JP4892255B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、プリンタやファクシミリ、複写機またはこれらの機能を合わせ持つ複合機の画像形成装置に適用して好適なものである。
例えば、複写機・プリンタ・ファクシミリなどの画像形成装置において、電子写真方式・静電記録方式・磁気記録方式などの適宜の作像プロセス機構によりシート材(転写材・感光紙・静電記録紙・印刷紙などの紙葉体)に転写方式(間接方式)または直接方式で目的の画像情報に対応させて形成担持させた未定着トナー像を熱定着する装置が広く使われている。また、インクジェット方式の記録装置においても、インクを短時間で乾燥させるために被記録材を加熱するものがある。
近年においては、上記の装置においても、出力品位を重視し所謂印刷機で使用されているコート紙に代表される多種のマテリアルのシート材に対応することが望まれている。コート紙は紙の表面を樹脂などの化学物質でコートしグロス調やマット調に仕上げたものである。
ところが、コート紙の種類によっては、加熱によってコート紙表面の化学物質から揮発性有機化合物(以下、VOC)が発生する場合がある。また、近年、VOCに対する規制が強化されつつある。
従来、装置本体内で発生するオゾンや飛散したトナーを、多孔性の活性炭などで吸着して除去するフィルタを設けることが一般的であり、このようなフィルタはVOCも除去する効果を有している。また、オゾンなどの除去効率をあげるため加熱部の両端に吸引および排気を設け、循環させてオゾン除去を行う例があり(特許文献1参照)。また、機内で発生したオゾンを、VOCを含む空気と混合し、酸化反応により、VOCを分解する提案がある(特許文献2参照)。また、フィルタとしては活性炭以外にゼオライトなどの吸着剤や酸化触媒を用いることがある。
特開2002−91270号公報 特開平6−19264号公報
しかしながら、上記の例においては本体で発生した分の(オゾンや)VOCを除去することは可能であるが、装置外に排出されたシート材はまだ完全に冷えておらず、VOCを発生しているが、これを除去することは不可能である。シート材の冷却を行っている装置もあるが、常温までの冷却を短時間におこなうためには、液体窒素など極低温の液体または気体を使用しなければならず、コスト的にも取り扱いにおいても非常に課題が多い。
したがって、この発明の目的は、従来技術の問題を解決して、画像形成装置本体外に排出されたシート材から発生する揮発性有機化合物を浄化処理可能な画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は、
画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に設けられ、画像が形成されたシート材を排出するための排出口と、
前記画像形成装置本体に設けられ、前記画像形成装置本体から排出されるシート材周辺の気体を吸引する吸引手段と、
前記画像形成装置本体の一側面に形成され、前記吸引手段によって吸引される気体が通過する開口と、
前記画像形成装置本体の一側面に対向するように前記画像形成装置本体と並んだ状態で前記画像形成装置本体に接続され、シート材の後処理を行う後処理装置と、
前記後処理装置に設けられ、排出されたシートが積載される排出トレイと、
前記後処理装置に設けられ、前記排出トレイの上方の空間と前記画像形成装置本体の一側面に形成された前記開口との間の空気の流路と、
前記画像形成装置本体に設けられ、前記吸引手段によって吸引された気体に含まれる揮発性有機化合物の浄化処理を行う浄化手段と、を備え、
前記吸引手段は前記排出トレイの上方の空間の気体を前記流路および前記開口を介して前記画像形成装置本体内に吸引し、前記浄化手段により前記吸引手段が吸引した気体浄化処理を行った後、外気に排出することを特徴とする画像形成装置である。
以上のように、この発明においては、プリンタやファクシミリ、複写機またはこれらの機能を合わせ持つ複合機などの画像形成装置において、シート材周辺の気体を吸引して浄化処理して機外に排出することで、画像形成装置本体から排出されるシート材から発生する揮発性有機化合物を除去することができる。よって、コート紙など多種のシート材を安全に使用することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
(第1の実施形態)
以下、この発明の第1の実施形態について、図面を用いて説明する。図1乃至図3に、この発明の第1の実施形態による画像形成装置を示す。この第1の実施形態の画像形成装置は、コンピュータ,ファクシミリ,リーダなどからの情報を出力するプリンタとして用いられる。まず、図2を参照して外部I/F処理部140の内部構造および周辺装置について説明する。
(通信部および画像処理部)
