JP4440070B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4440070B2
JP4440070B2 JP2004306262A JP2004306262A JP4440070B2 JP 4440070 B2 JP4440070 B2 JP 4440070B2 JP 2004306262 A JP2004306262 A JP 2004306262A JP 2004306262 A JP2004306262 A JP 2004306262A JP 4440070 B2 JP4440070 B2 JP 4440070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
image forming
voc
ozone
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004306262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006119313A (ja
Inventor
弘雅 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004306262A priority Critical patent/JP4440070B2/ja
Priority to EP05022455A priority patent/EP1650614B1/en
Priority to US11/251,835 priority patent/US7468099B2/en
Publication of JP2006119313A publication Critical patent/JP2006119313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4440070B2 publication Critical patent/JP4440070B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/20Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control
    • G03G21/206Conducting air through the machine, e.g. for cooling, filtering, removing gases like ozone
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2221/00Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
    • G03G2221/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts
    • G03G2221/1645Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts for conducting air through the machine, e.g. cooling

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、プリンタ,複写機,ファクシミリ等の画像形成装置に使用される排気装置を備えた画像形成装置に関する。
印刷業界では、記録材(記録媒体)として、普通紙のほかに、コート紙がよく使用される。このコート紙は、上質紙の表面を化学物質でコートしてグロス調やマット調に仕上げたものである。コート紙は、特にカラー印刷に好適に使用されて、精細な画像表現、良好な色再現性を可能としている。
一方、プリンタ,複写機,ファクシミリ等の画像形成装置(インクを使用した印刷機を除く)においても、高精細な画像(ドットの細かい画像)が求められ、またカラー化の拡大に伴って、忠実な色再現性が求められている。このため、コート紙の利用が拡大している。
コート紙をプリンタ,複写機等で使用すると、揮発性有機化合物(volatile organic compound:VOC)が発生する場合がある。プリンタ,複写機等では、印刷機とは異なり、記録材上にトナー像を定着させるために定着装置によって約180℃の加熱処理を行う。この加熱によって、化学物質からVOCが発生する。このVOCは、除去するのが望ましい。
プリンタ,複写機等では、画像形成装置本体内の空気を外部に排出する際に、吸着フィルタを通過させて排気部(排気装置)から排出する。吸着フィルタとしては、多孔性の活性炭を有するものが多く利用されている。画像形成装置本体内で発生したオゾンやVOCを、この活性炭に吸着させて、これらを除去するのである。
しかし、吸着フィルターは気体を吸着させることで気体を除去する方式であるため、ホルムアルデヒドのような低分子量のVOCの気体を吸着させるためには、吸着フィルタの機密性を高める必要がある。そうすることで、低分子のVOCの除去効率を高めることができるが、その反面、画像形成装置の内部から外部への通気性の低下のため画像形成装置の機内温度が上昇することで、トナー画像を形成するトナー画像形成手段に悪影響を与えかねない。
