JP6102276B2 - カシメ組付品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、板状体と中空又は中実の柱状体を強固に固定できる高強度の加工技術に関する。
この種の加工技術としては、従来、特許文献1のように軸カシメとして軸体側の途中部にフランジ部を形成するとともに、組み付け対象のプレス部品である板状体側に丸穴を穿設し、この丸穴を挿通させた軸体の先端部を専用のカシメ機械で潰し、潰された軸体頭部とフランジ部との間にプレス部品を挟みこむようにして組み付けるか、或いは、軸体側に更に複雑な特殊形状を形成しておき、プレス部品に開いた丸穴に軸体を圧入することで接合していた。
しかしながら、潰した軸体頭部との間でプレス部品を挟み込むためには大きなフランジ部を軸体途中部に設けなければならず、製品使用上必要な軸径よりも50%程度太い軸材料から削り出してフランジ形状を作製する必要があり、材料コストおよび加工コストが増大する。また、特殊形状の形成にも製造コストが嵩み、コスト低減に限界があった。
そこで、金属製板状体に柱状体を挿入・組み付けするための取付穴を設け、取付穴の内周縁に沿ってバーリング加工により厚肉部を形成し、取付穴に挿入される柱状体外周面の組付位置に所定深さの周溝を形成し、柱状体を金属製板状体の取付穴に挿入し、厚肉部と周溝とが対向した組付位置にセットしたうえ、厚肉部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより対向する柱状体の周溝内に食い込ませるカシメ方法も提案されている(特許文献2、3参照)。
この方法によれば、柱状体の途中部にフランジ部を設けたり、複雑な特殊形状を作製する必要がなく、柱状体に形成が容易な周溝を設け、板状体の取付穴周囲にバーリング加工により厚肉部を設けるだけで、簡単なプレス加工で且つ低コストで板状体と柱状体とのカシメ組付が可能となる。また、板状体の厚肉部を形成し、塑性変形して周溝に食い込ませているので、十分なカシメ強度が得られると同時に、板状体自体の強度も得られることから、従来よりも薄い板状体であっても従来と同様の高いカシメ強度を得ることができるといった効果を奏する。
特開2003−260529号公報 特開2007−283404号公報 特開2008−221261号公報 特開2005−74482号公報
ところで、このようにバーリング等の厚肉部を潰して板状体を柱状体にカシメる場合、カシメ後の板状体の厚肉の凸部の残り最小寸法はゼロ(軸保持寸法≒板厚)が目安となるが、柱状体の周溝に食い込んだ部分以外に該周溝を挟んだストレート残部が無いとカシメた柱状体の垂直度等の精度が確保できない。したがって、板状体の板厚限度は、柱状体の周溝の幅に依存することとなり、薄板へのカシメは不向きである。
また、柱状体に周溝を形成する必要があるため、加工コストが掛かるうえ、当該周溝部分に応力集中が起き、扱い等で曲がる可能性もある。よって柱状体の軸径に限界が生じ、細軸のカシメには不向きである。また、このように柱状体に周溝を構成すると、軸に方向性が発生する場合があり、作業間違いが起こる可能性がある。またその不具合を解消するために対称位置に周溝を追加し方向性を無くすこともできるが、その分コストアップとなる。また、比較的太い柱状体であっても、例えば軸方向にネジ孔を形成したものなど、部分的又は全体が中空となる場合、この中空状態の範囲内又は近傍に周溝を形成すると肉厚が薄くなり強度が得られないといった問題が生じる。特に樹脂やアルミニウム等の強度の弱い材料よりなる柱状体の場合には中空の範囲又は近傍に周溝を形成する場合の強度不足が顕著になる。元々中空の柱状体に周溝を形成する場合も同じである。また中空でなくとも、柱状体が樹脂やアルミニウム等の強度の弱い材料よりなる場合、周溝を形成してカシメようとしても、例えば板状体が柱状体よりも相対的に硬質な材料、例えば鉄系又はステンレス系の材料よりなる場合、前記周溝にうまく食い込むことが出来ず、周溝への食い込みによるカシメ強度が得られないまま周溝にこの喰い込みによる応力または製品の落下衝撃等により応力集中が発生して変形、或いは破壊する等の不具合が発生する虞もあった。
更に、上記厚肉部のバーリング加工は下穴を穿設してから行なうが、このようにして形成される厚肉部を潰してカシメる方法では、下穴径よりも小さい軸はカシメができない。すなわち、板材にバーリングを行う場合、まず下穴と称する抜き加工を行い、次に凸を形成する加工を行う。そのバーリング凸からなる厚肉部を板厚まで潰して凸部残りを0にしたカシメ軸保持径はバーリング前の下穴径より小さくなることはない。つまり下穴径よりも小さい軸はカシメが出来ない。そして、一般的に板厚1mm以下の金属薄板の下穴径はφ0.6mm程度が量産レベルで限度とされている。これより小さくするとパンチ折れ等のトラブルが発生し、生産性が悪くなる。したがって、このような薄板ではφ0.6mm以下の軸をカシメることができないことになる。
その他の方法として、板状体の下面にワッシャ部材を介装し、ワッシャ部材をカシメてピンに形成されている周溝に充填させ、ピンのフランジとワッシャ部材とで板状体を挟み込むことでピンを保持させる方法も提案されている(特許文献4参照)。しかしながら、フランジが必要でありフランジ厚さ及びワッシャのカシメ残りが発生し、カシメ後の組付品が厚くなり、精度等にも課題がある。
また、強度アップのため薄板の板状体に窒化処置等を行うのは一般的であるがバーリング加工による上述したカシメは固く、かつ延展性が悪くなるため塑性変形出来ずに割れ等が発生してできない。従って、特に細い軸で且つ焼き入れした研磨軸のような場合は、予めブッシュ103に柱状体2を圧入しておき、図36に示すように、この圧入されたブッシュ103を板状体1に対してカシメる方法がなされていた。しかしながら、この方法はブッシュ103の圧入とカシメの双方の工程が必要となり、生産効率の向上に限界がありコストが高く成る、また予めブッシュ103を圧入した状態でカシメを行なうことから、そのカシメの衝撃、応力がブッシュ103に加わることにより圧入保持力が弱く成る等の不具合が発生する、また垂直度等の精度は部品の精度に依存するのでバラツキ等の影響で、垂直度等の精度も悪くなる。
本発明は、前述の課題解決のために、金属製板状体と中空又は中実の柱状体とのカシメ組付品の製造方法であって、金属製板状体に、柱状体を挿入して組み付けるための取付穴を設けるとともに、該取付穴の内周縁に沿って厚肉部を形成する工程と、前記柱状体を金属製板状体の取付穴に挿入し、該金属製板状体を前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、前記厚肉部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより前記外周面に締め付け固着させるカシメ工程とよりなることを特徴とするカシメ組付品の製造方法を提供する。
ここで、前記柱状体を、軸方向の端部及び途中部に、前記金属製板状体の取付穴周縁部の上面又は下面に係止させるためのフランジ部を有さないストレート形状としたことが好ましい。
また本発明は、金属製板状体と中空又は中実の柱状体とのカシメ組付品の製造方法であって、金属製板状体に、柱状体を挿入して組み付けるための取付穴を設けるとともに、該取付穴の周囲の全周にわたり又は一部に段差部を形成する工程と、前記柱状体を金属製板状体の取付穴に挿入し、該金属製板状体を前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、前記段差部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより取付穴内周部を前記柱状体の外周面に締め付け固着させるカシメ工程とよりなることを特徴とするカシメ組付品の製造方法をも提供する。
ここで、前記段差部の陥没面側を受け部とし、他方の突出面側から加圧変形させることが好ましい。
更に、前記段差部の受け部を支持する押圧具により、内側の前記柱状体を位置決め保持しつつ圧縮プレスすることが好ましい。
また、前記段差部をプレス加工による半抜き加工で形成することが好ましい。
また、前記段差部を、前記金属製板状体における前記取付穴の内周縁から離間した領域に形成することも好ましい。
