JP6068905B2 - カップ容器用蓋体 - Google Patents

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Description

本発明は、カップ容器用蓋体に関するものである。
従来のカップ容器として、内容物が収容される有底筒状をなし、その口部がシール部材により破断可能に閉塞された容器体と、前記容器体の口部に装着されるカップ容器用蓋体と、を備えたものが知られている。
例えば、下記特許文献1に示されるカップ容器用蓋体は、容器体の口部に固定される支持部と、支持部に支持される操作部と、操作部を操作することにより作動させられて口部を開封する開封部と、を備えている。開封部及び操作部は薄肉部を介して一体とされ、操作部及び支持部は支持軸部を介して一体とされており、つまりこれらの開封部、操作部及び支持部は、薄肉部と支持軸部とを介して一体成形されている。このカップ容器用蓋体は、成形後、操作部及び開封部を支持部に対して回動させ、該支持部に係止させてから、容器体に装着される。さらに、使用に際しては、操作部を引き上げることで開封部を回動させ、該開封部により口部のシール部材を破断させた後、この開封部を支持部に係止するまで回動させている。
特許第3607002号公報
しかしながら、上記従来のカップ容器用蓋体では、簡易な構造で、容易な操作によりカップ容器を開封することに改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構造で、容易な操作によりカップ容器を開封できるカップ容器用蓋体を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
すなわち、本発明は、内容物が収容される有底筒状をなし、その口部がシール部材により破断可能に閉塞された容器体の、前記口部に装着されるカップ容器用蓋体であって、前記シール部材上に配設される本体板と、前記本体板に形成された貫通孔内に配設される回動板と、前記本体板に対して前記回動板を回動可能に連結するヒンジと、を備え、前記回動板は、一枚の板状体からなるとともに、前記ヒンジからカップ容器の前方に向けて延びる刃部と、前記刃部から前記ヒンジを越えてカップ容器の後方に向けて延びる二股状の操作部と、を備え、前記二股状の操作部は、前記刃部の前方端部と前記ヒンジとの間で前記刃部に接続し、互いの間に前記ヒンジを挟むように間隔をあけて配置されるとともに、前記ヒンジの後方まで延びていることを特徴とする。
このカップ容器では、容器体の口部にカップ容器用蓋体が装着された状態で、該蓋体における回動板の一対(二股状)の操作部を引き上げる(容器軸方向に沿う容器外側に向けて操作する)ことで、この回動板においてこれら操作部とは反対側に位置する刃部が、ヒンジ回りに、操作部とは逆向きに(容器軸方向に沿う容器内側に向けて)回動させられるとともにシール部材に押し当てられ、該シール部材が破断されて、容器体の口部の閉塞が解除される。
本発明のカップ容器用蓋体によれば、該蓋体を構成する本体板、回動板及びヒンジを一体に成形でき、かつ、回動板が一枚の板状体からなるので、構造が簡単である。
また、このカップ容器用蓋体は、成形後に、そのまま容器体の口部に装着することができる。すなわち、従来のように、カップ容器用蓋体を成形後、容器体に装着するために予め回動・係止させるなど、面倒な操作を必要としていない。
そして、本発明のカップ容器用蓋体を容器体に装着した状態からは、回動板の操作部を引き上げるのみの簡単な操作によって、カップ容器を開封できる。
さらに、操作部が一対設けられているため、操作者がこれらの操作部に複数の指をかけて操作でき、刃部に容易に大きな力を伝えやすくなって、開封操作が安定する。
また、本発明のカップ容器用蓋体において、前記操作部の後方端縁には、前方に向けて窪む凹部が形成されていることとしてもよい。
この場合、操作部を引き上げる際、該操作部の凹部に操作者が指をかけて操作することができ、操作性が向上する。
また、本発明のカップ容器用蓋体において、前記貫通孔内における前記操作部の後方に、隙間が形成されていることとしてもよい。
この場合、操作部を引き上げる際、該操作部の後方の隙間に操作者が指を差し込んで操作でき、操作性が向上する。
本発明のカップ容器用蓋体によれば、簡易な構造で、容易な操作によりカップ容器を開封できる。