そのため、特許文献1には、吸着フィルタで除去が難しい低分子のVOCの除去を行えるように触媒を用いたフィルタで除去する構成がある。
特開平4−16240号公報
しかし、連続画像形成等により生ずるVOCの濃度が高くなった場合にも除去効果を高めるために除去効率を高めると、フィルタの通気性が低下するために、同様に画像形成装置の機内昇温が生ずる。このため、通気性を確保できるフィルタ構成にする必要があるが、その場合には、VOC等の濃度が高いと低分子のVOC等を十分に分解できない場合がある。したがって、VOCの除去を行いつつ、通気性を高めるためには、触媒フィルタに到達するVOC等の濃度を低くして、分解除去率を高める必要がある。
そこで、本発明は、通気性を大きく損なうことなく、VOC濃度が高い場合でも分解できるような触媒フィルタを有する画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、画像形成装置本体内のオゾンと揮発性有機化合物を含む空気を機体外部に導くための排気排出路と、前記排気排出路に設けられ、画像形成装置内で生じたオゾンと揮発性有機化合物とを吸着によって捕集する吸着フィルタと、を備えた画像形成装置において、前記吸着フィルタは、分子量の小さい揮発性有機化合物が前記吸着フィルタにより捕集されずに通過するような通気性を有し、前記吸着フィルタに捕集されずに通過する揮発性有機化合物を分解するラジカルを生じさせるためのオゾンを触媒作用により分解するオゾン分解触媒フィルタを前記排気排出路内の空気の流れる方向において最下流側に設けたことを特徴とする。
本発明によると、排気排出路の排気方向の上流側に配置された吸着フィルタによりVOC等の化合物の濃度を低くし、この低い濃度の化合物が触媒フィルタを通過することで、触媒フィルタの通気性が高くても画像形成装置の昇温を防止しつつVOC等の化合物の除去を行うことができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1に、本発明を適用することができる画像形成装置を示す。同図に示す画像形成装置は、電子写真方式のプリンタであり、同図はその概略構成を前側(操作側)から見た縦断面図である。
同図に示す画像形成装置には、原稿を読み込むリーダ部1、読み込んだ原稿に基づいて画像(トナー像)を形成する画像形成部2、この画像形成部2に記録材を供給する給搬送部3、画像形成部2において記録材上に形成されたトナー像を定着させる定着部4、定着後の記録材を排出する排出部5、定着後の記録材を表裏反転する反転部6、そして画像形成装置本体M内の空気を排気する排気部(排気装置)10が設けられている。これら各部は、排出部5の一部を除いて、箱状に形成された画像形成装置本体Mの内側に設けられている。以下、リーダ部1から順に説明する。
[リーダ部1]
リーダ部1には、原稿台ガラス11、走査光学系12、縮小レンズ13、CCD14等が配設されている。走査光学系12は、光源12a、反射ミラー12b〜12fを有している。
原稿台ガラス11に載置された原稿(不図示)は、下方を向けた画像面が、光源12a及び反射ミラー12b,12cにより光照射される。その反射光は縮小レンズ13を介してCCD14に結像され、光電変換され、さらにA/D変換されて画像情報となる。この画像情報はメモリー(不図示)へ転送される。
[画像形成部2]
画像形成部2には、像担持体としての感光ドラム21、コロナ帯電器22、露光装置23、現像装置24、転写帯電器25、クリーニング装置26等が配設されている。露光装置23は、レーザ発振器23a、ポリゴンミラー23b、反射ミラー23c等を有している。感光ドラム21は、矢印方向(図1中の時計回り)に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動され、その表面がコロナ帯電器22によって所定の極性・電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム21は、露光装置23によって静電潜像が形成される。レーザ発振器23aは、上述の画像情報に基づいて、レーザ光を発光する。発光されたレーザ光は、ポリゴンミラー23bの回転、反射ミラー23cの反射によって感光ドラム21表面を母線方向に走査する。これにより感光ドラム21上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置24によってトナー像として現像される。このトナー像は、次に説明する給搬送部3から供給される記録材Sに、転写帯電器25によって転写される。トナー像転写後の感光ドラム21は、表面に残ったトナー(転写残トナー)がクリーニング装置26によって除去され次の画像形成に供される。なお、コロナ帯電器22及び転写帯電器25が作動すると、コロナ放電によってオゾンが発生される。
[給搬送部3]
