JP2010234743A - 被印刷媒体排出部用排気装置および被印刷媒体排出装置、並びに印刷機 - Google Patents

被印刷媒体排出部用排気装置および被印刷媒体排出装置、並びに印刷機 Download PDF

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Abstract

【課題】被印刷媒体を安定した姿勢で搬送しながら排気ができる。
【解決手段】排紙台33の位置まで印刷後の印刷シートSを搬送する排紙部7と、排紙台33の位置まで搬送される印刷シートSの搬送経路と対向する位置に配置される乾燥手段42と、を含むオフセット枚葉印刷機の排紙部7に設けられ、乾燥手段42と印刷シートSとの間の気体を吸引する排気手段45と、排気手段45が接続されて、印刷シートSの搬送経路の両側から、乾燥手段42と印刷シートSとの間の気体を排気手段45に導く排気ガイド43と、を含むことを特徴とする、排紙部用排気装置1による。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷機、印刷機の排気装置、被印刷媒体排出装置に関する。
従来、印刷機において、印刷シートにインキ印刷した後や、インキ印刷後にニスコーティングした後に、未乾燥の印刷面を乾燥させるため、各種乾燥装置が使用されている。例えば、印刷面に赤外線を照射するIR乾燥装置、紫外線を照射するUV乾燥装置、また熱風を吹き付けて乾燥させる熱風乾燥装置、室温の空気を送る乾燥ファンなどが用いられている。そして、乾燥により発生した臭気、溶媒蒸気、または水蒸気、そして乾燥装置からの熱などを印刷機外へ取り去るために、印刷機には乾燥装置とともに排気装置が備えられている。
例えば、特許文献1では、排紙部4に、印刷面にニスコーティングされた印刷シートが搬送され、機械の幅方向に一列に並べられた複数の乾燥用小型ファン11より印刷面が乾燥される。紙から蒸発した水分は、機械の幅方向に一列に並べられた複数の排出用小型ファン13により、機外に排出される。
また、特許文献2では、排紙装置5のチェーン案内部の領域に、差込式乾燥機11a〜11dが備えられており、印刷シートの印刷面を乾燥させる。乾燥機からの排気は、チェーン案内部の上部に設けられた排気管21aから取り除かれる。
また、特許文献3および特許文献4には、ニスコーティングを行った印刷シートを乾燥する乾燥部を備えた枚葉印刷機が記載されている。乾燥部では、ニスコーティングされた印刷シートが中間胴の上で、加熱装置により乾燥される。乾燥部内の熱気は、排気装置により機外に排出される。
特開平5−69530号公報 特開2008−143176号公報 特開2007−111873号公報 特開2006−315219号公報
印刷機が、排紙台のように被印刷媒体を積載する被印刷媒体積載台の位置まで、印刷後の被印刷媒体を搬送する被印刷媒体排出部を有する場合、被印刷媒体積載台の位置まで印刷後の被印刷媒体を搬送する間に印刷面の乾燥を行うことができる。この場合、被印刷媒体積載台の位置まで搬送される被印刷媒体の搬送経路に乾燥装置を対向させて印刷面を乾燥し、排気装置により排気を行う。このとき、被印刷媒体の搬送経路に対して適当な方向から排気を行わないと、被印刷媒体付近の気流が乱れて被印刷媒体が暴れてばたつき、被印刷媒体が傷んだり印刷面が傷ついたりすることがある。従って、被印刷媒体が安定した姿勢で搬送されるように排気を行う必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被印刷媒体を安定した姿勢で搬送しながら排気ができる被印刷媒体排出部用排気装置、被印刷媒体排出装置、および印刷機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置は、被印刷媒体積載台の位置まで印刷後の被印刷媒体を搬送する被印刷媒体排出部と、前記被印刷媒体積載台の位置まで搬送される前記被印刷媒体の搬送経路と対向する位置に配置される乾燥手段と、を含む印刷機の前記被印刷媒体排出部に設けられ、前記乾燥手段と前記被印刷媒体との間の気体を吸引する排気手段と、前記排気手段が接続されて、前記被印刷媒体の前記搬送経路の両側から、前記乾燥手段と前記被印刷媒体との間の気体を前記排気手段に導く排気ガイドと、を含むことを特徴とする。
被印刷媒体の搬送経路の両側から、乾燥手段と被印刷媒体との間の気体を排気手段まで導く排気ガイドを設けたことで、乾燥手段と被印刷媒体との間から上方(印刷機設置面と反対側)へ向かう空気の流れが減少し、被印刷媒体を搬送する経路の両側へ向かう空気の流れが生じる。これにより、被印刷媒体を安定した姿勢で搬送しながら排気ができる。
また、本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置は、前記乾燥手段が、前記被印刷媒体排出部において搬送される前記被印刷媒体に向けて第1の気体を送ることを特徴とする。
