JP7009788B2 - 画像形成システム及びプログラム - Google Patents
画像形成システム及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7009788B2 JP7009788B2 JP2017113967A JP2017113967A JP7009788B2 JP 7009788 B2 JP7009788 B2 JP 7009788B2 JP 2017113967 A JP2017113967 A JP 2017113967A JP 2017113967 A JP2017113967 A JP 2017113967A JP 7009788 B2 JP7009788 B2 JP 7009788B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- adjustment operation
- forming apparatus
- execution
- asynchronous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
そこで特許文献1には、このような画像形成システムにおいて、一方の画像形成装置で画質調整を実行する必要が生じた場合に、他方の画像形成装置と同期させて画質調整を実行する技術が開示されている。
このような調整を常にすべての画像形成装置に対して同時に実行するものとすると、実行頻度が増え、画像形成システム全体としての生産が低下する。また、一方の画像形成装置では調整が必要であっても他方の画像形成装置では必要のない場合など、それぞれにとって最適ではないタイミングで実行すると、資材を無駄に消費してしまう。
用紙に画像形成を行う画像形成部を有する複数の画像形成装置が直列に配置された画像形成システムにおいて、
前記画像形成部の動作状態を調整する調整動作の実行を制御する制御手段と、
前記調整動作のうち前記複数の画像形成装置において同時に行う必要がない非同期調整動作の実行の要否に関する要否情報及び実行時間に関する実行時間情報及び前記非同期調整動作の実行優先順位に関する優先順位情報を含む調整動作情報を記憶する記憶手段と、
前記画像形成部の動作履歴に基づいて、前記非同期調整動作の要否を判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に基づいて前記記憶手段の要否情報を更新する更新手段と、を備え、
前記判断手段は、
対象とする非同期調整動作に関連する前記動作履歴の値が、第1の閾値を超えた場合に前記非同期調整動作の実行が推奨されると判断し、更に前記動作履歴の値が変化する方向の第2の閾値を超えた場合に前記非同期調整動作の実行が必要であると判断し、実行が必要な前記非同期調整動作のうち、前記第2の閾値の超過量が多い順に実行優先順位を設定し、
前記制御手段は、一の画像形成装置における空き時間であって、他の画像形成装置が画像形成を実行している第1の空き時間及び前記他の画像形成装置が前記非同期調整動作を実行している第2の空き時間に、前記一の画像形成装置に、前記記憶手段に記憶された調整動作情報に基づいて実行が必要な前記非同期調整動作に要する実行時間が前記空き時間に収まるもののうち、前記実行優先順位の最も高いものから順に選択して実行させ、前記空き時間に収まる、実行が必要な前記非同期調整動作がない場合、実行が推奨される前記非同期調整動作から選択して実行させる
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記第1の空き時間は、
画像形成システムにおけるジョブの開始時に、前記一の画像形成装置よりも上流に配置された前記他の画像形成装置が画像形成を実行している時間であって、前記一の画像形成装置のアイドリング中の時間である
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成システムにおいて、
前記第2の空き時間は、
前記他の画像形成装置がジョブの途中に前記非同期調整動作を実行している時間であって、前記一の画像形成装置のアイドリング中の時間である
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
前記調整動作情報には、前記非同期調整動作に要する実行時間が前記空き時間に収まらない場合に、前記非同期調整動作を分割可能か否かに関する分割可否情報が含まれ、
前記制御手段は、実行が必要な前記非同期調整動作に要する実行時間が前記空き時間に収まらず、かつ分割可能である場合に、当該非同期調整動作を分割し、前記空き時間に収まる時間のみ実行し、当該非同期調整動作の実行時間情報を実行した時間分減算する
ことを特徴とする。
請求項5に記載のプログラムは、
用紙に画像形成を行う画像形成部を有する複数の画像形成装置が直列に配置された画像形成システムのコンピューターを、
前記画像形成部の動作状態を調整する調整動作の実行を制御する制御手段、
前記調整動作のうち前記複数の画像形成装置において同時に行う必要がない非同期調整動作の実行の要否に関する要否情報及び実行時間に関する実行時間情報及び前記非同期調整動作の実行優先順位に関する優先順位情報を含む調整動作情報を記憶する記憶手段、
前記画像形成部の動作履歴に基づいて、前記非同期調整動作の要否を判断する判断手段、
前記判断手段による判断結果に基づいて前記記憶手段の要否情報を更新する更新手段、として機能させ、
前記判断手段は、