給搬送部3には、給紙カセット31,31、給紙ローラ32,32、搬送ローラ33,33、リタードローラ34,34、レジストローラ35等が配設されている。給紙カセット31に積載収納されている記録材Sは、給紙ローラ32によって給紙され、搬送ローラ33及びリタードローラ34によって1枚ずつ分離されて搬送される。搬送された記録材Sは、レジストローラ35によって一旦停止されて斜行が防止された後、感光ドラム21上のトナー像にタイミングを合わせるようにして、感光ドラム21と転写帯電器25との間の転写部に供給される。転写部に供給された記録材Sは、転写帯電器25によって表面にトナー像が転写される。トナー像転写後の記録材Sは、搬送ベルト36によって、次に説明する定着部4に搬送される。
[定着部4]
定着部4には、ハロゲンヒータ(不図示)を内側に有する加熱ローラ41と、付勢部材(不図示)によって所定の押圧力で加熱ローラ41に当接された加圧ローラ42とが配設されている。未定着のトナー像を担持した記録材Sは、図1中の時計回りに回転する加熱ローラ41と図1中の反時計回りに回転する加圧ローラ42との間の定着ニップを通過することにより、加熱、加圧されて表面にトナー像が定着される。このとき記録材Sに加えられる熱によって、記録材S中の水分が蒸発したり、また記録材Sがコート紙である場合には、VOCが発生したりする。
[排紙部5]
排紙部5には、排紙ローラ51、排紙トレイ52が配設されている。トナー像転写後の記録材Sは、排紙ローラ51によって、画像形成装置本体M外部の排紙トレイ52上に排出される。これにより1枚の記録材Sの片面(表面)に対する画像形成が終了する。
[反転部6]
記録材Sの両面に画像形成を行う場合は、記録材Sは、表面にトナー像が定着された後、排紙されずに、下方のスイッチバックローラ対61に搬送される。記録材Sはこのスイッチバックローラ対61の正転及び逆転により、表裏反転されて、両面搬送パス62に導かれる。その後、記録材Sは、裏面に画像形成を行うために、再搬送ローラ63によってレジストローラ35に搬送される。そして、表面に画像形成したのと同様のプロセスを経て、裏面に画像形成が行われる。裏面にも画像形成がなされた記録材Sは、定着部4等を介して、排紙トレイ52上に排出される。これにより、記録材Sの両面[表面と裏面]に対する画像形成が終了する。
[排気装置10]
本実施の形態においては、画像形成装置は、画像形成装置本体Mの左側壁M1における、上述の排紙ローラ51の上方に、画像形成装置本体M内の空気を排気するための排気路である排気装置10を備えている。
図2は、図1における排気装置10の拡大断面図を示す。これらの図に示すように、排気装置10は、ダクト(排気排出路)101と、このダクト101に対してその奥側(図2の右側)から順に取り付けられたトナー等の微小物を除去する防塵フィルタ102、吸着フィルタとしてのオゾンフィルタ103、排気手段としてのモータファン104、触媒フィルタとしてのVOC酸化触媒フィルタ105とを備えている。
ダクト101は、筒状に形成されていて、画像形成装置本体Mの内側に向けて開口する吸気口101aと画像形成装置本体Mの外側に向けて開口する排気口101bとを有している。ダクト101は、吸気口101aと排気口101bとの間に、空気Aの流路を形成している。ダクト101の形状は、円筒形、角筒形等はもちろん、例えば設計上の制約により任意の形状とすることができる。
防塵フィルタ102は、ダクト101における最も奥側(吸気口101a)、すなわち空気Aの流れに沿っての最上流側に配設されている。この防塵フィルタ102は、主に、画像形成装置本体M内の空気中に飛散している飛散トナーを除去するものである。
オゾンフィルタ103は、上述の防塵フィルタ102の下流側に配設されている。オゾンフィルタ103は、活性炭を織布、不織布、薄板に担持させたものであり、主に、画像形成装置本体M内の空気中のオゾンを吸着により機械的に除去するものである。なお、オゾンフィルタ103は、その除去方法が吸着による機械的な除去であるため、VOCをもオゾンと同様に吸着して除去することが可能である。
モータファン104は、上述のオゾンフィルタ103の下流側に配設されている。モータファン104は、回転可能なファン104aとこれを回転駆動するモータ(不図示)とを有していて、ダクト101内に、空気Aの流れを形成するものである。
VOC酸化触媒フィルタ105は、上述のモータファン104の下流側、すなわちダクト101の排気口101bに配設されている。VOC酸化触媒フィルタ105は、白金、パラジウム等の貴金属系、又は、マンガン、鉄等の卑金属系の酸化触媒を織布、不織布、薄板などの基材で担持したものである。このVOC酸化触媒フィルタ105は、空気中のVOCを酸化によって化学的に除去するものである。
なお、上述のオゾンフィルタ103やVOC酸化触媒フィルタ105は、上述のものに限定されるものではなく、前者のオゾンフィルタ103は、オゾンやVOCを少なくとも吸着によって除去する機能を有すればよく、またVOC酸化触媒フィルタ105は少なくともVOCを酸化させる機能を有するものであればよい。
上述の画像形成装置においては、図1に示すように、記録材Pの搬送経路のうちの、レジストローラ35よりも下流側に位置する部分は、ほぼ右側から左側に向けて形成されている。そして、この部分の上流側から下流側にかけて、上述の画像形成部2、定着部4、排気装置10が配設されている。さらに、画像形成部2と定着部4とはほぼ同じ高さに、そして、排気装置10は、定着部4の斜め上方に配置されている。
