JP6345760B2 - 誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とをもつ増幅器 - Google Patents

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Description

[0001] 本開示は、一般に電子機器に関し、より詳細には、増幅器に関する。
[0002] ワイヤレス通信システムにおけるワイヤレスデバイス(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)は、双方向通信のためのデータを送信および受信し得る。ワイヤレスデバイスは、データ送信のための送信機と、データ受信のための受信機とを含み得る。データ送信では、送信機は、局部発振器(LO)信号をデータで変調して被変調信号を取得し、被変調信号を増幅して、適切な送信電力レベルを有する出力無線周波数(RF)信号を取得し、アンテナを介して出力RF信号を基地局に送信し得る。データ受信では、受信機は、アンテナを介して受信RF信号を取得し得、受信RF信号を増幅し処理して、基地局によって送られたデータを復元し得る。
[0003] ワイヤレスデバイスは、異なる目的のための異なるタイプの増幅器を含み得る。たとえば、ワイヤレスデバイスは、受信機中に低雑音増幅器(LNA:low noise amplifier)、送信機中に電力増幅器(PA:power amplifier)、ならびに受信機および/または送信機中に可変利得増幅器(VGA:variable gain amplifier)を含み得る。増幅器(たとえば、LNA)は、異なる信号状態を扱うために構成可能利得を有することが必要とされ得る。増幅器のための良好な性能と低電力消費とを達成しながら構成可能利得を与えることが望ましいことがある。
[0004] ワイヤレスシステムと通信するワイヤレスデバイスを示す図。 [0005] 図1中のワイヤレスデバイスのブロック図。 [0006] 誘導性ディジェネレーション(inductive degeneration)と構成可能利得とをもつLNAの概略図。 [0007] 誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とをもつLNAの例示的な設計の概略図。 [0008] 構成可能入力整合回路の例示的な設計の概略図。 構成可能入力整合回路の例示的な設計の概略図。 構成可能入力整合回路の例示的な設計の概略図。 構成可能入力整合回路の例示的な設計の概略図。 [0009] 誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とをもつLNAの別の例示的な設計の概略図。 [0010] 誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とをもつ単入力多出力(SIMO)LNAの例示的な設計の概略図。 誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とをもつ単入力多出力(SIMO)LNAの例示的な設計の概略図。 [0011] 誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とをもつ多入力多出力(MIMO)LNAの概略図。 [0012] 信号増幅を実行するためのプロセスを示す図。
[0013] 以下に示す発明を実施するための形態は、本開示の例示的な設計を説明するものであり、本開示が実施され得る唯一の設計を表すものではない。「例示的」という用語は、本明細書では、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。「例示的」として本明細書で説明するいかなる設計も、必ずしも他の設計よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。発明を実施するための形態は、本開示の例示的な設計の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。本明細書で説明する例示的な設計はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、本明細書で提示する例示的な設計の新規性を不明瞭にしないように、よく知られている構造およびデバイスをブロック図の形式で示す。
[0014] 誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とをもつ増幅器が開示される。これらの増幅器は、良好な性能と低い電力消費とを達成しながら構成可能利得を与えることができる。これらの増幅器は、ワイヤレス通信デバイスなどの様々な電子デバイスのために使用され得る。
[0015] 図1に、ワイヤレス通信システム120および122と通信するワイヤレスデバイス110を示す。各ワイヤレスシステムは、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、符号分割多元接続(CDMA)システム、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)システム、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:wireless local area network)システム、または何らかの他のワイヤレスシステムであり得る。CDMAシステムは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、CDMA 1X、時分割同期CDMA(TD−SCDMA:Time Division Synchronous CDMA)、またはCDMAの何らかの他のバージョンを実装し得る。簡単のために、図1に、2つの基地局130および132ならびに1つのシステムコントローラ140を含むワイヤレスシステム120と、1つの基地局134を含むワイヤレスシステム122とを示す。概して、ワイヤレスシステムは、任意の数の基地局と、ネットワークエンティティの任意のセットとを含み得る。基地局は、ノードB、進化型ノードB(eNB)、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。
[0016] ワイヤレスデバイス110は、ユーザ機器(UE)、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。ワイヤレスデバイス110は、セルラーフォン、スマートフォン、タブレット、ワイヤレスモデム、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、スマートブック、ネットブック、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、Bluetooth(登録商標)デバイスなどであり得る。ワイヤレスデバイス110はワイヤレスシステム120および/または122と通信し得る。ワイヤレスデバイス110はまた、放送局からの信号、1つまたは複数のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS:global navigation satellite systems)中の衛星(たとえば、衛星150)からの信号などを受信し得る。ワイヤレスデバイス110は、LTE、WCDMA、CDMA 1X、TD−SCDMA、GSM、802.11など、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の無線技術をサポートし得る。
[0017] 図2に、図1のワイヤレスデバイス110の例示的な設計のブロック図を示す。この例示的な設計では、ワイヤレスデバイス110は、1次アンテナ210に結合されたトランシーバ220と、2次アンテナ212に結合されたトランシーバ222と、データプロセッサ/コントローラ280とを含む。トランシーバ220は、アンテナインターフェース回路224と、複数(K個)のLNA230a〜230kと、受信回路240と、送信回路250と、複数(K個)の電力増幅器(PA)260a〜260kとを含む。トランシーバ222は、アンテナインターフェース回路226と、複数(M個)のLNA232a〜232mと、受信回路242と、送信回路252と、複数(M個)のPA262a〜262mとを含む。トランシーバ220および222は、複数の周波数帯域、キャリアアグリゲーション、複数の無線技術、複数のワイヤレスシステム、受信ダイバーシティ、送信ダイバーシティ、複数の送信アンテナから複数の受信アンテナへのMIMO送信など、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
[0018] データ受信のために、アンテナ210は、基地局および/または他の送信機局から信号を受信し、アンテナインターフェース回路224に受信RF信号を与える。アンテナインターフェース回路224は、1つまたは複数の選択されたLNA230に1つまたは複数の入力RF信号を与える。アンテナインターフェース回路224は、スイッチ、デュプレクサ、ダイプレクサ、送信フィルタ、受信フィルタ、整合回路、方向性結合器などを含み得る。各選択されたLNA230は、それの入力RF信号を増幅し、1つまたは複数の増幅されたRF信号を受信回路240に与える。受信回路240は、各増幅されたRF信号をRFからベースバンドにダウンコンバートし、ダウンコンバートされた信号をフィルタ処理し、増幅し、データプロセッサ280に入力ベースバンド信号を与える。受信回路240は、ミキサ、フィルタ、増幅器、整合回路、発振器、LO生成器、位相ロックループ(PLL:phase locked loop)などを含み得る。
