JP2011237720A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギーモードからの復帰直後のウォームアップ時のプロコンや画像形成装置の使用中のプロコン実施回数を削減することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、待機モードからから省エネルギーモードへの移行時に、通常のプロコンを行う第1条件よりもより早いタイミングで画質調整処理が実施される第2条件でプロコンを実施している。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関し、詳しくは画質調整モードを備えた画像形成装置及び画像形成方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、トナー像を形成するために、1成分トナーを用いる1成分現像方式と、非磁性トナーと磁性を有するキャリアとを含む2成分現像剤を用いる2成分現像装置に大別される。
1成分現像方式ではコンパクト化に適しているものの高速現像には適さないため、高速・長寿命の画像形成装置においては、2成分現像装置が多く採用されている。この2成分現像剤を用いるタイプの現像装置では、2成分現像剤中のキャリア自体は消費されず、装置内部に残るため減少しないが、トナーは現像により消費されて減少していく。
現像容器内のトナー濃度が適正値未満になると画像濃度が低くなる一方、トナー濃度が適正値を超えると、トナーが付着すべきでない記録用紙の部分にトナーが付着する現象、いわゆるカブリなどが発生する等の不都合が生じる。そこで、画質を安定化させるために、2成分現像剤のトナー濃度を一定に維持するように、トナー濃度を正確に検出し、トナーが適宜補給してこれを適正値に制御する必要がある。
また、画像形成装置は、感光体や現像剤の劣化あるいは環境条件の変化などの影響を受けて印刷画質が変化してしまうため、その現象を防止すべく各種の画質調整処理(プロセスコントロール、もしくはプロコンともいうが、以下、本明細書では「プロコン」という。)が行われている。
最近では、画像形成装置が長時間使用にされない場合にも画質調整モードが実施されるようになっており、例えば、所定の印刷枚数や所定時間に達するごとに画質調整処理を行ったりするようにしている。しかしながら、画質調整モードに入ると印刷動作に入ることができないため、ユーザを待たせることになってしまうという問題があった。
ここで、記録用紙の紙間隔で画質調整を実施できればそのような問題は起こらないが、実際には十数階調のハーフトーンパッチを用いて画質調整を行う必要があることから、数十mm(例えば、プロセス速度220mm/sec、毎分50枚機、A4サイズであれば、54mm)の紙間隔ではそれらパッチを読み取ることができず、仕方なく印刷ジョブの途中で感光体上にハーフトーンパッチを作成することにより画質調整処理をしているのが現状であった。
このため、特許文献1には、速度優先で処理を行う場合に、電源投入時や、省エネルギーモードから動作モードへの復帰時にプロコンを実施せずに立ち上げ動作を行なう画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、画像形成部のプロコンを実施するタイミングをユーザが指示する手動設定モードを有する画像形成装置で記載されており、前回のプロコン実施以後の累積動作情報を算出及び記憶する累積動作情報管理部と、手動設定モードでは指示があった時点での累積動作情報を閾値に設定する閾値設定部と、累積動作情報がこの閾値に達したタイミングでプロセスコントロールを実施すると共に累積動作情報をリセットするプロコン管理部とを備える画像形成装置が開示されている。
特開2003−345180号公報 特開2008−170799号公報
しかしながら、特許文献1の画像形成装置のように、プロコンを実施せずに即印刷出力できるようにすれば、立ち上げ動作後から印刷出力までの時間の短縮を図ることができるものの、通常ではプロコンを実施すべき条件に達していたとしても、プロコンが行われないため、画質の低い印刷物しか得られない場合がある。
また、特許文献2の画像形成装置では、結果的にユーザがプロコンを実施する条件を設定することができるものの、プロコンは、印刷枚数や現像装置の現像ローラ回転時間などで設定されるのが一般的であるため、場合によっては印刷ジョブ中に画質調整が行われることがある。特に印刷枚数が多いジョブなどでは、その傾向が多くなる。そうすると、印刷ジョブが一旦停止されるため、ユーザの利便性が損なうとともに不快感を与えてしまうといった問題が生じることになる。
