JP2023059512A - 流路切替装置、画像形成装置および液体を吐出する装置 - Google Patents

流路切替装置、画像形成装置および液体を吐出する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本体装置の生産性を低下させることなく、ユニットを着脱可能とする流路切替装置を提供すること。【解決手段】流路切替装置は、空気を取り込む取込部211と、取込部211から取り込まれた空気の出口となる出口部213と、ユニットを着脱可能に収納する収納部215と、空気を、収納部215を経由して取込部211から出口部213へ案内する第一の流路と、空気を、収納部215を経由しないで取込部211から出口部213へ案内する第二の流路と、ユニット100の着脱により、第一の流路と第二の流路とを切り換える切替部300と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、流路切替装置、画像形成装置および液体を吐出する装置に関する。
画像形成装置では、現像部や転写部で発生する飛散トナーやオゾンなどを吸引して、捕集部でトナーを分離して貯留部に回収し、分離できないトナーやオゾンなどをフィルタで捕集する技術が知られている。例えば、特許文献1、2では、トナー分離部とトナー貯留部とフィルタ部とが一体となったユニットが形成され、交換可能になっている。
しかし、ユニット交換時に画像形成装置の動作を一旦停止するため、停止している期間の生産性が落ちるという問題があった。
本発明は、本体装置の生産性を低下させることなく、ユニットを着脱可能とする流路切替装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の流路切替装置は、
空気を取り込む取込部と、
前記取込部から取り込まれた前記空気の出口となる出口部と、
ユニットを着脱可能に収納する収納部と、
前記空気を、前記収納部を経由して前記取込部から前記出口部へ案内する第一の流路と、
前記空気を、前記収納部を経由しないで前記取込部から前記出口部へ案内する第二の流路と、
前記ユニットの着脱により、前記第一の流路と前記第二の流路とを切り換える切替部と、を備えるものとする。
本発明によれば、本体装置の生産性を低下させることなく、ユニットを着脱可能とする流路切替装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例を、捕集ユニットを取り外した状態例で説明する概略図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例を、捕集ユニットを装着した状態例で説明する概略図である。 本発明の実施形態に係る流路切替装置の構成例を説明する図である。 図3の流路切替装置に捕集ユニットを装着したときの切替部の状態例を説明する図である。 スライド板とフレキシブルシャッターとの接続関係を説明する断面図である。 開閉シャッターの接続関係を説明する断面図である。 捕集ユニットの構成例の概略を説明する模式図である。 図3のVIII-VIII線に沿った流路切替装置の断面図である。 図8の流路切替装置に捕集ユニットを装着した状態例を説明する断面図である。 図3の流路切替装置に蓋を取り付ける前の状態例を説明する図である。 図3の流路切替装置に蓋を取り付けた後の状態例を説明する図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
以下、本発明の実施形態に係る流路切替装置、および、本実施形態の流路切替装置を用いる画像形成装置の構成例を説明する。ここでは、流路切替装置に着脱可能なユニットとして、空気からトナーやオゾンなどの所定の物質を捕集する捕集ユニットを用いる場合を一例として説明する。
図1および図2を参照して、本実施形態の流路切替装置を適用する画像形成装置の構成例の概略を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例を、捕集ユニットを取り外した状態例で説明する概略図である。
図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例を、捕集ユニットを装着した状態例で説明する概略図である。
本実施形態の画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の四色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。以降、四色のトナーを、Y、M、C、Kと記載する。
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、例えば、外装を形成する略直方体状の装置本体部1Aを有し、装置本体部1Aに、用紙収納部10と、画像読取部20と、画像形成部30と、定着部40と、制御部50と、流路切替装置200とが設けられている。
