JP2014030971A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力モードを有する印刷装置であって,補正処理の好適な実行タイミングを決定する技術を提供する。
【解決手段】プリンタは,電力供給状態が異なる電力供給モードと省電力モードとを有している。そして,プリンタは,電力供給モードから省電力モードへの移行条件を満たした際,補正処理の実行条件として,省電力モードを経ても条件が変化しない第1実行条件を満たしている場合には,補正処理を実行させた後に省電力モードに移行させる。一方,省電力モードを経ると条件が変化する第2実行条件を満たし,かつ第1実行条件を満たしていない場合には,補正処理を実行させずに省電力モードに移行させる。
【選択図】図5

Description

本発明は,消費電力を抑える省電力モードを有する印刷装置に関する。さらに詳細には,電力供給モードから省電力モードに移行する移行条件を満たした際の,制御に関するものである。
従来から,印刷装置では,省電力化を実現するため,電力供給を制限しない電力供給モードから,一部の構成要素への電力供給を制限して消費電力を抑える省電力モードに移行するものがある。
省電力モードについて開示されている文献としては,例えば特許文献1がある。この特許文献1には,待機状態時の消費電力を抑える低消費電力モード(省電力モードに相当)を有する印刷装置であって,装置が動作中にユーザが電力供給モードから低消費電力モードに移行する移行指示を入力した場合に,低消費電力モードへの移行ができない旨のメッセージを表示する技術が開示されている。
特開2001−255968号公報
しかしながら,前記した従来の印刷装置には,次のような問題があった。すなわち,印刷装置は,印刷特性を調整する補正値を取得する補正処理を必要に応じて実行する。この補正処理を実行する実行条件には複数の種類が有り,実行条件によっては,省電力モードを経てしまうと補正値の信頼性が著しく低下してしまう場合がある。そのような場合,電力供給モードに復帰した際に,補正処理をやり直すことになる。そのため,省電力モードに移行する直前に補正処理を行った場合には,その補正処理が無駄になってしまう。一方,省電力モードに移行する直前の補正処理を全て中止し,中止した補正処理を電力供給モードに復帰した後の印刷時に改めて実行した場合には,印刷開始までの時間が長くなる。
本発明は,前記した従来の印刷装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,省電力モードを有する印刷装置であって,補正処理の好適な実行タイミングを決定する技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた印刷装置は,シートに画像を印刷する印刷部と,自装置の各構成要素に電力を供給する電力供給モードと,自装置の電力消費量を前記電力供給モード時と比較して低減する省電力モードとを有し,少なくとも前記電力供給モードから前記省電力モードへの移行条件を満たすことを条件に,前記電力供給モードから前記省電力モードに移行させる移行部と,前記印刷部の印刷特性を調整する補正値を取得する補正処理を実行する実行条件として,前記省電力モードを経ても変化しない条件である第1実行条件と,前記省電力モードを経ると変化する条件である第2実行条件とがあり,前記第1実行条件と前記第2実行条件との少なくとも一方を満たすことを条件に,前記補正処理を実行する補正部と,前記移行条件を満たした際,前記第1実行条件を満たしている場合には,前記補正部に前記補正処理を実行させた後に前記移行部にて前記省電力モードに移行させ,前記移行条件を満たした際,前記第2実行条件を満たし,かつ前記第1実行条件を満たしていない場合には,前記補正部に前記補正処理を実行させずに前記移行部にて前記省電力モードに移行させる制御部とを備えることを特徴としている。
本明細書で開示される印刷装置は,電力供給状態が異なる電力供給モードと省電力モードとを有し,さらに補正処理を実行するための実行条件として,省電力モードを経ても条件が変化しない第1実行条件と,省電力モードを経ると条件が変化する第2実行条件とがある。そして,印刷装置は,電力供給モードから省電力モードへの移行条件を満たした際,第1実行条件を満たしている場合には,補正処理を実行した後に省電力モードに移行し,第2実行条件を満たし,かつ第1実行条件を満たしていない場合には,補正処理を実行せずに省電力モードに移行する。移行条件としては,例えば,最終操作からの経過時間ないし最終印刷からの経過時間が閾値以上等が該当する。補正処理としては,例えば,位置ずれ補正,濃度補正が該当する。第1実行条件としては,前回補正時からの印刷量が閾値以上等が該当する。また,第2実行条件としては,前回補正時の温度と現在の温度との差が閾値以上等がある。
すなわち,本明細書で開示される印刷装置は,移行条件を満たした際,省電力モードを経ても条件が変化しない第1実行条件を満たしている場合には,補正処理が無駄にならないことから,省電力モードに移行する前に補正処理を実行する。これにより,電力供給モードに復帰した後の早期の印刷開始が期待できる。一方,省電力モードへの移行によって条件が変化する第2実行条件を満たしている場合には,補正処理を実行してもその補正処理が無駄になる可能性がある。このことから,補正処理を実行せずに省電力モードに移行し,省電力モードへの早期移行が期待できる。