また、画像形成部2のコロナ帯電器22と、排気装置10との間には、コロナ帯電器22近傍の空気Aを排気装置10に導くための流路7が設けられている。この流路7は、横方向に配設されて上板71と、この上板71に対して下方から対向する下板72と、定着部4の上方を覆うカバー部材73とによって構成されている。このうち上板71は、その右端がコロナ帯電器22の上方に位置し、左端側がほぼ水平に左方に延設されて、排気装置10の上部に至るように形成されている。この上板71は、画像形成装置本体Mの上部に配設されたリーダ部1と、他の各部、すなわち画像形成部2、給搬送部3、定着部4、反転部6等とを区画している。これにより、リーダ部1には、画像形成装部2で発生したオゾンや飛散トナー、定着部4で発生したVOCなどが進入しないようになっている。下板72は、その右端がコロナ帯電器22の左端近傍に位置し、左端側が、定着部4の右側上部まで延設されている。カバー部材73は、水平部73aと、その右端から下方に屈曲された右屈曲部73bと、水平部73aの左端から下方に向けて屈曲された左屈曲部73cとを有している。この水平部73aの右端と、上述の下板72の左端縁との間には、前後方向に長い通気口74が形成されている。この通気口74は、下板72の下方に構成される流路8と、下板72の上方に形成される上述の流路7とを連通させるためのものである。
下板72とこの下方に位置する上述の搬送ベルト3との間で、かつ上述の画像形成部2とこの左方に位置する定着部4との間には、上述の流路7とは別の流路8が形成される。この流路8は主に、転写帯電器25近傍で発生したオゾン、転写帯電器25及びクリーニング装置26近傍で発生した飛散トナーを、上方に画像形成部2から左方の定着部4に向けて移動させ、さらに上述の通気口74を介して、上方の流路7に導入するものである。なお、流路8においては、搬送ベルト36が矢印方向に回転し、これに伴って記録材がほぼ右から左に向かって移動する。これにより、流路8には、画像形成部2近傍の空気Aを定着部4に向けて移動させるような気流が形成されやすくなっている。また、定着部4とその斜め上方に配置された排気装置10との間には、流路9が形成されている。
上述構成の画像形成装置にあっては、一次帯電時のコロナ帯電器22のコロナ放電によってオゾンが発生する。また、転写時の転写帯電器25のコロナ放電によってオゾンが発生する。また、転写時の転写帯電器25及びクリーニング時のクリーニング装置26近傍からは飛散トナーが発生する。さらに、記録材Pとしてコート紙を使用した場合の定着部4では、コート紙が加熱されることにより、VOCが発生する。
上述の各箇所で発生した、オゾン、飛散トナー、VOCは、排気装置10のファン104の回転によって発生する気流に乗って排気装置10に導かれる。すなわち、コロナ帯電器22近傍で発生したオゾンは、流路7に沿って図1中の右方から左方に流れて排気装置10にいたる。また、転写帯電器25近傍で発生したオゾン、並びに転写帯電器25近傍及びクリーニング装置26近傍で発生した飛散トナーは、流路8に沿って図1中の右方から左方に流れて通気口74を通って流路7に入り、流路7の下流側の部分を介して排気装置10に至る。そして、定着部4の定着ニップ近傍で発生したVOCは、定着時の加熱による上昇気流に乗って流路9を通って排気装置10に至る。
上述のように、画像形成装置本体Mから排気装置10に導かれた空気Aには、オゾンや飛散トナーやVOCが含まれている。これらは、排気装置10の吸気口101aから吸引されて、排気口101bに至る間に各フィルタによって良好に除去される。
排気装置10に導かれた空気Aは、まず、防塵フィルタ102を通過することによって飛散トナーが除去される。飛散トナーが除去された空気Aは、次にオゾンフィルタ103を通過する。オゾンフィルタ103ではオゾンとVOCを吸着するが、VOCをすべて除去することはできない。特に低分子量のVOCは吸着が困難である。
オゾンフィルタ103で除去しきれなかったVOCはVOC酸化触媒フィルタ105を通過することによって除去される。こうして、飛散トナー、オゾン、VOCが除去された空気Aが、排気装置10の排気口101bから画像形成装置本体M外部に排気される。
ここで、一般に、VOC酸化触媒フィルタ105は、化学反応に時間を要するため高濃度のVOCは分解することが難しい。また高濃度のVOCを分解する頻度が高いと耐久性能も低下しがちとなる。
しかしながら、排気装置10は、上述のように構成することにより、オゾンフィルタ103でVOCの濃度を低くした後の空気AをVOC酸化触媒フィルタ105に通過させるようにしているので、VOCを確実に除去をすることが可能となり、また長期間にわたってVOC除去能力を持続させることができる。また、VOC酸化触媒フィルタ105では、VCOを酸化させることによってVOCを除去しているので、ホルムアルデヒドのような低分子量のVOCでも除去することが可能である。
<実施の形態2>