用紙収納部10は、画像形成装置1の下部に配置されている。用紙収納部10は、用紙のサイズや種類に応じた複数のトレイ(図示せず)が設けられている。用紙は、トレイから給紙されて搬送部12に送られ、搬送部12によって画像形成部30および定着部40に搬送される。
画像読取部20は、原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。また、画像読取部20は、A/D変換によって作成された画像データに、補正や圧縮などの各種処理を施し、制御部50の記憶手段に格納する。
なお、画像データは、画像読取部20から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピューターや他の画像形成装置などの外部装置から受信したものであってもよい。
画像形成部30は、画像形成ジョブに基づいて用紙に画像形成を行う。
画像形成部30は、Y、M、C及びKの色成分に各々対応する四組の画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kと、中間転写ベルト33と、一次転写部34と、二次転写ローラ35とを備えている。
画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各々は、ドラム状の感光体31、感光体31の周囲に配置された現像部32、図示しない帯電部、露光部及びクリーニング部等を有している。
露光部は、帯電部により表面が帯電された感光体31上にレーザー光を照射、露光することにより、感光体31上に静電潜像を形成する。
現像部32は、露光された感光体31上に現像ローラ32aにより所定の色(Y、M、C及びKのいずれか)のトナーを供給し、感光体31上に形成された静電潜像を現像する。
Y、M、C及びKに対応する四つの感光体31上に各々Y、M、C及びKのトナーで形成された画像(単色画像)は、各感光体31から中間転写ベルト33に転写される。
中間転写ベルト33は、複数の搬送ローラに巻き回された無端ベルトであり、各搬送ローラの回転に従って回転する。
中間転写ベルト33の内周側における画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各感光体31と対向する位置には、一次転写部34が設けられている。一次転写部34は、中間転写ベルト33にトナーと反対の極性の電圧を印加することで、感光体31上に付着したトナーを中間転写ベルト33に転写する。
そして、中間転写ベルト33が回転駆動することで、中間転写ベルト33の表面には、四つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kで形成されたトナー像が順次転写される。すなわち、中間転写ベルト33上には、Y、M、C及びKを色成分とするトナー像が重なり合いカラー画像が形成される。
中間転写ベルト33の外周側にて対向する位置に二次転写ローラ35が配設されている。二次転写ローラ35と中間転写ベルト33とが接触するニップ部が転写位置であり、二次転写ローラ35は、搬送部12によって搬送されてきた用紙を中間転写ベルト33に接触させて、中間転写ベルト33の外周面上に形成されているトナー画像を用紙に転写する。
二次転写ローラ35における用紙の排出側には、定着部40が設けられている。
定着部40は、加熱ローラ及び加圧ローラからなる一対のローラを備えている。
用紙は、当該一対のローラのニップ部を通ることにより熱と圧力が加えられ、用紙上に転写されたトナー像が溶融定着する。トナー像が溶融定着した用紙は、排出部(図示せず)に搬送される。
また、四つの画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kの各現像部32の上側には、それぞれ吸引ダクト36が配設されている。各吸引ダクト36は、対応する画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kで飛散したトナーを含むトナー含有空気が通る。
四つの吸引ダクト36を通った空気は、流路切替装置200に取り込まれる。流路切替装置200の詳細については後述する。
図1および図2は、吸引ダクト36を通った空気が、流路切替装置を介して排出される流れを、一点破線で示す。図1は、捕集ユニット100を経由しない空気の流れを、図2は、捕集ユニット100を経由する空気の流れを示す。
制御部50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの記憶手段等により構成される。制御部50のCPUは、例えば、ROMなどに記憶されている各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成処理やトナー捕集処理などの各種処理を実行する。