このように、画質調整のためのプロコンは感光体ドラムの累積走行距離や印刷枚数に応じて実施されるため、省エネルギーモードから動作モードへの復帰時やユーザが連続コピーを行なう途中であってもプロコンが実行され、その間、ユーザは処理が行なえず待たされることがある。また、省エネルギーモードから動作モードへの復帰時にプロコンを実施せずに印刷出力を行う場合は、画質の低い印刷物となってしまうことが多かった。
また、従来では、通常、プロコン実施条件として、感光体ドラムの累積走行距離やトナーカウント値、印字枚数等の「メンテナンス管理情報」が所定値に達した場合に実行されていた。そのため、もう少しでプロコン実行条件が発生する場面でも、省エネルギーモードに移行してしまい、結果プロコン最終実行からの次のプロコン実施までの経過時間が延長方向となり、電源オンにおけるウォームアップ時のプロコン実施を発生させやすくなっていた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、プロコンを行なう条件に達していない場合でも、プロコンを行う条件に近い所定の範囲内であって、待機モードから省エネルギーモードに移行する前にプロコンを実施することで、省エネルギーモードからの復帰直後のウォームアップ時のプロコンや画像形成装置の使用中のプロコン実施回数を削減することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作し、所定の第1条件で画質調整処理を実施する画質調整モードを備えた画像形成装置において、待機モードから省エネルギーモードへの移行時に、前記第1条件よりもより早いタイミングで画質調整処理が実施される第2条件で画質調整処理を実施することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記第1条件および第2条件として、感光体ドラムの走行距離、前回の画質調整処理からの印刷頁数、及び、直前の高濃度印字での連続印刷枚数の少なくとも1つを含むことを特徴としたものである。
第3の技術手段は、電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作し、所定の第1条件で画質調整処理を実施する画質調整モードを備えた画像形成装置における画像形成方法において、待機モードから省エネルギーモードへの移行時に、前記第1条件よりもより早いタイミングで画質調整処理が実施される第2条件で画質調整処理を実施することを特徴としたものである。
本発明によれば、待機モードから省エネルギーモードに移行する時は、画像形成装置に設定された所定の時間、画像形成装置が利用されていない場合であり、この画像形成装置の未使用時である省エネルギーモードへの移行直前にプロコンを行なうことで、省エネルギーモードからの復帰時(ウォームアップ時)にプロコンを実施する必要がなくなる。また、復帰後の印刷ジョブ実行の際にプロコンを実施する可能性が小さくなるため、利用者の待ち時間を抑制することが出来る。
また、省エネルギーモードへの移行直前に通常の条件よりもより早いタイミングで画質調整処理が行われる条件でプロコンを実施することにより、画像形成装置がプロコンを行う条件に近い状態にあることが把握できる上、省エネルギーモードからの復帰時に、画質低下を招くことのない印刷が可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の起動時の動作フローを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の省エネルギーモードへの移行時の動作フローを説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の画像形成装置及び画像形成方法に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す概略断面図である。
本体装置である画像形成装置1は、読み取った原稿の画像データやネットワーク等を介して送信された画像データに基づいて記録用紙に対して多色および単色の画像を形成する。
このため、画像形成装置1は、露光ユニットE、感光体ドラム101(101a〜101d)、現像装置102(102a〜102d)、帯電ローラ103(103a〜103d)、クリーニングユニット104(104a〜104d)、中間転写ベルト11、一次転写ローラ13(13a〜13d)、二次転写ローラ14、定着装置15、用紙搬送路P1、P2、P3、給紙カセット16、手差し給紙トレイ17及び排紙トレイ18等を備えている。
画像形成装置1は、ブラック(K)及びカラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色の各色相に対応した画像データを用いて画像形成部Pa〜Pdにおいて画像形成を行う。画像形成部Pa〜Pdは、同様の構成であり、例えばブラックの画像形成部Paは、感光体ドラム101a、現像装置102a、帯電ローラ103a、転写ローラ13a及びクリーニングユニット104a等から構成される。この画像形成部Pa〜Pdは、中間転写ベルト11の移動方向(副走査方向)に一列に配列されている。