前記乾燥手段が、前記被印刷媒体排出部において搬送される前記被印刷媒体に向けて第1の気体を送ることとしたことで、被印刷媒体の印刷面から発生した臭気、溶媒蒸気、水蒸気などは速やかに印刷面付近から除去される。このため、被印刷媒体の乾燥を加速させることができる。また、排気ガイドが設けられているので、乾燥手段が第1の気体を送る場合でも安定した姿勢で被印刷媒体を搬送することができる。さらに、排気ガイドにより、第1の気体は被印刷媒体を搬送する経路の両側から排気装置に導かれるので、排紙装置にて作業をしているオペレータに、乾燥手段から送られる第1の気体が当たることを抑制できる。
また本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置は、前記乾燥手段が、前記第1の気体として、加熱された気体を送ることを特徴とする。
乾燥手段から、第1の気体として加熱された気体が送られることで、溶媒や水などの飽和蒸気圧がより大きい気体が送られることとなり、被印刷媒体からの溶媒や水などの蒸発速度が大きくなる。すなわち被印刷媒体の乾燥をより加速することができる。さらに、排気ガイドにより、加熱された気体は被印刷媒体を搬送する経路の両側から排気装置に導かれるので、排紙装置にて作業をしているオペレータに、熱風が当たることを抑制することができる。
また本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置は、前記被印刷媒体排出部が、前記乾燥手段と対向して配置されるとともに、表面に沿って前記被印刷媒体が搬送され、かつ前記表面から前記被印刷媒体に向けて第2の気体を送る被印刷媒体ガイドを含むことを特徴とする。
被印刷媒体ガイドが被印刷媒体に向けて第2の気体を送ることで、被印刷媒体が被印刷媒体ガイドから送られる第2の気体により支持される。これにより、被印刷媒体は安定した姿勢で搬送される。
また本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置は、前記被印刷媒体排出部のフレームと前記被印刷媒体ガイドとの間であって前記被印刷媒体ガイドと同一平面上、または前記被印刷媒体ガイドよりも前記乾燥手段から離れた位置に設けられる開口部を前記排気ガイドが含むことを特徴とする。
これにより、被印刷媒体ガイドの幅方向中心から被印刷媒体ガイドの幅方向外側を経て排気ガイドに向かう空気の流れができ、被印刷媒体は安定した姿勢で被印刷媒体ガイドに沿って搬送される。また、乾燥手段と被印刷媒体との間の気体の流れは下向き(印刷機設置面に向かう方向)となり、被印刷媒体のばたつきが抑制され、被印刷媒体は安定した姿勢で搬送される。また、排気のための配管を被印刷媒体排出部のフレーム内側に収まるように設けることができ、被印刷媒体排出部を幅方向においてコンパクトにすることができる。
また本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置は、前記開口部に接続され、前記開口部から吸引される気体を前記排気手段まで集める気体集合部を前記排気ガイドが含むことを特徴とする。気体集合部を設けたことにより、排気の流れが開口部付近で乱れることをより抑制できる。排気の乱れをより抑制できるので、被印刷媒体のばたつきが抑制され、被印刷媒体を安定した姿勢で搬送できる。
また本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置は、前記気体集合部が、前記排気手段と接続される接続部を含み、かつ前記開口部から流入する気体の流路面積が前記開口部から前記接続部に向かって漸減していることを特徴とする。これにより、排気の流れが開口部付近で乱れることをより抑制できる。排気の乱れをより抑制できるので、被印刷媒体のばたつきが抑制され、被印刷媒体を安定した姿勢で搬送できる。
また本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置は、前記排気手段が、前記被印刷媒体の搬送速度が増加するとともに、排気量が増加することを特徴とする。これにより、搬送の速度が増加したときに、被印刷媒体と乾燥手段との間の気体が、被印刷媒体の搬送経路の両側から排気ガイドとは別の方向に流れることを抑制できる。その結果、搬送の速度が増加したときにも被印刷媒体のばたつきが抑制され、安定した姿勢で被印刷媒体を搬送することができる。
また本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置は、前記乾燥手段が、前記被印刷媒体排出部において搬送される前記被印刷媒体に向けて第1の気体を送り、前記排気手段は、前記第1の気体の流量が増加するとともに、排気量が増加することを特徴とする。これにより、第1の気体が排気ガイドとは別の方向へ流れることにより第1の空気の流れが乱れることを抑制することができる。そのため、第1の気体の流量が増加したときも、被印刷媒体を安定した姿勢で搬送することができる。