また、前記取付穴の内周縁に沿って厚肉部を形成し、前記段差部及び該厚肉部を圧縮プレスすることも好ましい。
更に、前記取付穴に挿入される柱状体外周面の組付位置に、所定深さの凹部を形成する工程を備え、前記カシメ工程が、前記段差部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより取付穴内周部を前記柱状体の外周面に締め付け固着させるとともに前記凹部に食い込ませることも好ましい。
また本発明は、金属製板状体と中空又は中実の柱状体とのカシメ組付品の製造方法であって、金属製板状体に、下穴の無い状態でバーリング加工を行なうことにより、柱状体を挿入して組み付けるための取付穴を設けるとともに該取付穴の内周縁に沿って前記バーリング加工による筒状の厚肉部を形成する工程と、前記柱状体を金属製板状体の取付穴に挿入し、該金属製板状体を前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、前記厚肉部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより前記外周面に締め付け固着させるカシメ工程とよりなることを特徴とするカシメ組付品の製造方法をも提供する。
ここで、前記バーリング加工により形成された厚肉部は先端が細く成る円錐台形状となし、該先端小径部取付穴は前記柱状体が貫通可能にすることが好ましい。
また、前記取付穴に挿入される柱状体外周面の組付位置に、所定深さの凹部を形成する工程を備え、前記カシメ工程が、前記厚肉部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより前記柱状体の外周面に締め付け固着させるとともに前記凹部に食い込ませることも好ましい。
また本発明は、板状体と中空又は中実の柱状体とのカシメ組付品の製造方法であって、前記板状体に、前記柱状体を挿入するための取付穴を有する保持部材を装着する装着穴を設ける工程と、該装着穴に前記保持部材を装着する工程と、前記柱状体を前記保持部材の前記取付穴に挿入し、前記板状体及び前記保持部材を、前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、前記保持部材を軸方向から圧縮プレスして、取付穴中心方向である内側の方向、及び前記板状体の装着穴内周面の方向である外側の方向の双方に塑性変形させることにより、当該保持部材を前記柱状体の外周面に締め付け固着させるとともに前記板状体の装着穴内周部に広がり固着させるカシメ工程とよりなることを特徴とするカシメ組付品の製造方法をも提供する。
ここで、前記保持部材の前記板状体の装着穴内周部への固着が、前記保持部材の広がりにより内周面へ固着させるとともに、前記板状体の装着穴周囲の面を一部覆うように塑性変形させることにより該面へ固着させることが好ましい。
また、前記装着穴の内周面に窪みを形成し、前記保持部材の前記板状体の装着穴内周部への固着が、前記保持部材の広がりにより内周面へ固着させるとともに該窪みに食い込ませることも好ましい。
更に、前記保持部材の取付穴に挿入される柱状体外周面の組付位置に、所定深さの凹部を形成する工程を備え、前記カシメ工程が、前記保持部材を軸方向から圧縮プレスして、取付穴中心方向である内側の方向、及び前記板状体の装着穴内周面の方向である外側の方向の双方に塑性変形させることにより、当該保持部材を前記柱状体の外周面に締め付け固着させるとともに前記凹部に食い込ませ、且つ前記板状体の装着穴内周部に広がり固着させることも好ましい。
以上にしてなる本願発明に係るカシメ組付品の製造方法によれば、金属製板状体に、柱状体を挿入して組み付けるための取付穴を設けるとともに、該取付穴の内周縁に沿って厚肉部を形成する工程と、前記柱状体を金属製板状体の取付穴に挿入し、該金属製板状体を前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、前記厚肉部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより前記外周面に締め付け固着させるカシメ工程とよりなるので、従来の周溝が不要となり、溝加工が必要ない分、安価に製造でき、また周溝による柱状体の強度低下(応力集中)を回避でき、柱状体の変形を防止でき、より細い柱状体を組み付けることが可能となる。
また、一般的に鉄系金属、ステンレス系金属等、特に硬度の高い金属同士の圧入は困難であるが、それと同等の構成を容易に得ることができる。また周溝に食い込ませる必要がないので、厚肉部の容積が小さくなる薄い板状体であっても確りと十分な強度で柱状体にカシメ固定することができ、また、柱状体の周溝に食い込んだ部分以外に該周溝を挟んだストレート残部が無いとカシメた柱状体の垂直度等の精度が確保できないが周溝が無いので保持精度限界まで薄い板状体を組み付けることができるとともに、柱状体についても板状体の穴加工限界まで細いものを組み付けることが可能となる。更に、柱状体に周溝が不要となるので、組み付け前の柱状体に方向性を無くすことができ、組み付け方向を間違うといったことを未然に防止でき、管理不要で作業も容易化し、効率アップを図ることができる。また、部分的又は全体が中空の柱状体であっても、強度不足となることなく十分な強度で板状体をカシメ固定することができ、また柱状体が樹脂やアルミニウム等の強度の弱い材料よりなり、且つ板状体が柱状体よりも相対的に硬質な材料、例えば鉄系又はステンレス系の材料よりなる場合であっても、同じく十分な強度で板状体をカシメ固定することができ、柱状体が強度不足で変形又は破損する虞もない。
また、金属製板状体に、柱状体を挿入して組み付けるための取付穴を設けるとともに、該取付穴の周囲の全周にわたり又は一部に段差部を形成する工程と、前記柱状体を金属製板状体の取付穴に挿入し、該金属製板状体を前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、前記段差部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより取付穴内周部を前記柱状体の外周面に締め付け固着させるカシメ工程とよりなるので、同じく周溝を形成する必要は必ずしもなく、且つ強固にカシメ固定することができ、周溝を省略する場合に上記同様の効果を奏するとともに、取付穴よりも細い外形の柱状体を組み付けることができ、プレス穴径限界(例えばφ0.6mm)以下の外形の柱状体もカシメ固定することが可能となる。
また、段差部の陥没面側を受け部とし、他方の突出面側から加圧変形させるので、当該受け部により板状体を位置決めしたうえで確りと保持でき、取付穴よりも細い柱状体を精度よく確実に組み付けることができる。具体的には、段差部の受け部を支持する押圧具により、内側の前記柱状体を位置決め保持しつつ圧縮プレスすれば、このような位置決めを確実にして細い柱状体であっても精度よく組み付けることができる。また、段差部はプレス加工による半抜き加工で効率よく作製することができる。
また、金属製板状体に、下穴の無い状態でバーリング加工を行なうことにより、柱状体を挿入して組み付けるための取付穴を設けるとともに該取付穴の内周縁に沿って前記バーリング加工による筒状の厚肉部を形成する工程と、前記柱状体を金属製板状体の取付穴に挿入し、該金属製板状体を前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、前記厚肉部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより前記外周面に締め付け固着させるカシメ工程とよりなるので、下穴が無いことから有効充填体積が最大限得られ、必要充填体積が得られる限界まで細い柱状体をカシメ固定することが可能となる。また下穴が無いことからバーリング凸先端が下穴有りの場合に比べて凹凸が生じ、不均一な荒れた状態になるが、カシメによる加圧で均一化されることからカシメ固定や組付品の見栄えに悪影響は与えない。
また、前記バーリング加工により形成された厚肉部は先端が細く成る円錐台形状となし、該先端小径部取付穴は前記柱状体が貫通可能にしたので、バーリング先端の広がり量が少なくなり、上記した不均一さが緩和される。