また、画像形成装置1は、図示しない記憶部と、操作表示部等を備える。記憶部は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。
記憶部には、制御部50で実行されるシステムプログラムや処理プログラムを始めとする各種プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータが記憶されている。
操作表示部は、表示画面を備え、画面上に各種情報の表示を行う表示部、及びユーザによる各種指示の入力に使用される操作部を備えている。
次に、本実施形態の流路切替装置の構成例を説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る流路切替装置の構成例を説明する図である。図3は、流路切替装置に捕集ユニット100を取り付けていない状態例を示している。
図4は、図3の流路切替装置に捕集ユニットを装着したときの切替部の状態例を説明する図である。図4では、説明を容易にするため、流路切替装置の状態例を、捕集ユニットを除いて表している。
流路切替装置200は、ケース210に、取込部211と、出口部213と、収納部215と、ダクト部230とが設けられている。
また、流路切替装置200は、ファン250と、補助部としての補助フィルタ270と、切替部300とを有する。
取込部211は、装置内に空気を取り込む開口である。図4では、四つのトナー(Y、M、C、K)に対応させて、四つの取込部211Y、211M、211C、211Kが形成されている。なお、取込部211は、四つの開口にかえて、一つの開口を設けたものでもよい。以降、四つの取込部211Y、211M、211C、211Kを区別する必要がない場合には、取込部211と称する。
出口部213は、取込部211から取り込まれた空気の出口である。
収納部215は、捕集ユニット100を着脱可能に収納する開口を有する空間である。
捕集ユニット100については、図7を参照して後述する。
ダクト部230は、空気を流す流路が形成された領域である。ダクト部230は、共通ダクト231と、接続ダクト233と、補助ダクト235、237とを有する。
共通ダクト231は、第一の流路と第二の流路とに共通する流路を形成するダクトであり、取込部211から取り込んだ空気を接続ダクト233または補助ダクト235へ案内する。
接続ダクト233は、第一の流路において、共通ダクト231と収納部215に装着された捕集ユニット100との間を接続するダクトである。
補助ダクト235は、第二の流路において、共通ダクト231と補助フィルタ270との間を接続するダクトである。
補助ダクト237は、第一の流路において、収納部215に装着された捕集ユニット100とファン250との間を接続し、第二の流路において、補助フィルタ270とファン250との間を接続するダクトである。
ファン250は、取込部211から出口部213への空気の流れを発生させる送風部の一例であり、出口部213の近傍に設けられている。
補助フィルタ270は、第二の流路に設けられ、捕集ユニット100に代わって、捕集ユニット100が実施する処理を補う補助部である。補助フィルタ270は、第二の流路を流れる空気を装置から排出するときに要する処理を行う。補助フィルタ270は、流路切替装置200を清浄するときに交換または清掃等ができるように構成されるとよい。
切替部300は、取込部211から取り込まれた空気を、捕集ユニット100(収納部215)を経由して取込部211から出口部213へ案内する第一の流路と、収納部215を経由しないで取込部211から出口部213へ案内する第二の流路とを切り換える。
切替部300は、スライド板310と、フレキシブルシャッター330と、開閉シャッター350と、図6に示す引っ張り部370とを有する。
図5は、スライド板とフレキシブルシャッターとの接続関係を説明する断面図である。
図6は、開閉シャッターの接続関係を説明する断面図である。図6は、図3に示す開閉シャッター350の周囲を拡大した図である。
図3から図6を参照して、切替部の詳細を説明する。
スライド板310は、捕集ユニット100の着脱により、スライド移動するL字形状の板である。
ケース210には溝部391が設けられており、スライド板310は、溝部391に嵌合し、溝部391に沿ってスライド移動できる構成となっている。
フレキシブルシャッター330は、柔軟性を持ちかつ気体を通さない材質(マイラー等)で出来たシャッターであり、図5に示すように、スライド板310の端部にバネクリップ331で挟む様にして取り付けられている。
ケース210にはガイド壁395が設けられており、フレキシブルシャッター330は、ガイド壁395に沿って取りつけられる。
