JP6888310B2 - 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成後の転写媒体の画像読取結果を取得して所定の処理を行う画像形成装置、画像形成方法およびプログラムに関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンタ、複合機などの画像形成装置では、設定された画像形成条件(画像形成位置、色、濃度など)に従い、ジョブに含まれる画像データに基づいて転写媒体に画像が出力される。画像形成条件は、画像形成装置の稼働に伴って一時的にまたは次第に変化したりすることがある。このため、各種の調整動作などにより品質維持を図っている。具体的には、画像形成装置が稼働する所定時間毎や所定印刷枚数毎などによって、パッチ画像やトンボなどの付加画像を転写媒体に出力し、出力画像のパッチをカラー濃度センサ等で検出して画像が適正に形成されているかを判定する。画像品質などにずれなどが生じている場合は、フィードバックにより階調・濃度むら・最高濃度・各色の位置や濃度ずれ等を補正して画像形成の調整を行っている。
さらには、出力画像より大きい用紙に印刷を行い、不要な部分を断裁して最終的な出力物を生成することがある。このような用紙において、原稿画像の枠外(断裁代など)にパッチやトンボを出力し、パッチやトンボなどをインラインセンサで読み込んで、リアルタイムで画質補正など(以降、リアルタイム調整)を行うものが知られている。リアルタイム調整では、余白領域に毎ページ、階調パッチなどの調整用画像を印刷し、調整用画像をインラインセンサで読みとって調整値を演算する。そして、その調整値を印刷中の画像にフィードバックして適用することにより、出力画像の画質の安定化を行うことが可能になっている
一方、画像を読み込む画像読取部では、用紙を搬送しながら画像の読み取りを行うため、画像読取部に埃や紙粉が付着しやすい。画像読取部に埃や紙粉が付着すると、印刷された画像に異常がない場合でも読取画像上に埃や紙粉に起因する画像が含まれてしまい、この読取画像に基づいて解析を行うと、画像に異常があると判定されてしまう。さらには、画像読取部では、経時的な変化や環境(温度など)条件などによって、発光、受光などの特性に変化が生じる場合がある。この状態で読取結果に基づいて画像形成部の補正を行うと、補正結果にバラツキが生じてしまい、その結果、印刷物の品質の安定性に影響を与えてしまうおそれがある。
このため、画像読取部では、キャリブレーション(校正)を行って、読取結果を補正したり、定期的に清掃したりする保守動作を行うことで、画像読み取りの正確性を図っている。
保守動作は、通常はジョブを実施していないジョブアイドルの状態で行うが、長時間をかけて印刷するようなジョブでは、ジョブの実行中に読取精度が変化して、出力物の品質維持を図ることができないおそれがある。このため特許文献1では、ジョブの実行中に一定間隔で自動キャリブレーションを実行することによって、大量の原稿を印刷する場合でも印刷結果の品質を維持することを可能にするものとしている。
特開2014−219504号公報
しかし、特許文献1の方法では、ジョブの実行中は保守動作が必要な場合にジョブを停止させなければならない。このため、生産性を考慮して、ジョブアイドル中に保守動作を行っているのが現状である。したがって、連続してジョブを実行しているような場合には、保守動作を長い間実施できなくなるため、画像読取部で正確に画像を読み取れない、または、途中でジョブを中止しなければならないという課題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、ジョブの実行中においても保守動作を行うことを可能にする画像形成装置、画像形成方法およびプログラムを提供することを目的の一つとしている。
本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、
画像データに基づいて転写媒体に画像形成を行う画像形成部と、
ジョブを管理して前記画像形成を制御し、さらに、画像形成後の前記転写媒体を画像読取部で読み込んだ読取結果を取得して所定の処理を行うとともに、前記画像読取部に対する保守動作の制御が可能な制御部と、を有し、
前記制御部は、前記ジョブに画像読取部による読み取りの設定がされているかを判定し、読み取りの設定がされていない場合、保守動作をジョブの出力と並行して実行可能な保守動作ジョブ並行モードにして前記ジョブの実行を可能にすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記ジョブに画像読取部による読み取りの設定がされている場合、ジョブの出力を一時停止して、保守動作を実行する保守動作ジョブ停止モードにして前記ジョブの実行を可能にすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記制御部は、前記ジョブが読み取りの設定がされているかを判定する場合、ジョブの全ページまたはページ単位で判定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記制御部は、ジョブのページ単位で読み取りの設定がされているかを判定する場合、ページ単位でモードの設定を行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記画像読取部が、少なくとも転写媒体の媒体面に応じて複数ある場合、前記制御部は、転写媒体の媒体面毎に画像読取部による読み取りの設定がされているかを判定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記制御部は、転写媒体の片面に画像形成を行う場合、画像読み取りに際し転写媒体の表裏を反転して画像読み取りを行う画像読取部を切り替え、画像読取を行わない媒体面を読み取りの設定がされていないものと判定し、この媒体面側の画像読取部を保守動作ジョブ並行モードの対象とすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、ジョブにおける