図3に、本実施の形態の排気装置10Aの縦断面図を示す。なお、本実施の形態の排気装置10Aのうち、上述の実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
[排気装置10A]
本実施の形態では、排気装置10Aは、上述の実施の形態1におけるVOC酸化触媒フィルタ105に代えて、オゾン分解触媒フィルタ106を配設している。すなわち本実施の形態では、排気装置10Aは、ダクト101と、このダクト101に対して、空気Aの流れの上流側から順に取り付けられた防塵フィルタ102、オゾンフィルタ103、モータファン104、オゾン分解触媒フィルタ106とを備えている。なお、本実施の形態に係る画像形成装置は、排気装置10A以外の構成については、上述の実施の形態1と同様である。
オゾン分解触媒フィルタ106は、二酸化マンガンや酸化ニッケルなどのオゾン分解触媒を織布、不織布、薄板などの基材で担持した構成することができる。ただし、これに限定されるものではない。
実施の形態1と同様に、画像形成装置本体M内の画像形成部2近傍で発生するオゾンや飛散トナー、定着部4近傍で発生するVOCは、画像形成装置本体M内の空気とともに、モータファン104によって排気装置10へ導かれる。排気装置10に導かれた空気Aは、まず、防塵フィルタ102を通過することによって飛散トナーが除去される。
飛散トナーが除去された空気Aは、次にオゾンフィルタ103を通過する。オゾンフィルタ103ではオゾンとVOCとを吸着するが、VOCをすべて除去することはできない。特に低分子量のVOCは吸着が困難である。オゾンフィルタ103で除去しきれなかったVOCはオゾン分解フィルタ106を通過することによって除去され、画像形成装置本体M外部に排出される。
このとき、オゾン分解触媒フィルタ106では、オゾンが分解されてラジカル(遊離基)が発生する。このラジカルがVOCを酸化する。このため、ホルムアルデヒドのような低分子量のVOCでも除去可能である。
本実施の形態によると、上述の実施の形態1と同様に、触媒フィルタ(本実施の形態ではオゾン分解触媒フィルタ106)の上流側に、VOCを吸着する機能を有するフィルタ(本実施の形態では、オゾンフィルタ103)を設け、まず、オゾンフィルタ103によってオゾン及びVOCを除去し、このオゾンフィルタ103で除去し切れなかったVOCをオゾン分解触媒フィルタ106によって分解するようにしている。このため、排気装置10は、VOCを確実に除去をすることが可能となり、また長期間にわたって、VOC除去能力を持続することができる。
<実施の形態3>
本発明に係る排気装置は、VOCを吸着することのできるフィルタを上流側に配置し、VOCを分解することのできるフィルタを下流側に配置するものであれば、ダクト101、防塵フィルタ102、モータファン104等の位置は、適宜に設定することができる。また、防塵フィルタ102は省略することも可能である。
例えば、図4(a)に示す排気装置10aは、防塵フィルタを有しておらず、ダクト101の上流側(ダクト内の空気の流れに沿っての上流側)から順に、オゾンフィルタ103、モータファン104、VOC酸化触媒フィルタ105が配設されている。
図4(b)に示す排気装置10bは、除去フィルタ101の上流側から順に、防塵フィルタ102、モータファン104、オゾンフィルタ103、VOC酸化触媒フィルタ105が配設されている。
図4(c)に示す排気装置10cは、除去フィルタ101の上流側から順に、防塵フィルタ102、オゾンフィルタ103、VOC酸化触媒フィルタ105、モータファン104が配設されている。
また、図4(d)に示す排気装置10dは、フィルタ等の配置は、図2に示す実施の形態1のものと同様である。すなわちダクト101の上流側から順に、防塵フィルタ102、オゾンフィルタ103、モータファン104、VOC酸化触媒フィルタ105が配設されている。図2に示す排気装置10との違いは、主にオゾンや飛散トナーを含んだ空気Aを導くダクト107と、主にVOCを含んだ空気AVOCを導くダクト108とを有する点である。すなわち、上述のように、オゾンや飛散トナーは、主に画像形成部2近傍で発生する。一方、VOCは、主に定着部4近傍で発生する。そこで、オゾンや飛散トナーを含んだ空気Aは、ダクト107で導き、VOCを含む空気AVOCはダクト108で導く。そして、これらの空気A,AVOCをそれぞれ個別に導いた後、合流させ、その後にオゾンフィルタ103とVOC酸化触媒フィルタ105とを通過させるようにしている。
さらにはオゾンフィルタ103とVOC酸化触媒フィルタ105とを、空気の流れ沿っての上流側と下流側とに直列に有する一体型のフィルタを使用するようにしてもよい。
なお、本実施の形態においては、上述の実施の形態2と同様に、VOC酸化触媒フィルタ105に代えて、オゾン分解触媒フィルタ106(図3参照)を設けるようにしてもよい。