開閉シャッター350は、開口部351が形成されている。開口部351は、第一の流路に切り替えた場合に、接続ダクト233と連通する。
また開閉シャッター350は、フレキシブルシャッター330に近い部分に穴353が設けられている。フレキシブルシャッター330は、開閉シャッター350側の端部が穴353を通って折り返されてフレキシブルシャッター330本体に貼付けられた折り返し部333が形成され、開閉シャッター350と連結している。
ケース210には溝部393が設けられており、開閉シャッター350は、溝部393に嵌合している。
開閉シャッター350の下側端形状は、L字形状に曲がって引っ掛ける形状となった引っ掛け部355を有する。
引っ張り部370は、バネなどの弾性体で形成された伸縮部材であり、一方の端部が引っ掛け部355に、他方の端部がケース210に設けられた支点399に引っ掛かっている。
引っ掛け部355は、スリット穴397の長さの範囲で上下方向に移動可能になっている。
ここで、本実施形態の流路切替装置200の収納部215に着脱可能な捕集ユニット100の一例について説明する。
図7は、捕集ユニットの構成例の概略を説明する模式図である。
捕集ユニット100は、例えば、略直方体状に形成されたケース110を有し、ケース110には、流入口111と、流出口113と、押下リブ115と、ダクト補助壁117が形成されている。
捕集ユニット100は、ケース110内に、分離部121と、貯留部123と、フィルタ部125と、流路部127、129とを有する。
流入口111は、流路切替装置200の接続ダクト223から空気が流れ込む開口である。
流出口113は、捕集ユニット100から流路切替装置200の補助ダクト237へ空気が流れ出す開口である。
押下リブ115は、捕集ユニット100を流路切替装置200に取り付けるときに、スライド板310に接触し、スライド板310をスライド移動させる。
ダクト補助壁117は、スライド板310の移動によって開いた流路切替装置200の壁面を塞ぐ。
分離部121は、流入口111から流れ込んだ空気からトナーを分離する。分離部121は、例えば、円筒状に形成され、軸方向が上下方向と一致するように設けられる。
貯留部123は、分離部121により分離されたトナーを貯留する。
フィルタ部125は、分離部121から流れる空気を清浄するフィルタを有する。フィルタ部125は、例えば、空気に残留するトナーをろ過するトナー防塵フィルタ、オゾンを除去するオゾン触媒フィルタなどの複数種類のフィルタが配置されているとよい。
流路部127は、分離部121から流れ出た空気を、フィルタ部125に案内する流路であり、流路部129は、フィルタ部125から流れ出た空気を流出口へ案内する流路である。
分離部121は、円筒状の下方から内側に取り込んだ空気を旋回させ、トナーを分離する。分離されたトナーは、自重により落下し、貯留部123に貯留され、捕集ユニット100を取り外したときに、回収される。
フィルタ部125は、流路部127を介して流れ込んだ空気を清浄し、流路部129を介して流出口113から出す。
ここでは、捕集ユニット100の詳細な説明を省略する。本実施形態の流路切替装置200は、例えば、特許文献1、2に記載された機能を実施するユニットを用いることができる。
次に、捕集ユニット100を流路切替装置200の収納部215に装着または取り外したときの切替部300の動作例について、図3、4、8および9を参照して説明する。
図8は、図3のVIII-VIII線に沿った流路切替装置の断面図である。
図9は、図8の流路切替装置に捕集ユニットを装着した状態例を説明する断面図である。
図8および図9では、一点破線で空気の流れを示す。
なお、図9は、捕集ユニット100のケース110内に備える各構成要素を省略して示している。
・捕集ユニット100を取り外したとき
流路切替装置200から捕集ユニット100が取り外されるとき、図4、9に示す状態から図3、8に示す状態へ移行する。具体的には、スライド板310は、矢印A12の方向へ移動する。また、フレキシブルシャッター330および開閉シャッター350は、引っ張り部370により矢印A22方向へ引っ張られて移動する。
図3、8の状態へ移行すると、共通ダクト231と収納部215(捕集ユニット100の流入口111)とを結ぶ接続ダクト233は、フレキシブルシャッター330で塞がれる。また、収納部215(捕集ユニット100の流出口113)と補助ダクト237との間の開閉部313は、スライド板310で塞がれる。
一方、共通ダクト231と補助ダクト235との間の開閉部311が開口し、補助ダクト235から補助ダクト237への流路は、出口部213へ繋がる。
このようにすると、捕集ユニット100を取り外した状態では、取込部211から取り込まれた空気は、共通ダクト231から補助ダクト235を通り、補助ダクト235と補助ダクト237との間に設けられた補助フィルタ270で清浄された後、補助ダクト237を通ってファン250にて出口部213へ排出される。