また、板状体に、前記柱状体を挿入するための取付穴を有する保持部材を装着する装着穴を設ける工程と、該装着穴に前記保持部材を装着する工程と、前記柱状体を前記保持部材の前記取付穴に挿入し、前記板状体及び前記保持部材を、前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、前記保持部材を軸方向から圧縮プレスして、取付穴中心方向である内側の方向、及び前記板状体の装着穴内周面の方向である外側の方向の双方に塑性変形させることにより、当該保持部材を前記柱状体の外周面に締め付け固着させるとともに前記板状体の装着穴内周部に広がり固着させるカシメ工程とよりなるので、ピンのフランジとワッシャで板状体を挟むことなく該板状体を組み付けることができ、組付品を薄型とすることができ、また図36の例のような圧入を行なう必要もなく一度の工程でカシメを行なえるので、作業性よく安価に組み付けでき、且つストレートな柱状体の周囲及び板状体の板厚の範囲に保持部材を配置してプレスするので薄く、高精度な組付品を得ることができる。更に、板状体ではなく保持部材に取付穴を形成して組付けるので、例えば切削加工で0.5mm以下の取付穴も容易に加工でき、従ってより細い柱状体を組み付けることも可能である。
本発明の第1実施形態に係るカシメ組付品の製造方法を示す説明図。 同じく変形例を示す説明図。 厚肉部を示す説明図。 同じく第1実施形態の製造方法の他の変形例を示す説明図。 取付穴の周囲に設けられる穴を示す説明図。 (a)は同じく第1実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図、(b)、(c)は(a)の柱状体と板状体を組み付ける例を示す説明図。 同じく第1実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第1実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 本発明の第2実施形態に係るカシメ組付品の製造方法を示す説明図。 図9の柱状体と板状体を組み付ける例を示す説明図。 同じく第2実施形態の製造方法の変形例を示す説明図。 同じく第2実施形態の製造方法の他の変形例を示す説明図。 同じく第2実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第2実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第2実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第2実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第2実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 本発明の第3実施形態に係るカシメ組付品の製造方法を示す説明図。 図18の板状体に、柱状体を組み付ける例を示す説明図。 同じく第3実施形態の製造方法の変形例を示す説明図。 同じく第3実施形態の製造方法の他の変形例を示す説明図。 同じく第3実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第3実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 本発明の第4実施形態に係るカシメ組付品の製造方法を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の変形例を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の他の変形例を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 同じく第4実施形態の製造方法の更に他の変形例を示す説明図。 第1実施形態の製造方法によるカシメ組付品の具体的な実施例を示す説明図。 同じく要部の断面図。 同じく実施例を示す説明図。 第2実施形態の製造方法によるカシメ組付品の具体的な実施例を示す説明図。 同じく柱状体の変形例を示す説明図。 同じくカシメ組付品を示す説明図。 同じくカシメ組付品の変形例を示す説明図。 同じくカシメ組付品の他の変形例を示す説明図。 圧入のブッシュを用いた従来の製造方法を示す説明図。
まず、本発明の第1実施形態を図1〜図8に基づき説明する。
本発明は、金属製板状体1と中空又は中実の柱状体2とのカシメ組付品Aを製造するものであり、本実施形態では、図1に示すように、金属製の板状体1に、柱状体2を挿入して組み付けるための取付穴10を設けるとともに、該取付穴10の内周縁に沿って厚肉部11を形成した後、図中(a)に示すように、柱状体2を板状体1の取付穴10に挿入して、該板状体1を柱状体2の外周面の組付位置にセットし、更に、図中(b)〜(c)に示すように厚肉部11を軸方向から圧縮プレスして取付穴10中心方向に塑性変形させることにより柱状体2の外周面に締め付け固着させるものである。
このように本実施形態では、従来のように柱状体に周溝を形成して該周溝に板状体の厚肉部を食い込ませる構造ではなく、厚肉部11を柱状体2の外周面に圧着させるものであるので、周溝のための溝加工が必要なく、安価に製造できるとともに、柱状体2の強度低下を回避でき、従来よりも細い柱状体2を板状体1に組み付けることが可能である。このようなカシメ組付品Aは、電子部品などに好適であるが、その他種々の部品、製品に適用できることは勿論であり、例えば製品内部構造において回路やファンモータ等の部品を載置する支持板を支柱部材に組み付ける形態や、部品自体、例えばベース板に筒体を複数組み付けてなるヒートシンクを構成する際のベース板と筒体との組み付けの形態など、種々の形態に利用できる。
柱状体2は、軸方向の端部及び途中部に、板状体2の取付穴10周縁部の上面又は下面に係止させるためのフランジ部を有さない、ストレート形状とされている。このような係止用フランジ部を有さないものであれば、その他の形状を有しているものも含む。つまり、柱状体2は、すくなくとも板状体1との組み付け部分となる領域が周溝もフランジもないストレート形状であれば、他の領域に溝やフランジ、軸状以外の構造等があってもよい。また柱状体2は中実であってもよいし、薄板を筒状にした、例えば自動車のフレーム、ピラーなどの筒状体であってもよい。素材は金属製以外にも合成樹脂、セラミックス、木製、複合繊維など種々の素材からなるものを適用できる。
板状体1には、柱状体2を挿入して組み付けるための取付穴10が設けられ、該取付穴の内周縁に沿って厚肉部11が形成される。以下の説明では、バーリング加工により穴縁部を一方向に筒状に起立させて厚肉部11を形成しているが、その他の加工により形成したものでもよい。なお、板状体1には、少なくとも板状部分に開けられた取付穴10およびその厚肉部11が存在すればよく、他の部分に板状以外の構造があってもよい。
本実施形態では、板状体1の厚肉部11が形成された取付穴10の形状を円形とし、柱状体2をそれに嵌挿される断面視円形の外周面を有する軸体としたが、本発明はこのような形状になんら限定されず、たとえば断面視異形状、円弧状、あるいは角型形状等の柱状体2でも、それに応じた形状の取付穴10を形成することにより板状体1を組付けることが可能である。また、双方の形状が同じでなくてもよく、たとえば柱状体2が断面視多角形であり、取付穴10がこれに外接する円形のものや、柱状体2が断面視円形で、取付穴10をこれに外接する多角形としたものなども好ましい。
本実施形態の板状体1は、従来のように厚肉部を柱状体の周溝に食い込ませるものではない為、厚肉部11の容積が小さくなる薄い板状体1であっても確りと十分な強度で柱状体2にカシメ固定することができ、保持精度限界まで薄い板状体1を組み付けることができるとともに、柱状体2についても板状体1の取付穴10の穴加工限界まで細いものを組み付けることが可能となる。
このようなカシメは、図1に示すようなプレス装置4を用いて行なうことができる。本実施形態では、柱状体2を嵌着する装着穴40aを有し、厚肉部11が突出していない側である板状体1の下面側を支持する下側受け具40と、板状体1の上面側に配置され、厚肉部11外周面ならびに厚肉部11をプレスする押圧具42外周面に当接する内周面からなる装着穴41aを有する上側受け具41と、柱状体2が挿通される挿通穴42aを有し、該上側受け具41の装着穴41a内周面に沿って上下軸方向に摺動案内され、厚肉部11を上から下に軸方向に加圧する押圧具42と、押圧具42を下方に移動させて厚肉部11を加圧する加圧具43とより構成されている。