本発明の一実施形態に係るカップ容器用蓋体及びこれを装着したカップ容器を示す上面図である。 図1のカップ容器用蓋体及びカップ容器の要部を示す縦断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るカップ容器用蓋体1及びこれを用いたカップ容器10について説明する。
図1及び図2に示されるように、カップ容器10は、内容物が収容される有底筒状をなし、その口部3がシール部材4により破断可能に閉塞された容器体2と、容器体2の口部3に装着されるカップ容器用蓋体1と、を備えている。また、シール部材4により密封された容器体2内には、内容物として、例えば飲料等の液体が収容される。
ここで、容器体2及びカップ容器用蓋体1の各中心軸線は、共通軸上に位置している。本明細書では、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向(容器軸O方向)のうち、容器体2の底部側を下側といい、カップ容器用蓋体1側を上側といい、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器体2は、該容器体2の胴部及び口部3を構成する周壁5と、底部を構成する底壁(不図示)と、を有している。周壁5は、前記底壁から上側に向かうに従い漸次拡径するテーパ筒状をなしており、該周壁5の上端開口部が、前記口部3となっている。
図2において、周壁5の口部3には、径方向内側に向けて突出するとともに周方向に沿って延びる突起18が形成されている。突起18は、内容物を収容する前のシール部材4が貼着されていない状態の容器体2を、容器軸O方向に複数重ねて保管する場合などにおいて、これら容器体2の周壁5同士が密着することを抑制して前記周壁5同士の間に隙間を形成するとともに、これら容器体2同士を容器軸O方向に離間させやすくする目的で設けられている。また、周壁5の上端開口部には、径方向外側に向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状のフランジ6が形成されている。
シール部材4は、例えばアルミ蒸着シートや積層されたプラスチックフィルムなどのバリア性シート材で構成されており、シール部材4の下面には熱溶着層が形成されている。シール部材4は、容器体2内に内容物が充填された後に、フランジ6の上面に熱溶着されており、内容物が容器外部に漏出しないように口部3を封止している。尚、シール部材4としてバリア性シート材を用いた場合には、空気などが容器体2内に侵入することを防止して内容物の変質を防ぐことができる。
カップ容器用蓋体1は、容器体2の口部3に装着される装着筒7と、装着筒7に支持されてシール部材4上に配設される本体板8と、本体板8に形成された貫通孔9内に配設される回動板11と、本体板8に対して回動板11を回動可能に連結するヒンジ12と、を備えている。
ここで、回動板11は、一枚の板状体からなるとともに、図1に示される上面視で、容器軸Oの一方側(図1における左側)に配置される刃部22を備えている。本明細書においては、前記径方向のうち、容器軸Oから刃部22へ向かう方向をカップ容器10の前方といい、容器軸Oから刃部22とは反対側(容器軸Oの他方側、図1における右側)へ向かう方向をカップ容器10の後方といい、これら前方及び後方に直交する方向をカップ容器10の側方(図1における上下方向)という。尚、前記側方は、カップ容器10を前方から見たときの左方と右方とを含んでおり、つまり左右方向のうちいずれか又は両方である。
装着筒7は、容器体2のフランジ6に外嵌される嵌合筒部13と、嵌合筒部13上に立設されるガイド筒部14と、を有している。
嵌合筒部13は、周壁15と、天壁16と、を有している。図2に示される縦断面視で、周壁15の外周面は、天壁16の外周端部から下側に向かうに従い漸次径方向外側に向かって傾斜して延びており、周壁15の内周面は、容器軸Oに平行となるように延びている。つまりこの周壁15は、下側に向かうに従い漸次厚肉となるように形成されている。
周壁15には、径方向内側に向かって突出するとともに周方向に沿って延びる環状又は円弧状の突起17が突設されており、該突起17は、フランジ6の外周端部にその下側から当接している。突起17が円弧状をなす場合は、周壁15の内周面に周方向に間隔をあけて、複数の突起17が形成されることが好ましい。
