JP5124395B2 - 蓋付カップ容器 - Google Patents
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Description
さらに、弱化部が破断片の先端縁に沿って形成されているため、弱化部を破断するための力が例えば破断片の先端縁の中央部分に付与されずに中央部分からずれた箇所に付与された場合や上記力の方向がカップ本体の軸方向ではなく径方向である場合においても、弱化部のいずれかの箇所を破断の起点として弱化部を確実に破断することができる。
この発明では、弱化部に沿って破断することにより天面部全体を蓋体から分離することができる。そして、内容物を外部へ取り出すための大きな開口を形成することができる。ここで、弱化部は、例えば天面部の外周縁部の全周にわたって形成された薄肉部分による弱化ラインや、部分的に連結されたブリッジ、あるいはこれらの組み合わせなどにより形成されてもよい。
この発明では、操作片の操作に伴う破断片の動作にシール部材を確実に追従させることができ、弱化部の破断に伴い破断片を蓋体に対して移動させることによりシール部材を破断させる力をシール部材に効率よく伝達することができる。したがって、上記力の方向がカップ本体の軸方向ではなく径方向である場合においても、弱化部をより一層確実に破断することができる。
また、この発明では、上述したような破断片の先端縁に対してカップ本体に向かう力を付与する開封方法に限らず、例えば操作部を操作して破断片の先端縁にカップ本体から離れる方向の力を付与する開封方法によりカップ本体を開封することができる。
例えば操作片を連設部側に向かって引き起こす操作によって、破断片の一部分にカップ本体に向かう力を付与する。これにより、破断片の先端縁における一部分がカップ本体の内側に向けて押し込まれ、シール部材を破断して開口を形成する。この後、操作片を連設部と反対側に引き上げることで、上記開口を起点としてシール部材が破断片とともに全周にわたって破断され、カップ本体が開封される。
また、操作片を最初から連設部と反対側に引き上げることによっても、上記シール部材を開封することが可能である。すなわち、破断片の先端縁にカップ本体から離れる方向の力を付与すると、弱化部が破断されて破断片が捲り上げられる。この際、破断片の下面にシール部材が固着されているため、シール部材は、破断片と共にカップ本体から捲り上げられて、破断される。このようにして、カップ本体を開封することができる。
蓋付カップ容器1は、図1に示すように、カップ本体11と、蓋体12と、外蓋13とを備えている。
なお、カップ本体11、蓋体12及び外蓋13は、それぞれ円筒状に形成されており、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、この共通軸を中心軸線Oと称する。また、本実施形態では、中心軸線Oに沿って外蓋13側を「上側」とし、その反対側を「下側」とする。さらに、本実施形態では、中心軸線Oと直交する方向を「径方向」とする。
テーパ胴部21の上端部には、図1から図4に示すように、カップ本体11の径方向外方に向けて突出するフランジ部23が形成されている。
内側壁部41は、ほぼ円筒状をなし、下端縁が天面部32の外周縁に連設されている。
外側壁部42は、ほぼ円筒状をなし、内側壁部41よりも径方向外方に配置されており、上端が内側壁部41の上端に連設されている。
円環状平面部43は、平面視でほぼ円環状をなし、その内周縁が外側壁部42の下端縁に連設されている。
係合凸部44Aの突出した部分における内径は、テーパ胴部21のフランジ部23の外径よりも小さくなっている。したがって、装着筒部44をフランジ部23に被せると、蓋体12がカップ本体11に固定される構成となっている。
また、天面部32の径方向中央部分には、開口部47が形成されている。
弱化部45は、図2に示すように、平面視で鋸歯状を呈する弱化ライン45Aを有しており、径方向内側から外側に向かうにしたがって漸次下方に向けて傾斜しかつ周方向に沿う長さが短くなる複数の第1凸部45Bと、内側壁部41の内周縁から径方向内方に向かうにしたがって漸次下方に向けて傾斜しかつ周方向に沿う長さが短くなる複数の第2凸部45Cとを備える。
第2凸部45Cは、図2に示すように、第1凸部45Bと同様に平面視でほぼ三角形状をなし、径方向内方端部が角部となっている。また、図1、図3及び図4に示すように、第2凸部45Cの肉厚は、径方向外側から内側に向かうにしたがって薄くなっている。これら第1及び第2凸部45B、45Cは、周方向に沿って交互に配置されている。
薄肉部46は、平面視でほぼ円環状をなし、図1、図3及び図4に示すように、第1凸部45Bの径方向内方端部と同等の厚さを有している。
破断片51は、図2に示すように、ドーナツ状をなしており、操作片52が連設される連設部51Aと平面視ほぼC字状の平板部51Bとを有する。そして、破断片51には、開口部47と反対側の径方向外方の先端縁に沿って第1凸部45Bが延在している。
