JP2007279327A - 画像形成装置 - Google Patents

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Sachiko Narita
祥子 成田
Takashi Kokubu
隆 国分
Masaaki Nishi
昌章 西
Masayoshi Ariji
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Abstract

【課題】画像形成の中断時間を短縮して、画像形成装置の生産性を向上させる。
【解決手段】印刷ジョブに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成部54と、画像が形成された記録紙に印刷ジョブで指定された後処理を施す後処理部18と、前記画像形成部54で記録紙に形成される画像の画質を調整する画質調整手段62と、前記後処理部18で後処理を実行するのに要する後処理時間を印刷ジョブ毎に演算し、演算された後処理時間内に画質調整処理が実行されるように前記画質調整手段62を制御する制御手段50と、を備えた画像形成装置10。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、画像が形成された記録紙に対して各種の後処理を行う後処理装置が接続された画像形成装置に関する。
画像形成装置にはステープル機能等の各種の機能を備えた後処理装置が連結される。後処理装置を連結し、ユーザが印刷ジョブ上で後処理機能を設定することで、画像形成装置で画像が形成された記録紙に対して所定の後処理が実行される。このように後処理が実行される場合には、後処理中に後続の用紙が突入するのを防止するために画像形成は中断され、次の印刷ジョブは後処理の終了後に開始される(特許文献1乃至4)。
また、画像形成装置では、経時や環境変化により形成される画像の画質が変化する。このため所定の処理枚数ごとに、画像形成を中断して画質調整を行っている。
特開平6−107368号公報 特開平8−63300号公報 特開2003−155160号公報 特開2003−212404号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、後処理の最中に画質調整の時期が到来した場合には、後処理の終了後に画質調整処理が実行されるため、長時間にわたり画像形成が中断され、生産性が大幅に低下するという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、画像形成の中断時間を短縮して、画像形成装置の生産性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、印刷ジョブに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成部と、画像が形成された記録紙に印刷ジョブで指定された後処理を施す後処理部と、前記画像形成部で記録紙に形成される画像の画質を調整する画質調整手段と、前記後処理部で後処理を実行するのに要する後処理時間を印刷ジョブ毎に演算し、演算された後処理時間内に画質調整処理が実行されるように前記画質調整手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
後処理部による後処理の実行中及び画質調整手段による画質調整処理の実行中には、画像形成部による画像形成が中断されるが、本発明の画像形成装置では、後処理部で後処理を実行するのに要する後処理時間を印刷ジョブ毎に演算し、演算された後処理時間内に画質調整処理が実行されるように画質調整手段を制御するので、画像形成の中断時間が短縮され、画像形成装置の生産性が向上する。
以上説明したように本発明によれば、画像形成の中断時間が短縮され、画像形成装置の生産性が向上する、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
(画像形成システム)
図1には、本実施の形態に適用した画像形成システム10の概略構成を示している。この画像形成システム10は、記録紙12に画像を形成する画像形成装置14、画像形成装置14を用いた印刷処理を制御する印刷制御装置16及び、画像形成装置14によって画像が形成されて排出される記録紙12に対して、所定の後処理を施す後処理装置18を含んで形成されている。
図2に示すように、画像形成システム10は、画像形成装置14及び印刷制御装置16が相互にネットワーク接続されると共に、画像形成装置14及び印刷制御装置16が、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのクライアントPC20とネットワーク接続されている。これにより、画像形成装置14では、クライアントPC20から送信された印刷ジョブに基づいた印刷処理が可能となっている。なお、画像形成装置14としては、プリンタ機能のみでなく、スキャナ機能、ファクシミリ機能を備えていても良く、或いは、これらの機能を併せ持つ複合機であっても良い。