また本発明に係る被印刷媒体排出装置は、前記被印刷媒体排出部用排気装置を備えることを特徴とする。これにより、被印刷媒体を安定した姿勢で搬送することができる。
また本発明に係る印刷機は、前記被印刷媒体排出部用排気装置を備えることを特徴とする。これにより被印刷媒体を安定した姿勢で搬送することができる。
本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置、被印刷媒体排出装置、および印刷機は、被印刷媒体を安定した姿勢で搬送しながら排気ができるという効果を奏する。
図1は、排気装置が備えられた印刷機の外観図である。 図2は、排気装置が備えられた印刷機の内部構造の概略図である。 図3は、印刷機の排紙部の概略図である。 図4は、紙ガイドおよび排気ガイドの斜視概略図である。 図5は、紙ガイドおよび排気ガイドの上面概略図である。 図6は、図5のX−X断面の矢視概略図である。 図7は、別の発明を実施するための形態に係る排気装置の概略図である。 図8は、排気装置の制御装置の説明図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための形態(以下実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲内のものが含まれる。なお、本実施形態に係る排気装置は、オフセット枚葉印刷機に限らず、被印刷媒体積載台の位置まで印刷後の被印刷媒体を搬送する被印刷媒体排出部と、被印刷媒体積載台の位置まで搬送される被印刷媒体の搬送経路と対向する位置に配置される乾燥手段とを含む印刷機に適用することができる。
[実施形態1]
本実施形態に係る排紙部用排気装置(被印刷媒体排出部用排気装置)1は、図1および図2に示すオフセット枚葉印刷機101(印刷機、枚葉印刷機、片面枚葉印刷機)の排紙部7(被印刷媒体排出部)に設けられる。オフセット枚葉印刷機101は、給紙装置12(給紙部11)と、シート搬送装置13と、印刷装置14と、排紙装置15(被印刷媒体排出装置)とを有する。印刷装置14は、印刷ユニット2、3、4、5と、コーティング部6とを有している。
給紙装置12は、給紙台16と給紙機構(セパレータ装置)17とを有している。給紙台16は、印刷シートS(被印刷媒体)を積み重ねて載置するものであり、また、給紙機構17は、給紙台16上に積み重ねられた多数の印刷シートSを上から順に1枚ずつ取り上げて送り出すものである。この場合、給紙台16は、給紙機構17が印刷シートSと略一定の高さ位置関係を維持できるように、印刷シートSの供給に対応して上下に移動可能となっている。
シート搬送装置13は、給紙装置12から送り出された印刷シートSを搬送して所定の位置に位置決めするとともに、印刷装置14に供給するものである。このシート搬送装置13にて、給紙装置12に隣接してフィードローラ18および咥えローラ19が対接して配置されるとともに、複数のガイドローラに掛け回された搬送ベルト20が配置され、印刷装置14に隣接して前当て21が配置されている。
印刷装置14は、カラー印刷を実現できるように、黒(Black)、藍(Cyan)、紅(Magenta)および黄(Yellow)の4色に対応して4台の印刷ユニット2、3、4、5を有している。各印刷ユニット2、3、4、5は、略同様の構成をなし、インキ装置(図示略)と、版胴22とブランケット胴23と圧胴24とを備えている。この版胴22とブランケット胴23と圧胴24は、鉛直方向上側から下側にこの順で相互に接するように配置されており、インキ装置により版胴22を介してブランケット胴23にインキが供給され、ブランケット胴23と圧胴24との間を印刷シートSが通過するときに、ブランケット胴23から印刷シートSにインキ(印刷画像)が転写される。
インキが転写された印刷シートSは、コーティング部6へ受け渡されて印刷面にニスが塗布される。コーティング部6は、印刷ユニット5から印刷シートSを受け渡される中間胴31と、この中間胴31に対接して印刷シートSの非印刷面(裏面)に接しながらこの印刷シートSの走行と同期して回転する圧胴25と、印刷シートSを挟んで圧胴25に対向して設けられてこの印刷シートSの表面にニスを塗布するニス塗布装置26とから構成されている。このニス塗布装置26は、ニスを貯留するニス溜め27と、ニス溜め27に浸されて設けられたニス元ローラ28と、ニス元ローラ28に接して設けられたニス着けローラ29と、ニス着けローラ29と圧胴25の周面に支持されて走行している印刷シートSの印刷面(表面)とに接触して設けられたニス版胴30とを有している。
