JP6057729B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測色機能を備えた画像形成装置および測色装置に関する。
多色画像を形成する多色画像形成装置には、長期間にわたって色味の安定した画像を記録材上に形成することが要求される。これを実現するためには、それぞれ色の異なる複数のパターンを記録材上に形成し、それを測色器で測定し、画像形成条件にフィードバックすればよい(特許文献1、2)。
特開2005−292431号公報 特開2006−11205号公報
ところで、特許文献1によれば、測色時の記録材の姿勢を安定させるために2つの搬送ガイドにより記録材を挟持することが提案されている。そのため、搬送ガイドを駆動する駆動源が必要になってしまう。また、特許文献2によれば、テストパターンを検知するときにカラーセンサを搬送路内に突出させて記録材に接触させ、テストパターンを検知しないときはカラーセンサを搬送路から退避させることが記載されている。つまり、通常時はこれらが離間しており、測色時にのみこれらが接近する。特許文献1と比較して特許文献2では、一方の搬送ガイドの役割をカラーセンサが果たしているため、一方の搬送ガイドを省略できる利点がある。
しかし、特許文献2の発明では、テストパターンを検知しないときは、カラーセンサとそれに対向する付勢板とが離間しており、カラーセンサが、残留浮遊している紙粉や外部からの塵埃等によって汚れてしまうことがある。カラーセンサの汚損は、測色精度を低下(光量の低下・迷光量の増大)させ、その結果、色味の変動を抑制しにくくなる。なお、測色時には、カラーセンサと付勢板との間をこれらに接触しながら記録材が通過するため、カラーセンサの測色窓部を清掃することができる。しかし、清掃間隔が長くなってしまうと、汚損の程度が進展してしまい、テストパターンが形成された1枚の記録材を通過させるだけでは十分に測定窓を清掃できない可能性がある。
そこで、本発明は、従来よりも測色器の汚れを削減可能な多色画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、たとえば、
トナー画像を記録材上に定着させる定着手段と、
記録材の搬送方向で前記定着手段よりも下流に位置する両面搬送路に設けられ、当該記録材に形成されたテストパターンを測色する測色手段と、
前記測色手段に対して前記両面搬送路を挟んだ対向側に配置された対向部材と、
前記測色手段または前記対向部材を駆動して前記測色手段と前記対向部材を接近または離間させる駆動手段と、
記録材の片面に画像を形成する片面画像形成を行うか、記録材の両面に画像を形成する両面画像形成を行うかを制御する制御手段と
を有し、
前記制御手段は、前記片面画像形成を行う場合、前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を接近させておくことを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、本発明は、
トナー画像を記録材上に定着させる定着手段と、
記録材の搬送方向で前記定着手段よりも下流に位置する両面搬送路に設けられ、当該記録材に形成されたテストパターンを測色する測色手段と、
前記測色手段に対して前記両面搬送路を挟んだ対向側に配置され、白色基準板を備えた対向部材と、
前記測色手段または前記対向部材を駆動して前記測色手段と前記対向部材を接近または離間させる駆動手段と、
記録材の片面に画像を形成する片面画像形成を行うか、記録材の両面に画像を形成する両面画像形成を行うかを制御する制御手段と
を有し、
前記制御手段は、前記両面画像形成を行う場合、前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を接近させておき、1面目に画像が形成された記録材が前記両面搬送路を通過するときには前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を一時的に離間させることを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、本発明は、
トナー画像を記録材上に定着させる定着手段と、
記録材の搬送方向で前記定着手段よりも下流に位置する両面搬送路に設けられ、当該記録材に形成されたテストパターンを測色する測色手段と、
前記測色手段に対して前記両面搬送路を挟んだ対向側に配置され、白色基準板を備えた対向部材と、
前記測色手段または前記対向部材を駆動して前記測色手段と前記対向部材を接近または離間させる駆動手段と、
記録材の片面に画像を形成する片面画像形成を行うか、記録材の両面に画像を形成する両面画像形成を行うかを制御する制御手段と
を有し、
前記制御手段は、前記測色手段を記録材に当接させるための条件である当接条件が満たされると、記録材に前記テストパターンが形成されているか否かに関わらず、前記測色手段と前記対向部材を接近させて前記測色手段を記録材に当接させ、
前記当接条件は、前記対向部材に設けられた白色基準板の前記測色手段による測色結果が許容範囲から逸脱していることであることを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、本発明は、
トナー画像を記録材上に定着させる定着手段と、
記録材の搬送方向で前記定着手段よりも下流に位置する搬送路に設けられ、当該記録材に形成されたテストパターンを測色する測色手段と、
前記測色手段に対して前記搬送路を挟んだ対向側に配置された対向部材と、
前記測色手段または前記対向部材を駆動して前記測色手段と前記対向部材を接近または離間させる駆動手段と、
前記駆動手段を制御する制御手段と
を有し、
前記制御手段は、前記測色手段と前記対向部材との間に記録材が存在しない状態において、前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を接近させ、当該状態は、前記測色手段が測色を実行しない測色待機状態であることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、従来よりも測色器の汚れを削減可能な画像形成装置を提供できる。
画像形成装置の一例を示す図 テストパターンの一例を示す図 測色モードにおける測色器の位置を示す図 測色器の退避位置を示す図 測色窓部を対向部材で保護するときの測色器の位置を示す図 両面画像形成モードにおける測色器の退避位置を示す図 両面画像形成モードにおける測色器の清掃位置を示す図 実施例と比較例とにおける各モードごとの当接/離間状態を示す表 制御ユニットの概略を示す図 測色窓部の清掃処理を含む画像形成方法を示すフローチャート 画像形成装置の他の例を示す図 測色モードの詳細を示すフローチャート 清掃処理を示すフローチャート
本発明によれば、従来よりも測色器の汚れを削減する方法として、測色器の測色窓部に汚れを付きにくくする方法と、測色器を記録材により清掃する機会を増やす方法との少なくとも一方を採用する。従来は、通常時に測色器と付勢板(対向部材)とが離間しており、測色時にのみ測色器と付勢板とを近接ないしは当接させていた。つまり、測色器と付勢板とが離間している時間が非常に長いため、その間に測色器の測定窓部に汚れが付着していた。そこで、いくつかの実施例では、原則として、測色器と付勢板とを近接ないしは当接させておき、必要に応じてこれらを離間させる。よって、測色器と付勢板とが離間している時間が従来よりも短くなり、測色窓部に汚れが付きにくくなる。また、いくつかの実施例では、測色時でなくても所定の条件を満たしたときには記録材によって測色窓部を清掃させる。よって、測色窓部の汚れが従来よりも固着しにくくなる。