そして、加圧具43を作動させて押圧具42を下方に移動させると、図1(a)〜(c)に示すように、該押圧具42が厚肉部11を下方に加圧し、下側受け具40の上面と上側受け具41の装着穴41a内周面とにより位置規制された厚肉部11は取付穴10中心方向に塑性変形し、柱状体2の外周面に圧着することで板状体1と柱状体2とが強固に一体化したカシメ組付品A(図中(c))が得られる。
尚、厚肉部11を軸方向から圧縮プレスして取付穴10中心方向に塑性変形させ、柱状体2の外周面に圧着させることができるものであれば、このようなプレス装置4に何ら限定されない。例えば、本例では押圧具42を加圧具43で加圧し、下側受け具40により加圧力を受けているが、下側受け具40側を加圧具で加圧しても勿論よい。柱状体2はバネで下方に付勢されており、浮き上がりが防止されている。
また、本実施形態では、図1(a)及び図3(a)に示すように、バーリング加工時のダレにより取付穴10内周側の屈曲した角部11aがR形状とされており、この角部11aと装置との隙間がカシメ強度調整範囲として機能する。つまり隙間への厚肉部11の変形による充填開始から充填完了までを強度調整範囲とすることが可能となる。この隙間は僅かな隙間でもよい。尚、R形状以外でもよく、例えば図3(b)に示すように角部11aをC面形状に板金加工して同様に隙間を形成したものも好ましい。またR形状とC面形状とを組み合わせて調整範囲をより広くすることも好ましい。
また、図3(c)に示すような角部11aに上記R形状やC面形状を設けなくても、例えば図2に示すように厚肉部11の外周面11bとプレス装置4の上側受け具41の装着穴41a内周面との間に隙間を設定すれば、同様に強度調整範囲とすることが可能となる。
以上の例では、柱状体2の途中部に板状体1を組み付ける例であるが、図4に示すように、柱状体2の端部に板状体1を組み付け、柱状体2の上端面が板状体1の上面と面一にしたカシメ組付品Aも同じようにして得ることができる。図4の例では、プレス装置4として、柱状体2を装着する装着穴44aを有し、上端部に下方に向けて筒状に突出した板状体1の厚肉部11を軸方向に支持する第1の下側受け具44と、板状体1の下面側に配置され、厚肉部11外周面ならびに厚肉部11を支持する第1の下側受け具44の外周面に当接する内周面からなる装着穴45aを有し、第1の下側受け具44の外周面に沿って上下軸方向に摺動案内される第2の下側受け具45と、柱状体2上端面及び板状体1上面を上から下に軸方向に加圧する押圧具46とより構成されている。
そして、押圧具46を下方に移動させると、図4(a)〜(c)に示すように、該押圧具46が板状体1、柱状体2及び第2の下側受け具45を一体的に押し下げ、厚肉部11のみが上記押圧具46と移動しない第1の下側受け具44の上端面との間で加圧され、第1の下側受け具44の上端面と第2の下側受け具45の装着穴45a内周面とにより位置規制された厚肉部11は取付穴10中心方向に塑性変形し、柱状体2の端部外周面に圧着することで板状体1と柱状体2とが強固に一体化したカシメ組付品A(図中(c))が得られる。
尚、このようなプレス装置4の場合も、厚肉部11を軸方向から圧縮プレスして取付穴10中心方向に塑性変形させ、柱状体2の外周面に圧着させることができるものであれば、このようなプレス装置4に何ら限定されない。例えば、本例では押圧具46を加圧し、第1の下側受け具44により加圧力を受けているが、第1の下側受け具45側を加圧具で加圧しても勿論よい。柱状体2及び第2の下側受け具45は、バネで上方に付勢されており、押圧具46の下面に密着した状態で一体的に下方に移動できるように構成されている。また、第1の下側受け具44は筒状のベース部材47の上に載置されているが、このようなベースを一体構成したものでも勿論よい。
また、図5に示すように、板状体1の取付穴10(厚肉部11)の周囲に複数の穴14を設け、カシメ過ぎによる悪影響(柱状体2の垂直度の低下、板状体の変形等)を防止或いは緩和できるように構成することが好ましい。これら穴14は取付穴10の周囲に一定間隔をおいて設けられる。
また、変形例として、図6(a)に示すように、板状体1の取付穴10周囲に段差部12を形成し、更に該段差部12の内周側領域に厚肉部11を形成したものも好ましい実施例である。このような段差部12は、後述の第2実施形態で説明するように、段差部12の突出側を段差がなくなるまでフラットにプレスすることで厚肉部と同様に内側への塑性変形による柱状体外周面への圧着カシメの作用を奏するが、本例では、そのような段差部12へのプレスは行なわず、あくまでも厚肉部11のみ塑性変形させ、段差部12はプレス装置4の位置決めに利用するものである。
具体的には、図6(b),(c)に示すように、下側受け具40の上面及び上側受け具41の下面に、それぞれ段差部12の下面側の陥没した受け部12bに嵌合する嵌合凸部40c及び段差部12の上面側の凸部12aに嵌合する切欠き溝41cを形成したものであり、その他は、図1の例と同様である。そして加圧具43を作動させて押圧具42を下方に移動させると、図6(b)〜(c)に示すように、該押圧具42が厚肉部11を下方に加圧し、下側受け具40の上面と上側受け具41の装着穴41a内周面とにより位置規制された厚肉部11が取付穴10中心方向に塑性変形して柱状体2の外周面に圧着する。このように構成すれば、板状体1の取付穴10よりも細い柱状体2を中心に位置決めした状態で精度よく組み付けることができる。段差部12はプレス加工による半抜き加工で効率よく作製できる。
図6(b),(c)の例は、柱状体2の途中部に板状体1を組み付ける例であるが、図7に示すように、柱状体2の端部に板状体1を組み付ける例についても同じように、押圧具46の下面及び第2の下側受け具45の上面に、それぞれ段差部12の上面側の陥没した受け部12bに嵌合する嵌合凸部46c及び段差部12の下面側の凸部12aに嵌合する切欠き溝45cを形成して構成することができ、その他は、図4の例と同様である。更に、第2実施形態と同様、段差部12の突出側をプレスすることで厚肉部と同様に内側への塑性変形による柱状体外周面への圧着カシメの作用を奏するものも好ましい。これは第2実施形態と重複するのであるが、このようにして厚肉部に加えて段差部12の塑性変形の分が加えられるので、より細い軸のカシメに有効である。つまりバーリング加工では穴径以下の細軸は充填体積が不足する場合があるが、このように半抜きの段差部をつぶして不足分を補うことができる。具体的には図8に示すように、厚肉部11をプレスする押圧具42と段差部12をプレスする押圧具42Aの二つに分割構成し、押圧具42で段差部12を塑性変形させた後、押圧具42Aが押圧具42と一体となって更に下降し、段差部12をプレスするように構成することで実現できる。
図36〜図38は、以上説明した第1実施形態の製造方法によるカシメ組付品Aの具体的な実施例である。図36は、先端側に光源80を覆うレンズ体81を有し且つ基端側に外部電源に接続される口金58を有する電球型の照明装置5であり、アルミニウム等の良熱伝導性部材よりなる光源支持台82の先端側の面に光源80が支持されている。光源支持台82より基端側の筐体7の壁面に吸/排気口が設けられるとともに、筐体7の内部にファンモータ50が設けられ、このファンモータ50によって吸/排気口を通じて筐体7内外に強制空流が生じ、光源80から生じた熱が光源支持台82の基端側の面から強制空流によって筐体7の外部に排熱される構造である。
光源支持台82は、図37に示すように、電源回路部56の支柱部材52を貫通させてレンズ固定部材83に取付ネジ72で固定するための貫通孔84が穿設されている。光源支持台82の基端側の面には、アルミニウム等の良熱伝導性部材よりなるヒートシンク部材6が設けられている。筐体7は、先端部に光源支持台82が接続される第一のケース51と、基端部に口金58が設けられる第二のケース54とより構成されており、第一のケース51及び第二のケース54の各側壁部に、それぞれ吸/排気口が設けられている。第一のケース51内における第二のケース54の接続境界に近い位置に、中央部が開口したアルミニウム等の良熱伝導性部材よりなる支持板53が設けられ、該開口を塞ぐようにファンモータ50が取付ネジにより支持板53に固定されている。
