JP5997978B2 - 蓋付カップ容器 - Google Patents
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Description
この発明では、刃部が上記一方向に沿って切刃部材の外側に向けて突出しているので、シール部材のうち刃部によって開口される部分をシール部材の外周側に偏らせやすくなり、この開口を通して取り出されるカップ本体内の内容物が、シール部材上を伝う距離を短く抑えることができる。これにより、例えば、刃部によってシール部材に形成される開口とユーザ(消費者)の口との間の距離が短くなる。したがって、カップ本体内の内容物を容易に取り出すことができる。
この発明では、刃部が平面視でU字状をなしているので、刃部がシール部材を破断したときに内容物が刃部の開口部分を通って取り出される。したがって、カップ本体内の内容物をより容易に取り出すことができる。
この発明では、シール部材に複数の開口が形成され、刃部によってシール部材に形成された開口を通して内容物を取り出すと共に、副刃部によってシール部材に形成された他の開口を通してカップ本体内に空気を流通させることができるので、カップ本体内の内容物をよりスムーズに取り出せる。
蓋付カップ容器1は、有底円筒状のカップ本体2と、カップ本体2に被着される有頂円筒状の蓋体3と、蓋体3に被着される有頂円筒状の外蓋(図示略)と、を備える。
ここで、カップ本体2、蓋体3及び上記外蓋は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置した状態で配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oと称し、図1において容器軸Oに沿う蓋体3側を上方、その反対側を下方とする。また、容器軸Oに直交する方向を径方向とし、容器軸O回りに周回する方向を周方向とする。
シール部材12は、例えばアルミ蒸着シートなどのバリア性シート材で構成されており、その下面には、熱溶着層が形成されている。シール部材12は、カップ本体2内に飲料が充填された後にフランジ部11の上面に熱溶着されており、カップ本体2内の飲料が外部に漏出しないように封止している。なお、シール部材12としてバリア性シート材を使用した場合には、空気などがカップ本体2内に進入することを防止して飲料の変質を防止できる。
開口部25は、頂壁部21を径方向のうちの一方向に延在する帯状をなしている。ここで、上記一方向のうちの一方側を前側、その反対側を後側とし、前後方向に対して径方向で直交する方向を左右方向とする。開口部25は、切刃部材24の後述する刃部38を通過可能とするための幅狭部26と、幅狭部26の後方に形成され、左右方向の幅が幅狭部26よりも広い幅広部27と、を有する。
連結部34は、下方に向けて開口するU字板状をなしている(図2参照)。連結部34の一対の第2脚部43、44は、頂壁部21のうち幅広部27の後縁部に形成された第1ヒンジ部32を介して頂壁部21に回動可能に接続されており、頂壁部21のうち幅広部27の後縁部から上方に延在している。なお、一対の第1脚部41、42及び第2脚部43、44は鉛直上方に限らず、斜め上方に延在してもよい。
架橋部37の前端部は、左右方向に延在する第2ヒンジ部35を介して連結部33の上端部に接続されており、架橋部37の後端部は、同様に左右方向に延在する第2ヒンジ部36を介して連結部34の上端部に接続されている。また、架橋部37における前後方向の中央部の上面には、左右方向に延在する滑り止め用の突起部または溝部が前後方向に間隔をあけて複数形成されている。
第1腕部51、52の前端部は、下方に向けて尖っており、第1接続部53のうち左右方向の両端部は、下方に向けて尖っている。
第2腕部54、55のうち第2脚部43、44から離間する前端部は、下方に向けて尖っている。
まず、外蓋(図示略)を取り外し、架橋部37を下方に向けて押し下げる。架橋部37を押下すると、連結部33、34は、図2に示すように、第1ヒンジ部31、32回りに回動しながら前方に倒れ込む。例えばこのとき、連結部33、34のうち少なくとも一方を前方に向けて若干傾斜するように斜め上方に延在させておくことで、この倒れ込み操作が容易となる。本実施形態においては、成形性と倒れ込み操作の容易性を同時に確保するため、例えば、後方側の連結部34を前方に向けて斜め上方に延在させ、前方側の連結部33を鉛直上方に延在させることが好ましい。ここで、架橋部37が連結部33、34の上端部を互いに連結しており、第1ヒンジ部31、32及び第2ヒンジ部35、36それぞれの延在方向が互いに平行であるので、連結部33、34の頂壁部21への倒れ込み方向が規制される。これにより、連結部33、34は、例えば第1ヒンジ部31、32及び第2ヒンジ部35、36を捩れさせることなく、下方に向けて第1ヒンジ部31、32回りに回動する。そして、連結部33、34の回動に伴って、架橋部37は、前方に向けて移動する。
