JP7202940B2 - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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Description

この発明は、印刷装置および印刷方法に関し、特に、インクを乾燥させる技術に関する。
従来、長尺帯状の印刷用紙を長手方向に搬送しながら、印刷用紙へ向けてインクを吐出することにより画像を記録する印刷装置が知られている。この種の印刷装置では、インクの乾燥を促進するため、印刷用紙を加熱する、あるいは温風を吹き付ける乾燥方式が採用される場合がある。
例えば特許文献1には、複数の乾燥器から、温風を印刷用紙に吹き付けることによって、水性インクの溶媒を乾燥させる画像形成装置が開示されている。当該画像形成装置では、吸気口から給気された外気が乾燥器に供給され、さらに、乾燥器から印刷用紙に吹き付けられた温風が排気流路を介して外部に排出される。このように、蒸気を含んだ温風を排出することによって、再び印刷用紙に溶媒が戻ることを防いでいる。
特開2010-208100号公報
しかしながら、上記従来技術では、印刷用紙に吹き付けられた温風が比較的高温のまま外部に放出される。この場合、余分な熱エネルギーをそのまま外部に排出することから、乾燥器において、必要以上に熱エネルギーを発生させる必要がある。このため、燃料費などのランニングコストが増大するとともに、環境に大きな負荷をかけるおそれがある。
そこで、本発明は、環境負荷を軽減しつつ、インクを効率良く乾燥させる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1態様は、印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷装置であって、規定の搬送経路に対応する位置に配置され、前記印刷媒体を前記搬送経路に沿って搬送する搬送部と、前記搬送経路上に配置され、前記搬送部により搬送される前記印刷媒体に向けてインク滴を吐出するインク吐出部と、前記搬送経路上の前記インク吐出部よりも下流側に配置され、前記印刷媒体を加熱して乾燥するための熱源と、前記熱源を収容する乾燥室と、を有する乾燥部と、前記熱源による加熱に伴い前記印刷媒体から発生する流体を回収する流体回収部と、顕熱交換を行なう高温側流路および低温側流路を有する顕熱交換器と、前記流体回収部が回収した流体を前記高温側流路に導入する第1導入路と、前記高温側流路からの流体の温度を低下させる冷却部と、前記高温側流路からの流体を前記冷却部に導入する第2導入路と、前記冷却部からの流体を前記低温側流路に導入する第3導入路と、前記低温側流路からの流体を前記乾燥部の前記乾燥室内の雰囲気に導入する第4導入路とを備え、前記冷却部は、チラーを含む
第2態様は、第1態様の印刷装置であって、前記乾燥部は、前記熱源を内装し前記印刷媒体を巻き付けて搬送するヒートローラを備える。
第3態様は、第1態様または第2態様の印刷装置であって、前記乾燥部は、前記第4導入路から導入された流体を含む流体を、前記熱源で加熱して前記乾燥部にて搬送される前記印刷媒体に向けて吹き付ける流体吹付部を備える。
第4態様は、第1態様から第3態様のいずれか1つの印刷装置であって、前記冷却部からの流体から液体成分を除去する液体除去部をさらに備える。
第5態様は、第4態様の印刷装置であって、前記液体除去部は、流体を回転させることによって液体成分を除去する。
第6態様は、第1態様から第5態様のいずれか1つの印刷装置であって、前記冷却部は、ペルチェ素子を含む。
第7態様は、印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷装置であって、規定の搬送経路に対応する位置に配置され、前記印刷媒体を前記搬送経路に沿って搬送する搬送部と、前記搬送経路上に配置され、前記搬送部により搬送される前記印刷媒体に向けてインク滴を吐出するインク吐出部と、前記搬送経路上の前記インク吐出部よりも下流側に配置され、前記印刷媒体を加熱して乾燥するための熱源と、前記熱源を収容する乾燥室と、を有する乾燥部と、前記熱源による加熱に伴い前記印刷媒体から発生する流体を回収する流体回収部と、顕熱交換を行なう高温側流路および低温側流路を有する顕熱交換器と、前記流体回収部が回収した流体を前記高温側流路に導入する第1導入路と、前記高温側流路からの流体の温度を低下させる冷却部と、前記高温側流路からの流体を前記冷却部に導入する第2導入路と、前記冷却部からの流体を前記低温側流路に導入する第3導入路と、前記低温側流路からの流体を前記乾燥部の前記乾燥室内の雰囲気に導入する第4導入路と、前記冷却部からの流体から液体成分を除去する液体除去部とを備え、前記液体除去部は、流体を回転させることによって液体成分を除去する
第8態様は、印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷方法であって、a)規定の搬送経路に沿って前記印刷媒体を搬送する工程と、b)前記工程a)によって搬送される前記印刷媒体にインクを吐出する工程と、c)前記工程b)の後、前記印刷媒体上の前記インクを、流体を加熱する熱源および前記熱源を収容する乾燥室を有する乾燥部で乾燥する工程と、d)前記熱源による加熱に伴い前記印刷媒体から発生した流体を前記乾燥部から回収して顕熱交換器の高温側流路に導入する工程と、e)前記高温側流路からの流体の温度を低下させる工程と、f)前記工程e)によって温度が低下した流体を前記顕熱交換器の低温側流路に導入する工程と、g)前記高温側流路と前記低温側流路との間で顕熱交換する工程と、h)前記低温側流路からの流体を前記乾燥部の前記乾燥室内の雰囲気に導入する工程と、i)前記工程e)の後、前記工程f)の前に、流体を回転させることによって前記流体から液体成分を除去する工程とを含む。