また、筐体7内には電源回路部56が配置され、ファンモータ50により生じる強制空流によって該電源回路部56から生じる熱も筐体7外部に排熱される。樹脂ケース57は、取付ネジにより互いに組み付けられる先端側のケース本体57Aと基端側のカバー体57Bとより構成され、ケース本体57Aが複数の支柱部材52により光源支持台82の基端側の面に連結されることにより、当該電源回路部56が第二のケース54内における第一のケース51の接続境界に近い位置に配置される。
そして、この支柱部材52は、ファンモータ50の支持板53を貫通させると共に当該貫通部を上記第1実施形態のカシメ方法で固定し、貫通した基端側の端面に電源回路部56を固定したものである。支柱部材52によりファンモータ50及び電源回路部56が支持されている。この支柱部材52と支持板53とのカシメの方法は、例えば図1〜図3に示したように、支持板53に貫通孔を設けてその孔周囲をバーリング加工により厚肉とし、該厚肉部を軸方向に圧縮して支柱部材52に圧着させる方法である。その他、第1実施形態の各種カシメ方法を利用できる。勿論、後述の第2〜第4実施形態のカシメ方法を採用することもできる。支柱部材52の先端側の端部は光源支持台82の貫通孔84を貫通してレンズ固定部材83に当接し、該レンズ固定部材83の対応する位置に設けた通孔を基端側に向けて貫通する取付ネジ72を端面の螺孔52aに螺合して固定され、また支柱部材52の基端側の端部は電源回路部56の樹脂ケース57のケース本体57Aに当接し、該ケース本体57Aの対応する位置に設けた通孔を先端側に向けて貫通する取付ネジ77を端面の螺孔52bに螺合して固定されている。本例では支柱部材52の螺孔52bの箇所で支持板53とカシメているが、このような中空軸とのカシメであっても上記第1実施形態の方法によれば軸が変形することなく十分な強度で組み付けることができる。
また図38は、図36及び図37で例示した照明装置5のヒートシンク部材6の変形例であり、フィンとして良熱伝導性金属製の中空又は中実の柱状体6dを用い、支持部を構成する同じく良熱伝導性金属製の板状基材6bに対し、該板状基材6bをプレス加工して前記柱状体6dをカシメ固定することにより該板状基材6bの基端側に当該柱状体6dを立設したものである。このカシメ固定は、例えば図1〜図3に示したように、支持部を構成する板状基材6bに柱状体6dを挿入して固定するための取付穴を設け、該取付穴の内周縁に沿ってバーリング加工により厚肉部6eを形成し、柱状体6dを前記取付穴に挿入した状態において厚肉部6eを軸方向から圧縮プレス加工し、該厚肉部6eを取付穴中心方向に塑性変形させて柱状体の外周面に圧着させることによりカシメ固定されている。その他、第1実施形態の各種カシメ方法を利用できる。勿論、後述の第2〜第4実施形態のカシメ方法を採用することもできる。
柱状体6dを中空パイプ状とし、表面積の増大を図っているが、中実でもよい。また本例では柱状体6dが中空パイプ状で且つ支持部(板状基材6b)を貫通し、板状基材6bの表裏空間が柱状体6dを通じて連通しているので、柱状体6dが熱の高い方から低い方へ空気を流通させるエントツ効果を奏し、より冷却を促進することが可能である。本例の構造では光源支持台82の面に密着しているので空気の流通がなくエントツ効果は発生しないが、冷却対象物の構造によっては可能となる。また、図示しないが各柱状体6dの根元近傍の外壁に空気の入り口となる穴を形成すれば、エントツ効果で柱状体6dの内部を空気が流通し、柱状体6dが有する熱を外部に放出する放熱効果を促進させることが可能となる。柱状体の断面は円形であるが方形、楕円形、異形その他でも勿論よい。この例でも中空の柱状体6dと板状基材6bのカシメであっても上記第1実施形態の方法によれば柱状体が変形することなく十分な強度で組み付けることができる。
次に、本発明の第2実施形態を図9〜図17に基づき説明する。
本実施形態では、図9に示すように、金属製の板状体1に、柱状体2を挿入して組み付けるための取付穴10を設けるとともに、該取付穴10の周囲に段差部12を形成し、図10(a)に示すように柱状体2を板状体1の取付穴10に挿入して、該板状体1を柱状体2の外周面の組付位置にセットし、更に、図中(b)に示すように段差部12を軸方向から圧縮プレスして取付穴10中心方向に塑性変形させることにより取付穴内周部を柱状体2の外周面に締め付け固着させるものである。このような段差部12はプレス加工による半抜き加工で効率よく作製することができる。
本実施形態によれば、特に段差部12の陥没面側を受け部12bとし、他方の突出面側(凸部12a)から加圧変形させるので、当該受け部12bにより板状体1を位置決めしたうえで取付穴10中心に柱状体2を確りと保持でき、取付穴10よりも細い柱状体2であっても軸中心に精度よく確実に組み付けることができるのである。
具体的には、図10に示すように押圧具46の下面及び第2の下側受け具45の上面に、段差部12の受け部12bに嵌合する嵌合凸部46cを形成し、第1の下側受け具44で凸部12aを支持するとともに第2の下側受け具45のその外周側の段差部12ではない部分を支持し、その他は、図4の例と同様のプレス装置4で製造できる。
押圧具46を下方に移動させると、図10(a)、(b)に示すように、該押圧具46が板状体1、柱状体2及び第2の下側受け具45を一体的に押し下げ、段差部12のみが上記押圧具46の嵌合凸部46cと移動しない第1の下側受け具44の上端面との間で加圧され、第1の下側受け具44の上端面と第2の下側受け具45の装着穴45a内周面とにより位置規制された段差部12の凸部12aが取付穴10中心方向に塑性変形し、柱状体2の端部外周面に圧着することで板状体1と柱状体2とが強固に一体化したカシメ組付品A(図中(c))が得られる。本例では凸部12aが無くなるまで変形させているが、凸部12aが多少残っても勿論よい。
本例は柱状体2の端部に板状体1を組み付ける例であるが、柱状体2の途中部に組み付けることも勿論可能であり、図11に示すように、図1と基本構成が同じプレス装置4において、上記と同様、下側受け具40に嵌合凸部40cを形成し、押圧具42で凸部12aをプレスするように構成すればよい。
また、図12に示すように、柱状体2外周面の組付位置に、所定深さの周溝20を形成し、カシメ工程において、図12(b)のように段差部12を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより取付穴内周部10aを柱状体2外周面に締め付け固着させるとともに周溝20内部に食い込ませることも好ましい例である。
また、図13に示すように、押圧具46の嵌合凸部46cを段差部12の受け部12bに完全に嵌り合うのではなく、内周側に隙間s1が生じるように外周側にのみ突出形成したものでは、当該外側で嵌合することで板状体の位置決めはできるとともに、当該隙間s1をカシメ強度調整範囲として機能させることができ、更に段差部12の凸部12aの塑性変形を当該隙間s1に誘導し、取付穴10中心方向に確実に変形させることができる。このような効果を高めるため本例では嵌合凸部46cの内周面を傾斜面としているがこれに限定されるものではない。またこの内周面の傾斜面は加工後に取りだし易くするための抜きテ―パの役目もある。また外周面にも必要に応じて抜きテ―パを形成することも好ましい。
また、この場合にも図14に示すように柱状体2外周面の組付位置に、所定深さの周溝20を形成し、カシメ工程において、図14(b)のように段差部12を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより取付穴内周部10aを柱状体2外周面に締め付け固着させるとともに周溝20内部に食い込ませることが好ましい。
また、以上の例では、段差部12を取付穴10の内周面に至る領域に形成しているが、図15に示すように、取付穴10内周縁から離間した領域に該取付穴10と略同芯のリング状に形成したものでもよい。図16は、更に、柱状体2外周面の組付位置に所定深さの周溝20を形成し、取付穴内周部10aを柱状体2外周面に締め付け固着させるとともに周溝20内部に食い込ませる例を示している。図中符号48は段差部12を軸方向に潰すためのガイド部材である。図13〜図16の実施例では柱状体2を保持するスパンが多く取れるので精度等が安定的である。
