JP6093986B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、特に、画像形成装置から排気される空気を清浄化する機能、及び該画像形成装置が設置された室内の空気を清浄化する機能が備えられた画像形成装置に関する。
電子写真方式による画像形成装置では、一般に、画像形成の際に粉塵(現像剤や紙粉)、揮発性有機化合物、臭気等が発生する。また、画像形成装置が設置されているオフィス等において、該画像形成装置によりオフィス内の空気を清浄する要請が高まっている。そこで、特許文献1に記載の画像形成装置(以下、従来の画像形成装置)では、画像形成装置内部から排出された空気を浄化する内部用浄化装置、及び画像形成装置の外部の空気を吸引し浄化して排気する外部用浄化装置を備えている。また、従来の画像形成装置では、内部用浄化装置及び外部用浄化装置に用いられるファンのモータを共用することにより、装置の大型化を抑制している。
特開2011−75997号公報
ところで、内部用浄化装置に対して用いられるファンに必要とされる風量と、外部用浄化装置に用いられるファンに必要とされる風量とは異なる。しかし、従来の画像形成装置では、ファンのモータを共用したことにより、適切な風量を得ることが困難だった。
本発明の目的は、画像形成装置から排出される空気を清浄化する機能、及び該画像形成装置が設置された室内の空気を清浄化する機能を有する画像形成装置において、装置の大型化を抑制しつつ、適切な排気風量を得ることができる画像形成装置を提供することである。
本発明の第1の形態である画像形成装置は、
画像形成装置内部から排出される空気を清浄し排気する装置排気清浄機能及び画像形成装置外部の空気を吸引して画像形成装置が設置された室内の空気を清浄し排気する室内清浄機能を有する画像形成装置であって、
前記装置排気清浄機能作動時の空気の流路である第1の流路、及び前記室内清浄機能作動時の空気の流路である第2の流路を形成し、該装置排気清浄機能作動時及び該室内清浄機能作動時に共用される共用部を有する排気ダクトと、
各清浄機能に応じて、前記排気ダクト内の流路を切り替える切り替え手段と、
前記装置排気清浄作動時及び前記室内清浄機能作動時に、前記共用部の空気を排気するファンと、
前記切り替え手段の制御をすると共に、各清浄機能に応じて前記ファンの回転数を調整する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の第2の形態である画像形成装置は、
用紙上にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって形成されたトナー像を用紙に定着させる定着部と、
フィルタと、
前記画像形成部及び前記定着部周辺の空気を前記フィルタへ案内する第1ダクトと、
画像形成装置外であって、当該画像形成装置が設置された室内の空気を前記フィルタへ案内する第2ダクトと、
前記第1ダクト及び前記第2ダクトに接続され、ダクト内の空気を移動させる1つのファンと、
前記ファンによる空気の流れを、主に前記第1ダクトから前記フィルタへ流れる装置排気清浄状態、又は主に第2ダクトから前記フィルタへ流れる室内清浄状態に切り替える切り換え手段と、
前記ファンの回転数を第1の速度、該第1の速度よりも速い第2の速度、又は該第2の速度よりも速い第3の速度のいずれかに設定する設定部と、
前記設定部の指示に基づいて前記ファンを駆動するとともに、前記画像形成部あるいは定着部が作動した際に、前記ファンによる空気の流れを前記室内清浄状態から前記装置排気清浄状態へ切り替えるとともに、前記第2の速度よりも遅い第4の速度で駆動させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一形態である画像形成装置では、装置排気清浄機能作動時及び室内清浄機能作動時に用いられる排気ダクト及びファンを共用化している。これにより、装置の大型化の抑制を可能にしている。また、各清浄機能に応じて、排気ダクト内の流路を切り替えると共に、ファンの回転数を調整しているため、各清浄機能に対して適切な排気風量を得ることができる。
本発明によれば、画像形成装置から排気される空気を清浄化する機能、及び該画像形成装置が設置された室内の空気を清浄化する機能を有する画像形成装置において、装置の大型化を抑制しつつ、適切な排気風量を得ることができる。
一実施例である画像形成装置の外観斜視図である。 一実施例に係る空気浄化機構を画像形成装置の側方から平面視した平面図である。 一実施例に係る空気浄化機構を画像形成装置の側方から平面視した平面図である。 一実施例に係る空気浄化機構を画像形成装置の上方から平面視した側面図である。 制御手段における排気に関する部分の構成を示すブロック図である。 室内清浄モードに関するフローチャートである。 室内清浄モードに関するフローチャートである。 装置排気清浄モードに関するフローチャートである。 第1変形例に係る空気浄化機構を画像形成装置の側方から平面視した平面図である。 第2変形例に係る空気浄化機構を画像形成装置の側方から平面視した平面図である。 室内清浄機能及び装置排気清浄機能に関する制御のメインルーチンである。 室内清浄機能作動時の風量を設定するためのサブルーチンである。 ファンモータの回転速度を設定しファンモータを回転させるためのサブルーチンである。 他の実施例に係る空気浄化機構を画像形成装置の側方から平面視した平面図である。
(画像形成装置の概略構成、図1及び図2参照)
以下に、一実施例である画像形成装置1について図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同じ部品、部分には共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式によるカラープリンタであって、画像形成装置1の各部及び各手段を制御する制御手段100、画像形成部10、給紙カセット20、定着部30、搬送手段40、並びに空気浄化機構50を備えている。