図1に示すように、画像形成装置14は、ケーシング14A内に、電子写真プロセスによって記録紙12に画像を形成する画像形成部22及び、画像形成部22へ供給(給紙)する記録紙12が装填される給紙部24が設けられている。給紙部24には、多数枚の記録紙12を積層して収容する給紙トレイ26が設けられており、給紙部24は、給紙トレイ26に収容されている記録紙12を最上層から順に取出す。また、画像形成装置14には、記録紙12を給紙部24から画像形成部22を経て後処理装置18へ搬送する搬送路28が形成されており、給紙トレイ26から取出された記録紙12は、搬送路28に沿って画像形成部22へ搬送される。
画像形成部22には、画像データに応じたトナー像を形成する現像モジュール30と共に、中間転写体となる無端の転写ベルト32が設けられている。画像形成装置14では、フルカラーの画像形成が可能となっており、ここから、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)のそれぞれに対応した現像モジュール30Y、30M、30C、30Kを備え、それぞれが転写ベルト32に対向して順に配置されている。また、現像モジュール30のそれぞれは、感光体ドラム34を備えている。
画像形成部22では、感光体ドラム34のそれぞれを画像データに応じて露光することにより潜像を形成した後、トナー現像を施すことによりトナー像を形成する。また、画像形成部22では、各色のトナー像を、転写ベルト32に重畳しながら転写することにより、転写ベルト32上にフルカラーのトナー像を形成する。画像形成部22には、記録紙12の搬送路側に転写ローラ36とローラ38とが対で配置されており、転写ベルト32が転写ローラ36に巻き掛けられている。
記録紙12は、転写ベルト32に形成されたトナー像の移動に同期して、転写ローラ36とローラ38の間の転写位置へ送り込まれる。このときに、転写ベルト32のトナー像に記録紙12が重ねられて転写ローラ36とローラ38に挟持されることにより、記録紙12にトナー像が転写される。
転写位置の下流側に一対の定着ローラ40を備えた定着モジュール42が設けられており、トナー像が転写された記録紙12は、定着モジュール42へ搬送されることにより、定着ローラ40に挟持される。定着モジュール42では、定着ローラ40によって挟持した記録紙12をトナー像と共に加圧しながら加熱し、トナー像を記録紙12に定着する。これにより、定着モジュール42から画像が形成された記録紙12が送り出される。
また、画像形成装置14では、記録紙12の両面に画像を形成する両面印刷が可能となっており、定着モジュール42の下流側に反転部44が設けられ、この反転部44から転写位置の給紙側(給紙トレイ26)側へ記録紙12を搬送する搬送路が形成されている。両面印刷が行われる記録紙12は、一方の面(1面目)に画像が形成されると、反転部44へ送り込まれ、この反転部44で搬送方向が反転されて、転写位置の給紙側に戻される。これにより、記録紙12の他方の面(2面目)が転写ベルト32に対向し、2面目の画像形成が可能となるようにしている。
一方、図2に示すように、画像形成装置14には、制御部50が設けられている。制御部50は、図示しないマイクロコンピュータ(CPU)を備え、画像形成部22及び給紙部24を制御すると共に、記録紙12の搬送を制御する。この制御部50は、ネットワークインターフェイス(I/F)52を介して、印刷制御装置16及びクライアントPC20等にネットワーク接続されており、これにより、印刷制御装置16に制御されて、クライアントPC20等から出力される印刷ジョブに対する印刷処理が実行可能となっている。
制御部50には、画像処理部54が形成されている。制御部50では、印刷ジョブが入力されると、この印刷ジョブの設定に基づいて、各種の印刷機能の設定を行う。また、制御部50には、画像処理部54が形成されている。この画像処理部54では、印刷ジョブの画像データに対して、印刷機能の設定に基づいて画像処理を行うと共に、画像データに基づいてY、M、C、Kの各色成分のデータ(ラスタデータ)を生成するRIP処理を行う。
制御部50では、このラスタデータに基づいて画像処理部22を制御し、現像モジュール30(30Y、30M、30C、30K)の各感光体ドラム34を走査露光することにより、トナー像を生成するための潜像を形成する。すなわち、制御部50では、印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブの指定に基づいて印刷機能を設定すると共に、画像処理及びRIP処理を行って記録紙12の各ページに形成する画像に応じたラスタデータを形成する。この後に、ラスタデータに応じたトナー像を形成して記録紙12に転写することにより、記録紙12に画像を形成する。