また、図17に示すように、段差部12に加えて、さらに取付穴10の内周縁に沿って厚肉部11を形成し、段差部12及び厚肉部11を圧縮プレスして柱状体2外周面に圧着させる方法も好ましい例である。この場合、第1の下側受け具44の上面に、凸部12aよりも更に下方に突出した厚肉部11を受け入れる切欠き溝44bが形成され、図17(a)、(b)に示すように段差部12の凸部12aと厚肉部11の双方が取付穴10中心方向に変形して柱状体2外周面に圧着することとなる。
以上の第2実施形態の柱状体、板状体、プレス装置等の構成、変形例などは、基本的には第1実施形態と同じであるので、同一構成には同一符号を付して説明は省略する。特に、図9〜図17の実施例においても板状体1の取付穴10及び段差部12の周囲に、図5に示すような複数の穴を設け、カシメ過ぎによる悪影響(柱状体2の垂直度の低下、板状体1の変形等)を防止或いは緩和できるようにすることが好ましく、特に周溝が無い柱状体をカシメて組み付ける場合に好ましい。また、前記段差部12は穴10の周囲全周にわたって形成するものに何ら限定されず、例えば周囲の一部に形成してもよい。また一部に形成する場合は、一箇所に限らず、複数に分割して形成しても良い。これらの段差部12の各形態は用途に応じて適宜選択するものである。特に、段差部12を一部に分割してカシメを行うと全周にわたって形成・カシメる場合と比較して締め付け応力が小さくなり、カシメ過ぎによる悪影響を緩和できるとともにその調整範囲も広くなる。これらも用途に応じて適宜選択できる。
図39〜図43は、以上説明した第2実施形態の製造方法によるカシメ組付品Aの具体的な実施例であり、図36及び図37で例示した照明装置5のヒートシンク部材6の変形例である。フィンとして良熱伝導性金属製の板状中実の柱状体6aを用い、支持部を構成する同じく良熱伝導性金属製の板状基材6bに対し、該板状基材6bをプレス加工して放射状に配置した板状の各柱状体6aをカシメ固定することにより該板状基材6bの基端側に当該柱状体6aを立設したものである。
このカシメ固定は、例えば図41(b)、(c)に示すように、上記図9〜図10と同様、支持部を構成する板状基材6bに柱状体6aを挿入して固定するための取付穴10(角穴)を設け、該取付穴10の周囲に段差部12を形成し、板状の柱状体6aを板状基材6bの取付穴10に挿入して組付位置にセットし、更に段差部12を軸方向から圧縮プレスして取付穴10中心方向に塑性変形させることにより、図中(c)のように取付穴内周部を柱状体6aの外周面に締め付け固着させるものである。ここで、板状の柱状体6aの板状基材6bにより締め付け固着される基端部に貫通孔を設けておけば、該貫通孔に塑性変形した段差部12が食い込み、支持強度をより高めることができる。尚、第1実施形態や後述の第3、第4実施形態のカシメ方法を採用することも勿論できる。
ここで、図42に示すように、半抜きによる段差部12を方形の取付穴10の周囲における柱状体6aの一方の面側にのみ形成し、当該一方の側からのみ締め付け固着させたものも好ましい例である。これにより他方の取付穴10の内面が切断面のまま維持されており、該内面に押付けられる柱状体6aの位置精度及び垂直度が良好に維持される。また、図43に示すように段差部12は柱状体6aの両側に設けておき、一方の側のみプレスして当該一方の側からのみ締め付け固着させたものも同様に好ましい例である。これによれば他方にも段差部12が形成されており、前記柱状体6aの幅方向の両端が前記取付穴10の両端に位置され、該取付穴10の両端には前記段差部12が形成されていないので(図41〜図43の例では、段差部12は柱状体6aの全幅にわたって設けられているのではなく、図43(d)に示すように両端部を除く中間の所定範囲に設けられている。)、前記支持部(板状基材6b)の底面から当該他方の側の上端の間(図43(d)のスパンd1)で支持され、且つ前記一方からの締め付け圧力は該スパン及び前記柱状体6aの幅中央付近で加圧されるので、前記スパンが大きく成ると共に圧力支持のバランスも良く、更に精度が良好となる。尚、図41〜図43の例は、上記のとおり段差部12を柱状体6aの両端部を除く中間の所定範囲を加圧するように構成されているが、段差部12の幅を柱状体6aの幅と一致させてもよく、例えば図43(e)に示すように取付穴10に挿着される板状体6a下端部の幅のみ狭めて段差部12の幅を柱状体6aの下端部の幅と一致させたものも好ましい。また図43(e)の前記柱状体6aの形態で前記穴10と段差部12の関係を図43(d)のようにすると前記と同様にスパンd1で支持され更に精度が良好に成るのは言うまでも無い。また、柱状体6aはストレートの板状のもの以外に、図40に示すように断面視U字状のものやL字状のものでもよい。この場合、取付穴を下端部の幅広な部位を挿通できる大きさとし、同様に板状基材6bの段差部の塑性変形により当該下端部を圧着してカシメ固着することができる。
ここで、図42に示すように、半抜きによる段差部12を方形の取付穴10の周囲における柱状体6aの一方の面側にのみ形成し、当該一方の側からのみ締め付け固着させたものも好ましい例である。これにより他方の取付穴10の内面が切断面のまま維持されており、該内面に押付けられる柱状体6aの位置精度及び垂直度が良好に維持される。また、図43に示すように段差部12は柱状体6aの両側に設けておき、一方の側のみプレスして当該一方の側からのみ締め付け固着させたものも同様に好ましい例である。これによれば他方にも段差部12が形成されており、前記柱状体6aの幅方向の両端が前記取付穴10の両端に位置され、該取付穴10の両端には前記段差部12が形成されていないので(図41〜図43の例では、段差部12は柱状体6aの全幅にわたって設けられているのではなく、図43(d)に示すように両端部を除く中間の所定範囲に設けられている。)、前記支持部(板状基材6b)の底面から当該他方の側の上端の間(図43(d)のスパンd1)で支持され、且つ前記一方からの締め付け圧力は該スパン及び前記柱状体6aの幅中央付近で加圧されるので、前記スパンが大きく成ると共に圧力支持のバランスも良く、更に精度が良好となる。尚、図41〜図43の例は、上記のとおり段差部12を柱状体6aの両端部を除く中間の所定範囲を加圧するように構成されているが、段差部12の幅を柱状体6aの幅と一致させてもよく、例えば図43(e)に示すように取付穴10に挿着される板状体6a下端部の幅のみ狭めて段差部12の幅を柱状体6aの下端部の幅と一致させたものも好ましい。また図43(e)の前記柱状体6aの形態で前記穴10と段差部12の関係を図43(d)のようにすると前記と同様にスパンd1で支持され更に精度が良好に成るのは言うまでも無い。また、柱状体6aはストレートの板状のもの以外に、図40に示すように断面視U字状のものやL字状のものでもよい。この場合、取付穴を下端部の幅広な部位を挿通できる大きさとし、同様に板状基材6bの段差部の塑性変形により当該下端部を圧着してカシメ固着することができる。図43(f)は柱状体6aに凹部h1を設けて段差部を食い込ませた変形例である。凹部h1は貫通しても非貫通でもよく、その数や形状はサイズや用途等に応じて適宜設定すればよい。穴形状も角穴以外に丸穴その他異形穴等でも勿論よい。
次に、本発明の第3実施形態を図18〜図23に基づき説明する
本実施形態では、図18(a),(b)に示すように、金属製の板状体1に、下穴の無い状態でバーリング加工を行なうことにより、柱状体2を挿入して組み付けるための取付穴10を設けるとともに該取付穴10の内周縁に沿ってバーリング加工による筒状の厚肉部11を形成している。その後は、第1実施形態と同様、図19(a)に示すように柱状体2を板状体1の取付穴10に挿入して、該板状体1を柱状体2の外周面の組付位置にセットし、図中(b)〜(c)に示すように、厚肉部11を軸方向から圧縮プレスして取付穴10中心方向に塑性変形させることにより柱状体2の外周面に締め付け固着させるものである。図18(a)の板状体1には取付穴10のセンター位置に窪み1aを形成し、下穴が無くとも略均一にバーリング加工ができるようにしている。
