JP7259546B2 - 冷却装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置、およびその画像形成装置に搭載される冷却装置に関する。
本出願人は、定着器の冷却を行う冷却ファンを備え、定着器の温度に応じて冷却ファンのオンオフ制御や冷却ファンの回転数制御を行うようにした、電子写真方式の画像形成装置を既に提案している(例えば特許文献1参照)。また、制御部により、環境温度に対応させて定着温度を設定するようにした画像形成装置についても本出願人は既に提案している(例えば特許文献2参照)。
特開2006-171237号公報 特開2007-237682号公報
ところで、このような画像形成装置においては、定着ユニットなどの発熱部分の冷却を均質に行うことが望ましい。
したがって、優れた冷却性能を発揮することのできる冷却装置、およびその冷却装置を備えた画像形成装置を提供することが望まれる。
本発明の一実施形態としての冷却装置は、媒体に画像を形成する画像形成装置の内部を冷却するものであって、送風装置と案内部材とを備える。送風装置は、画像形成装置における媒体の幅方向の第1の端部に設けられ、空気を送り出す送風口を有する。案内部材は、幅方向に延在し、送風口と対向するように配置されて送風装置からの空気を取り込む一の吸気口と、その吸気口から取り入れた空気を2つに分岐する分岐部と、吸気口から分岐部に至る第1通路と、第1の分岐路および第2の分岐路を含む第2通路と、第1の端部側に設けられて分岐部において分岐された空気を排出する第1の排気口と、第2の端部側に設けられて分岐部において分岐された空気を排出する第2の排気口と、を有する。第1の分岐路は、幅方向において分岐部から第1の端部に向かって延在する。第2の分岐路は、幅方向において分岐部から幅方向の第1の端部と反対側の第2の端部へ向かって延在する。分岐部は、幅方向における第1の排気口と第2の排気口との間であって、幅方向における第1の排気口と第2の排気口との中央位置と吸気口との間にある。
また、本発明の一実施形態としての画像形成装置は、上記冷却装置を備えたものである。
本発明の一実施形態としての冷却装置および画像形成装置によれば、案内部材において、送風装置から取り込んだ空気を分岐部において2つに分岐して2つの排気口から排出するようにしたので、画像形成装置が均質に冷却される。したがって、優れた冷却性能を発揮することができる。
なお、本発明の効果はこれに限定されるものではなく、以下に記載のいずれの効果であってもよい。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の内部構成例を表す模式図である。 図1に示した画像形成装置の外観を表す斜視図である。 図1に示した画像形成装置の外観を表す側面図である。 図1に示した定着部を表す斜視図である。 図1に示した定着部を表す側面図である。 図1に示した定着部の構成例を表す模式図である。 図1に示した定着部の外観を表す斜視図である。 図1に示した定着部の外観を表す側面図である。 図4に示したダクトおよびフレームの外観を表す斜視図である。 図4に示したフレームの外観を表す斜視図である。 図4に示したダクトの平面形状を表す平面図である。 実験例1におけるダクトの平面形状を表す平面図である。 実験例2におけるダクトの平面形状を表す平面図である。 実験例3におけるダクトの平面形状を表す平面図である。 実験例1~3における冷却装置の開口からの空気の流速を表す特性図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明は本発明の一具体例であって、本発明は以下の態様に限定されるものではない。また、本発明は、各図に示す各構成要素の配置や寸法、寸法比などについても、それらに限定されるものではない。説明は以下の順序で行う。
1.一実施の形態
1.1 画像形成装置の構成
1.2 画像形成装置の動作
(A)基本動作
(B)定着装置における冷却動作
1.3 画像形成装置の効果
2.実験例
3.変形例
<1.一実施の形態>
[1.1 画像形成装置100の構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置100の内部構成例を表す模式図である。また、図2Aは、画像形成装置100の一部の外観を表す斜視図である。さらに図2Bは、画像形成装置100を側方から眺めた側面図である。画像形成装置100は、本発明の「画像形成装置」の一具体例に対応し、例えば用紙などの、後出の媒体(印刷媒体、転写材ともいう。)PMに対して例えばカラー画像およびモノクロ画像を選択的に形成可能な、電子写真方式のプリンタである。図1に示したように、この画像形成装置は、本体部1と、その本体部1の上部に開閉可能に取り付けられたトップカバー部2とを備えている。本体部1の側面には、外気を取り込む通気口3が設けられている。
図1に示したように、本体部1の内部には、媒体PMの搬送方向に沿って上流から順に、給紙部10と、媒体搬送部20と、画像形成部30と、転写部40と、定着部50と、排出部60と、制御部70とが設けられている。本体部1の内部には、さらに、媒体PMの搬送経路上に、上流から下流へ向かって順に配置された第1~第3の媒体センサMS1~MS3を備えている。