[多色画像形成装置の概略]
図1を用いて、多色画像形成装置の一例について説明する。画像形成装置100は、中間転写ベルト37を採用したタンデム方式の画像形成装置である。画像形成部は、それぞれ異なる色のトナーでトナー像を形成する4つのステーションを有している。なお、参照番号の最後に付与しているYMCKは、トナーの色であるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを示している。なお、4色の共通した事項を説明するときは、参照番号からYMCKを省略して表記する。
感光ドラム31は、アルミシリンダの外周に有機光導電層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転する像担持体である。駆動モータは感光ドラム31を画像形成動作に応じて時計周り方向に回転させる。本体制御部55が画像信号を受け取ると、作像制御部56に画像形成を指示する。作像制御部56は、給紙ローラ45、46を回転させ、給紙カセット44から記録材Pを搬送路に送り出す。作像制御部56は、記録材Pの位置をトナー画像の搬送位置に同期させるために、搬送ローラ対47を制御する。搬送ローラ対47はレジストローラペアと呼ばれることもある。
作像制御部56は、帯電ローラ32に帯電バイアスを印加することで、感光ドラム31の表面を一様に帯電させる。作像制御部56は、画像信号に応じて露光スキャナ部33を制御してレーザ光を出力させ、感光ドラム31の表面に静電潜像を形成させる。作像制御部56は、現像器38に現像バイアスを印加し、現像器38からトナーを供給して静電潜像をトナー像へと現像する。なお、現像バイアスは、スリーブ35に印加される。なお、感光ドラム31、帯電ローラ32および現像器38は一体に構成され、画像形成装置100の本体から脱着可能なトナーカートリッジ39を形成している。
中間転写ベルト37は、感光ドラム31Y、31M、31C、31Kに接触しており、感光ドラム31Y、31M、31C、31Kの回転と同期して回転する中間転写体および像担持体である。現像された単色のトナー像は一次転写ローラ34に印加された一次転写バイアスの作用により、順次、中間転写ベルト37に転写される。これにより、中間転写ベルト37上には多色のトナー像が形成される。
中間転写ベルト37上に形成された多色トナー像は駆動ローラ41と二次転写ローラ43とで形成される二次転写ニップ部に搬送される。搬送ローラ対47に挟持された状態で待機していた記録材Pが搬送ローラ対47により二次転写ニップ部に搬送される。二次転写ローラ43には二次転写バイアスが印加されており、中間転写ベルト37上の多色トナー像が記録材P上に一括転写される。
定着器51は、トナー画像を記録材上に定着させる定着手段である。定着器51は、記録材Pを搬送させながら、転写された多色トナー像を溶融定着させる。定着ローラ57は、ヒータ59を有し、記録材Pを加熱する。加圧ローラ58は、記録材Pを定着ローラ57に圧接させる。
多色トナー像を担持した記録材Pは定着ローラ57と加圧ローラ58により搬送されるとともに、熱および圧力を加えられ、トナー像が記録材Pの表面に定着される。トナー像が定着された記録材Pは、排出ローラ50によって排紙トレイ52に排出される。なお、1面目だけでなく2面目へ画像を形成する場合、排出ローラ50でのスイッチバック動作によって、両面搬送路Dを経由して再び搬送ローラ対47に渡される。その後、上述した一連の画像形成動作が行われて記録材Pの2面目へ画像が形成される。
測色器10は、記録材の搬送方向で定着手段よりも下流に位置する搬送路に設けられ、当該記録材に形成されたテストパターンを測色する測色手段として機能する。測色器10は、たとえば、記録材Pに形成されたテストパターンに光を照射する発光部と、テストパターンからの反射光を受光する受光部とを有したカラーセンサを備えている。測色器10は、両面搬送路Dにおいて、テストパターンを測色するために、長手中央位置に配置されている。ここで、長手方向とは、記録材Pの搬送方向と直交した方向である。
[テストパターン]
図2を用いてテストパターンの一例について説明する。作像制御部56は、本体制御部55から測色の実行を指示されると、テストパターンTの形成を開始する。テストパターンTは、記録材P上に形成される画像の色味を適正に維持するために使用される画像である。テストパターンTには、色や階調の異なる複数のパターンが含まれている。測色器10によりテストパターンTを読み取り、その読取結果を用いて作像制御部56は、画像形成条件(帯電バイアス、現像バイアス、転写バイアス、濃度/階調変換テーブルなど)を調整する。なお、測色結果を用いた画像形成条件の調整方法は公知であるため、ここではその説明を省略する。
<実施例1>
実施例1では、原則として、測色器10と対向部材16とを近接ないしは当接させておき、必要に応じてこれらを離間させる。よって、実施例1における測色器10と対向部材16とが離間している時間が、原則として測色器10と対向部材16とを離間させておく比較例の時間と比較して、短くなるため、測色窓部11に汚れが付きにくくなる。また、実施例1では、測色だけでなくても所定の条件を満たしたときにも測色窓部11を搬送路に突出させて記録材Pに当接させ、測色窓部11の清掃を実行する。よって、測色時にのみ測色窓部11を搬送路に突出させる比較例と比較して、測色窓部11の汚れが固着しにくくなる。
図3、図4を用いて、測色器10の基本的な動作について説明する。図3は、測色器10が両面搬送路D内に突出し、測色器10の測色窓部11と対向部材16とで記録材Pを狭持搬送している状態(突出状態・当接状態)を示している。図4は、両面搬送路Dに対して測色器10が退避している状態(退避状態・離間状態)を示している。
測色器10のカラーセンサ17は、ホルダー12によって保持されている。カラーセンサ17の測色窓部11は、ホルダー12の突出方向の先端部に設けられている。カラーセンサ17は、LEDなどの発光部と、光電変換素子などの受光部とを備えている。ホルダー12には付勢ばね13が取り付けられている。付勢ばね13はホルダー12を矢印Aが示す方向に付勢している。矢印Bは、記録材の搬送方向を示している。両面搬送路Dは、2つの搬送ガイドによって構成されている。測色窓部11は、両面搬送路Dの内部まで突出し、対向して設けられている対向部材16に対して接近している。ここで、接近とは、測色窓部11が対向部材16に当接しているか、通過する記録材Pが測色窓部11に当接するほどに測色窓部11が対向部材16に近接することをいう。対向部材16は、測色器10に対して搬送路を挟んだ対向側に配置された対向部材として機能する。測色器10側に設けられている搬送ガイドの一部には、測色器10が突出および退避するための穴が設けられている。記録材Pは、測色器10の測色窓部11と対向部材16によって狭持されつつ、不図示の搬送ローラによって搬送力を付与され、両面搬送路Dを矢印Bの方向に移動する。
測色器10のカラーセンサ17は、測色窓部11を記録材Pが通過するときに、記録材P上に形成されているテストパターンTを測色する。測色が終了すると、作像制御部56は、カム部15を回転させ、ホルダー12のリフトアーム部14を押し上げる。図4が示すように、付勢バネ13による付勢力に打ち勝って、測色器10が両面搬送路Dから退避する。つまり、測色器10は、矢印Cの方向に移動する。これにより、測色窓部11と対向部材16との間には空間が生じ、測色窓部11が開放状態となる。
