JP2009154953A - 蓋付カップ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール部材の破断時に内溶液が飛散した場合に、その飛散した内溶液が指等に付着しにくい蓋付カップ容器を提供することを目的とする。
【解決手段】内溶液が収容されるとともに上方に向けて開口した開口部22がシール部材24によって封止されたカップ本体2と、カップ本体2の上端部に被着された蓋体3と、を備える蓋付カップ容器1において、蓋体3には、シール部材24の上方に間隔をあけて配設された押下部36を有し、上方に膨出した形状から下方に膨出した形状に反転変形可能な反転部35と、シール部材24の上方に配設されるとともに反転部35に連結され、シール部材24を破断してカップ本体2を開封させる切刃部50と、が備えられ、切刃部50は、シール部材24の上方であってカップ本体2の中心軸線Lに垂直な平面視において押下部36からずれた位置に配設されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば飲料等が収容される蓋付カップ容器に関する。
この種の蓋付カップ容器として、従来、例えば下記特許文献1に示されているように、上方に向けて開口した開口部がフィルム状の蓋体(以下、シール部材と記す。)によって封止されたカップ型容器(以下、カップ本体と記す。)と、カップ本体の上端部に被着され、シール部材を破断して開封する切刃部材(以下、切刃部と記す。)を有する開封部材(以下、蓋体と記す。)と、を備える構成が知られている。詳しく説明すると、切刃部は、蓋体の天板部に形成された注出用開口内に配設されており、シール部材の上方に配置されている。また、切刃部は、薄肉状のヒンジを介して天板部に連結されており、ヒンジを回転軸にして回転可能になっている。このような構成からなる蓋付カップ容器では、切刃部の上面に形成された押圧面(以下、押下部と記す。)を指等で押し下げることで、切刃部が下方に向けて回転してシール部材を破断し、カップ本体が開封される。そして、蓋付カップ容器を傾けることにより、カップ本体内の内溶液がシール部材の破断部分から蓋体内に流出し、蓋体の注出用開口から注出される。
特開2005−22757号公報
しかしながら、上記した従来の蓋付カップ容器では、シール部材の破断時に飛散する内容液が指等に付着し易いという問題が存在する。すなわち、切刃部でシール部材を破断したときにシール部材の破断箇所から内溶液が飛び出す場合があるが、上記した従来の蓋付カップ容器では、切刃部の上面に押下部が形成されており、シール部材の破断箇所の直上位置に指等が配置されるため、シール部材の破断箇所から飛び出した内溶液が指等に付着し易い。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、シール部材の破断時に内溶液が飛散した場合に、その飛散した内溶液が指等に付着しにくい蓋付カップ容器を提供することを目的としている。
本発明に係る蓋付カップ容器は、内溶液が収容されるとともに上方に向けて開口した開口部がシール部材によって封止されたカップ本体と、該カップ本体の上端部に被着された蓋体と、を備える蓋付カップ容器において、前記蓋体には、前記シール部材の上方に間隔をあけて配設された押下部を有し、上方に膨出した形状から下方に膨出した形状に反転変形可能な反転部と、該反転部に連結され、前記シール部材を破断して前記カップ本体を開封させる切刃部と、が備えられており該切刃部は、前記シール部材の上方であって前記カップ本体の中心軸線に垂直な平面視において前記押下部からずれた位置に配設されていることを特徴としている。
このような特徴により、指等で押下部を押し下げることにより、反転部が上方に膨出した形状から下方に膨出した形状に反転する。これにより、反転部に連結された切刃部は反転部の下方への反転動作に伴い下方(シール部材側)へ移動し、この切刃部によってシール部材が破断される。このとき、切刃部が平面視において押下部からずれた位置に配設されているので、押下部を押し下げる指等はシール部材の破断箇所から離れた位置に配置される。
また、本発明に係る蓋付カップ容器は、前記平面視において、前記切刃部が前記蓋体の外縁側に寄せて配設されており、前記押下部が前記中心軸線から前記切刃部側に偏心した位置に配設されていることが好ましい。