(給紙部10)
給紙部10は、例えば、媒体PMを複数積層した状態で収納する媒体トレイ11と、ピックアップローラ12と、フィードローラ13と、リタードローラ14とを有している。媒体トレイ11は、例えば本体部1の下部に着脱自在に装着されている。ピックアップローラ12は、媒体トレイ11に積層された媒体PMを最上部から1枚ずつピックアップしたのち、ピックアップした媒体PMを1枚ずつ下流へ供給するようになっている。フィードローラ13と、リタードローラ14とは対向配置されており、ピックアップローラ12からの媒体PMを挟持して下流の媒体搬送部20へ供給するように動作する。
(媒体搬送部20)
媒体搬送部20は、例えば、搬送路に沿って上流から順に、搬送ローラ対21と搬送ローラ対22とを有している。媒体搬送部20は、搬送ローラ対21の回転および搬送ローラ対22の回転により、給紙部10から供給された媒体PMを1枚ずつ画像形成部30へ搬送するようになっている。給紙部10と搬送ローラ対21との間に第1の媒体センサMS1が配置され、搬送ローラ対21と搬送ローラ対22との間に第2の媒体センサMS2が配置されている。第1の媒体センサMS1および第2の媒体センサMS2は、それぞれの配置された位置に媒体PMが到達したことを検知するセンサであり、それぞれ、検知信号を制御部70に送信するようになっている。
(画像形成部30)
画像形成部30は、例えば4つの画像形成ユニット31(31K,31Y,31M,31C)を有している。
画像形成ユニット31K,31Y,31M,31Cは、それぞれ、媒体搬送部20から搬送される媒体PMに転写されることとなるトナー像の形成を行う機構である。すなわち、画像形成ユニット31Kはブラックのトナー像を形成し、画像形成ユニット31Yはイエローのトナー像を形成し、画像形成ユニット31Mはマゼンタのトナー像を形成し、画像形成ユニット31Cはシアンのトナー像を形成するようになっている。
画像形成ユニット31K,31Y,31M,31Cは、それぞれ、例えば感光ドラム32、帯電ローラ33、現像ローラ34、露光装置35、トナー収容部36および供給ローラ37を有している。
感光ドラム32は、静電潜像を表面(表層部分)に担持可能な円柱状の部材であり、感光体(例えば有機系感光体)を用いて構成されている。具体的には、感光ドラム32は、導電性支持体と、その外周(表面)を覆う光導電層とを有する。導電性支持体は、例えば、アルミニウムからなる金属パイプにより構成されている。光導電層は、例えば、電荷発生層および電荷輸送層を順に積層した構造を有する。感光ドラム32は、制御部70による制御を受け、媒体PMが搬送方向に搬送される向きに所定の回転速度で回転動作するようになっている。なお、感光ドラム32の表面に担持された静電潜像には、各色のトナーが現像されるようになっている。
帯電ローラ33は、感光ドラム32の表面を帯電させる帯電部材であり、感光ドラム32の表面に接するように配置されている。
現像ローラ34は、静電潜像を現像するトナーを表面に担持する部材であり、感光ドラム32の表面に接するように配置されている。
露光装置35は、感光ドラム32と対向するように配置され、対向する感光ドラム32の表面を露光することにより感光ドラム32の表面に静電潜像を形成する装置である。露光装置35は対応する感光ドラム32に対し、媒体PMの搬送方向と直交する幅方向(X軸方向)に並ぶ複数個の発光部を有する。各発光部は、例えば、照射光を発するLED(Light Emitting Diode)などの光源と、その照射光を感光ドラム32の表面に結像させるレンズアレイとを含んで構成されている。
トナー収容部36は、各色のトナーを収容する容器を有する。画像形成ユニット31Kのトナー収容部36にはブラックトナーが収容され、画像形成ユニット31Yのトナー収容部36にはイエロートナーが収容され、画像形成ユニット31Mのトナー収容部36にはマゼンタトナーが収容され、画像形成ユニット31Cのトナー収容部36にはシアントナーが収容されている。トナーは、例えば、ポリエステル樹脂などの結着樹脂と、内部添加剤としての帯電制御剤、離型剤および着色剤と、例えばシリカや酸化チタンなどの外部添加剤とを含む非磁性材料により構成されるものである。このうち、着色剤の色を適宜選択することにより、画像形成ユニット31(31K,31Y,31M,31C)が形成するトナー像の色を変更することができる。
供給ローラ37は、現像ローラ34に対してトナーを供給するための供給部材であり、現像ローラ34の表面に接するように配置されている。
(転写部40)
転写部40は、媒体搬送部20から搬送される媒体PMを搬送方向(ここでは+Z方向)へ搬送するとともに、画像形成ユニット31K,31Y,31M,31Cにおいて各々形成されるトナー像を、媒体PMの表面に順次転写する機構である。転写部40は、搬送ベルト41と、この搬送ベルト41を回転駆動する駆動ローラ42と、この駆動ローラ42に従動して回転するアイドルローラ43と、搬送ベルト41を挟んで複数の感光ドラム32とそれぞれ対向して配置された複数の転写ローラ44とを有する。駆動ローラ42およびアイドルローラ43は、それぞれ、幅方向(X軸方向)に延在する回転軸部を中心として回転可能な略円柱状の部材である。転写部40は、クリーニングブレード45および廃トナーボックス46をさらに有する。