上述したように、比較例では、測色を実行しない通常時に測色窓部11が搬送路空間にむき出しの状態となるため、通紙等によって発生して飛散している紙粉等が測色窓部11に付着しやすかった。つまり、比較例は、図3に示した当接状態の時間よりも図4に示した離間状態の時間がきわめて長かったため、汚れやすかった。
次に、本実施例の特徴的な測色器10の状態を図5、図6、図7を用いて説明する。画像形成が実施される状態は3通りある。1つ目の状態は、記録材Pの1面目のみに画像を形成する片面画像形成状態(片面画像形成モード)である。2つ目の状態は、記録材Pの1面目と2面目にそれぞれ画像を形成する両面画像形成状態(両面画像形成モード)である。3つ目の状態は、測色を実行する測色状態(測色モード)である。
●片面画像形成状態
本体制御部55により片面画像形成を指示される前の待機状態において、作像制御部56は、カム部15を回転させて、測色器10を図5の位置に移動させている。図5が示すように、付勢ばね13が矢印Aの方向にホルダー12を移動させるため、両面搬送路Dの内部に測色器10が侵入し、測色窓部11が対向部材16に当接する。測色窓部11は、対向部材16によって覆われるため、測色窓部11に紙粉等が付着しにくい状態になっている。なお、必ずしも待機状態における全ての期間に測色器10と対向部材16を当接させておく必要はない。たとえば、画像形成が終了してから所定時間後からのタイミングや、画像形成の指示を受信したタイミングなどにおいて当接させることによっても、測色窓部11に紙粉等が付着しにくい状態とすることができる。
画像形成部は、記録材Pの片面に画像を形成しているため、両面搬送路Dを記録材Pが通過することはない。ところで、画像形成装置100の内部を記録材Pが搬送される過程で浮遊紙粉が発生し、これがファン等により発生する空気の対流により移動する。また、画像形成装置100の外部から塵埃等の浮遊物が侵入してくることもある。本実施例では、片面画像形成状態においては、測色器10の測色窓部11を対向部材16によって保護しているため、測色窓部11に紙粉や塵埃等の汚れが付着しにくくなる。
●測色状態
すでに図3に示したように、測色器10が測色を実行するときには、測色器10は対向部材16に対して近接ないしは当接する。これは、測色器10が、両面搬送路Dを搬送されてくる記録材Pのテストパターンを読み取らなければならないからである。すなわち、測色器10は、両面搬送路Dに対して突出し、対向部材16とともに記録材Pを狭持搬送する。このとき、記録材Pに対して測色窓部11は擦過状態にある。よって、測色窓部11の表面(記録材Pに対する当接面)に汚損があったとしてもある程度であれば、記録材Pの先端部や記録材P上のテストパターンの前後に残されたトナーの付着していない部分(白紙部)により、清掃が可能となる。
●両面画像形成状態(離間状態)
両面画像形成状態には、2つのモードが存在する。記録材Pの1面目に画像が形成されると、2面目に画像を形成するために、記録材Pは両面搬送路Dを通過しなければならない。このとき、作像制御部56は、カム部15を回転させ、測色器10を両面搬送路Dの外部へと退避させる。これにより、記録材Pが測色器10の配置位置においてジャムとなる確率を減らすことができる。また、記録材Pは、測色器10と対向部材16とによって狭持されないため、擦過による画像欠陥も発生しにくくなる。元来、測色状態において通紙および測色に問題が無いようにばね13の付勢力を設計しているため、測色器10と対向部材16とが当接していてもその弊害は小さい。しかし、測色器10と対向部材16とによって擦過が発生する以上は弊害を完全にゼロに保証することは難しい。そこで、擦過による問題が発生する確率をさらに減らすために、両面画像形成状態においては、基本的に、測色器10と対向部材16とを離間させる。
●両面画像形成状態(当接状態)
上述したように、測色器10と対向部材16とを離間していると、紙粉やトナー粉、塵埃などが測色窓部11に付着する可能性がある。そこで、所定の条件の下で測色器10を記録材Pに積極的に当接させることとする。測色窓部11が記録材Pに軽微に擦過摺擦するため、測色窓部11の汚損を減少させることが可能となる。この状態を図7に示す。ここでは両面画像形成状態において記録材Pを測色窓部11と対向部材16とにより狭持する場合のみを示しているので記録材Pを破線で示している。
図8を用いて各画像形成モードにおける測色器10の状態について説明する。ここでは、比較例と実施例とを比較する。ここでの比較例では、測色時以外の他のタイミングでは測色器10が離間状態となっている。よって、測色器10の測色窓部11が暴露されているため、片面画像形成モードや両面画像形成モードにおいて汚れが測色窓部11に付着しやすかったといえる。
一方で、本実施例では、片面画像形成モードにおいて測色器10の測色窓部11が対向部材16に当接している。測色窓部11に汚れが付着しにくくなる。両面画像形成モードにおいても所定の条件が満たされると、測色窓部11が対向部材16に当接する。このように、実施例1においては片面画形成モード、測色モードおよび両面画像形モード(特定条件を満たした状態)では、測色窓部11と対向部材16とが当接状態に維持される。よって、測色窓部11には汚れが付着しにくくなる。また、それ以外の状態として、画像形成が行われていない待機状態においても、測色窓部11と対向部材16を当接状態とすれば、測色窓部11に汚れが付着しにくい状態とすることができる。
[両名画像形成モードにおける測色器の当接条件]
画像形成装置100の処理能力を40PPMと仮定する。40PPMとは、1分あたりに40枚のA4ヨコの記録材Pに画像を形成できることを意味する。画像形成装置100をフル稼働させ、月間20万枚程度の画像を形成することを考える。月間の実稼働日を20日とすると、1日あたりの出力枚数は1万枚と仮定できる。このうち、10%程度が両面画像作像作業とすると、1000枚が両面搬送路Dを通過することとなる。発明者らが検討した結果によれば、測色窓部11が暴露された状態で2000枚を両面搬送路Dに通紙したとしても、測色窓部11に付着する紙粉等の汚れは十分に少なかった。つまり、測色への影響は小さいことが判明している。
ところで、測色器10を用いて色の校正管理を希望するユーザの多くは画像形成装置100の出力枚数が規定枚数に達すると測色校正を実施する。その規定枚数を1000枚と仮定した場合、常に1000枚通紙したごとに測色と同時に測色器10の当接動作が実施されることになる。よって1000枚ごとの定期的な通紙が行われるならば、測色窓部11と記録材Pの間での擦過による清浄作用で、測色器10の測色窓部11は測定に影響の無いことを保証される。よって、両面画像形成モードにおいて測色窓部11を記録材Pに対して当接する必要がないといえる。
他のユーザは、通常、色校正作業を実施していないが、時々、色を管理したいことがある。よって、このようなユーザは任意のタイミングで色校正測色作業を実施する。通常、片面画像形成モードにおいて、測色器10の測色窓部11は対向部材16によって覆われている。よって、測色窓部11の汚損の可能性は非常に小さい。一方で、両面画像形成モードにおいては、原則として、測色窓部11が対向部材16によって保護されることなく、両面搬送路Dを記録材Pが通過する。よって、この状態を長時間にわたって継続すると、測色窓部11が汚損される確率が高まるであろう。
