JP2022047019A - 高周波増幅回路 - Google Patents

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保彦 栗山
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【課題】逆方向アイソレーションに優れた高周波増幅回路を提供する。【解決手段】実施形態の高周波増幅回路は、ゲートに入力信号が入力される第1トランジスタFET1と、第1トランジスタのソースと接地電位端GNDとの間に接続された第1インダクタLsと、ゲートが交流的に接地された第2トランジスタFET2と、第2トランジスタのドレインと電源電圧端VDD_LNAとの間に接続された第2インダクタLdと、第1トランジスタのドレインと第2トランジスタのソースとの間に接続された第3インダクタLxとを備える。第2インダクタLdと第3インダクタLxは磁気結合を有し、第2インダクタLdにおいて電源電圧端VDD_LNA側のノードに結合マークがあり、第3インダクタLxにおいて第1トランジスタFET1のドレイン側のノードに結合マークがあるとした場合、第2インダクタLdと第3インダクタLxとの磁気結合係数は正である。【選択図】図2

Description

実施形態は、高周波増幅回路に関する。
無線装置等に用いられる高周波低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)は、SiGeバイポーラプロセスを用いて製造されてきた。しかし、近年、SOI(Silicon On Insulator)基板にCMOSプロセスを用いた製造に置き換えられつつある。高周波スイッチ電界効果トランジスタをSOI基板にCMOSプロセスで形成することで、高機能なLNAを実現できるためである。
LNAにおける特性の1つとして、出力側から入力側への通過特性である逆方向アイソレーションがある。この逆方向アイソレーションに対して厳しい要求が出される場合がある。しかし、高い逆方向アイソレーションを実現することは容易ではない。
特許第5437534号明細書
逆方向アイソレーションに優れた高周波増幅回路を提供する。
実施形態の高周波増幅回路は、ゲートに入力信号が入力される第1トランジスタと、前記第1トランジスタのソースと基準電圧端との間に接続された第1インダクタと、ゲートが交流的に接地された第2トランジスタと、前記第2トランジスタのドレインと電源電圧端との間に接続された第2インダクタと、前記第1トランジスタのドレインと前記第2トランジスタのソースとの間に接続された第3インダクタとを具備する。前記第2インダクタと前記第3インダクタは磁気結合を有し、前記第2インダクタにおいて前記電源電圧端側のノードに結合マークがあり、前記第3インダクタにおいて前記第1トランジスタのドレイン側のノードに結合マークがあるとした場合、前記第2インダクタと前記第3インダクタとの磁気結合係数は正である。
図1は、第1実施形態の高周波増幅回路を含む無線装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の高周波増幅回路の構成を示す回路図である。 図3は、第1実施形態の高周波増幅回路におけるSパラメータを示す図である。 図4は、比較例の高周波増幅回路におけるSパラメータを示す図である。 図5は、第1実施形態の高周波増幅回路におけるノイズ指数NFを示す図である。 図6は、比較例の高周波増幅回路におけるノイズ指数NFを示す図である。 図7は、第1実施形態の高周波増幅回路におけるIIP3を示す図である。 図8は、比較例の高周波増幅回路におけるIIP3を示す図である。 図9は、第2実施形態の高周波増幅回路の構成を示す回路図及びインダクタLd及びLxのレイアウト図である。 図10は、第3実施形態の高周波増幅回路の構成を示す回路図である。 図11は、第3実施形態における歪補償回路の構成を示す回路図である。 図12は、第3実施形態における歪補償回路の他の構成を示す回路図である。 図13は、第3実施形態における歪補償回路の他の構成を示す回路図である。 図14は、第3実施形態の高周波増幅回路におけるSパラメータを示す図である。 図15は、第3実施形態の高周波増幅回路におけるノイズ指数NFを示す図である。 図16は、第3実施形態の高周波増幅回路におけるIIP3を示す図である。 図17は、第1実施形態、第3実施形態、及び比較例における各種特性の値を示す図である。 図18は、第1変形例の高周波増幅回路の構成を示す回路図である。 図19は、第2変形例の高周波増幅回路の構成を示す回路図である。 図20は、第3変形例の高周波増幅回路の構成を示す回路図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。また、以下に示す各実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、構成部品の材質、形状、構造、及び配置等を下記のものに特定するものではない。