外部I/F処理部140は、画像メモリ部130を介して、リーダ部1からの画像データを取り込み、ネットワークあるいは電話回線を介して外部コンピュータや外部のファクシミリに画像データを送る。また、外部のコンピュータあるいはファクシミリからネットワークあるいは電話回線を介して送られてきた画像データを、画像メモリ部130(と画像処理部170)を介して、プリンタ部へ出力して画像形成を行う。
外部I/F処理部140は、コア部506、ファクシミリ部501、ファクシミリ部501の通信画像データを保存するハードディスク502、外部コンピュータ190と接続するコンピュータインターフェイス部503、フォーマッタ部504、イメージメモリ部505から構成される。
ファクシミリ部501はモデム(図示せず)を介して公衆回線へと接続しており、公衆回線からのファクシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミリ通信データの送信を行う。ファクシミリ部501においては、指定された時間にファクス送信を行うことや、あるいは相手からの指定パスワードによる問い合わせに応じて画像データを送信するなどのファクシミリ機能を、ハードディスク502に保存されたファクス用の画像を利用して実現する。
これにより、一度リーダ部1から画像メモリ部130を介してファクシミリ部501に画像を送り、ファクシミリ用のハードディスク502へ画像を保存した後は、リーダ部1、画像メモリ部130をファクシミリ機能に使うことなしに、ファクス送信を行うことができる。
コンピュータインターフェイス部503は、外部コンピュータ190とのデータ通信を行うインターフェイス部であり、ローカルエリアネットワーク(LAN)、シリアルI/F、SCSI−I/F、プリンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。このコン
ピュータインターフェイス部503を介して、画像形成部2、リーダ部1の状態を外部コンピュータ190に通知を行う。あるいは外部コンピュータ190からの指示で、リーダ部1で読み取った画像の外部コンピュータ190への転送を行う。
コンピュータインターフェイス部503はまた、外部コンピュータ190からプリント画像データを受け取る。その際には、外部コンピュータ190から通知されるプリント画像データは専用のプリンタコードで記述されているため、フォーマッタ部504において、通知されたデータコードを、画像形成部2で画像形成を行うことができるラスタイメージデータに変換する。変換されたラスタイメージデータはフォーマッタ部504によりイメージメモリ部505に展開される。一方でコンピュータインターフェイス部503を介して外部コンピュータ190に画像データを送信する際には、フォーマッタ部504は、画像メモリ部130から送られてきたプリント画像データに対して、イメージメモリ部505において、濃度変換、外部コンピュータ190で認識可能な画像フォーマットへの変換を行う。
イメージメモリ部505は、このようにフォーマッタ部504のラスタイメージデータを展開するメモリとして使用されるほか、リーダ部1からの画像データを外部コンピュータ190に送る(ネットワークスキャナ機能)場合にも使用される。
すなわち、リーダ部1からの画像をコンピュータインターフェイス部503経由で外部コンピュータ190に送る場合には、画像メモリ部130から送られる画像データをイメージメモリ部505に一度展開し、ここで外部コンピュータ190に送るデータの形式に変換したうえで、コンピュータインターフェイス部503から外部コンピュータ190に送出する。
コア部506は、ファクシミリ部501、コンピュータインターフェイス部503、フォーマッタ部504、イメージメモリ部505、画像メモリ部130の相互間で行われるそれぞれのデータ転送を制御管理する。これにより、外部I/F処理部140に複数の画像出力部が接続されていても、また画像メモリ部130への画像転送路が一つであっても、コア部506の管理のもと排他制御、優先度制御が行われるため、画像出力は適切に行われる。
蓄積した画像をプリントする際には、まず画像データを画像メモリ部130から画像処理部170内のγ補正部に送る。γ補正部においては、設定された濃度値に応じた出力にするために、プリンタの特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)に基づいて、元の濃度データから所望の出力濃度対応した濃度データに変換する。
露光制御部110は各色の感光体ドラム23上にレーザ21の照射タイミングを制御し、画像データの静電潜像を形成する。
(本体コントローラ部)