画像形成部10は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の画像を形成するための、感光体ドラム12を中心として帯電器、現像器などを配置した画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kで形成されたトナー画像を1次転写して合成する中間転写ベルト15、合成されたトナー画像を中間転写ベルト15から用紙Pに2次転写する2次転写ローラ18,及びレーザービームによる露光ユニット16で構成されている。なお、この種の画像形成部1の構成及び作用は、従来から周知であり、詳細な説明は省略する。
給紙カセット20は、用紙Pが積載される箱型のケースであり、画像形成装置1の正面(図1の手前側の面)側から引き出し可能に設けられている。また、給紙カセット20内の用紙の有無は、図示しないセンサにより検知される。そして、カセット20内に用紙が無くなると、センサからの信号を受けた制御手段100を介して、用紙が無くなったことが画像形成装置に設けられたユーザーインターフェースに表示される。
搬送手段40は、画像形成装置内における用紙Pの搬送を担っており、ピックアップローラ41、給紙ローラ42、さばきローラ43、搬送ローラ対44、タイミングローラ対45、及び排出ローラ対46により構成されている。搬送手段40により、給紙カセット20に積載された用紙Pは、最上層の1枚がピックアップローラ41にピックアップされ、給紙ローラ42と捌きローラ43とで給紙される。さらに、給紙された用紙Pは、搬送ローラ対44で搬送方向の下流に搬送され、タイミングローラ対45から2次転写ローラ18に送り込まれる。そして、2次転写ローラ18から付与される電界によって中間転写ベルト15上のトナー画像が用紙Pに転写される。その後、用紙Pは、定着部30でトナーの加熱定着を施され、排出ローラ対46によって画像形成装置1の上面に設けられた排紙トレイ2に排出される。
空気浄化機構50は、画像形成装置1から排気される空気を清浄化して排気する役目、及び該画像形成装置1が設置された室内の空気を清浄化する役目を担っている。空気浄化機構50の詳細を以下で説明する。
(空気浄化機構の詳細、図2〜図4参照)
空気浄化機構50は、画像形成装置1の背面及び底面に沿うように設けられている。また、空気浄化機構50は、図2に示すように、排気ダクト60、切り替え手段70、排気清浄フィルタ80、ファン90、粒子検出センサ130,140、及びにおいセンサ150,160により構成されている。
排気ダクト60は、画像形成装置1の外枠の背面に沿って延在する装置用ダクト62、及び画像形成装置1の底面に沿って延在する共用ダクト64を有している。また、装置用ダクト62と共用ダクト64とは、画像形成装置1における背面と底面とが成す角で接続されており、これらは一体である。従って、排気ダクト60を画像形成装置1の左右いずれかの側面から平面視すると略L字型を成している。
装置用ダクト62は、中空の部材である。また、装置用ダクト62には2つの開口部がある。一方の開口部は、画像形成層1の背面側であって画像形成部10周辺に設けられた排気口E1と接続されている。これにより、画像形成部10から排出された空気は、排気口E1を通過して、装置用ダクト62に流入する。また、装置用ダクト62の他方の開口部は、共用ダクト64と接続されており、画像形成部10から排出された空気は、装置用ダクト62を通過して共用ダクト64へと向かう。従って、装置用ダクト62は、画像形成部10からの排気の流路(第1の流路)を形成している。
共用ダクト64は、中空の部材であり、図3に示すように、空気流入側ダクト66とファン側ダクト68とに分けられる。
空気流入側ダクト66には、3つの開口部がある。第1の開口部は、画像形成装置1の正面側に設けられた吸気口E2と接続されている。吸気口E2からは、画像形成装置1が設置された室内の空気が流入する。また、第2の開口部は、空気流入側ダクト66における、画像形成装置1の下方向に位置する面に設けられ、ファン側ダクト68と接続されている。これにより、吸気口E2から流入した空気は、空気流入側ダクト66を通過しファン側ダクト68へと向かう。従って、空気流入側ダクト66、すなわち、共用ダクト64は、画像形成装置1が設置された室内から流入する空気の流路(第2の流路)を形成している。さらに、第3の開口部は、装置用ダクト62と接続されている。従って、画像形成部10から排出され装置用ダクト62を通過した空気は、第3の開口部を介して、空気流入側ダクト66に流入する。つまり、空気流入側ダクト66は、画像形成部10から排出された空気と室内から流入した空気とが通過する、排気ダクト60における共用部である。
ファン側ダクト68には、2つの開口部がある。一方の開口部は、上述のとおり、空気流入側ダクト66と接続されている。他方の開口部は、画像形成装置1の背面方向に向かって設けられている。従って、空気流入側ダクト66から流入した空気は、ファン側ダクト68を通過して、画像形成装置1の背面側に向かって排気される。
切り換え手段70は、装置排気弁71、室内吸気弁73、駆動モータ75,76、駆動ギア77,78により構成されている。
装置排気弁71は、装置用ダクト62の他方の開口部付近に設けられ、遮蔽板71a(第1の遮蔽板)、回転軸71b及びギア71cを有している。遮蔽板71aは、図3に示すように、回転軸71bを中心として回転し、画像形成部10から排気された空気の流路の開閉を担っている。また、回転軸71bの端部には、図4に示すように、ギア71cが設けられている。なお、ギア71cの回転の中心軸と回転軸71bの回転の中心軸は同じである。
室内吸気弁73は、空気流入側ダクト66の第1の開口部付近に設けられ、遮蔽板73a(第2の遮蔽板)、回転軸73b及びギア73cを有している。遮蔽板73aは、図3に示すように、回転軸73bを中心として回転し、室内から流入する空気の流路の開閉を担っている。また、回転軸73bの端部には、図4に示すように、ギア73cが設けられている。なお、ギア73cの回転の中心軸と回転軸73bの回転の中心軸は同じである。