[0019] データ送信のために、データプロセッサ280は、送信されるべきデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、送信回路250に1つまたは複数の出力ベースバンド信号を与える。送信回路250は、各出力ベースバンド信号を増幅し、フィルタ処理し、ベースバンドからRFにアップコンバートし、被変調信号を選択されたPA260に与える。送信回路250は、増幅器、フィルタ、ミキサ、整合回路、発振器、LO生成器、PLLなどを含み得る。各選択されたPA260は、それの被変調信号を増幅し、適切な送信電力レベルを有する出力RF信号を与える。各選択されたPA260からの出力RF信号は、アンテナインターフェース回路224を通してルーティングされ、アンテナ210を介して送信される。
[0020] トランシーバ222内のLNA232と、受信回路242と、送信回路252と、PA262とは、トランシーバ220内のLNA230と、受信回路240と、送信回路250と、PA260と同様の様式で動作し得る。トランシーバ220および222は、図2に示されていない他の回路を含み得る。トランシーバ220および222の全部または一部分が、1つまたは複数のアナログ集積回路(IC)、RF IC(RFIC)、混合信号ICなどの上に実装され得る。たとえば、LNA230および受信回路240は、RFICなどであり得る1つのモジュール上に実装され得る。トランシーバ220および222中の回路は他の方法でも実装され得る。
[0021] データプロセッサ/コントローラ280は、ワイヤレスデバイス110のための様々な機能を実行し得る。たとえば、データプロセッサ280は、受信機回路240および242を介して受信されているデータと、送信回路250および252を介して送信されているデータとのための処理を実施し得る。コントローラ280は、トランシーバ220および222内の様々な回路の動作を制御し得る。メモリ282は、データプロセッサ/コントローラ280のプログラムコードおよびデータを記憶し得る。データプロセッサ/コントローラ280は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)および/または他のIC上に実装され得る。
[0022] 図2に、2つのアンテナ210および212に結合された2つのトランシーバ220および222をもつ、ワイヤレスデバイス110の例示的な設計を示す。概して、ワイヤレスデバイスは、任意の数のアンテナのための任意の数のトランシーバを含み得る。各トランシーバは、任意の数の周波数帯域、任意の数のワイヤレスシステム、任意の数の無線技術などをサポートするために任意の数のLNAと、任意の数のPAとを含む。
[0023] 図2中のLNA230および232は、様々な信号状態を扱うために構成可能利得を有し得る。構成可能利得をもつLNAは、様々な様式で、様々なタイプのトランジスタを用いて実装され得る。Nチャネル金属酸化物半導体(NMOS:N-channel metal oxide semiconductor)トランジスタを用いて実装されるLNAのいくつかの例示的な回路設計について以下で説明する。
[0024] 図3に、誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得とをもつLNA300の概略図を示す。LNA300は、ソースディジェネレーションインダクタ332と、利得トランジスタ334と、2つのカスコードトランジスタ336および338とを含む。入力整合回路310は、一端が入力RF信号(RFin)を受信し、他端が利得トランジスタ334のゲートに結合される。利得トランジスタ334は、それのソースがインダクタ332の1つの端部に結合され、それのドレインがカスコードトランジスタ336および338のソースに結合される。インダクタ332の他方の端部は回路接地に結合される。カスコードトランジスタ336は、それのゲートが第1の制御信号(Vcasc)を受信し、それのドレインが負荷回路380に結合される。カスコードトランジスタ338は、それのゲートが第2の制御信号(Vbleed)を受信し、それのドレインが電源電圧(VDD)に結合される。利得トランジスタ334と、カスコードトランジスタ336および338とは、図3に示されているようにNMOSトランジスタを用いて、または他のタイプのトランジスタを用いて実装され得る。抵抗器314は、一端が利得トランジスタ334のゲートに結合され、他端が利得トランジスタ334のためのバイアス電圧(Vbias)を受ける。
[0025] LNA300内で、利得トランジスタ334は、RFin信号を増幅し、増幅された信号を与える。有効にされたとき、カスコードトランジスタ336は、増幅された信号をバッファし、出力RF信号(RFout)を負荷回路380に与える。有効にされたとき、カスコードトランジスタ338は、利得トランジスタ334中を流れる電流の一部を伝え、その結果、次いで、カスコードトランジスタ336中を流れる電流が少なくなるであろう。ソースディジェネレーションインダクタ332はいくつかの機能を実行する。第1に、インダクタ332は、LNA300が良好なダイナミックレンジ(たとえば、良好な雑音指数)を取得し、低い電力消費で受信機のための高い感度を達成することを可能にする。第2に、インダクタ332はLNA300の入力整合を助ける。
[0026] 利得トランジスタ334は、抵抗器314を介して利得トランジスタ334のゲートに印加されたVbias電圧によって決定され得る、Ibiasのバイアス電流を用いてバイアスされ得る。バイアス電流は、LNA300のための所望の利得とダイナミックレンジとを取得するように選択され得る。バイアス電圧は、所望の量のバイアス電流が利得トランジスタ334中を流れるように調整され得る。より高いバイアス電流を用いてLNA300のためにより高い利得が取得され得、その逆も同様である。
[0027] LNA300に与えられた入力RF信号は1つまたは複数の所望の信号ならびに干渉信号を含み得る。所望の信号は、ワイヤレスデバイスによって受信されるべき送信信号である。干渉信号は、ワイヤレスデバイスによって受信されていない送信信号である。入力RF信号はジャマーを含み得、ジャマーは、所望の信号の振幅よりもはるかに大きい振幅を有し、周波数が所望の信号の近くに位置する干渉信号である。LNA300の非線形性により、ジャマーは相互変調ひずみ(IMD:intermodulation distortion)を生じ得る。IMDは、周波数が所望の信号と重複し得、所望の信号の受信に悪影響を及ぼし得る追加の雑音として働き得る。
[0028] LNA300は、異なる信号状態を扱うために複数の利得モードをサポートし得る。複数の利得モードは高利得モードと低利得モードとを含み得る。LNA300は、入力RF信号中にジャマー(jammer)が存在しないとき、高利得モードで動作し、所望の高利得を与え得る。LNA300は、入力RF信号中にジャマーが存在するとき、低利得モードで動作し、より低い利得を与え得る。LNA300は、高利得モードでよりも低利得モードでより低い利得を有し得る。たとえば、低利得モードは、高利得モードに関連する利得よりも低い6〜9デシベル(dB)の利得に関連し得る。低利得モードでのより低い利得は、受信機がジャマーの存在下で線形性要件を満たすのを助け得る。
[0029] 高利得モードでは、カスコードトランジスタ338はオフにされ得、カスコードトランジスタ336はオンにされ得る。カスコードトランジスタ336は、利得トランジスタ334中を流れる電流のすべてを伝え得る。利得トランジスタ334は、高利得モードでのLNA300のための所望の利得と、線形性と、ダイナミックレンジとを取得するために十分な量のバイアス電流でバイアスされ得る。
[0030] 低利得モードでは、LNA300のためのより低い利得を取得するためにバイアス電流低減および/または電流ブリーディング(bleeding)が使用され得る。LNA300のバイアス電流は、LNA300の利得を低下させるために低減され得る。しかしながら、バイアス電流を低減することはLNA300の入力インピーダンスの実数部をも減少させることになり、それによりLNA300の入力整合が悪影響を受け得る。入力インピーダンスの実数部はソースディジェネレーションインダクタ332のインダクタンスに大きく依存し得る。入力整合への悪影響は、バイアス電流を様々な値内に、たとえば、Ibias_maxからIbias_minまでに維持することによって緩和され得、Ibias_maxはLNA300の最大利得に対応し、Ibias_minはLNA300の最小利得に対応する。バイアス電流がIbias_min限界まで低減された後、LNA300の利得をさらに低減するために電流ブリーディングが使用され得る。電流ブリーディングのために、カスコードトランジスタ336および338は両方ともオンにされ、カスコードトランジスタ338は、利得トランジスタ334中を流れる電流の一部を伝え得る。カスコードトランジスタ336が、次いで、カスコードトランジスタ338による電流ブリーディングの結果としてのより小さい量の電流を伝え、それにより、次いでLNA300の利得が低減されるであろう。しかしながら、カスコードトランジスタ338を介して流れ出る電流は、バッテリー電力を消費するが、性能を改善するために効果的に使用されないので、電流ブリーディングは、LNA300の利得を低減する効率的な方法ではない。さらに、電流ブリーディングはLNA300の線形性を劣化させ得、LNA300の劣化した線形性は受信機の全体的線形性を制限し得る。
[0031] 概して、強いジャマーが存在するとき、LNAまたは受信機が飽和し得、それにより、次いで、信号対雑音比(SNR)が劣化し得る。飽和を回避する1つの方法は、バイアス電流を低減することによってLNAの利得を低減することである。しかしながら、バイアス電流があまりに多く低減された場合、ソースディジェネレーションインダクタによる入力整合が悪影響を受けるであろう。したがって、バイアス電流は、入力整合制約によって制限された量だけ低減され得る。バイアス電流を特定の最小量に制限することは、LNAのための制限されたダイナミックレンジを生じるであろう。LNAは、その場合、SNRを過大に劣化させることなしに、一定のレベルを超える強いジャマーを扱うことができないことがある。
[0032] 本開示の一態様では、増幅器は、異なる信号状態に対して良好な性能を取得するために誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、構成可能入力整合とを含み得る。利得値の所望の範囲にわたって増幅器の利得を変化させるために、増幅器のバイアス電流はより広い範囲にわたって変化させられ得る。バイアス電流は、増幅器の入力整合が所望の限界を超えて悪影響を受け得るポイントよりも低く低減され得る。より低いバイアス電流による増幅器の入力インピーダンスの変化が増幅器の構成可能入力整合によって考慮され得る。たとえば、増幅器の利得に応じて入力整合回路が選択的に結合され得る。増幅器の入力整合は、必要なときに入力整合回路を用いて達成され得る。したがって、増幅器は、より広い利得範囲、低利得におけるより低い電力消費、利得範囲全体にわたる良好なダイナミックレンジおよび良好な入力整合、ならびに/あるいは他の望ましい特性を有し得る。
[0033] 図4に、誘導性ディジェネレーション(degeneration)と、構成可能利得と、構成可能入力整合とをもつLNA400の例示的な設計の概略図を示す。LNA400は、図2中のLNA230およびLNA232のいずれかのために使用され得る。LNA400は、ソースディジェネレーションインダクタ432と、利得トランジスタ434と、カスコードトランジスタ436と、構成可能入力整合回路420とを含む。
[0034] 入力整合回路410は、一端が入力RF信号(RFin)を受信し、他端が利得トランジスタ434のゲートに結合される。利得トランジスタ434は、それのソースがインダクタ432の1つの端部に結合され、それのドレインがカスコードトランジスタ436のソースに結合される。インダクタ432の他方の端部は回路接地に結合される。カスコードトランジスタ436は、それのゲートが制御信号(Vcasc)を受信し、それのドレインが負荷回路480に結合される。利得トランジスタ434およびカスコードトランジスタ436は、図4に示されているようにNMOSトランジスタを用いて、または他のタイプのトランジスタを用いて実装され得る。抵抗器414は、一端が利得トランジスタ432のゲートに結合され、他端が利得トランジスタ434のためのバイアス電圧(Vbias)を受ける。入力整合回路410および抵抗器414は、LNA400の一部として、またはLNA400の外部にあるものとして見なされ得る。
[0035] 構成可能入力整合回路420は、利得トランジスタ434のゲートと回路接地との間に結合され得る。図4に示されている例示的な設計では、構成可能入力整合回路420はスイッチ422と入力整合回路424とを含む。スイッチ422は、一端が利得トランジスタ434のゲートに結合され、他端が入力整合回路424に結合され、入力整合回路424は、さらに、回路接地に結合される。スイッチ422は、利得制御信号(Gain Mode)によって開かれるかまたは閉じられ得る。
[0036] 図4に示されている例示的な設計では、負荷回路480は、1次コイル484と2次コイル486とを備えるトランスフォーマ482を含む。1次コイル484は、カスコードトランジスタ436のドレインとVDD電源との間に結合される。2次コイル486はダウンコンバータ(図4に図示せず)に差動出力RF信号を与える。負荷回路480は他の方法でも実装され得る。別の例示的な設計では、負荷回路は、インダクタと、場合によってはVDD電源とカスコードトランジスタ436のドレインとの間に結合されたキャパシタとを含み得る。また別の例示的な設計では、負荷回路は、それのソースがVDD電源に結合され、それのドレインがカスコードトランジスタ436のドレインに結合された、Pチャネル金属酸化物半導体(PMOS:P-channel metal oxide semiconductor)トランジスタを含み得る。PMOSトランジスタはカスコードトランジスタ436に能動負荷を与え得る。
[0037] LNA400は他の様式でも実装され得る。別の例示的な設計では、LNAは、並列に結合され、それらのゲートが入力RF信号を受信する、2つの利得トランジスタを含み得る。図4に示されているように、第1の利得トランジスタは、それのソースがディジェネレーションインダクタに結合され得る。第2の利得トランジスタは、それのソースが回路接地に直接結合され得る。たとえば、信号状態に応じて、第1の利得トランジスタまたは第2の利得トランジスタのいずれかが選択され得る。別の例示的な設計では、LNAは、LNAの出力と入力との間に結合されたフィードバック回路を含み得る。フィードバック回路は、抵抗器、キャパシタ、トランジスタ、何らかの他の回路構成要素、またはそれらの組合せを備え得る。フィードバック回路は、入力整合を助け得、また、LNAの線形性を改善し得る。
[0038] 別の例示的な設計では、LNAは、カスコードトランジスタの代わりにカスコード回路を含み得る。カスコード回路は、(i)利得トランジスタと中間ノードのドレインとの間に結合された第1のカスコードトランジスタと、(ii)中間ノードとLNAの出力との間に結合された第2のカスコードトランジスタと、(iii)中間ノードと回路接地との間に結合されたシャントトランジスタとを含み得る。カスコード回路が有効にされたとき、第1および第2のカスコードトランジスタは、LNA出力において出力RF信号を与えるためにオンにされ得、シャントトランジスタはオフにされ得る。カスコード回路が無効にされたとき、第1および第2のカスコードトランジスタは、LNA出力において出力RF信号を与えないためにオフにされ得、シャントトランジスタは、中間ノードを回路接地にプルし、LNA出力と利得トランジスタとの間のより良い分離を与えるためにオンにされ得る。同じ負荷回路が、たとえば、異なるLNA中の複数の利得トランジスタによって共有されるとき、より良い分離が望ましいことがある。
[0039] 例示的な設計では、インダクタ432は固定インダクタンスを有し得る。別の例示的な設計では、インダクタ432は、可変またはプログラマブルインダクタンスを有する構成可能インダクタであり得る。たとえば、インダクタ432は、直列に結合された複数のインダクタおよび/または並列に結合された複数のインダクタを用いて実装され得る。異なるインダクタンス値は、(i)1つまたは複数のスイッチを介して1つまたは複数の直列に結合されたインダクタを短絡させること、および/または(ii)1つまたは複数のスイッチを介して1つまたは複数の並列に結合されたインダクタを切断することによって取得され得る。
[0040] LNA400内で、利得トランジスタ434は、RFin信号を増幅し、増幅された信号を与える。カスコードトランジスタ436は、増幅された信号をバッファし、負荷回路480に出力RF信号(RFout)を与える。ソースディジェネレーションインダクタ432は、LNA400が良好なダイナミックレンジ(たとえば、良好な雑音指数)を取得し、高い感度を達成することを可能にし、また、LNA400の入力整合を助ける。
[0041] LNA400は、高利得モードと低利得モードとを含み得る複数の利得モードをサポートし得る。LNA400は、入力RF信号中にジャマーが存在しないとき、高利得モードで動作し、所望の高利得を与え得る。LNA400は、入力RF信号中にジャマーが存在するとき、低利得モードで動作し、より低い利得を与え得る。LNA400は、高利得モードでよりも低利得モードでより低い利得を有し得、これは、受信機がジャマーの存在下で線形性要件を満たすのを助け得る。各利得モードは、LNA400のための特定の利得値または様々な利得値に関連し得る。
[0042] 高利得モードでは、利得トランジスタ434は、LNA400のための所望の高利得と、線形性と、雑音指数と、ダイナミックレンジとを取得するために十分な量のバイアス電流でバイアスされ得る。スイッチ422は開かれ得、入力整合回路424は利得トランジスタ434のゲートから切断され得る。LNA400は、高利得モードでZin_hgの入力インピーダンスを有し得、この入力インピーダンスはソースディジェネレーションインダクタ432のインダクタンスによって主に決定され得る。入力整合回路410は、高利得モードでLNA400に入力整合を与え得、Zin_hgインピーダンスに整合するように設計され得る。
[0043] 低利得モードでは、利得トランジスタ434は、LNA400の利得を低減するためにより少ないバイアス電流でバイアスされ得る。スイッチ422は閉じられ得、入力整合回路424は利得トランジスタ434のゲートに接続され得る。利得トランジスタ434のバイアス電流を低減することは、ソースディジェネレーションインダクタ432のインダクタンスに主に依存し得る、LNA400の入力インピーダンスの実数部を減少させるであろう。入力整合回路424は、LNA400が低利得モードでZin_hgに十分に近い入力インピーダンスを有するように、LNA400の入力インピーダンスの実数部の減少を考慮し得る。入力整合回路410は、次いで、低利得モードでLNA400に良好な入力整合を与え得る。同等に、LNA400の入力整合は、低利得モードで入力整合回路410および424の組合せによって実行されるように考慮され得る。
[0044] 構成可能入力整合回路420は、低利得モードでのLNA400の入力整合がソースディジェネレーションインダクタ432と無関係であることを可能にし得る。したがって、電力消費とLNA400の入力整合との間の制約は緩和され得る。利得トランジスタ434のバイアス電流は、低利得モードでのLNA400のダイナミックレンジ要件に基づいて設定され(たとえば、低減され)得、LNA400の入力整合要件によって制限されない。
[0045] 図4に示されている例示的な設計では、構成可能入力整合回路420は利得トランジスタ434のゲートと回路接地との間に結合される。構成可能入力整合回路はまた、LNAの他のロケーションまたはノードに配置され得る。たとえば、構成可能入力整合回路は、利得トランジスタのソースまたはドレインと回路接地との間、あるいは利得トランジスタのゲートとソースとの間、あるいはLNAの何らかの他のロケーションまたはノードにおいて結合され得る。
[0046] 構成可能入力整合回路420は様々な方法で実装され得る。構成可能入力整合回路420のいくつか例示的な設計について以下で説明する。
