JP5033617B2 - 蓋付カップ容器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば飲料等が収容される蓋付カップ容器に関する。
この種の蓋付カップ容器として、従来、例えば下記特許文献1に示されているように、上方に向けて開口した開口部がフィルム状の蓋体(以下、シール部材と記す。)によって封止されたカップ型容器(以下、カップ本体と記す。)と、カップ本体の上端部に被着され、シール部材を破断して開封する切刃部材(以下、切刃部と記す。)を有する開封部材(以下、蓋体と記す。)と、を備える構成が知られている。詳しく説明すると、切刃部は、蓋体の天板部に形成された注出用開口内に配設されており、シール部材の上方に配置されている。また、切刃部は、薄肉状のヒンジを介して天板部に連結されており、ヒンジを回転軸にして回転可能になっている。このような構成からなる蓋付カップ容器では、切刃部の上面に形成された押圧面(以下、押下部と記す。)を指等で押し下げることで、切刃部が下方に向けて回転してシール部材を破断し、カップ本体が開封される。そして、蓋付カップ容器を傾けることにより、カップ本体内の内溶液がシール部材の破断部分から蓋体内に流出し、蓋体の注出用開口から注出される。
一方、オイル等を収容する缶容器として、従来、例えば下記特許文献2に示されているように、蓋壁(シール部材に相当する。)を破断して容器本体(カップ本体に相当する。)を開封する破断刃部(切刃部)を有する揺動可能なレバーと、外気を容器本体内に流入させるための空気抜き口(空気孔に相当する)を蓋壁にあける副破断刃部(突部)を有する揺動可能な副レバーと、を備えた構成が知られている。レバー及び副レバーは、各中間部分に回転軸がそれぞれ設けられ、蓋壁の上面にそれぞれ回転軸回りに揺動可能に配設されている。また、レバーの一端部には破断刃部が形成され、副レバーの他端部には副破断刃部が形成されている。この密閉容器では、レバーの他端部を持ち上げてレバーを揺動させることで、レバーの一端部に形成された破断刃部によって蓋壁が破断され、蓋壁に内溶液の取出し口があけられる。また、副レバーの他端部を持ち上げて副レバーを揺動させることで、副レバーの一端部に形成された副破断刃部によって蓋壁が破断され、蓋壁に空気抜き口があけられる。
特開2005−22757号公報 特許第2772380号公報
しかしながら、上記した従来の蓋付カップ容器では、切刃部によって、内溶液を流出させるための開口がシール部材にあけられるが、カップ本体内に外気を流入させる空気孔がシール部材に形成されない。このため、カップ本体の開封後に蓋付カップ容器を傾けて注出口から内溶液を注出させる際に、カップ本体内に置換用の外気が流入しにくく、内溶液をスムーズに注出させることができない場合がある。
また、上記した従来の缶容器では、取出し口(注出口)の他に空気抜き口(空気孔)を蓋壁に形成することができるため、内溶液を取出し口からスムーズに注出させることができるが、取出し口をあけるためのレバーと空気抜き口をあけるための副レバーとをそれぞれ別々に設けられており、レバー及び副レバーをそれぞれ揺動させる必要があるため、開封作業が煩雑であるという問題がある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、内溶液をスムーズに注出させることができるとともにカップ本体を容易に開封することができる蓋付カップ容器を提供することを目的としている。
本発明に係る蓋付カップ容器は、内溶液が収容されるとともに上方に向けて開口した開口部がシール部材によって封止されたカップ本体と、該カップ本体の上端部に被着された蓋体と、を備える蓋付カップ容器において、前記蓋体には、前記シール部材の上方に間隔をあけて配設された押下部を有し、上方に膨出した形状から下方に膨出した形状に反転変形可能な反転部と、前記シール部材の上方に配設されるとともに前記反転部に連結され、前記シール部材を破断して前記カップ本体を開封する切刃部と、前記シール部材の上方に配設されるとともに前記反転部に連結され、前記カップ本体内に外気を流入させるための空気孔を前記シール部材にあける突部と、前記シール部材の破断部分を下方へめくるための揺動可能な揺動レバーと、が備えられ、前記蓋体には、内溶液を注出する注出口が形成され、前記切刃部は、前記注出口の内側に配設されるとともに、間隔をあけて対向配置された一対の側壁部と、一対の側壁部の間に設けられた前壁部と、を備えていて前記注出口の平面視でコ字形に形成され、前記揺動レバーは、前記切刃部の内側に配設されていることを特徴としている。
