JP2020168771A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たな熱源に依存することなく印刷媒体を予備的に加熱でき、これによってインクの乾燥を促進させる技術を提供する。【解決手段】インクジェット印刷装置3は、搬送経路TC上の印刷位置L1にインクを吐出するインクジェットユニット15と、搬送経路TC上の印刷位置L1よりも下流の乾燥位置L2にて連続紙WPに温風を供給する温風吹付ユニット33を備える。また、インクジェット印刷装置3は、搬送経路TC上の印刷位置L1よりも下流にて連続紙WPの周辺のエアを回収する回収ユニット35と、回収ユニット35によって回収されたエアを、搬送経路TC上の印刷位置L1と乾燥位置L2との間の予備加熱位置L3にて連続紙WPの周辺に供給する予備加熱ユニット61とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、印刷装置および印刷方法に関し、特に、インクを乾燥させる技術に関する。
従来、長尺帯状の印刷用紙を長手方向に搬送しながら、印刷用紙へ向けてインクを吐出することにより画像を記録する印刷装置が知られている。この種の印刷装置では、インクの乾燥を促進するため、印刷用紙をヒートローラに接触させて加熱する、あるいは温風を吹き付ける乾燥方式が採用される場合がある。
ヒートローラ方式の乾燥機構を備えた従来の印刷装置については、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1の印刷装置では、連続紙がヒートローラによって加熱されて乾燥される。温風を吹き付ける乾燥方式の印刷装置については、例えば特許文献2に記載されている。
特開2018−169454号公報 特開2010−208100号公報
乾燥効率を向上させるためには、乾燥機構に致達するよりも早い段階で、用紙を予備的に加熱することが有効と考えられる。この予備加熱のために新たな熱源を設けることが望ましいが、新たな熱源に依存することについては、空間的制約やコストアップの点から困難な場合がある。
そこで、本発明は、新たな熱源に依存することなく印刷媒体を予備的に加熱でき、これによってインクの乾燥を促進させる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1態様は、印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷装置であって、前記印刷媒体を規定の搬送経路に沿って規定の搬送方向に搬送する搬送ユニットと、前記搬送経路上の印刷位置にインクを吐出するインクジェットユニットと、前記搬送経路上の前記印刷位置よりも下流の乾燥位置において、前記搬送経路の周辺に温風を供給する温風ユニットと、前記搬送経路上の前記印刷位置よりも下流において、前記搬送経路の周辺のエアを回収する回収ユニットと、前記回収ユニットによって回収されたエアを、前記搬送経路上の前記印刷位置と前記乾燥位置との間の予備加熱位置において前記搬送経路の周辺に供給する予備加熱ユニットとを備える。
第2態様は、第1態様の印刷装置であって、前記搬送方向に直交する搬送幅方向に延びる軸周りに回転するヒートローラと、前記ヒートローラを加熱する熱源と、をさらに備え、前記温風ユニットは、前記ヒートローラの外周に巻き付けられた前記印刷媒体の部分の周辺に温風を供給する。
第3態様は、第1態様または第2態様の印刷装置であって、前記予備加熱ユニットは、前記搬送経路に向けて開口するエア吐出口を有し、当該エア吐出口から前記搬送経路の周辺に前記回収ユニットからのエアを吐出する。
第4態様は、第3態様の印刷装置であって、前記搬送ユニットは、前記搬送方向に直交する搬送幅方向に延びる搬送ローラ、を含み、前記エア吐出口は、前記搬送ローラに向けて開口する。
第5態様は、第3態様または第4態様の印刷装置であって、前記予備加熱ユニットは、前記搬送経路の周囲を取り囲む筒状の隔壁を有する予備加熱室を含み、前記エア吐出口から前記予備加熱室内にエアが供給される。
第6態様は、第5態様の印刷装置であって、前記予備加熱室は、前記エア吐出口よりも上流に設けられ、前記エア吐出口から前記予備加熱室に流入したエアを前記予備加熱室の外側に排出させる排気口を有する。
第7態様は、第1態様から第6態様のいずれか1つの印刷装置であって、前記温風ユニットは、前記搬送経路に向けて開口するとともに、前記搬送方向に直交する搬送幅方向に延びる温風吐出口を有し、当該温風吐出口から温風を吐出する。
第8態様は、第7態様の印刷装置であって、前記回収ユニットは、前記温風ユニットの前記温風吐出口の上流側または下流側の隣接する位置において前記搬送経路に向けて開口する吸気口を有し、当該吸気口からエアを回収する。