これにより、押下部と切刃部との離間距離が短くなり、押下部を押し下げて切刃部を下方に移動させる際に、押下部を押し下げる力が切刃部に伝達され易くなる。
本発明に係る蓋付カップ容器によれば、押下部を押し下げる指等がシール部材の破断箇所から離れた位置に配置されるので、シール部材の破断時に内溶液が飛散した場合に、その飛散した内溶液が指等に付着しにくくなる。これにより、蓋付カップ容器の開封時に指等が汚れることを防止することができる。
以下、本発明に係る蓋付カップ容器の実施の形態について、図面に基いて説明する。
[第一の実施の形態]
まず、第一の実施の形態について、図1から図3に基いて説明する。
図1は本実施の形態における蓋付カップ容器1の分解斜視図であり、図2は蓋付カップ容器1の縦断面図であって後述する図3に示すA−A間の断面図であり、図3は蓋付カップ容器1の蓋体3の平面図である。
なお、下記の実施の形態では、蓋付カップ容器1のカップ本体2の開口側(図2における上側)を上方とし、その反対側(図2における下側)を下方とする。また、蓋付カップ容器1の飲み口側(図3における左側)を前方とし、その反対側(図3における右側)を後方とし、平面視において前後方向に直交する方向(図3における縦方向)を左右方向とする。また、図2に示す鎖線Lはカップ本体2の中心軸線であり、以下、単に中心軸線Lと記す。
図1、図2に示すように、蓋付カップ容器1は、内溶液を収容したカップ本体2と、カップ本体2の上端部に被着された蓋体3と、蓋体3の上に被着されるオーバーキャップ4と、を備えている。
カップ本体2は、下方に向かうに従い漸次縮径された略円筒形状の胴部20と、胴部20の下端を閉塞する底部21と、を備えた構成からなり、カップ本体2の上端部は、上方に向けて開口した開口部22となっている。胴部20の上端には、カップ本体2の径方向の外側へ突出したフランジ部23がカップ本体2の全周に亘って形成されている。また、カップ本体2の開口部22は、カップ本体2内の内溶液が漏出しないようにフィルム状のシール部材24によって封止されている。詳しく説明すると、シール部材24は、例えばアルミ蒸着シート等のバリア性シート材からなり、カップ本体2の開口部22を閉塞するように張設されている。シール部材24の下面には熱溶着層が形成されており、シール部材24の外縁部は熱溶着によりフランジ部23の上面に全周に亘って貼着されている。このシール部材24によって空気等がカップ本体2内へと浸入することが防止される。
蓋体3は、図1から図3に示すように、カップ本体2のフランジ部23の上方に配設されて中心軸線L方向に延設された二重筒構造の周壁部30と、周壁部30の内側を閉塞するように周壁部30の内側に配設された天壁部31と、周壁部30の下端に設けられてカップ本体2のフランジ部23に装着される環状の装着部32と、を備えている。
周壁部30は、円筒形状の外筒部33と、外筒部33の内側に配設された円筒形状の内筒部34と、から構成されている。外筒部33と内筒部34とは、中心軸線Lを共通軸として同軸上に配設されており、双方の上端部同士が連結されている。また、周壁部30の上端は段状に形成されており、周壁部30の前方側の部分の高さ(中心軸線L方向の長さ)が後方側よりも高くなっている。
天壁部31は、周壁部30の高さ方向(中心軸線L方向)の中間部分に配設された反転部35と、シール部材24の上方に配設されているとともに反転部35に連結された切刃部50と、を備えている。
反転部35は、上方に膨出した形状から下方に膨出した形状に反転変形可能な部材であり、シール部材24の上方に間隔をあけて配設された押下部36を有している。具体的に説明すると、反転部35は、上方に向かって窄まった寄棟屋根状の部材であり、反転部35の頂点部分に配設された押下部36に傾斜壁部37が連設された構成からなる。
押下部36は、左右方向に長い平面視長円形の板部であり、図3に示すように、中心軸線Lに垂直な平面視(以下、単に平面視と記す。)において、中心軸線Lから切刃部50側に偏心した位置に配設されている。具体的に説明すると、押下部36は、平面視において、中心(中心軸線L)よりも前方側寄りの位置に配設されており、切刃部50と中心軸線Lとの間に配設されている。
傾斜壁部37は、押下部36の周囲に配設された板部であり、押下部36から外側に向かって下向きに傾斜されている。具体的に説明すると、傾斜壁部37は、略扇形状の板部であり、平面視において、押下部36の四方に配設されている。
