JP2010208100A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温風の熱を効率よく利用し液滴乾燥を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】吸気口92より導入された外気110は吸気流路94内を吸引され、複数の乾燥器96にて加熱され、用紙Pの表面に吹き付けられる。このとき搬送方向最下流側の乾燥器96Aは外気110を吸入し、加熱した温風112として用紙Pの表面を乾燥させる。その後、温風112は導風路100Aを経由して上流側の乾燥器96Bのハウジング(箱体)を加熱する。温風112により加熱された乾燥器96Bは、外気110を吸入し加熱する点では乾燥器96Aと同様だが、ハウジングを加熱されているため乾燥器96Aに比較して、より効果的に高温まで外気110を加熱する。乾燥器96Bを加熱した温風112は用紙Pを乾燥させることで溶媒の蒸気を含んだ排気114となり、排気流路102Aを経由し排気口104より排気118として排出される。
【選択図】図3

Description

本発明は画像形成装置に関する。
従来より、例えばインクジェット記録装置において汎用紙Pに水性インクを印刷する場合、高画質の画像を作成するためにはインク中の水分が用紙Pの原紙層に浸透するのを防ぐため、瞬時に印刷面を乾燥させる必要がある。
この印刷面の乾燥方式としては用紙Pを加熱する、あるいは温風を吹き付ける等の方法が一般的であり、描画後に直ちに乾燥をするためには、加熱したステージに用紙Pを吸着して、描画後にすぐに温風を吹き付ける方式が考えられる。
例として、インクを乾燥させ水蒸気を含んだ温風で、再度用紙を加湿しつつ乾燥用の熱源を加熱するインク乾燥方式を用いたインクジェットプリンタの構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、記録媒体内のインクの打込量に応じて風量、吹き付け時間等を制御するインクジェットプリンタの構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。あるいは用紙の裏表両側から温風を吹き付け、効率よくインクを乾燥させるインクジェットプリンタの構成が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2007−331169号公報 特開2007−038429号公報 特開2002−347226号公報
しかし上記特許文献1に記載の方法は、インク吐出を行う前に用紙に塗布された反応液を乾燥させ、インク吐出後には吹き付けられる温風でインク中の溶媒を除去・再利用する構成上、インクの溶媒(水など)を完全に除去することは難しい。
また、乾燥能力を向上させるため乾燥温度を上げる、風量を増やす等の対策を取れば、乾燥によって発生する熱や温風がヘッドの吐出面に到達し、ノズル面のインクが乾いてしまう、あるいはノズル面の温度が上昇してしまうため、インクの吐出性能が安定しない等の問題が発生する虞がある。
さらに上記特許文献2に記載の方法においては、吐出方向に沿って温風を吹き付ける構成のため、インクの乾燥によって蒸発する水分が周辺に停滞し、連続して処理を行うと停滞した上記により乾燥の効率が劣化する、処理枚数によって用紙の乾燥具合が変動する構成となっている。
また、この方法でも同様にインクジェット記録ヘッドに熱や温風が伝わってしまう構造であるため、インク乾燥性能を向上させるために乾燥温度を上げる、風量を増やす等の対策を取ればインク滴吐出時の吐出性能が安定しにくくなるという問題がある。
さらに上記特許文献3に記載の方法においては、用紙を乾燥させて蒸気を含んだ温風の中を乾燥直後の用紙が通過する構成とされているため、用紙を一端乾燥させても温風中の蒸気が再度、用紙に戻ってしまう虞がある。
本発明は上記事実を考慮し、温風の熱を効率よく利用し液滴乾燥を行う画像形成装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、記録媒体を保持面で保持し搬送するステージと、前記保持面に対向して設けられた液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドよりも搬送方向下流側で前記保持面に対向して搬送方向上流側へ温風を吹き付ける複数の送風手段と、前記送風手段へ外気を導入する吸気流路と、搬送方向下流側の前記送風手段が前記保持面に吹き付けた温風を、搬送方向上流側の前記送風手段の筐体外側へ導く導風路と、前記導風路より排出される温風を排気する排気流路と、を備えたことを特徴とする。
