JP2673160B2 - シール押し破り機能を有する容器蓋 - Google Patents

シール押し破り機能を有する容器蓋

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JP2673160B2
JP2673160B2 JP63145670A JP14567088A JP2673160B2 JP 2673160 B2 JP2673160 B2 JP 2673160B2 JP 63145670 A JP63145670 A JP 63145670A JP 14567088 A JP14567088 A JP 14567088A JP 2673160 B2 JP2673160 B2 JP 2673160B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、容器口部に設けられたシール用の金属箔
を、極めて容易に押し破る機能を備える容器蓋に関す
る。
(従来技術及びその問題点) 容器の口部にアルミ箔等の金属箔シールを設けて成る
シール機構は、食品用容器等の種々の容器、特にプラス
チック容器に適用されている。
この種のシール機構は良好な密封保持性を有している
ものの、手による開封が比較的困難であるため、容器蓋
にシール開封機能を持たせ、該容器蓋の開栓と同時にシ
ールの突き破りを行なうという手段が提案されている
(実開昭57−120430号公報参照)。
然しながら、先行技術のこの容器蓋においては、シー
ル突き破り部材が容器蓋の内壁に沿って下方に移動し、
これにより容器口部に設けられた金属箔シールの突き破
りを行なうものであるから、シール突き破り部材の移動
距離に応じて容器蓋の高さを大きくしなければならない
という欠点がある。
従って本発明の目的は、容器蓋の高さにかかわらず、
シールの突き破り部材の移動距離を大きくとることがで
き、容器口部に設けられた金属箔シールの突き破りを有
効に行なうことができる容器蓋を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、金属箔シールを備えた容器口部に位
置固定される筒状支持体と、該支持体に開閉可能に設け
られる蓋体とから成る容器蓋において、 前記筒状支持体には、その開口部を径方向に延びてい
る可撓性の梁が設けられており、 該梁は、筒状支持体が容器口部に位置決められた場合
において、容器口部の金属箔シールに対して上に凸の形
となる様に湾曲しているとともに、 該梁の中央部分には、下方に突出したシール押し破り
用の突起が形成されており、且つ該シール押し破り用突
起の近傍にシール押し広げ用の突起が形成されているこ
とを特徴とするシール押し破り機能を有する容器蓋が提
供される。
(作 用) 本発明の容器蓋の重要な特徴は、容器口部に設けられ
た金属箔シールに対して上に凸の形状の可撓性の梁を設
け、該梁にシール押し破り部材を設けた点にある。
即ち、金属箔シールを押し破るためには、前記梁を指
等で押圧すれば、該梁は反転して下に凸の形状となり、
この結果としてシール押し破り部材が下方に移動し、金
属箔シールの押し破りが行なわれるのである。
この場合、シール押し破り部材を備えた可撓性の梁が
上に凸の形から下に凸の形に反転するため、シール押し
破り部材の移動距離を大きく設定することが可能となる
ものである。
しかも本発明においては、上記シール押し破り用突起
の近傍には、シール押し広げ用の突起が形成されてい
る。従って、押し破られた金属箔シールは直ちに押し広
げられ、押し破られた金属箔シールにより内容液の通路
が遮断されることなく、スムーズに内容液の注出を行う
ことが可能となる。
(発明の好適な態様) 本発明を以下、添付図面に示す具体例に基づいて詳細
に説明する。
本発明の容器蓋の即断面を示す第1図において、この
容器蓋は、容器口部1に位置固定される筒状支持体2
と、該支持体2に開閉可能に設けられた蓋体3とから成
る。
即ち、蓋体3はヒンジ4を介して旋回可能に支持体2
に連結されている。
更に蓋体3の位置決めをしっかりと行なうために、支
持体2には、蓋体3のスカート部3aと係合するための周
状突起5及び蓋体3の天面部3bの内面に設けられた突起
6と係合するための周状突起7が設けられている。
これら支持体2及び蓋体3は、ポリプロピレン等の剛
性プラスチック材料から構成される。
本発明においては、前記筒状支持体2には、その内周
縁から開口部を径方向に延びている可撓性の梁10が設け
られる。
この梁10は、容器口部1に設けられているアルミ箔等
の金属箔シール100の上側に位置しており、且つ該シー
ル100に対して上に凸となる様に湾曲している。
該梁10は、撓みやすい様に薄肉となっており、例えば
可撓性を有している限り、ポリプロピレン等の剛性プラ
スチック材料で形成されていてもよいし、或いはポリエ
チレンエラストマー、軟質塩ビ等の柔軟性のプラスチッ