傾斜壁部37の上端部と押下部36の外縁部、及び、傾斜壁部37の下端部と周壁部30(内筒部34)の内周面、及び、隣り合う傾斜壁部37の上端から下端にかけて延在する側端部同士は、それぞれ折り曲げ容易な薄肉状の折れ線部37aを介して連結されている。すなわち、折れ線部37aは、押下部36の外周に沿って長円形状に形成されているとともに周壁部30の内周に沿って円形状に形成されており、さらに、上記長円形状の折れ線部37aから上記円形状の折れ線部37aにかけて直線状の4本の折れ線部37aが略放射状に形成されている。この折れ線部37aが屈曲変形することにより、傾斜壁部37と押下部36、傾斜壁部37と周壁部30、及び、隣り合う傾斜壁部37同士がそれぞれ相対的に折り曲げられて反転部35が反転される。なお、上記直線状の折れ線部37aの本数は複数本であれば適宜変更可能である。さらに、少なくとも上記長円形状の折れ線部37aと上記円形状の折れ線部37aがあれば反転部35は反転可能であり、上記直線状の折れ線部37aを省略することも可能である。
また、押下部36の前方に配設された傾斜壁部37Aには、円形の注出口37bが形成されている。
切刃部50は、シール部材24を破断してカップ本体2を開封させるためのものであり、前方側の傾斜壁部37Aの下面からシール部材24側に向けて垂設されている。詳しく説明すると、切刃部50は、注出口37bの外周に沿って周設された側面視略三角形状の円筒部材である。切刃部50の下端は、傾斜壁部37Aの下面に対して傾斜されており、切刃部50の傾斜壁部37Aの下面から切刃部50の下端までの長さが後方側から前方側に向かうに従い漸次短くなっている。切刃部50の後方側の下端には鋭利な爪部51が垂設されている。切刃部50の内側には、十字状に配設された隔壁板52が設けられており、注出口37bは隔壁板52によって4つの扇状の孔37cに区画されている。また、切刃部50は、平面視において押下部36からずれた位置に配設されている。具体的に説明すると、切刃部50は、押下部36の前方側に配設されており、蓋体3の外縁側(周壁部30の内周面側)に寄せて周壁部30の内側のうちの前方部分に配設されている。
装着部32は、外筒部33の下端から外筒部33の径方向の外側に突出しているとともに外筒部33の全周に亘って形成されたフランジ部38と、フランジ部38の外縁部から垂下された垂筒部39と、を備えている。装着部32のフランジ部38は、カップ本体2のフランジ部23の上方に対向配置されており、その下面には、全周に亘って形成されたリング状の凸部38aが突設されている。凸部38aの下端(先端)は、シール部材24が貼着されたカップ本体2のフランジ部23に液密に圧接されており、これにより、カップ本体2のフランジ部23と装着部32のフランジ部38との間がシーリングされている。垂筒部39の下端部の内周面には、垂筒部39の径方向の内側に突出した係止部39aが全周に亘って形成されており、この係止部39aがカップ本体2のフランジ部23の外縁部に係止されることによって垂筒部39がフランジ部23にアンダーカット嵌合されている。
オーバーキャップ4は、図1、図2に示すように、中心軸線Lに対して垂直に配設された平面視円形の天壁部40と、天板部40の外縁部から垂下された円筒状の周壁部41と、周壁部41の下端に設けられて蓋体3の装着部32の外側に嵌め込まれる環状の装着部42と、を備えている。この装着部42の下部には、径方向内側に膨出した縦断面視円弧状の係止部42aが全周に亘って形成されており、この係止部42aが蓋体3の装着部32の下端部に係止されることによってオーバーキャップ4の装着部42が蓋体3の装着部32にアンダーカット嵌合されている。
次に、上記した構成からなる蓋付カップ容器1の作用について説明する。
まず、オーバーキャップ4を蓋体3から取り外す。具体的に説明すると、オーバーキャップ4の装着部42の下部を径方向外側に押し広げ、オーバーキャップ4の装着部42の係止部42aを蓋体3の装着部32から外し、オーバーキャップ4を蓋体3から分離させる。
次に、指等で押下部36を押し下げ、反転部35を下方へ反転させる。詳しく説明すると、押下部36を下方に向けて押圧することにより、各折れ線部37aが折れ曲がって各傾斜壁部37がそれぞれ反転され、反転部35は上方に向かって窄まった寄棟屋根形状から下方に向かって窄まった器形状に変形する。
