷回路980および990についてそれぞれRFout1およびRFout2を生成するためにイネーブルされ得、カスコードトランジスタ938および956はディスエーブルされ得る。代替的に、4つのカスコードトランジスタ936、938、956、および958の全てがイネーブルされ得る。
1つまたは両方のソースディジェネレーションインダクタは多出力モードでLNA930bについて所望のダイナミックレンジ、利得、および入力整合を得るために選択され得る。
[0068] 図9Cは、構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つSIMO LNA930cの例示的な設計の概略図を示す。LNA930cは、図2におけるLNA230および232のいずれか、または図8におけるLNA830のいずれかのために使用され得る。図9Cに示される例示的な設計では、LNA930cが、LNA930cから省略されたプログラマブルインダクタ952を除いて、図9BにおけるLNA930b内の全ての回路コンポーネントを含む。利得トランジスタ934および944のソースは、回路グラウンドにさらに結合されるプログラマブルインダクタ932に一緒にして結合される自身のソースを有する。
[0069] SIMO LNA930cは任意の与えられた時点において単出力モードまたは多出力モードで動作し得る。1つまたは複数の利得トランジスタおよび1つまたは複数のカスコードトランジスタは、図9Bについて上述したように、各モードについてイネーブルされる。単出力モードでは、インダクタ942だけが選択され得、インダクタ944がトランジスタ946をオフすることによって切り離され得る。多出力モードでは、インダクタ942および944の両方が、トランジスタ946をオンすることによって選択され得る。インダクタ942は、単出力モードでLNA930cについて所望の利得、ダイナミックレンジ、および入力整合を提供するように設計され得る。インダクタ942および944は、多出力モードでLNA930cについて所望の利得、ダイナミックレンジ、および入力整合を提供するように設計され得る。
[0070] 図9Dは、構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つMIMO LNA930dの例示的な設計の概略図を示す。LNA930dは、図2におけるLNA230および232のいずれか、または図8におけるLNA830のいずれかのために使用され得る。図9Dに示される例示的な設計では、LNA930dが図9BにおけるLNA930b内の全ての回路コンポーネントを含む。しかしながら、利得トランジスタ934および954はLNA930bにおけるように一緒に結合されていない。代わりに、利得トランジスタ934および954は異なる入力RF信号(例えば、異なる帯域で)を受け取る。利得トランジスタ934は、第1の入力RF信号(RFin1)を受け取る入力整合回路912に結合された自身のゲートを有する。入力整合回路912は第1の帯域についてLNA930dのための入力整合を行い得る。利得トランジスタ954は、第2の入力RF信号(RFin2)を受け取る入力整合回路916に結合された自身のゲートを有する。入力整合回路916は第2の帯域についてLNA930dのための入力整合を行い得る。
[0071] MIMO LNA930dは、任意の与えられた時点において単出力モード、SIMOモード、MIMOモードで動作し得る。単出力モードでは、1つの入力RF信号(例えば、RFin1またはRFin2)が1つの利得トランジスタ(例えば、利得トランジスタ934または954)によって増幅され、1つのカスコードトランジスタ(例えば、カスコードトランジスタ936、938、956、または958)によってバッファされ、1つの負荷回路(例えば負荷回路980または990)について1つの出力RF信号(例えば、RFout1またはRFout2)を得るようにし得る。SIMOモードでは、1つの入力RF信号(例えば、RFin1またはRFin2)が1つの利得トランジスタ(例えば、利得トランジスタ934または954)によって増幅され、2つのカスコードトランジスタ(例えば、カスコードトランジスタ936および938、またはカスコードトランジスタ956および958)によってバッファされ、2つの負荷回路(例えば負荷回路980および990)について2つの出力RF信号(例えば、RFout1およびRFout2)を得るようにし得る。MIMOモードでは、2つの入力RF信号(例えば、RFin1およびRFin2)が2つの利得トランジスタ(例えば、利得トランジスタ934および954)によって増幅され、2つのカスコードトランジスタ(例えば、カスコードトランジスタ936および956、またはカスコードトランジスタ938および958)によってバッファされ、2つの負荷回路(例えば、負荷回路980および990)について2つの出力RF信号(例えば、RFout1およびRFout2)を得るようにし得る。