帯電ローラ103は、感光体ドラム101の表面を所定の電位に均一に帯電させる接触方式の帯電器である。帯電ローラ103に代えて、帯電ブラシを用いた接触方式の帯電器又は帯電ワイヤを用いた非接触方式の帯電器を用いることもできる。
露光装置である露光ユニットEは、図示しない半導体レーザ、ポリゴンミラー4及び第1反射ミラー7及び第2反射ミラー8等を備えており、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによって変調されたレーザビーム等の光ビームのそれぞれを感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに照射する。感光体ドラム101a〜101dのそれぞれには、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによる静電潜像が形成される。
現像装置102は、静電潜像が形成された感光体ドラム101の表面にトナーを供給し、静電潜像をトナー像に現像する。現像装置102a〜102dのそれぞれは、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナーを収納しており、感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに形成された各色相の静電潜像をブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナー像に顕像化する。クリーニングユニット104は、現像・画像転写後における感光体ドラム101上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
感光体ドラム101の上方に配置されている中間転写ベルト11は、駆動ローラ11aと従動ローラ11bとの間に張架されてループ状の移動経路を形成している。中間転写ベルト11の外周面は、感光体ドラム101d、感光体ドラム101c、感光体ドラム101b及び感光体ドラム101aにこの順に対向する。
この中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム101a〜101dに対向する位置に、一次転写ローラ13a〜13dが配置されている。中間転写ベルト11が感光体ドラム101a〜101dに対向する位置のそれぞれが一次転写位置である。また、中間転写ベルト11は、厚さ100〜150μm程度のフィルムで形成されている。
一次転写ローラ13a〜13dには、感光体ドラム101a〜101dの表面に担持されたトナー像を中間転写ベルト11上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の一次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム101(101a〜101d)に形成された各色相のトナー像は中間転写ベルト11の外周面に順次重ねて転写され、中間転写ベルト11の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。
但し、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色相の一部のみの画像データが入力された場合には、4つの感光体ドラム101a〜101dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部の感光体ドラム101のみにおいて静電潜像及びトナー像の形成が行われる。例えば、モノクロ画像形成時には、ブラックの色相に対応した感光体ドラム101aのみにおいて静電潜像の形成及びトナー像の形成が行われ、中間転写ベルト11の外周面にはブラックのトナー像のみが転写される。
各一次転写ローラ13a〜13dは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)を素材とする軸の表面を導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により被覆して構成されており、導電性の弾性材によって中間転写ベルト11に均一に高電圧を印加する。
各一次転写位置において中間転写ベルト11の外周面に転写されたトナー像は、中間転写ベルト11の回転によって、二次転写ローラ14との対向位置である二次転写位置に搬送される。二次転写ローラ14は、画像形成時において、内周面が駆動ローラ11aの周面に接触する中間転写ベルト11の外周面に所定のニップ圧で圧接されている。