第9態様は、印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷方法であって、a)規定の搬送経路に沿って前記印刷媒体を搬送する工程と、b)前記工程a)によって搬送される前記印刷媒体にインクを吐出する工程と、c)前記工程b)の後、前記印刷媒体上の前記インクを、流体を加熱する熱源および前記熱源を収容する乾燥室を有する乾燥部で乾燥する工程と、d)前記熱源による加熱に伴い前記印刷媒体から発生した流体を前記乾燥部から回収して顕熱交換器の高温側流路に導入する工程と、e)前記高温側流路からの流体の温度をチラーによって低下させる工程と、f)前記工程e)によって温度が低下した流体を前記顕熱交換器の低温側流路に導入する工程と、g)前記高温側流路と前記低温側流路との間で顕熱交換する工程と、h)前記低温側流路からの流体を前記乾燥部の前記乾燥室内の雰囲気に導入する工程とを含む。
第1態様の印刷装置によると、乾燥部の熱源による加熱に伴い印刷媒体から発生する高温高湿の流体が顕熱交換器の高温側流路に導入され、その後冷却される。これにより、高温高湿の流体から飽和した液体成分を有効に除去できる。また、その冷却された流体が顕熱交換器の低温側流路に導入されることによって、高温側流路を通過する高温の流体との間で顕熱交換が行なわれる。これにより、熱源で発生した熱を有効に利用して、液体成分が除去された低温の流体から高温低湿の流体を得ることができる。この高温低湿の流体を乾燥部における乾燥室の雰囲気に導入する。この流体は顕著な温度低下が抑制されているので、乾燥部における印刷媒体の乾燥をサポートできる。したがって、熱源による流体の加熱量を低減できる。同時に、環境負荷を軽減でき、かつ低湿化によってインクを効率良く乾燥させることができる。
第1態様の印刷装置によると、チラーによって流体を省エネルギーで冷却できる。
第2態様の印刷装置によると、顕熱交換で加熱された流体によって、ヒートローラによる印刷媒体の乾燥をサポートすることができる。
第3態様の印刷装置によると、顕熱交換器で加熱された流体を含む流体を熱源で加熱して印刷媒体に吹き付けるので、熱源による流体の加熱をサポートすることができる。
第4態様の印刷装置によると、液体除去部を備えることによって、流体からの液体の分離を促進できる。
第5態様の印刷装置によると、流体を回転させることによる遠心力の作用によって流体から液体成分を有効に除去できる。
第6態様の印刷装置によると、ペルチェ素子によって流体の冷却を促進できる。
第8態様の印刷方法によると、インクを乾燥させた際に発生する高温高湿の流体が顕熱交換器の高温側流路に導入され、その後冷却される。これにより、高温高湿の流体から飽和した液体成分を有効に除去できる。また、その冷却された流体が顕熱交換器の低温側流路に導入されることによって、高温側流路を通過する高温の流体との間で顕熱交換が行なわれる。これにより、熱源で発生した熱を有効に利用して、液体成分が除去された低温の流体から高温低湿の流体を得ることができる。この高温低湿の流体を乾燥部に導入することによって、乾燥部における流体の顕著な温度低下を抑制でき、かつ湿度低下を図ることができる。したがって、熱源による流体の加熱量を低減できるために環境負荷を軽減でき、かつ低湿化によってインクを効率良く乾燥させることができる。
実施形態に係るインクジェット印刷システムの全体構成を模式的に示す構成図である。 実施形態に係るヒートローラおよび流体吹付ユニットの構成を示す側面図である。 実施形態に係る流体吹付ユニットの外観を示す正面図である。 実施形態に係る流体吹付ユニットの外観を示す平面図である。 実施形態に係る流体吹付ユニットの外観を示す左側面図である。 図3の切断線100-100における流体吹付ユニットの側断面図である。 図5の切断線101-101における流体吹付ユニットの正面断面図である。 図5の切断線102-102における流体吹付ユニットの正面断面図である。 流体の流れを模式的に示した流体吹付ユニットの概念図およびブロック図である。 実施形態に係るインクジェット印刷装置を模式的に示す平面図である。 実施形態に係る除湿部を示す概念図である。 実施形態に係る顕熱交換器の内部構造を模式的に示す斜視図である。 実施形態に係るミストセパレータを模式的に示す部分断面図ある。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<1. 実施形態>
図1は、実施形態に係るインクジェット印刷システム1の全体構成を模式的に示す構成図である。インクジェット印刷システム1は、インクジェット印刷装置3と、給紙部5と、排紙部7とを備えている。インクジェット印刷装置3は、シート状の連続紙WPに印刷を行う。給紙部5は、連続紙WPのロールを水平軸周りに回転可能に保持しており、インクジェット印刷装置3に対して連続紙WPのロールから連続紙WPを巻き出して供給する。排紙部7は、インクジェット印刷装置3で印刷された連続紙WPを水平軸周りにロール状に巻き取る。連続紙WPの供給側を上流側とし、連続紙WPの排紙側を下流側とすると、給紙部5はインクジェット印刷装置3の上流側に配置されており、排紙部7はインクジェット印刷装置3の下流側に配置されている。連続紙WPは印刷媒体の一例であり、インクジェット印刷装置3は印刷装置の一例である。インクジェット印刷装置3は、駆動ローラ9、印刷ユニット15、乾燥部17、検査部19および駆動ローラ13などを収容する筐体30を備える。
インクジェット印刷装置3は、給紙部5からの連続紙WPを取り込むための駆動ローラ9を上流側に備えている。駆動ローラ9により給紙部5から巻き出された連続紙WPは、従動である回転可能な搬送ローラ11等に沿って下流側の排紙部7に向かって搬送されていく。後述する検査部19と排紙部7との間には、駆動ローラ13が配置されている。この駆動ローラ13は、後述する検査部19を通過した連続紙WPを排紙部7に向かって送り出す。