[0072] プログラマブルインダクタ932および952は単出力モード、SIMOモード、MIMOモードで良好な性能を提供するように動作され得る。利得トランジスタ934が単出力モードまたはMIMOモードでイネーブルされると、プログラマブルインダクタ932はインダクタ942が公称ソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように設定され(例えば、トランジスタ946をオフすることで)得る。利得トランジスタ934がSIMOモードでイネーブルされると、プログラマブルインダクタ932はインダクタ942および944がより小さなソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように設定され(例えば、トランジスタ946をオンすることで)得る。同様に、利得トランジスタ954が単出力モードまたはMIMOモードでイネーブルされると、プログラマブルインダクタ952はインダクタ962が公称ソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように設定され(例えば、トランジスタ966をオフすることで)得る。利得トランジスタ954がSIMOモードでイネーブルされると、プログラマブルインダクタ952はインダクタ962および964がより小さなソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように設定され(例えば、トランジスタ966をオンすることで)得る。
[0073] 図4、5Aおよび5B、9A乃至9Dは、構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つLNAのいくつかの例示的な回路設計を示す。構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つLNAはまた、他の形式で実現され得る。別の例示的な設計では、LNAがLNAの入力および出力間に結合されたフィードバック回路を含み得る。フィードバック回路は、抵抗、キャパシタ、トランジスタ、何か他の回路、またはこれらの組合せを含み得る。フィードバック回路は、入力整合を手伝うことができ、またLNAの直線性を改善できる。
[0074] 別の例示的な設計では、LNAが各カスコードトランジスタの代わりにカスコード回路を含み得る。カスコード回路は、(i)利得トランジスタのドレインおよび中間ノード間に結合された第1のカスコードトランジスタと、(ii)中間ノードおよびLNAの出力間に結合された第2のカスコードトランジスタと、(iii)中間ノードおよび回路グラウンド間に結合されたシャントトランジスタとを含み得る。カスコード回路がイネーブルされると、第1および第2のカスコードトランジスタが出力RF信号をLNA出力を介して提供するためにオンされ得、シャントトランジスタがオフされ得る。カスコード回路がディスエーブルされると、第1および第2のカスコードトランジスタがLNA出力で出力RF信号を提供しないためにオフされ得、シャントトランジスタが中間ノードを回路グラウンドにプルし、LNA出力および利得トランジスタ間に良好なアイソレーションを提供するためにオンされ得る。良好なアイソレーションは、同一の負荷回路が異なるLNAのために複数の利得トランジスタによって再使用される場合に特に望ましいことがある。
[0075] 本明細書で開示されるように、構成可能な相互結合ソースディジェネレーションインダクタを持つ増幅器は、様々な利点を提供できる。第1に、これら増幅器は、単出力モードおよびキャリアアグリゲーションのための多出力モードのような複数の動作モードをサポートし得る。増幅器はまた、良好な性能(例えば、良好なダイナミックレンジ、利得、入力整合、など)を提供し得る。第2に、増幅器は例えば、低利得状態および高利得状態のような複数の利得状態をサポートし得る。異なる利得状態が種々の動作シナリオに適用可能である。例えば、低利得状態はジャマー(jammers)が入力RF信号に存在する場合に直線性を改善するために選択され得る。第3に、相互結合インダクタは、例えば図7Aおよび図7Bに示されるように、より小さな回路面積で効率的に実現され得る。本明細書に開示された増幅器には、他の利点もあり得る。
[0076] ある例示的な設計では、装置(例えば、無線デバイス、IC、回路モジュール、など)が、増幅器または何か他の回路を実現できる利得トランジスタおよび複数のインダクタを含み得る。利得トランジスタ(例えば、図4における利得トランジスタ434)は入力信号を受け取り、増幅信号を提供する。複数のインダクタ(例えば、インダクタ442および444)は相互結合でき、利得トランジスタに結合でき、利得トランジスタのためにプログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供できる。
[0077] ある例示的な設計では、複数のインダクタが第1および第2のインダクタを含み得る。第1のインダクタ(例えば、インダクタ442)は、利得トランジスタのソースおよび回路グラウンド間に結合され得る。第2のインダクタ(例えば、インダクタ444)はスイッチ(例えば、トランジスタ446)に直列で、利得トランジスタのソースおよび回路グラウンド間に結合され得る。ある例示的な設計では、第1および第2のインダクタが正のカップリング係数を有し得、スイッチが閉じられたときに、第1および第2のインダクタの並列な組合せよりも大きなソースディジェネレーションインダクタンス(Lon)を提供し得る。別の例示的な設計では、第1および第2のインダクタが負のカップリング係数を有し得、スイッチが閉じられたときに、第1および第2のインダクタの並列な組合せよりも少ないソースディジェネレーションインダクタンスを提供し得る。ある例示的な設計では、インダクタ(例えば、図5Bにおけるインダクタ558)が複数のインダクタおよび回路グラウンド間に結合され得る。このインダクタは寄生インダクタであり得る。負のカップリング係数は、スイッチが閉じられたときに利得トランジスタで観察されるソースディジェネレーションインダクタンスを低減し得る。