上記の発明によれば、搬送方向下流側から保持面に吹き付けられた温風は媒体を乾燥したのち上流側の乾燥器を加熱することで熱効率を向上させ、さらに蒸気を含んだ温風は排気されることで再び媒体表面に溶媒が戻ることを防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、記録媒体を保持面で保持し搬送するステージと、前記保持面に対向して設けられた液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドよりも搬送方向下流側で前記保持面に対向して搬送方向上流側へ温風を吹き付ける複数の送風手段と、前記送風手段へ外気を導入する吸気流路と、搬送方向下流側の前記送風手段が前記保持面に吹き付けた温風を、搬送方向上流側の前記送風手段の前記吸気流路へ導く導風路と、前記導風路より排出される温風を排気する排気流路と、を備えたことを特徴とする。
上記の発明によれば、搬送方向下流側から保持面に吹き付けられた温風は媒体を乾燥したのち上流側の吸気流路を加熱することで熱効率を向上させ、さらに蒸気を含んだ温風は排気されることで再び媒体表面に溶媒が戻ることを防ぐことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の構成において、前記ステージは搬送ドラムであることを特徴とする。
上記の発明によれば、高速で記録媒体の搬送位置精度に優れた画像形成装置とすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の構成において、前記保持面を加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする。
上記の発明によれば、加熱手段で保持面を加熱し、より効率よく液滴乾燥を行うことができる。
本発明は上記構成としたので、温風の熱を効率よく利用し液滴乾燥を行う画像形成装置とすることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の主要部を示す概念図である。 図1に示す画像形成装置の構造を拡大して示す側面図である。 図2に示す画像形成装置の構造を拡大して示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の一例について説明する。
<全体構成>
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10には、記録媒体としての用紙Pの搬送方向上流側に、用紙Pを給紙搬送する給紙搬送部12が設けられている。この給紙搬送部12の搬送方向下流側には、用紙Pの搬送方向に沿って、用紙Pの記録面に処理液を塗布する処理液塗布部14、用紙Pの記録面に画像を形成する画像形成部16、乾燥した画像を用紙Pに定着させる画像定着部20、画像が定着した用紙Pを排出する排出部21が順次設けられている。以下、各処理部について説明する。
<給紙搬送部>
給紙搬送部12には、用紙Pが積載される積載部22が設けられており、積載部22の用紙搬送方向下流側には、積載部22に積載された用紙Pを一枚ずつ給紙する給紙部24が設けられている。給紙部24によって給紙された用紙Pは、複数のローラ対26で構成された搬送部28を経て、処理液塗布部14へ搬送される。
<処理液塗布部>
処理液塗布部14では、処理液塗布ドラム30が回転可能に配設されている。この処理液塗布ドラム30には、用紙Pの先端部を挟持して用紙Pを保持する保持部材32が設けられており、保持部材32を介して、処理液塗布ドラム30の表面に用紙Pを保持した状態で、処理液塗布ドラム30の回転によって用紙Pを下流側へ搬送する。
なお、後述する中間搬送ドラム34、画像形成ドラム36及び画像定着ドラム40についても、処理液塗布ドラム30と同様に保持部材32が設けられている。そして、この保持部材32によって、上流側のドラムから下流側のドラムへの用紙Pの受け渡しが行われる。