このような測色窓部11の汚損に関する通紙枚数の限度値は先に述べたように2000枚である。この限度値に対して、たとえば、余裕をみて閾値を半分の1000枚と設定すれば、1000枚を通紙することができる。そこで、1000枚の記録材Pが両面搬送路Dに通紙されたときに、作像制御部56は、強制的に測色器10を両面搬送路Dに突出させて記録材Pに当接させ、測色窓部11を記録材Pによって清掃する。
なお、詳細な清掃タイミングとしては、たとえば、両面搬送路Dに1000枚の記録材Pが通過したときの両面画像形成ジョブにおいて、そのジョブの最終記録材Pが測色器10を通過するタイミングとしてもよい。このタイミングは、ユーザのジョブ待ち時間に関しても有効なタイミングかもしれない。ここで、測色器10を清掃する記録材Pを最終記録材のみとする理由は、次のとおりである。記録材Pに形成された高濃度の画像が測色器10に当接すると、擦過跡が付いたりする。また、記録材Pの搬送不良(いわゆるジャム)が発生することもある。これらの発生確率は、測色器10に当接する記録材Pの枚数に比例すると考えられる。よって、測色器10に当接する記録材Pの枚数を少なくすることが望ましい。
このように、不定期的に色校正管理を実施するユーザであっても、本実施例では、両面搬送路Dを通過する記録材Pの枚数に応じて、記録材Pにより測色窓部11の清掃を実行することで、測色窓部11の汚損を抑制できるようになる。また、これにより、測色精度を維持できるため、ユーザは安定した色校正管理状態を常時利用することができる。なお、ここでの清掃のタイミングを決めるための閾値は一例であり、例えば画像形成装置の個体差やユーザの求める精度等の条件において、画像形成枚数は任意に設定することも可能である。
[フローチャート]
図9は、制御ユニットの一例を示す。搬送ローラ駆動モータ61は、作像制御部56から供給される駆動信号にしたがって搬送ローラを駆動する。搬送ローラ駆動モータ61は、複数であってもよいし、1つであってもよい。搬送ローラ駆動モータ61が少数の場合は、クラッチやギアを介して複数の搬送ローラを個別に駆動してもよい。バイアス印加部62は、作像制御部56から供給される電圧設定信号にしたがって帯電バイアス、現像バイアス、転写バイアスを生成する。カム駆動モータ63は、測色器10または対向部材16を駆動して測色器10および対向部材16を接近または離間させる駆動手段として機能する。カム駆動モータ63は、たとえば、作像制御部56から供給される駆動信号にしたがってカム部15を駆動する。よって、作像制御部56は、駆動手段を制御する制御手段の一例である。測色器10は、記録材上に形成されたテストパターンTを読み取り、読み取り結果を作像制御部56に出力する。作像制御部56は、テストパターンTの読み取り結果にしたがって色味に関する画像形成条件を調整する。カウンタ64は、両面搬送路Dを通過した記録材Pの枚数をカウントする。表面露出率積算部65は、オプションであり、両面搬送路Dを通過する記録材に形成された画像の濃度に基づきこの記録材の表面露出率を求めて積算する積算手段として機能する。
図10は、本実施例に関する一連の処理を示したフローチャートである。なお、本実施例において、作像制御部56の機能の一部またはすべては本体制御部55によって実現されてもよい。
S1001で、作像制御部56は、測色器10の測色窓部11を対向部材16に当接させるために、カム駆動モータ63を制御してカム部15を回転させる。測色窓部11を対向部材16に当接させることで、測色窓部11が対向部材16によって保護される。なお、測色窓部11が対向部材16にすでに当接しているときはこの処理を省略できる。
S1002で、作像制御部56は、本体制御部55によって受け付けられたジョブデータにしたがってジョブが片面画像形成ジョブかどうかを判定する。片面形成ジョブであれば、S1003に進む。
S1003で、作像制御部56は、画像形成部を制御し、トナー画像を記録材P上に作像する。S1004で、作像制御部56は、定着器51を制御し、未定着のトナー像を記録材P上に定着させる。S1005で、作像制御部56は、ジョブにより指定されたすべての画像の形成が完了したかどうかをジョブデータに基づいて判定する。ジョブが完了すれば、本フローチャートにおける一連の処理を終了して、待機モードに遷移する。ジョブが完了していなければ、S1003に戻り、次の画像が記録材P上に形成される。一方、S1002で、片面画像形成が指示されていないと判定すると、S1006に進む。
S1006で、作像制御部56は、両面画像形成が指示されているかどうかをジョブデータに基づいて判定する。両面画像形成が指示されているときは、S1007に進む。
S1007で、作像制御部56は、画像形成部を制御して1面目の画像を記録材Pの1面に形成する。S1008で、作像制御部56は、定着器51を制御し、1面目のトナー画像を記録材Pの1面に定着させる。S1009で、作像制御部56は、搬送ローラ駆動モータ61を制御し、排出ローラ50を制御して排紙反転を実行する。排紙反転とは、1面目にトナー画像を形成された記録材Pを両面搬送路Dに引き込むことで、記録材Pの2面目を中間転写ベルト37に対向させる処理である。
S1010で、作像制御部56は、両面搬送路Dを通過した記録材Pの枚数データをカウンタ64から取得し、枚数データが示す値DNが閾値Thに一致しているかどうかを判定する。閾値Thは、所定の条件に対応した値であり、上述した事例では1000として説明した値である。値DNが閾値Thに一致していれば、測色窓部11を清掃するタイミングが到来したことを意味する。よって、この場合は、S1011に進む。この状態では、測色窓部11が対向部材16に当接している。よって、両面搬送路Dに記録材Pを搬送することで、記録材Pの先端が測色窓部11と対向部材16との当接部に侵入し、測色窓部11の汚れを清掃する。S1011で、作像制御部56は、画像形成部を制御して2面目の画像を記録材Pの2面に形成する。S1012で、作像制御部56は、定着器51を制御し、2面目のトナー画像を記録材Pの2面に定着させる。なお、清掃が完了したときは、カウンタ64をリセットしてDNをゼロに設定する。その後、S1017に進む。一方、S1010で、DNがThでなければ(つまり、DNがTh未満であれば)、清掃は不要である。よって、S1013に進む。
S1013で、作像制御部56は、測色器10の測色窓部11を対向部材16から離間させるために、カム駆動モータ63を制御してカム部15を回転させる。これにより、測色窓部11が対向部材16から離間し、1面目に画像を定着された記録材Pが測色窓部11にほぼ擦過することなく、両面搬送路Dを通過する。なお、記録材Pが搬送中に波打つことで記録材Pが測色窓部11に接触することはあるかもしれないが、トナー画像を傷つけることはほとんどないだろう。S1014で、作像制御部56は、画像形成部を制御して2面目の画像を記録材Pの2面に形成する。S1015で、作像制御部56は、定着器51を制御し、2面目のトナー画像を記録材Pの2面に定着させる。S1016で、作像制御部56は、測色器10の測色窓部11を対向部材16に当接させるために、カム駆動モータ63を制御してカム部15を回転させる。これにより、測色窓部11が再度当接され保護される。その後、S1017で、作像制御部56は、ジョブにより指定されたすべての画像の形成が完了したかどうかをジョブデータに基づいて判定する。ジョブが完了すれば、本フローチャートにかかる一連の処理を終了して、待機モードに遷移する。ジョブが完了していなければ、作像制御部56は、DNにジョブの枚数を加算して、S1007に戻り、次の画像の形成処理に遷移する。一方、S1006で、両面画像形成が指示されていなければ(つまり、測色を指示されていれば)、S1021に進む。