このような特徴により、指等で押下部を押し下げることにより、反転部が上方に膨出した形状から下方に膨出した形状に反転する。これにより、反転部に連結された切刃部及び突部は反転部の下方への反転動作に伴い下方(シール部材側)へそれぞれ移動し、切刃部によってシール部材が破断されるとともに突部によってシール部材に空気孔があけられる。
また、前記蓋体に、前記シール部材の破断部分を下方へめくるための揺動可能な揺動レバーが備えられているので、押下部を押し下げて切刃部によってシール部材を破断した後、指等で揺動レバーを揺動させることでシール部材の破断部分が下方へめくられてシール部材の開口が拡げられる。
また、本発明に係る蓋付カップ容器は、前記蓋体に、前記揺動レバーの側部を係止して該揺動レバーの角度を保持させる揺動レバー保持手段が備えられていることが好ましい。
これにより、指等で揺動された揺動レバーは、揺動レバー保持手段によって所定の角度(位置)で保持される。
また、本発明に係る蓋付カップ容器は、前記反転部に、前記押下部から下向きに傾斜して該押下部を支持する複数の傾斜壁部が備えられており、該複数の傾斜壁部が、平面視において前記押下部の周囲に均等に配設されていることが好ましい。
これにより、押下部を押し下げて反転部を反転させた際、押下部を平行に下降させることが容易となる。
本発明に係る蓋付カップ容器によれば、切刃部によってシール部材が破断されるとともに突部によってシール部材に空気孔があけられるので、蓋付カップ容器を傾けてカップ本体内の内溶液を注出させる際、空気孔からカップ本体内に外気が流入し、この外気が、切刃部による破断箇所から注出される内溶液と置換される。これにより、内溶液をスムーズに注出させることができる。また、反転部の下方への反転動作に伴って切刃部及び突部が下方へそれぞれ移動し、シール部材が破断されるとともにシール部材に空気孔があけられるので、切刃部及び突部をそれぞれ操作する必要がなく、カップ本体を容易に開封することができる。
以下、本発明に係る蓋付カップ容器の実施の形態について、図面に基いて説明する。
図1は本実施の形態における蓋付カップ容器1の縦断面図であって後述する図3に示すA−A間の断面図であり、図2は本実施の形態における蓋付カップ容器1の縦断面図であって後述する図3に示すB−B間の断面図であり、図3は蓋付カップ容器1の平面図であり、図4は開封時における蓋付カップ容器1の縦断面図である。
なお、下記の実施の形態では、蓋付カップ容器1のカップ本体2の開口側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、蓋付カップ容器1の飲み口側(図3における左側)を前方とし、その反対側(図3における右側)を後方とし、平面視において前後方向に直交する方向(図3における縦方向)を左右方向とする。また、図1に示す鎖線Lはカップ本体2の中心軸線であり、以下、単に中心軸線Lと記す。
図1、図2に示すように、蓋付カップ容器1は、内溶液を収容したカップ本体2と、カップ本体2の上端部に被着された蓋体3と、を備えている。
カップ本体2は、下方に向かうに従い漸次縮径された略円筒形状の胴部20と、胴部20の下端を閉塞する底部21と、を備えた構成からなり、カップ本体2の上端部は、上方に向けて開口した開口部22となっている。胴部20の上端には、カップ本体2の径方向の外側へ突出したフランジ部23がカップ本体2の全周に亘って形成されている。また、カップ本体2の開口部22は、カップ本体2内の内溶液が漏出しないようにフィルム状のシール部材24によって封止されている。詳しく説明すると、シール部材24は、例えばアルミ蒸着シート等のバリア性シート材からなり、カップ本体2の開口部22を閉塞するように張設されている。シール部材24の下面には熱溶着層が形成されており、シール部材24の外縁部は熱溶着によりフランジ部23の上面に全周に亘って貼着されている。このシール部材24によって空気等がカップ本体2内へと浸入することが防止される。
蓋体3は、図1から図3に示すように、カップ本体2のフランジ部23の上方に配設されて中心軸線L方向に延設された二重筒構造の周壁部30と、周壁部30の内側に配設された天壁部31と、周壁部30の下端に設けられてカップ本体2のフランジ部23に装着される環状の装着部32と、を備えている。
周壁部30は、円筒形状の外筒部33と、外筒部33の内側に配設された円筒形状の内筒部34と、から構成されている。外筒部33と内筒部34とは、中心軸線Lを共通軸として同軸上に配設されており、双方の上端部同士が連結されている。