図19の例は、第1実施形態の図1の例と同様のプレス装置4を用いて製造でき、同じくバーリング加工時のダレにより取付穴10内周側の屈曲した角部11aがR形状とされ、この角部11aと装置との隙間をカシメ強度調整範囲として機能させている。また、図20の例は、取付穴10よりも細い柱状体2を組み付ける例を示している。本実施形態では、上記のとおり下穴が無いことから、必要充填体積が得られる限界まで細い柱状体をカシメ固定することが可能となることを特徴としている。
本実施形態においても、上述した第1、第2実施形態と同様、板状体1を柱状体2の途中部に組み付けることも端部に組み付けることもできる。図21は端部に組み付ける例である。基本的には第1実施形態の図4で示したものと同様のプレス装置4を用いて製造できる。また図22に示すように、厚肉部11をバーリング加工により先端が細く成る円錐台形状に形成したものも好ましい例である。その先端小径部の取付穴10に柱状体2が挿入される。これによりバーリング先端の広がり量が少なくなり、端部の不均一さが緩和される。
また本実施形態では、第2実施形態と同様、柱状体2外周面の組付位置に、所定深さの周溝20を形成し、カシメ工程において、図23(b)のように厚肉部11を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより柱状体2の外周面に圧着するとともに周溝20内部に食い込ませることも好ましい例である。また、下穴が無い状態でバーリングを行うので図18(b)に示すように端面が不均一になる場合があるが加圧して塑性変形させるのでカシメ後は均一化される。また取付穴10よりも細い柱状体2を組み付ける場合はより精度を高く得るために図6に示すような段差部12を形成し、図7に示すように板状体1を位置決めした上で柱状体2を位置決めする構成にすることも好ましい例である。
以上の第3実施形態の柱状体、板状体、プレス装置等の構成、変形例などについても基本的には第1実施形態と同じであるので、同一構成には同一符号を付して説明は省略する。
次に、本発明の第4実施形態を図24〜図35に基づき説明する
本実施形態は、図24に示すように、板状体1と柱状体2との間に、柱状体2を挿入する取付穴30を有する保持部材3を介装してカシメ組み付けするものであり、具体的には、板状体1に保持部材3を装着する装着穴13を設けておき、該装着穴13に保持部材3を装着したうえ、図24(a)に示すように柱状体2を保持部材3の取付穴30に挿入し、板状体1及び保持部材3を柱状体2の外周面の組付位置にセットした後、図中(b)に示すように保持部材3を軸方向から圧縮プレスして取付穴30中心方向である内側の方向、及び板状体1の装着穴13内周面の方向である外側の方向の双方に塑性変形させることにより、当該保持部材3を柱状体2の外周面に締め付け固着させるとともに板状体1の装着穴13内周部に広がり固着させるものである。
この方法は、ワッシャのカシメ残りが発生せず、柱状体にフランジ等が無くても板状体を組み付けることができ、組付品を薄型とすることができ、圧入を行なわずに一度の工程でカシメを行なえるため、作業性よく安価に組み付けでき、薄く、高精度な組付品を得ることができるといった特徴を有する。プレス装置4は、基本的に第1実施形態の図1と同様のものを用いることができ、厚肉部の代わりに保持部材3を押圧具42と下側受け具40との間で軸方向に加圧する。保持部材3は金属製が好ましいが、何ら金属に限定されるものではなく、必要に応じて例えば樹脂製でも好ましく、その場合、カシメ装置を加熱する又は超音波振動を加えてより精度良く塑性変形させることが好ましい。金属製とする場合、黄銅やアルミニウム等の塑性変形しやすい金属材料を用いることが好ましいが、特に限定するものではなく、保持強度、精度等の用途に応じて適宜選択することができる。
図24の例は柱状体2の途中部に板状体1を組み付ける例であるが、図25に示すように端部に組み付けることも勿論できる。また、図26に示すように第2実施形態と同様、柱状体2外周面の組付位置に、所定深さの周溝20を形成し、カシメ工程において、保持部材3を軸方向から圧縮プレスして柱状体2の外周面に圧着するとともに周溝20内部に食い込ませることも好ましい例である。
保持部材3の板状体装着穴13内周部への固着は、保持部材3の広がりにより内周面へ固着させるとともに、板状体装着穴13周囲の面(上面又は下面の一方又は双方)を一部覆うように塑性変形させることにより該面へ固着させているものが好ましい。例えば図27は、保持部材3の端部に板状体装着穴13周囲の下面に係着するフランジ部31を予め設けておき、保持部材3の外周面と上側受け具41の装着穴41aとの間に隙間を設定し、板状体の装着穴13の周囲が該隙間に突出して保持部材3の外周面に当接した状態に設定され、保持部材3を軸方向に加圧することで、図27(b)に示すように板状体1の装着穴13周囲の上面を覆うように塑性変形させ、これにより板状体装着穴13周囲を上下面から挟持するように固着させるようにした例である。これにより組み付け強度が格段に向上する。
図28は、更に柱状体2外周面の組付位置に、所定深さの周溝20を形成し、カシメ工程において、保持部材3を周溝20内部に食い込ませるようにした例であり、これにより組み付け強度が更に向上する。
図29は、板状体1の装着穴13の上面側の開口縁部をテーパー状に拡径する傾斜面13aとし、この傾斜面13aに保持部材3を塑性変形により圧着させたものである。このように装着穴13の内周面に窪み(本例では開口縁部の傾斜面13a)が形成されると、図27の例と同様、保持部材3を板状体装着穴13周囲に挟持させる強固な構造になると同時に、組付品として上面フラットな製品を提供できる。図30は、更に柱状体2外周面の組付位置に、所定深さの周溝20を形成し、カシメ工程において、保持部材3を周溝20内部に食い込ませるようにした例であり、これにより組み付け強度が更に向上する。
また、図31に示すように、窪み(傾斜面13a)を装着穴13の上下両側の開口縁部にそれぞれ形成することで、保持部材3を装着穴13周囲に挟持させつつ、保持部材と板状体とが両面フラットに組みつけられる製品を提供することも可能となる。この場合、保持部材3のフランジ部31も不要となる。本例では、図31(b)〜(d)に示すように保持部材3の下端側を塑性変形させて装着穴13下面側の傾斜面13aに圧着させる工程と、保持部材3の上端側を塑性変形させて装着穴13上面側の傾斜面13aに圧着させる工程の2工程に分けて製造することで確実に組み付けることができる。本実施例では2工程に分けて製造する説明したが1工程で行っても勿論良い。但し、1工程で行う場合、上下均一に潰れると問題無いが交互に潰れる等が発生すると前記板状体1と柱状体2の軸方向における相対位置が変化しながら加工される可能性が有る。従って、精度、保持強度にバラツキが発生する可能性が有るので、確実に精度良く組み付けるためには2工程に分けて上下別々に加工するのが好ましい。
より具体的には、プレス装置4として、保持部材3を下面側から支持する第1の下側受け具44と、該第1の下側受け具44の外周面に沿って上下に摺動案内され、バネにより上方に付勢された状態で板状体1を下面側から支持する第2の下側受け具45と、保持部材3を上面側から下方に軸方向に加圧する押圧具42と、該押圧具42の外周面に沿って上下に摺動案内され、バネにより下方に付勢された状態で板状体1を上面側から加圧/支持する上側受け具41と、前記押圧具42、上側受け具41及び上方にバネ付勢された状態で移動可能とされている柱状体2を一体的に下方に押下する第1の加圧具43Aと、前記押圧具42のみを加圧しうる第2の加圧具43Bとより構成されている。
そして、まず図31(b)、(c)に示すように第1の加圧具43Aで押圧具42、上側受け具41及び柱状体2を一体的に下方に押下することで、板状体1及び第2の下側受け具45も共に下方に移動し、移動しない第1の下側受け具44によって保持部材3の下端側が加圧により塑性変形して当該下端側の傾斜面13aに圧着した状態となる。好ましくは、この状態で保持部材3下面と板状体1下面が略面一になるように、第1の下側受け具44に対する第2の下側受け具45の相対移動距離が設定される。次に、第2の加圧具43Bに交換して押圧具42のみ押し下げることで、図31(d)に示すように保持部材3の上端側が加圧により塑性変形して当該上端側の傾斜面13aに圧着したフラットな状態に組み付けられる。