読み取りの要不要は、ジョブに対するユーザーの指定または/およびジョブ作成時の設定により行われることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記制御部は、ジョブの実行により使用される転写媒体とは異なる所定の転写媒体を使用する場合、所定の転写媒体に対し画像読取部による読み取りの設定を行わないことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記所定の転写媒体が、JAM解消後のクリーニング転写媒体、最高濃度確認チャートや片面にパッチ等を載せて色調整等を実施する場合の転写媒体裏面、ジョブアイドル時の転写媒体のいずれかであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記保守動作が前記画像読取部の調整処理または/および清掃処理であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記保守動作ジョブ並行モードでは、自動実行またはユーザーの指示によって保守動作を実行することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記保守動作ジョブ並行モードでは、予め設定されたスケジュールに基づいて保守動作を実行することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記スケジュールは、保守動作の内容によって異なるスケジュールを有することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記制御部は、保守動作ジョブ並行モードであるかに応じて保守動作の開始時期を異にすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記制御部は、所定の条件によって前記ジョブの実行前に保守動作を実行することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記所定の条件が、前回の保守動作から一定時間経過、ジョブ中に保守動作ジョブ並行モードを有していない、ジョブ中に保守動作ジョブ並行モードを有していても保守動作実行のタイミングまでに前回の保守動作から一定時間経過する、のいずれかであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記所定の処理が画像形成調整であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記画像形成調整がジョブの実行に対しリアルタイムで行われることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態において、前記画像読取部と、前記画像読取部に対する保守動作を行う保守部を有することを特徴とする。
本発明の画像形成方法のうち、第1の形態は、
ジョブの画像データに基づいて転写媒体に画像形成を行う画像形成方法であって、
画像形成後の前記転写媒体を画像読取部で読み込んだ読取結果を取得して所定の処理を行うステップと、
前記画像読取部に対する保守動作の制御を行うステップと、を有し、
前記画像形成の前に、ジョブに画像読取部による読み取りの設定がされているかを判定し、読み取りの設定がされていない場合、保守動作をジョブの出力と並行して実行可能な保守動作ジョブ並行モードに設定してジョブの実行を可能にするステップと、を有することを特徴とする。
本発明のプログラムのうち、第1の形態は、
画像データに基づいて転写媒体に画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置を制御するコンピュータで実行されるプログラムであって、
画像形成後の前記転写媒体を画像読取部で読み込んだ読取結果を取得して所定の処理を行うステップと、
前記画像読取部に対する保守動作の制御を行うステップと、を有し、
前記画像形成の前に、ジョブに画像読取部による読み取りの設定がされているかを判定し、読み取りの設定がされていない場合、保守動作をジョブの出力と並行して実行可能な保守動作ジョブ並行モードに設定してジョブの実行を可能にするステップを有することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成後の転写媒体の画像読み取りを画像読取部で行う際に、生産性の低下を抑制しつつ画像読取部の保守を適正に行うことができる効果がある。
本発明の一実施形態の画像形成装置の概略を示す図である。 同じく、変更例の画像形成装置の概略を示す図である。 同じく、画像形成装置の制御ブロックを示す図である。 同じく、基本的な読み込み手順を示すフローチャートである。 他の実施形態において、所定のスケジュールで保守動作を行う手順を示すフローチャートである。 さらに他の実施例において、両面の画像読取部を有する装置において、片面印刷の用紙を、画像読取部を切り替えつつ読み込む際の手順を示すフローチャートである さらに、他の実施例において、ジョブの実施前に保守動作を行う手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態においてジョブに画像読み取りの要否を設定する操作画面の例を示す図である。 さらに、他の実施形態において、プリンタドライバなどによってジョブに画像読み取りの要否の設定をする操作画面の例を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置1の機械的概略を示す図である。
画像形成装置1は、装置本体10と読取装置20とを備えている。
読取装置20は装置本体10の後段に接続され、装置本体10と読取装置20との間では用紙の搬送および通信が可能となっており、装置本体10で用紙に対し画像形成が行われ、画像が形成された用紙は読取装置20へ搬送され、読取装置20において用紙上の画像の読み取りが行われる。読取装置20の後段には反転装置30が接続されて用紙を反転して排紙または下流側の装置に搬送することができる。
