JP2014092224A - ナット付きジョイント部材の製造方法 - Google Patents
ナット付きジョイント部材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014092224A JP2014092224A JP2012243497A JP2012243497A JP2014092224A JP 2014092224 A JP2014092224 A JP 2014092224A JP 2012243497 A JP2012243497 A JP 2012243497A JP 2012243497 A JP2012243497 A JP 2012243497A JP 2014092224 A JP2014092224 A JP 2014092224A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- joint member
- manufacturing
- stepped
- staged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 13
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 6
- 238000002788 crimping Methods 0.000 claims description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 2
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000003631 expected effect Effects 0.000 description 1
- 229910001105 martensitic stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Abstract
【解決手段】ジョイント部材(本体)3の連結孔15に、段付きナット17を嵌め込んでおき、次に、段付きナット17の段部の先端部側から先細りになったテーパーポンチを入れて、段部21を拡げることでカシメる。段付きナット17のネジ山25は、頭部19では潰れず、原状のまま維持されている。このナット付き薄肉ジョイント部材1では、段付きナット17の頭部19が凹部13に嵌まり込んでおり、締付け時のナット回転は規制されるので、カシメで期待されるのはナットの抜け落ち効果であり、十分に果たされている。これにより、ナットレス化が図れて、組立工数を低減できる。
【選択図】 図5
Description
一方、ナットを一方のジョイント部材に溶接して予め一体化することも提案されたが、一体化するのにかなりの手間が掛かるため、コスト高を招く等の問題がある。
ナット付き薄肉ジョイント部材1は、所謂半割り形状になっており、相方のボルトの頭部がくるボルト側薄肉ジョイント部材35と一対となって所謂メタルジョイントを構成するものであり、図1に示すように、2本のパイプPを抱え込んで連結する。
連結部11は第2保持部9に連続して円弧状に湾曲した湾曲面となっており、その端面が第1保持部5の外周面に連結している。連結部11には矩形状に凹部13が形成されており、この凹部13は湾曲側とは反対方向に凹んでいる。
符号17は段付きナットを示し、頭部19に段部21が連設されて一体になっている。この段付きナット17が上記した連結孔15に挿通され固定されている。
また、図5に示すように、段付きナット17の頭部19が凹部13側にきており、凹部13内に殆ど収まっている
段付きナット17の段部21は先端部に向かうほど拡がっており、その拡がった部分が連結孔15の孔縁を超えて本体3側にきている。
段付きナット17のネジ山25は、段部21側では潰れているが、頭部19では潰れず、原状のまま維持されている。
而して、上記したカシメで、この期待される効果は十分に果たされている。
しかも、頭部19のネジ山25Aは潰れておらず、段部21は拡がっているので、ボルトが段部21の潰れたネジ山25Bと干渉することはない。従って、締付けは、硬くなったりせず、別体のナットを使った場合やナットを溶接した場合と何ら変わり無くスムーズに行うことができる。
1.2〜2.0mm程度であるので、カシメし易く、非常に良いカシメができる。従って、取付け方法としてカシメが適した代表的な例であると言える。
先ず、図6に示すように、本体3の連結孔15に段付きナット17を挿通させ、段付きナット17の頭部19を本体3の凹部13に嵌め込んでおく。
次に、取付けを、図7に示すカシメ機27を用いて行う。
このカシメ機27は支持部29が立ち上がっており、この支持部29には上方からテーパーポンチ31が対向している。
テーパーポンチ31は円柱状をしており、下方を向いたテーパー状先端部33の外周面が凹状に湾曲して先細りになっている。このテーパー状先端部33が支持部29側を向いており、テーパー状先端部33と支持部29が上下方向で同軸状に配されている。テーパーポンチ31は駆動機構(図示省略)により上下に往復移動可能になっている。
その後、テーパーポンチ31を下降させると、段付きナット17のネジ山25に段部21側から入り込む。
図8に示すよう、テーパーポンチ31が入り込んでいくと、段部21の側壁が外方に押されて、本体3側に肉寄せしながら拡がっていく。
これにより、上記したカシメ部23が形成される。
なお、薄肉化に対応できる素材としては、SUS材が有力な候補として挙げられる。
但し、本発明では、段付きナットで「カシメ」という今まで想定されていなかった使い方をすることから、それに適したものとして、特に、素材としては、普通の鉄系が好ましく、SUSの中ではSUS304が望ましいものとして挙げられ、段部21の肉厚としては、1.2〜2.0mm程度が好ましいものとして挙げられる。
例えば、ジョイント部材は2本のパイプを交差方向に連結するものに限定されない。
また、上記の実施の形態では、凹部を設け、そこにナットの頭部を嵌め込んで凹部の側面に圧接させることで回転を規制しているが、板に何箇所から溝を付けそこにナットの頭部を入れてカシメることで回転を規制してもよい。
これを、プレスにより打抜き成形して、次に曲げ加工して立体状に成形している。