駆動ローラ9,13および複数の搬送ローラ11は、連続紙WPの規定の搬送経路に対応する位置に配置され、連続紙WPをその搬送経路に沿って搬送する搬送部の一例である。また、駆動ローラ9,13および複数の搬送ローラ11で連続紙WPを搬送することは、搬送工程S1の一例である(図1参照)。
インクジェット印刷装置3は、駆動ローラ9と駆動ローラ13との間に、上流側から順に、印刷ユニット15と、乾燥部17と、検査部19とを備えている。また、駆動ローラ9,13には、それぞれニップローラ21が回転可能に設けられている。ニップローラ21は、連続紙WPを挟んで駆動ローラ9,13の反対側から駆動ローラ9,13を押圧することにより、連続紙WPの搬送時におけるグリップ力を与えている。その押圧力は、例えば、エアシリンダで付与される。ニップローラ21は、例えば、ゴムなどの弾性体で構成されている。
印刷ユニット15は、インク滴を吐出するインクジェットヘッド23を備えている。インクジェットヘッド23の下面には、インク滴を吐出する多数のノズルが設けられている。複数のノズルは、搬送方向TDに直交する搬送幅方向WD(図1における奥手前方向)に沿って、配列されている。これにより、インクジェットヘッド23を搬送幅方向WDに移動させることなく位置固定のままで、連続紙WPに対して搬送幅方向WDの全幅にわたって画像の印刷を行うことができる。インクジェットヘッド23は、インク吐出部の一例である。また、インクジェットヘッド23で連続紙WPにインクと吐出することは、インク吐出工程S2の一例である(図1参照)。
印刷ユニット15には、連続紙WPの搬送方向TDに沿って複数個のインクジェットヘッド23が配置されている。例えば、上流側から順に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)について個別に4個のインクジェットヘッド23が配置されている。
乾燥部17は、インクジェットヘッド23で印刷された連続紙WPに付着しているインク滴を乾燥させる。乾燥部17は、回転駆動するヒートローラ25と、流体吸排ユニット27と、隔壁で囲まれた乾燥室28とを備えている。ヒートローラ25および流体吸排ユニット27は、乾燥室28内に配置されている。乾燥室28の側面部には、連続紙WPを乾燥室28に導入するための導入口281と、連続紙WPを乾燥室28から排出するための排出口283とが設けられている。検査部19は、印刷された部分に汚れや抜け等がないかを、例えば画像処理によって検出する。検査後の連続紙WPは、排紙部7にロール状に巻き取られる。本実施形態では、ヒートローラ25も、上記搬送部の一部としての機能を有する。
インクジェット印刷システム1は、制御部29と操作部31とを備えている。制御部29は、インクジェット印刷システム1の各要素の動作を統括的に制御する。制御部29は、図1中に概念的に示すように、CPU等の演算処理部291、RAM等のメモリ292、およびハードディスクドライブ等の記憶部293を備えたコンピュータである。記憶部293には、各要素の動作を制御することを含む印刷処理を実行するためのコンピュータプログラムPがインストールされている。操作部31は、インクジェット印刷システム1を操作するためのものであり、タッチパネルや各種スイッチなどで構成されている。オペレータは、操作部31を操作して、連続紙WPへの印刷条件や乾燥条件などのパラメータを指定できる。
乾燥部17の詳細について図2~9を参照しつつ説明する。図2は、実施形態に係るヒートローラ25および流体吹付ユニット33の構成を示す側面図である。図3は、実施形態に係る流体吹付ユニット33の外観を示す正面図である。図4は、実施形態に係る流体吹付ユニット33の外観を示す平面図である。図5は、実施形態に係る流体吹付ユニット33の外観を示す左側面図である。図6は、図3の切断線100-100における流体吹付ユニット33の側断面図である。図7は、図5の切断線101-101における流体吹付ユニット33の正面断面図である。図8は、図5の切断線102-102における流体吹付ユニット33の正面断面図である。図9は、流体の流れを模式的に示した流体吹付ユニット33の概念図およびブロック図である。
ヒートローラ25は、搬送幅方向WDに沿って延びる回転軸25a周りに回転駆動する。ヒートローラ25は、例えば、ハロゲンヒータやセラミックヒータなどの加熱手段である熱源147を内部に備えている。ヒートローラ25は連続紙WPを巻き付けつつ搬送方向TDに回転することで連続紙WPを加熱して乾燥する。ヒートローラ25は、予め設定された乾燥条件に応じた所定の温度に加熱される。ヒートローラ25は、ステンレス鋼板などの金属で構成されている。ヒートローラ25は、外周面上の搬送経路に連続紙WPを支持する。また、ヒートローラ25は、連続紙WPのインク滴が吐出された印刷面とは反対側の面と接触しつつ回転駆動することによって、連続紙WPを加熱する。
流体吸排ユニット27は、搬送経路を挟んでヒートローラ25の反対側に配置されている。つまり、流体吸排ユニット27は、ヒートローラ25の外周面に沿って配置されている。流体吸排ユニット27は、搬送経路にて連続紙WPの全幅に向けて温風(流体)を吹き付け、吹き付けた温風(流体)の一部を回収する。本実施例における流体吸排ユニット27は、下流側にあたるヒートローラ25の左半円上に沿って配置されている。流体吸排ユニット27は、流体吹付ユニット33と、流体回収ユニット35とを備えている。