処理液塗布ドラム30の上部には、処理液塗布ドラム30の周方向に沿って、処理液塗布装置42及び処理液乾燥装置44が配設されており、処理液塗布装置42によって、用紙Pの記録面に処理液が塗布され、処理液乾燥装置44によって、処理液が乾燥される。
ここで、処理液はインクと反応して色材(顔料)を凝集し、色材(顔料)と溶媒を分離促進する効果を有している。処理液塗布装置42には、処理液が貯留された貯留部46が設けられており、グラビアローラ48の一部が処理液に浸されている。
このグラビアローラ48にはゴムローラ50が圧接して配置されており、ゴムローラ50が用紙Pの記録面(表面)側に接触して処理液が塗布される。また、グラビアローラ48にはスキージ(図示せず)が接触しており、用紙Pの記録面に塗布する処理液塗布量を制御する。処理液乾燥装置44には、熱風ノズル54及び赤外線ヒーター56(以下「IRヒーター56」という)が処理液塗布ドラム30の表面に近接して配設されている。処理液塗布部14で記録面に処理液が塗布、乾燥された用紙Pは、処理液塗布部14と画像形成部16の間に設けられた中間搬送部58へ搬送される。
<中間搬送部>
中間搬送部58には、中間搬送ドラム34が回転可能に設けられており、中間搬送ドラム34に設けられた保持部材32を介して、中間搬送ドラム34の表面に用紙Pの先端を保持し、中間搬送ドラム34の回転によって用紙Pを下流側へ搬送する。
<画像形成部>
画像形成部16には、画像形成ドラム36が回転可能に設けられており、画像形成ドラム36に設けられた保持部材32を介して、画像形成ドラム36の表面に用紙Pを保持し、画像形成ドラム36の回転によって用紙Pを下流側へ搬送する。
画像形成ドラム36の上部には、画像形成ドラム36の外周面に近接して、シングルパス方式のインクジェットラインヘッド64で構成されたヘッドユニット66が配設されている。このヘッドユニット66では、例えば基本色であるYMCKのインクジェットラインヘッド64が画像形成ドラム36の周方向に沿って配列され、用紙P上に各色の液滴で画像を形成する。
インクジェットラインヘッド64は、画像形成ドラム36に配置された回転速度を検出するエンコーダ(図示せず)に同期して液滴吐出を行うことで、高精度に着弾位置を決定すると共に、画像形成ドラム36の振れ、回転軸68の精度、ドラム表面速度に依存せず、液滴吐出ムラを低減することが可能となる。
なお、ヘッドユニット66は画像形成ドラム36の上部から退避可能とされており、インクジェットラインヘッド64のノズル面清掃や増粘インク排出などのメンテナンス動作は、このヘッドユニット66を画像形成ドラム36の上部から退避させることで実施される構成とされていてもよい。
記録面に画像が形成された用紙Pは、画像形成ドラム36の回転によって、画像形成部16とインク乾燥部18の間に設けられた中間搬送部70へ搬送されるが、中間搬送部70については、中間搬送部58と構成が略同一であるため説明を省略する。
<インク乾燥部>
インク乾燥部18には、乾燥ドラム38が回転可能に設けられており、乾燥ドラム38の上部には、乾燥ドラム38の表面に対向する位置に乾燥ユニット90が設けられている。
図2および図3に示すように乾燥ユニット90は、吸気口92より吸気流路94を経由して導入した外気を複数の乾燥器96に設けられたファン98で加圧し、ヒータ99で加熱、用紙Pの表面に搬送方向下流側から上流側へ向けて吹き付ける構成とされている。
吸気口92から各々の乾燥器96へ至る吸気流路94は一本の吸気流路から分岐していても、あるいは個々の乾燥器96ごとに独立して設けられていてもよく、例えば搬送方向と直交する方向に個々の乾燥器96ごとの吸気流路94が並んで配置されている構成であってもよい。
図2および図3の例のように、搬送方向下流側から順に乾燥器96A〜乾燥器96Dが配列されている場合、まず乾燥器96Aが用紙Pに吹き付ける温風を乾燥器96Bの筐体へと導く導風路100Aが設けられている。
導風路100Aは乾燥器96Bの筐体周囲を通過後、そのまま吸気流路94と交わらず装置外へ温風を排気する排気流路102Aとなり、装置外へ連通している。排気流路102Aが装置外へ向けて開口した排気口104と吸気口92との間には、吸気口92へ排気が再度吸入されることを防ぐ遮蔽板106が設けられていてもよい。
このとき搬送方向最上流の乾燥器96から用紙Pに吹き付けられる温風は、そのまま導風路100Dを通過して排気口104より排気される。