[0078] ある例示的な設計では、第1のインダクタが第1のスパイラルパターン(spiral pattern)を有する第1の導体(例えば、図7Aにおける導体752、または図7Bにおける導体762)で形成され得る。第2のインダクタは第2のスパイラルパターンを有する第2の導体(例えば、図7Aにおける導体754 または図7Bにおける導体764)で構成され得る。第2の導体は第1の導体(例えば、図7Aおよび7Bに示されるような)の第1のスパイラルパターンの範囲内に配置され得る。第1および第2のスパイラルパターンは、例えば図7Aに示されるように、第1および第2のインダクタのための正のカップリング係数を得るために同一方向に形成され得る。代替的に、第1および第2のスパイラルパターンは、例えば図7Bに示すように、第1および第2のインダクタのための負のカップリング係数を得るために反対方向に形成され得る。
[0079] ある例示的な設計では、装置が例えばSIMO LNAのための第1および第2のカスコードトランジスタをさらに含み得る。第1のカスコードトランジスタ、(例えば、図9Aにおけるカスコードトランジスタ936)は利得トランジスタに結合され得、イネーブルされたときに、増幅信号を受け取って第1の出力信号を提供し得る。第2のカスコードトランジスタ(例えば、カスコードトランジスタ938)は利得トランジスタに結合され得、イネーブルされたときに、増幅信号を受け取って第2の出力信号を提供し得る。第1または第2のカスコードトランジスタのどちらかは第1の動作モード、例えば、単出力モードでイネーブルされ得る。第1および第2のカスコードトランジスタは第2の動作モード、例えば多出力モードで両方イネーブルされ得る。複数のインダクタは第1の動作モードでの第1のソースディジェネレーションインダクタンスまたは第2の動作モードでの第2のソースディジェネレーションインダクタンスを提供し得る。第2のソースディジェネレーションインダクタンスは第1のソースディジェネレーションインダクタンスよりも少ないものであり得る。
[0080] ある例示的な設計では、装置が例えばSIMO LNAまたはMIMO LNAのための第2の利得トランジスタ、第3および第4のカスコードトランジスタ、および第2の複数のインダクタをさらに含み得る。
第2の利得トランジスタ(例えば、図9Bまたは9Dにおける利得トランジスタ954)は入力信号(例えば、SIMO LNAのための)または第2の入力信号(例えば、MIMO LNAのための)を受け取り、第2の増幅信号を提供する。第2の複数のインダクタ(例えば、図9Bまたは9Dにおけるインダクタ962および964) は相互結合され得、第2の利得トランジスタに結合され得、第2の利得トランジスタのためのプログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供し得る。第3のカスコードトランジスタ(例えば、図9Bまたは9Dにおけるカスコードトランジスタ956)は第2の利得トランジスタに結合され得、イネーブルされたときに、第2の増幅信号を受け取って第1の出力信号を提供し得る。第4のカスコードトランジスタ(例えば、カスコードトランジスタ958)は第2の利得トランジスタに結合され得、イネーブルされたときに、第2の増幅信号を受け取って第2の出力信号を提供し得る。
[0081] 図10は、インピーダンス整合を行うためのプロセス1000の例示的な設計を示す。入力信号は、増幅信号を得るために利得トランジスタで増幅され得る(ブロック1012)。プログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスは複数の相互結合インダクタを持つ利得トランジスタのために提供される(ブロック1014)。複数の相互結合インダクタは第1および第2のインダクタを含み得る。ブロック1014の例示的な設計では、第1のソースディジェネレーションインダクタンスが第1のインダクタに基づいて利得トランジスタのために提供され得る。第2のソースディジェネレーションインダクタンスは第1および第2のインダクタの並列な組合せに基づいて利得トランジスタに提供され得る。第1および第2のインダクタは正のカップリング係数を有し得、第2のソースディジェネレーションインダクタンスは第1および第2のインダクタの並列な組合せよりも大きいものであり得る。代替的に、第1および第2のインダクタは負のカップリング係数を有し得、第2のソースディジェネレーションインダクタンスは第1および第2のインダクタの並列な組合せよりも小さいものであり得る。
