JP6515564B2 - 画像読取装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成システムに関する。
従来、複写機やプリンター等の画像形成装置では、画像の色、位置、倍率等を調整するために、用紙上に形成された画像をスキャナーで読み取り、読み取った結果を画像処理条件や画像形成条件にフィードバックしている。
このスキャナーで読み取る色情報を正しい色情報(絶対的な値)に補正するために、高精度で色情報を読み取り可能な測色計を用いてスキャナーの校正を行っている。具体的には、校正用チャートに含まれる複数のカラーパッチについて、スキャナーで読み取った色情報と測色計で読み取った色情報を比較し、スキャナーで読み取った色情報が測色計で読み取った色情報となるように補正する。この測色計を用いた校正により、スキャナーで読み取った色情報を正確な値として画像形成装置にフィードバックすることができる。
測色計では、読み取られる領域は限られた範囲であり、かつ、読み取りに所定の時間を要する。そのため、常に測色計で画像を読み取ろうとすると、コストも時間もかかってしまう。
一方、スキャナーは、安価であって広範囲を読み取り対象とすることができ、測色計に比べて速いスピードで画像を読み取ることができる。
したがって、測色計を用いてスキャナーの校正を行っておき、画像を出力する際は、スキャナーで画像を読み取ることで、高い生産性を維持しつつ、画像の自動補正が可能となる。
このような測色計を備える画像読取装置において、測色計の読取部に紙粉、ごみ等が付着すると測色値が不正確となる。
測色計は、用紙との距離を一定に保つ必要があるため、精度良く取り付けられていることが求められる。測色計が取り外し可能となっていると、ユーザーによる着脱で取り付け位置精度の悪化が懸念されるため、測色計は、容易に着脱することができないようになっている。そのため、ユーザーは、測色計を取り外して読取部を清掃することはできない。
したがって、極力測色計で読み取る直前に、用紙面に付着した紙粉等を除去する必要がある。
画像読取装置において用紙面に付着した紙粉等を除去するものとして、例えば、画像読取部の上流のガイド板に、用紙によって運ばれたごみ、紙粉等を集積する凹みを設けた原稿読取装置(特許文献1参照)や、画像読取部の上流側近傍に、用紙に付着した紙粉等を除去するクリーニング部材を設けた原稿読取装置(特許文献2参照)が提案されている。
特開2000−209390号公報 特開2008−13266号公報
ところで、通常、用紙は搬送ローラーによって搬送され、紙粉は主に搬送ローラーと用紙との接触により発生する。紙粉は搬送ローラーのニップ部の下流側に拡散していくため、用紙搬送方向と直交し、かつ、用紙面と平行な方向において、異物除去部材を測色計の読取部の幅で設けただけでは、拡散した紙粉を全て除去することは困難であった。
一方、用紙搬送方向と直交し、かつ、用紙面と平行な方向において、異物除去部材を用紙幅いっぱいに亘って設けてしまうと、無駄な部分が多くなる。
そのため、異物除去部材を最適なサイズにすることが求められていた。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、測色計の読み取りに影響する範囲の異物を効率良く確実に除去することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の搬送ローラーによって用紙を搬送する搬送手段と、用紙上に形成された画像の色を読み取る測色計と、用紙搬送経路において、前記測色計の読取部と、当該読取部の上流に位置する当該読取部に最も近い搬送ローラーである上流ローラーと、の間に設けられ、用紙面に付着した異物を除去する異物除去部材と、を備える画像読取装置であって、前記上流ローラーは、一又は複数のローラーから構成され、前記異物除去部材は、用紙搬送方向と直交し、かつ、用紙面と平行な方向において、前記上流ローラーの最も外側の両端部と、前記読取部の両端部のそれぞれ近い方同士を直線で結んだ範囲に亘って設けられており、前記上流ローラーの最も外側の両端部間の幅と前記読取部の幅の間の長さの幅を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記読取部の幅は、前記上流ローラーの最も外側の両端部間の幅よりも短い。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、前記読取部に対向する位置に設けられたバッキング部材を備え、前記異物除去部材の用紙との接触面は、前記上流ローラーのニップ部と、前記バッキング部材の前記読取部に対向する対向面と、を結んだ直線よりも、前記バッキング部材側にある。