また乾燥器96A〜乾燥器96Dの順に搬送方向上流側へ配列され、温風が吹き付けられる用紙Pの含水率もまた搬送方向上流側ほど高いため、乾燥器96A〜乾燥器96Dの順にファン98の風量やヒータ99の発熱量などで規定される乾燥能力を高める配置とされていてもよい。
また乾燥器96は、温風の吹きつけ角度を用紙Pの搬送方向上流側(後端側)に向けて配置するようにしている。これにより、乾燥ドラム38の外周面へ用紙Pを押し付け、乾燥ドラム38の表面に用紙Pを保持させた状態を維持することができる。
乾燥器96による温風によって、用紙Pの画像形成部では、色材凝集作用により分離された溶媒が乾燥され、薄膜の画像層が形成される。温風は用紙Pの搬送速度によっても異なるが、例えば50℃〜70℃に設定され、ヒータ99の温度を200℃〜600℃に設定する事で、インク表面温度が50℃〜60℃になるよう設定されていてもよい。蒸発した溶媒は排気と共に排気流路102を通じて排気口104より画像形成装置10の外部へ排出される。
また乾燥ドラム38の外周面に対向してヒータ37が設けられている。ヒータ37は乾燥ドラム38を外側から加熱し、矢印Hのように乾燥ドラム38自体の温度を上げることで、外周面に保持される用紙Pを一定以上の温度に保ち、用紙Pの含水量を抑える構成とされている。
<画像定着部>
画像定着部20には、画像定着ドラム40が回転可能に設けられており、画像定着部20では、用紙P上に形成された薄層の画像層内のラテックス粒子が加熱/加圧されて溶融し、用紙P上に固着定着する機能を有する。
画像定着ドラム40の上部には、画像定着ドラム40の表面に近接して、加熱ローラ78が配設されている。この加熱ローラ78は熱伝導率の良いアルミなどの金属パイプ内にハロゲンランプが組み込まれており、加熱ローラ78によって、ラテックスのTg温度以上の熱エネルギーが付与される。これにより、ラテックス粒子を溶融し、用紙P上の凹凸に押し込み定着を行うと共に画像表面の凹凸を平滑化し光沢性を得ることを可能とする。
加熱ローラ78の下流側には、定着ローラ80が設けられている、この定着ローラ80は画像定着ドラム40の表面に圧接した状態で配置され、画像定着ドラム40との間でニップ力を得るようにしている。このため、定着ローラ80又は画像定着ドラム40のうち、少なくとも一方は表面に弾性層を持ち、用紙Pに対して均一なニップ幅を持つ構成とする。
以上の工程を経たのち、記録面の画像が定着した用紙Pは画像定着ドラム40の回転によって、画像定着部20の下流側に設けられた排出部21側へ搬送される。
なお本実施形態では画像定着部20について説明したが、乾燥ドラム38で記録面に形成された画像を乾燥・定着させる構成とされていてもよく、画像定着部20は必ずしも必須ではない。
<乾燥部の効果>
本実施形態に係る画像形成装置は図2、図3に拡大して示されるような乾燥部の周辺構造を備えている。
図3に示すように、吸気口92より導入された外気110は吸気流路94内を吸引され、複数の乾燥器96にて加熱され、用紙Pの表面に吹き付けられる。
このとき搬送方向最下流側の乾燥器96Aは外気110を吸入し、加熱した温風112として用紙Pの表面を乾燥させる。その後、温風112は導風路100Aを経由して上流側の乾燥器96Bのハウジング(箱体)を加熱する。
温風112により加熱された乾燥器96Bは、外気110を吸入し加熱する点では乾燥器96Aと同様だが、ハウジングを加熱されているため乾燥器96Aに比較して、より効果的に高温まで外気110を加熱する。
乾燥器96Bを加熱した温風112は用紙Pを乾燥させることで溶媒の蒸気を含んだ排気114となり、排気流路102Aを経由し排気口104より排気118として排出される。
一方、用紙Pの表面は搬送方向上流側ほど乾燥が進んでいないため含まれる溶媒の量が多いが、乾燥器96Bで加熱された温風116は温風112よりも温度が高いので、より効果的に用紙Pの表面を乾燥させる。
さらに温風116は用紙Pの表面を乾燥させたのち導風路100Bに導かれ、搬送方向上流側の乾燥器96Cのハウジングを加熱する。温風116により加熱された乾燥器96Cもまた、外気110を吸入し加熱する点では乾燥器96Aおよび乾燥器96Bと同様だが、ハウジングを温風116により加熱されているため乾燥器96A、乾燥器96Bに比較して、より効果的に高温まで外気110を加熱する。同様に搬送方向上流側の乾燥器96Dもまた、乾燥器96Cよりの温風116で加熱され、乾燥器96A、乾燥器96Bに比較して、より効果的に高温まで外気110を加熱する。
