JP2023031857A - 排気装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オゾンを含んだガスが装置本体の外部へ排出される流路の途中で高温ガスを合流させる場合と比して、オゾンを含んだガスが装置本体の内部に滞留するのを抑制することができる排気装置、及び画像形成装置を得る。【解決手段】排気装置は、オゾンを含んだガスが流れる流路部と、高温ガスが流入する流入口が形成されると共に流路部が連結され、オゾンを含んだガスと高温ガスとが合流する合流部と、オゾンを含んだガスが流路部を流れて合流部へ流出する気流を生じさせる第一気流発生部と、第一気流発生部によってオゾンを含んだガスが合流部へ流出する流量と比して合流ガスが合流部から装置本体の外部へ排出される流量を多くなるように、合流ガスが合流部から装置本体の外部へ排出される気流を生じさせる第二気流発生部とを備えている。【選択図】図9

Description

本発明は、排気装置、及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の印刷装置は、ブランケット胴と、印刷された印刷用紙を排紙部に排出するためのチェーンをスプロケットとの間で巻回した排紙胴と、撮像部と、チェーンにより搬送される印刷用紙を乾燥する乾燥部と、乾燥部において印刷用紙に与えられた熱の気流を放熱および排気する放熱部とを有する。
特開2006-240198号公報
装置本体の内部でオゾンを含んだガスが発生することがある。そして、装置本体の内部に加熱源が有る場合には、加熱源によって空気が加熱されることで生じた高温ガスと、オゾンを含んだガスとを合流させて装置本体の外部へ排出させる構成がある。
このような構成では、高温ガスを装置本体の外部へ排出させる流量が、オゾンを含んだガスを装置本体の外部へ排出させる流量と比して多くなるケースがある。そこで、オゾンを含んだガスを装置本体の外部へ排出する流路の途中で高温ガスを合流させると、オゾンを含んだガスの流れが阻害されてオゾンを含んだガスが装置本体の内部に滞留してしまうことが考えられる。
本発明の課題は、オゾンを含んだガスが装置本体の外部へ排出される流路の途中で高温ガスを合流させる場合と比して、オゾンを含んだガスが装置本体の内部に滞留するのを抑制することである。
本発明の第1態様に係る排気装置は、装置本体の内部で発生したオゾンを含んだガスが流れる流路部と、装置本体の内部で生じた高温ガスが流入する流入口が形成されると共に前記流路部が連結され、内部でオゾンを含んだガスと高温ガスとが合流する合流部と、オゾンを含んだガスが前記流路部を流れて前記合流部へ流出する気流を生じさせる第一気流発生部と、前記第一気流発生部によってオゾンを含んだガスが前記合流部へ流出する流量と比してオゾンを含んだガスと高温ガスとが合流した合流ガスが前記合流部から装置本体の外部へ排出される流量を多くなるように、合流ガスが前記合流部から装置本体の外部へ排出される気流を生じさせる第二気流発生部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2態様に係る排気装置は、第1態様に記載の排気装置において、前記第二気流発生部によって合流ガスが前記合流部から装置本体の外部へ排出される流量を可変させる制御装置を備え、前記制御装置は、前記第二気流発生部を制御し、前記第一気流発生部によってオゾンを含んだガスが前記合流部へ流出する流量と比してオゾンを含んだガスと高温ガスとが合流した合流ガスが前記合流部から装置本体の外部へ排出される流量を多くなるように、合流ガスが前記合流部から装置本体の外部へ排出される気流を生じさせる、ことを特徴とする。
本発明の第3態様に係る排気装置は、第1又は第2態様に記載の排気装置において、前記第一気流発生部によってオゾンを含んだガスが前記合流部へ流出する流出方向と、前記流入口から高温ガスが前記合流部へ流入する流入方向とが異なっていることを特徴とする。
本発明の第4態様に係る排気装置は、第3態様に記載の排気装置において、前記流出方向と、前記流入方向とが交差していることを特徴とする。
本発明の第5態様に係る排気装置は、第4態様に記載の排気装置において、前記流出方向と、前記流入方向と、前記第二気流発生部によって合流ガスが前記合流部から排出される排出方向とが交差していることを特徴とする。
本発明の第6態様に係る排気装置は、第1~第5態様の何れか1態に記載の排気装置において、上方側へ向かって流れる高温ガスが前記流入口を流れて前記合流部に流入するように前記流入口は開口していることを特徴とする。
本発明の第7態様に係る排気装置は、第6態様に記載の排気装置において、前記流入口は、ガスを加熱して高温ガスを発生させる加熱源の上方に配置されていることを特徴とする。
本発明の第8態様に係る画像形成装置は、像保持体と、放電によって前記像保持体を帯電する帯電部と、帯電した前記像保持体を露光して潜像を形成する露光部と、前記像保持体に形成された潜像を現像して画像を形成する現像部と、前記像保持体に形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、記録媒体を加熱して画像を記録媒体に定着する加熱源としての定着部と、前記帯電部で発生したオゾンを含んだガスが流れる流路部と、前記定着部で生じた高温ガスが流入する流入口が形成された合流部とを有する、請求項1~7の何れか1項に記載された排気装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の第9態様に係る画像形成装置は、像保持体と、前記像保持体を帯電する帯電部と、帯電した前記像保持体を露光して潜像を形成する露光部と、前記像保持体に形成された潜像を現像して画像を形成する現像部と、放電によって前記像保持体に形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、記録媒体を加熱して画像を記録媒体に定着する加熱源としての定着部と、前記転写部で発生したオゾンを含んだガスが流れる流路部と、前記定着部で生じた高温ガスが流入する流入口が形成された合流部とを備える、請求項1~7の何れか1項に記載された排気装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1態様の排気装置によれば、オゾンを含んだガスが装置本体の外部へ排出される流路の途中で高温ガスを合流させる場合と比して、オゾンを含んだガスが装置本体の内部に滞留するのを抑制することができる。