上記した反転部35の下方への反転動作に伴い、反転部35に連結された切刃部50が下方(シール部材24側)へ移動する。これにより、切刃部50の爪部51によってシール部材24が押し切られて破断されるとともに、そのシール部材24の破断箇所が下方へめくられてカップ本体2が開封される。
このとき、切刃部50が平面視において押下部36からずれた位置に配設されているので、押下部36を押し下げる指等はシール部材24の破断箇所から離れた位置に配置される。また、押下部36が平面視において中心軸線Lから切刃部50側に偏心した位置に配設されており、押下部36と切刃部50との離間距離が短くなっているので、押下部36を押し下げて切刃部50を下方に移動させる際に、押下部36を押し下げる力が切刃部50に伝達され易くなる。
上記した構成からなる蓋付カップ容器1によれば、押下部36を押し下げる指等がシール部材24の破断箇所から離れた位置に配置されるので、シール部材24の破断時に内溶液が飛散した場合に、その飛散した内溶液が指等に付着しにくい。これにより、蓋付カップ容器1の開封時に指等が汚れることを防止することができる。
また、押下部36が平面視において中心軸線Lから切刃部50側に偏心した位置に配設されており、押下部36を押し下げて切刃部50を下方に移動させる際に、押下部36を押し下げる力が切刃部50に伝達され易くなっているので、切刃部50によってシール部材24が簡単に破断され、カップ本体2を容易に開封することができる。
[第二の実施の形態]
まず、第二の実施の形態について、図4から図6に基いて説明する。
図4は蓋付カップ容器1を縦断面図であって後述する図6に示すB−B間の断面図であり、図5は蓋付カップ容器1を縦断面図であって後述する図6に示すC−C間の断面図であり、図6は蓋付カップ容器1の蓋体103の平面図である。
なお、上記した第一の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図4から図6に示すように、蓋体103は、カップ本体2のフランジ部23の上方に配設されて中心軸線L方向に延設された円筒状の周壁部130と、周壁部130の内側を閉塞するように周壁部130の内側に配設された天壁部131と、周壁部130の下端に設けられてカップ本体2のフランジ部23に装着される環状の装着部32と、を備えている。
天壁部131は、上側に膨出した湾曲板部134と、湾曲板部134の左右方向の中央部分に配設された反転部135と、反転部135に連結された切刃部150と、を備えている。
湾曲板部134は、中心軸線Lに対して略垂直に配設されており、その左右方向の中央部分には、前後方向に延在する開口134aが形成されている。この開口134aの前方部分は、前方に向かうに従い縮幅された平面視略台形状に形成されており、蓋付カップ容器1を傾けてカップ本体2内の内溶液を注出させる際の注出口134bとなっている。この注出口134bは、湾曲板部134の前端部分に配設されている。一方、開口134aの後方部分は、後方に向かうに従い縮幅された平面視略台形状に形成されており、湾曲板部134の前後方向の中央部分に配設されている。
反転部135は、複数の傾斜壁部137が山型に連設され、中央の傾斜壁部137Aの上端部に押下部136が形成された構成からなる。詳しく説明すると、反転部135は、湾曲板部134の開口134aの後方部分に配設されており、開口134aの後端部から上方に向けて傾斜した傾斜壁部137Aと、その傾斜壁部137Aの両側にそれぞれ配設されて開口134aの後方部分の側端から上方に向けて傾斜した傾斜壁部137B,137Cと、から構成されている。中央の傾斜壁部137Aの下端と開口134aの後端、中央の傾斜壁部137Aの側端と両側の傾斜壁部137B,137Cの上端、及び、両側の傾斜壁部137B,137Cの下端と開口134aの後方部分の側端とは、薄肉状の折れ線部137aを介して連結されている。
切刃部150は、中央の傾斜壁部137Aの上端に連結された板部であり、中央の傾斜壁部137Aの上端から前方に向けて延設され、先端に下方に向けて垂下された爪部151が形成されている。切刃部150の下面には、切刃部150に対して垂直に配置されたリブ152が設けられている。また、切刃部150は、湾曲板部134の開口134aの前方部分(注出口134b)の上方に配設されており、シール部材24の上方に配設されている。