給紙カセット16又は手差し給紙トレイ17から給紙された用紙が二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間を通過する際に、二次転写ローラ14にトナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が印加される。これによって、中間転写ベルト11の外周面から用紙の表面にトナー像が転写される。
なお、感光体ドラム101から中間転写ベルト11に付着したトナーのうち用紙上に転写されずに中間転写ベルト11上に残存したトナーは、次工程での混色を防止するために、クリーニングユニット12によって回収される。
トナー像が転写された用紙は、定着装置15に導かれ、加熱ローラ15aと加圧ローラ15bとの間を通過して加熱及び加圧を受ける。これによって、トナー像が、用紙の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した用紙は、排紙ローラ18aによって排紙トレイ18上に排出される。
画像形成装置1には、用紙カセット16に収納されている用紙を二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間及び定着装置15を経由して排紙トレイ18に送るための略垂直方向の用紙搬送路P1が設けられている。用紙搬送路P1には、用紙カセット16内の用紙を一枚ずつ用紙搬送路P1内に繰り出すピックアップローラ16a、繰り出された用紙を上方に向けて搬送する搬送ローラr、搬送されてきた用紙を所定のタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導くレジストローラ19及び用紙を排紙トレイ18に排出する排紙ローラ18aが配置されている。
また、画像形成装置1の内部には、手差し給紙トレイ17からレジストローラ19に至る間に、ピックアップローラ17a及び搬送ローラrを配置した用紙搬送路P2が形成されている。さらに、排紙ローラ18aから用紙搬送路P1におけるレジストローラ19の上流側に至る間には、用紙搬送路P3が形成されている。
排紙ローラ18aは、正逆両方向に回転自在にされており、用紙の片面に画像を形成する片面画像形成時及び用紙の両面に画像を形成する両面画像形成における第2面画像形成時に正転方向に駆動されて用紙を排紙トレイ18に排出する。一方、両面画像形成における第1面画像形成時には、排出ローラ18aは、用紙の後端が定着装置15を通過するまで正転方向に駆動された後、用紙の後端部を挟持した状態で逆転方向に駆動されて用紙を用紙搬送路P3内に導く。これによって、両面画像形成時に片面のみに画像が形成された用紙は、表裏面及び前後端を反転した状態で用紙搬送路P1に導かれる。
レジストローラ19は、用紙カセット16若しくは手差し給紙トレイ17から給紙され又は用紙搬送路P3を経由して搬送された用紙を、中間転写ベルト11の回転に同期したタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導く。このため、レジストローラ19は、感光体ドラム101や中間転写ベルト11の動作開始時には回転を停止しており、中間転写ベルト11の回転に先立って給紙又は搬送された用紙は、前端をレジストローラ19に当接させた状態で用紙搬送路P1内における移動を停止する。この後、レジストローラ19は、2次転写ローラ14と中間転写ベルト11とが圧接する位置で、用紙の前端部と中間転写ベルト11上に形成されたトナー像の前端部とが対向するタイミングで回転を開始する。
なお、画像形成部Pa〜Pdの全てにおいて画像形成が行われるフルカラー画像形成時には、一次転写ローラ13a〜13dが中間転写ベルト11を感光体ドラム101a〜101dの全てに圧接させる。一方、画像形成部Paのみにおいて画像形成が行われるモノクロ画像形成時には、一次転写ローラ13aのみを中間転写ベルト11を感光体ドラム101aに圧接させる。
次に、画像形成装置1の機能構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示すブロック図である。
画像形成装置1は、制御部100に、画質調整部200と、画像形成部300と、記憶部400、及び環境検出部500とがバスを介して接続されている。
制御部100は、画像形成装置1の全体を制御するための機能部であり、後述する記憶部400に記憶されている各種プログラム及びデータを読み出して実行することにより、画像形成装置1の機能を実現する。制御部100は、例えばCPU(中央演算処理装置)等により構成されている。
画質調整部200は、画像形成装置1(画像形成部300)の画質を調整するための機能部である。画質調整部200は、制御部100の指示より画質調整処理(プロセスコントロール/プロセス)を定期的に実行する。