また、連設部51Aの径方向内方端である基端縁における中央部分が、操作片52に連設されている。さらに、連設部51Aの基端縁のうち操作片52との接続部分よりも周方向外側に位置する両側部分は、接続部53を介して平板部51Bに連設されている。
外蓋13は、中心軸線Oを中心としたほぼ円筒状をなす円筒部61と、円筒部61の上端に配置された天板部62とを備えている。
円筒部61は、蓋体12に被着可能となっている。そして、円筒部61の内周面が蓋体12の外側壁部42の外周面及び装着筒部44の外周面と嵌合することで、蓋体12に外蓋13が被着される。
まず、外蓋13を取り外す。そして、操作片52の開口部54に指などを引っ掛けた状態で操作片52を上方に引き起こす。これにより、操作片52に接続された連設部51Aの先端縁に下方に向かう力が付与される。
そして、連設部51Aは、弱化部45が有する第1及び第2凸部45B、45Cのうち第1凸部45Bと共に下方に向けて移動する。
このように、操作片52を引き起こすことで、弱化部45は、連設部51Aの先端縁に沿って破断される。
その後、弱化部45が完全に破断されることで破断片51が分離されると共に、シール部材55に弱化ライン45Aの直径と同等の開口が形成される。以上のようにして、蓋付カップ容器1が開封される。
まず、操作片52を蓋体12における連設部51Aとは反対側の径方向外方に向けて引っ張る。ここで、操作片52が平板部51Bの上方に配置されている。そのため、操作片52を径方向外方に向けて引っ張ることで、連設部51Aを上方に捲り上げようとする上向きの力が連設部51Aに付与される。
連設部51Aが上方に向けて捲り上げられると、破断縁を構成する第2凸部45Cの径方向内方端部がシール部材55と当接しているので、第2凸部45Cがシール部材55を破断する。
その後、弱化部45が完全に破断されることで破断片51が分離されると共に、シール部材55に弱化ライン45Aの直径と同等の開口が形成される。以上のようにして、蓋付カップ容器1が開封される。
そして、弱化部45が天面部32の径方向外縁に沿って形成されているため、弱化部45に沿って破断することにより破断片51全体を蓋体12から分離することができ、内容物を取り出すための大きな開口を得ることができる。
さらに、シール部材55が天面部32の下面及び破断片51の下面に接着されているため、破断片51と共にシール部材55が捲り上げられるため、破断片51が捲り上げられることによりシール部材55を破断させる力がシール部材55に効率よく伝達される。このため、弱化部45がより一層確実に破断される。また、操作片52を上方に引き起こす開封方法に限らず、操作片52を径方向外方に引っ張る開封方法によってもカップ本体11の開封を行うことができる。
例えば、シール部材は、天面部の下面及び破断片の下面に高周波接着されているが、高周波接着に限らず、接着剤を用いた接着や溶着など、他の固着方法を用いて固着されてもよい。
また、シール部材は、天面部、破断片及び円環状平面部それぞれの下面とフランジ部の上面とに限らず、カップ本体を封止できれば、他の箇所に固着されてもよい。ここで、シール部材が天面部の下面及び破断片の下面に固着されていない場合、破断片と共にシール部材を上方に捲り上げることができないため、上述した操作片を引っ張って破断片を上方に捲り上げるようにして弱化部を破断するような開封方法を行うことができない。
さらに、弱化部は、交互に配置された複数の第1及び第2凸部を備えており鋸歯状の弱化ラインを有するが、他の形状であってもよい。
また、シール部材は、アルミ蒸着シートなどのバリア性シート材で構成されたものに限らず、カップ本体内の内容物に応じて適宜変更してもよい。
そして、シール部材は、操作片を引っ張って破断片を上方に捲り上げるようにして弱化部を破断するときにおいて弱化部の破断縁により破断されるが、破断縁による破断に限らず、破断片を捲り上げたときに引きちぎられるように破断されてもよい。
Claims (3)
- 開放端がシール部材によって封止されるカップ本体と、該カップ本体に被着される蓋体と、を備える蓋付カップ容器であって、
前記蓋体が、破断可能な弱化部が形成された天面部と、前記弱化部に連設された破断部材と、を備え、
前記破断部材が、前記弱化部にて前記天面部に連設された破断片と、該破断片に連設部を介して連設された操作片と、を有し、
前記弱化部が、前記破断片において少なくとも前記連設部側の径方向外方の先端縁に沿って鋸歯状に延在し、
前記操作片の操作により、前記弱化部が前記シール部材と共に破断されることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 前記弱化部が、前記天面部の外周縁部の全周にわたって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋付カップ容器。
- 前記シール部材が、前記天面部及び前記破断片それぞれの表裏面のうち前記カップ本体側を向く面に固着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の蓋付カップ容器。
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