図32は、更に柱状体2外周面の組付位置に、所定深さの周溝20を形成し、2回の各カシメ工程において、徐々に保持部材3を周溝20内部に食い込ませるようにした例であり、これにより組み付け強度が更に向上する。装着穴13内周面の窪みについても、本例では開口縁部の傾斜面13aとしたが、内周面の軸方向途中部に同様の周溝を形成して窪みとし、保持部材3を食い込ませることも好ましい例である。
また、図33に示すように、内周面の窪み(傾斜面13a)をフラットにしたい一方の側(上側)のみとし、他方の側(下側)は傾斜面13aとせずに且つフランジ部31も省略し、板状体1よりも下方に突出している保持部材3下端側を加圧して装着穴13周囲の下面を覆うように塑性変形させ、これにより板状体装着穴13周囲を上下面から挟持するように固着させるようにした例も好ましい。この場合、プレス装置4は図31の例と同様のものを用いることができる。この場合についても、図34に示すように更に柱状体2外周面の組付位置に、所定深さの周溝20を形成し、2回の各カシメ工程において、徐々に保持部材3を周溝20内部に食い込ませるようにした例であり、これにより組み付け強度が更に向上する。
また、カシメ圧着した状態(組み付け状態)での保持部材3と柱状体2外周面との接触面積を増やすべく、図35に示すように、保持部材3を加圧する押圧具42の加圧面(下端面)を柱状体2に対向する内周側をテーパー状に切欠き、当該切欠きと柱状体2外周面との隙間s3に保持部材3を塑性変形させて上記接触面積を増やすようにしたものも好ましい例である。本実施形態では保持部材3は環状の部材としたが、一部途切れて数分の1に形成した部材でも良く(例えば略C字状)、これらは用途に応じて適宜選択できる。また形状については、例えば柱状体の形状(丸状、角状、板状等)に応じて適宜選択できる。例えば図39~43に示した潰す側の段差部12を保持部材2に置き換えたような変形例も有り得る。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。例えば、各実施形態の周溝20は全周にわたって形成された凹部であるが、凹部であれば部分的に削ったような形状でも良く、内部に喰い込ませる凹形状(貫通又は非貫通)であれば全て含まれる。これらは用途に応じて適宜選択できるものである。
A カシメ組付品
1 板状体
1a 窪み
2 柱状体
3 保持部材
4 プレス装置
5 照明装置
6 ヒートシンク部材
6a 柱状体
6b 板状基材
6d 柱状体
6e 厚肉部
7 筐体
10 取付穴
10 内周部
11 厚肉部
11a 角部
11b 外周面
12 段差部
12a 凸部
12b 受け部
13 装着穴
13a 傾斜面
14 穴
20 周溝
30 取付穴
31 フランジ部
40 下側受け具
40a 装着穴
40c 嵌合凸部
41 上側受け具
41a 装着穴
41c 切欠き溝
42,42A 押圧具
42a 挿通穴
43、43A、43B 加圧具
44 第1の下側受け具
44a 装着穴
44b 切欠き溝
45 第2の下側受け具
45a 装着穴
45c 切欠き溝
46 押圧具
46c 嵌合凸部
47 ベース部材
50 ファンモータ
51 第一のケース
52 支柱部材
52a 螺孔
52b 螺孔
53 支持板
54 第二のケース
56 電源回路部
57 樹脂ケース
57A ケース本体
57B カバー体
58 口金
72 取付ネジ
77 取付ネジ
80 光源
81 レンズ体
82 光源支持台
83 レンズ固定部材
84 貫通孔
103 ブッシュ
s1、s3 隙間

Claims (11)

  1. 金属製板状体と中空又は中実の柱状体とのカシメ組付品の製造方法であって、
    金属製板状体に、柱状体を挿入して組み付けるための取付穴を設けるとともに、該取付穴の内周縁に沿って厚肉部を形成する工程と、
    前記柱状体を金属製板状体の取付穴に挿入し、該金属製板状体を前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、
    前記厚肉部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより前記外周面に締め付け固着させるカシメ工程と、
    よりなり、
    前記柱状体を、軸方向の端部及び途中部に、前記金属製板状体の取付穴周縁部の上面又は下面に係止させるためのフランジ部を有さないストレート形状としたカシメ組付品の製造方法。
  2. 金属製板状体と中空又は中実の柱状体とのカシメ組付品の製造方法であって、
    金属製板状体に、柱状体を挿入して組み付けるための取付穴を設けるとともに、該取付穴の周囲の全周にわたり又は一部に段差部を形成する工程と、
    前記柱状体を金属製板状体の取付穴に挿入し、該金属製板状体を前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、
    前記段差部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより取付穴内周部を前記柱状体の外周面に締め付け固着させるカシメ工程と、
    よりなることを特徴とするカシメ組付品の製造方法。
  3. 前記段差部の陥没面側を受け部とし、他方の突出面側から加圧変形させてなる請求項記載のカシメ組付品の製造方法。
  4. 前記段差部の受け部を支持する押圧具により、内側の前記柱状体を位置決め保持しつつ圧縮プレスしてなる請求項記載のカシメ組付品の製造方法。
  5. 前記段差部をプレス加工による半抜き加工で形成してなる請求項の何れか1項に記載のカシメ組付品の製造方法。
  6. 前記段差部を、前記金属製板状体における前記取付穴の内周縁から離間した領域に形成してなる請求項の何れか1項に記載のカシメ組付品の製造方法。
  7. 前記取付穴の内周縁に沿って厚肉部を形成し、前記段差部及び該厚肉部を圧縮プレスしてなる請求項の何れか1項に記載のカシメ組付品の製造方法。
  8. 前記取付穴に挿入される柱状体外周面の組付位置に、所定深さの凹部を形成する工程を備え、
    前記カシメ工程が、前記段差部を軸方向から圧縮プレスして取付穴中心方向に塑性変形させることにより取付穴内周部を前記柱状体の外周面に締め付け固着させるとともに前記凹部に食い込ませてなる請求項の何れか1項に記載のカシメ組付品の製造方法。
  9. 板状体と中空又は中実の柱状体とのカシメ組付品の製造方法であって、
    前記板状体に、前記柱状体を挿入するための取付穴を有する保持部材を装着する装着穴を設ける工程と、
    該装着穴に前記保持部材を装着する工程と、
    前記柱状体を前記保持部材の前記取付穴に挿入し、前記板状体及び前記保持部材を、前記柱状体の外周面の組付位置にセットする工程と、
    前記保持部材を軸方向から圧縮プレスして、取付穴中心方向である内側の方向、及び前記板状体の装着穴内周面の方向である外側の方向の双方に塑性変形させることにより、当該保持部材を前記柱状体の外周面に締め付け固着させるとともに前記板状体の装着穴内周部に広がり固着させるカシメ工程と、
    よりなり、
    前記保持部材の前記板状体の装着穴内周部への固着が、前記保持部材の広がりにより内周面へ固着させるとともに、前記板状体の装着穴周囲の面を一部覆うように塑性変形させることにより該面へ固着させてなるカシメ組付品の製造方法。
  10. 前記装着穴の内周面に窪みを形成し、前記保持部材の前記板状体の装着穴内周部への固着が、前記保持部材の広がりにより内周面へ固着させるとともに該窪みに食い込ませてなる請求項記載のカシメ組付け品の製造方法。
  11. 前記保持部材の取付穴に挿入される柱状体外周面の組付位置に、所定深さの凹部を形成する工程を備え、
    前記カシメ工程が、前記保持部材を軸方向から圧縮プレスして、取付穴中心方向である内側の方向、及び前記板状体の装着穴内周面の方向である外側の方向の双方に塑性変形させることにより、当該保持部材を前記柱状体の外周面に締め付け固着させるとともに前記凹部に食い込ませ、且つ前記板状体の装着穴内周部に広がり固着させてなる請求項9又は10記載のカシメ組付品の製造方法。
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