各機能ブロックは、ハードウェア、コンピュータソフトウェアのいずれかまたは両者を組み合わせたものとして実現することができる。各機能ブロックが以下の例のように区別されていることは必須ではない。例えば、一部の機能が例示の機能ブロックとは別の機能ブロックによって実行されてもよい。さらに、例示の機能ブロックがさらに細かい機能サブブロックに分割されていてもよい。
1.第1実施形態
第1実施形態の高周波低雑音増幅器(以下、高周波増幅回路あるいはLNAとも記す)は、例えば、携帯電話やスマートフォンなどの無線装置で用いられる。図1は、第1実施形態の高周波増幅回路を含む無線装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、無線装置は、高周波増幅回路1、アンテナ2、アンテナスイッチ3、バンドパスフィルタ(BPF:Band Pass Filter)4、無線周波数集積回路(RFIC:Radio frequency Integrated Circuit)5、パワーアンプ(PA:Power Amplifier)6、及びローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)7を備える。
アンテナ2は、高周波信号を送信あるいは受信する。アンテナスイッチ3は、高周波信号の送受信を切り替えるスイッチである。図1では、送信側と受信側がそれぞれ1系統の例を示しているが、送信側と受信側がそれぞれ、複数の周波数帯域の信号を送受信する複数系統を有していてもよい。
バンドパスフィルタ4は、所定の周波数帯域の信号を通過させ、それ以外の周波数帯域の信号をカットする。本実施形態の高周波増幅回路1は、バンドパスフィルタ4を通過した信号を増幅し、RFIC5に出力する。RFIC5は、高周波増幅回路1から受信した信号を処理し、例えば画像あるいは音声などとして出力する。
また、RFIC5は、所定の信号をパワーアンプ6に出力する。パワーアンプ6は、RFIC5から出力された信号を増幅し、ローパスフィルタ7に出力する。ローパスフィルタ7は、パワーアンプ6から出力された信号のうち、所定の周波数より高い周波数の信号を遮断し、所定の周波数より低い周波数の信号を通過させる。
図1に示すアンテナスイッチ3と高周波増幅回路1は、同一のSOI基板上に配置可能であり、ワンチップ化することができる。アンテナスイッチ3と高周波増幅回路1をSOI基板にてワンチップ化することにより、高周波信号の伝送損失を低減できると共に、消費電力の削減と小型化も可能となる。
1.1 第1実施形態の構成
第1実施形態の高周波増幅回路1の回路構成について説明する。図2は、第1実施形態の高周波増幅回路1の構成を示す回路図である。
以下に、第1実施形態の高周波増幅回路1内の回路素子の接続関係を説明する。n型MOS電界効果トランジスタ(以下、第1トランジスタ)FET1のゲートには、キャパシタCxを介して入力端子LNAinが接続される。入力端子LNAinには、外付けのインダクタLextを介して高周波の入力信号RFinが入力される。また、第1トランジスタFET1のゲートには、バイアス電圧生成回路14から抵抗RB1を介してバイアス電圧VB1が供給される。第1トランジスタFET1のソースは、インダクタLsを介して基準電圧端(例えば、接地電位端)GNDに接続される。
第1トランジスタFET1のドレインは、インダクタLxを介してn型MOS電界効果トランジスタ(以下、第2トランジスタ)FET2のソースに接続される。第2トランジスタFET2のゲートには、バイアス電圧生成回路14から抵抗RB2を介してバイアス電圧VB2が供給される。第2トランジスタFET2のゲートと抵抗RB2との間のノードは、キャパシタCB2を介して接地電位端GNDに接続される。第2トランジスタFET2のドレインは、並列接続されたインダクタLdと抵抗Rdを介して電源電圧端VDD_LNAに接続される。電源電圧端VDD_LNAは、例えば1.8Vである。インダクタLxとインダクタLdは、磁気結合を有している。
さらに、第2トランジスタFET2のドレインは、キャパシタCoutを介して出力端子LNAoutに接続される。
なおここでは、第1、第2トランジスタFET1、FET2がn型MOS電界効果トランジスタで構成される例を示すが、p型MOS電界効果トランジスタで構成することも可能である。ただし、第1、第2トランジスタFET1、FET2をn型MOS電界効果トランジスタで構成するほうが、p型MOS電界効果トランジスタで構成する場合より、電気的な特性がよい。