なお、本実施形態では、画像形成装置1に含まれる装置として、装置本体10と読取装置20と反転装置30とが図示されているが、本発明の画像形成装置の構成はこれらの組み合わせに限定されるものではなく、読取装置を含まないで装置本体10のみで画像形成装置1が構成されていてもよく、他の装置がさらに接続されているものであってもよい。例えば、装置本体10の前段に大容量の給紙装置が接続されていてもよく、読取装置20の後段側に後処理装置が接続されていてもよい。
なお、画像形成装置外に読取装置を有する場合、画像形成装置に読取装置が機械的にオンラインとなっているもののほか、機械的にオフラインとなっているものであってもよい。機械的なオフラインにおいては、画像形成装置と読取装置とを電気的に接続することができる。なお、以下では読取装置20は適宜、ICCU(Image Calibration Control Unit)と称して記載される。
装置本体10は、筐体の上部に操作表示部106を有している。操作表示部106はタッチパネルを有するLCDを有しており、ユーザーによる操作入力の受付および情報の表示が可能となっており、表示部と入力部とが一体になっている。なお、表示部と入力部とを別体にするものであってもよい。
装置本体10の筺体の内部には、給紙トレイ210を有しており、給紙トレイ210内に画像形成を行う用紙が収納される。なお、給紙トレイは複数段で構成することができる。用紙は、本発明の転写媒体に相当する。なお、本発明としては転写媒体の材質は紙に限定されるものではなく、布やプラスチックからなるものでもよい。また、図示してはいないが、長尺な用紙などを筺体外から手差しトレイなどによって供給可能とするものであってもよい。
筺体内では、給紙トレイ210に搬送路215が接続されており、給紙トレイ210から供給される用紙を搬送ローラ209などによって搬送する。
搬送路215の途中には、画像形成部109が備えられている。
画像形成部109は、各色用(この形態では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の感光体208、転写ローラ205、中間転写ベルト207、定着器206を有しており、各感光体208の周囲には、図示しない、帯電器、LD、現像部などが備えられている。
中間転写ベルト207は各色用の感光体208に接触可能に配置されており、搬送路215を挟んで、中間転写ベルト207の対向位置に転写ローラ205が配置されている。定着器206は転写ローラ205の下流側の搬送路215近くに配置されている。
画像形成部109では、ジョブのデータやパッチデータなどの付加画像に基づいてLDによって各色の感光体208に潜像が形成され、図示しない現像器によってトナー像が形成される。感光体208に形成されたトナー像は中間転写ベルト207に転写され、中間転写ベルト207上の画像は、転写ローラ205によって搬送路215上を搬送される用紙に転写される。用紙に転写された画像は、定着器206による加圧や熱により用紙に定着される。
搬送路215では、定着器206の下流側で反転搬送路215Aが分岐している。分岐した反転搬送路215Aは反転部211を含んでおり、反転搬送路215Aは、画像形成部109の上流側で搬送路215と合流している。
用紙の片面に画像を形成する場合は、用紙は反転部211および反転搬送路215Aに送られることなく下流側の読取装置20へ搬送される。
用紙の両面に画像を形成する場合は、用紙の片面に画像形成した後、用紙を反転搬送路215Aに送り、さらに反転部211へと搬送する。反転部211に送られた用紙は、後端側を先端にして反転搬送路215Aの下流側に搬送する。用紙は、用紙の表裏が反転された状態で搬送路215に環流され、画像形成部109において用紙の裏面側に画像が形成される。上記構成により本発明の用紙反転機構が構成されている。
搬送路215の下流端は、読取装置20の搬送路228に接続されている。
読取装置20は、上流側で搬送路215に接続された搬送路228を有しており、搬送路228の下流側は反転装置30に接続されている。
読取装置20では、搬送路228に沿って、搬送路下面側に、用紙搬送方向に沿って、ラインセンサ202、対向板203がこの順で配置され、搬送路上面側に、ラインセンサ202に対向する位置に対向板204が配置され、対向板203に対向する位置にラインセンサ201が配置されている。
ラインセンサ201、ラインセンサ202はCCDセンサ等によって構成することができ、用紙上の画像の読みとりを行うことができる。ラインセンサ201は用紙の上面の画像を読み取り、ラインセンサ202は用紙の下面の画像を読み取る。ラインセンサ201、202は、少なくとも用紙の幅内で用紙の読み取りを行うことができる幅方向長さを有している。ラインセンサ201、202は、本発明の画像読取部に相当する。また、図示していないが、ラインセンサ201、202には、付着した紙粉などを清掃する器具を有している。清掃方法は本発明としては特に限定されず、例えば、ブラシによる清掃、気体の噴射や振動による清掃等が挙げられる。これらのいずれかの方法によってラインセンサに付着した紙粉等の除去が可能であり、複数の清掃機能を備えるものであってもよい。
ラインセンサ201、202では、発光した光の反射光を受けて画像データを取得する。
対向板203、204は、回転可能になっており、異なる回転面に校正面と背景面とを有しており、用紙の読み取り時には、発光、受光するラインセンサに背景面を対向させ、校正を行う際には、発光、受光するラインセンサに校正面を対向させる。
ラインセンサ201では用紙の上面側の読み取りを行い、ラインセンサ202では用紙の下面側の読み取りを行う。
ラインセンサ201、202では、いずれか一方のみを使用してもよく、適宜の時期に動作を切り替えて読み取り動作を行うようにしてもよい。また、同時期に同じ用紙に対し、上面と下面の読み取りを行うようにしてもよい。ラインセンサ201、202の読取結果は、後述する制御部に送信される。