また,前記制御部は,前記印刷部による印刷処理中に前記移行条件および前記第1実行条件を満たした場合,当該印刷処理が完了した後に,前記補正部に前記補正処理を実行させるとよい。印刷処理中に補正処理を行うと,ページ間で色味が変わり統一感に欠ける。そのため,印刷完了後に補正処理を行う方が,1ジョブ内の色味を統一させる上で好ましい。
また,前記制御部は,前記移行条件を満たした際,前記第1実行条件および前記第2実行条件の両方とも満たしている場合には,着色剤の残量が閾値以下か否かを判断し,着色剤の残量が閾値以下の場合には,前記補正部に前記補正処理を実行させずに前記移行部にて前記省電力モードに移行させ,着色剤の残量が閾値よりも多い場合には,前記補正部に前記補正処理を実行させた後に前記移行部にて前記省電力モードに移行させるとよい。第2実行条件を満たしている場合,省電力モード移行前に補正処理を行ったとしても,電力供給モードへの復帰後に再度補正処理を行う可能性がある。そのため,補正処理の無駄を回避する上では,同時に第1実行条件を満たしていたとしても,省電力モード移行前の補正処理は行わない方が好ましい。しかし,着色剤の残量が多い場合は多少の着色剤の無駄は許容される。さらに,省電力モードへの移行によって実施条件が変化したとしても電力供給モードへの復帰で必ずしも補正処理が行われるとは限らない。そこで,着色剤の残量が多い場合は補正処理を実行し,電力供給モードに復帰した後の印刷開始の早期化を図る方が好ましい。
また,前記制御部は,前記印刷部による印刷処理中に前記移行条件および前記第1実行条件を満たした場合,当該印刷処理が完了する前に,前記補正部に前記補正処理を実行させるとよい。印刷処理の完了を待って補正処理を行うと,画質が低下した状態の印刷が継続されるため,無駄な印刷の回数が多くなる可能性がある。そのため,実行条件を満たした場合には速やかに補正処理を実行する方が,印刷の無駄を低減する上で好ましい。
また,本明細書で開示される印刷装置は,前記省電力モード中であってもデータを記憶するメモリと,前記印刷部による印刷処理中に前記移行条件を満たした際,前記第2実行条件を満たし,かつ前記第1実行条件を満たしていない場合に,未印刷分のデータを前記メモリに記憶して前記印刷部での印刷処理を中止する中止部と,前記省電力モードから前記電力供給モードに移行した後,前記メモリにデータが記憶されている場合に,前記補正部に前記補正処理を実行させた後に前記メモリに記憶されているデータを前記印刷部に印刷させるリカバリ部とを備えるとよい。印刷中に第2実行条件を満たした場合,補正処理を実行しないと,画質が保証されない。そのため,未印刷分をメモリに保存し,電力供給モードに復帰した後の補正処理後に,未印刷分を印刷することで,画質が確保できる。
また,前記中止部は,前記印刷部による印刷処理中に前記移行条件を満たした際,前記第2実行条件を満たし,かつ前記第1実行条件を満たしていない場合に,前記メモリに未印刷分のデータを記憶する空き容量が確保されるか否かを判断し,空き容量が確保される場合には,当該未印刷分のデータを前記メモリに記憶して印刷処理を中止し,空き容量が確保されない場合には,前記補正部に前記補正処理を実行させて印刷を継続するとよい。メモリが一杯の場合には,未印刷分のデータを確保できない。このことから,補正処理を行って印刷を完了させることで,データの欠落を回避できる。
また,前記補正処理は,前記印刷部の印刷位置のずれ量を取得するずれ補正であるとよい。ずれ補正は,複数のマークを形成する必要があることから,着色剤の無駄が大きい。そのため,補正処理の無駄を改善する本発明が好適である。
また,前記第1実行条件は,印刷量に基づいて判断する条件であり,前記第2実行条件は,自装置内の環境変数に基づいて判断する条件であるとよい。印刷量には,印刷枚数や現像ローラの回転数が含まれる。環境変数には,温度や湿度が含まれる。
本発明によれば,省電力モードを有する印刷装置であって,補正処理の好適な実行タイミングを決定する技術が実現される。
実施の形態にかかるプリンタの外観を示す斜視図である。 図1に示したプリンタの内部構成を示す断面図である。 マークセンサの配置を示す図である。 実施の形態にかかるプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 第1の形態にかかる管理処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態にかかる管理処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態にかかるリカバリ処理の手順を示すフローチャートである。 第3の形態にかかる管理処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる印刷装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式のカラープリンタに本発明を適用したものである。
[プリンタの全体構成]
本形態のプリンタ100は,図1に示すように,印刷を行う画像形成部10(印刷部の一例)と,印刷前のシートを収容する給紙トレイ91と,印刷後のシートを収容する排紙トレイ92とを備えている。また,画像形成部10の上面には,液晶ディスプレイからなる表示部41と,OKボタン,キャンセルボタン,テンキー,ユーザ認証ボタン等から構成されるボタン群42とを備えた操作パネル40が設けられている。この操作パネル40により,動作状況の表示やユーザによる入力操作が可能になる。