天壁16は、円環板状をなしてフランジ6上に配置されており、その径方向内側に位置する部位が大きく円形状に切り欠かれている。天壁16は、フランジ6に溶着されたシール部材4に、その上側から当接している。天壁16の下面は、容器軸Oに垂直な平面とされていて、全周にわたって面一となるように形成されている。
ガイド筒部14は、嵌合筒部13の天壁16の内周端部に立設されている。図2に示される例では、ガイド筒部14は、上側に向かうに従い漸次薄肉となるように形成されている。
図2に示されるように、ガイド筒部14の高さ(嵌合筒部13から上側へ向けて突出する長さ)は、該ガイド筒部14の前方部分において最も高くされており、前方部分から側方部分にかけての領域では後方に向かうに従い漸次低くなっていき、側方部分から後方部分にかけての領域が最も低くされている。ただし、ガイド筒部14の後方部分には、上側に向けて突出する支持凸部19が形成されており、該支持凸部19の高さと、ガイド筒部14の前方部分の高さとは、互いに同一とされている。
本体板8は、装着筒7における嵌合筒部13の天壁16とガイド筒部14との接続部分から径方向内側へ向かって延設されて、該装着筒7内に配設されている。図1に示されるように、本体板8は、全体として円板状をなしており、その外周端部が装着筒7の内周面に連結されることにより、該装着筒7に支持されている。また、図2に示される縦断面視で、本体板8は、全体として上側に向けて凸となるドーム状に形成されており、その容器軸O上に位置する中央部の高さが最も高くなっている。
本体板8は、シール部材4の上面との間に間隔をあけて、該シール部材4をその上側から覆うように配設されている。本体板8は、容器軸Oに垂直な平坦状をなすシール部材4から上側に向けて膨出するように形成されており、これらの本体板8とシール部材4との間には隙間が設けられている。
貫通孔9は、本体板8を容器軸O方向に貫通して形成されている。図1に示される上面視で、貫通孔9は、Y字状、若しくはカップ容器10の後方に向けて開口されたC字状又はU字状をなしている。このような貫通孔9の形状により、本体板8には、ガイド筒部14の下端部における後方端部から前方へ向けて延びる舌片20が形成されている。図1に示される上面視で、舌片20は、カップ容器10の前後方向(図1における左右方向)に長い矩形状をなしており、該舌片20の前方端部は容器軸Oよりも前方に位置している。
図1において、貫通孔9における舌片20の前方に位置する部分は、前方に向かうに従い漸次その幅が狭められており、該貫通孔9の最も前方に位置する端部(前方端部)ではその幅が一定とされている。図示の例では、貫通孔9の前方端部は、カップ容器10の側方(図1における上下方向)に長い矩形状をなしている。また、貫通孔9の前方端部は、ガイド筒部14に達している。貫通孔9における前方端部は、シール部材4が開封された際に、カップ容器10を傾けて内容物を流出させる取出口となっている。
また、貫通孔9における舌片20の後方に位置する部分は、該舌片20を側方から挟むように二股状に形成されており、該貫通孔9における後方端部は、それぞれガイド筒部14に達している。
回動板11は、貫通孔9に対応する形状をなしているとともに、該貫通孔9内に収容されている。図1に示される上面視で、回動板11は、Y字状、若しくはカップ容器10の後方に向けて開口されたC字状又はU字状をなしている。回動板11は、該回動板11において前方に位置する刃部22と、後方に位置する一対の(二股状の)操作部23と、を備えている。一対の操作部23は、回動板11における前方端部と容器軸Oとの間に位置する部分から、互いに逆向きの側方(つまり左方と右方)に向けてそれぞれ突出されているとともに、後方に向かって延びている。
尚、図示の例では、回動板11の外周縁部から該回動板11の外周に沿うように壁部が垂下設されており、該壁部は、この回動板11の全周にわたって形成されている。
図1に示すように、回動板11において一対の操作部23間に位置する部分(刃部22の後方に位置する部分)と、本体板8における舌片20の前方端部とは、薄肉とされて弾性変形可能なヒンジ12により連結されている。すなわち、回動板11は、ヒンジ12を介して本体板8に連結されており、これにより回動板11は、本体板8に対してヒンジ12回りに回動可能となっている。