以上の説明では、画像形成装置本体Mに、1個の排気装置が設けられている場合を例に説明したが、画像形成装置本体Mに複数の排気装置を設けるようにしてもよい。この場合、すべての排気装置を本発明に係る排気装置としてオゾンフィルタ103とVOC酸化触媒フィルタ105を設けるようにすると、画像形成装置本体M内で発生したオゾン及びVOCを良好に除去することができる。また、これに代えて、VOCが発生される場所(上述の実施の形態1〜3では、定着部4近傍)に配設される排気装置のみ、本発明に係る排気装置、すなわち上流側にオゾンフィルタ103を有し、下流側にVOC酸化触媒フィルタ105を有する排気装置とし、他の排気装置はVOC酸化触媒フィルタ105を有さない排気装置としてもよい。この場合には、排気装置を簡略化してコストダウンを図ることができる。
本発明に係る排気装置を適用することができる画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。 実施の形態1に係る排気装置の拡大縦断面図である。 実施の形態2に係る排気装置の拡大縦断面図である。 (a)〜(d)はそれぞれその他の排気装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1 リーダ部
2 画像形成部
3 給搬送部
4 定着部
5 排紙部
6 反転部
7,8,9 流路
10,10A,10a〜10d
排気装置(排気部)
101 ダクト(排気排出路)
102 防塵フィルタ
103 オゾンフィルタ(吸着フィルタ)
104 モータファン(排気手段)
105 VOC酸化触媒フィルタ(触媒フィルタ)
106 オゾン分解触媒フィルタ(触媒フィルタ)
M 画像形成装置本体

Claims (1)

  1. 画像形成装置本体内のオゾンと揮発性有機化合物を含む空気を機体外部に導くための排気排出路と、
    前記排気排出路に設けられ、画像形成装置内で生じたオゾンと揮発性有機化合物とを吸着によって捕集する吸着フィルタと、を備えた画像形成装置において、
    前記吸着フィルタは、分子量の小さい揮発性有機化合物が前記吸着フィルタにより捕集されずに通過するような通気性を有し、
    前記吸着フィルタに捕集されずに通過する揮発性有機化合物を分解するラジカルを生じさせるためのオゾンを触媒作用により分解するオゾン分解触媒フィルタを前記排気排出路内の空気の流れる方向において最下流側に設けたことを特徴とする画像形成装置。
JP2004306262A 2004-10-20 2004-10-20 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4440070B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306262A JP4440070B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 画像形成装置
EP05022455A EP1650614B1 (en) 2004-10-20 2005-10-14 Image forming apparatus discharging air to the exterior
US11/251,835 US7468099B2 (en) 2004-10-20 2005-10-18 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306262A JP4440070B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006119313A JP2006119313A (ja) 2006-05-11
JP4440070B2 true JP4440070B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=35686264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004306262A Expired - Fee Related JP4440070B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7468099B2 (ja)
EP (1) EP1650614B1 (ja)
JP (1) JP4440070B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4891538B2 (ja) 2004-11-04 2012-03-07 株式会社日立ハイテクノロジーズ ロードポート
US20070183941A1 (en) * 2006-02-07 2007-08-09 Oreck Holdings, Llc Air cleaner for ozone and Volatile Organic Compound (VOC) removal
US20080038008A1 (en) 2006-02-28 2008-02-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US7892330B2 (en) * 2006-04-12 2011-02-22 Fujifilm Corporation Image forming apparatus
JP5440233B2 (ja) 2010-02-12 2014-03-12 株式会社リコー 画像形成装置