[0047] 図5Aに、図4中の構成可能入力整合回路420の第1の例示的な設計である、構成可能入力整合回路420aの概略図を示す。構成可能入力整合回路420a内で、トランジスタ522は、それのソースがキャパシタ524の1つの端部に結合され、それのゲートが抵抗器520の1つの端部に結合され、それのドレインが抵抗器526の1つの端部に結合される。キャパシタ524の他方の端部は回路接地に結合される。抵抗器520の他方の端部はGain Mode制御信号を受信する。抵抗器526の他方の端部は利得トランジスタ434のゲートに結合される。図5A中のトランジスタ522と、キャパシタ524と、抵抗器526との構成は、トランジスタ522がオフにされた状態で、入力整合回路420が使用中でないときに、LNA400が高利得モードで高い感度を達成することを可能にし得る。
[0048] 図5Aに示されている例示的な設計では、入力整合回路420aは、抵抗器526とキャパシタ524とから構成されたRCネットワークを含む。RCネットワークは、低利得モードでの低減されたバイアス電流によるLNA400の入力インピーダンスの変化を考慮し得る。特に、抵抗器526は低利得モードでのLNA400の入力整合を支援する。キャパシタ524は、Vbias電圧の妨害を回避する交流(AC)結合キャパシタとして働く。トランジスタ522は、図4中のスイッチ422に対応するスイッチとして動作する。トランジスタ522は、(i)RCネットワークを利得トランジスタ434のゲートに接続するためにオンにされ得るか、または(ii)利得トランジスタ434のゲートからRCネットワークを切断するためにオフにされ得る。抵抗器520は、LNA400が高利得モードで高い感度(または低い雑音指数)を達成することを可能にする。抵抗器520は、トランジスタ522のドレインと抵抗器526との間の中間ノードにおいて接地に対する寄生キャパシタンスを低減する。このことは、入力整合回路420が使用中でないときに抵抗器520のノイズが漏れることと、高利得モードでのLNA400の感度を劣化させることとを妨ぎ得る。
[0049] 図5A中に示されている例示的な設計では、入力整合回路410aは、入力整合回路410aの入力と出力との間に結合されたインダクタ412を備える。単一の回路構成要素(たとえば、インダクタ412のみ)は、高利得モードでLNA400のために良好な入力整合を取得するのに十分であり得る。インダクタ412は、利得トランジスタ434のための高バイアス電流と、インダクタ432によって与えられる公称ソースディジェネレーションインダクタンスと、利得トランジスタ434のゲートから切断または分離された構成可能入力整合回路420とを用いて、高利得モードで良好な入力整合を与えるように設計され得る。LNA400の入力整合は、利得トランジスタ434のためのより少ないバイアス電流により、低利得モードで劣化させられ得る。しかしながら、構成可能入力整合回路420が低利得モードでのLNA400の入力整合を改善し得る。
[0050] 入力整合回路410aは他の方法でも実装され得る。たとえば、入力整合回路410aは、入力と回路接地との間に結合されたシャントキャパシタ、または出力と回路接地との間に結合されたシャントキャパシタ、または入力整合回路410の入力と出力との間に結合されたキャパシタ、または他の方法で結合された何らかの他の回路構成要素、またはそれらの組合せを備え得る。各キャパシタは固定キャパシタまたは構成可能キャパシタであり得る。
[0051] 概して、LNAのための入力整合は、(たとえば、1つまたは複数のトランジスタを備える)能動回路および/または(たとえば、1つまたは複数の抵抗器、インダクタ、キャパシタなどを備える)受動回路を用いて達成され得る。コストと、電力消費と、回路面積とを低減するために、入力整合のために1つの回路構成要素のみ(たとえば、1つのインダクタ)を使用することが望ましいことがある。また、高利得モードと低利得モードの両方で入力整合のために同じ回路構成要素(たとえば、同じインダクタ)を使用することが望ましいことがある。
[0052] 図5Bに、図4中の構成可能入力整合回路420の第2の例示的な設計である、構成可能入力整合回路420bの概略図を示す。構成可能入力整合回路420b内で、トランジスタ522は、それのソースが回路接地に結合され、それのゲートがGain Mode制御信号を受信し、それのドレインが抵抗器526の1つの端部に結合される。抵抗器526の他方の端部はキャパシタ524の1つの端部に結合される。キャパシタ524の他方の端部は利得トランジスタ434のゲートに結合される。キャパシタ524および抵抗器526は、直列に結合され、RCネットワークを形成する。トランジスタ522は、RCネットワークと直列に結合され、(i)RCネットワークを利得トランジスタ434のゲートに接続するためにオンにされ得るか、または(ii)利得トランジスタ434のゲートからRCネットワークを切断するためにオフにされ得る、スイッチとして動作し得る。
[0053] 図5Cに、図4中の構成可能入力整合回路420の第3の例示的な設計である、構成可能入力整合回路420cの概略図を示す。構成可能入力整合回路420c内で、トランジスタ522は、それのソースが回路接地に結合され、それのゲートがGain Mode制御信号を受信し、それのドレインが抵抗器524の1つの端部に結合される。キャパシタ524の他方の端部は抵抗器526の1つの端部に結合される。抵抗器526の他方の端部は利得トランジスタ434のゲートに結合される。キャパシタ524および抵抗器526は、直列に結合され、RCネットワークを形成する。トランジスタ522は、RCネットワークと直列に結合され、(i)RCネットワークを利得トランジスタ434のゲートに接続するためにオンにされ得るか、または(ii)利得トランジスタ434のゲートからRCネットワークを切断するためにオフにされ得る。
[0054] 図5Dに、図4中の構成可能入力整合回路420の第4の例示的な設計である、構成可能入力整合回路420dの概略図を示す。構成可能入力整合回路420dは、図5A中の構成可能入力整合回路420aについて上記で説明したように結合された、トランジスタ522と、キャパシタ524と、抵抗器526とを含む。構成可能入力整合回路420dは、それのソースがキャパシタ524に結合され、それのゲートが相補利得制御信号(Gain Mode_b)を受信し、それのドレインがVbias電圧に結合された、トランジスタ528をさらに含み得る。Gain Mode_b信号はGain Mode信号と相補関係にある。
[0055] 高利得モードと低利得モード間の高速切替えを可能にするためにキャパシタ524をプリチャージするために、トランジスタ528が使用され得る。高利得モードでは、トランジスタ522はGain Mode信号によってオフにされ、トランジスタ528はGain Mode_bによってオンにされる。キャパシタ524は、高利得モードではトランジスタ434のゲートから切断され、トランジスタ528を介してVbias電圧までプリチャージされる。低利得モードでは、トランジスタ522はGain Mode信号によってオンにされ、トランジスタ528はGain Mode_b信号によってオフにされる。キャパシタ524は、トランジスタ434のゲートに接続され、低利得モードで抵抗器526およびトランジスタ522を介してVbias電圧に維持される。高利得モードでトランジスタ528を介してキャパシタ524をプリチャージすることによって、高利得モードから低利得モードへの切替えがより迅速に行われ得る。
[0056] 図5A〜図5Dに、低利得モードでのLNAの入力整合を支援するためのRCネットワークを備える構成可能入力整合回路のいくつかの例示的な設計を示す。構成可能入力整合回路はまた、異なるおよび/または追加の回路構成要素を含み得る。例示的な設計では、抵抗器526の代わりに、またはそれに加えて、インダクタが使用され得る。別の例示的な設計では、キャパシタは抵抗器526と並列に結合され得る。また別の例示的な設計では、キャパシタおよびインダクタは、並列に結合され得、抵抗器526と入れ替わり得る。
[0057] 図6に、誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、構成可能入力整合とをもつLNA402の例示的な設計の概略図を示す。LNA402は、図2中のLNA230およびLNA232のいずれかのために使用され得る。LNA402は、図4中のLNA400中のすべての回路構成要素を含む。LNA402は、利得トランジスタ434のゲートとソースとの間に結合された構成可能整合キャパシタ440をさらに含む。図6に示されている例示的な設計では、構成可能整合キャパシタ440はトランジスタ542と調整可能キャパシタ544とを含む。トランジスタ542は、それのソースが利得トランジスタ434のソースに結合され、それのゲートがGain Mode_b制御信号を受信し、それのドレインがキャパシタ544の1つの端部に結合される。キャパシタ544の他方の端部は利得トランジスタ434のゲートに結合される。LNA402の入力インピーダンスを調整し、LNA402の入力整合を支援するために、調整可能キャパシタ544が使用され得る。
[0058] 調整可能キャパシタ544は様々な方法で実装され得る。例示的な設計では、調整可能キャパシタ544は、アナログ電圧によって変化させられ得るキャパシタンスを有する可変キャパシタ(バラクタ)を用いて実装され得る。別の例示的な設計では、調整可能キャパシタ544は、切替え可能キャパシタのバンクを用いて実装され得る。各切替え可能キャパシタは、スイッチと直列に結合されたキャパシタを用いて実装され得、直列結合は利得トランジスタ434のゲートとソースとの間に結合され得る。切替え可能キャパシタは、それのスイッチを閉じることによって選択され得るか、またはそれのスイッチを開くことによって選択され得ない。切替え可能キャパシタのバンク中のキャパシタは、(i)サーモメータ復号のための同じキャパシタンス、または(ii)バイナリまたは幾何学的重み付けのための異なるキャパシタンスを有し得る。所望のゲートソース間キャパシタンス(Cgs)は、切替え可能キャパシタの適切な数または適切な組合せを選択することによって取得され得る。この例示的な設計では、トランジスタ542は、切替え可能キャパシタのためのスイッチと置き換えられ得、省略され得る。