表面にインキが転写された印刷シートSは、中間胴31から圧胴25に搬送される一方、ニス溜め27に貯留されているニスは、ニス元ローラ28およびニス着けローラ29により適度に練られてからニス版胴30に供給され、圧胴25に支持された印刷シートの印刷面、すなわち転写されたインキ上に塗布され、その後排紙装置15に受け渡される。なお、コーティング部6は省略可能であり、その場合は、印刷ユニット5から排紙装置15に印刷シートSが受け渡され、印刷面に転写されたインキが後で詳述する乾燥手段42により乾燥される。
図2および図3に示した排紙装置15は、印刷装置14で印刷されニスコーティングされた印刷シートSを搬送し、整列した状態で積み重ねるものである。この排紙装置15は、印刷シートSを搬送するチェーングリッパ機構32と、印刷された印刷シートSが積載される排紙台33(被印刷媒体積載台)と、チェーングリッパ機構32により搬送される印刷シートSを排紙台33に排紙する真空吸引車46と、排紙台33にて印刷シートSの進行方向における下流側位置を規制する紙当て35とを有している。排紙部7は、排紙装置15のうち排紙台33および紙当て35を除いた部分である。チェーングリッパ機構32は、ニスコーティング部6から、またはニスコーティング部6が省略されている場合は、印刷シートSの進行方向に対して最下流側に配置される印刷ユニット5から印刷シートSを受け取って排紙台33の上方位置の所定位置まで搬送する。排紙台33は、印刷シートSが積載されるにしたがって最上段の上面部高さが上昇した場合に、印刷シートSの落下距離が略一定となるように連続的、あるいは、段階的に昇降可能となっている。
従って、上述したオフセット枚葉印刷機101では、給紙装置12の給紙台16に積載された印刷シートSは、給紙機構17により最上部から1枚ずつ取り出されてシート搬送装置13に送り出され、このシート搬送装置13は、印刷シートSを所定の位置に位置決めした後、順次、印刷装置14に供給する。この印刷装置14では、各印刷ユニット2、3、4、5ごとに4色の印刷が施され、コーティング部6でニスが塗布された後、この印刷が施された印刷シートSは、印刷装置14から排紙装置15のチェーングリッパ機構32に咥えられながら搬送され、排紙台33上に積み上げられる。
このように構成されたオフセット枚葉印刷機101における排紙装置15にて、図3に示すように、ニスコーティング部6の(図2参照)の圧胴25に隣接して排紙胴36が回転自在に支持される一方、排紙台33の上方に従動軸37が回転自在に支持されており、この排紙胴36と従動軸37との間には、無端のチェーン38が掛け回されている。そして、このチェーン38には、その長手方向に所定の間隔で複数のグリッパ39(被印刷媒体把持手段)が装着されており、このグリッパ39により印刷シートSを把持可能となっている。本実施形態では、この排紙胴36、従動軸37、チェーン38、複数のグリッパ39によりチェーングリッパ機構32が構成されている。なお、圧胴25の外周部には、周方向に所定の間隔で印刷シートSを把持する爪25aが装着されている。
このチェーングリッパ機構32における印刷シートSの搬送経路は、排紙胴36から排紙台33の上部に向かって上方に突出するように湾曲する上昇部40(いわゆるスワンネック部)と、続いて上昇部40の最上部から排紙台の上部へ向かう平面41とを有する。平面41は、グリッパ39の経路すなわち印刷シートSの搬送経路によって規定される。
本実施形態では、この平面41(搬送経路平面)に沿って、印刷面を印刷機設置側とは反対側に向けて印刷シートSが搬送される。平面41は、印刷機設置面と好ましくは略平行、好ましくは平行である。乾燥手段42は、排紙台33(被印刷媒体積載台)の位置まで搬送される印刷シートSの搬送経路と対向する位置に設けられている。詳しくは、乾燥手段42は、平面41に沿って搬送される印刷シートSの搬送経路に対向して設けられている。なお、乾燥手段は、上昇部40に沿って搬送される印刷シートSの搬送経路に対向して設けられていてもよい。乾燥手段42は、平面41に沿って搬送される印刷シートSの印刷面と平行すなわち平面41と平行に設けられることが好ましい。この場合、乾燥手段42から印刷面までの距離が均等になる。または、乾燥手段42から印刷面までの距離が、給紙側に行くほど短くなるように乾燥手段42を配置してもよい。この場合は、乾燥度合いの小さい給紙側ほど印刷面と乾燥手段42との距離が短くなるので、乾燥度合いの少ない給紙側の乾燥をより早くすることができる。
乾燥手段42は、乾燥の対象となるインキまたはコーティング剤に応じて各種形態のものが選択される。油性および水性インキ、油性および水性ニスの場合は赤外線(IR)を印刷面に照射するIRランプを備えたIR乾燥装置、送風機から空気を送り、ヒータなどの加熱手段で加熱して熱風として、これを印刷面に吹き付ける、熱風乾燥装置、室温の空気を送風する送風ファンなどが用いられる。例えばUVインキ、UVニスの場合には、乾燥手段42として印刷面に紫外線(UV)を照射するUVランプを備えた乾燥手段を用いる。