図3は本画像形成装置の動作制御部のブロック図である。CPU120は、画像形成装置の基本制御を行うための情報処理回路である。CPU120は、制御プログラムが書き込まれたROM121、処理を行うためのワークRAM122、および入出力ポート123が、アドレスバス、データバスにより接続されている。RAM122の一部の領域は電源OFFされてもデータが消去されないバックアップRAMとなっている。入出力ポート123には、画像形成装置が制御するモータ、クラッチなどの各種負荷装置や、紙の位置を検知するセンサなどの入出力装置が接続されている。
CPU120は、ROM121の制御プログラムの内容にしたがって、入出力ポート1
23を介して順次入出力の制御を行い、画像形成処理を実行する。
また、CPU120には操作部124が接続されており、CPU120は操作部124の表示手段、キー入力手段を制御する。上述した使用者はキー入力手段を通して、画像形成動作モードや、表示の切り替えをCPU120に指示し、CPU120は操作部124の表示手段に対して、画像形成装置の動作状態や、キー入力によって設定された動作モードの表示を行う。
次に、この発明の画像形成装置について説明する。図1に、画像形成装置の概略構成を示す。この画像形成装置は、電子写真プロセス工程を用いたプリンタである。なお、一連の電子写真プロセス工程については公知であるので詳細説明は省略する。
(給紙部)
図1に示すように、画像形成装置の下部には、シート材Sを積載収納した給紙カセット31が着脱可能に装着されている。ピックアップローラ32に連結されたソレノイド(図示せず)が待機時にはONしてピックアップローラ32はシート材面上から離間している。次に、シート材を給送する時には、ソレノイドがOFFし、ピックアップローラ32はシート材面上に接する。
そして、回転駆動を受けているピックアップローラ32によって一枚目のシート材の給送を行う。ピックアップローラ32の駆動は搬送ローラ33よりタイミングベルトを介して伝達される。
ピックアップされたシート材は搬送ローラ33およびリタードローラ34によって挟持搬送される。搬送ローラ33はシート材搬送方向に回転駆動を受けており、リタードローラ34はトルクリミッタ(図示せず)を介して搬送方向とは逆方向に回転駆動されている。
よって、一枚目の先端側は両ローラ間に一枚しかないので、シート材とローラの摩擦力にトルクリミッタが負けてリタードローラ34は搬送方向に回転する。次に、シート材が重なった場合、両ローラの挟持部に達すると、1枚目と2枚目のシート材の摩擦力はトルクリミッタに負けてリタードローラ34は搬送方向に対して逆転するため、最上側の1枚のみが先行して分離給送される。仮に複数枚のシート材Sをピックアップしてしまった場合でも同様な動作で最上側の1枚のみが先行して分離給送される。
以上のような給紙動作により、積載されたシート材を一枚ずつ給送することを可能としている。
(搬送部)
給紙部3により給送されたシート材はレジストローラ20で先端を一旦止められ、画像形成部2によって形成された画像に合わせて再び給送されて転写部にて画像の転写が行われる。レジストローラ20の回転駆動はステッピングモータ(図示せず)により行われ、その制御は本体のコントローラにより制御されている。
(画像形成部)
露光制御部からの画像情報にあわせ、レーザスキャナユニット11に含まれるレーザ発光部(図示せず)はレーザ光を発光する。そして、ポリゴンミラー(図示せず)の回転によって感光体ドラム23の母線方向に走査させて、あらかじめ帯電器24によって帯電させてあるドラム面に潜像を形成する。この潜像は感光体ドラム23の周囲に設けた現像機25によって現像され、電界をかけられた転写ローラ28とのニップ部でシート材Sにト
ナー像が転写される。画像転写後にドラム面に残留するトナーは、クリーニング器27によって除去される。
本実施形態においては、モノクロ画像を形成するプリンタを提示しているが、もちろん複数の色を用いてカラー画像を形成するプリンタでもこの発明を適用することは可能である。
(定着部)
画像形成部2においてトナー像を転写されたシート材Sは、定着装置4において、定着ローラ4a、加圧ローラ4bを通過する際に熱および圧力が印加されてトナー像をシート材Sに融着させ画像形成装置本体10外に排出される。排出されたシート材S´はシート材排出部である排紙トレイ41上に順次積載される。
定着ローラは、例えば約180℃に温調され、画像形成装置本体10から排出された直後のシート材の温度は約90℃である。そして、次のシート材が積載される前にシート材が放熱するため、積載後のシート材S´内部は約60℃の温度を保っている。基本的に紙の場合断熱効果が高いので、積載されたシート材S´のかたまりの温度が下がるには時間を要する。よって、排出後もシート材S´からVOCは発生しているため、これを除去する必要がある。