第9態様は、印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷方法であって、a)前記印刷媒体を、規定の搬送経路に沿って規定の搬送方向に搬送する工程と、b)前記搬送経路上の印刷位置にインクを吐出する工程と、c)前記搬送経路上の前記印刷位置よりも下流の乾燥位置において、前記搬送経路の周辺に温風を供給する工程と、d)前記搬送経路上の前記印刷位置よりも下流において、前記搬送経路の周辺のエアを回収する工程と、e)前記工程d)によって回収されたエアを、前記搬送経路上の前記印刷位置と前記乾燥位置との間の予備加熱位置において、前記搬送経路の周辺に供給する工程とを含む。
第1態様の印刷装置によると、搬送経路上の加熱位置に供給された温風が回収され、当該回収されたエアが加熱位置よりも上流の予備加熱位置において搬送経路の周辺に供給される。これによって、新たな熱源に依存することなく、加熱位置よりも上流の予備加熱位置で印刷媒体を予備加熱できる。この予備加熱によって、温風によるインクの乾燥を促進できる。
第2態様の印刷装置によると、加熱されたヒートローラの外周に印刷媒体を巻き付けることによって、印刷媒体を有効に加熱できる。また、ヒートローラで加熱されている印刷媒体の部分周辺に温風を供給することによって、インクの乾燥をさらに促進できる。
第3態様の印刷装置によると、印刷媒体に回収されたエアを吹き付けることができる。このため、印刷媒体を有効に予備加熱できる。
第4態様の印刷装置によると、エア吐出口が搬送ローラに向けられているため、印刷媒体にエアを吹き付けることによる、印刷媒体のばたつきの発生を軽減できる。
第5態様の印刷装置によると、予備加熱室で囲まれる空間内に、回収されたエアが供給される。これにより、印刷媒体の予備加熱を促進できる。
第6態様の印刷装置によると、下流側のエア吐出口から予備加熱室内にエアを供給するとともに、上流側の排出口から予備加熱室内のエアを流出させることができる。これにより、予備加熱室内において下流から上流へ向かうエアの流れを形成できる。したがって、印刷媒体の吸熱によって温度低下したエアを加熱予備室から有効に排出できるとともに、比較的高温のエアを予備加熱室に引き込むことができる。これらの作用によって、印刷媒体を有効に予備加熱できる。
第7態様の印刷装置によると、印刷媒体に温風を吹き付けることができる。このため、印刷媒体を有効に加熱できる。また高温のエアをインクに吹き付けることによって、インクの乾燥を促進できる。
第8態様の印刷装置によると、吸気口を温風吐出口の上流側または下流側に隣接する位置に設けることにより、比較的高温のエアを回収できる。このため、比較的高温のエアを印刷媒体に供給できるため、印刷媒体の予備加熱を有効に行える。
第9態様の印刷方法によると、搬送経路上の加熱位置に供給された温風が回収され、当該回収されたエアが加熱位置よりも上流の予備加熱位置において搬送経路の周辺に供給される。これによって、新たな熱源に依存することなく、加熱位置よりも上流の予備加熱位置で印刷媒体を予備加熱できる。この予備加熱によって、温風によるインクの乾燥を促進できる。
実施形態に係るインクジェット印刷システムの全体構成を模式的に示す構成図である。 実施形態に係るヒートローラおよび温風吹付ユニットの構成を示す図である。 実施形態に係る温風吹付ユニットの外観を示す正面図である。 実施形態に係る温風吹付ユニットの外観を示す平面図である。 実施形態に係る温風吹付ユニットの外観を示す左側面図である。 図3の切断線100−100における温風吹付ユニットの側断面図である。 エアの流れを模式的に示した温風吹付ユニットの概念図およびブロック図である。 実施形態に係る回収ユニットおよび予備加熱ユニットを示す平面図である。 図8の切断線105−105における予備加熱ユニットの側断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張又は簡略化して図示されている場合がある。
<1. 実施形態>
図1は、実施形態に係るインクジェット印刷システム1の全体構成を模式的に示す構成図である。インクジェット印刷システム1は、インクジェット印刷装置3と、給紙部5と、排紙部7とを備える。インクジェット印刷装置3は、シート状の連続紙WPにインクジェット方式で画像を印刷する。給紙部5は、連続紙WPのロールを水平軸周りに回転可能に保持しており、インクジェット印刷装置3に対して連続紙WPのロールから連続紙WPを巻き出して供給する。排紙部7は、インクジェット印刷装置3で印刷された連続紙WPを水平軸周りにロール状に巻き取る。連続紙WPの供給側を上流とし、連続紙WPの排紙側を下流とすると、給紙部5はインクジェット印刷装置3の上流側に配置されており、排紙部7はインクジェット印刷装置3の下流側に配置されている。連続紙WPは印刷媒体の一例であり、インクジェット印刷装置3は印刷装置の一例である。インクジェット印刷装置3は、駆動ローラ9、インクジェットユニット15、乾燥部17、検査部19および駆動ローラ13などを収容する筐体30を備える。