駆動モータ75は、図4に示すように、装置排気弁71のギア71cの端部に設けられ、該ギア71cと接続された駆動ギア77を介して、遮蔽板71aを駆動している。また、駆動モータ76は、室内吸気弁73のギア73cの端部に設けられ、該ギア73cと接続された駆動ギア78を介して、遮蔽板73aを駆動している。なお、本実施例において、各弁の駆動源を駆動モータ75,76としたが、これをソレノイドに代えてもよい。
排気清浄フィルタ80は、図3に示すように、ファン側ダクト68内にあり、かつファン90より上流に設けられている。また、排気清浄フィルタ80は、図4に示すように、長方形状の枠内に不織布などのシート状の多孔性繊維素材が収まった、いわゆるエアフィルタである。ただし、排気清浄フィルタ80の材料は、上記のシート状の多孔性繊維素材に限られず、例えばプリーツ状であってもよく、また多孔性繊維素材に限られない。
ファン90は、図3に示すように、ファン側ダクト68に内に設けられている。そして、ファン90は、図示しないモータにより駆動し、共用ダクト64内の空気を画像形成装置1の外部へ排気する。このとき、画像形成部10から排出された空気、又は画像形成装置1が設置された室内の空気が、空気流入側ダクト66からファン側ダクト68へと移動し、排気清浄フィルタ80を通過する。その結果、画像形成部10から排出された空気、又は画像形成装置1が設置された室内の空気が、清浄化され排気される。
粒子検出センサ130は、画像形成部10から排出される空気に含まれるほこりの状況を監視するデバイスであり、後述する制御手段100に対して、ほこりの状況を電気信号により伝えている。また、粒子検出センサ130は、図2に示すように、装置用ダクト62内の排気口E1よりも下流側に設けられている。粒子検出センサ140は、画像形成装置1が設置された室内の空気に含まれるほこりの状況を監視するデバイスであり、後述する制御手段100に対して、ほこりの状況を電気信号により伝えている。また、粒子検出センサ140は、画像形成装置1の正面側に設けられている。
においセンサ150は、画像形成部10から排出される空気に含まれるにおいの状況を監視するデバイスであり、後述する制御手段100に対して、においの状況を電気信号により伝えている。また、においセンサ150は、図2に示すように、粒子検出センサ130とともに装置用ダクト62内の排気口E1よりも下流側に設けられている。においセンサ160は、画像形成装置1が設置された室内の空気に含まれるにおいの状況を監視するデバイスであり、後述する制御手段100に対して、においの状況を電気信号により伝えている。また、においセンサ160は、粒子検出センサ140とともに画像形成装置1の正面側に設けられている。
(排気動作 図5参照)
画像形成装置1における排気動作は、図5に示すように、ユーザーインターフェース110、画像形成装置1内に設けられ現在時刻を刻む時計120、粒子検出センサ130,140及びにおいセンサ150,160からの信号をもとに、制御手段100が、駆動モータ75,76及びファン90を作動させることにより行われる。これにより、画像形成装置1では、画像形成装置1が設置された室内の空気を清浄化する室内清浄機能、及び画像形成装置1から排出される空気を清浄化する装置排気清浄機能を適宜作動させている。以下で、室内清浄機能及び装置排気清浄機能の詳細について述べる。
(室内清浄機能の詳細 図6及び図7参照)
室内清浄機能の作動には、その前提として、画像形成装置1の主電源が入ることが必要である。そして、画像形成装置1の主電源が入ることにより、室内清浄機能が動作できる状態である室内清浄モードが起動する。なお、室内清浄機能が動作していない状態では、原則として、装置排気弁71が開き、室内吸気弁73は閉じた状態である。また、主電源オンと同時に画像形成プロセスが画像形成の準備のため作動する場合は、後述の装置排気清浄モードが起動する。
室内清浄モードのステップR1では、制御手段100が、時計120から現在時刻の情報を入手し、第2のステップR2に進む。
室内清浄モードのステップR2では、制御手段100が、現在時刻が所定の時間帯であるか否かを判定する。制御手段100による判定の結果、現在時刻が、所定の時間帯である場合には第3のステップR3に進み、所定の時間帯でない場合には所定の時間帯になるまで、本処理はステップR2で待機する。なお、本ステップR2は、例えば、画像形成装置1が設置された室内に人がいない時間帯など、室内清浄機能が不要と考えられる時間帯には、室内清浄機能を作動させないといったことを意図している。
室内清浄モードのステップR3では、制御手段100が、粒子検出センサ140、においセンサ160やユーザーインターフェース110を介したユーザーの選択に基づいて、ファン90によって発生させる風量を複数の基準風量を有するテーブルから選択する。例えば、制御手段100が、粒子検出センサ140又はにおいセンサ160の信号から所定の基準値よりもほこりやにおいが多いと認識した場合には、大中小3つの基準風量から大を選択する。ただし、ユーザーが室内清浄の風量として特定の基準風量を設定していた場合には、制御手段100は、ユーザーの設定に従い基準風量を選択する。なお、複数の基準風量を有するテーブルは、制御手段100内のデータ記憶部102に記憶されている。
室内清浄モードのステップR4では、制御手段100が、第3のステップR3で選択した基準風量に基づいてファン90の回転数を決定する。
室内清浄モードのステップR5では、制御手段100が、駆動モータ75,76を作動させる。具体的には、制御手段100が、装置排気弁71の遮蔽板71aが装置用ダクト62を塞ぐように駆動モータ75を作動させ、これと同時に、それまで空気流入側ダクト66を塞いでいた室内吸気弁73の遮蔽板73aが開くように、駆動モータ76を作動させる。遮蔽板71aが装置用ダクト62を塞ぎ、室内吸気弁73の遮蔽板73aが完全に開いた段階で、ステップR5は終了し、ステップR6に進む。なお、遮蔽板71a,73aの開閉状況は、図示しないセンサからの信号により制御手段100に伝えられる。