なお、本実施形態の画像形成装置1はラインセンサを2つ供え、用紙の上面および下面を同時に読み取り可能になっているが、一つのみのラインセンサを有する構成としてもよい。その場合、用紙の反転機構を読取装置20内に設け、一つのラインセンサで用紙の両面の画像の読取を可能とするものであってもよい。
一つのラインセンサのみを有する画像形成装置1Aを図2に基づいて説明する。なお、上記構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
この例の画像形成装置1Aでは、装置本体10の後段に読取装置20Aが接続されている。
読取装置20Aは、上流側で搬送路215に接続された搬送路228を有しており、搬送路228の下流側は反転装置30に接続されている。
読取装置20Aでは、搬送路228に沿って、搬送路上面側に、ラインセンサ201Aが配置され、搬送路下面側に、ラインセンサ201Aに対向する位置に対向板203Aが配置されている。
ラインセンサ201AはCCDセンサ等によって構成することができ、用紙上の画像の読みとりを行うことができる。ラインセンサ201Aは用紙の上面の画像を読み取る。ラインセンサ201Aは、少なくとも用紙の幅内で用紙の読み取りを行うことができる幅方向長さを有している。ラインセンサ201Aは、本発明の画像読取部に相当する。
ラインセンサ201Aでは、発光した光の反射光を受けて画像データを取得する。
対向板203Aは、回転可能になっており、異なる回転面に校正面と背景面とを有しており、用紙の読み取り時には、発光、受光するラインセンサに背景面を対向させ、校正を行う際には、発光、受光するラインセンサに校正面を対向させる。
搬送路228では、ラインセンサ201Aの下流側で反転搬送路228Aが分岐している。分岐した反転搬送路228Aは反転部229を含んでおり、反転搬送路228Aは、ラインセンサ201Aの上流側で搬送路228と合流している。
用紙の片面に画像が形成されている場合、画像が上面に位置する状態で用紙を搬送し、ラインセンサ201Aで画像を読み取り、そのまま下流側に搬送する。
用紙の両面に画像が形成されている場合は、装置本体10から搬送される用紙を搬送して上面側の画像をラインセンサ201Aで読み込む。画像が読み取られた用紙は、搬送路228から反転搬送路228Aに搬送され、さらに反転部229へと搬送し、反転部229に送られた用紙の後端側を先端に変えて反転搬送路228Aの下流側に搬送する。用紙は、用紙の表裏が反転された状態で搬送路228に環流し、ラインセンサ201Aで上面側に位置した用紙裏面の画像を読み込む。その後、用紙は搬送路228を経て反転装置30へと搬送される。上記の手順によって一つのラインセンサによって用紙の両面を読み取ることができる。
次に、画像形成装置1の機能ブロックについて図3を参照して説明する。
画像形成装置1は、ラインセンサ制御部101、操作表示部106、画像調整部107、印刷制御部108、画像形成部109、用紙搬送部110、ラインセンサ201、202、対向板203、204を有している。
印刷制御部108には、ラインセンサ制御部101、操作表示部106、画像調整部107、画像形成部109、用紙搬送部110が接続されてそれぞれ印刷制御部108で制御可能となっており、ラインセンサ制御部101には、ラインセンサ201、202、対向板203、204が接続されて、それぞれラインセンサ制御部101で制御可能となっている。
なお、画像形成装置1Aでは、ラインセンサ201、202、対向板203、204が、ラインセンサ201A、対向板203Aに変更される他は同様の機能構成を有している。
印刷制御部108は、CPUとROMやRAM、不揮発メモリーなどの記憶部によって構成されている。ROMにはCPUで実行されるプログラムなどが格納され、不揮発メモリーには、画像形成装置の動作パラメータや、表裏位置調整や画質調整を実施するための制御パラメータ、画像読み取りの設定を行わない所定の用紙の設定、保守動作を行う際のスケジュール設定、開始時期、ジョブの開始前に保守動作を実行するための所定の条件設定、リアルタイム調整の設定、などが読み書き可能に格納されている。
また、印刷制御部100では、読取結果を一時的に保存し、調整のための解析を行うためのメモリーを備えている。
印刷制御部108には、画像形成部109が制御可能に接続されている。印刷制御部108では、記憶部から画像データを読み出し、画像形成部109を制御することにより、用紙に画像を形成し、必要に応じて画像位置調整や画質調整などを行うことができる。
さらに印刷制御部108には、画像調整部107が接続されている。画像調整部107は、ラインセンサ201、202で読み取った画像の読取結果に基づいて画像形成の調整や画質の調整を行うことができる。画像調整部107は、CPUや、ROMやRAMなどによって構成することができる。
印刷制御部108には、用紙搬送部110が接続されている。用紙搬送部110は給紙トレイ210から給紙された用紙を搬送する。用紙搬送部110には、搬送経路215、反転搬送経路215Aおよび搬送路228、搬送ローラ209などによって構成されている。
印刷制御部108には、ラインセンサ制御部101が接続されている。ラインセンサ制御部101は、ラインセンサ201、202、および対向板203、204に制御可能に接続されている。ラインセンサ制御部101は、ラインセンサ201、202および対向板203、204の動作を制御して用紙の読み取りを行い、読み取りによって取得した画像データや検知結果を読取結果として受信して取得する。また、ラインセンサ201、202の調整や清掃の制御も可能である。
印刷制御部108は、本発明の制御部として機能し、その構成におけるハードウェアは、本発明のプログラムが実行されるコンピュータに相当する。
また、読取装置において、例えば上記したようなラインセンサ制御部101で前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用可能にするものであってもよく、その場合、画像形成装置外の読取装置で同様の制御を行ってもよい。その場合、ラインセンサ制御部などで実行されるプログラムは、ラインセンサ制御部のハードウェアにおけるコンピュータで実行されるものであり、本発明の範囲に含まれることになる。
さらに、印刷制御部108には、操作表示部106が制御可能に接続されている。操作表示部106では、各種設定の受付が可能であり、ジョブにおける読み取りの要否の設定をジョブ単位やジョブのページ毎に設定をすることができる。
また、画像形成装置では、ネットワークやケーブルなどによって外部装置と接続して使用することができる。
外部装置3は、外部装置制御部300と、外部装置操作部410とを備えている。外部装置制御部300は、外部装置3全体を制御するものであり、CPUとCPU上で動作するプログラム、動作パラメータを格納した記憶部などにより構成される。
外部装置3では、画像形背装置をプリンタとして使用する場合、外部装置3でプリンタドライバなどによってジョブ情報を作成したジョブを画像形成装置に送信して印刷を行うことができる。ジョブ情報には、読み取りの要否を含むことができる。
さらに外部装置4では、画像読取装置の保守動作などを含む動作制御を行うことができ、情報処理装置として用いることができる。この場合、外部装置御部300のハードウェアをコンピュータとして実行されるプログラムは、本発明のプログラムに相当する。
なお、画像形成装置や画像読取装置、外部装置などで使用される本発明のプログラムは、持ち運び可能な記憶部などに格納されて流通、移動するものであってもよい。
ICCUでの画像読み取りが必要な例:通常ジョブについて説明する。
通常ジョブはヤレや色ずれ等の解析が必要なため、全ページで、従来のICCU制御と同様に、毎ページICCUで画像データを読み取り、読み取り画像から補正値を生成して次ページにフィードバックをかけるのが望ましい。また、ユーザーの設定などによって、読み取り不要ページが設定されていれば、そのページのみ、保守動作ジョブ並行モードとして動作することができる。
本発明の読み取り動作を行う基本的な手順を図4のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は制御部の制御によって実行される。
なお、開始に先立って制御部ではジョブの解析が行われている。ジョブの枚数はn枚であり、ジョブの枚数を示すNの初期値は1とする。
手順開始に伴って、ジョブのページ枚数に従って、1枚からn枚まで処理が繰り返される(ステップS1−S7)。先ず、当該ページにおいてICCU(画像読取装置、以下同じ)による読み取りフラグがあるかを判定する(ステップS2)。当該ページで読み取りフラグがあれば(ステップS2、Y)、保守動作を保守動作ジョブ停止モードに設定し、ICCUで画像データ読み取りを行う制御を行う(ステップS3)。読取結果を取得して、読取結果に基づいて画像濃度や画像位置、色ずれの補正量などの補正値を生成し(ステップS4)、フィードバックにより次ページまたは補正が間に合うページに対し画像補正の実施を行う(ステップS5)。次にステップS7に移行して、ページ枚数がnに達していなければ、ステップS1に戻ってNに1を加算して次ページを対象にして同様の処理を継続する。ページ枚数がnに達していれば手順を終了する。
該当ページでICCU読み取りフラグがない場合(ステップS2、N)、保守動作を保守動作ジョブ並行モードに設定し、ICCUの調整・清掃を実施可能にする(ステップS6)。
なお、調整・清掃は自動で直ちに行ってもよく、所定のスケジュールの場合に行うようにしてもよい。また、調整と清掃とは異なるスケジュールで行ってもよく、さらには、調整は自動で直ちに行い、清掃はスケジュールに従って行うなどとしてもよい。さらには、ユーザーによる指示に従って調整や清掃を実行するようにしてもよい。その後、ステップS7に移行する。ステップS7では、ページ枚数がnに達していなければ、ステップS1に戻ってNに1を加算して、次ページを対象にして同様の処理を継続する。ページ枚数がnに達していれば手順を終了する。
上記の例では、保守動作ジョブ並行モードでは、ジョブ中に保守動作を行わないものとして説明したが、ジョブ中にICCUの調整・清掃タイミングになれば、ICCUでの画像読み取り前にジョブを停止して行うようにしてもよい。
以下に、制御手順を図5のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は制御部の制御によって実行される。
なお、開始に先立って制御部ではジョブの解析が行われ、ジョブの読み取りの要否が確認されてジョブ単位またはページ単位でフラグがたてられている。ジョブの枚数はn枚であり、ジョブの枚数を示すNの初期値は1とする。
手順開始に伴って、ジョブのページ枚数に従って、1枚からn枚まで処理が繰り返される(ステップS10−S18)。先ず、当該ページにおいてICCUによる読み取りフラグがあるかを判定する(ステップS11)。当該ページで読み取りフラグがあれば(ステップS11、Y)、保守動作を保守動作ジョブ停止モードに設定し、ICCUの調整・清掃タイミングかを判定する(ステップS12)。調整・清掃タイミングでなければ(ステップS12、N)、ICCUで画像データを読み込む(ステップS14)。
ICCUの調整・清掃タイミングである場合(ステップS12、Y)、ジョブを停止してICCUの調整・清掃を実施する(ステップS13)。なお、清掃と調整のタイミングが異なる場合には、それぞれのタイミングに応じて実施を行う。
ICCUの調整・清掃の実施(ステップS13)後、ICCUで画像データを読み込む(ステップS14)。
画像データの読み取り(ステップS14)後、読取結果を取得して、読取結果に基づいて画像濃度や画像位置、色ずれの補正量などを生成し(ステップS15)、フィードバックにより次ページまたは補正が間に合うページに対し画像補正の実施を行う(ステップS16)。その後、ステップS18に移行する。ページ枚数Nがnに達していなければ、ステップS10に戻ってNに1を加算し、次ページを対象にして同様の処理を継続する。
また、ステップS11で、該当ページでICCU読み取りフラグがない場合(ステップS11、N)、保守動作を保守動作ジョブ並行モードに設定し、ICCUの調整・清掃を実施可能にする。(ステップS17)
なお、調整・清掃は自動で直ちに行ってもよく、所定のスケジュールの場合に行うようにしてもよい。また、調整と清掃とは異なるスケジュールで行ってもよく、さらには、調整は自動で直ちに行い、清掃はスケジュールに従って行うようにしてもよい。さらには、ユーザーによる指示に従って実行するようにしてもよい。
その後、ステップS18に移行する。ステップS18でページ枚数がnに達していなければ、ステップS10に戻ってNに1を加算して次ページを対象にして同様の処理を継続する。
次に、ICCUでの画像読み取りが不要な例:クリーニング通紙などの場合について説明する。
クリーニング通紙時は正しく印刷されたかのチェックは不要なため、ICCUでの画像読み取りは実施しなくてもよい。すなわち、図5のフローチャートでは、ステップS11はNとなる。よって、その用紙では、保守動作並行モードとして動作させ、ジョブ中にICCUの調整・清掃を実施可能にする。ただし、調整モード内で調整・清掃が実施完了しない場合は、調整・清掃が完了するまでジョブを止める制御にしてもよい。ICCUでの画像読み取りが不要な例として、他に最高濃度確認チャートや片面にパッチ等を載せて色調整等を実施する場合の裏面、ジョブアイドル、JAM処理時、その他調整時などが挙げられる。
次に、用紙反転機構を利用することでジョブを停止させずにICCUの調整・清掃を実施する例を説明する。
両面読み取りのICCUを搭載している場合、片面にのみ印刷された用紙を読み込む際には、他面側のICCUは画像を読み込む必要がない。よって、他面側の画像読取部に関しては常時ICCUの調整・清掃が可能となる。前記特徴を利用して、ICCUの調整タイミングになったとしても、片面印刷の場合は、用紙を適宜時期に反転させ(機内の両面印刷機構を利用して反転、または、反転装置にて反転など)、裏面のICCUを利用させることで、ジョブを停止することなく調整・清掃が必要な面のICCUの調整・清掃が可能となる。なお、用紙の反転時期は1枚毎でもよく、また、予め設定した枚数毎で行ってもよい。また、調整と清掃でスケジュールが異なる場合には、それぞれを考慮して反転時期を定めるようにしてもよい。
次に上記動作の手順を図6のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は制御部の制御によって実行される。
なお、開始に先立って制御部ではジョブの解析が行われる。ジョブの枚数はn枚であり、ジョブの枚数を示すNの初期値は1とする。
手順開始に伴って、ジョブのページ枚数に従って、1枚からn枚まで処理が繰り返される(ステップS20−S32)。先ず、当該ページにおいてICCUによる読み取りフラグがあるかを判定する(ステップS21)。当該ページで読み取りフラグがあれば(ステップS21、Y)、保守動作を保守動作ジョブ停止モードに設定し、ICCUの調整・清掃タイミングであるかを判定する(ステップ22)。
調整・清掃タイミングである場合(ステップS22、Y)、片面印刷かを判定する(ステップS23)。片面印刷でなければ(ステップS23、N)、すなわち両面印刷であれば、ジョブを停止してICCUの調整・清掃を実施し(ステップS24)、ICCUで画像データの読み取りを行う(ステップS28)。
ステップS22でICCUの調整・清掃タイミングでない場合(ステップS22、N)、ステップS28に移行してICCUで画像データの読み取りを行う。
ステップS23で、片面印刷である場合(ステップS23、Y)、画像読取前に用紙を反転し(ステップS26)、ICCUのうち、画像読み取りを行わないラインセンサで調整・清掃を実施し(ステップS27)、ICCUで画像データの読取を行う(ステップS28)。ステップS27では、ジョブを停止することなく調整・清掃の保守動作を行うことができる。用紙の反転は常時行わず、上記したように適宜のタイミングで用紙を反転するようにしてもよい。
ステップS28の画像読み取り後、読取結果を取得して、読取結果に基づいて画像濃度や画像位置、色ずれの補正量などの補正値を生成し(ステップS29)、フィードバックにより次ページまたは補正が間に合うページに対し画像補正の実施を行う(ステップS30)。次いでステップS32に移行してページ枚数がnに達していなければ、ステップS20に戻ってNに1を加算して次ページを対象にして同様の処理を継続する。ページ枚数がnに達していれば処理を終了する。
ステップS21で、ICCU読み取りフラグがない場合(ステップS21、N)、保守動作を保守動作ジョブ並行モードに設定し、ICCUの調整・清掃を実施可能にする(ステップS31)。
なお、調整・清掃は自動で直ちに行ってもよく、所定のスケジュールの場合に行うようにしてもよい。また、調整と清掃とは異なるスケジュールで行ってもよく、さらには、調整は自動で直ちに行い、清掃はスケジュールに従って行うようにしてもよい。さらには、ユーザーによる指示に従って実行するようにしてもよい。
その後、ステップS32に移行する。ステップS32でページ枚数がnに達していなければ、ステップS20に戻ってNに1を加算して次ページを対象にして同様の処理を継続する。ページ枚数がnに達していれば手順を終了する。
この実施形態では、両面の画像読取が可能な装置では、使用する画像読取部を切り替えて、それぞれの画像読取部でジョブを停止することなく保守動作を実行することが可能になる。
次に、ジョブ中に含まれる調整モードの有無によって、ICCUの調整・清掃タイミングを変更する例を記載する。
ICCUの調整・清掃を実施するタイミングとして、JOB開始時、一定時間(例:1時間おき)、ICCUの扉を閉めたときなどが挙げられる。JOB開始時の調整・清掃に着目すると、JOB中に調整モードが存在し、該当ページの印刷までに前回の調整・清掃タイミングから一定時間経過しないと予測できれば、JOB開始前に調整・清掃を実施しなくてもICCUの読み取り精度は劣化しないと判断可能となる。よって、前記条件などを満たす際は、ジョブ実行前のICCUの調整・清掃を実施しないでジョブの実行を開始することができる。
以下に、上記動作の手順を図7のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は制御部の制御によって実行される。
手順開始に伴って、ジョブが受信され(ステップS40)、受信されたジョブの解析が行われる(ステップS41)。
ジョブの解析で、前回の保守動作から一定時間経過、ジョブ中に保守動作ジョブ並行モードを有していない、ジョブ中に保守動作ジョブ並行モードを有していても保守動作実行のタイミングまでに前回の保守動作から一定時間経過する、のいずれかの条件を満たしているかを判定する。条件を満たしている場合、ICCUの調整・清掃を実施し(ステップS42)、ジョブのページ枚数に従って、1枚からn枚まで処理が繰り返される(ステップS43−S51)。ジョブの枚数はn枚であり、ジョブの枚数を示すNの初期値は1とする。
先ず、当該ページにおいてICCUによる読み取りフラグがあるかを判定する(ステップS44)。当該ページで読み取りフラグがあれば(ステップS44、Y)、動作を保守動作ジョブ停止モードに設定し、ICCUの調整・清掃タイミングかを判定する(ステップ45)。調整・清掃タイミングでなければ(ステップS45、N)、ICCUで画像データを読み込む(ステップS47)。
ICCUの調整・清掃タイミングである場合(ステップS45、Y)、ジョブを停止してICCUの調整・清掃を実施する(ステップS46)。なお、清掃と調整のタイミングが異なる場合には、それぞれのタイミングに応じて実施を行う。
ICCUの調整・清掃の実施(ステップS46)後、ICCUで画像データを読み込む(ステップS47)。
画像データの読み取り(ステップS47)後、読取結果を取得して、読取結果に基づいて画像濃度や画像位置、色ずれの補正量などを生成し(ステップS48)、次ページまたは補正が間に合うページに対し画像補正の実施を行う(ステップS49)。その後、ステップS51に移行し、ページ枚数がnに達していなければ、ステップS43に戻ってNに1を加算して次ページを対象にして同様の処理を継続する。ページ枚数がnに達していれば、手順を終了する。
また、ステップS44で、該当ページでICCU読み取りフラグがない場合(ステップS44、N)、保守動作を保守動作ジョブ並行モードに設定し、ICCUの調整・清掃を実施可能にする(ステップS50)。
なお、調整・清掃は自動で直ちに行ってもよく、所定のスケジュールの場合に行うようにしてもよい。また、調整と清掃とは異なるスケジュールで行ってもよく、さらには、調整は自動で直ちに行い、清掃はスケジュールに従って行うようにしてもよい。さらには、ユーザーによる指示に従って実行するようにしてもよい。
その後、ステップS51に移行する。ステップS51でページ枚数がnに達していなければ、ステップS43に戻ってNに1を加算して次ページを対象にして同様の処理を継続する。nに達していれば手順を終了する。
次に、ICCU読み取りフラグ設定方法を図8、9に基づいて説明する。
図8は、操作表示部のパネルにおいて設定をする例を説明する。
図8は、操作表示部に表示された設定画面1400を示すものである。
設定画面では、ジョブの個別設定変更に関するものであり、画面にはICCU読み取り設定釦1410が押下可能に設けられている。該釦が押下されると、さらに「要」釦1411と「不要」釦1412とがそれぞれ択一して押下できるように表示される。
「要」釦1411、「不要」1412のいずれかが押下されてOK釦1420が押下されると、設定内容が確定し、キャンセル釦1421が押下されると現表示に設定された内容がキャンセルされる。なお、デフォルトでいずれかが選択された状態にしておき、設定がされない場合にはデフォルトの設定が維持されるようにする。
ICCU読み取りは、この操作画面では例えば、PI挿入紙の設定などに用いることができる。また、ジョブ全体に適用するものや、ページを指定して要、不要の設定を行えるようにしてもよい。その場合、全ページに対し、デフォルトで要、不要が設定されていれば、必要なページのみをこれと異なる設定にすることができる。
図9は、プリンタドライバで設定する際の設定画面の一部を示すものであり、ICCU読み取り設定画面1500を示す。読み取り設定画面1500には、3つの釦を有するラジオ釦群1501が択一的に選択可能に表示されている。上部のラジオボタンは、全ページ読み取りを行うものであり、その下部のラジオボタンは、全ページ読み取りをしないものである。最下部のラジオボタンはページ指定で読み取りを行わない設定をするものであり、他のページは読み取りを行う設定になっている。また、これと逆に、ページ指定で読み込みを行うページを指定し、その他は読み取りを行わない設定であってもよい。このラジオボタンの右側には、指定するページを入力するページ入力欄1502が設けられている。ページ番号は、図示しないテンキーなどを用いて入力を行うことができる。ページ指定では、単一のページの他、複数のページを指定できるものであってもよい。
操作パネルやプリンタドライバで設定された内容は、ジョブにジョブ情報として含まれ、印刷に際し参照されて制御などに利用される。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲は上記説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは上記実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
1A 画像形成装置
10 装置本体
20 読取装置
101 ラインセンサ制御部
106 操作表示部
107 画質調整部
108 印刷制御部
109 画像形成部
110 用紙搬送部
201 ラインセンサ
201A ラインセンサ
202 ラインセンサ

Claims (20)

  1. 画像データに基づいて転写媒体に画像形成を行う画像形成部と、