S1021で、作像制御部56は、画像形成部を制御して記録材P上にテストパターンTを作像する。S1022で、作像制御部56は、定着器51を制御し、テストパターンTを記録材P上に定着させる。S1023で、作像制御部56は、排出ローラ50を制御し、記録材Pを両面搬送路Dに引き込む排紙反転処理を実行する。S1024で、作像制御部56は、当接状態である測色器10にテストパターンTの測色を実行させ、測色結果に基づいて出力画像の色味が理想の色味に維持されるように、画像形成条件を調整する。その後、待機モードに遷移する。
<実施例2>
本実施例では、実施例1で説明した測色器10の当接モードを以下のように変形する。実施例1によれば、測色器10は当接状態を初期状態とし、2面目作像時には基本的には離間状態に遷移していた。また、両面搬送路Dの通過枚数が規定枚数に達するたびに、測色器10を対向部材16に対して近接ないしは当接させている。これにより、記録材Pと測色窓部11との摺動擦過作用が働き、測色窓部11の清掃を実現している。
このように、実施例1では、両面搬送路Dを通過する記録材Pの枚数を、S1010における清掃実施条件としていた。一方で、清掃実施条件は、適切に清掃を実施できる限り、記録材Pの枚数のみに限定されることはない。たとえば、画像を形成するために使用されたトナー量を加味してもよい。つまり、形成される画像に応じて、複数の記録材P上での非画像領域(記録材Pの表面がトナーに覆われずに露出する領域)の度合いも異なる。非画像域の部分は記録材Pの表面の露出が多くなり、その記録材Pからの紙粉の発現量が多くなるだろう。そこで、作像制御部56は、表面露出率積算部65を使用して、画像データから、トナーが載るピクセルを算出し、記録材Pのすべてのピクセルと差分を求めれば、画像が形成されていない領域である表面露出量を求めることができる。これにより、画像形成を行った記録材Pにおいて、どの程度非画像領域があるかを認識することができる。画像形成を行う度に、この表面露出量を求めて積算し、所定の閾値との比較を行うことで、測色器10の清掃タイミングを決めることができる。これにより、形成されている画像の領域に応じて、最適なタイミングで清掃を行うことができるため、より精密に測色器10の汚れ具合を推測して清掃を行うことが可能となる。
<実施例3>
実施例1では、両面搬送路Dを通過する記録材Pの枚数が規定枚数に達したことをS1010における清掃条件としていた。実施例2では、両面搬送路Dを通過する記録材Pに形成された画像の濃度を加味してS1010の清掃条件を決定していた。
ところで、測色窓部11の清掃に使用される記録材Pの画像の濃度は写真画像のように濃いものもあれば、文字データを多用した濃度の薄いものもあろう。測色窓部11を清掃する際には、測色窓部11と記録材Pが擦過するため、画像の一部が削られる可能性がある。文字データを多用した画像や低濃度画像であれば、画像の一部の削れに対する許容度は大きいが、写真画像のような濃度の濃い画像ではその許容度は小さいだろう。
そこで、作像制御部56は、実施例1、2で説明した条件が満たされた後に形成される画像の濃度を解析し、写真画像や高濃度の画像であれば清掃をスキップし、文字データを多用した画像や低濃度画像であれば、清掃を実行すると判定してもよい。なお、ジョブ中に何回か発生しうるデータが無い状態(つまり、白紙状態)を検知したタイミングで、清掃を実行すれば、画像の削れは最も問題とならないだろう。これは、削られる画像が記録材P上に存在しないからである。
<実施例4>
実施例1〜3では、両面搬送路Dに測色器10を配置したが、図11が示すように、定着器51よりも下流の搬送路に測色器10を配置してもよい。図11によれば、フラッパ54によって2つの搬送路が切り替えられる。この例では、下側の搬送路に測色器10と対向部材16とが設けられている。この搬送路の出口には排出ローラ53が設けられている。このように、測色器10は、定着器51よりも下流の搬送路に設けられていればよい。
ところで、測色窓部11に紙粉や塵埃等が付着している状態で色味補正を実行することの問題についてさらに説明する。一般に、色味補正ごとの測色精度を維持するために、測色器10は白色基準板を読み取って、測色器10が備える発光部の発光光量を基準光量に調整する必要がある。ここでは、対向部材16を白色基準板として兼用するものとする。白色基準板を読み取る際に、測色窓部11に紙粉や塵埃等が付着していると、発光光量を基準光量に正確に調整することができなくなる。とりわけ、白色基準板を読み取るときには測色窓部11が汚れていても、テストパターンTを読み取る際には、記録材Pによって測色窓部11がクリーニングされてしまう。つまり、白色基準板を読み取る際とテストパターンTを読み取る際とでは、測色窓部11の状態が変化してしまう。とりわけ、測色窓部11に紙粉や塵埃等が付着している状態とこれらが無い状態とでは、後者の方が測色器10の内部にある受光部の受光光量が相対的に大きくなる。色味補正は、光量調整を実行してから、記録材Pが測色器10に到達するまでに白色基準板から得られた測色結果と、記録材Pが測色器10に到達した後にテストパターンから得られた測色結果とに基づいて、作像制御部56が、白色に対する色味を算出して画像形成条件にフィードバックする。そのため、白色基準板を測色するときと、テストパターンを測色するときとで、受光部の受光光量が変化してしまえば、測色結果の精度が低下し、色味補正も誤ってしまう。
そこで、実施例4では、白色基準板の測色結果が所定の測色結果から乖離しているときにも測色をスキップすることを特徴とする。なお、その他の処理は、実施例4においても実施例1ないし3と共通したものを採用できる。
図12を用いて、実施例4についての色味補正シーケンスについて説明する。S1201で、作像制御部56は、カム駆動モータ63を制御してカム部15を回転させ、測色器10を搬送路に突出させる。
S1202で、作像制御部56は、測色器10を制御し、カラーセンサ17に存在する発光部(LED)を点灯させる。発光部からの光は、対向部材16に設けられた白色基準板で反射して、カラーセンサ17の受光部に入射する。S1203で、作像制御部56は、カラーセンサ17に存在する受光部で白色基準板からの反射光を受光した結果を取得し、受光結果が所望の受光結果となるように、発光部の光量を調整する。光量調整を実行する目的は、測色結果の再現性とS/N比の確保のためである。なお、光量調整自体は、当業界においてよく知られているため、ここでは詳細な説明を省略する。
S1204で、作像制御部56は、光量調整によって発光部に設定された値が所定の範囲内かどうかを判定することで、光量調整が適切に実施されたかどうかを判定する。測色窓部11の汚損により光量調整結果が不適切であれば、S1210に進む。S1210で、作像制御部56は、発光部を消灯する。S1211で、作像制御部56は、カム駆動モータ63を制御してカム部15を回転させ、測色器10を搬送路から退避させ、色味補正を終了する。一方で、光量調整結果が適切であれば、S1205に進む。