搬送ベルト41は、例えば、ポリイミド樹脂などの樹脂材料からなる無端の弾性ベルトである。搬送ベルト41は、駆動ローラ42およびアイドルローラ43によって張設(張架)されている。駆動ローラ42は、制御部70の制御に基づき、ベルトモータから伝達される回転力により媒体PMが搬送される向きに回転駆動され、搬送ベルト41を循環回転させるものである。アイドルローラ43は、付勢部材による付勢力により、搬送ベルト41に負荷される張力を調整するものである。アイドルローラ43は、駆動ローラ42と同方向へ回転するようになっている。
複数の転写ローラ44は、画像形成ユニット31K,31Y,31M,31Cと逆方向に回転することで媒体PMを搬送しつつ、画像形成ユニット31K,31Y,31M,31Cで形成されたトナー像を媒体PM上に静電的に転写するための部材である。転写ローラ44は、例えば、発泡性の半導電性弾性ゴム材により構成されている。
クリーニングブレード45は、搬送ベルト41の表面上に残存した廃トナーを掻き取ってクリーニングするための部材である。廃トナーボックス46は、クリーニングブレード45により掻き取られた廃トナーを回収し、貯蔵するものである。
(定着部50)
図3Aは、定着部50の外観を表す斜視図である。図3Bは、定着部50を側方から眺めた側面図である。さらに、図4は、定着部50の構成例を表す模式図である。定着部50は、定着装置50Aと、冷却装置50Bとを有している。なお、図4における定着装置50Aおよび冷却装置50Bは、+Z方向に眺めた状態を表している。
ここで、定着装置50Aが本発明の「定着装置」に対応する一具体例であり、媒体PMにトナー像を定着する定着動作を行うことができるようになっている。また、冷却装置50Bが本発明の「冷却装置」に対応する一具体例であり、定着装置50Aを冷却する冷却動作を実行可能に構成されている。
定着装置50Aは、画像形成部30および転写部40において媒体PM上に転写されたトナー像に対し熱および圧力を付与することで、そのトナー像を媒体PM上に定着させるようになっている。図4に示したように、定着装置50Aは、筐体51と、その内部において媒体搬送路を挟んで対向する定着ローラ52および加圧ローラ53とを含んでいる。定着ローラ52は、制御部70による制御を受け、メインモータから伝達される回転力により、媒体PMが搬送方向に搬送される向きに回転動作するようになっている。加圧ローラ53は、定着ローラ52との間にニップ部(圧接部)NPが形成されるように定着ローラ52と対向して配置されている。加圧ローラ53は、ニップ部NPを通過する媒体PM上のトナー像に対して圧力を付与するようになっている。加圧ローラ53は、弾性体材料からなる表面層を有するとよい。さらに、定着ローラ52は、その内部にハロゲンランプやニクロム線などの熱源52Hを含んで構成されており、加熱部材として媒体PM上のトナー像に対して熱を付与するように構成されている。また、熱源52Hは、制御部70により制御される電源PSからバイアス電圧の供給を受け、定着ローラ52の表面温度を制御するようになっている。
また、定着装置50Aには、媒体PMが通過する媒体通過領域1Cと、その両隣に位置する周辺領域1L,1Rとが存在する。すなわち、定着ローラ52および加圧ローラ53は、媒体通過領域1Cでは媒体PMと接触することとなる一方、周辺領域1L,1Rでは媒体PMと接触することはない。
図5Aは、定着部50の外観を表す斜視図であり、図5Bは、定着部50の外観を表す側面図である。また、図6Aは、ダクト57およびフレーム58などの外観を表す斜視図であり、図6Bは、フレーム58の外観を表す斜視図である。さらに図6Cは、下方、すなわち、フレーム58から眺めたときのダクト57の平面図である。
冷却装置50Bは、例えば冷却ファン56と、ダクト57と、フレーム58とを有している。冷却ファン56は、例えば定着装置50AのX軸方向における両端部分、すなわち周辺領域1L,1Rを冷却するための風を生成するものであり、本体部1に設けられた通気口3と対向する位置に配置されている。冷却ファン56は、例えば、通気口3と対向する面に設けられた吸気口56A(図4)を含む本体561(図3B)と、通気口3と反対側の面に設けられた送風口56B(図4)を含む流路562(図3B)とを有している。冷却ファン56は、例えば制御部70により駆動制御され、吸気口56Aから取り込んだ空気を送風口56Bから排出し、ダクト57へ送り込むようになっている。なお、本実施の形態では、図4に示したように、冷却ファン56は筐体51の外部に設けられ、ダクト57およびフレーム58は筐体51の内部に設けられている。
冷却ファン56は、本発明の「送風装置」に対応する一具体例である。また、ダクト57およびフレーム58は、本発明の「案内部材」に対応する一具体例である。