[0059] 例示的な設計では、トランジスタ542はオンにされ得、調整可能キャパシタ544は高利得モードで利得トランジスタ434のゲートとソースとの間に結合され得る。トランジスタ542はオフにされ得、調整可能キャパシタ544は低利得モードでバイアス電流のより大きい低減を可能にするために低利得モードで利得トランジスタ434から分離され得る。調整可能キャパシタ544を分離することはまた、インダクタ412および432と、利得トランジスタ434のゲートとソースとの間の寄生キャパシタンスとによって形成された、入力タンク回路のQ値(Q)を増加させ得る。入力タンク回路のより高いQは、低利得モードでのバイアス電流のさらなる低減を可能にし得る。
[0060] ワイヤレスデバイス110は、異なる周波数において複数の送信信号を同時に受信し得る。これらの複数の送信信号は、キャリアアグリゲーションのための異なる周波数における複数のキャリア上で1つまたは複数の基地局によって送られ得る。これらの複数の送信信号はまた、多地点協調(CoMP:coordinated multi-point)送信、ハンドオーバなどのための異なる基地局によって送られ得る。これらの複数の送信信号はまた、ボイス/データ、またはデータ/データ、または音声/音声などのコンカレントサービスのための異なるワイヤレスシステムにおける基地局によって送られ得る。たとえば、ワイヤレスデバイス110は、デュアルSIM/デュアルスタンバイ(DSDS:dual SIM/dual standby)および/またはデュアルSIM/デュアルアクティブ(DSDA:dual SIM/dual-active)をサポートし得、同時にTD−SCDMAシステムとGSMシステム、あるいはLTEシステムとGSMシステム、あるいはCDMAシステムとGSMシステムなど、複数のワイヤレスシステムと通信することが可能であり得る。ワイヤレスデバイス110は、キャリアアグリゲーション、CoMP、コンカレントに複数のワイヤレスシステムからのサービスなどをサポートするために、1つまたは複数のSIMO LNAおよび/または1つまたは複数のMIMO LNAを含み得る。
[0061] 図7Aに、誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、構成可能入力整合とをもつSIMO LNA404の例示的な設計の概略図を示す。LNA404は、図2中のLNA230およびLNA232のいずれかのために使用され得る。LNA404は、(たとえば、1つの帯域のための)1つの入力RF信号(RFin)を受信する1つの入力と、(たとえば、キャリアの2つのセットのための)2つの出力RF信号(RFout1およびRFout2)を与える2つの出力とを含む。LNA404は、図4中のLNA400中のすべての回路構成要素を含む。LNA404は、それのソースが利得トランジスタ434のドレインに結合され、それのゲートが第2の制御信号(Vcasc2)を受信し、それのドレインが負荷回路490に結合された、第2のカスコードトランジスタ438をさらに含む。負荷回路490は、1次コイル494と2次コイル496とを備えるトランスフォーマ492を含む。1次コイル494は、カスコードトランジスタ438のドレインとVDD電源との間に結合される。2次コイル496は第2のダウンコンバータ(図7Aに図示せず)に差動出力RF信号を与える。
[0062] 簡単のために、図7Aに、たとえば、キャリアアグリゲーションのためにコンカレントに受信されているキャリアの最高2つのセットについて、最高2つの負荷回路480および490に最高2つの出力RF信号を与えるための2つのカスコードトランジスタ436および438を含むSIMO LNA404を示す。概して、SIMO LNAは、最高N個の出力RF信号を与えるために、N個の負荷回路に結合されたN個のカスコードトランジスタを含み得、ここで、Nは1よりも大きい任意の整数値であり得る。
[0063] SIMO LNA404は、所与の瞬間において単出力モードまたはマルチ出力モードで動作し得る。単出力モードでは、LNA404は、(たとえば、キャリアの1つのセット上で)少なくとも1つの送信信号を備える入力RF信号を受信し、1つのカスコードトランジスタ436または438を介して1つのダウンコンバータに1つの出力RF信号を与える。多出力モードでは、LNA404は、(たとえば、キャリアの2つのセット上で)少なくとも2つの送信信号を備える入力RF信号を受信し、2つのカスコードトランジスタ436および438を介して2つのダウンコンバータに2つの出力RF信号(たとえば、キャリアのセットごとに1つの出力RF信号)を与える。
[0064] 例示的な設計では、利得トランジスタ434は、(i)単出力モードでIb1のより低いバイアス電流を、または(ii)多出力モードでIb2のより高いバイアス電流を印加され得、ここで、Ib2>Ib1である。Ib1バイアス電流は、単出力モードでLNA404のための所望のダイナミックレンジを取得するように選択され得る。Ib2バイアス電流は、多出力モードでLNA404のための所望のダイナミックレンジを取得するように選択され得る。たとえば、Ib1バイアス電流は、多出力モードでと同様に単出力モードでLNA404のためにダイナミックレンジを取得するように選択され得る。Ib2バイアス電流は、Ib1バイアス電流の2倍(たとえば、Ib2=2*Ib1)あるいはIb1バイアス電流の何らかの他の整数倍または非整数倍であり得る(たとえば、Ib2=m*Ib1、ここで、m>1)。
[0065] 例示的な設計では、利得トランジスタ434がより高いIb2バイアス電流を印加されたとき、スイッチ422は開かれ得、入力整合回路424は、多出力モードで利得トランジスタ434のゲートから切断され得る。利得トランジスタ434がより低いIb1バイアス電流を印加されたとき、スイッチ422は閉じられ得、入力整合回路424は、単出力モードで利得トランジスタ434のゲートに接続され得る。
[0066] 例示的な設計では、LNA404は、単出力モードおよび/または多出力モードで複数の利得モードをサポートし得る。たとえば、高利得モードおよび低利得モードが多出力モードでサポートされ得る。代替または追加として、高利得モードおよび低利得モードが単出力モードでサポートされ得る。利得トランジスタ434のバイアス電流を変化させることによって、異なる利得モードのために異なる利得が取得され得る。構成可能入力整合回路420は、たとえば、図4について上記で説明したように、低利得モードで利得トランジスタ434のゲートに接続され得、高利得モードで利得トランジスタ434のゲートから切断され得る。
[0067] 図7Bに、誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、構成可能入力整合とをもつSIMO LNA406の別の例示的な設計の概略図を示す。LNA406は、図2中のLNA230およびLNA232のいずれかのために使用され得る。LNA406は、カスコードトランジスタ438を除いて、図7A中のLNA404中のすべての回路構成要素を含む。LNA406は、第2の利得トランジスタ444と、第2のソースディジェネレーションインダクタ442と、カスコードトランジスタ446および448とをさらに含む。利得トランジスタ444は、それのソースがインダクタ442の1つの端部に結合され、それのゲートが利得トランジスタ434のゲートに結合され、それのドレインがカスコードトランジスタ446および448のソースに結合される。インダクタ442の他方の端部は回路接地に結合される。カスコードトランジスタ446は、それのゲートが第2の制御信号(Vcasc2)を受信し、それのドレインが負荷回路480に結合される。カスコードトランジスタ448は、それのゲートが第3の制御信号(Vcasc3)を受信し、それのドレインが負荷回路490に結合される。図7Bには示されていないが、LNA406は、それのソースが利得トランジスタ434のドレインに結合され、それのゲートが第4の制御信号を受信し、それのドレインが負荷回路490に結合された、第4のカスコードトランジスタをさらに含み得る。
[0068] SIMO LNA406は、所与の瞬間において単出力モードまたはマルチ出力モードで動作し得る。単出力モードでは、LNA406は、(たとえば、キャリアの1つのセット上で)少なくとも1つの送信信号を備える入力RF信号を受信し、1つの負荷回路480または490に1つの出力RF信号を与える。たとえば、利得トランジスタ434および444と、カスコードトランジスタ436および446との両方は、負荷回路480のためにRFout1信号を生成することが可能であり得る。代替的に、利得トランジスタ444およびカスコードトランジスタ448は、負荷回路490のためにRFout2信号を生成することが可能であり得る。多出力モードでは、LNA406は、(たとえば、キャリアの2つのセット上で)少なくとも2つの送信信号を備える入力RF信号を受信し、2つの負荷回路480および490に2つの出力RF信号(たとえば、キャリアのセットごとに1つの出力RF信号)を与える。利得トランジスタ434および444と、カスコードトランジスタ436および448との両方は、負荷回路480および490のためにRFout1とRFout2とを生成することが可能であり得る。
[0069] 例示的な設計では、利得トランジスタ434および444は、(i)単出力モードで、それぞれ、Ib1aおよびIb1bのより低いバイアス電流を、または(ii)多出力モードで、それぞれ、Ib2aおよびIb2bのより高いバイアス電流を印加され得、ここで、Ib2a>Ib1a、およびIb2b>Ib1bである。Ib1aおよびIb1bバイアス電流は、単出力モードでLNA406のための所望のダイナミックレンジを取得するように選択され得る。Ib2aおよびIb2bバイアス電流は、多出力モードでLNA406のための所望のダイナミックレンジを取得するように選択され得る。たとえば、Ib1a、Ib1b、Ib2a、およびIb2bバイアス電流は、単出力モードおよび多出力モードでLNA406のために同様のダイナミックレンジを取得するように選択され得る。
