JP7438631B2 - キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体に装着する際はねじで螺合するとともに、開蓋に際してはヒンジ部を利用するキャップに関するものである。
従来から、容器本体に対し、ねじで螺合して装着するキャップはよく知られている(例えば、特許文献1参照)。
それに対し、使用時まで密封性を確保し、使用時にプルリングを引き上げて開封するヒンジを利用したキャップもまたよく知られている。
特開2005-126074号公報
上記特許文献1記載のねじキャップにおいては、しっかりしたねじキャップであるため、閉蓋に際してはまだしも、開蓋に際しては、かなりの力が必要な場合があるとともに、キャップは、容器の使用中に容器本体から離れてしまうため、キャップをなくしてしまうという問題があった。
また、ヒンジによるキャップの場合には、装着後において開蓋および閉蓋がワンタッチで容易であるものの、プルリングによって開封しなければならないため、開封に際し、同様に力を必要とするという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、容器本体に装着時には螺合で行うとともに、装着後はヒンジによりワンタッチで開閉蓋が可能なキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、キャップとして、容器本体の口部に螺合で装着されるねじ筒部と、口部を密封する頂壁とを有するキャップであって、ねじ筒部上端と頂壁とを連結するヒンジ部と、ヒンジ部を起点および終点とする破断可能な周方向弱化部とが形成され、ヒンジ部は、両端にヒンジ切欠部を有する薄肉の一体型ヒンジであり、周方向弱化部は、螺合で装着時に破断防止のための凹凸構造を有し、周方向弱化部内の頂壁のヒンジ部と反対側に摘み部が設けられ、周方向弱化部が破断されてヒンジ蓋が形成されることを特徴とする構成を採用する。
具体的な実施態様として、摘み部は、径方向外側に突出して設けられ、周方向弱化部は、頂壁面に形成され、凹凸構造はヒンジ部と摘み部の間に形成されることを特徴とする構成、摘み部は、径方向外側に突出して設けられ、周方向弱化部は、ねじ筒部上部と頂壁との間に設けられ、凹凸構造は、ヒンジ部の両側と、摘み部の両側に形成されることを特徴とする構成、摘み部は、下部に切欠部を有し、周方向弱化部は、摘み部の切欠部に連通して設けられていることを特徴とする構成、頂壁は、容器本体内周に当接するように頂壁凹部が形成され、摘み部は、頂壁凹部内に立設されるプルリング形状であり、周方向弱化部は、頂壁凹部の外側の頂壁面に設けられ、凹凸構造はヒンジ部と摘み部の間に形成されることを特徴とする構成、頂壁は、容器本体内周に当接するように頂壁凹部が形成され、摘み部は、頂壁凹部内に径方向内側に突出して設けられ、周方向弱化部は、頂壁凹部の外側の頂壁面に設けられ、凹凸構造はヒンジ部と摘み部の間に形成されることを特徴とする構成、また、ヒンジ部は、中央の窓部内に頂壁から形成される凸部形状の主部と、主部の両側の薄肉帯状の副部とからなり、ヒンジ蓋が開いた際に主部が窓部に係合固定されることを特徴とする構成を採用する。
本発明のキャップは、上記構成を有することにより、容器本体の口部に装着する際に、周方向弱化部が破断することがなく螺合することができ、摘み部を引き上げることで開封が容易であるとともに、使用後の閉蓋や再使用の際の開蓋もワンタッチで可能となる。
本発明の第1実施例のキャップを容器本体に螺合で装着した閉蓋した状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。 本発明の第1実施例のキャップを閉蓋した状態を示す図で、(a)は正面図(摘み部側)、(b)は後面図(ヒンジ部側)である。 本発明の第1実施例のキャップの周方向弱化部を破断して、開蓋した状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。 本発明の第2実施例のキャップを容器本体に螺合で装着した閉蓋した状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面半断面図である。 (a)は本発明の第2実施例のキャップを閉蓋した状態を示す後面図であり、(b)は、本発明の第2実施例のキャップの周方向弱化部を破断して、開蓋した状態を示す側面図である。 本発明の第3実施例のキャップを容器本体に螺合で装着した閉蓋した状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。 本発明の第3実施例のキャップの周方向弱化部を破断して、開蓋した状態を示す側面断面図である。 本発明の第4実施例のキャップを容器本体に螺合で装着した閉蓋した状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。
