JP5712971B2 - 画像処理装置、画像処理方法および印刷システム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置で生じる副走査方向の濃度ムラを補正する画像処理装置、印刷システムおよび画像処理方法に関する。
記録紙に画像を印刷する印刷装置では、各種の要因により濃度ムラが生じる。この濃度ムラを軽減するために、記録紙にテスト画像を印刷し、これを光学的に読み取って濃度ムラを測定し、測定された濃度ムラを相殺するように補正データを作成し、この補正データで印刷対象の画像データを補正する、といった補正処理が一般に行われる。
濃度ムラは、記録紙の搬送方向に垂直な主走査方向、および、記録紙の搬送方向である副走査方向に現われるので、精度よく濃度ムラを補正するためには、主走査方向のみではなく、副走査方向についても濃度ムラを補正することが望まれる。
たとえば、特許文献1には、主走査方向および副走査方向の濃度ムラの双方を低減する方法として、主走査方向及び副走査方向に濃度が一定のテストチャートを、その濃度がページ毎に段階的に変化するようにして複数ページ印刷し、各濃度における副走査方向および主走査方向の濃度ムラを測定して補正する技術が開示されている。
一方、濃度ムラの原因は種々あるため、主たる原因に係る濃度ムラを補正することが効率的である。特許文献2には、出力画像または感光体上や中間転写ベルト上等の作像プロセス上の画像から濃度ムラを、その要因別に分解して抽出し、その抽出された各要因を直列に順次補正することで、各要因がどれだけ全体の濃度ムラに寄与しているのかを評価する技術が開示されている。
特開2009−192896号公報 特開2010−220182号公報
副走査方向の濃度ムラは、感光体ドラム、中間転写ベルト、各種ローラなど回転する部品の不均一性や、定着ヒータのオンオフなどが要因で発生し、周期的なものが多い。
副走査方向の濃度ムラを補正する場合、従来は、たとえば、図15に示すように、1枚の記録紙201に印刷した濃度が均一なテスト画像202を光学的に読み取って得た測定データから副走査方向における濃度ムラのプロファイル203を作成し、これを周波数分析等することで、周期性のある副走査方向の濃度ムラを抽出して補正する、といった方法が採られる。
しかし、副走査方向の濃度ムラの中には、記録紙1枚の中に周期が収まらない長周期のものがある。そのため、記録紙1枚の測定データに基づく従来の方法では、長周期の副走査方向濃度ムラを除去することはできなかった。
なお、長周期の副走査方向濃度ムラの原因としては、たとえば、中間転写ベルトのように一周の長さが記録紙1枚分の長さより長い部品や、定着ヒータの点灯タイミング、トナーの供給タイミングなどが想定される。
特許文献1の技術では複数枚の記録紙を使用しているが、1つの濃度について見れば、記録紙1枚の中での測定に過ぎず、特許文献2においても1枚の記録紙の中でデータを採取しているので、これらの技術は長周期の副走査方向濃度ムラに対応していない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、複数枚の記録紙に跨るような長周期の副走査方向濃度ムラを補正することのできる画像処理装置、画像処理方法および印刷システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]搬送される記録紙に画像を印刷する所定の印刷装置に、記録紙の搬送方向である副走査方向の濃度ムラを検出するためのテスト画像を複数枚の記録紙に連続して印刷させるサンプル出力部と、
前記テスト画像の印刷された複数枚の記録紙を光学的に読み取って得た測定データから前記複数枚の記録紙のそれぞれにおける副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
前記プロファイル作成部の作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルを紙間に相当する間隔を空けて印刷順に繋ぎ合せて解析することで、周期が複数枚の記録紙に跨る長周期の副走査方向濃度ムラを検出する解析部と、
前記解析部によって検出された前記長周期の副走査方向濃度ムラを除去するための補正データを作成する補正データ作成部と、
を有し、
前記解析部は、前記プロファイル作成部の作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルから、記録紙1枚の中で常に副走査方向の同じ位置に発生するページ内濃度分布を求め、前記各プロファイルから前記ページ内濃度分布を除去した後に前記長周期の副走査方向濃度ムラを検出する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記[1]および下記[10]に記載の発明では、所定の印刷装置に、副走査方向濃度ムラを測定するためのテストチャートを複数枚連続して印刷させ、これらを光学的に読み取って得た測定データのプロファイルを、紙間を考慮して印刷順に繋げる。そして、その繋げたデータを解析して、複数枚の記録紙に跨るような長周期の副走査方向濃度ムラを検出し、該長周期の副走査方向濃度ムラを除去する補正データを作成する。また、最初に、記録紙1枚の中で常に副走査方向の同じ位置に発生するページ内濃度分布を求め、これをプロファイルから除去してから、長周期、短周期の副走査方向濃度ムラを検出して除去する。
[2]前記解析部は、前記プロファイル作成部が作成したプロファイルから長周期の副走査方向濃度ムラを除去したデータを作成し、これを解析して、周期が1枚の記録紙に収まる短周期の副走査方向濃度ムラを検出し、
前記補正データ作成部は、前記検出された短周期の副走査方向濃度ムラを除去するための補正データを作成する
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
上記[2]および下記[11]に記載の発明では、まず[1]や[10]の手順によって長周期の副走査方向濃度ムラを検出する。次に、その検出した長周期の副走査方向濃度ムラをプロファイルから除去したデータを作成し、これを解析して短周期の副走査方向濃度ムラを検出する。長周期の副走査方向濃度ムラの検出は短周期の副走査方向濃度ムラの影響を受け難く、短周期の副走査方向濃度ムラの検出は長周期の副走査方向濃度ムラの影響を受け易いので、長周期、短周期の順に解析し除去することで、精度よく短周期の副走査方向濃度ムラを検出することができる。
]前記解析部は、前記紙間の長さを、前記印刷装置における単位時間当たりの印刷枚数と、記録紙の搬送速度と、記録紙の副走査方向の長さとから導出する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像処理装置。