室内清浄モードのステップR6では、制御手段100が、ファン90を作動させる。ここで、制御手段100は、第4のステップR4で決定したファン90の回転数に基づいて、ファン90を作動し、回転させる。これにより、画像形成装置1が設置された室内の空気が、空気流入側ダクト66からファン側ダクト68へと移動し、排気清浄フィルタ80を通過する。その結果、画像形成装置1が設置された室内の空気が、清浄され排気される。つまり、室内清浄機能が動作する。
室内清浄モードのステップR7では、制御手段100が、時間T1を計時するタイマーを起動する。時間T1は、ファン90の作動開始時刻を基準時として、制御手段100がファン90を停止させるまでの時間である。
室内清浄モードのステップR8では、制御手段100が、時間T1を経過したか否かを判定する。時間T1を経過していた場合には、本処理はステップR9に進む。時間T1を経過していない場合には、本処理はステップR8において時間T1が経過するまで待機する。
室内清浄モードのステップR9では、制御手段100が、ファン90を停止させる。これにより、室内清浄機能が停止する。
室内清浄モードのステップR10では、制御手段100が、駆動モータ75,76を作動させる。具体的には、制御手段100が、室内吸気弁73の遮蔽板73aが空気流入側ダクト66を塞ぐように駆動モータ76を作動させる。これと同時に、それまで装置用ダクト62を塞いでいた装置排気弁71の遮蔽板71aが開くように、駆動モータ75を作動させる。室内吸気弁73の遮蔽板73aが空気流入側ダクト66を塞ぎ,装置排気弁71の遮蔽板71aが完全に開いた段階で、ステップR10は終了し、ステップR11に進む。
室内清浄モードのステップR11では、制御手段100が、時計120から現在時刻の情報を入手し、ステップR12に進む。
室内清浄モードのステップR12では、制御手段100が、現在時刻が所定の時間帯であるか否かを判定する。制御手段100による判定の結果、現在時刻が、所定の時間帯である場合にはステップR13に進み、所定の時間帯でない場合には所定の時間帯になるまで、本処理はステップR12で待機する。
室内清浄モードのステップR13では、制御手段100が、粒子検出センサ140、においセンサ160やユーザーインターフェース110を介したユーザーの選択に基づいて、ファン90によって発生させる風量を複数の基準風量を有するテーブルから選択する。
室内清浄モードのステップR14では、制御手段100が、ステップR13で選択した基準風量に基づいてファン90の回転数を決定する。
室内清浄モードのステップR15では、制御手段100が、時間T2を計時するタイマーを起動する。時間T2は、ステップR9において停止したファン90の停止時刻を基準時として、制御手段100がファン90を作動させるまでの時間である。なお、本ステップR15でのタイマーの起動は、所定時間間隔を空けてファン90を作動させることを意図している。
室内清浄モードのステップR16では、制御手段100が、時間T2を経過したか否かを判定する。時間T2を経過していた場合には、本処理は、再び室内清浄モードのステップR5に戻り、以後、ステップR5からステップR16までを繰り返す。つまり、室内清浄は、所定の時間間隔で作動を繰り返す。そして、画像形成装置1の主電源を切ることにより室内清浄モードは終了する。
(装置排気清浄機能の詳細 図8参照)
制御手段100は、画像形成装置1に接続された画像読み込み装置等からの画像データを受信すると、該画像に対する画像形成命令を出す前に、装置排気清浄機能が動作できる状態である装置排気清浄モードを起動する。また、装置排気清浄モードの動作中は、室内清浄モードの動作はキャンセルされる。つまり、画像形成装置1に接続された画像読み込み装置から、あるいは、パーソナルコンピュータからの画像データを受信すると、該画像に対する画像形成命令を出す前には必ず、画像形成装置1は、まず室内清浄モードから装置排気清浄モードに移行し、その後、画像データの受け入れ処理などが終了した時点で画像形成命令を出力する。なお、制御手段100による画像形成命令は、画像形成装置1の主電源が入った状態でなされるため、装置排気清浄機能の動作についても、その前提として、画像形成装置1の主電源が入っていることが必要である。
装置排気清浄モードのステップC1では、制御手段100が、粒子検出センサ130、においセンサ150やユーザーインターフェース110を介したユーザーの選択に基づいて、ファン90によって発生させる風量を複数の基準風量を有するテーブルから選択する。このとき、制御手段100は、室内清浄モード時に選択した基準風量以下の基準風量を選択する。
装置排気清浄モードのステップC2では、制御手段100が、第1のステップC1で選択した基準風量に基づいてファン90の回転数を決定する。
装置排気清浄モードのステップC3では、制御手段100が、装置排気弁71及び室内吸気弁73の開閉状況を確認する。装置排気弁71の遮蔽板71aが完全に開いた状態、かつ、室内吸気弁73の遮蔽板73aが閉じていた場合には、本処理はステップC5に進み、そうでない場合には、本処理はステップC4に進む。なお、遮蔽板71a,73aの開閉状況図示しないセンサからの信号により制御手段100に伝えられる。
装置排気清浄モードのステップC4では、制御手段100が、駆動モータ75,76を作動させる。具体的には、室内吸気弁73の遮蔽板73aが空気流入側ダクト66を塞ぐように駆動モータ76を作動させる。これと同時に、装置排気弁71の遮蔽板71aが完全に開くように駆動モータ75を作動させる。室内吸気弁73が閉じ、装置排気弁71が完全に開いた段階で、ステップC4は終了し、ステップC5に進む。
装置排気清浄モードのステップC5では、制御手段100が、ファン90を作動させる。ここで、制御手段100は、第2のステップC2で決定したモータの回転数に基づいて、ファン90を作動し、回転させる。これにより、画像形成部10から排出された空気が、装置排気ダクト62及び空気流入側ダクト66を経由してファン側ダクト68へと移動し、排気される。その際、画像形成部10から排出された空気は、排気清浄フィルタ80を通過して清浄され排気される。つまり、装置排気清浄機能が動作する。