[0082] ここに説明された相互結合ソースディジェネレーションインダクタは、IC、アナログIC、RFIC、混合信号IC、ASIC、プリント基板(PCB)、電子デバイス、などで実現され得る。この増幅器はまた、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)、NMOS、PMOS、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、シリコンオンインシュレータ(SOI)、などのような様々なIC処理技術を用いて製造され得る。
[0083] ここに説明された増幅器を実装する装置は、スタンドアロンデバイスであり得るか、またはより大型のデバイスの一部であり得る。デバイスは、(i)スタンドアロンIC、(ii)データおよび/または命令を記憶するためのメモリICを含み得る1つまたは複数のセットのIC、(iii)RF受信機(RFR)またはRF送信機/受信機(RTR)のようなRFIC、(iv)移動局モデム(MSM)のようなASIC、(v)他のデバイス内に組み込まれ得るモジュール、(vi)受信機、セルラーフォン、無線デバイス、ハンドセット、またはモバイルユニット、(vii)その他、であり得る。
[0084] 1つまたは複数の例示的な設計において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実現され得る。ソフトウェアで実現される場合には、機能が、コンピュータ可読媒体上における1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または送信され得る。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは命令もしくはデータ構造の形で所望のプログラムコードを搬送または記憶するよう使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続は、コンピュータ可読媒体と適切に称される。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技法を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技法は送信媒体の定義に含まれている。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用される場合、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせはまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0085] 本開示の上述記載は、当業者が本開示を実施または使用することを可能にする
ために提供される。本開示に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかであり、
ここに定義された一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の変形物に適
用され得る。よって、本開示は、本明細書に説明された例および設計に限定されるように
意図されたものではなく、本明細書に開示された原理および新規の特徴と矛盾しない最大
範囲であると認められるべきである。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
入力信号を受け取って増幅信号を提供するように構成される利得トランジスタと、
前記利得トランジスタに結合され、前記利得トランジスタのためのプログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように構成される複数のインダクタとを備え、前記複数のインダクタが相互結合される、装置。
[C2]
前記複数のインダクタは、
前記利得トランジスタのソースおよび回路グラウンド間に結合された第1のインダクタと、
スイッチに直列に結合されて前記利得トランジスタの前記ソースおよび回路グラウンド間に結合された第2のインダクタとを備える、C1に記載の装置。
[C3]
前記第1および第2のインダクタは正のカップリング係数を有する、C2に記載の装置。
[C4]
前記第1および第2のインダクタは負のカップリング係数を有する、C2に記載の装置。
[C5]
前記複数のインダクタおよび回路グラウンド間に結合された前記インダクタをさらに備え、前記負のカップリング係数は前記スイッチが閉じられたときに前記利得トランジスタで観察されるソースディジェネレーションインダクタンスを低減するものである、C4に記載の装置。
[C6]
前記第1のインダクタは第1のスパイラルパターンを有する第1の導体で形成され、前記第2のインダクタは第2のスパイラルパターンを有する第2の導体で形成される、C2に記載の装置。
[C7]
前記第1および第2のスパイラルパターンは前記第1および第2のインダクタのための正のカップリング係数を得るために同一方向に形成される、C6に記載の装置。
[C8]
前記第1および第2のスパイラルパターンは前記第1および第2のインダクタのための負のカップリング係数を得るために反対方向に形成される、C6に記載の装置。
[C9]
前記第2のインダクタは前記第1のインダクタの内側に形成される、C2に記載の装置。
[C10]
前記利得トランジスタに結合された第1のカスコードトランジスタであって、前記第1のカスコードトランジスタがイネーブルされたときに前記増幅信号を受け取って第1の出力信号を提供するように構成される第1のカスコードトランジスタと、