つぎに、本発明のキャップを容器本体に使用し、実施例に示した図面を参照して説明する。
図1、図3において、Aは容器本体であり、Bは容器本体Aに螺合で装着されるキャップである。
容器本体Aは、口部1の外周にねじ部(雄ねじ)2が形成されている。
キャップBは、図1、図3に示すように、容器本体Aの口部1と螺合するねじ筒部3と、口部1を密封する頂壁4と、ねじ筒部3の上端部で頂壁4と連結するヒンジ部5と、周方向に破断可能な周方向弱化部Cと、周方向弱化部Cが装着時の破断を防止するための凹凸構造Dとを有している。
ねじ筒部3は、内周側にねじ部(雌ねじ)6が設けられ、キャップBを装着する際に、容器本体Aのねじ部(雄ねじ)2と螺合する。
ねじ部(雄ねじ)2とねじ部(雌ねじ)6はどのような形式のねじであってもかまわない。
ヒンジ部5は、図2(b)に示すように、一体型ヒンジとして形成され、中央の窓部w内に頂壁4から形成される凸部形状の主部7と主部7の両側の薄肉帯状の副部8とからなり、主部7は、後述するヒンジ蓋21が開いた際に、窓部wに係合固定される。
副部8は、上下方向中間部に折り曲げのきっかけとなる溝部を形成してもよい。
また、副部8の両端にはねじ筒部3および頂壁4を切り欠いて形成されるヒンジ切欠部9を有している。
頂壁4は、裏面から垂設されるインナーリング10を有し、インナーリング10は、閉蓋時に外周が容器本体Aの口部1の内周と当接し、インナーリング10の外周側には、容器内を密閉するための突条部11が設けられている。
頂壁4は、ヒンジ部5と反対側に、外方向に突出する摘み部12を有し、摘み部12の下部は、図2(a)に示すように、指を入れやすくするために切欠部13が設けられている。
周方向弱化部Cは、ヒンジ部5のヒンジ切欠部9の一方を起点とし、もう一方を終点とし、インナーリング10の外側の容器本体Aの口部1の上端面上の頂壁4面に形成され、また、ヒンジ部5と反対側の摘み部12の切欠部13に連通するとともに、摘み部12の両側は、平面視で切り欠きが形成されている。
周方向弱化部Cは、横方向に破断可能な連結弱化部20がヒンジ部5と摘み部12との間の両側に3個ずつ、合わせて6個設けられている。
本実施例では、内側が薄肉となっているが、外側を薄肉にするものでも、中央部を薄肉にするものでもかまわない。
摘み部12を持ち上げて周方向弱化部Cを破断した場合には、周方向弱化部Cの内側の頂壁4は、ヒンジ蓋21となる。
また、摘み部12は、周方向弱化部Cと連通しているため、そのまま、ヒンジ蓋21の摘み部12となる。
周方向弱化部Cを、容器本体AにキャップBを螺合で装着する際に、破断しないように設けられる凹凸構造Dは、ヒンジ部5と摘み部12の間に凹部22と凸部23が噛み合うようにセットで形成されている。
本実施例では、外側に凹部22、内側に凸部23となるように形成され、周方向弱化部Cの隣接する連結弱化部20の間に、凹部22と凸部23のセットで、ヒンジ部5と摘み部12との間の両側に2個ずつ、合わせて4個設けられている。
なお、凹部22と凸部23は、セットになっておれば、外側と内側のどちら側に形成されるものでもかまわない。
また、連結弱化部20および凹部22と凸部23のセットの数は限定されず、キャップBの大きさに合わせて適宜複数個設けられる。
なお、周方向弱化部Cは、本実施例では、複数の連結弱化部20からなるが、凹凸構造Dを除き、周方向全体に薄肉弱化部を設けるものであってもかまわない。
つぎに、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のキャップBは、一体成形により製造される。
本実施例のキャップBを容器本体Aに装着するには、ねじ筒部3を内容物が充填された容器本体Aの口部1に被せ、キャップBを回転しながら押し下げていき、容器本体Aのねじ部(雄ねじ)2にねじ筒部3のねじ部(雌ねじ)6を螺合させていく。
その際、インナーリング10が容器本体Aの口部1の内周側に当接し、容器内が突条部11によって密閉され、頂壁4の裏面が口部1の上端に当接して、装着が完了する。