対象とする非同期調整動作に関連する前記動作履歴の値が、第1の閾値を超えた場合に前記非同期調整動作の実行が推奨されると判断し、更に前記動作履歴の値が変化する方向の第2の閾値を超えた場合に前記非同期調整動作の実行が必要であると判断し、実行が必要な前記非同期調整動作のうち、前記第2の閾値の超過量が多い順に実行優先順位を設定し、
前記制御手段は、
一の画像形成装置における空き時間であって、他の画像形成装置が画像形成を実行している第1の空き時間及び前記他の画像形成装置が前記非同期調整動作を実行している第2の空き時間に、前記一の画像形成装置に、前記記憶手段に記憶された調整動作情報に基づいて実行が必要な前記非同期調整動作に要する実行時間が前記空き時間に収まるもののうち、前記実行優先順位の最も高いものから順に選択して実行させ、前記空き時間に収まる、実行が必要な前記非同期調整動作がない場合、実行が推奨される前記非同期調整動作から選択して実行させる。
図1に、画像形成システム100の全体構成及び内部構成を示す。
画像形成システム100は、第1の画像形成装置1及び第2の画像形成装置2を備え、各装置は直列に接続されて構成される。
また、第1の画像形成装置1は、反転機構R1を備える。また、第2の画像形成装置2は、排紙トレイ3を備える。また、矢印は、用紙の搬送経路又は中間転写ベルトの回転方向を示す。
第2の画像形成装置2は、第1の画像形成装置1から搬送されてきた用紙について、画像形成部22によって両面印刷の場合は印刷動作を行い、片面印刷の場合は印刷動作を行わずに、搬送部26によって排紙トレイ3に用紙を排出する。
画像形成システム100は、第1の画像形成装置1及び第2の画像形成装置2を備えて構成される。
本実施形態では、画像処理コントローラー1aは、第1の制御部10及び第2の制御部20から出力された画質調整動作の実施要求を受け付ける。また、画像処理コントローラー1aは、受け付けたプリント調整動作の実施要求に基づいて、プリント調整動作の実施時期と調整内容を決定する。また、画像処理コントローラー1aは、決定した実施時期と調整内容によりプリント調整動作を実施するよう第1の制御部10及び第2の制御部20に指示する。画像処理コントローラー1aの詳細な制御については、後述する。
また、第1の制御部10は、NIC(Network Interface Card)等を備えて構成され、第2の制御部20との間で各種情報の送受信を行う。
また、第1の制御部10は、印字カウンター10a及び記憶部10bを備えて構成される。第1の制御部10は、第1の画像形成装置1において印刷された印刷枚数を印字カウンター10aによりカウントし、カウントした印刷枚数の情報を記憶部10bにより記憶する。
第2の画像形成装置2の各部の処理については、第1の画像形成装置1について説明した各部の処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
なお、本実施形態では、画像処理コントローラー1a、操作表示部14、スキャナー部15は、第1の画像形成装置1に接続され、第2の画像形成装置2には接続されていないものとしたが、これに限らず、第2の画像形成装置2が画像処理コントローラー1aを備えるとしてもよい。また、第2の画像形成装置2もスキャナー部15及び操作表示部14を備えるとしてもよい。
以下、本実施形態に係る画像形成システム100におけるプリント調整動作について説明する。
画像形成システム100は、プリント動作の間の空き時間に、画像形成部12又は画像形成部22におけるプリント調整動作を行う。
図3に、各種プリント調整動作の調整時間(実行時間情報)及び同期の要否(要否情報)を定めたテーブルT1を示す。実行時間情報とは、各プリント調整動作に要する実行時間に関する情報を表す。要否情報とは、第1の画像形成装置1と第2の画像形成装置2において同時に実行する必要があるか否かに関する情報を表す。
テーブルT1は、調整動作情報として、記憶部10b及び記憶部20bのそれぞれに記憶されており、画像処理コントローラー1aがプリント調整動作の実行の是非を判断する際に参照される。なお、記憶部10b及び記憶部20bは記憶手段として機能する。
1-1.濃度補正
濃度補正は、画像濃度の補正であって、第1の制御部10及び第2の制御部20は、それぞれ中間転写ベルト上に濃度の基準となるトナーパッチを形成し、このトナーパッチの濃度を濃度センサー12a又は濃度センサー22aにより検出し、検出された濃度に基づいて、画像形成部12又は画像形成部22の各部に対しフィードバックする。また、画像処理コントローラー1aは、前回濃度補正を実行した時点からカウントした印刷枚数に基づいて実行要否を判断し、判断結果に基づいて要否情報を更新する。
1-2.階調補正
階調補正は、コントラスト補正であって、第1の制御部10及び第2の制御部20は、それぞれ中間転写ベルト上に濃度の基準となる高濃度から低濃度までを表現した階調パッチを形成し、このトナーパッチの濃度を濃度センサー12a又は濃度センサー22aにより検出し、検出された濃度に基づいて、画像形成部12又は画像形成部22の各部に対しフィードバックする。また、画像処理コントローラー1aは、前回濃度補正を実行した時点からカウントした印刷枚数に基づいて実行要否を判断し、判断結果に基づいて要否情報を更新する。
1-3.カラーレジスト補正
カラーレジスト補正は、色ずれ補正であって、第1の制御部10及び第2の制御部20は、それぞれ中間転写ベルト上に濃度の基準となるYMCK各色のカラーレジストパッチを形成し、LEDと反射型フォトダイオードからなる図示しないカラーレジストセンサー、或は、濃度センサー12a又は濃度センサー22aにより各色間の色ずれを検出し、検出された濃度に基づいて、画像形成部12又は画像形成部22の各部に対しフィードバックする。また、画像処理コントローラー1aは、前回濃度補正を実行した時点からカウントした印刷枚数に基づいて実行要否を判断し、判断結果に基づいて要否情報を更新する。