インクジェット印刷装置3は、給紙部5からの連続紙WPを取り込むための駆動ローラ9を上流側に備える。駆動ローラ9により給紙部5から巻き出された連続紙WPは、従動である回転可能な搬送ローラ11等に沿って下流側の排紙部7に向かって搬送されていく。後述する検査部19と排紙部7との間には、駆動ローラ13が配置されている。この駆動ローラ13は、後述する検査部19を通過した連続紙WPを排紙部7に向かって送り出す。
駆動ローラ9,13および複数の搬送ローラ11は、連続紙WPの規定の搬送経路TCに対応する位置に配置されており、連続紙WPをその搬送経路TCに沿って規定の搬送方向TDに搬送する搬送ユニットの一例である。本実施形態では、駆動ローラ9,13および複数の搬送ローラ11によって、連続紙WPを規定の搬送経路TCに沿って規定の搬送方向TDに搬送する搬送工程S1が行なわれる(図1参照)。
インクジェット印刷装置3は、駆動ローラ9と駆動ローラ13との間に、上流側から順に、インクジェットユニット15と、乾燥部17と、検査部19とを備える。また、駆動ローラ9,13には、それぞれニップローラ21が回転可能に設けられている。ニップローラ21は、連続紙WPを挟んで駆動ローラ9,13の反対側から駆動ローラ9,13を押圧することにより、連続紙WPの搬送時におけるグリップ力を与える。その押圧力は、例えば、エアシリンダで付与される。ニップローラ21は、例えば、ゴムなどの弾性体で構成される。
インクジェットユニット15は、インク滴を吐出するインクジェットヘッド23を備える。インクジェットヘッド23が吐出するインクは、溶媒が水である水性インクであってもよいし、溶媒が有機溶剤である溶剤系インクであってもよい。インクジェットヘッド23の下面には、インク滴を吐出する多数のノズルが設けられている。複数のノズルは、搬送方向TDに直交する搬送幅方向WD(図1における奥手前方向)に沿って、配列されている。インクジェットユニット15は、インクジェットヘッド23を搬送幅方向WDに移動させることなく位置固定のままで、連続紙WPに対して搬送幅方向WDの全幅にわたって画像の印刷を行う。
インクジェットユニット15には、連続紙WPの搬送方向TDに沿って複数個のインクジェットヘッド23が配置されている。例えば、上流側から順に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)について個別に4個のインクジェットヘッド23が配置されている。
インクジェットユニット15は、搬送経路TC上の印刷位置L1にインク滴を吐出することによって、連続紙WPに画像を印刷するインクジェットユニットの一例である。本実施形態では、インクジェットユニット15が、搬送経路TC上の印刷位置L1にインク滴を吐出するインク吐出工程S2を行なう(図1参照)。
乾燥部17は、インクジェットヘッド23で印刷された連続紙WPに付着したインク滴を乾燥させる。乾燥部17は、回転駆動するヒートローラ25と、温風給排ユニット27と、隔壁で囲まれた乾燥室28とを備える。ヒートローラ25および温風給排ユニット27は、乾燥室28内に配置されている。乾燥室28の側面部には、連続紙WPを乾燥室28に導入するための導入口281と、連続紙WPを乾燥室28から排出するための排出口283とが設けられている。検査部19は、印刷された部分に汚れや抜け等がないかを、例えば画像処理によって検出する。検査後の連続紙WPは、排紙部7にロール状に巻き取られる。本実施形態では、ヒートローラ25も、上記搬送ユニットの一部としての機能を有する。なお、ヒートローラ25は必須ではなく、省略してもよい。
インクジェット印刷システム1は、制御部29と操作部31とを備える。制御部29は、インクジェット印刷システム1の各要素の動作を統括的に制御する。制御部29は、図1中に概念的に示すように、CPU等の演算処理部291、RAM等のメモリ292、およびハードディスクドライブ等の記憶部293を備えたコンピュータである。記憶部293には、各要素の動作を制御することを含む印刷処理を実行するためのコンピュータプログラムPがインストールされている。操作部31は、インクジェット印刷システム1を操作するためのものであり、タッチパネルや各種スイッチなどで構成されている。オペレータは、操作部31を操作して、連続紙WPへの印刷条件や乾燥条件などのパラメータを指定できる。
<乾燥部17>
続いて、乾燥部17の詳細について、図2〜図7を参照しつつ説明する。図2は、実施形態に係るヒートローラ25および温風吹付ユニット33の構成を示す図である。図3は、実施形態に係る温風吹付ユニット33の外観を示す正面図である。図4は、実施形態に係る温風吹付ユニット33の外観を示す平面図である。図5は、実施形態に係る温風吹付ユニット33の外観を示す左側面図である。図6は、図3の切断線100−100における温風吹付ユニット33の側断面図である。図7は、エアの流れを模式的に示した温風吹付ユニット33の概念図およびブロック図である。