画像形成部300は、画像形成装置1の機能構成を説明するために必要な機能部について記載したものであり、感光体ドラム302(図1では感光体ドラム101)と、反射濃度センサ304と、シート搬送部306(図1の用紙搬送路P1〜P3)と、カウンタ308とを含んでいる。
反射濃度センサ304は、図1には図示していないが、感光体ドラム302の近傍に配置され、感光体ドラム302に形成されている画像の光学反射濃度を検出する。検出された光学反射濃度は、画質調整部200に出力される。なお、反射濃度センサ304は中間転写ベルト11の近傍に配置し、中間転写ベルト11に形成されている画像の光学反射濃度を検出するようにしてもよい。
カウンタ308は、印刷した用紙の枚数を計数するためのカウンタであり、シート搬送部306によって2次転写位置へ供給された印刷用紙の枚数を計数している。なお、両面画像形成時には、印刷用紙自体は1枚であっても、画像を印刷した印刷用紙の枚数は2枚であると計数される。このカウンタ308で計数した累積印刷枚数は、後述する記憶部400に記憶される。
記憶部400は、各種データやプログラムを記憶する機能部である。例えば、EEPROMや不揮発性メモリ等の半導体メモリや、HDD等の磁気ディスク等から構成されていればよい。記憶部400は、データ記憶領域402に各種データと、各プログラムを記憶している。また、主なプログラムとして、画質調整プログラム410と、プロコン実施枚数設定プログラム412とが記憶されている。
画質調整処理は、制御部100が、画質調整プログラム410を読み出して実行することにより実現される。また、制御部100が、プロコン実施枚数設定プログラム412を読み出して実行することにより、後述するプロコン実施枚数設定処理が実現される。
記憶部400のデータ記憶領域402には、「累積印刷枚数」、「プロコン実施枚数」、「平均印字率」、「基準印字率」、及び「感光体走行距離」が記憶されている。
記憶部400はデータ記憶領域402に、「累積印刷枚数」として、画像形成装置1が画像を印刷用紙に印刷した枚数のデータを記憶している。これらは、先述した画像形成部300のカウンタ308で計数した印刷枚数の累積値を記憶するものであるが、画質調整処理を実施した際には、制御部100により累積印刷枚数が「0」にリセットされる。すなわち、データ記憶領域402では、プロコンの実施後に画像を印刷した用紙の累積印刷枚数が記憶される。
また、記憶部400はデータ記憶領域402に、「プロコン実施枚数」として、画質調整部200が画質調整処理を実行する際の各種印刷枚数の設定値を記憶している。ここで、プロコン実施枚数は、工場出荷時において予め記憶するようにしておき、サービスマンが保守時にプロコン実施枚数設定プログラム412を起動することによって、適宜修正できるようにしておくとよい。このように、使用環境条件に応じてサービスマンが、所定印刷枚数を変更することで、印刷画質を、あらゆる環境においても高いレベルに維持することができる。なお、「プロコン実施枚数」は、通常の第1条件での枚数とこの通常の条件よりもより早いタイミングでプロコンが実施される第2条件での枚数を設定するようになっている。
次に、記憶部400はデータ記憶領域402に、「平均印字率」を記憶している。この平均印字率は、図示しない印字率検知手段で原稿の印字率を検知し、所定枚数当たりの原稿の平均印字率を算出した値である。また、データ記憶領域402には、「基準印字率」として、プロコンを行うための平均印字率の閾値が記憶されている。この基準印字率も工場出荷時やサービスマンによって適宜修正できるようにしておくとよい。
そして、本実施例では、後述するように、連続する所定枚数の印刷について平均印字率が基準印字率を上回る状態(高濃度印字状態)で印字された場合にプロコンを実施するようにしている。これは、帯電などのプロセス設定は、通常、平均印字率8%を基準に設定しているが、連続する印刷において、平均印字率が例えば12%(高濃度印字)となるような印刷が行なわれた後に、平均印字率8%や更に低濃度印字で印刷が行われると“かぶり”が発生するため、プロコンを行なう必要があるからである。そして、この高濃度印字での所定の枚数も、先述したプロコン実施枚数の一つとして記憶されており、通常の第1条件での枚数とこの通常の条件よりもより早いタイミングでプロコンが実施される第2条件での枚数とが設定される。
また、記憶部400はデータ記憶領域402に、「感光体走行距離」として、感光体ドラム101の走行距離を記憶している。この感光体走行距離は、感光体ドラム101の回転数を検知することにより算出することができる。なお、画質調整処理を実施した際には、制御部100により感光体走行距離が「0」にリセットされる。すなわち、データ記憶領域402では、プロコンの実施後における感光体走行距離が記憶される。