本発明の第2態様の排気装置によれば、高温ガスが装置本体の外部へ排出される流量を調整することができる。
本発明の第3態様の排気装置によれば、流出方向と流入方向とが同じ場合と比して、合流部で合流する合流ガスのオゾン濃度のバラツキを小さくすることができる。
本発明の第4態様の排気装置によれば、流出方向が一方向において一側から他側で、流入方向が一方向において他側から一側の場合と比して、合流部で合流する合流ガスのオゾン濃度のバラツキを小さくすることができる。
本発明の第5態様の排気装置によれば、流出方向と流入方向と排出方向とが同じ場合と比して、合流部から排出される合流ガスのオゾン濃度のバラツキを小さくすることができる。
本発明の第6態様の排気装置によれば、高温ガスが水平方向へ流れて合流部へ流入するように流入口が開口している場合と比して、高温ガスが合流部へ効果的に流入することができる。
本発明の第7態様の排気装置によれば、水平方向において加熱源と流入口が離間している場合と比して、高温ガスが合流部へ効果的に流入することができる。
本発明の第8態様の画像形成装置によれば、第1~第7態様の何れか1態様に記載の排気装置を備えていない場合と比して、出力画像の品質低下を抑制することができる。
本発明の第9態様の画像形成装置によれば、第1~第7態様の何れか1態様に記載の排気装置を備えていない場合と比して、出力画像の品質低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられたトナー像形成部を示した構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられたチェーングリッパを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた定着ユニット等を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた定着ユニット等を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた定着部等を示した正面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた予備加熱部を示した平面図である。 本発明の実施形態に係る排気装置の一部を示した拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る排気装置を示した正面図である。 本発明の実施形態に係る排気装置に備えられたオゾン流路等を示した構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた制御装置のハードウェア構成を示した図面である。
本発明の実施形態に係る排気装置、及び画像形成装置の一例について図1~図11に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行き方向(水平方向)を示す。また、装置幅方向と装置奥行き方向とは互いに直交している。
(画像形成装置10)
画像形成装置10は、図1に示されるように、記録媒体の一例としてのシート部材Pにトナー像を形成する電子写真式の画像形成装置である。そして、画像形成装置10は、収容部50と、排出部52と、画像形成部12と、搬送機構60と、定着部100と、冷却部90と、排気装置160と、制御装置210と、を備えている。
(収容部50、排出部52)
収容部50は、図1に示されるように、装置幅方向において装置本体10aの一方側の部分に配置されており、装置本体10aに対して引き出し可能とされている。さらに、収容部50は、装置上下方向に並んで2個設けられている。そして、サイズの異なるシート部材Pが夫々の収容部50に収容されている。
排出部52は、装置幅方向において装置本体10aの他方側の部分に配置されており、トナー像が形成されたシート部材Pが排出されるようになっている。
(冷却部90)
冷却部90は、図1に示されるように、装置幅方向において排出部52の一方側に配置されており、装置幅方向に並んでいる一対の冷却ロール92を備えている。
冷却ロール92は、金属等により形成された円筒状のロールで構成されている。そして、冷却ロール92は、その内部で空気が流通するようになっている。
この構成において、冷却部90は、流通する空気との熱交換によって定着部100によって加熱されたシート部材Pを冷却する。さらに、冷却部90は、冷却されたシート部材を排出部52に排出する。
(画像形成部12)
画像形成部12は、図1に示されるように、装置幅方向において、収容部50と冷却部90との間に配置されている。そして、画像形成部12は、トナー像を形成するトナー像形成部20と、トナー像形成部20で形成されたトナー像をシート部材Pに転写する転写装置30と、を備えている。
〔トナー像形成部20〕
トナー像形成部20は、図1に示されるように、色ごとにトナー像を形成するように複数備えられている。画像形成装置10では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計4色のトナー像形成部20が備えられている。
4色のトナー像形成部20は、転写ベルト31(詳細は後述)の周回方向(図中矢印B方向)において、上流側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の順番に上方側から下方側に向けて並んで配置されている。
各色のトナー像形成部20は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。具体的には、各色のトナー像形成部20は、図2に示されるように、図中矢印A方向に回転する像保持体21(感光体)と、像保持体21を帯電させる帯電器22と、を備えている。さらに、各色のトナー像形成部20は、帯電器22によって帯電された像保持体21を露光して像保持体21に静電潜像を形成する露光装置23と、露光装置23によって像保持体21に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置24と、備えている。