また、架橋部37に切欠部37Aが形成されているので、架橋部37が刃部38によりシール部材12に形成された開口を上方から覆うことを防止し、この開口を通した飲料の流通が阻害されない。
また、刃部38が切刃部材24の前方に向けて突出しているので、刃部38によりシール部材12に形成された開口がユーザ(消費者)の口に近接する。この際、刃部38が平面視でU字状をなしているので、刃部38の開口部分を通って飲料を流通させることができる。そのため、カップ本体2内の飲料をより容易に取り出すことができる。
さらに、刃部38及び副刃部39によりシール部材12に複数の開口を形成するので、開口を通した飲料の取り出しに伴ってカップ本体2内の内圧が変化することを抑制し、カップ本体2内の飲料をよりスムーズに取り出すことができる。
例えば、刃部及び副刃部は、一対の連結部に連結されているが、架橋部を押し下げたときにシール部材を破断できれば、架橋部に連結されていてもよい。
切刃部材は、刃部及び副刃部を有しているが、少なくとも刃部のみを有していれば、副刃部を有しなくてもよく、2以上の副刃部を有していてもよい。
刃部は、平面視U字状をなしているが、他の形状であってもよい。
刃部の連結部または架橋部に対する突設方向は、架橋部を押し下げたときにシール部材を破断できれば、前方に限らず、後方や、左右方向、下方など他の方向であってもよい。なお、副刃部についても同様である。
蓋体には、円筒状の側壁部が設けられているが、側壁部が設けられていなくてもよく、例えば刃部によって開口される部分に対応する範囲を間欠にした円筒状としてもよい。
蓋付カップ容器は、直接飲料を飲む用途に限定されず、他の容器に移し替えて使用してもよく、また、内容物も飲料に限定されない。
蓋体には、傾倒状態を維持する係合手段を適宜設けてもよく、係合手段として、例えば前方側の連結部から前方に、または架橋部の前端部分から下方に係合片を突設し、傾倒状態でこの係合片を幅狭部の左右方向内縁部に係止する構成などを採用してもよい。
シール部材は、アルミ蒸着シートなどのバリア性シート材で構成されたものに限らず、カップ本体内の内容物に応じて適宜変更してもよい。
Claims (4)
- 開放端がシール部材によって封止されたカップ本体と、
前記シール部材を破断する切刃部材が設けられ、前記カップ本体に被着される蓋体と、を備える蓋付カップ容器であって、
前記切刃部材が、
前記蓋体の頂壁部の沿面方向のうち一方向で互いに間隔をあけて配設され、前記頂壁部に第1ヒンジ部を介して連結された一対の連結部と、
前記連結部のうち前記第1ヒンジ部側とは反対側の先端部に第2ヒンジ部を介して連結され、前記先端部同士を連結する架橋部と、
前記架橋部と前記連結部とのうちのいずれか一方に突設された刃部と、を有し、
前記架橋部を押し下げると、前記連結部が、前記頂壁部に対して起立する起立状態から前記頂壁部に対して前記一方向に倒れ込む傾倒状態まで、前記第1ヒンジ部回りで回動し、前記刃部が、前記シール部材を破断することを特徴とする蓋付カップ容器。 - 前記刃部が、前記起立状態において前記一方向に沿う前記切刃部材の外側に向けて突出することを特徴とする請求項1に記載の蓋付カップ容器。
- 前記刃部が、平面視で前記一方向に沿う前記切刃部材の内側に向けて開口するU字状をなし、かつその開口端が前記架橋部と前記連結部とのうちのいずれか一方に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の蓋付カップ容器。
- 前記切刃部材が、前記架橋部と前記連結部とのうちのいずれか一方に突設され、前記刃部と共に前記シール部材を破断する副刃部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の蓋付カップ容器。
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Family Applications (1)
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- 2012-08-30 JP JP2012189873A patent/JP5997978B2/ja active Active
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