装着の際に、キャップBを回転させながらねじ込むため、周方向弱化部Cが破断するリスクがあるが、破断防止のために凹凸構造Dが設けられており、凹凸構造Dが噛み合うため、周方向弱化部Cの連結弱化部20に回転時の力が及ぶことがない。
本実施例のキャップBが装着された容器を使用するには、図3に示すように、周方向弱化部Cを破断することで、頂壁4が開封されて使用可能となる。
周方向弱化部Cの破断は、摘み部12を持ち上げると、ヒンジ部5と反対側のインナーリング10が容器本体Aの口部1から外され、続いてヒンジ部5と反対側の連結弱化部20から徐々に破断され、ヒンジ部5まで到達すると、ヒンジ部5が回動しはじめ、破断された頂壁4はヒンジ蓋21となる。
摘み部12は、そのままヒンジ蓋21の開閉に使用される。
周方向弱化部Cが破断されると、容器本体Aの口部1が露出し、そこから内容物を取り出すことができる。
なお、本実施例のヒンジ部5は、180°まで開くことが可能であり、内容物の取り出しが容易である。
使用後は、ヒンジ蓋21の摘み部12を持って閉蓋方向にヒンジ部5を回動し、さらに、ヒンジ蓋21を押し込むことで、インナーリング10が容器本体Aの口部1に当接し、突条部11によって容器内が再度密閉される。
再使用する際には、ヒンジ蓋21の摘み部12を持ち上げることで容易に開蓋することができる。
つぎに、周方向弱化部Cの構成を変更した第2実施例について、図4および図5を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、変更部分に新しい符号を付し、相違点を中心に説明する。
図4および図5において、Aは容器本体、B1はキャップ、Caは周方向弱化部、Daは凹凸構造である。
キャップB1の構成は第1実施例と同じであるが、本実施例では、周方向弱化部Caを形成する場所が相違し、周方向弱化部Caは、ねじ筒部3の上部と頂壁4との間に形成される。
周方向弱化部Caは、縦方向に破断可能な連結弱化部30が設けられ、本実施例では、頂壁4側が薄肉になっているが、中央部を薄くしても、ねじ筒部3側を薄肉にしてもかまわない。
第1実施例と同様に、摘み部12の下部には切欠部13が設けられており、周方向弱化部Caと連通し、第1実施例と同様に、ヒンジ部5と摘み部12との間の両側に3個ずつ、合わせて6個の連結弱化部30が設けられている。
周方向弱化部Caが破断された場合、本実施例においては、頂壁4全体がヒンジ蓋31となる。
凹凸構造Daは、図5(a)に示すように、周方向弱化部Caと同様に縦方向に設けられ、本実施例では、頂壁4側が凹部32、ねじ筒部3側が凸部33で、それぞれ噛み合うように設けられているが、凹凸の位置はどちら側にあってもかまわない。
また、凹凸構造Daは、凹部32と凸部33のセットで、ヒンジ部5の両側に2個、摘み部12の両側に2個、合わせて4個設けられている。
周方向弱化部Caの連結弱化部30および凹部32と凸部33のセットの数は限定されず、キャップB1の大きさに合わせて適宜複数個設けられる。
つぎに、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例の製造方法とキャップB1を容器本体Aに装着する方法は、第1実施例と同様であり、第1実施例と同様に、キャップB1を容器本体Aに装着する際に、周方向弱化部Caは凹凸構造Daを有するため、破断されることはない。
本実施例のキャップB1が装着された容器を使用する際には、まず周方向弱化部Caを破断しなければならない。
周方向弱化部Caの破断は、摘み部12を持ち上げると、ヒンジ部5と反対側のインナーリング10が容器本体Aの口部1から外され、ヒンジ部5と反対側から連結弱化部30が徐々に破断され、ヒンジ部5まで到達すると、ヒンジ部5が回動し始める。
本実施例では、図5(b)に示すように、破断された頂壁4全体がヒンジ蓋31となり、摘み部12は、ヒンジ蓋31の開閉に使用される。
内容物の取り出し方法やヒンジ蓋31の閉蓋方法および容器の再使用の方法については第1実施例と同じである。
つぎに、第1実施例の頂壁4の構成を変更した第3実施例について、図6および図7を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、変更部分に新しい符号を付し、相違点を中心に説明する。
図6および図7に示すように、キャップB2のねじ筒部3、ヒンジ部5の構成は、第1実施例と同じである。