S1205で、作像制御部56は、測色器10を制御し、対向部材16の白色基準板の測色を行う。S1206で、作像制御部56は、搬送ローラ駆動モータ61を制御し、記録材Pの搬送をスタートさせる。S1207で、作像制御部56は、画像形成部を制御してテストパターンTを記録材Pに形成し、さらに定着器51を制御し、トナー画像を記録材P上に定着させる。その後、記録材Pは、測色器10が設けられている搬送路にフラッパ54によって誘導される。
S1208で、作像制御部56は、測色器10を制御し、記録材P上に形成されたテストパターンTを測色する。S1209で、作像制御部56は、テストパターンTの測色結果に基づいて色味補正を実行する。その後、S1210で発光部が消灯され、S1211で測色器10が搬送路から退避し、色味補正が終了する。
<実施例5>
実施例1などでは、測色窓部11に汚れが付着するのを抑制するために、片面画像形成モードの実行中などにおいて、測色窓部11を対向部材16に当接させていた。つまり、初期状態においては、原則として、測色窓部11が対向部材16に当接している。一方で、初期状態においては、原則として、測色窓部11が対向部材16から離間させておき、必要に応じて清掃を実行してもよい。たとえば、作像制御部56は、カウンタ64のカウント値が規定枚数(閾値Th:例1000枚)に達したことを判定すると、そのときに継続中のジョブにおける最後の記録材Pの搬送が開始されたかどうかを判定する。最後の記録材Pの搬送が開始されると、作像制御部56は、測色窓部11を対向部材16に当接させ、最後の記録材Pによって測色窓部11を清掃させる。作像制御部56は、測色窓部11の当接時間を計測し、当接時間が閾値時間になると、カム駆動モータ63を制御してカム部15を回転させ、測色器10を搬送路から退避させる。このように必要に応じて測色窓部11の清掃を実施してもよい。
<実施例6>
実施例4では、光量調整結果が適切であればテストパターンTを用いた色味補正を実行し、光量調整結果が適切でなければ色味補正をスキップすることで、誤った測色結果に基づいた色味補正を抑制することができる。ところで、色味補正を実行する前には適切なタイミングで測色窓部11を清掃する必要がある。測色窓部11をクリーンな状態に維持できれば、S1204での光量調整結果が適切なものとなり、色味補正を実行できるようになる。そこで、本実施例では、測色器10が搬送路から退避している状態で白色基準板を読み取り、読み取り結果が許容範囲を逸脱しているときに、測色窓部11の清掃を実行することを特徴とする。なお、測色窓部11の清掃とは、測色器10を搬送路に突出させ、記録材Pをその搬送路を通過させることで、記録材Pによって測色窓部11に付着した異物を除去することをいう。
図13を用いて測色器10を搬送路に突出させる処理、すなわち、測色窓部11を清掃する処理について説明する。なお、画像形成装置100の製造工程または工場からの出荷時に、測色器10が搬送路から退避している状態で白色基準板を測色し、その測色結果を基準値として作像制御部56が備えている記憶装置に保存する。なお、基準値を取得したときに使用した発光光量の値も記憶装置に保存する。
S1301で、作像制御部56は、測色窓部11の汚損状態を確認する所定タイミングが到来したかどうかを判定する。所定タイミングは、たとえば、前回の色味補正を実行したときから所定の枚数(例:1000枚など)以上の画像を形成したタイミングである。また、所定タイミングは、たとえば、前回の色味補正を実行したときからの経過時間が所定の時間となったタイミングであってもよい。また、所定タイミングは、たとえば、前回の色味補正を実行したときからの画像形成装置100の動作時間が所定の時間となったタイミングであってもよい。これらのタイミングは、経験、実験またはシミュレーションによって適切なタイミングに設定される。所定タイミングが到来すると、S1302に進む。
S1302で、作像制御部56は、測色器10が搬送路から退避している状態(つまり、基準値を測定した状態と同じ状態)で、対向部材16に設けられた白色基準板を測色器10に測色させる。具体的には、測色器10が搬送路から退避している状態で、かつ、基準値を取得したときの発光光量で白色基準板を測色器10に測色させる。
S1303で、作像制御部56は、測色結果と、記憶装置から読み出した基準値との差分を算出する。なお、差分は、測色窓部11の汚損度合いに応じて、大きくなる。具体的には、測色窓部11に付着した紙紛等により白色基準板からの反射光が遮られるため、明度(明るさ)が異なってくる。
S1304で、作像制御部56は、差分が所定値よりも大きいかどうかを判定する。差分が所定値よりも大きければ、測色窓部11が許容範囲を超えて汚損されていると推定されるため、S1305に進む。差分が所定値よりも大きくなければ、測色窓部11の汚損は許容範囲内であるため、測色窓部11の清掃をスキップする。
S1305で、作像制御部56は、上述した測色窓部11の清掃を実行する。すなわち、作像制御部56は、カム駆動モータ63を制御してカム部15を回転させ、測色器10を搬送路に突出させる。これにより、測色窓部11と記録材Pとが当接する。そこに、記録材Pを通過させることで、汚れが擦過清掃される。なお、測色器10を搬送路に突出させるタイミングは、測色器10の測色窓部11が汚損されていると判定した後に実行される印刷ジョブの最後の記録材Pが測色器10に到達する直前としてもよい。
このように、測色窓部11の汚損度合いを測色器10により適宜確認し、汚損が許容範囲を超えていれば、測色器10を搬送路に突出させ、記録材Pと測色窓部11とを擦過させることで測色窓部11の汚れ除去することができる。これにより、色味補正の実行前に紙紛等が測色窓部11に付着していることを抑制できる。よって、この状態で測色を実行すれば測色精度を維持でき、安定した色味補正を実現できる。
<その他>
実施例1ないし6によれば、作像制御部56は、測色器10がテストパターンTの測色を実行する場合にカム駆動モータ63を制御して測色器10および対向部材16を接近させてテストパターンを形成された記録材を測色器10に当接させる。さらに、作像制御部56は、測色器10がテストパターンTの測色を実行しない場合であっても所定の当接条件が満たされたときにはカム駆動モータ63を制御して測色器10および対向部材16を接近させてテストパターンTを形成された記録材Pを測色器10に当接させる。このように、測色器10の測色窓部11が記録材Pによって清掃される機会が増加するため、測色器10の測色窓部11の汚れを削減できる。
実施例1ないし4で説明したように、作像制御部56は、所定の離間条件が満たされるまでは、測色器10がテストパターンの測色を実行しない場合であっても、カム駆動モータ63を制御して測色器10および対向部材16を接近させておいてもよい。実施例1によれば、所定の離間条件は、両面画像形成を実行することや、両面搬送路Dを記録材Pが通過することである。
図1を用いて説明したように、測色器10および対向部材16は、記録材の1面目と2面目との両面に画像を形成する際に1面目に画像が形成された記録材の2面目に画像を形成するために搬送される両面搬送路Dに設けられていてもよい。あるいは、図11に示したように、記録材Pの搬送方向で定着器51よりも下流に位置する搬送路であれば、両面搬送路D以外の搬送路に、測色器10および対向部材16が設置されていてもよい。
実施例1などで説明したように、作像制御部56は、片面画像形成が指示されたときにも、カム駆動モータ63を制御して測色器10および対向部材16を接近させておいてもよい。これにより、測色器10を対向部材16で保護する時間を長くすることができ、反対に、測色器10の測色窓部11が暴露される時間を短くできるようになる。