クで形成されていてもよい。
上述した梁10は、通常複数個設けられており、これら
の梁10の中央交差部分には、シール押し破り用突起11が
設けられる。
このシール押し破り用突起11は、その平断面の一例を
示す第2−A図及び第2−B図から明らかな通り、十字
形(第2−A図)或いは三角形状(第2−B図)をして
おり、その下方先端部分は、シール100を押し破るため
に鋭利に加工されている。
また梁10には、前記シール押し破り用突起11の近傍
に、シール押し広げ用突起12,12が設けられている。
本発明によれば、上記突起11及び12の作用によって、
容器口部1に設けられた金属箔シール100の押し破り及
び押し広げが行なわれる。
即ち、これら突起11,12の作用を説明するための第3
図において、蓋体3を開封状態とした後、前記梁10を指
等で容器口部1側に押圧することにより、前記突起11が
下降し、金属箔シール100が突き破られる。
この際、梁10が撓み、第1図に示す様な凸形から第3
図に示す様な凹形に反転し、最下方位置まで下降する
と、手を離しても梁10はそのままの状態に保持される。
従って第1図の様に垂直方向を指向している突起12
は、梁10の反転と同時に、第3図に示される通り、外側
に広がった状態となり、突起11によって突き破られた金
属箔シール100は容器口部壁側に押し広げられるので、
容器内容物の注ぎ出しはスムーズに行なわれる。
尚、第3図に明瞭に示されている通り、梁10の間に
は、容器内容物注ぎ出し通路となる注出穴20が形成され
ている。
上述した本発明の容器蓋においては、凸形の梁10の高
さをh1及び反転した凹形の梁10の凹みをh2とすると、押
し破り用突起11の下降距離hは、 h=h1+h2 で表わされることが理解されよう。
ここで、h1≒h2であること、及び容器蓋の高さは、実
質的にはh1に等しいことを考慮すれば、本発明によれ
ば、押し破り用突起11の下降距離hを、容器蓋の高さの
約2倍とすることができるのである。
一方、先行技術の様に、容器蓋の開栓に際して容器蓋
の側壁に沿ってシール押し破り用突起が降下してシール
の破断を行なうタイプのものでは、該突起の降下距離が
最大限容器蓋の高さであり、この降下距離を大きくする
ためには、容器蓋の高さを必要以上に大きくしなければ
ならない。
而して本発明によれば、上記の如く、突起11の下降距
離hを容器蓋高さの約2倍とすることが可能であり、こ
のことは背の低い容器蓋としても、突起11の移動距離を
大きくすることができ、有効に金属箔シールの破断を行
ない得ることを意味する。
尚、添付図面に示す具体例では、蓋体3が筒状支持体
2にヒンジ連結されているが、勿論この様な態様に限定
されず、蓋体3と筒状支持体2とが螺子係合されている
態様に本発明を適用することも可能である。
(発明の効果) 本発明の容器蓋は、蓋の高さを必要以上に大きくする
ことなく、極めて背を低く設定しても、突起の下降距離
を大きくすることが可能であり、容器口部に設けられた
金属箔シールの破断を有効に行なうことができる。
また、金属箔シールの突き破りと同時に、該シールの
押し広げをも行なうことが可能であり、容器内容物の注
ぎ出しを有効に行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の容器蓋の即断面を示す図、 第2−A図及び第2−B図は、第1図の容器蓋に使用さ
れるシール押し破り用突起の好適な断面形状の例を示す
図、 第3図は、第1図の容器蓋の金属箔シール破断機能を説
明するための図である。 1……容器口部、2……筒状支持体、 3……蓋体、10……梁 11……シール押し破り用突起、 12……シール押し広げ用突起、 100……金属箔シール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属箔シールを備えた容器口部に位置固定
    される筒状支持体と、該支持体に開閉可能に設けられる
    蓋体とから成る容器蓋において、 前記筒状支持体には、その開口部を径方向に延びている
    可撓性の梁が設けられており、 該梁は、筒状支持体が容器口部に位置決められた場合に
    おいて、容器口部の金属箔シールに対して上に凸の形と
    なる様に湾曲しているとともに、 該梁の中央部分には、下方に突出したシール押し破り用
    の突起が形成されており、且つ該シール押し破り用突起
    の近傍にシール押し広げ用の突起が形成されていること
    を特徴とするシール押し破り機能を有する容器蓋。
JP63145670A 1988-06-15 1988-06-15 シール押し破り機能を有する容器蓋 Expired - Fee Related JP2673160B2 (ja)

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