この構成において、各色のトナー像形成部20は、各色のトナー像を、各色のトナーを用いて形成する。なお、帯電器22については、詳細を後述する。
〔転写装置30〕
転写装置30は、図1に示されるように、中間転写体としての転写ベルト31と、一次転写ロール33と、転写部35と、を備えている。
-転写ベルト31-
転写ベルト31は、図1に示されるように、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて装置上下方向に延びるように配置されており、各色の像保持体21と接触している。そして、転写ベルト31は、複数のロール32の少なくとも1つが回転駆動されることで、図中矢印B方向へ周回するようになっている。
-一次転写ロール33-
一次転写ロール33は、図1に示されるように、転写ベルト31を挟んで各色の像保持体21の反対側に夫々配置されている。そして、一次転写ロール33は、図2に示されるように、像保持体21に形成されたトナー像を、像保持体21と一次転写ロール33との間の一次転写位置Tで転写ベルト31に転写するようになっている。
-転写部35-
転写部35は、図1に示されるように、転写ベルト31の下方側の部分に配置されており、二次転写ロール34と、対向ロール36と、を備えている。対向ロール36は、二次転写ロール34と装置上下方向で対向するように、転写ベルト31を挟んで反対側に配置されている。
この構成において、一次転写ロール33は、一次転写ロール33により生じた静電力により、像保持体21に形成されたトナー像を一次転写位置Tで転写ベルト31に転写する。さらに、転写ベルト31は、周回することで、一次転写されたトナー像を二次転写位置NTへ搬送する。また、転写部35は、転写ベルト31に転写されたトナー像を、二次転写ロール34により生じた静電力により、二次転写位置NTを通過するシート部材Pに転写する。
(搬送機構60)
搬送機構60は、図1に示されるように、装置上下方向において、画像形成部12の下方側に配置されている。そして、搬送機構60は、送出ロール62と、搬送ロール64と、チェーングリッパ66と、を備えている。
〔送出ロール62、搬送ロール64〕
送出ロール62は、収容部50に収容されたシート部材Pを送り出すように、各収容部50に収容されたシート部材Pの先端部分と接触するように夫々配置されている。そして、送出ロール62は、シート部材Pが搬送される搬送経路54へシート部材Pを送り出すようになっている。
搬送ロール64は、複数設けられ、送出ロール62に対してシート部材Pの搬送方向の下流側で、装置幅方向に並んで配置されている。そして、搬送ロール64は、送出ロール62によって搬送経路54に送り出されたシート部材Pを受け取り、受け取ったシート部材Pをチェーングリッパ66へ搬送するようになっている。
〔チェーングリッパ66〕
チェーングリッパ66は、装置幅方向において、搬送ロール64の他方側に配置されている。そして、チェーングリッパ66は、図3、図4に示されるように、一対のチェーン72と、把持部68と、を備えている。
-チェーン72は-
チェーン72は、一対設けられ、図3に示されるように、装置奥行き方向に離間して配置されている。さらに、チェーン72は、無端状に形成されており、金属製の複数の外プレート72a、金属製の複数の内プレート72b、及び外プレート72aと内プレート72bとを連結するピン72cを含んで構成されている。そして、図1に示す一対のチェーン72は、対向ロール36の両側に配置された一対のスプロケット(図示省略)と、後述の加圧ロール140の両側に配置された一対のスプロケット71(図4参照)と、装置奥行き方向に間隔をおいて配置された一対のスプロケット74と、に巻き掛けられている。
具体的には、両側にスプロケット71が配置された加圧ロール140は、図1に示されるように、装置幅方向において、対向ロール36の他方側に配置されている。さらに、一対のスプロケット74は、装置幅方向において対向ロール36の一方側で、かつ、装置上下方向において対向ロール36の下方側に配置されている。一対のチェーン72は、これらのスプロケットに巻き掛けられている。そして、一対のスプロケットのいずれかが回転することで、チェーン72が矢印C方向へ周回するようになっている。
-把持部68-
把持部68は、複数設けられ、図1に示されるように、チェーン72の周方向に沿って予め定められた間隔で配置されている。そして、把持部68は、図3に示されるように、両端部が一対のチェーン72に夫々取り付けられると共に装置奥行き方向に延びている取付部材75と、取付部材75の内部に配置されると共に装置奥行き方向に延びている軸部材78と、軸部材78に取り付けられた把持部材としてのグリッパ76とを備えている。
グリッパ76は、複数設けられ、装置奥行き方向に沿って予め定められた間隔で軸部材78に取り付けられている。さらに、グリッパ76には、爪76aが形成され、取付部材75には、図5に示されるように、爪76aが接触する接触部75aが形成されている。
そして、グリッパ76では、爪76aと接触部75aとの間にシート部材Pの先端を挟むことでシート部材Pを把持するようになっている。このように、グリッパ76は、シート部材Pの先端を把持する機能を有している。なお、グリッパ76は、例えば、爪76aが接触部75aに対してバネ等により押し付けられると共に、カム等の作用により爪76aが接触部75aに対して接離されるようになっている。
この構成において、チェーングリッパ66では、グリッパ76が、搬送ロール64によって搬送されたシート部材Pを受け取り、シート部材Pの先端を把持する。さらに、チェーングリッパ66は、グリッパ76が先端を把持したシート部材Pを二次転写位置NTへ搬送する。さらに、チェーングリッパ66は、シート部材Pを後述する予備加熱部102を通過させた後、定着ユニット120へ搬送する。
(定着部100)
定着部100は、図1に示されるように、シート部材Pの搬送方向において、二次転写位置NTの下流側に配置されている。そして、定着部100は、図6に示されるように、予備加熱部102と、送風機116と、定着ユニット120と、備えている。定着部100は、加熱源の一例である。
〔予備加熱部102〕
予備加熱部102は、図6に示されるように、チェーン72の上方側に配置されており、赤外線ヒータである複数のヒータ106と、内部にヒータ106が配置された反射板104と、金網112と、を備えている。
-反射板104-
反射板104は、ヒータ106からの赤外線を下方側へ反射するように、下方側が開放された箱状とされている。
-ヒータ106-
ヒータ106は、装置奥行き方向に延びる円柱状の赤外線ヒータであって、反射板104の内部に装置幅方向に沿って複数並べられている。
-金網112-
金網112は、反射板104の下側の開口における縁部に固定されている。これにより、金網112は、反射板104の内部と、反射板104の外部とを仕切っている。そして、金網112は、チェーングリッパ66によって搬送されるシート部材Pとヒータ106とが接触するのを防止している。
〔送風機116〕
送風機116は、図6に示されるように、装置上下方向において、チェーン72を間に置いて、予備加熱部102と対向するように配置されている。そして、送風機116は、図7に示されるように、装置幅方向及び装置奥行き方向に並べられている複数のファン118を備えている。
この構成において、複数のファン118が、チェーングリッパ66によって搬送されるシート部材Pに向けて空気を吹き付けることで、搬送されるシート部材Pの搬送姿勢が安定する。このように、ファン118は、搬送されるシート部材Pの搬送姿勢を安定させる姿勢安定手段として機能している。
〔定着ユニット120〕
定着ユニット120は、図6に示されるように、シート部材Pの搬送方向において、予備加熱部102の下流側に配置されている。そして、定着ユニット120は、搬送されるシート部材Pと接触してトナー像を加熱して、トナー像をシート部材Pに定着させるようになっている。
定着ユニット120は、搬送されるシート部材Pと接触してトナー像を加熱する加熱ロール130と、加熱ロール130に向けてシート部材Pを加圧する加圧ロール140とを備えている。さらに、定着ユニット120は、回転する加熱ロール130に従動して回転する従動ロール150と、を備えている。
〔加熱ロール130〕
加熱ロール130は、図6に示されるように、搬送されるシート部材Pの上方を向いた面に接触するように配置されており、軸方向を装置奥行き方向として装置奥行き方向に延びている。そして、加熱ロール130は、円筒状の基材132と、基材132の全周を覆うように形成されたゴム層134と、ゴム層134の全周を覆うように形成された離型層136と、基材132の内部に収容されたヒータ138とを備えている。
また、装置奥行き方向において加熱ロール130の両端部には、図4に示されるように、装置奥行き方向に延びる軸部139aと、軸部139aを夫々支持する支持部材139bとが設けられている。これにより、加熱ロール130は、加熱ロール130の両端部で支持部材139bによって回転可能に支持されている。
〔従動ロール150〕
従動ロール150は、図6に示されるように、加熱ロール130を挟んで搬送されるシート部材Pの反対側に配置されており、軸方向を装置奥行き方向として装置奥行き方向に延びている。そして、従動ロール150は、円筒状の基材152と、基材152の内部に収容されたヒータ154とを有している。
この構成において、従動ロール150は、加熱ロール130に従動して回転する。そして、従動ロール150は、加熱ロール130を加熱する。このように、加熱ロール130が従動ロール150によって加熱されること、及び加熱ロール130自身がヒータ138を有していることで、加熱ロール130の表面温度は、180〔℃〕以上200〔℃〕以下の予め定められた温度となる。
〔加圧ロール140、その他〕
加圧ロール140は、図6に示されるように、搬送されるシート部材Pを挟んで加熱ロール130の反対側で、搬送されるシート部材Pの下方を向いた面に接触するように配置されており、軸方向を装置奥行き方向として装置奥行き方向に延びている。そして、加圧ロール140は、円筒状の基材142と、基材142を覆うように形成されたゴム層144と、ゴム層144を覆うように形成された離型層146と、装置奥行き方向の両端部に形成された一対の軸部148(図4参照)とを有している。
また、加圧ロール140の外周面には、図5に示されるように、装置奥行き方向に延びる凹部140aが形成されている。そして、加圧ロール140と加熱ロール130との間をシート部材Pが通過する場合に、シート部材Pの先端を把持するグリッパ76を備えた把持部68が、この凹部140aに収容されるようになっている。
また、一対の軸部148は、図4に示されるように、装置奥行き方向の両端部に形成されており、加圧ロール140における離型層146の外周面と比して小径化され、軸方向に延びている。
さらに、定着ユニット120は、図4に示されるように、加圧ロール140を支持する支持部材156と、支持部材156を介して加圧ロール140を加熱ロール130側に付勢する付勢部材158とを備えている。支持部材156は、一対設けられている。そして、一対の支持部材156は、加圧ロール140の一対の軸部148を下方から回転可能に支持するように夫々配置されている。
付勢部材158は、圧縮スプリングであって、一対設けられており、支持部材156を挟んで軸部148の反対側に配置されている。
この構成において、一対の付勢部材158が、加圧ロール140を加熱ロール130側に付勢する。また、図示せぬ駆動部材から回転力が伝達されて回転する加圧ロール140が、シート部材Pを加熱ロール130に向けて加圧する。
さらに、回転する加圧ロール140に従動して加熱ロール130が回転し、回転する加熱ロール130に従動して従動ロール150が回転する。そして、加熱ロール130と加圧ロール140とが、トナー像が転写されたシート部材Pを挟み込んで搬送することで、トナー像がシート部材Pに定着される。
〔排気装置160〕
排気装置160は、図9に示されるように、定着部100の上方に配置されている。なお、排気装置160については、詳細を後述する。
(画像形成装置10の作用)
次に、画像形成装置10の作用について説明する。
図1に示す送出ロール62は、収容部50に収容されるシート部材Pを搬送経路54へ送り出す。複数の搬送ロール64は、搬送経路54に送り出されたシート部材Pを受け取って搬送し、シート部材Pをチェーングリッパ66へ受け渡す。これにより、シート部材Pの先端がグリッパ76によって把持された状態で、チェーングリッパ66は、シート部材Pを二次転写位置NTへ搬送する。そして、転写部35は、転写ベルト31に転写されたトナー像を、静電力により、二次転写位置NTを通過するシート部材Pに転写する。
さらに、チェーングリッパ66は、予備加熱部102と装置上下方向でシート部材Pが対向するようにシート部材Pを搬送する。これにより、シート部材Pに転写されたトナー像が加熱される。
また、チェーングリッパ66は、予備加熱部102によってトナー像が加熱されたシート部材Pを、定着ユニット120へ搬送する。そして、定着ユニット120は、トナー像をシート部材Pに定着する。
さらに、チェーングリッパ66は、トナー像が定着されたシート部材Pを、冷却部90の冷却ロール92に受け渡す。そして、冷却ロール92が、シート部材Pを冷却しながら搬送し、冷却したシート部材Pを排出部52へ排出する。
(要部構成)
次に、帯電器22、排気装置160、及び制御装置210について説明する。
〔帯電器22〕
帯電器22は、コロトロン帯電器であって、図2に示されるように、シールドケース22a(以下「ケース22a」)と、ケース22aの内部に配置されたコロトロンワイヤ22b(以下「ワイヤ22b」)と、カバー22cと、を備えている。
-ケース22a、ワイヤ22b-
ケース22aは、像保持体21側が開口したアルミニウム製のケースであって、図10に示されるように、装置奥行き方向に延びている。また、ワイヤ22bは、タングステンワイヤであって、ケース22aの内部に配置されて、装置奥行き方向に延びている。
-カバー22c-
カバー22cは、像保持体21側が開口し、図10に示されるように、ケース22aを外側から覆っている。
この構成において、ワイヤ22bに電圧が印加されてコロナ放電が生じることで、帯電器22は、像保持体21を帯電する。さらに、カバー22cは、コロナ放電によって発生した放電生成物であるオゾンを含んだガスを捕捉する。
〔排気装置160〕
排気装置160は、図9に示されるように、オゾンを含んだガスが流れるオゾン流路162と、高温ガスが流れる高温ガス流路170と、オゾンを含んだガスと高温ガスとが合流する合流部176とを備えている。さらに、排気装置160は、オゾン流路162に気流を生じさせる第一気流発生部190と、オゾンを含んだガスと高温ガスとが合流した合流ガスが合流部176から装置本体10aの外部へ排出される気流を生じさせる第二気流発生部202とを備えている。オゾン流路162は、流路部の一例である。
-合流部176、高温ガス流路170-
合流部176は、図9に示されるように、画像形成装置10に備えられた定着部100の上方に配置されている。そして、合流部176は、図8に示されるように、装置奥行き方向を板厚方向とすると共に装置奥行き方向に離間した一対の壁板178と、装置幅方向を板厚方向とすると共に装置幅方向に離間した一対の壁板180と、天板182と、底板184とを含んで構成されている。これにより、合流部176の内部には、直方体状の空間が形成されている。
また、合流部176の底板には、定着部100によって加熱された高温ガスが合流部176へ流入する流入口188が形成されている。流入口188は、図9に示されるように、定着部100の上方に配置されており、定着部100から上方側へ向かって流れる高温ガスが流入口188を流れて合流部176へ流入するように開口している。ここで、流入口188が定着部100の上方に配置されるとは、装置奥行き方向及び装置幅方向から見て、定着部100が配置されている領域の上方に流入口188が配置されているということである。
また、上方側へ向かって流れる高温ガスが流入口188を流れて合流部176へ流入するように開口しているとは、流入口188が、流入口188の水平方向に対する傾斜角度が60度以下であればよく、30度以下であればなおよい。さらに、0度(水平方向に沿ってる)であれば最もよい。なお、本実施形態では、流入口188は、水平方向に沿っている。
高温ガス流路170は、図9に示されるように、合流部176の下方で、かつ、定着部100の上方に配置されている。高温ガス流路170は、上下方向に延びる筒状とされており、高温ガス流路170の下端部分は、下方に向かうにしたがって漏斗状に広がっている。そして、高温ガスの上端は、流入口188を介して合流部176に連結されている。
-第一気流発生部190-
第一気流発生部190は、図8に示されるように、4個のファン192を備えている。ファン192は、軸流ファンであって、装置幅方向に並べられ、合流部176を構成する装置奥行き方向の奥側の壁板178に取り付けられている。また、ファン192が取り付けられた壁板178には、ファン192が稼働することで流れるガスが合流部176へ流出するように開口が形成されている。具体的には、ファン192が稼働することで流れるガスは、装置奥行き方向の奥側から手前側へ向かって流れて合流部176へ流出するようになっている。
-オゾン流路162-
オゾン流路162は、管部材であって、4個設けられている。そして、オゾン流路162の一端は、図10に示されるように、帯電器22のカバー22cの壁部に連結されている。これにより、カバー22cによって捕捉されたオゾンを含んだガスは、オゾン流路162へ流入するようになっている。さらに、オゾン流路162の他端は、図8~図10に示されるように、ファン192に取り付けられている。このように、オゾン流路162の他端は、ファン192を介して合流部176に連結されている。
この構成において、ファン192を稼働させることで、カバー22cによって捕捉されたオゾンを含んだガスは、オゾン流路162を流れて合流部176へ流出する。
-第二気流発生部202、その他-
第二気流発生部202は、図8に示されるように、3個のファン204を備えている。ファン204は、軸流ファンであって、装置奥行き方向に並べられ、合流部176を構成する装置幅方向の他方側(図中左側)の壁板180に取り付けられている。また、ファン204が取り付けられた壁板180には、ファン204が稼働することで流れるガスが合流部176から排出されるように開口が形成されている。具体的には、ファン204が稼働することで流れるガスは、装置幅方向の一方側から他方側へ向かって流れて合流部176から排出されるようになっている。
3個のファン204は、合流部176の装置幅方向の他方側に形成された排出部206の内部に配置されており、排出部206を構成する天板208には、ファン204によって合流部176から装置本体10aの外部へ排出されるガスが流れる円筒状の通過流路208aが形成されている。
-制御装置210-
制御装置210は、図11に示されるように、CPU(Central Processing Unit)231、ROM(Read Only Memory)232、RAM(Random Access Memory)233、ストレージ234、通信インタフェース(I/F)235を有する。各構成は、バス239を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU231は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU231は、ROM232またはストレージ234からプログラムを読み出し、RAM233を作業領域としてプログラムを実行する。CPU231は、ROM232またはストレージ234に記録されているプログラムにしたがって、各構成の制御および各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM232またはストレージ234には、ファン192及びファン204を稼働する稼働プロクラムが格納されている。
ROM232は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM233は、作業領域として一時的にプログラムまたはデータを記憶する。ストレージ234は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、および各種データを格納する。インタフェース235は、制御装置210が、ファン192及びファン204と接続するためのインタフェースである。
そして、制御装置210は、画像形成装置10の各部を制御する。一例として、制御装置210は、画像形成装置10に設けられた図示せぬ記憶部から画像が形成されるシート部材Pの紙種情報を入手してファン204を稼働するようになっている。
なお、制御装置210による各部の制御については、後述する要部構成の作用と共に説明する。
(要部構成の作用)
次に、要部構成の作用について説明する。なお、以下に示す作用については、制御装置210が各部を制御することで実行される。
画像形成装置10の電源がOFFされている状態では、制御装置210は、ファン192及びファン204を含む各部を非稼働とする。図1に示す画像形成装置10の電源がONされると、画像形成装置10は、スタンバイ状態となる。
〔スタンバイ状態〕
スタンバイ状態となると、制御装置210は、図9の定着部100の加圧ロール140を回転させる。これにより、加熱ロール130及び従動ロール150が回転する。さらに、制御装置210は、加熱ロール130を加熱し、加熱ロール130の表面が予め決められた温度となるように加熱ロール130の表面温度を上昇させる。なお、スタンバイ状態での加熱ロール130の表面温度は、シート部材Pに画像を形成する画像形成状態での加熱ロール130の表面温度と比して低くされている。
さらに、制御装置210は、第二気流発生部202のファン204を稼働させる。これにより、加熱ロール130の表面温度が上昇することで生じた高温ガスは、流入口188から合流部176へ流入し、さらに、合流部176から通過流路208aを流れて装置本体10aの外部へ排出される。
具体的には、加熱ロール130が加熱されることで生じた高温ガスは、図9に示すファン204が稼働することで高温ガス流路170を流れて上方側へ向う。そして、高温ガスは、図8に示す流入口188から合流部176へ流入する。具体的には、高温ガスは、装置上下方向の下方側から上方側へ流れて流入口188を流れて合流部176へ流入する。このように、高温ガスが合流部176へ流入する流入方向は、装置上下方向の下方側から上方側である。
さらに、合流部176へ流入した高温ガスは、通過流路208aを流れて合流部176から装置本体10aの外部へ排出される。具体的には、高温ガスは、装置幅方向の一方側(図中右側)から他方側へ流れて合流部176から装置本体10aの外部へ排出される。このように、合流ガスが合流部176から排出される排出方向は、装置幅方向の一方側から他方側である。なお、スタンバイ状態では、制御装置210は、ファン204を非稼働とする。
さらに、シート部材Pに画像を形成するために、ユーザが画像形成装置10に設けられた図示せぬユーザ・インターフェースを操作することにより、画像形成装置10は、スタンバイ状態からシート部材Pに画像を形成する画像形成状態となる。
〔画像形成状態〕
スタンバイ状態からシート部材Pに画像を形成する画像形成状態となると、制御装置210は、図1に示す画像形成部12、搬送機構60、及び冷却部90を稼働させる。また、制御装置210は、図9に示す定着部100のヒータ106を加熱し、ファン118を稼働させる。さらに、制御装置210は、加熱ロール130をさらに加熱し、加熱ロール130の表面がさらに高い温度となるように加熱ロール130の表面温度を上昇させる。具体的には、制御装置210は、図示せぬ記憶部から画像が形成されるシート部材Pの紙種情報を入手し、シート部材Pの坪量が大きい場合は、シート部材Pの坪量が小さい場合と比して加熱ロール130の表面温度を高くする。
そして、制御装置210は、第二気流発生部202のファン204の回転数を上げる。具体的には、制御装置210は、画像が形成されるシート部材Pの坪量が大きい場合は、シート部材Pの坪量が小さい場合と比してファン204の回転数を上げる。換言すれば、制御装置210は、加熱ロール130の表面温度が高い場合は、低い場合と比してファン204の回転数を上げる。つまり、制御装置210は、第二気流発生部202によって合流ガスが合流部176から装置本体10aの外部へ排出される流量を可変させる。これにより、装置本体10aの内部の温度上昇を抑制した上で、ファン204の消費電力が抑制される。ここで、流量とは、例えば、m3/分のような単位時間当たりの体積、または、例えば、kg/分のような単位時間当たりの質量で定義されるものである。