前記利得トランジスタに結合された第2のカスコードトランジスタであって、前記第2のカスコードトランジスタがイネーブルされたときに前記増幅信号を受け取って第2の出力信号を提供するように構成される第2のカスコードトランジスタと
をさらに備える、C1に記載の装置。
[C11]
前記第1および第2のカスコードトランジスタのうちの1つが第1の動作モードでイネーブルされ、前記第1および第2のカスコードトランジスタの両方が第2の動作モードでイネーブルされる、C10に記載の装置。
[C12]
前記複数のインダクタは前記第1の動作モードで第1のソースディジェネレーションインダクタンスを提供するか、または前記第2の動作モードで第2のソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように構成される、C11に記載の装置。
[C13]
前記第2のソースディジェネレーションインダクタンスは前記第1のソースディジェネレーションインダクタンスよりも少ない、C12に記載の装置。
[C14]
入力信号または第2の入力信号を受け取って第2の増幅信号を提供するように構成される第2の利得トランジスタと、
前記第2の利得トランジスタに結合され、前記第2の利得トランジスタのためのプログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように構成される第2の複数のインダクタであって、相互結合される第2の複数のインダクタと、
前記第2の利得トランジスタに結合された第3のカスコードトランジスタであって、前記第3のカスコードトランジスタがイネーブルされたときに前記第2の増幅信号を受け取って前記第1の出力信号を提供するように構成される第3のカスコードトランジスタと、
前記第2の利得トランジスタに結合された第4のカスコードトランジスタであって、前記第4のカスコードトランジスタがイネーブルされたときに前記第2の増幅信号を受け取って前記第2の出力信号を提供するように構成される第3のカスコードトランジスタと
をさらに備える、C10に記載の装置。
[C15]
増幅信号を得るために利得トランジスタで入力信号を増幅することと、
複数の相互結合インダクタで前記利得トランジスタのためのプログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供することと
を備える、方法。
[C16]
前記複数の相互結合インダクタは第1および第2のインダクタを備え、前記プログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供することは、
前記第1のインダクタに基づいて前記利得トランジスタのための第1のソースディジェネレーションインダクタンスを提供することと、
前記第1および第2のインダクタの並列な組合せに基づいて前記利得トランジスタのための第2のソースディジェネレーションインダクタンスを提供することと
を備える、C15に記載の方法。
[C17]
前記第1および第2のインダクタは正のカップリング係数を有し、前記第2のソースディジェネレーションインダクタンスは前記第1および第2のインダクタの並列な組合せよりも大きい、C16に記載の方法。
[C18]
前記第1および第2のインダクタは負のカップリング係数を有し、前記第2のソースディジェネレーションインダクタンスは前記第1および第2のインダクタの並列な組合せよりも小さい、C16に記載の方法。
[C19]
増幅信号を提供するために入力信号を増幅するための手段と、
複数の相互接続インダクティブ手段でプログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供するための手段と
を備える、装置。
[C20]
前記複数の相互接続インダクティブ手段は第1および第2のインダクティブ手段を備え、前記プログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供するための前記手段は、
前記第1のインダクティブ手段に基づいて第1のソースディジェネレーションインダクタンスを提供するための手段と、
前記第1および第2のインダクティブ手段の並列な組合せに基づいて第2のソースディジェネレーションインダクタンスを提供するための手段と
を備える、C19に記載の装置。

Claims (15)

  1. 入力信号を受け取って増幅信号を提供するように構成される利得トランジスタと、
    前記利得トランジスタに結合され、前記利得トランジスタのためのプログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように構成される複数のインダクタとを備え、前記複数のインダクタが相互結合され、前記利得トランジスタのソースおよび回路グラウンド間に結合された第1のインダクタと、スイッチに直列に結合されて前記利得トランジスタの前記ソースおよび回路グラウンド間に結合された第2のインダクタとを含む、装置。
  2. 前記第1および第2のインダクタは正のカップリング係数を有する、請求項に記載の装置。
  3. 前記第1および第2のインダクタは負のカップリング係数を有する、請求項に記載の装置。