図4および図5に詳しく示されている紙ガイド44(被印刷媒体ガイド、印刷シートガイド)は、チェーングリッパ機構32により搬送される印刷シートSを空気圧により支持するものである。紙ガイド44は、印刷シートSの搬送経路、つまり、チェーングリッパ機構32のグリッパ39の経路に沿うシート支持面52(紙ガイド44の表面)を有しており、このシート支持面52に空気を吹き出し可能な多数の送風口51が形成されている。そして、紙ガイド44には、配管53を介してブロワポンプ54が連結されている。
紙ガイド44には、ブロワポンプ54から配管53を通して圧縮空気が供給されており、多数の送風口51からシート支持面52に常時空気が吹き出されている。従って、チェーングリッパ機構32により搬送される印刷シートSは、空気を介してシート支持面52に支持されることとなる。この場合、紙ガイド44の送風口51から噴出される空気(第2の気体)は、紙ガイド44の幅方向、すなわち印刷シートSの搬送方向と直交する方向における中心から紙ガイド44の外側へ向かうように流れている。空気がシート支持面52に沿って流れることで、シート支持面52と印刷シートSとの接触を回避しながら、紙ガイド44のシート支持面52(表面)に沿って印刷シートSが搬送される。
真空吸引車46は、紙ガイド44から受け渡された印刷シートSを排紙台33に受け渡すものであり、回転軸に回転体が装着されて構成され、この回転体の表面に空気を吸引する多数の吸引開口が形成されている。そして、回転軸の端部には従動歯車が固結され、駆動モータの駆動歯車がこの従動歯車に噛み合っている。
チェーングリッパ機構32により搬送される印刷シートSは、紙ガイド44から真空吸引車46に受け渡されると、グリッパ39による把持が解除される。真空吸引車46は、この把持が解除された印刷シートSを吸引し、回転することで吸引した印刷シートSを排紙台33に積み重ねることができる。
以上、オフセット枚葉印刷機101の排紙部用排気装置1以外の部分について説明した。次に、排紙部用排気装置1について詳しく説明する。図4および図5に概略を示したように、排紙部7には、印刷シートSの搬送方向における紙ガイド44の両側端部(以下単に紙ガイド44の両側端部と記載する。)に沿って、かつ紙ガイド44のシート支持面52に対して垂直となるようにフレーム47が設けられている。フレーム47と、紙ガイド44との間には、排気ガイド43が設けられている。排気ガイド43は、印刷シートSを搬送する経路の両側から、乾燥手段42と印刷シートSとの間の気体を排気手段45まで導いている。ここで、印刷シートSを搬送する経路の両側とは、印刷シートSの搬送方向と直交する方向における両側をいう。
排気ガイド43は、紙ガイド44と同一平面上、または紙ガイド44よりも乾燥手段42から離れた位置、本実施形態においては、紙ガイド44よりも印刷機設置面に近い位置に開口部48が設けられている。これにより、乾燥手段42と印刷シートSとの間の気体の流れは下向き(印刷機設置面に向かう方向)となり、印刷シートSのばたつきが抑制され、印刷シートSは安定した姿勢で搬送される。また、排気のための配管をフレーム47の内側に収まるように設けることができ、排紙装置15を幅方向においてコンパクトにすることができる。また開口部48は、本実施形態においては印刷シートSの搬送方向における、紙ガイド44の両側端部に3個ずつ設けられているが、開口部は、紙ガイドの側端部全体に亘って接しているものであってもよい。この場合、開口部は紙ガイドの両側端部に1個ずつ、全部で2個設けられることになる。
開口部48には、開口部48から吸引される気体を排気手段45に向かって集める気体集合部49が接続されている。気体集合部49には、排気手段45が接続される接続部50が接続されている。気体集合部49は、開口部48から流入する気体の流路面積が、開口部48から接続部50に向かって漸減するように構成されることが好ましい。すなわち、気体集合部49は、開口部48側から接続部50側に向かって、先細りの形状に構成されることが好ましい。このように構成されていることで、排気の流れが開口部48付近で乱れることをより抑制できる。その結果、印刷シートSのばたつきが抑制され、印刷シートSを安定した姿勢で搬送できる。
気体集合部49は、平面により構成されていても、曲面により構成されていてもよい。排気手段45は、オフセット枚葉印刷機101の機外に排気を排出するように配置される。例えば、排気手段45が機外に設置されるか、排気手段45はオフセット枚葉印刷機101の機内に設置され、排気口が機外に設けられているなどの構成となっている。排気手段45として、ファン、排気ポンプなどの通常の手段を用いることができる。