また、制御装置210は、図9に示す第一気流発生部190のファン192を稼働させる。これにより、画像形成部12を稼働させることで帯電器22の帯電動作によって発生し、カバー22cによって捕捉されたオゾンを含んだガスは、オゾン流路162を流れて合流部176へ流出する。具体的には、オゾンを含んだガスは、装置奥行き方向の奥側から手前側へ流れて合流部176へ流出する。このように、オゾンを含んだガスが合流部176へ流出する流出方向は、装置奥行き方向の奥側から手前側である。
ここで、制御装置210は、ファン192の回転数を予め決められた値とし、ファン192の稼働によってオゾンを含んだガスが帯電器22から合流部176へ流出する流量を不変する。流量を不変とすることでワイヤ22b周りの気流が安定し、帯電器22からオゾンが除去される。帯電器22からオゾンが除去されることで、ワイヤ22bの汚れよる帯電不良が抑制される。
ここで、制御装置210は、高温ガスを装置本体10aの外部へ排出させる流量がオゾンを含んだガスを装置本体10aの外部へ排出させる流量と比して多くなるように、第一気流発生部190と第二気流発生部202とを制御する。
具体的には、制御装置210は、第二気流発生部202によって合流ガスが合流部176から装置本体10aの外部へ排出される流量を、第一気流発生部190によってオゾンを含んだガスが合流部176へ流出する流量と比して多くなるように、第一気流発生部190と第二気流発生部202とを制御する。換言すれば、制御装置210は、第一気流発生部190によってオゾンを含んだガスが合流部176へ流出する流量を、第二気流発生部202によって合流ガスが合流部176から装置本体10aの外部へ排出される流量と比して少なくなるように、第一気流発生部190と第二気流発生部202とを制御する。これにより、オゾンを含んだガスが装置本体10aの内部に滞留するが抑制される。なお、第二気流発生部202による流量の測定については、例えば、超音波式流量計を、通過流路208aの外周面に取り付けることで測定される。一方、第一気流発生部190による流量の測定については、例えば、超音波式流量計を、オゾン流路162の外周面に取り付けることで測定される。
さらに、シート部材Pに画像を形成する画像形成状態が終了すると、前述したスタンバイ状態となり、制御装置210は、図1に示す画像形成部12、搬送機構60、及び冷却部90を非稼働とさせる。また、制御装置210は、図9に示す定着部100のヒータ106、及びファン118を非稼働とさせ、さらに、加熱ロール130の表面温度を低下させる。
さらに、画像形成装置10の電源がOFFされると、制御装置210は、ファン204を非稼働とする。
(まとめ)
以上説明したように、排気装置160においては、オゾンを含んだガスは、高熱ガスが流入する合流部176に流出する。さらに、第一気流発生部190によってオゾンを含んだガスが合流部176へ流出する流量と比して第二気流発生部202によって合流ガスが合流部176から装置本体10aの外部へ排出される流量が多くされている。これにより、オゾンを含んだガスが装置本体10aの外部へ排出される流路の途中で高温ガスを合流させる場合と比して、オゾンを含んだガスが装置本体10aの内部に滞留するのが抑制される。
また、排気装置160においては、オゾンを含んだガスと高温ガスとが合流した合流ガスが合流部176から装置本体10aの外部へ排出される。これにより、オゾンを含んだガスがそのまま装置本体の外部へ排出される場合と比して、オゾン濃度の低いガスが装置本体10aの外部へ排出される。
また、排気装置160においては、第二気流発生部202によって合流ガスが合流部176から装置本体10aの外部へ排出される流量を可変し、第一気流発生部190によってオゾンを含んだガスが合流部176へ流出する流量を不変とする。これにより、高温ガスが装置本体10aの外部へ排出される流量が調整される。
また、排気装置160においては、制御装置210は、加熱ロール130の表面温度が高い場合は、低い場合と比して第二気流発生部202のファン204の回転数を上げる。これにより、第二気流発生部202のファン204の回転数が一定の場合と比して、装置本体10aの内部の温度上昇を抑制した上で、ファン204の消費電力が抑制される。
また、排気装置160においては、第一気流発生部190によってオゾンを含んだガスが合流部176へ流出する流出方向は、装置奥行き方向の奥側から手前側である。一方、流入口188から高温ガスが合流部176へ流入する流入方向は、装置上下方向の下方側から上方側である。これにより、流出方向と流入方向とが同じ場合と比して、合流部176で合流する合流ガスのオゾン濃度のバラツキが小さくなる。
また、排気装置160においては、流出方向と流入方向とが交差している。これにより、流出方向が一方向において一側から他側で、流入方向が一方向において他側から一側の場合と比して、合流部176で合流する合流ガスのオゾン濃度のバラツキが小さくなる。
また、排気装置160においては、第二気流発生部202によって合流ガスが合流部176から排出される排出方向は、装置幅方向の一方側から他方側である。つまり、前述した流出方向と、流入方向と、排出方向とが交差している。これにより、流出方向と流入方向と排出方向とが同じ場合と比して、合流部176から排出される合流ガスのオゾン濃度のバラツキが小さくなる。
また、排気装置160においては、上方側へ向かって流れる高温ガスが流入口188を流れて合流部176へ流入する。これにより、高温ガスが水平方向へ流れて合流部へ流入する場合と比して、高温ガスが合流部176へ効果的に流入する。
また、排気装置160においては、流入口188は、ガスを加熱させる加熱源である定着部100の上方に配置されている。このため、水平方向において定着部100が配置されている領域外の上方に流入口が配置されている場合と比して、高温ガスが合流部176へ効果的に流入する。