そこで、この発明においては、図1に示すように、画像形成装置本体10から排出されるシート材S′周辺の気体である空気を吸引する吸引手段としてのファン51と、このファン51によって吸引された空気に含まれる揮発性有機化合物を浄化する浄化手段としての活性炭フィルタ52とを設け、排出されるシート材周辺の空気を吸引し浄化処理して外気に排出するようになっている。
この第1の実施形態においては、ファン51と活性炭フィルタ52は画像形成装置本体10に設けられた、浄化した空気を画像形成装置本体10から外気に排出する構成となっている。すなわち、定着ユニット上方に、排紙トレイ41上に積載されたシート材のVOCを含んだ雰囲気を吸引するファン51が設けられる。ファン51は排紙トレイ41上方に位置し、図1Bに示すように、画像形成装置本体10の外装に設けられたルーバー53より空気を吸引する。
図示例においては、ファンの吸引側前面に活性炭フィルタ52が配置され、活性炭フィルタ52を通じて吸引する構成となっている。この活性炭フィルタ52を通過させることによってVOCを吸着除去し、ダクト54を介して画像形成装置本体10の上面に開口するルーバー55から装置外へ浄化した空気を排出している。図中、矢印は空気の流れを示している。排気の方向は上部に限らず、例えば後方に排気してもよい。
活性炭フィルタ52は、図1Cに示すように、メッシュ構造をもったアルミやダンボールなどの基材に活性炭を固着することで、表面積を大きくし、VOCの除去効果を向上している。また、活性炭フィルタ52上流に、埃などによる活性炭フィルタの目詰まりを防止するための防塵フィルタを設けても良い。画像形成装置本体10内で発生したオゾンやVOCは、上述した活性炭フィルタ52とは別の活性炭フィルタを介して機外へ排出している。
次に、この発明の他の実施形態について説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と異なる点について説明し、同一の構成部分についてはその説明を省略する。
(第2の実施形態)
図4に、この発明の第2の実施形態による画像形成装置を示す。図4に示すように、この第2の実施形態は、画像形成装置本体10に後処理装置としてのシート材反転装置6およびスタッカ7が接続されている。スタッカ7はシート材の搬送路を上下に分岐させる分岐パスを備えたスタッカ本体71と、シート材排出部としての上下の排紙トレイ71A,71Bとを備えた構成となっている。
画像形成装置本体10から排出されたシート材はシート材反転装置6およびスタッカ7を通り排紙トレイ71A,71Bに排出される。シート材反転装置6はシート材の排出面をユーザーの操作に応じて変更するもので、表面排紙の場合には搬送パス61を通過させ、裏面排紙時には反転パス62でシート材をスイッチバックし表裏を逆転させる。パスの切換は本体コントローラの指令により、偏向ガイド(図示せず)をソレノイドによって稼働させることで行っている。
大容量化されたスタッカ7は、上下2段のそれぞれの排紙トレイ71A,71Bに大容量積載を可能にしており、反転パスと同様に、スタッカ本体71の偏向ガイド(図示せず)を本体コントローラによって動作させることにより、排紙トレイの切換可能に構成されている。例えば、ジョブごとに切り換えたり、パソコンからの出力とFAXなど入力ソースで切り換えたりすることが可能で、ユーザーの好みに応じて設定変更ができる。
上記同様に本体から排出されたシート材は熱を持っているため、シート材反転装置6やスタッカ本体71のパス内や排紙後の排紙トレイ71A,71Bに積載されたシート材近傍の雰囲気にVOCが混在している。上記例よりも排出部が遠いため、積載時の温度は低くなっているが、大量に積載するため、断熱効果も大きくなるため温度が下がるのに時間が掛かるので、VOC総量としては温度降下の影響を全て享受できるわけではない。
そこで、排紙トレイ71A,71B近傍の空気を吸引し浄化処理すると共に、後処理装置であるシート材反転装置6やスタッカ本体71内の空気についても吸引し浄化処理するようになっている。
この実施形態においては、第1の実施形態と同様に、ファン51と活性炭フィルタ52は画像形成装置本体10に設けられ、シート材反転装置6およびスタッカ本体71内に、シート材反転装置6およびスタッカ本体71内の空気および排紙トレイ71A,71B近傍の空気を画像形成装置本体10内に引き込む流路が設けられている。
本実施形態においては、図4に示すように、シート材反転装置6およびスタッカ本体71のシート材搬送パスの上方に空気の流路を設け、画像形成装置本体10内のファン51で、シート材反転装置6およびスタッカ本体71内や排紙トレイ71A,71Bの雰囲気を吸引し、活性炭フィルタ52によりVOCを除去する。