請求項に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記測色計を使用しないモードでは、前記異物除去部材を用紙搬送領域外へ退避させる退避手段を備える。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記異物除去部材を支持する支持部を備え、前記異物除去部材は、前記支持部に対して着脱可能に設けられている。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記異物除去部材は、用紙面に関して前記測色計と同じ側に設けられている。
請求項に記載の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成装置と、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像読取装置と、を備える画像形成システムであって、前記測色計は、前記画像形成装置により用紙上に形成された画像の色を読み取る。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、用紙搬送経路から分岐し、用紙の両面に画像を形成する際に、用紙の表裏を反転させ、画像形成前の位置に用紙を再度供給するための反転搬送経路を有し、前記測色計は、用紙搬送経路上の前記反転搬送経路への分岐点よりも下流側に設けられている。
本発明によれば、測色計の読み取りに影響する範囲の異物を効率良く確実に除去することができる。
画像形成システムの概略構成図である。 画像形成システムの機能的構成を示すブロック図である。 測色計、異物除去ブラシ及び上流ローラーの配置を示す上面図である。 図1のAに対応する部分の拡大模式図である。 (a)は、校正モード時の異物除去ブラシの位置を示す図である。(b)は、通常モード時の異物除去ブラシの位置を示す図である。 移動部の具体的な構成を示す図である。 異物除去ブラシの取り付け例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像読取装置の実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1に、画像形成システム100の概略構成を示す。
図1に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置10と、画像読取装置20と、を備える。画像形成装置10により画像が形成された用紙は、そのまま画像読取装置20に搬入される。画像形成装置10と画像読取装置20は、相互にデータ通信可能に接続されている。
画像形成装置10は、操作部11、表示部12、画像読取部13、画像形成部14、給紙トレイT1,T2等を備える。
操作部11は、表示部12の表示画面上を覆うように形成されたタッチパネルや、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ユーザーの操作に基づく操作信号を制御部15(図2参照)に出力する。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部15から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示する。
画像読取部13は、ADF(自動原稿給紙装置)、スキャナー等を備え、原稿の画像を読み取って得られた画像データを制御部15に出力する。
画像形成部14は、画像読取部13により読み取られた画像データ、又は、外部装置から受信した画像データに基づいて、用紙に対して画像形成を行う。
画像形成部14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体ドラム141Y,141M,141C,141K、中間転写ベルト142、二次転写ローラー143、定着部144、反転機構145等を備える。
感光体ドラム141Yは、一様に帯電された後、イエロー色の画像データに基づいてレーザービームにより走査露光され、静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム141Y上の静電潜像にイエロー色のトナーが付着され、現像が行われる。
感光体ドラム141M,141C,141Kについても、扱う色が異なることを除いて、感光体ドラム141Yと同様であるため、説明を省略する。
感光体ドラム141Y,141M,141C,141K上に形成された各色のトナー像は、回転する中間転写ベルト142上に逐次転写される(一次転写)。すなわち、中間転写ベルト142上には、4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト142上のカラートナー像は、二次転写ローラー143により、給紙トレイT1,T2から供給される用紙上に一括して転写される(二次転写)。
定着部144は、カラートナー像が転写された用紙を加熱する加熱ローラー、当該用紙を加圧する加圧ローラーを備え、加熱・加圧によりカラートナー像を用紙に定着させる。