天壁部31は、周壁部30(内筒部34)の内周面に沿って延設された外縁部40と、平面視において外縁部40の内側に配設された反転部35と、シール部材24の上方に配設されているとともに反転部35に連結された切刃部50と、シール部材24の上方に配設されているとともに反転部35に連結された突部60と、シール部材24の破断部分を下方へめくるための揺動可能な揺動レバー70と、を備えている。また、天壁部31の前方部分には、カップ本体2内の内溶液を注出する略矩形の注出口31aが形成されている。この注出口31aは、外縁部40及び後述する傾斜壁部37を切り欠いて形成されている。
外縁部40は、中心軸線Lの垂直面に平行する平面視C字形の板部であり、前方側が開かれている。外縁部40は、周壁部30の高さ方向(中心軸線L方向)の中間部分に配設されており、内筒部34の内周面から内筒部34の径方向の内側に向けて突出されている。
反転部35は、上方に膨出した形状から下方に膨出した形状に反転変形可能な部材であり、シール部材24の上方に間隔をあけて配設された押下部36と、押下部36の周囲に配設された傾斜壁部37と、が備えられている。
押下部36は、中心軸線Lに対して垂直に配設された平面視八角形の天板部36aと、天板部36aの外縁部から垂下された略八角筒状の周壁部36bと、を備えている。この押下部36は、平面視における周壁部30の内側の中央位置に配設されている。また、押下部36は、周壁部30の高さ方向(中心軸線L方向)の上側部分に配設されており、天板部36aは、外縁部40よりも上方に配設されている。また、押下部36は、複数の傾斜壁部37により支持されている。
傾斜壁部37は、押下部36の周壁部36bの上端部から下向きに傾斜された帯状の板部であり、周壁部36bの上端部と外縁部40の内縁部との間に架設されている。傾斜壁部37は、平面視において押下部36の四方に均等配置されている。具体的に説明すると、複数の傾斜壁部37は、押下部36を中心に平面視略X字状に配設されている。
傾斜壁部37の上端部と押下部36の外縁部、及び、傾斜壁部37の下端部と外縁部40の内縁部は、折り曲げ容易な薄肉状の折れ線部37aを介して連結されている。この折れ線部37aが屈曲変形することにより、傾斜壁部37と押下部36、及び、傾斜壁部37と外縁部40がそれぞれ相対的に折り曲げられて反転部35が反転される。
切刃部50は、シール部材24を破断してカップ本体2を開封させるためのものであり、押下部36の前方に配設されている。詳しく説明すると、切刃部50は、平面視コ字形の部材であり、注出口31aの内側に配設されている。切刃部50は、間隔をあけて対向配置された左右一対の略直角三角形状の側壁部51と、一対の側壁部の前端部間に設けられて内筒部34の内周面に沿って湾曲された前壁部52と、側壁部51の上端に設けられた略直角三角形状のリブ53と、を備えている。前壁部52の下端部は、下方に向かうに従い厚さが漸次小さくなった縦断面視三角形状になっている。
突部60は、カップ本体2内に外気を流入させるための空気孔をシール部材24にあけるためのものであり、押下部36の後側の周壁部36bの下端から後方に向かって突出したブラケット61の下面に垂設されている。ブラケット61は、中心軸線Lの垂直面に平行する板部であり、ブラケット61の上面の左右両側端には略直角三角形状のリブ62が立設されている。突部60は平面視十字状の突起であり、その下端部は下方に向かうに従い漸次縮径されて鋭角に形成されている。
揺動レバー70は、縦断面視く字形状に屈曲した板部材であり、一方の部分(上側板片70a)は上方に向かって起立され、他方の部分(下側板片70b)は前方に向かって下向きに傾斜されている。揺動レバー70は、切刃部50の内側に配設されており、その屈曲部分が薄肉状のヒンジ部71を介して押下部36の前側の周壁部36bの下端に連結されている。上側板片70aは、下側板片70bよりも左右方向の幅が大きく、上側板片70aの側面は、切刃部50のリブ53の内側面に摺接されている。なお、このリブ53が揺動レバー70の角度を保持させる揺動レバー保持手段となっている。
装着部32は、外筒部33の下端から外筒部33の径方向の外側に突出しているとともに外筒部33の全周に亘って形成されたフランジ部38と、フランジ部38の外縁部から垂下された垂筒部39と、を備えている。装着部32のフランジ部38は、カップ本体2のフランジ部23の上方に載置されており、シール部材24が貼着されたカップ本体2のフランジ部23に液密に圧接されている。垂筒部39の下端部の内周面には、垂筒部39の径方向の内側に突出した係止部39aが全周に亘って形成されており、この係止部39aがカップ本体2のフランジ部23の外縁部に係止されることによって垂筒部39がフランジ部23にアンダーカット嵌合されている。
次に、上記した構成からなる蓋付カップ容器1の作用について説明する。