ダクト57は、冷却ファン56において生成された風を定着装置50Aの一部、すなわち周辺領域1L,1Rに導く案内部材であり、第1部分571と第2部分572と第3部分573とを有している。図6Cに示したように、第1部分571には吸気口57Aが設けられ、第2部分572には主流路57Bが設けられ、第3部分573には2つの分岐路57C1,57C2が設けられている。ダクト57において第1部分571と第2部分572と第3部分573とは順に連結され、それらが通風路を形成している。2つの分岐路57C1,57C2は、分岐部59において主流路57Bから2つに分岐されている。分岐路57C1は分岐部59から先端部57S1へ至るまで+X方向へ延在しており、分岐路57C2は分岐部59から先端部57S2へ至るまで-X方向へ延在している。図6Cに矢印で示したように、吸気口57Aから取り込まれた冷却ファン56からの空気流はX軸方向に延びる主流路57Bを経由し、分岐部59において2つの空気流に分岐される。分岐部59において分岐された2つの空気流は、それぞれ先端部57S1,57S2に向かうようになっている。2つの空気流は、先端部57S1,57S2において-Y方向へ向きを変えることとなる。なお、主流路57Bは例えばX軸方向において実質的に一定の第1断面積を有し、分岐路57C1,57C2はそれぞれ例えばX軸方向において実質的に一定の第2断面積を有しているとよい。
ここで、主流路57Bは本発明の「第1通路」に対応する一具体例であり、分岐路57C1,57C2はいずれも本発明の「第2通路」に対応する一具体例である。
フレーム58は、図4および図6Aなどに示したようにダクト57と定着ローラ52との間に設けられ、ダクト57における先端部57S1,57S2とそれぞれ対応する位置に開口58A,58B(図6B)を有している。したがって、先端部57S1,57S2において-Y方向へ向きを変えた2つの空気流は、それぞれ開口58A,58Bを通過し、定着ローラ52の周辺領域1L,1Rに導かれるようになっている(図4)。フレーム58は、例えば、X軸方向を長手方向とし、Z軸方向の両端部分が折り曲げられている板状部材である。
ここで、開口58Aおよび開口58Bは、本発明の「第1の排気口」および「第2の排気口」にそれぞれ対応する一具体例である。
分岐部59は、例えば対向面591と斜面592とを有している。対向面591は、吸気口57Aと正対するように、主流路57Bの終端、すなわち主流路57Bの突き当たりに配置された壁面である。対向面591は、例えばX軸方向と実質的に直交している。これに対し、斜面592は、X軸方向およびZ軸方向の双方に対して傾斜している。なお、図6Cに示した例では、対向面591と斜面592とが連続しているが、対向面591と斜面592との間に曲面が設けられていてもよい。
分岐部59は、ダクト57における吸気口57Aと、X軸方向における開口58Aから開口58Bの中央位置CPとの間にあることが望ましい。すなわち、吸気口57Aの近くにある開口58Aから分岐部59までの長さL1のほうが、吸気口57Aから遠い位置にある開口58から分岐部59までの長さL2よりも近いことが望ましい。長さL1と長さL2とが等しい場合と比較して、開口58Aから排出される空気流の速度と開口58Bから排出される空気流の速度との差が低減されるからである。特に、X軸方向における開口58Aから開口58Bまでの長さL0は、吸気口57Aから分岐部59までの長さL1の4倍以上8倍以下であるとよい。開口58Aから排出される空気流の速度と、開口58Bから排出される空気流の速度との差が十分に低減されるからである。
このように、冷却ファン56、ダクト57およびフレーム58を有する冷却装置50Bにより、定着ローラ52および加圧ローラ53のうちの周辺領域1L,1Rが効果的に冷却されるようになっている。
定着装置50Aは、さらに、定着ローラ中央部温度センサ54Cと、定着ローラ端部温度センサ54L,54Rと、加圧ローラ中央部温度センサ55Cと、加圧ローラ端部温度センサ55L,55Rとを有している。定着ローラ中央部温度センサ54Cは、例えば媒体通過領域1Cに設けられた非接触式の温度センサであり、定着ローラ52のうち媒体通過領域1Cにおける表面温度を検知する素子である。定着ローラ端部温度センサ54L,54Rは周辺領域1L,1Rに設けられた非接触式の温度センサであり、定着ローラ52のうち周辺領域1L,1Rにおける表面温度を検知する素子である。加圧ローラ中央部温度センサ55Cは、例えば媒体通過領域1Cに設けられた接触式の温度センサであり、加圧ローラ53のうち媒体通過領域1Cにおける表面温度を検知する素子である。加圧ローラ端部温度センサ55L,55Rは、周辺領域1L,1Rに設けられた接触式の温度センサであり、加圧ローラ53のうち周辺領域1L,1Rにおける表面温度を検知する素子である。なお、本明細書では、定着ローラ中央部温度センサ54Cと、定着ローラ端部温度センサ54L,54Rとをまとめて温度センサ54といい、加圧ローラ中央部温度センサ55Cと、加圧ローラ端部温度センサ55L,55Rとをまとめて温度センサ55という場合がある。温度センサ54,55は、定着装置50Aにおける定着ローラ52の表面温度および加圧ローラ53の表面温度をそれぞれ検知し、温度検知情報を含む温度検知信号を制御部70へそれぞれ発するようになっている。