上記[]および下記[12]に記載の発明では、単位時間当たりの印刷枚数(たとえば、30枚/分)と、記録紙の搬送速度と、記録紙の副走査方向の長さとから、計算により紙間を求める。
]前記印刷装置に、前記テスト画像の印刷される前記複数枚の記録紙上に、それらの紙間を含めて副走査方向に等間隔に配列される所定のマークを印刷させ、
前記解析部は、前記複数枚の記録紙上に印刷された前記マークの位置に基づいて紙間の長さを導出する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像処理装置。
上記[]および下記[13]に記載の発明では、連続して印刷される複数枚の記録紙にそれらの紙間を含めて等間隔となるようなマークを印刷し、このマークの位置から紙間の距離を求める。たとえば、1枚目の記録紙の後端寄りに打たれたマークAから該記録紙の後端までの距離L1と、2枚目の記録紙の前端寄りに打たれたマークBから該記録紙の前端までの距離L2と、マークAからマークBまでの距離L3とから、紙間(L3−L1−L2)を求める。
]副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するための前記測定データのサンプリングパターンを、検出対象の副走査方向濃度ムラの種類に応じて変更する
ことを特徴とする[2]に記載の画像処理装置。
上記[]および下記[14]に記載の発明では、たとえば、長周期の副走査方向濃度ムラを検出する場合と、短周期の副走査方向濃度ムラを検出する場合とで、テスト画像のサンプリングパターンを変更する。
]前記印刷装置に、前記テスト画像を記録紙上の有効画像領域外に印刷させる
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1項に記載の画像処理装置。
上記[]および下記[15]に記載の発明では、裁断されて破棄されるような有効画像領域外に、テスト画像を印刷する。
]検出された副走査方向濃度ムラの周期の長さから、その周期の副走査方向濃度ムラの原因を特定する原因特定部を有する
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1項に記載の画像処理装置。
上記[]および下記[16]に記載の発明では、たとえば、回転や動作の周期が副走査方向濃度ムラの周期とほぼ一致する部品や機構を、その副走査方向濃度ムラの原因に特定する。
]搬送される記録紙に画像を印刷する印刷装置と、
前記印刷装置に前記テスト画像を印刷させて、副走査方向の濃度ムラの補正データを作成する[1]乃至[]のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
を有し、
前記印刷装置は、前記画像処理装置の作成した補正データに基づいて副走査方向の濃度ムラを補正する補正部を有する
ことを特徴とする印刷システム。
上記発明では、長周期の副走査方向濃度ムラの補正データを作成する画像処理装置と、補正対象となる印刷装置と、を含み、印刷装置は画像処理装置が作成した補正データを使用して自装置の副走査方向濃度ムラを補正する。
]前記補正部は、所定の周期の副走査方向の濃度ムラの補正動作を、該濃度ムラの原因になっている部品の動作に位相を合わせて行う
ことを特徴とする[]に記載の印刷システム。
上記発明では、印刷装置の補正部は、ある周期の副走査方向の濃度ムラの原因になっている部品の位相を検出し、該検出した位相に合わせてその濃度ムラを除去するための補正データを適用することで、その濃度ムラを補正する。
10]搬送される記録紙に画像を印刷する所定の印刷装置に、記録紙の搬送方向である副走査方向の濃度ムラを検出するためのテスト画像を複数枚の記録紙に連続して印刷させる印刷ステップと、
前記テスト画像の印刷された複数枚の記録紙を光学的に読み取って得た測定データから前記複数枚の記録紙のそれぞれにおける副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するプロファイル作成ステップと、
前記作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルを紙間に相当する間隔を空けて印刷順に繋ぎ合せて解析することで、周期が複数枚の記録紙に跨る長周期の副走査方向濃度ムラを検出する検出ステップと、
前記検出された長周期の副走査方向濃度ムラを除去するための補正データを作成する補正データ作成ステップと、
前記印刷装置での印刷において副走査方向の濃度ムラを前記補正データに基づいて補正する補正ステップと、
記録紙毎の複数の前記プロファイルから、記録紙1枚の中で常に副走査方向の同じ位置に発生するページ内濃度分布を求めるステップと、
前記各プロファイルから前記ページ内濃度分布を除去するステップと、
を有し、
前記検出ステップは、前記ページ内濃度分布を除去した後のプロファイルを使用して行う
ことを特徴とする画像処理方法。
11]前記検出した長周期の副走査方向濃度ムラを前記プロファイルから除去したデータを作成し、これを解析して、周期が1枚の記録紙に収まる短周期の副走査方向濃度ムラを検出する第2検出ステップと、
前記検出された短周期の副走査方向濃度ムラを除去するための補正データを作成する第2補正ステップと
をさらに有する
ことを特徴とする[10]に記載の画像処理方法。
12]前記紙間の長さを、前記印刷装置における単位時間当たりの印刷枚数と、記録紙の搬送速度と、記録紙の副走査方向の長さとから導出する
ことを特徴とする[10]または[11]に記載の画像処理方法。
13]前記印刷装置に、前記テスト画像の印刷される前記複数枚の記録紙上に、それらの紙間を含めて副走査方向に等間隔に配列される所定のマークを印刷させ、
前記複数枚の記録紙に印刷された前記マークの位置に基づいて紙間の長さを導出する
ことを特徴とする[10]または[11]に記載の画像処理方法。
14]副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するための前記測定データのサンプリングパターンを、検出対象の副走査方向濃度ムラの種類に応じて変更する
ことを特徴とする[11]に記載の画像処理方法。
15]前記印刷装置に、前記テスト画像を記録紙上の有効画像領域外に印刷させる
ことを特徴とする[10]乃至[14]のいずれか1項に記載の画像処理方法。
16]検出された副走査方向濃度ムラの周期の長さから、その周期の副走査方向濃度ムラの原因を特定するステップをさらに有する
ことを特徴とする[10]乃至[15]のいずれか1項に記載の画像処理方法。