装置排気清浄モードのステップC6では、制御手段100が、画像形成命令を出し、画像形成をスタートさせる。
装置排気清浄モードのステップC7では、制御手段100が、画像形成に関する用紙が全て排出されたか、つまり、画像形成を終了してよいか否かを判定する。画像形成終了が可能な場合には、本処理はステップC8に進む。画像形成が終了していない場合には、本処理はステップC7において画像形成が終了するまで待機する。
装置排気清浄モードのステップC8では、制御手段100が、時間T3を計時するタイマーを起動する。時間T3は、画像形成が終了した時刻を基準時として、制御手段100がファン90を停止させるまでの時間である。なお、画像形成後も所定時間ファン90を回転させることにより、画像形成部10から排出された空気の清浄を行うとともに、画像形成部10の冷却を行うことができる。
装置排気清浄モードのステップC9では、制御手段100が、時間T3を経過したか否かを判定する。時間T3を経過していた場合には、本処理はステップC10に進む。時間T3を経過していない場合には、本処理はステップC9において時間T3が経過するまで待機する。
装置排気清浄モードのステップC10では、制御手段100が、ファン90に接続されたモータを停止させる。これにより、装置排気清浄モードが終了するとともに、室内清浄モードに復帰する。
(効果)
以上のように構成された画像形成装置1では、排気ダクト60における空気流入側ダクト66及びファン側ダクト68が、装置排気清浄機能作動時及び室内清浄機能作動時双方で用いられている。つまり、装置排気清浄時及び室内清浄時において、排気ダクト60の一部を共用している。また、画像形成装置1では、ファン90についても装置排気清浄機能作動時及び室内清浄機能作動時において共用している。これにより、画像形成装置1では、装置の大型化を抑制することを可能としている。さらに、各清浄機能に応じて、制御手段100が、切り替え手段70を制御して排気ダクト60内の流路を切り替えると共に、ファン90の回転数を調整しているため、各清浄機能に対して適切な排気風量を得ることができる。
また、画像形成装置1では、装置排気清浄モードにおいて、室内清浄モード時に選択した基準風量以下の基準風量を選択する。これにより、画像形成部10から排出される空気が排気清浄フィルタ80を通過する速度を低下させることができる。結果として、画像形成装置1では、装置排気清浄機能作動時の風量と室内清浄機能作動時の風量が同じ場合と比較して、画像形成部10から排出される空気中の微粒子を排気清浄フィルタ80にて捕集しやすくすることが出来る。
さらに、画像形成装置1では、室内清浄モードの第2のステップR2において、制御手段100が、現在時刻が所定の時間帯であるか否かを判定し、その結果、室内清浄機能を動作させるか否かを決定している。これにより、例えば、画像形成装置1が設置された室内に人がいないなど、室内清浄機能が不要と考えられる時間帯には、室内清浄機能を作動させないといったことが可能になる。
(第1変形例 図9参照)
第1変形例である画像形成装置1Aと画像形成装置1との相違点は、切り換え手段70の部品構成及びその動作機構である。
画像形成装置1Aにおける切り換え手段70では、駆動モータ75,76及び駆動ギア77,78の代わりに、バネ150,152が用いられる。
バネ150は、図9に示すように、その一端が装置排気弁71の遮蔽板71aに取り付けられ、他端が装置用ダクト62の内壁に固定されている。そして、バネ150によって、装置排気弁71が開く方向に遮蔽板71aは引っ張られている。
バネ152は、その一端が装置排気弁73の遮蔽板73aに取り付けられ、他端が空気流入側ダクト66の内壁に固定されている。そして、遮蔽板73aは、バネ152によって、室内吸気弁73が閉じるように空気流入側ダクト66の内壁に設けられたストッパーに押し付けられている。
また、画像形成装置1Aにおける切り替え手段70の動作は、各清浄機能が作動していないときは、装置排気弁71が開き、室内吸気弁73が閉じている。また、装置排気清浄時においても、装置排気弁71が開き、室内吸気弁73が閉じた状態である。そして、室内清浄時になると、バネ150の引っ張り力よりもファン90の排気によって発生した負圧による力が大きくなり、装置排気弁71が閉じる。さらに、バネ152の押し付け力に対しても、ファン90の排気によって発生した負圧による力の方が大きくなり、室内吸気弁73が開く。これは、室内清浄時の風量が装置排気清浄時の風量よりも多いため、室内清浄時にファン90によって発生する負圧が、装置排気清浄時にファン90によって発生する負圧よりも大きいためである。
以上のように構成された画像形成装置1Aでは、駆動モータ75,76及び駆動ギア77,78の代わりに、バネ150,152が用いられ、ファン90が発生する負圧を利用することにより、排気ダクト60の流路を切り替えている。つまり、画像形成装置1Aには切り換え手段70専用の駆動源がなく、装置の大型化とコストアップを抑制することができる。
画像形成装置1Aにおける他の構成は、画像形成装置1と同様である。従って、画像形成装置1Aにおいて切り替え手段70以外の説明は、画像形成装置1での説明のとおりである。
(第2変形例 図10参照)
第2変形例である画像形成装置1Bと画像形成装置1との相違点は、装置用ダクト62内に新たに排気清浄フィルタ82が設けられている点である。
画像形成装置1Bでは、図10に示すように、装置用ダクト62内に排気清浄フィルタ82を新たに設けたことによって、画像形成部10から排出される空気中の特定の粒子をより強力に捕集することが可能となる。しかも、装置用ダクト62内に設けたことにより、室内清浄機能作動時には、排気清浄フィルタ82は使用されない。結果として、画像形成装置1Bでは、排気清浄フィルタ82の寿命の長期化を可能としている。なお、排気清浄フィルタ82は、例えば、活性炭フィルタ等である。