・捕集ユニット100を装着したとき
流路切替装置200に捕集ユニット100が取り付けられるとき、図3、8に示す状態から図4、9に示す状態へ移行する。具体的には、捕集ユニット100が収納部215へ収納されるときに、捕集ユニット100に設けられた押下リブ115によって、スライド板310は、矢印A11方向へ押されて移動する。また、スライド板310のスライド移動に伴い、フレキシブルシャッター330および開閉シャッター350は、矢印A21方向へ引っ張られて移動する。
図4、9に示す状態に移行すると、共通ダクト231と収納部215とを結ぶ接続ダクト233は、開閉シャッター350に設けられた開口部351によって繋がる。また、スライド板310の移動により開閉部313が開口し、収納部215と補助ダクト237との間は繋がり、かつ、捕集ユニット100に設けられたダクト補助壁117によって補助ダクト237が構成される。
一方、共通ダクト231と補助ダクト235との間の開閉部311、および、補助ダクト235と補助ダクト237との間は、移動したスライド板310によって塞がれる。
このように、捕集ユニット100を装着した状態では、取込部211から取り込まれた空気は、共通ダクト231から接続ダクト233を通り、捕集ユニット100内を通って、トナーやオゾンなどの有害放散物質を除去及び濾過された後に、補助ダクト237を通ってファン250にて出口部213へ排出される。
上述の通り、切替部300は、スライド板310がスライド移動すると、フレキシブルシャッター330が、ガイド壁395に沿って移動し、開閉シャッター350が、溝部393に沿ってスライド移動するように構成されている。
接続ダクト233は、スライド板310のスライド移動に伴い、開閉シャッター350が移動することにより、閉塞および開口される。
また、スライド板310は、スライド移動することにより、開閉部311、313の一方を開口し、他方を閉塞し、第二の流路において、取込部211から取り込んだ空気を補助ダクト235へ案内すること、第一の流路において、収納部215の空気を出口部213へ案内することのいずれかを可能とする。
このようにして、本実施形態の流路切替装置200は、捕集ユニット100の着脱によって生じるスライド板310のスライド移動により、取込部211および出口部213を、第一の流路と第二の流路との一方と連通させ、他方とは遮断する。これにより、本体装置としての画像形成装置1に設置される流路切替装置200は、ユニットを経由する流路と、ユニットを経由しない流路とを、本体装置の生産性を低下させることなく切り換えることを可能にする。
なお、最終的な流路切替装置200の形態は、図10および図11で示す様に、流路切替装置200に蓋290を取り付けて完成とする。
図10は、図3の流路切替装置に蓋を取り付ける前の状態例を説明する図である。
図11は、図3の流路切替装置に蓋を取り付けた後の状態例を説明する図である。
蓋290は、画像形成装置1の外壁面の一部分となる構成にしてもよい。
また、流路切替装置200は、画像形成装置1から取り外すことができるように構成されることが好ましい。
以上説明した通り、本実施形態の流路切替装置200は、画像形成装置1に設けられた流路切替装置200から捕集ユニット100が取り外された場合でも、捕集ユニット100の機能を補助する補助部としての補助フィルタ270を具備する第二の流路へ自動的に切り替わることにより、装置から排出される空気の品質を落とすことなく、かつ画像形成装置の作業を一旦停止する事(生産性を落とす事)無く、捕集ユニット100を交換することができる。
また、例えば、特許文献1には、冷却効果の低下を抑えることを目的に、第一フィルタへ向かう気流経路と第二フィルタへ向かう気流経路を切り替え装置にて電気的に切り替える構成が開示されている。
これに対して、本実施形態の流路切替装置200では、気流経路の切替を電気的部品(モータ・クラッチ・センサー・基板等)や切替に関わる制御では無く、捕集ユニット100の取り外しと装着というメカ的動作のみで流路の切り換えを可能としたことにより、電気的部品や制御の誤動作を防止することが可能となる。加えて、フィルタ汚れによる経路変更の頻度に対して、電気的切替装置(モータ・クラッチ・センサー等)の設置によるコストアップや制御の信頼性の担保にかかる費用や労力の発生を低減することが出来る。
さらに、本実施形態の流路切替装置200では、捕集ユニットや気流切り替え装置を含む排気関連の機能を、流路切替装置200として一体化し、画像形成装置1から取り外し可能としたことにより、画像形成装置1の外装等を取り外す事無く、容易に排気(ダクト)部内を清掃すること(清掃性の向上)が可能となる。