頂壁40は、中央部に凹部状の頂壁凹部41が形成され、頂壁凹部41の側壁43の上部43aの外周と容器本体Aの口部1の内周とが当接し、上部43aの外周側には突条部44が設けられており、容器内は密閉可能となる。
側壁43の下部43bは、頂壁40が容器本体A内に入り込みやすくするために傾斜が設けられている。
摘み部42は、頂壁凹部41の底壁45のヒンジ部5と反対側の上面に、柱状部42aとリング部42bを有するプルリング状に立設されている。
周方向弱化部Cbは、頂壁凹部41の外側に、容器本体Aの口部1の上端面上の頂壁40面にヒンジ部5のヒンジ切欠部9の一方を起点とし、もう一方を終点とする周方向に形成されている。
本実施例では、周方向弱化部Cbは、横方向に破断可能な連結弱化部20が7個設けられ、周方向弱化部Cbが破断された時、頂壁凹部41全体がヒンジ蓋46となる。
プルリング状の摘み部42は、そのままヒンジ蓋46の開閉の際に使用される。
また、凹凸構造Dbは、外側に凹部22と内側に凸部23が噛み合うようにセットとして、第1実施例と同様に4個設けられている。
本実施例では、周方向弱化部Cbの連結弱化部20は内側が薄肉であるが、中央部を薄くしても、外側を薄肉にするものでもよい。
周方向弱化部Cbの連結弱化部20および凹凸構造Dbのセットのそれぞれの個数は限定されず、適宜複数設けることができる。
つぎに、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のキャップB2を容器本体Aに装着するには、ねじ筒部3を内容物が充填された容器本体Aの口部1に被せ、キャップB2を回転しながら押し下げていき、容器本体Aのねじ部(雄ねじ)2にねじ筒部3のねじ部(雌ねじ)6を螺合させていく。
つぎに、頂壁凹部41の側壁43が容器本体Aの口部1の内周側に密着し、側壁43の上端部が口部1の上端に当接して、装着が完了する。
その際、周方向弱化部Cbは凹凸構造Dbを有しており、破断されることはない。
本実施例のキャップB2が装着された容器を使用するには、周方向弱化部Cbを破断しなければならない。
周方向弱化部Cbの破断は、摘み部42のリング部42bに指をかけて持ち上げてヒンジ部5と反対側の側壁43を容器本体Aの口部1から外し、さらに、上方に引っ張って、ヒンジ部5と反対側から連結弱化部20が徐々に破断され、ヒンジ部5まで到達すると、ヒンジ部5が回動しはじめ、頂壁凹部41全体がヒンジ蓋46となる。
内容物を取り出した後、ヒンジ蓋46の閉蓋方法は、プルリング状の摘み部42を持って、ヒンジ部5を閉方向に回動し、頂壁凹部41の側壁43が容器本体Aの口部1に当接し、さらに、頂壁凹部41が容器本体Aの口部1内に入り込むように、摘み部42を押し下げて、側壁43の上部43aの外周が口部1の内周に密着すれば、再度容器内が密閉されて閉蓋が終了する。
容器を再使用するには、ヒンジ蓋46のプルリング状の摘み部42を持って上方に引き上げれば容易に開蓋することができ、繰り返し使用することができる。
つぎに、第1実施例の頂壁4の構成を変更した第4実施例について、図8を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、変更部分に新しい符号を付し、相違点を中心に説明する。
図8に示すように、キャップB3のねじ筒部3、ヒンジ部5の構成は、第1実施例と同じである。
頂壁40は、中央部が凹部状に頂壁凹部41が形成され、頂壁凹部41の側壁43の上部43aの外周に容器本体Aの口部1の内周と当接し、上部43a外周側には突条部44を設けて容器内を密閉することや、側壁43の下部43bが傾斜している点は第3実施例と同じである。
本実施例では、摘み部52は、頂壁凹部41のヒンジ部5と反対側の側壁43の上端から径方向内側に突出して設けられている点で第3実施例と相違する。
周方向弱化部Cbと凹凸構造Dbの構成内容は、第3実施例と同じである。
また、周方向弱化部Cbが破断された時、頂壁凹部41全体がヒンジ蓋46となる点も、第3実施例と同じである。
摘み部52は、そのままヒンジ蓋46の開閉に使用される。
つぎに、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のキャップB3を容器本体Aに装着する方法は、第3実施例と同じであり、装着の際に、周方向弱化部Cbは凹凸構造Dbを有しており、破断されることはない。
本実施例のキャップB3が装着された容器を使用する際は、周方向弱化部Cbを破断しなければならない。