図2に示すヒートローラ25は、搬送幅方向WDに沿って延びる回転軸25a周りに回転駆動する。ヒートローラ25の外周面は搬送経路TCの一部に設定されている。ヒートローラ25は、その外周面で連続紙WPを支持することによって、連続紙WPを搬送経路TCに沿わせつつ搬送する。ヒートローラ25は、例えば、ステンレス鋼板などの金属で構成されている。ヒートローラ25は、例えば、ハロゲンヒーターやセラミックヒーターなどの加熱手段である熱源251(加熱手段)を内部に備える。熱源251が制御部29に駆動制御されることにより、ヒートローラ25が予め設定された乾燥条件に応じた所定の温度に加熱される。ヒートローラ25は連続紙WPを巻き付けつつ搬送方向TDに回転することで連続紙WPを加熱する。また、ヒートローラ25は、連続紙WPにおける、インクジェットヘッド23からのインク滴が吐出された印刷面とは反対側の面と接触する。ヒートローラ25によって連続紙WPが加熱されることによって、連続紙WP上のインク滴の乾燥が促進される。
温風給排ユニット27は、搬送経路を挟んでヒートローラ25の反対側に配置されている。温風給排ユニット27は、ヒートローラ25の外周面に沿って配置されている。温風給排ユニット27は、搬送経路TCにて連続紙WPの全幅に向けて温風を吹き付けるとともに、吹き付けた温風の一部を回収する。本実施例における温風給排ユニット27は、下流側にあたるヒートローラ25の左半円上に沿って配置されている。温風給排ユニット27は、温風吹付ユニット33と、回収ユニット35とを備える。温風吹付ユニット33は、熱源(ヒーター47)によって加熱されたエアを連続紙WPに吹き付けることによって、連続紙WPの印刷面に付着したインク滴を乾燥させる。温風吹付ユニット33は、温風ユニットの一例である。また、回収ユニット35は、温風吹付ユニット33が連続紙WPに吹き付けた温風(エア)を回収する。
図2に示すように、温風給排ユニット27は、3個の温風吹付ユニット33(33a,33b,33c)と、4個の回収ユニット35(35a,35b,35c,35d)とを備える。具体的には、搬送方向TDに互いに隣接する、温風吹付ユニット33a,33bおよび温風吹付ユニット33b,33cの各間に、回収ユニット35b,35cがそれぞれ配置されている。また、最上流にある温風吹付ユニット33aの上流側に回収ユニット35aが配置されており、最下流にある温風吹付ユニット33cの下流側に回収ユニット35dが配置されている。
<温風吹付ユニット33>
温風吹付ユニット33は、2つの温風吹付部37を備える。温風吹付部37は、ノズルケース39と、送風ダクト41と、吹付ファン43とを備える。温風吹付部37は、アルミニウム製であることが好ましい。アルミニウムは鉄よりも熱伝導率が高い。このため、温風吹付部37をアルミニウム製にすることは、搬送幅方向WDにおける温風の温度分布を均等にする点で有利に作用する。
ノズルケース39には、空気を加熱して搬送経路TCに向けて温風を吹き出す温風吐出口45が形成されている。搬送幅方向WDにおける温風吐出口45の開口幅は、連続紙WPの全幅を若干越える大きさを有する。温風吐出口45は、連続紙WPにおける、インクジェットヘッド23からのインクが付着した印刷面に向けられている。ノズルケース39は、空気(流体)を加熱する熱源としてヒーター47を内蔵している。本実施形態では、例えば、ヒーター47として三本のシーズヒーターを採用している。図3に示すように、三本のヒーター47の長軸は、連続紙WPの搬送幅方向WDに平行とされており、両端部がそれぞれノズルケース39の側板49に取り付けられている(図6参照)。側板49には、逃がし穴51が形成されている。逃がし穴51は、ノズルケース39から吹き出す温風の一部を外部へ逃がす。ノズルケース39は、搬送幅方向WDから見た縦断面が逆三角形状を有する。
送風ダクト41は、ノズルケース39の上部に設けられている。送風ダクト41は、搬送幅方向WDの一端側に吹付ファン43が取り付けられている。送風ダクト41には、吹付ファン43によって空気が送り込まれる。吹付ファン43は、風量を多く得るために、例えば、複数個のファンを直列に組み合わせた二重反転ファンであることが好ましい(図7参照)。
搬送方向TDにおける2つの温風吹付部37の間には、1個の送風ダクト53が配置されている。送風ダクト53は、図6に示すように、搬送幅方向WDから見た縦断面が略三角形状を呈している。送風ダクト53を略三角形状にすることによって、ノズルケース39と組み合わせた際に、搬送方向TDにおける長さを短縮でき、もって、温風吹付ユニット33の小型にする点で有利に作用する。
図6に示すように、送風ダクト53は、2つの温風吹付部37各々のノズルケース39との間に空気層55が介在するように取り付けられている。すなわち、送風ダクト53とノズルケース39の外側面同士を密着させることなく、それらの間に間隙である空気層55を設ける。このような空気層55を設けることによって、送風ダクト53とノズルケース39との間で、断熱できる。なお、空気層55を厚くすることによって、断熱効果を向上できるが、温風吹付ユニット33が大型化する。そこで、空気層55の厚さは、例えば、約1mmであることが好ましい。