本実施形態では、流体吸排ユニット27は、3個の流体吹付ユニット33と、4個の流体回収ユニット35とを備えている。具体的には、隣接する流体吹付ユニット33,33の間、および、両側の流体吹付ユニット33の外側に、流体回収ユニット35が1つずつ配置されている(図2参照)。流体回収ユニット35は、ヒートローラ25の外周面に向けて開口する吸気口36と、不図示のファンユニットとを備える。このファンユニットは、流体回収ユニット35と第1導入ダクト66(図10、図11参照)との間に設けられるとよい。このファンユニットの作用によって、流体回収ユニット35は、流体吹付ユニット33が搬送経路上の連続紙WPに向かって吹き付けた温風を、吸気口36を通じて回収する。
また、流体回収ユニット35は、ファンユニットの作用によって、回収した温風を第1導入ダクト66に送り込む。当該温風は、蒸発したインクの溶媒を多く含む高温多湿の流体である。インクジェット印刷装置3では、当該高温多湿の流体が第1導入ダクト66を通じて除湿部60に送られる。そして、除湿部60において低湿化された後、第4導入ダクト69を通じて各流体吹付ユニット33に戻される。これにより、液体成分が除去された温風が流体吹付ユニット33から連続紙WPに吹き付けられる。したがって、連続紙WPにおけるインク滴を効率良く乾燥させることができる。
なお、搬送幅方向WDにおける吸気口36からの吸気を均一に行なうため、吸気口36開口幅(搬送方向TDの幅)が、ファンユニットに近づくに連れて小さくなるようにしてもよい。
乾燥部17と除湿部60との間における流体の移動は、吸気ファン57の作用、吹付ファン43の作用によっておこなわれる。ただし、除湿部60における流体の経路上(例えば、導入ダクト66~69のうち少なくとも1つの流路内)に、流体を圧送するファンが設けられもよい。
流体吹付ユニット33は、一対の流体吹付部37を備えている。流体吹付部37は、ノズルケース39と、送風ダクト41と、吹付ファン43とを備えている。流体吹付部37は、アルミニウム製であることが好ましい。アルミニウムは鉄よりも熱伝導率が高いので、流体吹付部37をアルミニウム製にすることは、搬送幅方向WDにおける温風の温度分布を均等にすることに有利に作用する。
ノズルケース39には、空気を加熱して搬送経路に向けて温風を吹き出す吹付口45が形成されている。搬送幅方向WDにおける吹付口45の開口幅は、連続紙WPの全幅を若干越える大きさを有する。吹付口45は、連続紙WPにおける、インクジェットヘッド23からのインクが付着した面に向けられている。ノズルケース39は、空気(流体)を加熱する熱源としてヒータ47を内蔵している。本実施形態では、例えば、ヒータ47として三本のシーズヒータを採用している。図8に示すように、三本のヒータ47の長軸は、連続紙WPの搬送幅方向WDに平行とされており、両端部がそれぞれノズルケース39の側板49,49に取り付けられている。側板49には、逃がし穴51が形成されている。逃がし穴51は、ノズルケース39から吹き出す温風の一部を外部へ逃がす。ノズルケース39は、図6に示すように、搬送幅方向WDから見た縦断面が逆三角形状を有する。
送風ダクト41は、ノズルケース39の上部に付設されている。送風ダクト41は、搬送幅方向WDの一端側に吹付ファン43が取り付けられている。送風ダクト41には、吹付ファン43によって空気が送り込まれる。吹付ファン43は、風量を多く得るために、例えば、複数個のファンを直列に組み合わせた二重反転ファンであることが好ましい。図8に示すように、送風ダクト41は、内部に整流部材42を備えている。整流部材42は、吹付ファン43から搬送幅方向WDに遠ざかるに連れて、流路断面積を広げてある。これにより、吹付ファン43から遠くなるに連れて流路抵抗を小さくすることができる。したがって、吹付ファン43から送り込まれた空気を搬送幅方向WDにわたってほぼ均等にノズルケース39へ供給できる。
搬送方向TDにおける一対の流体吹付部37の間には、1個の送風ダクト53が配置されている。送風ダクト53は、図6に示すように、搬送幅方向WDから見た縦断面が略三角形状を呈している。したがって、ノズルケース39と組み合わせた際に、搬送方向TDにおける長さを短縮でき、もって、流体吹付ユニット33の小型化を図ることができる。
送風ダクト53は、図6に示すように、一対の流体吹付部37各々のノズルケース39との間に空気層55が介在するように取り付けられている。空気層55は、送風ダクト53とノズルケース39の外側面同士を密着させることなく、それらの間に間隙を設ける。空気層55を設けることによって、送風ダクト53とノズルケース39との間で、断熱できる。なお、空気層55を厚くすることによって、断熱効果を向上できるが、流体吹付ユニット33が大型化する。そこで、空気層55の厚さは、例えば、約1mmであることが好ましい。
図9に示すように、送風ダクト53は、分岐管56を介して2個の送風ダクト41各々の一端側に接続されている。分岐管56は、送風ダクト53と2個の送風ダクト41とを連通する。連通とは、ここでは、流体が流通できるように連結されている状態をいう。送風ダクト53の他端側は、除湿部60に接続された第4導入ダクト69に接続されている。送風ダクト53の他端部には、吸気ファン57が取り付けられている。吸気ファン57は、第4導入ダクト69から流体を取り込んで、送風ダクト53に送り込む。吸気ファン57についても、上述した吹付ファン43と同様に、例えば、二重反転ファンであることが好ましい。送風ダクト53は、一対の流体吹付部37で兼用しているので、流路断面積を従来例よりも大きくすることができる。
乾燥部17における流体吹付ユニット33が、熱源であるヒータ47で加熱された流体を吹付口45から連続紙WPの印刷面に吹き付けることは、流体を連続紙WPの周りに供給して連続紙WP上のインク滴を乾燥させる乾燥工程S3の一例である(図6参照)。
乾燥室28における上部には、排気ダクト170が設けられている。排気ダクト170は、不図示のファンユニットの作用によって、乾燥室28内の流体の一部を筐体30の外部に排出する。