制御部70は、定着装置50Aの温度制御を行うようになっている。筐体51の外部には、低圧の電源PSが設けられている。温度センサ54,55は、配線71Wとコネクタ71(71A,71B)とを介して制御部70と接続され、制御部70へ温度検知信号を伝達するようになっている。また、熱源52Hは、配線52Wとコネクタ55(55A,55B)とを介して電源PSと接続され、電力供給を受けるようになっている。
(排出部60)
定着部50の下流に設けられた排出部60は、例えば2組の搬送ローラ対61,62を有している。さらに、トップカバー部2の外側にはスタッカ100Kが設けられている。搬送ローラ対61,62は、それぞれ、定着部50と排出部60との間に設けられた第3の媒体センサMS3により媒体PMが検出されると回転駆動を開始するようになっている。したがって、定着部50によりトナー像が定着された媒体PMは、排出部60により本体部1からトップカバー部2の外側へ排出され、スタッカ100Kに順次蓄積されるようになっている。
[1.2 画像形成装置100の動作]
(A.基本動作)
この画像形成装置100では、以下のようにして、媒体PMに対してトナー像が転写される。
起動状態の画像形成装置100に対してPCなどの外部機器から印刷画像データおよび印刷命令などが制御部70に入力されると、制御部70は、その印刷命令に応じた印刷画像データの印刷動作を開始させる。
具体的には、例えばROMなどの記憶部に格納されている印刷処理プログラムに基づいて、CPUにより印刷動作が指示され、メインモータが駆動する。これにより、例えば給紙部10の媒体トレイ11に載置されている媒体PMがピックアップローラ12などによって最上部から1枚ずつピックアップされ、媒体搬送部20に供給される。媒体搬送部20では、第1の媒体センサMS1により媒体PMの到達が検知されると搬送ローラ対21,22がそれぞれ回転駆動を開始する。その結果、搬送ローラ対21,22により媒体PMの斜行が矯正されつつ媒体PMが下流の画像形成部30へ向けて搬送される。第2の媒体センサMS2により媒体PMの到達が検知されると、画像形成部30では、以下のようにしてトナー像が形成されると共にそのトナー像が媒体PM上に転写されることとなる。
画像形成部30では、制御部70の印刷命令により、以下の電子写真プロセスによって各色のトナー像が形成される。具体的には、制御部70はメインモータを回転駆動させることにより、各画像形成ユニット31における感光ドラム32を所定の方向へ一定速度で回転させる。これに伴い、各画像形成ユニット31における帯電ローラ33、現像ローラ34および供給ローラ37も所定の方向に回転動作を開始することとなる。
一方、制御部70は、各画像形成ユニット31の帯電ローラ33に対し所定の帯電電圧を印加し、対応する感光ドラム32の表面をそれぞれ一様に帯電させる。次いで、制御部70は、露光装置35を起動し、画像信号に基づく印刷画像の色成分に対応する光を露光装置35から感光ドラム32へ各々照射させる。その結果、各感光ドラム32の表面に静電潜像がそれぞれ形成される。
画像形成ユニット31(31K,31Y,31M,31C)では、制御部70の制御に基づき、各色の現像ローラ34に対し所定の現像電圧がそれぞれ印加される。さらに、制御部70の制御に基づき、各供給ローラ37に対し所定の供給電圧がそれぞれ印加される。その結果、各色トナーが各供給ローラ37を介して各現像ローラ34へ供給され、各現像ローラ34の表面に担持される。各現像ローラ34は感光ドラム32上に形成された静電潜像にトナーを付着させ、可視化された各色のトナー像を形成する。
さらに、制御部70の制御に基づき、転写部40における各転写ローラ44に所定の電圧がそれぞれ印加され、各感光ドラム32と各転写ローラ44との間に電界が発生する。その状態で感光ドラム32と転写ローラ44との間を媒体PMが走行すると、その媒体PM上に、感光ドラム32に形成された、可視化された各色のトナー像が順次転写される。
そののち、媒体PM上に転写されたトナー像は、制御部70の制御に基づき、定着装置50Aのニップ部NPにおいて熱および圧力が付与されることで媒体PMに定着させられる。その際、上述したように、例えば温度センサ54により定着ローラ52の表面温度が検知されると共に温度センサ55により加圧ローラ53の表面温度が検知され、制御部70に基づく熱源52Hの温度制御により、ニップ部NPが適切な温度で媒体PMと接するように調整される。
トナー像が定着した媒体PMは、定着部50から排出部60を介して本体部1およびトップカバー部2の外部へ排出され、スタッカ100Kにおいて蓄積される。
(B.定着部50における冷却動作)
次に、本実施の形態の画像形成装置100のうちの、定着部50における定着装置50Aの冷却動作について説明する。