図7に示すように、送風ダクト53は、分岐管56を介して2個の送風ダクト41各々の一端側に接続されている。分岐管56は、送風ダクト53と2個の送風ダクト41とを連通する。連通とは、ここでは、流体が流通できるように連結されている状態をいう。送風ダクト53の他端部は、筐体30の外側に接続されている。送風ダクト53の他端部には吸気ファン57が取り付けられている。吸気ファン57は、筐体30の外側からエアを取り込んで、送風ダクト53に送り込む。吸気ファン57についても、吹付ファン43と同様に、二重反転ファンであることが好ましい。送風ダクト53は、2つの温風吹付部37で兼用されるため、流路断面積を従来例よりも大きくすることができる。
図7に示すように、吹付ファン43および吸気ファン57は制御部29に接続されており、それらの動作が制御部29によって制御される。制御部29が吸気ファン57を制御することによって、送風ダクト53へ吸引されるエアの流量が調整される。また、制御部29が吹付ファン43を制御することによって、温風吹付部37の温風吐出口45から吐出されるエアの流量が調整される。ヒーター47は制御部29に接続されており、その動作が制御部29によって制御される。温風吐出口45から吐出されるエアの温度は、不図示の温度センサによって検出される。制御部29は、この温度センサで計測された温度が、あらかじめ定められた温度となるように、ヒーター47の動作を制御する。制御部29の制御によって、温風吐出口45から吐出されるエアの流量は毎分2〜3立方メートルとされ、エアの温度は180℃以上とされる。ただし、エアの流量および温度はこれに限定されるものではない。例えば、エアの流量は毎分5立方メートルであってもよいし、エアの温度は140℃であってもよい。
温風吹付部37は、熱源であるヒーター47で加熱された温風を温風吐出口45から連続紙WPのインク滴が付着した印刷面に吹き付ける。温風吹付ユニット33は、搬送経路TC上の印刷位置L1よりも下流の乾燥位置L2において、搬送経路TCの周辺に加熱されたエアを供給する。本実施形態では、温風吹付ユニット33が、ヒーター47で加熱されたエア(温風)を温風吐出口45から連続紙WPの周りに供給し、それによって連続紙WP上のインク滴を乾燥させる乾燥工程S3を行う(図6参照)。
<回収ユニット35>
図8は、実施形態に係る回収ユニット35および予備加熱ユニット61を示す平面図である。回収ユニット35は、搬送幅方向WDに延びる中空の部材である。回収ユニット35における、ヒートローラ25の外周面に対向する面には、吸気口36が設けられている。吸気口36は、ヒートローラ25の外周面に向けて、搬送幅方向WDに延びるスリット状に開口している。図8に示すように、回収ユニット35における搬送幅方向WDの他端部には、送風ダクト351が接続されている。送風ダクト351は、回収ユニット35によって回収されたエアを、規定の場所へ導く流路を形成している。
送風ダクト351の経路上には、ファンユニット353が設けられている。ファンユニット353の作用によって、回収ユニット35は、搬送経路TCの周辺のエアを回収する。より具体的には、回収ユニット35は、温風吹付ユニット33によって搬送経路TC上の連続紙WPに向かって吹き付けられた高温(例えば、180℃以上)の温風を、吸気口36を通じて回収する。このため、回収されるエアは、常温(例えば15℃〜30℃)よりも高温である。また、回収ユニット35によって回収されたエアは、ファンユニット353の作用によって、送風ダクト351を通じて規定の場所へ送られる。
本実施形態では、4つの回収ユニット35a〜35dのうち、搬送方向TDの上流側にある2つの回収ユニット35a,35b各々に接続された送風ダクト351各々は、予備加熱ユニット61の予備加熱室63に接続されている。2つの回収ユニット35a,35bは、搬送経路TC上の印刷位置L1よりも下流において、搬送経路TCの周辺のエアを回収する回収ユニットの一例である。本実施形態では、回収ユニット35a,35bが、印刷位置L1よりも下流において、搬送経路TCの周辺のエアを回収するエア回収工程S4を行なう(図8参照)。なお、回収ユニット35a,35bのうち1つの送風ダクト351のみが、予備加熱室63に接続されていてもよい。
4つの回収ユニット35a〜35dのうち、搬送方向TDの下流側にある2つの回収ユニット35c,35d各々に接続された送風ダクト351は、例えば、筐体30の外側に接続される(図示省略)。この場合、回収ユニット35c,35dによって回収されたエアは、筐体30の外部に排出されることとなる。なお、2つの回収ユニット35c,35dのうち少なくとも1つに接続された送風ダクト351についても、予備加熱室63に接続されていてもよい。