まず、図4に示すように、指等で押下部36を押し下げ、反転部35を下方へ反転させる。詳しく説明すると、押下部36を下方に向けて押圧することにより、各折れ線部37aが折れ曲がって各傾斜壁部37がそれぞれ反転され、反転部35は上方に膨出した形状から下方に膨出した形状に変形する。このとき、傾斜壁部37が平面視において押下部36の四方に配設されており、4つの傾斜壁部37が平面視において押下部36の周囲に均等に配設されているので、押下部36を平行に下降させることが容易である。
上記した反転部35の下方への反転動作に伴い、反転部35に連結された切刃部50が下方(シール部材24側)へ移動する。これにより、切刃部50の前壁部52の下端によってシール部材24の前方部分が押し切られて破断されるとともに、そのシール部材24の破断箇所が切刃部50の側壁部51の下端によって下方へめくられてカップ本体2が開封される。
また、上記した反転部35の下方への反転動作に伴い、反転部35に連結された突部60が下方(シール部材24側)へ移動する。これにより、突部60の下端によってシール部材24の後方部分に空気孔があけられる。
次に、揺動レバー70の上側板片70aを指等で前方側に傾倒させ、揺動レバー70をヒンジ部71回りに揺動させる。これにより、揺動レバー70の下側板片70bがシール部材24の破断部分を押圧し、シール部材24の破断部分が下方へめくられてシール部材24の開口が拡げられる。このとき、揺動レバー70の上側板片70aの側面は、切刃部50のリブ53の内側面に摺接されているので、揺動レバー70は所定角度で保持される。
上記した構成からなる蓋付カップ容器1によれば、切刃部50によってシール部材24が破断されるとともに突部60によってシール部材24に空気孔があけられるので、蓋付カップ容器1を傾けてカップ本体2内の内溶液を注出させる際、空気孔からカップ本体2内に外気が流入し、この外気が、切刃部50による破断箇所から注出される内溶液と置換される。これにより、内溶液をスムーズに注出させることができる。
また、反転部35の下方への反転動作に伴って切刃部50及び突部60が下方へそれぞれ移動し、シール部材24が破断されるとともにシール部材24に空気孔があけられるので、切刃部50及び突部60をそれぞれ操作する必要がなく、カップ本体2を容易に開封することができる。
また、シール部材24の破断部分を下方へめくるための揺動可能な揺動レバー70が備えられており、この揺動レバー70を揺動させることでシール部材24の破断部分を下方へめくってシール部24材の開口を広げているので、カップ本体2内から十分な量の内溶液を注出させることができる。
また、このとき、上記揺動レバー70の上側板片70aの側面は、切刃部50のリブ53の内側面に摺接され、揺動レバー70はその角度で保持されるので、シール部24材の開口面積を適宜調整することができる。これにより、注出口31aから注出される内溶液の流量をコントロールすることができる。
また、4つの傾斜壁部37が平面視において押下部36の周囲に均等に配設されており、押下部36を平行に下降させることが容易なため、切刃部50と突部60とでシール部材24をほぼ同時に且つ確実に両方破断することができる。
以上、本発明に係る蓋付カップ容器の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、傾斜壁部37が平面視において押下部36の四方に配設されているが、本発明は、傾斜壁部37が少なくとも2つ設けられていればよく、例えば、平面視において押下部36の左右両側に傾斜壁部37がそれぞれ配設されたブリッジ状の構成であってもよい。特に、平面視において押下部36の周囲に偶数個の傾斜壁部37が均等に配設されていることが好ましく、これにより、より確実に押下部36を平行に下降させることができる。
また、上記した実施の形態では、隣り合う帯状の傾斜壁部37の間には略扇状の開口が開けられているが、本発明は、隣り合う帯状の傾斜壁部37の間に略扇状の傾斜壁部が形成されており、周壁部30の内側が閉塞された構成であってもよい。また、上記した実施の形態では、傾斜壁部37の下端が外縁部40に連結されているが、外縁部40が省略されて傾斜壁部37の下端が周壁部30の内周面に連結されていてもよい。
なお、本発明は、傾斜壁部37の位置や形状が特に限定されるものではない。
また、上記した実施の形態では、押下部36の前方側に切刃部50が配設され、押下部36の後方側に突部60が配設されているが、切刃部50や突部60の設置場所は適宜変更可能であり、例えば、突部60が押下部36の左右方向の側方に配設されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、平面視コ字状の切刃部50が備えられているが、本発明は、切刃部の形状は適宜変更可能であり、筒形状の切刃部であってもよい。