    ジョブを管理して前記画像形成を制御し、さらに、画像形成後の前記転写媒体を画像読取部で読み込んだ読取結果を取得して所定の処理を行うとともに、前記画像読取部に対する保守動作の制御が可能な制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記ジョブに画像読取部による読み取りの設定がされているかを判定し、読み取りの設定がされていない場合、保守動作をジョブの出力と並行して実行可能な保守動作ジョブ並行モードにして前記ジョブの実行を可能にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ジョブに画像読取部による読み取りの設定がされている場合、ジョブの出力を一時停止して、保守動作を実行する保守動作ジョブ停止モードにして前記ジョブの実行を可能にすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記ジョブが読み取りの設定がされているかを判定する場合、ジョブの全ページまたはページ単位で判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、ジョブのページ単位で読み取りの設定がされているかを判定する場合、ページ単位でモードの設定を行うことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記画像読取部が、少なくとも転写媒体の媒体面に応じて複数ある場合、前記制御部は、転写媒体の媒体面毎に画像読取部による読み取りの設定がされているかを判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、転写媒体の片面に画像形成を行う場合、画像読み取りに際し転写媒体の表裏を反転して、画像読み取りを行う画像読取部を切り替え、画像読み取りを行わない媒体面を読み取りの設定がされていないものと判定し、この媒体面側の画像読取部を保守動作の対象とすることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. ジョブにおける読み取りの要否は、ジョブに対するユーザーの指定または/およびジョブ作成時の設定により行われることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、ジョブの実行により使用される転写媒体とは異なる所定の転写媒体を使用する場合、所定の転写媒体に対し画像読取部による読み取りの設定を行わないことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の転写媒体が、JAM解消後のクリーニング転写媒体、最高濃度確認チャートや片面にパッチを載せて色調整を実施する場合の転写媒体裏面、ジョブアイドル時の転写媒体のいずれかであることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記保守動作が前記画像読取部の調整処理または/および清掃処理であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記保守動作ジョブ並行モードでは、自動実行またはユーザーの指示によって保守動作を実行することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記保守動作ジョブ並行モードでは、予め設定されたスケジュールに基づいて保守動作を実行することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記スケジュールは、保守動作の内容によって異なるスケジュールを有することを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、所定の条件によって前記ジョブの実行前に保守動作を実行することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記所定の条件が、前回の保守動作から一定時間経過、ジョブ中に保守動作ジョブ並行モードを有していない、ジョブ中に保守動作ジョブ並行モードを有していても保守動作実行のタイミングまでに前回の保守動作から一定時間経過する、のいずれかであることを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
  16. 前記所定の処理が画像形成調整であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記画像形成調整がジョブの実行に対しリアルタイムで行われることを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
  18. 前記画像読取部と、前記画像読取部に対する保守動作を行う器具と、を有することを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. ジョブの画像データに基づいて転写媒体に画像形成を行う画像形成方法であって、
    画像形成後の前記転写媒体を画像読取部で読み込んだ読取結果を取得して所定の処理を行うステップと、
    前記画像読取部に対する保守動作の制御を行うステップと、を有し、
    前記画像形成の前に、ジョブに画像読取部による読み取りの設定がされているかを判定し、読み取りの設定がされていない場合、保守動作をジョブの出力と並行して実行可能な保守動作ジョブ並行モードに設定してジョブの実行を可能にするステップと、を有することを特徴とする画像形成方法。
  20. 画像データに基づいて転写媒体に画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置を制御するコンピュータで実行されるプログラムであって、
    画像形成後の前記転写媒体を画像読取部で読み込んだ読取結果を取得して所定の処理を行うステップと、
    前記画像読取部に対する保守動作の制御を行うステップと、を有し、
    前記画像形成の前に、ジョブに画像読取部による読み取りの設定がされているかを判定し、読み取りの設定がされていない場合、保守動作をジョブの出力と並行して実行可能な保守動作ジョブ並行モードに設定してジョブの実行を可能にするステップを有することを特徴とするプログラム。
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