搬送幅方向WDにおける吸気口36からの吸気を均一に行なうため、吸気口36の開口幅(搬送方向TDの幅)を、ファンユニット353に近づくに連れて小さくしてもよい。また、回収ユニット35に吸気口36を1つだけ設けることは必須ではない。例えば、回収ユニット35に、搬送幅方向WDに沿って複数の吸気口が設けられていてもよい。この場合、搬送幅方向WDで均一な吸気を行なうため、各吸気口の大きさを、ファンユニット353に近づくに連れて小さくしてもよい。
<予備加熱ユニット61>
図9は、図8の切断線105−105における予備加熱ユニット61の側断面図である。予備加熱ユニット61は、搬送経路TC上の予備加熱位置L3において、連続紙WPを予備的に加熱する装置である。予備加熱位置L3は、搬送経路TC上における、印刷位置L1と乾燥位置L2との間に設定される位置である。すなわち、本実施形態では、予備加熱ユニット61によって、予備加熱位置L3において連続紙WPを予備加熱する予備加熱工程S5(図9参照)が行なわれる。
予備加熱ユニット61は、回収ユニット35によって回収されたエアを、上記予備加熱位置L3にて搬送経路TCの周辺に供給する。これにより、回収ユニット35によって回収された高温のエアを搬送経路TC上の連続紙WPの周辺に供給できるため、連続紙WPを予備的に加熱できる。予備加熱ユニット61は、ここでは乾燥室28の外部に配置されているが、乾燥室28の内部に配置されていてもよい。
図8および図9に示すように、予備加熱室63は、搬送経路TCの周囲を取り囲む筒状の隔壁部と、当該筒状の隔壁の搬送方向TDの上流側端部および下流側端部のそれぞれを塞ぐ板状の隔壁部とを有する。予備加熱室63は、好ましくは、断熱材(例えば、ガラス繊維、発泡スチロールなど)で構成される。この場合、予備加熱室63内を高温に維持することが容易となる。回収ユニット35および送風ダクト351についても、断熱材で構成されてもよい。
図9に示すように、予備加熱室63の上流側端部には、連続紙WPを予備加熱室63の内部に搬入するための搬入口611が設けられている。また、予備加熱室63の下流側端部には、予備加熱室63の内部にある連続紙WPを外部に搬出するための搬出口613が設けられている。搬入口611および搬出口613は、搬送幅方向WDに延びるスリット状の開口であり、これらの搬送幅方向WDの長さは、連続紙WPの幅よりも大きい。
図9に示すように、予備加熱室63の内部には、搬送方向TDに距離をあけて、2つの搬送ローラ11が配置されている。予備加熱室63の内部に配置された連続紙WPは、これら2つの搬送ローラ11上に支持される。
図8に示すように、予備加熱室63の下流側部分には、2つの送風ダクト351が搬送幅方向WDに間隔をあけて接続されている。図9に示すように、送風ダクト351は、予備加熱室63における搬送経路TCの下流側に設けられたエア吐出口631に接続されている。エア吐出口631は、搬送経路TC上の連続紙WPの印刷面に垂直な方向、および、上流側に向かう方向の両成分を持つ合成方向D1に開口する。予備加熱室63に導かれたエアは、エア吐出口631を通過することによって、予備加熱室63内で合成方向D1に噴射される。このため、予備加熱室63に導かれたエアは、搬送方向TDとは逆行する方向へバイアスがかけられた状態で、連続紙WPの印刷面に吹き付けられる。
このように、比較的高温のエアを連続紙WPに吹き付けた場合、エアと連続紙WPとの間で直接熱交換を行なうことができる。このため、連続紙WPの温度を有効に上昇させることができる。したがって、連続紙WPの予備加熱を効率的に行なうことができる。
また、本実施形態では、予備加熱室63で囲まれる空間内に、回収ユニット35によって回収された比較的高温のエアが供給される。この場合、予備加熱室63内において、高温のエアの拡散が抑制されるため、連続紙WP周辺の温度を容易に上昇させることができる。すなわち、予備加熱室63を設けることは、連続紙WPを予備加熱する上で有利に作用する。
また、本実施形態では、回収ユニット35がヒートローラ25の外周上に配置されている。このため、回収ユニット35は、ヒートローラ25によって加熱されたエアも回収することが可能である。これにより、予備加熱ユニット61に対して温風吹付ユニット33からの温風およびヒートローラ25で加熱されたエアを供給できるため、予備加熱ユニット61における連続紙WPの予備加熱を促進できる。
また、乾燥部17では、連続紙WPが下流側に進むに連れてインク滴の溶媒の蒸発が進行する。そして、連続紙WPにおける溶媒の残存量が比較的少ない下流側よりも、溶媒の残存量が比較的多い上流側の方で、溶媒の短時間あたりの蒸発量が大きくなる場合がある。このため、下流側の温風吹付ユニット33b,33cの周辺よりも、最上流にある温風吹付ユニット33aの周辺の方で、蒸発した溶媒を多く含むエアが発生し得る。このため、温風吹付ユニット33aの前後に配置された回収ユニット35a,35bで高湿のエア(温風)を回収し、当該エアを予備加熱室63に供給することによって、高温かつ多湿のエアを連続紙WPに供給できる。多湿のエアは、熱伝導率が相対的に高いため、連続紙WPの予備加熱を促進できる。