[0070] 例示的な設計では、利得トランジスタ434および444がより高いIb2aおよびIb2bバイアス電流を印加されたとき、スイッチ422は開かれ得、入力整合回路424は、多出力モードで利得トランジスタ434のゲートから切断され得る。利得トランジスタ434および444がより低いIb1aおよびIb1bバイアス電流を印加されたとき、スイッチ422は閉じられ得、入力整合回路424は、単出力モードで利得トランジスタ434および444のゲートに接続され得る。
[0071] 図8に、誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、構成可能入力整合とをもつMIMO LNA408の例示的な設計の概略図を示す。LNA408は、図2中のLNA230およびLNA232のいずれかのために使用され得る。LNA408は、(たとえば、2つの帯域のための)2つの入力RF信号(RFin1およびRFin2)を受信する2つの入力と、(たとえば、キャリアの2つのセットのための)2つの出力RF信号(RFout1およびRFout2)を与える2つの出力とを含む。LNA408は、図7A中のLNA404中のすべての回路構成要素を含む。LNA408は、第2のソースディジェネレーションインダクタ462と、第2の利得トランジスタ464と、カスコードトランジスタ466および468と、構成可能入力整合回路450とをさらに含む。
[0072] 入力整合回路440は、一端が第2の入力RF信号(RFin2)を受信し、他端が利得トランジスタ464のゲートに結合される。利得トランジスタ464は、それのソースがインダクタ462の1つの端部に結合され、それのドレインがカスコードトランジスタ466および468のソースに結合される。インダクタ462の他方の端部は回路接地に結合される。カスコードトランジスタ466は、それのゲートが第3の制御信号(Vcasc3)を受信し、それのドレインが負荷回路480に結合される。カスコードトランジスタ468は、それのゲートが第4の制御信号(Vcasc4)を受信し、それのドレインが負荷回路490に結合される。
[0073] 抵抗器444は、一端が利得トランジスタ464のゲートに結合され、他端が第2のバイアス電圧(Vbias2)を受ける。入力整合回路440および抵抗器444は、LNA408の一部として、またはLNA408の外部にあるものとして見なされ得る。
[0074] 構成可能入力整合回路450は、利得トランジスタ464のゲートと回路接地との間に結合され得る。構成可能入力整合回路450内で、スイッチ452は、一端が利得トランジスタ464のゲートに結合され、他端が入力整合回路454に結合され、入力整合回路454が回路接地にさらに結合される。スイッチ452は、利得制御信号(Gain Mode)によって開かれるかまたは閉じられ得る。
[0075] 簡単のために、図8は、2つの入力のための2つの利得トランジスタ434および464と、2つの入力と2つの出力とのための4つのカスコードトランジスタ436、438、466、および468とを含む、MIMO LNA408を示す。概して、MIMO LNAは、M個の入力のためのM個の利得トランジスタ、ならびにM個の入力とN個の出力とのための最高M*N個のカスコードトランジスタを含み得、ここで、MおよびNはそれぞれ1よりも大きい任意の整数値であり得る。たとえば、M個の入力のいずれかにおける入力RF信号が、増幅され、N個の出力のいずれかに与えられることを可能にするために、N個のカスコードトランジスタが各利得トランジスタとN個の出力との間に結合され得る。また、N個のカスコードトランジスタよりも少数が各利得トランジスタに結合され得る。
[0076] MIMO LNA408は、所与の瞬間においてシングル出力モードまたはマルチ出力モードで動作し得る。単出力モードでは、LNA408は、(たとえば、キャリアの1つのセット上で)少なくとも1つの送信信号を備えるRFin1信号および/またはRFin2信号を受信し、1つのカスコードトランジスタ436、438、466、または468を介して1つのダウンコンバータに1つの出力RF信号を与える。多出力モードでは、LNA408は、(たとえば、キャリアの2つのセット上で)少なくとも2つの送信信号を備えるRFin1信号またはRFin2信号を受信し、カスコードトランジスタ436、438、466、および468のうちの2つを介して2つのダウンコンバータに2つの出力RF信号(たとえば、キャリアのセットごとに1つの出力RF信号)を与える。
[0077] 例示的な設計では、利得トランジスタ434または464は、(i)単出力モードでIb1のより低いバイアス電流を印加され得るか、または(ii)多出力モードでIb2のより高いバイアス電流を印加され得、ここで、Ib2>Ib1である。Ib1バイアス電流は、単出力モードでLNA408のための所望のダイナミックレンジを取得するように選択され得る。Ib2バイアス電流は、多出力モードでLNA408のための所望のダイナミックレンジを取得するように選択され得る。
[0078] 例示的な設計では、入力整合回路424は、(i)利得トランジスタ434がより高いIb2バイアス電流を印加されたとき、多出力モードで利得トランジスタ434のゲートから分離され、(ii)利得トランジスタ434がより低いIb1バイアス電流を印加されたとき、単出力モードで利得トランジスタ434のゲートに接続され得る。同様に、入力整合回路454は、(i)利得トランジスタ464がより高いIb2バイアス電流を印加されたとき、多出力モードで利得トランジスタ464のゲートから分離され、(ii)利得トランジスタ464がより低いIb1バイアス電流を印加されたとき、単出力モードで利得トランジスタ464のゲートに接続され得る。
[0079] 例示的な設計では、LNA408は、単出力モードおよび/または多出力モードで複数の利得モード(たとえば、高利得モードおよび低利得モード)をサポートし得る。利得トランジスタ434または464のバイアス電流を変化させることによって、異なる利得モードのために異なる利得が取得され得る。構成可能入力整合回路420(または450)は、低利得モードで利得トランジスタ434(または464)のゲートに接続され得、高利得モードで利得トランジスタ434(または464)のゲートから切断され得る。
[0080] 本明細書で開示する、誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とをもつ増幅器は、様々な利点を与え得る。第1に、これらの増幅器は、たとえば、高利得モードおよび低利得モードで、様々な利得値にわたって必要とされるダイナミックレンジを達成することが可能であり得る。第2に、増幅器は、必要とされるダイナミックレンジを達成するために、電流ブリーディングを使用する増幅器よりもより小さい電力を消費し得る。より低い電力消費は、セルラーフォンまたはスマートフォンなどのポータブルワイヤレスデバイスのために大いに望ましいことがある。第3に、構成可能入力整合回路は、高い感度が必要とされ得る高利得モードで増幅器の性能に無視できる影響を及ぼすが、低利得モードで増幅器の性能を改善し得る。第4に、構成可能入力整合回路は、増幅器の入力整合要件を緩和し得、それにより、単一の回路構成要素(たとえば、図5A中の単一のインダクタ412)が増幅器の入力整合のために使用されることが可能になり得る。第5に、構成可能入力整合回路は、ローバンドと、ミッドバンドと、ハイバンドとを含む異なる帯域グループのために使用され得る。他の利点も、本明細書で開示する誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とをもつ増幅器によって与えられ得る。
[0081] 図3中のLNA300含む従来型受信機と、図4中のLNA400を含む新規の受信機との性能を決定するためにコンピュータシミュレーションを実行した。コンピュータシミュレーションは、新規の受信機が低利得モードで従来の受信機と同様の性能を達成することができることを示す。特に、新規の受信機は、従来の受信機と比較して、3次インターセプションポイント(IIP3)によって測定された利得、雑音指数、および直線性に関して同様の性能を低利得モードで与えることができる。コンピュータシミュレーションはまた、新規の受信機が、従来の受信機によって必要とされるバイアス電流の約40%を消費しながら、従来の受信機と同様の性能を達成することができることを示す。
[0082] 例示的な設計では、装置(たとえば、ワイヤレスデバイス、IC、回路モジュールなど)は利得トランジスタ、インダクタ、および入力整合回路を含み得、それらのすべてが増幅器(たとえば、LNA)の一部であり得る。利得トランジスタ(たとえば、図4中の利得トランジスタ434)は、利得トランジスタのバイアス電流に基づいて決定された可変利得を有し得る。インダクタ(たとえば、インダクタ432)は利得トランジスタと回路接地との間に結合され得る。入力整合回路(たとえば、構成可能入力整合回路420)は、利得トランジスタの可変利得に基づいて利得トランジスタに選択的に結合され得る。例示的な設計では、入力整合回路は、低利得モードで利得トランジスタに結合され、高利得モードで利得トランジスタから分離され得る。バイアス電流および利得トランジスタの利得は、高利得モードでよりも低利得モードで低くなり得る。
[0083] 例示的な設計では、入力整合回路は、抵抗器と、第2のトランジスタとを備え得る。抵抗器(たとえば、図5A〜図5D中の抵抗器526)は、入力整合回路が利得トランジスタに結合されたとき、増幅器の入力整合のために使用され得る。第2のトランジスタ(たとえば、トランジスタ522)は、抵抗器を利得トランジスタに結合するか、または抵抗器を利得トランジスタから分離するように動作可能であり得る。入力整合回路は、抵抗器と第2のトランジスタとに直列に結合されたキャパシタ(たとえば、キャパシタ524)をさらに備える。図5Aに示されている例示的な設計では、キャパシタが第2のトランジスタのソースと回路接地との間に結合され、抵抗器が第2のトランジスタのドレインと利得トランジスタのゲートとの間に結合され得る。抵抗器、キャパシタ、および第2のトランジスタはまた、たとえば、図5Bおよび図5Cに示されているように他の様式で結合され得る。