また、流路が長くファン51のみでは吸引力が足りない場合、ファンを補助する補助吸引手段としての補助ファン72を後処理装置内に設けても良い。この実施形態においては、スタッカ本体71の排紙トレイ71A,71B上方に設け、排紙部の雰囲気を吸引し、かつ、画像形成装置本体10に向けて送り込んでいる。また、補助ファン72の前面にも活性炭フィルタ73が取り付けている。シート材反転装置6およびスタッカ本体71の各ユニットの密閉性が高ければファン51と補助ファン72の性能比を考慮する必要はないが、実際密閉性を上げるのは搬送路を受け渡さなければならないので困難である。
その際、(ファン51の風量)<(補助ファン72の風量)の場合、装置接合部などの隙間からVOCを含んだ空気が噴出してしまう。よって、この実施形態においては、画像形成装置本体10側のファン51の風量が補助ファン72の風量より大きくなるように設
定している。この実施形態においては、(ファン51の風量)>(補助ファン72の風量)となるように、同一ファンを用いて、各ファンに供給する電圧を調整している。
もちろん、ファン自体の性能を変えて風量を調整しても良い。また、同一ファン、同一電圧で活性炭フィルタ52および活性炭フィルタ73のメッシュ開口部や厚みを変えることで流路抵抗を異ならせても同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
図5に、この発明の第3の実施形態による画像形成装置を示す。この第3の実施形態においても、第2の実施形態におけると同様に、画像形成装置本体10に後処理装置としてのシート材反転装置6およびスタッカ7が接続されている。スタッカ7は、シート材の搬送路を上下に分岐させる分岐パスを備えたスタッカ本体71と、シート材排出部としての上下の排紙トレイ71A,71Bとを備えている。
この第3の実施形態においては、後処理装置を構成するスタッカ本体71とシート材反転装置のそれぞれに、ファン51と活性炭フィルタ52を装着したものである。
排紙トレイ71A,71B近傍とスタッカ本体71内の空気はスタッカ本体71に設けられたファン51と活性炭フィルタ52によって吸引浄化されて外気に排出される。また、シート材反転装置6内の空気はシート材反転装置6に設けられたファン51と活性炭フィルタ52によって吸引浄化されて外気に排出される。
なお、第2および第3の実施形態においては、後処理装置としてシート材反転装置6およびスタッカ7を例に採って説明したが、例えばパンチャー、折り機、バインダー、フィニッシャなどの後処理装置を使用する場合においてもこの発明を適用可能である。
(第4の実施形態)
図6に、この発明の第4の実施形態による画像形成装置を示す。図6に示すように、この第4の実施形態による画像形成装置は、第1の実施形態におけると同様に、後処理装置が設けられていない。また、この画像形成装置は、画像形成装置本体10に設けたファン51によって排紙トレイ41近傍の空気を吸引して、活性炭フィルタ52によってVOCを浄化処理して外部に排気する構成を有する。
そして、第1の実施形態と異なり、画像形成装置本体10内のオゾンを含んだ空気と排紙部のVOCを含んだ空気を同一のファン51により、活性炭フィルタ52を介して吸引することにより、オゾンによってVOCを酸化分解するように構成している。このようにすれば、VOCの除去効率が向上し、装置の簡素化によりコストメリットも得られる。
この第4の実施形態のように定着装置4の上方かつ近傍に活性炭フィルタ52を設けることで、定着装置4の廃熱および熱による分子運動の活性化により効率よくVOCの除去を可能としている。
(第5の実施形態)
図7に、この発明の第5の実施形態による画像形成装置を示す。図7に示すように、この第5の実施形態においても、第1の実施形態と同様にして、VOCを浄化処理して外部に排気する。すなわち、この画像形成装置は、後処理装置が設けられていない構成で、画像形成装置本体10に設けたファン51によって排紙トレイ41近傍の空気を吸引して活性炭フィルタ52によってVOCを浄化処理して外部に排気するものである。
この第5の実施形態においては、排紙部雰囲気のVOCを含んだ空気を拡散させず、雰
囲気を吸引時に整流し効率よく吸引するために整流手段としてのフード56を設けた例である。
(第6の実施形態)
図8に、この発明の第6の実施形態による画像形成装置を示す。図8に示すように、この第6の実施形態は、第5の実施形態におけるフード56に変えて、排紙部雰囲気のVOCを含んだ空気を拡散させず、効率よく吸引するために、排紙トレイ41全体を囲うカバー57を設け、排紙部を密閉した構成例である。また、シート材を取り出すために、開閉扉(図示せず)が設けられている。
(第7の実施形態)
図9に、この発明の第7の実施形態による画像形成装置を示す。図9に示すように、この第7の実施形態においては、第6の実施形態におけるカバー57に、吸引手段としてのファン51と浄化手段としての活性炭フィルタ52とが設けられている。