なお、上記各実施形態では、流路切替装置が着脱可能に備えるユニットとして、捕集ユニット100を用いて説明したが、ユニットはこれに限られるものではなく、空気から任意の物質を分離または取り除く他の処理を行うユニットを用いてもよい。ただし、ユニットが行う処理は、第二の流路において、ユニットの代わりに補助部が補うことができるものとする。
ユニットは、空気から任意の物質を取り除く場合に限られず、空気に任意の物質を混入または付加するものであってもよい。
また、上述した流路切替装置200は、送風部としてのファン250を備える構成例を説明したが、これに限られるものではない。送風部は、例えば、本実施形態の流路切替装置を設置する本体装置に設け、流路切替装置に空気の流れを生じさせてもよい。
上記実施形態では、流路切替装置200を画像形成装置1に用いる構成例を説明したが、これに限られるものではない。
さらに、本実施形態の流路切替装置を用いる本体装置は、上述した画像形成装置に限られるものではなく、インクジェット方式の液体を吐出する装置に用いることも可能である。インクジェット方式の場合には、記録ヘッドから吐出した液体がミストとして浮遊するため、流路切替装置200が着脱可能とするユニットとして、浮遊したミストを回収する回収ユニットを用いる構成とすることができる。
本発明は上記に示す実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲において、上記実施形態の各要素を、当業者であれば容易に考えうる内容に変更、追加、変換することが可能である。
100 捕集ユニット
110 ケース
111 流入口
113 流出口
115 押下リブ
117 ダクト補助壁
121 分離部
123 貯留部
125 フィルタ部
127、129 流路部
200 流路切替装置
210 ケース
211、211Y、211M、211C、211K 取込部
213 出口部
215 収納部
230 ダクト部
231 共通ダクト
233 接続ダクト
235、237 補助ダクト
250 ファン
270 補助フィルタ
290 蓋
300 切替部
310 スライド板
311、313 開閉部
330 フレキシブルシャッター
331 バネクリップ
333 折り返し部
350 開閉シャッター
351 開口部
353 穴
355 引っ掛け部
370 引っ張り部
391、393 溝部
395 ガイド壁
397 スリット穴
399 支点
特開2013‐160843号公報 特開2018‐97099号公報

Claims (9)

  1. 空気を取り込む取込部と、
    前記取込部から取り込まれた前記空気の出口となる出口部と、
    ユニットを着脱可能に収納する収納部と、
    前記空気を、前記収納部を経由して前記取込部から前記出口部へ案内する第一の流路と、
    前記空気を、前記収納部を経由しないで前記取込部から前記出口部へ案内する第二の流路と、
    前記ユニットの着脱により、前記第一の流路と前記第二の流路とを切り換える切替部と、を備える流路切替装置。
  2. 前記切替部は、前記ユニットの着脱により、スライド移動するスライド板を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の流路切替装置。
  3. 前記切替部は、前記取込部から前記第二の流路に前記空気を案内する開口部を有し、前記スライド板のスライド移動により、前記開口部を閉塞および開口させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の流路切替装置。
  4. 前記切替部は、前記スライド板のスライド移動により、前記第一の流路と前記第二の流路との一方と、前記出口部とを連通させ、他方を前記出口部から遮断する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の流路切替装置。
  5. 前記ユニットは、所定の物質を捕集するフィルタを有する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の流路切替装置。
  6. 前記第二の流路に設けられ、前記ユニットが行う処理を補う補助部を、さらに有する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の流路切替装置。
  7. 前記取込部から前記出口部への空気の流れを発生させる送風部を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の流路切替装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の流路切替装置を備える画像形成装置。
  9. 請求項1から7のいずれか一項に記載の流路切替装置を備える液体を吐出する装置。
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