画像形成装置1Bにおける他の構成は、画像形成装置1と同様である。従って、画像形成装置1Bにおいて新たに排気清浄フィルタ82が設けられた点以外の説明は、画像形成装置1での説明のとおりである。
(第3変形例 図11〜図13参照)
第3変形例である画像形成装置1Cと画像形成装置1との相違点は、画像形成装置1がセンサからの出力に基づいて自動的に風量を変更していたのに対し、本例では、図示しない操作パネルからユーザーが室内清浄モード時の風量を手動で入力する構成である点である。具体的に以下で説明する。
画像形成装置1Cの室内清浄機能及び装置排気清浄機能における制御のメインルーチンのステップV1として、図11に示すように、各種フラグ、タイマー、カウンター等をリセットする初期設定を、制御手段100が行う。
ステップV2では、制御手段100が、室内清浄機能作動時の風量に対するユーザーからの入力処理のサブルーチンを行う。
ステップV3では、制御手段100が、画像形成装置1Cに接続された図示しない画像読取装置からの画像データを受け付け、処理する。
ステップV4では、制御手段100が、ファン90を駆動するファンモータの回転数の切り替えや流路の切り替え処理のサブルーチンを行う。
ステップV5では、制御手段100が、画像形成部10や定着部30といった画像形成装置1Cに含まれる機器の作動及び停止等に係るその他の処理を行っている。
ステップV6では、制御手段100が、その他の処理(ステップV5)までの処理を所定時間ごとに実行するためにタイマーカウントしており、ルーチンタイマーがカウントを終了するたびに各処理が1回実行される。
以上のような処理を、画像形成装置1Cの室内清浄機能及び装置排気清浄機能における制御のメインルーチンでは繰り返し行っている。
次に、図12を参照して、上記ステップV2の入力処理の詳細を説明する。ステップV2は、室内清浄機能作動時の風量を設定するためのサブルーチンであり、記憶部Mに記憶されている風量に関するフラグを書き換える処理を、制御手段100が行っている。
入力処理の最初のステップV211では、ユーザーが室内清浄機能作動時の風量を大、中、小の3つの風量及び停止から大を選択したか否かを、制御手段100が判定する。ユーザーが大を選択した場合には、ステップV212にて、記憶部Mに記憶されている風量に関するフラグFが、風量の大に対応する値に書き換えられメインルーチンへ戻る。また、ユーザーが大を選択していない場合には、本サブルーチンは、ステップV221に進む。
入力処理のステップV221では、ユーザーが室内清浄機能作動時の風量に対して中を選択したか否かを、制御手段100が判定する。ユーザーが中を選択した場合には、ステップV222にて、フラグFが、風量の中に対応する値に書き換えられメインルーチンへ戻る。また、ユーザーが中を選択していない場合には、本サブルーチンは、ステップV231に進む。
入力処理のステップV231では、ユーザーが室内清浄機能作動時の風量に対して小を選択したか否かを、制御手段100が判定する。ユーザーが小を選択した場合には、ステップV232にて、フラグFが、風量の小に対応する値に書き換えられメインルーチンへ戻る。また、ユーザーが小を選択していない場合には、本サブルーチンは、ステップV241に進む。
入力処理のステップV241では、ユーザーが室内清浄機能作動時の風量に対して停止を選択した否かを制御手段100が判定する。ユーザーが停止を選択した場合には、ステップV242にて、フラグFが、停止に対応する値に書き換えられメインルーチンへ戻る。また、ユーザーが停止を選択していない場合には、フラグは書き換えられることなくメインルーチンへ戻る。
次に、図13を参照して、上記ステップV4のファンモータの切り替え処理の詳細を説明する。ステップV4は、記憶部Mに記憶されているフラグに基づいて、ファン90に接続されたファンモータの回転速度を設定及び回転させるためのサブルーチンである。
本サブルーチンの最初のステップであるステップV411では、画像形成装置1Cの電源投入時やプリントスイッチが押されることにより、画像形成部10や定着部30などのいわゆる作像ユニットのいずれかが作動を開始する/作動しているか否かを、制御手段100が判定する。なお、作像ユニットが作動を開始するか否かは、画像形成装置1に接続された図示しない画像読み込み装置からの画像を受信しかた否かで判定する。作像ユニットが作動を開始する又は作動している場合には、本サブルーチンは、ステップV412に進み、作動を開始しない又は作動していない場合には、本サブルーチンは、ステップV421に進む。
ステップV412では、装置排気弁71が開き、室内吸気弁73は閉じた状態であるか否か、つまり、装置排気清浄機能を作動できる流路が形成されているか否かを、制御手段100が判定する。流路が形成されていない場合には、本サブルーチンは、ステップV413に進み、流路が形成されている場合には、本サブルーチンは、ステップV414に進む。
ステップV413では、制御手段100が、駆動モータ75,76を作動させる。具体的には、室内吸気弁73の遮蔽板73aが空気流入側ダクト66を塞ぐように駆動モータ76を作動させる。これと同時に、装置排気弁71の遮蔽板71aが完全に開くように駆動モータ75を作動させる。室内吸気弁73が閉じ、装置排気弁71が完全に開いた段階で、ステップV413は終了し、ステップV414に進む。
ステップV414では、制御手段100が、ファン90をファンモータを介して低速で回転させる。回転後、メインルーチンに戻る。なお、再び本サブルーチンに戻った際に、画像形成部10や定着部30などのいわゆる作像ユニットが停止していることで、ステップV411にて、室内清浄モードに移行し、ステップV421に進む。
ステップV421では、装置排気弁71が閉じ、室内吸気弁73が開いた状態であるか否か、つまり、室内清浄機能を作動できる流路が形成されているか否かを、制御手段100が判定する。流路が形成されていない場合には、本サブルーチンは、ステップV422に進み、流路が形成されている場合には、本サブルーチンは、ステップV423に進む。
ステップV422では、制御手段100が、駆動モータ75,76を作動させる。具体的には、制御手段100が、装置排気弁71の遮蔽板71aが装置用ダクト62を塞ぐように駆動モータ75を作動させ、これと同時に、それまで空気流入側ダクト66を塞いでいた室内吸気弁73の遮蔽板73aが開くように、駆動モータ76を作動させる。遮蔽板71aが装置用ダクト62を塞ぎ、室内吸気弁73の遮蔽板73aが完全に開いた段階で、ステップV422は終了し、ステップV423に進む。
ステップV423では、ステップV2の入力処理のサブルーチンにて、ユーザーが室内清浄機能作動時の風量に対し、大の風量を選択したか否かを制御手段100が判定する。大の風量が選択されていた場合には、本サブルーチンは、ステップV424に進み、大の風量が選択されていない場合には、本サブルーチンは、ステップV431に進む。
ステップV424では、制御手段100が、ファン90をファンモータを介して高速で回転させる。回転後、本サブルーチンは、メインルーチンに戻る。
ステップV431では、ステップV2の入力処理のサブルーチンにて、ユーザーが室内清浄機能作動時の風量に対し、中の風量を選択したか否かを制御手段100が判定する。中の風量が選択されていた場合には、本サブルーチンは、ステップV432に進み、中の風量が選択されていない場合には、本サブルーチンは、ステップV441に進む。
ステップV432では、制御手段100が、ファン90をファンモータを介して中速で回転させる。回転後、本サブルーチンは、メインルーチンに戻る。
ステップV441では、ステップV2の入力処理のサブルーチンにて、ユーザーが室内清浄機能作動時の風量に対し、小の風量を選択したか否かを、制御手段100が判定する。小の風量が選択されていた場合には、本サブルーチンは、ステップV442に進み、小の風量が選択されていない場合には、本サブルーチンは、ステップV451に進む。
ステップV442では、制御手段100が、ファン90をファンモータを介して低速で回転させる。回転後、本サブルーチンは、メインルーチンに戻る。
ステップV451では、ステップV2の入力処理のサブルーチンにて、ユーザーが、室内清浄機能作動時の風量に対し、停止を選択したかを制御手段100が判定する。停止が選択されてい場合には、本サブルーチンは、ステップV452に進み、ファン90を停止させる。また、入力処理のサブルーチンにて、ユーザーからの選択が特にない場合は、ファン90の現状の回転状態又は停止状態を維持し、メインルーチンに戻る。
画像形成装置1Cにおける他の構成は、画像形成装置1と同様である。従って、室内清浄機能及び装置排気清浄における制御ルーチン以外の説明は、画像形成装置1での説明のとおりである。なお、本実施例においては、装置排気清浄時にもっとも低い風量となるように制御しているため、定着装置や現像装置から発生した微粒子を確実に捕集することができる。
(他の実施例)
本発明に係る画像形成装置は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、排気ダクトの形状や粒子検出センサ及びにおいセンサの位置、切り替え手段の具体的な機構は、適宜変更してもよい。例えば、図14に示すように、装置排気ダクト62と室内吸気側ダクト66とを完全に分離し、これら2つのダクトと三叉路を成すようにフィルタ側ダクト68を接続する。さらに、三叉路の頂点部分に一つの弁を設けて、この弁が、装置排気用ダクト62又は室内吸気側ダクト66のいずれか塞ぐように配置してもよい。
また、上記実施例において、室内清浄機能は、所定時間の経過により自動で作動したが、これを、ユーザーによるユーザーインターフェースからの入力により作動又は停止させてもよい。
以上のように、本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置から排気される空気を清浄化する機能、及び該画像形成装置が設置された室内の空気を清浄化する機能を有する画像形成装置に有用であり、特に、装置の大型化を抑制しつつ、適切な風量を得ることができる点で優れている。
1 画像形成装置
60 排気ダクト
62 装置用ダクト(第1の流路)
66 空気流入側ダクト(第2の流路、共用部)
70 切り換え手段
71 装置排気弁
73 室内吸気弁
80 排気清浄フィルタ
82 排気清浄フィルタ(第2のフィルタ)
90 ファン
100 制御部
110 ユーザーインターフェース(設定部)

Claims (20)

  1. 画像形成装置内部から排出される空気を清浄し排気する装置排気清浄機能及び画像形成装置外部の空気を吸引して画像形成装置が設置された室内の空気を清浄し排気する室内清浄機能を有する画像形成装置であって、
    前記装置排気清浄機能作動時の空気の流路である第1の流路、及び前記室内清浄機能作動時の空気の流路である第2の流路を形成し、該装置排気清浄機能作動時及び該室内清浄機能作動時に共用される共用部を有する排気ダクトと、
    各清浄機能に応じて、前記排気ダクト内の流路を切り替える切り替え手段と、
    前記装置排気清浄作動時及び前記室内清浄機能作動時に、前記共用部の空気を排気するファンと、
    前記切り替え手段の制御をすると共に、各清浄機能に応じて前記ファンの回転数を調整する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切り替え手段は、前記排気ダクトに設けられた弁であること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記装置排気清浄機能作動時及び前記室内清浄機能作動時に共用される排気清浄フィルタを備えていること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成時は、前記装置排気清浄機能が作動すること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記装置排気清浄機能作動時における前記ファンの回転速度は、前記室内清浄機能作動時におけるファンの回転速度以下であること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記室内清浄機能作動時における風量調整は、複数の基準風量から選択可能であること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記室内清浄機能作動時における風量調整は、前記制御手段が、前記複数の基準風量から選択された一の基準風量に応じて前記ファンの回転速度を調整することにより行うこと、