以上、この発明の実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば上述した実施形態においては、浄化手段としてのフィルタに活性炭を使用した例を挙げたが、酸化触媒を使用したフィルタを用いることも可能である。また、これらを複合して使用することも可能である。また、吸引手段としてファンを用いたが、ファンの代わりにコンプレッサーなどのポンプを用いることも可能である。
図1Aは、この発明の第1の実施形態による画像形成装置を示す断面図であり、図1Bは図1Aにおける排紙トレイ近傍の斜視図であり、図1Cはフィルタを表す斜視図である。 この発明の第1の実施形態による画像形成装置のI/F処理部の内部構造および周辺装置を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の動作制御部のブロック図である。 この発明の第2の実施形態による画像形成装置の断面図である。 この発明の第3の実施形態による画像形成装置の断面図である。 この発明の第4の実施形態による画像形成装置の断面図である。 この発明の第5の実施形態による画像形成装置の断面図である。 この発明の第6の実施形態による画像形成装置の断面図である。 この発明の第7の実施形態による画像形成装置の断面図である。
符号の説明
1 リーダ部
2 画像形成部
3 給紙部
4 定着装置
6 シート材反転装置(後処理装置)
7 スタッカ(後処理装置)
10 画像形成装置本体
11 レーザスキャナユニット
41 排紙トレイ(シート材排出部)
51 ファン(吸引手段)
52 活性炭フィルタ(浄化手段)
53,55 ルーバー
54 ダクト
56 フード(整流手段)
57 カバー
61 搬送パス
62 反転パス
71A,B 排紙トレイ(シート材排出部)
72 補助ファン(補助吸引手段)
73 活性炭フィルタ(浄化手段)
100 画像処理部
101 画像メモリ部
107 外部I/F処理部
120 CPU
S シート材

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体に設けられ、画像が形成されたシート材を排出するための排出口と、
    前記画像形成装置本体に設けられ、前記画像形成装置本体から排出されるシート材周辺の気体を吸引する吸引手段と、
    前記画像形成装置本体の一側面に形成され、前記吸引手段によって吸引される気体が通過する開口と、
    前記画像形成装置本体の一側面に対向するように前記画像形成装置本体と並んだ状態で前記画像形成装置本体に接続され、シート材の後処理を行う後処理装置と、
    前記後処理装置に設けられ、排出されたシートが積載される排出トレイと、
    前記後処理装置に設けられ、前記排出トレイの上方の空間と前記画像形成装置本体の一側面に形成された前記開口との間の空気の流路と、
    前記画像形成装置本体に設けられ、前記吸引手段によって吸引された気体に含まれる揮発性有機化合物の浄化処理を行う浄化手段と、を備え、
    前記吸引手段は前記排出トレイの上方の空間の気体を前記流路および前記開口を介して前記画像形成装置本体内に吸引し、前記浄化手段により前記吸引手段が吸引した気体浄化処理を行った後、外気に排出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記後処理装置が接続されないときに前記画像形成装置本体の前記一側面に取り付けられる、排出される前記シート材が積載されるシート材排出部をさらに備え、
    記シート材排出部の上方の気体を、前記開口を介して前記吸引手段が吸引し浄化処理することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記後処理装置内に、前記吸引手段を補助して、該後処理装置内および前記シート材排出部の上方の気体を前記画像形成装置本体内に引き込む補助吸引手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記吸引手段の風量が前記補助吸引手段の風量より大きくなるように前記吸引手段及び前記補助吸引手段の風量が設定されたことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置本体内におけるオゾンを含んだ気体についても、前記吸引手段によって吸引することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記シート材排出部の上方の気体の拡散を防止し整流する整流手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 前記シート材排出部全体を囲むカバーを有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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