また,画像形成部10の上面には,操作パネル40のボタン群42とは別に,電力の供給状態を切り替える電源スイッチ25が設けられている。プリンタ100は,電力の供給状態を表すモードとして,全ての構成要素に電力供給を行う電力供給モードと,一部の構成要素への電力供給を制限して消費電力を抑える省電力モードとを有している。プリンタ100は,ユーザによって電源スイッチ25が押下された際,電力供給モードであれば省電力モードに切り替え,省電力モードであれば電力供給モードに切り替える。各モードの詳細については後述する。
[プリンタの画像形成部の構成]
続いて,プリンタ100の画像形成部10の構成について,図2を参照しつつ説明する。画像形成部10は,電子写真方式によってトナー像を形成し,そのトナー像を用紙に転写するプロセス部50と,用紙上の未定着のトナーを定着させる定着装置8とを備えている。また,画像形成部10の下方には,画像転写前の用紙を載置する給紙トレイ91があり,画像形成部10の上方には,画像転写後の用紙を載置する排紙トレイ92がある。
また,画像形成部10は,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kに光を照射する露光装置53と,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kの転写位置に用紙を搬送する搬送ベルト7と,搬送ベルト7上に形成されたパターン画像を検出するマークセンサ61とを備えている。
また,プリンタ100内には,底部に位置する給紙トレイ91に収容された用紙が,給紙ローラ71,レジストローラ72,プロセス部50,定着装置8を通り,排紙ローラ76を介して上部の排紙トレイ92への導かれるように,略S字形状の搬送路11(図2中の一点鎖線)が設けられている。
プロセス部50は,カラー画像の形成が可能であり,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応するプロセス部を並列に配置している。具体的には,Y色の画像を形成するプロセス部50Yと,M色の画像を形成するプロセス部50Mと,C色の画像を形成するプロセス部50Cと,K色の画像を形成するプロセス部50Kとを備えている。そして,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kは,用紙の搬送方向において互いに一定の距離をおいた状態で配置されている。
プロセス部50では,感光体の表面が帯電装置によって一様に帯電される。その後,露光装置53からの光により露光され,用紙に形成すべき画像の静電潜像が形成される。次いで,現像装置を介して,トナーが感光体に供給される。これにより,感光体上の静電潜像は,トナー像として可視像化される。
搬送ベルト7は,搬送ローラ73,74によって張架された無端状のベルト部材であり,ポリカーボネート等の樹脂材からなる。搬送ベルト7は,搬送ローラ74が回転駆動されることにより紙面反時計回りに循環移動する。これにより,その上面に載置された用紙を,レジストローラ72側から定着装置8側に搬送する。
画像形成部10は,給紙トレイ91に載置されている用紙を1枚ずつ取り出し,その用紙を搬送ベルト7上に搬送する。そして,プロセス部50にて形成されたトナー像をその用紙に転写する。このとき,カラー印刷では,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kにてトナー像が形成され,用紙上で各トナー像が重ね合わせられる。一方,モノクロ印刷では,プロセス部50Kのみでトナー像が形成され,用紙に転写される。その後は,トナー像が転写された用紙を定着装置8に搬送し,トナー像をその用紙に熱定着させる。そして,定着後の用紙を排紙トレイ92に排出する。
また,マークセンサ61は,用紙の搬送方向におけるプロセス部50Y,50M,50C,50Kよりも下流であって定着装置8よりも上流に位置し,搬送ベルト7上に形成された画調整用のパターンを検知する。
具体的に,マークセンサ61は,図3に示すように,搬送ベルト7の幅方向の右側に配置されたセンサ61Rと,左側に配置されたセンサ61Lとの,2つのセンサによって構成される。各センサ61R,61Lは,発光素子62(例えば,LED)と,受光素子63(例えば,フォトトランジスタ)とが一対となる反射型の光学センサである。マークセンサ61は,発光素子62にて搬送ベルト7の表面(図3中の点線枠E)に対して斜め方向から光を照射し,その光を受光素子63が受光する構成になっている。そして,画調整用のマーク66(図3中のマーク66は静的位置ずれ補正用のマークの一例)が通過する際の受光量と搬送ベルト7から直接受ける受光量との違いによって,画調整用のマークを検知できる。
[プリンタの補正処理]
続いて,プリンタ100が実行する各種の補正処理について説明する。本形態のプリンタ100は,補正処理の実行条件を満たすことで,位置ずれ補正を実行する。位置ずれ補正には,動的位置ずれ補正と静的位置ずれ補正とがある。本形態のプリンタ100は,補正処理の実行条件を満たすことで,動的位置ずれ補正と静的位置ずれ補正との両方を実行する。
具体的に,動的位置ずれ補正は,感光体や搬送ローラ73,74の偏心やこれらを回転駆動するギアのピッチの狂い等に起因する,特定の周期を有する動的な画像位置のずれを調整する補正値を取得するための処理である。静的位置ずれ補正は,感光体や露光装置53の取り付け位置のずれ等に起因する,特定の周期を有しない静的な画像位置のずれを調整する補正値を取得するための処理である。各補正処理では,専用のマークを形成し,マークセンサ61にてマークを読み取ることで,それぞれ補正値を取得する。