  4. 前記複数のインダクタおよび回路グラウンド間に結合された前記インダクタをさらに備え、前記負のカップリング係数は前記スイッチが閉じられたときに前記利得トランジスタで観察されるソースディジェネレーションインダクタンスを低減するものである、請求項に記載の装置。
  5. 前記第1のインダクタは第1のスパイラルパターンを有する第1の導体で形成され、前記第2のインダクタは第2のスパイラルパターンを有する第2の導体で形成される、請求項に記載の装置。
  6. 前記第1および第2のスパイラルパターンは前記第1および第2のインダクタのための正のカップリング係数を得るために同一方向に形成される、請求項に記載の装置。
  7. 前記第1および第2のスパイラルパターンは前記第1および第2のインダクタのための負のカップリング係数を得るために反対方向に形成される、請求項に記載の装置。
  8. 前記第2のインダクタは前記第1のインダクタの内側に形成される、請求項に記載の装置。
  9. 前記利得トランジスタに結合された第1のカスコードトランジスタであって、前記第1のカスコードトランジスタがイネーブルされたときに前記増幅信号を受け取って第1の出力信号を提供するように構成される第1のカスコードトランジスタと、
    前記利得トランジスタに結合された第2のカスコードトランジスタであって、前記第2のカスコードトランジスタがイネーブルされたときに前記増幅信号を受け取って第2の出力信号を提供するように構成される第2のカスコードトランジスタと
    をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  10. 前記第1および第2のカスコードトランジスタのうちの1つが第1の動作モードでイネーブルされ、前記第1および第2のカスコードトランジスタの両方が第2の動作モードでイネーブルされる、請求項に記載の装置。
  11. 前記複数のインダクタは前記第1の動作モードで第1のソースディジェネレーションインダクタンスを提供するか、または前記第2の動作モードで第2のソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように構成される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記第2のソースディジェネレーションインダクタンスは前記第1のソースディジェネレーションインダクタンスよりも少ない、請求項11に記載の装置。
  13. 前記入力信号または第2の入力信号を受け取って第2の増幅信号を提供するように構成される第2の利得トランジスタと、
    前記第2の利得トランジスタに結合され、前記第2の利得トランジスタのためのプログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供するように構成される第2の複数のインダクタであって、相互結合される第2の複数のインダクタと、
    前記第2の利得トランジスタに結合された第3のカスコードトランジスタであって、前記第3のカスコードトランジスタがイネーブルされたときに前記第2の増幅信号を受け取って前記第1の出力信号を提供するように構成される第3のカスコードトランジスタと、
    前記第2の利得トランジスタに結合された第4のカスコードトランジスタであって、前記第4のカスコードトランジスタがイネーブルされたときに前記第2の増幅信号を受け取って前記第2の出力信号を提供するように構成される第3のカスコードトランジスタと
    をさらに備える、請求項に記載の装置。
  14. 増幅信号を得るために利得トランジスタで入力信号を増幅することと、
    第1のインダクタに基づいて前記利得トランジスタのための第1のソースディジェネレーションインダクタンスを提供し、前記第1のインダクタと、前記第1のインダクタに相互結合された第2のインダクタとの並列な組合せに基づいて前記利得トランジスタのための第2のソースディジェネレーションインダクタンスを提供することによって前記利得トランジスタのためのプログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供することと、を備え、
    ここにおいて、前記第1および第2のインダクタは正のカップリング係数を有し、前記第2のソースディジェネレーションインダクタンスは前記第1および第2のインダクタの並列な組合せよりも大きい、方法。
  15. 増幅信号を得るために利得トランジスタで入力信号を増幅することと、
    第1のインダクタに基づいて前記利得トランジスタのための第1のソースディジェネレーションインダクタンスを提供し、前記第1のインダクタと、前記第1のインダクタに相互結合された第2のインダクタとの並列な組合せに基づいて前記利得トランジスタのための第2のソースディジェネレーションインダクタンスを提供することによって前記利得トランジスタのためのプログラマブルソースディジェネレーションインダクタンスを提供することと、を備え、
    ここにおいて、前記第1および第2のインダクタは負のカップリング係数を有し、前記第2のソースディジェネレーションインダクタンスは前記第1および第2のインダクタの並列な組合せよりも小さい
    法。
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