また、制御部50では、複数の印刷ジョブを受信すると、受信した印刷ジョブをスプールして、順に画像形成処理を実行するようになっている。
一方、制御部50には、ユーザーインターフェイス部(UI部)56が接続されている。図1に示すように、このUI部56は、ケーシング14Aの上面の所定位置に設けられている操作パネル58を備えている。操作パネル58としては、例えば各種の情報を表示するディスプレイと、ディスプレイの表示に基づいた情報入力を可能とするキーボードが一体となっているタッチパネルを用いることができる。これにより、UI部56では、操作パネル58に表示するUI画面を用いて各種の設定情報が入力可能となっており、入力された設定情報に基づいた信号が制御部50へ出力されることにより、制御部50ではこの設定情報に基づいた印刷処理が可能となっている。
画像形成部22には、画質調整部62が設けられている。この画質調整部62では、所定の処理枚数ごとに、記録紙12に形成される画像の画質を安定させるために種々の調整処理(画質調整処理)を実行する。画質調整処理としては、濃度検出パターンの濃度を検出して印字濃度を調整する濃度調整処理、印字位置のずれ量を検出して印字位置を調整するレジ調整処理などが挙げられる。
また、画像調整部62には、濃度変動値や印字位置のずれ変動値を検出する検出部(図示せず)が設けられている。これらの変動値は制御部50に出力され。制御部50では、これらの変動値が予め設定された所定値(閾値)に達したときに、画質調整処理を実行可能と判断して、後述するタイミングで画像調整部62を制御して画質調整処理を実行する。
また、給紙部24には、給紙枚数を計測するカウンタ64が設けられている。このカウンタ64は、画像形成部22へ供給(給紙)した記録紙12の枚数をカウントし、カウント値を制御部50に出力する。制御部50では、このカウント値が予め設定された所定値(閾値)に達したときに、画質調整処理を実行可能と判断して、後述するタイミングで画質調整部62を制御して画質調整処理を実行する。また、制御部50は、カウント値が所定値に達したときに、カウンタ64のカウント値をリセットする。
ところで、図1に示すように、画像形成装置14には、後処理装置18が連結可能となっており、後処理装置18が連結されることにより、画像形成の終了した記録紙12が後処理装置18へ送り込まれる。また、図2に示すように、画像形成装置14には、インターフェイス(I/F)60が設けられており、後処理装置18は、I/F60を介して、制御部50に接続されるようになっている。
制御部50は、印刷ジョブに基づいて印刷機能を設定するときに、後処理装置18で実行する後処理機能の設定があるか否かを確認し、後処理装置18が備えている後処理機能の設定があるときには、該当する印刷ジョブに基づいた印刷処理を実行するときに、設定した後処理機能に基づいた機能設定信号を出力する。
後処理装置18にとしては、任意の後処理機能を備えたものを用いることができるが、本実施の形態に適用した後処理装置18は、一例として、丁合い機能、中折り機能とステープル機能を併せて中綴じ機能、ステープル機能を用いた平綴じ機能に加えて、裁断機能の4機能を備えている。
(後処理時の動作)
後処理装置18では、適用する後処理機能が指定されることにより、画像形成装置14から送りこまれる記録紙12に対して、指定された後処理を実行して集積する。このとき、後処理装置18では、制御部50から入力される機能設定信号に基づいて、実行する後処理機能に応じて、例えば、記録紙12の図示しない搬送路の切換えなどを行って、指定された後処理が実行可能となるようにする。なお、後処理装置18は、後処理機能が設定されていないときには、例えば、画像形成装置14から送り込まれる記録紙12を、所定の排出トレイ上に排出して集積するなどの予め設定されている処理を行う。
制御部50では、記録紙12に画像を形成するときに、予め設定された搬送速度で記録紙12を搬送する。また、記録紙12の搬送速度、記録紙12のサイズ、片面/両面印刷、カラー/白黒印刷、後処理機能などの印刷機能の設定に基づいて、記録紙12の搬送間隔を設定し、設定した搬送間隔が得られるように給紙間隔(例えば時間、以下「フィード間隔Tf」とする)を設定し、設定したフィード間隔Tfで給紙トレイ20から記録紙12を取出す(フィード)。
図3(A)に示すように、画像形成装置10では、記録紙12の先端をフィード間隔Tfで搬送し、記録紙12の後端と次の記録紙12の先端の間に所定の記録紙間隔(例えば時間)Tiが設けられるようにしている。即ち、画像形成装置14に設けられた制御部50では、それぞれの記録紙12に適正な画像形成と、適正な後処理が可能となる記録紙間隔Tiで記録紙12の搬送を行うようにしている。