そして、回動板11においてヒンジ12からカップ容器10の前方に向けて延びる部位が、シール部材4を破断可能な刃部22となっている。図1に示される上面視で、刃部22は、前方に向かうに従い漸次その幅が狭くなるように形成されており、該刃部22の前方端部ではその幅が一定とされている。また、図2において、刃部22は、前方に向かうに従い漸次又は段階的に前記壁部の高さ(容器軸O方向の長さ)が大きくなるように形成されている。具体的には、刃部22の下面が、前方に向かうに従い漸次又は段階的に下側へ向かって延びている。
刃部22の下面における前方端部には、下側に向けて突出されるとともにシール部材4に切り込み可能な先鋭形状とされた先鋭刃25が形成されている。図2に示される縦断面視で、刃部22の下面における先鋭刃25の後方には、先鋭刃25よりも下側へ向けた突出量が小さい矩形板状の突起26が形成されている。突起26は、後述する一対の取出孔27間に形成されている。
先鋭刃25は、回動板11において最も下側かつ径方向外側の端部に位置しており、突起26は、先鋭刃25よりも上側に位置している。先鋭刃25及び突起26と、シール部材4との間には、隙間が設けられている。この隙間は、例えば容器体2の内圧が増加するなどしてシール部材4が上側に向けて膨出した場合においても、該シール部材4が先鋭刃25や突起26に当接しない程度に設定されていることが好ましい。本実施形態においては、図2に示される縦断面視で、先鋭刃25及び突起26は、ガイド筒部14から下側に突出しないように配置されている。
また、回動板11の刃部22には、該回動板11をその厚さ方向に貫通する取出孔27が形成されている。図1に示される上面視で、取出孔27は、矩形状をなしており、刃部22の前方端部において互いに側方に間隔をあけて一対形成されている。
刃部22によりシール部材4が開封された際において、これらの取出孔27内には、内容物が流通可能となっている。
また、回動板11においてカップ容器10の側方に間隔をあけて一対配置され、刃部22からヒンジ12を越えてカップ容器10の後方に向けて二股状にそれぞれ延びる部位が、ヒンジ12回りに刃部22を回動させるための操作部23となっている。図1に示される上面視で、操作部23における後方端縁には、前方に向けて窪む凹部21が形成されている。図示の例では、凹部21は、凹曲面状に形成されている。
また、貫通孔9内における操作部23の後方には、隙間が形成されている。図示の例では、この隙間が扇形状又は三角形状をなしている。
以上説明した本実施形態のカップ容器10では、図2に示すように、容器体2の口部3にカップ容器用蓋体1が装着された状態で、該蓋体1における回動板11の一対(二股状)の操作部23を引き上げる(上側に向けて操作する、すなわち容器軸O方向に沿う容器外側に向けて操作する)ことで、この回動板11においてこれら操作部23とは反対側に位置する刃部22が、ヒンジ12回りに、操作部23とは逆向きに(下側に向けて、すなわち容器軸O方向に沿う容器内側に向けて)回動させられるとともに、該刃部22の先鋭刃25がシール部材4に押し当てられ、該シール部材4が破断されて、容器体2の口部3の閉塞が解除される。
本実施形態の刃部22には、先鋭刃25に隣接して突起26が形成されており、予め先鋭刃25が破断したシール部材4の開封部分を、該突起26でも押し広げて、シール部材4が所定範囲以上の開口面積となるように開封される。
このようにシール部材4が開封されることで、容器体2内と、本体板8の貫通孔9における前記取出口とが連通される。
次いで、操作者(カップ容器10の内容物を飲む者)は、例えばガイド筒部14の前方部分に口を付けながら、このカップ容器10の上部を前方に向けて倒すように、該カップ容器10を傾ける。これにより、容器体2内からシール部材4の開封部分及び貫通孔9の前記取出口を通して、内容物が容器外部に流出し、この内容物が、ガイド筒部14の周面を伝いながら操作者の口に導入される。このとき、前記取出口から取り出された内容物がカップ容器用蓋体1から零れ落ちることは、ガイド筒部14により抑制されることとなる。
本実施形態のカップ容器用蓋体1によれば、該蓋体1を構成する本体板8、回動板11及びヒンジ12を一体に成形でき、かつ、回動板11が一枚の板状体からなるので、構造が簡単である。
また、このカップ容器用蓋体1は、成形後に、そのまま容器体2の口部3に装着することができる。すなわち、従来のように、カップ容器用蓋体を成形後、容器体に装着するために予め回動・係止させるなど、面倒な操作を必要としていない。