定着部50では、制御部70の制御に基づき、定着ローラ中央部温度センサ54Cにより定着ローラ52のうち媒体通過領域1Cにおける中央部の表面温度を検知すると共に加圧ローラ中央部温度センサ55Cにより加圧ローラ53のうち媒体通過領域1Cにおける中央部の表面温度を検知する。定着部50では、その一方で、制御部70の制御に基づき、定着ローラ端部温度センサ54L,54Rにより定着ローラ52のうち周辺領域1L,1Rにおける表面温度を検知すると共に加圧ローラ端部温度センサ55L,55Rにより加圧ローラ53のうち周辺領域1L,1Rにおける表面温度を検知する。温度センサ54,55は、それぞれ、定着ローラ52の表面温度および加圧ローラ53の表面温度の情報を含む温度検知信号を逐次、制御部70へ送信する。
定着部50において定着動作を行う場合、制御部70は、定着ローラ中央部温度センサ54Cおよび加圧ローラ中央部温度センサ55Cからの検知温度情報に基づき、熱源52Hのオンオフ制御を行う。その際、定着ローラ52の媒体通過領域1Cにおける表面温度および加圧ローラ53の媒体通過領域1Cにおける表面温度をできるだけ一定に維持するように熱源52Hを発熱させる。適切な定着動作を安定的に行うためである。
そのような熱源52Hに対する制御に伴い、定着ローラ端部温度センサ54L,54Rの検知温度および加圧ローラ端部温度センサ55L,55Rの検知温度は、いずれも、徐々に上昇する傾向にあることが多い。これは、媒体通過領域1Cを媒体PMが通過することにより、媒体通過領域1Cにおける定着ローラ52の熱および加圧ローラ53の熱が媒体PMに吸収されるので、この吸収熱を補うように熱源52Hが発熱し、定着ローラ52を加熱するからである。すなわち、媒体PMの通過に伴う媒体通過領域1Cにおける定着ローラ52の表面温度および加圧ローラ53の表面温度の低下を、熱源52Hの発熱により抑制している。ところが、媒体PMと接触しない周辺領域1L,1Rでは定着ローラ52の熱や加圧ローラ53の熱は媒体PMにより吸収されにくい。このため、熱源52Hの発熱により、周辺領域1L,1Rにおける、定着ローラ52の表面温度および加圧ローラ53の表面温度は上昇してしまうのである。
したがって、媒体通過領域1Cにおける定着ローラ52および加圧ローラ53の表面温度と、周辺領域1L,1Rにおける定着ローラ52および加圧ローラ53の表面温度とが大きく乖離してしまう現象が生じる。このような現象は、媒体PMの搬送速度が速くなればなるほど顕著であると共に、媒体通過領域1Cの定着ローラ52および加圧ローラ53の表面における目標設定温度が高くなればなるほど顕著である。
そこで、制御部70は、冷却ファン56を駆動させ、開口58A,58Bから空気を排出することにより周辺領域1L,1Rにおける定着ローラ52および加圧ローラ53の冷却を適宜行うようになっている。制御部70は、冷却ファン56の駆動および停止を適宜行うことにより、定着ローラ端部温度センサ54L,54Rの検知温度および加圧ローラ端部温度センサ55L,55Rの検知温度を可能な限り一定に近づけるように冷却ファン56の動作を制御する。その結果、周辺領域1L,1Rにおける定着ローラ52および加圧ローラ53の表面温度の上昇を防ぐことができる。
[1.3 画像形成装置100の効果]
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置100では、定着部50において一の吸気口57Aから取り入れた空気を分岐部59で2つに分岐したのち、X軸方向の両端部の開口58A,58Bから空気をそれぞれ排出するようにした。このため、一の冷却ファン56により生成した空気の流れを利用して、例えば周辺領域1L,1Rにおける定着ローラ52および加圧ローラ53の冷却を効果的に行うことができる。したがって、定着装置50Aが均質に冷却され、冷却装置50Bは優れた冷却性能を発揮することができる。また、冷却装置50Bは冷却ファン56を2以上設けなくてすむので、全体構成の小型化にも有利である。さらに、冷却装置50Bでは、冷却ファン56を画像形成装置100におけるX軸方向の端部に配置するようにしたので、冷却ファン56をX軸方向の中央部に配置した場合と比べて通気口3から効率的に外気を吸気することができるうえ、画像形成装置100の全体構成の小型化に有利である。
また、本実施の形態の画像形成装置100では、X軸方向において、吸気口57Aから、開口58Aと開口58Bとの中央位置CPまでの間に分岐部59が位置するようにしている。このため、開口58Aから排出される空気の流速と開口58Bから排出される空気の流速とを近づけることができ、冷却装置50Bは定着装置50Aをより均質に冷却することができる。特に、開口58Aから開口58Bまでの長さL0が吸気口57Aから分岐部59までの長さL1の4倍以上8倍以下となるようにすれば、開口58Aから排出される空気の流速と開口58Bから排出される空気の流速とをよりいっそう近づけることができる。そのため、冷却装置50Bは定着装置50Aをよりいっそう均質に冷却することができる。
また、本実施の形態の画像形成装置100では、分岐部59が、X軸方向に対して傾斜した斜面592を含むようにした。このため、開口58Aから排出される空気の流速と開口58Bから排出される空気の流速とを近づけることができ、冷却装置50Bは定着装置50Aをより均質に冷却することができる。分岐部59が、吸気口57Aと正対するように主流路57Bの終端に位置すると共にX軸方向と実質的に直交する対向面591をさらに含むようにすれば、開口58Aから排出される空気の流速と開口58Bから排出される空気の流速とをよりいっそう近づけることができる。そのため、冷却装置50Bは定着装置50Aをよりいっそう均質に冷却することができる。