周方向弱化部Cbの破断は、頂壁凹部41の内径方向内側に突設された摘み部52を持ち上げてヒンジ部5と反対側の側壁43を容器本体Aの口部1から外し、さらに、上方に引っ張って、ヒンジ部5と反対側から連結弱化部20を徐々に破断していき、ヒンジ部5まで到達すると、ヒンジ部5が回動しはじめ、破断された頂壁凹部41全体がヒンジ蓋46となる。
内容物を取り出し後、ヒンジ蓋46を閉蓋するには、摘み部52を持って、ヒンジ部5を閉方向に回動し、頂壁凹部41の側壁43が容器本体Aの口部1に当接し、さらに、頂壁凹部41が容器本体Aの口部1内に入り込むように、摘み部52を押し下げて、側壁43の外周が口部1の内周に密着すれば、再度容器内が密閉されて閉蓋が終了する。
容器を再使用するには、ヒンジ蓋46の摘み部52を持って上方に引き上げれば容易に開蓋することができ、繰り返し使用することができる。
本発明のキャップは、キャップを容器本体に装着する際は螺合で行い、容器を使用する際には、周方向弱化部を破断して頂壁をヒンジ蓋として使用することができるため、容器の使用時の開蓋や閉蓋が容易となり、口部の広い容器に使用すれば内容物の取り出しが容易であるため、内容物として、液状物、粉粒状物、塊状物など広範囲のものに使用可能であり、とくに詰め替え容器用のキャップとして有用である。
A 容器本体
B、B1~B3 キャップ
C、Ca、Cb 周方向弱化部
D、Da、Db 凹凸構造
w 窓部
1 口部
2 ねじ部(雄ねじ)
3 ねじ筒部
4、40 頂壁
5 ヒンジ部
6 ねじ部(雌ねじ)
7 主部
8 副部
9 ヒンジ切欠部
10 インナーリング
11、44 突条部
12、42、52 摘み部
13 切欠部
20、30 連結弱化部
21、31、46 ヒンジ蓋
22、32 凹部
23、33 凸部
41 頂壁凹部
42a 柱状部
42b リング部
43 側壁
43a 上部
43b 下部
45 底壁

Claims (7)

  1. 容器本体の口部に螺合で装着されるねじ筒部と、口部を密封する頂壁とを有するキャップであって、
    ねじ筒部上端と頂壁とを連結するヒンジ部と、ヒンジ部を起点および終点とする破断可能な周方向弱化部とが形成され、
    ヒンジ部は、両端にヒンジ切欠部を有する薄肉の一体型ヒンジであり、
    周方向弱化部は、螺合で装着時に破断防止のための凹凸構造を有し、
    周方向弱化部内の頂壁のヒンジ部と反対側に摘み部が設けられ、周方向弱化部が破断されてヒンジ蓋が形成されることを特徴とするキャップ。
  2. 摘み部は、径方向外側に突出して設けられ、
    周方向弱化部は、頂壁面に形成され、
    凹凸構造はヒンジ部と摘み部の間に形成されることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 摘み部は、径方向外側に突出して設けられ、
    周方向弱化部は、ねじ筒部上部と頂壁との間に設けられ、
    凹凸構造は、ヒンジ部の両側と、摘み部の両側に形成されることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  4. 摘み部は、下部に切欠部を有し、
    周方向弱化部は、摘み部の切欠部に連通して設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のキャップ。
  5. 頂壁は、容器本体内周に当接するように頂壁凹部が形成され、
    摘み部は、頂壁凹部内に立設されるプルリング形状であり、
    周方向弱化部は、頂壁凹部の外側の頂壁面に設けられ、
    凹凸構造はヒンジ部と摘み部の間に形成されることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  6. 頂壁は、容器本体内周に当接するように頂壁凹部が形成され、
    摘み部は、頂壁凹部内に径方向内側に突出して設けられ、
    周方向弱化部は、頂壁凹部の外側の頂壁面に設けられ、
    凹凸構造はヒンジ部と摘み部の間に形成されることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  7. ヒンジ部は、中央の窓部内に頂壁から形成される凸部形状の主部と、主部の両側の薄肉帯状の副部とからなり、ヒンジ蓋が開いた際に主部が窓部に係合固定されることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のキャップ。
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