1.2 第1実施形態の動作及び機能
以下に、第1実施形態の高周波増幅回路1の動作及び機能について説明する。図2に示すように、高周波増幅回路1は、カスコード接続の増幅回路11と、入力整合回路12と、出力整合回路13と、バイアス電圧生成回路14とを備える。
カスコード接続の増幅回路11は、ソース接地の第1トランジスタFET1と、インダクタLxを介して第1トランジスタFET1に接続されたゲート接地の第2トランジスタFET2とを有する。第1トランジスタFET1のドレインは、インダクタLxを介して第2トランジスタFET2のソースに接続される。
第1トランジスタFET1のゲートには、抵抗RB1を介してバイアス電圧VB1が供給される。第1トランジスタFET1のソースがインダクタLsを介して接地電位端GNDに接続されているため、第1トランジスタFET1はソース接地の増幅器として機能する。
第2トランジスタFET2のゲートには、抵抗RB2を介してバイアス電圧VB2が供給される。第2トランジスタFET2のゲートは、キャパシタCB2を介して接地電位端GNDに接続される。すなわち、第2トランジスタFET2のゲートは、交流的に接地電位端GNDに接続されており、交流的に接地されている。キャパシタCB2の容量と抵抗RB2の抵抗値はいずれも十分に大きいため、第2トランジスタFET2はゲート接地の増幅器として機能する。
第1トランジスタFET1は、入力端子LNAinに入力された入力信号RFinを増幅する。第2トランジスタFET2は、第1トランジスタFET1で増幅された信号をさらに増幅して出力信号RFoutを生成する。
なお、第1トランジスタFET1と第2トランジスタFET2は、ゲート幅は互いに異なるが、それ以外の回路定数は同一である。第2トランジスタFET2のゲート幅Wg2は、第1トランジスタFET1のゲート幅Wg1よりも大きい。第1トランジスタFET1のゲート幅Wg1は、例えば200μmであり、第2トランジスタFET2のゲート幅Wg2は例えば300μmである。
また、第1トランジスタFET1と第2トランジスタFET2は、ゲート幅以外の少なくとも一部の回路定数を互いに相違させてもよい。例えば、第2トランジスタFET2のゲート酸化膜厚を、第1トランジスタFET1のゲート酸化膜厚よりも厚くしてもよい。この場合、第2トランジスタFET2の相互コンダクタンスgmが第1トランジスタFET1のそれよりも低下するが、第2トランジスタFET2のゲート幅を第1トランジスタFET1のゲート幅よりも大きくすることで、第2トランジスタFET2の相互コンダクタンスgmの低下を抑制できる。
入力整合回路12は、インダクタLs及びLext、キャパシタCx、及び入力端子LNAinを有する。入力整合回路12では、入力インピーダンスが50オームになるように、インダクタLs及びLext、キャパシタCxの回路定数が構成される。
インダクタLsは、高周波増幅回路1における利得とノイズ指数NFとの整合性を取る機能を有する。インダクタLsのインダクタンスを調整することにより、利得とノイズ指数NFを適する値に設定する。インダクタLsのインダクタンスは、例えば0.5nHである。
インダクタLextは、高周波増幅回路1の外部に設けられる。すなわち、インダクタLextは、SOI基板に設けられず、ディスクリート部品などで外付けされる。また、キャパシタCxは、入力信号RFinの直流成分をカットする機能も有する。
出力整合回路13は、インダクタLd及びLx、キャパシタCout、抵抗Rd、及び出力端子LNAoutを有する。出力整合回路13では、出力インピーダンスが50オームになるように、インダクタLd及びLx、キャパシタCout、及び抵抗Rdの回路定数が構成される。抵抗Rdは、利得調整及び安定化のために設けられており、利得を可変にする場合、可変抵抗器が用いられる。
インダクタLdとインダクタLxは磁気結合を有する。インダクタLdにおいて電源電圧端VDD_LNA側のノードに結合マークがあり、インダクタLxにおいて第1トランジスタFET1のドレイン側のノードに結合マークがあるとした場合、インダクタLdとインダクタLxとの磁気結合係数kは正(例えば、kは0.3以上)である。言い換えると、インダクタLdの電源電圧端VDD_LNAに接続された側に極性マークがあり、インダクタLxの第1トランジスタFET1のドレインに接続された側に極性マークがあるとした場合、インダクタLdとインダクタLxとの磁気結合係数kは正である。インダクタLdとインダクタLxに結合マーク側から電流を流した場合、磁気結合係数kは正であるインダクタLdとインダクタLxとに同一方向の磁力線が発生する。インダクタLdのインダクタンスは、例えば15nHであり、インダクタLxのインダクタンスは例えば1nHである。図2において、結合マークはインダクタLdの一端とインダクタLxの一端とに付したドットで表現される。