補正処理の実行条件には,前回補正時からの印刷枚数や現像ローラの回転数が閾値以上であること,前回補正時との温度あるいは湿度の変化量が閾値以上であること,ユーザからの指示が入力されたこと等,複数の条件がある。これらの条件のうち,少なくとも1つを満たすことで,補正処理が実行される。
[プリンタの電気的構成]
続いて,プリンタ100の電気的構成について説明する。本形態のプリンタ100は,図4に示すように,画像形成部10と,操作パネル40と,各種構成要素への電力の供給を制御する給電制御部20(移行部の一例)と,画像形成部10を制御する制御部30と,外部デバイスと接続するための通信インターフェースとなるUSBインターフェース35およびネットワークインターフェース36とを備えている。なお,電源スイッチ25は,給電制御部20に含まれる。
また,制御部30は,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(Non Volatile RAM)34(メモリの一例)とを有している。ROM32には,プリンタ100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31(移行部,補正部,制御部,中止部,リカバリ部の一例)は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,プリンタ100の各構成要素を制御する。
USBインターフェース35は,他の装置との通信を可能にするインターフェースである。プリンタ100は,例えば,USBインターフェース35にUSBメモリが接続されている場合には,当該USBメモリに記憶されている画像データを読み出して出力することができる。USBインターフェース35の接続先は,USBメモリに限らず,例えばパーソナルコンピュータ(PC)であってもよい。
ネットワークインターフェース36も,USBインターフェース35と同様に,他の装置との通信を可能にするインターフェースである。プリンタ100は,例えば,USBインターフェース35と同様に,ネットワークインターフェース36を介して接続する外部デバイスから画像データを受け付けて出力することができる。
なお,プリンタ100と外部デバイスとの接続は,USBインターフェース35やネットワークインターフェース36を介する形態に限るものではない。例えば,プリンタ100が無線通信インターフェースを有している場合には,無線通信によって外部装置とデータ通信を行ってもよい。また,FAXインターフェースを有している場合には,電話回線を介してデータ通信を行うことが可能である。
画像形成部10は,画像をシートに印刷する構成要素を含むものであり,前述したプロセス部50,定着装置8,シートを搬送する各種ローラが含まれる。また,各種ローラを駆動する駆動モータ79も含まれる。
[給電制御]
続いて,プリンタ100の給電制御について説明する。プリンタ100は,少なくとも画像形成部10への電力供給を遮断し,電力消費量を低減する省電力モードと,全ての電源系統に電力を供給する電力供給モードとを有している。電力供給モードでは,画像形成部10,制御部30,操作パネル40,外部インターフェース,電源スイッチ25の全てに電力が供給され,印刷動作が可能になる。プリンタ100の起動直後は,電力供給モードで動作する。
電力供給モードで動作中,省電力モードに移行するための条件を満たすと,省電力モードに移行する。本形態の省電力モードでは,画像形成部10,制御部30,操作パネル40および外部インターフェースへの給電を遮断する。これにより,印刷動作が不可能になり,電力供給モードよりも消費電力が抑えられる。各種構成要素への電力供給の切り換えは,給電制御部20が行う。一方,省電力モードであっても,給電制御部20への給電は継続される。給電制御部20は,電源スイッチ25のオンオフを検知するセンサを有しており,省電力モードであっても電源スイッチ25のユーザ操作を受け付ける。省電力モードで動作中,電源スイッチ25の押下を受け付けると,制御部30を含む全ての構成要素への電力供給を再開し,電力供給モードに移行する。
本形態では,プリンタ100が電力供給モードから省電力モードに移行する移行条件としては,電源スイッチ25の押下,PC等の外部装置からの移行命令の受信,移行時刻として設定された時間に発行されるタイマイベントの受信の3つがあり,そのうち1つでも満たされれば電力供給モードから省電力モードに移行する。一方,省電力モードでは,外部インターフェースや操作パネル40に電力が供給されないため,プリンタ100が省電力モードから電力供給モードに移行する移行条件としては,電源スイッチ25の押下のみとなる。
[管理処理]
[第1の形態]
続いて,省電力モードへの切り替え動作を実現する管理処理の手順について,図5のフローチャートを参照しつつ説明する。なお,管理処理は,電力供給モードが開始されたことを契機に,CPU31によって実行される。
管理処理では,先ず,印刷開始待ちとなっている印刷ジョブがあるか否かを判断する(S101)。印刷ジョブがある場合には(S101:YES),画像形成部10にてその印刷ジョブの印刷を開始する(S102)。なお,印刷ジョブが複数ある場合には,そのうち最も優先順位が高い印刷ジョブの印刷を開始する。
S102の後,画像形成部10が印刷処理中に電源スイッチ25が押下されたか否かを判断する(S103)。電源スイッチ25が押下されていない場合には(S103:NO),S102にて印刷を開始した印刷ジョブの全ページ分の印刷が完了したか否かを判断する(S104)。印刷が完了していない場合には(S104:NO),印刷を継続し,S103に戻って電源スイッチ25の押下を監視する。
印刷が完了した場合には(S104:YES),補正処理の実行条件を満たしているか否かを判断する。本形態では,補正処理の実行条件が複数あり,大別して,プリンタ100が省電力モードに移行した後であっても補正処理によって得られる補正値の信頼性が低下しない効果継続型の実行条件(第1実行条件の一例)と,省電力モードに移行した後に補正値の信頼性が低下する効果非継続型の実行条件(第2実行条件の一例)とがある。
例えば,前回補正時からの印刷枚数や現像ローラの回転数等,印刷量に基づく値が閾値以上であることを補正処理の実行条件とする場合,省電力モードを経たとしても,その実行条件は変化しない。そのため,補正値の信頼性は低下せず,電力供給モードに復帰した後もその補正値を継続して使用しても問題は生じ難い。従って,効果継続型であると判断できる。
一方,前回補正時からの温度や湿度の変化量等,環境変数に基づく値が閾値以上であることを補正処理の実行条件とする場合,省電力モードを経ると,機内環境が省電力モード移行前と電力供給モード復帰後とで大きく変化することも想定される。そのため,省電力モードに移行する直前の環境で最適な補正値を取得したとしても,電力供給モードに復帰した後の環境で必ずしも最適な補正値にならず,補正値の信頼性が低下する。従って,効果非継続型であると判断できる。効果非継続型の補正処理は,電力供給モードへの復帰時,あるいは復帰後の最初の印刷前に,必要に応じてあらためて実行されることになる。
そこで,先ず,効果継続型の実行条件を満たしているか否かを判断する(S105)。効果継続型の実行条件を満たしていない場合には(S105:NO),さらに効果非継続型の実行条件を満たしているか否かを判断する(S106)。そして,効果非継続型の実行条件も満たしていない場合には(S106:NO),補正処理を実行することなく,S101に戻って印刷ジョブの有無を判断する。一方,効果継続型と効果非継続型との少なくとも一方を満たしている場合には(S105:YES,S106:YES),補正処理を実行する(S107)。S107の後は,S101に戻って印刷ジョブの有無を判断する。すなわち,省電力モードに移行する移行条件を満たしていない状態では,印刷ジョブが完了する度に,効果継続型と効果非継続型との両方の実行条件を判断する。
一方,画像形成部10が印刷処理中に電源スイッチ25が押下されていた場合には(S103:YES),印刷実行中の印刷ジョブの残ページについての印刷を継続し,当該印刷ジョブの全ページの印刷を完了させる(S121)。
S121の後,効果継続型の実行条件を満たしているか否かを判断する(S122)。効果継続型の実行条件を満たしている場合には(S122:YES),補正処理を実行する(S131)。すなわち,効果継続型であれば,省電力モードに移行したとしても補正処理が無駄にならず,電力供給モードに復帰した後も補正値を利用できる。そのため,補正処理を省電力モードへの移行前に実行することで,電力供給モードへの復帰後の最初の印刷で実行される予定の補正処理を事前に済ませておくことができ,印刷開始の遅れが抑制される。
一方,効果非継続型の実行条件の場合,省電力モードの移行前に実行しても,その補正値は電力供給モードに復帰した後に利用できるか不明である。そのため,省電力モードの移行前に補正処理を行ったとしても,電力供給モードへの復帰後に再度補正処理を実行する場合もあり,その場合には省電力モードの移行前に行った補正処理が無駄になる。よって,効果非継続型の実行条件を満たしていたとしても実行しない。すなわち,省電力モードに移行する移行条件を満たしている状態では,効果非継続型の実行条件の判断は行わず,仮に効果非継続型の実行条件を満たしていたとしても補正処理は実行されない。
S131の後,あるいは効果継続型の実行条件を満たしていない場合には(S122:NO),給電制御部20に対して省電力モードへの移行指示を出力する(S123)。S123の後は,管理処理を終了する。なお,給電制御部20は,省電力モードへの移行指示を受け付けると,画像形成部10,制御部30,操作パネル40および外部インターフェースへの給電を遮断し,プリンタ100を電力供給モードから省電力モードに移行させる。
一方,S101の説明に戻り,印刷ジョブがない場合には(S101:NO),電源スイッチ25が押下されたか否かを判断する(S111)。電源スイッチ25が押下されていない場合には(S111:NO),S101に戻って印刷ジョブの有無を判断する。
電源スイッチ25が押下された場合には,印刷処理を行っていた場合と同様の処理を行う。すなわち,画像形成部10が印刷処理を行っていない状態で,電源スイッチ25が押下された場合(S111:YES),S122に移行して効果継続型の実行条件を満たしているか否かを判断する。そして,効果継続型の実行条件を満たしている場合には(S122:YES),補正処理を実行する(S131)。S131の後,あるいは効果継続型の実行条件を満たしていない場合には(S122:NO),給電制御部20に対して省電力モードへの移行指示を出力し(S123),管理処理を終了する。