図6を用いて、排気の流れを説明する。ブロワ55から送られた空気は、IRランプ57と電熱ヒータなどの加熱手段68とが取り付けられた、乾燥手段42のケース58に送られる。ケース58には、印刷面に対向する面に複数の孔が開けられており、この複数の孔からブロワ55からの空気(第1の気体)が加熱手段68によって加熱されて印刷シートSの印刷面に吹き付けられる。印刷面に吹き付けられた空気は、印刷シートSの印刷面に沿って、印刷シートSの縁部のうち、搬送方向と直交する縁部へと向かう。すなわち、印刷面に吹き付けられた空気は、印刷シートSの印刷面に沿って、印刷シートSを搬送する経路の両側へ向かって流れる。縁部へと向かった空気は、印刷シートSを搬送する経路の両側から排気ガイドの開口部48を通過し、気体集合部49で集められて排気手段45に導かれる。なお、印刷面に吹き付けられた空気は、乾燥手段42と印刷シートSとの間の気体に相当する。
ブロワポンプ54から送られた空気は、紙ガイド44に接続された配管53を通り、配管53を通過し、紙ガイド44の表面に設けられた送風口51から送出される。送風口51から送出された空気(第2の気体)は印刷シートSを搬送する経路の両側に向かう。そして、排気ガイド43の開口部48を通過し、排気手段45に吸引される。配管53を通過して送風口51から送出された第2の気体は、紙ガイド44と印刷シートSとの間の気体に相当し、紙ガイド44と印刷シートSとの間の気体は、排気手段45により吸引され、排気ガイド43により排気手段45に導かれる。
印刷シートSを搬送する経路の両側から、乾燥手段42と印刷シートSとの間の気体を排気手段45まで導く排気ガイド43を設けたことで、乾燥手段42と印刷シートSとの間から上方(印刷機設置面と反対側)へ向かう空気の流れが減少し、印刷シートSを搬送する経路の両側へ向かう空気の流れが生じる。そのため、印刷シートSのばたつきが抑制せれ、印刷シートSは安定した姿勢で排紙台33の位置まで搬送される。
排気ガイド43を、フレーム47と紙ガイド44との間に設けることで、紙ガイド44の幅方向中心から紙ガイド44の両側端部へ、次いで排気ガイド43へ向かう空気の流れができ、印刷シートSは安定した姿勢で紙ガイド44に沿って搬送される。
乾燥手段42が第1の気体を印刷シートSに向けて送るようにしたことで、印刷シートSの印刷面から発生した臭気、溶媒蒸気、水蒸気などは速やかに印刷面付近から移動する。このため、印刷シートSの乾燥を加速させることができる。乾燥手段42から、第1の気体として加熱された気体が送られることで、溶媒や水などの飽和蒸気圧がより大きい気体が送られることとなり、印刷シートSの乾燥をより加速することができる。また、排気ガイド43を設けたことにより、安定した姿勢で印刷シートSを搬送することができるため、排気ガイド43を設けない場合と比較して、乾燥手段42からの送風量を増加させることができる。送風量を増加させることができるので、印刷シートSの乾燥を加速させることができる。また、第1の気体は排気ガイド43により印刷シートSの搬送経路の両側から排気手段45へ導かれるので、排紙装置15にて作業をしているオペレータに、乾燥手段42から送られる風が当たることを抑制することができる。乾燥手段42から加熱された空気が送られる場合では、オペレータに熱風が当たることを抑制できる。
ここで、排気手段45によって排気される気体の排気量は、ブロワ55から送られる空気、すなわち第1の気体の供給量よりも大きくすることが好ましい。これによって、印刷シートSを搬送する経路の両側へ向かう空気(第1の気体)の流れを効果的に形成できる。その結果、本実施形態では、ブロワ55によって印刷シートSの印刷面に吹き付けられた空気を、印刷シートSの印刷面に沿って、印刷シートSを搬送する経路の両側へ向かって効果的に流すことができる。
本実施形態では乾燥手段42から第1の気体が送られているが、第1の気体が送られない場合であっても、少なくとも乾燥手段42と印刷シートSとの間の気体は排気ガイド43を経て排気手段45に吸引される。乾燥手段42と印刷シートSとの間の気体が排気手段45により吸引されると、乾燥手段42側の空間から連続的に空気が供給される。この場合にも、排気の流れは乾燥手段42側の空間から開口部48へ向かう整った流れであるので、印刷シートSの姿勢は安定する。
UVインキまたはUVニスなどの、紫外線により硬化する材料を用いて印刷をした場合には、乾燥手段42はUVランプを備えていれば足り、第1の気体を送風する必要はない。しかし、UVインキやUVニスなどから発生した化学物質の臭気を機外に排出するため、および印刷シートSの姿勢を安定させるために、乾燥手段42と印刷シートSとの間の気体を排出することが好ましい。乾燥手段42としてUVランプを使用する場合、第1の気体が送られない場合であっても、排気装置1によって臭気は機外に排出され、かつ印刷シートSは安定した姿勢で搬送される。なお、排紙部7の平面41に対向して乾燥手段42を設ける他、上昇部40に対向する位置に乾燥手段42を設け、乾燥手段42と対抗して紙ガイド44を配置し、乾燥手段42と印刷シートSとの間の気体を排気手段45に導く排気ガイド43を設けてもよい。
[実施形態2]