そして、本実施形態のカップ容器用蓋体1を容器体2に装着した状態からは、回動板11の操作部23を引き上げるのみの簡単な操作によって、カップ容器10を開封できる。
さらに、操作部23が一対設けられているため、操作者がこれらの操作部23に複数の指をかけて操作でき、刃部22に容易に大きな力を伝えやすくなって、開封操作が安定する。
また、回動板11における操作部23の後方端縁に、前方に向けて窪む凹部21が形成されているので、操作部23を引き上げる際、該凹部21に操作者が指をかけて操作することができ、操作性が向上する。
また、本体板8の貫通孔9内における操作部23の後方に、隙間が形成されているので、操作部23を引き上げる際、該操作部23の後方の隙間に操作者が指を差し込んで操作でき、操作性が高められている。
また、回動板11の刃部22には、該回動板11を厚さ方向に貫通する取出孔27が形成されているので、下記の効果を奏する。
すなわち、カップ容器10を傾け、前述のように刃部22により破断させられたシール部材4の開封部分を通して内容物を容器外部に取り出すときに、該刃部22の取出孔27を通して、貫通孔9の前方端部に位置する前記取出口から、十分な容量の内容物を安定して流出させることができる。
尚、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、カップ容器用蓋体1に装着筒7が設けられており、該装着筒7を介して、本体板8が容器体2の口部3に装着されているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、装着筒7が設けられる代わりに、本体板8が、容器体2の口部3に直接装着されているとともに、シール部材4との間に間隔をあけて該シール部材4の上側を覆っていても構わない。
また、前述の実施形態では、ガイド筒部14が一重筒状をなしているが、これに限定されるものではなく、ガイド筒部14は二重筒状であってもよい。また、ガイド筒部14が設けられていなくても構わない。
また、本体板8に開口される貫通孔9の形状が、Y字状、C字状及びU字状のいずれかであるとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、貫通孔9の開口形状は、前述したY字状、C字状及びU字状以外の例えばV字状等であってもよい。
また、回動板11の刃部22に、該回動板11を厚さ方向に貫通する取出孔27が形成されているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、取出孔27は、例えば回動板11の刃部22の外周端縁から窪まされた切り欠き形状とされていてもよく、或いは、取出孔27は形成されていなくても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 カップ容器用蓋体
2 容器体
3 口部
4 シール部材
8 本体板
9 貫通孔
10 カップ容器
11 回動板
12 ヒンジ
21 凹部
22 刃部
23 操作部

Claims (3)

  1. 内容物が収容される有底筒状をなし、その口部がシール部材により破断可能に閉塞された容器体の、前記口部に装着されるカップ容器用蓋体であって、
    前記シール部材上に配設される本体板と、
    前記本体板に形成された貫通孔内に配設される回動板と、
    前記本体板に対して前記回動板を回動可能に連結するヒンジと、を備え、
    前記回動板は、一枚の板状体からなるとともに、
    前記ヒンジからカップ容器の前方に向けて延びる刃部と、
    前記刃部から前記ヒンジを越えてカップ容器の後方に向けて延びる二股状の操作部と、を備え、
    前記二股状の操作部は、前記刃部の前方端部と前記ヒンジとの間で前記刃部に接続し、互いの間に前記ヒンジを挟むように間隔をあけて配置されるとともに、前記ヒンジの後方まで延びていることを特徴とするカップ容器用蓋体。
  2. 請求項1に記載のカップ容器用蓋体であって、
    前記操作部の後方端縁には、前方に向けて窪む凹部が形成されていることを特徴とするカップ容器用蓋体。
  3. 請求項1又は2に記載のカップ容器用蓋体であって、
    前記貫通孔内における前記操作部の後方に、隙間が形成されていることを特徴とするカップ容器用蓋体。
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