その後、1050℃で焼入れ、300℃で焼戻しを施して、強度を1,500Mpa程度に調整した。
上記のようにして製造した本体3の肉厚は1.3mmとした。
それを、図1に示すように、ボルト側薄肉ジョイント部材35と合わせて2本のパイプPを係合保持し、M6キャップスクリューボルトで締付けたところ、130kg.cmの締付トルクで破損しなかった。
3‥‥本体 5‥‥第1保持部
7‥‥凹凸部 9…第2保持部
11‥‥連結部 13‥‥凹部
15‥‥連結孔 17‥‥段付きナット
19‥‥頭部 21‥‥段部
23‥‥カシメ部 25‥‥ネジ山
27‥‥カシメ機 29‥‥支持部
31‥‥テーパーポンチ 33‥‥テーパー状先端部
35‥‥ボルト側薄肉ジョイント部材
Claims (5)
- パイプ連結用メタルジョイントのジョイント部材の連結孔に、段付きナットをカシメにより取り付けたことを特徴とするナット付きジョイント部材の製造方法。
- 請求項1に記載したナット付きジョイント部材の製造方法において、
段付きナットの段部の先端部側から先細りになったテーパーポンチを入れて、段部を拡げることでカシメることを特徴とする製造方法。 - 請求項1または2に記載したナット付きジョイント部材の製造方法においてカシメる前に、ジョイントの凹部に段付きナットの頭部を嵌め込むことを特徴とする製造方法。
- 請求項1から3のいずれかに記載したナット付きジョイント部材の製造方法において、
肉厚が1.6mm以下の薄肉ジョイント部材を使用することを特徴とする製造方法。 - 請求項1から4のいずれかに記載したナット付きジョイント部材の製造方法において、
素材をSUS材としたことを特徴とする製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012243497A JP6132515B2 (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | ナット付きジョイント部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012243497A JP6132515B2 (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | ナット付きジョイント部材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014092224A true JP2014092224A (ja) | 2014-05-19 |
JP6132515B2 JP6132515B2 (ja) | 2017-05-24 |
Family
ID=50936454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012243497A Active JP6132515B2 (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | ナット付きジョイント部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6132515B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200003783A (ko) * | 2017-03-03 | 2020-01-10 | 유티카 엔터프라이지스 인코포레이티드 | 고급 고강도 강판에 클린치 너트를 고정하기 위한 장치 및 방법 및 결과적인 조립체 |
JP2021067138A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | タイガー産業株式会社 | 工事用締付具 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0658216U (ja) * | 1993-01-25 | 1994-08-12 | 株式会社村上製作所 | パイプ類の接続具 |
JP2000046019A (ja) * | 1998-07-24 | 2000-02-15 | Yoshino Kosakusho:Kk | 割り型継手 |
JP2005106183A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Anritsu Corp | 締結支持具 |
WO2011055485A1 (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-12 | 株式会社吉野工作所 | 薄肉ジョイント部材の製造方法と一対の薄肉ジョイント部材 |
JP2011174564A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Yazaki Ind Chem Co Ltd | 分割型継手 |
WO2012066801A1 (ja) * | 2010-11-15 | 2012-05-24 | スペーシア株式会社 | パイプジョイント |
-
2012
- 2012-11-05 JP JP2012243497A patent/JP6132515B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0658216U (ja) * | 1993-01-25 | 1994-08-12 | 株式会社村上製作所 | パイプ類の接続具 |
JP2000046019A (ja) * | 1998-07-24 | 2000-02-15 | Yoshino Kosakusho:Kk | 割り型継手 |
JP2005106183A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Anritsu Corp | 締結支持具 |
WO2011055485A1 (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-12 | 株式会社吉野工作所 | 薄肉ジョイント部材の製造方法と一対の薄肉ジョイント部材 |
JP2011174564A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Yazaki Ind Chem Co Ltd | 分割型継手 |