<2.実験例>
本発明の実験例について説明する。
(実験例1)
図7Aに示した平面形状を有するダクト57-1を用いた冷却装置50Bにおいて、開口58A,58Bからそれぞれ排出される空気の流速を測定した。その結果を図8に示す。図7Aに示したように、ダクト57-1では、対向面591のZ軸方向の長さZ591が、主流路57BのZ軸方向の長さZ57Bよりも短い。したがって、主流路57BのX軸方向の延長上に斜面592の一部が存在する。なお、図7Aにおける数値は、ダクト57-1の各部位の寸法[mm]を表している。
(実験例2)
図7Bに示した平面形状を有するダクト57-2を用いた冷却装置50Bにおいて、開口58A,58Bからそれぞれ排出される空気の流速を測定した。その結果を図8に示す。図7Bに示したように、ダクト57-2では、分岐部59が対向面591のみを有し、斜面592を有していない。したがって、主流路57BのX軸方向の延長上には対向面591のみが存在する。なお、図7Bにおける数値は、ダクト57-2の各部位の寸法[mm]を表している。
(実験例3)
図7Cに示した平面形状を有するダクト57-3を用いた冷却装置50Bにおいて、開口58A,58Bからそれぞれ排出される空気の流速を測定した。その結果を図8に示す。図7Cに示したように、ダクト57-3では、対向面591のZ軸方向の長さZ591が、主流路57BのZ軸方向の長さZ57Bと一致している。したがって、主流路57BのX軸方向の延長上に斜面592は存在せず、対向面591のみが存在する。なお、図7Cにおける数値は、ダクト57-3の各部位の寸法[mm]を表している。また、ダクト57-1~57-3は、平面形状が異なることを除き、他は実質的に同一の構成を有する。さらに、ダクト57-1~57-3では、YZ断面における分岐路57C1の断面積およびYZ断面における分岐路57C2の断面積は、いずれも、X軸方向において一定であるうえ、互いに等しい。
図8は、上記実験例1~3において、開口58A,58Bからそれぞれ排出される空気の流速、すなわち風速[m/s]を測定した結果を表している。図8に示したように、実験例1では、開口58Aにおける風速よりも開口58Bにおける風速のほうが高い値を示した。実験例2では、開口58Aにおける風速よりも開口58Bにおける風速のほうが低い値を示した。実験例3では、開口58Aにおける風速と開口58Bにおける風速とがほぼ同等の値を示した。
実験例1では、実験例3に比べて対向面591の長さZ591が主流路57Bの長さZ57Bよりも短く、主流路57Bを-X方向に流れる空気の一部が斜面592に直接あたり、開口58Bへ向けて案内されたため、開口58Bにおける風速が比較的高い値を示したものと考えられる。
実験例2では、斜面592は存在せず、対向面591のみが存在するので、主流路57Bを-X方向に流れる空気が対向面591に直接あたって+X方向へ折り返すように開口58Aへ向けて案内されたため、開口58Aにおける風速が比較的高い値を示したものと考えられる。
実験例3では、分岐部59に斜面592が存在するものの、主流路57BのX軸方向の延長上には対向面591のみが存在し、さらに開口58Aから開口58Bまでの長さL0が吸気口57Aから分岐部59までの長さL1の4倍以上8倍以下となっているので、開口58Aにおける風速と開口58Bにおける風速とがほぼ同等の値を示したものと考えられる。
以上の結果から、定着装置50Aを均質に冷却するためには、実験例3の条件が最も好ましいことがわかった。
<3.変形例>
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では4色のトナーを用いたカラー画像を形成可能な画像形成装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば5色以上のカラー画像を形成する画像形成装置であってもよい。
また、上記実施の形態では、定着装置50Aを冷却する冷却装置50Bを例示して説明するようにしたが、本発明の冷却装置はこれに限定されるものではなく、他の部位を冷却するものであってもよい。
また、上記実施の形態におけるダクト57は、YZ断面における分岐路57C1の断面積およびYZ断面における分岐路57C2の断面積が、いずれもX軸方向において一定であると説明したが、それらはX軸方向に沿って変化するようにしてもよい。また、YZ断面における分岐路57C1の断面積と、YZ断面における分岐路57C2の断面積とが互いに一致していてもよいし、異なっていてもよい。
さらに、上記実施の形態では、本発明における「画像形成装置」の一具体例として、印刷機能を有するプリンタについて説明したが、これには限られない。すなわち、そのような印刷機能に加え、例えば、スキャン機能やファックス機能を有する複合機として機能する画像形成装置においても、本発明を適用することが可能である。