図10は、実施形態に係るインクジェット印刷装置3を模式的に示す平面図である。図11は、実施形態に係る除湿部60を示す概念図である。除湿部60は、筐体30の一方の側部に設置される。
図10に示すように、除湿部60は、第1導入ダクト66および第4導入ダクト69を介して、乾燥部17と流体のやりとりを行う。除湿部60は、乾燥部17で発生した流体から液体(主にインクの溶媒)を除去して低湿化し、その低湿化した流体を再び乾燥室28内の雰囲気に戻す。図11に示すように、除湿部60は、顕熱交換器61、冷却部63、ミストセパレータ65、乾燥部17の流体回収ユニット35と顕熱交換器61とを連結する第1導入ダクト66、顕熱交換器61と冷却部63とを連結する第2導入ダクト67、冷却部63およびミストセパレータ65と顕熱交換器61とを連結する第3導入ダクト68、および顕熱交換器61と流体吹付ユニット33の送風ダクト53とを連結する第4導入ダクト69を備える。
図12は、実施形態に係る顕熱交換器61の内部構造を模式的に示す斜視図である。顕熱交換器61は、乾燥部17から第1導入ダクト66を介して導入される流体f1とミストセパレータ65から第3導入ダクト68を介して導入される流体f2との間で顕熱交換を行う装置である。顕熱交換器61は、波板611と平板613とを上下に交互に積層することによって構成されている。また、上下に隣接する波板611,611は、向きが直交するように積み重ねられている。このため、平板によって仕切られた互いに直交する高温側流路615と低温側流路617とが上下に交互に設けられた構造を有する。
高温側流路615と低温側流路617とを仕切る平板613は、伝熱性が高く、かつ湿気をほぼ通過させない樹脂または金属などで形成される。これによって、高温側流路615と低温側流路617との間で、潜熱交換が抑制された状態で顕熱交換が行われる。図11に示す顕熱交換器61は、高温側流路615と低温側流路617の向きが互いに直交する、直交流型の顕熱交換器である。なお、顕熱交換器61の型はこれに限定されるものではなく、例えば、高温側流路615と低温側流路617が逆向きに対向する向流型であってもよい。
顕熱交換器61における高温側流路615の入口側は、第1導入ダクト66に接続されている。上述したように、第1導入ダクト66は、流体回収ユニット35に接続されている。すなわち、第1導入ダクト66は、流体回収ユニット35の内部と、高温側流路615とを連通する。第1導入ダクト66は、乾燥部17からの流体を高温側流路615に導入する第1導入路の一例である。また、乾燥部17からの流体を高温側流路615に導入することは、第1の導入工程S4の一例である。(図11参照)。
高温側流路615の出口側は、第2導入ダクト67を介して、冷却部63に接続されている。第2導入ダクト67は、高温側流路615と、冷却部63内とを連通させる。第2導入ダクト67は、高温側流路615からの流体を冷却部63に導入する第2導入路の一例である。
顕熱交換器61における低温側流路617の入口側には、後述する冷却部63で冷却され、ミストセパレータ65で流体中のミストが除去された流体が第3導入ダクト68を介して導入される。したがって、顕熱交換器61における顕熱交換の作用によって、高温側流路615を通過する流体が冷却され、低温側流路617を通過する流体が加熱される。
第2導入ダクト67には、排液管671が設けられている。高温側流路615に導入される流体は、低温側流路617との間の顕熱交換によって冷却される。すなわち、高温側流路615に導入された流体の温度は、温度T1(例えば、40℃~80℃)から温度T2((例えば、18℃~74℃)に低下する。この温度低下によって、流体中に飽和した液体が発生する場合がある。発生した液体は、排液管671を通じて、排液管671の下方に配置された第1トレー673内に適宜回収される。
冷却部63は、流体の流路となる冷却室631を有しており、冷却室631の内部には、複数のペルチェ素子633と第2トレー635が設けられている。複数のペルチェ素子633は、冷却室631の延びる方向に沿って配列されている。ペルチェ素子633の冷却面側は冷却室631内に向けられており、ペルチェ素子633の吸熱作用によって冷却室631内が冷却される。第2トレー635は、複数のペルチェ素子633の下側に配置されている。各ペルチェ素子633の駆動制御(具体的には、各ペルチェ素子633に印加する電圧の制御)は、制御部29によって行なわれる。
第2導入ダクト67から冷却室631内に流体が導入されると、ペルチェ素子633が吸熱することによって流体が強制的に冷却される。これにより、流体の温度は、高温側流路615を通過した直後の温度T2よりも低い温度T3(例えば、0℃~69℃)に低下する。この温度低下によって流体中で発生した液体成分は、重力の作用によって、第2トレー635内に回収される。このように、ペルチェ素子633によって冷却を行なうことにより、流体からの液体の分離を促進できる。冷却部63が高温側流路615からの流体の温度を低下させることは、冷却工程S5の一例である(図11参照)。
冷却部63で冷却された流体は、第3導入ダクト68を介して顕熱交換器61の低温側流路617に導入される。第3導入ダクト68は、冷却部63における冷却室631内と、低温側流路617とを連通させる。第3導入ダクト68の一端は、冷却部63の冷却室631における第2導入ダクト67が接続された側面とは反対側の側面に連結されている。第3導入ダクト68は、冷却部63からの流体を低温側流路617に導入する第3導入路の一例である。
なお、図11に示すように、冷却部63が、ペルチェ素子633とともに、あるいは、ペルチェ素子633の代わりに、チラー637を備えていてもよい。チラー637は、冷却室631を通過する流体を冷却する「循環水」と、当該循環水を冷却する「フレオンガス」によって、冷却サイクルを構成する。チラー637を利用した場合、一般的には、省エネルギーで冷却室631における流体の冷却を効果的に行なうことができる。