環境検出部500は、画像形成装置1の使用環境を検出するためのものである。環境検出部500は、例えば、温度を検出する温度センサや湿度を検出する湿度センサ等を備え、これらのセンサは、画像形成装置1内の何れの位置に配設されていてもよく、例えば現像装置102の近傍に配設される。
なお、記憶部400のデータ記憶領域には、図示していないが、前回のプロコンから現在までの経過時間や、環境条件の変化に応じてプロコンを実施するための条件等についても記憶するようになっている。
次に、本発明の画像形成装置の起動時の動作フローについて説明する。図3は本発明の
画像形成装置の起動時の動作フローを説明するための図である。
画像形成装置1の電源がONされると(ステップS1)、装置全体のウオーミングアップが実行され(ステップS2)、プロセスのクリーニング、トナーの帯電、定着装置のヒートアップが実施される。
そして、記憶部400に記憶された前回のプロコンから現在までの経過時間が所定時間を経過したかどうかを判断し(ステップS3)、所定時間が経過している際には、プロコンを実施し(ステップS4)、他のウオームングアップが完了すると画像形成装置は待機状態となり印刷指示を待つことになる(ステップS6)。
ここで、ステップS3における所定時間経過した場合とは、例えば、前回のプロコン実施から電源オフし、1週間などの長時間経過した場合が挙げられる。
なお、この待機モードとは、印刷指示があると即座に動作可能なように画像処理装置が待っているモードであり、省エネルギーモードよりも省電力の度合いが小さいモードある。
一方、ステップS3で前回のプロコン実施から所定時間が経過していない場合には、ステップS5に移り、プロコン実施条件の第1条件を満足しているかどうかを判定する。
このプロコン実施条件の第1条件としては、例えば、次のような画像形成装置1の使用状態によって定まる条件が挙げられる。
(1)前回のプロコンからの感光体の走行距離が5万ミリメートルに達している。
(2)前回のプロコンからの累積印刷枚数が800枚に達している。
(3)前回の電源オフの直前に連続する100枚の印刷が高濃度印字(平均印字率が12%以上)である。
ここで、感光体の走行距離、累積印字枚数、平均印字率については記憶部400のデータ記憶領域402に記憶されており、高濃度印字であるかどうかの判断を行うための平均印字率12%の値については基準印字率として、同様に記憶部400のデータ記憶領域402に記憶されている。また、各条件の印刷枚数についてはプロコン実施枚数として記憶されているため、これらのデータを用いて判別することができる。
ステップS5で、画像形成装置1がこれらのプロコン実施条件の第1条件の少なくともいずれか1つを満足している場合には、ステップS4に移行し、即座にプロコンを実施する。また、この条件に達していない場合には、他のウオームングアップが完了すると画像形成装置1は待機モードとなり印刷指示を待つ(ステップS6)。これにより、電源オン時の初期設定が終了する。
ここで、ステップS4におけるプロコン実施では、バイアス値等の画像形成プロセスの諸条件の設定を行うために、感光体ドラム上、または中間転写ベルト上にパターンを作像させ、このパターンを反射濃度センサ304により測定し、この測定した値をプロセスの諸条件にフィードバックして画像濃度制御を行っている。プロコンの具体的方法については、公知の方法を用いることができる。
なお、電源オン時に、ステップS5でプロコン実施条件の第1条件を満足しているかどうかを判定しているが、これは、1つの印刷ジョブが終了するまでは、通常、プロコンを実施しないことから、前回の印刷ジョブの終了後、電源をオフした場合に、これらのプロコン実施条件の第1条件に達している場合が存在するためである。そして、電源オン時にこれらの条件に該当する場合にプロコンを実施することにより、その後の画像形成装置の使用中にプロコンが行われる回数を削減し、ユーザの利便性を図っている。
また、図3のステップS6の待機モード以降に印刷処理を実施している際に、プロコン実施条件の第1条件を満たす状況になった場合は、電源がオフされない限り、第1条件を満たす状況になった際の印刷ジョブ終了とともにプロコンを実施することになる。
次に、画像形成装置が省エネルギーモードへ移行する際の動作フローを説明する。図4は本発明の画像形成装置における省エネルギーモードへの移行時の動作フローを説明するための図である。
画像形成装置1は待機モードにおいて所定時間、印刷などの装置が使用されない場合に待機モードから省エネルギーモードへ移行する。ここで、省エネルギーモードとは、画像形成装置が所定時間使用されない場合に、感光体や現像装置を初期状態にした後に定着装置の温度を低下させたり、ポリゴンモータの回転速度を低下させることで省電力を行うと共に、次の印刷指示に対して印刷の遅延を防止する動作モードである。