図8および図9に示すように、予備加熱室63の上流側端部には、2つの排出ダクト65が接続されている。2つの排出ダクト65は、搬送幅方向WDに所定の間隔をあけて予備加熱室63に接続されている。排出ダクト65は、予備加熱室63における搬送経路TCの上流側に設けられた排気口633に接続されている。排気口633は、予備加熱室63に流入したエアを、予備加熱室の外側に排出させるために設けられている。排気口633は、搬送経路TC上の連続紙WPの印刷面に垂直な方向に開口する。排出ダクト65の先端部には、ファンユニット67が設けられている。排出ダクト65の先端部は、筐体30の外部に接続されている。ファンユニット67の作用によって、予備加熱室63内のエアは、排気口633および排出ダクト65を通過して、筐体30の外側へ排出される。
このように、予備加熱ユニット61では、ファンユニット353,67の作用によって、予備加熱室63の内部で搬送方向TDに逆行するエアの流れが形成される。これにより、予備加熱室63の内部において、連続紙WPに吸熱されて温度低下したエアを、予備加熱室63から適宜排出できるとともに、比較的高温のエアを予備加熱室63内に引き込むことができる。これにより、連続紙WPの予備加熱を有効に行なうことができる。
予備加熱室63の内部は、搬入口611、搬出口613、エア吐出口631および排気口633の各開口を除いては、外部と遮断された閉鎖空間を形成することが好ましい。このように予備加熱室63が閉鎖空間を形成することによって、予備加熱室63内を高温に維持することが容易となる。
図9に示すように、エア吐出口631は、予備加熱室63内に配置された搬送ローラ11に向けて開口している。換言すると、エア吐出口631からのエアが吹き付けられる連続紙WPの部分は、搬送ローラ11によって支持されている。この場合、連続紙WPにおける、エア吐出口631からのエアが吹き付けられた部分のばたつきを抑制できる。これによって、乾燥ムラの発生や、連続紙WPの位置ずれの発生などを抑制できる。また、搬送ローラ11に向けて送風することによって、搬送ローラ11を加温できるため、これによっても連続紙WPの予備加熱を促進できる。
連続紙WPの印刷面と予備加熱室63の天井面635(連続紙WPの印刷面に対向する面)との間隔は、特に限定されないが、例えば10mm以下とすることによって、予備加熱室63内の温度を容易に高めることができる。また、予備加熱室63の天井面635は、上流側に向かうに連れて搬送経路TC(連続紙WP)に接近するように傾斜している。このため、連続紙WPの印刷面と天井面635との間隔は、上流側に向かって次第に小さくなる。このように、下流側よりも上流側で連続紙WPと天井面635の間隔を小さくすることによって、下流側よりも上流側におけるエアの流速を大きくすることができる。これにより、熱交換によって温度が低下したエアを、上流側の排出ダクト65に早く送ることができるため、予備加熱室63内の温度を高温に維持することが容易となる。
温風吹付ユニット33が、例えば140℃以上の温風を連続紙WPに供給することによって、回収ユニット35が回収するエアの温度を120℃以上とすることができる。この回収された比較的高温のエアを予備加熱室63に供給することによって、予備加熱室63内を比較的高温(例えば120℃以上)に保つことができる。また、予備加熱室63内における搬送方向TDの長さ(搬入口611から搬出口613までの距離)を延長することによって、連続紙WPの加熱距離(予備加熱室63内で連続紙WPが加熱される部分の長さ)を延ばすことができる。例えば、連続紙WPの搬送速度を50m/min、連続紙WPの厚さを0.244mm(250gsm)とした場合、予備加熱室63内を120℃以上に保ち、かつ、加熱距離を800mm以上とすることによって、連続紙WPの温度を初期の25℃(予備加熱室63に進入する前の温度)から、40℃またはそれ以上の温度にまで加熱できる。このような予備加熱によって、乾燥部17におけるインクの乾燥を促進できる。具体的に、連続紙WPの温度を40℃まで予備加熱した場合、ヒートローラ25におけるインクの溶媒の蒸発量を、予備加熱しない場合に比べて、例えば25%程度増大させることができる。
<2. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
上記実施形態では、印刷媒体として連続紙WPを例示した。しかし、紙以外の媒体、例えばプラスチックをベースにした印刷媒体についても、本発明は適用可能である。