次に、上記した蓋体103を有する蓋付カップ容器1の作用について説明する。
オーバーキャップ4を蓋体3から取り外した後、指等で押下部136を押し下げ、反転部135を下方へ反転させる。詳しく説明すると、押下部136を下方に向けて押圧することにより、各折れ線部137aが折れ曲がって各傾斜壁部137がそれぞれ反転され、反転部135は、湾曲板部134よりも上方に突出した山型形状から湾曲板部134よりも下方に突出した谷型に変形する。
上記した反転部135の下方への反転動作に伴い、中央の傾斜壁部137Aの上端部に連結された切刃部150が下方へ移動し、切刃部150の爪部151によってシール部材24が押し切られて破断されるとともに、そのシール部材24の破断箇所が下方へめくられてカップ本体2が開封される。
上記した構成からなる蓋付カップ容器1によれば、平面視において切刃部150の後方に押下部136が配設されており、押下部136を押し下げる指等がシール部材24の破断箇所から離れた位置に配置されるので、シール部材24の破断時に内溶液が飛散した場合に、その飛散した内溶液が指等に付着しにくい。
また、押下部136は、中央の傾斜壁部137Aの上端部に形成され、平面視において中心軸線Lから切刃部150側に偏心した位置に配設されており、押下部136を押し下げる力が切刃部150に伝達され易くなっているので、切刃部150によってシール部材24が簡単に破断され、カップ本体2を容易に開封することができる。
以上、本発明に係る蓋付カップ容器の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、押下部36,136が中心軸線Lから切刃部50,150側に偏心した位置に配設されているが、本発明は、押下部36,136を中心軸線Lの位置に配設させることも可能であり、或いは、押下部36,136を中心軸線Lから切刃部50,150と反対側に偏心した位置に配設させることも可能である。
また、上記した実施の形態では、切刃部50,150の後方側に押下部36,136が隣接されているが、本発明は、切刃部と押下部とが離間されていてもよく、或いは、切刃部の側方(左右)に押下部が配設されていてもよい。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第一の実施の形態を説明するための蓋付カップ容器の分解斜視図である。 本発明の第一の実施の形態を説明するための蓋付カップ容器の縦断面図である。 本発明の第一の実施の形態を説明するための蓋体の平面図である。 本発明の第二の実施の形態を説明するための蓋付カップ容器の縦断面図である。 本発明の第二の実施の形態を説明するための蓋付カップ容器の縦断面図である。 本発明の第二の実施の形態を説明するための蓋体の平面図である。
符号の説明
1 蓋付カップ容器
2 カップ本体
3、103 蓋体
22 開口部
24 シール部材
35、135 反転部
36、136 押下部
50、150 切刃部
L 中心軸線

Claims (2)

  1. 内溶液が収容されるとともに上方に向けて開口した開口部がシール部材によって封止されたカップ本体と、該カップ本体の上端部に被着された蓋体と、を備える蓋付カップ容器において、
    前記蓋体には、
    前記シール部材の上方に間隔をあけて配設された押下部を有し、上方に膨出した形状から下方に膨出した形状に反転変形可能な反転部と、
    前記シール部材の上方に配設されるとともに前記反転部に連結され、前記シール部材を破断して前記カップ本体を開封させる切刃部と、
    が備えられており
    該切刃部は、前記シール部材の上方であって前記カップ本体の中心軸線に垂直な平面視において前記押下部からずれた位置に配設されていることを特徴とする蓋付カップ容器。
  2. 請求項1記載の蓋付カップ容器において、
    前記平面視において、前記切刃部が前記蓋体の外縁側に寄せて配設されており、前記押下部が前記中心軸線から前記切刃部側に偏心した位置に配設されていることを特徴とする蓋付カップ容器。
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