[0084] 例示的な設計では、入力整合回路は、バイアス電圧とキャパシタとの間に結合された第3のトランジスタ(たとえば、図5D中のトランジスタ528)をさらに備え得る。第3のトランジスタは、入力整合回路が利得トランジスタから分離されたとき、バイアス電圧までキャパシタをプリチャージし得る。
[0085] 例示的な設計では、キャパシタおよび第4のトランジスタは利得トランジスタに結合され得る。キャパシタ(たとえば、図6中のキャパシタ544)は、増幅器の入力整合のために使用され得る。第4のトランジスタ(たとえば、図6中のトランジスタ542)は、キャパシタと利得トランジスタとに結合され得、利得トランジスタのゲートとソースとの間のキャパシタを結合または分離し得る。キャパシタは、調整可能キャパシタンスを有し得、増幅器のための良好な入力整合を取得するために変化させられ得る。
[0086] 例示的な設計では、装置は第2の入力整合回路(たとえば、図4中の入力整合回路410)をさらに含み得、第2の入力整合回路は、利得トランジスタのゲートに結合され得、入力RF信号を受信し得る。第2の入力整合回路は、第2の入力整合回路の入力と出力との間に結合された第2のインダクタ(たとえば、図5A中のインダクタ412)を備え得る。第2の入力整合回路は、他の回路構成要素、たとえば、1つまたは複数のキャパシタをも備え得る。
[0087] 例示的な設計では、本装置は、利得トランジスタと増幅器出力との間に結合されたカスコードトランジスタ(たとえば、図5A〜図5D中のカスコードトランジスタ436)をさらに含み得る。利得トランジスタは、入力RF信号を受信し、可変利得に基づいて増幅し得る。カスコードトランジスタは、それが可能であるとき、出力RF信号を与え得る。装置は、たとえば、SIMO LNAのために、第2のカスコードトランジスタをさらに含み得る。第2のカスコードトランジスタ(たとえば、図7A中のカスコードトランジスタ438)は、利得トランジスタと第2の増幅器出力との間に結合され得る。第2のカスコードトランジスタは、それが可能であるとき、第2の出力RF信号を与え得る。例示的な設計では、カスコードトランジスタおよび第2のカスコードトランジスタによって1つまたは2つの出力RF信号が与えられるかどうかに基づいて、利得トランジスタのバイアス電流が決定され得る。利得トランジスタのバイアス電流はまた、利得などの他のファクタに基づいて決定され得る。
[0088] 例示的な設計では、本装置は、たとえば、MIMO LNAのために、第2の利得トランジスタと、第2のインダクタと、第2の入力整合回路と、第3および第4のカスコードトランジスタとをさらに含み得る。第2の利得トランジスタ(たとえば、図8中の利得トランジスタ464)は、第2の利得トランジスタのバイアス電流に基づいて決定された可変利得を有し得る。第2のインダクタ(たとえば、インダクタ462)は、第2の利得トランジスタと回路接地との間に結合され得る。第2の入力整合回路(たとえば、構成可能入力整合回路450)は、第2の利得トランジスタの可変利得に基づいて第2の利得トランジスタに選択的に結合され得る。第3のカスコードトランジスタ(たとえば、カスコードトランジスタ466)は、第2の利得トランジスタと増幅器出力との間に結合され得る。第4のカスコードトランジスタ(たとえば、カスコードトランジスタ468)は、第2の利得トランジスタと第2の増幅器出力との間に結合され得る。
[0089] 図9に、信号増幅を実行するためのプロセス900の例示的な設計を示す。利得トランジスタのバイアス電流に基づいて決定された可変利得を有する利得トランジスタ(たとえば、図4中の利得トランジスタ434)を用いて入力RF信号を増幅する(ブロック912)。利得トランジスタと回路接地との間に結合されたインダクタ(たとえば、図4中のインダクタ432)を用いて利得トランジスタをディジェネレートする(ブロック914)。利得トランジスタおよびインダクタは増幅器(たとえば、LNA)の一部であり得る。利得トランジスタの可変利得に基づいて入力整合回路(図4中の構成可能入力整合回路420)を利得トランジスタに選択的に結合する(ブロック916)。
[0090] ブロック916の例示的な設計では、入力整合回路が利得トランジスタに結合されるとき、抵抗器(たとえば、図5A中の抵抗器526)が、利得トランジスタと回路接地との間に結合され得、入力整合のために使用され得る。例示的な設計では、キャパシタ(たとえば、図5A中のキャパシタ524)は、抵抗器と直列に結合され得、入力整合回路が利得トランジスタから分離されたとき、バイアス電圧までプリチャージされ得る。例示的な設計では、利得トランジスタのゲートとソースとの間に第2のキャパシタ(たとえば、図6中のキャパシタ544)を選択的に結合し、入力整合のために使用する(ブロック918)。
[0091] 本明細書で開示する誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とを用いた増幅器(たとえば、SIMO LNA)は、IC、アナログIC、RFIC、混合信号IC、ASIC、プリント回路板(PCB)、電子デバイスなどの上で実装され得る。増幅器はまた、相補型金属酸化物半導体(CMOS)、NチャネルMOS(NMOS)、PチャネルMOS(PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、シリコンオンインシュレータ(SOI)など、様々なICプロセス技術を用いて作製され得る。
[0092] 本明細書で開示する誘導性ディジェネレーションと、構成可能利得と、入力整合とを用いた増幅器を実装する装置は、スタンドアロンデバイスであり得るか、またはより大きいデバイスの一部であり得る。デバイスは、(i)スタンドアロンIC、(ii)データおよび/または命令を記憶するためのメモリICを含み得る1つまたは複数のICのセット、(iii)RF受信機(RFR)またはRF送信機/受信機(RTR)などのRFIC、(iv)移動局モデム(MSM)などのASIC、(v)他のデバイス内に埋め込まれ得るモジュール、(vi)受信機、セルラーフォン、ワイヤレスデバイス、ハンドセット、またはモバイルユニット、(vii)その他であり得る。
[0093] 1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0094] 本開示の前述の説明は、いかなる当業者でも本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
利得トランジスタのバイアス電流に基づいて決定される可変利得を有する前記利得トランジスタと、
前記利得トランジスタと回路接地との間に結合されたインダクタと、
前記利得トランジスタの前記可変利得に基づいて前記利得トランジスタに選択的に結合される入力整合回路と
を備える装置。
[C2]
前記入力整合回路が、低利得モードで前記利得トランジスタに結合され、高利得モードで前記利得トランジスタから分離される、C1に記載の装置。
[C3]
前記入力整合回路は、
前記入力整合回路が前記利得トランジスタに結合されたとき、前記利得トランジスタと前記インダクタとを備える、増幅器の入力整合のための抵抗器と、
前記抵抗器を前記利得トランジスタに結合するか、または前記抵抗器を前記利得トランジスタから分離するように動作可能な第2のトランジスタと
を備える、C1に記載の装置。
[C4]
前記入力整合回路は、
前記抵抗器および前記第2のトランジスタと直列に結合されたキャパシタ
をさらに備える、C3に記載の装置。
[C5]
前記キャパシタが前記第2のトランジスタのソースと回路接地との間に結合され、前記抵抗器が前記第2のトランジスタのドレインと前記利得トランジスタのゲートとの間に結合された、C4に記載の装置。
[C6]
前記入力整合回路は、
バイアス電圧と前記キャパシタとの間に結合され、前記入力整合回路が前記利得トランジスタから分離されたときに前記キャパシタを前記バイアス電圧までプリチャージするように動作可能な第3のトランジスタ
をさらに備える、C4に記載の装置。
[C7]
前記利得トランジスタと前記インダクタとを備える増幅器の入力整合のためのキャパシタと、
前記キャパシタと前記利得トランジスタとに結合され、前記利得トランジスタのゲートとソースとの間の前記キャパシタを結合または分離するように動作可能な第2のトランジスタと
をさらに備える、C1に記載の装置。
[C8]
前記キャパシタが、調整可能なキャパシタンスを有する、C7に記載の装置。
[C9]
前記利得トランジスタのゲートに結合された第2の入力整合回路
をさらに備える、C1に記載の装置。
[C10]
前記第2の入力整合回路が、前記第2の入力整合回路の入力と出力との間に結合された第2のインダクタを備える、C9に記載の装置。
[C11]
前記利得トランジスタと増幅器出力との間に結合されたカスコードトランジスタと、前記可変利得に基づいて入力無線周波数(RF)信号を受信し、増幅するように動作可能な前記利得トランジスタと、出力RF信号を与えるように動作可能な前記カスコードトランジスタとをさらに備える、C1に記載の装置。
[C12]
前記利得トランジスタと第2の増幅器出力との間に結合され、第2の出力RF信号を与えるように構成可能な第2のカスコードトランジスタ
をさらに備える、C11に記載の装置。
[C13]
前記利得トランジスタに結合され、第2の利得トランジスタの第2のバイアス電流に基づいて決定される第2の可変利得を有する前記第2の利得トランジスタと、
前記第2の利得トランジスタと回路接地との間に結合された第2のインダクタと、
前記第2の利得トランジスタと前記増幅器出力との間に結合された第2のカスコードトランジスタと、
前記第2の利得トランジスタと第2の増幅器出力との間に結合された第3のカスコードトランジスタと
をさらに備える、C11に記載の装置。
[C14]