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成終了後に所定時間経過することにより、前記室内清浄機能が作動すること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. ユーザーの任意で前記室内清浄機能が作動可能なこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 所定の時間間隔で、前記室内清浄機能の作動開始及び作動停止を繰り返すこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 時計を更に備え、
    所定の時間帯には、前記室内清浄機能が作動しないこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記切り替え手段は、前記第1の流路に設けられた装置排気弁及び前記第2の流路に設けられた室内吸気弁であり、
    前記装置排気清浄機能作動時は、前記装置排気弁は開き、かつ、前記室内吸気弁は閉じ、
    前記室内清浄機能作動時は、前記装置排気弁は閉じ、かつ、前記室内吸気弁は開いていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記切り替え手段は、モータにより駆動されること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記切り替え手段は、前記ファンにより発生する負圧により駆動されること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記装置排気弁は、前記第1の流路の開閉を行う第1の遮蔽板及び該第1の遮蔽板に対して所定方向に力を加える第1のバネを有し、
    前記室内吸気弁は、前記第2の流路の開閉を行う第2の遮蔽板及び該第2の遮蔽板に対して所定方向に力を加える第2のバネを有し、
    前記第1のバネ及び前記第2のバネは、前記ファンの作動により所定以上の負圧が前記排気ダクトの共用部に発生することで、該負圧による力が、該第1のバネが前記第1の遮蔽板に加える力及び該第2のバネが前記第2の遮蔽板に加える力に打ち勝つように設けられていること、
    を特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  16. 前記室内清浄機能作動時における前記ファンにより発生する負圧は、前記装置排気清浄作動時に該ファンにより発生する負圧よりも大きいこと、
    を特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記第1の流路内又は前記第2の流路内に第2のフィルタを備えていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 用紙上にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって形成されたトナー像を用紙に定着させる定着部と、
    前記室内清浄機能作動時に前記ファンの回転数を第1の速度、該第1の速度よりも速い第2の速度、又は該第2の速度よりも速い第3の速度のいずれかに設定する設定部と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記画像形成部あるいは前記定着部が作動したとき、前記排気ダクト内の流路を装置排気清浄を行う向きに切り替えるとともに、前記ファンの回転数を前記第2の速度よりも遅い第4の速度にすること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  19. 用紙上にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって形成されたトナー像を用紙に定着させる定着部と、
    フィルタと、
    前記画像形成部及び前記定着部周辺の空気を前記フィルタへ案内する第1ダクトと、
    画像形成装置外であって、当該画像形成装置が設置された室内の空気を前記フィルタへ案内する第2ダクトと、
    前記第1ダクト及び前記第2ダクトに接続され、ダクト内の空気を移動させる1つのファンと、
    前記ファンによる空気の流れを、主に前記第1ダクトから前記フィルタへ流れる装置排気清浄状態、又は主に第2ダクトから前記フィルタへ流れる室内清浄状態に切り替える切り換え手段と、
    前記ファンの回転数を第1の速度、該第1の速度よりも速い第2の速度、又は該第2の速度よりも速い第3の速度のいずれかに設定する設定部と、
    前記設定部の指示に基づいて前記ファンを駆動するとともに、前記画像形成部あるいは定着部が作動した際に、前記ファンによる空気の流れを前記室内清浄状態から前記装置排気清浄状態へ切り替えるとともに、前記第2の速度よりも遅い第4の速度で駆動させる制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  20. 前記制御手段は、前記画像形成部および前記定着部の作動が停止した際に、前記ファンによる空気の流れを前記装置排気清浄状態から前記室内清浄状態へ切り替えるとともに、前記ファンを前記設定部によって設定された速度にすること、
    を特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
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