インダクタLdは、出力端子LNAoutから入りインダクタLxを通る信号を、減衰させる機能を有する。すなわち、出力側から入力側へ伝送される信号は、インダクタLxを通る際に、インダクタLdを流れる電流によって生じる磁力線により減衰する。
バイアス電圧生成回路14は、第1及び第2トランジスタFET1及びFET2にそれぞれ供給されるバイアス電圧VB1及びVB2を生成する。抵抗RB1及びRB2は、入力信号RFinがバイアス電圧生成回路14に回り込むのを防止するために設けられている。バイアス電圧VB1は、例えば0.5Vであり、バイアス電圧VB2は例えば1.2Vである。
1.3 第1実施形態の効果
第1実施形態によれば、逆方向アイソレーションに優れた高周波増幅回路を提供することができる。
以下に、比較例と対比しつつ、第1実施形態の効果について説明する。比較例は、図2に示した回路構成から、インダクタLxを削除した回路である。すなわち、比較例は、第1実施形態の高周波増幅回路1から、インダクタLdに対して磁気結合を有するインダクタLxを削除した構成を有する回路である。
第1実施形態の高周波増幅回路1と比較例に対して、本実施形態における重要指標であるSパラメータ(Scattering parameters)、ノイズ指数NF、及びIIP3をシミュレーションにより算出した。
Sパラメータは、高周波回路における通過及び反射特性を表すパラメータであり、S12は出力側から入力側への通過特性、S22は出力側の反射特性、S11は入力側の反射特性、S21は入力側から出力側への通過特性をそれぞれ表す。ノイズ指数(NF:Noise figure)は、入力信号RFinのS/Nと出力信号RFoutのS/Nとの比である。IIP3(Input 3rd-order Intercept Point)は、基本波出力の延長線と3次混変調波歪みの延長線との交点であり、IIP3が大きいほど、3次混変調波歪みが少ないことを示す。
シミュレーションにおける回路素子の設定条件は以下の通りである。第1及び第2トランジスタFET1及びFET2に関し、ゲート酸化膜厚は2.5nm、ゲート長は0.14μm、閾値電圧Vthは0.3Vにそれぞれ設定した。第1トランジスタFET1のゲート幅Wg1は300μmに、第2トランジスタFET2のゲート幅Wg2は400μmにそれぞれ設定した。さらに、インダクタLdのインダクタンスは15nHに、インダクタLxのインダクタンスは1nHにそれぞれ設定した。
図3は、第1実施形態の高周波増幅回路1におけるSパラメータを示し、図4は比較例の高周波増幅回路におけるSパラメータを示す。図3及び図4の横軸は入力信号RFinの周波数(GHz)を表し、縦軸はSパラメータ(dB)を表す。第1実施形態の高周波増幅回路1は、入力信号RFinの周波数帯域859.0~960.0MHzにおいて使用することを念頭に置いて設計したものである。
第1実施形態では、図3に示すように、入力信号RFinの周波数帯域859.0~960.0MHzにおけるSパラメータS12の最も悪い値は、-48.258dBである。比較例では、図4に示すように、SパラメータS12の最も悪い値は、-35.749dBである。第1実施形態のSパラメータS12は、比較例に比べて12.5dB程度良くなっている。したがって、第1実施形態の高周波増幅回路1における逆方向アイソレーションは、比較例よりも優れていることが判る。
また、第1実施形態におけるその他のSパラメータも良好である。例えば、周波数帯域859.0~960.0MHzの中心周波数910.0MHzにおけるSパラメータS11、S22は、-16~-18dBであり、一般に要求される基準値(-12dB以下)を確保している。
図5は、第1実施形態の高周波増幅回路1におけるノイズ指数NFを示し、図6は比較例の高周波増幅回路におけるノイズ指数NFを示す。図5及び図6の横軸は入力信号RFinの周波数(GHz)を表し、縦軸はノイズ指数NF(dB)を表す。
第1実施形態では、図5に示すように、入力信号RFinの周波数帯域859.0~960.0MHzにおけるノイズ指数NFは0.964~1.019dBである。比較例では、図6に示すように、ノイズ指数NFは0.951~0.999dBである。第1実施形態と比較例のノイズ指数NFの差は、0.020dB以下であり、誤差範囲内である。したがって、第1実施形態の高周波増幅回路1におけるノイズ指数NFは、比較例と変わらないことが判る。
図7は、第1実施形態の高周波増幅回路1におけるIIP3を示し、図8は比較例の高周波増幅回路におけるIIP3を示す。図7及び図8の横軸は入力信号電力Pin(dBm)を表し、縦軸はIIP3(dBm)を表す。