用紙Pは表面を温風116、温風112で乾燥されながら搬送されるが、前述のように搬送方向上流側ほど乾燥が進んでいないため含まれる溶媒の量が多く、最上流側の乾燥器96Dが吹き付ける温風116のみでは乾燥が十分でない場合もあり得る。
本実施形態では、搬送方向上流側の乾燥器96が吹き付ける温風116が温度が高く、含まれる溶媒の量が多い状態の用紙P表面を効果的に乾燥させる。
また用紙Pの表面より蒸発した溶媒を含む排気114は用紙Pの表面近傍に滞留せず、排気流路102A〜102Cおよび導風路100Cを経て排気口104より排気118として排出されるため、蒸発した溶媒が再び用紙Pの表面に戻ることはない。
さらに温風112、温風116は搬送方向下流側から上流側へ吹き付けるため、用紙Pを乾燥ドラム38の表面に押し付け、搬送中の用紙Pの挙動を安定させることで搬送安定性を高めている。
<その他>
以上、本発明の実施例について記述したが、本発明は上記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
例えば上記実施形態ではドラムの表面に用紙Pを保持、搬送する構成を例に挙げたが、これに限定せず例えば無端ベルト状の搬送ベルトを用いる構成や、平板状のステージを用いて用紙を搬送する構成に本発明を適用することも可能である。
また、上記実施形態では処理液塗布部14で用紙Pに処理液を塗布し、乾燥させる処理を施したのち用紙Pに対してヘッドユニット66にて液滴吐出を行う構成を例に挙げたが、勿論これに限定せず例えば通常紙(プレーンペーパー)を保持してそのまま搬送し、表面に液滴を直接吐出して画像を形成する通常のインクジェットプリンタに本発明を適用することも可能である。
さらに吐出される液はインクに限定されず、例えばエッチング時の基板パターン形成などに応用してもよい。
10 画像形成装置
18 乾燥部
20 画像定着部
36 画像形成ドラム(ステージ)
64 インクジェットラインヘッド(液滴吐出ヘッド)
90 乾燥ユニット
92 吸気口
94 吸気流路
96 乾燥器(送風手段)
98 ファン
99 ヒータ
100 導風路
102 排気流路
104 排気口
106 遮蔽板
110 外気
112 温風
114 排気
116 温風
118 排気

Claims (4)

  1. 記録媒体を保持面で保持し搬送するステージと、
    前記保持面に対向して設けられた液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドよりも搬送方向下流側で前記保持面に対向して搬送方向上流側へ温風を吹き付ける複数の送風手段と、
    前記送風手段へ外気を導入する吸気流路と、
    搬送方向下流側の前記送風手段が前記保持面に吹き付けた温風を、搬送方向上流側の前記送風手段の筐体外側へ導く導風路と、
    前記導風路より排出される温風を排気する排気流路と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 記録媒体を保持面で保持し搬送するステージと、
    前記保持面に対向して設けられた液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドよりも搬送方向下流側で前記保持面に対向して搬送方向上流側へ温風を吹き付ける複数の送風手段と、
    前記送風手段へ外気を導入する吸気流路と、
    搬送方向下流側の前記送風手段が前記保持面に吹き付けた温風を、搬送方向上流側の前記送風手段の前記吸気流路へ導く導風路と、
    前記導風路より排出される温風を排気する排気流路と、
    を備えた画像形成装置。
  3. 前記ステージは搬送ドラムである請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記保持面を加熱する加熱手段を備えた請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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