画像形成装置1の内部タイマーにより省エネルギーモードへの移行信号が検出された際に(ステップS11)、ステップS12に移り、以下のプロコン実施条件の第2条件を満たしているかどうかの判別を行なう。
(1)前回のプロコンからの感光体の走行距離が4.5万ミリメートルに達している。
(2)前回のプロコンからの累積印刷枚数が700枚に達している。
(3)省エネルギーモード移行直前に連続する85枚の印刷が高濃度印字(平均印字率が12%以上)である。
ステップS12で、画像形成装置1がこれらのプロコン実施条件の第2条件の少なくともいずれか1つを満たしている場合には、ステップS13に移行し、即座にプロコンを実施し、その後、省エネルギーモード移行処理を行った後(ステップS14)、省エネルギーモードに入る(ステップS15)。また、ステップS12でこれらの条件のいずれにも達していない場合には、ステップS14へ移行する。
プロコン実施条件の第2条件は第1条件に比べて、より早いタイミングで画質調整処理が実施される条件となっている。具体的には、プロコン実施条件の第2条件は通常のプロコン実施条件である第1条件の各係数(ここでは距離や枚数)の85%から90%の値に設定しておくとよい。なお、第1条件、第2条件ともプロコン実施条件のための係数は、各々可変設定可能であり、装置の画質状態に応じて、工場出荷時やサービスマンによって可変設定できるようにしておくことが望ましい。また、高濃度印字によるプロコン実施の条件として、実施例では連続する枚数をパラメータとしたが、基準印字率(実施例では12%)をパラメータとしてもよいことは言うまでもない。
このように、省エネルギーモード移行時にプロコンの実施条件を通常よりもより早いタイミングで行われるようにしておくことにより、省エネルギーモードに移行する直前(利用者が装置を使用しない)にプロコンが実施される可能性が高くなるため、省エネルギーモードから動作モードへの移行時におけるプロコン回数を減少させることができ、プロコン実施による利用者の待ち時間を減少させることができる。
なお、本実施例では、画像形成装置の使用状態をプロコン実施の判定条件とした場合について説明したが、本発明は、使用環境の変化に応じてプロコンを実施する際にも適用できるものである。
1…画像形成装置、101,101a〜101d…感光体ドラム、102,102a〜102d…現像装置、103,103a〜103d…帯電ローラ、104,104a〜104d…クリーニングユニット、4…ポリゴンミラー、7…第1反射ミラー、8…第2反射ミラー、11…中間転写ベルト、11a…駆動ローラ、11b…従動ローラ、12…クリーニングユニット、13,13a〜13d…一次転写ローラ、14…二次転写ローラ、15…定着装置、15a…加熱ローラ、15b…加圧ローラ、16…給紙カセット、16a…ピックアップローラ、17…給紙トレイ、17a…ピックアップローラ、18…排紙トレイ、18a…排紙ローラ、19…レジストローラ、21…閾値設定部、22…高濃度プロコン実施部、23…中間調プロコン実施部、24…閾値情報記憶部、25…現像バイアス記憶部、26…ディザ値記憶部、27…ディザ値基準記憶部。100…制御部、200…画質調整部、300…画像形成部、302…感光体ドラム、304…反射濃度センサ、306…シート搬送部、308…カウンタ、400…記憶部、402…データ記憶領域、410…画質調整プログラム、412…プロコン実施枚数設定プログラム、500…環境検出部。

Claims (3)

  1. 電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作し、所定の第1条件で画質調整処理を実施する画質調整モードを備えた画像形成装置において、待機モードから省エネルギーモードへの移行時に、前記第1条件よりもより早いタイミングで画質調整処理が実施される第2条件で画質調整処理を実施することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1条件および第2条件として、感光体ドラムの走行距離、前回の画質調整処理からの印刷頁数、及び、直前の高濃度印字での連続印刷枚数の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作し、所定の第1条件で画質調整処理を実施する画質調整モードを備えた画像形成装置における画像形成方法において、待機モードから省エネルギーモードへの移行時に、前記第1条件よりもより早いタイミングで画質調整処理が実施される第2条件で画質調整処理を実施することを特徴とする画像形成方法。
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