すなわち,第1の形態の管理処理では,電源スイッチ25が押下された時点で,効果継続型の実行条件を満たしていた場合には,補正処理を実行してから省電力モードに移行する。一方,電源スイッチ25が押下された時点で,効果非継続型の実行条件を満たしていたとしても,効果継続型の実行条件を満たしていない場合には,その補正処理については実行することなく省電力モードに移行する。
なお,第1の形態の管理処理では,印刷ジョブの印刷中に電源スイッチ25が押下されると,S121として印刷ジョブの印刷を完了させた後,S122に移行しているが,これに限るものではない。すなわち,省電力モードへの早期移行を優先して,残りページの印刷を行わず,印刷中の印刷ジョブをキャンセルしてS122に移行してもよい。
また,第1の形態の管理処理では,補正処理の実行条件を満たしているか否かの判断を印刷ジョブの印刷完了後に行っているが,印刷ジョブの印刷開始前であっても,印刷ジョブの印刷中であってもよい。
[第2の形態]
続いて,管理処理の他の形態について,図6のフローチャートを参照しつつ説明する。第2の形態では,印刷中に電源スイッチ25が押下された際,1ページごとに補正処理の実行条件を満たしたか否かを判断する。この点,印刷ジョブ単位で補正処理の実行条件を満たしたか否かを判断する第1の形態とは異なる。
なお,第2の形態は,印刷中に電源スイッチ25が押下された場合(S103:YES)以降の処理が第1の形態と異なり,それ以外の処理は第1の形態と同じである。そのため,印刷中に電源スイッチ25が押下された場合(S103:YES)以降の処理について説明し,それ以外の処理の説明は省略する。
第2の形態の管理処理では,印刷中に電源スイッチ25が押下された場合(S103:YES),実行中の1ページ分の印刷を完了させる(S221)。その後,効果継続型の実行条件を満たしているか否かを判断する(S122)。効果継続型の実行条件を満たしている場合には(S122:YES),補正処理を実行する(S131)。S131の後は,S224に移行する。
効果継続型の実行条件を満たしていない場合には(S122:NO),効果非継続型の実行条件を満たしているか否かを判断する(S223)。効果非継続型の実行条件を満たしている場合には(S223:YES),NVRAM34に,未印刷のページである残ページのデータを保存できる空きメモリがあるか否かを判断する(S231)。
残ページのデータを保存できる空きメモリがある場合には(S231:YES),残ページのデータをNVRAM34に保存する(S241)。残ページのデータを保存することで,省電力モードへの移行に伴うデータの消失を回避する。その後は,印刷処理を継続することなく,補正処理も実行することなく,給電制御部20に対して省電力モードへの移行指示を出力し(S123),管理処理を終了する。
一方,残ページのデータを保存できる空きメモリがない場合には(S231:NO),残ページが未印刷のまま省電力モードに移行すると残ページのデータが消失してしまう。そのため,補正処理を実行し(S232),S224に移行して印刷を継続することで,データの消失を回避する。
S232の後,あるいはS131の後,あるいは効果非継続型の実行条件を満たしていない場合には(S223:NO),全ページの印刷が完了したか否かを判断する(S224)。全ページの印刷が完了していない場合には(S224:NO),S221に戻り,画像形成部10にて次のページを印刷する。全ページの印刷が完了した場合には(S224:YES),給電制御部20に対して省電力モードへの移行指示を出力し(S123),管理処理を終了する。
続いて,メモリに保存されたデータを印刷するリカバリ処理について,図7のフローチャートを参照しつつ説明する。リカバリ処理は,プリンタ100が電力供給モードに復帰したことを契機に,CPU31によって実行される。
リカバリ処理では,先ず,管理処理のS241にて保存されたデータがNVRAM34にあるか否かを判断する(S251)。データがない場合には(S251:NO),リカバリ処理を終了する。
データがある場合には(S251:YES),効果非継続型の実行条件を満たしているか否かを判断する(S252)。効果非継続型の実行条件を満たしている場合には(S252:YES),補正処理を実行する(S253)。
S253の後,あるいは効果非継続型の実行条件を満たしていない場合には(S252:NO),保存されたデータを画像形成部10にて印刷する(S254)。これにより,省電力モードへの移行前に印刷が保留されたページが印刷される。S254の後,リカバリ処理を終了する。
前述したように第2の形態の管理処理では,1ページごとに効果継続型の実行条件を満たしたか否かを判断する他,効果非継続型の実行条件を満たしたか否かも判断する。すなわち,効果非継続型の実行条件を満たした状態で補正処理を実行することなく印刷を継続しても,画質が保証されない。そのため,第2の形態の管理処理では,未印刷分のデータをメモリに保存し,電力供給モードに復帰した後,必要に応じて補正処理を実行した後に,未印刷分を印刷する。これにより,印刷物の画質が確保される。ただし,メモリが一杯の場合には,未印刷分のページのデータを確保できない。そのため,補正処理を行って印刷を完了させることで,データの欠落を回避する。
なお,第2の形態の管理処理では,ジョブの途中に補正処理を実行している。そのため,補正処理によっては,1つの印刷ジョブの印刷物において,色味が変化してしまうことがある。そのため,第2の形態の実行対象となる補正処理には,濃度補正等,色味が変化してしまう補正処理を含めない方が好ましい。一方,位置ずれ補正は,色味への影響が少ないため,第2の形態の実行対象となる補正処理に含める方が好ましい。