具体的に、冷却室631を通過する流体で温められた循環水は、冷水器(熱交換器)に入り、フレオンガスを熱媒体にして冷却される。そして、冷水となって水槽に戻った循環水は、再び流体を冷却する冷却水として冷却室631に送られる。一方、冷水器で蒸発し、そして気化したフレオンガスは、コンプレッサーで圧縮される。高温・高圧状態になったフレオンガスは、凝縮器(ラジエーター)で冷却され、液化する。冷媒液となったフレオンガスは、膨張弁で絞られて冷却ガスとなり、冷水器に入る。そこで循環水から熱を奪って、冷媒が蒸発し、コンプレッサーに戻される。
図13は、実施形態に係るミストセパレータ65を模式的に示す部分断面図ある。ミストセパレータ65は、第3導入ダクト68の経路上に配置されており、第3導入ダクト68を通過する流体中のミスト(液体)を除去する。ミストセパレータ65は、流入部651と、サイクロン発生部652と、ハウジング653と、流出部654とを有する。ミストセパレータ65は、流体から液体成分を除去する液体除去部の一例である。
ハウジング653は、底部を有する略円筒状に形成されている。サイクロン発生部652は、ハウジング653の内部に設けられている。サイクロン発生部652は、円筒部655と、鍔部656とを有する。円筒部655は、ハウジング653の中央部において配置されており、下側がハウジング653の内部に連通し、上側が流出部654に連通する。鍔部656は、円筒部655の外周部に設けられた円環状を有する。鍔部656の外周面はハウジング653の内壁に密着している。鍔部656には、周方向に沿って複数の貫通穴657が設けられている。円筒部655の外壁とハウジング653の内壁とには、隙間が形成されている。流出部654の入口は、円筒部655で覆われていることにより、流入部651からの流体が、流出部654に直接進入することが抑制されている。なお、円筒部655の鍔部656より上側の部分は、上側に向かうに連れて外径が次第に小さくなる円錐台状となっている。
ミストセパレータ65の流入部651に導入された流体は、サイクロン発生部652の上部空間において、円筒部655における円錐台状の部分の周りを回転しつつ、鍔部656に設けられた複数の貫通穴657を通過する。これによって、流体の向きが下方に変更される。そして、流体は、ハウジング653の内壁と円筒部655の外壁との間をらせん状に旋回移動する。これにより、流体中の液体成分は、遠心力の作用によってハウジング653の内壁に叩きつけられた後、重力の作用によってハウジング653の底部に移動する。また、ハウジング653内に移動した気体成分は、円筒部655の内側を通じて流出部654に移動し、その後、流出部654から第3導入ダクト68へ移動する。このように、流体を旋回させる流路を備えたミストセパレータ65を設けることによって、流体中の液体成分を効果的に除去できる。
ミストセパレータ65を通過した流体は、第3導入ダクト68を通じて顕熱交換器61の低温側流路617に導入される。このように、冷却部63で冷却された流体を顕熱交換器61の低温側流路617に導入することは、第2の導入工程S6の一例である(図11参照)。低温側流路617に導入されるときの流体の温度T3は、高温側流路615に導入される流体の温度T1よりも低温である。このため、低温側流路617を通過する流体は、顕熱交換の作用によって加熱され、温度がT3からT4(例えば、32℃~77℃)に上昇する。この高温側流路615と低温側流路617との間で顕熱交換することは、顕熱交換工程S7の一例である(図11参照)。なお、温度T3は、T1およびT2よりも低い温度である。また、温度T4は、T1およびT2よりも低く、かつT3よりも高い温度である。さらに、温度T4は常温(例えば、15℃~30℃)よりも高い温度である。
また、低温側流路617を通過した後の流体の湿度(例えば、13%~39%)は、低温側流路617を通過する前の流体の湿度(例えば、90%~100%)よりも低い。これは、低温側流路617を通過することによって、温度がT3からT4に上昇するためである。
低温側流路617を通過した流体は、第4導入ダクト69を介して乾燥部17の送風ダクト53に導入される。第4導入ダクト69は、一方側が低温側流路617に連通し、他方側が送風ダクト53に連通する。第4導入ダクト69は、低温側流路617からの流体を乾燥部17に導入する第4導入路の一例である。また、低温側流路617からの流体を乾燥部17に導入することは、第3の導入工程S8の一例である(図11参照)。
また、各ファンが制御部29に接続され、各ファンの動作が制御部29に制御されてもよい。制御部29は、流体に含まれる液体量を計測し、その液体量が規定の基準値となるように、各ファンの動作、ペルチェ素子633の動作を制御してもよい。流体中の液体量の計測手段として、例えば公知の湿度計を採用し得る。また、液体量の計測部位は、乾燥部17と除湿部60との間を移動する流体の移動経路上であれば特に限定されない。例えば、流体吹付部37に比較的近い送風ダクト53内または第4導入ダクト69内の湿度を計測することによって、流体吹付部37に供給される流体の湿度を有効に最適化できる。
本実施形態のインクジェット印刷装置3によれば、乾燥部17で発生した高温高湿の流体が、顕熱交換器61の高温側流路615に導入され、高温側流路615を通過した流体が冷却部63で冷却される。このため、高温高湿の流体から飽和した液体成分を有効に除去できる。また、その液体成分が除去された低温の流体が顕熱交換器61の低温側流路617に導入されることによって、高温側流路615を通過する高温の流体との間で顕熱交換が行なわれる。このため、乾燥部17で発生した熱を有効に利用して、液体成分が除去された低温の流体から高温低湿の流体を得ることができる。この高温低湿の流体(常温よりも高温の流体)を乾燥部17の流体吹付部37に導入することによって、流体吹付部37における流体の顕著な温度低下を抑制でき、かつ湿度低下を図ることができる。したがって、ヒータ47による流体の加熱量を低減できることによって環境負荷を軽減できるとともに、乾燥部17の低湿化によってインクを効率良く乾燥させることができる。また、連続紙WPの周りに供給された高温の流体が流体回収ユニット35によって回収されるため、排気ダクト170からの排気量を低減できる。この作用によっても、環境負荷を軽減できる。
<2. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、乾燥部17は、流体を加熱する熱源としてヒータ47を備えている。しかしながら、ヒータ47を備えることは必須ではない。例えば、上記実施形態の乾燥部17では、ヒートローラ25に内装された熱源147によってヒートローラ25の表面付近で流体が加熱される。ヒートローラ25からの熱でインク滴が加熱されることにより、高温高湿の流体が発生する。この流体を流体回収ユニット35で回収し、除湿部60を通すことによって、低湿化された流体を流体吹付ユニット33の流体吹付部37に供給できる。すなわち、流体吹付ユニット33が低湿化された流体を連続紙WPに吹き付けることによって、連続紙WP上のインク滴を効率良く乾燥させることができる。
上記実施形態では、第4導入ダクト69から流体吹付け部37の送風ダクト53に顕熱交換器61の低温側流路617で温度T4に加熱された流体を導入しているが、乾燥室28内の雰囲気に導入するのであれば、第4導入ダクトによる流体の導入先は送風ダクト53に限定されない。常温よりも高温の流体が乾燥室28内の雰囲気に導入されているため、ヒートローラ25または流体吹付ユニット33による印刷媒体の乾燥をサポートすることができる。
上記実施形態では、顕熱交換器61の高温側流路615に導入される流体が、流体吹付ユニット33に隣接するとともに、連続紙WPの直上に配置された流体回収ユニット35で回収された流体としているが、乾燥部17におけるその他の部位で回収された流体であってもよい。例えば、上記実施形態では、ヒートローラ25の外周面付近に供給された流体が回収され、その流体が高温側流路615に導入される。しかしながら、乾燥部17におけるヒートローラ25の熱源(ハロゲンヒータまたはセラミックヒータ等)付近の流体が回収され、その流体が高温側流路615に導入されてもよい。
上記実施形態では、冷却部63における流体の冷却手段として、ペルチェ素子633またはチラー637を利用しているが、ヒートポンプが利用されてもよい。
上記実施形態では、冷却部63がペルチェ素子633等の冷却器で流体を強制的に冷却しているが、冷却部63が樹脂製または金属製等の配管のみで構成されていてもよい。この配管を、温度T1よりも低い温度空間(例えば常温の空気中)に設置することによって、高温側流路615からの流体を当該配管内で自然冷却することができる。
上記実施形態において、第1導入ダクト66にミストセパレータ65が設けられてもよい。この場合、第1トレー673または第2トレー635などよって回収される廃棄液のインク量を有効に低減できる。
上記実施形態では、乾燥部17が流体吹付ユニット33を3個備えているが、本発明はこのような形態に限定されない。つまり、乾燥部17が流体吹付ユニット33を1個、または4個以上備えていてもよい。
上記実施形態では、乾燥部17は、ヒートローラ25を備えているが、ヒートローラ25は必須ではない。ヒートローラ25の代わりに熱源を有しないローラが設けられてもよい。
上記実施形態では、ノズルケース39と送風ダクト53との間に空気層55を配置したが、空気層55は必須ではない。
上記実施形態では、ノズルケース39が逆三角形状を有し、送風ダクト53が三角形状を有するが、これらの形状に限定されるものではない。
上記実施形態では、ノズルケース39の側板49には、逃がし穴51が形成されているが、逃がし穴51は必須ではない。
上記実施形態では、印刷媒体として連続紙WPを例にとって説明したが、本発明はこのような印刷媒体に限定されない。他の印刷媒体としては、例えば、フィルムなどが挙げられる。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態および各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
1 インクジェット印刷システム
11 搬送ローラ(搬送部)
17 乾燥部
23 インクジェットヘッド(インク吐出部)
27 流体吸排ユニット
3 インクジェット印刷装置
33 流体吹付ユニット
35 流体回収ユニット
37 流体吹付部
47 ヒータ(熱源)
57 吸気ファン
61 顕熱交換器
615 高温側流路
617 低温側流路
63 冷却部
633 ペルチェ素子
637 チラー
65 ミストセパレータ(液体除去部)
66 第1導入ダクト
67 第2導入ダクト
68 第3導入ダクト
69 第4導入ダクト
9,13 駆動ローラ(搬送部)
S1 搬送工程
S2 インク吐出工程
S3 乾燥工程
S4 第1の導入工程
S5 冷却工程
S6 第2の導入工程
S7 顕熱交換工程
S8 第3の導入工程
WP 連続紙(印刷媒体)

Claims (9)

  1. 印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷装置であって、
    規定の搬送経路に対応する位置に配置され、前記印刷媒体を前記搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送経路上に配置され、前記搬送部により搬送される前記印刷媒体に向けてインク滴を吐出するインク吐出部と、