本発明に係る画像処理装置、画像処理方法および印刷システムによれば、複数枚の記録紙に跨るような長周期の副走査方向濃度ムラを補正することができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置としての機能を含む印刷システムの機械的概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの電気的概略構成を示すブロック図である。 副走査方向の濃度ムラを測定するためのテストチャートの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る印刷システムにおいて長周期の副走査方向濃度ムラを測定して補正する手順を示す流れ図である。 連続印刷された10枚分のテストチャートのプロファイルを重ね合わせて示す図である。 連続印刷された10枚分のテストチャートのプロファイルを、紙間を考慮して印刷順に繋げた状態等を示す図である。 特定箇所が二次転写位置に到来したタイミングと、紙間を考慮して繋げたプロファイルとを対応付けて示す図である。 中間転写ベルト上に、記録紙のタイミングに依存しない一定の間隔でマークを打ち続ける状態を示す説明図である。 記録紙に打たれたマークから紙間を求める例を示す説明図である。 記録紙上の有効画像領域外の部分に副走査帯およびマークを印刷した例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る印刷システムにおいて長周期および短周期の副走査方向濃度ムラを測定して補正する手順を示す流れ図である。 連続印刷された10枚のテストチャートに係るプロファイルと、これらを記録紙1枚分に平均化したプロファイル(ページ内傾斜)を示す図である。 常に記録紙内の同じ位置に生じる副走査方向の濃度ムラを先に除去してから長周期および短周期の副走査方向濃度ムラを補正する場合の処理手順を示す流れ図である。 長周期、短周期の副走査方向濃度ムラに対応したプロファイルを作成する場合のテスト画像およびそのサンプリングタイミングを示す図である。 1枚の記録紙に現われる副走査方向濃度ムラおよびそのサンプリング示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置としての機能を含む印刷システム10の機械的概略構成を示す図である。印刷システム10は、ネットワークなどを通じて外部端末から入力された印刷データに基づく画像を記録紙上に印刷して出力する印刷機能、原稿を光学的に読み取って得た画像の複製を記録紙上に印刷して出力するコピー機能などを果たす。なお、印刷システム10はカラー印刷を行う必要はなく、モノクロ印刷を行うシステムであってもよい。
印刷システム10は、無端で環状に掛け渡された所定幅の中間転写ベルト11と、この中間転写ベルト11上に、それぞれ単一色のトナー像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色別の4つの像形成部12Y、12M、12C、12K、記録紙を給紙する給紙部13、給紙された記録紙を搬送する搬送部14、定着装置15、ベルトクリーニング装置19、印刷された記録紙を光学的に読み取る読み取り部18などを備えて構成される。
像形成部12Y、12M、12C、12Kは、使用されるトナーの色は異なるが互いに構造は同一である。像形成部12Y、12M、12C、12Kは、表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体としての円筒状の感光体ドラム16を有し、その周囲に帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置などを配置して備える。またレーザーダイオード、ポリゴンミラー、各種レンズおよびミラー等で構成されたレーザーユニット17を備えている。
各像形成部12Y、12M、12C、12Kにおいて、感光体ドラム16は図示省略の駆動部に駆動されて一定方向に回転し、帯電装置は感光体ドラム16を一様に帯電させ、レーザーユニット17は対応する色の画像データに応じてオン/オフされたレーザー光で感光体ドラム16を走査することによって感光体ドラム16の表面に静電潜像を形成する。
レーザー光は、感光体ドラム16をその軸方向にスキャンを繰り返し行い、感光体ドラム16が回転することで、感光体ドラム16上に2次元の静電潜像が形成される。感光体ドラム16の表面においてレーザー光がスキャンする方向(感光体ドラムの軸方向)は主走査方向、感光体ドラム16の回転する方向は副走査方向である。
現像装置は、感光体ドラム16上の静電潜像をトナーによって顕像化する。感光体ドラム16の表面に形成されたトナー像は、中間転写ベルト11と接触する箇所で中間転写ベルト11に転写される。クリーニング装置は、転写後に感光体ドラム16の表面に残留するトナーをブレード等で擦って除去し回収する。
中間転写ベルト11は複数のローラに掛け渡すようにして巻回されて図中の矢印A方向に周回する。周回する過程で、Y、M、C、Kの順に各色の画像(トナー像)が像形成部12Y、12M、12C、12Kによって中間転写ベルト11上に重ね合わせるように形成されてカラー画像が合成される。このカラー画像は、二次転写位置Qで中間転写ベルト11から記録紙に転写される。転写後の中間転写ベルト11に残ったトナーは二次転写位置Qの下流にあるクリーニング装置19で除去される。
中間転写ベルト11上では、中間転写ベルト11の幅方向が主走査方向、周回する方向が副走査方向になる。また記録紙上では、記録紙の搬送方向が副走査方向、これと垂直な方向(記録紙の幅方向)が主走査方向になる。
給紙部13は、印刷に供される記録紙を収納する複数の給紙トレイ13aを有し、選択された給紙トレイ13aから記録紙を1枚ずつ搬送部14に向けて送り出す。搬送部14は、給紙トレイ13aから繰り出された記録紙を搬送し、二次転写位置Qおよび定着装置15を通過させ、さらに読み取り部18の読み取り位置を経て、排紙トレイに排出する機能を果たす。搬送部14は、搬送経路を構成する搬送ローラやガイドのほか、搬送ローラを駆動するモータなどで構成される。
さらに印刷システム10は、印刷システム10の動作を制御する制御基盤20、ユーザがセットした原稿を読み取るスキャナ部21、ユーザの操作の受け付けや各種画面の表示などを行う操作パネル部22などを備えている。
図2は、印刷システム10の電気的概略構成を示すブロック図である。印刷システム10は、当該印刷システム10の動作を統括制御するCPU(Central Processing Unit)31を備えている。CPU31にはバス32を通じてROM(Read Only Memory)33、RAM(Random Access Memory)34、不揮発メモリ35、HDD(ハードディスク装置)36、操作パネル部22、スキャナ部21、ネットワークI/F部37、画像処理部38、読み取り部18、プリンタエンジン部40などが接続される。CPU31、ROM33、RAM34、不揮発メモリ35、画像処理部38などは制御基盤20に搭載される。
CPU31はOS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。ROM33には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU31が処理を実行することで副走査方向濃度ムラの補正に係る動作のほか印刷システム10の各機能が実現される。
RAM34はCPU31がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ35は、電源がオフにされても記憶が保持できる書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ35には、装置固有の情報や各種の設定情報、濃度ムラを補正するための補正データなどが記憶される。
HDD36は、大容量の不揮発の記憶装置であり、印刷データや画像データ、後述するテストチャートを印刷するためのデータなどが記憶されている。
プリンタエンジン部40は、記録紙に画像を印刷(画像形成)する機能を果たす部分であり、図1に示した、中間転写ベルト11、像形成部12Y、12M、12C、12K、給紙部13、搬送部14、定着装置15などを備えて構成される。プリンタエンジン部40はCPU31からの制御に基づいて動作する。
読み取り部18は、読み取り位置を通過する記録紙に光を照射する光源と、その反射光を受けて記録紙を幅方向(主走査方向)に1ライン分読み取るラインイメージセンサなどで構成される。読み取り部18は、搬送部14によって搬送される記録紙の幅方向(主走査方向)の1ライン分の画像の読み取り動作を繰り返し行うことで、副走査方向に搬送される記録紙を2次元の画像として読み取る。なお、読み取り部18の主走査方向の読み取り幅は、後述するテスト画像(副走査帯)の部分を読み取り可能であればよい。
操作パネル部22は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)、および液晶ディスプレイの画面上に設けられてペンや指などで押下された座標位置を検出するタッチパネルのほかテンキーやスタートキーなどの操作スイッチなどで構成される。操作パネル部22は、各種の操作画面、設定画面、装置状態画面を表示するほか、ユーザからジョブの投入や設定など各種の操作を受け付ける。
スキャナ部21は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部21は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
また、スキャナ部21は、原稿台にセットされた原稿束から原稿を1枚ずつ繰り出し、読取位置を経由して排紙位置へと搬送する自動原稿搬送装置を備えており、原稿台にセットされた複数枚の原稿を連続的に読み取ることができる。
ネットワークI/F部37は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて接続されている外部装置などと通信を行い、たとえば、外部装置から印刷データを受信する。
画像処理部38は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。また、プリンタエンジン部40へ出力する印刷対象の画像データに対して、主走査方向、副走査方向の濃度ムラを補正データに基づいて補正する処理を施す。
印刷システム10は、副走査方向の濃度ムラを測定するためのテスト画像を複数枚の記録紙に連続的に印刷し、この複数枚の記録紙に印刷されたテスト画像を光学的に読み取って得た測定データ(読み取ったテスト画像の濃度を示すデータ)を紙間に相当する距離を空けて印刷順に繋ぎ合わせ、これを解析することで、記録紙1枚の長さより長い周期の副走査方向濃度ムラを検出するようになっている。
図3(a)は、副走査方向の濃度ムラを測定するためのテスト画像52の印刷された記録紙(テストチャート)50の一例を示している。主走査方向に所定幅を有する均一濃度の帯状のテスト画像(副走査帯とも呼ぶ)52が、記録紙50の副走査方向の全長(先端から終端)に渡って印刷されている。副走査帯52の幅は、濃度の測定に必要な幅があれば、図示したものより細くてもかまわない。また、副走査帯の位置は記録紙の幅方向の中央でなくもよく、読み取り部18での読み取り位置に対応した場所であればよい。
図3(b)は、連続して印刷された複数枚のテストチャート50を、搬送中と同じ紙間Dを空けて配列した状態を示している。
図4は、印刷システム10において長周期の副走査方向濃度ムラを測定して補正する手順を示している。まず、テスト画像52の印刷されたテストチャート50を複数枚、連続して印刷出力する(ステップS101)。このとき、読み取り部18で各テストチャート50のテスト画像52を光学的に読み取ってその濃度を示す測定データを取得して副走査方向の濃度ムラを示すプロファイルを記録紙毎に作成する。
テストチャート50の出力枚数は、当該印刷システム10の有する副走査方向の濃度ムラに影響を与え得る部品の中で、最も長い周期を持つ部品の周期より長い距離のデータを取得可能な枚数に設定する。たとえば、中間転写ベルト11がもっとも長い周期を持つ部品であってその長さが2m、1枚のテストチャート50の長さが0.5m、紙間が0.1mであるとすると、少なくとも4枚(0.5×4+0.1×3=2.3m)のテストチャート50を連続的に印刷出力する。
なお、ここでは、周期が記録紙1枚の長さより長い長周期の副走査方向濃度ムラと、周期が記録紙1枚の長さより短い短周期の副走査方向濃度ムラの双方を補正するために、短周期の副走査方向濃度ムラに対応したサンプリング間隔で測定データを採取する。なお、長周期、短周期それぞれの濃度ムラに対応したサンプリング間隔で個別に測定データを採取してもよい。測定データのサンプリングについての詳細は後述する。
図5は、10枚分のテストチャートに係わる測定データのプロファイルをグラフ化し、重ね合わせて示している。
図4に戻って説明を続ける。ステップS101で取得したテストチャート毎のプロファイルを紙間Dに相当する距離を空けて印刷順に並べて繋げる(ステップS102)。図6(a)のようになる。
紙間Dの距離は、単位時間に印刷出力されるテストチャート50の枚数と、搬送速度と、テストチャート50の長さとから求めることができる。たとえば、1分間の印刷枚数を30枚、テストチャート50の長さを0.5m、搬送速度を0.3m/秒とする場合、紙間Dは、(0.3m/秒×60秒−0.5×30m)÷(30−1)=0.1034m として求まる。
次に、紙間Dで途切れている部分のデータを繋げる。そして、その繋がった1本のグラフを解析することで、長周期の副走査方向濃度ムラを抽出し、これを相殺するような補正データを求める(図4:ステップS103)。
紙間Dを繋げる方法としては、たとえば、(1)直線的に繋ぐ、(2)前の記録紙の終端近くにある濃度の揺らぎをそのまま延長して次の記録紙の先端に繋ぐ、などがあり、任意の方法で補間すればよい。単純に直線的に繋いだ場合でも、紙間Dは長周期の副走査方向濃度ムラの周期に対して十分短いので、長周期の副走査方向濃度ムラを解析する上での影響は少ない。
このように1本に繋いだグラフを周波数分析等することで、長周期の副走査方向濃度ムラを求める。図6(b)は、抽出した長周期の副走査方向濃度ムラのグラフ61を、図6(a)のデータに重ねて示してある。
この長周期の副走査方向濃度ムラを相殺する補正データ(長周期の副走査方向濃度ムラに重畳することで平坦なグラフになるように補正データ)を作成する。図6(c)は、同図(a)のデータを補正データで補正した状態を示している。
なお、紙間Dに相当する距離を空けて並べた複数枚分のプログラムファイルのデータから、紙間Dを繋ぐことなく、近似曲線として長周期の副走査方向濃度ムラの特性を求めてもよい。
次に、長周期の副走査方向濃度ムラの周期の長さから、その発生原因となる部品や機構を特定する(図4:ステップS104)。たとえば、長周期の副走査方向濃度ムラの発生原因が中間転写ベルト11の場合、長周期の副走査方向濃度ムラの周期の長さは中間転写ベルト11の1周の長さにほぼ一致するようになる。
ここでは、副走査方向濃度ムラの発生原因となり得るものを予めピックアップし、それぞれの原因について周期の長さを調べ、各原因とその周期とを対応付けしたテーブルを予め作成して記憶してある。そして、このテーブルを参照することで、長周期の副走査方向濃度ムラの発生原因を特定する。
発生原因には、前述した中間転写ベルト11のほか、中間転写ベルト11を支えたり搬送路を構成したりする各種のローラ、現像装置の中でトナーを攪拌する現像スリーブ、感光体ドラム16、定着装置のヒータのオンオフなどがある。
なお、ステップS101においてテストチャート50を連続的に印刷する際に、上記した副走査方向濃度ムラの発生原因となる各種の部品や機構の動作する位相をセンサで検出し、測定データとの対応付けを行っている。定着装置のヒータのように、CPU31がオンオフ制御するものについては、そのオンオフのタイミング情報を測定データと対応付ける。
たとえば、中間転写ベルト11の特定箇所が、丁度、二次転写位置Qに到来したことを検出するセンサを設けておき、特定箇所が二次転写位置Qに到来したことをこのセンサが検出したタイミングと、この検出時に二次転写位置Qにあった記録紙の部分を読み取り部@18で読み取って得た測定データとを関連付ける。
図7は、特定箇所が二次転写位置Qに到来したタイミング71と、紙間を考慮して繋げたプロファイルとを対応付けて示している。これにより中間転写ベルト11の位置と中間転写ベルト11が原因の副走査方向濃度ムラの周期との位相関係が把握される。なお、ステップS103で作成した補正データには、その補正データに係る長周期の副走査方向濃度ムラの原因となった部品や機構の識別名称および位相関係を示す情報が付加される。
CPU31は、通常の印刷を行う際に、上記の補正データを用いて長周期の副走査方向濃度ムラを補正する(図4:ステップS105、S106)。このとき、補正データに付加されている情報から、長周期の副走査方向濃度ムラの原因になっている部品や機構を認識し、その部品や機構の動作タイミング(位相)をセンサ等で検出する(ステップS105)。そして、その部品や機構の位相に合わせて補正データを適用することで、その部品や機構に由来して発生する長周期の副走査方向濃度ムラを補正する(ステップS106)。この補正は、たとえば、印刷対象の画像データの濃度値を、位相合わせた補正データで補正することにおって行われる。
このように、連続する複数枚のテストチャート50を出力し、これらを読み取って各テストチャート50の副走査方向の濃度ムラを示すプロファイルを作成し、これらを紙間Dに相当する距離を空けて繋ぎ合わせて解析するので、1枚の記録紙に収まらない長周期の副走査方向濃度ムラを検出して補正することができる。
また、テスト画像を実際の記録紙に印刷して測定するので、印刷に係るすべての原因の濃度ムラが現われたテストチャート50を得ることができ、すべての発生原因を対象に濃度ムラを補正することができる。仮に、テスト画像を、中間転写ベルト11上のトナー像として形成し、これを光学的に読み取ってプロファイルを作成する場合、中間転写ベルト11から記録紙に転写する以後の過程で生じる濃度ムラの影響を測定することができない。たとえば、定着時に生じる副走査方向濃度ムラや、紙種による濃度ムラの特性の違いなどが反映された測定データを得ることはできず、これらに対応した補正はできない。
また、本発明では、記録紙に印刷された最終的な出力画像を測定して補正するので、濃度ムラの発生原因を的確に分離して認識することができる。たとえば、中間転写ベルト11が原因の長周期の副走査方向濃度ムラと定着装置に起因した長周期の副走査方向濃度ムラの双方が同時に発生している場合でも、原因別に長周期の副走査方向濃度ムラを分離して抽出することができる。中間転写ベルト11に形成したトナー像からプロファイルを作成する場合は、資源の節約になるが、上記のように原因を的確に分離することはできず、精度よく副走査方向濃度ムラを補正することはできない。
次に、紙間の実測方法を例示する。
ここでは、記録紙にスケールとなるマークを印刷する。詳細には、図8に示すように、中間転写ベルト11や感光体ドラム16などの像担持体上に、記録紙のタイミングに依存しない、一定の間隔でマーク73を打ち続ける。マーク73は連続番号を付加して印刷される。マーク73は、紙間を空けて並べられた複数枚のテストチャート上に跨って置かれた目盛り付きの定規(スケール)の役割を果たす。
図9(a)は、1枚目の記録紙に印刷された副走査帯52とこれに沿って印刷されたマーク73(スケール)を示している。
図9(b)は、1枚目の記録紙に印刷されたマーク73と2枚目の記録紙に印刷されたマーク73とから、これらの紙間の距離を求める様子を示している。1枚目に印刷されたマーク73の中で最もこの記録紙の後端に近い番号2のマーク73aから該後端までの距離L1と、2枚目に印刷されたマーク73の中で最もこの記録紙の前端に近い番号4のマーク73bから該前端までの距離L2と、番号2のマーク73aから番号4のマーク73bまでの距離L3とから、紙間Dは、D=L3−L1−L2、として求めることができる。なお、およその紙間が既知の場合は、マーク73に番号が振られていなくても、正確な紙間を求めることができる。
なお、副走査方向の濃度のプロファイルを作成するための副走査帯52やマーク73(スケール)などは、図10に示すように、記録紙上の有効画像領域75以外の部分に印刷するようにしてもよい。有効画像領域75は、通常の印刷画像が印刷される領域であり、有効画像領域75の外側は、たとえば、裁断されて取り除かれる部分であり、一般に、位置決め用のトンボなどが印刷される部分である。
有効画像領域75以外の部分に副走査帯52やマーク73を印刷すれば、ユーザが通常の印刷を行っているときに副走査方向の濃度ムラを測定するためのプロファイルを取得することができる。よって、別途の記録紙をテストチャートとして印刷する場合に比べて資源を節約することができる。また、通常の印刷中にプロファイルを取得し常に行うことができるので、濃度ムラの発生状況が変化したとき、直ちに、補正データを更新して対応することができる。
次に、長周期の副走査方向濃度ムラと短周期の副走査方向濃度ムラの双方を補正する場合について説明する。
図11は、この場合の処理手順を示している。ステップS201からS204までは、図4に示したステップS101から104と同一でありその説明は適宜省略する。
まず、連続して印刷された複数枚のテストチャート50を読み取って得たプロファイルを繋げて解析することで、長周期の副走査方向濃度ムラを抽出し、その補正データを作成する(ステップS201〜S203)。そして、長周期の副走査方向濃度ムラの周期の長さから、その発生原因となる部品や機構を特定する(ステップS204)。
次に、この補正データで先ほどのプロファイル補正することで、該プロファイルから長周期の副走査方向濃度ムラの除去されたデータを作成する。そして、除去後のデータに基づいて、短周期の副走査方向濃度ムラを抽出し、該短周期の副走査方向濃度ムラの補正データを作成する(ステップS205)。なお、短周期の副走査方向濃度ムラを抽出し、その補正データを作成する方法は公知の方法を用いればよい。
次に、短周期の副走査方向濃度ムラの周期の長さから、その発生原因となる部品や機構を特定する(ステップS206)。なお、ステップS201においてテストチャートを連続的に印刷する際に、長周期および短周期の双方について副走査方向濃度ムラの発生原因となる各種の部品や機構の動作の位相をセンサで検出し、測定データと対応付ける。また、ステップS203およびS205でそれぞれ作成した補正データには、その補正データに係る長周期または短周期の副走査方向濃度ムラの原因となった部品や機構の識別名称および位相関係を示す情報が付加される。
CPU31は、通常の印刷を行う際に、上記の長周期および短周期の補正データを用いて長周期および短周期の副走査方向濃度ムラを補正する(ステップS206〜S208)。このとき、各補正データに付加されている情報から、長周期の副走査方向濃度ムラの原因になっている部品や機構、および短周期の副走査方向濃度ムラの原因になっている部品や機構をそれぞれ認識し、それらの部品や機構の動作タイミング(位相)をセンサ等で検出する(ステップS207)。
そして、長周期の副走査方向濃度ムラの原因になっている部品や機構の位相に合わせた長周期の補正データと、短周期の副走査方向濃度ムラの原因になっている部品や機構の位相に合わせた短周期の補正データとを重畳した合成補正データを作成し、この合成補正データで、それらの部品や機構に由来して発生する長周期および短周期の副走査方向濃度ムラを補正する(ステップS208)。この補正は、たとえば、印刷対象の画像データの濃度値を、位相合わせを行った合成補正データで補正することにより行われる。
このように、紙間を考慮して繋げたプロファイルから長周期の副走査方向濃度ムラを検出し、これを除去したデータを作成し、その除去後のデータを解析して短周期の副走査方向濃度ムラを除去するので、長周期および短周期の副走査方向濃度ムラを的確に除去することができる。すなわち、長周期の副走査方向濃度ムラの解析・検出は、短周期の副走査方向濃度ムラの影響を受け難く、短周期の副走査方向濃度ムラの解析・検出は長周期の副走査方向濃度ムラの影響を受け易いので、先に長周期の副走査方向濃度ムラを検出して除去することで、短周期の副走査方向濃度ムラをより正確に検出して補正することができる。
次に、常に記録紙内の同じ位置に生じる副走査方向の濃度ムラを先に除去してから長周期や短周期の副走査方向濃度ムラを補正する場合について説明する。
副走査方向の濃度ムラには、記録紙内の決まった位置に出現するものがある。たとえば、図12(a)に示す、連続して印刷された10枚のテストチャートに係るプロファイルを、記録紙の先端からの距離が同一のデータ同士の平均をとって、記録紙1枚分の平均化されたプロファイル(図12(b))を作成する。この平均化されたプロファイルでは、長周期や短周期の副走査方向濃度ムラ、すなわち、ページ内での位置に関係のない副走査方向濃度ムラの影響は除去され、ページ内の位置に関係のある濃度ムラ(ページ内濃度分布)のみが現われる。図12(b)の例では、1枚の記録紙の先端から後端にかけて、緩やかな濃度傾斜(ページ内傾斜)が発生している。なお、図12(b)では、平均化後のプロファイルのグラフ81と、これを直線で近似したグラフ82を示してある。
このようなページ内の位置に関係する副走査方向濃度ムラ(ページ内濃度分布)を最初に検出して除去しておくことで、その後に行う長周期の副走査方向濃度ムラの解析や補正の精度を高めることができる。
図13は、常に記録紙内の同じ位置に生じる副走査方向濃度ムラを先に除去してから長周期や短周期の副走査方向濃度ムラを補正する場合における処理手順を示している。図11に示す流れ図と同一の処理には同一のステップ番号を付してある。図11との相違は、ステップS201とステップS202との間に、ステップS201Bが挿入される点である。
ステップS201Bでは、ステップS201で取得した、連続して印刷された複数枚のテストチャート50に係るプロファイルを、記録紙の先端からの距離が同一のデータ同士の平均をとって、記録紙1枚分の平均化されたプロファイルを作成する。そして、この平均化されたプロファイルを解析して、常に記録紙内の同じ位置に生じる副走査方向の濃度ムラを求める。ここでは、図12(b)のように、ページ内傾斜が生じており、これを直線で近似したものを求めるものとする。
次に、各プロファイルをページ内傾斜が相殺されるように補正したデータを求める。
ステップS202以後は、このページ内傾斜を補正したプロファイルを用いて処理を進める。
次に、長周期、短周期の副走査方向濃度ムラを測定する場合におけるテストチャートおよびそのサンプリングについて、図14を参照して説明する。
短周期の副走査方向濃度ムラの形状を測定する場合には、ある程度細かいピッチで測定する必要がある。たとえば、短周期の副走査方向濃度ムラの周期が20cmの場合、その濃度ムラを的確に測定するためには、少なくとも20cm内に5個のサンプリング点(測定箇所)があることが望ましい。図14に示すテストチャート90の上部には、短周期の副走査方向濃度ムラを測定するためのテスト画像(副走査帯)52およびそのサンプリングパターンを示してある。図中の円印はサンプリング点である。
長周期の副走査方向濃度ムラは、短周期の副走査方向濃度ムラを測定するためのテスト画像52およびサンプリングパターンをそのまま流用することも可能であるが、サンプリングはより粗いピッチでもよい。たとえば、記録紙1枚の中に4点ほどのサンプリング点があれば長周期の副走査方向濃度ムラの形状を測定することができる。図14のテストチャート90においてテスト画像52の下方に示す第2テスト画像52Bは、長周期の副走査方向濃度ムラを測定する場合のテスト画像である。第2テスト画像52Bは、長周期用の粗いサンプリング点のある箇所にのみ濃度パッチを印刷したものになっている。
測定対象とする副走査方向の濃度ムラの周期に応じて、テストチャートの種類やサンプリングパターンを自動的に変更するようにしてもよい。たとえば、長周期の副走査方向濃度ムラのみを補正対象とする場合には、図14に示す第2テスト画像52Bを使用して粗いサンプリングパターンで測定を行い、長周期と短周期の副走査方向濃度ムラの双方を補正する場合は、図14に示すテスト画像52を使用して細かいサンプリングパターンで測定を行うように自動的切り替える構成としてもよい。また、長周期と短周期の副走査方向濃度ムラの双方を補正する場合に、長周期の副走査方向濃度ムラに関する測定は第2テスト画像52Bを用いた粗いサンプリングパターンで行い、短周期の副走査方向濃度ムラに関する測定はテスト画像52を用いた細かいサンプリングパターンでそれぞれ行うようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態で示した印刷システム10では、定着装置15の後段の搬送経路上に配置した読み取り部18でテストチャート50を読み取るようにしたが、たとえば、印刷出力された複数枚のテストチャート50の束を、ユーザがスキャナ部21の原稿台にセットし、スキャナ部21で読み取ってプロファイルを作成するように構成されてもよい。また、外部の読み取り装置によってテストチャート50を読み取って得た測定データを、ネットワークI/F部37などを通じて取得してプロファイルを作成するようにしてもよい。
また、実施の形態では、読み取り部18やプリンタエンジン部40を備えた一体の装置として印刷システム10を示したが、本発明は、補正データを作成する画像処理装置として構成されてよい。すなわち、複数枚のテストチャート50を所定の印刷装置に連続的に印刷させる機能(サンプル出力部)、印刷された複数枚のテストチャート50を外部の読み取り装置で読み取って得た測定データを入力してプロファイルを作成する機能(プロファイル作成部)、これらを紙間を考慮して繋げて解析し、長周期や短周期の副走査方向濃度ムラを検出する機能(解析部)、検出された長周期や短周期の副走査方向濃度ムラを除去するための補正データを作成する機能(補正データ作成部)を備えた画像処理装置、あるいはこれにさらに各周期の濃度ムラの原因を特定する機能(原因特定部)を備えた画像処理装置として構成されてもよい。作成した補正データは、印刷装置に入力され、副走査方向の濃度ムラを補正するために使用される。
テスト画像は、実施の形態で例示したものに限定されない。たとえば、1枚の記録紙に濃度の異なる副走査帯が複数本印刷されるようなものであってもよい。この場合、複数の濃度に関する副走査方向の濃度ムラを一度に測定することが可能になる。
補正データの更新は、副走査方向の濃度ムラが変化するタイミングで行うことが望ましい。たとえば、一定の部品劣化が生じたとき、部品交換が行われたとき、一定以上の環境変動があったとき、などに更新することが好ましい。
画像形成の方式は実施の形態で例示した電子写真方式に限定されない。インクジェット方式などでもかまわない。
10…印刷システム
11…中間転写ベルト
12Y、12M、12C、12K…像形成部
13…給紙部
13a…給紙トレイ
14…搬送部
15…定着装置
16…感光体ドラム
17…レーザーユニット
18…読み取り部
19…ベルトクリーニング装置
20…制御基盤
21…スキャナ部
22…操作パネル部
31…CPU
32…バス
33…ROM
34…RAM
35…不揮発メモリ
36…HDD
37…ネットワークI/F部
38…画像処理部
40…プリンタエンジン部
50…記録紙、テストチャート
52…テスト画像、副走査帯
61…長周期の副走査方向濃度ムラのグラフ
71…特定箇所が二次転写位置に到来したタイミング
73、73a、73b…マーク
75…有効画像領域
81…平均化したプロファイルのグラフ
82…ページ内傾斜のグラフ
90…テストチャート
A…中間転写ベルトの周回方向
D…紙間
Q…二次転写位置

Claims (16)

  1. 搬送される記録紙に画像を印刷する所定の印刷装置に、記録紙の搬送方向である副走査方向の濃度ムラを検出するためのテスト画像を複数枚の記録紙に連続して印刷させるサンプル出力部と、
    前記テスト画像の印刷された複数枚の記録紙を光学的に読み取って得た測定データから前記複数枚の記録紙のそれぞれにおける副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
    前記プロファイル作成部の作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルを紙間に相当する間隔を空けて印刷順に繋ぎ合せて解析することで、周期が複数枚の記録紙に跨る長周期の副走査方向濃度ムラを検出する解析部と、
    前記解析部によって検出された前記長周期の副走査方向濃度ムラを除去するための補正データを作成する補正データ作成部と、
    を有し、
    前記解析部は、前記プロファイル作成部の作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルから、記録紙1枚の中で常に副走査方向の同じ位置に発生するページ内濃度分布を求め、前記各プロファイルから前記ページ内濃度分布を除去した後に前記長周期の副走査方向濃度ムラを検出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記解析部は、前記プロファイル作成部が作成したプロファイルから長周期の副走査方向濃度ムラを除去したデータを作成し、これを解析して、周期が1枚の記録紙に収まる短周期の副走査方向濃度ムラを検出し、
    前記補正データ作成部は、前記検出された短周期の副走査方向濃度ムラを除去するための補正データを作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記解析部は、前記紙間の長さを、前記印刷装置における単位時間当たりの印刷枚数と、記録紙の搬送速度と、記録紙の副走査方向の長さとから導出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記印刷装置に、前記テスト画像の印刷される前記複数枚の記録紙上に、それらの紙間を含めて副走査方向に等間隔に配列される所定のマークを印刷させ、
    前記解析部は、前記複数枚の記録紙上に印刷された前記マークの位置に基づいて紙間の長さを導出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するための前記測定データのサンプリングパターンを、検出対象の副走査方向濃度ムラの種類に応じて変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記印刷装置に、前記テスト画像を記録紙上の有効画像領域外に印刷させる
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 検出された副走査方向濃度ムラの周期の長さから、その周期の副走査方向濃度ムラの原因を特定する原因特定部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 搬送される記録紙に画像を印刷する印刷装置と、
    前記印刷装置に前記テスト画像を印刷させて、副走査方向の濃度ムラの補正データを作成する請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    を有し、
    前記印刷装置は、前記画像処理装置の作成した補正データに基づいて副走査方向の濃度ムラを補正する補正部を有する
    ことを特徴とする印刷システム。
  9. 前記補正部は、所定の周期の副走査方向の濃度ムラの補正動作を、該濃度ムラの原因になっている部品の動作に位相を合わせて行う
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  10. 搬送される記録紙に画像を印刷する所定の印刷装置に、記録紙の搬送方向である副走査方向の濃度ムラを検出するためのテスト画像を複数枚の記録紙に連続して印刷させる印刷ステップと、
    前記テスト画像の印刷された複数枚の記録紙を光学的に読み取って得た測定データから前記複数枚の記録紙のそれぞれにおける副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するプロファイル作成ステップと、
    前記作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルを紙間に相当する間隔を空けて印刷順に繋ぎ合せて解析することで、周期が複数枚の記録紙に跨る長周期の副走査方向濃度ムラを検出する検出ステップと、
    前記検出された長周期の副走査方向濃度ムラを除去するための補正データを作成する補正データ作成ステップと、
    前記印刷装置での印刷において副走査方向の濃度ムラを前記補正データに基づいて補正する補正ステップと、
    記録紙毎の複数の前記プロファイルから、記録紙1枚の中で常に副走査方向の同じ位置に発生するページ内濃度分布を求めるステップと、
    前記各プロファイルから前記ページ内濃度分布を除去するステップと、
    を有し、
    前記検出ステップは、前記ページ内濃度分布を除去した後のプロファイルを使用して行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
  11. 前記検出した長周期の副走査方向濃度ムラを前記プロファイルから除去したデータを作成し、これを解析して、周期が1枚の記録紙に収まる短周期の副走査方向濃度ムラを検出する第2検出ステップと、
    前記検出された短周期の副走査方向濃度ムラを除去するための補正データを作成する第2補正ステップと
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 前記紙間の長さを、前記印刷装置における単位時間当たりの印刷枚数と、記録紙の搬送速度と、記録紙の副走査方向の長さとから導出する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の画像処理方法。
  13. 前記印刷装置に、前記テスト画像の印刷される前記複数枚の記録紙上に、それらの紙間を含めて副走査方向に等間隔に配列される所定のマークを印刷させ、
    前記複数枚の記録紙に印刷された前記マークの位置に基づいて紙間の長さを導出する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の画像処理方法。
  14. 副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するための前記測定データのサンプリングパターンを、検出対象の副走査方向濃度ムラの種類に応じて変更する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  15. 前記印刷装置に、前記テスト画像を記録紙上の有効画像領域外に印刷させる
    ことを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  16. 検出された副走査方向濃度ムラの周期の長さから、その周期の副走査方向濃度ムラの原因を特定するステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載の画像処理方法。
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