後処理装置18では、後処理機能の種類や組合せ、処理枚数に応じた後処理時間が必要となる。制御部50では、この後処理機能の種類や組合せ、処理枚数が入力されることにより、後処理時間が演算され、図示しないメモリに記憶される。制御部50では、複数の印刷ジョブを連続して処理するときに、記憶された後処理時間に基づいて、前の印刷ジョブの最後の記録紙12をフィードしてから、新たに実行する印刷ジョブに対する最初の記録紙12のフィードを行うまでの時間(印刷ジョブ間のフィード間隔Tfs)を設定する。
フィード間隔Tfsの設定により、次の印刷ジョブの最初の記録紙12のフィードタイミングを前の印刷ジョブの後処理終了後まで遅らせて、記録紙12Aの後端と記録紙12Bの先端との間に後処理時間に応じた所定の記録紙間隔Tisが得られるようにして、前の印刷ジョブの後処理中に後続の用紙が突入するのを防止している。即ち、制御部50は、前の印刷ジョブの最後の記録紙12Aを給紙してから、次の印刷ジョブの記録紙12Bをフィードするまでのフィード間隔Tfsを、前の印刷ジョブの後処理時間に基づいて設定する。
(画質調整処理)
本実施の形態では、後処理の最中に画質調整処理を並行して実行する。
図4(A)乃至(D)は、第1の印刷ジョブ70と第2の印刷ジョブ72とが連続して処理される場合の記録紙12のフィード間隔を示す。実線で示すシートが記録紙12であり、画像形成の実行中は、設定したフィード間隔Tfで給紙トレイ20から記録紙12が供給されている。これに対し、点線は、画像形成が中断され、記録紙12が供給されなかったことを示す。
図4(A)に示すように、第1の印刷ジョブ70と第2の印刷ジョブ72とに各々後処理が設定されている場合、後処理時間74と後処理時間76では画像形成が中断され、記録紙12が供給されない。画像形成装置14では、いわゆるダウンタイム(空き時間)が発生する。
一方、図4(B)に示すように、画質調整処理を行う時期は、印刷ジョブとは無関係に所定の処理枚数ごとに到来し、画質調整処理を行う間(画質調整時間)78は画像形成が中断され、記録紙12が供給されない。図示したように第1の印刷ジョブ70の後処理時間74に画質調整時間78が重なると、従来は、図4(C)に示すように、第1の印刷ジョブ70の終了後に、画質調整処理を実行していた。このため、後処理時間74に連続して画質調整時間78も画像形成が中断され、生産性の低下を招いていた。
本実施の形態では、第1の印刷ジョブ70の後処理時間74に画質調整時間78が重なると、図4(D)に示すように、後処理時間74内に画質調整処理を実行する。このように空き時間である後処理時間を利用して画質調整処理を実行することで、画像形成の中断時間を短縮することができ、生産性が向上する。
図5は、制御部50で実行される画質調整挿入処理のルーチンを示している。
このフローチャートでは、最初のステップ100で、印刷ジョブの実行を開始するか否かを確認する。このときに、クライアントPC20から印刷ジョブを受信すると、ステップ100で肯定判定して次のステップ102へ移行する。否定判定の場合はステップ100の確認を繰り返す。
ステップ102では、印刷ジョブで後処理が設定されているか否かを判断する。また、制御部50では、印刷ジョブの設定に基づいて後処理機能等の印刷機能の設定を行う。例えば、設定された印刷機能に基づいて記録紙12のフィード間隔Tfなどを設定する。ここで後処理が設定されている場合は、ステップ102で肯定判定して次のステップ104へ移行する。否定判定の場合は後処理時間が発生しないのでステップ114に移行する。
ステップ104では、後処理時間を演算する。上述した通り、印刷ジョブで設定された後処理機能の種類や組合せ、処理枚数に応じて後処理時間が演算され、図示しないメモリに記憶される。後処理時間の演算が終了すると、次のステップ106では、次の印刷ジョブが入力されたか否かを確認する。
画像形成装置14では、複数の印刷ジョブを受信すると、受信した印刷ジョブをスプールして順に実行可能となっている。これにより、印刷ジョブの実行中に新たな印刷ジョブがスプールされると、ステップ106で肯定判定してステップ108へ移行し、ステップ104で記憶した後処理時間を読み出し、この後処理時間に基づいて印刷ジョブ間の記録紙12のフィード間隔Tfsを設定する。次の印刷ジョブがスプールされていないときには、ステップ106で否定判定してステップ110へ移行する。