第1実施形態では、図7に示すように、入力信号電力Pinが十分に小さい領域(例えば、-50dBm)でのIIP3は-4dBmである。比較例では、図8に示すように、入力信号電力Pinが十分に小さい領域でのIIP3は0dBmである。IIP3は、-6dBm以上であれば問題がない。
第1実施形態では、第1トランジスタFET1のドレインと第2トランジスタFET2のソースとの間にインダクタLxが設けられ、第2トランジスタFET2のドレインと電源電圧端VDD_LNA間に設けられたインダクタLdとインダクタLxとが磁気結合を構成している。これにより、ノイズ指数NFを悪化させることなく、SパラメータS12を改善することができる。詳述すると、第1実施形態の高周波増幅回路1では、ノイズ指数NF及びSパラメータを悪化させることなく、出力端子LNAoutから入力端子LNAinへの通過特性を示す値を低下させることができる。すなわち、逆方向アイソレーションを向上させることができる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態の高周波増幅回路1Aについて説明する。第2実施形態は、前記第1実施形態が備えるインダクタLd及びLxのレイアウトの具体例を模式的に示す。第2実施形態では、第1実施形態と異なる点について主に説明する。説明しないその他の構成、動作、及び効果等は第1実施形態と同様である。
2.1 第2実施形態の構成
図9は、第2実施形態の高周波増幅回路1Aの構成を示す回路図、及びインダクタLd及びLxのレイアウト図である。インダクタLd及びLxは、SOI基板の上方から見たレイアウトを示す。言い換えると、SOI基板を構成する絶縁層と絶縁層上の半導体層とがあり、図9に示すインダクタLd及びLxは、前記半導体層の上方から見た様子を表す。
インダクタLd及びLxの各々は、SOI基板に設けられたスパイラルインダクタである。すなわち、インダクタLd及びLxの各々は、絶縁層上の半導体層上に形成された渦巻き状(または、螺旋状)の導電パターン(または、配線パターン)である。
図9に示すように、インダクタLdは矩形状の渦巻き状に形成される。インダクタLxは、インダクタLdの内側に設けられ、矩形状の渦巻き状に形成される。すなわち、インダクタLxは、インダクタLdの内周の内側領域に形成される。
詳述すると、SOI基板の上方から見て、インダクタLdは、時計回りに内側に向かって渦巻き状に配置される。インダクタLdの最外周の一端は、第2トランジスタFET2のドレインに接続され、インダクタLdの最内周の他端は、電源電圧端VDD_LNAに接続される。SOI基板の上方から見て、インダクタLxは、時計回りに内側に向かって渦巻き状に配置される。インダクタLxの最外周の一端は、第2トランジスタFET2のソースに接続され、インダクタLxの最内周の他端は、第1トランジスタFET1のドレインに接続される。
例えば、インダクタLd及びLxの主なパラメータは以下の通りである。
インダクタLd及びLxを構成する配線の幅は4μmであり、配線間の距離は2μmである。インダクタLdの最外周は一辺が194μmの正方形であり、巻き数は7.25である。インダクタLxの最外周は一辺が90μmの正方形であり、巻き数は3である。
このような形状のインダクタLd及びLxを設けることにより、インダクタLdとインダクタLxとの磁気結合係数kを十分な値、例えば0.3以上に設定する。
また、インダクタLsは、SOI基板に設けられたスパイラルインダクタである。すなわち、インダクタLsは、絶縁層上の半導体層上に形成された渦巻き状(または、螺旋状)の導電パターン(または、配線パターン)である。
2.2 第2実施形態の効果
第2実施形態では、インダクタLdの内側にインダクタLxを設けることにより、チップ面積の増大を抑制しつつ、出力端子LNAoutから入力端子LNAinへの通過特性を示す値を低下させることができる。すなわち、逆方向アイソレーションを向上させることができる。