第2の利得トランジスタのバイアス電流に基づいて決定される可変利得を有する前記第2の利得トランジスタと、
前記第2の利得トランジスタと回路接地との間に結合された第2のインダクタと、
前記第2の利得トランジスタの前記可変利得に基づいて前記第2の利得トランジスタに選択的に結合される第2の入力整合回路と、
前記第2の利得トランジスタと前記増幅器出力との間に結合された第3のカスコードトランジスタと、
前記第2の利得トランジスタと前記第2の増幅器出力との間に結合された第4のカスコードトランジスタと
をさらに備える、C12に記載の装置。
[C15]
利得トランジスタのバイアス電流に基づいて決定される可変利得を有する前記利得トランジスタを用いて入力無線周波数(RF)信号を増幅することと、
前記利得トランジスタと回路接地との間に結合されたインダクタを用いて前記利得トランジスタをディジェネレートすることと、
前記利得トランジスタの前記可変利得に基づいて入力整合回路を前記利得トランジスタに選択的に結合することと
を備える方法。
[C16]
前記入力整合回路を前記選択的に結合することは、前記入力整合回路が前記利得トランジスタに結合されたとき、入力整合のために前記利得トランジスタと回路接地との間に抵抗器を結合することを備える、C15に記載の方法。
[C17]
前記入力整合回路が前記利得トランジスタから分離されたとき、前記抵抗器と直列に結合されたキャパシタをバイアス電圧までプリチャージすること
をさらに備える、C16に記載の方法。
[C18]
入力整合のために前記利得トランジスタのゲートとソースとの間にキャパシタを選択的に結合すること
をさらに備える、C15に記載の方法。
[C19]
増幅するための手段のバイアス電流に基づいて決定される可変利得を用いて入力無線周波数(RF)信号を増幅するための前記手段と、
増幅するための前記手段と回路接地との間に結合されたディジェネレートするための手段と、
増幅するための前記手段の前記可変利得に基づいて増幅するための前記手段に選択的に結合される入力整合のための手段と
を備える装置。
[C20]
入力整合のための前記手段は、増幅するための前記手段と回路接地との間に結合され、入力整合のための前記手段が増幅するための前記手段に結合されたときに入力整合のために使用される抵抗性手段を備える、C19に記載の装置。
[C21]
増幅するための前記手段のノード間に選択的に結合され、入力整合のために使用される容量性手段を
さらに備える、C19に記載の装置。

Claims (10)

  1. 入力無線周波数(RF)信号中のジャマーに適応される利得トランジスタのバイアス電流に基づいて決定される可変利得を有する前記利得トランジスタと、
    前記利得トランジスタと回路接地との間に結合され、前記利得トランジスタにディジェネレーションを与えるように構成されたインダクタと、
    前記利得トランジスタの前記可変利得に基づいて前記利得トランジスタのゲートと前記回路接地との間に選択的に結合可能な入力整合回路とを備え、
    ここにおいて、前記入力整合回路は、第2のトランジスタと、抵抗器である構成要素と、前記抵抗器および前記第2のトランジスタと直列に結合されたキャパシタとを備え、前記構成要素は、前記入力整合回路が前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間に結合された状態で、前記利得トランジスタと前記インダクタとを備える増幅器の入力整合を与えるように構成され、前記第2のトランジスタは、前記入力整合回路を前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間に結合するか、または、前記入力整合回路を前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間から切断するように動作可能であり、前記入力整合回路は、バイアス電圧と前記キャパシタとの間に結合され、前記入力整合回路が前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間から切断された状態で前記キャパシタを前記バイアス電圧までプリチャージするように動作可能な第3のトランジスタをさらに備える、装置。
  2. 前記入力整合回路が、前記ジャマーが存在する場合のための低利得モードで前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間に結合され、前記ジャマーが存在しない場合のための高利得モードで前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間から切断される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記キャパシタが前記第2のトランジスタのソースと回路接地との間に結合され、前記抵抗器が前記第2のトランジスタのドレインと前記利得トランジスタの前記ゲートとの間に結合された、請求項1に記載の装置。
  4. 前記入力RF信号の受信端子と前記利得トランジスタの前記ゲートとの間に結合された第2の入力整合回路をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  5. 前記第2の入力整合回路が、前記第2の入力整合回路の入力と出力との間に結合された第2のインダクタを備える、請求項に記載の装置。
  6. 入力無線周波数(RF)信号中のジャマーに適応される利得トランジスタのバイアス電流に基づいて決定される可変利得を有する前記利得トランジスタと、
    前記利得トランジスタと回路接地との間に結合されるもので、前記利得トランジスタにディジェネレーションを与えるように構成されたインダクタと、
    前記利得トランジスタの前記可変利得に基づいて前記利得トランジスタのゲートと前記回路接地との間に選択的に結合可能な入力整合回路と、
    前記利得トランジスタと増幅器出力との間に結合されたカスコードトランジスタと、
    を備え、
    前記利得トランジスタは、前記入力RF信号を受信し、前記可変利得に基づいて増幅するように動作可能であり、前記カスコードトランジスタは、出力RF信号を与えるように動作可能である、
    ここにおいて、前記入力整合回路は、第2のトランジスタと、抵抗器である構成要素と、前記抵抗器および前記第2のトランジスタと直列に結合されたキャパシタとを備え、前記構成要素は、前記入力整合回路が前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間に結合された状態で、前記利得トランジスタと前記インダクタとを備える増幅器の入力整合を与えるように構成され、前記第2のトランジスタは、前記入力整合回路を前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間に結合するか、または、前記入力整合回路を前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間から切断するように動作可能であり、前記入力整合回路は、バイアス電圧と前記キャパシタとの間に結合され、前記入力整合回路が前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間から切断された状態で前記キャパシタを前記バイアス電圧までプリチャージするように動作可能な第3のトランジスタをさらに備える、装置。
  7. 前記利得トランジスタと第2の増幅器出力との間に結合され、第2の出力RF信号を与えるように構成可能な第2のカスコードトランジスタをさらに備える、請求項に記載の装置。
  8. 前記利得トランジスタに結合され、第2の利得トランジスタの第2のバイアス電流に基づいて決定される第2の可変利得を有する前記第2の利得トランジスタと、
    前記第2の利得トランジスタと前記回路接地との間に結合され、前記第2の利得トランジスタにディジェネレーションを与えるように構成された第2のインダクタと、
    前記第2の利得トランジスタと前記増幅器出力との間に結合された第2のカスコードトランジスタと、
    前記第2の利得トランジスタと第2の増幅器出力との間に結合された第3のカスコードトランジスタとをさらに備える、請求項に記載の装置。
  9. 第2の利得トランジスタのバイアス電流に基づいて決定される可変利得を有する前記第2の利得トランジスタと、
    前記第2の利得トランジスタと前記回路接地との間に結合され、前記第2の利得トランジスタにディジェネレーションを与えるように構成された第2のインダクタと、
    前記第2の利得トランジスタの前記可変利得に基づいて前記第2の利得トランジスタのゲートと前記回路接地との間に選択的に結合可能な第2の入力整合回路と、
    前記第2の利得トランジスタと前記増幅器出力との間に結合された第3のカスコードトランジスタと、
    前記第2の利得トランジスタと前記第2の増幅器出力との間に結合された第4のカスコードトランジスタとをさらに備える、請求項に記載の装置。
  10. 入力無線周波数(RF)信号を、前記入力RF信号中のジャマーに適応される利得トランジスタのバイアス電流に基づいて決定される可変利得を有する前記利得トランジスタを用いて増幅することと、
    前記利得トランジスタと回路接地との間に結合されたインダクタを用いて前記利得トランジスタをディジェネレートすることと、
    前記利得トランジスタの前記可変利得に基づいて入力整合回路を前記利得トランジスタのゲートと前記回路接地との間に選択的に結合することであって、前記入力整合回路が前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間に結合された状態で入力整合のために、前記利得トランジスタの前記ゲート前記回路接地との間に抵抗器を結合することと、
    前記入力整合回路が前記利得トランジスタの前記ゲートと前記回路接地との間から切断された状態で、前記抵抗器と直列に結合されたキャパシタをバイアス電圧までプリチャージすることと
    を備える方法。
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