US9039812B2 (en) * 2013-06-28 2015-05-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Exhaust substance removal
US9643439B2 (en) 2013-09-20 2017-05-09 Veltek Associates, Inc. Portable cleanroom printing cabinet
JP6225937B2 (ja) * 2015-03-25 2017-11-08 コニカミノルタ株式会社 電気機器用オプション装置
CA2984143A1 (en) * 2015-07-13 2017-01-19 Veltek Associates, Inc. Portable cleanroom printing cabinet
WO2017148540A1 (en) 2016-03-04 2017-09-08 Hewlett-Packard Development Company L.P. Curing apparatus
JP7192300B2 (ja) * 2018-08-10 2022-12-20 株式会社リコー 微粒子捕集装置、及び、画像形成装置
JP2023031857A (ja) * 2021-08-25 2023-03-09 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 排気装置、画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02273764A (ja) * 1989-04-17 1990-11-08 Canon Inc 画像形成装置
JP3693315B2 (ja) * 1997-02-28 2005-09-07 株式会社荏原製作所 クリーンルームにおける気体清浄方法及びその装置
US6771916B2 (en) * 2001-11-13 2004-08-03 Nexpress Solutions Llc Air quality management apparatus for an electrostatographic printer
JP2004045573A (ja) * 2002-07-09 2004-02-12 Canon Inc 画像形成装置
KR100481544B1 (ko) * 2002-09-10 2005-04-08 삼성전자주식회사 광촉매 필터가 구비된 습식 전자 사진 방식 프린터
JP2006018240A (ja) * 2004-06-04 2006-01-19 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1650614B1 (en) 2012-01-11
US20060083666A1 (en) 2006-04-20
US7468099B2 (en) 2008-12-23
EP1650614A3 (en) 2006-10-04
EP1650614A2 (en) 2006-04-26
JP2006119313A (ja) 2006-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7313342B2 (en) Image forming apparatus including catalyst and active carbon filters
US7468099B2 (en) Image forming apparatus
JP2010134133A (ja) 画像形成装置及び定着装置
JP2011060737A (ja) 改質装置、後処理装置及び画像形成装置
JP5370033B2 (ja) 改質装置及び後処理装置及び画像形成装置
JP2009145729A (ja) 画像形成装置
JP2007219032A (ja) 画像形成装置
JP4908783B2 (ja) 画像形成装置
JP5017388B2 (ja) 画像形成装置
JP2008250034A (ja) 画像形成装置
JP4411181B2 (ja) 画像形成装置
JP2006259280A (ja) 画像形成装置
JP2006215309A (ja) 画像形成装置
JP2011180283A (ja) 臭気除去装置及びそれを備えた複合画像形成装置
JP2005126191A (ja) 画像形成装置
JP5493621B2 (ja) 改質装置、後処理装置及び画像形成装置
JP4367334B2 (ja) 画像形成装置
JP2005070264A (ja) 画像形成装置
JP2006330480A (ja) 定着装置
JP5598310B2 (ja) オゾン分解装置及び改質装置及び画像形成装置
JP4838670B2 (ja) シート排出装置
JP4251034B2 (ja) 画像形成装置
JP5914986B2 (ja) 改質装置、後処理装置及び画像形成装置
KR101329740B1 (ko) 복합기
JP2012099360A (ja) 改質装置及び後処理装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees