JP6057668B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式、静電記録方式などを利用して記録材にトナーで画像を形成する画像形成装置に関するものである。
一般に、電子写真方式などを利用して記録材にトナーで画像を形成する画像形成装置は、一対の回転体によって記録材を挟持して搬送することで記録材上のトナー像を熱と圧力とによって溶融させて記録材に定着させる定着手段を有する。このような定着手段としては、例えば、一対の回転体として、定着回転体としての発熱する定着ローラと、定着ローラに圧接する加圧回転体としての加圧ローラと、を有する定着装置が広く用いられている。
定着ローラと加圧ローラとによって記録材を挟持して搬送する際、記録材上のトナーはすべて記録材に定着されるのが理想である。しかし、例えば溶融しきらなかったトナーの一部が定着ローラに付着してしまうことがある。また、白色性を高めるために用いられるCaCO3(炭酸カルシウム)の含有量が多い用紙を記録材として用い、大量に定着装置に通すと、CaCO3の粒子が少しずつ定着ローラや加圧ローラに付着していくことがある。
定着ローラ側に付着したトナー汚れやCaCO3の粒子は、次の記録材が通過する際に、その記録材上のトナー像に微量ずつ混ざって排出される。そのため、定着ローラが継続的に汚れることは少ない。
しかし、片面プリントを行っている限り加圧ローラはトナー像と接触しないため、トナー汚れやCaCO3の粒子が蓄積されてしまう。その結果、両面プリントを行った際に、そのトナー汚れやCaCO3粒子が記録材の裏面(両面プリントにおける1面目)のトナー像に付着し、画像汚れとしてあらわれてしまうことがある。
このような課題に対して、加圧ローラの表面の汚れを検出する検出器を設けて、加圧ローラの汚れを検出した場合に、クリーニング用の画像を形成した記録材を定着装置に通す方法が提案されている(特許文献1)。この方法では、記録材にクリーニング用の画像を形成し、定着させた後に、その記録材の表裏を反転させて再び定着装置に通す。これにより、クリーニング用の画像が加圧ローラと接触するため、加圧ローラの表面のトナー汚れやCaCO3の粒子がクリーニング用の画像に付着して排出される。
特開平6−83230号公報
しかしながら、上記従来の方法では、加圧ローラの表面の汚れを検出するための反射型光センサなどの検出器が必要である。そのため、検出器を設置するためのスペースが必要である上に、検出器を設ける分だけコストが上昇してしまう。
したがって、本発明の目的は、定着手段が備えた回転体のクリーニングのタイミングをより簡易な構成で簡便に判断することを可能にする画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、記録材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段によりトナー像が形成された記録材を挟持搬送しながらトナー像を記録材に定着する定着回転体及び加圧回転体を備えた定着手段と、前記定着手段によりトナー像が定着された記録材の表裏を反転させて前記トナー像形成手段及び前記定着手段へ再搬送する搬送手段と、前記トナー像形成手段により記録材の片面に所定のトナー像を形成させこれを前記定着手段により定着させた後、前記搬送手段により記録材を表裏反転させて前記トナー像形成手段によりトナー像の形成を行わずに前記定着手段へ供給することにより前記加圧回転体を清掃する清掃モードを実行させる実行手段と、記録材の片面にのみトナー像を形成する片面モードの実行回数を積算する積算手段と、前記積算手段による積算値が所定値以上のとき前記清掃モードの実行を促すための報知を行う報知手段と、記録材の両面にトナー像を形成する両面モードの実行回数が所定値に達したとき前記積算手段による積算値をリセットするリセット手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の態様によると、記録材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段によりトナー像が形成された記録材を挟持搬送しながらトナー像を記録材に定着する定着回転体及び加圧回転体を備えた定着手段と、前記定着手段によりトナー像が定着された記録材の表裏を反転させて前記トナー像形成手段及び前記定着手段へ再搬送する搬送手段と、記録材の片面にのみトナー像を形成する片面モードの実行回数を積算する積算手段と、前記積算手段による積算値が所定値以上のとき、前記トナー像形成手段により記録材の片面に所定のトナー像を形成させこれを前記定着手段により定着させた後、前記搬送手段により記録材を表裏反転させて前記トナー像形成手段によりトナー像の形成を行わずに前記定着手段へ供給することにより前記加圧回転体を清掃する清掃モードを実行させる実行手段と、記録材の両面にトナー像を形成する両面モードの実行回数が所定値に達したとき前記積算手段による積算値をリセットするリセット手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の他の態様によると、記録材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段によりトナー像が形成された記録材を一対の回転体で挟持して搬送することでその記録材にトナー像を定着させる定着手段と、前記定着手段によりトナー像が定着された記録材の表裏を反転させて再び前記トナー像形成手段へ搬送する両面搬送手段と、を有し、記録材の片面にトナー像を定着させて出力する片面出力動作と、記録材の1面目にトナー像を定着させた後にその記録材の2面目にトナー像を定着させて出力する両面出力動作と、を実行可能な画像形成装置において、前記片面出力動作を実行した量に関する情報を積算する第1の積算手段と、前記両面出力動作を実行した量に関する情報を積算する第2の積算手段と、前記第2の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に前記第1の積算手段による積算値を減らす方向に変更する変更手段と、前記第1の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に前記回転体のクリーニングのタイミングを指示する指示手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の他の態様によると、記録材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段によりトナー像が形成された記録材を一対の回転体で挟持して搬送することでその記録材にトナー像を定着させる定着手段と、前記定着手段によりトナー像が定着された記録材の表裏を反転させて再び前記トナー像形成手段へ搬送する両面搬送手段と、を有し、記録材の片面にトナー像を定着させて出力する片面出力動作と、記録材の1面目にトナー像を定着させた後にその記録材の2面目にトナー像を定着させて出力する両面出力動作と、を実行可能な画像形成装置において、前記片面出力動作を実行した量に関する情報を積算する第1の積算手段と、前記両面出力動作を実行した際の記録材の1面目に形成されたトナー像のトナー量に関する情報を積算する第2の積算手段と、前記第2の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に前記第1の積算手段による積算値を減らす方向に変更する変更手段と、前記第1の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に前記回転体のクリーニングのタイミングを指示する指示手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、定着手段が備えた回転体のクリーニングのタイミングをより簡易な構成で簡便に判断することが可能になる。
本発明の一実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の要部の制御態様を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の操作表示部の模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置における定着装置の概略断面図である。 本発明の一実施例における加圧ローラのクリーニング動作のフローチャート図である。 本発明の一実施例における加圧ローラのクリーニング動作の要否を判断する処理のフローチャート図である。 本発明の他の実施例に係る画像形成装置の要部の制御態様を示すブロック図である。 本発明の他の実施例における加圧ローラのクリーニング動作の要否を判断する処理のフローチャート図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置100の概略断面図である。この画像形成装置100は、外部機器から送信された画像信号に応じて電子写真方式により記録材Sにフルカラー画像を形成することのできる、中間転写方式を利用したタンデム型の画像形成装置である。
画像形成装置100は、中間転写体としての中間転写ベルト31の水平部に沿って直列状に配置された、複数の画像形成部としての第1、第2、第3、第4の画像形成部1Y、1M、1C、1Kを有する。
本実施例では、各画像形成部1Y、1M、1C、1Kの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。したがって、特に区別を要しない場合は、いずれかの画像形成部1Y、1M、1C、1Kの要素であることを表す符号の末尾のY、M、C、Kは省略して総括的に説明する。
画像形成部1は、像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(感光体)である感光ドラム11を有する。感光ドラム11は、図中矢印R1方向に回転駆動される。感光ドラム11の周囲には、その回転方向に沿って、次の各手段が配置されている。まず、感光ドラム11を一様に帯電させる帯電手段としてのローラ型の帯電部材とされた帯電ローラ12である。次に、感光ドラム11に画像信号に応じた光を照射して感光ドラム11上に静電潜像(静電像)を形成する露光手段としての露光装置13である。次に、感光ドラム11上の静電潜像にトナーを転移させてトナー像を形成する現像手段としての現像器14である。次に、感光ドラム11上のトナー像を中間転写ベルト31に一次転写させる一次転写手段としてのローラ型の転写部材とされた一次転写ローラ35である。次に、一次転写後に感光ドラム11上に残留するトナー(一次転写残トナー)を除去して回収するクリーニング手段としてのクリーニング装置15である。
中間転写体としての中間転写ベルト31は、無端ベルト状のフィルムで構成され、複数の張架部材としての駆動ローラ33、テンションローラ34、二次転写対向ローラ32に張架されている。中間転写ベルト31は、駆動ローラ33によって図中矢印R2方向に回転駆動される。中間転写ベルト31の内周面側において、各感光ドラム11Y、11M、11C、11Kに対向する位置に、上記一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kが配置されている。一次転写ローラ35は、中間転写ベルト31を介して感光ドラム11に押圧され、中間転写ベルト31と感光ドラム11とが接触する一次転写部(一次転写ニップ)N1が形成されている。また、中間転写ベルト31の外周面側において、二次転写対向ローラ32に対向する位置には、二次転写手段としてのローラ型の転写部材とされた二次転写ローラ41が配置されている。二次転写ローラ41は、中間転写ベルト31を介して二次転写対向ローラ32に押圧され、中間転写ベルト31と二次転写対向ローラ41とが接触する二次転写部(二次転写ニップ)N2が形成されている。また、中間転写ベルト31の外周面側にて、駆動ローラ33に対向する位置には、二次転写後に中間転写ベルト31上に残留するトナー(二次転写残トナー)を除去して回収する中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置36が配置されている。
例えばフルカラー画像の形成時には、各画像形成部1Y、1M、1C、1Kの各感光ドラム11Y、11M、11C、11Kに、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色のトナー像が形成される。そして、各感光ドラム11Y、11M、11C、11K上のトナー像が、各画像形成部1Y、1M、1C、1Kの一次転写部N1において、中間転写ベルト31上の同一の画像位置に一次転写される。
一方、記録材Sを収容する複数の収容部としての記録材カセット61、62、63、64に格納された用紙などの記録材(転写材)Sが、供給ローラ71、72、73、74のいずれかが回転することで供給搬送経路81へ搬送される。また、レジストローラ75が、中間転写ベルト31上のトナー像とタイミングを合わせて、供給搬送経路81を搬送されてきた記録材Sを二次転写部N2に供給(給紙)する。
そして、中間転写ベルト31上のトナー像は、二次転写部N2において、記録材S上に二次転写される。
本実施例では、各画像形成部1の要素、中間転写ベルト31、及び二次転写ローラ41などによって、記録材Sにトナー像を形成するトナー像形成手段Iが構成される。
トナー像が転写された記録材Sは、搬送ベルト42により定着手段としての定着装置50に搬送される。定着装置50は、一対の回転体として、定着回転体としての定着ベルト51と、加圧回転体としての加圧ローラ52と、を有する。定着ベルト51は、電磁誘導方式によって発熱する。そして、定着装置50は、定着ベルト51と加圧ローラ52とで記録材Sを挟持して搬送することで、記録材S上のトナー像に熱と圧力を加え、トナー像を溶融させて記録材S上に固着させる。定着装置50については、後述して更に詳しく説明する。
トナー像が定着された記録材Sは、排出搬送経路82を通って排出トレイ65に送り出される。
なお、本実施例では、画像形成装置100は、記録材Sの片面にトナー像を定着させて出力する片面出力動作(片面プリント、片面モード)と、記録材Sの両面にトナー像を定着させて出力する両面出力動作(両面プリント、両面モード)と、を実行可能である。両面プリントでは、記録材Sの1面目にトナー像を定着させた後にその記録材Sの2面目にトナー像を定着させて出力する。そのために、画像形成装置100は、定着装置50によりトナー像が定着された記録材Sの表裏を反転させて再びトナー像形成手段Iへ搬送する両面搬送手段Bを有する。本実施例では、反転搬送経路83、両面搬送経路85、フラッパ86、スイッチバックローラ87、両面供給ローラ88などによって両面搬送手段Bが構成される。
片面プリントの場合、片面にトナー像が定着された記録材Sは、定着装置50から排出された後、フラッパ86によって排出搬送経路82へと送られて、排出トレイ65に排出(排紙)される。
両面プリントの場合、1面目にトナー像が定着された記録材Sは、定着装置50から排出された後、フラッパ86によって両面搬送経路85へと送られ、スイッチバックローラ87によって搬送方向が切り替えられて両面搬送経路85へと送られる。その後、その記録材Sは、両面供給ローラ88によって2面目を中間転写ベルト31側に向けて2次転写部(画像転写部)N2へと給送される。そして、2面目のトナー像が転写された記録材Sは、再び定着装置50へと送られ、2面目のトナー像の定着がなされる。その後、両面にトナー像が定着された記録材Sは、定着装置50から排出された後、フラッパ86によって排出搬送経路85へと送られ、排出トレイ65に排出される。
2.制御態様
図2は、本実施例の画像形成装置100の要部の制御態様を示すブロック図である。
画像形成装置100は、画像形成装置100の各部の動作を統括制御する制御部204を有する。制御部204は、画像形成装置100の制御処理を行う制御手段としてのCPU201を有する。また、制御部204は、CPU201が動作するためのプログラムを格納している記憶手段であるROM202を有する。また、制御部204は、CPU201が一時的にデータを記憶しておくために使用される記憶手段であるRAM203を有する。これらのCPU201とROM202とRAM203を包含したものが制御部(CPU回路部)204となっている。
搬送駆動部211は、CPU201からの制御信号に従い、記録材Sを供給、搬送するためのモータ、クラッチ、ソレノイドなどを駆動する。画像形成部1は、後述の外部I/F220から伝達される画像データとCPU201からの制御信号に従い、電子写真方式によって記録材S上にトナー像を形成する。定着装置50は、CPU201からの制御信号に従って定着ベルト51の駆動や温度制御を行う。外部I/F220は、スキャナ(画像読取装置)やPC(パーソナルコンピュータ)などの外部装置から入力された画像データをCPU201に送信する。操作表示部600は、操作者からプリントジョブ(一の画像形成開始指示による単一又は複数の記録材への一連の画像形成動作)の入力を受け付けたり、CPU201からの制御信号に基づいて操作者に画像形成装置100の状態を通知したりする。
本実施例では、詳しくは後述するように、CPU201が、定着装置50が備えた回転体のクリーニングのタイミングを指示する指示手段、定着装置50が備えた回転体のクリーニング動作(清掃モード)を実行させる実行手段を構成する。そして、本実施例では、操作表示部600が、上記指示手段が上記タイミングを指示した場合に、操作者に対して上記実行手段にクリーニング動作を実行させることを促す情報を通知する通知手段(報知手段)を構成する。
3.操作表示部
図3は、本実施例の画像形成装置100の操作表示部600の模式図である。
操作表示部600には、画像形成動作を開始するためのスタートキー602、画像形成動作を中断するためのストップキー603などが配置されている。また、操作表示部600には、置数設定などを行うテンキー604〜612及び614、IDキー613、クリアキー615、リセットキー616などが配置されている。また、操作表示部600には、表示部620が設けられている。この表示部620はタッチパネルであり、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
表示部620の図中下部には、画像形成装置100の状態を操作者に通知するための領域が設けられている。例えば、詳しくは後述するように、加圧ローラ52のクリーニングが必要であると判断された場合には、CPU201からの制御信号に従って、操作者に加圧ローラ52のクリーニングを促すメッセージが表示される。この操作表示部600は、詳しくは後述するように、第1の積算手段による積算値が所定値以上のとき加圧ローラ52の清掃モードの実行を促すための報知を行う報知手段として機能する。
4.定着装置
図4は、本実施例の画像形成装置100の定着装置50の概略断面図である。
定着装置50は、金属層を有する無端状のベルトで形成された定着回転体(加熱回転体)としての定着ベルト51を有する。また、定着装置50は、定着ベルト51の外周と接するように配置された加圧回転体としての加圧ローラ52を有する。定着ベルト51は一対の回転体のうち定着される前のトナー像が接触する側の回転体を構成し、加圧ローラ52は一対の回転体のうちその反対側の回転体を構成する。
定着ベルト51の内周面側には、定着ベルト51と加圧ローラ52との間に押圧力を作用させて定着ニップ部Nを形成する圧力付与部材301が設けられている。この圧力付与部材301は、金属製のステー302に保持されている。また、ステー302の後述する励磁コイル312側には、誘導加熱による温度上昇を防止するための磁気遮蔽部材としての磁気遮蔽コア303が設けられている。
定着装置50は、定着ベルト51を誘導加熱する加熱源(誘導加熱手段)としての誘導加熱装置311を有する。誘導加熱装置311は、電線として例えばリッツ線を用い、これを横長・船底状にして定着ベルト51の周面と側面の一部に対向するように巻回してなる励磁コイル312を有する。また、誘導加熱装置311は、励磁コイル312によって発生した磁界が実質的に定着ベルト51の金属層(導電層)以外に漏れないようにこの励磁コイル312を覆わせた外側磁性体コア313、314を有する。また、誘導加熱装置311は、励磁コイル312、外側磁性体コア313、314を電気絶縁性の樹脂によって支持するコイル保持部材315を有する。誘導加熱装置311は、定着ベルト51の外周面の図中上側において、定着ベルト51の表面との間に所定のギャップ(隙間)を有するように対面させて配置されている。定着ベルト51が回転した状態において、誘導加熱装置311の励磁コイル312には20〜60kHzの高周波電流が印加されて、この励磁コイル312によって発生した磁界により定着ベルト51の金属層(導電層)が誘導発熱する。
また、定着ベルト51の内周面側には、例えばサーミスタなどの温度センサ(温度検出素子)TH1が設けられている。この温度センサTH1は、定着ベルト51の幅方向(回転軸線方向)の中央部の内周面に当接させて配置されている。この温度センサTH1は、定着ベルト51の幅方向における記録材Sと接触可能な領域(通紙域)の定着ベルト51の温度を検知し、その検知温度の情報が定着制御部として機能するCPU201にフィードバックされる。CPU201は、この温度センサTH1から入力される検知温度が所定の目標温度(定着温度)に維持されるように、励磁コイル312に入力する電力を制御する。すなわち、定着ベルト51の検知温度が所定温度に昇温した場合、励磁コイル312への通電が遮断される。本実施例では、定着ベルト51の目標温度である180℃で一定になるように、温度センサTH1の検出値に基づいて高周波電流の周波数を変化させて、励磁コイル312に入力する電力を制御して温度調節を行う。
5.クリーニング動作
次に、本実施例における定着装置50が備えた回転体のクリーニング動作(清掃モード、クリーニングモード)について説明する。本実施例では、クリーニング動作において、一対の回転体のうち定着される前のトナー像が接触する側とは反対側の回転体である加圧ローラ52をクリーニングする。
例えば、記録材SとしてCaCO3含有量の多い用紙を用いて、片面プリントで大量にプリントした場合、CaCO3の粒子が加圧ローラ52に付着してしまうことがある。また、例えば溶融しきれずに定着ベルト51に付着したトナーが加圧ローラ52に転移するなどして、加圧ローラ52にトナー汚れが付着してしまうこともある。その状態で両面プリントを実行すると、両面プリントの2面目の定着時に加圧ローラ52が1面目の画像と接触するため、1面目の画像に汚れが発生してしまうことがある。
このような現象を抑制するために、本実施例の画像形成装置100は、必要に応じて加圧ローラ52の外周面をクリーニングするためのクリーニング動作が実行可能とされている。
クリーニング動作では、概略、記録材Sの片面にトナー像形成手段Iにより所定のトナー像を形成し、その所定のトナー像を定着装置50によりその記録材Sに定着させ、その記録材Sを両面搬送手段Bにより表裏を反転させた後再び定着手段50を通過させる。これにより、一対の回転体のうち定着される前のトナー像が接触する側とは反対側の回転体である加圧ローラ52をクリーニングする。本実施例では、クリーニング動作では、クリーニング用の記録材Sとしての用紙の1面目にベタ画像を形成し、その記録材Sを表裏反転させた上で定着装置50に通すことで、加圧ローラ52に付着したトナー汚れやCaCO3の粒子をその記録材Sに移す。
ここで、ベタ画像は、所定の画像形成範囲の一面に所定の濃度(典型的には最高濃度レベル)の画像を形成したものである。
なお、本実施例では、クリーニング動作は操作者が操作表示部600から指示することで実行される。
図5は、本実施例における加圧ローラ52のクリーニング動作の実行時のCPU201の処理を説明するためのフローチャートである。
クリーニング動作が開始されると、CPU201は、搬送駆動部211を制御し、クリーニング用の記録材Sとして用紙を給紙させる(S101)。給紙された記録材Sは、供給搬送経路81を通って二次転写部(画像転写部)N2へと搬送される。
続いて、CPU201は、次の画像形成が記録材Sの1面目の画像形成であるか否かを判断する(S102)。
S102において次の画像形成が1面目の画像形成であると判断した場合は、CPU201は、画像形成部1を制御して記録材S上にクリーニング用のベタ画像を形成させる(S103)。
本実施例では、このクリーニング用のベタ画像は、イエローとシアンの2色で構成する。これにより、ベタ画像を1色で構成した場合よりもトナーの載り量を多くできるため、より高いクリーニング効果を得られるため好ましい。さらに、ベタ画像をイエローとシアンの2色で形成すると、ベタ画像に付着したトナー汚れが見えやすいため、クリーニングの効果がわかりやすいという利点もある。このように、定着手段が備えた回転体のクリーニング動作における所定のトナー像は、2色以上のトナーで形成されたベタ画像であることが好ましい。
なお、加圧ローラ52の全周をクリーニングするため、クリーニング用のベタ画像の記録材Sの搬送方向の長さは加圧ローラ52の周長よりも長く設定することが好ましい。つまり、クリーニング用の所定のトナー像は、一対の回転体のうち定着される前のトナー像が接触する側とは反対側の回転体の周長よりも長いベタ画像であることが好ましい。また、クリーニング用のベタ画像の記録材Sの搬送方向と略直交する方向の長さは、両面プリントにおいて1面目に形成され得る画像のうち同方向の長さが最も大きい画像の同方向の長さ以上であることが好ましい。そのため、クリーニング用の記録材Sの搬送方向と略直交する方向の長さ(幅方向サイズ)は、両面プリントにおいて定着装置50に通される記録材Sのうち同方向の長さが最も大きい記録材Sとすることが好ましい。これにより、両面プリントで1面目に形成される画像のサイズによらずに、その画像汚れを抑制することができる。本実施例では、クリーニング用の記録材Sの搬送方向、及び記録材Sの搬送方向と略直交する方向の長さは、それぞれ上記好ましい範囲に設定した。
続いて、CPU201は、定着装置50を制御して記録材Sにクリーニング用のベタ画像を定着させる(S104)。
次に、CPU201は、搬送駆動部211を制御して、クリーニング用のベタ画像が定着された記録材Sを反転搬送経路83へ送り込ませ、その後スイッチバックを行ってその記録材Sを両面搬送経路85へと送らせる(S105)。これにより、記録材Sの表裏を反転することができる。
続いて、CPU201は、搬送駆動部211を制御して、クリーニング用のベタ画像が定着されている記録材Sを両面搬送経路85から再給紙させる(S106)。そして、CPU201は、処理をS102へと戻す。
S102において次の画像形成が1面目の画像形成ではないと判断した場合、すなわち2面目の画像形成であると判断した場合は、CPU201は、画像形成部1を制御して記録材S上に白紙画像を形成させる(S107)。すなわち、記録材Sの2面目に対するトナー像の形成は行わない。
続いて、CPU201は、定着装置50を制御して記録材Sに白紙画像を定着させる(S108)。すなわち、記録材Sのクリーニング用のベタ画像が定着されている面(1面目)を加圧ローラ52側、トナー像が形成されていない面(2面目)を定着ベルト51側に向けて、その記録材Sを定着装置50に通す。この際に、記録材Sの1面目に定着されたベタ画像が再び溶融する。そして、溶融したベタ画像が加圧ローラ52と接触することで、加圧ローラ52の表面に付着したトナー汚れやCaCO3の粒子が溶融したトナーの粘着力によって記録材Sへと移動する。これにより、加圧ローラ52の表面をクリーニングすることができる。
なお、本実施例では、クリーニング用の記録材Sが定着装置50を1回目に通過する際(1面目の定着)、2回目に通過する際(2面目の定着)のいずれにおいても、定着装置50は、前述したようにして目標温度である180℃に温調されている。
最後に、CPU201は、搬送駆動部211を制御して、クリーニング用の記録材Sを排出搬送経路82へと送らせ、記録材Sを排出トレイ65に排紙させる(S109)。
6.クリーニングタイミング判断
次に、本実施例における加圧ローラ52のクリーニングが必要であるか否かを判断する手段について説明する。
本実施例の主要な目的は、定着手段が備えた回転体のクリーニングのタイミングをより簡易な構成で簡便に判断することを可能にすることである。本実施例のより詳細な目的の一つは、光センサなどの特別な検出器を用いずに、加圧ローラ52のクリーニングが必要か否かを判断することで、定着装置50のコストやサイズを抑えつつ、加圧ローラ52の汚れに起因する画像汚れを抑制できるようにすることである。
加圧ローラ52の表面に付着したトナー汚れやCaCO3の粒子は、両面プリントを行うことで少しずつ除去される。これは、トナー汚れやCaCO3の粒子が両面プリントの1面目に形成されたトナー像に微量ずつ移り、排出されていくからである。よって、一定枚数の両面プリントが実行されれば、加圧ローラ52は汚れていないと考えられるため、クリーニングは必要ないと判断できる。逆に、両面プリントが実行されることなく、一定枚数の片面プリントが実行された場合は、加圧ローラ52の表面にトナー汚れやCaCO3の粒子が蓄積されていると考えられるため、クリーニングが必要であると判断できる。
そこで、本実施例の画像形成装置100は、次の各手段を有する構成とされる。まず、片面出力動作を実行した量に関する情報を積算する第1の積算手段である。また、両面出力動作を実行した量に関する情報を積算する第2の積算手段である。また、第2の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に第1の積算手段による積算値を減らす方向に変更する変更手段である。さらに、第1の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に回転体のクリーニングのタイミングを指示する指示手段である。特に、本実施例では、上記変更手段は、記録材Sの両面にトナー像を形成する両面モードの実行回数が所定値に達したとき第1の積算手段による積算値をリセットするリセット手段として機能する。
ここで、片面出力動作を実行した量に関する情報は、典型的には片面出力動作で出力した記録材Sの枚数の情報である。しかし、これに限定されるものではなく、例えば片面出力動作において回転する回転部材の回転数や回転回数など、片面出力動作を実行した量と相関する情報であればよい。両面出力動作を実行した量に関する情報についても同様である。また、変更手段は、詳しくは後述するように、典型的には第2の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に第1の積算手段による積算値をクリアする。しかし、これに限定されるものではなく、両面出力動作が実行されたことによって回転体がクリーニングされる度合に応じて予め決められた値だけ減じるように変更することができる。
より詳細には、本実施例では、画像形成装置100は、第1の積算手段として片面プリントの枚数をカウントする記憶手段であるクリーニングカウンタ(片面カウンタ)Cを有する(図2)。また、画像形成装置100は、第2の積算手段として両面プリントの枚数をカウントする記憶手段である両面枚数カウンタDを有する(図2)。そして、指示手段としてのCPU201が、クリーニングカウンタCの値が所定値を超えた場合に、クリーニングが必要であると判断して、クリーニングのタイミングを指示する信号を出力する。また、変更手段としてのCPU201が、両面枚数カウンタDの値が所定値以上になった場合に、クリーニングカウンタCの値を0にクリアする。
ここで、第2の積算手段は、両面出力動作において定着装置50を通過した記録材Sの実質的な走行長に基づいて、両面出力動作を実行した量に関する情報を積算することが好ましい。そのために、画像形成装置100は、記録材Sの搬送方向における長さに関する情報を取得する取得手段を有していることが好ましい。そして、取得手段により取得された両面出力動作を実行した際の記録材Sの搬送方向における長さに関する情報に基づいて、両面出力動作が実行されるごとに第2の積算手段が積算する値が決定されることが好ましい。
例えば、両面プリントで用いられる記録材Sの搬送方向の長さが215.9mmよりも長い場合には、加圧ローラ52の表面のトナー汚れやCaCO3の粒子を除去する効果が215.9mm以下の記録材Sを用いた両面プリントの2枚分に相当する。そのため、本実施例では、両面プリントで用いられる記録材Sの搬送方向の長さが215.9mmよりも長い場合には、両面枚数カウンタDの値に2を加算するものとした。
なお、枚数カウントの方法はこれに限定されるものではなく、記録材Sの長さに応じてカウント数に重みづけをする方法を採用してもよい。取得手段により取得された両面出力動作を実行した際の記録材Sの搬送方向における長さに関する情報が示す長さが長いほど、両面出力動作が実行されるごとに第2の積算手段が積算する値が大きくされるようにすればよい。
図6は、本実施例における加圧ローラ52のクリーニングが必要か否かを判断する際のCPU201の処理を説明するためのフローチャートである。
プリントジョブが開始されると、CPU201は、用紙などの記録材Sが定着装置50を通過するまで待機する(S201)。
S201において記録材Sが定着装置50を通過したと判断すると、CPU201は、その記録材Sへの画像形成が片面プリントであるか否かを判定する(S202)。
S202において片面プリントであると判断した場合は、CPU201は、クリーニングカウンタCに1を加算する(S203)。
続けて、CPU201は、両面枚数カウンタDの値を0にクリアする(S204)。そして、CPU201は、処理をS212へと進める。
一方、S202において片面プリントではないと判断した場合、すなわち、両面プリントであると判断した場合は、CPU201は、次のようにして両面枚数カウンタDをカウントアップする処理を行う。
まず、CPU201は、外部I/F220を通して通知される記録材Sの情報から、その記録材Sの搬送方向の長さを取得する(S205)。
続いて、CPU201は、その記録材Sの搬送方向の長さが215.9mmよりも長いか否かを判定する(S206)。
S206において215.9mmよりも長いと判断した場合は、CPU201は、両面枚数カウンタDの値に2を加算する(S207)。
一方、S206において記録材Sの搬送方向の長さが215.9mm以下であると判断した場合は、CPU201は、両面枚数カウンタDの値に1を加算する(S208)。
上述のようにして両面枚数カウンタDをカウントアップする処理が終了すると、CPU201は、両面枚数カウンタDの値が5以上であるか否かを判定する(S209)。
S209において両面枚数カウンタDの値が5以上であると判断した場合は、CPU201は、クリーニングカウンタCの値を0にクリアする(S210)。
続けて、CPU201は、両面枚数カウンタDの値を0にクリアする(S211)。
一方、S209において両面枚数カウンタDの値が5未満であると判断した場合は、CPU201は、処理をS212に進める。
ここで、どの程度の両面プリントが実行されれば、加圧ローラ52に付着したトナー汚れやCaCO3の粒子が無視できる程度まで除去されるかは、予め例えば実験的に確認しておくことができる。本実施例では、搬送方向の長さが215.9mm以下の記録材Sであれば5枚以上、搬送方向の長さが215.9mmより長い記録材Sであれば2.5枚以上両面プリントすればよいことが予め実験的に確認されている。そのため、本実施例では、S209において、両面枚数カウンタDの値が5以上であるか否かを判定している。
次に、CPU201は、クリーニングカウンタCの値に基づいて、次のようにして加圧ローラ52のクリーニングが必要な状態であるか否かの判定を行う。すなわち、CPU201は、クリーニングカウンタCの値が2000以上であるか否かを判定する(S212)。
S212においてクリーニングカウンタCの値が2000以上であると判断した場合は、CPU201は、加圧ローラ52のクリーニングが必要であることを操作表示部600に表示させる(図3)(S213)。
一方、S212においてクリーニングカウンタCの値が2000未満であると判断した場合は、CPU201は、処理をS214に進める。
ここで、クリーニングが必要な状態であるか否かの判断に用いる閾値は、予め実験的に確認しておくことができる。本実施例では、片面プリントを2000枚程度実施した場合に、加圧ローラ52にトナー汚れやCaCO3の粒子が付着し始めることが実験的に確認されている。そのため、本実施例では、S212においてクリーニングカウンタCの閾値として2000という値を設定している。
なお、この閾値を任意の値に変更可能な構成を採用することで、操作表示部302への表示タイミングを変更可能にしてもよい。
最後に、CPU201は、ジョブのすべてのプリントが終了したか否かを判定し(S214)、終了していなかった場合は処理をS201へと戻し、次の記録材Sが定着装置50を通過するまで待機する。
このように、本実施例の画像形成装置100は、記録材Sにトナー像を形成するトナー像形成手段Iを有する。また、画像形成装置100は、トナー像形成手段Iによりトナー像が形成された記録材Sを挟持搬送しながらトナー像を記録材Sに定着する定着回転体51及び加圧回転体52を備えた定着手段50を有する。また、画像形成装置100は、定着手段50によりトナー像が定着された記録材Sの表裏を反転させてトナー像形成手段I及び定着手段50へ再搬送する搬送手段Bを有する。また、画像形成装置100は、清掃モードを実行させる実行手段201を有する。清掃モードでは、トナー像形成手段Iにより記録材Sの片面に所定のトナー像を形成させこれを定着手段50により定着させた後、搬送手段Bにより記録材Sを表裏反転させてトナー像形成手段Iと定着手段50へ順次供給することにより加圧回転体52を清掃する。また、画像形成装置100は、記録材Sの片面にのみトナー像を形成する片面モードの実行回数を積算する積算手段Cを有する。また、画像形成装置100は、積算手段Cによる積算値が所定値以上のとき清掃モードの実行を促すための報知を行う報知手段600を有する。そして、さらに、画像形成装置100は、記録材Sの両面にトナー像を形成する両面モードの実行回数が所定値に達したとき積算手段Cによる積算値をリセットするリセット手段201を有する。特に、本実施例では、上記所定のトナー像として加圧回転体52の周長よりも長いトナー像がトナー像形成手段Iにより形成される。また、本実施例では、画像形成装置100は、記録材Sを収容する複数の収容部61〜64を有し、清掃モードにおいて、複数の収容部61〜64に収容された記録材Sのうち幅方向サイズが最大の記録材Sがトナー像形成手段Iへ供給される。また、本実施例では、清掃モードにおいて、記録材Sの片面にのみ上記所定のトナー像がトナー像形成手段Iにより形成される。
以上のように、本実施例によれば、光センサなどの特別な検出器を用いずに、加圧ローラ52のクリーニングが必要か否かを判断できるので、定着装置50のコストやサイズを抑えつつ、加圧ローラ52の汚れに起因する画像汚れを抑制することができる。したがって、本実施例によれば、定着手段が備えた回転体のクリーニングのタイミングをより簡易な構成で簡便に判断することが可能になる。
実施例2
次に、本発明に係る他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、実施例1の画像形成装置のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
本実施例は、次の点が実施例1とは異なる。すなわち、本実施例では、画像形成装置100は、実施例1における第2の積算手段の代わりに、両面出力動作を実行した際の記録材Sの1面目に形成されたトナー像のトナー量に関する情報を積算する第2の積算手段を有する。そして、本実施例では、片面出力動作を実行した量に関する情報を積算する第1の積算手段の積算値を変更する変更手段は、この第2の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に第1の積算手段による積算値を減らす方向に変更するようになっている。
ここで、両面出力動作で記録材Sの1面目に形成されたトナー像のトナー量に関する情報は、典型的には画素数の情報である。しかし、これに限定されるものではなく、例えば画素ごとの濃度情報の積算値など、記録材Sの1面目に形成されたトナー像のトナー量と相関する情報であればよい。
より具体的には、実施例1では、両面プリントが行われた場合に、記録材Sの搬送方向の長さに基づいて両面枚数カウンタDの値をカウントアップした。そして、両面枚数カウンタDのカウント値が所定の閾値以上になった場合に、加圧ローラ52のクリーニングは不要であると判断し、クリーニングカウンタCを0にクリアするものとした。
一方、本実施例では、詳しくは後述するように、両面プリントが行われた場合に、両面プリントの1面目の色ごとビデオカウント値Vを取得し、そのビデオカウント値の合計値Vsumをカウントする。そして、ビデオカウントの合計値Vsumのカウント値が所定の閾値以上になった場合に、加圧ローラ52のクリーニングは不要であると判断し、クリーニングカウンタCを0にクリアするものとする。
つまり、加圧ローラ52の表面に付着したトナー汚れやCaCO3の粒子は、両面プリントされる記録材Sの1面目のトナー像に移ることで排出される。そのため、両面プリントの1面目に形成されたトナー像のトナー量が少なければ、加圧ローラ52の表面から除去されるトナー汚れやCaCO3の粒子も少なくなる。一方、両面プリントの1面目に形成されたトナー像のトナー量が多ければ、加圧ローラ52の表面から除去されるトナー汚れやCaCO3の粒子も多くなる。よって、両面プリントの1面目に形成されたトナー像のトナー量をカウントすることで、加圧ローラ52の表面に付着したトナー汚れやCaCO3の粒子がどの程度除去されたかを推測できる。
図7は、本実施例の画像形成装置100の要部の制御態様を示すブロック図である。
画像処理部250は、外部I/F220から入力される画像データに画像処理を施し、画像形成部1の露光装置13へ画像データを送出する。画像処理部250は、ビデオカウント手段としてのビデオカウント回路部251を内蔵しており、記録材S上に形成するトナー像の1ページあたりの画素数を色ごとにカウント(ビデオカウント値V)することが可能である。そして、CPU201は、その色ごとのビデオカウント値Vの情報から、両面プリントにおける1面目に形成されたトナー像の色ごとのビデオカウント値Vの合計値Vsumを求める。そして、CPU201は、このビデオカウントの合計値Vsumを、両面プリントにおける1面目のトナー像のトナー量に関する情報として、第2の積算手段としての記憶手段である両面ビデオカウンタEに積算して記憶させる。
図8は、本実施例における加圧ローラ52のクリーニングが必要か否かを判断する際のCPU201の処理を説明するためのフローチャートである。
プリントジョブが開始されると、CPU201は、記録材Sが定着装置50を通過するまで待機する(S301)。
S301において記録材Sが定着装置50を通過したと判断すると、CPU201は、その記録材Sへの画像形成が片面プリントであるか否かを判定する(S302)。
S302において片面プリントであると判断した場合は、CPU201は、クリーニングカウンタCに1を加算する(S303)。
続けて、CPU201は、両面ビデオカウンタEのビデオカウントの合計値Vsumを0にクリアする(S304)。そして、CPU201は、処理をS310へと進める。
一方、S02において片面プリントではないと判断した場合、すなわち、両面プリントであると判断した場合は、CPU201は、次のようにしてビデオカウントの合計値Vsumをカウントアップする処理を行う。
まず、CPU201は、その記録材Sの1面目に形成された画像の色ごとのビデオカウント値Vを取得する(S305)。このビデオカウント値Vは、外部I/F220を通して転送されてきた画像データをもとに、ビデオカウント回路部251がカウントした値である。
続いて、CPU201は、両面ビデオカウンタEのビデオカウントの合計値Vsumに、その記録材Sの1面目に形成された画像の色ごとビデオカウント値Vを加算する(S306)。
次に、CPU201は、ビデオカウントの合計値Vsumの値が500以上であるか否かを判定する(S307)。
ここで、両面プリントの1面目のトナー像としてどの程度のトナー量のトナー像が形成されれば、加圧ローラ52に付着したトナー汚れやCaCO3の粒子が無視できる程度まで除去されるかは、予め例えば実験的に確認しておくことができる。本実施例では、両面プリントの1面目のトナー像として、全面に単色のベタ画像が形成されたA4サイズの記録材Sの1枚分のトナー量であればよいことが実験的に確認されている。1枚のA4サイズの記録材Sの全面に単色のベタ画像を形成した場合のビデオカウント値が約500であることから、本実施例では、S307において、閾値を500に設定している。
S307においてビデオカウントの合計値Vsumの値が500以上であると判断した場合は、CPU201は、クリーニングカウンタCを0にクリアする(S308)。
続けて、CPU201は、両面ビデオカウンタEのビデオカウントの合計値Vsumの値を0にクリアする(S309)。
一方、S307においてビデオカウントの合計値Vsumの値が500未満であると判断した場合は、CPU201は、処理をS310に進める。
その後、CPU201は、実施例1の場合と同様にして、クリーニングカウンタCの値に基づいて、加圧ローラ52のクリーニングが必要な状態であるか否かの判定を行う。以降のS310、S311、S312の処理は、それぞれ実施例1におけるS212、S213、214の処理(図6)と同じであるため説明を省略する。
以上のように、本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、両面プリントを実行することで加圧ローラ52が実際にクリーニングされる程度により即して、加圧ローラ52のクリーニングが必要な状態であるか否かの判定を行うことができる。
他の実施例
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
上述の実施例では、操作者の指示によって、画像形成装置が、定着手段が備えた回転体のクリーニング動作を実行するものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、回転体のクリーニングが必要であると判断され、指示手段がクリーニングのタイミングを指示した場合に、実行手段が自動的に回転体のクリーニング動作を実行させるようにしてもよい。この場合、実行手段は、回転体のクリーニングが必要と判断された後に、適当なタイミングで非画像形成時に回転体のクリーニング動作を実行させることができる。非画像形成時としては、次のものが挙げられる。画像形成装置の電源投入時やスリープモードからの復帰時など所定の準備動作が実行される前多回転動作時がある。又、プリント信号(画像形成開始指示)が入力されてから実際に画像情報に応じた画像を書き出すまでに所定の準備動作が実行される前回転動作時がある。又、連続画像形成時の記録材と記録材との間に対応する紙間時がある。又、画像形成が終了した後に所定の整理動作(準備動作)が実行される後回転工程時がある。
例えば、清掃モードを自動で実行するようにする場合、片面モードの積算値が所定値に達した時点で、プリントジョブを中断し、清掃モードを挿入することができる(強制実施)。そして、清掃モードが終了したら、プリントジョブを再開する。このとき、片面モードの積算値もリセットしてからプリントジョブを再開する。もし、プリントジョブの終了と清掃モードを実行するタイミングが合う場合には、所謂、後回転で清掃モードを強制実施することができる。または、片面モードの積算値が所定値に達したとき、プリントジョブの残りのプリント枚数が少なければ、プリントジョブを中断せずに、そのプリントジョブ終了まで待って、後回転で清掃モードを実施してもよい。言い換えると、前述の実施例の「操作部に表示」する代わりに、「清掃モードの強制実施」と読めば良い。この場合、画像形成装置は、記録材の片面にのみトナー像を形成する片面モードの実行回数を積算する積算手段と、積算手段による積算値が所定値以上のとき清掃モードを実行させる実行手段と、を有する。そして、この場合も、画像形成装置は、記録材の両面にトナー像を形成する両面モードの実行回数が所定値に達したとき積算手段による積算値をリセットするリセット手段を有するように構成することができる。
また、定着手段の回転体のクリーニングが必要であると判断され、指示手段がクリーニングのタイミングを指示した場合に、操作者に定着手段の回転体を取り外して清掃することを促す通知を行うこともできる。
また、上述の実施例では、画像形成装置は、中間転写方式の画像形成装置であるものとして説明したが、当業者には周知の直接転写方式の画像形成装置であっても、本発明を等しく適用することができる。直接転写方式の画像形成装置は、中間転写方式の画像形成装置における中間転写体の代わりに、記録材を担持して搬送する記録材担持体としての無端ベルト状の記録材搬送ベルトなどを有する。そして、この記録材担持体に担持された記録材上に、各画像形成部の各感光体に形成されたトナー像が重ね合わせて転写された後に定着させられる。
また、画像形成装置はカラー画像形成装置に限定されるものではなく、単色の画像形成装置であっても本発明を等しく適用することができる。
また、上述の実施例では、定着手段の一対の回転体は、定着ベルトと、加圧ローラとで構成されたが、ベルトとローラとの関係が上述の実施例とは逆とされていてもよい。また、一対の回転体の両方がベルトであってもよいし、ローラであってもよい。また、一対の回転体の両方に対して加熱源が設けられていてもよい。
1 画像形成部
50 定着装置
51 定着ベルト(定着回転体)
52 加圧ローラ(加圧回転体)
83 反転搬送経路
85 両面搬送経路
201 CPU(リセット手段、実行手段)
211 搬送駆動部
251 ビデオカウント回路部
B 両面搬送手段
C クリーニングカウンタ(第1の積算手段)
D 両面枚数カウンタ(第2の積算手段)
E 両面ビデオカウンタ(第2の積算手段)
I トナー像形成手段
S 記録材

Claims (14)

  1. 記録材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像形成手段によりトナー像が形成された記録材を挟持搬送しながらトナー像を記録材に定着する定着回転体及び加圧回転体を備えた定着手段と、
    前記定着手段によりトナー像が定着された記録材の表裏を反転させて前記トナー像形成手段及び前記定着手段へ再搬送する搬送手段と、
    前記トナー像形成手段により記録材の片面に所定のトナー像を形成させこれを前記定着手段により定着させた後、前記搬送手段により記録材を表裏反転させて前記トナー像形成手段によりトナー像の形成を行わずに前記定着手段へ供給することにより前記加圧回転体を清掃する清掃モードを実行させる実行手段と、
    記録材の片面にのみトナー像を形成する片面モードの実行回数を積算する積算手段と、
    前記積算手段による積算値が所定値以上のとき前記清掃モードの実行を促すための報知を行う報知手段と、
    記録材の両面にトナー像を形成する両面モードの実行回数が所定値に達したとき前記積算手段による積算値をリセットするリセット手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像形成手段によりトナー像が形成された記録材を挟持搬送しながらトナー像を記録材に定着する定着回転体及び加圧回転体を備えた定着手段と、
    前記定着手段によりトナー像が定着された記録材の表裏を反転させて前記トナー像形成手段及び前記定着手段へ再搬送する搬送手段と、
    記録材の片面にのみトナー像を形成する片面モードの実行回数を積算する積算手段と、
    前記積算手段による積算値が所定値以上のとき、前記トナー像形成手段により記録材の片面に所定のトナー像を形成させこれを前記定着手段により定着させた後、前記搬送手段により記録材を表裏反転させて前記トナー像形成手段によりトナー像の形成を行わずに前記定着手段へ供給することにより前記加圧回転体を清掃する清掃モードを実行させる実行手段と、
    記録材の両面にトナー像を形成する両面モードの実行回数が所定値に達したとき前記積算手段による積算値をリセットするリセット手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記所定のトナー像として前記加圧回転体の周長よりも長いトナー像が前記トナー像形成手段により形成されることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 記録材を収容する複数の収容部を有し、
    前記清掃モードにおいて、前記複数の収容部に収容された記録材のうち幅方向サイズが最大の記録材が前記トナー像形成手段へ供給されることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  5. 記録材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像形成手段によりトナー像が形成された記録材を一対の回転体で挟持して搬送することでその記録材にトナー像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段によりトナー像が定着された記録材の表裏を反転させて再び前記トナー像形成手段へ搬送する両面搬送手段と、
    を有し、
    記録材の片面にトナー像を定着させて出力する片面出力動作と、記録材の1面目にトナー像を定着させた後にその記録材の2面目にトナー像を定着させて出力する両面出力動作と、を実行可能な画像形成装置において、
    前記片面出力動作を実行した量に関する情報を積算する第1の積算手段と、
    前記両面出力動作を実行した量に関する情報を積算する第2の積算手段と、
    前記第2の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に前記第1の積算手段による積算値を減らす方向に変更する変更手段と、
    前記第1の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に前記回転体のクリーニングのタイミングを指示する指示手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 記録材の搬送方向における長さに関する情報を取得する取得手段を有し、
    前記取得手段により取得された前記両面出力動作を実行した際の記録材の搬送方向における長さに関する情報に基づいて、前記両面出力動作が実行されるごとに前記第2の積算手段が積算する値が決定されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記取得手段により取得された前記両面出力動作を実行した際の記録材の搬送方向における長さに関する情報が示す長さが長いほど、前記両面出力動作が実行されるごとに前記第2の積算手段が積算する値が大きくされることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 記録材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像形成手段によりトナー像が形成された記録材を一対の回転体で挟持して搬送することでその記録材にトナー像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段によりトナー像が定着された記録材の表裏を反転させて再び前記トナー像形成手段へ搬送する両面搬送手段と、
    を有し、
    記録材の片面にトナー像を定着させて出力する片面出力動作と、記録材の1面目にトナー像を定着させた後にその記録材の2面目にトナー像を定着させて出力する両面出力動作と、を実行可能な画像形成装置において、
    前記片面出力動作を実行した量に関する情報を積算する第1の積算手段と、
    前記両面出力動作を実行した際の記録材の1面目に形成されたトナー像のトナー量に関する情報を積算する第2の積算手段と、
    前記第2の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に前記第1の積算手段による積算値を減らす方向に変更する変更手段と、
    前記第1の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に前記回転体のクリーニングのタイミングを指示する指示手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記変更手段は、前記第2の積算手段による積算値が所定値以上になった場合に前記第1の積算手段による積算値をクリアすることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 記録材の片面に前記トナー像形成手段により所定のトナー像を形成し、その所定のトナー像を前記定着手段によりその記録材に定着させ、その記録材を前記両面搬送手段により表裏を反転させた後再び前記定着手段を通過させることで、前記一対の回転体のうち定着される前のトナー像が接触する側とは反対側の回転体をクリーニングするクリーニング動作を実行させる実行手段を有することを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記所定のトナー像は、2色以上のトナーで形成されたベタ画像であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記所定のトナー像は、前記一対の回転体のうち定着される前のトナー像が接触する側とは反対側の回転体の周長よりも長いベタ画像であることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記指示手段が前記タイミングを指示した場合に、操作者に対して前記実行手段に前記クリーニング動作を実行させることを促す情報を通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1012のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記指示手段が前記タイミングを指示した場合に、前記実行手段は前記クリーニング動作を実行させることを特徴とする請求項1012のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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