反転機構145は、用紙の両面に画像を形成する場合に、用紙の表裏を反転させ、用紙を再度二次転写位置に供給するための搬送経路である。
給紙トレイT1,T2には、予め定められた紙種やサイズの用紙が収納されている。給紙トレイT1,T2に収納された用紙は、1枚ずつ画像形成部14に供給される。
画像読取装置20は、第1スキャナー21、第2スキャナー22、測色計23、異物除去ブラシ24、バッキング部材31、バッキング部材32、バッキング部材33、搬送ローラー41〜47、排紙トレイT11等を備える。
第1スキャナー21、第2スキャナー22及び測色計23は、用紙搬送経路において、画像形成装置10の下流側に設けられており、画像形成後の用紙の画像形成面を、用紙が外部に排出される前に読み取り可能となっている。
第1スキャナー21及び第2スキャナー22は、用紙搬送方向と直交し、かつ、用紙面と平行な方向(用紙幅方向)にCCD(Charge Coupled Device)がライン状に配列されたラインセンサーによって構成されており、搬送される用紙上の画像を読み取り、得られた画像データを制御部25(図2参照)に出力する。第1スキャナー21及び第2スキャナー22は、用紙全幅に亘って読み取り可能である。
第1スキャナー21は、画像形成装置10により用紙の両面に画像形成された用紙の先に形成された面の画像を読み取る。
第2スキャナー22は、画像形成装置10により用紙の片面に画像形成された用紙の画像形成面の画像、又は、画像形成装置10により用紙の両面に画像形成された用紙の後から形成された面の画像を読み取る。
測色計23は、用紙上に形成された画像に対し、波長毎に分光反射率を検出し、画像の色を測定する分光測色計である。測色計23は、用紙搬送方向と直交し、かつ、用紙面と平行な方向(用紙幅方向)における一部の領域のみを読み取り可能である。
測色計23は、搬送される用紙に対向する下面側に読取部231を有している。読取部231は、画像形成装置10により用紙上に形成された画像(カラーパッチ)の色を読み取る。読取部231の直径は、約4mm程度である。
異物除去ブラシ24は、用紙搬送経路において、測色計23の読取部231と、読取部231の上流に位置する読取部231に最も近い搬送ローラー(以下、上流ローラーともいう。)45と、の間に設けられ、用紙面に付着した紙粉、ごみ等の異物を除去する異物除去部材である。
バッキング部材31は、用紙に形成された画像を第1スキャナー21により読み取る際に、用紙の背景となる部材である。
バッキング部材32は、用紙に形成された画像を第2スキャナー22により読み取る際に、用紙の背景となる部材である。
バッキング部材33は、測色計23の読取部231に対向する位置に設けられており、用紙に形成された画像を測色計23により読み取る際に、用紙の背景となる部材である。
搬送ローラー41〜47は、画像読取装置20内の用紙を搬送する。
排紙トレイT11には、画像読取装置20を通過した用紙が排出される。
図2は、画像形成システム100の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置10は、操作部11、表示部12、画像読取部13、画像形成部14、制御部15、通信部16、搬送部17、記憶部18等を備える。なお、既に説明した機能部については、説明を省略する。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。CPUは、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置10の各部の動作を集中制御する。
通信部16は、所定のケーブルによって接続された画像読取装置20との間でデータの送受信を行う。また、通信部16は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部装置との間でデータの送受信を行う。
搬送部17は、用紙を搬送するための搬送ローラーを備え、画像形成装置10内において用紙を搬送する。
記憶部18は、ハードディスクやフラッシュメモリー等により構成され、各種データを記憶する。例えば、記憶部18には、複数のカラーパッチを含む校正用チャートを生成するための画像データが記憶されている。
画像読取装置20は、第1スキャナー21、第2スキャナー22、測色計23、異物除去ブラシ24、制御部25、通信部26、搬送部27、記憶部28、移動部29等を備える。なお、既に説明した機能部については、説明を省略する。
制御部25は、CPU、ROM、RAM等により構成される。CPUは、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像読取装置20の各部の動作を集中制御する。
制御部25は、第1スキャナー21及び第2スキャナー22の読取結果に基づいて、画像形成部14の調整値を算出する。調整値には、画像形成装置10において、画像の色、位置、倍率等を調整するためのパラメーターが含まれる。
制御部25は、校正モードにおいて、複数のカラーパッチを含む校正用チャートに対する第1スキャナー21及び第2スキャナー22の色情報と、測色計23の色情報と、に基づいて、第1スキャナー21及び第2スキャナー22の出力値を校正する。第2スキャナー22は、測色計23と同一面を読み取ることができるので、各カラーパッチに対する第2スキャナー22の色情報が、測色計23の色情報となるように、第2スキャナー22の校正を行う。一方、第1スキャナー21は、測色計23と同一面(同じカラーパッチ)を読み取ることはできないので、第1スキャナー21及び測色計23で、画像形成部14により同じ条件で形成された各カラーパッチを読み取り、第1スキャナー21の色情報が、測色計23の色情報となるように、第1スキャナー21の校正を行う。
本実施の形態では、測色計23は、校正モード時にのみ使用される。
通信部26は、所定のケーブルによって接続された画像形成装置10との間でデータの送受信を行う。具体的には、通信部26は、第1スキャナー21及び第2スキャナー22の読取結果から算出された調整値を画像形成装置10に送信する。
搬送部27は、用紙を搬送するための搬送ローラー41〜47を備え、画像読取装置20内において用紙を搬送する。
記憶部28は、ハードディスクやフラッシュメモリー等により構成され、各種データを記憶する。
移動部29は、測色計23を使用しないモード(以下、通常モードという。)において、異物除去ブラシ24を用紙搬送領域外へ退避させる。すなわち、移動部29は、退避手段として機能する。移動部29は、異物除去ブラシ24を移動させ、異物除去ブラシ24が用紙搬送領域に設置された状態と、異物除去ブラシ24が用紙搬送領域外に退避された状態と、を切り替える。
図3は、図1のAで示す部分の上面図であり、測色計23、異物除去ブラシ24及び上流ローラー45の配置を示している。
上流ローラー45は、用紙搬送方向と直交し、かつ、用紙面と平行な方向(用紙幅方向、ローラー軸方向)に分割されたローラー本体部451,452から構成されている。ローラー本体部451,452は、軸453により回転可能に支持されている。
異物除去ブラシ24は、用紙搬送方向と直交し、かつ、用紙面と平行な方向(用紙幅方向)において、上流ローラー45の最も外側の両端部(ローラー本体部451の端部454、ローラー本体部452の端部455)と、測色計23の読取部231の両端部(端部232,233)のそれぞれ近い方同士を直線で結んだ範囲に亘って設けられている。
「上流ローラー45の最も外側の両端部」とは、上流ローラー45がローラー軸方向に分割された複数のローラーから構成されている場合には、最も外側のローラーの外側の端部(2箇所)をいい、上流ローラー45が一つのローラーから構成されている場合には、このローラーの両端部をいう。
具体的には、ローラー本体部451の端部454と測色計23の読取部231の端部232とを結んだ直線L1と、ローラー本体部452の端部455と測色計23の読取部231の端部233とを結んだ直線L2と、に基づいて、用紙幅方向において、直線L1から直線L2に亘って異物除去ブラシ24が設けられている。
ここで、測色計23と用紙の距離、用紙とバッキング部材33の距離が測色値に与える影響について説明する。
測色計23で正確に用紙の色を測定するためには、測色計23と用紙の距離を一定にし、また、用紙とバッキング部材33を密着させる必要がある。例えば、測色計23と用紙の距離が0.5mm変動すると、測色値において1.0程度の色差が生じる。
また、測色時には、測色計23の照明光が用紙を透過し、バッキング部材33からの反射光が再度用紙を透過して、測色計23へと入射する。用紙背面とバッキング部材33との距離により、用紙を透過した照明光の拡散が変動し、バッキング部材33からの反射光や最終的な測色値が変動する。そのため、光の透過しやすい用紙は、用紙背面とバッキング部材33とを密着させ、この影響を少なくする必要がある。
逆に、厚紙においては、透過光の量が少なくなるため、用紙背面とバッキング部材33との距離による測色値への影響は小さくなる。
図4は、図1のAに示す部分の拡大模式図である。
搬送ガイド51,52は、画像形成装置10により画像が形成された用紙を測色計23へと導くためのガイドである。用紙は、搬送ガイド51と搬送ガイド52の間を搬送される。なお、搬送ガイド51,52は、面状に繋がっている必要はなく、少なくとも、測色計23の読取部231、バッキング部材33、異物除去ブラシ24、上流ローラー45が存在する部分については、搬送ガイド51,52は存在しない。
異物除去ブラシ24の用紙との接触面241(異物除去ブラシ24のブラシ先端)は、上流ローラー45のニップ部Nと、バッキング部材33の読取部231に対向する対向面331と、を結んだ直線L3よりも、バッキング部材33側にある。
このような構成とすることにより、異物除去ブラシ24で、搬送中の用紙が下側(バッキング部材33側)に押されるので、確実に用紙の表面を清掃することができるとともに、バッキング部材33と用紙背面とを確実に接触させることができる。
また、用紙搬送経路において、異物除去ブラシ24を測色計23の直前に配置することで、清掃後の用紙と搬送ガイド51,52の擦れによる紙粉発生を防止することができる。
次に、図5(a)及び(b)を参照して、異物除去ブラシ24の退避について説明する。
図5(a)は、校正モード時の異物除去ブラシ24の位置を示す図であり、図5(b)は、通常モード時の異物除去ブラシ24の位置を示す図である。
校正モード時には、異物除去ブラシ24の接触面241が用紙搬送領域(搬送ガイド51と搬送ガイド52の間)にあるため、異物除去ブラシ24は、用紙面に付着した異物を除去することができる。
一方、通常モード時には、異物除去ブラシ24は、用紙搬送領域外へ退避されるため、異物除去ブラシ24が搬送中の用紙に接触することはない。
なお、測色計23には、測色計23の読取部231を保護するためのシャッターが設けられており、異物除去ブラシ24の退避時には、測色計23の読取部231がシャッターによりカバーされる。
図6(a)及び(b)に、移動部29の具体的な構成を示す。
移動部29は、レバー291、カム292、ばね293等を備える。
レバー291は、L字型の形状を有し、その一端に異物除去ブラシ24が取り付けられ、他端はカム292と接触している。レバー291は、軸291Aを中心に回転可能となっている。
カム292は、軸292Aを中心に回転可能となっており、軸292Aを中心とした回転により、軸292Aとレバー291との距離が変更される。軸292Aは、モーターにより回転する。
ばね293の一端はレバー291に接続され、他端は画像読取装置20に固定されている。
校正モード時には、図6(a)に示すように、異物除去ブラシ24の接触面241が用紙搬送領域(搬送ガイド51と搬送ガイド52の間)に位置するように、異物除去ブラシ24が設置され、異物除去ブラシ24により用紙上の異物が除去される。
通常モード時には、図6(b)に示すように、カム292の回転により、レバー291が軸291Aを中心に回転し、異物除去ブラシ24が用紙搬送領域外へ退避される。
図7に、異物除去ブラシ24の取り付け例を示す。
図7に示すように、異物除去ブラシ24は、ホルダー61に固定されている。ホルダー61は、画像読取装置20が備える支持部62に対して、スナップフィット方式にて固定されている。異物除去ブラシ24は、ホルダー61ごと支持部62に取り付けられ、また、ホルダー61ごと支持部62から取り外される。すなわち、異物除去ブラシ24は、支持部62に対して着脱可能に設けられている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、異物除去ブラシ24が、用紙搬送方向と直交し、かつ、用紙面と平行な方向において、上流ローラー45の最も外側の両端部と、測色計23の読取部231の両端部のそれぞれ近い方同士を直線L1,L2で結んだ範囲に亘って設けられているので、測色計23の読み取りに影響する範囲の異物を効率良く確実に除去することができる。
また、一般に、紙粉は上流ローラー45のニップ部の下流側に拡散していくため、測色計23の読取部231の上流にニップ部が存在しない方が良い。具体的には、図3に示したように、ローラー軸方向(用紙搬送方向と直交し、かつ、用紙面と平行な方向)に分割されたローラー(分割ローラー)を用いることが望ましく、分割ローラーのローラー軸方向の位置は、測色計23の読取部231がある用紙中央から離れた方が良い。
一方、ローラー軸方向において分割ローラーを用紙中央から離れた位置にすると、測色計23の読取部231を通過する際の用紙の高さ変動(ばたつき)が大きくなるため、高さ変動に対しては、分割ローラーの位置が中央に近いほど良い。
本実施の形態では、校正モード時には、異物除去ブラシ24により用紙がバッキング部材33側に押されるので、分割ローラーの位置が中央付近になくても、用紙をバッキング部材33に密着させることができる。また、異物除去ブラシ24の接触面241が用紙に押し付けられるので、確実に用紙面の異物を除去することが可能となる。
また、測色計23を使用しない通常モード時には、異物除去ブラシ24を用紙搬送領域外へ退避させるので、必要な時にのみ異物除去を行い、異物除去ブラシ24の耐久性を向上させることができる
また、測色計23を使用するのは校正モード時のみで、通常モード時には異物の除去は不要であるため、通常モード時には、読取部231のシャッターを閉めておけば、紙粉等が読取部231へ付着することを防止することができる。
また、図7に示すように、異物除去ブラシ24を支持部62に対して着脱可能とすることで、異物除去ブラシ24に付着した紙粉やごみ等を除去し、異物除去ブラシ24を再利用することが可能となる。
また、異物除去ブラシ24が摩耗した場合には、異物除去ブラシ24を容易に交換することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像読取装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、異物除去ブラシ24を画像読取装置20に対して着脱可能に取り付ける方法は、上述した例に限定されない。例えば、画像読取装置20が備える支持部に対して、異物除去ブラシ24を両面テープで貼り付けることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、上流ローラー45が二つのローラー本体部451,452から構成されている場合について説明したが、上流ローラー45は、三つ以上のローラーから構成されていてもよいし、一つのローラーから構成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、異物除去部材として異物除去ブラシ24を用いる場合について説明したが、用紙面に付着した異物を除去することができれば、異物除去部材の形状や素材は限定されない。例えば、異物除去部材がスポンジ状の弾性体によって構成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、画像形成装置10と画像読取装置20とを別々の装置として説明したが、画像形成装置10と画像読取装置20とが一体の装置として構成されていてもよい。
10 画像形成装置
20 画像読取装置
21 第1スキャナー
22 第2スキャナー
23 測色計
24 異物除去ブラシ
27 搬送部
29 移動部
33 バッキング部材
45 上流ローラー
62 支持部
100 画像形成システム
231 読取部
241 接触面
451,452 ローラー本体部
N ニップ部

Claims (8)

  1. 複数の搬送ローラーによって用紙を搬送する搬送手段と、
    用紙上に形成された画像の色を読み取る測色計と、
    用紙搬送経路において、前記測色計の読取部と、当該読取部の上流に位置する当該読取部に最も近い搬送ローラーである上流ローラーと、の間に設けられ、用紙面に付着した異物を除去する異物除去部材と、
    を備える画像読取装置であって、
    前記上流ローラーは、一又は複数のローラーから構成され、
    前記異物除去部材は、用紙搬送方向と直交し、かつ、用紙面と平行な方向において、前記上流ローラーの最も外側の両端部と、前記読取部の両端部のそれぞれ近い方同士を直線で結んだ範囲に亘って設けられており、前記上流ローラーの最も外側の両端部間の幅と前記読取部の幅の間の長さの幅を有する画像読取装置。
  2. 前記読取部の幅は、前記上流ローラーの最も外側の両端部間の幅よりも短い請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記読取部に対向する位置に設けられたバッキング部材を備え、
    前記異物除去部材の用紙との接触面は、前記上流ローラーのニップ部と、前記バッキング部材の前記読取部に対向する対向面と、を結んだ直線よりも、前記バッキング部材側にある請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記測色計を使用しないモードでは、前記異物除去部材を用紙搬送領域外へ退避させる退避手段を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記異物除去部材を支持する支持部を備え、
    前記異物除去部材は、前記支持部に対して着脱可能に設けられている請求項1からのいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記異物除去部材は、用紙面に関して前記測色計と同じ側に設けられている請求項1から5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 用紙上に画像を形成する画像形成装置と、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の画像読取装置と、
    を備える画像形成システムであって、
    前記測色計は、前記画像形成装置により用紙上に形成された画像の色を読み取る画像形成システム。
  8. 前記画像形成装置は、用紙搬送経路から分岐し、用紙の両面に画像を形成する際に、用紙の表裏を反転させ、画像形成前の位置に用紙を再度供給するための反転搬送経路を有し、
    前記測色計は、用紙搬送経路上の前記反転搬送経路への分岐点よりも下流側に設けられている請求項7に記載の画像形成システム。
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