また、画像形成装置10においては、オゾンを含んだガスが装置本体10aの内部に滞留するのが抑制されることで像保持体21の帯電不良が抑制される。このため、排気装置160を備えていない場合と比して、出力画像の品質低下が抑制される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、排気装置160は、高温ガス流路170を備えたが、高温ガス流路を備えなくてもよい。高温ガスが流入口188から合流部176へ流入すればよい。
また、上記実施形態では、オゾン流路162の他端は、ファン192を介して合流部176に連結されていたが、オゾン流路162の他端が合流部176に直接連結されていてもよい。この場合には、例えば、ファンは、オゾン流路の中間部に配置される。
また、上記実施形態では、流出方向と、流入方向とが交差していたが、交差していなくてもよい。この場合には、交差することで奏する作用は奏しない。
また、上記実施形態では、前述した流出方向と、流入方向と、排出方向とが交差していたが、交差していなくてもよい。この場合には、交差することで奏する作用は奏しない。
また、上記実施形態では、上方側へ向かって流れる高温ガスが流入口188を流れて合流部176へ流入したが、水平方向へ流れる高温ガスが流入口を流れて合流部に流入してもよい。しかし、この場合には、上方側へ向かって流れる高温ガスが流入口188を流れて合流部176へ流入することで奏する作用は奏しない。
また、上記実施形態では、帯電器22によってオゾンを含んだガスが発生したが、例えば、コロナ放電を利用してトナー画像を対象物に転写させる転写部を備える場合には、転写部によって発生したオゾンを含んだガスを捕捉し、捕捉したオゾンを含んだガスを、排気装置160を用いて装置本体の外部へ排出してもよい。これにより、トナー画像の転写不良が抑制されることで、出力画像の品質低下が抑制される。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、合流ガスを屋外へ排出してもよい。
10 画像形成装置
10a 装置本体
21 像保持体
22 帯電器(帯電部の一例)
23 露光装置(露光部の一例)
24 現像装置(現像部の一例)
30 転写装置(転写部の一例)
100 定着部(加熱源の一例)
160 排気装置
162 オゾン流路(流路部の一例)
176 合流部
188 流入口
190 第一気流発生部
202 第二気流発生部
210 制御装置

Claims (9)

  1. 装置本体の内部で発生したオゾンを含んだガスが流れる流路部と、
    装置本体の内部で生じた高温ガスが流入する流入口が形成されると共に前記流路部が連結され、内部でオゾンを含んだガスと高温ガスとが合流する合流部と、
    オゾンを含んだガスが前記流路部を流れて前記合流部へ流出する気流を生じさせる第一気流発生部と、
    前記第一気流発生部によってオゾンを含んだガスが前記合流部へ流出する流量と比してオゾンを含んだガスと高温ガスとが合流した合流ガスが前記合流部から装置本体の外部へ排出される流量を多くなるように、合流ガスが前記合流部から装置本体の外部へ排出される気流を生じさせる第二気流発生部と、
    を備える排気装置。
  2. 前記第二気流発生部によって合流ガスが前記合流部から装置本体の外部へ排出される流量を可変させる制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記第二気流発生部を制御し、前記第一気流発生部によってオゾンを含んだガスが前記合流部へ流出する流量と比してオゾンを含んだガスと高温ガスとが合流した合流ガスが前記合流部から装置本体の外部へ排出される流量を多くなるように、合流ガスが前記合流部から装置本体の外部へ排出される気流を生じさせる、
    請求項1に記載の排気装置。
  3. 前記第一気流発生部によってオゾンを含んだガスが前記合流部へ流出する流出方向と、前記流入口から高温ガスが前記合流部へ流入する流入方向とが異なっている、
    請求項1又は2に記載の排気装置。
  4. 前記流出方向と、前記流入方向とが交差している、
    請求項3に記載の排気装置。
  5. 前記流出方向と、前記流入方向と、前記第二気流発生部によって合流ガスが前記合流部から排出される排出方向とが交差している、
    請求項4に記載の排気装置。
  6. 上方側へ向かって流れる高温ガスが前記流入口を流れて前記合流部に流入するように前記流入口は開口している、
    請求項1~5の何れか1項に記載の排気装置。
  7. 前記流入口は、ガスを加熱して高温ガスを発生させる加熱源の上方に配置されている、
    請求項6に記載の排気装置。
  8. 像保持体と、
    放電によって前記像保持体を帯電する帯電部と、
    帯電した前記像保持体を露光して潜像を形成する露光部と、
    前記像保持体に形成された潜像を現像して画像を形成する現像部と、
    前記像保持体に形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、
    記録媒体を加熱して画像を記録媒体に定着する加熱源としての定着部と、
    前記帯電部で発生したオゾンを含んだガスが流れる流路部と、前記定着部で生じた高温ガスが流入する流入口が形成された合流部とを有する、請求項1~7の何れか1項に記載された排気装置と、
    を備える画像形成装置。
  9. 像保持体と、
    前記像保持体を帯電する帯電部と、
    帯電した前記像保持体を露光して潜像を形成する露光部と、
    前記像保持体に形成された潜像を現像して画像を形成する現像部と、
    放電によって前記像保持体に形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、
    記録媒体を加熱して画像を記録媒体に定着する加熱源としての定着部と、
    前記転写部で発生したオゾンを含んだガスが流れる流路部と、前記定着部で生じた高温ガスが流入する流入口が形成された合流部とを備える、請求項1~7の何れか1項に記載された排気装置と、
    を備える画像形成装置。
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