実施例1などで説明したように、作像制御部56は、両面画像形成が指示されたときにも、カム駆動モータ63を制御して測色器10および対向部材16を原則として接近させておく。これにより、測色器10を対向部材16で保護する時間を長くすることができ、反対に、測色器10の測色窓部11が暴露される時間を短くできるようになる。さらに、作像制御部56は、1面目に画像が形成された記録材が両面搬送路Dを通過するときにはカム駆動モータ63を制御して測色器10および対向部材16を一時的に離間させてもよい。これにより、1面目に形成された画像が削れてしまうことや、記録材Pが測色器10の近辺でジャムとなる可能性を削減できる。
実施例1などで説明したように、作像制御部56は、所定の当接条件(S1010など)が満たされた場合、1面目に画像が形成された記録材が両面搬送路Dを通過するときであってもカム駆動モータ63を制御して測色器10および対向部材16を接近させたままに維持して当該記録材Pを測色器10に当接させてもよい。これにより、両面画像形成モードの実行中であっても測色窓部11の清掃が必要と考えられるタイミングで記録材Pによる清掃を実行できるようになる。
所定の当接条件は、カウンタ64のカウント値が規定枚数(例:1000枚)に達したことであってもよいし、カウント値が規定枚数に達したときに実行しているジョブまたは達した直後に実行するジョブにおける最終の記録材Pの搬送を開始したことであってもよい。後者の場合、作像制御部56は、カウント値が規定枚数に達したときに実行しているジョブまたは達した直後に実行するジョブにおける最終の記録材を測色器10に当接させるよう、カム駆動モータ63を制御することになる。
実施例2で説明したように、両面搬送路Dを通過する記録材に形成された画像の濃度に基づき当該記録材の表面露出率を求めて積算する表面露出率積算部65をさらに設けてもよい。この場合、所定の当接条件は、表面露出率の積算値が規定値に達したこととしてもよい。紙粉等の発現率は、記録材Pの表面のうちトナー画像が形成されていない部分やトナー画像が薄い部分で高い。よって、トナー画像の濃度を加味して当接条件を設定することで、より適切なタイミングで清掃を実行できるようになると考えられる。
作像制御部56は、所定の当接条件が満たされたときにはカム駆動モータ63を制御して所定時間にわたって測色器10および対向部材16を接近させておいてもよい。実施例4、5などで説明したように、原則として、測色器10および対向部材16を離間させておき、所定の当接条件が満たされたときに当接処理を実行してもよい。この場合は、清掃が十分に完了したと、経験的に、実験またはシミュレーションから求められた時間にわたって当接処理を実行することで、当接時間を削減できる。当接時間を削減することで、トナー画像の削れる確率を削減できると考えられる。
なお、カウンタ64は、画像形成装置100により形成された画像の枚数または測色器10を設けられた搬送路を通過する記録材の枚数をカウントする場合、所定の当接条件を、カウンタ64のカウント値が規定枚数に達したこととしてもよい。このように、原則として、測色器10および対向部材16を離間させておくケースであっても、記録材の枚数に応じて適切に清掃を実施できる。また、作像制御部56は、カウント値が規定枚数に達したときに実行しているジョブまたは達した直後に実行するジョブにおける最終の記録材を測色器10に当接させるよう、カム駆動モータ63を制御してもよい。
実施例5で説明したように、作像制御部56は、対向部材16に設けられた白色基準板を測色器10に読み取らせるキャリブレーションを実行するタイミングが到来すると、測色器10の発光部を点灯させて光量を調整する。さらに、作像制御部56は、光量の調整結果が所定の調整結果を満たしていればキャリブレーションを実行し、光量の調整結果が所定の調整結果を満たしていなければキャリブレーションを実行しない。これにより、測色窓部11が汚損して光量調整結果が許容範囲外になった場合に、キャリブレーションおよび色味補正を実行させないようにして、誤った色味補正を抑制できるようになる。なお、キャリブレーションを実行するタイミングは、画像形成装置100により形成された画像の枚数が所定枚数に達したタイミング、測色器10を設けられた搬送路を通過する記録材Pの枚数が所定枚数に達したタイミング、画像形成装置100の動作時間が所定時間に達したタイミングなどであってもよい。
実施例6で説明したように、所定の当接条件は、対向部材16に設けられた白色基準板の測色器10による測色結果が許容範囲から逸脱していることであってもよい。これは、白色基準板の測色器10による測色結果が許容範囲から逸脱していれば、測色窓部11の清掃が必要と考えられるからである。
以上説明した実施例1ないし6では測色器10をカム部15により駆動していたが、本発明はこれに限定されるものではない。モータとカムに代えて、たとえば、ソレノイドとリンク機構を合わせた駆動機構を採用してもよい。
また、画像形成装置についても、本実施例では中間転写ベルトを用いた電子写真方式の多色画像形成装置を一例として説明した。しかし、いわゆる転写搬送ベルト方式を用いたものであっても本発明は適用可能である。それ以外にもインクジェット方式の画像形成装置や熱転写方式の画像形成装置など、他の画像形成方式を採用した画像形成装置に本発明は適用可能である。
また、実施例1ないし6では、測色器10を移動させたが、対向部材16を移動させてもよい。測色器10と対向部材16とは相対的に運動して、当接状態と離間状態とを遷移すれば十分だからである。

Claims (18)

  1. トナー画像を記録材上に定着させる定着手段と、
    記録材の搬送方向で前記定着手段よりも下流に位置する両面搬送路に設けられ、当該記録材に形成されたテストパターンを測色する測色手段と、
    前記測色手段に対して前記両面搬送路を挟んだ対向側に配置された対向部材と、
    前記測色手段または前記対向部材を駆動して前記測色手段と前記対向部材を接近または離間させる駆動手段と、
    記録材の片面に画像を形成する片面画像形成を行うか、記録材の両面に画像を形成する両面画像形成を行うかを制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記片面画像形成を行う場合、前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を接近させておくことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を接近させて前記測色手段を前記テストパターンが形成された記録材に当接させることで、前記測色手段により前記テストパターンの測色を実行させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記両面画像形成を行う場合にも、前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を接近させておき、面目に画像が形成された記録材が前記両面搬送路を通過するときには前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を一時的に離間させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記測色手段と記録材とを当接させる条件である当接条件が満たされた場合には、前記1面目に画像が形成された記録材が前記両面搬送路を通過するときであっても前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を接近させたままに維持して前記測色手段を当該記録材に当接させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記両面搬送路を通過する記録材の枚数をカウントするカウント手段をさらに有し、
    前記当接条件は、前記カウント手段のカウント値が規定枚数に達したことであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記カウント値が前記規定枚数に達したときに実行しているジョブまたは達した直後に実行するジョブにおける最終の記録材に前記測色手段を当接させるよう、前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記両面搬送路を通過する記録材に形成された画像の画像データに基づき当該記録材の表面露出量を積算する積算手段をさらに有し、
    前記当接条件は、前記表面露出量の積算値が規定値に達したことであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記測色手段と記録材とを当接させる条件である当接条件が満たされたときには前記駆動手段を制御して所定時間にわたって前記測色手段と前記対向部材を接近させておくことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置により形成された画像の枚数または前記測色手段を設けられた搬送路を通過する記録材の枚数をカウントするカウント手段をさらに有し、
    前記当接条件は、前記カウント手段のカウント値が規定枚数に達したことであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記カウント値が前記規定枚数に達したときに実行しているジョブまたは達した直後に実行するジョブにおける最終の記録材に前記測色手段を当接させるよう、前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記対向部材に設けられた白色基準板を前記測色手段に読み取らせるキャリブレーションを実行するタイミングとなると、前記測色手段の発光部を点灯させて光量を調整し、当該光量の調整結果が所定の調整結果を満たしていれば前記キャリブレーションを実行し、当該光量の調整結果が所定の調整結果を満たしていなければ前記キャリブレーションを実行しないことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記キャリブレーションを実行するタイミングは、前記画像形成装置により形成された画像の枚数が所定枚数に達したタイミング、前記測色手段を設けられた前記両面搬送路を通過する記録材の枚数が所定枚数に達したタイミング、前記画像形成装置の動作時間が所定時間に達したタイミングの少なくとも1つであることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記当接条件は、前記対向部材に設けられた白色基準板の前記測色手段による測色結果が許容範囲から逸脱していることであることを特徴とする請求項4または8に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、前記測色手段を記録材に当接させるための条件である当接条件満たされると、記録材に前記テストパターンが形成されているか否かに関わらず、前記測色手段と前記対向部材を接近させて前記測色手段を記録材に当接させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  15. トナー画像を記録材上に定着させる定着手段と、
    記録材の搬送方向で前記定着手段よりも下流に位置する両面搬送路に設けられ、当該記録材に形成されたテストパターンを測色する測色手段と、
    前記測色手段に対して前記両面搬送路を挟んだ対向側に配置され、白色基準板を備えた対向部材と、
    前記測色手段または前記対向部材を駆動して前記測色手段と前記対向部材を接近または離間させる駆動手段と、
    記録材の片面に画像を形成する片面画像形成を行うか、記録材の両面に画像を形成する両面画像形成を行うかを制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記両面画像形成を行う場合、前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を接近させておき、1面目に画像が形成された記録材が前記両面搬送路を通過するときには前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を一時的に離間させることを特徴とする画像形成装置。
  16. トナー画像を記録材上に定着させる定着手段と、
    記録材の搬送方向で前記定着手段よりも下流に位置する両面搬送路に設けられ、当該記録材に形成されたテストパターンを測色する測色手段と、
    前記測色手段に対して前記両面搬送路を挟んだ対向側に配置され、白色基準板を備えた対向部材と、
    前記測色手段または前記対向部材を駆動して前記測色手段と前記対向部材を接近または離間させる駆動手段と、
    記録材の片面に画像を形成する片面画像形成を行うか、記録材の両面に画像を形成する両面画像形成を行うかを制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記測色手段を記録材に当接させるための条件である当接条件が満たされると、記録材に前記テストパターンが形成されているか否かに関わらず、前記測色手段と前記対向部材を接近させて前記測色手段を記録材に当接させ、
    前記当接条件は、前記対向部材に設けられた白色基準板の前記測色手段による測色結果が許容範囲から逸脱していることであることを特徴とする画像形成装置。
  17. トナー画像を記録材上に定着させる定着手段と、
    記録材の搬送方向で前記定着手段よりも下流に位置する搬送路に設けられ、当該記録材に形成されたテストパターンを測色する測色手段と、
    前記測色手段に対して前記搬送路を挟んだ対向側に配置された対向部材と、
    前記測色手段または前記対向部材を駆動して前記測色手段と前記対向部材を接近または離間させる駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記測色手段と前記対向部材との間に記録材が存在しない状態において、前記駆動手段を制御して前記測色手段と前記対向部材を接近させ、当該状態は、前記測色手段が測色を実行しない測色待機状態であることを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記測色手段と前記対向部材は両面搬送路に設けられており、当該両面搬送路は、1面目と2面目に画像を形成される記録材であって、当該1面目に画像が形成された当該記録材の当該2面目に画像を形成するために当該記録材を搬送する搬送路あることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
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