さらに、第2実施形態の高周波増幅回路1Aは、第1トランジスタFET1、第2トランジスタFET2、及びインダクタLd、Lx、LsをSOI基板に設けることにより、信号伝達損失を低減できると共に、低消費電力化及び小型化を図ることができる。その他の効果は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、第2実施形態の高周波増幅回路1Aは、結合係数kが正となるように、インダクタLd及びインダクタLxの渦巻きの回転方向を反転することや、インダクタLd及びインダクタLxの最内周の一端と最外周の他端との接続関係を入れ替えることが可能である。つまり、第2実施形態の高周波増幅回路1Aにおいて、インダクタLd及びインダクタLxは、SOI基板の上方から見て反時計回りの回転方向において、内側に向かって渦巻き状に配置されることが可能である。第2実施形態の高周波増幅回路1Aにおいて、インダクタLdの最内周の一端は第2トランジスタFET2のドレインに接続され、インダクタLdの最外周の他端は電源電圧端VDD_LNAに接続され、インダクタLxの最内周の一端は第2トランジスタFET2のソースに接続され、インダクタLxの最外周の他端は第1トランジスタFET1のドレインに接続されることが可能である。また、第2実施形態の高周波増幅回路1Aは、インダクタLdはインダクタLxの内周の内側領域に形成されることが可能である。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態の高周波増幅回路1Bについて説明する。前述したように、IIP3に関しては第1実施形態よりも比較例のほうが優れていた。第3実施形態では、第1実施形態におけるIIP3を改善する例を説明する。第3実施形態では、第1実施形態と異なる点について主に説明する。説明しないその他の構成、動作、及び効果等は第1実施形態と同様である。
3.1 第3実施形態の構成
第3実施形態の高周波増幅回路1Bの回路構成について説明する。図10は、第3実施形態の高周波増幅回路1Bの構成を示す回路図である。
第3実施形態の高周波増幅回路1Bは、図2に示した第1実施形態の高周波増幅回路1において、第1トランジスタFET1のドレインに歪補償回路15が接続される点で第1実施形態の高周波増幅回路1と異なる。歪補償回路15は、第1端子n1、第2端子n2、及び第3端子n3を有する。第1端子n1は電源電圧端VDD_LNAに接続され、第2端子n2は第1トランジスタFET1のドレインに接続され、第3端子n3は接地電位端GNDに接続される。第3実施形態のその他の回路構成は、図2に示した回路構成と同様である。
上述では、図2に示した高周波増幅回路1に歪補償回路15が追加される例を示したが、図9に示した第2実施形態の高周波増幅回路1Aに歪補償回路15が追加されてもよい。
次に、図11を用いて歪補償回路15の回路構成を説明する。図11は、高周波増幅回路1B内の歪補償回路15の構成を示す回路図である。歪補償回路15は、n型MOS電界効果トランジスタ(以下、第3トランジスタ)FET3、抵抗R1、及びキャパシタC1を有する。第1端子n1と第3端子n3との間に、抵抗R1とダイオード接続された第3トランジスタFET3が直列に接続される。言い換えると、第1端子n1は、抵抗R1を介して第3トランジスタFET3のゲート及びドレインに接続される。第3トランジスタFET3のソースは、第3端子n3に接続される。さらに、第2端子n2は、抵抗R1と第3トランジスタFET3との接続ノードに、キャパシタC1を介して接続される。
また、図11に示した歪補償回路15は、図12あるいは図13に示すような回路構成としてもよい。図12に示す歪補償回路15は、第1端子n1と第3端子n3との間に、ダイオード接続された第3トランジスタFET3と抵抗R1とが直列に接続される。言い換えると、第1端子n1は、第3トランジスタFET3のゲート及びドレインに接続される。第3トランジスタFET3のソースは、抵抗R1を介して第3端子n3に接続される。さらに、第2端子n2は、第3トランジスタFET3と抵抗R1との接続ノードに、キャパシタC1を介して接続される。
図13に示す歪補償回路15は、第3トランジスタFET3、n型MOS電界効果トランジスタ(以下、第4トランジスタ)FET4、抵抗R1及びR2、及びキャパシタC1及びC2を有する。第1端子n1は、抵抗R1を介して第3トランジスタFET3のゲート及びドレインに接続される。第3トランジスタFET3のソースは、第3端子n3に接続される。さらに、抵抗R1と第3トランジスタFET3との接続ノードは、キャパシタC1を介して第2端子n2に接続される。また、第1端子n1は、第4トランジスタFET4のゲート及びドレインに接続される。第4トランジスタFET4のソースは、抵抗R2を介して第3端子n3に接続される。さらに、第4トランジスタFET4のソースは、キャパシタC2を介して第2端子n2に接続される。
歪補償回路15を備える高周波増幅回路1Bでは、抵抗R1(及びR2)、キャパシタC1(及びC2)、及び第3トランジスタFET3(及び第4トランジスタFET4)の回路定数を調整することにより、IIP3を改善することができる。
3.2 第3実施形態の効果
第3実施形態によれば、逆方向アイソレーションに優れた高周波増幅回路を提供することができる。