また、予備加熱ユニット61が、ヒーターなどの熱源を備えていてもよい。このようなヒーターは、例えば予備加熱室63の内部に設けられてもよい。予備加熱ユニット61がヒーターを備える場合、回収された高温エアによる加熱に加えて、当該熱源によって連続紙WPをさらに加熱できる。このため、乾燥部17におけるインク滴の乾燥をさらに促進できる。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
1 インクジェット印刷システム
11 搬送ローラ(搬送ユニット)
9,13 駆動ローラ(搬送ユニット)
15 インクジェットユニット
17 乾燥部
25 ヒートローラ
251 熱源
25a 回転軸
3 インクジェット印刷装置
33 温風吹付ユニット(温風ユニット)
35 回収ユニット
351 送風ダクト
353 ファンユニット
36 吸気口
45 吹付口
47 ヒーター
61 予備加熱ユニット
63 予備加熱室
631 エア吐出口
633 排気口
65 排出ダクト
67 ファンユニット
L1 印刷位置
L2 乾燥位置
L3 予備加熱位置
TC 搬送経路
TD 搬送方向
WD 搬送幅方向
WP 連続紙(印刷媒体)

Claims (9)

  1. 印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷装置であって、
    前記印刷媒体を規定の搬送経路に沿って規定の搬送方向に搬送する搬送ユニットと、
    前記搬送経路上の印刷位置にインクを吐出するインクジェットユニットと、
    前記搬送経路上の前記印刷位置よりも下流の乾燥位置において、前記搬送経路の周辺に温風を供給する温風ユニットと、
    前記搬送経路上の前記印刷位置よりも下流において、前記搬送経路の周辺のエアを回収する回収ユニットと、
    前記回収ユニットによって回収されたエアを、前記搬送経路上の前記印刷位置と前記乾燥位置との間の予備加熱位置において前記搬送経路の周辺に供給する予備加熱ユニットと、
    を備える、印刷装置。
  2. 請求項1の印刷装置であって、
    前記搬送方向に直交する搬送幅方向に延びる軸周りに回転するヒートローラと、
    前記ヒートローラを加熱する熱源と、
    をさらに備え、
    前記温風ユニットは、前記ヒートローラの外周に巻き付けられた前記印刷媒体の部分の周辺に温風を供給する、印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2の印刷装置であって、
    前記予備加熱ユニットは、前記搬送経路に向けて開口するエア吐出口を有し、当該エア吐出口から前記搬送経路の周辺に前記回収ユニットからのエアを吐出する、印刷装置。
  4. 請求項3の印刷装置であって、
    前記搬送ユニットは、前記搬送方向に直交する搬送幅方向に延びる搬送ローラ、を含み、
    前記エア吐出口は、前記搬送ローラに向けて開口する、印刷装置。
  5. 請求項3または請求項4の印刷装置であって、
    前記予備加熱ユニットは、
    前記搬送経路の周囲を取り囲む筒状の隔壁を有する予備加熱室を含み、
    前記エア吐出口から前記予備加熱室内にエアが供給される、印刷装置。
  6. 請求項5の印刷装置であって、
    前記予備加熱室は、
    前記エア吐出口よりも上流に設けられ、前記エア吐出口から前記予備加熱室に流入したエアを前記予備加熱室の外側に排出させる排気口、
    を有する、印刷装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項の印刷装置であって、
    前記温風ユニットは、前記搬送経路に向けて開口するとともに、前記搬送方向に直交する搬送幅方向に延びる温風吐出口を有し、当該温風吐出口から温風を吐出する、印刷装置。
  8. 請求項7の印刷装置であって、
    前記回収ユニットは、前記温風ユニットの前記温風吐出口の上流側または下流側に隣接する位置において前記搬送経路に向けて開口する吸気口を有し、当該吸気口からエアを回収する、印刷装置。
  9. 印刷媒体にインクジェット方式で画像を印刷する印刷方法であって、
    a) 前記印刷媒体を、規定の搬送経路に沿って規定の搬送方向に搬送する工程と、
    b) 前記搬送経路上の印刷位置にインクを吐出する工程と、
    c) 前記搬送経路上の前記印刷位置よりも下流の乾燥位置において、前記搬送経路の周辺に温風を供給する工程と、
    d) 前記搬送経路上の前記印刷位置よりも下流において、前記搬送経路の周辺のエアを回収する工程と、
    e) 前記工程d)によって回収されたエアを、前記搬送経路上の前記印刷位置と前記乾燥位置との間の予備加熱位置において、前記搬送経路の周辺に供給する工程と、
    を含む、印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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