WO2012066801A1 (ja) * | 2010-11-15 | 2012-05-24 | スペーシア株式会社 | パイプジョイント |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200003783A (ko) * | 2017-03-03 | 2020-01-10 | 유티카 엔터프라이지스 인코포레이티드 | 고급 고강도 강판에 클린치 너트를 고정하기 위한 장치 및 방법 및 결과적인 조립체 |
JP2020508901A (ja) * | 2017-03-03 | 2020-03-26 | ユーティカ エンタープライジズ インコーポレイテッド | 先進高強度鋼板にクリンチナットを固定するための装置及び方法並びに結果アセンブリ |
JP7094294B2 (ja) | 2017-03-03 | 2022-07-01 | ユーティカ エンタープライジズ インコーポレイテッド | 先進高強度鋼板にクリンチナットを固定するための装置及び方法並びに結果アセンブリ |
KR102579210B1 (ko) * | 2017-03-03 | 2023-09-15 | 유티카 엔터프라이지스 인코포레이티드 | 고급 고강도 강판에 클린치 너트를 고정하기 위한 장치 및 방법 및 결과적인 조립체 |
JP2021067138A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | タイガー産業株式会社 | 工事用締付具 |
JP7335604B2 (ja) | 2019-10-28 | 2023-08-30 | タイガー産業株式会社 | 工事用締付具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6132515B2 (ja) | 2017-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9975166B2 (en) | Method for manufacturing caulked assembly | |
US9039318B2 (en) | Component connection comprising a first and a second component and a male and a female fixing element | |
JP5165385B2 (ja) | クリンチ/ブローチコネクタ | |
US20120003059A1 (en) | Clinch bolt | |
JP2015045412A (ja) | クリンチピン式パネル固定装置 | |
CN104024662B (zh) | 高强度钢板用冲孔螺母 | |
JP2013122283A (ja) | ピアスナット | |
KR20110131826A (ko) | 셀프 피어싱 리벳장치 | |
TWI328477B (ja) | ||
JP6132515B2 (ja) | ナット付きジョイント部材の製造方法 | |
JP2008221261A (ja) | 金属製板状体と柱状体とのカシメ組付品およびその製造方法、並びに製造装置。 | |
JP5773880B2 (ja) | 薄肉ジョイント部材の製造方法 | |
JP2020029876A (ja) | バーリング締結方法、バーリング締結構造およびバーリングパンチ | |
JP2005226788A (ja) | ピアスナット | |
JP4453095B1 (ja) | 固着具と冶具と固着具の固定方法 | |
WO2017056872A1 (ja) | 車体前部構造および車体前部構造の製造方法 | |
JP5080760B2 (ja) | マグネシウム又はマグネシウム合金からなる板状体と、柱状体とのカシメ組付品およびその製造方法、並びに製造装置。 | |
JP2010106599A (ja) | 接合金具の取付構造 | |
US8230574B2 (en) | Method for inserting connecting elements in metal sheets and connection between a metal sheet and a connecting element | |
JP2012247031A (ja) | 隠し表示の識別方法 | |
JP2012247031A6 (ja) | 組み立て連結具 | |
KR20160080364A (ko) | 셀프 피어싱 리벳, 및 이를 이용한 접합방법 | |
JP4944835B2 (ja) | スタッド状部材の固定構造及びスタッド状部材の固定構造体の製造方法 | |
JP2018532963A (ja) | 薄板クリンチ式ファスナー | |
KR20120050212A (ko) | 차체 조립용 스터드 볼트 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150908 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160616 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160616 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160726 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170215 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20170223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170413 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170418 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6132515 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |