JP6011795B2 - 走査ムラ解析装置、画像処理装置、および画像形成装置 - Google Patents

走査ムラ解析装置、画像処理装置、および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置で生じる副走査方向の濃度ムラを検出する走査ムラ解析装置、画像処理装置、および画像形成装置に関する。
記録紙に画像を印刷する印刷装置では、各種の要因により濃度ムラが生じる。この濃度ムラを軽減するために、記録紙にテスト画像を印刷し、これを光学的に読み取って濃度ムラを測定し、測定された濃度ムラを相殺するように補正データを作成し、この補正データで印刷対象の画像データを補正する、といった補正処理が一般に行われる。
濃度ムラは、記録紙の搬送方向に垂直な主走査方向、および、記録紙の搬送方向である副走査方向に現れるので、精度よく濃度ムラを補正するためには、主走査方向のみではなく、副走査方向についても濃度ムラを補正することが望まれる。
たとえば、特許文献1には、主走査方向および副走査方向の濃度ムラの双方を低減する方法として、主走査方向及び副走査方向に濃度が一定のテストチャートを、その濃度がページ毎に段階的に変化するようにして複数ページ印刷し、各濃度における副走査方向および主走査方向の濃度ムラを測定して補正する技術が開示されている。
一方、濃度ムラの原因は種々あるため、主たる原因に係る濃度ムラを補正することが効率的である。特許文献2には、出力画像または感光体上や中間転写ベルト上等の作像プロセス上の画像から濃度ムラを、その要因別に分解して抽出し、その抽出された各要因を直列に順次補正することで、各要因がどれだけ全体の濃度ムラに寄与しているのかを評価する技術が開示されている。
特開2009−192896号公報 特開2010−220182号公報
副走査方向の濃度ムラ(副走査方向濃度ムラとも記す)は、感光体ドラム、中間転写ベルト、各種ローラなど回転する部品の不均一性や、定着ヒータのオンオフなどの要因で発生し、周期的なものが多い。
副走査方向の濃度ムラを補正する場合、従来は、たとえば、図15に示すように、1枚の記録紙201に印刷した濃度が均一なテスト画像202を光学的に読み取って得た測定データから副走査方向における濃度ムラのプロファイル203を作成し、これに、FFT(Fast Fourier Transform)等の周波数解析を行うことで、副走査方向の濃度ムラの振幅・周期を検出し、補正する、といった方法が採られる。
ところで、感光体ドラムの回転周期など特定の周期で発生する副走査方向の濃度ムラをより高精度で検出し補正する為には、1周期分の濃度ムラではなく、より多くの周期分の濃度ムラを読み取って得た測定データを使用して副走査方向の濃度ムラを検出、補正することが望ましい。複数周期の分の濃度ムラを平均化することで、特定の周期で発生する濃度ムラ以外の濃度ムラの影響を極力減らし、特定の周期で発生する副走査方向の濃度ムラを精度よく検出することができる。
しかし、1枚の記録紙に現れる副走査方向の濃度ムラの周期数には限りがある。たとえば、感光体の周期(一周の長さ)は、現像スリーブ等に比べて比較的長い場合があり(20Cm前後)、A3の記録紙を用いても1枚の記録紙に入る周期は2周期程度である。このため、感光体に起因する副走査方向の濃度ムラは、1枚の記録紙に2周期程度しか現れない。なお、周回する無端の中間転写ベルトに感光体上のトナー像を転写し、中間転写ベルト上のトナー像を記録紙に転写する方式の印刷装置の場合には、感光体の副走査方向の濃度ムラに関するデータを中間転写ベルト上で採取すれば記録紙の長さに関係なく任意の周期分のデータを採取することができる。しかし、ユーザは記録紙上の画像で印刷の良否を判断するので、最終的な出力物である記録紙上の画像を測定して副走査方向の濃度ムラを検出することが望ましい。
特許文献1の技術では複数枚の記録紙を使用しているが、1つの濃度について見れば、記録紙1枚の中での測定に過ぎず、特許文献2においても1枚の記録紙の中でデータを採取しているので、これらの技術では、多くの周期分の副走査方向濃度ムラを検出することはできない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、記録紙上の画像から、より高精度に副走査方向の濃度ムラを検出することのできる走査ムラ解析装置、画像処理装置、画像形成装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]搬送される記録紙に画像を印刷する所定の印刷装置に、記録紙の搬送方向である副走査方向の濃度ムラを検出するためのテスト画像を複数枚の記録紙に連続して印刷させるサンプル出力部と、
前記テスト画像の印刷された複数枚の記録紙を光学的に読み取って得た測定データから前記複数枚の記録紙のそれぞれにおける副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
前記プロファイル作成部の作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルを紙間に相当する間隔を空けて印刷順に繋ぎ合わせ、特定周期ごとに複数のデータに区切り、前記複数のデータにおける前記特定周期上の各位置にて有効なデータを平均化し、この平均化されたデータを解析することで、前記特定周期における副走査方向の濃度ムラを検出する解析部と、
を有し、
前記特定周期は、現像スリーブの1周の長さ、中間転写ベルトの一周の長さ、定着ランプがONになってからOFFになるまでの間の記録紙の搬送距離のいずれか1つである
ことを特徴とする走査ムラ解析装置。
上記発明では、所定の印刷装置に、副走査方向濃度ムラを測定するためのテスト画像が記録紙上に形成されたテストチャートを複数枚連続して印刷させ、これらを光学的に読み取って得た測定データのプロファイルを、紙間を考慮して印刷順に繋げ、特定周期ごとの複数のデータに区切る。次に、その複数のデータにおける特定周期上の各位置において有効なデータ、すなわち紙間に相当する部分以外のデータを平均化する。そして、その平均化したデータを解析して、特定周期の副走査方向濃度ムラを検出する。
特定周期は、任意でよいが、たとえば、副走査方向の濃度ムラに影響を与え得る所定の部品や機構の周期などから設定される。上記発明では、特定周期は、感光体ドラム1周の長さ、現像スリーブの1周の長さ、中間転写ベルトの一周の長さ、定着ランプがONになってからOFFになるまでの間の記録紙の搬送距離のいずれか1つである。特定周期の副走査方向濃度ムラは、特定周期となる周期をもつ部品、機構に起因して発生するので、特定周期における副走査方向濃度ムラを抽出することで、その部品、機構に起因して発生する副走査方向濃度ムラの影響を確認することができる。
[2]前記サンプル出力部は、前記解析部が前記平均化を行う際に、前記複数のデータにおける前記特定周期上の各位置にて有効なデータの数が、ユーザによって指定されたN(N=1以上の整数)以上になる最小出力枚数R(R=1以上の整数)を、前記特定周期の長さ、前記記録紙の長さ、前記紙間の長さに基づいて算出し、前記最小出力枚数R枚の前記記録紙に前記テスト画像を印刷する
ことを特徴とする[1]に記載の走査ムラ解析装置。
上記発明では、テスト画像を印刷する記録紙の枚数(テストチャートの印刷枚数)は、印刷されたテストチャートを読み取って得た測定データのプロファイルを、紙間を考慮して印刷順に繋げ、特定周期ごとの複数のデータに区切った際に、その複数のデータにおける特定周期上の各位置において有効なデータ、すなわち紙間に相当する部分以外のデータの数がN(N=1以上の整数)以上になるような枚数とする。なお、特定周期上の各位置での有効なデータ数がN以上となる最小枚数をテストチャートの印刷枚数とすることが望ましい。Nの値が大きければ大きいほど、テスト画像を多くの枚数の記録紙に印刷するので、得られる測定データが増え、特定周期の副走査方向濃度ムラを高精度に検出することができる。
[3]搬送される記録紙に画像を印刷する所定の印刷装置に、記録紙の搬送方向である副走査方向の濃度ムラを検出するためのテスト画像を複数枚の記録紙に連続して印刷させるサンプル出力部と、
前記テスト画像の印刷された複数枚の記録紙を光学的に読み取って得た測定データから前記複数枚の記録紙のそれぞれにおける副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
前記プロファイル作成部の作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルを紙間に相当する間隔を空けて印刷順に繋ぎ合わせ、特定周期ごとに複数のデータに区切り、前記複数のデータにおける前記特定周期上の各位置にて有効なデータを平均化し、この平均化されたデータを解析することで、前記特定周期における副走査方向の濃度ムラを検出する解析部と、
を有し、
前記サンプル出力部は、前記解析部が前記平均化を行う際に、前記複数のデータにおける前記特定周期上の各位置にて有効なデータの数が、ユーザによって指定されたN(N=1以上の整数)以上になる最小出力枚数R(R=1以上の整数)を、前記特定周期の長さ、前記記録紙の長さ、前記紙間の長さに基づいて算出し、前記最小出力枚数R枚の前記記録紙に前記テスト画像を印刷する
ことを特徴とする走査ムラ解析装置。
[4]前記特定周期は、現像スリーブの1周の長さ、中間転写ベルトの一周の長さ、定着ランプがONになってからOFFになるまでの間の記録紙の搬送距離のいずれか1つである
ことを特徴とする請求項3に記載の走査ムラ解析装置。
]前記解析部は、前記プロファイル作成部の作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルを紙間に相当する間隔を空けて印刷順に繋ぎ合わせたデータから前記特定周期に係る周波数成分以外の周波数成分を除去する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の走査ムラ解析装置。
上記発明では、複数枚のテストチャートを読み取って得た測定データのプロファイルを、紙間を考慮して印刷順に繋げた後、該繋げたデータからFFT等の周波数解析を行って特定周期に係る周波数成分以外の周波数成分を除去する。あらかじめ、特定周期以外の周期の副走査方向濃度ムラを軽減した後に、特定周期の副走査方向濃度ムラの検出を行うので、特定周期の副走査方向濃度ムラを高精度に検出することができる。なお、除去した後に特定周期ごとの複数のデータに区切ることが望ましい。
]前記解析部は、前記紙間の長さを、前記印刷装置における単位時間当たりの印刷枚数と、記録紙の搬送速度と、記録紙の副走査方向の長さとから導出する
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載の走査ムラ解析装置。
上記発明では、単位時間当たりの印刷枚数(たとえば、30枚/分)と、記録紙の搬送速度と、記録紙の副走査方向の長さとから、計算により紙間を求める。
]前記印刷装置に、前記テスト画像の印刷される前記複数枚の記録紙上に、それらの紙間を含めて副走査方向に等間隔に配列される所定のマークを印刷させ、
前記解析部は、前記複数枚の記録紙上に印刷された前記マークの位置に基づいて紙間の長さを導出する
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載の走査ムラ解析装置。
上記発明では、連続して印刷される複数枚の記録紙にそれらの紙間を含めて等間隔となるようなマークを印刷し、このマークの位置から紙間の距離を求める。たとえば、1枚目の記録紙の後端寄りに打たれたマークAから該記録紙の後端までの距離L1と、2枚目の記録紙の前端寄りに打たれたマークBから該記録紙の前端までの距離L2と、マークAからマークBまでの距離L3とから、紙間(L3−L1−L2)を求める。
]前記サンプル出力部は、前記印刷装置に、前記テスト画像を記録紙上の有効画像領域外に印刷させる
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載の走査ムラ解析装置。
上記発明では、裁断されて破棄されるような有効画像領域外に、テスト画像を印刷する。
][1]乃至[]のいずれか1つに記載の走査ムラ解析装置と、
前記解析部によって検出された前記特定周期の副走査方向の濃度ムラを除去するための補正データを作成する補正データ作成部と、
前記印刷装置で印刷予定の画像を、前記補正データ作成部が作成した補正データを使用して補正する補正部と、
を備える
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、走査ムラ解析装置が解析した結果に基づいて補正データを作成し、印刷予定の画像を、この補正データを用いて補正する。これにより、特定周期の副走査方向濃度ムラを除去して印刷を行うことができる。
10][]に記載の画像処理装置と、
前記画像処理装置の前記補正部で補正された画像を記録紙に印刷する印刷装置と
を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
本発明に係る走査ムラ解析装置、画像処理装置、および画像形成装置によれば、テスト画像の印刷される記録紙の枚数を少なく抑えながら高精度に副走査方向濃度ムラを検出することができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置としての機能を含む画像形成装置の機械的概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的概略構成を示すブロック図である。 副走査方向の濃度ムラを測定するためのテストチャートの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置において特定周期ごとに発生する副走査方向濃度ムラを測定して補正する手順を示す流れ図である。 連続印刷された10枚分のテストチャートのプロファイルを、紙間を考慮して印刷順に繋げた状態等を示す図である。 特定周期ごとに区切った連続プロファイルを、3周期分重ねて示す図である。 複数のグラフを平均化する様子を示す説明図である。 特定周期上の各位置において有効なデータの数を算出する様子を示す説明図である。 特定位置が二次転写位置Qに到来したタイミングと、紙間を考慮して繋げた連続プロファイルとを対応付けて示す図である。 特定周期ごとに区切った連続プロファイルにおいて、紙間を含むデータと、紙間を含まないデータを区別して示す説明図である 紙間を含まないデータを平均化した場合と、紙間を含むデータを平均化した場合を示す説明図である。 記録紙のタイミングに依存しない一定の間隔でマークを打ち続ける状態を示す説明図である。 記録紙に打たれたマークから紙間を求める例を示す説明図である。 記録紙の有効領域外に、テスト画像とマークを印刷した状態を示す説明図である。 1枚の記録紙に現れる副走査方向濃度ムラおよびそのサンプリングを示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置としての機能を含む画像形成装置10の機械的概略構成を示す図である。画像形成装置10は、ネットワークなどを通じて外部端末から入力された印刷データに基づく画像を記録紙上に印刷して出力する印刷機能、原稿を光学的に読み取って得た画像の複製を記録紙上に印刷して出力するコピー機能などを果たす。なお、画像形成装置10はカラー印刷を行う必要はなく、モノクロ印刷を行う装置であってもよい。
画像形成装置10は、無端で環状に掛け渡された所定幅の中間転写ベルト11と、この中間転写ベルト11上に、それぞれ単一色のトナー像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色別の4つの像形成部12Y、12M、12C、12K、記録紙を給紙する給紙部13、給紙された記録紙を搬送する搬送部14、定着装置15、ベルトクリーニング装置19、印刷された記録紙を光学的に読み取る読み取り部18などを備えて構成される。
像形成部12Y、12M、12C、12Kは、使用されるトナーの色は異なるが互いに構造は同一である。像形成部12Y、12M、12C、12Kは、表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体としての円筒状の感光体ドラム16を有し、その周囲に帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置などを配置して備える。またレーザーダイオード、ポリゴンミラー、各種レンズおよびミラー等で構成されたレーザーユニット17を備えている。
各像形成部12Y、12M、12C、12Kにおいて、感光体ドラム16は図示省略の駆動部に駆動されて一定方向に回転し、帯電装置は感光体ドラム16を一様に帯電させ、レーザーユニット17は対応する色の画像データに応じてオン/オフされたレーザー光で感光体ドラム16を走査することによって感光体ドラム16の表面に静電潜像を形成する。
レーザー光は、感光体ドラム16をその軸方向にスキャンを繰り返し行い、感光体ドラム16が回転することで、感光体ドラム16上に2次元の静電潜像が形成される。感光体ドラム16の表面においてレーザー光がスキャンする方向(感光体ドラムの軸方向)は主走査方向、感光体ドラム16の回転する方向は副走査方向である。
現像装置は、感光体ドラム16上の静電潜像をトナーによって顕像化する。感光体ドラム16の表面に形成されたトナー像は、中間転写ベルト11と接触する箇所で中間転写ベルト11に転写される。クリーニング装置は、転写後に感光体ドラム16の表面に残留するトナーをブレード等で擦って除去し回収する。
中間転写ベルト11は複数のローラに掛け渡すようにして巻回されて図中の矢印A方向に周回する。周回する過程で、Y、M、C、Kの順に各色の画像(トナー像)が像形成部12Y、12M、12C、12Kによって中間転写ベルト11上に重ね合わせるように形成されてカラー画像が合成される。このカラー画像は、二次転写位置Qで中間転写ベルト11から記録紙に転写される。転写後の中間転写ベルト11に残ったトナーは二次転写位置Qの下流にあるベルトクリーニング装置19で除去される。
中間転写ベルト11上では、中間転写ベルト11の幅方向が主走査方向、周回する方向が副走査方向になる。また記録紙上では、記録紙の搬送方向が副走査方向、これと垂直な方向(記録紙の幅方向)が主走査方向になる。
給紙部13は、印刷に供される記録紙を収納する複数の給紙トレイ13aを有し、選択された給紙トレイ13aから記録紙を1枚ずつ搬送部14に向けて送り出す。搬送部14は、給紙トレイ13aから繰り出された記録紙を搬送し、二次転写位置Qおよび定着装置15を通過させ、さらに読み取り部18の読み取り位置を経て、排紙トレイに排出する機能を果たす。搬送部14は、搬送経路を構成する搬送ローラやガイドのほか、搬送ローラを駆動するモータなどで構成される。
さらに画像形成装置10は、画像形成装置10の動作を制御する制御基盤20、ユーザがセットした原稿を読み取るスキャナ部21、ユーザの操作の受け付けや各種画面の表示などを行う操作パネル部22などを備えている。
図2は、画像形成装置10の電気的概略構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を統括制御するCPU(Central Processing Unit)31を備えている。CPU31にはバス32を通じてROM(Read Only Memory)33、RAM(Random Access Memory)34、不揮発メモリ35、HDD(Hard Disk Drive、ハードディスク装置)36、操作パネル部22、スキャナ部21、ネットワークI/F部37、画像処理部38、読み取り部18、プリンタエンジン部40などが接続される。CPU31、ROM33、RAM34、不揮発メモリ35、画像処理部38などは制御基盤20に搭載される。
CPU31はOS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。ROM33には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU31が処理を実行することで副走査方向濃度ムラの補正に係る動作のほか画像形成装置10の各機能が実現される。
RAM34はCPU31がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ35は、電源がオフにされても記憶が保持できる書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ35には、装置固有の情報や各種の設定情報、濃度ムラを補正するための補正データなどが記憶される。
HDD36は、大容量の不揮発の記憶装置であり、印刷データや画像データ、後述するテストチャートを印刷するためのデータなどが記憶されている。
プリンタエンジン部40は、記録紙に画像を印刷(画像形成)する機能を果たす部分であり、図1に示した、中間転写ベルト11、像形成部12Y、12M、12C、12K、給紙部13、搬送部14、定着装置15などを備えて構成される。プリンタエンジン部40はCPU31からの制御に基づいて動作する。
読み取り部18は、読み取り位置を通過する記録紙に光を照射する光源と、その反射光を受けて記録紙を幅方向(主走査方向)に1ライン分読み取るラインイメージセンサなどで構成される。読み取り部18は、搬送部14によって搬送される記録紙の幅方向(主走査方向)の1ライン分の画像の読み取り動作を繰り返し行うことで、副走査方向に搬送される記録紙を2次元の画像として読み取る。なお、読み取り部18の主走査方向の読み取り幅は、後述するテスト画像(副走査帯)52(図3、図14参照)の部分を読み取り可能であればよい。
操作パネル部22は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)、および液晶ディスプレイの画面上に設けられてペンや指などで押下された座標位置を検出するタッチパネルのほかテンキーやスタートキーなどの操作スイッチなどで構成される。操作パネル部22は、各種の操作画面、設定画面、装置状態画面を表示するほか、ユーザからジョブの投入や設定など各種の操作を受け付ける。
スキャナ部21は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部21は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読み取り位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
また、スキャナ部21は、原稿台にセットされた原稿束から原稿を1枚ずつ繰り出し、読み取り位置を経由して排紙位置へと搬送する自動原稿搬送装置を備えており、原稿台にセットされた複数枚の原稿を連続的に読み取ることができる。
ネットワークI/F部37は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて接続されている外部装置などと通信を行い、たとえば、外部装置から印刷データを受信する。
画像処理部38は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。また、プリンタエンジン部40へ出力する印刷対象の画像データに対して、副走査方向の濃度ムラを補正データに基づいて補正する処理を施す。
画像形成装置10は、副走査方向の濃度ムラを測定するためのテスト画像52(図3参照)を複数枚の記録紙に連続的に印刷し、この複数枚の記録紙に印刷されたテスト画像52を光学的に読み取って得た測定データ(読み取ったテスト画像の濃度を示すデータ)を紙間に相当する距離を空けて印刷順に並べてつなぎ合わせ、そのつなぎ合わせた測定データを、副走査方向の濃度ムラに影響を与え得る所定の部品や機構(以後、特定部品と呼ぶ)の周期(以後、特定周期と呼ぶ)ごとに区切り、その区切られて得た複数のデータにおける特定周期上の各位置にて有効なデータ(紙間に相当する部分以外のデータ)を平均化し、この平均化されたデータを解析することで、その特定周期ごとに発生する副走査方向濃度ムラを検出する。複数枚の記録紙に印刷されたテスト画像から得たデータを使用するので、一枚の記録紙に印刷されたテスト画像から得たデータのみを使用する場合に比べて、高精度に副走査方向濃度ムラを検出することができる。
特定部品になり得る部品、機構としては、中間転写ベルト11のほか、中間転写ベルト11を支えたり搬送路を構成したりする各種のローラ、現像スリーブ、感光体ドラム16等が挙げられる。画像形成装置10には、各特定部品の周期の長さが予め記憶されている。なお、定着ランプ(定着ヒータ)が特定部品の場合は、定着ランプがONになってからOFFになるまでの間の記録紙の搬送距離を特定周期とする。本実施の形態では、感光体ドラム16(図中では、感光体と省略して示す場合がある)の周期を特定周期の例に挙げて説明する。
なお、画像形成装置10は、周期が記録紙1枚の長さより長い長周期の副走査方向濃度ムラと、周期が記録紙1枚の長さより短い短周期の副走査方向濃度ムラの双方を検出、補正することが可能である。ただし、本発明の実施の形態では、特定周期として扱う感光体ドラム16の周期は、記録紙1枚の長さより短いものとする。
図3(a)は、副走査方向の濃度ムラを測定するためのテスト画像52の印刷された記録紙であるテストチャート50の一例を示している。主走査方向に所定幅を有する均一濃度の帯状のテスト画像(副走査帯とも呼ぶ)52が、テストチャート50の副走査方向の全長(先端から終端)に渡って印刷されている。副走査帯(テスト画像)52の幅は、濃度の測定に必要な幅があれば、図示したものより細くてもかまわない。また、副走査帯(テスト画像)52の位置は記録紙の幅方向の中央でなくてもよく、読み取り部18での読み取り位置に対応した場所であればよい。
図3(b)は、連続して印刷された複数枚のテストチャート50を、搬送中と同じ紙間Dを空けて配列した状態を示している。
図4は、画像形成装置10において特定周期の副走査方向濃度ムラを測定して補正する手順を示している。まず、テスト画像52(図3参照)の印刷されたテストチャート50を複数枚、連続して印刷出力する(ステップS101)。このとき、読み取り部18で各テストチャート50のテスト画像52を光学的に読み取ってその濃度を示す測定データを取得して副走査方向の濃度ムラを示すプロファイルを記録紙毎に作成する。なお、テストチャート50の出力枚数の決定方法については後述する。
次に、ステップS101で取得したテストチャート毎のプロファイルを紙間Dに相当する距離を空けて印刷順に並べて繋げる(ステップS102)。たとえば図5(a)はその一例であり、10枚のテストチャート50から読み取ったプロファイルを紙間Dに相当する距離を空けて印刷順に並べて繋げた連続プロファイル60を示す。
紙間Dの距離は、単位時間に印刷出力されるテストチャート50の枚数と、搬送速度と、テストチャート50の長さとから求めることができる。たとえば、1分間の印刷枚数を30枚、テストチャート50の長さを0.5m、搬送速度を0.3m/秒とする場合、紙間Dは、(0.3m/秒×60秒−0.5×30m)÷(30−1)=0.1034m として求まる。
図4に戻って説明を続ける。次に、連続プロファイル60を、特定周期ごとに区切り、その区切られて得た複数のデータにおける特定周期上の各位置にて有効なデータ(紙間に相当する部分以外のデータ)を平均化する(ステップS103)。図5(b)は、連続プロファイル60を感光体ドラム16の1周期単位で区切った様子を示す。図5(b)では、連続プロファイル60を17周期分のデータに区切っている。
図6は、その区切られて得た複数のデータにおける特定周期上の各位置にて有効なデータ(紙間に相当する部分以外のデータ)を平均化する方法を示す。図6では、連続プロファイル60を感光体ドラム16の1周期単位で区切って得た図5(b)に示すデータの最初の3周期分のデータ(グラフ91、グラフ92、グラフ93)を集めて平均化する場合を示す。
図6は、特定周期(感光体の1周期)分(図中のP1〜P4区間)のデータ(グラフ)を3周期分重ねたものを表示している。グラフ91は図5(b)の1周期目に、グラフ92は図5(b)の2周期目に、グラフ93は図5(b)の3周期目に対応している。
グラフ91とグラフ93は、1枚のテストチャートの中から採取されたデータであり、その周期中に紙間に相当する部分がないグラフである。グラフ92は、1枚目のテストチャートの後端部と1枚目と2枚目の紙間と2枚目のテストチャートの前半部とから採取されたデータであり、P2〜P3の区間が紙間に相当する部分となっているグラフである。グラフ92のP2〜P3の区間は、紙間に相当するので、有効なデータが無い(有効な値を持たない)部分である。
P1〜P2の区間では、3つのグラフ91〜93の全てが有効な値を持っているので、P1〜P2の区間の各位置では3つのグラフ91〜93のその位置での値を平均化した値をその位置の平均濃度として求める(3つのグラフ91〜93の平均を算出する)。P2〜P3の区間の各位置では、グラフ92は有効な値を持っていない(有効なデータではない)ので、それ以外の有効なデータを持っている2つのグラフ91、93を平均化する。P3〜P4の区間の各位置では、3つのグラフ91〜93の全てが有効な値を持っているので3つのグラフ91〜93を平均化する。このように、特定周期内の各位置においてその位置で有効なデータのみを対象に平均化してそれぞれの位置での平均の濃度を算出する。
図7(a)は、特定周期のデータ(グラフ)を複数重ねたグラフ群74の一例を、図7(b)は図7(a)のグラフ群74を前述のように平均化して得たグラフ77を示す。
なお、特定部品を原因とする副走査方向の濃度ムラは、特定周期ごとに必ず発生するが、他の要素に起因する副走査方向の濃度ムラは発生する周期が特定周期とは異なる。よって、より多くのグラフを平均化することで、特定部品以外の要因に起因する濃度ムラの影響を減らし、特定周期ごとに発生する副走査方向の濃度ムラを高精度に抽出することができる。
つまり、図4のステップS101で出力するテストチャート50の枚数が多ければ多いほど、より多くの周期分のデータを得ることができ、特定周期ごとに発生する副走査方向の濃度ムラを高精度に抽出することができる。実施の形態では、読み取った複数のテストチャート50を紙間に相当する距離を空けて繋げ、特定周期ごとに複数のデータ(グラフ)に区切った場合に、その複数のデータの特定周期上の各位置において有効なデータ(有効な値を示すグラフ)の数を有効データ数Mとする。このMの値の最小値が、ユーザが指定した必要周期数N(Nは1以上の整数である)以上になる最小の枚数を、テストチャート50の最小出力枚数Rとする。
画像形成装置10は、ユーザから必要周期数Nの値を設定されたら、特定周期の長さ、記録紙の長さ、紙間の長さから、前述の特定周期上の各位置における有効データ数Mの値がすべて必要周期数N以上になる枚数の最小値である最小出力枚数Rを算出する。
たとえば、図8は、2枚のテストチャート50を出力した場合における、有効データ数Mの最小値を調べる様子を示す。
図8(a)は、連続して印刷された複数枚のテストチャート50を、搬送中と同じ紙間Dを空けて配列した状態において、その内の2枚のテストチャート50から得られるプロファイルを、紙間を考慮して繋げ、先頭から特定周期ごとの複数のデータに区切った場合(ここでは3周期分のデータが得られる)に、各データにおいて有効なデータとなる部分(有効部分53A〜53D)と、有効なデータでない部分(紙間に相当する部分、紙間部分54)を示す。
図8(a)では、1周期目のデータは有効部分53Aで構成されている。2周期目のデータは有効部分53Bと紙間部分54と有効部分53Cで構成されている。3周期目のデータは有効部分53Dで構成されている。
図8(b)は、図8(a)で得た複数のデータ(3周期分のデータ)を、位相を合わせて重ねた場合を示す。この重なったデータの特定周期上の各位置における有効データ数Mの値を調べると、特定周期(図8(b)のP1〜P4の区間)上のP1〜P2の区間はM=3(有効部分53A、有効部分53B、有効部分53D)となる。特定周期上のP2〜P3の区間はM=2(有効部分53A、有効部分53D)となる。特定周期上のP3〜P4の区間はM=3(有効部分53A、有効部分53C、有効部分53D)となる。つまり、2枚のテストチャート50を出力した場合における有効データ数Mの最小値は2となる。
このようにして、テストチャート50を3枚、4枚、5枚・・・出力した場合における有効データ数Mの最小値を調べていき、有効データ数Mの最小値が必要周期数N以上((Mの最小値)≧N)となる枚数の最小値である最小出力枚数Rを算出する。テストチャート50を印刷する場合は、この算出された最小出力枚数Rだけ印刷すれば足りる。
図4に戻って説明を続ける。つぎに、平均化されたグラフから、副走査方向濃度ムラを相殺する補正データ(副走査方向濃度ムラに重畳することで平坦なグラフになるような補正データ)を作成する(ステップS104)。図7(b)に示す補正後グラフ76(図中では点線で示す)は、図7(b)に示すグラフ77を、対応する補正データで補正したグラフである。
図4に戻って説明を続ける。図4のステップS101においてテストチャート50を連続的に印刷する際には、特定周期の副走査方向濃度ムラの発生原因となる各種の部品や機構(特定の部品、実施の形態では感光体ドラム16)の動作する位相をセンサで検出し、測定データとの対応付けを行っておく。なお、特定の部品が定着装置のヒータのように、CPU31がオンオフ制御するものについては、そのオンオフのタイミング情報を測定データと対応付ける。
たとえば、中間転写ベルト11上の、感光体ドラム16の特定箇所と接触した特定位置が、丁度、二次転写位置Qに到来したことを検出するセンサを設けておき、特定位置が二次転写位置Qに到来したことをこのセンサが検出したタイミングと、この検出時に二次転写位置Qにあった記録紙の部分を読み取り部18で読み取って得た測定データとを関連付ける。
図9は、前述の特定位置が二次転写位置Qに到来したタイミング71と、紙間を考慮して繋げた連続プロファイル60とを対応付けて示している。これにより特定位置と感光体ドラム16が原因の副走査方向濃度ムラの周期との位相関係が把握される。このタイミング71は、1回目以降、感光体ドラム16の1周期分(特定周期)の間隔で繰り返される。なお、ステップS104で作成した補正データには、その補正データに係る特定周期の副走査方向濃度ムラの原因となった部品や機構(特定の部品)の識別名称および位相関係を示す情報が付加される。
図4に戻って説明を続ける。CPU31は、通常の印刷を行う際に、上記の補正データを用いて特定周期の副走査方向濃度ムラを補正する(図4:ステップS105、S106)。このとき、補正データに付加されている情報から、特定周期の副走査方向濃度ムラの原因になっている部品や機構(特定部品)を認識し、その部品や機構(実施の形態では感光体ドラム16)の動作タイミング(位相)をセンサ等で検出する(ステップS105)。そして、その部品や機構の位相に合わせて補正データを適用することで、その部品や機構に由来して発生する特定周期の副走査方向濃度ムラを補正し(ステップS106)、処理を終了する。ステップS106の補正は、たとえば、印刷対象の画像データの濃度値を、位相を合わせた補正データで補正することによって行われる。
このように、画像形成装置10では、連続する複数枚のテストチャート50を出力し、これらを読み取って各テストチャート50の副走査方向の濃度ムラを示すプロファイルを作成し、これらを紙間Dに相当する距離を空けて繋ぎ合わせたデータを、特定周期ごとに複数のデータに区切り、その区切られた複数のデータにおける特定周期上の各位置にて有効なデータ(紙間の部分以外のデータ)を平均化することで、特定周期で発生する副走査方向の濃度ムラを高精度に検出する。
本発明の画像形成装置10では、紙間を含む周期のデータも用いるので、1周期分のデータが記録紙上に連続して存在する周期のデータのみを使用する場合に比べて、同じ枚数のテストチャート50から、より多くのデータを得ることができる。
たとえば、図10に示す連続プロファイル60(A)を特定周期ごとに区切り、その区切られて得た複数のデータのうち、紙間を含まない周期のデータのみを用いて前述の平均化を行うとする。図10の連続プロファイル60(A)は、3枚分のテストチャート50を読み取った測定データを、紙間Dに相当する距離を空けて印刷順に並べて繋げたものであり、特定周期(1周期)の長さは、記録紙の副走査方向の長さの半分強程であるとする。連続プロファイル60(A)を特定周期ごとの複数のデータ(6つのデータ)に区切った場合、その複数のデータは、周期内に紙間を含まない3つのデータと、周期内に紙間を含む3つのデータに分けられる。
図11(a)は、図10の連続プロファイル60(A)から得た6つのデータのうち、周期内に紙間を含まないデータのみを用いて前述の平均化を行う場合の様子を示す。図11(a)では、記録紙3枚分のテストチャート50から、3周期分のデータを使用して平均化を行っている。この場合、特定周期上の各位置には、有効なデータが3つ存在する。
図11(b)は、図10の連続プロファイル60(A)から得た6つのデータ全て(紙間を含まないデータと、紙間を含むデータ)を使用して前述の平均化を行う場合の様子を示す。紙間を含む周期のデータも用いて前述の平均化を行うと、同じ記録紙3枚分のテストチャート50であっても、特定周期上の各位置において有効なデータが5つ以上存在することになる。
このように、紙間を含む周期のデータも用いた上で、紙間に相当する部分以外のデータを平均化するので、紙間が含まれていない周期のデータのみを用いる場合よりも、少ない出力枚数(テストチャート50の枚数)で高精度に副走査方向の濃度ムラを検出することが可能となる。
また、画像形成装置10では、テスト画像を実際の記録紙に印刷して測定するので、印刷に係るすべての原因の濃度ムラが現れたテストチャート50を得ることができ、すべての発生原因を対象に濃度ムラを補正することができる。仮に、テスト画像を、中間転写ベルト11上のトナー像として形成し、これを光学的に読み取ってプロファイルを作成する場合、中間転写ベルト11から記録紙に転写する以後の過程で生じる濃度ムラの影響を測定することができない。たとえば、定着時に生じる副走査方向濃度ムラや、紙種による濃度ムラの特性の違いなどが反映された測定データを得ることはできず、これらに対応した補正はできない。
また、本発明では、記録紙に印刷された最終的な出力画像を測定して補正するので、濃度ムラの発生原因を的確に分離して認識することができる。たとえば、感光体ドラム16に起因する副走査方向濃度ムラと定着装置に起因する副走査方向濃度ムラの双方が同時に発生している場合でも、感光体ドラム16の周期ごとに発生する副走査方向濃度ムラと、定着装置の周期ごとに発生する副走査方向濃度ムラを別々に検出することで、原因別に発生する副走査方向濃度ムラを分離して抽出することができる。中間転写ベルト11に形成したトナー像からプロファイルを作成する場合は、資源の節約になるが、上記のように原因を的確に分離することはできず、精度よく副走査方向濃度ムラを補正することはできない。
なお、本発明の画像形成装置10は、多数のデータ(グラフ)を平均化することで、特定部品以外の要因に起因する濃度ムラ(特定周期ごとに発生する副走査方向濃度ムラ以外の濃度ムラ)の影響を軽減していたが、この濃度ムラの影響を更に軽減したい場合は、テストチャート50から読み取ったプロファイルを紙間Dに相当する距離を空けて印刷順に並べて繋げた連続プロファイル60(図5参照)に対してFFT等の周波数解析を行い、特定部品以外の要因に起因する濃度ムラの周波数成分を除いてから、特定周期の副走査方向濃度ムラの検出を行えばよい。
濃度ムラの周波数には、高周波のものと低周波のものがあるので、特定周期に係る副走査方向濃度ムラの周波数よりも、高周波のものと低周波のものを除くことで、特定周期の副走査方向濃度ムラの周波数成分以外の周波数成分を除去する。
たとえば、感光体ドラム16の周期を特定周期とする場合、現像スリーブに起因する濃度ムラは、感光体ドラム16の濃度ムラよりも高周波のノイズとして現れる。また、中間転写ベルト11や、定着ランプ点灯タイミングに起因する濃度ムラなどの、感光体ドラム16の周期よりも長い周期のムラは、感光体ドラム16の濃度ムラよりも低周波のノイズとして現れる。このような、感光体ドラム16に起因する副走査濃度ムラの周波数より、高周波、低周波な周波数成分を除去する。
このようにして、特定部品以外の要因に起因する濃度ムラの影響を予め軽減した状態で、特定周期の副走査方向濃度ムラの検出を行うため、特定周期ごとに発生する副走査方向の濃度ムラをより高精度に抽出することができる。
次に、紙間の実測方法を例示する。
ここでは、記録紙にスケールとなるマークを印刷する。詳細には、図12に示すように、中間転写ベルト11や感光体ドラム16などの像担持体上に、記録紙のタイミングに依存しない、一定の間隔でマーク73を打ち続ける。マーク73は連続番号を付加して印刷される。マーク73は、紙間を空けて並べられた複数枚のテストチャート50上に跨って置かれた目盛り付きの定規(スケール)の役割を果たす。
図13(a)は、1枚目の記録紙に印刷された副走査帯(テスト画像)52とこれに沿って印刷されたマーク73(スケール)を示している。
図13(b)は、1枚目の記録紙に印刷されたマーク73と2枚目の記録紙に印刷されたマーク73とから、これらの紙間の距離を求める様子を示している。1枚目に印刷されたマーク73の中で最もこの記録紙の後端に近い番号2のマーク73aから該後端までの距離L1と、2枚目に印刷されたマーク73の中で最もこの記録紙の前端に近い番号4のマーク73bから該前端までの距離L2と、番号2のマーク73aから番号4のマーク73bまでの距離L3とから、紙間Dは、D=L3−L1−L2、として求めることができる。なお、およその紙間が既知の場合は、マーク73に番号が振られていなくても、正確な紙間を求めることができる。
なお、副走査方向の濃度のプロファイルを作成するための副走査帯(テスト画像)52やマーク73(スケール)などは、図14に示すように、記録紙上の有効画像領域75以外の部分に印刷するようにしてもよい。有効画像領域75は、通常の印刷画像が印刷される領域であり、有効画像領域75の外側は、たとえば、裁断されて取り除かれる部分であり、一般に、位置決め用のトンボなどが印刷される部分である。
有効画像領域75以外の部分に副走査帯(テスト画像)52やマーク73を印刷すれば、ユーザが通常の印刷を行っているときに副走査方向の濃度ムラを測定するためのプロファイルを取得することができる。よって、別途の記録紙をテストチャート50として印刷する場合に比べて資源を節約することができる。また、通常の印刷中にプロファイルを取得し濃度ムラ検出を常に行うことができるので、濃度ムラの発生状況が変化したとき、直ちに、補正データを更新して対応することができる。
このように、本発明の画像形成装置10では、連続して複数枚のテストチャート50を出力し、これらを読み取って各テストチャート50の副走査方向の濃度ムラを示すプロファイルを作成し、これらを紙間Dに相当する距離を空けて繋ぎ合わせた連続プロファイルを、特定周期ごとに複数に区切り、その区切られた複数のデータ(グラフ)を、紙間の部分を除いて平均化し、解析する。複数枚の記録紙(テストチャート50)から得た複数周期分のデータを平均化することで、特定周期ごとに発生する副走査方向濃度ムラ以外の濃度ムラの影響を軽減して、特定周期ごとに発生する副走査方向濃度ムラをより高精度に検出することができる。
また平均化を行う際に、紙間を含むデータと紙間を含まないデータの両方を使用するので、紙間を含まないデータのみを使用する場合に比べて、同じ枚数のテストチャート50から多くのデータを得ることができ、テスト画像を印刷する記録紙を節約しつつ濃度ムラの検出を高精度に行うことができる。
また、本発明の画像形成装置10では、テスト画像を実際の記録紙に印刷して測定するので、印刷に係る全ての原因の濃度ムラが現れたテストチャート50を得ることができ、全ての発生原因を対象に濃度ムラを補正することができる。
また、解析した結果に基づいて補正データを作成し、画像を記録紙に印刷する際に、この補正データを用いてその画像を補正することで、特定周期ごとに発生する副走査方向濃度ムラを除去して印刷を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態で示した画像形成装置10では、定着装置15の後段の搬送経路上に配置した読み取り部18でテストチャート50を読み取るようにしたが、たとえば、印刷出力された複数枚のテストチャート50の束を、ユーザがスキャナ部21の原稿台にセットし、スキャナ部21で読み取ってプロファイルを作成するように構成されてもよい。また、外部の読み取り装置によってテストチャート50を読み取って得た測定データを、ネットワークI/F部37などを通じて取得してプロファイルを作成するようにしてもよい。
また、実施の形態では、読み取り部18やプリンタエンジン部40を備えた一体の装置として画像形成装置10を示したが、本発明は、補正データを作成する画像処理装置として構成されてもよい。すなわち、複数枚のテストチャート50を所定の印刷装置に連続的に印刷させる機能(サンプル出力部)、印刷された複数枚のテストチャート50を外部の読み取り装置で読み取って得た測定データを入力してプロファイルを作成する機能(プロファイル作成部)、これらを、紙間Dに相当する距離を空けて並べて繋げ、特定周期ごとの複数のデータに区切り、その複数のデータにおける特定周期上の各位置にて有効なデータを平均化し、この平均化されたデータから副走査方向濃度ムラを検出する機能(解析部)、検出された特定周期の副走査方向濃度ムラを除去するための補正データを作成する機能(補正データ作成部)、テストチャート50を印刷させた印刷装置で画像を印刷する場合に、作成した補正データを使用してその画像を補正する機能(補正部)を備えた画像処理装置として構成されてもよい。
また、本発明は、濃度ムラを解析する走査ムラ解析装置として構成されてもよい。すなわち、複数枚のテストチャート50を所定の印刷装置に連続的に印刷させる機能(サンプル出力部)、印刷された複数枚のテストチャート50を外部の読み取り装置で読み取って得た測定データを入力してプロファイルを作成する機能(プロファイル作成部)、これらを、紙間に相当する距離を空けて並べて繋げ、特定周期ごとの複数のデータに区切り、その複数のデータにおける特定周期上の各位置にて有効なデータを平均化し、この平均化されたデータから特定周期の副走査方向濃度ムラを検出する機能(解析部)を備えた走査ムラ解析装置として構成されてもよい。
検出された副走査方向濃度ムラに係る情報は、その副走査方向濃度ムラを相殺するための補正データを作成する為に使用され、作成した補正データは、テストチャート50を印刷した印刷装置に入力され、副走査方向濃度ムラを補正するために使用される。
テスト画像は、実施の形態で例示したものに限定されない。たとえば、1枚の記録紙に濃度の異なる副走査帯が複数本印刷されるようなものであってもよい。この場合、複数の濃度に関する副走査方向の濃度ムラを一度に測定することが可能になる。
補正データの更新は、副走査方向の濃度ムラが変化するタイミングで行うことが望ましい。たとえば、一定の部品劣化が生じたとき、部品交換が行われたとき、一定以上の環境変動があったとき、一定以上の時間が経過したときなどに更新することが好ましい。
画像形成の方式は実施の形態で例示した電子写真方式に限定されない。インクジェット方式などでもかまわない。
本発明の実施の形態では、予め有効データ数Mの最小値が必要周期数N以上((Mの最小値)≧N)となるような最小出力枚数Rを算出してから、その算出した最小出力枚数R分だけテストチャート50を印刷していたが、予め設定された所定枚数を印刷後に、その枚数で、(Mの最小値)≧N、となるか否かを調べ、(Mの最小値)<Nであれば、もう一枚テストチャート50を印刷し、再度その枚数で(Mの最小値)≧Nとなるか否かを調べるようにしてもよい。
また、副走査方向の濃度ムラの原因となる部品等は数種類と考えられるので、特定周期の種類もその数種類を考慮すれば済む。そこで、その数種類の各特定周期について、必要周期数Nと最小出力枚数Rとの関係を、複数種類のN(たとえば、5〜20)について予め求めて記憶しておき、実際にテストチャート50を印刷する際に、指定されたNに対する最小出力枚数Rを、この記憶を参照して求めるようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、1つの特定部品に起因する副走査方向濃度ムラを検出し、補正していたが、2つ以上の特定部品に起因する副走査方向濃度ムラを検出し、補正してもよい。たとえば、第1の特定部品に係る周期(第1特定周期とする)の副走査方向濃度ムラを補正する補正データと、第2の特定部品に係る周期(第2特定周期とする)の副走査方向濃度ムラを補正する補正データを合成した重畳データを作成し、この重畳データを使用して、第1特定周期の副走査方向濃度ムラと、第2特定周期の副走査方向濃度ムラの両方を相殺するように、印刷予定の画像を補正してもよい。
10…画像形成装置
11…中間転写ベルト
12Y、12M、12C、12K…像形成部
13…給紙部
13a…給紙トレイ
14…搬送部
15…定着装置
16…感光体ドラム
17…レーザーユニット
18…読み取り部
19…ベルトクリーニング装置
20…制御基盤
21…スキャナ部
22…操作パネル部
31…CPU
32…バス
33…ROM
34…RAM
35…不揮発メモリ
36…HDD
37…ネットワークI/F部
38…画像処理部
40…プリンタエンジン部
50…テストチャート
52…テスト画像(副走査帯)
53(53A〜53D)…有効部分
54…紙間部分
60…連続プロファイル
60(A)…連続プロファイル
71…特定箇所が二次転写位置に到来したタイミング
73、73a、73b…マーク
74…グラフ群
75…有効画像領域
76…補正後グラフ
77…グラフ
91…グラフ
92…グラフ
93…グラフ
201…記録紙
202…テスト画像
203…プロファイル
A…中間転写ベルトの周回方向
D…紙間
M…有効データ数
N…必要周期数
Q…二次転写位置
R…最小出力枚数

Claims (10)

  1. 搬送される記録紙に画像を印刷する所定の印刷装置に、記録紙の搬送方向である副走査方向の濃度ムラを検出するためのテスト画像を複数枚の記録紙に連続して印刷させるサンプル出力部と、
    前記テスト画像の印刷された複数枚の記録紙を光学的に読み取って得た測定データから前記複数枚の記録紙のそれぞれにおける副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
    前記プロファイル作成部の作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルを紙間に相当する間隔を空けて印刷順に繋ぎ合わせ、特定周期ごとに複数のデータに区切り、前記複数のデータにおける前記特定周期上の各位置にて有効なデータを平均化し、この平均化されたデータを解析することで、前記特定周期における副走査方向の濃度ムラを検出する解析部と、
    を有し、
    前記特定周期は、現像スリーブの1周の長さ、中間転写ベルトの一周の長さ、定着ランプがONになってからOFFになるまでの間の記録紙の搬送距離のいずれか1つである
    ことを特徴とする走査ムラ解析装置。
  2. 前記サンプル出力部は、前記解析部が前記平均化を行う際に、前記複数のデータにおける前記特定周期上の各位置にて有効なデータの数が、ユーザによって指定されたN(N=1以上の整数)以上になる最小出力枚数R(R=1以上の整数)を、前記特定周期の長さ、前記記録紙の長さ、前記紙間の長さに基づいて算出し、前記最小出力枚数R枚の前記記録紙に前記テスト画像を印刷する
    ことを特徴とする請求項1に記載の走査ムラ解析装置。
  3. 搬送される記録紙に画像を印刷する所定の印刷装置に、記録紙の搬送方向である副走査方向の濃度ムラを検出するためのテスト画像を複数枚の記録紙に連続して印刷させるサンプル出力部と、
    前記テスト画像の印刷された複数枚の記録紙を光学的に読み取って得た測定データから前記複数枚の記録紙のそれぞれにおける副走査方向の濃度ムラのプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
    前記プロファイル作成部の作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルを紙間に相当する間隔を空けて印刷順に繋ぎ合わせ、特定周期ごとに複数のデータに区切り、前記複数のデータにおける前記特定周期上の各位置にて有効なデータを平均化し、この平均化されたデータを解析することで、前記特定周期における副走査方向の濃度ムラを検出する解析部と、
    を有し、
    前記サンプル出力部は、前記解析部が前記平均化を行う際に、前記複数のデータにおける前記特定周期上の各位置にて有効なデータの数が、ユーザによって指定されたN(N=1以上の整数)以上になる最小出力枚数R(R=1以上の整数)を、前記特定周期の長さ、前記記録紙の長さ、前記紙間の長さに基づいて算出し、前記最小出力枚数R枚の前記記録紙に前記テスト画像を印刷する
    ことを特徴とする走査ムラ解析装置。
  4. 前記特定周期は、現像スリーブの1周の長さ、中間転写ベルトの一周の長さ、定着ランプがONになってからOFFになるまでの間の記録紙の搬送距離のいずれか1つである
    ことを特徴とする請求項3に記載の走査ムラ解析装置。
  5. 前記解析部は、前記プロファイル作成部の作成した記録紙毎の複数の前記プロファイルを紙間に相当する間隔を空けて印刷順に繋ぎ合わせたデータから前記特定周期に係る周波数成分以外の周波数成分を除去する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の走査ムラ解析装置。
  6. 前記解析部は、前記紙間の長さを、前記印刷装置における単位時間当たりの印刷枚数と、記録紙の搬送速度と、記録紙の副走査方向の長さとから導出する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の走査ムラ解析装置。
  7. 前記印刷装置に、前記テスト画像の印刷される前記複数枚の記録紙上に、それらの紙間を含めて副走査方向に等間隔に配列される所定のマークを印刷させ、
    前記解析部は、前記複数枚の記録紙上に印刷された前記マークの位置に基づいて紙間の長さを導出する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の走査ムラ解析装置。
  8. 前記サンプル出力部は、前記印刷装置に、前記テスト画像を記録紙上の有効画像領域外に印刷させる
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の走査ムラ解析装置。
  9. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の走査ムラ解析装置と、
    前記解析部によって検出された前記特定周期の副走査方向の濃度ムラを除去するための補正データを作成する補正データ作成部と、
    前記印刷装置で印刷予定の画像を、前記補正データ作成部が作成した補正データを使用して補正する補正部と、
    を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置の前記補正部で補正された画像を記録紙に印刷する印刷装置と
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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