ステップ110では、画質調整処理が実行可能か否かを判断する。制御部50は、カウンタ64から入力されたカウント値が所定値に達した場合に、画質調整処理を実行可能と判断して、ステップ110で肯定判定してステップ112へ移行する。例えば、処理枚数が1000枚に達したときに、画質調整処理が実行可能と判断する。そして、次のステップ112で、画質調整部62を制御して、後処理装置18の後処理動作のタイミングに応じて、後処理時間内に画質調整処理を実行する。
或いは、ステップ110で、カウント値が所定範囲にある場合に、画質調整処理を実行可能と判断してもよい。例えば、処理枚数が950〜1050枚の範囲にある場合に、画質調整処理が実行可能と判断する。
また、カウント値の代わりに、画像調整部62から入力された濃度変動値やレジずれ変動値が所定値である場合又は所定範囲にある場合に、画質調整処理を実行可能と判断してもよい。
図6(A)及び(B)に示すように、印刷ジョブ80の後処理時間82に画質調整時間84が重なっていない場合でも、図6(C)に示すように、画質調整処理を前倒しして、後処理時間74内に画質調整処理を実行することで、画像形成の中断時間を短縮することができる。なお、後処理開始の直前に画質調整の時期が到来する場合には、画質調整処理を遅らせることもできる。また、後処理時間内に画質調整処理を実行するか否かは、ユーザが判断してもよい。
後処理時間内に実行可能な画質調整処理が無い場合には、ステップ110で否定判定してステップ114へ移行する。ステップ114では、実行中の印刷ジョブが終了したか否か、すなわち、実行中の印刷ジョブに用いる最後の記録紙12のフィードから次の印刷ジョブをフィードするまでの間隔が、設定した印刷ジョブ間の記録紙12のフィード間隔Tfs分空いているか否かを確認する。ここで、最後の記録紙12のフィードからフィード間隔Tfsが空くと、ステップ114で肯定判定してステップ116へ移行する。否定判定の場合はステップ114の確認を繰り返す。このステップ116では、設定した印刷ジョブ間の記録紙12のフィード間隔Tfsに基づいて、次に実行する印刷ジョブの記録紙12のフィードを開始し、ルーチンを終了する。
図7は、ステップ112で実行される画質調整処理のサブルーチンを示している。
最初のステップ200で、後処理時間内に実行可能な画質調整処理が複数あるか否かを判断する。濃度調整処理及びレジ調整処理というように、実行可能な画質調整処理が複数ある場合には、ステップ200で肯定判定してステップ202へ移行し、ステップ202で各処理に優先順位を付与し、次のステップ204で画質調整時間を演算する。ステップ204では、画質調整機能の種類や組合せに応じて画質調整時間が演算され、図示しないメモリに記憶される。
画質調整時間の演算が終了すると、次のステップ206では、後処理時間内に画質調整を実行できるか否かを判断する。記憶した後処理時間を読み出し、画質調整時間と後処理時間とを比較して、画質調整時間が後処理時間より短い場合には、後処理時間内に画質調整を実行できるので、ステップ206で肯定判定してステップ208へ移行し、ステップ208で優先順位の順に画質調整処理を実行して、ルーチンを終了する。
画質調整時間が後処理時間より長い場合には、ステップ206で否定判定してステップ210へ移行する。次のステップ210では、画質調整処理を分割して実行できるか否かを判断する。分割が可能な場合には、ステップ210で肯定判定してステップ212へ移行し、ステップ212で画質調整処理を複数回に分割して実行して、ルーチンを終了する。
図8(A)に示すように、連続して実行される第1の印刷ジョブ90と第2の印刷ジョブ92とに各々後処理が設定されている場合、後処理時間94と後処理時間96では画像形成が中断され、記録紙12が供給されない。一方、図8(B)に示すように、画質調整処理を行う時期は印刷ジョブとは無関係に到来する。図示したように画質調整時間98が後処理時間94より長い場合には、後処理時間94内で画質調整処理を終えることができないが、図8(C)に示すように、画質調整処理を2回に分割し、前半(画質調整時間98A)を後処理時間94内に実行し、後半(画質調整時間98B)を後処理時間96内に実行することで、後処理時間内に画質調整処理を実行することができる。
ステップ210で画質調整処理の分割が不可能な場合は、実行中の印刷ジョブの後処理時間内では画質調整処理を実行できないので、ステップ210で否定判定してステップ214へ移行し、ステップ214で画質調整処理を先送りできるかどうかを判断する。先送り可能な場合には、ステップ214で肯定判定してステップ216で処理を先送りし、ルーチンを終了する。先送り不可能な場合には、ステップ214で否定判定してステップ218に移行し、ステップ218で印刷ジョブを中断して画質調整処理を実行し、ルーチンを終了する。
以上説明した通り、後処理装置で後処理を実行している間(後処理時間)は、画像形成が中断され、次に処理する印刷ジョブの記録紙の給紙タイミングが遅らされて、画像形成装置に空き時間が発生するが、この後処理時間を利用して画質調整処理を実行することで、画像形成の中断時間が短縮され、画像形成装置の生産性が向上する。
また、画質調整処理を行う時期は、印刷ジョブとは無関係に所定の処理枚数ごとに到来するが、後処理は印刷ジョブ毎に実施されるので、ジョブの途中で画質調整処理が実行されることがなく、印刷ジョブ内での画質変動等を防止することができる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するものではない。
例えば、本実施の形態では、画質調整時間が後処理時間より長い場合に、画質調整処理を複数回に分割して実行する例について説明したが、後処理を実行する場合には簡易な画質調整処理を行うなど、後処理を実行する場合と実行しない場合とで、画質調整機能を選択できるようにしてもよい。例えば、濃度調整処理では、転写ベルト1周分の濃度検出パターンを用いて濃度を検出するが、後処理を実行する場合には、後処理時間内に検出可能な濃度検出パターンを用いる等である。
また、本実施の形態では、複数の画質調整処理が実行可能な場合に、各処理に優先順位を付与して、優先順位の順に画質調整処理を実行する例について説明したが、UI部56の操作パネル58に選択画面を表示して、ユーザが実行する画質調整処理を選択するようにしてもよい。
また、本発明は、連結された後処理装置によって後処理を行う任意の構成の画像形成装置に適用することができる。
本実施の形態に適用した画像形成システムに設けた画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置の制御機能の概略を示すブロック図である。 (A)及び(B)は搬送路の概略図であり、(A)は同一の印刷ジョブでの記録紙のフィードを示し、(B)は印刷ジョブが切り換わるときの記録紙のフィードを示している。 (A)乃至(D)は、複数の印刷ジョブが連続して処理される場合の記録紙のフィード間隔を示す図である。 制御部で実行される画質調整挿入処理のルーチンを示すフローチャートである。 (A)乃至(C)は、印刷ジョブの後処理時間内に画質調整処理を前倒しして実行する場合の記録紙のフィード間隔を示す図である。 画質調整処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 (A)乃至(C)は、画質調整処理を複数回に分割して実行する場合の記録紙のフィード間隔を示す図である。
符号の説明
10 画像形成システム
12(12A、12B) 記録紙
14 画像形成装置
18 後処理装置
20 クライアントPC
22 画像形成部
24 給紙部
28 搬送路
50 制御部
56 UI部
58 操作パネル
70 第1の印刷ジョブ
72 第2の印刷ジョブ
74、76 後処理時間
78 画質調整時間
80 印刷ジョブ
82 後処理時間
84 画質調整時間
90 第1の印刷ジョブ
92 第2の印刷ジョブ
94、96 後処理時間
98 画質調整時間

Claims (5)

  1. 印刷ジョブに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成部と、
    画像が形成された記録紙に印刷ジョブで指定された後処理を施す後処理部と、
    前記画像形成部で記録紙に形成される画像の画質を調整する画質調整手段と、
    前記後処理部で後処理を実行するのに要する後処理時間を印刷ジョブ毎に演算し、演算された後処理時間内に画質調整処理が実行されるように前記画質調整手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、後処理時間内に実行可能な画質調整処理がある場合に、前記後処理時間内に画質調整処理が実行されるように前記画質調整手段を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、後処理時間内に画像形成装置の処理枚数が閾値に達した場合に、画質調整処理が実行可能と判断する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、後処理時間内に画像形成装置の処理枚数が閾値を含む所定範囲となる場合に、画質調整処理が実行可能と判断する請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記後処理部で後処理を実行するのに要する後処理時間を連続する複数の印刷ジョブ毎に演算し、演算された複数の後処理時間内に画質調整処理が実行されるように前記画質調整手段を制御する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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