    前記搬送経路上の前記インク吐出部よりも下流側に配置され、前記印刷媒体を加熱して乾燥するための熱源と、前記熱源を収容する乾燥室と、を有する乾燥部と、
    前記熱源による加熱に伴い前記印刷媒体から発生する流体を回収する流体回収部と、
    顕熱交換を行なう高温側流路および低温側流路を有する顕熱交換器と、
    前記流体回収部が回収した流体を前記高温側流路に導入する第1導入路と、
    前記高温側流路からの流体の温度を低下させる冷却部と、
    前記高温側流路からの流体を前記冷却部に導入する第2導入路と、
    前記冷却部からの流体を前記低温側流路に導入する第3導入路と、
    前記低温側流路からの流体を前記乾燥部の前記乾燥室内の雰囲気に導入する第4導入路と、
    を備え
    前記冷却部は、チラーを含む、印刷装置。
  2. 請求項1の印刷装置であって、
    前記乾燥部は、前記熱源を内装し前記印刷媒体を巻き付けて搬送するヒートローラ、を備える、印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2の印刷装置であって、
    前記乾燥部は、前記第4導入路から導入された流体を含む流体を、前記熱源で加熱して前記乾燥部にて搬送される前記印刷媒体に向けて吹き付ける流体吹付部、を備える、印刷装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項の印刷装置であって、
    前記冷却部からの流体から液体成分を除去する液体除去部、
    をさらに備える、印刷装置。
  5. 請求項4の印刷装置であって、
    前記液体除去部は、流体を回転させることによって液体成分を除去する、印刷装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項の印刷装置であって、
    前記冷却部は、ペルチェ素子を含む、印刷装置。
  7. 印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷装置であって、
    規定の搬送経路に対応する位置に配置され、前記印刷媒体を前記搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送経路上に配置され、前記搬送部により搬送される前記印刷媒体に向けてインク滴を吐出するインク吐出部と、
    前記搬送経路上の前記インク吐出部よりも下流側に配置され、前記印刷媒体を加熱して乾燥するための熱源と、前記熱源を収容する乾燥室と、を有する乾燥部と、
    前記熱源による加熱に伴い前記印刷媒体から発生する流体を回収する流体回収部と、
    顕熱交換を行なう高温側流路および低温側流路を有する顕熱交換器と、
    前記流体回収部が回収した流体を前記高温側流路に導入する第1導入路と、
    前記高温側流路からの流体の温度を低下させる冷却部と、
    前記高温側流路からの流体を前記冷却部に導入する第2導入路と、
    前記冷却部からの流体を前記低温側流路に導入する第3導入路と、
    前記低温側流路からの流体を前記乾燥部の前記乾燥室内の雰囲気に導入する第4導入路と、
    前記冷却部からの流体から液体成分を除去する液体除去部と、
    を備え、
    前記液体除去部は、流体を回転させることによって液体成分を除去する、印刷装置。
  8. 印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷方法であって、
    a) 規定の搬送経路に沿って前記印刷媒体を搬送する工程と、
    b) 前記工程a)によって搬送される前記印刷媒体にインクを吐出する工程と、
    c) 前記工程b)の後、前記印刷媒体上の前記インクを、流体を加熱する熱源および前記熱源を収容する乾燥室を有する乾燥部で乾燥する工程と、
    d) 前記熱源による加熱に伴い前記印刷媒体から発生した流体を前記乾燥部から回収して顕熱交換器の高温側流路に導入する工程と、
    e) 前記高温側流路からの流体の温度を低下させる工程と、
    f) 前記工程e)によって温度が低下した流体を前記顕熱交換器の低温側流路に導入する工程と、
    g) 前記高温側流路と前記低温側流路との間で顕熱交換する工程と、
    h) 前記低温側流路からの流体を前記乾燥部の前記乾燥室内の雰囲気に導入する工程と、
    i) 前記工程e)の後、前記工程f)の前に、流体を回転させることによって前記流体から液体成分を除去する工程と、
    を含む、印刷方法。
  9. 印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷方法であって、
    a) 規定の搬送経路に沿って前記印刷媒体を搬送する工程と、
    b) 前記工程a)によって搬送される前記印刷媒体にインクを吐出する工程と、
    c) 前記工程b)の後、前記印刷媒体上の前記インクを、流体を加熱する熱源および前記熱源を収容する乾燥室を有する乾燥部で乾燥する工程と、
    d) 前記熱源による加熱に伴い前記印刷媒体から発生した流体を前記乾燥部から回収して顕熱交換器の高温側流路に導入する工程と、
    e) 前記高温側流路からの流体の温度をチラーによって低下させる工程と、
    f) 前記工程e)によって温度が低下した流体を前記顕熱交換器の低温側流路に導入する工程と、
    g) 前記高温側流路と前記低温側流路との間で顕熱交換する工程と、
    h) 前記低温側流路からの流体を前記乾燥部の前記乾燥室内の雰囲気に導入する工程と、
    を含む、印刷方法。
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