また,前述のリカバリ処理では,保存されたデータを電力供給モードへの復帰直後に印刷しているが,印刷タイミングはこれに限るものではない。例えば,電力供給モードへの復帰直後は,保存されたデータがある旨のユーザへの通知のみとし,ユーザがプリンタ100に対して保存されたデータの印刷を指示したことを条件として,保存されたデータの印刷を開始してもよい。
[第3の形態]
続いて,管理処理の他の形態について,図8のフローチャートを参照しつつ説明する。第3の形態では,印刷中に電源スイッチ25が押下された際,効果継続型の実行条件に加え,効果非継続型の実行条件についても判断する。この点,効果継続型の実行条件のみを判断する第1の形態とは異なる。
なお,第3の形態は,印刷中に電源スイッチ25が押下された場合(S103:YES)以降の処理が第1の形態と異なり,それ以外の処理は第1の形態と同じである。そのため,第2の形態と同様に,印刷中に電源スイッチ25が押下された場合(S103:YES)以降の処理について説明し,それ以外の処理の説明は省略する。
第3の形態の管理処理では,印刷中に電源スイッチ25が押下された場合(S103:YES),残ページの印刷を継続し,全ページの印刷を完了させる(S121)。その後,効果継続型の実行条件を満たしているか否かを判断する(S122)。効果継続型の実行条件を満たしていない場合には(S122:NO),効果非継続型の実行条件の判断を行わず,給電制御部20に対して省電力モードへの移行指示を出力し(S123),管理処理を終了する。
一方,効果継続型の実行条件を満たしている場合には(S122:YES),効果非継続型の実行条件を満たしているか否かを判断する(S322)。効果非継続型の実行条件を満たしていない場合には(S322:NO),第1の形態と同様に,補正処理を実行し(S131),省電力モードへの移行指示を出力する(S123)。
効果非継続型の実行条件も満たしている場合には(S322:YES),仮に省電力モードの移行直前に補正処理を行ったとしても,電力供給モードに復帰した後に再度補正処理が実行される可能性がある。電力供給モードに復帰した後に再度補正処理が実行されると,省電力モードの移行直前に実行した補正処理が無駄になる。一方で,電力供給モードに復帰した後に必ずしも効果非継続型の実行条件を満たすとは限らない。
そこで,トナーの残量が閾値以上か否かを判断する(S323)。トナーの残量は,プロセス部50の4色のトナーのうち,最も少ない色の残量としてもよいし,4色の合計残量としてもよい。また,トナーの残量は,トナーカートリッジ内に閾値以上のトナーがあるか否かを検知する光センサを配置して直接的に残量を検知してもよいし,現像ローラの回転数やドットカウンタから間接的に算出してもよい。
トナーの残量が閾値以上の場合(S323:YES),例えば4色とも新品に近いような場合,多少のトナーの無駄が許容される。そこで,補正処理を実行し(S131),電力供給モードへの復帰後の印刷開始の遅延を抑制する。一方,トナーの残量が閾値より少ない場合(S323:NO),補正処理の無駄を許容し難い。そこで,補正処理を実行することなく,給電制御部20に対して省電力モードへの移行指示を出力し(S123),管理処理を終了する。
すなわち,効果継続型の実行条件に加え,効果非継続型の実行条件も満たしている場合,省電力モードへの移行直前に補正処理を行ったとしても,電力供給モードへの復帰後に再度補正処理を行う可能性がある。一方,トナーの残量が多い場合は多少のトナーの無駄は許容される。さらに,電力供給モードへの復帰で必ずしも補正処理が行われるとは限らない。そこで,第3の形態の管理処理では,トナーの残量が多い場合は,補正処理を実行して電力供給モードに復帰した後の印刷開始の早期化を図り,トナーの残量が少ない場合は,省電力モードへの移行直前の補正処理は行わず,補正処理の無駄を回避する。
以上詳細に説明したように本形態のプリンタ100は,省電力モードへの移行条件を満たした際,省電力モードを経ても条件が変化しない効果継続型の実行条件を満たしているか否かを判断する。効果継続型の実行条件を満たしている場合には,省電力モードへの移行前の補正処理が無駄にならないことから,省電力モードに移行する前に補正処理を実行する。これにより,電力供給モードに復帰した後の早期の印刷開始が期待できる。一方,省電力モードへの移行によって条件が変化する効果非継続型の実行条件を満たしている場合に補正処理を実行しても,その補正処理が無駄になる可能性が高い。このことから,効果非継続型の実行条件を満たしたとしても,効果継続型の実行条件を満たしていない場合には,補正処理を実行せずに省電力モードに移行する。これにより,省電力モードへの早期の移行が期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,印刷装置は,プリンタに限らず,コピー機,FAX装置,複合機等,印刷機能を備えるものであれば適用可能である。また,印刷方式も,電子写真方式に限らず,インクジェット方式であってもよい。また,カラープリンタに限らず,モノクロ専用プリンタであってもよい。
また,実施の形態では,電力の供給状態を表すモードとして,電力供給モードと省電力モードとの2つのモード間で切り替えを行っているが,3つ以上のモードがあってもよい。例えば,本形態の電力供給モード(全ての電源系統に電力が供給されるモード)をレディモードとし,レディモードから省電力モードに移行するまでの間に,画像形成部10への電力供給は遮断するものの,制御部30やインターフェースには電力供給を継続するスリープモードを設けてもよい。