以下に、前述の比較例と対比しつつ、第3実施形態の効果について説明する。第3実施形態の高周波増幅回路1Bに対して、第1実施形態と同様に、Sパラメータ、ノイズ指数NF、及びIIP3をシミュレーションにより算出した。
図14は、第3実施形態の高周波増幅回路1BにおけるSパラメータを示す。図14の横軸は入力信号RFinの周波数(GHz)を表し、縦軸はSパラメータ(dB)を表す。
第3実施形態では、図14に示すように、入力信号RFinの周波数帯域859.0~960.0MHzにおけるSパラメータS12の最も悪い値は、-48.420dBである。図4に示した比較例では、SパラメータS12の最も悪い値は、-35.749dBである。第3実施形態のSパラメータS12は、比較例に比べて12.7dB程度良くなっている。したがって、第3実施形態の高周波増幅回路1Bにおける逆方向アイソレーションは、比較例よりも優れていることが判る。
また、第3実施形態におけるその他のSパラメータも良好である。例えば、周波数帯域859.0~960.0MHzの中心周波数910.0MHzにおけるSパラメータS11、S22は、-16~-18dBであり、一般に要求される基準値(-12dB以下)を確保している。
図15は、第3実施形態の高周波増幅回路1Bにおけるノイズ指数NFを示す。図15の横軸は入力信号RFinの周波数(GHz)を表し、縦軸はノイズ指数NF(dB)を表す。
第3実施形態では、図15に示すように、入力信号RFinの周波数帯域859.0~960.0MHzにおけるノイズ指数NFは0.968~1.024dBである。第3実施形態と比較例のノイズ指数NFの差は、0.025dB以下であり、誤差範囲内である。したがって、第3実施形態の高周波増幅回路1Bにおけるノイズ指数NFは、比較例と変わらないことが判る。
図16は、第3実施形態の高周波増幅回路1BにおけるIIP3を示す。図16の横軸は入力信号電力Pin(dBm)を表し、縦軸はIIP3(dBm)を表す。
第3実施形態では、図16に示すように、入力信号電力Pinが十分に小さい領域(例えば、-50dBm)でのIIP3は3.2dBmである。図8に示した比較例では、入力信号電力Pinが十分に小さい領域でのIIP3は0dBmである。したがって、第3実施形態の高周波増幅回路1BにおけるIIP3は、比較例のIIP3よりも3.2dB優れていることが判る。
第3実施形態では、第1トランジスタFET1のドレインと第2トランジスタFET2のソースとの間にインダクタLxを設け、第2トランジスタFET2のドレインと電源電圧端VDD_LNAとの間に設けられたインダクタLdとインダクタLxとが磁気結合を構成している。さらに、第2トランジスタFET2のドレインに歪補償回路15を接続する。これにより、ノイズ指数NFを悪化させることなく、SパラメータS12及びIIP3を改善することができる。詳述すると、第3実施形態の高周波増幅回路1Bでは、ノイズ指数NF、Sパラメータ、及びIIP3を悪化させることなく、出力端子LNAoutから入力端子LNAinへの通過特性を示す値を低下させることができる。すなわち、逆方向アイソレーションを向上させることができる。
図17に、第1実施形態、第3実施形態、及び比較例における各種特性(Sパラメータ、ノイズ指数NF、IIP3、及びバイアス電流)の値を示す。各種特性の算出条件は、入力信号RFinの周波数帯域が859.0~960.0MHzであり、電源電圧端VDD_LNAが1.2Vである。図17から解るように、第1及び第3実施形態は、比較例に比べてSパラメータS12を改善することができる。第1実施形態は比較例に比べてIIP3が悪化するが、第3実施形態は比較例に比べてIIP3を改善することができる。
4.その他変形例等
前述した実施形態は、以下のような回路構成を有していてもよい。
図2に示した第1実施形態の高周波増幅回路1は、図18に示すように、第1トランジスタFET1のゲートとソースとが、キャパシタCinを介して接続された回路構成としてもよい。
同様に、図9及び図10に示した第2及び第3実施形態の高周波増幅回路1A及び1Bは、図19及び図20にそれぞれ示すように、第1トランジスタFET1のゲートとソースとが、キャパシタCinを介して接続された回路構成としてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1A,1B…高周波増幅回路、2…アンテナ、3…アンテナスイッチ、4…バンドパスフィルタ、5…無線周波数集積回路(RFIC)、6…パワーアンプ、7…ローパスフィルタ、11…増幅回路、12…入力整合回路、13…出力整合回路、14…バイアス電圧生成回路、15…歪補償回路、C1…キャパシタ、C2…キャパシタ、CB2…キャパシタ、FET1…n型MOS電界効果トランジスタ、FET2…n型MOS電界効果トランジスタ、FET3…n型MOS電界効果トランジスタ、FET4…n型MOS電界効果トランジスタ、R1…抵抗、R2…抵抗、RB1…抵抗、RB2…抵抗、VB1…バイアス電圧、VB2…バイアス電圧。