図7に従って別の実施形態に係る排紙部用排気装置1aを説明する。排紙部用排気装置1aは、フレーム47から乾燥手段42に向かって排気ガイド43の開口部48上方を覆う覆い部67が突出している構成となっている。排紙部用排気装置1aが覆い部67を備えることによって、第1の気体が乾燥手段42から印刷シートSに吹き付けられた後に、第1の気体が紙ガイド44とは反対側、すなわち印刷機設置面とは反対側へ向かう流れがさらに妨げられ、印刷シートS付近の空気の流れがより整い、安定した姿勢で印刷シートSが搬送される。覆い部67は、フレーム47から垂直に突出しているが、フレーム47と覆い部の紙ガイド44側の面とが鈍角をなすように突出するものであってもよい。また、覆い部は、乾燥手段42と印刷シートSとの間の空気を開口部48に導く、フレーム47と連続した曲面を有するものであってもよい。覆い部67以外の構成については、実施形態1と同様であるので説明を省略する。
[実施形態3]
図8を用いて、第1の気体の流量が増加するとともに、排気量が増加し、第1の気体の流量が増加するとともに、排気量が増加する排紙部用排気装置1bについて説明する。排紙部用排気装置1bは、排気量制御装置63を備えている。また排紙部用排気装置1bは、印刷シートSの搬送速度を変更する搬送速度変更手段と、ブロワ55からの送風量を変更する送風量変更手段とをさらに備え、搬送速度および送風量を変更することができるように構成されている。排気量制御装置63は、インターフェース部66と、処理部64と、記憶部65とを含んで構成される。なお、記憶部65は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等のような読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されるものとする。
処理部64は、専用のハードウエアにより実現されるものであってもよく、またはメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、処理部64の機能を実現するためのプログラム(図示省略)をメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。また、排気量制御装置63には、周辺機器として入力装置、表示装置など(いずれも図示省略)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置などのことをいう。
排気量制御装置63は、インターフェース部66を介して、ブロワ55からの単位時間あたりの送風量(第1の気体の流量)を検知する送風量検知手段から、送風量情報を取得している。例えばブロワ55から乾燥手段42までの配管途中に設けられた流量計61、ブロワ55の単位時間あたりの回転数を検知する回転速度計などが送風量検知手段として機能する。また、排気量制御装置63は、同じくインターフェース部66を介して印刷シートSの搬送速度を検知する搬送速度検知手段から、搬送速度情報を取得している。例えばチェーングリッパ機構32の排紙胴36に設けられた回転速度計60が搬送速度検知手段として機能する。
インターフェース部66を介して取得された送風量情報と搬送速度情報とは、記憶部65に記憶される。記憶部65には、送風量および搬送速度が与えられると、最適な排気量値を返すプログラムまたはマップが記憶されており、処理部64は記憶部65に記憶された送風量情報および搬送速度情報を用いて、このプログラムまたはマップに従い最適な排気量を演算する。なお、このプログラムまたはマップは、直前に演算に用いた搬送速度よりも大きい搬送速度が入力された場合、または直前に演算に用いた送風量(第1の気体の流量)よりも大きい送風量が入力された場合には、直前に返した排気量値よりも大きい排気量値を返すものである。
演算された最適な排気量値は記憶部65に記憶される。記憶された排気量値は、インターフェース部66を介して、排気手段45の排気量を調節する排気量調節手段、例えば、排気ガイド43から排気手段45までの配管途中に設けられた排気量調節弁62に出力され、排気手段45の排気量が最適値に調節される。なお、排紙部用排気装置1bは、第1の気体の流量が増加するかまたは搬送速度が増加するかどちらかの場合にのみ排気量が増加するものであってもよい。
例えば、送風量または搬送速度が固定されてオフセット枚葉印刷機101が運転される場合、送風量検知手段または搬送速度検知手段は省略されてもよい。この場合、送風量が固定されている場合には、搬送速度に対して最適な排気量が得られるプログラムまたはマップが、搬送速度が固定されている場合には、送風量に対して最適な排気量が得られるプログラムまたはマップが記憶部65に記憶されていればよい。