また,実施の形態では,補正処理として,位置ずれ補正を行っているが,補正処理はこれに限るものではない。例えば,現像バイアス補正,ガンマ補正等の濃度補正であってもよい。
また,実施の形態の管理処理では,印刷ジョブを受け付けておらず(S101:NO),さらに電源スイッチ25が押下されていない場合(S111:NO),何の処理も規定していないが,例えば,前回補正処理を実施してからの機内温度の変化が所定値以上等の補正処理の実行条件を満たすか否かを判断し,実行条件を満たす場合には,該当する補正処理を実行してもよい。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
10 画像形成部
20 給電制御部
25 電源スイッチ
40 操作パネル
50 プロセス部
100 プリンタ

Claims (8)

  1. シートに画像を印刷する印刷部と,
    自装置の各構成要素に電力を供給する電力供給モードと,自装置の電力消費量を前記電力供給モード時と比較して低減する省電力モードとを有し,少なくとも前記電力供給モードから前記省電力モードへの移行条件を満たすことを条件に,前記電力供給モードから前記省電力モードに移行させる移行部と,
    前記印刷部の印刷特性を調整する補正値を取得する補正処理を実行する実行条件として,前記省電力モードを経ても変化しない条件である第1実行条件と,前記省電力モードを経ると変化する条件である第2実行条件とがあり,前記第1実行条件と前記第2実行条件との少なくとも一方を満たすことを条件に,前記補正処理を実行する補正部と,
    前記移行条件を満たした際,前記第1実行条件を満たしている場合には,前記補正部に前記補正処理を実行させた後に前記移行部にて前記省電力モードに移行させ,前記移行条件を満たした際,前記第2実行条件を満たし,かつ前記第1実行条件を満たしていない場合には,前記補正部に前記補正処理を実行させずに前記移行部にて前記省電力モードに移行させる制御部と,
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載する印刷装置において,
    前記制御部は,前記印刷部による印刷処理中に前記移行条件および前記第1実行条件を満たした場合,当該印刷処理が完了した後に,前記補正部に前記補正処理を実行させることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する印刷装置において,
    前記制御部は,前記移行条件を満たした際,前記第1実行条件および前記第2実行条件の両方とも満たしている場合には,着色剤の残量が閾値以下か否かを判断し,着色剤の残量が閾値以下の場合には,前記補正部に前記補正処理を実行させずに前記移行部にて前記省電力モードに移行させ,着色剤の残量が閾値よりも多い場合には,前記補正部に前記補正処理を実行させた後に前記移行部にて前記省電力モードに移行させることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1に記載する印刷装置において,
    前記制御部は,前記印刷部による印刷処理中に前記移行条件および前記第1実行条件を満たした場合,当該印刷処理が完了する前に,前記補正部に前記補正処理を実行させることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1または請求項4に記載する印刷装置において,
    前記省電力モード中であってもデータを記憶するメモリと,
    前記印刷部による印刷処理中に前記移行条件を満たした際,前記第2実行条件を満たし,かつ前記第1実行条件を満たしていない場合に,未印刷分のデータを前記メモリに記憶して前記印刷部での印刷処理を中止する中止部と,
    前記省電力モードから前記電力供給モードに移行した後,前記メモリにデータが記憶されている場合に,前記補正部に前記補正処理を実行させた後に前記メモリに記憶されているデータを前記印刷部に印刷させるリカバリ部と,
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項5に記載する印刷装置において,
    前記中止部は,前記印刷部による印刷処理中に前記移行条件を満たした際,前記第2実行条件を満たし,かつ前記第1実行条件を満たしていない場合に,前記メモリに未印刷分のデータを記憶する空き容量が確保されるか否かを判断し,空き容量が確保される場合には,当該未印刷分のデータを前記メモリに記憶して印刷処理を中止し,空き容量が確保されない場合には,前記補正部に前記補正処理を実行させて印刷を継続することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    前記補正処理は,前記印刷部の印刷位置のずれ量を取得するずれ補正であることを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    前記第1実行条件は,印刷量に基づいて判断する条件であり,前記第2実行条件は,自装置内の環境変数に基づいて判断する条件であることを特徴とする印刷装置。
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