また、上記切刃部50の内側に揺動レバー70が配設されており、この揺動レバー70がヒンジ部71を介して押下部36に連結されているが、本発明は、揺動レバーが切刃部の外側に配設されていてもよく、また、揺動レバーが蓋体の周壁部30や外縁部40、傾斜壁部37などに連結されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、揺動レバー70の上側板片70aの側面が切刃部50のリブ53の内側面に摺接される構成の揺動レバー保持手段を備えているが、本発明における揺動レバー保持手段は、揺動レバー70の下側板片70bの側面が切刃部50の側壁部51の内側面に摺接された構成であってもよく、或いは、揺動レバーが切刃部の外側に配設され、揺動レバーの側面が蓋体の周壁部30や外縁部40、傾斜壁部37などに摺接された構成であってもよく、さらに、揺動レバーの側面に摺接させるための壁部を別途設けた構成であってもよい。
また、本発明における揺動レバー保持手段は、揺動レバー70の側面に摺接される構成に限定されず、揺動レバー70の側部が係止される構成であればよい。例えば、切刃部50のリブ53の内側面または切刃部50の側壁部51の内側面に凸リブを設けて、この凸リブを揺動レバー70の側部が乗り越えることで揺動レバー70が係合保持され、揺動レバー70の角度が保持される揺動レバー保持手段であってもよい。
なお、上記したような揺動レバー保持手段が備えられていない構成にすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、押下部36を押し下げた後、揺動レバー70を指等で揺動させているが、本発明は、押下部36を押し下げに連動して揺動レバー70が揺動する構成にすることも可能である。さらに、上記揺動レバー70が省略された構成にすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、カップ本体2と蓋体3とを備える蓋付カップ容器1について説明しているが、本発明は、蓋体3の上に図示せぬオーバーキャップを被着させ、当該オーバーキャップの内側に蓋体3を収容させた構成にすることも可能である。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施の形態を説明するための蓋付カップ容器の縦断面図である。 本発明の実施の形態を説明するための蓋付カップ容器の縦断面図である。 本発明の実施の形態を説明するための蓋付カップ容器の平面図である。 本発明の実施の形態を説明するための開封時の蓋付カップ容器の縦断面図である。
符号の説明
1 蓋付カップ容器
2 カップ本体
3 蓋体
22 開口部
24 シール部材
35 反転部
36 押下部
37 傾斜壁部
50 切刃部
53 リブ(揺動レバー保持手段)
60 突部
70 揺動レバー

Claims (3)

  1. 内溶液が収容されるとともに上方に向けて開口した開口部がシール部材によって封止されたカップ本体と、該カップ本体の上端部に被着された蓋体と、を備える蓋付カップ容器において、
    前記蓋体には、
    前記シール部材の上方に間隔をあけて配設された押下部を有し、上方に膨出した形状から下方に膨出した形状に反転変形可能な反転部と、
    前記シール部材の上方に配設されるとともに前記反転部に連結され、前記シール部材を破断して前記カップ本体を開封する切刃部と、
    前記シール部材の上方に配設されるとともに前記反転部に連結され、前記カップ本体内に外気を流入させるための空気孔を前記シール部材にあける突部と、
    前記シール部材の破断部分を下方へめくるための揺動可能な揺動レバーと、
    が備えられ
    前記蓋体には、内溶液を注出する注出口が形成され、
    前記切刃部は、前記注出口の内側に配設されるとともに、間隔をあけて対向配置された一対の側壁部と、一対の側壁部の間に設けられた前壁部と、を備えていて前記注出口の平面視でコ字形に形成され、
    前記揺動レバーは、前記切刃部の内側に配設されていることを特徴とする蓋付カップ容器。
  2. 請求項記載の蓋付カップ容器において、
    前記蓋体には、前記揺動レバーの側部を係止して該揺動レバーの角度を保持させる揺動レバー保持手段が備えられていることを特徴とする蓋付カップ容器。
  3. 請求項1または2に記載の蓋付カップ容器において、
    前記反転部には、前記押下部から下向きに傾斜して該押下部を支持する複数の傾斜壁部が備えられており、
    該複数の傾斜壁部が、平面視において前記押下部の周囲に均等に配設されていることを特徴とする蓋付カップ容器。
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