このように、排気量制御装置63を備えた排紙部用排気装置1bは、印刷シートSの搬送速度が増加するとともに、排気量が増加する。これにより、搬送の速度が増加したときに、印刷シートSと乾燥手段42との間の気体が印刷シートSの搬送経路の両側から排気ガイド43とは別の方向に流れることを抑制できる。その結果、印刷シートSのばたつきが抑制され、安定した姿勢で印刷シートSが搬送される。また、排紙部用排気装置1bは、第1の気体の流量が増加するとともに、排気量が増加する。排気量を第1の気体の流量とともに増加させることで、第1の気体が排気ガイド43とは別の方向へ流れることにより第1の空気の流れが乱れることを抑制することができる。そのため、搬送の速度、印刷面の乾燥度合いなどによって第1の気体の流量を増加させた場合にも、印刷シートSのばたつきを抑制し、安定した姿勢で印刷シートSが搬送することができる。
以上のように、本発明に係る被印刷媒体排出部用排気装置、被印刷媒体排出装置、および印刷機は、被印刷媒体を安定した姿勢で搬送しながら排気することに適している。
1,1a、1b 排紙部用排気装置(被印刷媒体排出部用排気装置)
7 排紙部(被印刷媒体排出部)
12 給紙装置
13 シート搬送装置
14 印刷装置
15 排紙装置(被印刷媒体排出装置)
32 チェーングリッパ機構
33 排紙台(被印刷媒体積載台)
40 上昇部
41 平面
42 乾燥手段
43 排気ガイド
44 紙ガイド(被印刷媒体ガイド)
45 排気手段
47 フレーム
48 開口部
49 気体集合部
50 接続部
51 送風口
52 シート支持面
53,59 配管
54 ブロワポンプ
55 ブロワ
57 IRランプ
60 回転速度計
61 流量計
62 排気量調節弁
63 排気量制御装置
64 処理部
65 記憶部
66 インターフェース部
67 覆い部
68 加熱手段
101 オフセット枚葉印刷機
S 印刷シート

Claims (11)

  1. 被印刷媒体積載台の位置まで印刷後の被印刷媒体を搬送する被印刷媒体排出部と、前記被印刷媒体積載台の位置まで搬送される前記被印刷媒体の搬送経路と対向する位置に配置される乾燥手段と、を含む印刷機の前記被印刷媒体排出部に設けられ、
    前記乾燥手段と前記被印刷媒体との間の気体を吸引する排気手段と、
    前記排気手段が接続されて、前記被印刷媒体の前記搬送経路の両側から、前記乾燥手段と前記被印刷媒体との間の気体を前記排気手段に導く排気ガイドと、
    を含むことを特徴とする、被印刷媒体排出部用排気装置。
  2. 前記乾燥手段は、前記被印刷媒体排出部において搬送される前記被印刷媒体に向けて第1の気体を送ることを特徴とする、請求項1に記載の被印刷媒体排出部用排気装置。
  3. 前記乾燥手段は、前記第1の気体として、加熱された気体を送ることを特徴とする、請求項2に記載の被印刷媒体排出部用排気装置。
  4. 前記被印刷媒体排出部は、前記乾燥手段と対向して配置されるとともに、表面に沿って前記被印刷媒体が搬送され、かつ前記表面から前記被印刷媒体に向けて第2の気体を送る被印刷媒体ガイドを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の被印刷媒体排出部用排気装置。
  5. 前記被印刷媒体排出部のフレームと前記被印刷媒体ガイドとの間であって前記被印刷媒体ガイドと同一平面上、または前記被印刷媒体ガイドよりも前記乾燥手段から離れた位置に設けられる開口部を前記排気ガイドが含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の被印刷媒体排出部用排気装置。
  6. 前記開口部に接続され、前記開口部から吸引される気体を前記排気手段まで集める気体集合部を前記排気ガイドが含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の被印刷媒体排出部用排気装置。
  7. 前記気体集合部は、前記排気手段と接続される接続部を含み、かつ前記開口部から流入する気体の流路面積が前記開口部から前記接続部に向かって漸減していることを特徴とする、請求項6に記載の被印刷媒体排出部用排気装置。
  8. 前記排気手段は、前記被印刷媒体の搬送速度が増加するとともに、排気量が増加することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の被印刷媒体排出部用排気装置。
  9. 前記乾燥手段は、前記被印刷媒体排出部において搬送される前記被印刷媒体に向けて第1の気体を送り、前記排気手段は、前記第1の気体の流量が増加するとともに、排気量が増加することを特徴とする、請求項3〜8のいずれか1項に記載の被印刷媒体排出部用排気装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の被印刷媒体排出部用排気装置を備えることを特徴とする、被印刷媒体排出装置。
  11. 請求項1から9のいずれか1項に記載の被印刷媒体排出部用排気装置を備えることを特徴とする、印刷機。
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