Claims (9)

  1. ゲートに入力信号が入力される第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタのソースと基準電圧端との間に接続された第1インダクタと、
    ゲートが交流的に接地された第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタのドレインと電源電圧端との間に接続された第2インダクタと、
    前記第1トランジスタのドレインと前記第2トランジスタのソースとの間に接続された第3インダクタと、
    を具備し、
    前記第2インダクタと前記第3インダクタは磁気結合を有し、
    前記第2インダクタにおいて前記電源電圧端側のノードに結合マークがあり、前記第3インダクタにおいて前記第1トランジスタのドレイン側のノードに結合マークがあるとした場合、前記第2インダクタと前記第3インダクタとの磁気結合係数は正である高周波増幅回路。
  2. 前記第2インダクタ及び前記第3インダクタは、SOI(Silicon On Insulator)基板上に設けられた渦巻き状の導電パターンである請求項1に記載の高周波増幅回路。
  3. 前記第2インダクタはSOI(Silicon On Insulator)基板上に設けられた渦巻き状の第1導電パターンを含み、前記第3インダクタは前記SOI基板上に設けられた渦巻き状の第2導電パターンを含み、
    前記第1導電パターンと前記第2導電パターンとの一方は、前記第1導電パターンと前記第2導電パターンとの他方の内周の内側領域に配置されている請求項1に記載の高周波増幅回路。
  4. 前記第2インダクタの前記第1導電パターンは、前記SOI基板の上方から見て第1の回転方向おいて内側に向かう渦巻き状に配置され、前記第1導電パターンの外周の一端は前記第2トランジスタのドレインに接続され、前記第1導電パターンの内周の他端は前記電源電圧端に接続され、
    前記第3インダクタの前記第2導電パターンは、前記SOI基板の上方から見て前記第1の回転方向において内側に向かう渦巻き状に配置され、前記第2導電パターンの外周の一端は前記第2トランジスタのソースに接続され、前記第2導電パターンの内周の他端は前記第1トランジスタのドレインに接続される請求項3に記載の高周波増幅回路。
  5. 前記電源電圧端に接続された第1端子、前記第1トランジスタのドレインに接続された第2端子、及び前記基準電圧端に接続された第3端子を有する歪補償回路をさらに具備する請求項1に記載の高周波増幅回路。
  6. 前記歪補償回路は、
    一端が前記第1端子に接続された抵抗と、
    ドレイン及びゲートが前記抵抗の他端に接続され、ソースが前記第3端子に接続された第3トランジスタと、
    一端が前記第3トランジスタのドレインに接続され、他端が前記第2端子に接続されたキャパシタと、
    を備える請求項5に記載の高周波増幅回路。
  7. 前記歪補償回路は、
    ドレイン及びゲートが前記第1端子に接続された第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタのソースと前記第3端子との間に接続された抵抗と、
    一端が前記第3トランジスタのソースに接続され、他端が前記第2端子に接続されたキャパシタと、
    を備える請求項5に記載の高周波増幅回路。
  8. 前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第1インダクタ、前記第2インダクタ、及び前記第3インダクタは、SOI(Silicon On Insulator)基板上に設けられている請求項1に記載の高周波増幅回路器。
  9. 前記第2インダクタの前記第1導電パターンは、前記SOI基板の上方から見て第1の回転方向おいて内側に向かう渦巻き状に配置され、前記第1導電パターンの内周の一端は前記第2トランジスタのドレインに接続され、前記第1導電パターンの外周の他端は前記電源電圧端に接続され、
    前記第3インダクタの前記第2導電パターンは、前記SOI基板の上方から見て前記第1の回転方向において内側に向かう渦巻き状に配置され、前記第2導電パターンの内周の一端は前記第2トランジスタのソースに接続され、前記第2導電パターンの外周の他端は前記第1トランジスタのドレインに接続される請求項3に記載の高周波増幅回路。
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