100…画像形成装置、100K…スタッカ、1…本体部、2…トップカバー部、3…通気口、10…給紙部、11…媒体トレイ、12…ピックアップローラ、13…フィードローラ、14…リタードローラ、20…媒体搬送部、21,22…搬送ローラ対、30…画像形成部、31(31K,31Y,31M,31C)…画像形成ユニット、32…感光ドラム、33…帯電ローラ、34…現像ローラ、35…露光装置、36…トナー収容部、37…供給ローラ、40…転写部、41…搬送ベルト、42…駆動ローラ、43…アイドルローラ、44…転写ローラ、45…クリーニングブレード、46…廃トナーボックス、50…定着部、50A…定着装置、51…筐体、52…定着ローラ、52H…熱源、53…加圧ローラ、54,55…温度センサ、50B…冷却装置、56…冷却ファン、561…本体、56A…吸気口、562…流路、56B…送風口、57…ダクト、571…第1部分、57A…吸気口、572…第2部分、57B…主流路、573…第3部分、57C1,57C2…分岐路、57S1,57S2…先端部、58…フレーム、59…分岐部、591…対向面、592…斜面、70…制御部、MS1~MS3…第1~第3の媒体センサ、NP…ニップ部、PS…電源。

Claims (8)

  1. 媒体に画像を形成する画像形成装置の内部を冷却する冷却装置であって、
    前記画像形成装置における前記媒体の幅方向の第1の端部に設けられ、空気を送り出す送風口を有する送風装置と、
    前記幅方向に延在し、前記送風口と対向するように配置されて前記送風装置からの空気を取り込む一の吸気口と、前記吸気口から取り入れた空気を2つに分岐する分岐部と、前記吸気口から前記分岐部に至る第1通路と、第1の分岐路および第2の分岐路を含む第2通路と、前記第1の端部側に設けられて前記分岐部において分岐された空気を排出する第1の排気口と、前記第2の端部側に設けられて前記分岐部において分岐された空気を排出する第2の排気口と、を有する案内部材と
    を備え
    前記第1の分岐路は、前記幅方向において前記分岐部から前記第1の端部に向かって延在し、
    前記第2の分岐路は、前記幅方向において前記分岐部から前記幅方向の前記第1の端部と反対側の第2の端部へ向かって延在し、
    前記分岐部は、前記幅方向における前記第1の排気口と前記第2の排気口との間であって、前記幅方向における前記第1の排気口と前記第2の排気口との中央位置と前記吸気口との間にある
    冷却装置。
  2. 前記幅方向における前記第1の排気口から前記第2の排気口までの長さは、前記吸気口から前記分岐部までの長さの4倍以上8倍以下である
    請求項記載の冷却装置。
  3. 前記分岐部は、前記幅方向に対して前記吸気口から第2の排気口に向かって傾斜した斜面を含む
    請求項1または請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記分岐部は、前記斜面に対向する第1壁面をさらに含む
    請求項3に記載の冷却装置。
  5. 記分岐部は、前記吸気口と正対するように前記第1通路の終端に位置すると共に前記幅方向と実質的に直交する第2壁面をさらに含み、
    前記第2壁面と前記斜面とが連続している
    請求項4記載の冷却装置。
  6. 前記第1通路の第1断面積は前記幅方向において実質的に一定であり、
    前記第2通路の第2断面積は前記幅方向において実質的に一定である
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷却装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の冷却装置を備えた画像形成装置。
  8. 媒体に現像剤像を定着する定着動作を実行可能な定着装置と、
    前記定着装置を冷却する冷却動作を実行可能な冷却装置と
    を備え、
    前記冷却装置は、
    前記定着装置における前記媒体の幅方向の第1の端部に設けられ、空気を送り出す送風口を有する送風装置と、
    前記幅方向に延在し、前記送風口と対向するように配置されて前記送風装置からの空気を取り込む一の吸気口と、前記吸気口から取り入れた空気を2つに分岐する分岐部と、前記吸気口から前記分岐部に至る第1通路と、第1の分岐路および第2の分岐路を含む第2通路と、前記第1の端部側に設けられて前記分岐部において分岐された空気を排出する第1の排気口と、前記第2の端部側に設けられて前記分岐部において分岐された空気を排出する第2の排気口と、を有する案内部材と
    を備え
    前記第1の分岐路は、前記幅方向において前記分岐部から前記第1の端部に向かって延在し、
    前記第2の分岐路は、前記幅方向において前記分岐部から前記幅方向の前記第1の端部と反対側の第2の端部へ向かって延在し、
    前記分岐部は、前記幅方向における前記第1の排気口と前記第2の排気口との間であって、前記幅方向における前記第1の排気口と前記第2の排気口との中央位置と前記吸気口との間にある
    画像形成装置。
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