2-1.感光体リフレッシュ
感光体リフレッシュは、感光体ドラム表面のクリーニングであって、第1の制御部10及び第2の制御部20は、それぞれ感光体ドラム上の紙粉や放電生成物等をクリーニング装置によって除去する。また、画像処理コントローラー1aは、前回感光体リフレッシュを実行した時点からカウントした印刷枚数及び機内温度から実行要否を判断し、判断結果に基づいて要否情報を更新する。
2-2.帯電極清掃
帯電極清掃は、帯電装置における帯電極の放電ワイヤーのクリーニングであって、第1の制御部10及び第2の制御部20は、接触式の清掃部材を放電ワイヤーに沿って移動させることで、放電ワイヤーに付着した放電生成物等の除去を行う。また、画像処理コントローラー1aは、前回帯電極清掃を実行した時点からカウントした印刷枚数から実行要否を判断し、判断結果に基づいて要否情報を更新する。
2-3.ブレードクリーニング
ブレードクリーニングは、クリーニング装置におけるクリーニングブレードのクリーニングであって、第1の制御部10及び第2の制御部20は、クリーニングブレードの腹面に堆積したトナーを除去する。また、画像処理コントローラー1aは、累積印字面積などから算出したトナー付着から実行要否を判断し、判断結果に基づいて要否情報を更新する。なお、調整時間は180秒を基本とし、トナー付着量に応じて増減するものとする。
2-4.プリント前感光体予備回転
プリント前感光体予備回転は、クリーニング装置におけるクリーニングブレードのクリーニングであって、第1の制御部10及び第2の制御部20は、感光体を回転させてクリーニングブレードの腹面に堆積したトナーを除去する。ブレードクリーニングよりも簡易的なプリント調整動作である。また、画像処理コントローラー1aは、累積印字面積などから算出したトナー付着から実行要否を判断し、判断結果に基づいて要否情報を更新する。なお、調整時間は3秒を基本とし、トナー付着量に応じて増減するものとする。
3-1.プリント前定着予備回転
プリント前定着予備回転は、定着昇温のための定着ベルトの予備回転である。第1の制御部10及び第2の制御部20は、それぞれジョブ開始前にプリント前定着予備回転を実行する。
3-2.プリント前定着予備加熱
プリント前定着予備加熱は、定着昇温のための定着ベルトの予備加熱である。第1の制御部10及び第2の制御部20は、それぞれジョブ開始前にプリント前定着予備加熱を実行し、所定の温度に達するまで実施する。
3-3.アラーム定着ウォームアップ
アラーム定着ウォームアップは、定着ベルトの冷却又は加熱動作である。第1の制御部10及び第2の制御部20は、それぞれ定着ベルトの温度がプリント可能な上限又は下限温度(例えば、150~200℃)を超えた場合に、プリント動作を中断して、所定の温度に達するまでアラーム定着ウォームアップを実施する。
4-1.ブレード交換
各画像形成装置のクリーニング装置は2枚ブレード方式であり、第1の制御部10及び第2の制御部20は、1枚目のクリーニングブレードの耐久を超えると2枚目のクリーニングブレードに自動交換する。画像処理コントローラー1aは、前回ブレード交換を実行した時点からカウントした印刷枚数から実行要否を判断し、判断結果に基づいて要否情報を更新する。
4-2.トナーリフレッシュ
トナーリフレッシュは、現像装置内のトナーの入れ替え動作であって、第1の制御部10及び第2の制御部20は、それぞれ現像装置内の劣化したトナーを、新しいトナーに入れ替える。画像処理コントローラー1aは、現像装置内のトナー濃度と直近のプリント時における画像面積率などから実行要否を判断し、判断結果に基づいて要否情報を更新する
したがって本実施形態においては、画像処理コントローラー1aは、非同期調整動作を実行する場合に、プリント調整動作を実施すべき画像形成装置の空き時間とプリント調整動作の調整時間を比較し、空き時間よりも調整時間が短いと判断した場合に、プリント調整動作を実行する。
次に、画像形成システム100が実施する第1の判断処理について説明する。
第1の判断処理においては、上記した空き時間として、図4に示す時間を利用する。
図4(A)に示すように、第1の画像形成装置1のジョブ開始時に、第2の画像形成装置2がアイドリング中の時間、即ち第2の画像形成装置2にとっての空き時間a(第1の空き時間)を利用して、第2の画像形成装置2において非同期調整動作を実行する。
また、図4(B)に示すように、第1の画像形成装置1がプリントの途中に非同期調整動作を実行している場合に、第2の画像形成装置2がアイドリング中の時間、即ち第2の画像形成装置2にとっての空き時間b(第2の空き時間)を利用して、第2の画像形成装置2において非同期調整動作を実行する。反対に、図4(C)に示すように、第2の画像形成装置2が非同期調整動作を実行している場合に、第1の画像形成装置1にとっての空き時間c(第2の空き時間)を利用して、第1の画像形成装置1を実行することも可能である。
「必要レベル2」は、画質を保証するために即実行すべき段階、「必要レベル1」は、多少実行を遅延しても画質が保障されるが、必要レベル2に達する前に実行することが推奨される段階である。「必要レベル0」は、実行不要な段階である。即ち、「必要レベル2」、「必要レベル1」が「実行要」、「必要レベル0」が「実行不要」である。
このように、各プリント調整動作について必要レベルと所定の閾値とを定めたテーブルが予め設定され、記憶部10b及び記憶部20bによって保存されているものとする。
ここでは、画像処理コントローラー1aによって、「ブレードクリーニング」、「プリント前感光体予備回転」、「ブレード交換」の実施が必要であると判断され、要否情報として記録されている。なお、実施の要否とは、必要レベル2に分類されたものを「必要」とし、必要レベル1及び必要レベル0に分類されたものを「不要」としている。
ここでは、優先順位は「ブレードクリーニング」、「プリント前感光体予備回転」、「ブレード交換」の順に高いものと判断されている。
このうち、画像処理コントローラー1aは、優先順位が高い「プリント前感光体予備回転」の実行を決定し、第2の制御部20に実行を指示する。画像処理コントローラー1aの指示を受けた第2の制御部20は画像形成部22を制御し、「プリント前感光体予備回転」を実行する。
なお、第1の判断処理は、画像処理コントローラー1aにより行われる。また、処理の前提として、第1の画像形成装置1及び第2の画像形成装置2はそれぞれ、印刷枚数や機内温度等の情報を画像処理コントローラー1aに出力しているものとする。
なお、第1の判断処理では非同期調整動作のみを扱うものとし、同期調整動作は対象としない。即ち、画像処理コントローラー1aは、テーブルT1に示した非同期調整動作についてのみステップS701の判断を行う。
即ち、同期が不要なプリント調整動作を、全ての画像形成装置を同期させることなく各画像形成装置にとって最適なタイミングで実行することができるため、生産性の低下や資材の無駄な消費を抑えることが可能である。
したがって、第2の画像形成装置2の起動後の空き時間を利用するため、第2の画像形成装置2をすぐに稼働させることができ、当該空き時間が短時間であっても確実に実施することができる。
したがって、第2の画像形成装置2の起動中の空き時間を利用するため、第2の画像形成装置2をすぐに稼働させることができ、当該空き時間が短時間であっても確実に実施することができる。
したがって、実行の必要性が高く、かつ空き時間に収まるものを優先的に実行することが可能となり、効率的である。
第2の判断処理においては、空き時間中に複数の非同期調整動作を実行する点で、第1の判断処理と異なる。
即ち、第1の判断処理においては最も優先順位の高い非同期調整動作のみを実行するものとしたが、第2の判断処理においては実行が必要な非同期調整動作を優先順位の高い順にソートし、順番に実行する。また、空き時間内に収まらない非同期調整動作であっても分割して実行することが可能である。
画像処理コントローラー1aによって、「感光体リフレッシュ」、「帯電極清掃」、「ブレード交換」の実施が必要であると判断され、要否情報として記録されている。なお、ここでは空き時間は図4の空き時間bとして、180秒であるとする。
空き時間bが180秒であるのに対し、「ブレード交換」の調整時間は2秒であることから、「ブレード交換」は実行可能である。
次に、「帯電極清掃」の調整時間は30秒であることから、残りの空き時間の178秒内に実行可能である。
次に、「感光体リフレッシュ」の調整時間は180秒であることから、残りの148秒内に実行することはできない。
例えば、「2.クリーニング」については、「感光体リフレッシュ」及び「ブレードクリーニング」を分割して実行することが可能である。即ち、このようなプリント調整動作については、今回の空き時間に調整時間が収まらない場合に空き時間に収まるように調整時間を分割して実行することが可能である。
したがって、図8の場合、「ブレード交換」、「帯電極清掃」の順に実行し、「感光体リフレッシュ」の調整時間の180秒のうち、最初の148秒のみを実行して終了する。「感光体リフレッシュ」については、180秒から上記の時間を減算した残りの32秒については、次回のプリント調整動作の実行時に実施の是非を判断するものとする。
なお、第1の判断処理は、画像処理コントローラー1aにより行われる。また、処理の前提として、第1の画像形成装置1及び第2の画像形成装置2はそれぞれ、印刷枚数や機内温度等の情報を画像処理コントローラー1aに出力しているものとする。
画像処理コントローラー1aは、プリント調整動作が必要ではないと判断すると(ステップS901:No)、制御を終了するが、プリント調整動作が必要であると判断すると(ステップS901:Yes)、実行が必要なプリント調整動作を優先順位の高い順にソートする(ステップS902)。なお優先順位は、上記した必要レベルに基づいて設定される。
したがって、空き時間を最大限に利用し、複数の非同期調整動作を実行することができる。
したがって、優先度の高いものを部分的にでも実行することができるため、画像不良の発生をより効果的に抑えることができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、上記の実施形態は本発明の好適な例であり、これに限定されない。
但し、プリント調整動作の実行頻度が増すことになるため、優先順位の高いものから実行することが望ましい。なお、優先順位の決定において、第1の閾値を超えているもののうち、第2の閾値に近いものほど優先順位を高くするなどが可能である。
1 第1の画像形成装置
1a 画像処理コントローラー(制御手段、判断手段、更新手段)
10 第1の制御部
10a 印字カウンター
10b 記憶部(記憶手段)
12 画像形成部
12a 濃度センサー
12b 環境センサー
16 搬送部
2 第2の画像形成装置
20 第2の制御部
20a 印字カウンター
20b 記憶部(記憶手段)
22 画像形成部
22a 濃度センサー
22b 環境センサー
26 搬送部
a 空き時間(第1の空き時間)
b,c 空き時間(第2の空き時間)
Claims (5)
- 用紙に画像形成を行う画像形成部を有する複数の画像形成装置が直列に配置された画像形成システムにおいて、
前記画像形成部の動作状態を調整する調整動作の実行を制御する制御手段と、
前記調整動作のうち前記複数の画像形成装置において同時に行う必要がない非同期調整動作の実行の要否に関する要否情報及び実行時間に関する実行時間情報及び前記非同期調整動作の実行優先順位に関する優先順位情報を含む調整動作情報を記憶する記憶手段と、
前記画像形成部の動作履歴に基づいて、前記非同期調整動作の要否を判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に基づいて前記記憶手段の要否情報を更新する更新手段と、を備え、
前記判断手段は、
対象とする非同期調整動作に関連する前記動作履歴の値が、第1の閾値を超えた場合に前記非同期調整動作の実行が推奨されると判断し、更に前記動作履歴の値が変化する方向の第2の閾値を超えた場合に前記非同期調整動作の実行が必要であると判断し、実行が必要な前記非同期調整動作のうち、前記第2の閾値の超過量が多い順に実行優先順位を設定し、
前記制御手段は、一の画像形成装置における空き時間であって、他の画像形成装置が画像形成を実行している第1の空き時間及び前記他の画像形成装置が前記非同期調整動作を実行している第2の空き時間に、前記一の画像形成装置に、前記記憶手段に記憶された調整動作情報に基づいて実行が必要な前記非同期調整動作に要する実行時間が前記空き時間に収まるもののうち、前記実行優先順位の最も高いものから順に選択して実行させ、前記空き時間に収まる、実行が必要な前記非同期調整動作がない場合、実行が推奨される前記非同期調整動作から選択して実行させる
ことを特徴とする画像形成システム。 - 前記第1の空き時間は、
画像形成システムにおけるジョブの開始時に、前記一の画像形成装置よりも上流に配置された前記他の画像形成装置が画像形成を実行している時間であって、前記一の画像形成装置のアイドリング中の時間である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。 - 前記第2の空き時間は、
前記他の画像形成装置がジョブの途中に前記非同期調整動作を実行している時間であって、前記一の画像形成装置のアイドリング中の時間である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。 - 前記調整動作情報には、前記非同期調整動作に要する実行時間が前記空き時間に収まらない場合に、前記非同期調整動作を分割可能か否かに関する分割可否情報が含まれ、
前記制御手段は、実行が必要な前記非同期調整動作に要する実行時間が前記空き時間に収まらず、かつ分割可能である場合に、当該非同期調整動作を分割し、前記空き時間に収まる時間のみ実行し、当該非同期調整動作の実行時間情報を実行した時間分減算する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成システム。 - 用紙に画像形成を行う画像形成部を有する複数の画像形成装置が直列に配置された画像形成システムのコンピューターを、
前記画像形成部の動作状態を調整する調整動作の実行を制御する制御手段、
前記調整動作のうち前記複数の画像形成装置において同時に行う必要がない非同期調整動作の実行の要否に関する要否情報及び実行時間に関する実行時間情報及び前記非同期調整動作の実行優先順位に関する優先順位情報を含む調整動作情報を記憶する記憶手段、
前記画像形成部の動作履歴に基づいて、前記非同期調整動作の要否を判断する判断手段、
前記判断手段による判断結果に基づいて前記記憶手段の要否情報を更新する更新手段、として機能させ、
前記判断手段は、
対象とする非同期調整動作に関連する前記動作履歴の値が、第1の閾値を超えた場合に前記非同期調整動作の実行が推奨されると判断し、更に前記動作履歴の値が変化する方向の第2の閾値を超えた場合に前記非同期調整動作の実行が必要であると判断し、実行が必要な前記非同期調整動作のうち、前記第2の閾値の超過量が多い順に実行優先順位を設定し、
前記制御手段は、
一の画像形成装置における空き時間であって、他の画像形成装置が画像形成を実行している第1の空き時間及び前記他の画像形成装置が前記非同期調整動作を実行している第2の空き時間に、前記一の画像形成装置に、前記記憶手段に記憶された調整動作情報に基づいて実行が必要な前記非同期調整動作に要する実行時間が前記空き時間に収まるもののうち、前記実行優先順位の最も高いものから順に選択して実行させ、前記空き時間に収まる、実行が必要な前記非同期調整動作がない場合、実行が推奨される前記非同期調整動作から選択して実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017113967A JP7009788B2 (ja) | 2017-06-09 | 2017-06-09 | 画像形成システム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017113967A JP7009788B2 (ja) | 2017-06-09 | 2017-06-09 | 画像形成システム及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018205652A JP2018205652A (ja) | 2018-12-27 |
JP7009788B2 true JP7009788B2 (ja) | 2022-01-26 |
Family
ID=64957742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017113967A Active JP7009788B2 (ja) | 2017-06-09 | 2017-06-09 | 画像形成システム及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7009788B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7435260B2 (ja) | 2020-05-27 | 2024-02-21 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像形成装置、プログラム |
JP7468151B2 (ja) | 2020-05-27 | 2024-04-16 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像形成装置、画像形成システム、プログラム |
JP7435261B2 (ja) | 2020-05-27 | 2024-02-21 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像形成装置、プログラム |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006227333A (ja) | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
US20060215240A1 (en) | 2005-03-25 | 2006-09-28 | Xerox Corporation | Image quality control method and apparatus for multiple marking engine systems |
JP2007072118A (ja) | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Canon Inc | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム |
JP2007279327A (ja) | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2012068286A (ja) | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成システム |
JP2013054147A (ja) | 2011-09-02 | 2013-03-21 | Canon Inc | 画像形成システム及び印刷制御装置 |
JP2013186376A (ja) | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Canon Inc | 印刷装置及び印刷方法並びに印刷方法を実行するプログラム |
JP2013202907A (ja) | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Konica Minolta Inc | 画像形成システム及び画像形成システムの制御方法 |
JP2017102341A (ja) | 2015-12-03 | 2017-06-08 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システムおよび画像形成システム用プログラム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6424260A (en) * | 1987-07-21 | 1989-01-26 | Konishiroku Photo Ind | Controller for cleaning charging electrode |
JP2893965B2 (ja) * | 1990-12-28 | 1999-05-24 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JPH11296025A (ja) * | 1998-04-13 | 1999-10-29 | Mita Ind Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2017
- 2017-06-09 JP JP2017113967A patent/JP7009788B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006227333A (ja) | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
US20060215240A1 (en) | 2005-03-25 | 2006-09-28 | Xerox Corporation | Image quality control method and apparatus for multiple marking engine systems |
JP2007072118A (ja) | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Canon Inc | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム |
JP2007279327A (ja) | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2012068286A (ja) | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成システム |
JP2013054147A (ja) | 2011-09-02 | 2013-03-21 | Canon Inc | 画像形成システム及び印刷制御装置 |
JP2013186376A (ja) | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Canon Inc | 印刷装置及び印刷方法並びに印刷方法を実行するプログラム |
JP2013202907A (ja) | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Konica Minolta Inc | 画像形成システム及び画像形成システムの制御方法 |
JP2017102341A (ja) | 2015-12-03 | 2017-06-08 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システムおよび画像形成システム用プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018205652A (ja) | 2018-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7009788B2 (ja) | 画像形成システム及びプログラム | |
JP6150078B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成制御方法 | |
CN107145045B (zh) | 图像形成装置、图像形成管理装置以及图像形成方法 | |
CN107145046B (zh) | 图像形成装置、图像形成方法以及图像形成管理装置 | |
JP2008026699A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6340920B2 (ja) | 画像形成システムおよび画像形成方法 | |
JP2008026701A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5418452B2 (ja) | 画像形成システム | |
US10387082B2 (en) | Printing machine and method for tray selection in printing | |
US9529316B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP6213515B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法 | |
US9110419B2 (en) | Image forming system and image forming apparatus | |
JP2011253073A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6740670B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2019040043A (ja) | 画像形成装置、情報処理装置およびプログラム | |
JP2014034179A (ja) | 画像形成システム | |
US10599084B2 (en) | Image forming apparatus, image forming method, control program, and image formation management system | |
JP6750391B2 (ja) | 画像形成システム、画像形成装置、階調補正方法および階調補正プログラム | |
JP2013088665A (ja) | 加熱装置、画像形成装置および後処理装置 | |
US10409208B2 (en) | Image forming apparatus for forming image on sheet | |
JP2010210937A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2018167473A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
US9989902B2 (en) | Image forming apparatus and computer readable medium storing program | |
JP2018036408A (ja) | 画像形成装置、方法及びプログラム | |
JP6816441B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200520 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210406 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210602 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210831 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211029 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7009788 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |